ルーム紹介
*ルム名は文字数の問題で省略しております
ご希望により作りましたソロル部屋!!ここではソロルだけをお願いします。人が居るから他のところ行けないからってここで成りしないでくださいね。あくまでソロルだけお願いします。そして人のソロルの邪魔しないで下さい。やったら怒りますよ?…皆のソロルを見たい人の為を考えて皆でソロルしましょう!そしてキャラへの愛を深めましょう(一言余分)〔by管理人太水〕

ちょっとしたおまけ
ここでは、背後の言いたいことは((を付けてください。ただし、ソロルに関しては((は要りませんよ。もちろん付けたければどうぞご自由に

本ルムhttp://www.3751chat.com/ChatRoom?room_id=525522
URL部屋http://www.3751chat.com/ChatRoom?room_id=554218
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おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が退室しました。  (2023/5/1 13:05:05)

小野寺小野寺   (2023/5/1 13:04:57)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が入室しました♪  (2023/5/1 13:04:53)

おしらせ有楽/奏楓&ユークさん(Android au.NET)が退室しました。  (2023/3/21 18:55:54)

有楽/奏楓&ユーク((って事で謎組み合わせの2人でした()本当はパッと思い浮かんだ奏楓とリミティアにしようかと思ったけどまともな話になる気がしないからユークに出張ってもらった()   (2023/3/21 18:55:42)

有楽/奏楓&ユーク見たところ奏楓はまだ幼い。路頭に迷わせるくらいなら、保護した方がいいだろうと考えたのだ。「いいよめんどくさい……ボクはここがいいの……」奏楓はユークから顔を覆ってた布団の所有権を取り返すとまた籠り始める。「……君の平和はそれで保たれているのか?」しかし、やっぱり不安になる。こんな無防備な少女が悪漢に襲われてないとも限らないのだ。「……うん。みんなほっといてくれるし。ボクをどうこうしようなんて人は居ないと思うよ……」「そ、そうか……」いくら考えても心配は拭えないが、本人が問題無いと、平和は保たれていというのならユークはそれを尊重するしかない。「ん。そゆことだから。」。おやすみ……あ、日傘取ってかないでね……」「あ、あぁ……」奏楓が完全に布団の中に隠れ、寝息が聞こえ始めるとユークは諦めて日傘を閉じて元の位置に戻すと、歩き始める。『なんとも不思議な少女でしたね』「あぁ……ガンズ、次からはあの子の周りも警戒するようにするぞ」『承知しました』こうして、製作者の意図しない所で仕事を増やす機械人形であった……   (2023/3/21 18:54:22)

有楽/奏楓&ユーク結局思考放棄を起こした武器に押され、ユークはベンチに添えてあった日傘を展開して寝てる相手に日が当たらないようにすると、ゆっくり布団を剥がしていった。「……まぶし……だれ……?」都合のいい事に剥がした部分にちょうど頭があり、露わになった少女はすぐに目を覚ますと、ユークを睨むように見つめる。「突然すまない。当機はユーク=フリーディア。君はこんな所で何をしているのだ?君の名前は?」見つめ合う2人、どちらかと言うと気まずい雰囲気が漂う中、奏楓は相変わらず不機嫌そうな様子で口を開く。「なにって……見ての通り寝てるだけ……ボクは秋庭奏楓……」「そ、そうなのか……何か企んでる訳では無く……」「ここがボクのお家だから……ここで寝るのは当然……」瞬間、ユークの脳裏に浮かぶホームレスの文字。今まで会ったことは無かったが、知識だけ知っている。そうだ、ホームレスに会った時は……「……当機の家に来るか?」ユークが出した結論は、連れ帰って養うことだった。   (2023/3/21 18:53:29)

有楽/奏楓&ユーク【「何もしない」という平和】「……Zzzz……」ある昼下がりの日、公園のベンチで蠢く布団の塊が1つ。「吸血鬼在中、めくるな」と書かれた紙が貼られたそれの中身は、すっかり公園の名物とかしてしまった吸血鬼と竜のハーフ、秋庭奏楓だった。今日も道行く人は特に気にすることなく、いや、1部目を疑っていた者もいたが……とにかく、過ぎ去って行った。……この、機械人形以外は。「……ガンズ、何だこれは」『見ての通りでしょう。布団にくるまって日を避ける吸血鬼です』「いや、確かにそうだが……そもそもなぜこんな場所に吸血鬼がいるのだ?」奏楓がくるまっている布団の前、背負っている武器と共に思案する機械人形。彼女の名はユーク=フリーディア。かの天才科学者モルム・クーリアにより作り出された存在だ。『……考えても拉致があきません。さっさと起こして聞いた方が早いでしょう』「しかし、睡眠妨害をすることは当機としては……」『問題無ければそのまま戻してあげればよいのです。何かある、そう踏んだからこそここに留まったのでしょう?』「ううむ……そうだな……」   (2023/3/21 18:52:59)

有楽/奏楓&ユーク((お久しぶりに爆弾投下()   (2023/3/21 18:52:54)

おしらせ有楽/奏楓&ユークさん(Android au.NET)が入室しました♪  (2023/3/21 18:52:42)

おしらせ太水/エチュードさん(Android 59.84.***.149)が退室しました。  (2020/5/25 21:32:16)

太水/エチュード「でも、人からの評価をエチュ姉さんが気にするなんて珍しいっすね。いつも傍若無人で自由じゃないっすか」「気にしてたらしょーがない、ってわかってるけど、わたくしだって誰かに話聞いて欲しい時位あるよー。この話、引かないで聞いてくれるのテルちゃんくらいだよ〜。みんな酷いよね。話聞いてくれるから今日の食事代奢っちゃう!」「さっすが、太っ腹っすね〜!」まぁ、この明朗快活な話しっぷりと、被虐好きの変人という面から見れば、まず信じられない話だろうな。エチュードの話を聞きながら、フラーテルはインタビュアーに心から同情した。   (2020/5/25 21:32:11)

太水/エチュード「ねぇねぇテルちゃん!酷いと思わない?わたくし、ちゃーんと本当の事を言ったのに、『これは公表できる内容ではありません』って言われちゃった!そっちから聞いてきたくせにー!」「メディアとかそういうのは、ある程度目につく過激さは求めるっすけど、強すぎる刺激は勘弁してくれ、って態度っすから、しょうがないっす。ゴシップやる割に綺麗事ばっかり言いたがる時もあるし。お涙頂戴を超えて、恐怖与えすぎるからって言うのもあるんすよ、きっと」実際の所、このエチュードという人物の来歴はフラーテルもしっかりとは知らない。話には聞いたものの、それが本当なのかどうか、確認するにはあまりにも昔の話だ。…本人の語る事実が本当なら、ではあるが。ただわかることは、フラーテルにとってエチュードとは『勝つことさえ難しい恐れるべき人』ということだ。それ程までに、精神的にも腕力的にも、強いのがフラーテルの知るエチュードだ。   (2020/5/25 21:31:50)

太水/エチュード__『年齢はどうやって確認したんですか?』「実はねぇ…檻の中に居た時、全く年齢とか数えてなくて、後で調べたんだよね。多分100年くらいだったってわかったけど、正確には無理だった。最近…20年くらい前は200歳代で通してたし。」『あなたは、生きていてよかったと思いますか?』「生きていて良かったよ。どこかで死んでたら、わたくしはきっと明日の空を見れていないし、沢山の綺麗な景色も、刺激的な毎日も、何も知らないままだったと思うから」『それでは…あなたは、過去を変えてしまいたいと、消してしまいたいと思った事は?』「無いよ。辛いことはあった。数えるのも嫌になるほどいーっぱい。でも、わたくしはあれより辛い目にあった人は居ないだろうなって思うと、自分が凄いって思うし、何が起きても辛くない。幸せだって思える。」『鳥籠の鳥に、今ならどんな言葉をかけますか?』「そうだね…きっと、退屈?って聞くよ。外を知れば、鳥籠の中は苦痛かもしれない。人によると思うけど、わたくしにとって酷く苦痛だよ。だから、辛いほどの退屈なら可哀想だと思う。罵倒する気持ちはもう無いよ。だって…今のわたくしは、こんなにも自由だもの」   (2020/5/25 21:30:20)

太水/エチュードこの街に来ることになったの、わたくし実はそんなに前じゃないんだ。バルカロールを拾った後だし、つい最近。でも、この街には満足してるよ。常識さえグズグズに煮込んだみたいな、混沌としたこの場所は、なんにも退屈しなくて、いつだって撮りがいのある、面白い街だから。   (2020/5/25 21:27:03)

太水/エチュード外に出て、その時作られたばかりだった『カメラ』の存在を知った。大分高かったけど、値段なんて気にならないほど、カメラの存在は、写真の存在はわたくしにとって革命だった!カメラで色々な写真を撮っていたら、人に買われるようになって。写真でお金を得ることが出来る様になった。新しい綺麗な服を買って、。危ない所へ行く時もあるからあの時使ったモーニングスターを新しく買って武器として使う事にした。今使ってるやつだよ、ほらこれ。200年くらい自由気ままにしていたら、荷運び用のロボットに出会った。ロボットって、自分の仕事だけする様にプログラミングされてるんだね。だから、わたくしに道案内をしてくれたそのロボットに興味を持った。わたくしが町を出る前に、ロボットは『感情を持ったから』って棄てられていた所を偶然見つけて、名前が無いと困るから、バルカロールって名付けて拾った。港町だったから、丁度船が出航する様が目に入って、舟歌を指す言葉を名前にした。わたくしは、大海に躍り出る勇気を出すために歌う様な、とても陽気なあの歌がお気に入りだった、っていうのも理由の一つ。   (2020/5/25 21:26:47)

太水/エチュードそう!その次の日のことだった。 その日も殴られていたんだけど、急に痛いって気持ちが、今までの辛いものから、今と同じ、味わったことの無い快感になったのは。痛みという名の快感に身を震わせたあの日程、わたくしが興奮した日は無いよ!それまで真っ黒だった未来が急に明るくなったと思う位、楽しくて仕方なかった。とってもとっても愉快で、重くて軋んだ体も、全部がわたくしを楽しませてくれた。その反応に驚いた隙に、近くに並べられてた武器の一つ、これからわたくしを殴るはずだったモーニングスターの鉄球を鷲掴みにして殴った。これから自分を襲おうとした男も、自分の腕の鎖も、首輪の鎖も、部屋の壁も、檻の扉も全部ぜーんぶそれで壊した。「あはは!!あはは!!」自由の身となったら牢屋をぶっ壊して閉じ込めていた奴らを撲殺した。彼らはわたくしに彼らの思いつくありとあらゆる罵倒と嫌悪と恐怖を向けてきたけど、もうそんなの楽しくなっちゃうだけだったよ。彼らのだと思う、適当な服を着て、モーニングスターは捨てて、彼らの財産の宝石とかを奪い取って、外へ出た。好奇心を満たしてくれる外へ!   (2020/5/25 21:25:57)

太水/エチュード気付いたら鎖は古いものになっていた。わたくしにとって、昨日はどうでもいいし、今日は地獄だし、明日もその先も…終わりなんて見えなかった。囚われた時は子供だったのに、気付いたら今の体まで成長して、どこかで止まった。多分16の歳くらいだと思うけど。…いや、栄養失調で止まったんじゃないよ、元から、わたくしはどれだけ自由でも大人になれなかった。玉虫の巫女は、長い時間を子供のまま生きる。こう見えて、わたくしは大きくなれた方。…どこかで間違って、両方の羽が落ちて惨めな虫として死んだ方が楽だと思った。でも、死ぬのが怖いとも思った。死んだら虫の様に死んだ体さえ、残らない事は知っていたから。あはは!ここは今も変わってないかもだね!痛い日々は続く。ある日耳にムカデを入れられた事があるよ。あれってカサカサ気持ち悪いし、ムカデに噛まれる度に痛くて痛くて恐怖に体が跳ねて見物する賊共は面白そうに笑い声を上げて痛くて痛くて痛い痛い痛い痛い怖い怖いこわい!!「あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」あれ程気が狂うと思ったこと、人生でそうそう無いよ。ムカデ自体はちょっとしたら取り出されたけど。   (2020/5/25 21:25:08)

太水/エチュード閉じ込められたまま、首輪より遠くに行けないのが恨めしかった。何度か、移動させられた事がある…多分、だけど。でも、自分が行ける範囲の景色は殆ど変わらないなら、動いてないのと同じだよ。羽があるのに、飛べるのに…鳥籠なんかで不満を言う奴がいたら、当時のわたくしは思い付く限りの罵倒を頭に思い浮かべてた。「贅沢言わないで、鳥籠の隙間から好きなだけ空でも眺めててよ。君には安全な暮らしが待ってる」って。口にはしないよ、そんな事言ってられる体力なかった。   (2020/5/25 21:23:43)

太水/エチュードいつからか、男の人のモノを慰めさせられた。体の色々な部分を利用された。体に擦り付けられて、次は手、その次は口、そして……おぇ、ごめんね。ちょっと気分悪くなってきちゃった。これ以上はいいかな?(ツイキャス:この時、彼女の顔は真っ青になっていて今にも戻しそうだった)最初は痛くて逃げたくて、抵抗もした。でも、与えられるご飯の量は多くないから逃げる体力はない。次第に抵抗も諦めるようになった。見せかけだけの抵抗をして、されるがままになった方が楽に終わるって気付いたから。穢される?「わたくしは最初から、捕まったあの日からただの汚い生き物だったよ。真っ白と緑で着飾った、切り売りのお人形さん」   (2020/5/25 21:22:48)

太水/エチュードだけど、大きな怪我を素早く治すほど、凝縮された痛みに襲われた。幸か不幸か、人は脆くて弱い生き物だけど、自分の手が無くちゃ死ぬことも難しいんだよ。舌を噛むって方法もあるけど、知ってる?あれって気管支に血が入らない限り死なないんだよ。失血多量じゃ死ねない。しかも、わたくしは失血多量じゃ死ねない。血が無くなってもすぐに戻っちゃう。さすがに気管支に血が入ったら、わたくしだって嘔吐くけどね。…まぁ、何より元から知らなかったから、実質わたくしはいつ終わるかもわからない苦痛と陵辱に喘ぐことしかできなかった。「痛い痛い痛い痛い苦しい苦しい怖い助けて助けて誰か助けて!!」助けを呼ぶ声を聞いてくれる皆はとっくに羽をもがれて死んでいたけどね。   (2020/5/25 21:21:54)

太水/エチュードその日からは悲惨だった。わたくしは地獄を見たことが無いし、あるかも知らないけど、本物とどっちが酷いだろう?比べる価値位はあると思うよ。首輪と腕輪を嵌めさせられて、それぞれが鎖で壁と繋がれてた。ほら、チャリチャリってね。毎日毎日暴行された。殴られても蹴られても踏まれても髪を掴まれても全て治った。あっという間に元通り。売るために羽をもがれても、片羽ずつならすぐに元通り。好きなだけ彼らはわたくしを金の卵だと思いながら、サンドバッグにしていた。わたくしを嬲ってそれを学んだのか、それとも他の誰か村の人達から聞いたのか、どっちなのかは知らないけど、死なないならいくらでも治るとわかったから。玉虫は、両方の羽を失うと死ぬけど、片側ずつなら死なないからね。   (2020/5/25 21:21:49)

太水/エチュード__『おい!表に出ろ!全員だ!』服を掴まれて外に引きずり出された。それまで温室育ちで、まだ羽化したばかりの子供だったわたくしにとって、怒声が響いて皆が集められている光景は異様そのもので、とっても怖かった。玉虫以外の人型の種族を初めて見たって事実もあった。今思えば、彼らは人間と獣人の盗賊団かな?当時は美しい虫人の羽が金持ちの間で流行だったから、わたくし達の緑に輝く羽を求めて襲ってきたんだろうね。「あなたたちだれ?どうしてけったりなぐったりするの?いたいよ…!」『自分の状況も理解できてねぇのか。お前はこれから商品になるんだ、いいな!?』「いたい、やめて!!」彼らにとって予想外の収穫は、わたくしの体が、蹴られても殴られても、すぐに治った事。痛みを嫌がるのかって?…昔はわたくしだって、ちゃんと痛みがあったし、痛い事は嫌いだったよ。『おい!こいつ怪我が治るぞ。こいつぁいいな……』   (2020/5/25 21:18:42)

太水/エチュード【被虐の緑は隷属の破滅と自由への親愛を謳う】カチカチッ 『エチュード…年齢不詳であり、度々写真関連の賞の受賞者に名を連ねる人物。虫人であり、黒い触角と黒一色の瞳、緑の羽を持つ人物。我々S出版は彼女の過去を知るため、本人に直接取材を行った。しかし、その真実を解明することはできず、到底公に語れる様な内容ではなかった。ここでは、記録としてインタビュー内容を加工せずに記す。』 前提として、かつて、濃霧による天然の壁に守られた森の奥に、五つの玉虫達が住む村によって成り立つ集落があった。その集落では、稀にどんな傷でも致命傷でなければ治る『玉虫の巫女』と呼ばれる子が生まれる。エチュードはその玉虫の巫女の一人で、多くの人の敬愛に包まれながら育った。霧の向こうの世界の話を聞き、たまに外を夢見ながら、幸せな暮らしを送っていた。エチュードにとって、集落の中は狭くとも、温かく幸せな世界であったことは間違いないという。   (2020/5/25 21:16:14)

おしらせ太水/エチュードさん(Android 59.84.***.149)が入室しました♪  (2020/5/25 21:15:22)

おしらせれーのる/ロウシングさん(Android 118.237.***.2)が退室しました。  (2020/5/6 22:07:57)

れーのる/ロウシングかわいい僕らの子供。アヴァと僕の名前を掛け合わせてヴァトラと名付けた。アヴァに似て愛らしくて甘やかしたくなるし僕に似て苦しんでいて殺したくなる。だけれどヴァトラはそれでも付いてくるから可愛くて仕方がないんだ。この前も_  …やっぱあほらし。やめよ   (2020/5/6 22:07:55)

れーのる/ロウシング周りに合わせられなくて外からも内側からも傷つけられるのはただただしんどかった覚えがある。そのまま生きていれば死んでたかも。そんな中でまだ生きていられたのは、街の外で出来た恋人のアヴァのおかげだろう。今でもアヴァのことは愛している。人間ではないらしいが関係ない、彼女が愛おしくて堪らなかった。人間の世間体やら常識やらを気にせず僕を見て話してくれていた、話の合う素敵で最愛のひと。アヴァは殺された。街の傭兵とやらに撃ち殺された。だからそいつらも殺した。死んだアヴァがもったいなくて、彼女の色で彼女に似せた人物画を描いた。描いていたらいつの間にか鳥に喰われて骨になって消えてしまったから、自分の中のアヴァの色も入れてみると自分の色が溶け込んでしまい穢れてしまったが、二人の子供のようで愛らしいと感じた。完成した作品は子供として素敵な枠を付け綺麗にして愛することにした。…描けた作品をギャラリーの奥の奥に飾って暫くしたら、子供が動いていた。絵に描いた姿のまま。   (2020/5/6 22:07:35)

れーのる/ロウシング暇だし、少し手記のような物を書いてみる。どうせすぐに捨ててしまうだろうが。僕は違う世界でとある貴族の御曹司として生まれた。だが、僕は生まれつきどこかおかしかったらしい。もしも一般家庭で何も無く育てばただの変人の芸術家だったかもしれない、なんて考えた事はある。馬鹿らしくてすぐにやめるけど。僕なんかでも当時は将来を期待されていたから、おかしくてはいけないと無理矢理矯正された。正しい人であるべきと欲を抑制された。それがどうしようも無く嫌になって、ある日家を飛び出して船に飛び乗り、海の遠くの街で小さな画家として活動を始めた。アホらし。最初は家で出来ない事が出来るようになる、なんてぬか喜びした。だがすぐに家での目と同じ目を向けられた。外に飛び出したって自分はおかしいと周りから突きつけられた。まあここで自分が駄目なやつなんて知らなければ今こんなのは描いてなかったけど。家が可笑しいのでは無く、世界でただ自分だけが可笑しいのだと知った事が苦しかった。   (2020/5/6 22:07:11)

おしらせれーのる/ロウシングさん(Android 118.237.***.2)が入室しました♪  (2020/5/6 22:05:52)

おしらせチャイ/東堂さん(iPad 121.104.***.169)が退室しました。  (2019/7/28 23:34:56)

チャイ/東堂「あぁ、そうだった。君は【歩けない】んだったね。ごめんごめん。」(彼はソファにまで歩いて行くと、リモコンを取る感覚で、彼女を持ち上げた。)「…君の名前は忘れてしまったが、この柔らかい肌と綺麗な爪は忘れそうにないよ。」(彼はダイニングのテーブルに彼女を【座らせて】自らも食事を取る。)「近頃孤食という言葉が流行っていてね、どうも精神衛生上よくないらしい。まぁ、僕は君と一緒に食事ができているのだがね?」(綺麗な手の彼女に向かって会話をしながら箸を進める。)「明日は家で映画を見よう。今日借りてきただろう?僕はホラー映画に目がなくてね。大丈夫、怖がらなくていい。僕がそばにいるよ。」(食事を終え、皿を片付けた彼は、そっと彼女の手に口付けした。)   (2019/7/28 23:34:49)

チャイ/東堂「今日はちょっと気取ってイタリアンを振る舞いたいのだが…君は…あぁ、確かイタリアンは好きじゃないって言ってたね。そうだ、試しに【和食】を作ってみようか。健康に良いと同僚から聞いてね。一度やってみたかったんだ。」(今日は無難に白米と味噌汁、秋刀魚の塩焼きに大根おろしでも添えようか。)「ん?僕が料理するなんて思わなかったかい?ははっ、一人暮らしが長くてね、料理はある程度出来るんだ。」(魚のいい焦げた匂いがする。大根の若干辛味を感じさせる匂いがキッチンに漂う。)「さぁ、出来たよ。こっちへおいで。」(彼はソファで待つ彼女へ声を掛けた)   (2019/7/28 23:28:40)

チャイ/東堂「…さぁ、着いたよ。ここが僕の家だ。こじんまりとしているが、駅は近いしコンビニも近い。一応高級住宅街の中に建っているんだ。」(彼女と手を繋ぎながら家に入る。長らく開けていたが…日頃から片付けていたからか…それとも潔癖な事が良かったのか…いや、布製の家具がない事が理由で玄関から廊下、リビングにかけて埃はほとんど無かった。「デザインが気に入って買ったソファなんだが、クッションを買い忘れてしまってね。ダークオークの底板がむき出しなんだ。でもうちにある来客用の椅子はそれしかないんだ。我慢してくれないか?」(彼女を椅子に座らせて、キッチンへ。やはりここも埃はないし、カビもない。やはり潔癖なのも理由にあったか。)   (2019/7/28 23:23:57)

おしらせチャイ/東堂さん(iPad 121.104.***.169)が入室しました♪  (2019/7/28 23:18:02)

おしらせ太水/明、助楔さん(Android 59.84.***.17)が退室しました。  (2019/6/22 01:05:43)

太水/明、助楔((アップルパイとアイスティラミス食べたかった(((   (2019/6/22 01:05:29)

太水/明、助楔ガゴッ!と大きな音がした。助楔が慌てて音のした方を見れば食べきったからか、明は完全に寝入ってしまっていた 。机に頭を置いて、すやすやと安らかに。眠るその顔には起きている時の諦めという憂いや彼女の雰囲気がたまに見せる全てへの虚無感…それらの何もかもから放たれて居るように助楔には見えた。「それでも君は、寝たら助かっちゃうんだね」非力な自分がどうやって明を抱えようか、なんて算段を立てながらそんな事をポロッと口から零した。それは、いつも、今も笑顔を絶やさない彼の最大の弱音吐きの様だった。彼の眠りは、何の救いにもならないから。…彼が眠る間、少しでも負担を退けようとする存在がある事を、彼は知らない。   (2019/6/22 01:04:51)

太水/明、助楔「…それもそうだって、わかってるんだけどね。書かなかったら、僕の書いたキャラクター達が存在できないこともわかってる」ティラミスも食べ終えて、コップの中も氷まで空になってとうとうなんの音も出さなくなってから、助楔はコップをテーブルの上に置いた。最後に何も残らない存在に彼はなりたくないのかもしれない。「作者はいつも身勝手なの」ぱくり。明の最後の一口が終わった。彼女の瞳はぼうっと食べ終えた皿を凝視している。仕方の無いことだが、食べるには小さすぎるパイ生地の欠片が散乱している。最後に綺麗に何かを残す事をきっと彼女は諦めている。   (2019/6/22 01:04:16)

太水/明、助楔「そうだね、皆に好かれる事なんてできないから、せめて嫌われないように、不快にさせないように」ティラミスをまた口へ運ぶ。水にはあまり味がない。だからこそ、ティラミスの甘さに口の中が蹂躙されて行く。それはとても甘美だ。「…どこかのホストかなにかなの?…んぅ、人に良い顔をしても、相手が良い顔をするとは限らないなの。でも、自分が良い顔をすると期待するなの。期待なんて諦めるべきなの。Zzz…ん。」カクリカクリ。途中寝落ち寸前になりながらもどうにか会話のキャッチボールを投げる。パイは美味しいけれど、眠気は何よりも強い。「…けれど、僕は自分の書いたものに意味が欲しいから」優しい、どこか静かな声を上げ、優しい甘さのティラミスを口にする。アイスが口の中でほろろと溶けていく。「書くことが意味なの。…諦めな、の……」ねむねむとした表情で、それでも食べ終わっていないパイだけは食べきろうとしているようだ。しかし、頭の角度は大分傾いている。   (2019/6/22 01:03:58)

太水/明、助楔二切れのアップルパイが明の前へ。四角いアイスティラミスは助楔の方へ。それぞれにフォークが一本添えられた。アップルパイにはナイフも添えて。そしてそそくさと店員は去っていく。。「先生。ふわぁ。いつも馬鹿みたいなの。話さない人形と話していて楽しいなの?…疲れるなら笑うのなんて諦めればいいなの。評価を貰うことなんて諦めちゃう方が楽なの」サクッ。パイにフォークの刺さる快い音がした。ナイフが入れられた時のサリサリとした音は甘く漬け込んだりんごからするのだろう。「明ちゃんと僕は真逆なのかもね。…僕はやっぱり、諦めきれないよ。皆きっと良い人たちだから。明ちゃんは全部切り捨てられる強さがある。羨ましいな」凍ったティラミスに、横向きのフォークが入る。小さく一部だけ切り取って口に運ぶ。冷えた水に冷えたティラミスはよく合った。「人は誰かに嫌われるものなの。助楔のことは皆が好きじゃないなの。それは無理なの」端だけ切り取ったアップルパイを口に運ぶ。甘いりんごジュースを甘いアップルパイで上書きされた。口の中で尾を引く甘さは誘惑のよう。   (2019/6/22 01:03:29)

太水/明、助楔助楔はグラスの一つを手に取ると、口の中へと傾ける。氷の入った水は冷たくて、身が引き締まる思いがした。「むにゅ…。文字を読むのが、好きなだけなの…。感想はふぁぁ…。暇だからなの」眠そうな明は、携帯端末を操作していく。その指の動きは、彼女の眠気故の緩慢な動作には似合わず、意外と速い。慣れているのだろうか。そうしている間に、助楔はメニュー表を開いて店員を呼んだ。やってきた店員に、メニュー表を指さしながら、一つ一つ頼んでいた。「……ふわ。ここが長すぎて読みにくいなの。…でも、内容は嫌いじゃないなの。ダークファンタジーは…むにゃ、面白いなの」最初にやってきたのはりんごジュース。それは大きなあくびをした明の前に置かれた。少し大きめのグラスに注がれたりんごジュースにはストローが刺さっている。明はそれを一口だけ啜った。「そこが長いのは先生にも言われたんだ。もう少し簡潔にしても良い、ってね。明ちゃんと先生の言う通りかもしれないな。次は気を付けないと」そして残りがやってきた。   (2019/6/22 01:03:12)

太水/明、助楔【文字とお菓子の国でおやすみ】カランカラン。優しい鐘の音が鳴る。喫茶店には人が二人来店してきたようだ。足取りも覚束無い寝惚けた少女と、その前を歩く笑う青年。制服姿の少女と、書生のような格好の青年は、きっちりした印象を与えるかもしれない。服だけで言うなら、文学的な雰囲気を醸し出す。しかし、少女はジャラジャラと首にはネックレス、手首にはブレスレットをつけている。それはどこかバランスが悪い。青年は青年で、大事そうに人形を手にしているのだから、これもどこかアンバランスだ。「…窓の無い壁際がいいなの……カクッ」「寝ちゃ駄目だよ?!起きて起きて。わかった、こっちの席にしよう」店員の案内した幾つかの席の中から、少女…明・フェアツィヒトの希望に沿った席に青年…慰礼助楔が座った。それに倣って、反対側に明が座る。少し危うい動作だが、いつもの事なので仕方が無い。その席に透けた水の入ったグラスが二つ置かれる。「君は良い人だね。先生より少ない言葉だけど、意見をくれるから」   (2019/6/22 01:02:08)

おしらせ太水/明、助楔さん(Android 59.84.***.17)が入室しました♪  (2019/6/22 01:01:02)

おしらせ有楽/エリクトニオス ◆OmasqLza0Mさん(Android 175.134.***.227)が退室しました。  (2019/6/21 23:53:46)

有楽/エリクトニオス((お久しぶりの爆弾投下ぁ()   (2019/6/21 23:53:36)

有楽/エリクトニオス(ニオスの気持ちを確認したシテアは自分も同じ気持ちだと言い、嬉しさからかニオスは起き上がって聞き返して) プ「えぇ。むしろ待ち遠しいまであります。」 エ「よし、ではご主人に話に行くか。」 プ「えぇ、そうですね。………あ、ニオス」 エ「どうした?」 (いつもより慈愛に満ちた顔を見せるシテアを見て安心し、主の元へ行こうと立ち上がるニオスを見て立ち上がったシテアはふと思い出したようにニオスを呼び、その声が聞こえたニオスは足を止めてシテアの方を見ると、シテアはとてもいい笑顔をしていて) プ「おめでとうございます」 エ「…?あ、あぁ、ありがとう。そしておめでとう。」 (おめでとう、何処か合っているようで違うような言葉を述べるシテアにどうしたのかと疑問を浮かべながらもニオスはシテアを連れて主の元へといくのであった。) プ「……」 (そして、やはり王は気付いてはいないかと思うシテアであったが、驚かせる為に教えないようにしようと決めて。主が我らの子供を作ってくださる理由を知るのは少し先……我らが鋼鉄の騎士となった記念の日になりそうだ。)   (2019/6/21 23:53:13)

有楽/エリクトニオスエ「その疑問は当然来ると思っていた。……なに、ご主人が作るとか言っていてな。」 プ「ご主人様が?」 エ「あぁ。なんでも、今までの機空士とは違う作り方で1度完全にまっさらな機士を作ってみるから我輩とシテアで育ててみない?とな。なぜ突然そんな事を言い出したのかは分からんが……どうだ?」 プ「あー…なるほど。……ニオスはどうなのですか?」 (プラクシテアはエリクトニオスから詳しい話を聞くと主がそんな事を言い始めた理由に見当が付き、自分よりもニオスはどうなのだろうかと思い。) エ「我輩は子供など持ったことが無いからな。ただの好奇心だが欲しいと思っている。それに…その…お前との子だからな。……まぁ、シテアが嫌と言うのなら断るつもりではあるが」 プ「……なるほど。…断る理由がありませんね。最高の贈り物です。」 エ「おぉ、そうか、そうだよな!」   (2019/6/21 23:52:04)

有楽/エリクトニオス【機械の子供】 (ある晴れた日のこと、人が少ない公園にて機械でできた人形が2人で話していて) プ「…で、話ってなんですか?ニオス。」 エ「……シテアよ、子供が欲しくは無いか?」 プ「………こっ…子供!?」 (地面に寝そべって話している機械の1人、エリクトニオスが傍で座っているもう1人の機械、プラクシテアに突然真面目な口調で変な事を聞き、プラクシテアは案の定慌ててしまい) エ「あぁ。お前と我輩の子供だ。」 プ「それは…欲しいですけど……でも私達は機械だから生殖機能はありませんよね?」 (そして出てきて当たり前の疑問をぶつけられればエリクトニオスは待ってましたとばかりに続けて)   (2019/6/21 23:51:38)

おしらせ有楽/エリクトニオス ◆OmasqLza0Mさん(Android 175.134.***.227)が入室しました♪  (2019/6/21 23:50:50)

おしらせれーのる/シアさん(Android 59.146.***.250)が退室しました。  (2019/6/21 21:54:28)

れーのる/シア…部屋に電気が付き身体を揺らされ気が付くと、目の前ではっきり見える程近くに白衣の女が居た。暖かかったシーツを剥がされいつもの…そいつ曰くキョンシーの格好を着させられる。見慣れた自身を観察する熱の籠もった冷ややかな瞳。聞き慣れた暇を潰す笑い方。憎い。耳を少し遠くに傾けると、ズリズリ固いものを引きずる音がした。血の匂いがした。よかった、まだ彼女は死んで居ないみたいだ。これが終わればきっと今日はもう酷いことはないだろうと安心し諦めて引きずられた。血の香り、辺りに散らばる粉と肉、液体、「つぎは内側からばくはつさせてみよっか!」、痛み。いつか死にますように。彼女を連れて。目を閉じる。途端に頭は柔らかく、やわらかく、むになって… 暗転した。……   ふと気がつくと、朝だった。ベンチの上で身を縮めて寝た筈なのに、気付けばベッドのようにして横になっている。硬い身体を起こして呟く。「…嫌な夢だった、」   (2019/6/21 21:54:20)

れーのる/シア…あいつらが居なくなって暫くしてふと気がつくと、あんなに苦しかったのにすっかり立ち上がれるようになっていた。胸のところを刺されて血がいっぱい出てたはずなのに、今はかわいた血らしきもんしか付いてないし穴があいているだけで痛くもない。何かあったのだろうか。折れていた腕もぱきぱき音はなるもののの動かせる。それになにより…目が見えなかった。明るいところと暗いところの差しか分からない。歩くにも前に何かないか警戒しなくてはいけなくなった、これで上手く逃げられるのだろうか…。とりあえず血の付いたはだけた服を着なおすと見つからないように家から、村から逃げだした。必死に村から反対のほうに走る。歩いていた。這いずった。月が何個か落ちていって、白い布の片端を見て、目を閉じた。……     (2019/6/21 21:53:53)

れーのる/シア…あいつらが居なくなって暫くしてふと気がつくと、あんなに苦しかったのにすっかり立ち上がれるようになっていた。胸のところを刺されて血がいっぱい出てたはずなのに、今はかわいた血らしきもんしか付いてないし穴があいているだけで痛くもない。何かあったのだろうか。折れていた腕もぱきぱき音はなるもののの動かせる。それになにより…目が見えなかった。明るいところと暗いところの差しか分からない。歩くにも前に何かないか警戒しなくてはいけなくなった、これで上手く逃げられるのだろうか…。とりあえず血の付いたはだけた服を着なおすと見つからないように家から、村から逃げだした。必死に村から反対のほうに走る。歩いていた。這いずった。月が何個か落ちていって、白い布の片端を見て、目を閉じた。……     (2019/6/21 21:53:19)

れーのる/シア…はっときがつくと、夜だった。きょうはうん悪く気絶してたみたい。折れたひだりうでをかかえてふらふら家にかえる。はやくかえらないともっと酷いめにあうからいそがなきゃ。もっと痛くなるくらいならただ痛いままでいい。みえてきた。ぼくがすんでた家。ぼくのねかせてもらえる家。きょうの夜はあのおじさんこないといいな、つぎのあさはあしががくがくしていつもいじょう怒られる。死ねば何もこないのかな。死んでみたいな。着いた。死なせてほしいな。死んだらもう痛くなくなるんだよね、たのしみだなあ。いつか死にますように。おやすみなさい。……     (2019/6/21 21:52:26)

れーのる/シア【バッドバースデートゥーミー in夢の中】本来こんな身体に睡眠なんて必要無いけれど、少しでも現実から目を背けたくて目を閉じた。…今では背けるような現実なんて地獄に置いてきたが、まだ眠るという動作の癖は抜けない。過去と現在と未来に目を瞑りたくて。死んでしまえるなら死んでしまいたいが道連れにすべき人がいるから、死ねない。目を閉じる。途端に頭は柔らかく、やわらかく、むになって… 暗転する。   (2019/6/21 21:51:08)

おしらせれーのる/シアさん(Android 59.146.***.250)が入室しました♪  (2019/6/21 21:48:17)

おしらせ太水/深淵と明かりさん(Android 59.84.***.123)が退室しました。  (2019/4/22 01:31:24)

太水/深淵と明かり((ではこれで。登場人物の性格が一切掴めないアナタは二人分の設定を見てあげてね!げんとう君とししむら君だよ((   (2019/4/22 01:31:20)

太水/深淵と明かり【補足】「ちょっとちょっと、これじゃあ内容がおかしい所があるわ!どうなっているのかしらぁ?」[あれ?あーし達の話は終わりだろって?]「ふふん、我らからすればモノローグに出ることすら容易い!」[お前さん達がちょっと疑問に思うことを答えてやろうと思ってね?…しかし眠いんだ、早くしよう。まずはあーしの種族について。あーしは元は手の甲に口を持つ種族。でも、開いて喋ったりはほとんどできない口。もちろん本人の知らぬことを喋るなんてできない。ただし、家族写真の手の甲の口はそういうわけで異常事態ではない。でもあーしの存在や目は異常事態] 「次は汝が。おいらには死が見える?って言うのね。これは一応ある。けど今の彼にも見えているのかはわかりませんね。見えても誰にも伝えないし伝える術もあるわけないっつーか言わねっつーか。あとこれ台本さんが言ってる。『ただ理由のわからないことを口ずさむのが幻燈だから』」   (2019/4/22 01:30:17)

太水/深淵と明かり【3.狂い惑え怪物よ】 「生きるってなんだろうねぇ」それは殺生石の唐突な問いだった。「あーしは知らんね」その問いもバッサリ切り落とされる。無言が続く。ティーカップに最初注がれていた紅茶はとうに消え去り、硝子のグラスに入っていた米の酒はとうの昔に飲み干されていた。無駄に過ぎていく時間が続く。[お前さんもあーしも、結局見ちゃいけない物見た似た者同士って事だねぇ]手の甲の口の言葉に冷たい冷たい一瞥を向けると、ウィデーレは立ち上がった。合わせるように幻燈が素早い動作で立ち上がる。「さようなら老婆」…ウィデーレは誰がどう見ても老婆では無いのだが。何事も無かったかのように、ついでに片付けさえもしないで別の出口からその廃墟を後にした。またどこかの誰かを見るように、あるいは狂気を振りまくために去っていく。怪物達は今日も己の籠の中、頭のネジを撒き散らし、壊れた心と共に、あるいは真相と共に。それらを枕にして眠る様に彼らは躍る。終わる日まで。   (2019/4/22 01:30:03)

太水/深淵と明かり((あっこれ3だけ違うわ。別案だわ   (2019/4/22 01:28:57)

太水/深淵と明かり【3.狂い惑え怪物よ】 「生きるってなんだろうねぇ」それは殺生石の唐突な問いだった。「あーしは知らんね」その問いもバッサリ切り落とされる。無言が続く。ティーカップに最初注がれていた紅茶はとうに消え去り、硝子のグラスに入っていた米の酒はとうの昔に飲み干されていた。無駄に過ぎていく時間が続く。[お前さんもあーしも、結局見ちゃいけない物見た似た者同士って事だねぇ]手の甲の口の言葉に冷たい冷たい一瞥を向けると、ウィデーレは立ち上がった。合わせるように幻燈が素早い動作で立ち上がる。「さようなら老婆」…ウィデーレは誰がどう見ても老婆では無いのだが。お金はしっかりテーブルに置くと歩いて店を出ていった。ウィデーレもそれに倣う。…お釣りは要らないのかなんなのか、明らかに食べた金額よりもチップだとしても多すぎる金額を二人とも乗せて、またどこかの誰かを見るように、あるいは狂気を振りまくために去っていく。怪物達は今日も己の籠の中、頭のネジを撒き散らし、壊れた心と共に、あるいは真相と共に。それらを枕にして眠る様に彼らは躍る。終わる日まで。   (2019/4/22 01:28:14)

太水/深淵と明かりそして彼は手を退けた。幻の燈の如く掻き消えた『誰か』を忘れて。即興で作られてしまった狂気はくるくるり、感情も思考も、その全てがまるでカラフルなパレットのように。そして口を開く。「私は狂気僕は狂ってる。汝はなにをしようかな。拙者はそうだな狂気が見たい。我は力を使えばよかった」それは、彼が久しく浮かべていなかった楽しそうな顔。しかし、そこに狂気を孕んでいて、今まで一度も浮かべたことの無い表情とも言えるのだ。「そういやぁこの首の石はなんだい。…まぁいいでしょう、邪魔にはなりゃあせぬて」そして、そのまま彼はその場を去った。何処へともなく、宛もなく。狂気、彼は殺生石。人の生と死を、そして精神を。彼は司りそして弄る、そういうものだ。   (2019/4/22 01:27:51)

太水/深淵と明かり「…あ、あぁ…せつたちのこどもは、いつまでもげんきでいるのだろうか。あのこは、せつたちのきぼうのひかり。せつはいまからにげてしまう。けれどどうか、あのこにはつよくいきてほしい。たまゆらひめよ、あのこをみまもっていてくれ、せつにはできないことだから。いとしいたまゆらのひめぎみよ、どうか、そらからじひのこころであのこをつつんであげて。せつはきっと、これからあのこをくるしめてしまうから」泣きそうな顔でそう呟くと、両手で顔を覆った。そして名もない自身の持つ力に全てを委ねた。雷がいくつもいくつも、自分を中心に落ちていく。ビシャアァァという大きな音でそれは分かる。けれどそれがどんな色なのかまでは分からない。今まで、ずっと閉じ込めてきたもの、目を背けてきたもの、嫌だったもの。箱を開けてみれば、それは色の洪水のごとく彼に襲いかかってきた。頭の中をぐちゃぐちゃに掻き乱して、記憶も感情も性格も、何もかもが一瞬にして赤に青に緑に紫に白に。代わる代わる変えられていく。   (2019/4/22 01:27:31)

太水/深淵と明かり[不甲斐ない父ですまない。けれど、これ以上はお前にも迷惑をかけてしまうから。許してくれとは言わない。ただ、母さんと一緒にお前の幸せを祈っているよ] せめて最後に、息子に遺書の様な手紙を残した。あの子が一人で迫害に合うことは無い。もう心配要らない、あの子は強いから。石燈籠を手紙に添えた。手提げの石燈籠。殺生石の片割れで、殺生石でできたそれは、片割れの殺生石の類しか持つことの叶わない燈籠。決して消えぬ、幻の燈のみを灯して。   (2019/4/22 01:27:15)

太水/深淵と明かりせめてせめてと、生まれた子供を一人で育てた。何度も村八分に合っても、その度に住む場所を変えた。幼いこの子が苦労しなくて済むように、せめて独り立ちするまで守りたかった。けれど、成人を迎える頃まで育てた頃には、すっかりと疲れていた。もう休みたかった、逃げたくなった。……もう、衝動に勝てなくなった。   (2019/4/22 01:26:17)

太水/深淵と明かり妻は、拙との子を産んで亡くなった。理由はわかっていた。……拙との子なんて、こんな呪いの石の子なんて、産まなくて良かったのに。彼女は笑って「貴方との子供だから」と確かに言ったのだ。…最後まで彼女は笑っていた。生と死を司る石の子供。しかし子供は血に呪われていた。短命の息子。見た時にわかってしまった。この子の生が短く、そしてこの子にもしも子供ができれば、またその子にこの血筋は呪いをかけるのだ、と。首に下げた三つの勾玉に手をかける。そう言えば勾玉の形は動物の牙なのだという。…拙も、獣の様に鋭い牙で何かに逆らえたなら。拙も動物であったなら、人であったなら、妖であったなら。…限りある何かであれたなら、もう少しだけ彼らのように、限りある命を精一杯に生きる存在になれただろうか?   (2019/4/22 01:25:38)

太水/深淵と明かり妻は、少しずつ大きくなった。年齢に沿って。けれど拙はこれ以上大きくなりもしない、老いもしない。周りは疑いの目を向けた。けれど妻は何も聞かないでくれた。いつか話してくれればいいから、って。…やがて、彼女が完全に大人になった日に、話した事がある。拙がどんな身の上の何者なのか。すると彼女は、驚いた顔をした後にこう言ったのだ。「本当にそんな石があるなんて!…でも、あが知っているのは、そんなこわーい石じゃなくて、とても優しくて暖かくて、一緒に居ると安心する幻燈って人だけだよ」寿命の差も、老いも何もかも、彼女は受け止めてくれた。初めて彼女にあったその時のように、今度は拙が抱きしめられた。あの時の小さな子供が大きくなったんだと、その腕の中で思った。   (2019/4/22 01:25:22)

太水/深淵と明かり彼女は色々な人達の話を聞くことが好きだった。色々な物を見るのが好きだった。色々なことを知ることは楽しいんだとよく笑っていた。拙は、そんな彼女のそばに居るのが好きだった。「ねぇ見て。石細工屋さんがくれたんだ。勾玉、とっても綺麗な空色だよ」勾玉。祈りにも使われると彼女が教えてくれた。特別な形。祈りの形。「玉響って勾玉同士のぶつかり合う静かな音のことなんだよ。だからこの勾玉はあ達」そう言って渡してくれた勾玉は三つついていた。「じゃあこのあと一つは?」「…いつかね、あは子供が欲しいんだ。だからあ達と子供の分だよ」妻の純粋な笑顔は、とても素敵で、何だかこの身のうちは焦がされてしまったような気がするのだ。何度でも焦がされてしまうような。   (2019/4/22 01:25:06)

太水/深淵と明かり逃げた、逃げた。何も言わなかったけれど手を繋いで、二人だけでどこまでも。誰にも悟られない場所まで、遠くの国まで。玉響姫の、拙の妻の手を取ってどこまでも。今までにないくらいの力がその時の拙にはあって、どこにでも行けるような気がした。これを狂気というのならば、それも悪くないと思ってしまう程度に。けれどこれは身の内側を焦がす狂気ではなくて…とても温かい。そして幸せなもの。二人で場所を見つけて市場を開いた。「ここをね、色々な人の交流の場所にしたいんだ。最初は人が来ないかもしれないけど近くの村の人達に相談したらきっと沢山の物が並んで売り買いされるよ!沢山の人のお話も聞けるかも」   (2019/4/22 01:24:49)

太水/深淵と明かり「どうして」彼女はそう聞いてきた。当然だと思った。そんな風に聞いてくることはおかしくない。神への供物に手を出す愚か者は居ない。「貴女に一目惚れしてしまったのです。貴女は神様の贄だと言うけれど、けれど…あまりにも、可愛らしかったから」跪いて懇願した。それさえも何も思わぬほどに、彼女は太陽の様だった。神様さえも眩むほどの太陽に見えた。「ねぇ、あなたは、あの事、守ってくれる?」ぽつり、と彼女が話し始めた。家での寂しい境遇、母と二人だけの日々、病気で母親が居なくなったこと。…一人になって、行くあてのないうちに贄として体良く追い出されてしまったこと。人間はとても残酷だ。それはわかっていたけれど、話が終わった時、彼女を抱きしめずに居られなくなった。小さな体だった。肩も元から小さいのだろうか、体もあまり太くなく、どちらかと言うと痩せていて。とてもとても小さな体が、大きな苦労を孕んでいるように見えた。   (2019/4/22 01:23:23)

太水/深淵と明かりもう少し時間を置いてからそっと物陰から姿を出した。本来の目的通り参拝を…と思った所でふと、お玉の事が気になった。どうしてこんなに気になるのかは分からないけれど、彼女が死ぬのだと思うともう一目位見たい気がした。ガタガタと古びて腐り気味の扉を開ける。かび臭い臭いと共に彼女はそこに居た。背後から射す陽の光は、彼女を鮮明に映し出していた。唇に差した紅は、サラサラとして真っ白な服の中で目立っている。黒く長い艶々とした髪はとても映えている。そして陽の光をよく浴びたものだ。「貴方は、さっきの」「まだ、参拝を終えていなくて。その前に一目見ようと思いまして」「…一目?あを?」少女は愛らしくコテン、と首を傾げて尋ねてきた。そうだ、普通おかしいと思うべきなんだ、これは。……けれど、愛らしい彼女を、自分のものにしたくなった。彼女は神様のものなのに。神様に捧げられた人なのに。 「初対面なのに失礼は承知です。しかし、どうか…拙と一緒に、ここを逃げてはくださいませんか」__神様、拙は初めてあなたに逆らいます__   (2019/4/22 01:23:01)

太水/深淵と明かり綺麗な真っ白な服を着た少女が歩いている。境内に入っていくのが見えた。なるほど鳥居が一つとあまり大きくない社があるだけ。険しい山の上だから仕方ないとはいえ小さいものだ。しゃらんしゃらんと鈴の音がなる。とても涼やかな音色だった。それを見届けた婆やは拙のすぐ側を通って元の場所へ引き返して行った。あれが儀式かなにかなのだろうか?とりあえず、婆やは拙には気が付かずにそのまま去ってしまった。とても疲れて思い詰めた人の顔をしていた。婆やが去った後、お玉は社の扉を開けて中に入った。しゃらんという鈴の音もそこで止んだ。   (2019/4/22 01:22:31)

太水/深淵と明かり暫く歩けば、神社は見えた。彼女達とどれだけ離れただろう?二人は随分と急いでいたからゆっくり歩いた拙からはかなり離れたはずだ。…祝詞というのか、滔々と聞こえてくるのは少女の声。お玉と拙に名乗った子だろうか?元々下山しろとは言われていないとはいえ、なんとはなしに入りにくくて、こっそりと物陰から様子を眺めていた。   (2019/4/22 01:22:17)

太水/深淵と明かり「そうです、この先の神社の祭神天治日出璃之神様に選ばれたのがこの姫様なのです!」「…てんおさむひいずりのかみ。…この世界を納めると言われる神様ですよね。そう言えば、神社の祭神様なのだと近くの村で教えていただきました。贄を求める神様だとは知りませんでしたが」「贄は姫様の一族からお一人だけが選ばれるので、あまり知られていないのです。お社自体も大きくありませんから。さぁ姫様行きましょう。今はまだ日が高いですが、日が落ちる前に着かなくてはいけませんからね」「わかっています、婆や」合点はいった。もしかしたら、密やかに行われるのかもしれない。密やかすぎて、人払いさえもされない程に。元からそこまで多くの人は訪れない秘境に近い神社だと言うし。婆やという人は、拙と話したくなさそうだった。単に急いでいるからではあるだろうが。姫、の方はまだ話し足りなそうにこちらを見ていた。けれど、高貴な姫君をここで止める訳にはいかない。…振り向いた時一瞬だけ顔が見えた。可憐な少女だった。少しばかり、この石の体の胸は熱くなった気がした。   (2019/4/22 01:21:57)

太水/深淵と明かり「姫様!!私めを先において行かないでくださ…姫様!その者は何者ですか!」「婆や、待って。この人は悪い人じゃないの。あが勝手に呼び止めてしまっただけなの」少し離れた場所から声がする。老婆の声。あぁやっぱり名前は違うのだなぁなんて事をぼんやりと思いつつ、自分を挟んで起きる騒動を見ていた。「姫様!そもそもあれほど先にゆかぬ様にと言ったでしょう。この道は一本道ですが崖もあります。転がり落ちたらどうするのです!」「けれど、そもそもあは神の贄。神も贄くらい助けてくれるはずだわ!」「…贄」言い争いの中でふと耳に残った単語を復唱してしまった。贄、捧げ物の事だ。…本来、そんな儀式があるならば、入山を禁止するべきじゃ無かったのだろうか。   (2019/4/22 01:21:39)

太水/深淵と明かり「初めまして、旅人さん。お名前はなんて言うの?」山道の途中のことだった。この先には神社があるというので参詣に行く所だった。…こんな自分がお祈りなんて馬鹿馬鹿しい話だとは思う。しかし、自分はなんにでもいいから縋りたかった。人間にして欲しかった。ただの人間になりたかった。「拙は幻燈、と申します。お嬢さん、お名前は?」「あはお玉。やっぱりこの先に居る神様にご挨拶に来たの?」お玉、という平民の名前の明らかに似合わない高貴な服装だった。壷装束を着ていて、顔は隠れて見えないけれど間違いなく高貴なお家柄の女性…いや、声はとても高かった。少女だろうか?   (2019/4/22 01:20:27)

太水/深淵と明かり【即興の狂気の前に幻の燈は意味も無く】 殺生石と呼ばれた石からそれは産まれた。神代とも言える頃からこの世界にあって、人々に祀られ恐れられた石。その石が、突然一部を人として形どった。人を生かしも殺しもする、と恐れられた石から出てきたのは、ただの人間の様なもの。彼が人でないとは、見ただけでは誰も疑いやしないだろう。「…でも、拙は」最も、本人の心境は少し違う。彼は好青年だ。法に則り、正しい事を判断して行える。だからこそ、生まれついてから起きる狂気への衝動に、彼は常に苛まれていた。正気を失いたい衝動が、正気を奪いたい衝動が彼には常に纏わりついていた。それでも彼は正気だった。しかし、老いを知らない彼を、あるいは彼の正体を人々は恐れた。石を投げられながら彼は、ただただ共に生まれた石燈籠を片手に自分の居場所を探していた。   (2019/4/22 01:18:59)

太水/深淵と明かりピクリ、それまで話を聞いているのかわからなかった幻燈はふと眉を震わせた。三人目の話が出た時だった。「お知り合い?」薄らと尋問でもするかのように笑って、ウィデーレは幻燈に尋ねる。幻燈は歪に笑う口ではあるものの、口に出しそうではない。[そうかい、お前さんには口に出せんかい]「いやぁ〜それほどでも♪」照れた様に頭をかく。それはそれまでの会話から考えればおかしいのだが。文脈なんて彼に関係無いのだ。しかし、ゆらゆらり、陽炎の様な灯りがどこからか灯る。ウィデーレは気付かない。しかし怪物としての彼は確かに『それ』を見ていた。…幻の燈を。   (2019/4/22 01:18:03)


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