────明けてしまうのも惜しい夜、可惜夜-アタラヨ-。
三日月が薄ら明かりを灯す、夜の最終列車に間に合わず、帰ろうとしたとき、古びた機関車がプラット・ホームに止まった。
「乗っていきますか? そう、戻れない場所まで」
猿顔の運転手がニヤリと笑い、人は機関車に乗り込んだ。
過ぎる景色は、段々と不気味になっていく。青い炎が浮かぶ、不思議な駅で降ろされた。
──可惜夜が歌う町へようこそ。
狐面の青年は丁寧にお辞儀をした。
ここは可惜夜が歌う町。人ならざる者『怪異』が住む町。明けてしまうのも惜しい、それならば明けない夜を生きよう。
──『怪異』は貴方を歓迎しますよ。
狐面はいつの間にか行灯を持って歩き始めていた。それを追いかけ、人は闇に融けていった。
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⚠注意⚠
【怪異×人間×BL】
BLなりチャの部屋です。
半成りなので、((をつけ、成りの際は極端な豆ロルを避けるようにしてください。
ネチケット、モラルを守ってください。
参加希望の方は名前を参加希望にして入ってくだされば歓迎しますよ!
ここまでお願いばかりさせていただきましたが、質問や意見も歓迎なのでぜひ来てください!
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