【序章】
...まどろみ。
睫を震わせてその瞳を薄く、微かに開く。
＿＿嗚呼、そんな悲しそうな目をして、一体何に怯えているの？
＿＿あは、やっと起きた。でも、寝ていても素敵カモ。
背中の羽を地面につけたまま貴方はそっと息を吐く。頭の中の声。吐息。
あの蒼い空に飛びたい...でも、飛べない。豪奢な鳥籠は自身を外に出すまいと硬く閉ざしている。

「....安心して。今、僕たちが助けてあげるから。」
「嗚呼、一生誰にも離さない、渡さない。...僕らがずっと守ってあげないと。」
「私は...一体どうすれば、いいの？」

＿＿天使と、悪魔と、鳥人の戦争が今、静かに幕を開ける。
【種族】
フリューゲル...神様に仕える天使。鳥籠の者達を助けるべく偵察をしたり時には戦ったりする。白い羽は正義の色。

アンドラス...神に反する悪魔。黒い翼は悪の象徴で鳥籠の管理人。大きな鳥籠に各々の気に入った鳥人を捕らえて愛でる。

フォーゲル...ざっくり言えば鳥人。背中に羽を生やして悪魔に鳥籠に閉じ込められている。救われたいと願うものもいれば悪魔と一緒でいいという者もいる。
　
【注意事項】
·此処は3L有り、グロ表現がございます。
·背後同士の会話には二重括弧を付けてください。
·入室時には伽羅名を表示して頂けると助かります。
·荒らしは非表示にしましょう。無駄に反応する方も荒らしと同一とみなします。