ルーム紹介


🥀 糸巻きて絡み付く


森羅万象に無関係 .
口調拝借 薔薇 閲覧注意 .

窓 入室 諸々御自由に .


Des détails .
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おしらせ無言時間が20分を超えたため、?pine_.。さんが自動退室しました。  (2021/7/11 23:41:17)

?pine_.。( そんなことは … もう 、考えるだけ 無駄であると 、 そう 学んだ筈なのに 。 答えは 見つからないから 。 見つかる はずもないから 。 痛い程 実感したはずなのに 、懲りることなく思考を巡る 。部屋に ある 、 無駄にスペース をしめる 糸車の錘が 、嘲笑うように 銀に光った 。 月光すら 差し込まない 、 闇に満ち満ちたこの部屋で 、 鮮やかなまでにきらりと 。煩い耳鳴りと 、 息を奪う 其の 匂いと 、 悲鳴をあげる 心のせいで 、思考は もう 擦り切れていた 。 ふらり 、 窓辺から離れ 、 本能に 釣られるように 、ベッド に 倒れ込む 。 溢れた 血は 止まりかけて 、 白いシーツに打ち付けられた反動からか 、 染み込んだ 。勝手に 流れ出した涙を 止める術はなく 、 何もかも訳がわからないまま 、 ただ苦しんでいた 。 誰か 、誰か 、なんて 。 高い高いこの塔の 最上階 、しかも 茨に閉ざされた城に 、誰が 訪れるというのだろう ? 皮肉なまでに 残酷な現実は 、 今日 も 悪夢へと 誘うばかり 。 )   (2021/7/11 23:20:54)

?pine_.。( 眉を寄せ 、 非道く 苦しげに 顔を歪めれば 、 反対の手で 其の 指を握り締め 、 悩ましげに 息を吐く 。 否 … 吸っても 、吐いてもおらず 、 はく 、と口を 動かした だけだったかもしれないが 。 とにかく 、 何か 言葉にできない程の 辛さが 、 共に 溢れてしまったみたいに 、必死に 血が溢れ出る 指先を 、ぎゅうと 強く 握り締めていた 。軈て 、 零れた吐息に 、苦しげな 喘ぎが 、 嗚咽が混じって 、 はらり と 涙が散る 。ぽた 、と 透明な 雫が 、 人差し指と 握った手に 落ちては 流れ 消えていった 。 ひとりだけの この部屋 では 、その音さえも 聞こえてきそうで 。 歪んだ視界の 中で 、 鮮やかな 赤に 其れが混じって 、 滲んだのが見えた 。 雨音は 遠ざかり 、 耳を劈く 沈黙が 思考を 阻害する。痛いくらいに、 響いていた。 心が 嘆いて 叫んでいた。 もう何度も、何度も 黙殺してきた その言葉が、 溢れ出しそうになっていた。 どうしようもないくらいに....寂しい。 寂しい。 ひたすらに、 求め続けた 熱は、 未だ 見つかる 気配はなく。 枯れた 声では 呼ぶことも 出来ない。世界に 背を向けられてから、 もう どれ程 の 時が 過ぎたのだろうか)   (2021/7/11 23:09:30)

?pine_.。( ぱちり 、 目を覚まして 、痩せ細った 不健康な 身体を 無理矢理に 叩き起こした 。静まり返った 部屋に ただ 息を零す 。されど 、 慣れとは 恐ろしい もので 、 ただ それは そうであると 気にも留めず に 立ち上がった 。 向かう先は 、 絡み合い 塞がんとする 鋭い 針を持つ 茨 。... で 、 埋め尽くされた 窓辺 。 か細く 今にも 折れてしまいそうな 、白く 柔い指先で 窓の縁をそっとなぞれば フードの 奥 、 沈み 歪んだ 瞳 で 外を 眺める 。 真っ暗で 何も 見えない様子から 、 何を思ったか 溜息を 溢し 、 声も漏らさず 眉を下げた 。 __ .. 凍り付きそうな 夜だった 。 影が差し 、 求める 熱は 何処にもあらず 、 ひとりきり。 雨音ばかりが 耳にこだまして 、 よりいっそう 孤独感が 膨張する 。独特の匂いが 、 部屋にまで染み込んだ様に 、 ただ その場を 満たすから 、 息をする度に 息が 詰まるかのようだった 。 ぷつ 、 と 微かな 音が する 。 ちくりと 、指先に 痛みが走って 、 視線を戻せば 一筋 、 人差し指から 血が溢れた 。気付かぬうちに 茨で刺してしまったらしい 。 )   (2021/7/11 22:53:50)

おしらせ?pine_.。さん(Android SoftBank openmobile)が入室しました♪  (2021/7/11 22:39:33)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、?pine_.。さんが自動退室しました。  (2021/7/7 12:16:16)

?pine_.。( ゆっくりと 瞼を 降ろし 、 寝転がる 。 何も 考えず 、 寝ているのが 1番良い 。そうすれば 、 寂しいだなんて 思う暇もないでしょう ? そんな 自己暗示から 解けることも無く 、 病的な迄に 眠っているから また 時間に 置いていかれる 。 人と話す機会なんて 、 それこそもう … とうの昔に 掻き消えてしまった 。 湿気が多いこの部屋の 、 必需品以外に ただひとつあるのは 、 糸車 。 鋭く尖った 錘に 指先を刺されて 、 … そこからは 記憶が無い 。 けれど 、 不意に 目が覚めた 。 何年が経ったのか 、 調べることも出来なかったが 、 間違いなく とても 長い時間が 経っていたことは わかっていた 。 城のもの達は皆 、何故か 石になっていて … 。風化した あちこちのもので 、 途方もない時間が過ぎたことを察するのに 、 時間はかからなかった 。 もう 、 自らの命も 長くは無いのだろう 。 こんな状況下で 、 今まで 生きていられただけ 幸運だと思う他ない 。 けれど …… 無意識に 吐き出した 溜息が 、 落胆を 示していた 。今日もまた 、 寂しさだけを抱えて 眠る 。 )   (2021/7/7 11:53:17)

?pine_.。( 薄ら 、 瞼を 持ち上げて ゆっくりと 身体を起こした 。 痛い程の沈黙が肌を刺す 。けれど 、 それももう 慣れた事 。重い体を 動かして 、 窓辺に歩み寄れば 細く白い 指先で 窓の縁を 撫でつつ 、 茨が巻き付いて 見え辛い外に 目を凝らし 、 少しの明るさから 今は 昼かと 認識すれば ぱちりと 瞬きをした 。 どうやら 、 随分と 眠り過ぎてしまったらしい 。 静かに苦笑を 零し 、 二度寝をするには 遅すぎる時間かと 手を口に当て 欠伸すれば 、 きゅうと 目を細め ベッドに 再び 戻って 腰掛けた 。 することなんて あるわけも無い 。 深い茨に 閉ざされてしまったこの城に 、 訪れるものなんて 偶に 飛んでくる 蝶々 程度 。それでも 、 気が紛れるのだから もう それで良かった 。 けれど 、矢張り 寂しさは 拭えない 。 もう どれ程 、こうしてこの部屋に独り 生きてきたのだろう ? 僅かばかりの食糧で食い繋いでいる為か 、 腕も足も 、 お世辞にも 綺麗とは言えず 、 痩せ細っていた 。 瞳に 影が指す 。 噫 ... 寂しい 。なんて 、言ったところで 聞き取ってくれるのは 茨と城 だけなのだけれど 。 )   (2021/7/7 11:41:17)

おしらせ?pine_.。さん(Android SoftBank openmobile)が入室しました♪  (2021/7/7 11:29:57)

おしらせ新規ルームを作成完了しました。(Android SoftBank openmobile)  (2021/7/6 13:56:28)


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