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小説を読むのが好き!書くのが好き!
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管理人:冬空

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おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kB1CL)が退室しました。  (9/3 18:31:12)

夏海(冬空さん、ありがとうございました!)   (9/3 18:31:09)

夏海^ - ^   (9/3 18:30:52)

夏海食堂の至る所で周囲から向けられるあざ笑うような視線と小声に耐えかねるように、3人は逃げるように食堂から去っていった。 それを見送りながら、ハボックたちは小さく肩をすくめて小声で顔を見合わせる。「でもまさか、冷静で感情を余りストレートに見せる事も無かったアノ人が、あんなに怒りに震えていたとはな?」と冷や汗を垂らす。そんな中でフュリーは、大佐が侮辱された事を自分以上に怒ってくれた、優しくて美しい上官の気持ちを知れた事が嬉しくて、自然と顔を綻ばせていたのだった。   (9/3 18:30:49)

夏海数日後のランチタイム。真夏の暑さが続く食堂の片隅で、相変わらず大佐への愛あるボヤキを零すハボックたちの横を、ランカー、ジーン、ジェフの3人が顔を真っ赤に染め、誰とも目を合わせずにコソコソと足早に通り過ぎようとしていた。その額の中央には、数日経っても微塵も落ちる気配のない、あの忌々しい「最低評価」のペイントの跡が生々しく残っている。「……あーあ、あいつら。可哀想に、あのペンキ一週間は絶対落ちないぜ?」 とブレダは上部だけの同情を示し、ハボックはザマァみろと言わんばかりの口調で「自業自得だろ。大佐を侮辱した罰としてはまぁ妥当なんじゃねぇの?」 と、コーヒーを手に取る。「ですねぇ。あれじゃあしばらく表も歩けないでしょうに」とフュリーがつい笑顔を溢すと、 「まったく、ただでさえみっともないのに気の毒ですね!」と痛快そうにファルマンも口を揃える。   (9/3 18:30:03)

夏海――パン、パン、パンッ!乾いた破裂音が、夏の熱気が立ち込める演習場に三連発で響き渡った。 閃光弾を放つよりコンマ数秒早く、3人の眉間へと正確に撃ち込まれたのは特製の真っ黒なペイント弾で,彼らの元で光りを上げて炸裂した閃光弾がトドメとなり彼らは全滅した。一瞬の静寂の後、演習場に居る全員が視線を音の元へと向けるとそこには、今回の勝負には一切干渉せず、静かに見守っていたはずの「あの人」の姿があった。 リザ・ホークアイ。彼女が立つ、指揮官等が演習を監修する為の櫓・監視塔からここまでは、遥か300メートル以上は離れている。それを間髪入れずに三連の速射で!揺らめく夏の陽炎も、風速も、距離も完璧に計算し尽くされた、一分の狂いもない神業の狙撃だった。これはランカーらの完全なる敗北の引導であり、彼女の銃口から放たれたペイントの色・黒は、軍の教官が「最低評価の兵」へ戒めとして使う、絶対に一日や二日では落ちない特殊で大変不名誉な塗料だった。   (9/3 18:29:41)

夏海圧倒的な連携と個々の戦闘スキルの差に、特殊部隊の兵たちは次々と頭や胸を血に変わる青で染め上げ、なすすべもなくリタイアに追い込まれていき、聴衆からは歓声が湧き上がる!思いもよらぬあまりの実力差に、プライドをズタズタにされたランカー、ジーン、ジェフの3人は悔しさを隠せない。 「ふざけやがって……!」 遂に彼らは一線を超え、ルールで使用が固く禁じられている、至近距離での危険な実戦用・炸裂閃光弾を抜き取り、卑劣な手で無理やり突破しようと構えた。とその時。   (9/3 18:27:08)

夏海果たして、注目の中で開始の合図が鳴り,すぐさまフュリーがちょこまかと存在を消して敵全軍の動きを精密に把握し、無線の向こうのファルマンへと送る。ファルマンはその緻密な情報から得意とする的確な分析で、敵の動向を先読みし、連携したブレダは陣地から狙撃しやすい要所に次々と、結び草や転ばす為の浅い落とし穴でトラップを次々と仕込んでまんまと罠に嵌めては次々とペイントに染め,ハボックは本家特殊部隊の彼ら顔負けの,神出鬼没の見事なまでの俊敏なゲリラ戦法で敵の先鋒や斥候をかき乱して倒していく。   (9/3 18:26:52)

夏海食堂でのいざこざからは事態を思わぬ方向へと発展させた。ギラギラと太陽が照りつける広い演習場。ランカーら特殊部隊の演習内容に沿って、ルールは簡単な土嚢で築かれた敵陣地を特殊部隊が制圧する内容だ。支給されて使えるのは双方ペイント弾のみ。陣地で守備に就くのはハボック、ブレダ、ファルマン、フュリーのたったの四人。対する攻め手の特殊部隊側は、ランカー、ジーン、ジェフのそれぞれ小隊で3小隊、総勢63名で,ブレダが吐き捨てた「俺たち4人ならお前ら3個小隊相手でも負けないさ」という冷徹な煽りに乗せられたのだ。噂を聞いた暇な連中が演習場に集まり,見守っている。特殊部隊の仲間の兵士達以外は,皆全てが思い上がっているランカーらへ身の程を教えてやってくれと期待する者達ばかりだった。   (9/3 18:25:24)

夏海「おっ、なんだ新米。図星突かれて泣き言か?」挑発する特殊部隊の面々に、今度は仲間まで侮辱されたブレダがゆっくりとフォークを置いた。その目は先ほどまでの穏やかさを消し、冷ややかな凄みを帯びている。「……そこまで言うならその身にキチンと教えてやらんとな。ハンデをやる。あんたらお得意のゲームで良いぜ?訓練用の演習場で手合わせ願おうか。」突然自分達を見下したハボックの豹変ぶりに,リーダー格のランカーは3分でズタボロにしてやるから後悔すんなよ!と激昂した。「演習と実践の違いを身体に叩き込んでやんよ。」静かな気迫で呟いたハボックの目は完全に本気モードで恐ろしい程目が座り、普段の明るくひょうきんな彼はどこにも居なかった。   (9/3 18:24:58)

夏海しかし、その静かな対応が意外な一人の男の逆鱗に触れた。「……ふざけないでください!!」テーブルの端で、フュリーが小さく、しかし震える声音で呟いた。いつも温厚で気弱な彼が、珍しくメガネの奥の目を真っ血に血走りさせて立ち上がる。「大佐が……! 炎の錬金術師と呼ばれるあの人が、どれだけの覚悟を背負って、血反吐を吐く思いでこの国の礎となる為に尽くしているのかも知らないくせに……! 僕はあなた達を絶対に許しません!!」   (9/3 18:24:33)

夏海ゲラゲラと下品に笑う彼らにハボックやブレダは「またこの手の学校上りで士官になって、何も知らないボンボンの馬鹿がイキがっちまうのさ。」と呆れながら慣れたように視線を交わし、いつものように「そうですねぇ!いやぁ頼もしくて嬉しいなぁ!」と適当にいなしてやり過ごす。彼らの崇高なる上官に対する侮辱など、今更怒る価値すらない小物の遠吠えに過ぎなかったからだ。   (9/3 18:23:15)

夏海振り返ると、そこにいたのはセントラル精鋭を自負する特殊部隊所属の若い士官であり小隊長のランカー、ジーン、ジェフの三人だった。彼らはあからさまに嘲るような視線をこちらに向け、わざと聞こえよがしな声を張り上げる。「おいおい、噂の『イシュバールの英雄』様も今じゃすっかりただのデスクワーカーの遊び人じゃないか」 「だな。伝説なんてのは尾鰭がついて実際より大きく膨らむもんだ。どうせ大して実力なんかないのさ」 「イシュバールの後に設立された俺たち特殊部隊がもしあの場にいたら、炎の錬金術師の活躍なんて霞んで消えてただろうよ。お前らマスタング組も、書類の山でも相手にせいぜい頑張ってろよ。実戦の現場は、俺たちが居るから安心して机に向かってろ!」   (9/3 18:23:01)

夏海「いやぁ、それにしてもこの暑さの中の書類の量は殺人的っすよ。大佐の気まぐれに付き合わされるこっちは干からびちまいそうだ」ハボックが冷えた炭酸水を一気に飲み干しながら、肩をすくめて苦笑する。もちろん、その声のトーンに棘はない。愚痴をこぼしつつも、裏で誰よりも国と未来のために動いている上官の背中を、彼らは深く敬愛しているのだから。「まったくだ。だが、お陰で俺たちのデスクワークの処理能力だけは一流の事務官並みに跳ね上がったな」ブレダがフッと言いながら、冷めたコーヒーを啜る。そんな和気藹々とした空気の隣のテーブルで、耳障りな笑い声が水を差した。   (9/3 18:22:38)

夏海灼け付くような太陽の光がセントラル司令部の中庭を照りつける、うだるような真夏の昼下がり。食堂の窓から流れ込む生暖かい風を避け、日陰の席で、ジャン・ハボック、ハイマンス・ブレダ、ヴァトー・ファルマン、ケイン・フュリーの四人は、いつものように昼食のテーブルを囲んでいた。   (9/3 18:22:16)

夏海【マスタング組の熱い夏】   (9/3 18:22:02)

夏海(春夏秋冬、最後の🌈です。)   (9/3 18:21:44)

おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kB1CL)が入室しました♪  (9/3 18:21:07)

おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kB1CL)が退室しました。  (9/3 16:29:16)

夏海^ - ^   (9/3 16:29:12)

夏海人間の嗅覚とは不思議なもので、どんなに強い香りでも,自分が毎日つけている香水には慣れてしまって気がつかなくなるものだ。恐らくマスタングは、ここ最近ずっと共に過ごす愛しい女性の移り香がこんなに染みているなどとは全く気づいていなかったのだろう。それは更に強い香りの、香水の主リザとて同じである。一人残されたリザは、真っ赤に染まった顔を両手で隠し、熱が冷めるしばらくの間、給湯室のドアを硬く握りしめ,一歩も動けなくなってしまったのだった。午後の執務室は、春の陽気を超える熱さに見舞われていた。   (9/3 16:29:00)

夏海すべてを察したハボックは、冷や汗をダラダラと流しながら「そ,そ,外回り行って来まーす!」と、逃げるように飛び出して行く。取り残されたリザは、部下たちの露骨すぎる不審な挙動に「……いったい、みんなどうしたのかしら」と首をかしげる。しかし、ふと自分の纏うホワイトリリィの香りと、数歩離れたところにいるマスタングの背中を繋ぎ合わせた瞬間、頭の中ですべてのパズルがカチリと音を立てて噛み合った。(――まさか……大佐と私との……)頬が一気にカッと熱を帯び、心臓がうるさいほどに跳ね上がった。一方のマスタングも、部下たちの妙な慌て方と、赤面しているリザのこれまでの経緯を考察して何かに気がついた。ピタリとペンの動きを止め、首元を緩めると、耳たぶを赤くして呟いた。「……すまない、中尉」マスタングは振り返ることもできず、机に突っ伏しそうな勢いで頭を抱えて、「……外の空気でも吸ってくるよ」と言い残すと、彼は逃げるように足早に執務室を出て行ってしまった。   (9/3 16:26:20)

夏海「あーーーーっ!!!」鈍感なまま気が付かなければ良かったものを。ハボックが叫んだ声で執務室全体の空気が凍りついた。 ガタッと音を立てて椅子から立ち上がったハボックは、真っ青な顔でマスタングとリザを交互に見つめ、うなされる様にすみませんっ!すみませんっ!と念仏を唱えている。トイレから戻ってきたフュリーは壁際に張り付いて「僕は何も見てません、何も知りません」と天井を見上げ、ファルマンとブレダも一心不乱に知らぬふりで書類と睨めっこを続けている。   (9/3 16:25:57)

夏海残されたハボックとリザは、何が何だか分からず顔を見合わせる。 「なんだあいつら?」 「……さあ。」リザは小さく息をつくと、仕事に戻るわよと、空になったカップをトレイにまとめ再び立ち上がったその瞬間。彼女がいつも控えめに纏っている香水がふわりと優しい芳香を心地よく広げた。テーブルを布巾で拭き取っていたハボックは、その香りに惹かれて顔を上げた。「あ、そういえば中尉……。中尉って、いつもすごく良い匂いしてますよねぇ。なんの香りなんすか、それ?」 「あぁ,これ?」リザは少しだけ照れくさそうに微笑み、自分の服の裾に軽く目を落とした。「以前からずっとこれよ。ホワイトリリィの――」「へー、この香り,清楚で控えめで中尉にすっげえピッタリっすよねぇ! 大佐はこの――」ハボックはそこまで言いかけて、その場で盛大にフリーズした。 ついさっき、マスタングの周囲で嗅いだ、あの鼻腔をくすぐる上品な甘い香り。 (――っ! 待てよ……!? 大佐が女ものの香水を自分でつけるわきゃねーし、最近の大佐はどこにも遊びに行ってねぇけど、毎晩のように遅くまで残っていたり、夜にどこかへ消えてたりしたのは……!)   (9/3 16:25:35)

夏海マスタングが「なんだね?君たちもか!」と呆れた顔をする前で、二人は恐る恐るその場で鼻を利かせた。――ふわり。上品で、どこか甘く、透明感のある香りが、確かに彼の周囲を包み込んでいた。コレは!と,二人同時に電撃を受けたかのように踵を返す!「っ……わ、私も仕事に戻らないと……!」 「ぼ、ぼ、僕はちょっとトイレに行ってきまーす!」ファルマンは青ざめて自分の席へ逃げ、フュリーに至っては部屋から飛び出すように逃げ出してしまった。   (9/3 16:25:12)

夏海「へえ?」と、ハボックは半信半疑のまま立ち上がり、今も書類の山と格闘しているマスタングの机へと近づいていく。しかし、日頃のタバコの匂いに鼻が麻痺しているのか、ハボックはくんくんと鼻を鳴らしても「うーん、分かんねぇな」と首を傾げるばかりだった。「お前ら、さっきからなんなんだ! 人が真剣に仕事に集中しているというのに、気が散るから私の周りを嗅ぎ回るな!」五月蝿そうにマスタングが、不機嫌な顔を上げて一喝する。 その不意を突くように、ブレダが面白半分でマスタングの背後に回り込んで目を閉じ、大きく鼻を広げた。――くん、くん。「……っ!?」ブレダの動きがピタリと止まる。そして、次の瞬間、顔を真っ青にして飛び退いた。「おい、どうしたんだよブレダ?」 「……もう、この話題はやめだ! さっさと仕事に戻るぞ!」ブレダは慌てて自分の席に戻ると、冷めかけた紅茶を一気に飲み干し、逃げるように猛烈な勢いでペンを走らせ始めた。 その不自然すぎる豹変ぶりに、ファルマンとフュリーも「どうしたのだろう?」と首をかしげながらマスタングの机へと近づいていく。   (9/3 16:24:05)

夏海「それだっ……!」そのリザの言葉に、ハボックが唐突にに目をカッと見開いた。「そこだよ! 大佐ってば、いつもはパーッと、いかにもって感じで強いローズやホワイトムスクの女達の香水を服に移らせて、歩いた道がわかるくらい撒き散らしてたろ? ところが最近その華やかな匂いが全然無いんだよ! そうだよ!それだ!」一人で合点がいったとばかりに手を叩くハボックに、フュリーはメガネを押し上げながら首を傾げた。「ハボックさん。それ、少し違うと思いますよ?」意外な男からの否定にハボックが不満げに問いかける。 「は? なんだよフュリー、何処が違うんだよ?」 わかりませんか?というふうに、自信を持って答えるフュリー。「だって大佐、今でもちゃんと香水の香りしてますよ? かなりハッキリと」   (9/3 16:23:40)

夏海カップを啜りながら,ハボックはまだ腕組みをして首をひねっていた。 そんな彼の様子を見ながら、ブレダは未だ休む事なくひたすらペンを走らせる上官の方に視線をやってボソリと呟いた。「俺にはあっちの方がよっぽど気になるけどな」 フュリーもうんうんと頷き「そう言えば、大佐がここまで執務室に籠もりっきりなんて、本当に珍しいですよねぇ?」 だろ?とブレダはクッキーをひと齧りして目配せする。「大佐、何でもここ暫くマダムの店にも顔を出してないらしいですし。」ファルマンの言葉に、リザは皆んなを嗜める。「あなたたち、あまり勝手に大佐のプライベートを詮索してはダメよ?」   (9/3 16:23:21)

夏海やがて、壁掛け時計の針が午後三時を指し、チャイムの音が響く。「お疲れ様。少し休憩しましょうね」スーッとリザは立ち上がると給湯室へと消え、みんなの労をねぎらうために淹れた温かい紅茶と、昨日焼き上げた手作りのクッキーをトレイに載せて戻って来た。   (9/3 16:23:02)

夏海暖かな春のセントラルの午後、第一執務室はいつものように静かな緊張感と、束の間の穏やかな空気が入り混じっていた。「なぁ、ブレダよお……。俺、最近すごく気になってることがあるんだよなぁ。」窓際の席でハボックが書類に頭を抱えながら唸り、ここ数日湧き上がった違和感を親友にぶつける。斜め前の席で書類をめくっていたブレダは、面倒くさそうにペンを止めた。「ん? またどっかの街角で、新しいいい女でも見つけたのか?」 「違うって! 俺は真面目に、大真面目に気にしてんだよ!」茶化されたハボックからイレイザーを頭に喰らい,ブレダが「痛っ、何すんだよ!」と抗議する。「あー、今せっかくそこまで何かまとまってたのに、お前のせいでまたわかんなくなっちまったじゃねぇか。」と,そこに副官が割って入る。 「こら、二人とも。大佐が珍しくここまで集中して職務に励んでいらっしゃるのだから、気が散るような真似をしてはダメよ?」シャカシャカと万年筆を走らせていたリザの、ぴしゃりと冷徹な、しかしどこか呆れた声だった。「はい、すみません……」と二人は小さく肩をすくめた。   (9/3 16:22:46)

夏海【花香る春の午後】   (9/3 16:22:20)

おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kB1CL)が入室しました♪  (9/3 16:22:13)

おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kBule)が退室しました。  (9/2 10:43:52)

夏海^ - ^   (9/2 10:43:48)

夏海言葉もなく見つめ合う二人は、自然に引き寄せられるように唇を重ねた。冷たい冬の空気が嘘のように、お互いの体温を溶かしあい、まるでこの世界に二人だけとなったような甘い時間が流れる。惜しむ様にゆっくりと唇が離れたあと、リザは照れくさそうに頬を染めながらも、愛おしそうに微笑む彼の腕に自分の手をそっと絡めた。そして、少しだけ悪戯っぽく、けれど最高に幸せそうな声で囁いた。「だいぶ冷えてきましたね、大佐。……宜しければ熱いシチューでも如何ですか?今日は私が腕を振るいますから……もう少しこれからの事を私の家でお話ししませんか?」その誘いに言葉では無く、マスタングは今日一番の、太陽のように眩しい笑顔で答えた。しっかりと繋いだ手から伝わる温もりを感じながら、二人は清々しい空の下、これからの未来へ向けて歩き出した。   (9/2 10:43:43)

夏海「すまない、泣かせるつもりはなかったんだ。ただ、どうしても先生に……君のお父さんにしっかりと私の覚悟を伝えておきたくて……。」「余りに突然過ぎぎます!……バカです、大佐は……。」涙で濡れた瞳を真っ直ぐに向け、リザは震える声でそう呟いた。そして、驚くマスタングの胸元に、自分から飛び込みしがみついた。すぐにその愛しい人の細い体をしっかりと抱き締め返すマスタングの胸元から、温かく懐かしい匂いがした。「そんな大切なこと……私にだって、心の準備というものが……。」「ごめんよ。だが私の本心だ。……泣かせたいわけじゃない、君には一生笑っていてほしいんだよ、リザ。」耳元で囁かく彼の優しい微笑みに、リザは涙をこぼしながらも顔を上げて満面の笑みを返す。涙に濡れたリザの笑顔はどんな花よりも美しくいとマスタングは心奪われた。   (9/2 10:43:17)

夏海マスタングの後ろでその言葉をすべて聞いたリザは、鼻の奥がツンとなる。予期せぬ言葉の重みと、そこに込められた計り知れない程の愛に、胸が締め付けられる。あふれ出そうになる感情を抑えきれず、リザは両手で口元を覆った。嬉しく緩めた目尻からこぼれ落ちたのは悲しみではなく、この世で一番美しい宝石のようだった。震える身体を必死に抑えようとするが涙が止まらない。気配に気づいたマスタングが、慌てたように振り返る。「リザ……?」泣いている彼女を見て、マスタングはハッとしたように立ち上がり、彼女のもとへ駆け寄った。困ったような、愛おしそうな、そして少しだけ怯えたような顔をして、彼女の肩にそっと手を添える。   (9/2 10:42:39)

夏海「……先生。貴方のお陰で僕は今、こうして国の礎となるべく、己の道を歩むことができています。」風が止み、周囲の空気がピタリと静まり返る。「そして貴方の大切なお嬢様が、こんな至らぬ僕の背中を時には自らの命も顧みず、ずっと守り続けてくれています。」マスタングの声音にフッと深い愛おしさと切なさが混じる。リザは息を呑み、彼の背中を見つめた。「でも先生。これからは僕がリザを守っていきたいのです。貴方の愛したこのかけがえのない人を、僕が一生かけて幸せにしますので……どうか、お許しください。」それは軍の上官としての命令でも、プレイボーイを演じている時の甘い駆け引きの言葉でもない。リザの父親へ誓う、あまりにも真っ直ぐで誠実なプロポーズだった。   (9/2 10:41:27)

夏海二人は並んで、静かな丘の上にある墓地にいた。鳥のさえずりと、自分たちの足音だけが響く小道を進み、師の眠る墓石の前に立つマスタングは持参した白菊の束を優しく手向け、綺麗に水で清めると、ゆっくりと膝を折った。無言のまま墓石に向き合うその背中は、いつもの軽口を叩く軍人のそれではなく、かつて師に教えを乞うた一人の若者のものだった。父を、今もなおこうして大切に思ってくれている。その気持ちにリザの胸の奥は温かい感謝の光に満たされていく。マスタングは静かに目を閉じ、深く頭を垂れた。長い、長い黙祷の時間が流れる。秋の柔らかい木漏れ日が、彼の黒髪とコートの肩を優しく撫でていた。やがて、マスタングがゆっくりと目を開けた。彼は立ち上がることなく、まるで目の前に生きてそこにいる恩師に向かって語りかけるように、静かで、しかし揺るぎない声で話し始めた。   (9/2 10:40:16)

夏海その言葉に、リザはハッとした。確かに、今度の日曜日は彼女が休暇を出していた日だ。しかし、それは仕事や遊びの予定ではない。その日は丁度、10年になる父の命日なのだ。軍務についてからはずっと多忙で休暇を選ぶ余裕すらも無くて日をずらしてお墓参りに行っていたのだが、軍も落ち着き、上がった階級章で少しは要望も叶えられるようになり申請をしたのだけれど、更に多忙な彼もわざわざ恩師の為にこの日を空ける為に,部下に心配させる程熱心に業務をこなして来たのだ。   (9/2 10:39:38)

夏海「いやぁ、中尉。最近の大佐、怖いくらい真面目っすよねー!」とハボックがふざけ乍ら言えば、「中尉はどれだけこっ酷くお灸を据えたんです?」と芝居っぽくブレダが戯ける。二人がニヤニヤと茶化していると,「そうですよ! ずっと真面目仕事しるんですよ!もしかして大佐、何か悪い病気にかかってるんじゃ無いでしょうね?」と、フュリーやファルマンは本気で青い顔をして心配している。流石に部下たちがそこまで気にする様子を見ていられなくなったリザは、ある日の夕方、執務室の机にそっと一枚の書類を置いた。「大佐。最近、働きすぎです。少し、休暇をお取り下さい」冷たく言い放つ彼女の目には気づきもせず者類に目を通すマスタングは意外な答えを口にした。「心配してくれているのかい、リザ。……あぁ、安心してくれたまえ。実はね、今度の日曜日はどうしても外せない予定があって私は休みを取っているんだよ。だからその為にもピッチを上げて仕事を進めていたのだがね。」そしてペンを止めてふとペンの動きを止めてリザを見上げる。「そう言えば確か、君も同じ日の休暇を申請していたね?」   (9/2 10:37:56)

夏海冬の乾いた風が、静かな墓地の並木を揺らす。前回のデートからゆったりと逢瀬は続き,二人の関係は公私ともに緩やかに、しかし確かな熱を帯びて固く結ばれていた。少ない休日を寄り添うように過ごす日々が増え、リザにとってそれは、この平和を実感出来るかけがえのない安らぎの時間だった。ただ、ここ三ヶ月ほど、彼女の胸にはほんの小さなざわめきがあった。あの怠け癖で有名なロイ・マスタングが、あれからずっと、見違えるように真面目に職務に励んでいるのだ。書類の山を文句も言わず片付け、部下たちの前でも隙を見せない。お目付け役として彼を監視し、時には冷ややかに叱りつけるはずのリザの出る幕はまるでなかった。   (9/2 10:36:37)

夏海【冬の日の誓い】   (9/2 10:36:12)

夏海(すみませんっ💦春夏秋冬シリーズでの続編です。)   (9/2 10:36:00)

おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kBule)が入室しました♪  (9/2 10:34:58)

おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kBLp9)が退室しました。  (9/1 19:11:27)

夏海^ - ^   (9/1 19:11:24)

夏海「……っ」その天使のような微笑みの破壊力に、マスタングの呼吸が完全に止まった。言葉を失ったマスタングは、ただ衝動に駆られるように一歩踏み出し、彼女の肩を抱き寄せる。どちらのリードともつかない自然な流れで、二人の距離がゼロになる。触れ合う唇は、秋の冷たい空気とは対照的に、驚くほど柔らかく熱を帯びていた。それは長い沈黙と、これまで決して言葉にしなかった想いを一気に溶かすような、静かで深い口づけだった。ゆっくりと離れた唇の隙間から、マスタングはまだ熱の残る瞳で彼女を見つめ返す。リザの頬は、夕暮れ前だというのに、見事に真っ赤に染まっていた。気まずい沈黙を壊すように、リザは少しだけ視線を逸らし、しかししっかりと彼の瞳を見据えて、震える小さな声で囁いた。「……大佐。冷えて来ましたので宜しければ私のアパートで、美味しいコーヒーを飲みませんか?」恥ずかしそうに照れながら誘うリザ。マスタングは呆然とした後、今日一番の、深い愛おしさを湛えた笑みを浮かべ、彼女の細い指をそっと自分の手に絡めた。   (9/1 19:11:16)

夏海反射的に出た声は、いつになく力強いものだった。マスタングが驚いたように目を丸くする。リザはぐっと拳を握りしめ、言い訳でも、彼への慰めでも無い、心の底からの真実を告げるために、その硬質な仮面をリザはが恐る恐る外した。。「私は……貴方と一緒に過ごせて、今日はとても……嬉しかったのです。楽しくなかったなんて、そんなはずがありません!」言い終えた瞬間、リザは自分がどんな顔をしているか想像もつかなかった。ただ、胸の奥で渦巻く熱が首筋から耳を伝って登ってくる。いつだって凛とした美しさを湛え、滅多に笑顔を見せない彼女が浮かべた、あまりにも純粋で、少女のように柔らかく嬉しそうなリザの笑顔。計算されたどんな言葉よりも、それは彼女の偽りの無い心が表れている。   (9/1 19:10:40)

夏海いつもは自信に満ち溢れ、切れ者として知られる彼が見せた、あまりにも子供じみた、しょんぼりと肩を落とした姿。その声音に宿る焦燥と気まずさに、リザはハッと息を呑んだ。彼女が表情を硬くしていたのは、退屈だったからではない。隣を歩くこの男への想いが溢れ出さないように、必死で理性のタガを締めていただけなのだ。けれど、それを素直に言葉にする術を、彼女は知らなかった。慌てて振り返ったリザの瞳が大きく揺れる。「誤解です、大佐!」   (9/1 19:07:41)

夏海予約されていたのは、大通りから一本入った落ち着いた雰囲気のビストロだった。美味しい料理とワイン、そして何気ない会話。軍の堅苦しい空気から離れた場所での時間は、思いのほか穏やかに流れていった。マスタングは巧みに彼女の好みの話題を引き出し、時折見せる柔らかい笑顔で、リザの胸の奥を温かく満たしていく。しかし、店を出て再び並んで歩き始めた頃、マスタングの足取りがわずかに緩んだ。彼はふと立ち止まり、どこか自信なげな、探るような視線をリザに向ける。「……中尉」「どうかしましたか、大佐?」「いや……その、すまなかった。折角の君の休日だったのに、私に付き合わせる形になってしまって」「急に何を……?」「私は楽しかったのだが、私のせいで君は気を張ってばかりで、食事の味もあまりしなかったのではないかと気になってね。……君を喜ばせてあげたかったのだけれど、私の選んだ店も、この時間も、君にとっては余り楽しくなかったので無いのかな……」   (9/1 19:06:54)

夏海「偶然だな、ホークアイ中尉。」澄んだ空気を断つようにかけられた、いつも聞き慣れている低音。振り返れば、黒いコートをラフに羽織ったロイ・マスタングが、どこか楽しげな笑みを浮かべてそこに立っていた。偶然などであるはずがない。この男の足音のない気配の消し方を知っているのは、自分以外にそういないのだから。「……大佐。今日は非番のはずですが?」「あぁ、休暇だ。君と同じようにね。……で、これからどこへ?」「少し、買い物を。その後はひとりでゆっくり過ごそうかと」「それはちょうどいい、私もだ。折角だ、昼食でも共にどうかな?」誘いの言葉はさりげなくとも、その琥珀色の瞳には微かな熱が帯びている。本当は、誰にも邪魔されない一人の時間も悪くなかった。けれど目の前の男が差し出す予定外の時間は、不思議と拒む理由が見当たらなかった。「……仕方のない人ですね。エスコート役くらいなら務めてもらいますが」口ではそう言いながらも、リザは内心で小さく息を呑んでいた。大佐と並んで歩く休日なんて、いつぶりだろう。ふわりと漂う彼の香水と煙草の匂いに、緊張と心地よさが同時に胸を駆け抜ける。   (9/1 19:06:23)

夏海青空に溶けるような秋の気配が、セントラルの街並みを穏やかに彩る休日。リザ・ホークアイは、久々に手に入れた至福の時間を静かに、そして贅沢に噛み締めていた。軍服を脱ぎ、動きやすいトレンチコートに身を包んだ彼女の目的地は、忙しくてこれまでずっと後回しにしていた雑貨店だった。お気に入りの万年筆のインクには大好きなインディゴブルーを選び、帰りに小さなカフェで読書でもしようかしら。それだけの予定なのだが、やっと自由な休暇を楽しめるリザの足取りを軽くしていた。   (9/1 19:05:56)

夏海【秋の休日に】   (9/1 19:05:49)

夏海(私の好きなネタの中から、今でもキュンキュンなロイアイです。イメージが合わない人は直ぐに閉じて下さい笑)   (9/1 19:04:54)

夏海(暫く体調崩してましたが、テーマは自由との事なので今回はこれまでとは趣向を変えて、その間に殴り書きしていた二次モノを下させて頂きます💦)   (9/1 19:03:53)

夏海(いつもお世話になっております💦)   (9/1 19:01:36)

おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kBLp9)が入室しました♪  (9/1 19:01:09)

おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kBb6A)が退室しました。  (5/23 22:24:48)

夏海^ - ^   (5/23 22:24:45)

夏海実際今も既に、これから訪れるであろう幸せな未来に胸も頭も身体中満たされてしまい、既に帰り道すら覚えてなどいなかった   (5/23 22:24:42)

夏海それ故にメッセージで彼女に会えると思った僕が、途端に緊張と嬉しさで舞い上がってしまうのは仕方がない   (5/23 22:20:27)

夏海直接は会えずとも、子供の頃から僕を気にかけ、いつも優しく見守ってくれる本のお姉さんに、思春期の僕が憧れてしまうのは自然な事では無いだろうか   (5/23 22:17:38)

夏海彼女はあくまでも母の友人であり、僕は学業に駆られていた事、お互い遠くに住んでいる事もあって彼女に会うのは実は今回が初めてなのだ   (5/23 22:16:10)

夏海そんな僕へ今回は母から誕生日のサプライズが仕組まれていたらしく、今回のメキシコからの帰国に合わせて件のメッセージで、本のお姉さんからのお食事会の招待状が届いたのだった   (5/23 22:13:16)

夏海そのお姉さんが僕に初めて薦めてくれた本は決して忘れることは出来ないだろう。なにせ、それこそが『世界に誇る日本の若き植物学者』と銘を打たれる今の僕に導いてくれた【緑の森の神話】なのだから   (5/23 22:07:58)

夏海彼女は、母がとある親友を介して出会った人で、当時はまだ小学生で、勉強や本が嫌いだった僕に、読者の楽しさや勉強の素晴らしさを優しくそっと、決して押し付ける事なく教えてくれた綺麗なお姉さんだ   (5/23 22:03:05)

夏海メッセージの主には【本のお姉さん】と記載されていた   (5/23 21:58:50)

夏海今僕は、全く予期していなかった突然の喜びに全身を振るわせ、送られて来たメッセージに記載された見知らぬ駅へと車を走らせている   (5/23 21:57:51)

夏海呼吸も忘れてしまいそうだった   (5/23 21:53:59)

夏海◆◆◆◆◆   (5/23 21:53:34)

夏海さんには「呼吸も忘れてしまいそうだった」で始まり、「帰り道は忘れた」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば8ツイート(1120字程度)でお願いします。   (5/23 21:52:58)

夏海(今回は私的ですみませんが、私の大切なある男の子へのプレゼントにお部屋をお借りしますね)   (5/23 21:52:50)

夏海(同じお題で全然違うストーリーというのは、バラエティパックのチョコレートのようで、色んな味わいを楽しめる素敵なオムニバスですね♪)   (5/23 21:51:22)

夏海(ご無沙汰してます💦)   (5/23 21:48:18)

おしらせ夏海さん(iPhone 一時ID kBb6A)が入室しました♪  (5/23 21:48:02)

おしらせ月暈さん(Android 一時ID nJTg5)が退室しました。  (1/10 17:15:57)

月暈(わ、すいません。全文飛ばしてしまったので、もうこのままにします。140字かっきりです。失礼しました)   (1/10 17:15:53)

月暈ぱちりと目が合った。朝の混み合う待合室で、少女が僕を見つめている。変だなと思い「僕に何か付いているの?」と声をかけて見た。すると少女はフルフルと首を振り、「あいてる」と言ってダッと逃げ出した。まさか下を見ると、ズボンのチャックが空いて――僕は呼吸も忘れてしまいそうだった。   (1/10 17:13:49)

月暈ぱちりと目が合った。朝の混み合う待合室で、少女が僕を見つめている。変だなと思い「僕に何か付いているの?」と声をかけて見た。   (1/10 17:13:44)


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