ミナコイチャット

「ディーアンシーの心臓は-過去系小説-」の過去ログ

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2019年03月20日 15時32分 ~ 2019年03月31日 22時45分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

カフェダァン声も少し疲れているように聞こえて…   (2019/3/20 15:32:58)

カフェダァン……まるで…   (2019/3/20 15:33:04)

カフェダァンなにかを隠すようだった。   (2019/3/20 15:33:21)

おしらせカフェダァンさんが退室しました。  (2019/3/20 15:33:31)

おしらせカフェダァンさんが入室しました♪  (2019/3/20 22:34:50)

カフェダァン(パシッて音は手を掴んだ音です(()   (2019/3/20 22:35:08)

カフェダァン   (2019/3/20 22:35:09)

カフェダァンある日の朝、俺は里に出て行くことになった。   (2019/3/20 22:37:04)

カフェダァン買い物のために行くのはいつも近くの定期市だったので、里に行くのは5年ぶりくらいだ。   (2019/3/20 22:37:45)

カフェダァン姉上とは、昔のように一緒には行けないけれど。   (2019/3/20 22:38:13)

カフェダァン玄関に行くと、俺は小さくなってきた下駄を履いて外に出た。   (2019/3/20 22:39:52)

カフェダァン夏だから、一気に暑さが体全体に攻めてきて、少し倒れそうだった。   (2019/3/20 22:40:28)

カフェダァン……一瞬くらっとして、誰かにぶつかってしまった。   (2019/3/20 22:42:04)

カフェダァン「………」   (2019/3/20 22:42:27)

カフェダァン男「……おいクソガk……あ?なんだ?てめえ痩せてんなあ。」   (2019/3/20 22:44:22)

カフェダァン俺は何を言われても無言を貫き通そうとした。   (2019/3/20 22:45:14)

カフェダァン実際、喋る気力もなかったし。   (2019/3/20 22:45:50)

カフェダァン男「なんだこの腕、握りつぶしたら折れそうだなぁ?お前イカれた女の弟だろ?」   (2019/3/20 22:48:37)

カフェダァン「・・・」   (2019/3/20 22:48:52)

カフェダァン男「里で噂になってるぜ?お前も運がなかったなあ。滅茶苦茶に言われてるぜ?お前の姉さん。」   (2019/3/20 22:50:41)

カフェダァン「……姉上を……   (2019/3/20 22:51:12)

カフェダァン我慢の限界で、俺はその男を睨みつけた。   (2019/3/20 22:51:50)

カフェダァン姉上を侮辱するな、野犬。」   (2019/3/20 22:53:15)

カフェダァン男「あ?……いまなんつったてめ……」   (2019/3/20 22:54:15)

カフェダァン男が手を緩めた隙に、俺は手を振りほどいて逃げ出した。   (2019/3/20 22:55:16)

カフェダァン足がよろついてうまく走れない。   (2019/3/20 22:55:27)

カフェダァン後ろから男の声は聞こえない。感じるのは周りの人々の目線だけだ。   (2019/3/20 22:56:00)

カフェダァン足が限界になり、森林に続く石階段に座り込んだ。   (2019/3/20 22:57:39)

カフェダァン周りには誰もいない。きっと気づかないうちに、結構走っていたんだと思う。   (2019/3/20 22:58:07)

カフェダァン「……里に戻って、食料買ってこないと……」   (2019/3/20 22:58:32)

カフェダァン…でも、戻りにくいな…   (2019/3/20 23:00:19)

カフェダァンきっと顔は覚えられてしまっただろう…こんな身なりだから、きっと目立つ。   (2019/3/20 23:00:34)

カフェダァン少女「なら、これあげようか。」   (2019/3/20 23:02:24)

カフェダァン「……は?」   (2019/3/20 23:02:35)

カフェダァン気づいたら、目の前に少女が立っていた。   (2019/3/20 23:03:02)

カフェダァン白い髪は艶があって、フサフサと長く伸びている。肌も白かったが、俺を見ている目は熟した苺みたいな色だった。   (2019/3/20 23:04:47)

カフェダァン歳は俺と同じくらいだろうか……その少女が、いま俺の目の前で川魚を差し出しているのだ。   (2019/3/20 23:05:42)

カフェダァン少女「さっきのあんたの姿、全部見てたわ。あの男、里で子供達にすっごい怖がられてるのよ。」   (2019/3/20 23:06:57)

カフェダァンそいつはそれを俺の方に投げ、俺はそれを反射的に取ってしまった。   (2019/3/20 23:08:23)

カフェダァン少女「大人達は性格が捻じ曲がった人たちばかりでさ。私の父親なんかもう最悪なんだから。夢想家で、私がいなくなったって構わないのよ。」   (2019/3/20 23:09:53)

カフェダァン「……………いらない」   (2019/3/20 23:10:13)

カフェダァンしょうじょ「んえ?」   (2019/3/20 23:10:23)

カフェダァン(漢字変換よ)   (2019/3/20 23:10:29)

カフェダァン「…こんな、高価なもの。俺、いらない。」   (2019/3/20 23:10:48)

カフェダァン少女は、俺の方を見てキョトンとしていた。   (2019/3/20 23:11:01)

カフェダァン…なんかおかしなこと言ったか…?   (2019/3/20 23:11:10)

カフェダァン少女「…川魚なんか、全然高価じゃないよ?里で10円くらいで売ってるし…だから良いってば。」   (2019/3/20 23:11:54)

カフェダァン彼女はそう言って笑い、あっそのまま食べちゃダメだからね?と焦ったように言ってきた。   (2019/3/20 23:12:44)

カフェダァンアヤメ「あっ私の名前はアヤメ!またなんか言ってくれたらなんかあげる!!友達になろ!」   (2019/3/20 23:15:05)

カフェダァン「………   (2019/3/20 23:16:04)

カフェダァンアヤメ「えっ…ちょ、どこ行k「川魚をくれたことは感謝する。今度絶対に、何倍にもして礼をしたい…   (2019/3/20 23:16:57)

カフェダァン……でも、悪いけど、俺は誰とも友達になれない。」   (2019/3/20 23:17:15)

カフェダァン俺はそう言って、その場を後にしてしまった。   (2019/3/20 23:17:26)

おしらせカフェダァンさんが退室しました。  (2019/3/20 23:17:30)

おしらせカフェダァンさんが入室しました♪  (2019/3/21 08:41:44)

カフェダァン弐.弟切草   (2019/3/21 08:44:54)

カフェダァン   (2019/3/21 08:45:00)

カフェダァンあれから三日経ち、俺は里にもう一回出ることにした。   (2019/3/21 08:46:11)

カフェダァン顔を覚えられただろうし、あそこで買い物するのはやめにした。   (2019/3/21 08:46:29)

カフェダァン俺が今から行くのは、あのアヤメっていうやつに礼をするためだ。   (2019/3/21 08:46:53)

カフェダァン風呂敷の中に自分にとって高価な食料を2つ入れていった。といっても、いつもより脂身が半分くらい少ない豚肉を少しと、家で2番目に出来のいい芋を一つだけだったが。   (2019/3/21 08:49:25)

カフェダァン------------------------------------------------   (2019/3/21 08:51:16)

カフェダァン昨日、あいつが家に帰るところをちらっと見たから、大体の家の場所はわかってた。   (2019/3/21 08:53:20)

カフェダァン「……ここ、か?」   (2019/3/21 08:54:49)

カフェダァンでも、俺が予想していたところは里から大きく外れたところにあり…   (2019/3/21 08:55:11)

カフェダァン金持ちが持ってそうな家に見えた。   (2019/3/21 08:55:51)

カフェダァン姉上が俺に料理を出してくれる日に必ずというほど出てくるあの脂身なんか出てこないんだろうな。   (2019/3/21 08:56:51)

カフェダァンそんなことを考えながら、俺は戸を叩く。   (2019/3/21 08:57:11)

カフェダァンガラッ__   (2019/3/21 08:57:30)

カフェダァンアヤメ「………あれ?君、昨日の…」   (2019/3/21 08:58:27)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、カフェダァンさんが自動退室しました。  (2019/3/21 09:21:54)

おしらせカフェダァンさんが入室しました♪  (2019/3/21 19:51:25)

カフェダァンいざ姉上以外の人と目を合わせると、やはり目を逸らしてしまいそうになる。   (2019/3/21 19:52:09)

カフェダァンそれを抑え、昨日の恩人に目を向ける。   (2019/3/21 19:52:47)

カフェダァン「昨日はありがとう。お陰で姉上にまた笑ってもらえた。…礼をしたいのだが、俺にはこれしかあげられない…申し訳ない」   (2019/3/21 19:53:50)

カフェダァン俺が自分の家庭を憎むのはこういう時だ。   (2019/3/21 19:55:09)

カフェダァン申し訳なさを感じながらも、俺は彼女に食料を手渡した。   (2019/3/21 19:55:32)

カフェダァン「…じゃあ、どうも。」   (2019/3/21 19:57:39)

カフェダァンそう言って、俺は家に帰ろうとした。   (2019/3/21 19:58:05)

カフェダァンしかし、彼女は右腕を掴んだ。   (2019/3/21 19:58:58)

カフェダァン「ッ!?」   (2019/3/21 19:59:25)

カフェダァン……なんだ、これ。   (2019/3/21 19:59:35)

カフェダァンアヤメ「え、どうしたn……!」   (2019/3/21 20:00:31)

カフェダァン右腕に、赤く跡が残っていた。   (2019/3/21 20:01:24)

カフェダァン引っかき傷のようなものだった。   (2019/3/21 20:02:08)

カフェダァン「なにこr……うわっ」   (2019/3/21 20:02:36)

カフェダァン彼女は俺の手を掴んで右腕の跡を見始めた。   (2019/3/21 20:02:58)

カフェダァンその顔は焦っているようにも見えた。   (2019/3/21 20:03:11)

カフェダァン「…は、離せ」   (2019/3/21 20:03:31)

カフェダァンアヤメ「この傷どこでつけられたの」   (2019/3/21 20:03:52)

カフェダァン「……は?なんでそんな…?   (2019/3/21 20:04:23)

カフェダァンアヤメ「だってこれ、呪いだよ…死んだお母さんが言ってたもん。」   (2019/3/21 20:05:27)

カフェダァン………呪い?   (2019/3/21 20:06:18)

カフェダァン掴まれたって…そんな…誰にも………   (2019/3/21 20:06:35)

カフェダァン………あ。   (2019/3/21 20:06:58)

カフェダァン____「……ゆづるちゃん、ここに入ったらダメでしょう。」   (2019/3/21 20:07:55)

カフェダァン昨日の姉上の顔が頭をよぎる。   (2019/3/21 20:08:14)

カフェダァン………まさかな。   (2019/3/21 20:08:21)

カフェダァン「………余計なお世話。心配してくれるのは嬉しいけど…」   (2019/3/21 20:08:49)

カフェダァンアヤメ「だっだってそれ、重い呪いだよ!?お母さんの言ってたことが本当ならそれ…」   (2019/3/21 20:10:01)

カフェダァン「馬鹿馬鹿しいこと言うな。…もしこれが本当の呪いだったとしても、俺は構わないし」   (2019/3/21 20:10:42)

カフェダァン…俺はどうなったって構わない。姉上に笑ってもらえるなら…   (2019/3/21 20:12:11)

カフェダァンアヤメ「………し……   (2019/3/21 20:12:27)

カフェダァン「え?なんt「死ぬよ、それ…」」   (2019/3/21 20:12:53)

おしらせカフェダァンさんが退室しました。  (2019/3/21 20:13:15)

おしらせカフエダアンさんが入室しました♪  (2019/3/22 07:03:27)

カフエダアンその場に沈黙が訪れる。   (2019/3/22 07:03:45)

カフエダアン死ぬ?俺が?   (2019/3/22 07:04:02)

カフエダアンアヤメ「……その、お前のお姉さんって、病気?なんでしょ…?だったらお前が死んだらその人の世話誰すんのさ」   (2019/3/22 07:05:02)

カフエダアンそうだ、俺が死んだとしたら姉上に負担がかかる   (2019/3/22 07:05:20)

カフエダアンそしたら姉上が死ぬ時、孤独死することになるじゃないか。   (2019/3/22 07:06:13)

カフエダアン姉上のことを考えると、俺が死んではいけないと思った。   (2019/3/22 07:07:03)

カフエダアン「……でもはらえないだろ、これ。神社なんかここら辺にないし。祓い屋の話も聞いたことない。」   (2019/3/22 07:09:43)

カフエダアンアヤメ「それはお祓いなんかじゃできない。だからこうして必死に言ってんの。」   (2019/3/22 07:11:42)

カフエダアンこれを聞いて、相当重いやつなんだと感じた。   (2019/3/22 07:12:14)

カフエダアンアヤメ「お母さんが言ってた。あの山を越えた先に、『ふろーふし』の薬があるって。それを飲むことしか助かる道はない」   (2019/3/22 07:14:05)

カフエダアン「………は?不老不死??」   (2019/3/22 07:14:36)

カフエダアンアヤメ「…………死ぬことができなくなっちゃうの。老いることもない。」   (2019/3/22 07:15:51)

カフエダアン「………   (2019/3/22 07:16:07)

カフエダアンいい、そんなの。どうだっていい。」   (2019/3/22 07:16:20)

カフエダアンアヤメはびっくりしていた。   (2019/3/22 07:17:44)

カフエダアンアヤメ「……ふ、ふろーふしって怖いんだよ!?ひとりぼっちになっちゃうかもしれないのに…」   (2019/3/22 07:18:43)

カフエダアン「そんなこと知ってる。さっき言ったばかりだろ。俺は姉上が笑顔でいてくれたら…俺が笑顔を見れたらそれでいいんだよ。」   (2019/3/22 07:20:06)

カフエダアン俺は多分、真顔だったと思う。   (2019/3/22 07:20:29)

カフエダアンアヤメ「…………   (2019/3/22 07:21:42)

カフエダアン……あっはは…あんたやっぱり変人だね。私と一緒だ。」   (2019/3/22 07:22:05)

カフエダアン彼女はいきなり笑い出した。   (2019/3/22 07:22:51)

カフエダアン「な、何笑ってんだよ。」   (2019/3/22 07:22:58)

カフエダアンアヤメ「あはは、ごめん…私もさ、本当は不老不死になったっていいんだ。お母さんにこれ話したら、今の私みたいに笑ったの。うちのお母さん、巫女だったから。」   (2019/3/22 07:25:22)

カフエダアン死んじゃって、持ってた神社も潰されちゃったけどね。と言い、彼女は苦笑いをする。   (2019/3/22 07:26:48)

カフエダアンアヤメ「…じゃあ、一ヶ月以内だったらいつでもいいから、ここに来て。お姉さんには理由つけてもらわないといけないけど……一緒に行こう。」   (2019/3/22 07:28:59)

カフエダアン普通の人だったら、こんな会話をすることはないだろう。   (2019/3/22 07:30:06)

カフエダアン「…分かった。本当に色々とありがとう………姉上がいるから帰らないと…じゃあな」   (2019/3/22 07:31:39)

カフエダアン「あ、待って!」   (2019/3/22 07:31:49)

カフエダアン俺は彼女の声で振り向く。   (2019/3/22 07:32:10)

カフエダアンアヤメ「まだあんたの名前聞いてないもん…さっき右腕掴んだの、それが聞きたかったから!」   (2019/3/22 07:33:05)

カフエダアン「………あー…………○●◆△。」   (2019/3/22 07:33:31)

カフエダアンアヤメ「んえ?……◆○○…ん?」   (2019/3/22 07:33:55)

カフエダアンびっくりしている彼女を見て俺は思わず吹き出した。   (2019/3/22 07:34:37)

カフエダアン「嘘。七宝坂ゆづる。…あ、でも友達では…まだないから。………保留。」   (2019/3/22 07:36:14)

カフエダアンそれを聞いてぱっと顔が明るくなった彼女に少し微笑んで、俺は家に帰った。   (2019/3/22 07:38:03)

カフエダアン   (2019/3/22 07:38:08)

カフエダアン参.薫衣草   (2019/3/22 07:43:47)

カフエダアンあれから2週間経った。   (2019/3/22 07:45:57)

カフエダアン1週間後にでも、俺はアヤメのもとに行こうとしていた。   (2019/3/22 07:46:13)

カフエダアン……でも、一つだけはっきりしなかったことがある。   (2019/3/22 07:46:27)

カフエダアン______姉さんが本当に呪いをかけたのか、っていうことだ。   (2019/3/22 07:47:15)

カフエダアン(姉上でしたすみません(()   (2019/3/22 07:47:29)

カフエダアンだって姉さんは人間と人間から生まれたはず…俺自体父上と母上の顔は覚えていないけど、姉上からそう話を聞いたことが一度だけあったから。   (2019/3/22 07:48:45)

カフエダアンそれからは精神病が悪化して、家族のことについてなんか話せなくなってしまったが。   (2019/3/22 07:49:12)

カフエダアン(一旦終わります)   (2019/3/22 07:50:48)

おしらせカフエダアンさんが退室しました。  (2019/3/22 07:50:51)

おしらせカフエダアンさんが入室しました♪  (2019/3/22 12:03:48)

カフエダアン…でも、お父さんとお母さんのことについて話した時に、姉上はもう一つだけこう言っていた。   (2019/3/22 12:04:53)

カフエダアン『お父さんとお母さんが帰ってこなくなった日は、私の誕生日でね…お父さんとお母さんが持っていた甘物や林檎が近くに転がってたのよ。』   (2019/3/22 12:06:51)

カフエダアン姉上は、なんてショックだっただろう。   (2019/3/22 12:07:09)

カフエダアンそんな姉上が本当に魔物なのだろうか。   (2019/3/22 12:07:40)

カフエダアン…………そういえば…   (2019/3/22 12:08:06)

カフエダアンあの時に俺が見ようとした画用紙の裏…何描かれてたんだろう。   (2019/3/22 12:08:26)

カフエダアン姉上もきっと、あれが見られたくなくて俺の右腕を掴んだのだろう。   (2019/3/22 12:08:47)

カフエダアンそれにあれから、姉上は一度も部屋から出てこなくなってしまったし……あの時、見なければよかったと未だに後悔する。   (2019/3/22 12:09:26)

カフエダアン(あっ父上と母上やんけ)   (2019/3/22 12:09:44)

カフエダアン…でも、結局まだあの絵を見れてない。   (2019/3/22 12:11:23)

カフエダアン「(……今なら、見れるかな)」   (2019/3/22 12:11:53)

カフエダアン俺は周りを確認し、急いで物置に入っていった。   (2019/3/22 12:12:11)

カフエダアン2週間前より風が少し強くなっている。秋が近づいて来た証拠だ。   (2019/3/22 12:12:39)

カフエダアンでも、物置が埃っぽいのは全く変わっていない。   (2019/3/22 12:15:33)

カフエダアン前に掃除したはずなんだけどな…   (2019/3/22 12:15:42)

カフエダアン俺は物を掻き分け、やっとその画用紙を見つけた。   (2019/3/22 12:15:58)

カフエダアン画用紙を裏返そうとする。   (2019/3/22 12:16:28)

カフエダアン……でも   (2019/3/22 12:16:38)

カフエダアン途中で、気づいてしまった。   (2019/3/22 12:16:50)

カフエダアン「………っ!?」   (2019/3/22 12:18:18)

カフエダアン画用紙の裏には   (2019/3/22 12:18:34)

カフエダアンなにかが「書いてあった」んじゃない   (2019/3/22 12:18:46)

カフエダアン父上と母上と姉上の載ったたくさんの写真が貼り付けられ、真ん中に小さな包丁のようなものが差してあったのだ。   (2019/3/22 12:20:25)

カフエダアン包丁からは…血のようなものが流れていた。   (2019/3/22 12:20:47)

おしらせカフエダアンさんが退室しました。  (2019/3/22 12:22:42)

おしらせカフエダアンさんが入室しました♪  (2019/3/22 12:31:23)

カフエダアン……どういうことだ?   (2019/3/22 12:31:35)

カフエダアン写真、ズタズタになってる…それに…これ、血、だよな……   (2019/3/22 12:32:46)

カフエダアン……一体、誰の血だ?   (2019/3/22 12:33:58)

カフエダアン体が恐怖で固まってしまい、動けない。   (2019/3/22 12:34:19)

カフエダアンその時だった。   (2019/3/22 12:34:54)

カフエダアン部屋から、大きな音がした。   (2019/3/22 12:35:10)

カフエダアン何かが落ちたのだろうか。そんな音がした。   (2019/3/22 12:35:27)

カフエダアン……待てよ、今の、姉上の部屋からだよな…   (2019/3/22 12:35:55)

カフエダアン_____嫌な予感がする。   (2019/3/22 12:38:15)

カフエダアン   (2019/3/22 12:38:20)

カフエダアン「姉上ッ!!ご無事ですか!?今大きな音が…!!」   (2019/3/22 12:38:52)

カフエダアン襖越しに姉上に問いかける。   (2019/3/22 12:39:06)

カフエダアン……しかし、返事はなかった。   (2019/3/22 12:39:22)

カフエダアン震える手で、急いで襖を開ける。   (2019/3/22 12:40:39)

カフエダアン「!?……あ………   (2019/3/22 12:40:44)

カフエダアン姉上!!!!」   (2019/3/22 12:40:50)

カフエダアン姉上が、倒れていた。   (2019/3/22 12:41:22)

カフエダアン目を見開いたまま…涙を流していた。   (2019/3/22 12:42:19)

カフエダアン俺は姉上を呼びながら体を揺する。   (2019/3/22 12:42:44)

カフエダアン…でも、その体はもう冷たくなっていた。   (2019/3/22 12:42:56)

カフエダアン「………なんで………」   (2019/3/22 12:43:22)

カフエダアンそれしか言葉が出なかった。   (2019/3/22 12:43:36)

カフエダアン……俺の目から涙が溢れる。   (2019/3/22 12:44:31)

カフエダアン……その時に気づいた。   (2019/3/22 12:45:47)

カフエダアン俺の右腕から、あの跡が消えていた。   (2019/3/22 12:46:00)

カフエダアン「……………嘘だろ…じゃあ」   (2019/3/22 12:46:20)

カフエダアン本当に、姉上のかけた呪いだったのか__?   (2019/3/22 12:46:38)

カフエダアン   (2019/3/22 12:47:07)

カフエダアン姉上の葬儀は、行われなかった。   (2019/3/22 12:47:33)

カフエダアン親戚もいなくて、無力な俺には山に彼女の死体を捨てることしかできなかった。   (2019/3/22 12:48:18)

カフエダアン気づいたら、周りは夜になっていた。   (2019/3/22 12:48:58)

カフエダアン姉上が少しずつ肌白くなっていく気がした。   (2019/3/22 12:49:34)

おしらせカフエダアンさんが退室しました。  (2019/3/22 12:49:46)

おしらせカフエダアンさんが入室しました♪  (2019/3/22 19:17:08)

カフエダアン「一輪、刺す」が後半突入して来たので、ここで別の小説入れますん   (2019/3/22 19:18:02)

カフエダアン(色で察するんだ…(()   (2019/3/22 19:18:11)

カフエダアン   (2019/3/22 19:18:14)

カフエダアン【犬系彼氏と猫系彼女】   (2019/3/22 19:21:03)

カフエダアン-犬系彼氏の特徴-   (2019/3/22 19:21:42)

カフエダアン1.犬みたいに楽しそうについてくる。   (2019/3/22 19:22:23)

カフエダアン2.彼女が怒ると落ち込む。   (2019/3/22 19:22:52)

カフエダアン3.デートの日がとても楽しみ。   (2019/3/22 19:23:07)

カフエダアン「4.彼女の笑顔が大好き………」   (2019/3/22 19:23:28)

カフエダアン………俺じゃん。   (2019/3/22 19:23:39)

カフエダアンさっき歩いてて見つけた本を見て、思わずこう思ってしまった。   (2019/3/22 19:24:53)

カフエダアンまつり「……あんたの場合は犬でもペットの犬だけどね。」   (2019/3/22 19:26:41)

カフエダアン「うわっ!?」   (2019/3/22 19:27:32)

カフエダアンいきなり後ろから彼女の声が聞こえて、思わず声が出てしまった。   (2019/3/22 19:28:12)

カフエダアンまつりは、俺の顔を見てニヤリと笑った。   (2019/3/22 19:28:43)

カフエダアンまつり「へえ〜…あんたこういうの興味あるんだ?」   (2019/3/22 19:29:44)

カフエダアン「な、ないないっ道で落ちてたから拾っただけだし!」   (2019/3/22 19:30:39)

カフエダアンふーん、とニヤニヤしながら言うまつり。   (2019/3/22 19:30:59)

カフエダアン……あ、そうだ。   (2019/3/22 19:31:06)

カフエダアン俺はまた本を開き始める。   (2019/3/22 19:31:24)

カフエダアンまつり「…?まだなんか見るわけ?」   (2019/3/22 19:31:48)

カフエダアン「………!   (2019/3/22 19:32:01)

カフエダアン………ほーん…」   (2019/3/22 19:32:06)

カフエダアンまつり「えっ何…気持ち悪い顔して…」   (2019/3/22 19:32:27)

カフエダアン俺は本を声に出して読みだす。   (2019/3/22 19:33:27)

カフエダアン「1.いつもはあまり「好き」って気持ちを表さない。   (2019/3/22 19:33:52)

カフエダアン2.ドライで落ち着いてる。   (2019/3/22 19:34:17)

カフエダアン3.それでも彼氏が大好き。   (2019/3/22 19:34:27)

カフエダアン4.ツンデレ。」   (2019/3/22 19:35:03)

カフエダアンまつり「…は!?大好きってあんt「以上が猫系彼女の特徴でーす♡」はぁ!?」   (2019/3/22 19:36:51)

カフエダアンニヤニヤしながら俺はまつりの方に近寄る。   (2019/3/22 19:38:11)

カフエダアン「違う?じゃあ今好きって言ってみたら?」   (2019/3/22 19:38:48)

カフエダアンまつりはさらに顔が赤くなった。   (2019/3/22 19:39:07)

カフエダアンまつり「…は…はぁ!?ばっ馬鹿じゃないの…言うわけな「へーじゃあ猫なんだ?」   (2019/3/22 19:40:02)

カフエダアン俺はそう言ってまつりの後ろに行って座り、壁にもたれかかる。まつりも自然に俺にもたれかかってしまった。   (2019/3/22 19:43:10)

カフエダアン「猫は暖かいところが好きなんでしょ?」   (2019/3/22 19:43:47)

カフエダアンまつり「………!」   (2019/3/22 19:44:20)

カフエダアン…てっきりビンタでもしてくると思ったが、驚いたことに、さらにもたれかかって来た。   (2019/3/22 19:45:01)

カフエダアン「えっ…ま、まつり?」「…猫系彼女はツンデレなんでしょ?…たまには甘えるの。」   (2019/3/22 19:45:56)

カフエダアン………こやつ…   (2019/3/22 19:46:07)

カフエダアン-1時間後-   (2019/3/22 19:46:46)

カフエダアンまつり「………寝たわね。」   (2019/3/22 19:47:08)

カフエダアン「…うー………….」   (2019/3/22 19:47:27)

カフエダアン「……………馬鹿犬。」   (2019/3/22 19:47:47)

カフエダアン私は彼氏の額にキスした。   (2019/3/22 19:49:15)

カフエダアン   (2019/3/22 19:49:23)

カフエダアン「(……なんっだよアレェーーーーー!!!)」←(実は途中から起きてた)(両手顔に当てて萌え死んでる)   (2019/3/22 19:50:14)

カフエダアン-終わり-   (2019/3/22 19:50:21)

おしらせカフエダアンさんが退室しました。  (2019/3/22 19:50:25)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/24 19:10:15)

花粉(前の続き)   (2019/3/24 19:10:24)

花粉伍.姉上   (2019/3/24 19:11:27)

花粉   (2019/3/24 19:11:40)

花粉あれから、俺は一切外に出なくなった。   (2019/3/24 19:11:52)

花粉姉上のことを思い出してしまうのが、怖かった。   (2019/3/24 19:12:14)

花粉そのうち、あいつとの約束が、頭の中から消え去っていきそうになっていた。   (2019/3/24 19:12:38)

花粉自分自身も忘れようとしていた。   (2019/3/24 19:12:46)

花粉……なのに   (2019/3/24 19:12:50)

花粉ガラッ!!   (2019/3/24 19:13:02)

花粉アヤメ「……っ…!!ゆづる!!」   (2019/3/24 19:13:21)

花粉寝転んでいる俺に、そいつは息を切らして寄って来る。   (2019/3/24 19:16:02)

花粉__あ、そっか、俺は……   (2019/3/24 19:16:41)

花粉アヤメ「ゆづるっこれ食べて!!私、昨日やっと見つけたの!!」   (2019/3/24 19:17:34)

花粉そいつが持っているのは、前に言っていた「薬の実」だろう。   (2019/3/24 19:18:28)

花粉食べれば、不老不死になる。でも、今の俺にはそれしか手段がないのだと。   (2019/3/24 19:18:47)

花粉でも、俺は口を開けなかった。   (2019/3/24 19:19:45)

花粉アヤメ「…なんで口開けないの…?あんた死んじゃうよ!?」   (2019/3/24 19:20:25)

花粉こんなに俺のために必死になってる人は、初めてだ。   (2019/3/24 19:20:40)

花粉………俺は何も話さなかった。   (2019/3/24 19:20:57)

花粉アヤメ「お願いだから口開けて……ッ   (2019/3/24 19:21:31)

花粉もう何も失いたくないの…だから」   (2019/3/24 19:21:47)

花粉「・・・」   (2019/3/24 19:21:57)

花粉失いたくない…か   (2019/3/24 19:22:09)

花粉……………   (2019/3/24 19:22:12)

花粉「…じゃあ   (2019/3/24 19:22:24)

花粉お前…………   (2019/3/24 19:22:40)

花粉お前も、これ食えんのかよ。」   (2019/3/24 19:22:51)

花粉掠れた声で俺はそう言う。   (2019/3/24 19:23:07)

花粉アヤメ「……は「俺だって…何も失いたくなかった……   (2019/3/24 19:23:34)

花粉なのに…俺は…………もう何も見えなくなった   (2019/3/24 19:24:03)

花粉その…気持ちもお前に…分かるってのかよ……俺の………ッ」   (2019/3/24 19:24:41)

花粉無理だ……あまり声が出せそうにない。   (2019/3/24 19:24:55)

花粉……待て、俺今なんてこと   (2019/3/24 19:25:39)

花粉アヤメ「私はいつだって飲める。   (2019/3/24 19:25:59)

花粉…………は?   (2019/3/24 19:26:08)

花粉前にも言ったでしょ。お父さんは私に構ってくれないし、お母さんは死んじゃってるって。   (2019/3/24 19:26:34)

花粉私は、誰か人を救えたらそれでいい。誰かを救いたいそれが私の夢……   (2019/3/24 19:27:11)

花粉自分の体はどうなったっていいんだよ…」   (2019/3/24 19:27:32)

花粉そいつはもう涙を流していなかった。   (2019/3/24 19:27:52)

花粉「(なんだ……結局は   (2019/3/24 19:28:17)

花粉どっちも寂しくて狂ってたのか…)」   (2019/3/24 19:28:34)

花粉________   (2019/3/24 19:28:43)

花粉(前編・完)   (2019/3/24 19:29:04)

花粉   (2019/3/24 19:29:06)

花粉(後編の方がうまく描けそう…^^(()   (2019/3/24 19:29:18)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/24 19:29:21)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/25 07:19:19)

花粉【お父さん(?)】   (2019/3/25 07:19:37)

花粉   (2019/3/25 07:19:41)

花粉「・・・」   (2019/3/25 07:19:46)

花粉ゆづる「 」(微笑む)   (2019/3/25 07:20:05)

花粉………いや、誰よこの人…   (2019/3/25 07:20:20)

花粉ねえねは彼氏いるし普段あんまり外に出ないはずよね…友達…???   (2019/3/25 07:21:31)

花粉「………あの   (2019/3/25 07:21:52)

花粉ガラッ   (2019/3/25 07:21:55)

花粉イチ「…あ、まつり、来てくれたんだな」   (2019/3/25 07:22:24)

花粉ねえねがいつもより少し上機嫌なように見える。   (2019/3/25 07:22:45)

花粉ねえねがお茶をその男に差し出す。   (2019/3/25 07:23:35)

花粉ゆづる「おや…イチ、ありがとうございます」   (2019/3/25 07:24:16)

花粉はあ!?呼び捨て!?   (2019/3/25 07:24:39)

花粉えっそんな親しいわけ?は…?   (2019/3/25 07:25:01)

花粉イチ「…でもなんでいきなりここに来たんですか…   (2019/3/25 07:25:34)

花粉父さん。」   (2019/3/25 07:26:16)

花粉………え?   (2019/3/25 07:26:28)

花粉えっ今なんて??父さん??   (2019/3/25 07:26:53)

花粉ゆづるはこっちに視線を向けたと思うとくす、と笑った。   (2019/3/25 07:27:25)

花粉ゆづる「こらこらイチ、父さんっていって妹さんがびっくりしてしまっているようですよ」   (2019/3/25 07:28:13)

花粉その笑い方は女みたいだった。   (2019/3/25 07:28:42)

花粉イチ「え?あ、そっか知らなかったんだな…」   (2019/3/25 07:29:24)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/25 07:29:39)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/25 18:52:50)

花粉イチ「えーっと…まあ血は繋がってないんだけど…拾い親っていうのか?そういう関係だ。」   (2019/3/25 18:53:30)

花粉……初耳だわ…   (2019/3/25 18:54:07)

花粉というか随分女みたいな見た目してるのね…肌白くて髪も綺麗で…   (2019/3/25 18:54:44)

花粉ゆづる「……あ、一応ですが私は4000歳ですよ(^^)」   (2019/3/25 18:55:12)

花粉「はあっ!?」   (2019/3/25 18:55:27)

花粉はーこの人が…せ、せん………   (2019/3/25 18:55:43)

花粉(はーってなんやねん)   (2019/3/25 18:55:54)

花粉「イチ「…嘘をつくんじゃない……まつり、この人は900歳だ。」   (2019/3/25 18:56:21)

花粉いやそれでも凄いと思うんだけど………!?   (2019/3/25 18:56:33)

花粉この人人間じゃないの…?   (2019/3/25 18:56:41)

花粉ゆづる「ええ。私は不老不死(仮)ですからね。」   (2019/3/25 18:58:17)

花粉「……こ、心読めるんですか…」「おや、当たっていましたか?適当にいっただけです^^」   (2019/3/25 18:59:37)

花粉…なっなんかすごい心が読めない人だな…   (2019/3/25 18:59:57)

花粉本当に笑う時に口を抑えたりするのも女みたい…(・-・:)   (2019/3/25 19:01:14)

花粉イチ「この人には、私が小さい頃に世話になったんだ。前に話した、アヤメの旧友の…   (2019/3/25 19:02:39)

花粉「?……あぁー!!思い出した!!」   (2019/3/25 19:03:05)

花粉嘘をつくのが得意って聞いてたけど、こういうことか……   (2019/3/25 19:03:26)

花粉(雑な終わり)   (2019/3/25 19:04:11)

花粉   (2019/3/25 19:04:14)

花粉(蓮の過去を描きたくて強制終了(()   (2019/3/25 19:04:33)

花粉   (2019/3/25 19:04:59)

花粉【強く、脆く。】   (2019/3/25 19:06:05)

花粉   (2019/3/25 19:06:07)

花粉小さい頃から、親という存在についてよく知らなかった。   (2019/3/25 19:06:31)

花粉母親は日本人、父親は中国人。そして、父は国の城を守る兵隊の総長だったそうだ。知っているのはそれだけ。   (2019/3/25 19:08:08)

花粉産まれてからずっと孤児院に入れられてたから、意識がはっきりした頃には子供達が住む''檻の家''に住んでいた。   (2019/3/25 19:09:26)

花粉   (2019/3/25 19:10:11)

花粉そこである日、俺はある男に買われたのだ。   (2019/3/25 19:10:39)

花粉   (2019/3/25 19:10:41)

花粉ガタッ!!   (2019/3/25 19:11:39)

花粉「ッ……………」   (2019/3/25 19:11:48)

花粉薄暗く檻のような部屋に投げ込まれ、壁にぶつかった拍子に上からダンボールが落ちてきた。   (2019/3/25 19:13:24)

花粉背中を強くぶつけたが、俺はあまり痛みを感じなかった。   (2019/3/25 19:13:57)

花粉男「今日からお前は一生ここで働け。」   (2019/3/25 19:14:56)

花粉そう冷たく低い声でいい、そいつは戸を閉めた。   (2019/3/25 19:15:26)

花粉「(…………一生だ…?馬鹿言うんじゃねえや。俺はあいつのためにいつか逃げ出すって決めてんだ。)」   (2019/3/25 19:16:27)

花粉あいつ、というのは孤児院で俺と唯一戦えた、すげーイラつく女だった。   (2019/3/25 19:17:05)

花粉か弱そうなくせに力が馬鹿みたいに強かった。   (2019/3/25 19:17:22)

花粉…俺は、戸についている小さな窓から見える景色を見る。   (2019/3/25 19:18:59)

花粉馬鹿でかいシャンデリアが上に吊るされ、その下では豪華な服を着たやつらがよくわかんないやつで、札束や金を賭けている。   (2019/3/25 19:21:03)

花粉「………………気持ち悪ィ」   (2019/3/25 19:22:08)

花粉   (2019/3/25 19:22:14)

花粉(一旦終わります)   (2019/3/25 19:22:32)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/25 19:22:35)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/26 19:48:47)

花粉これからまたゆづるの過去、後編を始めます^^   (2019/3/26 19:49:14)

花粉   (2019/3/26 19:49:16)

花粉【見上げた先の星達へ】   (2019/3/26 19:51:17)

花粉   (2019/3/26 19:51:27)

花粉壱.霞草   (2019/3/26 19:54:49)

花粉外で雨の降る音が聞こえてくる、午後2時。   (2019/3/26 19:55:37)

花粉雨といっても小雨であり、庭のたくさんの赤い椿の花弁からは、雫が次々に零れ落ちていた。   (2019/3/26 19:57:29)

花粉その中自分は、家の茶室で茶を飲んでいた。   (2019/3/26 19:58:21)

花粉こんな日に、外に出る人は少ないだろう。   (2019/3/26 19:58:40)

花粉でも、一人、俺はそうでない人を知っている。   (2019/3/26 19:58:57)

花粉ダッダッダッ__   (2019/3/26 19:59:09)

花粉アヤメ「ゆづるー!!猫!!猫来たー!!!」   (2019/3/26 19:59:27)

花粉…この馬鹿女だ。   (2019/3/26 19:59:46)

花粉「…アヤメ、お前一応女で巫女だろう……雨が降っているときくらいはじっとしていたらどうですか…」   (2019/3/26 20:00:32)

花粉アヤメ「えー行きたい所に行って何が悪いんだよー」   (2019/3/26 20:01:38)

花粉白い頬をぷくーっと子供みたいに膨らませて彼女はそう言った。   (2019/3/26 20:02:40)

花粉彼女が抱いている猫にはタオルを被せてあるくせに、自分は傘すらさしていなくて雨にすごい濡れていた。   (2019/3/26 20:04:31)

花粉「今の時期ダメに決まってるだろ…風邪をひいてしまうし…」   (2019/3/26 20:05:14)

花粉俺は溜息をつき、何か拭くものを持ってくるからそこらへんに座っときなさいと言い、魚の干物とお客用のタオルを持って来た。   (2019/3/26 20:06:13)

花粉俺はもう18歳。華道家になってなぜか賞を取り、昔より安定した暮らしを送れていた。   (2019/3/26 20:07:33)

花粉茶室に戻ると、アヤメは猫を撫でながら椿を見ていた。   (2019/3/26 20:08:58)

花粉「…お前は本当に親切すぎるやつだな。」   (2019/3/26 20:09:31)

花粉そう言い、猫に干物を与え、アヤメにはタオルを手渡した。   (2019/3/26 20:10:00)

花粉アヤメ「いつか妖怪と和解できる時を目指すためには、こういう生き物にも親切にしていかないとなって…そう思ってさ。」   (2019/3/26 20:13:19)

花粉にししっと笑いながら彼女は言った。   (2019/3/26 20:13:42)

花粉「…でも、自分が動けなくなったりしないようにな…俺らは「不老不死」なんだから。普通人が死ぬようなことでも死ねないんだぞ。」   (2019/3/26 20:14:25)

花粉俺らは昔、二人で呪いを解くために不老不死の薬を飲んだ。   (2019/3/26 20:14:46)

花粉アヤメは自分は一生和解するために努力を注いで行くつもりだった。   (2019/3/26 20:15:45)

花粉アヤメ「私はそんなに弱いやつじゃないよ。というか昔だってゆづるの方が気弱だっただろ?」   (2019/3/26 20:16:21)

花粉「……お前が前に狐のための油揚げ落としちゃったのにそのままあげたこと、知ってるんだからな?」   (2019/3/26 20:17:21)

花粉アヤメ「は!?なんd「あれ?適当に言ったんだけどなあ…もしかして本当だったのか〜?」なっ!?」   (2019/3/26 20:18:05)

花粉俺らはもう、昔よりとても仲が良くなっていた。   (2019/3/26 20:20:13)

花粉ここまで嘘を言い合ったりできるくらいに。   (2019/3/26 20:20:21)

花粉…だから、俺はとても幸せだった。   (2019/3/26 20:20:44)

花粉   (2019/3/26 20:20:46)

花粉_______   (2019/3/26 20:21:05)

花粉________だれか_____助けて。   (2019/3/26 20:21:18)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/26 20:21:35)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/26 20:22:15)

花粉弐.七竈   (2019/3/26 20:23:57)

花粉   (2019/3/26 20:23:59)

花粉あれから秋になり、外では紅葉で山が美しく彩られていた。   (2019/3/26 20:24:32)

花粉…そんな時期に、大変なことが起こってしまったのだ。   (2019/3/26 20:24:56)

花粉「………なあ…   (2019/3/26 20:25:06)

花粉…もしかして、その子…」   (2019/3/26 20:25:16)

花粉アヤメに神社に呼ばれ行ってみると、アヤメの後ろにいたのは鬼の女の子だった。   (2019/3/26 20:25:44)

花粉赤い髪で、光を失った青い瞳をしていた。   (2019/3/26 20:26:05)

花粉アヤメ「………イチ、ちょっと裏の掃除をして来てくれるか?ちょっとこいつと話をするから…」   (2019/3/26 20:26:34)

花粉アヤメがそういうと鬼の女の子はコクリと頷き、たたたっと神社の裏の方に走って行った。   (2019/3/26 20:27:15)

花粉俺とアヤメは神社の縁側に座る。   (2019/3/26 20:27:36)

花粉「…………夢への一歩を、踏み出したのか。」   (2019/3/26 20:28:02)

花粉 静かに俺はそう言った。   (2019/3/26 20:28:09)

花粉彼女が昔から目指す夢。そのための決心を俺は反対するつもりなんてなかったのだ。   (2019/3/26 20:28:28)

花粉アヤメ「……あの子、村の奴らに殺されそうになってた。」   (2019/3/26 20:30:06)

花粉悲しそうでもあり、怒ったようでもあり…アヤメはそんな複雑な顔をしていた。   (2019/3/26 20:30:37)

花粉アヤメ「…あの子は……人の死体から生まれた妖怪だ。元々、里の仕立て屋の娘だったっぽい。…親もいたはずなのに、その親も殺そうとしてた。」   (2019/3/26 20:31:27)

花粉「………」   (2019/3/26 20:31:45)

花粉俺は彼女の話を聞き、少しの間黙っていた。   (2019/3/26 20:32:05)

花粉そして、やっとの思いで口を開く。   (2019/3/26 20:32:21)

花粉「………あの子は、今幸せだろうよ。」   (2019/3/26 20:33:13)

花粉俺はそのまま続ける。   (2019/3/26 20:33:24)

花粉「お前みたいな親切で希望のあるやつに救われて…………俺だって一度救われた身だ。なんとなくわかる。」   (2019/3/26 20:34:11)

花粉実際彼女は、笑顔が太陽みたいだった。   (2019/3/26 20:34:36)

花粉だから、彼女が友達だということがとても嬉しかったのだ。   (2019/3/26 20:35:02)

花粉「だから、ちゃんと愛してやれ。その…イチ…だったよな。その子の母親になれるくらい、たくさん愛情を注げ。」   (2019/3/26 20:36:22)

花粉アヤメ「……にししっ…ありがとう。げんき、でた。」   (2019/3/26 20:37:06)

花粉アヤメは優しく微笑んだ。   (2019/3/26 20:37:19)

花粉…ああ、彼女なら、絶対にできるだろう。   (2019/3/26 20:38:06)

花粉俺はそう思った。   (2019/3/26 20:38:15)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/26 20:38:17)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/26 20:44:17)

花粉おまけ   (2019/3/26 20:44:21)

花粉ゆづる過去小説前編から今までの裏設定だよ!!!((   (2019/3/26 20:44:44)

花粉実はチャプターごとに花の名前をつけてるんですけども、花言葉で決めておりまする。   (2019/3/26 20:45:26)

花粉後編の壱の霞草(カスミソウ)の花言葉は幸福。弐の七竈(ナナカマド)は「懸命」・「私はあなたを見守る」的な…((   (2019/3/26 20:46:44)

花粉2.精神病の姉が隠していた絵   (2019/3/26 20:47:26)

花粉ゆづるの姉は精神病の悪化で自殺をしてしまった、という設定に表向きはなってますん。   (2019/3/26 20:48:05)

花粉でも、姉はゆづるが絵を見つけた同時刻に自殺しましたんぬ…   (2019/3/26 20:49:01)

花粉これが偶然じゃないと考えると、結構裏が考えられるよ…^^   (2019/3/26 20:49:34)

花粉「血が付いてた包丁で写真が切り裂かれていた」という部分です   (2019/3/26 20:50:47)

花粉というか小説本編では血は「血のようなもの」と表現されていますけどね((   (2019/3/26 20:51:49)

花粉精神病の姉はゆづるに世話をされていたので、ゆづるも大変姉に気を使っていました。   (2019/3/26 20:53:11)

花粉だから、姉上自身の血だったとしたら、すぐにバレてしまうでしょう。   (2019/3/26 20:53:50)

花粉ゆづるの血では到底ないし、この二人は排除されます((   (2019/3/26 20:54:11)

花粉なので、画用紙の裏の様子ををもう一度みるとわかるかもしれません。(面倒臭い言い回しすんな)   (2019/3/26 20:54:58)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/26 20:55:59)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/27 17:41:35)

花粉【馬鹿な所、そこが好き。】   (2019/3/27 17:42:21)

花粉   (2019/3/27 17:42:24)

花粉『まつりの踊る姿、俺好きだな。』   (2019/3/27 17:43:28)

花粉そういったあいつといつの間にか親しくなって、高校三年目の幕が閉じようとしていた。   (2019/3/27 17:44:07)

花粉元々、私が急に話しかけられたことが始まりだった。   (2019/3/27 17:45:10)

花粉中学生の頃、私の踊っている姿を目にしていたらしい。   (2019/3/27 17:46:04)

花粉…正直、私はそれが嬉しかった。   (2019/3/27 17:46:38)

花粉   (2019/3/27 17:46:40)

花粉卒業式が終わり、リーペは親がいないしねえねもまだ学校の仕事があって一緒に帰れなかったので、リーペと二人で帰ることになった。   (2019/3/27 17:48:56)

花粉リーペ「今日であの高校が最後って考えると結構寂しいな〜…まつりと一緒に帰るのも…」   (2019/3/27 17:50:46)

花粉笑いながらリーペは言った。   (2019/3/27 17:51:03)

花粉私は寂しい思いを押し殺して、彼に声をかける。   (2019/3/27 17:51:21)

花粉「……あんた、いなくなっちゃうの」   (2019/3/27 17:53:20)

花粉歩いていたはずなのに、気づくと足が止まっていた。   (2019/3/27 17:53:52)

花粉リーペは少し驚いたような顔で振り返った。   (2019/3/27 17:54:24)

花粉目頭が少し熱くなってくるのを感じた。   (2019/3/27 17:56:02)

花粉「…あんただけだった。なんか、他の男友達となんか違った。いなくなるって考えるとすごい苦しくて。」   (2019/3/27 17:57:19)

花粉少しずつ私の目線は下に向いていく。   (2019/3/27 17:57:50)

花粉「あんたが私のことどう思ってるか分かんない。だからずっと隠してた。…今更言う方が困らせちゃうわよね。……ごめん。」   (2019/3/27 17:58:50)

花粉リーベー「…………あのさ……   (2019/3/27 17:59:23)

花粉(待ってリーペだよ)   (2019/3/27 17:59:37)

花粉リーペの足音が少しずつ近づいてくる。   (2019/3/27 17:59:52)

花粉なんて言われるか怖かった。   (2019/3/27 17:59:57)

花粉リーペ「………それ、まつりだけだと思ってる?」   (2019/3/27 18:00:14)

花粉「…………はっ?」   (2019/3/27 18:00:28)

花粉私は予想外の返答に驚いて顔を上げた。   (2019/3/27 18:00:45)

花粉…顔を上げて、失敗したと思った。   (2019/3/27 18:01:52)

花粉顔真っ赤にしたそいつが居たから。   (2019/3/27 18:02:18)

花粉リーペ「………なんで俺が中1の時に声かけたと思ってんの…」   (2019/3/27 18:03:15)

花粉「…え…だって、私の踊る姿見て…」   (2019/3/27 18:04:08)

花粉リーペ「…は!?そこまでは気づいてんの!?」   (2019/3/27 18:04:27)

花粉私はきょとんとして、頭の上に「?」がたくさん浮かび上がっていた。   (2019/3/27 18:05:56)

花粉リーペは顔が真っ赤になったまま片手で顔を隠していた。   (2019/3/27 18:07:40)

花粉すると、いきなり私の腕を引掴んで引っ張って来た。   (2019/3/27 18:10:35)

花粉「え!?……ちょ、どこ行…」   (2019/3/27 18:11:23)

花粉連れてかれた所は私の家の前だった。   (2019/3/27 18:12:22)

花粉リーペ「…流石にあそこでは無理…俺が死ぬ。」   (2019/3/27 18:12:57)

花粉リーペは目を合わせずにそう言った。やっぱりまだ顔は赤かった。   (2019/3/27 18:13:42)

花粉そして、やっとこっちを見た。   (2019/3/27 18:14:10)

花粉リーペ「俺がまつりの踊る姿見て…あー………えーと…………   (2019/3/27 18:14:50)

花粉「…?な、何よ……」   (2019/3/27 18:16:28)

花粉リーペ「………好き」   (2019/3/27 18:20:21)

花粉「………は!?」   (2019/3/27 18:20:30)

花粉リーペ「……だから…中学の時一目惚れしたから声かけたの!!!口調が変わってようが態度が変わってようがなんだろうが!!!俺はまつりに6年間恋してんだよ!!」   (2019/3/27 18:21:56)

花粉…え…なになになに?!   (2019/3/27 18:22:15)

花粉頭の中が真っ白になっていく。   (2019/3/27 18:22:33)

花粉私はもうぽかーんってなってた。   (2019/3/27 18:22:41)

花粉顔はなぜか熱かったけど…   (2019/3/27 18:23:09)

花粉リーペ「俺本当は卒業式の時嫌だったんだからさぁ………というか中学の時にも凹んだし……笑顔作るのもうやめた。」   (2019/3/27 18:24:35)

花粉「!?」   (2019/3/27 18:25:39)

花粉両手を掴まれて、リーペはそのまま続けた。   (2019/3/27 18:26:33)

花粉リーペ「………でさ…さっき言ってたの、どういう意味……?」   (2019/3/27 18:27:54)

花粉「「・・・」」   (2019/3/27 18:28:09)

花粉「…………は…ははっ」   (2019/3/27 18:28:34)

花粉リーペ「えっ…な、なんだよ」   (2019/3/27 18:29:05)

花粉「いや…あんたって意外と可愛いとこあるんだなって…あーおっかし…「やめろやハートブレイクすんぞ思いっきり拗ねるぞ」   (2019/3/27 18:35:40)

花粉涙をポロポロこぼしながら、思いっきり笑った。   (2019/3/27 18:37:21)

花粉「…あんたと同じ。私も惚れてたってわけ。中学の時からずっとね」   (2019/3/27 18:38:43)

花粉リーペ「…そっか…じゃあ…俺が大学に行っても…離れないでいてくれる?」   (2019/3/27 18:40:59)

花粉「……当たり前よ。」   (2019/3/27 18:42:35)

花粉   (2019/3/27 18:42:46)

花粉おまけ【高1~3の二人の様子】   (2019/3/27 18:43:29)

花粉   (2019/3/27 18:43:32)

花粉「………」   (2019/3/27 18:44:51)

花粉いや、たしかに俺、弟に用事あるって言ったよ。   (2019/3/27 18:45:13)

花粉そしたらなんかまつりも帰りの電車に乗ってたよ。なんかイチ先生のお父さんに用事あったからっぽいけどさ。   (2019/3/27 18:46:16)

花粉まつり「Zzzz…………」   (2019/3/27 18:46:30)

花粉…………なんでここで寝るかな   (2019/3/27 18:46:58)

花粉いやもう動けないしさ…でもめっちゃ恥ずいんだけど…俺の気持ち分かんないからってこういう風になんなってもう(´・ω・`)   (2019/3/27 18:47:31)

花粉好きな人にこういうことやられた時の破壊力って高いんだ………   (2019/3/27 18:47:52)

花粉な…………   (2019/3/27 18:47:57)

花粉パシャッ   (2019/3/27 18:48:05)

花粉「・・・」   (2019/3/27 18:48:11)

花粉蓮「・・・」   (2019/3/27 18:48:47)

花粉「・・・あの、蓮k「大丈夫っすよ先輩。あんたの姉さんに見せとくだけっすから。」   (2019/3/27 18:50:17)

花粉・・・   (2019/3/27 18:50:39)

花粉(☆翌日、まつり以外のクラス全員がそのことを知った。リーペは不登校にでもなってやろうかと1日思った。)   (2019/3/27 18:51:31)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/27 18:51:35)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/28 12:09:41)

花粉参.青蝦夷菊   (2019/3/28 12:11:40)

花粉   (2019/3/28 12:11:44)

花粉「先生に、○○町で仕事を行っていただきたいのですが………」   (2019/3/28 12:13:07)

花粉都から来た男が俺に言う。   (2019/3/28 12:13:53)

花粉俺の作品が、偉い人の目に止まったらしい。   (2019/3/28 12:14:25)

花粉………でよ、俺はそんなかしこまった所には行きたくなかった。   (2019/3/28 12:14:59)

花粉(でよってなんやでもや)   (2019/3/28 12:15:18)

花粉「………申し訳ないのですが、私、今度別の町に行く予定でして………」   (2019/3/28 12:16:05)

花粉''一人称''を変えて嘘をつく。   (2019/3/28 12:16:24)

花粉このところずっとそうだった。   (2019/3/28 12:16:38)

花粉その度に、たった一人の友達がどれだけ大切なものか。それを実感させられた。   (2019/3/28 12:17:06)

花粉都から来た男は、俺に礼をして帰っていった。   (2019/3/28 12:17:38)

花粉「(………お茶、冷めてしまったな。)」   (2019/3/28 12:18:12)

花粉相手用と自分用に茶を注いでいたが、自分は結局飲んでいなかったのだ。   (2019/3/28 12:18:58)

花粉…………   (2019/3/28 12:19:38)

花粉「…いや、やはり里に出るか。」   (2019/3/28 12:19:52)

花粉   (2019/3/28 12:19:55)

花粉里といっても、人が多く集まってるところは極力避けて歩いた。   (2019/3/28 12:20:58)

花粉…また猫を連れて来るかもしれないし、一応魚も買っておくか。   (2019/3/28 12:22:51)

花粉昔はとても高価なものだと思っていた魚が手軽に買えるようになり、嬉しかった。   (2019/3/28 12:23:20)

花粉そんなことを考えながら里の市で立ち止まる。   (2019/3/28 12:25:33)

花粉その時だった。   (2019/3/28 12:25:38)

花粉「あの時の鬼はどうなったんだ。」   (2019/3/28 12:27:07)

花粉「・・・」   (2019/3/28 12:27:19)

花粉後ろでの複数人の話し声に、つい手を止めてしまった。   (2019/3/28 12:27:53)

花粉「ちゃんとあの若い巫女が殺したんだろう?骨はちゃんと閉じ込めたんだろうな   (2019/3/28 12:29:16)

花粉「でも、あいつ………●●●●の娘らしいじゃないか。やっぱオレたちで…」   (2019/3/28 12:30:32)

花粉「あ?あの巫女●●●●の娘なのか?あの妖怪と和解しようとした馬鹿みたいな女の?」   (2019/3/28 12:31:36)

花粉「…ああ……結局、俺らのとっつぁんとおっかさんに神社ごと潰されてなくなったけどな。」   (2019/3/28 12:32:29)

花粉(………は?)   (2019/3/28 12:32:53)

花粉なんだ、それ。   (2019/3/28 12:33:01)

花粉「あの巫女、まだ若いように見えたけどな…肌なんかガキみてえに綺麗だったじゃねえか。」   (2019/3/28 12:35:27)

花粉「…●●●●もだったな。でもあの女も本当ばかなもんだよなぁ。あれは二人で飲んだらどっちか血が少なくなっちまうのに。」   (2019/3/28 12:37:35)

花粉「……それって、あの山の奥にある''長生''の薬じゃねえかい?」   (2019/3/28 12:38:14)

花粉…………どっちか   (2019/3/28 12:38:30)

花粉血が…少なくなる………?しかも長生って   (2019/3/28 12:38:49)

花粉それに、アヤメの母さんって…自分から町を出てったんじゃ   (2019/3/28 12:39:28)

花粉頭の中がぐるぐるになっていく。   (2019/3/28 12:39:42)

花粉さっさとその場を立ち去ってしまおうと思った。   (2019/3/28 12:41:01)

花粉「それにあの薬、二人飲む時に最初に飲んだやつは何千倍も生きられるんだろ?」   (2019/3/28 12:42:34)

花粉「あー、まあ不老不死っぽくはなるな。…最後に飲んだやつはすごい弱くなるけどねぃ」   (2019/3/28 12:43:12)

花粉・・・   (2019/3/28 12:43:26)

花粉微かに、一緒に薬を飲んだ時の記憶が蘇る。   (2019/3/28 12:44:05)

花粉………最初に飲んだのは…   (2019/3/28 12:44:19)

花粉_________''俺''だった。   (2019/3/28 12:44:31)

花粉じゃあ、あいつ、俺に   (2019/3/28 12:45:07)

花粉……嘘、ついたのか   (2019/3/28 12:45:19)

花粉   (2019/3/28 12:45:35)

花粉カランッ   (2019/3/28 12:46:04)

花粉アヤメ「お、そっちから来るなんて珍しいな!しかも今日500円……えっ千円巻かれてる!?」   (2019/3/28 12:47:16)

花粉「今日随分と親切だな〜一体どう……し…?」   (2019/3/28 12:48:49)

花粉「・・・」   (2019/3/28 12:49:26)

花粉アヤメ「……なあ、なんかあったのか?いきなり肩掴んで……イチも今寝てるs「逃げろ」   (2019/3/28 12:50:51)

花粉「……………は?」   (2019/3/28 12:51:14)

花粉震えた声で俺は言う。   (2019/3/28 12:52:37)

花粉とにかく、伝えないといけない   (2019/3/28 12:52:52)

花粉「…その子を守っていることがバレたら………お前が殺される…」   (2019/3/28 12:53:51)

花粉声がだんだん訴えかけるようになっていく。   (2019/3/28 12:54:27)

花粉「里の奴らが話してた。………お前、俺に嘘ついたんだろ…」   (2019/3/28 12:55:01)

花粉「・・・」   (2019/3/28 12:56:00)

花粉「知ってたんだろ。お前が長生人になったりしないこと。だから''後''に飲んだんだろ?」   (2019/3/28 12:57:03)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、花粉さんが自動退室しました。  (2019/3/28 14:20:33)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/28 17:31:22)

花粉「…お前は優しすぎる…………お前が死んだら…殺されたら………俺…………」   (2019/3/28 17:32:25)

花粉アヤメ「・・・   (2019/3/28 17:32:48)

花粉ねえ、ゆづる」   (2019/3/28 17:34:35)

花粉「!」   (2019/3/28 17:35:30)

花粉アヤメは_____泣いていた。   (2019/3/28 17:37:07)

花粉「……ごめん…そんなつもりじゃ………」   (2019/3/28 17:37:27)

花粉でも_____   (2019/3/28 17:38:15)

花粉____彼女は、泣きながら笑っていたと言うことに気がついた。   (2019/3/28 17:38:34)

花粉アヤメ「…私たち、名前呼びあったり、冗談言い合ったり…相談しあったり。   (2019/3/28 17:39:56)

花粉そういうこと話せるようになったんだな………」   (2019/3/28 17:40:07)

花粉「……私、ゆづるの気持ち嬉しい。人に心配されるの……初めてだったから。」   (2019/3/28 17:41:14)

花粉………   (2019/3/28 17:41:53)

花粉アヤメ「…でも、嘘ついてごめんね………あんたのために、なりたかったこともあるけど………私が、嬉しかったからでも、あったんだ。」   (2019/3/28 17:43:27)

花粉「……本当にごめん。ただ…………   (2019/3/28 17:44:24)

花粉ゆづるだけはにげないで。」   (2019/3/28 17:44:37)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/28 17:44:42)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/28 19:16:34)

花粉その目は真剣だった。   (2019/3/28 19:16:53)

花粉なにかずっと先にあるものを、まっすぐ見つめるように。   (2019/3/28 19:17:21)

花粉アヤメ「私、ここに残る。イチを…最後まで守り抜かなきゃいけないから…   (2019/3/28 19:18:27)

花粉……私は''血''で戦うんじゃない。''心''で戦ってみせる。」   (2019/3/28 19:18:55)

花粉……普通なら、何が何でも止めるものだろう。   (2019/3/28 19:20:44)

花粉でも、俺は止められなかった。   (2019/3/28 19:21:53)

花粉いや、止めなかったの方が正しいか。   (2019/3/28 19:22:01)

花粉アヤメ「……でも、ゆづる。一つね………お願いがあるの。」   (2019/3/28 19:23:42)

花粉「……なに?」   (2019/3/28 19:23:56)

花粉アヤメ「……あのね…   (2019/3/28 19:24:17)

花粉   (2019/3/28 19:24:24)

花粉式.一輪刺せば心成り   (2019/3/28 19:26:53)

花粉   (2019/3/28 19:26:59)

花粉『○▼神社ノ巫女 討伐終了ナリ。』   (2019/3/28 19:29:09)

花粉街の警察からの連絡だった。   (2019/3/28 19:29:28)

花粉……どこにもその鬼の遺体は見つからなかったそうだ。   (2019/3/28 19:30:31)

花粉……当たり前だろう。   (2019/3/28 19:30:39)

花粉その鬼は、ここにいたのだから。   (2019/3/28 19:30:51)

花粉といっても、もう2年前に別の国へ行ったそうだが。   (2019/3/28 19:31:13)

花粉そこで、自分と似た鬼の女の子を救ったそうだ。   (2019/3/28 19:31:35)

花粉「……やはり、心は繋がるものですね。」   (2019/3/28 19:31:58)

花粉そういえば、イチが一度話してくれたことがある。   (2019/3/28 19:32:14)

花粉大切なものを守る時、心の剣で戦えと言われたと。   (2019/3/28 19:32:35)

花粉…アヤメの私が聞いた最後の言葉とほぼ一緒だった。   (2019/3/28 19:33:01)

花粉やはり、アヤメは「育て親」としての役目をしっかり果たせたんだな…   (2019/3/28 19:50:37)

花粉すこし心配になった時もあった。でも、彼女の心は強かった。   (2019/3/28 19:51:23)

花粉「………俺もここから出ていくべきか。」   (2019/3/28 19:51:57)

花粉実際、イチには誘われていた。   (2019/3/28 19:52:20)

花粉アヤメに頼まれて育ててきたのもあったのかもしれない。でも、イチと過ごして、すこし暖かさを感じた。   (2019/3/28 19:54:03)

花粉この町には姉上とアヤメとの思い出もある。でよ、よく考えたらアヤメにも言われていたことだったのだ。   (2019/3/28 19:54:43)

花粉『ゆづるだけは、にげないで。」   (2019/3/28 19:55:03)

花粉あの言葉はきっとそういうことだったのだろう。   (2019/3/28 19:55:16)

花粉俺は、イチに電話をかける。   (2019/3/28 19:55:42)

花粉「………もしもし。久しぶりですね。いつも手紙でしたから…実は私………」   (2019/3/28 19:56:16)

花粉   (2019/3/28 19:56:23)

花粉………今日も、外は太陽で照らされている。   (2019/3/28 19:57:38)

花粉その空のように、俺の心は明るいままだ。   (2019/3/28 19:57:54)

花粉-終-   (2019/3/28 19:58:00)

花粉   (2019/3/28 19:58:03)

花粉(最後の言葉と前編の最初の言葉見てみてね…^_^((()   (2019/3/28 19:58:24)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/28 19:58:29)

おしらせ花粉さんが入室しました♪  (2019/3/29 17:01:13)

花粉【帰ってきた彼女が大人になってました】   (2019/3/29 17:02:18)

花粉   (2019/3/29 17:02:20)

花粉一度この国を出て、私は今日帰ってきた。   (2019/3/29 17:03:05)

花粉おかっぱだった髪も肩より少しのびて、邪魔だったから一つに結った。   (2019/3/29 17:04:24)

花粉多分見た目は18歳位じゃないかな。   (2019/3/29 17:05:20)

花粉…人間年齢は20歳だけど。   (2019/3/29 17:05:32)

花粉久しぶりに来た国を飛んでいると、昔によく来ていた家を見つけた。   (2019/3/29 17:07:47)

花粉あいつに送ろうとした手紙、結局捨てちゃったんだよね………   (2019/3/29 17:08:47)

花粉そう思いながら、私は窓から覗き込もうとした。   (2019/3/29 17:09:57)

花粉・・・   (2019/3/29 17:10:01)

花粉・・・・あ!?   (2019/3/29 17:10:42)

花粉   (2019/3/29 17:10:45)

花粉リーペ「…いや……あのさ……   (2019/3/29 17:11:03)

花粉なんでいきなり家に突撃して来たよ…なんで壁壊した………」   (2019/3/29 17:11:23)

花粉「・・・体が勝手に?「ちょっと何横向いてんの(・-・#)」   (2019/3/29 17:12:25)

花粉……なんでこいつが手紙持ってんの…   (2019/3/29 17:13:18)

花粉なぜか持ってて開く寸前だったから急いで突撃しちゃったけど…私捨ててなかったっけ…?   (2019/3/29 17:14:00)

花粉リーペ「・・・まあいいけどね。彼女が帰って来てくれたことには変わりないし」   (2019/3/29 17:16:43)

花粉「……………は?」   (2019/3/29 17:17:55)

花粉「ん?」「…いやあたし達いつから付き合ってたの」   (2019/3/29 17:18:14)

花粉「………は??」   (2019/3/29 17:18:23)

花粉えっあたし達付き合………え?   (2019/3/29 17:18:52)

花粉リーぺ「いや俺告白したじゃん」   (2019/3/29 17:20:13)

花粉「・・・え、いつ」   (2019/3/29 17:20:35)

花粉リーペ「まつりが行く前……俺好きっていったけど…」   (2019/3/29 17:21:57)

花粉…あ、そっかあたし嬉しすぎて一回別の国着いてから気絶したんだった……(((   (2019/3/29 17:22:53)

花粉リーペ「…それに、返事もちゃんともらったからね。」   (2019/3/29 17:23:13)

花粉「え?私返事は何も…!?」   (2019/3/29 17:23:29)

花粉リーペはさっきの手紙をまだ持っていた。   (2019/3/29 17:23:49)

花粉…あの手紙は告白内容が書かれていた。だから捨てたはずなのにあって焦ったのだ。   (2019/3/29 17:24:27)

花粉一旦終わる((   (2019/3/29 17:24:53)

おしらせ花粉さんが退室しました。  (2019/3/29 17:24:55)

おしらせかま。さんが入室しました♪  (2019/3/31 10:11:19)

かま。【戦友】   (2019/3/31 10:11:29)

かま。   (2019/3/31 10:11:33)

かま。俺は、その国で最強の男と美しいと評判だった女の間に生まれた。   (2019/3/31 10:12:31)

かま。男は中国人、女は日本人。   (2019/3/31 10:13:56)

かま。俺がその二人について知っているのは、それだけだった。   (2019/3/31 10:15:05)

かま。3歳の時にはもう既に、孤児院の中にいたから。   (2019/3/31 10:15:34)

かま。   (2019/3/31 10:15:41)

かま。気づけば俺は最年長になっていた。   (2019/3/31 10:16:04)

かま。掃除も勉強もシスターの手伝いだってなんでもできた。   (2019/3/31 10:16:38)

かま。…でも、感情は無くなった。   (2019/3/31 10:16:53)

かま。(一旦終わる   (2019/3/31 10:17:23)

おしらせかま。さんが退室しました。  (2019/3/31 10:17:26)

おしらせかま。さんが入室しました♪  (2019/3/31 16:13:15)

かま。そんな時に来たのが…   (2019/3/31 16:13:30)

おしらせsexyさんが入室しました♪  (2019/3/31 16:14:48)

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おしらせsexyさんが退室しました。  (2019/3/31 16:14:56)

かま。(????)   (2019/3/31 16:16:18)

かま。(………まずいいわ)   (2019/3/31 16:16:31)

かま。(これ削除方法とかあるんか?)   (2019/3/31 16:16:43)

かま。(適当に空白で流しときゃいい系?)   (2019/3/31 16:17:10)

かま。(よし空白で流してもう一回…((手間かかる)   (2019/3/31 16:17:36)

かま。   (2019/3/31 16:17:39)

かま。   (2019/3/31 16:17:41)

かま。   (2019/3/31 16:17:43)

かま。   (2019/3/31 16:17:45)

かま。   (2019/3/31 16:17:54)

かま。   (2019/3/31 16:17:57)

かま。   (2019/3/31 16:17:59)

かま。   (2019/3/31 16:18:01)

かま。   (2019/3/31 16:18:03)

かま。   (2019/3/31 16:18:05)

かま。   (2019/3/31 16:18:11)

かま。   (2019/3/31 16:18:12)

かま。   (2019/3/31 16:18:14)

かま。   (2019/3/31 16:18:16)

かま。   (2019/3/31 16:18:18)

かま。   (2019/3/31 16:18:20)

かま。   (2019/3/31 16:18:21)

おしらせかま。さんが部屋から追い出されました。  (2019/3/31 16:18:23)

おしらせかま。さんが入室しました♪  (2019/3/31 22:44:31)

かま。最初からやるしかねえよな…((   (2019/3/31 22:44:43)

かま。   (2019/3/31 22:44:49)

かま。【戦友】   (2019/3/31 22:44:58)

かま。   (2019/3/31 22:45:02)

かま。俺は、その国で最強の男と美しいと評判だった女の間に生まれた。   (2019/3/31 22:45:33)

2019年03月20日 15時32分 ~ 2019年03月31日 22時45分 の過去ログ
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