ルーム紹介
 


 ▼本校舎はコチラ!
https://www.3751chat.com/ChatRoom?room_id=746527

 当部屋は、〝置きレス〟専用部屋となっております。〝さよなら、花緑青。〟の参加者に限り、当部屋の利用が可能です。

 当部屋を作成したのは、『リアルタイムで成れるほどの纏まった時間を取ることができない』『リアルタイムで成っていても、長考のため1レスほどで終わってしまう』という方にも気兼ねなく当部屋を利用してほしいという趣旨です。『せっかく複数の関係性を組めたにも関わらず、その中で一つしか成れないのは残り惜しい』『マンネリ防止のため成りを同時進行したい、返しやすいものから返したい』というリアルタイム派の方にもオススメです!

 勿論、当部屋を必ず利用してほしいというわけではなく、本部屋でのリアルタイムの成りも大歓迎です。以前成った際のレスをしたいが本部屋だと流れてしまう、という場合にもご利用くださいませ!

 レスの催促はご法度!本部屋にも記載している通り、当部屋では気兼ねなく成りを楽しんでほしいため、レスの順番が左右することに関しての参加者様への苦情はご遠慮ください。今の気分で返事がしやすいのはこのロル、このロルの返事は時間をかけて丁寧に、など様々な事情があるかと思われますゆえ!


 
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おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が退室しました。  (2023/10/25 20:11:06)

小野寺小野寺   (2023/10/25 20:10:56)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が入室しました♪  (2023/10/25 20:10:51)

おしらせ八朔日 匡 / 生物.♂さん(iPhone SoftBank)が退室しました。  (2022/4/2 21:57:49)

八朔日 匡 / 生物.♂ >河井 恋子ちゃん   (2022/4/2 21:57:46)

八朔日 匡 / 生物.♂ 彼女のフルネームを小さく呼ぶ、それを掻き消すように、相変わらずの口説き文句が繰り広げられる。そうやって、女の子らしくませた声に、健気とも言える視線、俺が高校生だったら勘違いするところだった。 「 うん、おまえは三食ちゃんと食べてたらかわいくなるよ。」 まるで、先生とは思えないような返答だ。・・・いや、返答にもなっていないね。都合の悪いこと、答え難いこと、そういったものを避けるのが大人ってものだから。俺はそんな大人を見て学んできたわけだけれど、彼女はそうにはなりませんようにと願うばかりだ。    (2022/4/2 21:57:14)

八朔日 匡 / 生物.♂ 神経を研ぎ澄ますように、プリントの角を揃えるため、几帳面な指先を動かす。本当は独立していた一枚一枚の紙が、とんとんと音が鳴るたびに、ひとり、またひとりと列に吸い込まれていく。最後にとん、と軍隊のように整った前ならえをさせる。俺が教師である理由が、なんとなくここに表れているような気がした。 ふと、回転椅子の隣にぽつんと居座っているパイプ椅子が物憂げと称される瞳に映る。有難いことに、こんな俺のことを慕ってくれている生徒も数人いて、俺に会いに来てくれる。大して面白い話もできないのに、うら若き高校生然とした笑顔を俺に向けてくれるものだから。何でも一人でこなせると威張っていたはずなのに、隣に居てほしいと言わんばかりにパイプ椅子を用意して、毎日誰かが腰を掛けている。この時間がある限り、俺が孤独死することはないんだろうなと漠然と思った。 ほら、今みたいに。 「 河井恋子、」    (2022/4/2 21:56:51)

八朔日 匡 / 生物.♂ 年に一度の嘘をついても良い日とはよく言ったものだ。毎年4月1日には嘘をついても良いという風習に倣って、いつにも増して軽口を叩く生徒が多く見られた。エイプリルフールに嘘をついても良いのは正午までで午後にはネタバラシをしなければならない、それはイギリスの文化だから関係ない、といった論争の終着点をそろそろ教えてほしい。いや、その終着点が見えたとしても、今日の俺にはもう手遅れなんだけれど。 出勤したときから、放課後のこの時間まで、どれほどの数の嘘をつかれただろうか。 〝ずっと前から先生のことが好きだったんだ〟そんな丸分かりの嘘をつかれたもんだから、どんな返答をしてやろうかと頭を悩ませていたところ、・・・いや、考える暇もなく〝嘘だよ!〟と満面の笑みを浮かべられたときは、さすがの俺も面食らってしまった。 俺のテリトリーである生物準備室へと辿り着いては、脱力するようにデスクに手をつき、溜め息をひとつ。メッシュ素材の快適な回転椅子に今すぐ腰を掛けたいところだが、ここで油断をしてしまうとすぐに夢の中へと足を踏み入れてしまうことだろう。    (2022/4/2 21:56:18)

おしらせ八朔日 匡 / 生物.♂さん(iPhone SoftBank)が入室しました♪  (2022/4/2 21:55:31)

おしらせ早瀬 仁愛 /2 .♀さん(iPhone 126.120.***.156)が退室しました。  (2022/4/1 21:52:16)

早瀬 仁愛 /2 .♀>市垣 春臣   (2022/4/1 21:52:06)

早瀬 仁愛 /2 .♀考えるより先に、にあは階段を下っていた。みぎ、ひだり、ねえそんなのどうだっていいじゃん。残りの3段は、走り幅跳びみたく手を振り下ろして飛ぶ。心はブランコから飛び降りてみた小学生に戻った。外に出る意味は必要?出たいからってそれだけでいいよ。「あれ、」きみに話しかける意味は必要?話したいからってそれだけでは、困らせてしまうかな。きみの数歩後ろから、その背中を暫く見ていて。時間が一瞬、止まった気がした。きみがシャッターを押した、その一瞬。にあは時間を、大股1歩飛ばしてふと戻る。「ねえ」女声はソプラノを模して、少女的ではあるが決して甘い響きはしていなかった。「写真?」それはなにしてるの?の確認ではなく、好きなの?の疑問に似ていた。   (2022/4/1 21:51:42)

早瀬 仁愛 /2 .♀多分、みんな春が好きなんだと思う。ブランコを漕いでいるみたいに、心がぐんと空に近づいていく。冬の間丸まった命が、抉じ開けられてぐちゃぐちゃに開く。春ってにあにとっては平和ぼけしてない。可視化された生命たちが『生きよう』と『死にたい』が混ざりあって、春に例えられるピンク色は血液の色なのだ。春に、駆られる。そして、駆け出す。にあはいつだって欲動的であるが、春なら一層“そう”なのだ。窓枠の外に広がっている匂いを君は知っている?チューニングを終えて、ふと外を見遣った。何も変わらない四季の一つに、にあ達はこんなにも価値を見出しているから、窓を開ける。吹き込む風が頬を撫でて柔らかい。上がるうら若い声は悲鳴にも似た歓声の形をしていて。それはピンクを補う、青春らしいミントグリーンの色だった。にあ、例えるなら何色でもない。魂はまだ染まってないって信じてる。だから春をありのまま映せるし、何とも同じ色にならない。掴ませないけど、捕まえてやる。   (2022/4/1 21:51:28)

おしらせ早瀬 仁愛 /2 .♀さん(iPhone 126.120.***.156)が入室しました♪  (2022/4/1 21:51:08)

おしらせ河井 恋子 / 2 . ♀さん(iPhone au)が退室しました。  (2022/4/1 13:29:30)

河井 恋子 / 2 . ♀ > 八朔日 匡   (2022/4/1 13:28:44)

河井 恋子 / 2 . ♀ 嗚呼、ぼけーっと過ごしていたら1日が終わっていた。本日最後のチャイムが鳴り響くことで、もう部活動や帰宅、デートなど、各自自由に過ごせる『 放課後 』という魔法の時間が来たことを全校生徒に知らせる。彼女・河井恋子は、放課後必ず行く宛があるという。だらけた気持ちを切り替えて鞄を右肩に掛け教室を出ていくと、一直線の廊下は人混みが酷く、逆の流れを行く人とぶつかり易いので規則を守りゆっくり歩いていく。が、階段を降りて廊下に出れば人混みは自然と抜け出せていた。そうすると気持ちは一気に楽になり、無意識に軽い足取りと小走りで目的地まで向かうのだ。そう、彼女が行くべき目的地はとある教室。それも彼女が大好きなセンセーの在処。コンコンコンと可愛らしいノック音すらも響かせず、勢いよく扉を押し開ける。「 センセー!お待たせ!今日も来ちゃった! 」開かれた扉のすぐ横に鞄を放り投げれば、誰の邪魔も入らないよう扉を閉じてやった。後に特有のおしゃま声でセンセーの付近に近付いて、顔をマジマジと見詰めたりする。「 今日もカッコいい、何食べて生きてきてんの。」なんて返事を返される間も無く、会話すら始まってない中呟いた。   (2022/4/1 13:28:11)

おしらせ河井 恋子 / 2 . ♀さん(iPhone au)が入室しました♪  (2022/4/1 13:26:55)

おしらせ上篠 成那/3.女さん(iPhone 121.112.***.243)が退室しました。  (2022/4/1 01:45:07)

上篠 成那/3.女((書き直しも出来るので何なりと、、   (2022/4/1 01:44:59)

上篠 成那/3.女>褪日 春慈   (2022/4/1 01:44:47)

上篠 成那/3.女点在して漂う綿雲はラクガキみたいだ。水色のクレヨンで塗りたくった空に、白色のクレヨンでもこもこと雲を描いて。あれは、誰の絵だったか。思い出せない誰かの絵を、空という限りのない紙に当て嵌めて眺めていた。ずっと、ずうっと。──────肌寒さで目を開けた。いつの間に眠っていたのだろう。起きたら別世界になっていた、なんて何処の漫画だろう。世界はすっかり闇色だ。ぶううん、と頼りない安定器が震えている。)   (2022/4/1 01:44:00)

上篠 成那/3.女( 目覚めたのはとても遅い昼下がりだった。こんなにも遅く目覚めたのは久しぶりなような気がした。別に昨日は夜更かしをした訳じゃないのに、不思議な気持ちで外を見る。もう、太陽は見えなかった。 誰もいない家にひとりきりというのは、さすがに少し堪えるみたいだ。朝ごはんと称したよく分からない食事を腹に詰め込み、のろのろと準備をしながら外に出た。行く宛てもないのに。 財布と携帯と、顔を隠すように被った帽子。最低限の荷物はまるで夜逃げするみたいだった。しばらく歩いていたが、行き先の無い足は自然と知った道を探して散歩をしていたようだ。「こっちこっち!」───不意に響いた子供の声。反射的に前を向けば、近くの公園に来ていたようだった。ぼんやりと子供たちの遊ぶ様子を眺めていたが、入口で突っ立っている訳にも行かず、人気のないベンチに座った。再び求めた子供たちの姿はとうに視界の端へ。わざわざ見るのも変だろう。代わりに、空を見ることにした。   (2022/4/1 01:43:22)

おしらせ上篠 成那/3.女さん(iPhone 121.112.***.243)が入室しました♪  (2022/4/1 01:42:55)

おしらせ市垣 春臣/2.♂さん(Android 153.252.***.8)が退室しました。  (2022/4/1 01:40:18)

市垣 春臣/2.♂((使い慣れてない感やばくてはずかしい にあちゃん宛てです! そして入室タイミングダダ被りして申し訳ない   (2022/4/1 01:40:11)

市垣 春臣/2.♂( 市垣 春臣は、多感な思春期であることを差し引いても、ひどく繊細で、感受性の豊かな少年だ。視界に映る色彩、事象、生き物や物体の配置、大きさのバランス。すべてを無意識のうちに計算して、感覚として『今だ』という瞬間を掴むのが得意だった。言ってしまえば、『今』を捕えることができない状況に対してのむず痒さを克服するために、カメラを手にとったようなものだ。今日もまた、こころに操られたようにカメラを構える。グリップを握り、ファインダーを覗き込む。彼の捉えた景色のひとつひとつを説明することは難しいけれど、なんとなく心が踊るような、そんな景色であるとだけ言っておこう。シャッターボタンに指を添え、半押し。ピントが合う。待ってましたと言わんばかりに、さらに指を押し込んだ。 )   (2022/4/1 01:39:25)

市垣 春臣/2.♂( ───ふあ、くしゅん。知らぬ間にあらぬ噂を流されているのだろうか、……否、ただの花粉症である。”春”を冠する少年は、この季節になると、毎年花粉症に悩まされていた。春のけらい、春に仕えるもの。そんな意味を持つ名前ですら、アレルギーの前では無力である。間抜けなくしゃみを揶揄うように、白い羽根を持つ蝶々がふらふらと顔を掠めて飛んでいった。その姿を、本能的に追いかける。不安定な飛び方をする一匹の昆虫を、ぼうっと見つめた。咲きかけの桜の幹を、手慣れた舞いを見せつけるみたいに、くるりと一周。なんてことない春の、物語の一行にすらならないようなその一瞬さえ、少年の心にはじわりと色を生む。)   (2022/4/1 01:39:13)

おしらせ上篠 成那/3.女さん(iPhone 121.112.***.243)が退室しました。  (2022/4/1 01:38:53)

上篠 成那/3.女((でます   (2022/4/1 01:38:52)

おしらせ上篠 成那/3.女さん(iPhone 121.112.***.243)が入室しました♪  (2022/4/1 01:38:34)

おしらせ市垣 春臣/2.♂さん(Android 153.252.***.8)が入室しました♪  (2022/4/1 01:38:24)

おしらせ佐原 吾平/2.男さん(iPhone 121.112.***.243)が退室しました。  (2022/3/31 23:17:34)

佐原 吾平/2.男>佐‼️(出だしのつもりです)   (2022/3/31 23:17:32)

佐原 吾平/2.男( 静まり返った室内に、一人分の呼吸音。これはいつものことで、授業中の保健室というのは病院より寂しいところだと感じる時がある。元は白かったであろうひび割れた天井を見上げ、ほうとため息を吐くのは今日で三回目。同時に腹の虫もぐぎゅると鳴いて、しんとした空間によく響いた。ひとりきりの空間では羞恥心も起こらず、緩慢な動きで起き上がれば、いつもの定位置──ベッドかソファが基本だが、この場合は後者になる。──に腰を据えた。共に移動させた鞄から取り出したのは市販品のうす塩煎餅。ばりぼりと気品のない音を立てて、あっという間に平らげた一枚目。空いた手を埋めるようにすぐさま二枚目に手を出した───その時。外から足音が聞こえてくる。聞き慣れない軽い足音は、まず教師ではなさそうだ。突然の来訪に思わず心が浮き立つが、今は授業中。ここへ来るのはけが人か病人のどちらか、もしくはサボりか。どちらにせよ、「……勝手に当たったら怒られるんだけどなあ。」ただの居候に過ぎない自分ができることは最小限。あんまり手のかからない……悪いことを願う自覚はあるが、〝サボり〟の生徒が来ればいいと密かな期待を込めて、出入口に目を向けた。)   (2022/3/31 23:17:16)

おしらせ佐原 吾平/2.男さん(iPhone 121.112.***.243)が入室しました♪  (2022/3/31 23:16:42)

おしらせ一宮 もえぎ / 3.♂さん(iPhone SoftBank)が退室しました。  (2022/3/31 22:56:29)

一宮 もえぎ / 3.♂ 「 よく言うもんだ。」 「 コケティッシュだな。ほんとうに俺が近寄ったら、すぐさまに身を引くくせに。」 コケティッシュとは、色っぽいさま、男の気をひこうとするさまを言うらしい。これは、最近見た映画で収集した知識だ。ちなみに、この男に下心なんてものは存在しないため、安心してもらって構わない。キザな言い回しをしているが、この男、小学生のときに〝こっち来んな!キモい!〟と同級生の女の子に言われたことを気にしているだけである。急ぎの用事でもなかったから、お望みならゆっくりすれば良い。そう言わんばかりに、双眸をくぅと細めながら猫みたいな君を見遣った。    (2022/3/31 22:56:14)

一宮 もえぎ / 3.♂ 初めて出会った(正しくは、話す)女の子にこんなにも惑わされる。 〝ボーイ・ミーツ・ガール〟それは、間違いなかったみたいだ。 お定まりのロマンス? 紋切り型の恋愛物語? 恋と呼ぶにはあまりにも傲慢だが、女と出会う男は、このような世界を瞳に映していたんだなあと月並みに思ったりもした。 次から次へと、ポンポンと効果音が鳴るように話を進めてゆく、猫みたいな君。この男は、頭を抱えたくなった。生まれてこの方、音楽や映画、美術に情熱を注いできたゆえに、女性への耐性は一切無いと言っても過言ではないのだ。ましてや、友達と呼べるような存在もいないため、ひととの交流がそもそも下手である。アイデンティティも自分の趣味であるそれらで構成しているため、この男の言動すべては芸術のパッチワークと捉えた方が良さそうだ。 「 馬鹿か。」 ありきたりな、少しカッコつけたセリフだ。 「 そんなことしたら、俺の地位が危なくなるに決まってるだろ。」 抱っこをせがむ幼児のように両手を広げる猫みたいな君の席───おっと、自分の席の前に腰を掛けた。この席のひとは、・・・優しいひとだった気がする。たぶん、おそらく、きっと。    (2022/3/31 22:55:41)

一宮 もえぎ / 3.♂  上体を起こし、男の方へと振り向いた、猫みたいな君。微睡むマルーンを、気まぐれロシアンブルーと錯覚した。夢から覚めていないのは、この男の方ではないか? 猫みたいな君の、気まぐれで、お澄ましに、この男を攫ってゆくような表情。罪深いったらありゃしない。小さな唇がひらくその瞬間は、何故だかこの男にはやけにスローモーションに映る。まるで椿が綻ぶようで、視線を奪われるのも仕方がなかったんだ。 「 はい、……え? 」 散々焦らされた挙げ句、〝そーなんだ〟の一言だけであったことに、あまりにも間抜けな声を溢すのも無理はない。 「 まあ、確かに。居眠りしてても、先生にバレにくいけど。」 いや、違うだろ! この男の真面目な返答に、誰もがそうツッコむことになるだろう。この男は、馬鹿と称されるような部類ではないのだが、猫のような君の前となるとどうやらワケが違うらしい。春のなかにいるみたいで、ずっとふわふわとした気分だ。この男は根無し草の如く、どうにかこの場に留まろうと必死だった。    (2022/3/31 22:54:59)

おしらせ一宮 もえぎ / 3.♂さん(iPhone SoftBank)が入室しました♪  (2022/3/31 22:54:15)

おしらせ八牟礼 うい/3.♀さん(Android 153.252.***.8)が退室しました。  (2022/3/31 03:36:16)

八牟礼 うい/3.♀>褪日 春慈くん   (2022/3/31 03:35:51)

八牟礼 うい/3.♀(……食べ終わったところで、正直まだ空腹は満たされていないのだが、追加の食料を調達するほどの熱意もない。例の天秤は、昨晩・今朝と同じ傾きを示した。ただ身体が怠くて、寝転びたい。眠ってしまいたい。屋上の地面に倒れ込んだ。カーディガンに毛玉ができるのも、プリーツスカートが捲れるのも、髪が乱れてしまうのも気にせず。横を向いて、丸まって、胎児のように。すっかりゴミになってしまったワッフルの包み紙を片手に握りしめて、力尽きた。まるで殺人現場。某学園、ワッフル毒殺事件、現場は屋上。第一発見者は、果たして。すう、と息を吸い込んで、ひとつめの寝息を吐いた。 )   (2022/3/31 03:34:57)

八牟礼 うい/3.♀……おなかすいた( さあ、屋上。ひんやりしたドアノブを捻り、立て付けの悪い重いドアを開き、屋上の地へと舞い降りたところで、示し合わせたかのようにおなかが鳴った。段差に腰掛け、フェンスに凭れかかる。髪を揺らす風が気持ちいい。そうなることが当然かのように目を閉じて、入眠してしまいそうな、春風。低血糖で震える細い指で封を切り、ワッフルを口に運んだ。メープル味のそれは、食感を擬音にするなら、ベチャフニャというか、モチャベチャというか。ディスじゃないよ、褒めてるよ。ワッフルは、おいしい。)   (2022/3/31 03:34:00)

八牟礼 うい/3.♀(彼女には、そんな暗い過去がある。話を戻すと、半日以上固形物を口にしていなかった。1週間ほど前は過食期だったのだけれど、食欲すら気まぐれな彼女は、ここ数日は1日に多くて2食生活だ。食事を用意する手間と食欲を天秤にかけた結果である。ちなみに、食事を用意する手間と食欲とを天秤にかけた結果、今日の昼食はコンビニの焼き菓子コーナーに陳列されていたワッフルだ。……鞄の中から、ワッフルの入ったコンビニ袋を無造作に引っ張り出し、食堂やら中庭やらに向かう生徒とは反対方向、屋上のほうへと向かう。放課後や、朝の教室はまだしも、昼休みの教室はあまり好きではなかった。目覚めたばかりの頭に、女子高校生の高い声と、男子高校生の大きい声は、あまりにも毒なのだ。既に毒を少し浴びてしまった少女は、不機嫌を滲ませた無表情、ぼうっとする頭のせいか若干不安定な足取りで、廊下を歩いていた。 )   (2022/3/31 03:32:26)

八牟礼 うい/3.♀( 少女にとって、授業終了のチャイムは、目覚まし時計と同義だった。4限目は、特に”そう”だった。4時間程度勉強椅子に固定され、大して興味もない話を延々と聞かされると、疲れ切ってしまうのだ。だから、眠っていたほうが、ずっと楽だ。彼女の授業中の睡眠は、眠気に手を引かれてというより、ほぼほぼ惰性で行われていた。つまらない授業は、寝て過ごすもの。むずかしい問題は、出題される前にシャットダウン。……八牟礼ういは今日も、例によってチャイムで目を覚まし、起立礼をするクラスメイトたちをぼやけた視界で捉え、もう4時間目か、と能天気に考えた。 )……( ここで問題。わたしが最後にご飯を食べたのはいつでしょう。あなたが答えるのを待つのはとても面倒だから、先に正解を言っちゃいます。正解は、昨日の夜の、ファストフード、ハンバーガー。包み紙に溜まるくらい大量に挟まれたソースの味が、胃もたれしそうなほどに濃くて。でも美味しかったから食べきったら、案の定、気持ち悪くなって寝つけなかったのだ。)   (2022/3/31 03:31:49)

おしらせ八牟礼 うい/3.♀さん(Android 153.252.***.8)が入室しました♪  (2022/3/31 03:31:15)

おしらせ佐薙 玲央/3.♀さん(Android 153.252.***.8)が退室しました。  (2022/3/30 22:53:58)

佐薙 玲央/3.♀((名前間違えて入りました 八牟礼です   (2022/3/30 22:53:56)

佐薙 玲央/3.♀>一宮 もえぎくん   (2022/3/30 22:53:38)

佐薙 玲央/3.♀……お昼寝する?いっしょに。( 猫みたいに気まぐれな笑みを、より深くして、微笑みかけた。もちろん目の前のクラスメイトが、ファーストコンタクトをとったばかりのわたしとお昼寝を決め込むなんて、思っていないけれど。だから、これは、ほんのちょっとだけいじわる。……代替案を思い付いたかのように、貴方に向けて両手を広げる。抱っこをせがむ幼児のように、恋人に甘える愛らしい女の子のように。「退けてくれるなら、退くけど」。突拍子もないね。彼女は、自分勝手な性分故か、言葉足らずになるきらいがある。 )   (2022/3/30 22:53:14)

佐薙 玲央/3.♀そーなんだ。( 貴方に向けての、初めての言葉。記念すべき第一声は、間の抜けたその声色。ここが貴方の席だろうが、不良の席だろうが、彼女はどうでもいいのだろう。「いい席だね」。にへら〜、そんな効果音がつきそうなほど、マイペースに目を細めた。机の中に忘れ物をしたんだろうなあ、ということくらい、この自由奔放な少女にも察しがついている。べつにいじわるしたいわけじゃないの。この椅子から退くのが面倒なだけ。 )   (2022/3/30 22:52:55)

佐薙 玲央/3.♀……( 少女が目を覚ましたのは、人の気配のせいか、それとも、ねえ、と声をかけられたせいか。ぼんやりした頭の中、先程見た夢の輪郭がぼやける。やがて中身も抜け落ちて、夢を見ていた気がする、なんて曖昧な思考のみが姿を残した。『そこ、俺の席です』。暫し惚けたように瞬きを繰り返すと、緩慢な動きで貴方のほうを振り向いた。上体を起こし、しかし怠そうな猫背のまま、左頬に手を添え、頬杖をつく。淡い色のひとみを品定めでもするかのように見つめ───そんな意図はさらさらなく、ただ言葉を紡ぐまでにかかる時間が、平均的な女子高校生より長いだけなのだが───更には残った右手でも頬杖をつき、血色のいい、小さな唇を開いた。 )   (2022/3/30 22:52:36)

佐薙 玲央/3.♀( 鼻の奥を擽るのは、どこか棘棘した春の匂いだ。くしゃみをしてしまいそうな、それでいて、欠伸が出そうな、春の匂い。……夢を見ている。父親に左手、母親に右手を握られて、ふたりの間で、普通の親子の幸せを享受している夢。触れ合うてのひらに、春のようなぬくもりはない。ひんやりと冷えているわけでもなく、ただ温度が存在しないのだ。記憶にないだけで、わたしはこんな時間を過ごしたのだろうか。今より幾分か小さい姿で、中身は女子高校生のままのわたしは、……きもちわるくて、うえ、とえずいた。あー、きもちわるい、きもちわるい。何か汚いものが、べっとり手に貼り付いて、剥がれない。きらいな人に触られたときの感覚と言い換えれば、あなたも心当たりがあるだろう。どうか、この夢のことは忘れて、春に相応しい麗らかな目覚めができますように。春の夢として、儚く消えてくれますように。 )   (2022/3/30 22:52:22)

おしらせ佐薙 玲央/3.♀さん(Android 153.252.***.8)が入室しました♪  (2022/3/30 22:52:04)

おしらせ一宮 もえぎ / 3.♂さん(iPhone SoftBank)が退室しました。  (2022/3/30 15:01:15)

一宮 もえぎ / 3.♂>八牟礼 ういちゃん   (2022/3/30 15:01:13)

一宮 もえぎ / 3.♂ 猫みたいな、君。 例えるなら、〝ボーイ・ミーツ・ガール〟。直訳すると、〝少年、少女に出逢う〟。自分の席に腰を掛けている誰かは、春の陽気に微睡み、丸まっている猫のようだった。 忘れ物───アイデンティティと言っても過言ではないノートは机のなかに鎮座しており、猫みたいな君に声を掛けなければ忘れ物を取れない状態だ。この男は、陽キャに勝手に席に座られているという場面に何度も居合わせたことがあるが、おそらく女の子が寝ているであろうといったこの場面に居合わせるのは初めてであった。教室のなかへと足を進め、自分の席の真横で足を止めた。春は別れの季節だとも言う。邪険な態度を取られてしまえば、それまでである。 「 ……ねえ、」 猫みたいな君に、そっと声を掛けてみた。 「 そこ、俺の席です。」 月並みであれど、《一宮 もえぎ》という登場人物は、ニュー・ロマンを求めた。    (2022/3/30 15:00:13)

一宮 もえぎ / 3.♂ 温かい飲み物を飲んだときに、内臓が緩む感覚、冷たい飲み物を飲んだときに、喉が締まる感覚。全部、春なんだと思った。柔くて妖しい風に乗って、シルクハットを被った紳士然として、教室へと向かっていた。何せ、この男の脳内に流れているのは、ニュー・ロマンティックだ。春は出会いの季節だとよく言うし、浮き足立つのも仕方がない。・・・いや、訂正。浮き足立つというのは、〝落ち着きをなくし、今にも逃げ出しそうな様子〟を言うらしく、〝ウキウキして落ち着かない様子〟を言うわけではないらしい。この男を見るに、間違いなく後者だろう。足が地に着かない状態と言うのが正しいだろうか。 しろくて、あたたかくて、まぶしい、春! 自己同一性が曖昧な自分を抱き締めて、同一性を保証してくれると思っている。春とは、この男にとって、童貞の夢みたいだな。 「 あれ、」 教室へと向かっていた理由は、単に忘れ物をしたに過ぎなかった。扉を開けると、男の席には誰かが腰を掛けているではないか。これこそ、夢の見過ぎかと、教室を間違ってしまったのかと確かめてみるも、この男の教室であることに間違いはなかったらしい。    (2022/3/30 14:59:36)

おしらせ一宮 もえぎ / 3.♂さん(iPhone SoftBank)が入室しました♪  (2022/3/30 14:59:16)

おしらせ八牟礼 うい/3.♀さん(Android 153.252.***.8)が退室しました。  (2022/3/30 00:46:02)

八牟礼 うい/3.♀( ……そして、単純なことに、春かもしれない、と思った。だってほら、鬱陶しいほどにわたしを包もうと、暖めようとするこの陽射しは、およそ1週間前には、まだ存在しなかったでしょう。底をついたはずの微睡みが、また頭の奥をノックして、ふと瞼が重くなる。とぷり、と、多幸感の色をしたなにかが、自分でも気付かない胸の底の底に注がれるような、むず痒い感覚。八牟礼ういは、春が、好きでも嫌いでもなかった。けれど、春のもたらした心地良い眠気のことは、少なくとも嫌いではなかった。睡眠を目一杯享受できる、絶好の条件であるからだ。窓際、後ろから2列目──恐らく話したことも、関わったこともないクラスメイトの席だ──にもちろん許可なく腰掛け、上半身をだらしなく机の天板に預けた。黒い髪に、灰色のカーディガンに、温度が吸い込まれていく。すっかり先程の頭痛は消え失せていて、痛みも思い出せないほどだ。今の彼女は、珍しく機嫌がいい。 )   (2022/3/30 00:45:46)

八牟礼 うい/3.♀……しんど( 誰が聞くでもないひとりごとを、ぽつりと呟いた。放課後の教室は予定調和みたいに静かで、カーテンのせいで光すら遮断されて、どうしようもなくわたしひとりだった。荷物をまとめて即座に帰宅するほど人生を生きているわけでもなく、黒板に落書きしちゃおう、なんて楽しいことが思い浮かぶほど愉快でもないわたしは、風に当たってすっかり冷たくなった脚を鈍鈍と動かして、窓際に立って、ほぼほぼ重力任せの力加減で、カーテンを開けた。)   (2022/3/30 00:45:26)

八牟礼 うい/3.♀(廊下側の席は嫌いだ。見回りの教師によっては目敏く授業中睡眠を指摘してくるし、隙間風は寒いし。温度差で頭の奥が鈍く痛むのを感じながら、弱々しい力でドアの側面を押し、微塵の隙間すら生まないくらいにぴったりと閉じた。いっそもう一度眠ってしまいたいのだが、昨晩の10時間睡眠、授業中の合計3時間睡眠。ブルーライトを浴び続けたかのように、目は冴えきっていた。……とはいえ、前述の頭痛のせいで、健康的な気分だ!なんて、とても言えないけれど。 )   (2022/3/30 00:44:45)

八牟礼 うい/3.♀( 冬と春の境目って、いつなんだろうね。2月と3月の境目か、3月と4月の境目か、ちょっと風変わりな人なら、12月と1月の境目だ〜とか言うかも。……もっともわたしは、四季についての造詣が深いわけでもなければ、大した興味すらなく、『暖かいなあ、春かもしれない』『寒い、冬かもしれない』と曖昧な基準で季節の変化に対応してきたのだけれど。そんなういに言わせてみれば、今この瞬間は冬だった。……机の上で組んだ腕から、ほんの少しだけ顔を上げて、数センチの距離にある教室のドアを不機嫌そうに睨む。これでもか、と見せびらかすかのように全開だ。寝起きの生暖かい頭と、春とは言えないほどに冷え切った風が、ひどくアンバランス。)   (2022/3/30 00:44:06)

おしらせ八牟礼 うい/3.♀さん(Android 153.252.***.8)が入室しました♪  (2022/3/30 00:43:42)

おしらせ新規ルームを作成完了しました。(iPhone SoftBank)  (2022/3/23 21:36:22)


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