🌸桜ヶ丘学園別校舎🌸

ルーム紹介

　
ソロルとか、置きロルとかだけです。
待機部屋では無いのでそこはヨロシクお願いします。
　

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おしらせ

小野寺さん(118.7.***.12)が退室しました。 (2023/3/1 17:04:46)

小野寺

小野寺 (2023/3/1 17:04:38)

おしらせ

小野寺さん(118.7.***.12)が入室しました♪ (2023/3/1 17:04:34)

おしらせ

朽葉樒／ 3.♂さん(iPhone au)が退室しました。 (2022/1/8 05:40:30)

朽葉樒／ 3.♂

((桔梗ちゃんあて！ (2022/1/8 05:40:19)

朽葉樒／ 3.♂

ままごとに使うのかと思うほど、ちゃちで小さな作りのテーブルは、昨日使った〝アレ〟の残り物やら、テレビのリモコンやらティッシュのゴミやらが散乱していて、とてもじゃないが綺麗とは言えない。それらを乱雑にテレビ台の方へ押しのけて、ついでにテレビの電源ボタンを押して。「ねーホントにある、やばい。」画面一帯が青く表示され、直ぐに黒背景に赤字の画面に切り替わる。薄べったく、チープな別付のリモコンをカチカチと操作してゆくと、目当てにしていた映画のサムネイルが表示されて、男は半ば興奮気味な、或いは無邪気な声を出した。間もなく脱衣場からドライヤーを片手に現れるだろうきみを呼ぶ。「ほら見て桔梗、前ので終わりだと思ってたのに。」そう、きみを呼んだ男の視線はすっかり画面にくぎ付けなまま。目の奥を爛々と輝かせる。それは男にとっていつぶりのことで、女にとっていつぶりに見るものだろうか。握る掌、空っぽの親指。銀色を忘れたフリをして、幸運を呼ばんとする。） (2022/1/8 05:40:10)

朽葉樒／ 3.♂

自分でも思っていたより、その声は食い気味に出た。自称天才の幼い俺が再び顔を覗かせて、俺以外の天才が現れたことへの嫉妬と驚き、そして喜びの交代ごうたいで表情を変える。きらきらと目を輝かせるのは、物心ついてからというもの、男にしては珍しいことであった。あ、と口をひらげて、燕の子のようにちゅんちゅんと餌を乞うた。ピンクの肉がちらと覗く。啄むようにして、女が口元に置いたパンの欠片を含み、ついで、女の指先を食む。態とらしく、にやりと口角を持ち上げてきみの方を見た。「天才じゃん、」唇の端をペロリと舐め、男は満足気に笑うことだ。）桔梗、ドライヤー持ってきて（頬を膨らませていたパンを飲み下し、水切りラックから皿を取り出した。食器棚の必要性はどこへ行ってしまったのだろう。というのも、彼女が来ていない日は大抵こうして水切りラックから直接食器を使っていることばかりだからである。そもそも一人暮らしのくせして、こんなに食器があったって仕方がない気もするけれど。敢えて説明するまでもないが、女の手にあったパンを皿にのせ、マグカップを片手に持ってテーブルへと向かった。 (2022/1/8 05:39:55)

朽葉樒／ 3.♂

室内は暖かいはずなのに、ほうと息を吐くと、それはほんのりと白んだ。持ち手に掛ける中指と薬指が、じんわり熱くて。「冬だなぁ。」ぽつりと呟いた言葉が、遠くを見ているうちに通り過ぎていた日々のすべてを、二度と手にできない時間を、その尊さを実感させた。それでも、ここだけは、しがらみも何も無い唯一無二の城だ。隣人からの苦情以外には、俺達を縛るものは何も無い。(未だ、苦情や壁ドンなるものを受けたことはないのだけれども。) アナーキーインザワンルーム、と言ったところだろう。）……ん〜？（女が手に取ったのは、六枚切りで売られているぺらぺらの食パンだった。いつか、コーギー犬の尻のようにふかふかの食パンを、意味もなく2斤ほど買ってみたい。そんな、密かな野望。先に言っていた通り、その薄いパンをトーストにでもするのかと思っていたから、思ってもみない行動に男はすっかり目を丸くした。然して、それと同時に、甘いパンに塩味を含んだコーンスープの絡むのを、口の中で想像している。彼女の指先に付着したパンくずが、好奇心を増幅させた。「たべる。」 (2022/1/8 05:39:33)

朽葉樒／ 3.♂

油汚れが少しだけ羨ましかった。誰かに美味しく食べられて、その後、綺麗さっぱりと無くなれるのは、存外に幸運なことだから。マグカップに手を添えた女の指を、サラリと撫でながら、男は先述のように礼を述べて、青朽葉をゆっくりと細める。湿る髪は、つむじのあたりだけ水気が抜けてきていた。）（スプーンの端に、小指の爪ほどへばりついた黄みがかったクリーム色の。ハッピーターンの粉だけを舐めているような背徳感が、なんというか堪らないのだ。コーンスープ元来の旨みに、独自のスパイスを加える様な。「 ……うま、」ずず、と薄味のスープを啜った。口内で再び巡り会う粉の塊と薄く味のついた湯が、絶妙なドッキングを見せる。小学生の頃だったか、この味を発見した時、自分は天才なのだと思ったものだ。かたやきみは、時折スプーンの緣をカップの底に当てながら、粉と水をしっかりと混ぜ合わせている。これは恐らく、箱の裏に書かれている『お召し上がり方』に沿った正しい作り方なのだろうけれど、そんな飲み方は勿体無い！と自称天才の幼い俺が横槍を入れる。 (2022/1/8 05:39:01)

朽葉樒／ 3.♂

（女が気恥しさと共に吐き出した、腹の虫よりも小さな声はいたずらで粗雑な男に届いたろうか。その真偽は不明であったけれど、それでも、女はガラスコップを受け取って、確かにそれを飲み干した。それがひとつ結果で、それがすべてだ。レモンの皮か、カルキの抜け切っていない都会の生臭さか。口の中のざらついたものは流し込んだのに、代わりに口の中を埋め尽くすのはそこはかとない遣る瀬無さだった。後味を引く苦味の正体は、そのときそのときに姿を変える。歯の隙間に挟まった不快感を取り出せないまま眠るように、男はそっと、遣る瀬無さに蓋をした。「あー、いいのに。」悴んだ指先を目で追った。白魚が火傷したみたく、紅の落る細い指はどうにも痛々しげだ。江戸時代、遊女が火照る身体を演出するために節々に紅を置いた、という話があるが、遊女らのそれもまた痛々しい傷であっただろうか。「ありがとね、」少し溜まった洗い物。何を食べて着いたのか分からない油の汚れが、泡に溶けていく。CMでよく見るように、汚れが泡に吸い込まれているのだ。 (2022/1/8 05:38:30)

おしらせ

朽葉樒／ 3.♂さん(iPhone au)が入室しました♪ (2022/1/8 05:38:01)

おしらせ

夏目黒/3年/牡さん(Android SoftBank openmobile)が退室しました。 (2022/1/5 00:13:05)

夏目黒/3年/牡

(( 萩原さん宛です🙇‍♂️ (2022/1/5 00:13:02)

夏目黒/3年/牡

( いかにも怪しい感じがする弁論。ｽｯと目を真ｯ直ぐ見つめてくる君の視線から、さりげなく外したが故に更に勘違いさせたかも。は -----ｯｯなんでこんな関わりもねｪ、陰ｷｬと目を合わせられんの ?!! この人誰。誰 ?! 思い出せ。思い出すんだ、夏目黒。この子 … あの … どｯかで ……………… あｯ ! そうだ。君はよく人から色んなことを頼まれる人だ。なんか見かける度何かをしている人。押し付けられてんのかな。それとも馬鹿みたいなお人好し ? どうでもいいが、そういう人ならこれは自主的なんだろうか。はーｯ。精が出ますね～ ! まじ、尊敬尊敬。｢ … え、えと … そ、そちらこそ …… 何を … ? ｣なんて、加えて尋ねてみる。掃除なのはわかりきｯているが、流石にじｬあばいばい。なんて去れるはずもない。聞かれたから聞き返す。定番の建前だ。 ) (2022/1/5 00:12:44)

夏目黒/3年/牡

… え" ｯ …… 。( はい。馬鹿。見事に見つかりました。己の名前を呼ばれると、ﾋﾟﾀと何処かへ行こうとしていた足が止まる。思わず小さく声を上げてしまｯた。うわ恥ｯｯｯず。いや今更か。てか、この人ｸﾗｽﾒｲﾄなの ???? なんで俺の名前知ｯてんの ???? おいおい勘弁してくれよ。名簿とかないと、名前なんて真面にわからねｪｯて。え ??? どうする ??? どうしよう ?????? これ … 俺 …… 死ぬやつじｬ ………… 。恐る恐る君の方へと視線をﾁﾗﾘと向ける。そのいかにも女子高生 ! といｯた感じの君の姿は、いつの間にやらすぐそこまで来ていてｶﾁﾘとﾊﾞｯﾁﾘ視線がかち合う。綺麗な黒髪。自分とは違ｯてﾊﾟｯﾁﾘとしたﾀﾚ気味な眼。うわｧ女子だ＿＿＿＿ｯて !!! んなこと言ｯてる場合ではないが ?!! ) … あ" !? え" ?! あ、い、いや、えぇｯと～ !!!! か、帰ろうと、し、してて …… あ、歩いてたら人がいたんで ………… な、何してるのかな～ ? ｯて思ｯて、えｯと … べ、別に怪しいことしてたわけではないですはい。 (2022/1/5 00:12:35)

夏目黒/3年/牡

( せｯせと掃除しているらしいその人は、時折箒を持つ手を暖めたり、しｬがみこんで冷えた足を擦り熱を取り戻しているようだｯた。… 荷物もｯてきてないのか ? ﾁﾗとその薄暗い窪みの空間の辺りを見てみる。が、案の定荷物は見られない。馬鹿だな。いくらﾍﾟﾅﾙﾃｨだとしても、防寒具くらいは教師も認めてくれただろうに。それも忘れるなんて。もしかして、その余裕もないくらい …… 例えば教員室に呼ばれて、そのまま此処へ連行されたとか。だｯたら納得ができる。それはそれで教師も一寸厳しい気もするけど … 。流石にこの寒さで防寒具もなしの生徒に掃除させるのは …… 少し同情してしまう。＿＿と完全に君を " なにかしでかした生徒 " だと思い込んでいる。ざまｧと思いつつも、この寒さに少し同情したような、誰目線なんだ。といｯた風に。あ、しまｯた。これはこれ以上見ない方がいいかも。ｷﾞｬﾙとかだｯたら、" 何見てんだｸｿ陰ｷｬ !! " とか言われそうだし。そうと決めたら、善は急げ。陰ｷｬはこれで失礼＿＿＿＿＿ ) (2022/1/5 00:12:18)

おしらせ

夏目黒/3年/牡さん(Android SoftBank openmobile)が入室しました♪ (2022/1/5 00:11:40)

おしらせ

萩原日色／ 2.♀さん(Android 153.252.***.8)が退室しました。 (2022/1/3 22:39:05)

萩原日色／ 2.♀

(( 先程はスミマセンでした；；；；；for相楽くんです (2022/1/3 22:39:01)

萩原日色／ 2.♀

嫌なら、振り払えばいいのに。力尽くで（先輩後輩はなにも物理的なパワーバランスではないのだし。もし私が幼気な恋する少女で、目の前の彼のことを強烈に想っていたとしても、彼が全力で手を振り払って走り去ってしまえば、私はそれを止めることができないのだ。どれだけ想う気持ちが強かろうと、この時間の永遠を願ったとしても、そんなものは関係ない。きゅ、と左右対称に口角を上げれば、１７歳の少女にしてはどこか大人びた笑みを浮かべた。「でも、もし振り払われたら … 悲しくて寂しくて虚しくて、泣いちゃうかもしれないなあ」。ああ、やっぱり私って、少し性格が悪いのかも。ふ、と視線を街を彩るイルミネーションに戻して、貴方から顔を背けた。その行動は、貴方を試しているようにも ─── 予防線を張ったようにも見える。まだたった１７歳の少女の、わざとらしくて、不器用な予防線。反対方向へ歩いて行ったカップルの会話と足音が、突然ぴたりと止んだ。そもそも興味がないので見てやろうという気持ちすら湧かないが、路上ド真ん中でキスでも交わしているのだろう。） (2022/1/3 22:38:10)

萩原日色／ 2.♀

あはは。郷に入っては郷に従え、って言うでしょう（頭に浮かんだ諺を、適当に口に出した。もし浮かんだ諺が " 猿も木から落ちる " とか " 石の上にも三年 " なんて今のシチュエーションに全くそぐわないものだったとしても、彼女は全く同じように呟いていただろう。… 果たして正門前のイルミネーションが郷なのか、それとも道を行き交う恋人達が郷なのかはわからないけれど。ほんの悪戯心、いや、好奇心？─── を正当化するための、丁度いい誤魔化し文句だ。「変な疑い、かけられてもいいよ」。流し目、そして貴方のほうを見る。目の前にいるのがこの男子生徒でなかったなら、思わせぶりにも思えるような言葉だ。私と貴方、やましいことなんて何もないわたしたちの間に、あらぬ噂が流れたとして。言われるたびに違うと否定する貴方の姿を想像すると、少し愉快な気持ちになった。… こういうの、性格悪いって言われるみたいだけど。みんな心の底では思ってるんじゃない？） (2022/1/3 22:36:58)

おしらせ

萩原日色／ 2.♀さん(Android 153.252.***.8)が入室しました♪ (2022/1/3 22:36:24)

おしらせ

萩原日色／ 2.♀さん(Android 153.252.***.8)が退室しました。 (2022/1/3 22:26:14)

萩原日色／ 2.♀

(( アッすみませんまちがえました（） (2022/1/3 22:26:07)

おしらせ

萩原日色／ 2.♀さん(Android 153.252.***.8)が入室しました♪ (2022/1/3 22:24:39)

おしらせ

相楽叶聖／1.♂さん(iPhone au)が退室しました。 (2022/1/3 19:09:44)

相楽叶聖／1.♂

(( 日色ちゃん宛て！です！ (2022/1/3 19:09:41)

相楽叶聖／1.♂

（正門を出ると、ささやかながらイルミネーションが巻き付けられた並木道が映る。流石に駅前のとは比べ物になりやしないものの、これはこれで聖夜らしくて素晴らしい。ちらほらと見かけるカップル連中が目に入らなければもう少し綺麗に見えただろうかと浅ましくも逡巡し、しかし思い直した。想いを伝え合い触れ合う恋人同士ではないものの、女性がいる前で他に情を移すなどと――、）……あんまり近いと変な疑いかけられますよ。（腕に何かが絡むような感覚。ふと目をやると、まるで先ほど瞳に映したカップルをそのまま真似たような彼女がいたものだから一瞬足を止めかけた。寒かったのだろうか。やはりもう片方くらい、と考えるよりも先に言葉が出た。もう下校時刻はとうに過ぎているとはいえ、ここは学校の目と鼻の先である。あの私服で身を寄せ合うふたりが生徒やもしれないし、ただでさえ噂好きが多いのが学生だというのに。「誰かに見られても責任取れませんよ、俺」彼女の頭はずいぶんと低い位置にある。俺の身長が伸びたのか、彼女が低いのか、苦言を呈しておきながら無理に引き剥がそうとしないのは一体どうしてなんだか。） (2022/1/3 19:09:34)

相楽叶聖／1.♂

（こうも寒いと、左手にだけはめた手袋もそう意味を成していないように見える。男女で身体の頑丈さが違うから男の子は女の子には優しくしましょうと問うたのは幼稚園の先生だったか、その教えに則れば女性である彼女に全てを捧げるのが同義なのだろうが、何だか優しさで懐柔しにかかっているようで気が引けた。気遣いが、心配りが、変な下心に由来するものだと思われたくなかったのだ。ただ何となく寂しそうで、それが放っておけなくて、どうにかできねえかと無駄な出しゃばりをしただけ。……って、それもほとんど下心みたいなもんじゃないか。「ふ、」「そこまで言うなら格好つけてくださいよ。可愛い」ポケットに手を突っ込んで何かを探るその様子がおかしくて、堪えきれず小さく吹き出した。「あんま無理しなくて良いですよ。対価貰ってどうこうするもんでもねえし」誘ったのも、防寒具を貸したのも、全て俺が自分の意思でやったことである。そんな押し付けの良心に報いる必要などないし、何ならあんたが電飾と同レベルの後輩とここにいてくれるだけで十分だ。何だって寒いから。） (2022/1/3 19:09:23)

相楽叶聖／1.♂

(( 三が日までにって約束したので () (2022/1/3 19:09:12)

おしらせ

相楽叶聖／1.♂さん(iPhone au)が入室しました♪ (2022/1/3 19:08:42)

おしらせ

朽葉樒／ 3.♂さん(iPhone au)が退室しました。 (2022/1/3 14:09:50)

朽葉樒／ 3.♂

「上がった？」パイプ椅子をガタガタと言わせながら、片手間に、小さめの鍋を火にかける。首に掛けたタオルがすっかり冷えていて、肩こりの進行を助長しようとしていた。「ね、コーンスープもあった。」狭いキッチンにそれを放り出す。赤と黄色のコントラストが可愛らしい、見慣れたパッケージ。立ち上がったまま、気まぐれは脱衣場に足を向ける。片手には吸いかけの煙草、もう片手には毛玉のついたスウェットが持たれている。「桔梗、あ、………桔梗様、こちらにお召し換えください。」思い付きで、舞台俳優宛らに朗々とセリフをなぞる。ウインクをして見せた男は、薄い唇に白い筒を咥えて、きみにふうと吹き掛けた。少し湿り気の残る肌に、マーキングでもするみたく。届け物の配達と嫌がらせは無事完了し、男は伸びた灰を落とすべくして、再びきみの前から姿を消すことだ。・・・そういえば、観ようと言っていた映画にも、こんなシーンがあったっけ。） (2022/1/3 14:09:43)

朽葉樒／ 3.♂

（脱衣場に脱ぎ捨てられた下着を洗濯機に放り込み、乱雑に詰め込んだ引き出しから柔軟剤の強く香る下着を取り出して。付けっぱなしにしていたエアコンが丁度、室内を十分に温めてくれていた頃だった。ベッドの足元に散らかった部屋着に首を通して、男はキッチンの換気扇下に腰を下ろす。一服のためだけに購入した安いパイプ椅子が、案外に臀に馴染むのだ。ジュワ、と筒の先の燃る香りが鼻先を掠めた。よく見掛ける煙草を吸うやつは皆、黄昏て、ロマンチストで、煙草に関してなんしか深い思いを持ってたり、或いはそれを吸う時に限り深く考え事をしたりするが、お前もそうかと問われると、どうしてなかなかそうでも無い。強いていえば俺はパブロフの犬だな、と、ぼんやり思う程度。呼吸の様にして吸い込んだ紫煙。頭を冴え渡らせるわけでもなく、ポジティブな感情が湧いてくるわけでもない。盪尽の、ガボガボと情けのない音がして、男は指先で灰を落とした。ひと吸いして、ゆっくりと呼出煙を吐く。 (2022/1/3 14:09:31)

朽葉樒／ 3.♂

────・・・安い換気扇がガラガラと音を立てている。湿気と熱気に嫌気でも差したのだろうか。隣人が玄関の戸をあける音がして、それから前を通り去って行く。忙しない足音だった。稚拙な劣情が、確かに血を滾らせていたきみを乞う微熱が、静かに鳴りを潜めていく。猫はどう転んだって気分屋だった。）……そう？じゃあ、…ゆっくり温まっておいで。（男は、あっけらかんと声を返した。センチメンタルを敢えて啄く悪趣味な鴉では無いから。女の冷えた身体をぎゅうと抱き締めて、オマケのキスもひとつ付けた。男は、見ない振りをする。俯くきみの横顔が、寂寥感に濡れていたとしても。） (2022/1/3 14:09:11)

朽葉樒／ 3.♂

誘われた少女は、毒の花を眼前に自死を選ぶようなひとであった。弱く、そして強く。枯れてゆく青と、反転した赤の滲む安っぽい樹脂床材。やさしいきみはそうでありませんように。無神論者の卑怯な男は、誰でもない誰かに指を編んで祈る。）（伏した睫毛。視線の行く末を追ったけれど、一枚も二枚もうわ手の女はそれをひた隠した。きみがそこに何を見ているのかを知りたいだなんて、図々しいにも程があろうか。ドラマチックな演出は、プラスチック製の玩具を思わせる仄かなチープさを帯びている。薄幸の淡い桃色は、徐々に色味を失ってゆくばかりだ。どこを見ても肌色だらけの女が腕を伸ばして、胸元へ流れ征く肌色の水は味気無い。キッチュな風景画を茫然と見ているような、くだらない時間。「 …んー、どうだろう？」疑問符のつくセリフに、疑問符をつけて言葉を返す徒爾。引っ括めて、すべて分かったふり。きみがイエスを積極的に言うひとではないことを、俺は既に知っていた。誘い水に乗れば溺れることもまた、ちゃんと分かっていたはずなのに。水位の低くなった、狭い浴槽の中、擦り寄るふたりはこの上なくみすぼらしかった。 (2022/1/3 14:08:45)

朽葉樒／ 3.♂

………（沈黙は是なりなどと言うが、先刻、男がやってのけたように、沈黙こそが正しい判断であることは確かだった。黙っているのはイエスかノーか。そんなことも分からないほど、野暮になったつもりはないけれど。答えを敢えて語らないことほど、いじらしいことはない。可憐である、と言える。拒まれることも受け入れられることも、さほど重要でなかった。静かなる返答は、逸る衝動を抑えるに最もな最適解で、やはり彼女は賢いのだと再確認するだけだ。冷えてきた微温湯が、体温みたいで気分が悪かった。母胎に包まれている赤子はこのような気分なのだろうか。─────いや、まさか。「はは、」小さく、笑いとも呼吸とも取れるような、短く漏れた低い声。ひとりでに込み上げてくる馬鹿馬鹿しさ。女を上に抱いた赤子が居てたまるかと。男はあくまで、卑怯で臆病。理不尽に選択肢を与えて、相手のせいにするのがひどく巧妙な生き物。かといって、女ほど器用でなく、いつまでも少年的で馬鹿正直な生き物なのだ。 (2022/1/3 14:08:23)

朽葉樒／ 3.♂

((桔梗ちゃん宛です (2022/1/3 14:07:21)

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朽葉樒／ 3.♂さん(iPhone au)が入室しました♪ (2022/1/3 14:07:12)

おしらせ

小森花奏 / 1.♀さん(iPhone 58.191.***.19)が退室しました。 (2022/1/3 01:31:06)

小森花奏 / 1.♀

(……もし、もし万が一おかず交換なんてものあった時に差し出して恥ずかしくないものを詰め込んだ今日の私のお弁当は完璧そのものだった。先輩のお弁当は、何だか家庭的な感じがして。先輩、おかず作ったのかな。脳裏にキッチンに立って手際よく料理する先輩の姿が浮かぶ。……その隣で、私も一緒に料理してたり……へへ。そんな煩悩まみれの脳みそから言葉をひねり出す。脳内では饒舌な癖に、実際の口は言うことを聞いてくれない。)先輩、お弁当ってご自分で作られたんですか……？ (2022/1/3 01:31:03)

小森花奏 / 1.♀

(今日はこの時のためになるべく彩りや栄養を考えたお弁当の中身にした。先輩の前で茶色弁当とか考えられない！いつもはいれる冷凍食品もなるべく削って、卵焼きはなるべく綺麗に焼けてる部分を入れて、人参はお花の形に切り取ってグラッセにして。赤ウインナーはタコさんの形に切って、昨日の晩御飯の時、お母さんに小さなハンバーグも焼いてもらって。進んでは食べないけれど、ほうれん草のソテーも作った。) (2022/1/3 01:30:51)

小森花奏 / 1.♀

(渡されたブランケットは先輩の持ち物にしては男物な気がして、もしかして……と思うとあまり使いたいとは思えなかった。しかしこんなに笑顔で、まるで私がランチに誘ったことを喜んでくれている様子なのに水を差してしまってはその笑顔が曇ってしまうことだろう。……妥協案としてなるべく畳んだ状態で使うことにした。これなら使用している表面積も少なくて済む。……先輩へブランケットをプレゼントしようかな。) (2022/1/3 01:29:58)

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小森花奏 / 1.♀さん(iPhone 58.191.***.19)が入室しました♪ (2022/1/3 01:29:49)

おしらせ

新規ルームを作成完了しました。(iPhone 218.47.***.205) (2022/1/1 02:45:55)

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