舞台は”箱庭”と呼ばれた場所。
そこは元々普通の町であったが、現在は隔離された町。
中には3種類の人間がおり、逃げ遅れた一般人と
花に命を蝕まれていく患者と特別な血を持つ貴血

ある日突然流行りだした花咲病という病
それは患者の成長とともに花は患者の血を啜り
成長していくという奇病であり
発症理由も治療法もわからない未知の病。
発症者は成人までしか生きられないといわれており、
大人になった花に成人前とは比べ物にならない
速度で食らいつくされ死に至るという。

貴血は花咲病患者の花の成長を止めることが出来、
寿命を一定伸ばす効果がある血を持っている。
そして貴血を持つものは異常なほどの治癒能力を持ち
患者からもその血の価値に惹かれた一般人からも
狙われて生きているために
貴血絡みの事件が絶えずに起こっている。

花咲病患者は脳か心臓の傍に何らかの花を持っており、
花の花言葉に影響された性格に育つとされており
それは花が成長すればするほど色濃く反映される。

花咲病患者は自分の花の花びらを貴血に受け入れてもらい
飲み込んでもらうことでその血を自分のものにすると同時に
自分の命を対象に預けることが出来る。それを人は運命と呼び
運命となれば死をも共にすることになる。

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