ルーム紹介
 
 
 
 
        芍薬の花束を 。

  
        《 規約 》

     ・実義専用部屋 兼 自室
     ・冨岡 ( 主 ) 不死川 ( 〆 )
     ・CPは実義固定 、雑談は誰でも
     ・雑談 〜 イチャイチャ
     ・裏部屋ご用意可
     ・荒氏等非表示冷遇
     ・創作等御相手不可
     ・窓越は女性伽羅応対可
   
   
  
 
  
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おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が退室しました。  (2023/4/1 22:11:06)

小野寺小野寺   (2023/4/1 22:10:57)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が入室しました♪  (2023/4/1 22:10:53)

おしらせ不死川さん(docomo spモード)が退室しました。  (2022/2/8 18:50:26)

不死川ごめんなァ…、全然来てやれなくて。…俺ァ、今日くらいはどうしても来たかったんだ。テメェの、…義勇が、生まれた日。だからなァ、(何も無い空間に紡ぐ言葉。その宛先は決まっていて、脳裏に浮かび上がる顔と一致する。もう何か月も見ていない。それはただ、自分が此処に足を運ぶ時間を取ってやれないから。鬼を殺戮するだけの無色な日々に、差し色を与えてくれた彼の存在は忘れた事がない。そんな愛しい彼が、二十一という年を遡った本日この世に生まれたのだ。)テメェのお袋に感謝しねェとな。義勇を産んでくれて、ありがとう…って。俺が他人に与える愛の存在を知ったのは、テメェのお陰だ。義勇。…誕生日、おめでとうなァ(そんな言葉を綴った手紙の隣に、そろそろ契れる頃合だからと若緑色の紙紐が入った小さな巾着を置く。「直接渡せなくてごめん、」その言葉も宙に浮いて、軈て、消えた。)   (2022/2/8 18:50:21)

不死川(鼻腔を擽る埃の香り。ひっそり閑とした一室は空き家の一部のようで、人の居た痕跡だけが遠い昔の遺物の様に、そこにこびり付いていた。木製の扉を押して開ければ、久々に動いたであろう木の軋む音が上がる。爪先を床に押し当てると、足の動きに比例して叉もや木が軋む。人が居れば暖かいし趣があって良いと思っていたが、人の気配が消えた此処はただのボロい小屋に過ぎなかった。)…ただいま。(そうっと唇の微かな狭間から溢れた声は異様に小さくて、外の風の音に掻き消されそうな程。ただ、無意識に音が言葉を象った。当然返って来ない返事に、幾らか長い睫毛を伏せれば再び唇を結ぶ。)   (2022/2/8 18:50:05)

おしらせ不死川さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2022/2/8 18:49:53)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡さんが自動退室しました。  (2021/10/16 01:47:06)

冨岡 ( きっと、会いたいと希う割には本当に会えたら何も話せなくなってしまうのだろうなと思う。饒舌な方ではないことくらいは自覚しているし、何より久々すぎて距離感が分からない。柄にもなく緊張してしまうかもしれない。あの紫の瞳で真っ直ぐに見つめられると心の中でさえも言葉が出てこない。然し、それでも一目会いたいのだ。恋仲と呼んでも良いのか分からない程に姿を見ていない。俺達は終わっただろと言われても何ら反論の言葉が出てこないくらいには、時間が経っている。だが俺は、顔だって、声だって、ふとした時の仕草だって、あの広く逞しいようで脆い背中だって、一度たりとも忘れたことはないぞ。こんな時にお前が居てくれたらと思ったことも数知れない。俺達、いつまでこうしてすれ違い続けるんだろうな。眠れない夜に、黙って、答えが返ってくることのない問いかけを繰り返してはきゅっと唇を強く真一文字に結ぶのだ。)   (2021/10/16 00:58:40)

冨岡( 和紙に綴られた文字を一瞥すると、ひとまず生きていたことに安堵する。そして次には、そういえば以前も季節の変わり目にはよく風邪を引いていたなと思い出した。不死川は頑丈そうに見えるが、案外俺の方が身体が頑丈なのかもしれない。俺はここ何年かは風邪を引いた記憶がないから。 窓を開けると庭に植えてある木に咲いた金木犀の甘い匂いが鼻を擽る。いつのまにか夜風も冷えるようになったし、もう秋だなと実感した。月が綺麗だ、とは少し前に流行った作家が欧米の告白を和訳したもの…という説があるが、あれは俗説であり、そんな事実は何処にもないのだと教えてくれたのは姉の婚約者であった義兄だった。義兄は好いていることを伝える時は日本男児たるもの、実直に言うべきだと恥じらうように笑って言っていたが、口下手な俺は俗説の方だって良いじゃないかと思う。月が美しければ、好いている人の隣でそれを見上げたいと思うのは不思議なことではないだろう。青白い下弦の月を眺める今の俺も、例に漏れず思う。隣にあの白銀が、紫の瞳が、温もりがあればどれほど良いかと。そんなこと言えるはずもないし、文にしたためることなんて尚のこと出来そうにないが。)   (2021/10/16 00:42:55)

おしらせ冨岡さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/10/16 00:28:13)

おしらせ不死川 .さん(docomo spモード)が退室しました。  (2021/10/9 11:57:09)

不死川 .( “ 風邪を引いてしまいました。” 何て改まって丁寧に和紙に綴ると、申し訳程度にそうっと傍に万年筆を置いて。先日から続く微熱の所為か、惘と瞼を降ろし気味に其の紙を見詰めれば 溜息をひとつ。別の隊員と風邪気味だと冗談交じりに話していた下級の隊員からだろうか、任務の時ちょろっと話しただけで此の有様。“ ったく、彼奴マジで風邪引いてんじゃねぇかァ… ” と内心毒づき乍、完治したらまた顔を出す事、来るのは基本的に深夜帯になる事を共に綴り、安静にするべく直ぐに部屋を出た。)   (2021/10/9 11:56:58)

おしらせ不死川 .さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/10/9 11:56:51)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡さんが自動退室しました。  (2021/9/30 23:51:13)

冨岡今の季節は御萩の季節だろう。いつもの店の御萩が食べたいのなら、俺が幾らでも買ってやる。だから、俺に会いに来てはくれないだろうか。光を浴びるときらきらと輝くその白銀を風に揺らして、一目姿を見せてはくれないだろうか。ずっと一緒になんて我儘を言うつもりはない。お前が日々を充足かつ幸せに生きていることが知れたら、俺は幸福だから。 _____「欲のない人ですねえ」、と胡蝶に言われたのはいつの日だっただろうか。珍しく此方の事情に踏み込んできて藪から棒に質問してきたと思えば、こう言われてしまった。「ここに一緒に行ってみたいとか、例えば、あの方と死ぬまで一緒に行きたいとか、そういう欲ってないんですか?」と、底の見えない菫色の瞳を向けられた。ない、と俺は答えた。俺のような未熟者が彼の側に居られることが贅沢なのに、これ以上のことが言えるだろうか。それを察した胡蝶は「冨岡さんって無頓着なように見えて、意外と執念深いですよね」と言った。執念深い。確かにそうだと今になって思う。一年以上会えていない男のことを、待ち続けているのだから。執念深いついでに、秋宵に白銀が見えるまで暫く夜風に当たっていよう。)   (2021/9/30 21:56:07)

冨岡 ( 最後に会って一年以上の月日が経過している。俺が一方的に文を置き、彼はそれを読んでいくだけの関係は恋仲と呼んで良いのだろうかとすら考えるようになった。識字は出来るが、書くことは出来ないと前にそれらしいことを言っていたから彼が文を残していけないのは自明なのかもしれないが。お前が居ない間に俺は変わったよ。髪を切ったんだ。お前が愛でてくれていた髪を切るのは惜しいと思ったが、背に腹はかえられないだろう。俺はもう既に断髪してかなり月日が経過したから短い姿も見慣れたが、お前が見たらきっと驚くに違いない。猫みたいな目を更に大きくして、短い俺の髪を見るんだ。お前の真似をして切ったのだと伝えたら、どんな反応をするのかは見当がつかない。だが、何だかんだ言っても最後には褒めてくれるのだろうなと漠然と思う。自他共に厳しいようで、その実、彼奴はひどく優しいから。嗚呼、不死川。お前のことを考えていたらお前に会いたくなった。→   (2021/9/30 21:43:10)

おしらせ冨岡さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/9/30 21:28:49)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、不死川 .さんが自動退室しました。  (2021/9/20 00:35:04)

不死川 .(忙しいとは、単なる言い訳に過ぎない。多忙だと彼に告げ、此処の存在はずうっと頭の片隅に残っていたのにも関わらず足を運ばなかった昔の己の横っ面を全力で殴りたい程だ。忙しいとは言っても、一日中何かしらの動きをしている訳では無い。多忙とは言っても、ひと月全ての日に用事が詰め込まれている訳では無い。時間が無ければ、せめて己が居たという痕跡を残す為に数分だけでも訪れれば良い。此処に再び訪れたのはひと月半後だったが、彼と直接対面してからは既に一年以上経過している。普通ならば、途中で諦め、記憶を遮断して失踪するだろう。唯、幾度も此の部屋に跡を遺しているのなら、己が彼に対する想いは計り知れない程であろう。俺は彼との再会を求めている。喩え彼奴が此処を忘れようが、俺の記憶にはずっと残っている。窓越しに映る、水溜まりの水面に波紋が拡がる様子を。淡々と見据えていた。)   (2021/9/19 22:51:35)

不死川 .ったく、相変わらず舌足らずな文章だなァ… (若緑色の和紙に綴られた言の葉は、浪漫チックな詩夢でも、情熱の篭った愛の具現化の様なものでも無く、唯一言。“息災か”の文字。空いた隻手でそうっと其の墨で書かれた短文を撫でれば何処か愛おしむ様に僅かに口角を上げた。最後に彼が此処を訪れてからひと月半、と行った具合だろうか。相互擦れ違いの日々を辿ってゆけば、不思議と其の期間が未だ短く感じる。世間体に考えて、ひと月半という間は長くも短くも無い、微妙な重みなのだろう。そろそろ会えるだろうと中途半端な考えで居ると、彼奴は絶対に来ない。彼の言動は何時も己の想像の斜め上をゆくからだ。だから俺は、せめて。今夜に奇跡が起こると信じて、暫く居座ってみようと思う。)   (2021/9/19 22:34:32)

おしらせ不死川 .さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/9/19 22:24:51)

おしらせ冨岡 _ "さん(docomo spモード)が退室しました。  (2021/6/29 23:22:38)

冨岡 _ " ( そう、心の中で呟く言葉は多いのに置き手紙として若緑色の和紙にしたためたのは「 息災か 」の一言だけであった。断じて無愛想な訳ではない。一言に留めておかないといけなかった。伝えたいことがあまりにも多すぎたのだ。伝えたいことは山程あるが、この一言でさえ、あの紫掛かった色の瞳に映る可能性は低いのかもしれないなと思う。青の双眸に鮮やかな若緑色を映すと、季節とは対に涼やかな目を、何かに思いを馳せるように僅かに細めた。)   (2021/6/29 23:22:33)

冨岡 _ " ( お前が此処に来てくれたのは、もう二月も前になってしまうのか。あの頃は近所の桜並木が薄紅色一色だったが、今はもう夏本番を目前とした太陽を浴びて輝く緑になってしまった。あれは見るたびにお前を思い出すから、あまり好きではない。浅草に出ると"流行り"だと言って若草色の着物を着ている女性が多いから、あまりあそこにも出たくはない。千年竹林は年中緑だから、あれも嫌だな。お前のことが嫌いで先のものを"嫌だ"と言っているのではないぞ。お前のことを思い出して勝手に期待するから嫌なんだ。 俺はお前が息災ならば他には何も求めはしない。求めないから、ただ、慕うことくらいは許してほしい。いつまでも執着してしまっているからお前は良い気持ちはしたいかもしれないが、俺は今までお前とずっと仲良くしたかったんだ。仲良くなれて、それ以上にもなれたのに、そう簡単に忘れられるわけがない。再度言うが、俺はお前が息災であれば何も望まない。他の願望は強いて言うなら、お前の顔をもう一度見たいということだけだろうか。)   (2021/6/29 23:22:23)

おしらせ冨岡 _ "さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/6/29 22:59:06)

おしらせ不死川実弥.さん(docomo spモード)が退室しました。  (2021/4/13 22:43:13)

不死川実弥.…悪ぃ、多忙であんま来れなかった。( “…っつったら、お前は其の不気味で固い笑顔で許して呉れるかよ” 何て心の中で。互いが此処に足を運ぶ度に大きくすれ違ってゆく刻。己はまた、斯うして手紙を置く事だけを目的に此の地に立っている。片腕に巻かれている純白の包帯には既に赤黒い血液が滲んでいて、此れじゃあまた彼に心配を掛けて仕舞う。己の決して振れない戦法である為 今更変える気何てしないが、其れは己の想いも一緒。彼を一直線に見詰めた儘、絶対に逸れない。)今日なァ、街んとこの坊主に貰ったんだよ、金平糖。…半分、お前にくれてやらァ(そう言って小瓶に入った金平糖を窓辺に置いて、白銀色の短髪を窓の隙間から漏れる夜風に靡かせれば静かに去った。)   (2021/4/13 22:42:59)

おしらせ不死川実弥.さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/4/13 22:42:55)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡義勇 _ "さんが自動退室しました。  (2021/3/13 23:32:48)

冨岡義勇 _ " …… あまり期待はしていないが。( 約二月前、久しぶりに音沙汰があった彼は今頃如何して居るだろうか。流石にあの頃のように逢えないからと言って泣き言を溢したりはしないが、矢張り切ないものは切ない。そういえば火鉢を出しっ放しにしていたな、とぼんやり思う。まず視線が行ったのは火鉢であった。だがその次に視線が行ったのは机上。其処には金平糖の入った小瓶と、何処か拙い字が綴られた紙。二月も前のものだが、確かに彼が其処に居たのだということを痛感して思わず僅かに眉を下げた。今更会える等とは思っていない。これはただの自己満足だ。分かっている。ただ、少しだけ、あの男を一目見たいと思ってしまうことも我儘だろうか。会えばきっとぎこちない応対になってしまうだろうが、もしもお前がそれでも良いと思ってくれるのなら。___ そこまで考えて、思考を止めた。望みが薄いのに、期待するなんて自分の首を自分で締めているようなもの。お前に会いたいよ、その言葉は秘めておくことにした。短い文の書かれた紙を親指でそろりと一撫ですると、声は出さず、彼の名前を紡ぐように口を動かした。 )   (2021/3/13 23:10:52)

おしらせ冨岡義勇 _ "さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/3/13 22:56:32)

おしらせ不死川さん(docomo spモード)が退室しました。  (2021/1/23 02:07:01)

不死川(真逆、返書が来るなんて思っていなかったのだ。半年以上も前の思い出話を今更持ち掛けて、彼の視線や気配なんて知らずに一人語りで幕を閉じる予定だった。そう事が滑らかに進む予感が有った。なのにそんな都合の良い終わり方は直ぐに却下された、彼の手によって。薄ら薫る懐かしい羽織の匂いに、幾分か綺麗に掃除された室内。出しっ放しにされている火鉢を見た瞬間、片付けもろくに出来ない否片付ける事を直ぐに忘れて仕舞う粗忽者は彼奴しかいないと内心に確信付けた。彼と話したい話題は山程ある。喩え一年時間を貰っても語り切れない位に、沢山彼と談話がしたいと心底思うもすれ違ってばかりの日々。大昔もこんな風に書置しては互いの存在を噛み締め合っていた様な気がする。そう追憶しながら窓辺に金平糖の入った小瓶を置けば、未練がましいが手書きの短文を添える。“ 来てくれてありがとうな。”)   (2021/1/23 02:05:35)

おしらせ不死川さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/1/23 01:56:04)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡義勇 _ "さんが自動退室しました。  (2021/1/18 22:56:23)

冨岡義勇 _ " …会いたいと言ってしまっては、我儘だろうか。( パチパチ、と火鉢からの音のみが響いていた部屋に己の小さな声が矢鱈と大きく響いたような気がした。冬は人恋しくなるとはよく言ったものだ。いや、彼に関してはこの何ヶ月ずっと恋しかったのだが。もうすっかり紺色の夜空を瞳に映すとキュッと口を真一文字に結んだ。)   (2021/1/18 21:16:07)

冨岡義勇 _ " ( 火鉢によって徐々に温まる室内に緊張しきっていた身体を少し緩めると、ぼんやりと天井を眺める。懐かしいな、あの時もこのようにして彼を待つことが多かった。会えるかどうかの保証もないのに。 )   (2021/1/18 20:48:33)

冨岡義勇 _ " ( 彼が当時、贈ってくれた物を一つ一つ手に取りながら、その埃を丁寧に払っていく。懐かしい。手に取るだけであの時の幸福過ぎる時間が蘇ってくる。そうして、未熟な胸はギュッと締め付けられる。くっと思わず光のない青い瞳を細めてしまうのは致し方のないことだった。あの懐かしい人形も、随分と放っておいてしまった。すまない、と謝罪すると愛らしい其れを腕の中に抱き留めた。それから箒を取り出すと埃を掃いていく。換気も兼ねて窓を開けているが、矢張り寒い。一通り掃き掃除が終わると押し入れから火鉢を取り出し、温まるのを待つ。 )   (2021/1/18 20:27:24)

冨岡義勇 _ "( 一先ず、もし彼奴がまた顔を出した時に恥ずかしくない程度には、この埃を被ってしまった部屋を片付けようか。 )   (2021/1/18 19:44:09)

冨岡義勇 _ " ………お前は、非道いな。( 火鉢も何も用意していなかった部屋は外気と等しい、凍えるような寒さが蔓延している。短い言葉と共に吐き出された白い息が凍てつくような部屋を物語った。もう何ヶ月も前だ、会えなくなったのは。連絡が途絶え、然し鴉から命の灯火が消えたという報告もなかった。いよいよ、愛想を尽かされたのだと思った。そもそも、彼は俺と違って面倒見の良い、人に好かれる要素のある男である。そのような男が俺みたいな甲斐性もない男の側に居るということは可笑しいのだということは、自明だった。だから、彼の為にも未練がましく縋ったりなどはしなかった。文も送らなかった(元々筆まめな方ではないのだが)。ただ何かに付けて、想起して、一人勝手に慕い続けて、そうして季節が巡った。段々と空の色が薄くなるにつれて傷が癒えていくのを順調に感じていたのに。どうにもお前は、忘れることを許してはくれないらしい。眉を下げ、呟いた。非道い男だ。そんな風にお前が痕を残すから、俺はお前を諦められないじゃないか。ぐっと拳を握り締めると、室内に歩みを進める。   (2021/1/18 19:43:57)

おしらせ冨岡義勇 _ "さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/1/18 19:27:25)

おしらせ不死川さん(docomo spモード)が退室しました。  (2021/1/17 22:58:31)

不死川…義勇(そう唇が象る彼の名は、味気の無い静寂な室内に低く響いて、軈て消え失せる。消灯何てする由も無いから、埃の被った小振りの石油ランプの側面を傷だらけの手で一撫でした。常人よりも幾分か小さな黒目を蝋燭の炎の様に微か揺らし、霜の香りが鼻腔を擽る感覚に眉を顰める。一筋も見えない希望は、此の寒気と共に遥か天空へと果てて仕舞うのだろうか。両手で溢れない様必死に掬う期待は、指の狭間から零れて意味を成さない。また逢いたい、何て言葉は強欲で、無意味で、自己中で、自分勝手で…そんな自分に嫌気が差した。)   (2021/1/17 22:58:18)

おしらせ不死川さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/1/17 22:58:13)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡義勇 _ "さんが自動退室しました。  (2020/5/26 14:30:11)

冨岡義勇 _ " ……… 話すことがない( 他の人達のようにお喋りではないから独り言を溢すにも限界が早い 。そして段々と増えていく窓見の者達 。俺は人待ちをしているだけだ 、見ていても面白くはないと思うぞ 。言外に語りかけるような目で窓の外を見ると " 少し期待してしまうから " と 呟いた 。何に期待するのかとは訊かないでほしい 。)   (2020/5/26 14:06:21)

冨岡義勇 _ " … 少し冷えるな( 人肌恋しいと思ってしまうのはきっと気温のせいではないだろう 。まだ梅雨入りもしていないので庭の紫陽花も咲かない 。新緑の葉が茂り 、がらんとした部屋に一人 。一人には慣れているつもりだったが 、いつから寂しく感じるようになったのだろうな 。目を伏せて自嘲の笑みを浮かべると 壁に背を預けた 。)   (2020/5/26 13:48:29)

冨岡義勇 _ " 窓見が増えたな … 面白くも何ともないと思うが( ちらりと窓の外に目線を向けると肩を竦める 。難儀な男の恋煩いだ 、見ても面白くないだろうに 。)   (2020/5/26 13:33:10)

冨岡義勇 _ " 時間が出来たから久しぶりに来たが … ( 久しぶりと言っても 、最後に来た時からぎりぎり一週間経たないくらいだが 。未だ彼には会えそうにもないが 、まぁ居座るのは己の勝手だろう 。午前中は鍛錬をして汗を流し 、湯浴みをして昼餉を取って此処に赴いた 。特にすることもなく 、窓の外を見つめる 。また会えないものかと物思いに耽りながら 。)   (2020/5/26 13:29:40)

おしらせ冨岡義勇 _ "さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2020/5/26 13:26:38)

おしらせ冨岡義勇 _ "さん(docomo spモード)が退室しました。  (2020/5/20 00:36:58)

冨岡義勇 _ " 任務先でお前と同じ髪色の子供に会った( 今回の任務先は小さな村だった 。何処なく故郷を彷彿とさせるような村で 、其処で宿の一室を借りて滞在していたのだが 其処で出会った七歳程の子供が白灰色の髪をしていたのだった 。男児で髪は彼の色だったが瞳は青色で 、恥ずかしい事に己と彼に子供が出来るとしたらこんな子なのだろうかと思ってしまった 。他人様の子供にそんな事を思うなんて不躾だし 、そもそも子供が出来る筈もないのだが 。報告しても人形は答えてはくれない 。分かっては居たが 、寂しい 。其の寂しさを紛らわす為に置き手紙をしておこうと 、墨を摺る暇がなかったので万年筆と紙を用意し " 会える事を願って待っている 。義勇 " と 簡潔に書くと机の上に置き 、再び寝転がると人形の方に身体を向け 腕を枕代わりにして目を閉じた 。)   (2020/5/20 00:34:27)

冨岡義勇 _ " … 今日は此処に泊まる( 羽織を脱ぐと隣に寝かせた人形に被せて掛け布団代わりにした 。己は身体が丈夫だから今の季節くらい掛けるものがなくても何て事もない 。此の儘寝てしまおうと畳にごろんと寝転がると 寝返りを打って人形の方へと向き直る 。今迄留守にしてしまっていたから 、今日は此処に泊まっていこうと思った 。)   (2020/5/20 00:16:06)

冨岡義勇 _ " ……… 洗濯したら目が取れてしまいそうだ( 此の人形も良い加減に綺麗にしてやらないといけないな 。然し洗濯板で擦ったら釦で代用された目が取れてしまいそうだ 。また付け直せば良いのかもしれないが俺は釦すら縫い付けることが出来ない 。其処まで綺麗にはならないかもしれないが今度手揉み洗いくらいはしておこう。)   (2020/5/20 00:06:40)

冨岡義勇 _ " 間を空けてしまったな( 久方振りのこの部屋 。少し埃の被った部屋に何だか寂しさが募って 、胸がチクリと痛んだ 。埃の被った箇所を手で払うと机の上に乗せてあった彼を模した人形を腕の中に閉じ込める 。遠くまで任務に行っていたんだ 、中々帰ることが出来ず済まなかった 。胸中で語り掛けると 人差し指で人形の頬を撫でる 。また手紙も何も寄越さず任務に出て行ってしまったから怒っているかもしれないな 、と 此の人形の原型となった彼に想いを馳せる 。今なら怒られても嬉しいかもしれないな 。)   (2020/5/19 23:53:53)

おしらせ冨岡義勇 _ "さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2020/5/19 23:47:40)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、不死川 実弥 .さんが自動退室しました。  (2020/5/10 22:31:38)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、冨岡義勇 _ "さんが自動退室しました。  (2020/5/10 22:16:45)

冨岡義勇 _ " ……… ? こんなに図体の大きい俺が 、か?( 可愛いとは 。思わず定義を疑いそうになった 。身長も彼とそう違わないし 、鍛えているからそれなりに身体つきもゴツゴツとしている筈 。恋人とはいえ 、同い年で同性の人間が可愛いのだろうか 。勿論 、褒められて悪い気はしないが 。鼻先に口付けをされると 首を傾げて彼に問う 。そんな身も蓋もないことを聞くなと突っ込みが入りそうだが其の身も蓋もないことを聞いてしまうのが冨岡義勇である 。)そうだ 。俺は弟ではないし子供ではない( 同等だということを認めて貰えると 満足したのか肯く 。本人には自覚がないが歳の離れた姉に甘やかされて育った生粋の末っ子なのだ 。大家族の長男という生粋の長男気質に上手く甘やかされて満足しない訳がない 。もう気を許したのか彼に向き直ると 青い双眸を彼に向けた 。)   (2020/5/10 21:49:49)

不死川 実弥 .…… 可愛いなァ 、義勇 … ( 彼の言葉に一瞬硬直し、薄らと開けた瞳を数回瞬かせ状況を遅れて把握したならば にやりと不敵に口角を上げて可愛い等とおちょくった。未だ初々しいと感じる彼の言葉や仕草に己は如何だけ気を狂わされたと思っている… 彼自身はとんだ無自覚だろうが此方からしては誘い文句にしか聞こえない。まるで猫の如く緩り眼を瞑り始める彼の鼻先に口付けを落とせば前髪をさらりと優しく撫でる。) …… ん、そォだなァ 、御前は俺と同じ二十一歳で 俺の恋人だァ… ( 矢張り根に持って仕舞っていたか。小声で呟かれた其れは先刻と全く同じ文で在り、子供と同じ扱いにすると怒って仕舞う、という彼の一寸した生態も分かった処で謝る事にする。此処で微かに大家族の長男という性が発動すると其れこそ子供をあやす様には成って仕舞うが慰めの色を含ませ左記を語り掛けた。「 御免なァ ? 」 僅かにむくれた表情の貴方に眉を下げ謝罪を零すと頭をぽんぽんと数回撫でる。)   (2020/5/10 21:40:39)

冨岡義勇 _ " 構わないが 、慣れていないから少し気恥ずかしい ( 何だか開き直ったような返事だ 。別に睨まれても怖くはない 、寧ろ猫のようで愛らしいと思った 。左耳に手を添えられ 、撫でられると 何とも言えない心地良さに思わず其れこそ猫のように目を瞑る 。他人に頭を撫でられたら心地良いが 、耳も触れられると気持ち良いものなのだろうか 。はたまた 、彼に触れられているから心地良いのか 。)………… 俺は子供じゃないぞ 、実弥( また笑われている気がする 。何故何時も己は揶揄われるのだろうか 。そっぽを向いてしまうと流石に寂しくなったようで 、羽織をくいくいと引っ張って顔を覗き込んでくる 。未だ少し面白くないという表情を浮かべると 無表情の中にもむくれた様子を見せ 先程と同じ言葉を今度は幾分か小さな声で呟いた 。)   (2020/5/10 21:28:44)

不死川 実弥 .… ッ 、別に良いだろうがァ … ん 、( 短い水音が両者の鼓膜を揺らし羞恥心を掻き立てる。何時になく直球だと言われて仕舞えば薄く視野を拡げ、其れからジトりと軽く睨み付けた。至近距離で感じる彼からの視線に応答する様に見詰め返せば愛しいものを愛撫する感覚で 貴方の左耳に手を添えするりと滑らせる。) ……分ァったて 、んな顔すんなよォ … ( 一気に真顔へと変化する貴方の表情に再び笑みが溢れて仕舞うと手の甲で口元を隠し左記を苦笑混じりに遇う感じで投げ掛けた。そっぽを向いて仕舞われると流石に寂しくなり、貴方の顔を覗き込むと彼の羽織の裾をくいくいと引っ張った。)   (2020/5/10 21:17:45)

冨岡義勇 _ " ん 、ん …… いつになく直球だな( ちゅっ 、ちゅ 、と 音を立てて唇を甘噛みしたりと触れ合っていたところ 、愛してるとかなり真っ直ぐな愛の言葉が紡がれる 。謙虚というか寧ろ後ろ向きな己は其れに己なんかには勿体ない言葉だと思ってしまうが 口に出したら怒られそうなので呑み込んだ 。馬鹿ではないので己は学習できるのだ 、彼に怒られたくはない 。鼻先が触れ合いそうな程 近い距離で彼を見つめると 未だ慣れない甘い言葉に眉を下げた 。)……… 俺は子供じゃない( すん 、と 効果音がつきそうな具合で真顔になると 眉を寄せて彼から顔を背ける 。最近は少しずつ治ってきた言葉足らずが発揮されるのは不機嫌な証拠だ 。子供じゃない 、お前と同じ二十一歳でお前の恋人だ 、等と少し的外れなことを思いながら そっぽを向くのであった 。)   (2020/5/10 21:00:22)

不死川 実弥 .… っは 、… ん … 愛してる 、( 己に合わせるかの様に唇を挟まれる感触に柔い快楽を覚え、短く呼吸をしながら何度も角度を変え口付けると息が段々と暖まって来るのが分かる。体制的に少し辛いがそんな概念も忘れさせて呉れる程に彼との接吻は嬉しく心地が良い。) 大人だろうが関係ねェよ… 餓鬼でも口達者な奴は幾らでも居るだろォ? 御前は其の逆だァ 、( あまり弄り過ぎると此奴は意外と根に持つタイプだから後々萎えて仕舞うだろうから此れ以上煽るのは止めて置きたいが、如何にも彼の反応が面白くて止めざるを得なくなる。面白可笑しそうに笑った儘 細めた瞳で貴方を見ながら、遠くから吹いてくる夜風が白銀色の短髪を揺らし、焦れったく己の頬を弄んだ。)   (2020/5/10 20:47:30)

冨岡義勇 _ " ん 、んぅ …… ( 我慢していた筈の声が下唇を甘噛みされて漏れてしまう 。己の唇は他の人の其れより薄いのだという自覚はある 。柔らかいか如何かは別にして 、普通は厚い唇の方が艶っぽくて男には好まれる(らしい)のに 、彼は男の己の薄い唇もこうして愛してくれる 。女々しいかも知れないが其れが嬉しい 。性別関係なく恋人として大切にしてくれているのだと実感する 。此方も はむ 、と 彼の唇を挟むように口付けた 。)……… 偶々だ 、俺は大人だぞ( ついポロリと言葉を溢しがちなのは否定できない 。普段は寡黙が行きすぎて最早口下手の域なのにそう言った余計なことだけはつい口を滑らせてしまうんだ 。だが其れも偶々だと己は信じている 。大人なのにそんな子供のようなこと何時迄もする訳がないじゃないか 。大事に大事に手紙を懐にしまう様子を見届けると 「 そうか 」と 一言返す 。あまりにも直球な愛の言葉と優しい笑みに柄にもなく照れてしまった 。)   (2020/5/10 20:30:13)

不死川 実弥 .「 そりゃぁ 、大事な恋人の手紙なんだァ… 貰えるモンなら貰って大切に保管して置きたい。」己と同様に首を捻る彼に まるで当たり前かの様にそう述べると手紙がしまわれている懐に片手を添え嬉しそうに視線を伏せ微笑んだ。)   (2020/5/10 20:13:41)

不死川 実弥 .っはは 、なんだ其れェ… 随分と危なっかしいなァ? …ッ ん、…ふ ( 彼の言い文に軽率な笑みを発すと 相当嬉しかったのだろうと心中で思い浮かべ心が幾分か穏やかになるのを感じる。今回は己でもかなり彼に甘えている意識は有ったが 久々に愛しい貴方へ逢えた事に高揚とした心情の狭間に僅かに興奮した思いも混ざっている為 阻止する事は不可能だった。長めの接吻を落とされ 亦もや瞼を下げると時折彼の下唇を甘噛みしながら顔の角度を変える。嗚呼、矢張り心地が良い。己がずっと求めていた感触、感覚、熱、何れもが己にとって尊過ぎる物であり、同時に他幸福感に浸った。) ホントかァ ? つい口を滑らしがちだろォが 、( 人間、誰だってボロは出て仕舞うものだ。だが己の中では何処か彼はずば抜けて嘘をつくのが下手で、天然で、隠し通したい事さえも単純に言って仕舞う様なイメージであるから否定は出来ないのが本心。不機嫌と云った具合で眉を寄せる貴方の結髪に指を通せば慰めの意で遇う。   (2020/5/10 20:13:29)

冨岡義勇 _ " 閃いて勢いが有り余ってしまった ( 心外ではあるが普段 鈍いだとか揶揄されることの多い己が今日は何時もより大分時間を掛けずに心情を察することが出来て己自身でも少し感動を覚えていたんだ 。実弥の思うことが分かったと 。然し詰めが甘かった様だ 。確かに態々 " 接吻がしたい " と言わなかったということは何か気恥ずかしさのようなものがあったのだろう 。然し彼の不満気な顔も接吻と共に和らいで 、ホッとした 。恋仲になってから彼は存外己に甘い気がする 。唇を離すと未だ足りないと言わんばかりに舌先が唇に触れる 。相当人肌に飢えていたんだなとのんびり構えると 再び唇を重ねて今度は長い口付けをした 。)心外だ 、隠したいことくらいは隠し通せる( 何だ 、己は彼に幼子とでも思われているのか 。れっきとした二十一歳 、同い年だぞ 。む 、と 眉を寄せていると 改めて手紙を貰っても良いかと訊ねられて此方も彼と同じように首を捻る 。「 構わない 。でもそんな下手くそな手紙なんて貰って如何する気だ 」、彼に訊ねると 今や彼の懐の中の手紙の中身を思い出した 。己に特別 文の才はない 。)   (2020/5/10 19:51:23)

不死川 実弥 .… ッ 、馬鹿 なんで態々声に出すんだよォ … ( 正直に接吻がしたい何て言うのも何処か気恥ずかしくて到底言えるものでは無かった為 懸命に視線で訴えていたものの、彼が察して呉れているのにも関わらず自ら口にする其の言葉に後から羞恥が込み上げて来る。少々不服と言う様に眉間の皺を深めるも直ぐ様重ねられた唇によって不満は鎮まり、一度では無く数回と連なる啄みに見立てた接吻を降り注がれると忽ち眼を瞑り委ねた。ゆっくりと離れる彼の唇、薄らと瞼を上げ其れを追う様に視線を流すと もっと欲しい何て行動で伝えようと此方から顔を寄せては ちろりと舌先を貴方の唇に触れさせた。) 御前の鈍さなら 誤って言って退けそうだ卦度なァ … ( 未だくすくすと喉で軽快に笑いながら、子供の様な雰囲気を何処か纏った貴方を横目に見詰める。「 … あ 、貰って良いかァ? 」そう承諾を得ろうとした時には既に紙は己の懐の中であったが、一応聞いておこうと左記を問い掛けると首を緩りと傾げた。)   (2020/5/10 19:35:52)

冨岡義勇 _ " ……… ん 、接吻か ( 彼の肌に手を這わせていると 彼の紫色の混ざった瞳を目が合う 。こうして意図して視線が合う時には大体 己に何かを訴えたい時だ 。今回は何だろうか 、と 思案し始めると直ぐに見当はついた 。先程彼は己に唇に彼自身の其れを合わせた 。其れを所望なのだろう 。馬鹿正直に接吻かと声に出すと 手は繋いだまま 彼の唇に己の唇を重ねる 。ニ 、三度 啄むような接吻をするとゆっくりと唇を離した 。)…… 流石に本人に " お前に向けて恋文を書いていた " とは言えないだろう( 恋文という様な大層なものでもないが 、元々口数が少なく尚且つ筆まめではない己にとっては此れは立派な恋文である 。堪えきれなかった様子で笑う彼に気恥ずかしさも加わり 、子供がむくれたような声で言い訳をすると 彼の懐を凝視する 。あんな下手くそな恋文を受け取ってくれるのか 。業務連絡の様な淡々とした口調で洒落た和紙の一つも使っていない 、あんな手紙を 。)   (2020/5/10 19:15:48)

不死川 実弥 .…… そォだなァ 、( 顔上に残る大きな古傷を指で撫でられると多少のむず痒しさに眼を細め、貴方からの接吻も欲しいと示唆させるかの如く じっと彼の瞳を見詰め視線をかち合わす。きゅっと握られた手と指一本一本に己の指を絡ませ 喉仏を上下に滑らかに動かしては生唾を飲み込んだ。) 嗚呼… 有難よォ 、( 机上に置かれているで在ろう紙を取りに行く彼の後姿へ左記を少々遅れて発す。軈て紙を片手に隣へ足を降ろしたのを横目に差し出された其れを受け取れば左手で受け取り、壁に背を預け ずず、と其の儘ゆっくり腰を降ろし地面に臀を付けた。崩した体育座りかの様に其の場に居座った後、つらつらと視線で紙に綴られた文を追い黙読していると 段々己の表情が笑いを堪えているかの様に成っていくのが分かる。) …ッふは! 控帳でもなんでもねェ 正真正銘の恋文じゃねぇかァ 、…言葉も所々改まってて御前らしィなァ ? ( 遂に我慢が成らなくなったのか思わず吹き出して仕舞うと言葉に一笑を交じわせ恋文だと断言してみせる。此れは此で此奴らしくて良いと微笑ましく思えばさり気なく紙を懐にしまった。)   (2020/5/10 18:35:38)

冨岡義勇 _ " ん …… 何だか懐かしいな( もう一度名前を呼ばれると 手を引き寄せられ 、特に抵抗する訳でもなく其の儘彼との距離が縮まる 。そうして軽く重ねられた唇を感触に目を瞑ると 、その柔らかな熱が唇から離れたことによって目を開ける 。見ると頬を赤くした彼が優しく口元を綻ばせており 、其れにつられる様にして此方も表情を緩めると彼の額や鼻上に走る傷跡をそっと指の腹で撫でた 。)……… 分かった 、少し待て( 観念した様に頷くと 渋々と机の上から先程の白い紙を手に取り 、そうして彼の元へ戻る 。行儀は悪いが窓から身を乗り出して彼の隣へ降り立つと 「 此れだ 」と言って 紙を差し出した 。)   (2020/5/10 18:17:01)

不死川 実弥 .…… 義勇 … ( 甘味な言葉と共に己の右手の甲に重ねられる貴方の掌から伝わる じんわりとした緩い人肌に懐かしさを覚えた。其の儘 手を握られる感覚に気分が高揚すると心の奥底が疼き、再び貴方の愛しい名を口ずさんでは爪先を立て背伸びをした。窓淵から上体を乗り出すと握られた手を此方に引き寄せ触れるか否かの具合で唇同士を触れ合わせる。久方振りに感じた人の唇という感触、頬に一枚の桜の花弁が舞い降りたかの様に やんわりと薄ら頬を紅潮させては穏やかに口角を上げるのである。) 別に構わねぇよォ… すまねェが此処からじゃ届く筈も無いから 持って来て欲しィ… 其れ共俺が其方行った方が早いかァ? ( 怪しげに視線を逸らす彼の一部始終を見届け、窓際に手を付けば一寸した期待感に胸踊らせると二択を押し付ける。)   (2020/5/10 18:04:26)

冨岡義勇 _ " … 良い 、逢えて嬉しい( 義勇 、と 己よりも少し低くて男らしい声に名前を呼ばれると ふわふわと気持ちが高揚した 。彼の声には己を中毒状態にさせるような成分でも入っているのだろうか 。其の声を聞く度 愛しさや恋しさが募って行く 。大好きなのだ 、彼の声さえも 。人差し指で優しく頬を撫でられると 幾分か柔らかい声色で " 良い " と言う 。多忙なのは分かっているし 、逢えたのなら其れで良い 。逢えなかった時を一瞬で埋めてしまう程に幸せだから 。彼の右手に己の右手をそっと重ねると 其の手を握る 。)………… いや 、その 、不味くはないが …… 見てもつまらないぞ ( まさかそう来るとは思わなかった 。文字を見たいなどと言われると誰が想像するだろうか 。何と返答するべきなのだろう 、控帳なんか嘘で本当はお前に宛てた簡潔で淡白すぎて(成人男性が書いているから当たり前だが)可愛げの一つもない恋文なのだとは説明できない 。ただ此処で断ったら彼は残念がるだろう 。彼の落胆した表情は見たくない 。苦し紛れの抵抗で見てもつまらないものだと言うと 視線をふいと横に逸らした 。)   (2020/5/10 17:47:54)

不死川 実弥 .なんだァ 、義勇 ( 名を呼ばれたからには応答して名を呼び返すのが鉄則、等と己の中には在るらしい。咋に驚愕する彼に目元を綻ばせると少々掠れた透き通ってもいない声音で呼び返した。「 中々来れてなくて… 悪かったなァ、」此方に振り向いた貴方の顔に右手を伸ばすと 人差し指ですり、と頬を撫で 微かに眉尻を下げる。) … じゃあ其の控帳っつぅもんを見てェ …御前の書く字も久々に拝みてェし 、其れとも俺に見られちゃ不味いのかァ ? ( 彼の背景に映る例の机へと指を差し、ちょいちょいと軽く手招く様な仕草をすれば見たいと言わんばかりに貴方へ強請る。己に見られると不味い物…と云えばあまり良い気はしないが、彼が心から読まれては困ると言うのならば話は別だ。己も此の間 あの机に置手紙を置いた記憶が在る。薄ら其の時の光景が脳裏に浮かんで来るのと同時に、彼が画く字体を一目見てみたいと感じて仕舞う。)   (2020/5/10 17:34:06)

冨岡義勇 _ " ……… ! 実弥 … ( 突然肩に感じた布の感触に一瞬身体を硬直させて 、其れから声がした方 、つまり窓側を向く 。其処には逢いたいと密かに願って 端的な文章で可愛げも全くない恋文の宛先人にもなった恋人の姿があった 。彼の挨拶代わりの言葉に相槌を打てず 、ただ彼の名前を呟く 。驚いた 、逢えないと思っていた 。)見ていたのか 。あれは特に何もない 、ただの控帳だ 。気にするな( 先程の置き手紙のような恋文(今も机の上に置いてある)について訊ねられると 現代でいうメモのようなものだと取り繕い 誤魔化そうとする 。流石に " お前に逢いたくて恋文を書いた " とは本人を目の前にして告げることは出来なかった 。彼が目を離した隙に丸めてしまおう 。)   (2020/5/10 17:20:50)

不死川 実弥 .… 今日は少し肌寒ィかもなァ 、( 窓側に腰を降ろしている彼の後姿を偶に通り掛かった其の場から見据え、少しばかり驚かせてやろうとあまり物音を立てずに外からでは在るが窓際に近寄る。先日 鋭利な何かに引っ掛け歪な穴が開いて仕舞った毛布を今朝仕立て直して貰おうと修理屋に出し、其れを受け取った帰り道の事で在った .. 幸い己の手元には一枚の毛布。幾分か分厚い此れなら寒さを凌げるのでは、と 僅かに開いた窓隙間をがっと拡げ、背後から優しく彼の両肩に毛布を掛けてやれば窓淵に片肘を着き 愛しそうに室内に居る貴方を見詰めた。) …先刻、何か書いてたみてェ卦度… 何書いたんだよォ ( 見てる暇が在るなら直ぐに来いと怒られそうだが彼はそう短気では無いだろうと自己判断で解釈し、ぱちくりと一度瞬いては首を傾げ何を書いていたのか問うた。)   (2020/5/10 17:09:20)

おしらせ不死川 実弥 .さん(docomo spモード)が入室しました♪  (2020/5/10 17:04:16)

冨岡義勇 _ " 何時でも待っている 、ので … 気が向いた時にでも来てくれ ( 棚から紙を取り出すと筆で " 何時でも待っている " と 綴る 。基本的に任務の入らない間は赴くつもりでいるが 、矢張りタイミングというものもあるだろう 。だから若し 、己が居ない間に彼が此処を訪れてくれた時の為に残しておこうと思った 。文面でも己は饒舌になれないらしいが 、此の文章では誤解を招くこともあるまい 。恋文にしては淡白な内容だが 、彼ならきっと己らしいと笑ってくれるだろう 。逢いたい 。次に逢ったら何をしようか 。端午の節句はもう過ぎたが 柏餅でも食べて 、其れから … 。考える度に情けなく下がっていく眉に " 男らしくないぞ " と 親友の口癖で己を鼓舞したなら 筆を置いた 。神は机の中央に置くことにした 。)   (2020/5/10 16:47:09)


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