ルーム紹介
【オリ成り】幻想世界”Wens”のソロル専用部屋となっております

伽羅さんたちの日常、過去等…何でもどうぞ!!

入室は一人ずつでお願いします!

皆様の素敵なソロルをお待ちしています!!
 [×消]
おしらせ稲葉/りつたゃ@姫さん(Android 118.108.***.21)が退室しました。  (2021/2/5 21:26:37)

稲葉/りつたゃ@姫((ただの殴り書きだから構成とか誤字とか矛盾とか変なとこあると思います!!!!発見しても何も言わないで諸手!!恥ずかしくて稲葉さんが死ぬ!!ァ゚   (2021/2/5 21:26:32)

稲葉/りつたゃ@姫真実の愛なんてあるわけがない、運命なんて偶然の代名詞、優しさ=エゴで、幸せは周りの不幸の元成り立っている。 俺は今日も通常運転で、生きられる。お姫様という逃げ場がある限りは壊れずに、何も変わることなく凡庸に。   (2021/2/5 21:25:09)

稲葉/りつたゃ@姫大成功だった、歪すぎるお姫様な彼女は空いた穴にハマることが出来た、型からはみ出た部分が他の場所を壊してめり込んでいくのを感じる。隙間は沢山空いているがそのうちその隙間は別のものが埋めてくれると疑わず。   (2021/2/5 21:24:40)

稲葉/りつたゃ@姫「なんでも嫌いという一言で済ませて、見たくないものから目を逸らす自分がいちばん大嫌い。」 「先生は、俺を見てるんじゃなくて、俺の不幸だけを見る。だから、それがとても心地がいい。真っ向から俺を見ていた後輩や彼女よりも何倍も」 「何を辞めたいかは本当に分からない。」気付いているけど認めたくないから俺は今日も目を瞑る、目を瞑っていればお姫様がそこにいて、俺は俺じゃないってことになる。その自己の否定が俺を救っている、何かを失って空いた心の穴は同じものをはめたとしても埋まることは無い、なぜなら空いた穴が大きすぎて同じものだと隙間が空いて、そこからストンと抜け落ちてしまうから、だから俺は別の歪な何かで穴を埋めることにした。彼女はとても性格が良くて自立した人だった、飾り気の無い髪とボーイッシュなファッションセンスは彼女を象徴してもいいぐらいには似合ってて性格を鏡のように移していた、だからこそ埋めるための者は、1人で歩けないお姫様のような子、そんでビックリするぐらい腹黒くて性格の悪いのを作った。   (2021/2/5 21:24:21)

稲葉/りつたゃ@姫別に食欲が無いわけじゃないしちゃんと腹は減る、眠れないわけじゃないし、ましては死にたいなんて思わない、世界でいちばん不幸だ!!見てえな弱音だって吐くだけバカバカしい位には俺の人生は平凡だ。…ただ、食べるご飯は美味しくなくて、寝るのがちょっと怖くて、息苦しいだけ、そんで少しだけ泣きたくなる。ただただ、起きてる間はひたすら辞めたいなって思いがグルグル渦巻いて叫びたくなる。…はぁ、疲れたなあ、辞めちまいてえな…、何辞めたいかわかんないけどさ、余計眠れなくなっちゃったじゃん。俺何がしたいんだっけ、今。   (2021/2/5 21:23:07)

稲葉/りつたゃ@姫「なんか、お前死にかけてね?ちゃんと飯食ってる?」…なんだか、布団に入っても寝付けなくて低迷していると1本電話がかかってきた。何時だと思ってんだよとか思いながら、電話をかけてきたやつの名前を見る。……あーね、どうやら御相手は親戚の10個ちょい下の奴だった、別に嫌な相手でもないし、どうせ寝れないんだからと電話に出てみる、内容はお正月に実家に帰んなかったからみんな心配しているという旨ものだった、そんでしばらく他愛ない話が続いた後に言われた言葉がこれだ。電話はその後程なくして終わったが俺の中ではアイツが言った言葉が頭の中で何度も反芻していた。ええ…俺そんなやつれてる?声でわかるレベル??やだなぁ、別にそうでもないのに。   (2021/2/5 21:23:05)

稲葉/りつたゃ@姫彼女を好きだったのか、愛していたのかと聞かれたら悩むことなく俺は頷ける。でもそれがレンアイ的なものだったかと言われると頷くことは出来ない。彼女は俺にとって友人…いや、親友であり家族だった。家族に求めるような暖かさと安心があって、そんでもって友人のように馬鹿みたいな悪ふざけで笑えた、俺はこのポジションがとても居心地が良かった、家にいるよりも彼女の隣にいる方が心が休まった、彼女を例えるならば俺の国だ、俺が王様で彼女は国、国は王様に豊かになるような統治を求めて、そんで王様を王様にしてくる絶対的な居場所だ、だから王様にとって国が王様を見捨てたのなら王様は王様じゃなくなって、生きることも出来なくなってしまう。 だから今の俺は俺じゃないってことになってしまう、自分で例えといてあれだけど、王様って荷重くね…?どうせなら座ってるだけでチヤホヤされて居場所が確立されてるお姫様なんかになりたかったわ…あー、無理無理。なんか目眩してきたわ、さっさとログアウトして寝よ。ふと時計を見ると深夜2時、俺の生活バランスは完全に狂ってるようだ。   (2021/2/5 21:22:28)

稲葉/りつたゃ@姫でも俺は頑固なので、レンアイに対する自論を信じることにして、まだ考察を伸ばす。恋人同士が別れるということは自分が求めていた欲求に相手が当てはまらなかったという理由が正しいのだろう、結婚したり上手くいったヤツらは需要と供給がいい感じに合致していたってことだ。 俺は恋愛がわからないといったが、友情や愛情はそれなりに分かったりする。だからこそ、彼女に別れを切り出された事がずっと尾を引いているのだと思う。   (2021/2/5 21:22:26)

稲葉/りつたゃ@姫みんなして愛だとか、恋だとか胸を大きくはって偉そうに語るが、言ってしまえばみんなが大好きな愛とか恋とかの正体は自分の欲望に過ぎない、結局のところはみんな自分しか愛せない、ヘビが好きな友人だってヘビという自分の寂しさを紛らわせるだけに、自分のことを愛しているという何かが欲しいだけであって、ヘビ自体を愛していることなんて全くない。 この自論を別れるだいぶ前の彼女に言ったら全く違うらしい、恋愛とは難しいなと思った。   (2021/2/5 21:21:40)

稲葉/りつたゃ@姫俺の友達にヘビを飼っている奴がいた、アイツは己の腕に絡みつくヘビをそっと撫でて「俺が此奴を大事に思っているように、此奴も俺の事を愛しているんだよ」なんて、優しく惚けた笑顔で蛇に笑いかけてそう言った。……いや、違うでしょ。蛇はお前のことなんか餌くれる奴にしか思ってないよ、蛇はお前の腕に絡みつけばエサが貰えることを知っているからそうするんだよ。そもそも爬虫類という括りの生物は愛情という感情を持ち合わせてないとどこかで聞いた気がする。…んまぁ、幸せそうな友人を目の前にそんなことは言えないので、「そ、可愛いじゃん?俺もペット飼ってみっかな!!」…なんて返答した思いである。今もさっきの自論は変わってないし、なんなら爬虫類と霊長類を一緒にするのは変かもしれないが、人間もヘビと一緒だと思っている。人が結ばれるのに過程があるのなら、必ず動機も存在するわけで、その動機というのは理由が何にせよ自分が満たされたいという欲求だ、つまりはヘビで言うところのエサに値する。   (2021/2/5 21:21:23)

稲葉/りつたゃ@姫そもそも、俺はレンアイというものが分からない、理解できないなりに仮説を立ててみたが、長年の研究の末出た結果は、恋人というものはお互い…または一方だけが相手に対しての要求をぶつけ合うだけの関係だけの関係じゃないのだろうか。…というものだった。例え話にちょうどいいハナシをしよう、   (2021/2/5 21:21:06)

稲葉/りつたゃ@姫それと、最近知り合った古風な喋り方をする奴、通称「先生」にも助けられている。主に彼は俺の性格の悪さを飲み込んでくれる立派な救世主であり、助け舟だ。特に理由は分からないが、先生の傍は居心地がいい。 そんで、俺がこんな馬鹿な自論語ってく内にも世界は、Wens内は正常に回る。ほら、見ろよあいつらバーチャル内でもペアルック着てやがるよ、2人してキャッキャ騒いで楽しそーね。ちな俺の見込み的にああいうヤツらは半年も経たずに別れる、だいたいそう。…な癖にさ、愛だとか恋だとか声高らかに謳いやがるんだわ、ほんとにウザったいの極み。なんであんなに幸せそうにできるのかが本当に分からない、つーか   (2021/2/5 21:20:11)

稲葉/りつたゃ@姫Wensにハマってからもその持論が覆されることはなくて、むしろ色んな人に助けてもらう度に深い認識になっていくのを感じた。姫という立場上助けて貰ってなんぼみたいなもんだし、最近だと買い物ができないって言う馬鹿100点みたいな内容で助けて貰ったりした。 シャルくんだっけ?あの羽生えたヤサシイイケメンくん、後で知ったんだけど、医療課のお偉いさんらしいね、よく知らんけど。つか1人で買い物もできないノータリンな女によく武器とか奢るよなあ、奉仕活動お疲れ様でーす、さすが天下の医療課副隊長サマは違ぇわ、ちゃんと周りの好感度上げる立ち回りわかってんじゃん??大変大層なことで。俺はそのアピールポイントの恩恵ですんげー助かってるよ、例のロリポップの杖は野郎のことを殴るのによく使える、特に飴の部分なんか当たったらちょー痛そう、パツイチで悶えるもんな。いやほんとにありがと、感謝してるよ、まぁもしかしたらわんちー強く打ちすぎてアンタのとこに奴らが担ぎ込まれてるかもだけどさ。   (2021/2/5 21:19:46)

稲葉/りつたゃ@姫なんならキモイとか言ってる俺も自分酔いの1部だし、ケーサツやってる時なんてほんとにそれ、優しくてちゃんと仕事してる俺っていう存在を作るためだけにやってるとこある。何が悲しくて、道に迷った外人を案内しなきゃいけないんだよってハナシ。つかさ、自分の行く国の言語ぐらい勉強してけよな、迷子になったらどうするつもりだったの?他人に迷惑かかるとか少し考えたら分かるじゃん、ガイジンじゃなくてガイジじゃねーの?……と、まぁこんなクズな持論を後輩にぶつけたらキレられて、口論になって、そんで俺が先に手出して殴り合いになった。んで今停職中。暇でしゃーないわ。…え?俺が悪いって?そんなの知ってるっつーの、自覚無しなわけないじゃん、反省してねーだけ。   (2021/2/5 21:18:27)

稲葉/りつたゃ@姫いやほんとそれ、現実世界でも、ネットの中でもお節介なやつが多すぎる。人っつーのはきっとそういう生き物なんだろう、きっと誰かに世話焼いていい人ぶりたいんだろうな、皆悪いことなんて考えてないし欲なんてありませんよ、見てえな顔してさ、どーせ助ける動機なんて、「誰かを助ける私優しい!」「感謝しろよ!」「誰を助ける私を賞賛して!」…ぐらいしかないに決まってる。…見え見えなんだよ気持ちわりぃな、結局は皆自分に酔ってるだけで、はなっから人を本当に救いたい気持ちなんてない。そもそも救いたいだとか、救うっていう行動自体かなり不明瞭だ。…いや、別にいいんだけどね、その自己満で助かる人がいる訳だし、なんなら俺だって助けられてる。悪いことってわけじゃない…むしろ他から見たら褒められるべきいいことだろうよ、   (2021/2/5 21:18:00)

稲葉/りつたゃ@姫「絶えず美徳にかじりついている、こういった種類の淫売たちは、自分たちがだれからもちやほやされたことがないので、そのため、もっとも極端な淑女ぶりこそ、せめて他人に認めてもらえる唯一の美点になるだろうと、想像しているのだ___。マルキ・ド・サド」   (2021/2/5 21:17:33)

おしらせ稲葉/りつたゃ@姫さん(Android 118.108.***.21)が入室しました♪  (2021/2/5 21:17:21)

おしらせ羅瑠/ミヤビさん(60.41.***.221)が退室しました。  (2021/1/28 17:17:31)

羅瑠/ミヤビ((其れではまた!!   (2021/1/28 17:17:27)

羅瑠/ミヤビ(美桜は今まで溜め込んでいた鬱憤を吐き散らすように叫んでは、最後に俺が昨日まで見ていた小さな笑みを浮かべて病室から去っていた。此の場には唯ポツンと俺だけが取り残された。…今まで俺が美桜へと向けていた愛は無駄だったのだろうか。俺は結局何も…どんな愛も得る事も与える事も出来なかった?何故…何故…?どんなに自分にそう問いかけても、答えは一向に見つからない。否…もう何もかもどうでも良かった。唯、今は…途轍もない絶望感に押し潰されいる事しか出来なかった。愛なんて此の世界には存在しないのだろうか。愛なんて意味を持たないのだろうか。…嗚呼、誰かこんな俺に教えてはくれないか。所詮自分が生きる世界なんて残酷なものでしかなかった。自分の向けていた愛でさえ、こうして牙を向いてくるのだから。―――愛って何だっけ?もう意味も其れの存在自体も全部分からない。自分はもう…此の残酷な世界を生きていかねばならないのか。最早生き地獄と化してしまった此の世界で。もう問いかけても何も見つからなかった。理解など追いつく訳もない。思考すらも其の動きを止めて、唯々茫然と眠りについている)   (2021/1/28 17:17:17)

羅瑠/ミヤビ(『いや~さ?何時かあんのクソ親共に仕返ししてやりたかった訳!だからお兄ちゃんをこっそりと追いかけて、あの信号の所で突き飛ばしたの!そしたらさどうなったと思う?お兄ちゃんがこうなっちゃったから、後継ぎは私になるって!バッカみたいだよね!あんなに昔からアイツらは私の事毛嫌いしてた癖に!お兄ちゃんばっかりだった癖に!やっぱり自分たちの後継ぎの事しか頭にないんだろうね!ホント大っ嫌い!…でも莫大な資産を頂けるから良いんだけどね~?アイツらは本当にお兄ちゃんを後継ぎにしたかったんだろうけどね!だって後継ぎが私しか居ないってなった時、アイツら本当に嫌そうな顔しながら渋々了承してたし!あ~ムカつく!…あ、お兄ちゃんは安心していいよ?だってお兄ちゃんは唯一私の事助けてくれたもの!ちゃんとお礼はしなきゃね!…大丈夫!お兄ちゃんの事は後継ぎの私がちゃんと面倒見てあげるからさ!私、お兄ちゃんの事大好きだから!…ま、アイツらへの仕返しの犠牲にはなってもらったけど。まあ大好きな妹の為だもの、お兄ちゃんも嬉しいよね?…其れじゃ後継ぎの事でアイツらと話し合わなきゃいけないから…またね兄様』)   (2021/1/28 17:17:07)

羅瑠/ミヤビ((昨日バグによって消えてしまった部分を補いに来ました!『そんな俺を置いて美桜は話を続ける』の続きと思ってください!   (2021/1/28 17:16:56)

おしらせ羅瑠/ミヤビさん(60.41.***.221)が入室しました♪  (2021/1/28 17:16:08)

おしらせ羅瑠/ミヤビさん(60.41.***.221)が退室しました。  (2021/1/27 20:58:48)

羅瑠/ミヤビ((ミヤビ君の過去話。ちょっと閲覧注意です()   (2021/1/27 20:58:45)

羅瑠/ミヤビ(もう何が何だか分からない。本当の愛だってものすら分からない。何が本当でどれが偽り?其れすらも見分けが付かなくなってしまった。そんな事ばかり考えては、絶望感に押し潰され途方に暮れる毎日を暫く過ごした。そんな俺にある一筋の光が差し込んできた。其れがWensだった。Wensは美桜が『暇でしょ?だったら此れでもやってたら?』と差し出してきたのが出会いのきっかけである。其処は何でも願いを叶えられる世界だそうで、まさに幻想その物であった。俺の願い…”本当の愛を知りたい”は此の時誕生した。今まで知る事のなかった本当の愛を、其の世界で知る事が出来たならば…そう思ったからである。…此処で俺の御話を終わり。…ん?今?…俺は今日も相変わらず終わりの見えない答えを探し、此の世界で生き彷徨っている―――)   (2021/1/27 20:58:18)

羅瑠/ミヤビ(其処には矢張り美桜が心配そうに此方を見つめていた。長い黒の前髪の所為で詳しい表情は伺えないのだが。美桜が此の場に居ると言う事は両親はもう帰ってしまったのだろう。何せ両親は美桜とは一緒に居たがらないから。優しい美桜の事だから、きっと心配をさせてしまったのだろう。此の時に謝れないのがとても辛い。なんて思っていると…不意に美桜が長い前髪を上げた。今まで前髪の下の目は見た事無かったからだろうか…其の血のような紅の瞳に恐怖を感じた。そして美桜は今までにない位の満面の笑みでこう言ったんだ。『使い物にならないガラクタになってくれて有難う!』…其の瞬間、あの時の全てが鮮明に蘇ってきた。あの時、俺を突き飛ばしたのは…他でもない美桜であった。そう言えばあの時も美桜は紅の瞳を妖しく光らせ笑みを浮かべていたっけか。そして『此れでやっと…』って呟いてたんだっけか。此の瞬間途轍もない絶望感に押し潰されて、自分の中の何かが音を立てて崩壊していくのが分かった。そんな俺を置いて美桜は話を続ける)   (2021/1/27 20:57:17)

羅瑠/ミヤビ(其れに疑念を抱き、彼女の様子を確認すべく体を持ち上げようとする。…だが体は動かなかった。脳が体に命令している事は分かるのだが、どうも体は其の指示に従って動こうとしてくれない。否、体ではない…特に下半身が言う事を聞いてくれない。其れに驚いたのもあり、口から言葉が漏れ出しそうになる。…しかし声が形となって出てきてくれない。声を出そうと口を開いても出てこない。まるで呪いにかけられたかのようだ。何故…何故…頭の中がはてなで埋め尽くされていると、不意にこんな声が聞こえた。『西園寺さん…貴方の息子さんは交通事故により…下半身麻痺と失声症に陥ってしまいました…』其の言葉に全思考が止まるのに時間は掛からなかった。交通事故…?…嗚呼そうか。あの時のアレは交通事故だったのか。其れにしても…下半身麻痺と失声症とは…不幸に不幸が重なっているではないか。唯一命だけが助かったのが幸運と言った所か。なんて体は動かず仕舞いの儘、そんな思考を繰り広げていると不意にこんな声が掛けられた。『兄様…』此の優しい声は間違いなく美桜だろう。そう思って少ししか動かない首を声のする方へと向ける)   (2021/1/27 20:56:34)

羅瑠/ミヤビ(暫く夜道を歩いて、我が家への帰路を辿っていると。我が家から少し離れた所で横断歩道に差し掛かった。信号はひたすらに赤を点灯させており、此の先には進んではならぬという事を表していた。其れに合わせて道路の所に変わる場所に足を止める。其処で信号が青に変わるのを待っていると、不意に誰かに後ろから思いきり突き飛ばされた。一瞬何が起こったのか理解する事が出来なかった。唯分かった事は―――俺の直ぐ近くまでトラックがクラクションを鳴らしながら突っ込んできた事、其れだけだった―――。『此れでやっと…』意識が吹っ飛ぶ直前、何処か聞き覚えのある声が聞こえたのは気の所為だろうか。/―――重い瞼を持ち上げると、自分の目には真っ白な天井が飛び込んできた。真っ白な天井…此れには見覚えがある。確か…自分達兄妹が通う病院の一室であるはず。だが何故自分は此処に居るのだろうか。何故寝かされているのだろうか。疑問が疑問を呼ぶ中、ぼんやりと意識でも聞き取れるようなすすり泣く声が聞こえた。此の声は…大嫌いな母親の声だ。だが何故彼女は泣いているのだろうか)   (2021/1/27 20:55:50)

羅瑠/ミヤビ(そんな事もあったが美桜と過ごす日々は俺にとって生きがいのようなものであった。本当に幸せだった。まあそんなこんなで俺も後一日で20歳になる時がやってきた。3歳年下の美桜ももう17歳…月日とは本当に過ぎるのが早いものである。因みに俺の家は俺が20歳になった日…即ち明日。其の日を迎えた瞬間に後を継ぐ事になっている。俺としては後継ぎなんて放り投げて、美桜と二人で過ごしていきたいのだが…美桜が『兄様なら必ず素晴らしい後継ぎになれます…!』と言う物だから後を継ぐ事にした。俺が後を継ぐって言ったのもあり、両親やメイド達はは凄く歓喜した。俺には其れが気持ち悪く感じたが、何より美桜が居たから何とかなった。其の日の夜、前祝いと評した豪華なパーティーが開かれる事になった。其のパーティーには多くの者が招待され、本当に賑やかな前祝いへとなった。だが其処まで大人数が得意ではない俺は其の場での長居はきつく、美桜にちょっと散歩に出て来ると声をかけて外に出た。外は大賑わいのパーティーとは違って、とても静かで心を落ち着かせてくれた)   (2021/1/27 20:55:10)

羅瑠/ミヤビ(俺と接する時は気持ち悪い位の猫撫で声で接してくるのだが。尚其れはメイドや執事達も同じであった。メイドや執事達も妹の存在が最初から無いように接している。其の所為もあって妹はまともに言葉も話せず仕舞いの内気な子になってしまった。俺はそんな妹が可哀そうで仕方なくて、気づけば手を差し伸べていた。そんな俺に両親達は驚いていたが、どうせ何も変わらないだろうと憶測したのか何も言ってこなかった。妹は先ず名前すら両親に貰えなかった。其れ程毛嫌いされていたのだろう。だから俺が付ける事にした。妹は桜が咲き乱れる春の季節に生まれたから、美桜(ミオ)と言う名にした。我ながら良き名を付けられたと今でも思う。最初こそは美桜は戸惑っていたが、徐々に俺にだけに心を開くようになってきた。言葉が話せなかったから俺が少しずつ教えていった。其れもあってか、美桜はどんどん言葉を話せるようになった。少しずつだが成長していく美桜に気づき、流石に両親等も口出しをしてきたが俺が一言『アンタらに言われる筋合いはねえよ』と零せば奴らは黙り込んだ。俺に甘いのが裏目に出たようだ。こんな時に其れを有効活用出来るのだから、本当に便利なものだ)   (2021/1/27 20:54:29)

羅瑠/ミヤビ(俺は西園寺家と言う、所謂由緒正しき名門の長男として此の世に生を受けた。俺は其の家にとって最も欲しがられていた後継ぎと言う事もあり、幼い頃からずっと皆に大事にされて生きてきた。皇雅と言う名は立派な後継ぎになってほしいという願いを込めて皇と、成功していた親父の名から一文字取って雅…というのが俺の名の由来である。まあ今となってはそんなのどうでもいいのだが。そんな訳で大層の愛を沢山の人物から受け取っていた俺だったが、家には幼い頃からずっと変わらぬ不信感を抱き続けていた。大層な愛とは言うが、所詮其れは表向き。奴らは俺の事を高価な宝のようにしか見ないのだ。要するに一人の人間としては愛してくれぬのである。其れ故俺は家の事も奴らの事も本当に大嫌いだった。其れもあって俺はつまらない人生を送るのだろう、とさえ毎日ずっと思っていた。だが其れが一変する出来事が起こった。俺に妹が生まれたのだ。此れはメイドから聞いたのだが、妹は両親にとって予想外の子だったらしい。其れもあってか、妹は俺と違って明らかに扱いが違っていた。両親は妹の事を一方的に無視した。まるで此の場に存在していないかのように)   (2021/1/27 20:53:59)

羅瑠/ミヤビ(愛とは何だろうか―――なんて自分に問いかけてみたのは何回目だろうか。恐らく既に数え切れない程問いかけてきたはずだ。だが数を繰り返そうが…其の答えは未だに見つからない。否、もう見つからないのかもしれない。少し諦めつつも俺は愛について様々な方法で調べた。其の本当の意味を知るべくして。意味を調べるなら無難に辞書だと思った。―――愛という言葉の意味は載っていたが、本当の意味ではないと気づいた。所詮言葉としての意味、そんなの俺が求めている物ではない。次はネットで調べた。此処でならきっと見つかると思った。―――沢山の意味が溢れていたが、どれも此れも何処か違う気がした。俺の探し求める物とは違う意味…結局本当の愛って何なのだろうか。此の世界に居る誰もがきっと此の答えを知らないだろう。よく本当の愛という言葉を耳にはするが、其の意味をちゃんと理解した上で使用しているのだろうか。其れを考え始めていると止まらなくなってしまう。先ず何故其処まで俺が本当の愛について追及するのか。其れは過去に原因が有るとしか言えない。まだ俺が願いを叶えるべく此の世界に来る前…俺『ミヤビ』が『西園寺 皇雅』だった頃の話である)   (2021/1/27 20:53:19)

おしらせ羅瑠/ミヤビさん(60.41.***.221)が入室しました♪  (2021/1/27 20:52:27)

おしらせよもぎ/シャルさん(iPhone 121.80.***.140)が退室しました。  (2021/1/25 23:52:55)

よもぎ/シャル((ソロルよりはあの…ゲームでよくあるようなアイテムとしての手記?として見てください……_(´ཫ`* _)⌒)_   (2021/1/25 23:52:53)

よもぎ/シャル【20XX/XX/XX】 地下牢の隅からこの手記を発見した。 拙い文字に拙い言葉。これは、数年前の私が書いたものだろうか。 初日の黒く塗りつぶされた箇所、前者が私の名前であり、後者がこの村の名前であるのだろう。 ノアという人物も至る箇所に名前が見られるが、どのような人物だったのだろうか。 恐らく、「ノア」はもうこの世には居ないのだろう。 私はシャルリム=イグレシアス。 人々を正し、導き、村に繁栄を齎す者。 今現在は以前の名も、生活も、何ひとつとして記憶にないが___ 消された大切な「何か」を思い出す時が来ればと、心から思う。 Fin   (2021/1/25 23:52:15)

よもぎ/シャル【20XX/10/6】 注射を打たれてから、時々夢を見ている気分になる。 ノアに会いたい。さみしい。 【20XX/11/30】 つめをはがれた いたい なぐられたところがあつい さされたところがあついいたい ちゅうしゃできもちわるい ごめんなさいごめんなさいごめんなさい しにたくない のあたすけて 【████/██/██】 ████████。████████████████。███████████。 █████████……。 (赤黒い液で塗りつぶされていて、内容を伺うことができない。)   (2021/1/25 23:52:01)

よもぎ/シャル【20XX/9/12】 ノアがクッキーを持ってきてくれた。 美味しかったけど、3枚目を食べようとしたら、止められちゃった。 それからずっと気持ち悪い。頭が割れそうなくらい痛い。 いつも帰る時間になるまで、ノアが看病してくれたけど、なんで泣いてたのかな。なんで謝ってたのかな。 ノアは何も悪くないのに。 【20XX/9/17】 あれから、ずっとノアが来てくれてない。 学校が忙しいのかな? 学校で何を習ってるのか聞きたい。 早く会いたいな。 ……お腹すいた。 【20XX/10/1】 今日、知らない人が来て、注射を打たれた。 何だか視界がぐわぐわする。 ノアはまだ来ない。   (2021/1/25 23:51:47)

よもぎ/シャル【20XX/8/2】 ノアはよく、僕に変なことを言う。 今日は、優しい大人になってって言うんだ。何をされても許して、てんしのままでいてって。 この前だって、ずっと笑っていてって言ってた。 よく分からないけど、優しく笑ってたら、ノアは喜ぶのかな? 頑張ってみようと思う。 【20XX/9/1】 最近のことだけど、ノアが怪我をしていることが多い。 理由を聞いても、はぐらかされて何も教えてくれない。 指に包帯を巻いてて、血が滲んでた。 痛そう。 それに、最近は夜にしか来てくれなくなった。前は昼にも来てくれてたのに。 聞いたら、学校が始まったから来れなくなっちゃったんだって。 怪我も学校でしたのかな?無理してまで僕のところに来なくていいのに……。   (2021/1/25 23:51:36)

よもぎ/シャル【20XX/6/10 】 ノアは毎日たくさんのことを教えてくれる。 花の名前、鳥の名前、計算や外国の言葉だって教えてくれた。 花や鳥は写真と一緒に見せてくれるから、わかりやすい。 明日は何を教えてくれるのか楽しみ。 でも、どうして僕を「てんしさま」って呼ぶのかは答えてくれない。 もっと仲良くなったら、教えてくれるかな…? ノアの前に、読み書きを教えに来てくれていた人を最近全く見ない。もう来てくれないのかな。 【20XX/6/29】 今日は、ノアがロザリオをくれた! 持って祈ったら、神様が助けてくれるんだって。 神様なんて信じてなかったけど、ノアがいうならきっといる。 祈ったら、父さんと母さんに会えるかなって聞いたら、ノア泣いちゃった。 なんで泣くんだろう。 ごめんね。泣かないで。 ノアが泣くと、心臓が苦しくなる。なんでかな。   (2021/1/25 23:51:23)

よもぎ/シャル【20XX/1/20】 地下へ幽閉されてちょうど3年が経った。 筆記帳を渡されたから、少しずつ何かを書いていこうと思う。 この状況がどれだけ続くか分からないから、まずは自分のことでも書くことにする。 僕の名前は████。11歳。███村で生まれ育った。 理由は分からないけど、地下へと閉じ込められてる。 読み書きは教わってる。でも、それ以外で人には会えない。 早くここから出たい。父さんと母さんに会いたい。 【20XX/5/5】 これのことをすっかり忘れてた。 今日、ノアという人が来た。僕よりも4つ年上の、翠の瞳にオレンジの髪のお姉さん。 これから毎日ここへ来てくれるらしい。 母さんのように優しい人。嬉しいけど、ノアは僕のことを「てんしさま」と呼ぶ。 僕は████なのに、どうしてかな? いつか、聞いてみようと思う。   (2021/1/25 23:51:06)

おしらせよもぎ/シャルさん(iPhone 121.80.***.140)が入室しました♪  (2021/1/25 23:50:20)

おしらせ玉枝/天津風さん(Android 115.37.***.180)が退室しました。  (2021/1/24 11:19:19)

玉枝/天津風(躊躇いながらもやる時は一思いに。一気に刀を振り上げる。激痛と共に腕が地面へと落ちるがこの程度の痛み、普段から味わっている。腕は地面に落ちた途端に消失、すぐに再構築が始まる。今は左腕のみだがそのうち全身がこうなるのだろう。痛みからか、それともバグに侵されたのかとてつもない不快感が残る。刀をしまうことも出来ずその場に寝転び。今回は帰れそうにないな、と瞳を閉じて眠りに落ちる…)   (2021/1/24 11:19:14)

玉枝/天津風(刀が肉や骨を削ぎ落とす感覚は何度やってもなれないものだ。赤い液体で汚れた刀を布で拭き取ってから納めて歩き出す。何度やっても、何度斬り方を変えても何度忘れようと試みても上手くいかなかった。手に重しがのし掛かるような感触。まるで自分のものでは無いような不思議な感覚。)嫌だ…。これでは…このままではッ…バグとして正当に処理されるか…仲間に斬られてしまうかもしれないなぁ(残念そうに呟き、近くの木に寄りかかる。ひび割れは侵食が始まって出血を伴いながら左肘の辺りまで伸びてしまった。元々病弱で体力がない故にそれだけでも耐え難い苦痛を味わい、食いしばりすぎたせいで口からも血が出る。お陰様で今は貧血気味。立ち上がることすら出来ない)ああ、ふざけてる…父上と同じじゃないか…。それならばこんな腕は…(愛用の刀を木に突き刺し、刀身を腕に当てる。どうせ侵食されているんだ、切り落としても問題ないだろう。それに…私の直感が正しいのならと悩みつつも)   (2021/1/24 11:09:08)

おしらせ玉枝/天津風さん(Android 115.37.***.180)が入室しました♪  (2021/1/24 10:57:01)

おしらせ颯/槐さん(211.125.***.234)が退室しました。  (2021/1/18 23:30:57)

颯/槐((チグハグなソロル。現実の七瀬ちゃんサイドの独白(?)です。   (2021/1/18 23:30:51)

颯/槐けどやっぱりまだ、疑念が晴れなくて少し願いのハードルを上げた。 そんなこんなをしていれば、いつしか願いのハードルもスキルも移り変わっていて 地位さえも変わっていた。 今では医療課幹部である。ならば、願いも相応のものがいいだろうと思って私の 本当の願いの破片にした。全部は叶えられる気がしなかった・・・・否怖気ついてしまった。 本当の願いが叶ってしまった時、私がボクがどうなってしまうのか怖かったから・・・・ 今日も、Wensにログインをする。怖いけど好きな世界へ。 「怪我したの?いいよ、おいでボクが治してあげる」   (2021/1/18 23:30:12)

颯/槐願いを叶うことが出来ると何処かで聞いた。本当なのか、ただのガセじゃないのか と思って独自で色々と調べた、調べたら出て来るのはやっぱり願いを叶えれるや願いが叶った といったようなまるで現実じゃないような言葉の羅列。 ゲームをするだけで願いを叶えれるなんて・・・・そんなことあり得ない、あり得ないと 想うと同時にもうそこでしか願いを叶える事が出来ない気がして・・・・・・・・。 私は、縋る想いでWensにログインした。 アバターを作る、アバターは自分が可愛いなと思ったものを選んだ・・・・現実の私とは 全く違う可愛い姿・・・。ユーザーネームは・・・・・思い付き。 願いを叶えられるなんて半信半疑、だから初めの願いは簡単なものにした。 それで本当に叶うのならば、もう一段階か二段階くらいのものにしよう。 Wens内は綺麗で始めは戸惑う事が多かったけど、慣れてくれば凄く楽しくて ゲームがこんなにも楽しいだなんて想いもしなかった。 何回かログインしていれば願いを叶える事が出来た、本当かどうかの検証のようなものだから 叶えられて当然のもので本当だったんだという驚きとこれなら本当の願いを 叶えられると思った。   (2021/1/18 23:28:42)

おしらせ颯/槐さん(211.125.***.234)が入室しました♪  (2021/1/18 23:28:09)

おしらせ羅瑠/蓬莱さん(60.41.***.221)が退室しました。  (2021/1/18 20:00:53)

羅瑠/蓬莱((蓬莱さんの過去とWens誕生秘話になります!   (2021/1/18 20:00:50)

羅瑠/蓬莱(悩んだ末、其の実現に一番打ってつけなのは…其れを可能とする世界を作る事であった。世界…まあインターネット上の巨大サイトで作成すれば良い話だろう。となると…其の世界の名称はどうするべきか。願いを叶える世界だから…オランダ語でWensなんてどうだろうか。意訳すれば願いであるし、きっと適正であろう。そうと決まれば早速作成に取り掛かろう。こうして私は三日を消費し…此の世界Wensを作り上げた。最初こそはこんな世界に誰か来てくれるだろうかなんて不安になったりもしたが…思わぬ反響を呼び今やログイン数100万を超える人気サイトになってしまった。此れには驚いたが、Wens民達の願いが叶うのあれば私は其れで幸せだ。きっと何気ない今日も、誰かの願いが此処で叶っているのだろう。…私?私は永遠に叶わずに続く願いだから。Wens民達の全ての願いが叶うまで、叶う事はない願いだから。何時か…其れが叶うのが楽しみで仕方ない)   (2021/1/18 20:00:27)

羅瑠/蓬莱(私は一体何がしたいのだろう、なんて自分に問いかけてみた。何時か使用するのを止めてしまった脳は、其の答えを見つけようともしない。最早諦めている状態だ。小さく溜息を漏らしながら、目の前の使いこまれたパソコンを見つめる。自分は此れでハッキング以外の事を出来たりしないか、なんてふと思ってしまった。そんなの出来る訳ない…そう思いつつも既に手は動き出していた。先ずはネットユーザー達の反応等を調べてみた。彼らの其れを調べあげれば何か掴めるかもしれないと踏んだからだ。其れの予想通り、彼らは皆ある共通点があった。其れは…”皆現実で叶えられぬ願いを持っている事”。皆願いを持っているのだが、其れを現実で叶えられずにいるのだ。無論、其れは私も一緒の事であった。私は今まで何も出来ず仕舞いだった。自分自身にも、私を育ててくれた老夫婦にも。だからこそ…無価値としか言えぬ私に、彼らの叶えられぬ願いを叶えられるような事が出来たなら。自分にも願いの火が灯ったのを感じながら、私は早速其の実現の為に動き出した。全ては願いを叶える為…其れが私をひたすらに動かしていた)   (2021/1/18 20:00:18)

羅瑠/蓬莱(何故今なんだ。今は溢れちゃ駄目だと言うのに…願いは遅れて叶うという何とも皮肉な話だ。部屋に籠り、唯々溢れる涙を拭い続けていれば…いつの間にか高校の入学式を迎えた。行きたいという欲は無かったが、一応行ってみる事にした。だが結局、其の高校に通ったのもたったの一週間と言う結果に終わった。やはり孤独は孤独の儘で、たったの一週間で私は見事に教室で浮ついた存在へと成り果てた。結局私は何一つ変われなかった。今日も今日とて視線の先はブルーライトを放つパソコンの画面。高校に行くのを止めて、気づけば自分の相手は此のパソコンへとなっていた。究極の暇を持て余している私は、暇潰しにととあるサイトを遊び感覚でハッキングを開始した。するとどうだろう。いとも簡単にハッキング出来てしまったではないか。此れに何かを覚えた私は続々とありとあらゆるサイトをハッキングし続けた。勿論単なる暇潰し、一種の遊びのような物としてやっていた。そんなこんなやって気づけば数年が経過していたが、結局何も得られなかった事に気づいた。此処の間、自分は何を求めてこんな事をしていたのだろうか)   (2021/1/18 20:00:09)

羅瑠/蓬莱(私を引き取った里親は心優しい老夫婦であった。其の優しさは本物で、こんな私に心からの愛情を与えてくれた。だが今までそんなものを与えられた事のない私は、其れに拒絶反応を示してしまった。彼らかの愛情をはねのけ、彼らの家の一室に引き籠るばかりだった。そんな私に対しても、彼らは変わらず其の優しさで対応し続けてくれた。彼らが其処で諦めていたら、今の私は存在すら出来ていなかっただろう。彼らの優しさと愛情に溢れた教育のお陰で、何とか私は15歳まで成長する事が出来た。だが其れの代わりに失った物があった。其れは…私を引き取ってくれた里親の老夫婦であった。彼らは私が15になった翌日に、交通事故に遭い…私の元には帰ってこなかった。彼らの葬式の際、色々と感情の欠如している私は涙を零せなかった。彼らのお陰で今の私が形成されたというのに、私は…どんなに泣こうとしても泣けなかったのだ。そんな願いすらも敵わず仕舞いで、彼らと其の儘別れてしまった。彼らの消失により、再び孤独になった私は彼らの家の一室で暫くの間引き籠った。部屋に籠れば葬式の際には溢れなかった涙が、ぼろぼろと溢れ出してきた)   (2021/1/18 20:00:00)

羅瑠/蓬莱(我が人生たったの十八年を今になって振り返ってみた。特に此れと言った印象強い記憶も、思い入れの深い出来事も、色々と欠如した我が人生は…つまらないの一言に尽きる物だと分かった。其れもそうか。自分は何時も孤独であった故、そもそもそんな記憶や出来事が存在しているはずもないのだ。親しい友達も、同じ趣味を共有出来る仲間も、そして実の両親すらも欠けている私は…常に孤独であった。実の両親は私を要らないと孤児院に捨てた。恐らく其の時から私は孤独に満ちた人生を辿る事が定められていたのだろう。孤児院の中でも私は浮いた存在であり、何時も部屋の隅でぽつんとうずくまっていた。楽し気に遊び無邪気な笑みを見せる同じ年頃の者たちを、唯ぼんやりと興味はあるようでない瞳で眺めていた。別に誰かと共に時間を過ごしたかった訳でもない私は、其の孤児院でも一人きりで過ごし、数年後俗に言う里親に引き取られる事になった。此の時に”冷泉 來華”と言う名を与えられた。何せ実の両親に与えられていなかった物であったし、特に新鮮さなどは感じなかった。孤児院では名称ではなく代名詞で呼ばれるのが当然だったのもあるが)   (2021/1/18 19:59:49)

おしらせ羅瑠/蓬莱さん(60.41.***.221)が入室しました♪  (2021/1/18 19:59:35)

おしらせよもぎさん(iPhone 121.80.***.140)が退室しました。  (2021/1/17 18:53:40)

よもぎ((よく分からないですがあの……シャルの寿命ってか人生あと一年だよってはなし……えへ!!   (2021/1/17 18:53:38)

よもぎ__嗚呼、短いと申しましたのに、長々とお時間を取らせてしまい申し訳ありません。 わたくしもそろそろお暇しようと思います。 また、いつかお会いすることがございましたら、また昔話にお付き合いくださいませ。その時は是非、愛しく哀しい我が子の話でもいたしましょう。 【Fin】   (2021/1/17 18:53:11)

よもぎ__嗚呼でも、彼が生まれ育った村は、今現在酷い飢饉に襲われているようですよ。ですが、ご心配なく。 翌年の偉大なる主へと祝祭の日。ええ、奇しくも今日に当たる日ではございますが。日が落ちると共に、飢饉はパタリとなりを潜めるだろうと、お告げがくだされているようです。安心ですね。 ……これは重ねて噂話なのですが……。「現人神」や「神の使い」というのは、人柱として非常に効果的であると、とある小さな村で囁かれているのです。   (2021/1/17 18:53:02)

よもぎ__それでも少年は信じていました。神を、人を、何よりも愛していましたから。 少年が青年へとなり、地下から救い出される時も。長年無事であったことから現人神として崇められたその時も。 そして、時が過ぎ去った今も尚、信じ続けているのでしょう。 ……これで私の話はお終いです。ご清聴くださったのですね、感謝いたします。 少年がどうなったか、ですか。それは私にも分かりません。   (2021/1/17 18:52:50)

よもぎ__それだけで迫害されるのはおかしいと、お考えですか? いえ、あなたは正常な思考をなさっていると思います。しかしどの時代にも、狂った思考の人種は一定数いるものなのです。それは少年の両親も同じこと。昨日まで愛していた我が子を、地下室へと押し込めてしまったのです。 少年は訴えました。「どうして」「いたい」「さむい」と ……その声は、数日、数ヶ月、数年経っても、止むことはありません。 敬愛する両親に裏切られ食事も与えられず、村人からは折檻を受けて。   (2021/1/17 18:52:40)

よもぎ__短いお話ですよ。短い短い、とある少年のお話です。 その少年は、故意的に社会から隔絶された村落へと産まれ落ちました。主要都市からはかなり離れているはずなのに人気が多くて、“不気味”と言っても決して過言ではありませんね。 少年は愛を注がれ、皆に見守られて育ちました。 しかしある日を境に……、年数で数えると8年ほど経過したころです。突如として、迫害の対象とされてしまいました。七つまでは神のうちとはよく言いますが、これもその一種であるのか、はたまた別の要因であるのかは分かりません。少年の容姿は、過去に災厄を齎した堕天使に大層良く似ていたのです。   (2021/1/17 18:52:27)

よもぎ__このようなお時間に人と出会うなんて思いもしていませんでした。あなたも散歩でしょうか?それとも誰かと待ち合わせを? ねぇ名も知らぬ方、どうかわたくしの昔話を聞いていってはくださりませんか。お手間は取らせません。飽きたらその場で立ち去ってしまっても結構です。   (2021/1/17 18:52:16)

おしらせよもぎさん(iPhone 121.80.***.140)が入室しました♪  (2021/1/17 18:51:51)

おしらせ泡沫サン/柘榴さん(iPhone 133.203.***.96)が退室しました。  (2021/1/17 16:53:56)

泡沫サン/柘榴((因みに、姫雨をカタカナにすると " ヒメウ " 。ヒメウは鳥の一種で、鳥言葉は「女性らしさ」です。   (2021/1/17 16:53:53)

泡沫サン/柘榴解離性同一性障害という障害を持ってしまいました。だからこそ、自分と自分じゃない幾つの人格が現れ継ぎ接ぎになっている感情と記憶の無くなった彼女は、もはや過去の彼女とは言えないでしょう?最後に、彼、恋憂の願いは『大切なあの子の心が欲しい』本来なら、それは既に叶えられています。否、居たはずでした。彼女が死んだ今では、もう一生叶えられないのでしょうね。彼は、ずっと叶わぬ夢を抱いて、Wensをさ迷います。《以上が解説となります。閲覧、ありがとうございました!》   (2021/1/17 16:52:53)

泡沫サン/柘榴《解説タイム》まず、彼の扱うスキルは鎖を操るものですよね。鎖という単語が使われる言葉の中に「鎖す」というものがあり、使い方などは『門や戸などを閉める。錠をおろす。閉ざす』等。そして、彼女、鴦(おしどり)の鳥言葉は " 死が2人を分かつまで " 。死とは彼女の死の事。彼女は病を患っており、それに気づかれない為に、 " 遠い所へ行くから " と恋憂に対して言ったのです。この遠い所は所謂あの世。既に彼女は死を悟っていたからの発言でした。そして、彼がログインしている時に既に彼女は死亡しています。この事から、2人が会う未来は閉ざされた、それを象徴する、彼の " 鎖 " 。しかし、彼は鎖を操るスキル。鎖を操る、彼は2人が会う未来に対し希望を持っていて、諦めようとしていない事を表していました。また、彼女は実際Wens内には居ます。居るのですが、これも最後の文が関わってきます。『羽を失い、継ぎ接ぎになった鳥など、もはや鳥では無いのだと__。』これは、姫雨がもう居ない事を表しています。Wens内にログインしたのは良いものの、死ぬ直前だった事と、こちらに来ても向こうでは自分が死んでいることのショックから、   (2021/1/17 16:52:43)

泡沫サン/柘榴((次、解説書きます   (2021/1/17 16:52:40)

泡沫サン/柘榴<彼女と会うこと>、これが俺の、桜時雨 恋憂の願いなのだから。「……さて、まずはアバターか。どうしようか、極力リアルの自分とは似せたい。あ、これ面白そうだな……」……そうこうしながら、彼はWensにログインした。この世界に、姫雨が居る。早く、早く会いたい。その為にも、まずは自分の地位を固めなければ______。彼の軌跡はまだ続く。しかし、まだ彼は気づいていない。羽を失い、継ぎ接ぎになった鳥など、もはや鳥では無いのだと__。   (2021/1/17 16:52:21)

泡沫サン/柘榴【一般人が作ったとは思えない程精密な作りをしており、世界中から称賛され今ではログイン数100万を突破している。此処に入る条件として必ず”願い”を持っている事が必須となる。だが他には条件は特に無い為、誰でも気軽にログイン出来るようになっている。此処では専用のヘッドホンマイクを介して己の精神を流し込んだ”アバター”で存在する事が可能。そして其のアバターでWenzにログインし、自らの叶えたい願いを叶える事が出来る】……なるほど。つまりここにログインすれば良い、と。しかし、この世界で会える可能性は多分かなり低いのだろう。なら、どうするべきか。ふと、とあるサイトを見て、指が止まった。【Wenz管理本部:其の名の通り、Wenzを管理する組織である。此の世界の製作者を筆頭に、様々な課が存在しており日々Wenzの管理に勤めている。課の種類は総合管理部、運営部、バグ対策課、秘密警察隊など…多くの課が存在している。】______ここに入れば、随分と探しやすくなりそうだ。兎にも角にも、まずはログインをしなければならないな。さて、まずは願いをどうしようか。_否、願い等とうに決まっているか。   (2021/1/17 16:52:12)

泡沫サン/柘榴彼女にも相談した。離れたくないと、一緒に居たいと。…しかし、彼女は眉を下げ、優しく微笑みながら「それは出来ない」と言った。確かに、そう言っていた。目の前が真っ暗になるというのは、こういう事なのかと改めて知った。……でもね、彼女は言ったんだ。「……Wensでなら、会えるかもね」って。俺にはその意味が理解できなかった。Wensとは何なのか、なんでそこでしか会えないのか。現実でも、時間を作れば会えるんじゃないのかと。……今でも、その意味が理解できない。彼女が言うには、もう遠い所へ行くから、と言っていた。___彼女に別れを告げ帰ったその日、俺はスマホでWensにとついて調べた。【Wensとは:ある者によって作られたインターネット上の巨大サイト】___そんなものが存在するのか?逆に、存在するとして、何故そこでなら出会えるのか、彼には疑問だった。疑問に思いながら、更に読み進めていく。   (2021/1/17 16:52:02)

泡沫サン/柘榴彼の大切な人______鴦 姫雨が彼の元から羽ばたいたのは、3年前、彼が18歳。高校三年生の時だった。元々、姫雨とは幼なじみであり、昔からの知り合いだった。お互いの家にもよく行っていたし、一緒に居る事がとても多く、恋憂は妹のように感じていた。喧嘩して、笑いあって、喜びあって、時には悲しみあって。たくさんの思い出の中には、必ず姫雨が居た。それが普通だったし、日常だった為気にはしなかった。とある歳の初夏には、両親に " お前は姫雨ちゃんが好きなの? " と聞かれたが、全力で否定した。確かに彼女は大好きだ。しかし、恋愛的に見ると、と言われてもあまりピンとこない。しかし、ある日、異変は起きる。鴦 姫雨が引っ越しをする事になったのだ。勿論ショックだった。何でこんな時期に。嫌だ、彼女と離れたくない。でも、俺が彼女を引き止めては行けない。それでも、傲慢だったとしても、俺は彼女と一緒に居たいんだと、そう伝えたかった。伝えないと、二度と会えない気がしたから。   (2021/1/17 16:51:52)

泡沫サン/柘榴『貴方が消えてから、もう3年が経ちました。俺と、ここで、Wensで会おうと言った貴方は、一体どこへ行ってしまわれたのでしょうか。俺は貴方に会うために一生懸命探していたと言うのに、貴方はそんな俺を拒んでいく。…拒まれるなんて、分かっておりました。ですが、改めてこう拒まれてしまうと、少し悲しくなってきます。ですが、俺の貴方への思いは変わりません。いつまでも、待っていますから、どうか、どうか___』そこで、彼、恋憂は目を覚ます。どこか悲しい夢を見ていた気がした。頭が重い。小さく舌打ちを零し、カーテンを開く。そこには、見たくもないモノクロの世界が映っていた。思わず目を背けしゃがみこむ。…こんなモノクロな世界は、俺の世界なんかじゃねえ。俺の大切な世界は、もっと、もっと鮮やかなんだ。息を吸う。息を吐く。その一つ一つの行動も面倒に感じてしまう俺に、思わず笑ってしまいそうにはなるが。…よし、もう大丈夫。そう思えば、深呼吸を止めとある写真を探しに行く。その写真は、案外近くに丁寧に飾られていた。「___おはよう、姫雨」写真に向かって優しく微笑めば、そこに触れるだけの口付けを落とした。   (2021/1/17 16:51:43)


更新時刻 21:48:34 | 過去ログ | ルーム管理 | 文字サイズ変更 初期値 縮小- 拡大+
新着発言の通知音を
有効にするために
画面をクリックして下さい