ミナコイチャット

「ディーアンシーの心臓は-過去系小説-」の過去ログ

現在のルーム
過去ログ一覧
タグ 変な国


2019年05月17日 20時08分 ~ 2019年06月17日 20時25分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

マツダおばさんイチ「ああ、まつり、おはよう。もう学校行けるか?」   (2019/5/17 20:08:04)

マツダおばさん「うん、全然元気だよ!ありがとうねえね!行って来まーす!」   (2019/5/17 20:08:44)

マツダおばさん私は玄関から外へ出た。   (2019/5/17 20:08:55)

マツダおばさん   (2019/5/17 20:09:37)

マツダおばさん「(………あんまりリーペと話せなかったな)」   (2019/5/17 20:09:54)

マツダおばさん帰り道、人が少ない道を歩きながら考えていた。   (2019/5/17 20:10:03)

マツダおばさん(何ヶ月かじゃねえや、何日だ)   (2019/5/17 20:10:36)

マツダおばさん最近、リーペと目を合わせるのが辛くなってしまったのだ。   (2019/5/17 20:12:20)

マツダおばさんなのに、この一週間風邪もひいてたし…さらに合わせづらくなってしまった。   (2019/5/17 20:12:37)

マツダおばさん大好きなのに……こんな体じゃなかったら。   (2019/5/17 20:12:57)

マツダおばさんその時だった。   (2019/5/17 20:14:07)

マツダおばさんいきなり知らない人に腕を掴まれた。   (2019/5/17 20:14:17)

マツダおばさん「!?な、何…?離してよ…!」   (2019/5/17 20:14:40)

マツダおばさん私は一生懸命腕を振りほどこうとした。   (2019/5/17 20:14:49)

マツダおばさんなのに、そいつの力は私より強かった。   (2019/5/17 20:15:07)

マツダおばさん多分、他校のやつだと思う。   (2019/5/17 20:15:51)

マツダおばさん男「お前、丗裟楽薔だろ?前々から結構良いつらしてんなって思ってたんだよ。ちょっとこっち来てくんね?」   (2019/5/17 20:17:21)

マツダおばさん「は!?何…!?」   (2019/5/17 20:17:30)

マツダおばさん生憎、周りに人はいなかった。   (2019/5/17 20:17:48)

マツダおばさん私は路地裏に連れていかれそうになった。   (2019/5/17 20:18:01)

マツダおばさん「(う''…もうやだ……)」   (2019/5/17 20:18:14)

マツダおばさん   (2019/5/17 20:18:19)

マツダおばさん男「あ?」   (2019/5/17 20:18:33)

マツダおばさんリーペ「…お兄さん、何してんの。」   (2019/5/17 20:18:45)

マツダおばさん「!」   (2019/5/17 20:18:56)

マツダおばさんリーペ「その子俺の彼女だから。…あんたみたいなやつに傷つけられたら困るんだよね。どっか行ってよ。」   (2019/5/17 20:19:31)

マツダおばさん私はリーペが来たことに驚きすぎて固まっていた。   (2019/5/17 20:19:52)

マツダおばさんただ、リーペのいつもより低い声と男への眼で、「なんでこんなにキレてるの」と思った。   (2019/5/17 20:20:53)

マツダおばさんだって、自分のことはもう嫌いになっていると思っていたから。   (2019/5/17 20:21:05)

マツダおばさん固まっている私の腕から男の腕を離し、リーペは私の肩を掴んだ。   (2019/5/17 20:21:34)

マツダおばさんリーペ「お兄さん、○○高校の人だよね。最近言われてる危険人物ってあんたでしょ?…一応俺、科学者だからさ。   (2019/5/17 20:22:39)

マツダおばさん……黒魔術で人に暴力振るうあんたなんかに負けるわけねえだろ。」   (2019/5/17 20:23:07)

マツダおばさん男の顔は青ざめていた。   (2019/5/17 20:23:35)

マツダおばさんリーペの顔は今まで見たことがないくらい怖かった。   (2019/5/17 20:23:54)

マツダおばさんただ、私の肩を掴んでいるリーペの手は、いつものような優しさがこもっていると感じた。   (2019/5/17 20:24:23)

マツダおばさんリーペ「・・・ごめん、まつり。ちょっとびっくりするかもしれないけど許してね。」   (2019/5/17 20:25:20)

マツダおばさん「え?」   (2019/5/17 20:25:26)

マツダおばさんバン__‼︎   (2019/5/17 20:26:01)

マツダおばさん大きな音と同時に、周辺に白い煙が出てきはじめた。   (2019/5/17 20:26:31)

マツダおばさん周りが見えなくなって混乱している男の声が聞こえた。   (2019/5/17 20:26:55)

マツダおばさん同じく混乱していた私だが、いきなりリーペに手を引っ張られてそのまま走っていった。   (2019/5/17 20:27:48)

マツダおばさん   (2019/5/17 20:28:00)

マツダおばさんリーペ「はい、まつり。水でよかった?」   (2019/5/17 20:28:25)

マツダおばさん「!…うん」   (2019/5/17 20:28:34)

マツダおばさん公園のベンチに座っていた私にリーペは水の入ったペッボトルを差し出した。   (2019/5/17 20:28:59)

マツダおばさん(ペットボトル(()   (2019/5/17 20:29:04)

マツダおばさんいつもの優しい笑顔と優しい声だった。   (2019/5/17 20:29:48)

マツダおばさんリーペは私の隣に座って、お茶を飲みはじめた。   (2019/5/17 20:30:05)

マツダおばさん私は恐る恐る聞いた。   (2019/5/17 20:30:10)

マツダおばさん「…あのさ   (2019/5/17 20:30:17)

マツダおばさんなんで私のこと助けてくれたの。」   (2019/5/17 20:31:29)

マツダおばさん少しの間沈黙が続いた。   (2019/5/17 20:31:43)

マツダおばさんリーペはお茶を飲もうとした手を止めてこっちを見ていた。   (2019/5/17 20:32:10)

マツダおばさん「だって…私あんたのこと避けちゃってたんだよ。だから、嫌いになってるって思ってたのに。   (2019/5/17 20:32:31)

マツダおばさん………私、あんたのこと好きだったの。告白される前からずっと。でも……病気持ってて……あんたに迷惑かけたくなかった……」   (2019/5/17 20:33:34)

マツダおばさん前に出てこなかった涙が、ぽろぽろと零れ落ちてきた。   (2019/5/17 20:33:52)

マツダおばさん「なのに、『友達でいたい』だなんて、わがままなこと言って…本当にあんたとは友達には戻れないって、そう思ってたのに…」   (2019/5/17 20:34:31)

マツダおばさんリーペ「・・・」   (2019/5/17 20:34:44)

マツダおばさんぽすっ   (2019/5/17 20:34:58)

マツダおばさん「!?」   (2019/5/17 20:35:01)

マツダおばさんリーペ「何言ってんのさまつり。俺がまつりのこと嫌うわけないし、今だってずっと好きだよ。というかずっとそんなこと考えてたのー!?」   (2019/5/17 20:35:38)

マツダおばさん私の頭に手を乗せて、リーペはそう言った。   (2019/5/17 20:35:58)

マツダおばさん「……だって、好きな人には迷惑かけたくなかったし…」   (2019/5/17 20:36:20)

マツダおばさんリーペ「そういうのはさ……俺らで分け合ったほうが、ずっと良いと思うんだ。」   (2019/5/17 20:36:48)

マツダおばさん私ははっとした。   (2019/5/17 20:36:59)

マツダおばさん涙がこぼれ落ちてくる目で、リーペを見た。   (2019/5/17 20:37:14)

マツダおばさんリーペ「俺、まつりが一人で苦しんでるところなんか見たくない。だって、そんなの俺が泣きたくなっちゃうよ。」   (2019/5/17 20:38:30)

マツダおばさんまつり「・・・」   (2019/5/17 20:38:42)

マツダおばさんまつり「ぅう〜……」   (2019/5/17 20:38:56)

マツダおばさんリーペ「あーほらせっかく可愛い顔なのnうわっ!?」   (2019/5/17 20:39:27)

マツダおばさん私は泣きじゃくってリーペに抱きついていた。   (2019/5/17 20:39:45)

マツダおばさんまつり「ごめんっごめんリーペ…うぅ……ありがとう…大好き……   (2019/5/17 20:40:28)

マツダおばさんうぅ…うぁあぁ……」「・・・」   (2019/5/17 20:40:59)

マツダおばさんリーペ「・・・ふふっ」   (2019/5/17 20:41:11)

マツダおばさんぎゅっ   (2019/5/17 20:41:17)

マツダおばさんリーペ「大丈夫だよまつりちゃん…これからはずっと二人だから。   (2019/5/17 20:42:02)

マツダおばさん…俺も大好き!」   (2019/5/17 20:42:16)

マツダおばさん-終-   (2019/5/17 20:42:20)

マツダおばさん 学パロ書きたかった(言い訳   (2019/5/17 20:42:27)

おしらせマツダおばさんさんが退室しました。  (2019/5/17 20:42:29)

おしらせNo.000さんが入室しました♪  (2019/5/19 10:03:00)

No.000【いつもの喧嘩】   (2019/5/19 10:03:11)

No.000   (2019/5/19 10:03:13)

No.000「・・・おい、お前それ…」   (2019/5/19 10:04:23)

No.000ミル「?何」   (2019/5/19 10:04:37)

No.000(あっ今日はセリフだけです   (2019/5/19 10:04:49)

No.000「・・・いや、俺のアイス。」   (2019/5/19 10:05:10)

No.000ミル「・・・」   (2019/5/19 10:05:21)

No.000ミル「ワタシナニモシテナイ」走る   (2019/5/19 10:05:43)

No.000「は?おい待てや」走る   (2019/5/19 10:06:06)

No.000   (2019/5/19 10:06:09)

No.000「ちょ、お前……流石に走りすぎ…ッ俺一応人間なんだけど…」   (2019/5/19 10:07:48)

No.000ミル「・・・」無視して走り続ける   (2019/5/19 10:08:00)

No.000「・・・💢…   (2019/5/19 10:08:20)

No.000ミル!!」   (2019/5/19 10:08:48)

No.000ミル「」ピタッ   (2019/5/19 10:09:00)

No.000「・・・あ」   (2019/5/19 10:09:13)

No.000ミル「・・・」   (2019/5/19 10:09:43)

No.000「あー……えっと…   (2019/5/19 10:09:54)

No.000なんかわrグフッ」((殴られる   (2019/5/19 10:10:09)

No.000   (2019/5/19 10:10:12)

No.000リーペ「(なにあれ……)」((   (2019/5/19 10:10:37)

No.000-end-   (2019/5/19 10:10:43)

おしらせNo.000さんが退室しました。  (2019/5/19 10:10:45)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/5/27 19:48:08)

白飯無常【若草達は進む準備ができていた。】   (2019/5/27 19:48:45)

白飯無常   (2019/5/27 19:49:09)

白飯無常第1章.   (2019/5/27 19:49:42)

白飯無常春の訪れとともに。   (2019/5/27 19:49:52)

白飯無常   (2019/5/27 19:49:54)

白飯無常ある気持ちのいい5月の午後のこと。   (2019/5/27 19:50:23)

白飯無常昔風の白壁造りの小さな一軒の店の玄関先、あるほっそりとした少女が立っていました。   (2019/5/27 19:52:08)

白飯無常年は20歳と半でしたが、彼女は年齢より若く見えました。   (2019/5/27 19:54:35)

白飯無常背が高く、早春のわすれな草を思わせる水色の艶やかな髪を高く結い、畦道のたんぽぽのような、夢が詰まった幸せそうな目をしていました。   (2019/5/27 19:56:53)

白飯無常彼女は店の中にある、最近蕾が開き始めたばかりの『ミドパラ』という癒しの魔法花に水をかけていました。その時の彼女の表情は、とても幸せそうでした。   (2019/5/27 19:59:57)

白飯無常その午後は、彼女が1番好きな季節でした。   (2019/5/27 20:01:31)

白飯無常街の周りにある樅の木の下には、ビロードのような苔が深々と生え、またその周りの野原には、三色スミレが咲き誇っていました。   (2019/5/27 20:03:57)

白飯無常遠くにある畑は__後の豊かな実りを約束していました。   (2019/5/27 20:05:41)

白飯無常その少女は、そんな自分の大好きな、のどかな景色を見て、微笑みました。   (2019/5/27 20:08:42)

白飯無常想像をすることが大好きだった少女にとって、自分が「レッドローズ(赤い薔薇)」という存在だと思うには、あまりにも十分過ぎるくらいでした。   (2019/5/27 20:10:18)

白飯無常そのまま、少女の____チャリティ・名の薔薇色の理想は描かれていました。   (2019/5/27 20:10:47)

白飯無常(チャリティ・メイです。変換許さん。)   (2019/5/27 20:12:26)

白飯無常しかし、そんな彼女の幸せな時間は、いきなり変化してしまいました。   (2019/5/27 20:13:33)

白飯無常「!…まあ……」   (2019/5/27 20:16:12)

白飯無常さっきまで綺麗な水色に染まっていた空が突然暗い灰色の雲に包まれ、見えなくなってしまいました。   (2019/5/27 20:17:30)

白飯無常たちまち街全体が暗くなり、空を飛んでいた小鳥も一羽二羽と、遠くの街の方に飛んで行ってしまい___   (2019/5/27 20:18:49)

白飯無常その小鳥達の鳴き声ではなく、聞こえて来るようになったのは生い茂った若葉達を強く打つ雨の音でした。   (2019/5/27 20:19:44)

白飯無常「(いきなり嵐が来るだなんて……こんなこと、この街では滅多になかったのに。)」   (2019/5/27 20:20:20)

白飯無常彼女は自分の想像をめちゃくちゃに壊されてしまった悲しさといきなりの変化の焦りで心がいっぱいになりました。   (2019/5/27 20:21:48)

白飯無常チャリティはすぐに家の下の倉庫へ移動し、薪を何本か取り出しました。   (2019/5/27 20:22:59)

白飯無常そして、店の奥にある部屋の暖炉にすぐにそれをくべ、火をつけました。   (2019/5/27 20:24:26)

白飯無常幸い、彼女はこんな雨の日でも想像力を膨らませることができる少ない人間の一人でした。   (2019/5/27 20:25:17)

白飯無常花の蕾の柄がついたお気に入りのティーポットに紅茶を入れ、フィンガービスケットを皿の上に並べ…   (2019/5/27 20:26:44)

白飯無常焦げ茶色の木でできた少し古い椅子に腰かけ、ゆったりとすることにしました。   (2019/5/27 20:27:21)

白飯無常   (2019/5/27 20:27:31)

白飯無常(一旦ここで切ります。)   (2019/5/27 20:27:46)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/5/27 20:27:50)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/5/28 19:00:14)

白飯無常こんな日には、よく詩を読んだりしていたものだ。チャリティはそう思っていました。   (2019/5/28 19:02:39)

白飯無常昔に彼女の母に、よく本を読み聞かせてもらっていたのだ。   (2019/5/28 19:04:29)

白飯無常そして、彼女の大好きな歌も歌って____   (2019/5/28 19:04:54)

白飯無常___チャリティは、そのことについて考えるのをやめることにしました。   (2019/5/28 19:05:27)

白飯無常(ちょっと描きにくいので敬語じゃなくしますね。)   (2019/5/28 19:05:45)

白飯無常彼女の透き通った愛らしい声は、歌を歌う時だけ…出なくなってしまっていたのだ。   (2019/5/28 19:07:04)

白飯無常想像と同じくらい大好きなことを出来なくなってしまったことに対し、彼女は最初、絶望感しかなかった。   (2019/5/28 19:09:03)

白飯無常彼女の歌は、よく軍隊になって遠くへ行った父と肺病で死んでしまった母によく褒められていた。   (2019/5/28 19:10:20)

白飯無常(最初のよくいらねえや…(()   (2019/5/28 19:11:19)

白飯無常チャリティは紅茶を少し飲んで、溜息をついた。   (2019/5/28 19:11:41)

白飯無常「(・・・考えてるだけで、頭痛がするわ。もうやめにしましょ。)」   (2019/5/28 19:13:31)

白飯無常すると、店の玄関から、知らせ草の葉を揺らす音が聞こえて来た。   (2019/5/28 19:15:44)

白飯無常「!まあ、大変!あの草だけまだ閉まってなかったかしら…!」   (2019/5/28 19:16:15)

白飯無常すぐにチャリティは、膝にかけていた暖かいストールをどかし、玄関へと走った。   (2019/5/28 19:17:55)

白飯無常外を見ると、さっきまでの一つ一つが喜びを表しているような情景は、雨で全て曇ってしまっていた。   (2019/5/28 19:20:07)

白飯無常しかし、玄関の外を見ても、知らせ草はいなかった。   (2019/5/28 19:20:38)

白飯無常知らせ草がいたのは玄関のすぐ近くにある棚の上だったのだ。   (2019/5/28 19:21:04)

白飯無常水をやり忘れたのかと思ったが、ジョウロから出たの水滴は、知らせ草の葉の上にまだたくさんのっていた。   (2019/5/28 19:23:39)

白飯無常それでも、知らせ草の音はまだ鳴っていた。チャリティに何かを伝えるように。   (2019/5/28 19:25:01)

白飯無常「…何かあるのかしら…?」   (2019/5/28 19:25:51)

白飯無常チャリティは玄関の外に続いている道を見渡した。   (2019/5/28 19:26:14)

白飯無常知らせ草が鳴く方向に原因があることもあるということを、チャリティはよく知っていた。   (2019/5/28 19:26:56)

白飯無常確かに、知らせ草にとっての口と言える最も大きな葉は、そちらに向かっていたのだ。   (2019/5/28 19:29:52)

白飯無常……そして、チャリティの予感は的中した。   (2019/5/28 19:30:06)

白飯無常向こうから大きな配達車が走ってくるのが見えた。   (2019/5/28 19:32:05)

白飯無常それは、ちょうど店の前で止まった。   (2019/5/28 19:32:21)

白飯無常すると、配達車から馴染みのある顔をした男が出て来た。   (2019/5/28 19:33:21)

白飯無常その男は配達員で、チャリティがいるのが分かるとお届けものです。と言った。   (2019/5/28 19:34:03)

白飯無常男は次の荷物を届けるために、荷物の入った大きな木箱を動かして車から降りさせ、店の前に置いた。   (2019/5/28 19:37:01)

白飯無常そのまま配達車は走って行ってしまった。   (2019/5/28 19:37:09)

白飯無常しかし___知らせ草は、まだ鳴いている。   (2019/5/28 19:38:09)

白飯無常その木箱の方を見ながら、さっきよりも鳴き声を大きくしていた。   (2019/5/28 19:38:29)

白飯無常チャリティは、木箱を開けるのが不安になった。   (2019/5/28 19:38:49)

白飯無常…そして、恐る恐る開けて見ることにした。   (2019/5/28 19:39:03)

白飯無常   (2019/5/28 19:39:06)

白飯無常「・・・!」   (2019/5/28 19:39:15)

白飯無常「!!」   (2019/5/28 19:39:28)

白飯無常そこには、魔法花と、可愛らしく小さな女の子が2人いた。   (2019/5/28 19:42:20)

白飯無常   (2019/5/28 19:42:22)

白飯無常(第2章:二人の少女 に続く…)   (2019/5/28 19:43:07)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/5/28 19:43:11)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/5/29 19:50:44)

白飯無常第2章:二人の少女   (2019/5/29 19:51:05)

白飯無常その少女達は、チャリティの持っているもの…「夢」を失った目をしていた。   (2019/5/29 19:51:55)

白飯無常一人ともとても顔立ちが似ていた。姉妹なのだろう、とチャリティはすぐにわかった。   (2019/5/29 19:52:33)

白飯無常(二人ともです)   (2019/5/29 19:52:40)

白飯無常一人はミルクチョコレートのような色をした髪を二つに結っていたが、うまく結えていなくて、左右の位置があっていなかった。おまけに、毛先が揃っていなかった。   (2019/5/29 19:55:56)

白飯無常そして、心を無くしたような紺青の目だった……しかし、その目に光が戻ったとしたら、きっと愛らしい目になるだろう。   (2019/5/29 19:58:48)

白飯無常もう一人は、紺青の目の少女より少し小さかった。   (2019/5/29 19:59:17)

白飯無常同じように毛先が揃っていない髪を二つに結っていたが、髪の色はバニラアイスクリームのような綺麗な白だった。   (2019/5/29 20:01:54)

白飯無常そして、赤いケシの花のような目をしていた。しかし、この少女は完全に心を無くしてはいないような…そな感じがした。   (2019/5/29 20:03:53)

白飯無常(そんな感じがした(()   (2019/5/29 20:04:00)

白飯無常チャリティは、二人の少女を部屋に入れて、暖かいものに着替えさせたりしてあげていた。   (2019/5/29 20:04:46)

白飯無常…でも、紺青の目の少女は、酷くそれを嫌がった。   (2019/5/29 20:05:19)

白飯無常自分の木の枝のように細い手で更に小さな赤目の少女の手を強く掴んで…こちらに向かって精一杯睨んで来た。   (2019/5/29 20:06:37)

白飯無常   (2019/5/29 20:07:44)

白飯無常「ごめんね、だいぶ寒くなくなった?」   (2019/5/29 20:08:07)

白飯無常ミルクココアを用意し、チャリティは二人にそれを差し出した。   (2019/5/29 20:09:06)

白飯無常赤目の少女がカップを両手に手に取ろうとした。   (2019/5/29 20:09:41)

白飯無常…しかし、紺青の目の少女がそれを止めてしまった。   (2019/5/29 20:09:58)

白飯無常「だめだよミル。何が入ってるか分かんないでしょ…」   (2019/5/29 20:10:54)

白飯無常「安心して、何も入っていないわ。」   (2019/5/29 20:11:08)

白飯無常チャリティは、紺青の目の少女の強い警戒心をよく理解して、優しい声でそう言った。   (2019/5/29 20:12:40)

白飯無常「・・・お姉ちゃん、大丈夫だよ。この人優しそうだよ。」   (2019/5/29 20:14:23)

白飯無常「だめだよ、おばさんだって結局お父さんを殺…………私達にはだんだん冷たくなっていったじゃない。」   (2019/5/29 20:15:42)

白飯無常彼女が言いかけたその言葉を、チャリティはよく聞いていた。   (2019/5/29 20:16:19)

白飯無常そして、少女たちにこう言った。   (2019/5/29 20:16:30)

白飯無常「・・・あなたたち、もしかして牧師さんの所の子達かしら?」   (2019/5/29 20:16:50)

白飯無常チャリティは、自分がそう言ってしまったことをひどく後悔した。   (2019/5/29 20:17:23)

白飯無常もしかしたら、酷く心を傷つけてしまったかもしれない。まだこんなに幼い子があんなところにいただなんて、きっと何かあったのだ。   (2019/5/29 20:18:18)

白飯無常言い直そうとしたが、もうそれは到底無理なことだった。   (2019/5/29 20:18:56)

白飯無常「そうです。私は牧師の家から来ました。…私達は誤ってあの箱の中に入ってしまっただけです。親切にありがとうございました。」   (2019/5/29 20:20:55)

白飯無常礼儀正しく、紺青の目の少女がそう言った。   (2019/5/29 20:21:18)

白飯無常でも、その目にはさっきよりまして光がなくなったように感じられた。   (2019/5/29 20:22:10)

白飯無常___嘘をついている。   (2019/5/29 20:22:18)

白飯無常それは自分が感じたことでしかなかったが、それを感じたのは彼女の顔を見てすぐのことだった。   (2019/5/29 20:23:15)

白飯無常その少女は、赤目の少女の手をまた掴もうとした。   (2019/5/29 20:24:41)

白飯無常私は気がつくと、その手を掴んでいた。   (2019/5/29 20:24:56)

白飯無常(私じゃない。チャリティです。)   (2019/5/29 20:25:10)

白飯無常「流石にこの雨で外に出たら危ないわ。もう少ししたら大きな雷も鳴り始めるでしょうし……知らせ草があんなに鳴いたこと、今までなかったんですもの。今日はここに泊まっていっても大丈夫だから…」   (2019/5/29 20:26:34)

白飯無常「・・・確かにそうですけど…離していただけませんか。」   (2019/5/29 20:27:39)

白飯無常「それに、こんなにか細い手をして…何日か前からこの調子だったんじゃないかしら?」   (2019/5/29 20:28:27)

白飯無常「!…心配なんて無用です…っ」   (2019/5/29 20:29:05)

白飯無常「…お姉ちゃん……私、1日でいいからここにいたい…」   (2019/5/29 20:29:39)

白飯無常紺青の目の少女は驚いた顔をした。   (2019/5/29 20:30:05)

白飯無常でも、すぐになにかを考え、しばらくしてチャリティの方を向いた。   (2019/5/29 20:30:35)

白飯無常「・・・では…ここに三日間だけ泊まらせて貰ってもよろしいでしょうか。……この雨だったら、きっとそのくらいは続くでしょうし。天気についての知識ならあるんです。」   (2019/5/29 20:31:32)

白飯無常チャリティはそれをすぐに了解した。   (2019/5/29 20:31:56)

白飯無常その時の紺青の目の少女は、しっかりとした「姉」の顔をしていた。   (2019/5/29 20:32:22)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/5/29 20:32:26)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/6/2 19:01:34)

白飯無常   (2019/6/2 19:01:44)

白飯無常少女たちの名前を知ることができたのは、次の日のことだった。   (2019/6/2 19:02:22)

白飯無常最初は紺青の目の少女が名乗る必要なんかない、と少し嫌がっていたが、赤目の少女の後押しに負けて、やっと知ることができた。   (2019/6/2 19:03:37)

白飯無常紺青の目の少女は「ローズマリー・ブライス」、赤目の少女は「ミルティア・ブライス」と言うらしい。   (2019/6/2 19:04:38)

白飯無常ブライス(快活な)_____   (2019/6/2 19:04:56)

白飯無常それは、空想好きな娘、チャリティにとっては少し羨ましかった。   (2019/6/2 19:05:19)

白飯無常でも、ブライス姉妹の様子は、その苗字には程遠かった。   (2019/6/2 19:07:23)

白飯無常「いい名前ね。」   (2019/6/2 19:07:52)

白飯無常チャリティは、優しい微笑みで姉妹に言った。   (2019/6/2 19:08:20)

白飯無常ミルティアはそれを聞いて、少しチャリティに心を開いたようだ。   (2019/6/2 19:15:35)

白飯無常一回過去のことを話してくれそうにもなったが、それをローズマリーが阻止してしまった。   (2019/6/2 19:28:04)

白飯無常どうやら、ローズマリーはチャリティのことを敵としてみているらしい。   (2019/6/2 19:28:16)

白飯無常…一度交わした言葉といえば…   (2019/6/2 19:28:35)

白飯無常「3日も泊めさせてもらってくださりありがとうございます。でも、そこらへんにおいてくださるだけで構いませんので。…何もしないでくださりませんか。」   (2019/6/2 19:29:26)

白飯無常相変わらず無表情のままだった。   (2019/6/2 19:29:42)

白飯無常   (2019/6/2 19:30:20)

白飯無常3日目の、昼のことだった。   (2019/6/2 19:30:46)

白飯無常3日前の大雨でできた小さな水たまりは、少しずつ小さくなっていっていた。   (2019/6/2 19:31:24)

白飯無常空には、羊のような雲が敷き詰まっているように見えた。   (2019/6/2 19:32:06)

白飯無常チャリティの店に、モーリー夫人がお見えになるという話だった。   (2019/6/2 19:33:00)

白飯無常モーリー夫人には、チャリティはあったことがない。   (2019/6/2 19:33:11)

白飯無常寧ろ、街の中でも有名で裕福な暮らしをしている方が、なぜこんなところにいらっしゃるのだろうか。   (2019/6/2 19:34:01)

白飯無常チャリティは頭の中が疑問でいっぱいになった。   (2019/6/2 19:34:16)

白飯無常「でも、そんな方がいらっしゃるのなら……そうだわ、ご馳走は何が良いのかしら…?」   (2019/6/2 19:37:37)

白飯無常チャリティが持つ店は、稼ぎが良い時と悪い時の差が大きく、「裕福」とはあまりいえない生活をしていた。   (2019/6/2 19:38:42)

白飯無常とりあえず、近くのハーブさんの家の鶏で良い鳥をこしらえてもらって、パンはしっかり寝かせた生地があるし…   (2019/6/2 19:43:05)

白飯無常レタスサラダもこしらえることができると思うし、鶏肉にかけるブレッドソースも作れるわ。   (2019/6/2 19:44:58)

白飯無常「(…後は………あっ)」   (2019/6/2 19:45:25)

白飯無常チャリティは台所にある棚を開けた。   (2019/6/2 19:46:20)

白飯無常しかし、材料が足りなかったことに気づいた。   (2019/6/2 19:46:42)

白飯無常チャリティが思いついたのは、得意料理のレモンパイだった。   (2019/6/2 19:47:00)

白飯無常小さい頃に母がよく作ってくれたパイ料理の中で1番大好きだったものだ。レシピもしっかり覚えている。   (2019/6/2 19:47:25)

白飯無常…しかし、困ったことに、買いに行くにも他の準備があるので不可能だった。   (2019/6/2 19:48:04)

白飯無常既にピンク更紗の服に、たくさんにひだ飾りがついたローン地のエプロンを着込んでしまっていたし、着替えなければいけない。   (2019/6/2 19:49:26)

白飯無常チャリティは焦って、何か代わりになる果物の砂糖漬けの甕がないか探そうとした。   (2019/6/2 19:50:35)

白飯無常その時だった。   (2019/6/2 19:50:39)

白飯無常「私が買ってきましょうか。」   (2019/6/2 19:50:54)

白飯無常背後から、ローズマリーの声がした。   (2019/6/2 19:51:24)

白飯無常ローズマリーに少し嫌がられながらもチャリティはブライス姉妹の世話をしてきていたので、はじめに出会った頃よりとても綺麗な見た目になっていた。   (2019/6/2 19:52:11)

白飯無常髪はサラサラになり、どちらも一本だけ違う色の髪があることが分かった。   (2019/6/2 19:53:31)

白飯無常チャリティが二人にそれぞれによく合う長いリボンを買ってきたので、それを付けると彼女たちの愛らしさがより一層目立った。   (2019/6/2 19:54:23)

白飯無常(一旦抜けます)   (2019/6/2 19:59:47)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/6/2 19:59:49)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/6/5 19:46:36)

白飯無常なにも感情を読み取れないことは、全く変わっていなかったが。   (2019/6/5 19:47:05)

白飯無常「・・・どうせ今日でここを出て行くつもりです。恩として、受け取ってくださって構いません。私にはこれくらいしかできないので。」   (2019/6/5 19:47:54)

白飯無常チャリティは、少し心の奥底で嬉しいという感情が湧いた。   (2019/6/5 19:48:39)

白飯無常そして、いつもの優しい笑顔で、こう言った。   (2019/6/5 19:49:39)

白飯無常「本当にありがとう。少しばかり遅れても大丈夫よ。だって、デザートなら後で出した方が美味しいってこともあるし。」   (2019/6/5 19:50:39)

白飯無常「・・・。」   (2019/6/5 19:51:11)

白飯無常「…?どうしたの?」   (2019/6/5 19:51:25)

白飯無常「……なんでもありません。行ってきますね。」   (2019/6/5 19:52:18)

白飯無常少し早口でそう言って、ローズマリーは家を出た。   (2019/6/5 19:52:56)

白飯無常チャリティは、少しその行動に何かを覚えた。   (2019/6/5 19:53:13)

白飯無常あの時の、彼女の目。   (2019/6/5 19:53:27)

白飯無常三日間しか一緒にいなかったから気のせいということもありえたのかもしれないが、なにかが違っていた。   (2019/6/5 19:53:50)

白飯無常   (2019/6/5 19:54:04)

白飯無常それから夫人がお見えになったのは、一時間くらい経ってからのことだった。   (2019/6/5 19:54:56)

白飯無常「遠いところからわざわざありがとうございます、モーリーさん。お茶ができてるので、よかったら召し上がってください。」   (2019/6/5 19:55:45)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/6/5 20:12:53)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/6/8 06:51:13)

白飯無常(一回切ってすぺ小説書きます)   (2019/6/8 06:51:35)

白飯無常   (2019/6/8 06:51:45)

白飯無常これは、中途半端な肉体を纏う、「半人半霊」になってから   (2019/6/8 06:52:46)

白飯無常『恋心』を知った話。   (2019/6/8 06:53:02)

白飯無常【君を想う罪】   (2019/6/8 06:56:34)

白飯無常   (2019/6/8 06:56:38)

白飯無常最初はただの「興味」だった。   (2019/6/8 06:56:55)

白飯無常私がここに来て少ししか経っていない時にあの子を見つけたんだ。   (2019/6/8 06:58:18)

白飯無常その時あの子は誰かに話しかけられていた。   (2019/6/8 06:59:35)

白飯無常私はその様子を遠くのベンチに座って、近くに来る鳥に買ってきたパンをちぎって与えながら見ていた。   (2019/6/8 07:01:36)

白飯無常……いや、見てしまっていたっていう方が正しいだろうか?   (2019/6/8 07:02:09)

白飯無常様子を見て、あまり人に関わらない子なのかな、と思った。   (2019/6/8 07:04:14)

白飯無常なんだか昔の自分に似ていた気がしたから。   (2019/6/8 07:04:31)

白飯無常…そして、もう一つ。   (2019/6/8 07:04:39)

白飯無常「(・・・・綺麗だな。)」   (2019/6/8 07:04:50)

白飯無常そう思ってしまった。   (2019/6/8 07:04:54)

白飯無常シスターのベールを被っていたから顔がはっきり見えるわけではなかったが、確かにそれはわかった。   (2019/6/8 07:06:37)

白飯無常昔に一度だけ見た海によく似た綺麗な青い目をしていて、夕日に照らされているレモンの果実みたいな金髪を肩より短く切っていた。   (2019/6/8 07:11:07)

白飯無常自分から見えるのはそのくらいだった。   (2019/6/8 07:14:08)

白飯無常一緒に話していた人がいなくなってから、少し溜息をついて何処かへその人は行ってしまった。   (2019/6/8 07:15:08)

白飯無常___また何処かで会えるだろうか。   (2019/6/8 07:15:22)

白飯無常そんな思いが心の中に出てきたんだ。   (2019/6/8 07:16:20)

白飯無常   (2019/6/8 07:16:22)

白飯無常次に会った時、私は店にいた。   (2019/6/8 07:19:09)

白飯無常ちょうどその時はミルが接客をしていた。   (2019/6/8 07:20:37)

白飯無常私は二階の自分の部屋にいて、起きるのが遅れたため、一人で朝食を食べていた。   (2019/6/8 07:21:58)

白飯無常といっても、今日の料理担当のチャリティに面倒をかけたくなかったから、昨日買ってきたパンの残りだけだったが。   (2019/6/8 07:22:34)

白飯無常私が窓の向こうに広がるまだ見慣れない景色を眺めていると、いきなり部屋の扉が開いた。   (2019/6/8 07:24:33)

白飯無常ミル「ごめんお姉ちゃんっ接客頼んでいい…?私用事があるの忘れてて…」   (2019/6/8 07:25:14)

白飯無常ああ、あの不器用そうな男の子と何処かに行くのか。   (2019/6/8 07:25:44)

白飯無常彼とのやりとりを思い出して吹き出しそうになったのを抑え、私はミルに微笑んだ。   (2019/6/8 07:26:13)

白飯無常「ああ、構わないよ。いってらっしゃい。」   (2019/6/8 07:26:24)

白飯無常ミルは駆け足で外へ出ていった。   (2019/6/8 07:28:09)

白飯無常私もすぐに一階に降りて仕事を始めようとした。   (2019/6/8 07:28:26)

白飯無常その時、女性の静かな声が聞こえた。   (2019/6/8 07:30:31)

白飯無常「・・・すみません。」   (2019/6/8 07:31:08)

白飯無常「はい。」   (2019/6/8 07:31:28)

白飯無常微笑みながらその声の方に振り向いて初めて気がついた。   (2019/6/8 07:31:53)

白飯無常前に見かけた、あの綺麗な人だった。   (2019/6/8 07:32:02)

白飯無常近くで見ると更に綺麗だな、と馬鹿なことを考えてしまっていた。   (2019/6/8 07:35:15)

白飯無常はっとして自分の気持ちを押し込み、いつもの声の調子で彼女に問いかける。   (2019/6/8 07:35:52)

白飯無常「どの花かな?」   (2019/6/8 07:36:56)

白飯無常「……違います。」   (2019/6/8 07:38:51)

白飯無常「?じゃあ、もしかして誰かに用かな。」   (2019/6/8 07:39:13)

白飯無常「ええ。貴方に。」   (2019/6/8 07:39:33)

白飯無常「私?」   (2019/6/8 07:44:20)

白飯無常驚いてしまい、それを隠そうとしたが少しだけ失敗した。声の調子に少しそれが出てしまったのだ。   (2019/6/8 07:45:20)

白飯無常彼女の顔は至って落ち着いていた。   (2019/6/8 07:45:43)

白飯無常…いや、私にただただ興味がなかっただけかもしれないが。   (2019/6/8 07:47:13)

白飯無常彼女は何かを取り出し、私に手渡す。   (2019/6/8 07:47:27)

白飯無常彼女の手の中にあったものは、私がここに来る前から大事にしていた指輪だった。   (2019/6/8 07:48:56)

白飯無常実際につけてはいなかったが、持ち物の中に入っていた。綺麗なラピスラズリがはめ込まれた、小さな指輪だ。   (2019/6/8 07:49:28)

白飯無常私は驚いた。なぜ彼女がこれを持っているんだ?   (2019/6/8 07:49:56)

白飯無常「・・・前に私の同居人の所にこれを置いていったらしいです。   (2019/6/8 07:52:32)

白飯無常私はただ渡すよう頼まれただけなので。」   (2019/6/8 07:52:49)

白飯無常それでは、と言って彼女は立ち去ろうとする。   (2019/6/8 07:53:36)

白飯無常「(・・・これでいいのか?)」   (2019/6/8 07:53:56)

白飯無常彼女と初めて会話をして、自分の気持ちを少しずつ自覚してきていた。   (2019/6/8 07:54:34)

白飯無常私は彼女と''何故か''話したいのだ。   (2019/6/8 07:54:54)

白飯無常何か…これを逃すともうダメなような……   (2019/6/8 07:55:05)

白飯無常そんな気がした。   (2019/6/8 07:55:09)

白飯無常「待って!」   (2019/6/8 07:55:24)

白飯無常私はいつもの平常心など忘れ問いかけてしまった。」   (2019/6/8 07:55:38)

白飯無常彼女は驚いた顔をしていたが、すぐに小さく返事をした。   (2019/6/8 07:55:57)

白飯無常「・・・実は、前に君のことを見かけたんだ。   (2019/6/8 07:56:15)

白飯無常と言っても、ほんの少しだけだけどね。   (2019/6/8 07:56:44)

白飯無常…少し、君と話したいだなんて、思ってしまって。」   (2019/6/8 07:56:59)

白飯無常自分が変なことを言っていると全て言った後にすぐ思っだ。   (2019/6/8 07:57:20)

白飯無常(思った(()   (2019/6/8 07:57:24)

白飯無常「・・・だあら…   (2019/6/8 07:57:51)

白飯無常(だから。今日誤字多いな…(()   (2019/6/8 07:58:11)

白飯無常……手紙でやり取りしても構わないかな。」   (2019/6/8 07:58:23)

白飯無常急に思いついたのがそれだった。   (2019/6/8 07:58:41)

白飯無常私はなにを言っているんだ、と更に思った。   (2019/6/8 07:59:03)

白飯無常彼女は少し驚いていたが、いいですよ。と答えてくれた。   (2019/6/8 07:59:23)

白飯無常「・・・ありがとう。急にすまないね……私はジョイス。君は?」   (2019/6/8 07:59:51)

白飯無常「・・・・ターニャ、です。」   (2019/6/8 08:00:09)

白飯無常綺麗な名前だと思った。   (2019/6/8 08:00:19)

白飯無常彼女がそれでは、と言って店を出て行った後、私は机に突っ伏した。   (2019/6/8 08:01:06)

白飯無常長い溜息をつきながら。   (2019/6/8 08:01:11)

白飯無常いつもなら人に話しかけることくらいできていたはずなのに、どうして…   (2019/6/8 08:01:38)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/6/8 08:01:48)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/6/8 12:51:46)

白飯無常   (2019/6/8 12:52:54)

白飯無常「・・・それで」   (2019/6/8 12:53:07)

白飯無常「ジョイの好きな人のことはよく分かったわ…ルチェリーさんのところにいる子よね?」   (2019/6/8 12:54:06)

白飯無常「好ッ…………あ、ああ。」   (2019/6/8 12:54:30)

白飯無常私が『好き』という言葉で動揺したのをみて、チャリティは吹き出した。   (2019/6/8 12:55:26)

白飯無常「ジョイがそんなに動揺するだなんて、よっぽど好きな子なのね。   (2019/6/8 12:56:16)

白飯無常ふふっ…それで…ターニャちゃんだったかしら。その子とはどういうやり取りをしてるの?」   (2019/6/8 12:58:05)

白飯無常チャリティは微笑みながら先ほど淹れたばかりのジャスミンティーを飲んだ。   (2019/6/8 13:00:36)

白飯無常私の微笑み方と違って、チャリティの微笑みには希望と夢が詰まっているように感じられる。   (2019/6/8 13:01:52)

白飯無常そんなところを羨ましく感じた。   (2019/6/8 13:02:00)

白飯無常「…えっと……これが先日くれた手紙だ。」   (2019/6/8 13:02:24)

白飯無常昨日渡された手紙をチャリティに差し出す。   (2019/6/8 13:04:26)

白飯無常チャリティは私とは逆にはっきり見える優しい目で文章を読んだ。   (2019/6/8 13:04:59)

白飯無常ターニャの文章は長いとも言えず、短いとも言えないくらいの長さである。でも、内容はしっかりしていた。   (2019/6/8 13:05:33)

白飯無常まあ、名前で呼べることになったことだけでもとても嬉しかったが。   (2019/6/8 13:07:18)

白飯無常「・・・貴方達、あれから何度か会ってはいるのね。」   (2019/6/8 13:07:53)

白飯無常「ああ、うん。一緒にどこか行ったりすることが時々ね。」   (2019/6/8 13:09:54)

白飯無常「あらまあ……ふふっデートみたいね。」   (2019/6/8 13:10:11)

白飯無常「!?」   (2019/6/8 13:11:00)

白飯無常あまりに驚いてむせてしまい、咳が何度か出た。   (2019/6/8 13:11:17)

白飯無常「あははっ…でも、これ、貴方から告白したほうがよさそうね。」   (2019/6/8 13:14:31)

白飯無常「・・・まあ、いずれはするつもりさ。なんやかんやあって会ってから二ヶ月くらい経ってるからね。」   (2019/6/8 13:14:58)

白飯無常「あら、そんなに?じゃあ、もう我慢しなくたっていいんじゃない?」   (2019/6/8 13:15:19)

白飯無常チャリティは驚いた口調で言った。   (2019/6/8 13:15:43)

白飯無常「・・・やっぱり、そのうち離れるかもしれないし…そうだよな…」   (2019/6/8 13:18:20)

白飯無常私は頭の中をもやもやさせながら、外を見た。   (2019/6/8 13:18:45)

白飯無常綺麗な夕日が近くにあるように見えた。   (2019/6/8 13:19:44)

白飯無常「・・・じゃあ   (2019/6/8 13:20:38)

白飯無常貴方は、あの子とどういう関係でいたい?」   (2019/6/8 13:20:48)

白飯無常「・・・私は・・・・   (2019/6/8 13:20:58)

白飯無常ターニャと、いつまでも一緒にいられるような…あの子にとって大切な存在になりたいんだ。」   (2019/6/8 13:21:28)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/6/8 13:21:32)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/6/10 19:22:24)

白飯無常翌日のことだった。   (2019/6/10 19:22:38)

白飯無常この日は、告白するつもりではなかったので、まあ普通に何処かに行くという感じだ。   (2019/6/10 19:23:02)

白飯無常行く場所は、私が連れて行きたかった場所。   (2019/6/10 19:23:34)

白飯無常ここに来てから初めて私が見た、綺麗な海が見える所だった。   (2019/6/10 19:23:49)

白飯無常彼女はいつものように、静かで綺麗な顔だった。   (2019/6/10 19:25:24)

白飯無常着いた時、あたりは夕日の優しい光に包み込まれていた。   (2019/6/10 19:26:06)

白飯無常海面にもそれらが映り、とても綺麗だった。   (2019/6/10 19:26:21)

白飯無常「すまない…どうしても私、ここに君ときたかったんだ。」   (2019/6/10 19:27:22)

白飯無常「・・・私と、ですか。」   (2019/6/10 19:27:40)

白飯無常何故私と?というような顔をしていた。   (2019/6/10 19:28:06)

白飯無常好きな人だから、と言いそうになったが、その気持ちをすぐに押し殺した。   (2019/6/10 19:28:46)

白飯無常彼女は、海の方を見て、暫くすると、口を開けた。   (2019/6/10 19:29:14)

白飯無常「・・・私、あなたと出会って、こうして色んなところに来ているのが、不思議でたまらないんです。」   (2019/6/10 19:29:46)

白飯無常私は彼女の方を見た。   (2019/6/10 19:30:06)

白飯無常「どうしてでしょうね。私が…あなたにこんなに心を許すことができるのは。なるべく私は人と関わりたくない人間の種類な筈なんですけれど。   (2019/6/10 19:30:51)

白飯無常・・・貴方が特別だから、だったり…するんでしょうか。」   (2019/6/10 19:31:22)

白飯無常・・・その言葉だった。   (2019/6/10 19:32:26)

白飯無常私はその言葉を聞いて、我慢なんか忘れてしまった。   (2019/6/10 19:32:47)

白飯無常私は、震える口を開けて___   (2019/6/10 19:33:23)

白飯無常「…私にとっては……君は…ターニャは、すごい特別な存在だ   (2019/6/10 19:33:48)

白飯無常「・・・?」   (2019/6/10 19:34:02)

白飯無常「・・・友達とか…親友とか……そんなんじゃない。……本当にすまない。」   (2019/6/10 19:34:40)

白飯無常私はキョトンとしていた彼女の腕を、いつの間にか掴んでいた。   (2019/6/10 19:35:21)

白飯無常「・・・好きなんだ…!」   (2019/6/10 19:35:50)

白飯無常私のその時の顔はとても赤くなっていたと思う。自分でもわかった。   (2019/6/10 19:36:21)

白飯無常彼女の顔を恐る恐る見ると、彼女も赤くなっていた。   (2019/6/10 19:37:04)

白飯無常「・・・」   (2019/6/10 19:37:23)

白飯無常「・・・すまない。……君に迷惑をかけるつもりは、ないんだ。答えは覚悟している。」   (2019/6/10 19:38:01)

白飯無常「・・・違います。」   (2019/6/10 19:38:12)

白飯無常「…え?」   (2019/6/10 19:38:20)

白飯無常「そんなこと言わないでください…貴方らしくもない。私…今気づいたんです、けど…   (2019/6/10 19:38:55)

白飯無常私も、貴方と同じ気持ちかも……しれないです。」   (2019/6/10 19:39:10)

白飯無常彼女の綺麗な姿が、夕日の美しい光で照らされた。   (2019/6/10 19:40:16)

白飯無常私は…その時思った。   (2019/6/10 19:40:25)

白飯無常「(・・・ああ、そうだった。   (2019/6/10 19:40:35)

白飯無常この人は、やっぱり…ステキな子だ。)」   (2019/6/10 19:40:44)

白飯無常-end-   (2019/6/10 19:40:48)

白飯無常   (2019/6/10 19:40:55)

白飯無常すみませんでした((((埋まる   (2019/6/10 19:41:00)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/6/10 19:41:11)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/6/13 19:41:21)

白飯無常(過去小説の続き)   (2019/6/13 19:41:30)

白飯無常   (2019/6/13 19:41:35)

白飯無常夫人は、用意した椅子に座ると、家を不思議そうな目で見回した。   (2019/6/13 19:42:15)

白飯無常「この店はいつの世代から受け継いでるんですの?」   (2019/6/13 19:43:47)

白飯無常「あ…祖母の世代からですの。ですから、古い種類の植物もあるんです。」   (2019/6/13 19:45:30)

白飯無常いつもの優しい笑顔でチャリティは答えた。   (2019/6/13 19:46:46)

白飯無常しかし、生憎、モーリー夫人は彼女のような「夢見る人」ではないのもあり、少しその笑顔を気味悪く感じていた。   (2019/6/13 19:48:15)

白飯無常モーリー夫人は、テーブルの上に出されているご馳走をチャリティと共に食べていたが、少し経つと、その手を止め、話をし始めた。   (2019/6/13 19:49:27)

白飯無常「…実はですね、今日は貴方の引き取っている子達についてなんです。」   (2019/6/13 19:51:20)

白飯無常「ああ…あの子達は、私がずっと引き取るというわけでは…」   (2019/6/13 19:52:09)

白飯無常「あら、そうだったんですか?てっきりもう貴方の子になったものかと思っていたのですが…まあ、それなら問題ないですね。   (2019/6/13 19:52:48)

白飯無常実はね、私はあの子達を養子にすることに決めたのですよ。」   (2019/6/13 19:53:09)

白飯無常その言葉を聞いた瞬間、チャリティの頭の中は真っ白になった。   (2019/6/13 19:53:29)

白飯無常あの子達を、引き取るですって?   (2019/6/13 19:53:34)

白飯無常「…養子に……ですか。」   (2019/6/13 19:53:47)

白飯無常それは、混乱しているのを必死に抑えるチャリティがようやく出せた言葉だった。   (2019/6/13 19:54:14)

白飯無常そんな様子にも気づくことがない夫人は、そのまま笑顔で話を続けていく。   (2019/6/13 19:54:34)

白飯無常「ええ、といっても、私はどちらか選ぼうと思っているんですがね。それには、ローズマリーが適していると思うんですよ。   (2019/6/13 19:55:14)

白飯無常孤児院から子供を引き取ろうたって、どうせあそこにはろくでもない環境から出てきた子達しかいないでしょう。そんな心の汚れた子達と一緒に暮らしたくないのですよ。   (2019/6/13 19:56:20)

白飯無常一度港の家の方にもいったんですがね。知っていますでしょう?男6人の大家族……私はあんな野蛮な子達を引き取るだなんてごめんほうむりですからね。それに、私が欲しいのは女の子なんです。   (2019/6/13 19:57:27)

白飯無常そんなときに、貴方の家にあの子達が来たという噂を聞きつけたわけなんですよ。それで、なぜローズマリーを選ぶかというと、ミルティアはどうにも心の芯が弱そうじゃないですか。ローズマリーなら、きっと芯もしっかり成っているでしょうし…きっと良い''貴婦人''に育てられると思うんですよ!」   (2019/6/13 19:59:40)

白飯無常貴婦人?…この人は、ローズマリーをどのように育てるつもりなんだろうか。   (2019/6/13 20:00:37)

白飯無常チャリティがそう考えていたが、そんなことを質問しなくても良かった。   (2019/6/13 20:00:54)

白飯無常夫人本人が次々と口にしていったからだ。   (2019/6/13 20:01:08)

白飯無常「あの子には、沢山の知識を積ませて、綺麗なドレスも着させて、容姿も特別美しい子にさせようと思っているんですよ。あの子は種族上肌が白いですしね。首の紋章を何かで消せば、化け物だとはバレないでしょうから。」   (2019/6/13 20:02:38)

白飯無常…その言葉を、何も言わずにチャリティは静かに聞いていた。   (2019/6/13 20:02:58)

白飯無常チャリティの目は、怒りで燃えていた。   (2019/6/13 20:04:48)

白飯無常この人は、ローズマリーをこの人は物のように扱おうとしている。   (2019/6/13 20:05:36)

白飯無常チャリティはすぐにそう悟ったのだ。   (2019/6/13 20:05:44)

白飯無常あの子は…強い子なんかじゃない。   (2019/6/13 20:06:39)

白飯無常本当は、貴方が想像するよりもっと繊細な子なのよ。   (2019/6/13 20:06:53)

白飯無常「・・・要件は把握しましたわ。…ですが……   (2019/6/13 20:07:31)

白飯無常あの子を養子にすることは、私が許しませんわ。」   (2019/6/13 20:07:41)

白飯無常怒りと圧を込めた声で、チャリティは夫人に言った。   (2019/6/13 20:08:26)

白飯無常夫人は、それを聞くと、自分の予想外の言葉に慌て始めた。   (2019/6/13 20:08:49)

白飯無常「まあ、なんですって、チャリティさん。まさか貴方、どうにかなったんじゃないでしょうね!」   (2019/6/13 20:10:28)

白飯無常「いいえ、私の本心ですわ、モーリーさん。いくらあの子に世俗的な幸福を積んだとしても、私とミルの愛には敵わないと思いますわ。」   (2019/6/13 20:11:36)

白飯無常チャリティから、いつもの笑顔など消えていた。   (2019/6/13 20:12:25)

白飯無常モーリー夫人はさらに怒り出した。   (2019/6/13 20:12:40)

白飯無常「私はね、こういったら、お礼でも言われると思っていたんですよ。」   (2019/6/13 20:13:00)

白飯無常「どうしてですの?」   (2019/6/13 20:13:19)

白飯無常「どうしてって…貴方も貴方の親に似て変人なのですね!!まず、あの子達は私たちにとって化け物でしょう。人間じゃない種族だなんて、いつ私たちを襲ってくるか分からないのですよ。そんな子を一人引き取ってやろうといっているのに、貴方は感謝するどころか、それを否定して私を侮辱しなさる!!」   (2019/6/13 20:15:19)

白飯無常それから次の言葉を言おうとした夫人だったが、それを怒りに燃えたチャリティが、「もう結構です。」と、遮った。   (2019/6/13 20:16:17)

白飯無常「言い過ぎではないですか?確かにあの子達を化け物という人がいても、仕方がないのかもしれません。でも、貴方はあの子達の全てを否定しているわ。そんなこと、私が許しません。今日は話は終わりですわ。」   (2019/6/13 20:18:10)

白飯無常夫人はその言葉を聞いて、さらに顔を真っ赤にし、怒りながら部屋を出ていった。   (2019/6/13 20:18:39)

白飯無常そして、「お邪魔しました」とも言わずに外に出ると、庭で洗濯物を干していた何も知らないミルに言葉を吐き始めた。   (2019/6/13 20:19:58)

白飯無常「この家の持ち主のあの女は全くもって変人ですよ。貴方達だって変人ですし、本当にこの家は狂っていますこと!」   (2019/6/13 20:21:00)

白飯無常いきなりそんな言葉を吐かれて、ミルは必死に反論した。   (2019/6/13 20:21:15)

白飯無常「チャ…チャリティさんは変人なんかじゃないわ!それにお姉様も私もよ!!」   (2019/6/13 20:21:46)

白飯無常ミルが大きい声が出せることに少し驚いた夫人だったが、すぐにそっぽを向いて帰っていってしまった。   (2019/6/13 20:22:42)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/6/13 20:22:45)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/6/13 22:27:54)

白飯無常(お姉様→x・お姉ちゃん→○)   (2019/6/13 22:28:14)

白飯無常「何、あの人……」   (2019/6/13 22:28:31)

白飯無常ミルティアが驚きのあまり夫人が去っていくのを見ていると、ちょうど夫人が道を通っている時ローズマリーとすれ違ったのが見えた。   (2019/6/13 22:29:09)

白飯無常ローズマリーは不思議そうな顔で夫人を見ていたが、顔を隠すための帽子をかぶっていたので、どうやら気づかれなかったようだ。   (2019/6/13 22:29:58)

白飯無常そして、ローズマリーはミルティアに気がつくと見るティアにすぐに駆け寄っていった。   (2019/6/13 22:30:37)

白飯無常(ミルティア…(()   (2019/6/13 22:30:46)

白飯無常「・・・ミルティア、あの人って、もしかして…」   (2019/6/13 22:31:09)

白飯無常「多分、ここの家に来た人だと思う…でも、あの人、変な人なんだよ。私たちとチャリティさんのこと、変な人だって。」   (2019/6/13 22:32:10)

白飯無常ミルティアは自分が知っていることを全て話した。   (2019/6/13 22:32:29)

白飯無常ローズマリーはその話を聞いていたが、正直意味がわからなかった。   (2019/6/13 22:32:41)

白飯無常もしかしてあの人、何かしでかしたんだろうか…   (2019/6/13 22:32:54)

白飯無常まあ、自分には関係のないことだ。   (2019/6/13 22:33:03)

白飯無常そう思いながら、ローズマリーは戸を開けた。   (2019/6/13 22:33:15)

白飯無常「・・・遅れてしまって、申し訳ありません。…帰ってしまわれましたか。」   (2019/6/13 22:34:28)

白飯無常ローズマリーは自分が買い物に時間がかかりすぎたと思っているので、頭を深々と下げて謝った。   (2019/6/13 22:34:57)

白飯無常「ああ、ごめんなさいローズマリー、違うのよ。私があの人を怒らせてしまっただけなの。」   (2019/6/13 22:35:34)

白飯無常チャリティは、先ほどまでの怒りなど忘れたような、いつもの優しい笑顔でローズマリーに言った。   (2019/6/13 22:36:05)

白飯無常怒らせたという事がよくわからなくて、ローズマリーの頭は疑問だらけになった。   (2019/6/13 22:36:31)

白飯無常しかし、チャリティは、そのまま言葉を続けた。   (2019/6/13 22:38:27)

白飯無常「…良かったら、レモンパイ、3人で食べない?…私、ずっと一人で食べてきたから。家族というものが…長い間、ずっといなかったのよ。」   (2019/6/13 22:39:59)

白飯無常…ローズマリーは、その時に気づいた。   (2019/6/13 22:42:20)

白飯無常「(・・・ああ、この人。   (2019/6/13 22:42:31)

白飯無常私と同じ目をしてる。)」   (2019/6/13 22:43:00)

白飯無常それは、幼い彼女が初めてチャリティの弱さを知った瞬間だった。   (2019/6/13 22:44:22)

白飯無常「・・・ええ、勿論です。ありがとうございます。」   (2019/6/13 22:44:47)

白飯無常ローズマリーの表情は決して変わることはなかったが、内心…暖かい気持ちが生まれていた。   (2019/6/13 22:46:37)

白飯無常   (2019/6/13 22:46:38)

白飯無常「・・・今でも、私、あの時を思い出すんです。」   (2019/6/13 22:47:14)

白飯無常棚に置いてある新しい植物に成長薬を与えながら、ローズマリーは言う。   (2019/6/13 22:47:56)

白飯無常昔のように白い肌、艶やかな髪、青い目…   (2019/6/13 22:48:38)

白飯無常変わったことといえば、たくさんあった。   (2019/6/13 22:48:55)

白飯無常「貴方も、随分私たちに心を開いてくれるようになったわね。」   (2019/6/13 22:50:13)

白飯無常「・・・昔は、ミルを守ることしか考えていなくて、警戒心しか持てていなかったですからね。」   (2019/6/13 22:50:47)

白飯無常一つは、心を開いてくれるようになったこと。   (2019/6/13 22:51:18)

白飯無常そして…   (2019/6/13 22:51:42)

白飯無常1番変わったところは   (2019/6/13 22:51:57)

白飯無常「(・・・本当に、綺麗な目になったわね。)」   (2019/6/13 22:52:27)

白飯無常心に光を灯したことだ。   (2019/6/13 22:52:36)

白飯無常【end】   (2019/6/13 22:53:32)

白飯無常   (2019/6/13 22:53:34)

白飯無常次はジョイスとチャリティが出会ってから姉妹になるまでの話です!!((   (2019/6/13 22:54:11)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/6/13 22:54:15)

おしらせ白飯無常さんが入室しました♪  (2019/6/14 20:09:22)

白飯無常   (2019/6/14 20:09:26)

白飯無常____本日、我らの国の王権が変更されました。   (2019/6/14 20:10:13)

白飯無常その名は___   (2019/6/14 20:10:52)

白飯無常''ウィルフレッド''。   (2019/6/14 20:11:06)

白飯無常   (2019/6/14 20:11:12)

白飯無常【若草達は進む準備ができていた。chapter2】   (2019/6/14 20:12:06)

白飯無常   (2019/6/14 20:12:45)

白飯無常アボット家からウィルフレッド家に王権が譲られてから、一年。   (2019/6/14 20:13:27)

白飯無常そこで美しい新たな姫が誕生した。   (2019/6/14 20:13:38)

白飯無常王女に似た綺麗な天色の目。王様に似た、少し毛先がくるくるしている赤紫色のつやつやした髪。   (2019/6/14 20:16:39)

白飯無常とても美しく、可愛らしい子だった。   (2019/6/14 20:17:07)

白飯無常その子が誕生し、城の住民らは全員姫の誕生を祝福した。   (2019/6/14 20:17:46)

白飯無常王「名前は、どうしようか。この子にぴったり似合う、いい名前をつけてあげないとね。」   (2019/6/14 20:18:45)

白飯無常王と王女と姫は、王女が休んでいる部屋の中で、笑い合いながら姫の名前について考え出した。   (2019/6/14 20:19:35)

白飯無常王女は、幸せそうな笑顔の王を見て、微笑みながら言った。   (2019/6/14 20:21:19)

白飯無常「実はね、私……ずっとつけたかった名前があるの。」   (2019/6/14 20:21:31)

白飯無常「おや、一体どんな名前かな。」   (2019/6/14 20:22:05)

白飯無常「・・・ジョイスよ。」   (2019/6/14 20:22:13)

白飯無常腕の中で静かに眠っている小さな姫を見て、王女は言った。   (2019/6/14 20:23:51)

白飯無常「女の子が生まれたら、この名前をつけたいなと思っていたの。略すとジョイ___喜びよ___この子にぴったりじゃないかしら?」   (2019/6/14 20:28:08)

白飯無常王様はその話を聞いて、の名前にさらに賛成した。   (2019/6/14 20:28:55)

白飯無常(そが抜けた…(()   (2019/6/14 20:29:07)

白飯無常「そうだね。…この子もきっと、他の子供達のように、可愛らしい子に育つだろう…僕は幸せだよ、レスリー。」   (2019/6/14 20:30:40)

白飯無常王様は、王女に微笑みながら言った。   (2019/6/14 20:30:56)

白飯無常その笑顔は、優しく、追いやりを秘めている___''父''の顔だった。   (2019/6/14 20:33:31)

白飯無常   (2019/6/14 20:33:39)

白飯無常(思いやりだっつーねん)   (2019/6/14 20:34:27)

白飯無常しかし__国民達全員が願う王家の幸せは、すぐに悲劇に襲われた。   (2019/6/14 20:35:33)

白飯無常それは、姫が気持ちよさそうに寝ている、午前0時に起きたことだった。   (2019/6/14 20:38:10)

白飯無常   (2019/6/14 20:38:29)

白飯無常「___美味しそうな娘じゃあないか。」   (2019/6/14 20:39:03)

白飯無常   (2019/6/14 20:39:06)

白飯無常「…母上。外に行きたいの。」   (2019/6/14 20:40:20)

白飯無常国から離れた森の中の屋敷に住んでいる娘__   (2019/6/14 20:41:04)

白飯無常それは、昔に王女に抱かれていた_美しい娘。   (2019/6/14 20:41:16)

白飯無常ジョイス・ウィルフレッドだった。   (2019/6/14 20:41:25)

白飯無常昔からの綺麗な容姿は、身長も高くなりすらっとした体型だったので、更に美しい少女になっていた。   (2019/6/14 20:44:18)

白飯無常「まあ。どうしてそんなことを言うの?ジョイ。今日は貴方の好きなチキンサラダをこしらえるつもりだったのよ。」   (2019/6/14 20:46:12)

白飯無常台所から聞こえる声は、妖しくも綺麗に響き渡る声だった。   (2019/6/14 20:47:50)

白飯無常その女性は、魔女だった。   (2019/6/14 20:48:08)

白飯無常後ろにいるジョイスに、笑顔で魔女は答えた。   (2019/6/14 20:49:33)

白飯無常「ああ、そういえば、今日の仕事はもう終わらせた?あれは放っておくと腐らせちゃうから。」   (2019/6/14 20:50:30)

白飯無常まるでその言葉は、ジョイスが言おうとした言葉を遮るようだった。   (2019/6/14 20:50:57)

白飯無常「・・・もう少ししたらその時間だから……今からやってきます。」   (2019/6/14 20:51:47)

白飯無常「そう。貴方はいい子ね、ジョイ。」   (2019/6/14 20:52:06)

白飯無常魔女はかがみこんで、ジョイスの額に優しくキスをした。   (2019/6/14 20:52:26)

白飯無常ジョイスは、自分の願いを遮られたことにあまり不満を感じていなかった。   (2019/6/14 20:52:50)

白飯無常それは、彼女が魔女のことを昔からこよなく愛していたからだった。   (2019/6/14 20:53:05)

白飯無常願いなど聞いてもらえなくても、母上は私を愛してくれるのは変わりない。   (2019/6/14 20:53:51)

白飯無常そう信じていたからこそできることだった。   (2019/6/14 20:53:59)

白飯無常ジョイスは、昔の自分を知らない。   (2019/6/14 20:54:10)

白飯無常それを教えてくれる者などいない。   (2019/6/14 20:55:14)

白飯無常彼女はそんな暮らしを、22年ほど続けてきていた。   (2019/6/14 20:56:22)

白飯無常今日も、何も知らないジョイスは、母の願いを叶えるために動く。   (2019/6/14 20:56:44)

おしらせ白飯無常さんが退室しました。  (2019/6/14 20:56:47)

おしらせデーモン バスターズさんが入室しました♪  (2019/6/15 21:42:14)

デーモン バスターズ【ヴェールの薔薇】   (2019/6/15 21:46:04)

デーモン バスターズ   (2019/6/15 21:46:06)

デーモン バスターズチャリティが目を覚ますと、部屋の小さな張出し窓から、暖かい春の光が注ぎ込んでいた。   (2019/6/15 21:47:03)

デーモン バスターズまるでその光は、私のために輝いてくれていると思うくらい、今日は彼女にとって幸せな日だった。   (2019/6/15 21:47:57)

デーモン バスターズチャリティ・メイは、今日、結婚式を挙げる。   (2019/6/15 21:48:18)

デーモン バスターズチャリティという乙女の心を捕らえた、優しく、想像が好きな男の子でした。   (2019/6/15 21:50:05)

デーモン バスターズ名は、エリアス・アンゲラーといい、最初こそはあまり慣れていませんでしたが、次第に心を開いていき、この日まで時は進んだのです。   (2019/6/15 21:51:09)

デーモン バスターズチャリティは、自分の今までの人生を振り返っていました。   (2019/6/15 21:53:06)

デーモン バスターズ実の父は戦争へ行き、国のために懸命に戦い、命を落としました。   (2019/6/15 21:53:59)

デーモン バスターズまた、母は、辛い環境の中でも、チャリティを守り抜き_最後は、戦争で患った病によって、三年前に亡くなりました。   (2019/6/15 21:54:52)

デーモン バスターズそして、私の今の、新しい家族。彼女達は、チャリティの心に新たな大きい光を灯しました。   (2019/6/15 21:55:48)

デーモン バスターズ(私じゃねえや…)   (2019/6/15 21:56:03)

デーモン バスターズこんな体になった今でも、チャリティは、自分の体に詰まった青春と幼女時代、そして、新たな出会い。全てを宝物だと思っていました。   (2019/6/15 21:57:59)

デーモン バスターズ   (2019/6/15 21:58:01)

デーモン バスターズその日の午後、彼女の周りは大きな喜びで満ちていました。   (2019/6/15 21:59:27)

デーモン バスターズ式場には、沢山の人達が来てくれていて、忙しさや話し声も同じように満ちていました。   (2019/6/15 22:00:53)

デーモン バスターズ「チャリティは…きっといい花嫁になるだろうね。」   (2019/6/15 22:01:53)

デーモン バスターズ花嫁の部屋から外を眺めるチャリティに、彼女の家族の一員のジョイスがそう言いました。   (2019/6/15 22:03:30)

デーモン バスターズ「あら、あなただって、あの子の良いパートナーになると思うわよ?」   (2019/6/15 22:04:51)

デーモン バスターズチャリティは振り返り、笑いながらからかうように言いました。   (2019/6/15 22:05:09)

デーモン バスターズジョイスは、はは…、と顔を少し赤くして笑いました。   (2019/6/15 22:05:36)

デーモン バスターズジョイスも、今日の結婚式のために、黒いサッシュをしめたいつもより女性らしい服を着せられていました。   (2019/6/15 22:08:23)

デーモン バスターズ本人は恥ずかしがったのですが、それは彼女自身も大好きな家族からのお願いで、仕方なく着たものでしたが、その姿はチャリティに似てとても綺麗でした。   (2019/6/15 22:09:25)

デーモン バスターズ「…確かに、あの人なら私も信頼できるかもしれないです。」   (2019/6/15 22:11:09)

デーモン バスターズ「じゃあ、エリアスさんも凄い良い人なんだね、お姉ちゃん。」   (2019/6/15 22:11:52)

デーモン バスターズ勿論よ、とチャリティは微笑みながら言いました。   (2019/6/15 22:12:57)

デーモン バスターズチャリティにとって、今目の前にあるもの全てが、希望で満ち溢れていました。   (2019/6/15 22:13:44)

デーモン バスターズ「……ありがとう。皆。   (2019/6/15 22:13:59)

デーモン バスターズ私、あなた達が…本当に大好きよ。」   (2019/6/15 22:14:16)

デーモン バスターズ   (2019/6/15 22:14:20)

デーモン バスターズ会場は、薔薇の花が咲き誇っている美しい庭園で行われました。   (2019/6/15 22:16:09)

デーモン バスターズ勿論、それはチャリティとエリアスが選んだ場所で、その日はその場所ですら特別綺麗に見えました。   (2019/6/15 22:17:01)

デーモン バスターズ今から'''夫'''という存在になるエリアスは、庭園にある大きな階段の下で、花嫁を待っていました。   (2019/6/15 22:18:53)

デーモン バスターズそして、階段の奥から現れた人は、とても美しい人でした。   (2019/6/15 22:20:25)

デーモン バスターズほっそりとしていて、薔薇色の頬と綺麗な黄色の目は、彼女の宝石のように美しいドレスをより一層引き立たせていました。   (2019/6/15 22:21:54)

デーモン バスターズエリアスは、その瞬間、思わず息を呑みました。   (2019/6/15 22:22:35)

デーモン バスターズそして、少し不安を抱きました。   (2019/6/15 22:22:48)

デーモン バスターズ「(・・・私は…こんな美しい人の夫として正しい人なのだろうか。   (2019/6/15 22:24:13)

デーモン バスターズ彼女をしっかりこの手で…守ることができるのだろうか)」   (2019/6/15 22:26:17)

デーモン バスターズその時、チャリティが、手を差し伸べました。   (2019/6/15 22:26:36)

デーモン バスターズ細くて長い、綺麗な手をしており、その時の顔は幸せで満ちていました。   (2019/6/15 22:27:08)

デーモン バスターズエリアスは、その顔を見て、彼女に向かい微笑みました。   (2019/6/15 22:27:27)

デーモン バスターズそして___彼女の手を取ったのです。   (2019/6/15 22:27:44)

デーモン バスターズ【end】   (2019/6/15 22:27:50)

おしらせデーモン バスターズさんが退室しました。  (2019/6/15 22:27:52)

おしらせデーモン バスターズさんが入室しました♪  (2019/6/17 20:19:00)

デーモン バスターズ【愛する妻は後ずさりしない】   (2019/6/17 20:19:46)

デーモン バスターズ   (2019/6/17 20:19:48)

デーモン バスターズ俺の妻は、寿命一ヶ月だ。   (2019/6/17 20:21:32)

デーモン バスターズといっても、最初に伝えられた時は寿命10年だった。   (2019/6/17 20:22:01)

デーモン バスターズ時が経つのは早い、と実感する。   (2019/6/17 20:22:10)

デーモン バスターズ__いや、違うかもしれない。実際、俺が彼女といるのがとても楽しかったという証拠なんだ。   (2019/6/17 20:22:45)

デーモン バスターズ人間が時間が短いと感じる時は、大抵何かに夢中になっている時や、楽しいと思ったりしている時らしいから。   (2019/6/17 20:23:17)

デーモン バスターズでも、彼女の顔はいつでも微笑みを保っていた。   (2019/6/17 20:24:47)

デーモン バスターズ「(・・・無理をさせているのかもしれない・・・)」   (2019/6/17 20:25:00)

2019年05月17日 20時08分 ~ 2019年06月17日 20時25分 の過去ログ
ディーアンシーの心臓は-過去系小説-
現在のルーム
過去ログ一覧
▲このページの先頭に戻る


[保護された通信(SSL https)を利用する]

クッキーの使用について

(C)2009-2024 ミナコイチャット <info@3751chat.com>