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おしらせ | > | ベガさん(iPhone SoftBank)が退室しました。 (1/29 12:27:03) |
ベガ | > | ((やりたい放題じゃ! (1/29 12:27:01) |
ベガ | > | ((ヨロシク! (1/29 12:26:19) |
ベガ | > | ((詳しい設定はストーリーが進み次第設定部屋に投げます (1/29 12:26:13) |
ベガ | > | (( (1/29 12:25:58) |
ベガ | > | 『彼』概要:宵のリーダー、首領。「人々が明日を恐れる気持ちの集合体」「月の使者」を自称する。宵の構成員たちは「トップの座は最近まで空席だった」「創設者とは別人」と話しているため、出自には謎が多い。能力:◾️◾️◾️◾️ (1/29 12:25:43) |
ベガ | > | ((ガハハ!! (1/29 12:23:43) |
ベガ | > | ((まあ最終章は書きます (1/29 12:23:16) |
ベガ | > | ((この部屋死んだのかと思っていたけど生き残りはまだ…… (1/29 12:21:16) |
ベガ | > | ((おおフリさんではないですか (1/29 12:18:50) |
おしらせ | > | ベガさん(iPhone SoftBank)が入室しました♪ (1/29 12:18:30) |
おしらせ | > | フリ/さん(Android 49.129.***.192)が退室しました。 (1/29 00:27:09) |
フリ/ | > | ((もう使うかも分からないけど黒歴史払拭したすぎてキャラ改修しようとしてます (1/28 23:43:25) |
フリ/ | > | ((過去ログイタくて見てられない (1/28 23:42:56) |
フリ/ | > | ((非常にお久しぶりです (1/28 23:42:15) |
おしらせ | > | フリ/さん(Android 49.129.***.192)が入室しました♪ (1/28 23:41:58) |
おしらせ | > | ベガ/『彼』さん(iPhone SoftBank)が退室しました。 (1/18 18:49:12) |
ベガ/『彼』 | > | --変化の箱最終章 「世界の夢」はじまり-- (1/18 18:49:05) |
ベガ/『彼』 | > | 『僕と共に、世界を止めよう』 (1/18 18:46:35) |
ベガ/『彼』 | > | 構成員はショックを目を見開いた。あまりに信じられないことが起きたのである。ぎゅっと、部屋の中にあった闇が凝縮され、首無しだった彼の頭部が、急に輪郭を持ち始めたのだ。闇を失った部屋は夜光が戻り、薄明るくなっていく。いや、もっともっと……明るい、明るすぎる!眩しい光だ。溢れんばかりの後光……!闇を、闇を消した先にあるのは、無ではなく、人を焼き焦がす暴力的な光なのだ!構成員はパニックに陥り、手足をバタバタと動かす。そして後光の中、『彼』は明確になった顔で笑いかけ、手を差し伸べて、言った。 (1/18 18:46:27) |
ベガ/『彼』 | > | 『わかった』”彼”はそう言い、立ち上がった。その時、ラジオから雑音がふいに取り除かれ、歌声がまた、部屋の中に反響した。≪こんにちは こんにちは にしの国から……≫コツ……コツ……。近づいてくる靴の音に比例して、構成員は焦燥し、心拍数を上げていく。塞がれた口から、蒸気のような吐息が漏れる。≪こんにちは こんにちは 月へ 宇宙へ≫やがて『彼』は構成員の前まで来ると立ち止まり、かがみ込んだ。構成員は『彼』と目があった。いや……そんなわけがない。目は無い、首が無いのだ。しかし……≪こんにちは こんにちは 世界の夢が≫ラジオの音量が大きくなっていく。構成員は緊迫、恐怖、そして脳内にまで反響してくるメロディで、ついに気が触れそうになる。 (1/18 18:40:52) |
ベガ/『彼』 | > | 「どうでもいい。これ以上内部粛清なんぞくだらんことに時間を使うなら、私は帰るぞ」”彼”の座るソファの背後に、鋭い眼光を宿した美女が背を向けて佇んでいる。彼女の名は、風月超華。 (1/18 18:40:18) |
ベガ/『彼』 | > | 『だが、寛容になろう。我々は、世界を救うヒーローなのだから』”彼”は言った。「しかしなぁ。我々の計画があと一歩で成し遂げられようとしているときに、なんとも縁起が悪いじゃあないか」声を投げかけたのは、部屋の隅にある安楽椅子に腰掛けた若い男だ。科学者、イデア・アール。「いっそのこと暁にくれてやれば良い。首だけにしてさ!ハハ!でも、友達は大事だな……よし、じゃあ早く殺そう。ハハ!」イデアの席とは対角線の場所にかけられたハンモックから、ローカストプレイグの狂笑が響き渡る。 (1/18 18:24:04) |
ベガ/『彼』 | > | 闇が支配する部屋の中央、雑音のわめきの中、うずくまるようにソファに座っていた人物がふと、顔を上げた。『残念なことさ』呟いたその声は、生物らしさが微塵も感じられない合成音声であった。「……」次第に慣れてきた目で、拘束された構成員は『彼』の姿を確認する。『彼』は、ダークスーツを着た男性のような体躯の人間で、顔は存在しない。存在しないというのは、何かの比喩表現ではなく、文字通りの「首無し」なのだ。そして彼こそ、世界を混沌へと陥れる『宵』のリーダー。その人なのである。 (1/18 18:13:55) |
ベガ/『彼』 | > | 「……!!」荒縄で縛られた哀れな犠牲者が、テープで塞がれた口からくぐもった悲鳴をあげる。彼は宵の優秀な構成員であったが、組織の方針に疑問を持っていた。だがその思惑は何者かによって看破されており、ある日唐突に拘束された彼は、この部屋に連れてこられたのである。 (1/18 18:04:53) |
ベガ/『彼』 | > | 『こんにちは。こんにちは。世界の……人が……』ノイズ混じりのラジオから、場違いな明るさの歌が流れ続けている。その部屋に照明は無く、間取りの把握も難しいほどの闇が、空間の何もかもを飲み込んでいた。『19……7……こん……』まるで屍に群がる蛆虫のように、だんだんと雑音は歌のメロディを食い散らかし始める。そしてフレーズをひとつ超えるころには、無機質なホワイトノイズしか流れなくなっていた。 (1/18 17:59:18) |
おしらせ | > | ベガ/『彼』さん(iPhone SoftBank)が入室しました♪ (1/18 17:47:05) |
おしらせ | > | 無言時間が25分を超えたため、ベガ/風月 超華さんが自動退室しました。 (2024/10/19 01:00:39) |
ベガ/風月 超華 | > | ((最近は喫茶店に半ば寄生してひたすら文章を書いているよ (2024/10/19 00:28:34) |
ベガ/風月 超華 | > | ((変わらないな……ここは…… (2024/10/19 00:28:07) |
おしらせ | > | ベガ/風月 超華さん(iPhone SoftBank)が入室しました♪ (2024/10/19 00:27:36) |
おしらせ | > | ベガ/風月超華さん(iPhone 122.145.***.1)が退室しました。 (2024/7/13 23:11:35) |
おしらせ | > | ベガ/風月超華さん(iPhone 122.145.***.1)が入室しました♪ (2024/7/13 23:10:10) |
おしらせ | > | ベガ/鶯谷 玲子さん(iPhone SoftBank)が退室しました。 (2024/6/11 00:02:14) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ((はーっはっはっはっはっはっ (2024/6/11 00:02:11) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ((各シーンの解説やら決め台詞の元ネタやらタイトルの引っ張り元とか、話すことは無限にあるけどまぁここは一つ腹に納めておきましょう、てことで退散!また来週! (2024/6/11 00:01:49) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ((私、がんばった (2024/6/10 23:48:05) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ((このソロル、13500文字だと!? (2024/6/10 23:47:51) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ((大いなる存在関連もいつか書きます。そんな自信がある。 (2024/6/10 23:45:01) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ((よし。これで後腐れは……ない!(ある) (2024/6/10 23:44:18) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | (エンディング: 最速ウグイスシャッターガール) (2024/6/10 23:42:56) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「さようなら、玲子ちゃんに。ロング・グッドバイ。アイドル・ロードよ永遠に……」 おわり (2024/6/10 23:41:31) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 夜の住宅街を歩く、奇妙なスーツの男がいる。ヤエタと名乗っていたその男は、普段の立ち振る舞いに似つかわしくない仰々しいシルクハットを頭につけていた。彼は歩く。そして電柱を横切る度に、少しずつ姿が変わる。マント。モノクル。ステッキ。やがて大きな道に出た彼の姿は、既に”ヤエタ”ではなかった。「……奴の娘、か。ふふふ、面白いぞ」怪盗は呟くと、一気に大きく飛び上がってビルの屋上へ着地し、マントを広げた。「いずれ君にも、本格的に挑戦状を出すとしよう!この大怪盗、”モリアーティ”の一番弟子がな!」 (2024/6/10 23:41:09) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ____ (2024/6/10 23:28:19) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「さて、そろそろ書類の整理でも……あれ?」机に戻り、書類の束を持ち上げたとき、机の上に小さな紙が落ちた。それは手紙である。「誰でしょう。差出人は……」私は便箋を裏返す。そして、自然と口元が綻んだ。 (2024/6/10 23:27:23) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | そんな事を考えながら外を眺めて視線を動かしていると、道路に立つカーブミラーに反射して、自分がいる”鷺ノ宮探偵事務所”の看板が目に入る。事務所……そういえば、あのアイドル事務所の所長はどうなったのだろう?連絡を取ろうと試みたことはあったが、契約書をいつのまにか紛失しており、さらに事務所もすぐに跡地となっていたため、追うことができなかった。これは探偵助手として少し敗北感を感じるぐらいの潔く早い身の引き方であったが、報酬はきちんと払われていたし、私もまあ、悪い思いをしたわけではないので、別に顔を合わしてもどうこうしてやろうとは思わないのであるが、あの幼い少女の後ろ姿を思い出すと、少し心残りなのである。 (2024/6/10 23:23:30) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 無論だが、私は実在している。だが、それをわざわざ世間に公表する必要など、よく考えればありはしない。現代人はSNSなどでやたらと自己の存在を主張するが、自分にとって身近な人間にだけ存在を容認されていれば、私はそれで幸せなのだ。これは激動の数ヶ月を過ごした私なりの持論である。 (2024/6/10 23:17:34) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「……ま、世間ってそんなもんですよね」事務所の窓越しに、閑散とした外の風景を眺めながら、私はコーヒーを片手に独りごちた。熱され過ぎた話題というのは、冷めていくのも早い。更に反動というべきか、その冷え方は他の話題の比では無く、瞬く間に温度は零下を超えて、誰も触れられないほどに凍って固まってしまった。今や鶯谷玲子はもう、過去の人を通り越して抽象的存在ですらある。世間にとっては。 (2024/6/10 23:07:33) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ”鶯谷玲子、電撃引退!”ニュースの報道は全国に駆け巡り、それは各界隈を大いに賑わせた。ネットも私の話題で持ちきりだ。事務所長の代わりに会見で説明を行ったヤエタが、ファンからの阿鼻叫喚にも似た暴言を受けて遂に泣き出し、その様子がネットでミーム化するなど、世界は私の話題を中心に回り続けていた。……が。 (2024/6/10 23:04:21) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ((さて、完成させよう (2024/6/10 22:54:24) |
おしらせ | > | ベガ/鶯谷 玲子さん(iPhone SoftBank)が入室しました♪ (2024/6/10 22:53:50) |
おしらせ | > | ベガ/鶯谷 玲子さん(iPhone 122.145.***.1)が退室しました。 (2024/6/10 01:59:29) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | (エピローグへ続く) (2024/6/10 01:59:24) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「ああもう!どうしてこうも上手くいかないのかねぇ!こうなったら私が……」一方その頃、モニターが並ぶ監視室に潜り込んでいた宵の構成員、イデア・アールは苦虫を噛み潰したような表情でキーボードを殴りつけていた。そして立ちあがろうとした矢先、首に強い衝撃が走り、彼の意識は朦朧とした。「うっ」霞む視界に映るのは、美しい髪。気だるげな瞳。探偵の姿……。「し、ず、く……」イデアは気を失った。 (2024/6/10 01:59:12) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 大きい煙が辺りを包み込む。マイクの化け物は消え失せ、ステージの上には私が残るだけになった。『嘘よ……』スピーカーから震える声が聞こえる。「所長。もう、諦めてください。私はアイドルを今日辞めます。ですが、アイドルが……希望が世界から消えることはありません。人々の心には「暁」がいつでもやってくるのですから」 (2024/6/10 01:58:42) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「バーーーーーーーーーリーーーーーーーーーーツッッッッッッ!!!!!!!!!」 (2024/6/10 01:46:59) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | そうこうしている間に、よく茹でられたマカロニがバケモノの足元ででろんと寝転がる。バケモノは、それをまんまと踏み抜き……転んだ。「す、すごい……」私は感心していた。「さぁ。トドメを刺そう」もふもふが言う。そして、ステージを駆け上がり化け物の頭上へ飛んだ。「えぇ。任せてくださいっ!」探偵衣装から虫眼鏡を取り出し、化け物を覗く。するも弱点箇所が丸い枠になって浮かび上がった。私はもふもふから飛び降り、鋭い踵落としを放ちながら、化け物の弱点部位へと降下した。 (2024/6/10 01:46:27) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 何が起こったのかはすぐに分かった。もふもふが私を背中に乗せて移動しているのだ。「どうして私を?」「僕たちも元々アイドルだったんだ。でも、失敗してね。だけど、こうして目の前でアイドルを破壊されるのは、やっぱり嫌になったんだ」マイクの化け物がこちらを追おうとするが、視界を何物かに撹乱され、上手く動けていない。よく見ると、ゼリーをひたすら舐めていたカブトムシが羽音を響かせ勇敢に立ち向かっている。 (2024/6/10 01:40:54) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 『抵抗なんて無駄よ。さぁ、潰れなさい』所長は冷酷に言い放ち、マイクの化け物は雄叫びを上げながら足を上げて、私を踏み潰そうとした。「ねえ」もふもふが私の肩を叩く。私は視線を動かさず言った。「早く逃げた方がいいですよ」「君、探偵だったんだね。じゃあ、依頼してもいいかな?」「依頼?……わっ」バケモノの足が降り切る前に、私の体は宙へ浮いた。 (2024/6/10 01:40:20) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「私は忘れていました」能力である『百万面相』を使い、アイドル衣装を脱ぎ捨てた私は、同時に古風な探偵衣装へと変身していた。『何をするつもり?』そう訊く所長へ振り返り、私は言った。「思い出したんです。”探偵を辞めることは、少しの間、死ぬことだ”ってね」 (2024/6/10 01:33:00) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | あの、大切な場所に。 (2024/6/10 01:26:44) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 『ふ、ふふふ。くふふふふ。雫さん……今日もお美しい……』居眠りをする雫さんを、箒片手に眺めるあの時間。思えばこれに勝る幸福などありはしない。「雫さん」そうだ。私はなにをしているんだ。なにがアイドルだ。私は探偵助手で、雫さんをお世話するのだと胸に誓ったではないか。なのにそれを全て放棄し、目の前の欲に負けた。愚か者だ。私は決心した。帰らなければいけない。 (2024/6/10 01:26:31) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 『ええっと、所長でしたら起きてくるまで時間がありますから、お茶を淹れますので少しお話でも……』来訪者とのコミュニケーションをとる時間。人と話すのは好きだ。お茶を淹れるのも。そういえば久しく、そんなことしていない……。 (2024/6/10 01:25:01) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 『今日も書類の整理……ふぁ、コーヒーちょっと濃い目にしちゃお……』至福の時間、朝一番のコーヒー。これはささやかながら、肩の荷など忘れて楽しめるひととき。思い返すと、アイドルを始めてからはべったりと肩に重責を載せたままで、そんな時間は無かった。 (2024/6/10 01:24:49) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 思えばアイドルになる前の私も、充分に幸せだったのでは? (2024/6/10 01:24:24) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「あ、あわわわわ」私は尻餅をつき、化け物を見上げることしかできません。どうしてこんなことに?アイドルロードを極め、毎日美少女たちにマッサージをされ、街を歩けば羨望の眼差しを受ける。そんな”完璧”な人生を、私は送るはず……の……完璧?完璧って……なに? (2024/6/10 01:23:55) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 所長はまるでこれから解体される魚を解説する料理人のような口ぶりで、私に目いっぱいのライトを遠隔操作でよこしながら、言葉を続ける。『彼女はライブに失敗し、そして、ここで果てるのです』鈍い地響き。揺れる地面。落ちる照明。背後へ振り返ると、巨大なマイクに手足が生えた化け物が私を見下ろしていました。 (2024/6/10 01:23:46) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「え……」所長の言っている意味が理解できない。ということは、私は、最初から利用されていたということに……。あの、輝かしい日々が頭に過ぎる。何もかも、完璧であったはずだ。私はアイドルロードを駆け抜けて、そして……。『さぁみなさん。ステージに立つアイドル、鶯谷玲子ちゃんを見てください。彼女は実の所、何者でもありません。我々の扇動とプロパガンダによって完璧に作り出した虚像の正体、それが彼女です』 (2024/6/10 01:19:10) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 『だけど、非力な私にあるのは廃れたアイドル事務所だけ……そこに現れたのが、”宵”でした。彼らの行動原理には賛同致しかねましたが、利害は一致しました。強大な組織のバックを手に入れた私は、自らの手で最高のアイドルを作り上げ、それを破壊することで、世界の希望を断つという企画を実行することにしました』 (2024/6/10 01:14:53) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 『今日はこのアイドルの頂点ともいえるライブへとお越しいただき、ありがとうございます。ですが今日、皆さんへお届けするのは、アイドルの終焉です』所長は信じられないことを口にした。『お話すると長くなりますので省略をしますが……私はアイドルを憎んでいました。だから、アイドルをこの世から無くしてやりたかった』 (2024/6/10 01:14:34) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 『皆さん』その時だった。会場上部のスピーカーから、幼い声が大きく鳴り響いた。「こここここの声は……!?」私は辺りを見回す。暫くすると、突き出たバルコニーのようになっている観客特等席の一角がライトによって照らされた。そこには、事務所長がマイクを持って立っている。「所長さん」私は力無く呟いた。 (2024/6/10 01:14:05) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「ど、どどどど……」目が回ってきた。私はパニックになっている。思考も回転し、それに反比例して呂律が回らなくなってくる。「どうしよよよううううしましょう!?!?」静まり返るステージ。冷めていく観客。始まらない曲。こんな最悪のトラブルが、一番大事なステージで起こってしまうなんて。視界がグラつき、後光の射す中あぐらを組んでドーナツを持っている零さんの幻がちらつき始めた。ああ、なんと美しい……。 (2024/6/10 01:13:20) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「あの、みなさん……?」演奏をする気配すらないメンバーたち。暫くして、もふもふが言った。「え?僕たち、ここにいるだけだって聞いてたんですが」……何だって?ぷるぷる震えるマカロニと、未だにゼリーを舐めているカブト虫を交互に見る。彼らはそもそも演奏楽器を持ってきていない。もふもふは目の前にドラムらしきものこそある。が、それはよく見ると音ゲーのコントローラーであった。 (2024/6/10 01:08:27) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「今日は新曲っ!”終極⭐︎ウグイスガール・ジ・エンド”っ!頑張って歌うよ〜っ!!!」さぁ、新曲のお披露目だっ!「……」「………」「…………」始まらない?せっかく聞く姿勢に入っていた客たちからまた困惑の声が上がる。私は演奏メンバーに振り返った。彼らは未だ微動だにしていない。 (2024/6/10 01:03:05) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | (((ま、まずい……!!)))玲子は冷や汗をかきながら、とにもかくにもマイクを口に当てた。「みーんなーッ!!!今日は私のライブに来てくれてーーッ!!ありがとーーーっ!!」会場の困惑も何もかも吹き飛ばそうと大声を出す。とりあえず曲が始まってしまえば、客たちはノっていくはずだ。 (2024/6/10 00:57:28) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 「え?」「いや、あれって……」「なんでマカロニ……」「もふもふ!?死んだはずじゃ」「おいしいですよね。カブトムシ」観客席から湧き上がる困惑の声。それもそうだ。玲子も一応新衣装のお披露目をしていたのだが、隣に並ぶメンバーがインパクトを持ち去っていってしまった。観客たちは呆気にとられ、一気にステージの熱気も冷めていく。 (2024/6/10 00:56:28) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | ……歓声が止んだ。 (2024/6/10 00:56:13) |
ベガ/鶯谷 玲子 | > | 歓声が一段と強くなる。バックライトが照らされ、演奏メンバーが白日の元に晒されると……。 (2024/6/10 00:56:04) |
おしらせ | > | ベガ/鶯谷 玲子さん(iPhone 122.145.***.1)が入室しました♪ (2024/6/10 00:55:15) |
おしらせ | > | 無言時間が25分を超えたため、けい/五代 真さんが自動退室しました。 (2024/1/19 00:06:23) |