ルーム紹介
私達は。
貴方達は、魔導の道を志す魔導士見習いでした。

魔導士が多く居る世の中で、将来を見据えてか、キャリアのためか、自身の魔力を抑える術を学ぶためか。貴方達はこの地下都市“アガルタ”へやってきたんでしたね。

親元を離れるには、早すぎる年齢です。
それでも貴方達はやってきました。
この太陽と月の光を断絶した都市で、今後数年を暮らすと決めたのです。

そう、決めたんですよね。

HP https://agharta.1web.jp/

魔法が当たり前に存在し、当たり前に魔法が使える世界での学園ファンタジー創作です!
・ロスト以後一切無し
・3LOK
・中ロル以上推奨
・戦闘描写不明
になります!

9/6をもちまして当創作のストーリーは完結となりました。参加してくださった全ての皆様、ありがとうございました。当部屋は以降もなりきりの場として使用していただいて構いません。また、新キャラを投稿することも可能といたします。

当創作の続編は『メテオラの夢噺』となります。こちらも是非よろしくお願いいたします。

HPを読んでからの入室をお願いします。
HN/キャラ名(or参加希望)

主催者FLY
 [×消]
おしらせさん(Android 116.82.***.134)が退室しました。  (2023/9/14 02:19:21)

((言ってスッキリ!またね   (2023/9/14 02:19:18)

((フゥーーーーー 長かった   (2023/9/14 02:19:05)

((でもね、彼は楽しかったそうですよ。例え何もかも偽り、いつか終わるのだと分かっていた16年間でも、あの時だけは彼は普通だったのですから。   (2023/9/14 02:18:55)

((ああ、人形の材料ですが、彼の身体ですので、彼には右脚の膝から下がありません。   (2023/9/14 02:16:41)

((ありがとう、もし読んでくれる人がいたら。   (2023/9/14 02:15:39)

((これが、温厚でよく笑うちょっと毒舌な学長補佐、ダムダムの全てです   (2023/9/14 02:15:24)

((ダムダムは今も生きています。オデット・デセオ・ベアティチュードという名に付属する、『大犯罪者』『革命の旗柱』という付加価値に苦しみ、日に日に強くなる学長の人格に振り回され、16年という月日無茶をし続けた代償を身体に受けながら、まだ生きています。   (2023/9/14 02:14:16)

((脱獄、しましたが。   (2023/9/14 02:11:21)

((事の顛末はイベロルの通りです。ラッセル・テイラーによってダムダムの暴挙は白日の元に晒され、新たな犯罪は皆様によって止められた。オデットは第8であることを理由に投獄され、フェヌグリークも第8属性の魔術を使ったことで投獄されました。   (2023/9/14 02:11:02)

((それはダムダムの頭の中だけに響き、ダムダムにだけ話しかける傀儡でしたが、確かに学長でした。   (2023/9/14 02:06:49)

((学長の人格は、ラッセル・テイラーによって完全に引き戻されてしまったのです。入れ物である人形が壊れ、そこに入れていた人格が前の持ち主であるダムダムに戻ってきたことも災いしていました。最終イベロルで頻出する『』を使ったセリフが学長です。   (2023/9/14 02:05:45)

((なんてことはありません。ダムダムの人格の方が死人の人格であるそれより遥かに強く、彼はそれを制御できていました。ずっと。ラッセル・テイラーに魔術を解かれるまでは。   (2023/9/14 02:03:23)

((人形に移したあとも、適宜操作できるように、ダムダムは自身の中にも僅かに学長の人格を残していました。   (2023/9/14 02:02:17)

((ダムダムはまず魔術を用いて、学長の死体から学長の記憶、思考パターン、体の癖などを抜き取り、自身の体に収めました。1度自身の中でふるいにかける必要があったのです。その後精査したものを人形にうつし、人形はダムダムに都合のいい学長として完成しました。この、1度自身の体に他者の人格と言えるものを収めた行為が、ダムダムに破滅をもたらしました。   (2023/9/14 02:00:15)

((さて、一つ問題があります。人形を作る際、ダムダムは、素体こそ一般的な人形の材料を組み合わせましたが、言動パターンまでは作りきることが出来ませんでした。かと言って試行錯誤している時間もありません。言動パターンは、学長の死体から直接取る事にしたのです。   (2023/9/14 01:57:09)

((学内で生きるのは簡単でした。何せ学長は人形で、それを動かしているのはダムダム本人なのです。順調に昇進を重ね、ダムダムは自らを学長補佐という職におさめることに成功しました。これでさらに人形は自然に学長を演じられるでしょう。   (2023/9/14 01:55:13)

((ダムダムは自らの設定を『卒業後教師見習いになる学士』としました。事件の犯人は見つからず、アル・サハムの仕業ではないか?という噂がまことしやかに流れます。そうしてダムダムはウィルヘルムを卒業し、そのまま教師見習いとしてウィルヘルムに居座り続けました。   (2023/9/14 01:52:45)

((そうして名前すらもなくしたのです。   (2023/9/14 01:50:07)

((オデットは学長の殻を被ることを思いつきました。アガルタ中に強力な暗示をかけ、オデットという生徒そのものと、オデットの引き起こした事柄を全て忘れるように仕向けました。そして学長の亡骸を地下に隠し、学長そっくりの人形を作り上げます。学長の行動パターンを人形に移し、随時操作することで周りを欺き、オデットは自らをダムダムと名乗るようになりました。   (2023/9/14 01:49:47)

((ふと気付きました。両親は第8属性ではありませんでした。オデットは両親のようになりたいのです。普通の暮らしを手に入れるのに他の属性が障害になる。それは明白です。しかし第8属性だけでは普通にはなれないのです。オデットは迷いました。殺しながら迷っていました。1つ下の後輩に重篤な火傷を追わせながら迷っていました。   (2023/9/14 01:44:49)

((彼はウィルヘルムを破壊し、生徒を、教師を、学長を手にかけました。第8が普通の暮らしを手に入れるには、普通の彼らは邪魔でしかないと判断したのです。   (2023/9/14 01:41:57)

((オデットは答えられませんでした。『彼らは私と同じだから』、だから会っている。仲間だから会っているだけなのに、それすらも否定される未来が横たわっているだけの現実に、その時とうとう決壊したのです。オデットの暴力性は。   (2023/9/14 01:40:22)

((まあ簡単な話です。彼は1人に耐えられなかった。普通の暮らしをしたかった。死ぬ前の両親のようになりたかった。全て全て、何もかも失い、孤独を強要され、自ら深みに手を伸ばした彼には得られない物でした。卒業も間近というとき、学長はオデットを咎めました。『何故あの者らと関わろうとするのか』   (2023/9/14 01:38:11)

((む…   (2023/9/14 01:36:06)

おしらせさん(Android 116.82.***.134)が入室しました♪  (2023/9/14 01:35:57)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、さんが自動退室しました。  (2023/9/14 01:35:40)

((1つ救われることがあったとするなら、生真面目な性格が幸をそうしたのか、学業面で苦労することがなかったくらいでしょうか   (2023/9/14 01:10:26)

((ひっそりと日常を過ごす人もいれば、第8属性としての魔術の才を生かさずに日々を潰すのが耐えられないという人もいます。オデットは隙を見てはそれらに足を運び、様々な交流の末に、第8属性は他の属性と比べてより強く広く魔術を使えることを知りました。そのメカニズムも。彼はそれを極めることが唯一の自己実現だと感じ、魔術の勉強にのめり込むようになりました。魔術にのめり込むほど、禁忌に触れることになると知っていながら、学長を欺き、危険な魔術に触れ続けていました。   (2023/9/14 00:51:24)

((ミルクバーと革命の道を覚えていますか?入ってはいけない、行ってはいけない所として書いた場所です。実態は、第8属性であるが故に身分を隠し、偽り、ひっそりと暮らす人々が集まる場所です。第8属性のスラム街と言い換えていいです。   (2023/9/14 00:45:51)

((オデットは仲間を欲しました。誰でもいいのです。自身がどこの誰で、どんな属性であってもいい人に受けいれられたいと思いました。1年後輩のフェヌグリークがその全てをみたす存在でしたが、その時には既にオデットはほの暗い世界に浸り始めていました。   (2023/9/14 00:43:44)

((ですので、1人部屋を与えられた時、オデットはやはりそうかと思いました。結局建前を与えられても自身が第8属性であったことには変わりないのです。自分一人周りと違うのだという事実と誰とも話せない1人部屋という環境は、10歳の子供に背負わせるには重すぎるということを、学長は思い至れなかったのです。   (2023/9/14 00:36:26)

((オデットは学長のことを信用していませんでした。同じ入学式にいた第8属性の子が、地下でひっそりと殺害されるのを見ながら、その子の細い首をひり潰した学長の節くれだつ指を見ながら、学長の『君は第8として生きていかない道を選ぶことが出来る』という絵空事を聞いていました。   (2023/9/14 00:33:40)

((学長はオデットと『第8属性であることは誰にも言わない』『第7属性として生きていく』ことを約束し、学士として生活させました。しかし学長は恐れていました。例え子供であっても、絵空事のような夢を描いても、オデットは紛れもなく第8属性なのです。第8属性の人間が産まれたら殺すのが一般的な世界において、その秘密と危険を周りに抱えさせるわけには行かなかった学長は、オデットに通常の2人部屋ではなく1人部屋を用意します。   (2023/9/14 00:31:04)

((第7属性、光の属性は、『中和』を意味しています。世界に対する緩衝材たる属性です。まあバリアがめっちゃ張れるのです。第8属性をも弾くやつが。   (2023/9/14 00:26:29)

((しかし学長がいました。学長はオデットが身寄りのないことや、住んでいた場所をアル・サハムに破壊されたことを知っていました。学長は『第8属性の人間に危害を加えられたこの子ならば、自らの欲を押さえつけ他の属性の人々と同じように生きられるかもしれない』と絵空事を思い、彼を第7属性として生かすことにしました。   (2023/9/14 00:25:00)

((彼はここで生きる権利も失いました。他ならぬ自身が第8属性であったために。   (2023/9/14 00:21:23)

((彼に帰る場所はありません。第8属性の人間に殺されたからです。   (2023/9/14 00:20:39)

((彼に家族はいません。第8属性の人間に殺されたからです。   (2023/9/14 00:20:20)

((果たして、ここからはイベスト等で書いたので端折りますが、彼はラ・ウィルヘルムの入学時において第8属性と判定されました。   (2023/9/14 00:20:04)

((彼はそこで1度何もかもなくし、残ったものと言えば、地下の隠し扉にしまわれていた家庭や財産にまつわる書類と、ラ・ウィルヘルムへの入学許可証だけでした。頼れる親族も思いつかなかったオデットは、アガルタに向かうしかなかったのです。   (2023/9/14 00:18:44)

((街は消えました。瓦礫というものがほとんど残らないくらいに崩し、焼き、流され尽くしたので、人も消えました。数人の生き残りの1人がオデットです。   (2023/9/14 00:16:21)

((アル・サハムは第8属性の者だけで構成された過激派組織です。第8属性の人には、他の属性の人々が当たり前に持ちうる『人、物を無闇に危害を加えたり破損させてはいけない』という、深層心理にあるストッパーがありません。故に彼らの使う魔術は他の属性の人々より強い効力がありました。   (2023/9/14 00:12:52)

((オデットがウィルヘルムに進学する数ヶ月前、テロ組織のアル・サハムが都市に襲来しました。深い意味はありません。ただ資源と資金の略奪をするのに、その小さな都市は都合がよかっただけでした。   (2023/9/14 00:09:01)

((ダムダム…オデットはアガルタのずっと北にある地方都市で生まれました。小さな都市です。両親とオデットの3人でずっと暮らしていました。両親は第8ではありません。オデットも当然第8ではないと自認していました。   (2023/9/14 00:06:10)

((ダムダムの話をしにきました ここに来る人はもう居ないけど、ここに来たら読めるからここに書くね   (2023/9/14 00:02:53)

おしらせさん(Android 116.82.***.134)が入室しました♪  (2023/9/14 00:02:14)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、経血がマンコから流出さんが自動退室しました。  (2023/5/4 04:26:52)

おしらせ経血がマンコから流出さん(Android 210.138.***.95)が入室しました♪  (2023/5/4 03:49:36)

おしらせさん(Android 116.82.***.134)が退室しました。  (2023/5/4 02:49:34)

((✋   (2023/5/4 02:49:32)

((何かのタイミングで全キャラ見せたいね 設定だけはあるんよ   (2023/5/4 02:49:27)

((残念ながら彼らをメインにしたストーリーは思いつかばないけど ストーリーのある奴らでもないしね   (2023/5/4 02:47:49)

((あれ26か!バカ Flyは数字が数えられない   (2023/5/4 02:46:13)

((アル・サハムの幹部メンバー27名いるんだけどようやく全員キャラメイク出来ました この部屋の参加者さんの数名にもご協力いただいた   (2023/5/4 02:45:33)

((信じられるのはアガルタとダムダムだけだわ   (2023/5/4 02:43:58)

((ちゃんと来てくれた参加希望の方に申し訳ないけどあれはさすがにコワスンギ   (2023/5/4 02:43:45)

((やばい人来て怖くて消した Flyです   (2023/5/4 02:43:17)

((新しい創作をしよ💕 思って部屋作って   (2023/5/4 02:43:06)

おしらせさん(Android 116.82.***.134)が入室しました♪  (2023/5/4 02:42:43)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が退室しました。  (2023/3/31 12:20:53)

小野寺小野寺   (2023/3/31 12:20:46)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が入室しました♪  (2023/3/31 12:20:41)

おしらせさん(Android 116.82.***.134)が退室しました。  (2023/1/5 06:32:32)

((また来るよォ いつでもお前のこと考えてるぞ〜   (2023/1/5 06:32:29)

((じゃあなダムダム   (2023/1/5 06:31:57)

((まあ謝ったら許してくれるよねダムダム💕   (2023/1/5 06:31:21)

((ごめんな〜いつも痛めつけて   (2023/1/5 06:31:05)

((なんか…うん…好きだなあ…   (2023/1/5 06:30:39)

((好きだぜ〜好きだぜダムダム   (2023/1/5 06:29:46)

((年単位かよ   (2023/1/5 06:29:07)

おしらせさん(Android 116.82.***.134)が入室しました♪  (2023/1/5 06:28:56)

おしらせさん(Android 116.82.***.134)が退室しました。  (2022/2/7 07:03:16)

((アガルタ⇒メテオラの中間のお話   (2022/2/7 07:03:11)

((そういや出すの忘れてたな〜っていうやつ   (2022/2/7 07:02:52)

ドアにふきつける音が全くの自然音になるまで、フェヌグリークはただ這いつくばり、「殺してやる」と呪詛を吐くしかできなかった。この数ヶ月、自身が真綿で包むように守ってきたにも関わらず1つの言葉も漏らさなかった人間が、外部からの侵入にこうも容易く反応したことも、フェヌグリークの柔らかく弱い所を抉った。それが自身に気を許しているからであったなど、会話も無ければ気づくはずもないことだ。フェヌグリーク・スパイスがメテオラに足を踏み入れる、半年以上前の話である。   (2022/2/7 07:02:29)

ハッとする。この声を発したのは?薄く掠れた声は、ダムダムか?「あ?喋れないならそれでいいとも思ってたが、黙り決め込んでたってことかぁ?」男はきょとんとしつつも、ダムダムの体を軽々と抱え、毛布越しにぎゅっと力を込めている。「嫌だッ」逃がす気がないのも、力で適うようでないのも明白ながら、掠れた声でダムダムら拒否を紡ぎ続ける。男はとうとう面倒臭いなぁという顔を隠すこともせず、ダムダムを抱えたまま小屋の外へ歩を進めた。「…ッ!!おい、クソ、先輩を置いていけッ!!連れていくなッ!!」「嫌だ!離せ!」「僕と先輩はもうどこにも…ッ何処に連れていくつもりだッ!」男はドアを閉める瞬間、床に伏したフェヌグリークに向けて得意げに言った。「空さ。」   (2022/2/7 07:02:16)

「やってみろよつったらほんとにやるのが犯罪者だもんなァ。こえー、こえー。なァ、オデット。迎えに来たぜ。お 前 は 旗 に 相 応 し い 。その面歪めて少しでも怒鳴ってくれりゃあ、俺達は勝てるんだ。この世界に。勿論、何もせずこじんまりと座ってくれてるだけでもいい…」「今の世界の常識をぶっ壊してぇと思うだろ?ん?そうだろ、そうじゃなきゃ、こっちが困るんでね。」突きつけた杖に抑止力があるとは思えなかった。ボロボロのそれは簡単な日常魔法を使うので精一杯で、戦うための魔法など、使えるかどうかも怪しいところだ。それでも、その男がしゃがみこみ、ダムダムの肩に触れたとき、「離れろ!」と魔法を放つことを止めてくれる道理は誰にもない。ビリ、と歪む感覚がした直後、杖が弾け、フェヌグリークの身体が壁に叩きつけられる。杖が魔法に耐えきれず、暴発したのは明白だった。肺の中の空気が押し出され咳き込む中、男がダムダムを抱えあげようとしたのが見えた。「嫌だ」   (2022/2/7 07:01:50)

まだ明け方にもなっていない頃、凍てつく寒さと暴風で目が覚めた。厳重に魔法をかけたドアが開け放たれ、その奥に人影を認めて声を荒らげる。「去れ!」「去るもんか。なァ、エイト・ウォーの主犯、生き延びた第8属性、犯罪歴はともかく、天才と呼んで差し支えない男___オデットって奴がここにいるって、ようやく掴んだんだからよぉ……」影は男で、我が物顔で小屋の中に入り込んでくる。燃える炎のように赤い髪と黄金の瞳がフェヌグリークを一瞥し、「1級脱獄犯スパイスか。」と興味なさげに言った。「よくやった。褒めてやる。」「よくやった?」男は傷まみれの身体でダムダムの前に立ち、どこを映しているかわからないダムダムの瞳を物色しているかのようで、フェヌグリークは警戒の意思を隠すことすらしなかったのだが、次の声で男の首元に杖を突きつけることとなった。「俺がオデットを見つけるまでよく生かした。」   (2022/2/7 07:01:27)

返事がないままの会話を延々続けて、スープが半分になる頃、とうとう口を開くこともなくなって、今日の食事はお開きとなった。すっかり冷えたスープを温めなおす気にもならず一息に呷ると、残ったパンもバラバラと口内に招き入れた。水分が急速に失われる感覚の中、やはりあの学校の食事は美味しかったと感じる。空になった缶を隅にほおり投げると、鈍い音と共に彼の身体が強ばる。良かった。生きていると思えた。何かに反応することがまだ出来ると感じた。それが人に向かなくても、あるいは、まだ。この微睡みのような暮らしの中で、あるいは、また。いつか笑いかけてくれると信じられた。自身の分の毛布を彼の身体に重ね、ドアの横に陣取る。外の静けさに安堵して部屋を温め、束の間の微睡みに身を任せた。彼はまだ、雪を眺めていた。   (2022/2/7 07:01:02)


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