ルーム紹介
いらっしゃい、...って、あれ。
如何にも、こんな店に用がある風では無いね..?

もしかして、隣の旅宿と間違えたのかい?
嗚呼 否、そんなに謝らなくても良いさ。
看板はとても似ているからね...無理はない。実際に、こうして間違えてくる人も多いんだ、気にしていないよ。

じゃあ何で変えないのかって?
いやいや、此方の方が早く看板を出していたんだ...変える必要は無いだろう?

嗚呼 そうだ、暇ならひとつ聞いておくれよ。
こんな客足が乏しい店の店主でも、小説家の友人が居てね。
彼が 出版こそしていなくても、語って聞かせてくれた 話があるんだ。


勿論 時間があるならで良いんだ、無理強いはしないよ。
如何する?

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おしらせ?§?*さん(Android 60.94.***.62)が退室しました。  (2020/12/13 19:17:32)

?§?*なんて、そんな風に 苦しい思いを内に秘め、そう答えることしか出来ませんでした。   (2020/12/13 19:17:28)

?§?*「そうだね。きっと、叶えてくれると思うよ」   (2020/12/13 19:16:33)

?§?*きらきらとした瞳で そう聞く少女に、神様は   (2020/12/13 19:16:06)

?§?*「ねぇねぇ、あなたはどう思う?」   (2020/12/13 19:15:13)

?§?*と。しかし、少女はそんなことは露知らず ふわっと優しい笑みを浮かべたまま、神様に問い掛けました。   (2020/12/13 19:14:25)

?§?*(...如何して 折角お願いをしに来てくれたのにこういう時に 何も出来ないんだ)   (2020/12/13 19:12:35)

?§?*また 無邪気に微笑みました。そんな少女に神様は心を打たれ、願いを叶えてあげたいと強く思いました。しかし、そこで 神様は大事なことを思い出したのです。神様は、信仰の力がなければ 本来の力を発揮できません。もう三百年も誰にも 信仰されていなかった神様は、その力を随分と 失ってしまっていたのです。人に会えた嬉しさで、それを忘れてしまっていたのですが、思い出した神様は自らを嘆きました。   (2020/12/13 19:11:21)

?§?*「これでね、もし神様がほんとうに わたしのお願いを叶えてくれたらね、毎日 お礼をしにくることにするんだ。だって、いくらお礼を言っても 足りないくらい、嬉しいから。」   (2020/12/13 19:07:38)

?§?*そう言って 無邪気に笑う少女の瞳には何の陰りもありませんでした。神様にはそんな少女がとても眩しく見えました。こんなにも 心が綺麗な人間には 忘れられる前にも、あったことがなかったのです。ひとしきり話終えれば、少女はぱちんと手を合わせて、もう 跡形もない程 壊れてしまった祠に 頭を下げました。そうして、少し経った後 顔を上げて 神様を振り返り、   (2020/12/13 19:05:39)

?§?*「きっと、叶えてくれると思うな。だってわたし、本当に頑張ったから。おばあちゃんがお願いしてくれたこと、全部叶えてきたの!」   (2020/12/13 19:02:11)

?§?*そんな神様には気付かずに、少女は未だ話し続けます。   (2020/12/13 19:00:37)

?§?*其れが1番、強く思考に残りました。   (2020/12/13 19:00:08)

?§?*色んな思考がせめぎ合う中で   (2020/12/13 18:59:51)

?§?*(まだ、存在を覚えている人がいてくれたんだ...)   (2020/12/13 18:59:31)

?§?*其の話を聞いた神様は、色んな事を思った。   (2020/12/13 18:58:56)

?§?*「神様はね、いい子にしてたら、願いを叶えてくれるの。だから、わたし、いっぱいいっぱいお手伝いして、頑張った。それで、お願いしに来たんだ。おかあさんの病気がなおりますようにって。」   (2020/12/13 18:58:11)

?§?*そう言った少女は 其の短い手足を懸命に動かして、身振り手振りで神様に話し続けました。   (2020/12/13 18:56:06)

?§?*「此処には 神様が居るんだよって おばあちゃんに教えてもらったの。」   (2020/12/13 18:54:48)

?§?*突然 現れた神様に、少女は驚きながらも こう答えました。   (2020/12/13 18:53:33)

?§?*「..こんな雨の日に、一人で 如何して森を歩いているんだ?」   (2020/12/13 18:52:21)

?§?*あまりに 長い間、ずっと一人でいた神様は ついそう 疑ってしまいました。もう 久しく、眠るという行為すら していなかったというのに。それでも そう考えてしまう程、彼にとっては 俄には信じ難いことでした。年端もゆかぬ少女、彼女はびしょ濡れで 誰がどう見ても寒そうです。何故こんな所にいるのか、そんなことは判りませんでしたが 神様は姿を現して 彼女にこう問い掛けました。   (2020/12/13 18:51:08)

?§?*(...此れは、夢何だろうか)   (2020/12/13 18:48:21)

?§?*何度も何度も、もしかしたらと繰り返していた言葉を 始めて不安に染めました。そんな、ある日のことでした。その日は雨が降っていて、森はぬかるんで歩きにくく 葉に邪魔されて視界も悪く、こんな日にもし誰かが来たら 帰れなくなってしまうだろうと 彼は 考えました。でも どうせ、今日も誰も来ないのだろう。哀しみが込められた、溜息をひとつこぼして 彼はそう言いました。しかし、其んな考えは ひとつの物音によって、かき消されてしまいます。ガサガサ、と茂みをかき分ける音。真逆、そんな_ そう思いながらも、神様がついつい視線を向ければ そこには小さな、小さな女の子がいました。   (2020/12/13 18:47:22)

?§?*「嗚呼 もしかしたらもう 誰にも 見つけてもらえないのかもしれない」   (2020/12/13 18:43:11)

?§?*と。そんな風に、何時もいつも 誰かが来るのを待っていました。待って待って、待ち続けて...そうして、三百年という 長い月日が経ちました。彼は絶望しました。   (2020/12/13 18:42:40)

?§?*「もしかしたら 子供が迷い込んでくるかもしれない」   (2020/12/13 18:40:46)

?§?*と。彼は言います、   (2020/12/13 18:39:41)

?§?*「もしかしたら 旅人が通りかかるかもしれない」   (2020/12/13 18:39:29)

?§?*彼は言います、   (2020/12/13 18:39:02)

?§?*昔昔、ある所に 何時も独りぼっちの 神様が居ました。神様は、誰も近付かないような 鬱蒼とした森の中で暮らしていました。忘れ去られた祠と 其の近くに作られた鳥居は、廃れて 見るも無惨に崩れています。それでも 彼は此処に居ました。只..誰かが来てくれるかもしれないと そんな僅かな希望を持って、此処で 人を待っていました。   (2020/12/13 18:38:48)

おしらせ?§?*さん(Android 60.94.***.62)が入室しました♪  (2020/12/13 18:35:21)

おしらせ新規ルームを作成完了しました。(Android 60.94.***.62)  (2020/12/13 18:27:56)


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