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おしらせ佐 /さん(Android docomo spモード)が退室しました。  (2021/12/22 01:24:54)

佐 /彼は僕が何の話をしているのかと思うだろう。ここに集まった本来の要件は、白鐘組の領域に追いかけていた怪盗が入り込み消息を絶ったことについてだった。しかし。「____警察組織の内部情報。特に指定暴力団なんかと手を組んでいるようなやつ。それが欲しいんだよね。」変わらぬ笑みを浮かべて、僕は本題を切り出した。   (2021/12/22 01:24:33)

佐 /ゆるゆると首を振った僕の思考は、止めるものが居ない限りどこまでも脱線していく。それに静止をかけたのは、目の前で放ったらかしにされている青年の笑い声だ。「 警察、探偵だのという職業は、若手や女性には肩身の狭い世界であることは否定しないさ。身をもって、と言うほど、僕はそれらによる中傷を受けたわけでは無いし、ずば抜けて優秀で実績を積んでいるというわけではないのだけれどね。あぁ、そういう意味では、きみがたったいま浮かべた驚き顔は、僕にとっての恒例行事とも言えるだろうね。」試すような笑みのきみ、僕に何を期待しているんだい。全人類がそうだと思うが、他人を値踏みするのは好きだけれどその逆は御免こうむるのだ。だから僕はその視線をさらりとはぐらかす。そうしているうちにも白鐘の若頭くんは話を先に進めてしまっていて、せっかちなのはお互いさまじゃないかと首を傾げた。「 うん、勿論要件は事前に伝えた通りだ…………だけれど。ねぇ、若頭くん。答えが分かりきった問題に向き合うのは、とても面白みのないことだと思うんだよ。」   (2021/12/22 01:24:22)

佐 /「 あぁ。そうしておいてくれると、こちらも大変助かるよ。このせっかちさは仕事柄かな。猫とか鼠なんてものは、ぱっぱと動かないとすぐ逃げてしまうものだからね 。」作られた笑顔が苦笑に変わる。その前にほんの少しだけ彼が目を見開いたのを、探偵故の観察眼は見逃さなかった。さて、彼はいったい何に驚いたのだろうか? 馬鹿正直に問うてみてもいいかもしれない、もしかすれば甘い世辞で返してくれるかも。あなたのあまりの可憐さに__そんな答えが返ってきたのなら、思わず今年度一の大爆笑をしてしまう気がするな。今後、真面目な話し合いなんて出来なくなるに違いない。やっぱりやめておこう。それにこんなチュートリアルにもならない問題、推理するまでもないことなのだから。若頭殿……何か落ち着かないから若頭くんと呼ぼう。若頭くんが驚いたのは、僕の見た目が成人に見えないほど幼かったから。それで ” quod erat demonstrandum ” だ。証明終了。   (2021/12/22 01:23:48)

おしらせ佐 /さん(Android docomo spモード)が入室しました♪  (2021/12/22 01:23:18)

おしらせさん(iPhone au)が退室しました。  (2021/12/17 03:15:39)

(そんなあやふやな納得をしつつも、神宮寺の言葉に声を出して笑った。)ははっ、そんな世辞を言われたのは久しぶりだ。歳の話はお互い様だとは思うが……実力と実績の世界において、年齢は重要な要素だが決定的な要因では無いことは神宮寺殿も身をもって知っていることだろう?(試すような笑みを浮かべては神宮寺を見る。無論、彼女のことは隅々まで調べた。この国の外に関しても…………まぁ、伝手が無いわけでは無かった。彼女の情報を思い出す時にちらりと浮かんだ顔に内心で溜息をつく。)まぁいい。俺の話は面白みが無いらしくてな。本題に入ろう。俺達に何を求める?(至極単純な問い。罪を暴く探偵が罪を隠す外道に何を求めるのか。お互い用件はわかっているが、それはそれ。口に出すというのは大事な事だ。箸にすら手を伸ばさないまま俺は茶を1口啜る。ここまで招きはしたが、どこまでいっても俺達がどうするかはこいつのこれからの言動しだいだ。それを見極めるように、目を細め彼女を見据えた。)   (2021/12/17 03:15:37)

(部屋に入る直前、中から声が聞こえた。咄嗟に「電話か?」とも勘繰ったが、そもそもこの場所で電話が通じる場所などほぼない。ここは物理的にも情報的にも閉鎖された空間だ。そういう事に重きを置いた結果。ある種、悪巧みを練る場所には最適だが悪巧みを行う場所としてはどこまでも不向きな場所になっている。久しぶりの客人で少し気が張っているのだろう。自らの顔を1度手で撫でて若頭としての笑顔を作り中へと入った。さて、せっかく気を落ち着かせたというのに中に居たソイツは聞いていた以上に……その、なんて言うのだろう……子供だった。自分の背がそれなりに高い自覚はあったけれども、目の前の少女……女性はそれを差し引いてもなお小柄に見える。内心で、紅葉とどちらが小柄だろうか。なんて思考をしつつも笑顔は崩さずに目の前の女性の瞳を見つめる。)それでも客人を待たせたことに変わりはない。次に招く機会があれば、そのせっかちさも予定に入れておくことにしよう。(なにやらやたらと回りくどい言葉遣いをする神宮寺につい苦笑を漏らしながら言葉を返す。なるほど、これが探偵という種類の人間なのか。)   (2021/12/17 03:15:07)

おしらせさん(iPhone au)が入室しました♪  (2021/12/17 03:14:30)

おしらせ佐 /さん(Android docomo spモード)が退室しました。  (2021/12/9 05:36:14)

佐 /前述した言葉通り遠慮なく、両手を合わせてから箸に細指を伸ばす。そうしながら口にするのは他愛のない雑談で、決して本題ではなかった。調べられる限りの事柄は、警察組織が握る情報も含め頭に入れている。だから勿論若頭と呼ばれる彼の年齢は知っていたのだけれど、これくらいの嘘は話題作りのための方便だろう。   (2021/12/9 05:36:04)

佐 /実家の内装も日本家屋であったし、警察官僚である父や祖父に引き摺られては旅館や料亭にも足を運んだものだ。大抵が子供に聞かせるべきではない内容の会談ばかりだったが、それ故に否応なく慣れ親しんでしまっている空間である。どこも変わらないな、なんて苦笑を浮かべていると、声掛けもなく1人の青年が姿を現した。「 いや、僕がせっかちすぎただけだよ、白鐘の若頭。気に病むことは無い。けれど料理に関しては遠慮なく頂くことにするとも、僕は丁度よく都合よく空腹でね。お気遣いは有難く頂戴しよう。」白鐘家。なんてことはないヤのつく古い一家。そこの若頭と会談の機会を儲けたために、僕は今日ここにいる。並んでいく皿を眺め、着物姿の仲居さんには「ありがとう」なんて甘い笑顔で声を掛け。そうして扉が閉まってから、漸く目の前へと山吹の視線を戻した。「……きみたちはあまり自分たちの情報をくれないから、僕は初めてきみの姿を見るんだ。思った以上に美形だねぇ。でも、若頭殿はまだ学生だろう? 若いとは聞いていたけれど、正直驚いているんだ。」   (2021/12/9 05:32:55)

佐 /あぁ。なんというか、こういう空気は久しぶりだ。静かに流れる時間に糸が張り詰めているような緊張感を潜ませている、そんな周りの雰囲気を肌で感じとっては吐息を落とす。何処か郷愁にも似た感情、感傷。あまり好ましくはないことだけれど、それは酷く覚えのある気配だった。「 密談、取引、賄賂に八百長。こういう高級料亭の役割は、専らそういうものの隠し場所か。本当はこんなところに足を踏み入れる気は無かったんだけれど__いや、” Qui ne risque rien n'a rien.( 冒険しないなら、得られるものは何もない ) ” だ。虎穴に入らずんば虎子を得ず。郷に入っては郷に従え。先人のお言葉通りに、僕も冒険してみなければならない。そうだろう? 」外界の音が遮断された室内に、自分の長い独り言が虚しく響いた。小柄な僕には広すぎる和室に飾られた調度品。正座の下に敷かれた座布団、目の前にある机。それらの価値を顎に指を当てながら考えてしまって、何をしているんだ僕は、なんて頭を振った。「 ……だいたい、6年ぶりくらいか? 神宮寺家にいた頃は、こういうものは飽きるほど目にしたからなぁ。」   (2021/12/9 05:32:08)

おしらせ佐 /さん(Android docomo spモード)が入室しました♪  (2021/12/9 05:31:48)

おしらせさん(docomo spモード)が退室しました。  (2021/12/8 08:15:21)

失礼する。待たせたようで悪いな、神宮寺殿。(中は2人で食事をするには十分すぎる広さ。座布団ひとつとっても格式の高さが伺える部屋の中にいるはずの赤髪へと目を向け、笑みを浮かべた。そして、部屋の中央に置かれた机を挟む形で彼女の対面へと腰を下ろした。)詫びという訳でもないが、ここの飯は美味い。是非味わってくれ。(直後、その言葉を待っていたかのように襖の向こうから女性の声がする。そして、数人の中居が現れると次々に料理を並べ、机の八割方を埋めつくした。旬の食材を使い彩られた料理の数々は常人にはてのとどかぬ品ばかりである。)要件は食事をしながら聞くとしよう。   (2021/12/8 08:15:18)

(その日の白鐘玄冬は珍しく白鐘の案件でありながら洋装だった。ベージュのパンツに白のシャツ、そして黒い上着。いわゆるオフィスカジュアルと呼ばれる服装で、彼のような未成年には不釣り合いな料亭の廊下を歩いていた。)お客人は?(玄冬のすぐ後ろには、大柄の男が1人。190cmはあろうかというガタイのいいスーツ姿の男は玄冬に問われると、その容姿からは考え難い丁寧な言葉を返す。)「既にお待ちです。若がお着きになる時間は教えていたのですが……」…………ただのせっかちか几帳面か。まぁ良い。遅刻されるよりはマシだ。お客人には俺一人で会う。(自分の到着より早くやってきた女に小さく笑みをこぼす。余談だが、彼女を招待したこの料亭。白鐘の息がかかった店である。このなかで起こることが外に漏れる事はなく、密談には最適だ。料亭としての名も高く、白鐘の者以外も使うこの場所は情報収集にも十分貢献してくれている。白鐘の支配下にある閉ざされた空間。そんな場所の複雑で長い廊下の先にある部屋。白鐘玄冬はそこをノックもなく開けた。)   (2021/12/8 08:14:59)

((足跡   (2021/12/8 08:14:32)

おしらせさん(docomo spモード)が入室しました♪  (2021/12/8 08:14:26)

おしらせ佐 /さん(Android docomo spモード)が退室しました。  (2021/12/8 07:37:54)

佐 /(( 足跡   (2021/12/8 07:37:51)

おしらせ佐 /さん(Android docomo spモード)が入室しました♪  (2021/12/8 07:37:43)

おしらせ新規ルームを作成完了しました。(Android docomo spモード)  (2021/12/8 07:37:21)


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