ルーム紹介
ソロル部屋です!!
キャラさん達の日常、又は過去等、貴方様の思い描いたストーリーをお待ちしています!!

主:千桜
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おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が退室しました。  (2023/5/9 12:30:55)

小野寺小野寺   (2023/5/9 12:30:48)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が入室しました♪  (2023/5/9 12:30:44)

おしらせシア/神和住晩霞さん(iPhone SoftBank)が退室しました。  (2021/1/11 02:49:19)

シア/神和住晩霞((長文&駄文失礼致しましたッ!晩霞ちゃんが初めて能力を使った時の話ですッ!(補足すると、晩霞の兄は『人に触れているとき、強制的にその人の異能力を使わせる』能力を持っています)   (2021/1/11 02:48:59)

シア/神和住晩霞ーーーーー「えへへ、長く語りすぎちゃいました·····機会があればまた私の昔話·····聞いてくれますか?」私がこくり、と頷くと、晩霞は嬉しそうな表情を浮かべた。その表情のまま晩霞は「ちなみに、『晩霞』って『×××』のことなんですよ♪」といった。重要なところが聞こえなかったが、晩霞があまりに嬉々として語るので聞き返すのもしのびなくなり、空返事だけしておいた。   (2021/1/11 02:45:49)

シア/神和住晩霞ーーーーー ある晩夏の夕方。私はかけがえのない光をもらった。心に巣食う闇を一発で打ち払うような、それはそれは力強い光を貰った。私は夕焼けが好きだ。あの光を見るとなんだか全てが救われるような気がするから。   (2021/1/11 02:45:09)

シア/神和住晩霞信じられなかった。暖かい橙色の光が目に染み込むようだった。さらに目を開けた。さらに鮮やかな赤橙の景色が目に映りこんだ。私は言葉も出なかった。初めて見る光に目を見開いた。「どうだ、晩霞。これがお前に『見せたかった』景色だよ」兄は優しく笑い、私の頭を撫でた。「『夕焼け』って言うんだ。綺麗だろう」初めて見た光は、オレンジ色の鮮やかな光は、とてもとても綺麗だった。私は泣いた。ポロポロと涙を流した。兄の優しい気持ちが目の前の夕焼けの光と共に胸を突き抜けて、私の慢性的な寂しさを、闇を、打ち払っていった。せっかくの夕焼けなのに涙で曇ってしまうのは嫌だった。でもこの感情の昂りはどうしようと抑えることが出来なかった。声を上げて、嗚咽を漏らして泣いた。兄は何も言わず、ただただ目の前の夕陽のように穏やかに、私の頭を撫でた。もう、寂しくなんてないよ。と言われているようだった。   (2021/1/11 02:43:56)

シア/神和住晩霞ーーーーーそうして15分ほどが経っただろうか。ゆっくりと車椅子を止め、「着いたぞ、晩霞。ここだ」と兄は言った。私はなんの事か全く分からなかった。さっきまでと何が変わったのだろう。空気ならば、風ならばさっきからずっと味わっている。となればなんだ。と私が考えを巡らすと、兄は元から見えない私の目を手で覆った。じんわりと兄の手の熱が伝わる。暖かいな、と思った。そして、私の内側からなにかが湧き上がってくるのを感じた。兄は手を私の目から外し、片手で私の頭を撫でた。そして、こう言った。「晩霞、ゆっくり目を開けて。ゆっくりだぞ」私はまたしてもなんの事かわからなかったが、僅かに目を開けてみた。   (2021/1/11 02:42:58)

シア/神和住晩霞ーーーーーある日のこと、兄が唐突にこう言った。「なぁ、晩霞。少し、散歩に出かけようか」私は驚いた。兄がそんな提案をするのは初めてだったからだ。「晩霞に見せたい俺お気に入りの場所があるんだよ」そう言うと兄は悪戯っぽく笑った。両親に無断で家を出ることに不安を覚えた私に兄は「少しくらい大丈夫。直ぐに戻るからさ」と私を車椅子に載せ、親のいない間に家を出発した。目は見えないが、その分他の感覚は発達している。何年ぶりかに浴びる外の風や、夏の終わり特有の少し冷たい空気の香りは、ずっと部屋にいる私にとってはどれも新鮮なものだった。少し大通りから外れた小道を通っているのか、車椅子はカタカタと揺れる。その心地よい振動と心地よい風を一身に感じながら私は、兄が車椅子を押すのに身を委ねた。   (2021/1/11 02:41:58)

シア/神和住晩霞ーーーーー真っ暗闇で、光が差し込むことの無い世界を生きてきた。それが当たり前だと思ってた。みんなもこの暗闇の中で一生懸命孤独に耐えて暮らしているのだとそう思っていた。でもどうやら違うと気づいたのは物心がついてからだった。私にはどうやら、視力というものがないらしいと気がついたのは。私にはどうやら健康に生きる力というものがないらしいと気がついたのは。恐らくそのくらいの頃だった。父も母も愛情を注いでくれていないわけではなかった。けれどもやはり、光のない世界というものはそれだけで寂しいものだった。この寂しさには7年経った今でも慣れないし、今後も慣れることは無いだろうと思った。それだけ耐え難かった。私が療養しているベッドの傍にはいつも兄がいてくれた。兄だけはこんな私の寂しさに心から寄り添ってくれるような気がした。でも、いつかはそんな兄だって私を置いてどこかへ行くのだろうと思うと、それも寂しかった。そんな私の心の内を察したのか、兄は私の手を握り、頭を撫でて「大丈夫だぞ、兄ちゃんはずっと傍にいるからな」と心を落ち着かせてくれた。私はこの時間がたまらなく好きだった。   (2021/1/11 02:41:03)

シア/神和住晩霞「は、話すことが無くなっちゃいましたね·····」元々口下手で人と喋ることに慣れていない晩霞は長い沈黙に耐えかねたのか、苦笑いを浮かべながらこちらを見る。私は沈黙も心地よいと感じるタイプなので別に良かったのだが、彼女の方はそうもいかないのだろう。晩霞はもじもじと何かを悩む素振りをしばらく見せた後、決心したように私に話しかけた。「えと·····あの·····その·····もし良かったら私の昔話でも·····あの·····その·····」途中でごにょごにょと口ごもってしまう晩霞の可愛らしさに、ついつい吹き出してしまう私を見て、晩霞は不満げに頬を膨らませる。「ひっ、人がせっかく勇気を出して話しかけたのに·····イジワルですっ」とむくれながらも、晩霞は少し気が楽になったのか、先程の提案を再び口にした。「もし良かったら私の昔話·····聞いてくれませんか?」こくり、と頷く私を見てホッとした表情を浮かべる晩霞。そして、一拍置いて語り始めた。「これは私が小さい頃の話です·····」   (2021/1/11 02:40:18)

おしらせシア/神和住晩霞さん(iPhone SoftBank)が入室しました♪  (2021/1/11 02:40:10)

おしらせ空宮/西宮胡桃さん(PS Vita 116.82.***.23)が退室しました。  (2021/1/11 01:09:52)

空宮/西宮胡桃((お目汚し失礼しました....!! 西宮胡桃の猫耳が生えちゃった日の朝に起きていた話です。胡桃を忠実な教頭キャラだと思っている方には不向きな者です。職員室で煙草を吸わないで下さいだなんて文句を言われたら胡桃死んじゃいますよ。(訳:それは気にしないでね)   (2021/1/11 01:09:48)

空宮/西宮胡桃『お願いします!!この事は見逃して下さい!!あとあのカウンセラーも黙らして下さい!クビにしちゃっても』「鬱陶しいですね~。私はこれから仕事をしなければいけないので静かにしてくれないのなら貴女を首にしますよ? そんな事より私の相手は良いので早くカウンセリングルームに行ってきて下さい!見た内容が誤解だったというお知らせを待ってますね!」(明るい声を出しながら自分の席へと向かう。後ろから聞こえるのはありったけの謝罪の言葉、これを他の教員が聞いていたらどう思うんでしょう?だなんてふざけた事を考えながら自席に座れば、余りにも深く被ったせいで隠れてしまった瞳を数回瞬きさせてから目を細める。ガキでも猫耳生えても私は月夜の教頭だ。そんな事を吐き捨てながら煙草をくわえ、火を付けながら騒がしくなってきた廊下を見つめる。___今日は忙しくなるようだ。ため息をつきながら吸い込んだ煙は何時もよりも何だか美味しく感じた。)   (2021/1/11 01:06:59)

空宮/西宮胡桃『外見もやる事もやっぱりガキですね。はい、忘れ物....。そうそう貴女。後でカウンセリングルームに来てください、昨日の夜に貴方がキャバクラで男性の方を見送っていたのをお見掛けしましたので。』(上からいつも被っている幼稚園帽が降ってくれば生々しい内容を残して閉じる。どうやら忘れ物を届けたようだが後の内容が中々エグい。無華からのお知らせで冷静になったので首を絞めようとしていた手を下ろして落ちていた帽子を深く被る。猫耳が出して、とでも言うようにぴっこぴっこ動き回るのが鬱陶しいがそれは無視しよう。思わぬ所で副職をバラされた部下はカクカクと小刻みに震えており、額には汗も浮かんでいる。動揺し過ぎでしょ、ヘラヘラと笑いながら思えば部下が突然崩れ落ちて土下座し始めた。)   (2021/1/11 00:51:14)

空宮/西宮胡桃「恥ずかしいです....。桃色の液体を飲んでしまって生えちゃったんですよね...。」「へぇ~~~~~!!! 見知らぬ液体を簡単に飲むなんて警戒心がなってませんね~??? 警戒心がないせいで可愛い生徒の皆さんが可哀想!!早く教頭やめたらどうです??」(一言の挨拶でこんなにもイライラする事が出来るのだろうか? 殴りたいという気持ちが昂るせいでブルブルと震える両手を必死に抑えて堪えていれば、部下は面白いと感じたのか嫌な笑顔を浮かべる。あぁ、今分かったよ。こういうのを"殴りたい、この笑顔"というのか。それを実感したからかヘラヘラとした笑顔が自然に浮かぶ。後は限界まで縦に伸びて怒っているぞアピールをしている猫耳さえ無ければ、貴様の低脳な挑発を受けても落ち着いているという事を相手に見せ付けられるのだが。)『 もしかして怒ってたりしてます~? 可愛い猫ちゃん?』「チッ....そんな立場の分際で調子に乗んなよ?」(可愛い猫ちゃん、というワードで今まで溜め込んできた怒りが現れ、女性で出せる限界の低い声を発する。今から私がどれだけ貴様よりも上の立場か思い知らせてやる。目をギラギラと殺意に満たしながら相手の首を掴もうと飛び上がり。)   (2021/1/11 00:40:54)

空宮/西宮胡桃「と、いう事で宜しくお願いします。」『その猫耳引きちぎりますよ。』(炎の円を作り出す事により、ここと職員室までを繋いでもらおうと考えた私は電話で部下である無華を呼び出した。どうやら彼女も液体を貰ったようで先程から本音が止まらないようだ。ぐちぐちと言われながらもワープを繋いでもらったので後は職員室に籠るだけ...と円を潜り安堵のため息をついた私は、視線の先に嫌な部下がいる事に気付いた。こいつはチビの私をいたぶってくるニワトリ、見つかったらきっとイジられる。戻ろうと後ろを振り返れば笑顔の無華が手を振って円を閉じやがった。後で塩ばらまいてやるからなババアと心の中でキレた所で部下に目を向ける。いつも通りに、猫耳なんて気にせずに。)「お早うございます。」「おはよーございます、教頭センセ。って見た目にピッタリなカッワイイ猫耳を付けておりますねぇ~!!お似合いですよ???」   (2021/1/11 00:09:28)

空宮/西宮胡桃「タバコタバコ...っと?」(朝日が届ける光に目を覚まして起きれば、いつも通りにタバコの箱に手を伸ばす。だが手にはタバコの箱とは違う固くて冷たい何か、違和感を感じて枕に埋めていた顔を上げればそこには瓶に入った薄桃色の液体。)ももじゅーしゅ...?(薄桃色ということは桃ジュース、そんな事を呂律の回っていない口で言えば何も考えずに手を伸ばして喉に流し込む。そこに一切の躊躇も無しに、だ。)_______あぁ!!!何であの時に躊躇わなかったんですか私!!!(鏡の前で頭をポコポコと叩けば呑気にピコピコと動いている猫耳を弱々しい腕力で引っこ抜こうとする。だが抜けない。液体を飲んだ後、頭が重いので撫でてみればそこには猫耳。きっと先程の液体のせいなのだろう、そう理解すれば無性に自分を恨みたくなったのでこの有り様である。)これで仕事....って仕事!? 恥ずかしくて廊下を歩きたくないですよ~!!(頭を抱え込みながら仕事の事を思いだし、こんなんで教頭が務まるか....!? と葛藤をする。このままじゃ生徒たちに笑われてしまうのだろう、職員室までの廊下...!そこだけを何とか通らずにいけないだろうか? 例えば瞬間移動のように.....。)   (2021/1/10 23:59:18)

おしらせ空宮/西宮胡桃さん(PS Vita 116.82.***.23)が入室しました♪  (2021/1/10 23:47:12)

おしらせ琉華/零&影羅さん(New 3DS 202.214.***.209)が退室しました。  (2021/1/10 14:03:43)

琉華/零&影羅母親は零に最初、エリカと名付けようとしたらしい。俺は最初、桂樹になるところだったのだと言う。エリカと月桂樹。ふたつの花にはどちらも悲しい花言葉があることは誰も知らない。エリカの花言葉は博愛、良い言葉、そして、孤独と寂しさ。月桂樹の花言葉は栄光、勝利、輝ける未来、そして、裏切り 博愛主義の姉の“仮面”を被った孤独な姉と、そんな姉に裏切られた弟。リノという歯車が外れてから歯車は噛み合わなくなった。ガタガタとして歪な形はいつか砕けちって、そして二度と戻らなくなる。 形あるものはいつかは壊れる?それは形のない絆だって同じ事。   (2021/1/10 14:03:37)

琉華/零&影羅零に図書室から追い出された後、自分はどこか遠い目をしながら廊下を歩く。…また、彼女に、零に拒絶されてしまった。それを裏切られたと感じてしまう自分をどうか許してほしい。本当の所、自分はリノより零の方が好きだった。確かにリノは優しい。でも少しばかり、それが息苦しいものに感じて。それに対して零とはよく喧嘩をしたり逆にバカをやって二人で大笑いしたり、自分にはそれが丁度良かった。でも、自分が鬼のクォーターだと判明してから態度が何処かよそよそしくなってしまって。さらに火事の後、自分を拒絶する姉に裏切られたような感覚に陥った。今まで仲良くしてたのに、なぜ遠ざけようとするのか。どこか怒りさえも生まれてきて。それから自分が零に近寄ることはしなくなった。そして、仲の良かった人から嫌われるのが怖くて一人を好むようになった。だから今日、こうやって話をしようと思ったのは一種の賭けであった。もしかしたら自分をまた彼女のパーソナルスペースに入れてくれるんじゃないかって。でも、彼女は自分のことを姉弟でも何でもない赤の他人と認識しているのだろうか。虚しさが込み上げてくる。それに気づかぬ振りをしたまま寮へと戻った   (2021/1/10 14:02:26)

琉華/零&影羅しでも戒めなんかでもなんでもない、ただの自己保身。それを影羅は見抜いていたらしい。…つくづく自分は最低な奴だ。   (2021/1/10 14:00:08)

琉華/零&影羅それから仲の良かった両親は喧嘩をするようになった。ワタシは寄り添おうとする影羅を拒んだ。一家は両親の離婚と言う形でバラバラになった。全てワタシのせいだと思い詰めているところに母から名前の話を聞いたのはその騒動が収まり始めた頃。姉のように優しい人になってほしいと思いを込めてワタシに贈られそうになったエリカという名前。そこでなにかがストンと自分のなかで収まった音がした。_そうか、母さんはワタシにお姉ちゃんのようになって貰いたいんだ_ワタシは嫌われたくなかった。一人になるのが怖かった。だからワタシはその日から自分という“素顔”をリノの“仮面”で隠すようになった。嫌いな勉強も死に物狂いでやってテストは上位に入った。体も鍛えてリノのように身軽に動けるようになった。ショートだった髪はロングに伸ばして。リノの影武者のような自分を周りは「姉に似て立派になった」「将来が楽しみね」と。今まで自分はその言葉を待っていたのに、やり場のない孤独感にさいなまれる。評価されたのはリノの仮面を被った自分。本当の自分ではないから。でも嫌われたくない、一人になりたくない。その一心でこれを続けてきた。__そうだ、これは罪滅   (2021/1/10 13:58:45)

琉華/零&影羅_焦ったから、事件は起きた 2年前。家に帰る途中で黒煙が立ち昇っているのをワタシは見つけてしまった。それは三世帯を巻き込んだ大火事。すでに消火活動も始まっていた。心配ながらに見ていたが中にまだ二人逃げ遅れた人がいると聞いて足が動いてしまった。止める声が聞こえたがそれを無視して小さな火の手の回っていないところから家に飛び込んで。勿論中にいる人を助けたいという思いが強かった。だが心の何処かで“これで自分も姉と弟と同じステージに並ぶことが出来るだろうか”、と。そんな自分勝手な考えで安易に飛び込んだから天罰が下ったんだと思う。14歳間近の女子が子供とそれを庇っていた大人の二人を担いで出るなんてことは出来なかった。そんなときにリノと影羅が助けに来た。影羅が大人を担ぎワタシが子供を抱く。そしてもと来た道を戻ろうとしたときにワタシの頭上に柱が落ちてきて。助けてくれたのはリノだった。だが倒れてきた柱によってワタシたちとリノの間は途絶えられて。リノは奥に取り残されてしまった。何度も姉を叫ぶように呼ぶ。姉が向こうから言った言葉_ボクは大丈夫だから先に行って_その言葉を最後に影羅に引きずられるように逃げた   (2021/1/10 13:57:23)

琉華/零&影羅本当は戒めでも、罪滅ぼしでもないかもしれない。姉のリノのことは本当に大好きだった。勉強も運動も出来ておまけに女神のように優しい性格。どこをとっても完璧な人。…だから、リノのことは大嫌いでもあった。周りはリノとワタシ達を比べると言うことはしなかった。だがワタシにとってはそれが重荷だった。「比べるまでもない姉の劣化品」言われている見たいで。のちに影羅が鬼のクォーターということが判明した。父が鬼と人間の混血で父の血を多く受け継いだからだという。つまりワタシにも鬼の血は混ざっている、だがクォーター以下の血の濃さ故に鬼の体質を受け継ぐことはなかった。それもまたワタシを焦らせるのには丁度いい材料。何も持っていないのは兄弟でワタシだけ。勉強も運動も出来ない、こうやって兄弟にも嫉妬するような性格の曲がったワタシだけ。   (2021/1/10 13:55:20)

琉華/零&影羅「カゲにワタシの何がわかるんだい?そうだよ、姉さんは、お姉ちゃんはワタシが殺したんだ。…だから、これはワタシのお姉ちゃんへの罪滅ぼし、そしてワタシ自身の戒めなんだよ。」殺したという事実を一生忘れるなという自分自身への戒め。誰に言われたってこのワタシの人生の全てをかけた罪滅ぼしはやめない。ワタシはお姉ちゃんの分まで生きなきゃだから…死ぬことすら許されない人生を__本当に?自分のなかで疑問が生まれたところで考えることをやめた。「はい、終わった。もう行って。」「…姉さ「行けってば!!」…わーったよ」半分叫び声みたいになりながら出ていくように言う。影羅は椅子から立ち上がるとありがとうとだけ言って振り返りもせずに図書室から出ていってしまった。それを背中で見届けたあと、力なく床に体育座りで座り込み膝に顔を埋めた   (2021/1/10 13:52:34)

琉華/零&影羅「ふふ、ケンカしてきたのかな?感心しないなぁ…」「…チッ…やっぱり、らしくねェ」怪我をしている箇所に手をかざして能力を発動させる。淡い光が傷を包むのを静かに見ていた影羅が舌打ちをして言った。それに笑顔を崩すことなく、ん、とだけ最初反応してかこちらも言葉を溢す「…どうしたのかな?」「いい加減そんなごっこ遊びやめちまえばいいのに」「…何がごっこ遊びだって?」ワントーン低くして問い返す。何か、こちらにとって持ち出されたくない話題を持ち出される気がしたから。顔は腕の傷を見やったまま影羅の言葉を待った。そして彼がゆっくりと咎めるように言葉を紡ぐ「その口調、表情、行動…全部、リノのモンじゃねェか」「……」「そんなリノの仮面にすがってお前は何がしたいんだよ。リノが死んだって事実を消したいのか?俺にはあの時死んだのはリノじゃなくてお前だってしてリノを演じきるだけのただの自己満足にしか見えねェ。俺は前のお前の方が好きだったのに_」「…るさい」あきらかに先程まで纏っていた雰囲気とはまるで別人のような雰囲気に変わった。   (2021/1/10 13:50:09)

琉華/零&影羅『お姉ちゃん!!お姉ちゃんってば!!』『姉さん!行くぞ!姉さん!!』『嫌だ、嫌だぁ!お姉ちゃん!!』 「っ!…夢…」とある日の放課後。調べものをしていて図書室に来ていた。が、どうやら居眠りをしてしまっていたらしい。しんと静まり返ったオレンジ色に染まった図書室。もうこんな時間かと読んでいた本を棚に戻して図書室から出ようとドアノブに手をかける。すると後ろから声が聞こえた。バッと振り返ってみればそこには久しぶりにみる顔があって。「おや…影羅じゃないか。こんな時間まで何をしているんだい?」先輩として後輩である彼にそう言えば相手はため息をついて呆れたように言ってくる。「…お前が起きんの待ってたんだよ」何か用でもあるのかと相手をじっと観察する。すると口から血が出ているのは発見できた。ということは治療か何かだろうか。だがあえて茶化すように眉をあげて口元に弧を描きながら、「へぇ?もしやボクを心配してくれた?」「んな訳ねェだろ。…治療、頼む」そっぽ向きながら悪態をつく彼はそのあとに小さくそういった。それを可愛いなんて思いながらもドアから離れて相手へ近寄っていく。   (2021/1/10 13:48:10)

琉華/零&影羅((ちょっと、マジでクソなんですけどお付き合いください…()ドロドロとしてるので閲覧注意です   (2021/1/10 13:45:44)

おしらせ琉華/零&影羅さん(New 3DS 202.214.***.209)が入室しました♪  (2021/1/10 13:44:58)

おしらせ鈴/メアリー・シャルロットさん(118.6.***.130)が退室しました。  (2021/1/10 02:51:11)

鈴/メアリー・シャルロット((どれくらいで文字数制限になるかあまり分かっていないのでバランスおかしいです!!   (2021/1/10 02:51:08)

鈴/メアリー・シャルロット奇妙な文字列が頭に入ってきた所為か、酷い頭痛がする……。あの後、色々自分で調べたが、結局何も情報を得ることが出来なかった。この薬について、学園であれば何か情報を得る事が出来ないかと考え、男になっても長いままの髪の毛をいつもよりも低い所で束ねてから、私は学園へと向かうことにした。   (2021/1/10 02:50:50)

鈴/メアリー・シャルロットその事により一気に目を覚ました私は自分の状態を、ベッドから立ち上がったり、実際に触れたりして確認する。指は太く、目線は高く、胸はなくなっている。元より微々たるものではあったが、いざなくなってみると悲しい。そのうち治るだろうと諦め、ベッドに横たわろうとしたその時、寒気が走り……。「あの犬……絶対に許さないんだから……!」どれもこれもあの犬耳の所為だ。あの犬耳が煽りさえしなければ私はこんな思いをしなくて済んだのに……。暫くした後、冷静になった私は薬の入っていた容器を取り出す。これさえなければ……と、怒りで容器を破壊したくなる衝動をぐっと堪え、「鑑定」を付与しなおした眼鏡をかける。「鑑定」は付与したもの(眼鏡や銃器のスコープなど)を通して見た物の詳細をある程度知る事が出来る……はずなのだが、何故か「縺願脈繝代ル繝?け??シ 縲懊♀蜑阪i繧ュ繝。縺ヲ繧薙?縺九h縲 蟆ら畑繧「繧、繝?Β」と、訳の分からない大量の文字が表示され、不気味に思った私は思わず容器を投げ飛ばしてしまう。   (2021/1/10 02:50:39)

鈴/メアリー・シャルロット「……つい、眠っちゃっ……た……?」朝、目を覚ました時に枕元に置いてあった薄桃色の謎の薬。隊長は「楽しい薬」と言っていたが、これを飲んだら何かよくない事が起こると本能的に察し、収納の中に投げ込んだ。放送を聞いた後も、全くそれを飲む気にはならなかった……のだが、獣人らしき人物に「臆病者」と煽られ、ついカっとなって飲んでしまった。飲んだ後、急に迫ってくる眠気。外で眠るのは嫌なのでふらふらとした足取りで寮の自室まで戻る。そして鍵を閉めようとしたが、どうせ私の部屋になんか誰も入ってこないだろうと思いそのままベッドへ飛び込み、眠りについた。そして目覚めたときに発した自分の声が、いつもとは違うことに気づく。   (2021/1/10 02:49:57)

鈴/メアリー・シャルロット((ロル力を上げるための練習として書いたものなので、良いとは言えない物ですが……   (2021/1/10 02:49:48)

おしらせ鈴/メアリー・シャルロットさん(118.6.***.130)が入室しました♪  (2021/1/10 02:48:39)

おしらせモノ/皐月那綱さん(iPhone 14.9.***.224)が退室しました。  (2021/1/9 22:41:05)

モノ/皐月那綱((未練タラタラななーちゃんを嫌いにならいで欲しい   (2021/1/9 22:41:00)

モノ/皐月那綱((ソロル下手くそで申し訳ないです🙇‍♂️   (2021/1/9 22:40:36)

モノ/皐月那綱((まじで閲覧注意!   (2021/1/9 22:40:10)

モノ/皐月那綱だから今日も俺は、放送室の鍵を開けて放送機器の電源をつけ、マイクのスイッチをオンにする。あの日から何度も続けてきた手順で俺の声を全校に届ける。これを聞いて俺の声を聞きたくなっあ彼女から電話の誘いが来るかもしれないって淡い期待を抱きながら…………。「って訳なんだよね〜笑。まぁ、今もその子の事を好きかどうかは、ご想像にお任せします〜って事で笑。まぁ、今は普通に友達とかと話すの楽しいし、みんながこうやって質問してくれて嬉しいしね!じゃあ今日はこの辺でじゃあまたね……」   (2021/1/9 22:39:48)

モノ/皐月那綱「なーちゃんはさ…私の事どう思ってる?」声が震えてた相手も緊張してるんだろう。俺もすぐにでもさっき出てこなかった言葉を伝えようと思った。ただ何かが自分の後ろ髪を引っ張っているような気がして言えなかった。だってSも友達だから…。今更俺が想いを伝えたらいままで築いたふたりとの関係が崩れる…。ズルい…よ……。こんな時になってから僕に気持ちを聞いてくる彼女も、先に自分の気持ちだけ伝えて開放感に浸ってるSくんも…、「どうって、やめてよ…ただの“友達”でしょ?」自分の気持ちに嘘ついてる俺も…。「そっか…私たちこれからも友達だよね。」「そうだよ…当たり前じゃん…笑。じゃあまたね…」よく覚えてないけど最後は2人とも声が震えてたと思う。それでも次の日からはまたいつもどうり学校で話してた…。ただ、この日を最後に彼女から電話の誘いが来ることは無かった…。くだらない話をしてる時間が好きだった。電話越しに笑ってくれてる声が好きだった。ひとつひとつ共通点を見つける時間が好きだった。俺の話を聞いてくれる君が好きだった……。   (2021/1/9 22:38:39)

モノ/皐月那綱「なーちゃんってさ声いいよね……普段意識しないけどこうやって声聞いてると落ち着くんだよね〜」…ずるいよ……。君は俺の事を男として意識してないからそんなこと言えるのに。そう言って俺に意識させようとしてくる。「こないださ、みんなで花火見に行ったでしょ?その時に言いたいことあったんだけどさ…」ふとした瞬間気がついたら言葉が出てた。一瞬焦ったがそれ以降僕の口は動かなかった。“好きです”たった四文字が出てこない。言葉が出ないまま時間が経つ。相手の何?と聞き返す声に慌てて「また遊びたいよねってだけだけどね笑」と言って誤魔化す。「そういえば、こないだ、花火の後とSくんと一緒に帰ったんだけど」今度は彼女が口を開いた…。空気感というか声が浮ついていて異変を感じた…。「Sくん?帰り道一緒だったもんね、どうかしたの?」平静を装って聞き返す。「すごいいい雰囲気だったんだよね…。それで…告白されちゃって…。」やっぱりか…別に驚かなかった。Sが彼女に気があることも、彼女がSに惹かれてることも分かってたから。友達が多いとこういうことがあって面倒だ。   (2021/1/9 22:34:15)

モノ/皐月那綱LINEの通知音。勉強している手を止めスマホを開く“もしもーし今大丈夫?”彼女からいつもこの時間に来る通話の誘いだった。彼女って言っても付き合ってる訳じゃない…。なら僕らの関係性は何なのか、僕が彼女にきがあろうが無かろうが関係ない。彼女と俺は“恋人”では無く、ただの“友達”だ。二人の関係を伝えるの言葉はこれだけで十分だった。最初は彼女の相談に乗っていたがここ最近は特に用事が無くても通話して何にもならない時間を過ごしてた。俺はこの時間が好きだったし話すことが無く無言になるのが面白くて2人で笑い合うこの時間が幸せだった。「私ね将来旅に出たいんだよね。海外とか。」 「あぁ〜俺もしたいわ旅。1回ぐらいしてみたいよね、実際出来るかどうかは置いといて笑」旅行とは別に行くあてのない旅をしてみたいとか、お菓子が好きとか、水族館が好きとか、結婚式あげるなら海辺のチャペルがいいとか、でもそれにお金使うなら2人でいいもの食べたいとか、話してるうちに見つかった彼女との小さな共通点…「私達割と似てるよね」ってスマホ越しに聞こえる笑い声が心地よかった。   (2021/1/9 22:32:14)

モノ/皐月那綱「どうも〜なーちゃんです。今日も放送始めて行くね。放送聞いてくれてるみんなから質問を募集したから答えてこうと思います。えっと…好きな食べ物は…クッキー!1番の親友?ん〜…みんな友達だから1番とかないよ!みんな仲良し!相手がどう思ってるかは分からないけどね笑。……なぜ放送を始めたんですか?……これはね〜。答えるけど…オフレコでね…」   (2021/1/9 22:30:48)

おしらせモノ/皐月那綱さん(iPhone 14.9.***.224)が入室しました♪  (2021/1/9 22:25:52)

おしらせ瑠々/杠葉 幻さん(121.119.***.49)が退室しました。  (2021/1/8 22:43:45)

瑠々/杠葉 幻((幻くんの昔話です…意味不明な所もあるので、何か質問等ありましたら…!   (2021/1/8 22:43:40)

瑠々/杠葉 幻(其の嘘も直ぐに現実になりました。驚きですよね、少し前までは全く使えなかった能力を使いこなしているのですよ?本当に前の能無しの”俺”は死んだようですね。…まあ自我はまだ残っているようですが。別に問題はないでしょうし。偶に現れてしまうかもしれませんが…其の時はご愛敬と言う事にしてください。其れで今どうなったか、ですか?当然、彼は私の仕向けた通り私を毛嫌いしてくれていますよ。…其れを寂しいと感じている私が居るのですがね。馬鹿でしょう?自分でそう仕組んだ癖に寂しがってるなんて…ホント…”私”も”俺”も愚かですよねぇ。でも此れも彼の為ですから。私は彼の為に犠牲になるのみ。其れこそ…兄である私の務めですから。まあ…此れも私のエゴ、自己満足かもしれませんが…。こうする事で彼が傷つかなくて済むのであれば…私は喜んで此の役を引き受けますよ。其れでは今後もこんな私、”杠葉幻”を宜しくお願いしますね?『此れは私の物語…誰も真実を知る事のない…嘘まみれの物語…なんて××××?』)   (2021/1/8 22:43:06)

瑠々/杠葉 幻(”嘘吐き”へと成り果てた私は弟の眠っている間、嘘を吐き続け奴らを返り討ちにしました。勿論殺してまではいません。唯弟を傷つけた分は償ってもらいましたが。さて悲劇はそろそろ終わりを迎え、彼はじきに目を覚ますでしょう。しかし目が覚めてしまえば、彼は再び恐怖…否其の倍である絶望に染まってしまうのでしょう。でもそんな事はさせません。私が”嘘吐き”である限り、彼を傷つけなんてさせません。だから私はもう一つ嘘を吐きました。此の悲劇をずっと記憶していては彼が其れに囚われてしまうだろうから、其れを防ぐ為に嘘を吐きました。『幽は此の悲劇を忘れる』…勿論能力で此の嘘すら現実になりました。目を覚ました幽はすっかり…悲劇を忘れてしまっていました。其れに加えて私はもう一つ嘘を吐きました。『幽は何が有ろうと私の事を嫌う』…何故こんな嘘を吐いたかですか?其れは勿論…彼の大好きな”自慢の兄”は既に死んでしまったからです。私はもう彼の大好きだった”自慢の兄”ではなく、唯の”嘘吐き”なので。だから嫌うようにしたのです。第三者からすれば何も変わっていませんが、私の中では何もかも変わってしまったのです)   (2021/1/8 22:42:55)

瑠々/杠葉 幻(両親が殺されたとなると…次の標的は必然的に俺たちとなる。その通り奴らの牙は俺たちに向いた。チラリと緊迫した状況の中、俺に残された弟を見てみる。弟は恐怖の色に染まり発狂寸前に陥っていた。其れを見た俺は当然…奴らに対して激しい怒りを覚えた。よくも両親を…そして弟までも…其の時が”俺”の死だった。否、俺から私に変わったと言うべきか。兎も角あの時に俺は一度死んだ。能無しの俺から弟を護れる私に。あ、そうでした。私が嘘吐きになったのは其の時からでした。兎に角弟を護りたくて…私は”嘘吐き”になったんです。私が最初に吐いた嘘は…弟に向けてでした。今にも恐怖に押し潰されそうになっている弟を見ていられませんでした。だから…眠ってもらったんです。『此の悲劇が終わるまで幽は眠る』…其れが私の最初に吐いた嘘。私の能力は嘘を現実に書き換える力ですから、其の嘘は現実になり弟は其の儘眠りにつきました。彼は此の悲劇が終わるまで目を覚ます事は無いのです。…此の悲劇を見るのは私だけで良いのです。能無しの私を”自慢の兄”だと言ってくれた、貴方は見なくて良いのです…辛い思いをして傷つくのは私だけで良いですから)   (2021/1/8 22:42:42)

瑠々/杠葉 幻(何時から自分はこんなにも”嘘吐き”になったのだろうか。能力を持って生まれた時?いや…自分は能力すら上手く使えない能無しだったではないか。嘘を吐かなければ意味をなさない能力の癖に、其の肝心な嘘も吐けない能無し。今はまるで呼吸をするように簡単に嘘を吐くものの、其の当時は何も出来ない無力な妖狐。其れなのに…こんな俺をたった一人の弟は慕ってくれていた。何も出来ない俺を”自慢の兄”だと言ってくれた。俺よりも上手く能力を使えていたのは弟の方だったのに。でもこんな俺でも誇りに思ってくれるのが何より嬉しかった。そしてそんな弟が俺は何より大好きだった。毎日二人で遊んでばかりだったか。まあそうか、”其の時はまだ俺たちは仲が良かったんだから”。俺たちの絆が不鮮明なものになってしまったのはあの時…両親が俺たちの目の前で殺されてしまった時だった。其の時の事は今でも鮮明に覚えている。妖怪狩りだったか…以前から目を付けられていた奴らに、俺たちの両親は俺たちを庇ってあっけなく殺されてしまった。辺りに飛び散る鮮血…やけに響く両親の悲鳴…まさに恐怖そのものの光景に俺たちは絶句した)   (2021/1/8 22:42:33)

おしらせ瑠々/杠葉 幻さん(121.119.***.49)が入室しました♪  (2021/1/8 22:42:20)

おしらせシア/Seridさん(iPhone SoftBank)が退室しました。  (2021/1/8 22:36:38)

シア/Serid((駄文失礼しましたッ、劣等生のセリド君と優等生の兄、ジータ君のお話でした·····   (2021/1/8 22:36:34)

シア/Seridーーーーー 今日は兄の、ジータ=マクラインの命日だ。そして·····「俺は確かに才能がねェ劣等生だがよォ·····それでもてめェの分までちゃんと生きなきゃなんねェだろ」·····セリド=マクラインが過去を精算した、誕生日だ。   (2021/1/8 22:35:29)

シア/Serid「·····おめェもおめェなりにつらかったんだな。ジータ」「··········ォ」喉が完全に潰れてしまったのだろう、まともに声も出ていない。「·····俺に似た特徴のガキ殺したのも、手当り次第俺を探すためか·····ッたく·····しょうがねェ奴だよ」そしてセリドは、心を決めたように肉塊に近づく。「·····俺に出来ることはおめェを楽にすることだけだ。兄貴。もう、おめェを縛る奴はいねェよ」そのまま、首を掴み、一思いにへし折った。かつて兄だった肉塊は灰になり、もうなにも喋らない。兄が貼った結界だったのだろう、紫色の帳が開かれる。セリドは涙も流さなかった。代わりに、数秒目を閉じて祈りを捧げた。   (2021/1/8 22:35:03)

シア/Seridーーーーー 「ぜ·····リドォ·····ッ!」苦しみに満ちた声で兄だったモノが呼びかけてくる。とにかく優秀だった兄は存在するだけでセリドの足枷だった。何をするにも比べられた。そしてどれだけ努力しようが、何一つ追いつけなかった。ジータは優等生の肩書きをほしいままにしていた。名家に産まれて、あらゆる才覚を持ち、髪や瞳の色までもがセリドよりも美しいと褒め称えられた。でも、それでも憧れだった。その姿を追いかけ努力をしてきた。そんな兄が異形と成り果てて、自分を呼ぶ。いつもの悪夢ならどれだけ良かったか。「ぜ·····ッリドォ····」3回目の呼びかけ。そしてその時、セリドは気づいた。その瞳から、幾筋かの液体が流れていることに。「·····すまッ·····なァッイッ·····」そして、4回目は謝罪だった。自分が劣等感と共に憧れを持っていたことを兄は知っていたのだ、とジータは初めて気がついた。そして、兄が、のしかかる期待に応えるために無理をしてまで頑張っていたことにも。   (2021/1/8 22:34:06)

シア/Serid男の姿を視認した瞬間に思わず息を呑んだ。懐かしい髪の色をしていたからだ。自分と同じようで自分よりも鮮やかな翡翠色の髪をしていたからだ。男が振り向いて虚ろな目でこちらを見る。その顔を見て、その姿を見て、セリドは目を見張った。動けなかった。忌まわしい過去が脳裏にチラついた。しかし、それ以上に何かがおかしかった。男が口を開く。「繧サ·····繝ェdォ·····」喉が潰れているのか、聞き取ることは出来なかった。口を開き、少し動く度に男の、いや、ヒトモドキの体はグズグズと溶けているようだった。セリドは目の前の現実を受け入れることが出来なかった。なぜなら、目の前の魔族と成り果てた異形は、「おめェ、何してんだよッ·····ジータ=マクライン·····ッ」·····実の兄、ジータ=マクラインだった。   (2021/1/8 22:33:05)

シア/Seridーーーーー その日の夜、セリドはいつもとは違う場所で目を覚ました。目を開け、上体を起こすと、そこは禍々しい気で満ちた、不気味な空間だった。夢かと思いほっぺたをつねってみるが、ちゃんと痛覚はある。「ッてて·····夢じゃァなさそうだが·····ンだここ·····魔界じみてんな·····」空は妖しく紫に輝いて、月や太陽などは存在せず、辺りにも、枯れて腐った草木がポツポツと存在しているだけでそれ以外は何もないように見えた。しかし、よく見るとなにかが落ちていた。それは緑髪をした少年だった。どうやら既に息の根は止まっているようだ。「·····もしかしてニュースになってたアレか·····まさか本当に巻き込まれるたァな」首をゴキゴキと回し、少し歩くと、そこには男がいた。   (2021/1/8 22:32:42)

おしらせシア/Seridさん(iPhone SoftBank)が入室しました♪  (2021/1/8 22:31:51)

おしらせシア/Seridさん(iPhone SoftBank)が退室しました。  (2021/1/8 22:31:47)

シア/Seridーーーーー 数時間が経って午前6時頃。「498·····499·····500ッ·····」と日課の腕立て伏せをしながらラジオの報道番組を聞いていると、あるニュースが耳に入ってきた。それは、『少年連続失踪事件』という題を付けられ報道されていた。なんとなく興味を引かれ、聞いていると、被害者に共通した特徴があったらしい。「·····12〜15歳の少年、背丈は150cm程で、緑系の髪·····なるほどなァ·····」なんとなく嫌な予感がして、柄にもなく苦笑いをすると、冗談めかして呟いた。「·····俺狙われるくねェ?それ」·····まァ、そんなわけねェか、と思い直して筋トレを再開した。·····しかしその冗談は直ぐに現実となった。   (2021/1/8 22:29:57)

シア/Seridーーーーー 悪夢を見ているのか苦悶の表情を浮かべ、呼吸は浅い。掛け布団は既に蹴り飛ばされており、真冬にも関わらず寝巻きのジャージ1枚だ。しかし、その全身は汗でびっしょりと濡れている。歯軋りを繰り返し、無意識にジャージに手を入れ胸を掻きむしる。表情がさらに深刻になったと思うと、「がァッ·····ァ·····ッ」と雄叫びを上げて跳ねるように起き上がる。前髪が悪夢を見た時特有の脂汗でべっとりと額に張り付いたのをかきあげる。鼓動が乱れている。時計の針は3時半を指しているが、こうなるともう眠れない。 「はッ!·····はァッ·····あァ·····寝覚め悪ィ·····最ッ悪の朝だ·····」そう悪態をつきながら汗で濡れた頭をくしゃくしゃと掻きむしり、一頻り深呼吸をした後に、汗を流そうと立ち上がって部屋を出た。老朽化でギシギシと音を立てる階段を下り、仄暗い廊下を歩く。その途中で、乱雑に壁掛けされていたカレンダーが視界に入り、顔を顰めた。「チッ·····もうそんな経つかよ·····」 その日はセリド=マクライン14才の誕生日の朝。·····そして、セリドの母と、·····兄、○○○=マクラインの命日であった。   (2021/1/8 22:29:33)

シア/Serid『お前は1人じゃ何も出来ない』·····『お前は出来の悪い子なんだから。○○○を見習いなさい』····· 『武力でも頭脳でも、その能力でも、お前は何一つ○○○に勝ってない。お前が必死に練習している絵だってそうだ』····· 『お前はいつだって』『何をさせたって』『何を成すことも出来ない』 『才能がない』『○○○の出涸らし』『マクライン家の恥だ』『どうしてこれが産まれてしまったんだ』『○○○に才能を全部持っていかれたのね·····可哀想に·····』 ··············· 『お前は劣等生だ』   (2021/1/8 22:28:37)

シア/Serid((駄文ですが·····   (2021/1/8 22:27:49)

おしらせシア/Seridさん(iPhone SoftBank)が入室しました♪  (2021/1/8 22:27:26)

おしらせ千桜 / Fische .。さん(iPhone 133.203.***.96)が退室しました。  (2021/1/8 18:50:42)

千桜 / Fische .。((説明し忘れ。フィシェの昔のお話です。多分意味不明なとこしかない、解説して欲しかったりしたら聞いてもろて((   (2021/1/8 18:50:40)

おしらせ千桜 / Fische .。さん(iPhone 133.203.***.96)が入室しました♪  (2021/1/8 18:49:21)

おしらせ千桜 / Fische .。さん(iPhone 133.203.***.96)が退室しました。  (2021/1/8 18:49:02)

千桜 / Fische .。『✕✕✕、✕✕た✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕す。……✕✕✕✕✕、✕✕け✕✕✕✕✕✕✕✕』   (2021/1/8 18:48:57)

千桜 / Fische .。『俺はね、あなたから褒めて頂けるだけで幸せなんです。……あの御方は、そんけいに値する人です』   (2021/1/8 18:45:31)

千桜 / Fische .。何故自殺したのかは分からない。彼らの死に顔は、どこかスッキリとしているかの様な、幸せに満ちた表情だった。その表情を見たものは皆口々に言う。「あれは呪いだ」と。そして、夫妻の自殺が発覚したのと同時刻。夫妻の子供達が家で死んでおり、唯一、奇形児であったFischeの死体が見つからなかった。何故だかは分からないが、彼は水の中では呼吸が出来ない為、必然的に死亡扱いとなった。また、彼が子供達を殺した犯人では無いかと疑われたが、確信へと至る程の証拠が無かった為、結果この事件は、闇に埋もれて、人々の記憶力から抜け落ちていった。「ふふ、あは……あははッ。そう、これで、これで良いんでしょ?ねぇ、saevum(サエウム)さん。俺、言う事ちゃんと聞いたよ?偉い?」泣きながらも笑っているかの様な、狂った表情を浮かべ、貴方の名前を呼ぶ。貴方は、美しく、そして残酷に微笑んだ。「…うん。そうだね。偉いよ、Fische」あぁ、あぁ、貴方って人は本当に残酷だ。その言葉ひとつで、俺を狂わせる。涙を流しながら、歪な笑みを浮かべ言葉を紡いだ。「有り難きお言葉でございます。我が主」   (2021/1/8 18:43:00)

千桜 / Fische .。彼らは、自殺した。   (2021/1/8 18:42:49)

千桜 / Fische .。___彼、Fischeは奇形児だった。生まれてまもない頃から、水の中では呼吸が出来ず、地上と環境を合わせた小さな小屋の中でずっと眠ったまま過ごしていた。医者が言うには、彼はもう一生起きること無く、眠り続けたままになるらしい。両親は、彼の眠りを嘆いた___訳では無く、ただ、周りとは違う彼を軽蔑した。兄弟は皆普通なのに、マトモなのに。彼は、彼だけがおかしい。…否、それもそうだろう。彼、Fischeの両親は、血縁関係のある…つまりは、兄妹だった。周りが普通に生まれてきたのは奇跡であり、彼、Fischeが普通だった。___ある日、彼の両親は、彼を殺そうとした。彼がまだ眠っている間に、抵抗しない間に。…この時、夫妻達は確信していた。何故自分達が産んだ子の中で、あの子だけが奇形児なのか。それは、自分達の影響ではない、きっと、あの子が______××××××だけなんだ。だから、今のうちに逃げなきゃ行けないの。愚かな私達の考えがバレたら、どうなるのか。……結果的に、夫妻の計画は失敗に終わった。   (2021/1/8 18:42:38)


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