「社会的弱者は本当に弱者なのか」
社会的弱者というと、高齢者・障害者・児童・女性・失業者・少数民族・難民・貧困層などが挙げられる。私は今回"社会的弱者に優しくする"世の中が行き過ぎているのではないかと思う。例えば、バスでは若者は高齢者に座席を譲るべきだという考えが一般化しているが、若者でも怪我はするし、体調は悪くなる。例は私である。私は高校生の頃、体育で足を怪我をし、ひどい痛みのため、最寄り駅から自宅までバスで帰っていた時期があった。病院にも通わなければいけない程の怪我であったが、足元であるため、バスの座席に座っていると私が怪我をしていることなど誰もわからなかった。私がバスの座席に座っていると、バスの運転手が「ご年配の方に席をお譲りください」というアナウンスを何度も流した。そのバスで私以外の乗客は皆高齢者であり、運転手は私が席を譲るまでアナウンスを流し続けた。周りを見渡しても連れと大声ではしゃぐ高齢者しかいなかったが、私は泣く泣く席を譲った。確かに高齢者を労ることについては賛成である。だからといって、若者を蔑ろにしていい理由にはならない。高齢者でも元気な者はいるし、若者も皆が皆コンディションが完璧であるとは限らないのだ。