世界でも大きく有名である王国ーー【ボルド】では、能力者と能力を持たない人間が共存している。王家の人間が政治をとっており、現代と同じように、法もあり、秩序維持の為の組織も勿論存在する。また、この国では金色の髪色は王家の血筋のものしか有り得ず、金髪は王家の人間の象徴とされている。
だがそこに、法も秩序も無視し、自分の信念だけを貫きとおす圧倒的な力を持つ組織があった。
名を゛リュシオン゛という。どこから見ているのか、情報を得ているのか。全く分からないが、人間を虐げる能力者を、能力者を虐げる人間を次々に痛い目に合わせていき、その現場にリュシオンの名を残していく組織であるが、それ以外の情報は全く世間には知られておらず、謎に包まれている。゛目には目を 歯には歯を゛をモットーとしているらしく、度の過ぎた制裁は与えず相応の痛みを思い知らせることで有名だ。殺せば殺されるし、殴れば殴られる。正義の味方なのか悪党なのか分からないその組織は、世間から恐れられていた。

実際は穏やかに過ごし、時に制裁を与え時に邪魔者をぶちのめす組織なのだ。

しかしそんな組織を王国は不穏分子と見なし、排除することに決定しました。
しかしリュシオンは相当な手練の集まりであるため、対リュシオンの組織を王国は作りました。
名を゛フェデルタ゛
国や民を想い、王家に忠誠心をもつ能力者を集めた組織です。目標は゛リュシオンの全滅゛です。