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「ディーアンシーの心臓は-過去系小説-」の過去ログ

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2019年07月28日 19時03分 ~ 2019年08月08日 21時40分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

かまつりきっと、その子の親だったんだろう。   (2019/7/28 19:03:40)

かまつり「…………ねえ、お嬢ちゃん。」   (2019/7/28 19:04:43)

かまつり私は後ろから声をかけた。   (2019/7/28 19:04:48)

かまつりその子の顔は、右半分が爛れていた。   (2019/7/28 19:05:25)

かまつり「……可哀想に。貴方だけが生き残ったのね。」   (2019/7/28 19:05:45)

かまつり私がその子の頭をそっと撫でてやろうとした時   (2019/7/28 19:06:04)

かまつり「………魔女」   (2019/7/28 19:06:23)

かまつり私は手を止めた。   (2019/7/28 19:06:56)

かまつりその子は、私に怯えている表情をしていたからだ。   (2019/7/28 19:08:24)

かまつり「・・・お嬢ちゃん。…やっぱり、魔女は嫌い?」   (2019/7/28 19:13:46)

かまつり私は静かにその子に問いた。   (2019/7/28 19:14:21)

かまつりでも、その子からの返事はなかった。   (2019/7/28 19:14:58)

かまつりただ唇を震わせて、こちらを見るだけ。   (2019/7/28 19:15:39)

かまつり「…………じゃあ…その顔は、生まれつき?」   (2019/7/28 19:16:16)

かまつりそう聞くと、その子はゆっくり頷いた。   (2019/7/28 19:16:46)

かまつり「・・・そう。」   (2019/7/28 19:18:26)

かまつり私はそう言って、自分の口元を思いっきり拭いて見せた。   (2019/7/28 19:20:21)

かまつり「……あのねえ、お嬢ちゃん。私も同じなのよ。」   (2019/7/28 19:20:48)

かまつり私は口角をあげて見せる。   (2019/7/28 19:21:09)

かまつり私も、顔の下半分が爛れていたからだ。   (2019/7/28 19:21:56)

かまつりすると、驚いたことに、その子の表情は変わった。   (2019/7/28 19:23:49)

かまつり「・・・一緒?」   (2019/7/28 19:24:00)

かまつりそして、小さく微笑んできたのだ。   (2019/7/28 19:24:40)

かまつり「(………子供らしく……いえ、人間らしくもないわ、この子。)」   (2019/7/28 19:25:06)

かまつりもっと泣き叫ぶかと思っていたのに、まさかこの状況で笑い出すだなんて。   (2019/7/28 19:25:29)

かまつり「……ねえ、あなた、うちにいらっしゃい。もう少しで別の場所について来てもらうことになっちゃうけれど。   (2019/7/28 19:26:37)

かまつり貴方と、もっと話しがしてみたい。」   (2019/7/28 19:26:49)

かまつり   (2019/7/28 19:27:24)

かまつりそれから、私はその子と暮らし始めた。   (2019/7/28 19:29:10)

かまつり「貴方の名前は?」と聞いてみたが、その子は「貰ってない」と答えた。だから、私が名前をつけてやった。   (2019/7/28 19:29:56)

かまつり「Mia(ミア)」。何処かの国で、「私の」という意味だと聞いたことがあったから、そう名付けた。   (2019/7/28 19:31:42)

かまつりミアは本当に美しかった。   (2019/7/28 19:35:09)

かまつり私は彼女の満点の星空のような綺麗な''蒼色''の目も、薔薇の花びらのように可憐な''赤紫''の髪も、私と同じような右半分の傷も、全部まとめて愛してた。   (2019/7/28 19:37:55)

かまつり何故、私がそこまでミアに惹かれたかは分からない。   (2019/7/28 19:38:16)

かまつりでも、最初に会った時の、怯えた様子からいきなり笑顔になったあの気味悪さは、思い出すだけでも少しゾッとしだ   (2019/7/28 19:40:14)

かまつり(した…(()   (2019/7/28 19:40:22)

かまつりこの子は、本当に人間なのだろうか。   (2019/7/28 19:40:34)

かまつりでも、ミアに魔法を教えるのには気が引けたので、確かめることはやめにした。   (2019/7/28 19:42:27)

かまつりそもそも、自分の子を化け物としてみようとするだなんて……育て親だとしても、そんなの駄目ですものね。   (2019/7/28 19:42:59)

かまつりそのまま、私はミアと5年間ほど過ごした。   (2019/7/28 19:44:36)

かまつりそのくらい経って、異変が起きた。   (2019/7/28 19:45:22)

かまつり「………ミア?その服…」   (2019/7/28 19:47:00)

かまつり「ああ、魔女様っ私、服もお揃いにしてみたくって…駄目でしたか?」   (2019/7/28 19:49:29)

かまつりミアは、なんでも私とお揃いにしたがった。   (2019/7/28 19:50:05)

かまつり髪型も、耳飾りも、身長も。   (2019/7/28 19:52:00)

かまつり「………いいえ、何も悪いことはないよ。綺麗だよ、ミア。だから、そんな不安そうな顔をするのはおよし。」   (2019/7/28 19:52:37)

かまつり私はそう言って、いつもミアの顔を撫でるのだった。   (2019/7/28 19:55:25)

かまつりそうすると、ミアが幸せそうに微笑むから。   (2019/7/28 19:55:39)

かまつり「(・・・もう、中毒みたいなものね・・・)」   (2019/7/28 19:57:37)

かまつり次第に、その笑顔がたまらなく愛おしくなってきていることを分かっていた。   (2019/7/28 19:59:29)

かまつり(一旦終わろ)   (2019/7/28 20:00:09)

おしらせかまつりさんが退室しました。  (2019/7/28 20:00:12)

おしらせマツリ・ハンさんが入室しました♪  (2019/7/29 19:27:29)

マツリ・ハン「…そういえば、今日はどこへ行くつもり?」   (2019/7/29 19:29:11)

マツリ・ハンミアはたまに、街へ出かけに行った。   (2019/7/29 19:30:01)

マツリ・ハン私の質問に、ミアはまた微笑んで答えてくれた。   (2019/7/29 19:30:27)

マツリ・ハン「…お母様に、花を買ってきてあげようと思ったの。ずっと前から、気になって仕方がなくって。」   (2019/7/29 19:31:05)

マツリ・ハン「…私のために?」   (2019/7/29 19:31:23)

マツリ・ハン「うん、そう。」   (2019/7/29 19:31:31)

マツリ・ハン__私なんかのために、この子は   (2019/7/29 19:32:21)

マツリ・ハンその時の私は嬉しくてたまらなかった。   (2019/7/29 19:32:43)

マツリ・ハン「じゃあ、いってきます。・・・あ、お母様。」   (2019/7/29 19:35:33)

マツリ・ハンどうしたの?、と聞こうとした私の額に、ミアは優しくキスをした。   (2019/7/29 19:36:06)

マツリ・ハン「大好きよ。」   (2019/7/29 19:36:17)

マツリ・ハン今までキスをしてくることがなかったので、私は驚いた。   (2019/7/29 19:37:39)

マツリ・ハン「(・・・私、やっぱりあの子の家族なのね。)」   (2019/7/29 19:38:09)

マツリ・ハン机に置いてあった手鏡を取り、自分の顔を見る。   (2019/7/29 19:41:09)

マツリ・ハン私は、手鏡に向かって微笑んで見た。でも、その顔はやはり、あの子の笑顔には全く似ていなかった。   (2019/7/29 19:42:29)

マツリ・ハン   (2019/7/29 19:42:42)

マツリ・ハン「…遅いわね……。」   (2019/7/29 19:43:01)

マツリ・ハン塔の壁に飾られている古時計を見ると、夕方の5時を指していた。   (2019/7/29 19:43:33)

マツリ・ハン外はもう暗くなってきているし、辺りはあまりにも静かで少し気味が悪い。   (2019/7/29 19:46:14)

マツリ・ハン___そう思っていると、何か声が聞こえてきた。   (2019/7/29 19:47:06)

マツリ・ハン「(……?何の声かしら。)」   (2019/7/29 19:47:43)

マツリ・ハン私は黒い頭巾をかぶって外へ出てみた。   (2019/7/29 19:48:08)

マツリ・ハン(間違えた外に出てないです((()   (2019/7/29 19:49:02)

マツリ・ハン訂正:私は黒い頭巾をかぶって、外に出ようとした。   (2019/7/29 19:49:12)

マツリ・ハンガチャッ   (2019/7/29 19:51:43)

マツリ・ハン「…え?」   (2019/7/29 19:51:46)

マツリ・ハンどうして開かないの?   (2019/7/29 19:51:55)

マツリ・ハン何度も試してみてみても、その扉が開くことはなかった。   (2019/7/29 19:52:37)

マツリ・ハンというか、扉の前にある何かに押さえつけられているような…   (2019/7/29 19:53:14)

マツリ・ハン「(………どうしよう、ミアが帰ってきた時に入ってこれないじゃない…)」   (2019/7/29 19:55:00)

マツリ・ハン私が混乱していた、その時だった。   (2019/7/29 19:55:45)

マツリ・ハン『魔女だ!!!!!捕まえて殺してしまえ!!!!!!!』   (2019/7/29 19:56:34)

マツリ・ハン「ッ!?」   (2019/7/29 19:56:52)

マツリ・ハンさっきから聞こえてきていた声は、一般人が私を追っている声だった。   (2019/7/29 19:57:12)

マツリ・ハン…でも、待って。   (2019/7/29 19:57:23)

マツリ・ハンどうして、私がここにいることが分かったの。   (2019/7/29 19:57:35)

マツリ・ハン私の塔の一階には窓もないし、外からは絶対に見えない。   (2019/7/29 19:58:15)

マツリ・ハンなのに、どうして   (2019/7/29 19:58:25)

マツリ・ハン・・・   (2019/7/29 19:58:38)

マツリ・ハン「!!………ッまさか」   (2019/7/29 19:58:45)

マツリ・ハン私は察してしまった。   (2019/7/29 20:00:08)

マツリ・ハンこの扉の前にあるものが   (2019/7/29 20:00:24)

マツリ・ハン私の娘のミアであることを   (2019/7/29 20:00:37)

マツリ・ハン「ミアッッ!!ミアなんでしょう!?!?開けてッお願いだからァ!!!!」   (2019/7/29 20:02:03)

マツリ・ハン私は必死に叫びながら扉を叩く。   (2019/7/29 20:02:51)

マツリ・ハンでも、そんな事をしてもその扉が開くことはない。   (2019/7/29 20:03:10)

マツリ・ハンでも、一度扉の隙間から外の様子が見えた時   (2019/7/29 20:03:50)

マツリ・ハン扉を泣きながら抑えているミアの姿が見えた。   (2019/7/29 20:05:35)

マツリ・ハン見間違えるわけがない。あんなに綺麗で、私と服装も飾りも靴も身長も全て同じなんだから。   (2019/7/29 20:06:00)

マツリ・ハン「お願いッ私は、私は貴方を身代わりにするために育ててきたんじゃないッ!!!」   (2019/7/29 20:08:52)

マツリ・ハン「………うん、ごめんなさい…分かっていますよ。ずっと昔から分かっています。」   (2019/7/29 20:09:53)

マツリ・ハンその声は私と同じように震えていた。   (2019/7/29 20:10:08)

マツリ・ハン「花、ポストの中に入れておきましたからね。握りしめてきたから、潰れちゃった所もあるかもしれませんが………   (2019/7/29 20:14:02)

マツリ・ハンもう、止めないで。私はずっと貴方を守りたかったんですから。」   (2019/7/29 20:14:24)

マツリ・ハン「……ミア……!!」   (2019/7/29 20:14:38)

マツリ・ハン私が言葉を続けようとした瞬間、扉が一瞬大きく動いた。   (2019/7/29 20:15:27)

マツリ・ハン暫く驚いて動くことができなかったが、ドアが開くようになったことに気づいて、私は恐る恐る外を見てみた。   (2019/7/29 20:16:50)

マツリ・ハンミアの姿は、もうなかった。   (2019/7/29 20:17:29)

マツリ・ハンミアの気配を感じ取ろうと試みたが、もう辺りからミアの姿は元々なかったかのようになくなっていた。   (2019/7/29 20:18:42)

マツリ・ハン私は、その場で泣き崩れた。   (2019/7/29 20:18:49)

マツリ・ハン「ミア…………私のミア……!!」   (2019/7/29 20:19:04)

マツリ・ハン愛しいあの子が、私の身代わりになってしまうだなんて   (2019/7/29 20:19:21)

マツリ・ハン私は自分に対して、怒りや悲しみ…色々な感情を抱いた。   (2019/7/29 20:20:21)

マツリ・ハン……絶対に許さない。   (2019/7/29 20:20:45)

マツリ・ハン私の、私のミアを   (2019/7/29 20:20:51)

マツリ・ハン「・・・人間共………殺してやる……!!」   (2019/7/29 20:21:29)

マツリ・ハン殺してやる、殺してやる   (2019/7/29 20:22:12)

マツリ・ハン私はずっとそう言い続けた。   (2019/7/29 20:22:19)

マツリ・ハンそして、その瞬間こそが、私が「黒糸の魔女」と化した瞬間だった。   (2019/7/29 20:23:13)

マツリ・ハン【end…?】   (2019/7/29 20:23:31)

マツリ・ハン   (2019/7/29 20:23:35)

マツリ・ハンジョイスの育て親の黒糸の魔女は、これから人間を子供はさらって道具にして大人は殺させて、っていう殺人行為を繰り返し始めたんですね…((   (2019/7/29 20:24:52)

マツリ・ハン簡単にいうと、黒糸の魔女は、''大好きな娘を殺された復讐''のために''自分がなりたくなかった魔女の姿''に成り果ててしまったっていう皮肉な過去物語でした^^((   (2019/7/29 20:26:54)

おしらせマツリ・ハンさんが退室しました。  (2019/7/29 20:27:02)

おしらせマツリ・ハンさんが入室しました♪  (2019/7/31 20:04:55)

マツリ・ハン【踊れ、舞え。】   (2019/7/31 20:06:43)

マツリ・ハン   (2019/7/31 20:06:45)

マツリ・ハン私は、夕日が沈み始める中必死に走っていた。   (2019/7/31 20:08:48)

マツリ・ハン自分が愛しているターニャが、急に何者かに襲われたと聞いたのだ。   (2019/7/31 20:09:47)

マツリ・ハン今は病床で眠っていて、先程会ってきた。   (2019/7/31 20:10:41)

マツリ・ハン今私が急いでいる理由は、''ある人''に出会うためだった。   (2019/7/31 20:11:13)

マツリ・ハン「・・・」   (2019/7/31 20:12:50)

マツリ・ハン私は廃れた高い塔の頂上で立ち止まった。   (2019/7/31 20:13:44)

マツリ・ハン酷く息が切れていたが、その時の私はそのことにも気づいていなかった。   (2019/7/31 20:15:38)

マツリ・ハン___そして、自分の右手を、静かにゆっくりと上げた。   (2019/7/31 20:16:37)

マツリ・ハン・・・・・   (2019/7/31 20:17:01)

マツリ・ハン「…嗚呼、やっと   (2019/7/31 20:17:55)

マツリ・ハンやっと会えたのね。」   (2019/7/31 20:18:01)

マツリ・ハンその声と共に自分の右手に''何か''が触れようとした瞬間、私は素早く右手を下ろし、左手に隠し持っていた銃から一発放った。   (2019/7/31 20:19:50)

マツリ・ハンすると、銃弾が当たった空間から、一気に黒い霧のようなものが溢れ出し、辺りはすっかりそれに包まれてしまった。   (2019/7/31 20:23:13)

マツリ・ハン「………いつか現れるとは思っていたが………何故、私の恋人を危険な目に合わせた。」   (2019/7/31 20:24:34)

マツリ・ハン「あらァ、貴方……そんなに怖い子だったかしら?」   (2019/7/31 20:27:49)

マツリ・ハン黒い空間に蒼い炎が灯り始める。   (2019/7/31 20:29:59)

マツリ・ハン同時に、その声の主が、ようやく姿を現した。   (2019/7/31 20:30:45)

マツリ・ハン其れは、かつての私の''母であり、   (2019/7/31 20:31:01)

マツリ・ハン今私が一番憎んでいる人物だった。   (2019/7/31 20:31:31)

マツリ・ハン「…質問に答える気はないようだな。」   (2019/7/31 20:33:59)

マツリ・ハン私は再び銃を構える。   (2019/7/31 20:37:12)

マツリ・ハンしかし、目の前の女はくすくすと笑い、余裕そうな態度をとってくる。   (2019/7/31 20:37:36)

マツリ・ハン私の心にあるものは一つ。殺意だった。   (2019/7/31 20:39:32)

マツリ・ハン「……ねえ、ジョイス。私ねえ、貴方を何年間も育ててきたのよ。   (2019/7/31 20:40:34)

マツリ・ハン貴方の動きも攻撃の仕方も何もかも既に把握しているのよ。   (2019/7/31 20:41:04)

マツリ・ハンああ、そうそう。貴方が愛しているあの子、とても可愛らしいのね。」   (2019/7/31 20:43:18)

マツリ・ハン私は彼女の言葉に眉を寄せた。   (2019/7/31 20:44:31)

マツリ・ハン「だって……何よりも、あの子   (2019/7/31 20:44:51)

マツリ・ハン地獄で育った貴方をさらに育ててあげられそうだから。」   (2019/7/31 20:47:12)

マツリ・ハン光のない目で怪しく笑いながら彼女が放った言葉に対し____私は限界を越えてしまった。   (2019/7/31 20:48:55)

マツリ・ハン私は右足を思いっきり振り上げる。   (2019/7/31 20:53:50)

マツリ・ハン彼女は予想通り、後ろへ動いて蹴りを避けた。   (2019/7/31 20:54:19)

マツリ・ハン蹴りを入れた反動を利用して、一回転した後に左手に持つ銃で彼女に向けて銃弾を放つ。   (2019/7/31 20:56:49)

マツリ・ハン彼女の腕に命中した。   (2019/7/31 21:02:05)

マツリ・ハン____と思ったが、急に自分たちがいる場所がさっきいた塔の頂上に変わった。   (2019/7/31 21:03:12)

マツリ・ハン私は驚いて、一瞬体勢を崩してしまった。   (2019/7/31 21:04:03)

マツリ・ハンハッとして彼女の方を見ると、彼女には弾など一かすりもしていなかった。   (2019/7/31 21:05:10)

マツリ・ハンむしろ、さっきと同じようにニコニコ笑っているだけだった。   (2019/7/31 21:05:34)

マツリ・ハン「…貴方、本当の姿を見せずに戦おうだなんて、そんなの卑怯よ。」   (2019/7/31 21:06:24)

マツリ・ハン「………ッ」   (2019/7/31 21:06:53)

マツリ・ハンすると、私が目を隠すためにつけていた黒い布が切れ、地面に落ちた。   (2019/7/31 21:07:55)

マツリ・ハンいつのまに斬られてしまっていたのだろう。   (2019/7/31 21:09:21)

マツリ・ハン「ねえ貴方、私の能力、忘れてはいないんでしょう?」   (2019/7/31 21:09:50)

マツリ・ハン「Lily(純潔)」。幻覚を見せる能力をこの女は持っている。   (2019/7/31 21:11:16)

マツリ・ハンだから、いきなり景色が変わったり、目隠しを斬られたのに気づかなかったりしたのだろう。   (2019/7/31 21:11:53)

マツリ・ハンこの女に勝つ確率は極めて低い。既に、彼女に狙われた人間は、彼女の掌にあるようなものだからだ。   (2019/7/31 21:12:48)

マツリ・ハン私はそのことを知っている。   (2019/7/31 21:13:00)

マツリ・ハン「(……なら、彼女に操られる前に行動してしまえばいい。)」   (2019/7/31 21:14:20)

マツリ・ハン「…もう私は、   (2019/7/31 21:16:08)

マツリ・ハンお前の''メア''ではないんだよ。」   (2019/7/31 21:16:21)

マツリ・ハン彼女の目に一瞬怒りの感情が見えた。   (2019/7/31 21:16:49)

マツリ・ハンそれを私が見逃すわけがない。   (2019/7/31 21:17:25)

マツリ・ハンその一瞬の間に、私は彼女に向かってもう一度銃を放った。   (2019/7/31 21:18:12)

マツリ・ハン彼女はそれを避けたが、左側の袖に弾が命中してしまったようだ。   (2019/7/31 21:20:39)

マツリ・ハンすると彼女も銃を取り出した。私の使っているマスケット銃とは違う小さな銃だった。   (2019/7/31 21:22:24)

マツリ・ハンしかも、魔法で作られた繊細な銃。   (2019/7/31 21:24:28)

マツリ・ハン彼女も私の隙を見つけながら、私を撃とうとしてきた。   (2019/7/31 21:25:22)

マツリ・ハン銃弾がお互いの方向へと飛び交う。   (2019/7/31 21:25:32)

マツリ・ハン「(………来る)」   (2019/7/31 21:28:07)

マツリ・ハン彼女が微かに左手を動かす。それを見逃さなかった。   (2019/7/31 21:28:32)

マツリ・ハン私は屈んで低い体勢になった。   (2019/7/31 21:28:55)

マツリ・ハン辺りがまた別の真っ白な結界へと変化する。   (2019/7/31 21:30:29)

マツリ・ハンそして、一瞬のうちに結界は壊れ果てた街へと姿を変えた。   (2019/7/31 21:31:40)

マツリ・ハン街にある崩れた石壁や鉄柱に大量の銃弾が当たる。   (2019/7/31 21:32:38)

マツリ・ハン脆くなっていた石壁が倒れ始めた。   (2019/7/31 21:33:09)

マツリ・ハン私は左足で力強く踏み込み、彼女に向かって再び飛びながら突進し始める。   (2019/7/31 21:34:32)

マツリ・ハン石壁が地面に倒れ、大きな音が鳴る。   (2019/7/31 21:37:56)

マツリ・ハンこの魔女の作り出す幻覚の世界は、全て本当にあるかのように作り出されるため、音も建造物も全てが完璧なのだ。   (2019/7/31 21:38:49)

マツリ・ハン私に向かって彼女が一発銃弾を放った。   (2019/7/31 21:40:55)

マツリ・ハンその弾は私の持っていた銃に当たった。   (2019/7/31 21:42:16)

マツリ・ハンしかし、私の銃も魔法で作り出したものだ。   (2019/7/31 21:44:09)

マツリ・ハン弾が当たった銃は弾幕になり分裂した。   (2019/7/31 21:47:18)

マツリ・ハン新たに銃を作り出し、もう一回弾を放つ。   (2019/7/31 21:48:28)

マツリ・ハン彼女は、その弾も避け、鉄柱の上に一度立ち止まり、そこから飛び降りる。   (2019/7/31 21:49:27)

マツリ・ハン私も彼女を追いかけるために飛び降りた。   (2019/7/31 21:49:37)

マツリ・ハン(続く!!!!!!)((((おい   (2019/7/31 21:50:40)

おしらせマツリ・ハンさんが退室しました。  (2019/7/31 21:50:42)

おしらせマツリ・ハンさんが入室しました♪  (2019/8/2 21:18:37)

マツリ・ハン空中で魔法の銃弾を打ち合う。   (2019/8/2 21:19:17)

マツリ・ハンあたりにはたくさんの火花が舞い散っている。   (2019/8/2 21:20:19)

マツリ・ハンでも、私も彼女も、お互い全ての攻撃を避けながら戦っていた。   (2019/8/2 21:20:44)

マツリ・ハン普段の状態で戦うなら、私は心に押しつぶされてすぐに負けてしまっていただろう。   (2019/8/2 21:21:30)

マツリ・ハンきっと、こんなに力を出して戦えるのは   (2019/8/2 21:21:52)

マツリ・ハン''彼女''を守りたいという一心からきているのだろう。   (2019/8/2 21:22:07)

マツリ・ハンそして…自分の家族たちを。   (2019/8/2 21:24:01)

マツリ・ハン……家族?   (2019/8/2 21:24:20)

マツリ・ハン「(この人と私は……)」   (2019/8/2 21:24:31)

マツリ・ハン………そういえば、この人のこと   (2019/8/2 21:26:27)

マツリ・ハン私、何も知らない   (2019/8/2 21:26:33)

マツリ・ハン___そう考え、自分に油断を作ってしまった。   (2019/8/2 21:26:59)

マツリ・ハンパァンッ_   (2019/8/2 21:27:24)

マツリ・ハン「ッ!!!」   (2019/8/2 21:27:29)

マツリ・ハン……しまった。   (2019/8/2 21:28:09)

マツリ・ハン右足にまともに銃弾を喰らってしまった   (2019/8/2 21:29:12)

マツリ・ハン私は痛みに耐えきれず、そのまま地面へ真っ逆さまに落ちて行く。   (2019/8/2 21:31:14)

マツリ・ハン   (2019/8/2 21:33:28)

マツリ・ハンその瞬間、辺りが真っ白になった。   (2019/8/2 21:34:49)

マツリ・ハン意識が薄れてきているのかと思ったが、それは違う。   (2019/8/2 21:35:28)

マツリ・ハン彼女が能力を使ったんだ。   (2019/8/2 21:35:46)

マツリ・ハン「(……まずい、彼女には何をされるかわからない……ッ)」   (2019/8/2 21:37:33)

マツリ・ハンしかし、その瞬間、落ちてきた私を何かが捕まえた。   (2019/8/2 21:38:54)

マツリ・ハンそれは、''魔女''だった。   (2019/8/2 21:39:04)

マツリ・ハン完全に彼女に自由を奪われてしまったことに、私は強い恐怖を感じた。   (2019/8/2 21:41:24)

マツリ・ハンそれなのに彼女は、変わらずにこにこ笑い続けている。   (2019/8/2 21:43:11)

マツリ・ハン辺りの景色が、最初にいた塔へと戻っていった。   (2019/8/2 21:45:37)

マツリ・ハン「……貴方、本当に随分変わってしまったのねえ。」   (2019/8/2 21:51:08)

マツリ・ハンそれは、昔に聞いたことのあった''母親''の頃の声だった。   (2019/8/2 21:53:54)

マツリ・ハン「ねえ、ジョイス。   (2019/8/2 21:57:02)

マツリ・ハン…貴方と過ごしたあの頃、よく覚えているわ。   (2019/8/2 21:57:48)

マツリ・ハン貴方と過ごした時が、一番楽しかった。   (2019/8/2 21:57:58)

マツリ・ハンまるでメアといるみたいだったのよ。   (2019/8/2 21:58:09)

マツリ・ハン貴方はもう……私を母親とは思ってくれないんでしょうね。」   (2019/8/2 22:02:36)

マツリ・ハン気のせいかもしれないが……最後の言葉に、何か悲しさがこもっているように思ってしまった。   (2019/8/2 22:05:08)

マツリ・ハン私は、暫く何も答えなかった。   (2019/8/2 22:05:19)

マツリ・ハン暫くして彼女の手を退け、立ち上がった。   (2019/8/2 22:07:51)

マツリ・ハン魔女は、崩れた壁石の山の前に座っていた。   (2019/8/2 22:10:04)

マツリ・ハン彼女の顔には、まだ貼り付けたような微笑みが浮かんでいた。   (2019/8/2 22:10:18)

マツリ・ハン「……もしそう呼んだとしても…   (2019/8/2 22:11:57)

マツリ・ハンそれは、お前の首を締めるだけだろう。」   (2019/8/2 22:12:21)

マツリ・ハン右足の痛さと辛さによる締め付けられるような胸の痛みに耐えながら、私は彼女をしっかり見て続ける。   (2019/8/2 22:14:52)

マツリ・ハンいつの間にか彼女は、少し驚いたような表情をしていた。   (2019/8/2 22:15:34)

マツリ・ハン「最初に言っただろう。私はもう、お前の''メア''じゃない。   (2019/8/2 22:17:21)

マツリ・ハン……もう今更戻れるなんて思っていない癖に………   (2019/8/2 22:18:15)

マツリ・ハン……もう、お前の事が分からないんだよ………。」   (2019/8/2 22:19:02)

マツリ・ハン自分の右目から、暖かい涙が1つ落ちたのを感じた。   (2019/8/2 22:19:56)

マツリ・ハンそれでも、私は目線をずらすことはなかった。   (2019/8/2 22:21:43)

マツリ・ハン彼女の考えている事が本当に分からない。   (2019/8/2 22:22:56)

マツリ・ハンきっと私が、彼女の本性に気づく事ができる日は来ないのだろう。   (2019/8/2 22:23:23)

マツリ・ハン本当の彼女を知っているのは……一人目の娘のメアだけなんだ。   (2019/8/2 22:23:54)

マツリ・ハンこんなの、私に適任の役なんかじゃあないんだ。   (2019/8/2 22:24:13)

マツリ・ハン「……もう二度、私たちの前に現れないことを約束してくれないか。愛する人を傷つけないでくれ。お願いだ……」   (2019/8/2 22:25:21)

マツリ・ハンもうそれ以上、彼女の声を聴きたくはなかった。   (2019/8/2 22:27:42)

マツリ・ハン大きな罪悪感を背負いながら、私はその場を立ち去った。   (2019/8/2 22:27:54)

マツリ・ハン___それが、黒糸の魔女という育て親との、最後の会話だった。   (2019/8/2 22:28:57)

マツリ・ハン   (2019/8/2 22:29:02)

マツリ・ハン「・・・」   (2019/8/2 22:29:36)

マツリ・ハンあれから、自分の足で家に帰って来たが、右足の痛さに耐えきれず、玄関で倒れてしまった。   (2019/8/2 22:30:16)

マツリ・ハンミルとマリーに支えられながら運ばれ、後からチャリティも入れて様子を見に来た。   (2019/8/2 22:32:34)

マツリ・ハン3人とも凄く心配してくれて、なんだか少し申し訳なかった。   (2019/8/2 22:32:48)

マツリ・ハンそれからターニャからも電話があったようで、彼女も私のことを聞いて凄く焦っていたらしい。   (2019/8/2 22:35:07)

マツリ・ハン何日かしてやっと歩けるようになり、ターニャと会う事ができた。   (2019/8/2 22:35:54)

マツリ・ハンターニャの目から涙が出てきたのには本当に申し訳無さを感じた。   (2019/8/2 22:37:02)

マツリ・ハンターニャを抱き締めながら、自分を責めていた。   (2019/8/2 22:37:12)

マツリ・ハン私は、魔女を殺す事ができなかった上に、はっきりしない別れ方をしてしまったから。   (2019/8/2 22:37:55)

マツリ・ハン   (2019/8/2 22:37:58)

マツリ・ハンターニャに会いに行った後、私はまた塔へと向かった。   (2019/8/2 22:39:30)

マツリ・ハンしかし、その日は小型のナイフを持っていった。   (2019/8/2 22:40:37)

マツリ・ハン私はその時、あることに気がついてしまっていた。   (2019/8/2 22:40:56)

マツリ・ハン髪で隠された自分の右目から、もう呪いの跡が消えてしまっていたのだ。   (2019/8/2 22:42:21)

マツリ・ハンきっと、その呪いの跡は、魔女が私を探し出すための目印だったのだと…もうそれは前に気づいていた事だったが   (2019/8/2 22:42:52)

マツリ・ハン何故か、自分の心に後悔という感情が芽生えた。   (2019/8/2 22:43:16)

マツリ・ハンあんな最低なことをした育て親に対して、なぜこんな感情が出てくるのだろう。   (2019/8/2 22:43:48)

マツリ・ハン自分には全く理解できなかった。   (2019/8/2 22:43:56)

マツリ・ハン「(……本当に、あの女は、最後まで人を惑わしてくる。)」   (2019/8/2 22:45:10)

マツリ・ハン___私は、小型のナイフを取り出した。   (2019/8/2 22:45:31)

マツリ・ハンそして、自分の髪を結んでいたゴムを取る。   (2019/8/2 22:46:12)

マツリ・ハン髪をナイフを持っていない方の手で強く掴んだ。   (2019/8/2 22:46:41)

マツリ・ハンそして   (2019/8/2 22:46:43)

マツリ・ハンザシュッ__   (2019/8/2 22:47:04)

マツリ・ハン私は髪をナイフで切った。   (2019/8/2 22:47:17)

マツリ・ハン自分がまだあの女と住んでいた頃に、彼女が好きだといったから。   (2019/8/2 22:48:37)

マツリ・ハンメアと同じ色をしていたのこの髪を、彼女が綺麗だといったから。   (2019/8/2 22:49:01)

マツリ・ハンそして何よりも…   (2019/8/2 22:49:29)

マツリ・ハン彼女との関係を完全に断ち切ってしまいたくて堪らなかったんだ。   (2019/8/2 22:49:43)

マツリ・ハン私の切った髪は、風に吹かれて何処かに飛んで行ってしまった。   (2019/8/2 22:50:33)

マツリ・ハンいつのまにか、私はナイフを落として、笑いながら泣いていた。   (2019/8/2 22:50:58)

マツリ・ハン   (2019/8/2 22:51:01)

マツリ・ハン「お前なんか、大嫌いだ。」   (2019/8/2 22:51:06)

マツリ・ハン   (2019/8/2 22:51:10)

マツリ・ハン【end】   (2019/8/2 22:51:14)

マツリ・ハン   (2019/8/2 22:51:22)

マツリ・ハンこれからジョイスがターニャちゃんとか家族と生きて自分を取り戻していけるといいんだけどなあ…((   (2019/8/2 22:52:07)

マツリ・ハン多分この話は今から2年くらい後の話だと思ってます…つまり2年後のジョイスはボブ(((え   (2019/8/2 22:53:09)

おしらせマツリ・ハンさんが退室しました。  (2019/8/2 22:53:12)

おしらせマツリ・ハンさんが入室しました♪  (2019/8/3 22:16:20)

マツリ・ハン【恋してるだなんて言わないで】   (2019/8/3 22:18:42)

マツリ・ハン   (2019/8/3 22:18:45)

マツリ・ハン「・・・。」   (2019/8/3 22:22:17)

マツリ・ハンガチャ…   (2019/8/3 22:22:31)

マツリ・ハン「…あ、もしもし。」   (2019/8/3 22:22:43)

マツリ・ハン「まあ、マリー!どうしたの?」   (2019/8/3 22:23:08)

マツリ・ハン「…その、聞きたい事があって。」   (2019/8/3 22:23:23)

マツリ・ハン「聞きたい事…?何かしら?」   (2019/8/3 22:23:37)

マツリ・ハン「・・・その   (2019/8/3 22:23:48)

マツリ・ハン恩人にあげるプレゼントって、何が良いんでしょうか…。」   (2019/8/3 22:24:40)

マツリ・ハン   (2019/8/3 22:24:43)

マツリ・ハンあれは、数日前の事だった。   (2019/8/3 22:27:27)

マツリ・ハンその日は、店の花束用のリボンを買いに行っていた。   (2019/8/3 22:32:11)

マツリ・ハンそのリボンはミルのお気に入りのリボンだったので、折角なので3個買ってきた。   (2019/8/3 22:35:02)

マツリ・ハン私は人と接するのが本当は苦手な人間だった。   (2019/8/3 22:38:12)

マツリ・ハンいつもは無表情のまま避けるようにしているけど、本当は、まあ俗に言う「コミュ障」みたいなもので。   (2019/8/3 22:42:06)

マツリ・ハンそもそも家族以外の人を信じるのが苦手だったし、そのこともあって私は出かけた後の帰り道は人に会わぬように早足で帰っていたつもりだった。   (2019/8/3 22:43:01)

マツリ・ハン………それなのに   (2019/8/3 22:45:36)

マツリ・ハン「………あの…通していただけません?」   (2019/8/3 22:47:38)

マツリ・ハン「嫌だね、嬢ちゃんさっき俺の店から物盗んだだろ〜?」   (2019/8/3 22:49:18)

マツリ・ハン……変な男性に捕まってしまった。   (2019/8/3 22:49:29)

マツリ・ハン正直、こういうのは本当に不愉快だ。   (2019/8/3 22:49:59)

マツリ・ハン…でも私は、その日に限って、フォークを忘れてしまっていた。   (2019/8/3 22:50:17)

マツリ・ハン「誰が貴方の店の売り物なんかを盗むもんですか。言いがかりをつけるような人から買いたいものはありませんわ。」   (2019/8/3 22:50:49)

マツリ・ハン私の声には怒りの感情が混じっていた。多分、その時はいつもより高い声が出ていたと思う。   (2019/8/3 22:51:38)

マツリ・ハン__しかし、男に殴られると思っていたのに、何故かその男は笑った。   (2019/8/3 22:53:22)

マツリ・ハンそして、私の左腕を強く掴んできたのだ。   (2019/8/3 22:53:45)

マツリ・ハン「いッ……」   (2019/8/3 22:55:21)

マツリ・ハンあまりにも握る力が強かったので、思わず声が出てしまった。   (2019/8/3 22:55:42)

マツリ・ハン……いつもならこんなの振り解けるはずなのに…   (2019/8/3 22:56:01)

マツリ・ハンでも、何故かその時は体が言う事を聞かなかった。   (2019/8/3 22:56:14)

マツリ・ハンただ、男の目を見ながら震えるだけだった。   (2019/8/3 22:56:44)

マツリ・ハン「嬢ちゃん、アンタ中々良い性格してんじゃねえかぁ……強気な女は嫌いじゃねぇぜ?」   (2019/8/3 22:58:10)

マツリ・ハン「(……なんでこんな……怖い顔してるんだろう、この人………)」   (2019/8/3 22:58:40)

マツリ・ハン男の目は怪しさに満ちていた。   (2019/8/3 22:59:21)

マツリ・ハンそれが私にとって本当に怖くて堪らなかった。   (2019/8/3 22:59:33)

マツリ・ハン「……!やめッ…」   (2019/8/3 23:00:34)

マツリ・ハン両腕をつかまれそうになり、声を荒げようとした時だった。   (2019/8/3 23:01:00)

マツリ・ハンガンッッッ!!!   (2019/8/3 23:02:28)

マツリ・ハン「………え」   (2019/8/3 23:02:55)

マツリ・ハンいきなり大きな金属音が聞こえたので、思わず反射的に瞑っていた目を開けた。   (2019/8/3 23:03:33)

マツリ・ハンすると、いつのまにか左腕は自由の身となっていて、男性は自分の目の前に気絶して倒れていた。   (2019/8/3 23:04:03)

マツリ・ハン「(……もしかして、お姉ちゃんが)」   (2019/8/3 23:04:22)

マツリ・ハン「…大丈夫か。」   (2019/8/3 23:04:51)

マツリ・ハン「えっ」   (2019/8/3 23:04:57)

マツリ・ハン………お姉ちゃんじゃない…   (2019/8/3 23:05:11)

マツリ・ハン誰だ、この人。   (2019/8/3 23:05:16)

マツリ・ハンいや、私が外にあまりでないから、知らないだけかもしれないけど……   (2019/8/3 23:05:33)

マツリ・ハン「…ああ、僕は自衛隊だ。こいつは死なせてはいないから安心しろ。」   (2019/8/3 23:09:52)

マツリ・ハンガスマスクを付けたその人は、目の前に倒れている男性を指差しながら言った。   (2019/8/3 23:10:22)

マツリ・ハン「……その   (2019/8/3 23:11:26)

マツリ・ハンありがとうございます。本当に、危ないところだったので…」   (2019/8/3 23:12:20)

マツリ・ハン礼はしっかり言っておかないとと思ったので言ったけれど、表情はやっぱり硬いままだったと思う。生憎、私は涙腺も全く緩くないのだ。   (2019/8/3 23:13:57)

マツリ・ハン「ああ………じゃ。こいつは連れて行く。」   (2019/8/3 23:15:05)

マツリ・ハンそういうと、軽々と片手で170cm位の男性を持ち上げた。   (2019/8/3 23:15:34)

マツリ・ハンミルみたいな人だな……と思った所でリボンのことを思い出した。   (2019/8/3 23:16:39)

マツリ・ハン「……その、お礼は後日、ちゃんとします。本当にありがとうございました。」   (2019/8/3 23:17:07)

マツリ・ハン笑顔を作るのに失敗したまま、私はお辞儀をして家へ向かって歩いていった。   (2019/8/3 23:17:32)

おしらせマツリ・ハンさんが退室しました。  (2019/8/3 23:17:39)

おしらせマツリ・ハンさんが入室しました♪  (2019/8/6 20:45:03)

マツリ・ハン【アテマリ(マフィアパロ)】   (2019/8/6 20:45:19)

マツリ・ハン   (2019/8/6 20:45:50)

マツリ・ハンその女の名前は、アーテルといった。   (2019/8/6 20:46:32)

マツリ・ハンアーテルはマフィアの一員で、強力な人物の1人だった。   (2019/8/6 20:47:52)

マツリ・ハンだから、彼女は幹部によく依頼を任されていた。   (2019/8/6 20:48:35)

マツリ・ハン「………でもなあ…なんなんだよ今回の依頼……」   (2019/8/6 20:49:41)

マツリ・ハンアーテルは自分が幹部に言われたことを思い出す。   (2019/8/6 20:49:57)

マツリ・ハン「(………最近現れた1人の少女を捕獲するって………どんな依頼だよ。捕まえて殺すってか?)」   (2019/8/6 20:52:49)

マツリ・ハン少女っていってもなぁ……何才くらいかもわからねえし   (2019/8/6 20:55:13)

マツリ・ハンそう思いながら、アーテルは右手で自分の後頭部をかく。   (2019/8/6 20:55:43)

マツリ・ハン与えられた少女の特徴は三つだった。   (2019/8/6 20:56:06)

マツリ・ハン一つ、茶髪で背が低いこと。   (2019/8/6 20:56:28)

マツリ・ハン二つ、常時能力は持っていないこと。   (2019/8/6 20:56:52)

マツリ・ハン三つ、しかし人を超えた戦闘力を持っていること。   (2019/8/6 20:57:12)

マツリ・ハン「(……二つ目と三つ目って戦わなきゃ分かんないじゃねえかよ!!)」   (2019/8/6 20:58:27)

マツリ・ハン…それほど強いのか…、と思いながら、少女の姿を想像する。   (2019/8/6 20:59:10)

マツリ・ハン顔に傷がついていて、少し汚れてて…一人で行動してるんだし、まあ可愛いとは程遠い姿なんだろう。   (2019/8/6 21:00:25)

マツリ・ハン「(……にしても、ここら辺に住処があるって聞いたけど….いなくないか。)」   (2019/8/6 21:01:21)

マツリ・ハンアーテルが周りを見渡しても、そこに広がっているのは殺風景な外国風の街だった。   (2019/8/6 21:02:02)

マツリ・ハン人影なんか一つもない。聞こえてくるのは、自分の足音と強い風の音だけだ。   (2019/8/6 21:02:57)

マツリ・ハン「(……一体どこに   (2019/8/6 21:03:38)

マツリ・ハンその時だった。   (2019/8/6 21:03:47)

マツリ・ハン遠くから石が崩れる音がした。   (2019/8/6 21:04:45)

マツリ・ハンその音はだんだん近づいてくる。   (2019/8/6 21:04:53)

マツリ・ハン風向きも、だんだん怪しくなってきた。   (2019/8/6 21:05:48)

マツリ・ハン「(………きたか。)」   (2019/8/6 21:05:55)

マツリ・ハンアーテルは、音が聞こえる方向に向けて銃を構える。   (2019/8/6 21:06:13)

マツリ・ハンすると、その方向にあった建物の裏側から、例の少女らしき人物が現れた。   (2019/8/6 21:08:19)

マツリ・ハン少女は、その建物の屋根の上に立って、アーテルの方を冷血な目で見下ろしている。   (2019/8/6 21:09:04)

マツリ・ハンしかし、その少女の姿は、アーテルが予想していたものとは全く違った。   (2019/8/6 21:09:29)

マツリ・ハン茶髪の長いさらさらした髪を白と茶色のリボンで二つに結い、肌は雪のように白かった。   (2019/8/6 21:11:16)

マツリ・ハン白い布を羽織り、茶色のふんわりしたスカートをはいた、小柄な少女。   (2019/8/6 21:12:31)

マツリ・ハンアーテルは少しの間目を丸くしていた。   (2019/8/6 21:13:12)

マツリ・ハンしかし、少女の冷ややかな高い声で我に返った。   (2019/8/6 21:13:47)

マツリ・ハン「マフィアの人間が私の何の用ですか。ここは私の場所です。今すぐ武器を捨てて立ち去りなさい。」   (2019/8/6 21:14:56)

マツリ・ハン(私に何の用ですかだよ…(()   (2019/8/6 21:15:08)

マツリ・ハン「そういうわけにもいかないんだよ。お前が最近うちの連中に怪我を負わせたことが騒ぎになってんだ。   (2019/8/6 21:17:03)

マツリ・ハン大人しくついてきてもらう。」   (2019/8/6 21:17:31)

マツリ・ハンアーテルがそう言うと、少女は横を向いて小さくため息をついた。   (2019/8/6 21:18:16)

マツリ・ハン「………あなたたちの所の人達は侵入者同然でした。急に来たと思えばいきなり攻撃してきて………。」   (2019/8/6 21:23:57)

マツリ・ハン少女は、再び氷のように冷たい表情でこちらを向く。   (2019/8/6 21:25:45)

マツリ・ハン「(……結局こいつと戦うのかよ…)」   (2019/8/6 21:27:16)

マツリ・ハン「そちらの人間も無差別に私を襲ったんですから、借りは返さなければなりません。」   (2019/8/6 21:29:07)

マツリ・ハン「………早く終わらせるか。」   (2019/8/6 21:29:32)

マツリ・ハンアーテルは、少女に向けて銃弾を放った。   (2019/8/6 21:30:13)

マツリ・ハンしかしその少女は、無能力の一般人だとは思えない速さでこちらへ向かってくる。   (2019/8/6 21:31:48)

マツリ・ハンそして、手に持っていた錆びた鉄パイプを思いっきりこちらに振りかざしてきた。   (2019/8/6 21:34:22)

マツリ・ハン「危なッ……」   (2019/8/6 21:34:30)

マツリ・ハンアーテルはその速さに驚き少し体勢を崩したが、攻撃を避けてすぐに体勢を立て直した。   (2019/8/6 21:35:03)

マツリ・ハンしかし、少女は容赦なくアーテルの方へ攻撃を仕掛ける。   (2019/8/6 21:36:02)

マツリ・ハンその時の少女の顔は、まだ未成年とは思えないほど、希望を失った人形のような顔をしていた。   (2019/8/6 21:36:39)

マツリ・ハンアーテルは銃を撃ちながら、その顔を見ていた。   (2019/8/6 21:41:03)

マツリ・ハン__そして、アーテルは行動に出た。   (2019/8/6 21:42:19)

マツリ・ハンダッ   (2019/8/6 21:44:38)

マツリ・ハン「………捕まえました。これで身動きは取れないでしょう。」   (2019/8/6 21:44:58)

マツリ・ハン「・・・   (2019/8/6 21:48:43)

マツリ・ハン身動きが''取れなくなる''のはそっちだろうがな。」   (2019/8/6 21:49:03)

マツリ・ハン「は?………何を言」   (2019/8/6 21:50:16)

マツリ・ハンビリッ_   (2019/8/6 21:51:25)

マツリ・ハン「!?」   (2019/8/6 21:51:34)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、マツリ・ハンさんが自動退室しました。  (2019/8/6 22:16:00)

おしらせマツリ・ハンさんが入室しました♪  (2019/8/6 23:32:50)

マツリ・ハン(宿題してた…(()   (2019/8/6 23:33:00)

マツリ・ハン少女は気を失い、アーテルの方へ倒れかけた。   (2019/8/6 23:33:52)

マツリ・ハンアーテルが倒れかかってきた少女を抑え、そのまま背中に背負った。   (2019/8/6 23:35:22)

マツリ・ハンやっぱりあの肌白さや小柄な姿から予想してはいたけれど、とても軽かった。   (2019/8/6 23:35:49)

マツリ・ハン「(……スタンガン、隠し持っておいて良かった。)」   (2019/8/6 23:36:10)

マツリ・ハンアーテルは少女をおぶりながら歩き、心の底から安堵のため息をついた。   (2019/8/6 23:36:59)

マツリ・ハンそして、チラッと自分の背中におぶられている少女の方を見た。   (2019/8/6 23:37:34)

マツリ・ハン「(………本当に、予想してた感じのやつとは真逆だな。寝てると本当どっかの人形にしか見えないし。)」   (2019/8/6 23:39:00)

マツリ・ハン少女の睫毛は少し色素が薄く、それも人形のように長い睫毛だった。   (2019/8/6 23:40:16)

マツリ・ハン   (2019/8/6 23:41:35)

マツリ・ハンそのままアーテルは、少女を背負いながら裏道を通ってアジトへと帰ってきた。   (2019/8/6 23:42:24)

マツリ・ハン少女はアジトに着くと、ある部屋に移動させられた。それもアーテルが担当することとなった。   (2019/8/6 23:43:10)

マツリ・ハン部屋に着くと、少女は病院にあるようなベッドに寝かせられた。   (2019/8/6 23:44:15)

マツリ・ハンその時、アーテルはあることに気づいた。   (2019/8/6 23:44:34)

マツリ・ハン「(………なんだ、この首の模様。)」   (2019/8/6 23:44:46)

マツリ・ハン首の左の方に、赤紫色の線の模様がついていた。   (2019/8/6 23:59:27)

マツリ・ハン(一旦終わろう)((   (2019/8/6 23:59:49)

おしらせマツリ・ハンさんが退室しました。  (2019/8/6 23:59:51)

おしらせマツリ・ハンさんが入室しました♪  (2019/8/7 09:11:18)

マツリ・ハンアーテルは、少女が寝かせられたベッドの横にある机に、紙が何枚か置かれているのを見つけた。   (2019/8/7 09:12:07)

マツリ・ハンそれを、彼女は手に取り、一枚ずつ目を通してみた。   (2019/8/7 09:12:54)

マツリ・ハンその紙は、少女についてのことが書かれていた。   (2019/8/7 09:13:15)

マツリ・ハン少女の名前は、ローズマリー・メイというらしい。年齢欄には「19」と記されていた。   (2019/8/7 09:15:32)

マツリ・ハンそして、ただの人間ではなかった。   (2019/8/7 09:17:03)

マツリ・ハン「(…陶器族?なんだそれ。)」   (2019/8/7 09:17:13)

マツリ・ハンアーテルは、じゃあこの肌の白さもあの首の模様も、それ特有の何かなのか?と考えた。   (2019/8/7 09:18:03)

マツリ・ハンそしてもう一つ、アーテルには気になることがあった。   (2019/8/7 09:19:54)

マツリ・ハン少女は、二人の姉と1人の実妹がいるらしい。   (2019/8/7 09:20:30)

マツリ・ハン(待ってミスった。まだこの時ひとりの姉だった。うん。(()   (2019/8/7 09:21:03)

マツリ・ハンしかし、妹は別の組織に連れて行かれ、姉もどこにいるかは分かっていないらしい。   (2019/8/7 09:22:07)

マツリ・ハン「(……そういえば)」   (2019/8/7 09:22:23)

マツリ・ハンアーテルは、出会った時の少女の姿について思い出した。   (2019/8/7 09:24:14)

マツリ・ハン「(1人で行動して暮らしてる女って割には綺麗な身なりしてたし…………目の光がなかったのもそのせいか。)」   (2019/8/7 09:25:02)

マツリ・ハンそう思いながら、チラッと少女に目をやる。   (2019/8/7 09:26:55)

マツリ・ハン「うおっ!?」   (2019/8/7 09:27:01)

マツリ・ハン「・・・」   (2019/8/7 09:27:10)

マツリ・ハン少女が大きな青い目を開けて、こちらを見ていた。   (2019/8/7 09:27:31)

マツリ・ハンその大きな目に吸い込まれそうな気がして、思わずアーテルは目を逸らした。   (2019/8/7 09:28:20)

マツリ・ハン「……私を殺すつもりですか。」   (2019/8/7 09:28:39)

マツリ・ハン私はその言葉を聞いて少し戸惑った。   (2019/8/7 09:29:05)

マツリ・ハン(私じゃあないよ!!!!!!((()   (2019/8/7 09:29:22)

マツリ・ハン…でも、なんで未成年の1人で行動する女を殺そうとするんだ?   (2019/8/7 09:29:49)

マツリ・ハンアーテルは、少女と目を合わせないために紙を出来るだけ集中するようにして見ながら、溜息交じりに返事をした。   (2019/8/7 09:31:15)

マツリ・ハン「……それは幹部の指示だ。僕にはなんとも言えない。」   (2019/8/7 09:33:06)

マツリ・ハン「………屈辱です。私もマフィアに捕まってしまうだなんて。」   (2019/8/7 09:34:04)

マツリ・ハン「………ああ、妹か。」   (2019/8/7 09:35:45)

マツリ・ハン「!?なんでそれをッ…」   (2019/8/7 09:36:07)

マツリ・ハン少女は上半身を起こし、青ざめた顔でアーテルに問いた。   (2019/8/7 09:37:03)

マツリ・ハン「勘違いするな。…僕は今この紙に書いてあることを見ただけだ。」   (2019/8/7 09:37:43)

マツリ・ハンアーテルは少女の方へ向き直し、答える。   (2019/8/7 09:39:52)

マツリ・ハン少女はそれを聞くと、「…なんだ。」と小さく言い、私に向けてまた冷たい視線を送ってきた。   (2019/8/7 09:42:20)

マツリ・ハン(だから「アーテル」だって!!!「私」じゃないって!!!!!(()   (2019/8/7 09:42:43)

マツリ・ハン「……とにかく、私は絶対に殺されません。マフィアに殺されて終わる人生なんか損しかないですから。」   (2019/8/7 09:44:02)

マツリ・ハンそういうと、少女は目を逸らしてしまった。   (2019/8/7 09:44:27)

マツリ・ハン私が言葉を返そうと口を開いた時、首領に呼ばれてしまった。   (2019/8/7 09:45:29)

マツリ・ハン   (2019/8/7 09:55:11)

マツリ・ハン「……は!?あいつをマフィアにって…なんですかそれ…」   (2019/8/7 09:55:52)

マツリ・ハン首領の言葉が予想外すぎて、アーテルは大声でそう言ってしまった。   (2019/8/7 10:03:33)

マツリ・ハン「(そもそもあいつはマフィアを毛嫌いしてるし………戦闘能力は確かに高いかもしれないが…)」   (2019/8/7 10:04:01)

マツリ・ハン(首領誰だか思いつかないな…取り敢えず首領でいいや^^(()   (2019/8/7 10:08:18)

マツリ・ハン首領「あの子の家族について、紙に書かれてあっただろう?」   (2019/8/7 10:08:41)

マツリ・ハン「?……ああ、はい。全て目は通しました。」   (2019/8/7 10:08:57)

マツリ・ハン首領「実はだね、あの子の妹を連れ去ったのは子連れ屋を雇ってるあの組織なのだよ。」   (2019/8/7 10:14:12)

マツリ・ハンあの組織というのは、アーテルが所属するこの組織にとって敵と見なされているマフィアの組織だった。   (2019/8/7 10:14:54)

マツリ・ハン「…つまり、妹を救出するためにも…ってことですか。」   (2019/8/7 10:17:22)

マツリ・ハン首領は、笑顔でうなずいた。   (2019/8/7 10:17:29)

マツリ・ハン「…しかし……あの娘は、マフィアの仕事を毛嫌いしているようでして…」   (2019/8/7 10:18:06)

マツリ・ハン首領「ああ、それは大丈夫。妹を守るためなら、あの子はなんでもする子らしいからね。といっても、人を殺すということはあまりさせられないが…」   (2019/8/7 10:19:17)

マツリ・ハンまあそれもそうか、とアーテルは心の中で少し納得した。   (2019/8/7 10:19:40)

マツリ・ハン首領「…ああ、そうそう!   (2019/8/7 10:19:46)

マツリ・ハン依頼に行くときは、君と一緒に行動してもらうよ。」   (2019/8/7 10:20:12)

マツリ・ハン「・・・   (2019/8/7 10:20:16)

マツリ・ハン……………え?」   (2019/8/7 10:20:27)

マツリ・ハン   (2019/8/7 10:20:36)

マツリ・ハンこれが、アーテルと少女_ローズマリーが相棒となった始まりだった。   (2019/8/7 10:21:10)

マツリ・ハン【end】   (2019/8/7 10:21:15)

マツリ・ハン   (2019/8/7 10:21:19)

マツリ・ハンあふんごめんなさいはなちゃんのアテマリマフィアパロ見てたら妄想がやばかったんです((((   (2019/8/7 10:21:47)

おしらせマツリ・ハンさんが退室しました。  (2019/8/7 10:21:51)

おしらせマツリ・ハンさんが入室しました♪  (2019/8/7 14:28:57)

マツリ・ハン【ある家族の幸せな話。】   (2019/8/7 14:31:22)

マツリ・ハン   (2019/8/7 14:31:25)

マツリ・ハンガラッ   (2019/8/7 14:35:07)

マツリ・ハン「ただいま〜!」   (2019/8/7 14:35:20)

マツリ・ハン玄関の戸が開く音と、1人の男の優しい声が聞こえてきた。   (2019/8/7 14:36:32)

マツリ・ハン彼の名前はリーペ。一年前に、半人半鬼の娘、''まつり''と結婚した。   (2019/8/7 14:37:42)

マツリ・ハン「あ、おかえr………ちょっアイリス!」   (2019/8/7 14:42:42)

マツリ・ハン台所ののれんからエプロンを付けたまつりが出てきた。   (2019/8/7 14:44:15)

マツリ・ハンその後ろから、すぐにリーペに小さな子が飛びかかってきた。   (2019/8/7 14:44:58)

マツリ・ハン「ぱぱ!おかえりなさい!」   (2019/8/7 14:46:18)

マツリ・ハンピンクと白のギンガムチェックの可愛いワンピースを着ていて、ふわふわしている金髪を高い位置で三つ編みにしている。   (2019/8/7 14:48:59)

マツリ・ハンその娘はまさに、2人の娘の''アイリス''だった。   (2019/8/7 14:49:16)

マツリ・ハン「ただいま〜っごめんね、パパちょっと帰って来るの遅くなっちゃったね…」   (2019/8/7 14:50:04)

マツリ・ハンリーペは、自分に抱きついてきた娘の頭を優しく撫でながら言った。   (2019/8/7 14:52:16)

マツリ・ハン「ううん!だいじょうぶ!おつかれさまー!」   (2019/8/7 14:53:41)

マツリ・ハンえへへっ、と無邪気な声で笑う娘の様子を見て、リーペはその可愛さにとても笑顔になった。   (2019/8/7 14:54:28)

マツリ・ハン「あっご飯今できたから、すぐ食べれるわよ。どうする?」   (2019/8/7 14:55:43)

マツリ・ハン「本当!?じゃあご飯にする!アイリス、行こうねー」   (2019/8/7 14:56:20)

マツリ・ハンそして、リーペはアイリスを抱きかかえる。   (2019/8/7 14:57:30)

マツリ・ハンまつりは2人の様子を見てふふっ、と笑った。   (2019/8/7 14:58:09)

マツリ・ハン「全く…あんた、私いつもこの質問してるけど、ご飯以外って答えたこと一度もないわよね。」   (2019/8/7 15:00:04)

マツリ・ハン「?だって、まつりの料理美味しくて好きだから。」   (2019/8/7 15:01:13)

マツリ・ハンリーペは笑顔で、嫁の言葉に答える。   (2019/8/7 15:01:48)

マツリ・ハン「…そう。」   (2019/8/7 15:03:00)

マツリ・ハンまつりは目を逸らしながら答えた。なぜなら、彼女はその言葉で赤面していたからだ。   (2019/8/7 15:03:52)

マツリ・ハン3年間ずっと一緒にいる夫だが、まだまつりは、この無意識な言葉には慣れていなかった。   (2019/8/7 15:05:14)

マツリ・ハン「?まま、おかおあかいよ?」   (2019/8/7 15:06:28)

マツリ・ハン「へ?そ、そうかしら…あ、暑いからね!」   (2019/8/7 15:06:57)

マツリ・ハン「(……家できた時から、冷房装置作って置いてるんだけどなあ…)」   (2019/8/7 15:09:08)

マツリ・ハンリーペも、毎回この時に自分の言ったことに気づく。   (2019/8/7 15:10:46)

マツリ・ハンそして結局両方赤面になって焦るのがいつものことだ。   (2019/8/7 15:24:51)

マツリ・ハンアイリスは、その様子をリーペの腕の中で「?」という顔をして見るのだ。   (2019/8/7 15:25:32)

マツリ・ハン【なんかまとめられたからこれでいいわend】   (2019/8/7 15:25:53)

おしらせマツリ・ハンさんが退室しました。  (2019/8/7 15:25:58)

おしらせ親馬鹿まつりさんが入室しました♪  (2019/8/8 19:31:57)

親馬鹿まつり【あの頃幼かった俺達は】   (2019/8/8 19:33:01)

親馬鹿まつり   (2019/8/8 19:33:17)

親馬鹿まつり(蓮ミルの10年後の話。子供もいます。だいぶ未来に行きすぎてる((描きたかった)   (2019/8/8 19:33:55)

親馬鹿まつり   (2019/8/8 19:33:59)

親馬鹿まつり「……母さん?」   (2019/8/8 19:35:05)

親馬鹿まつり「この子はね、今日から私達の家族になるんだよ。つまり、ロビンの妹。」   (2019/8/8 19:36:08)

親馬鹿まつり蓮の手を握っている小さな少女に、長男のロビンは疑問をしかなかった。   (2019/8/8 19:37:18)

親馬鹿まつり今日から、こいつが俺の妹?   (2019/8/8 19:37:31)

親馬鹿まつり「急なことでごめんな。でも、多分、お前とは仲良くなれると思うんだよ。」   (2019/8/8 19:40:38)

親馬鹿まつり蓮が、ロビンの頭を撫でる。   (2019/8/8 19:40:58)

親馬鹿まつりロビンは、父の手で撫でられるのがとても好きだった。   (2019/8/8 19:41:14)

親馬鹿まつり「……よろしく。」   (2019/8/8 19:41:35)

親馬鹿まつり「……」   (2019/8/8 19:42:09)

親馬鹿まつりロビンが緊張しながらも、握手しようと少女に手を差し出す。   (2019/8/8 19:42:34)

親馬鹿まつり「……うん。」   (2019/8/8 19:43:06)

親馬鹿まつり高く、静かな声だった。   (2019/8/8 19:44:06)

親馬鹿まつりしかも、腕がとても細く、握った手も冷たくて、ロビンは少し驚いた。   (2019/8/8 19:44:49)

親馬鹿まつり「(……人形みてえなやつ。)」   (2019/8/8 19:45:10)

親馬鹿まつりロビンは、少女に少し違和感を感じた。   (2019/8/8 19:45:54)

親馬鹿まつりでも、顔立ちは凄くいいし、大人しそうな子だったので、別に嫉妬とか怒りとか_そういう感情は一切ない。   (2019/8/8 19:46:28)

親馬鹿まつりロビンという少年は、本当に人思いの性格だった。…その分、負けず嫌いではあるが。   (2019/8/8 19:47:32)

親馬鹿まつり------------------------------------------------------------   (2019/8/8 19:47:46)

親馬鹿まつり少女が新たに加わった食卓に、少女は少し緊張していたようだった。   (2019/8/8 19:49:42)

親馬鹿まつり一方、ロビンは全く緊張しておらず、自分の好きな母の料理をもぐもぐ食べていた。   (2019/8/8 19:50:11)

親馬鹿まつりその後、ロビンは自室に戻り、寝転がっていた。   (2019/8/8 19:52:41)

親馬鹿まつりすると、扉が「キィ…」と音を立てて開き、見ると少女が新しい服を着て立っていた。   (2019/8/8 19:53:28)

親馬鹿まつり「…着替えてきたのか。」   (2019/8/8 19:53:56)

親馬鹿まつり「うん。」   (2019/8/8 19:54:21)

親馬鹿まつりロビンは起き上がり、少女の方に近づく。   (2019/8/8 19:55:02)

親馬鹿まつりそして、少女の頭を撫でてやろうとした。   (2019/8/8 19:55:15)

親馬鹿まつり………すると、少女は驚くことに、頭を撫でてやろうとするのを避けた。   (2019/8/8 19:55:49)

親馬鹿まつり「は?……あ、嫌だったか?」   (2019/8/8 19:56:11)

親馬鹿まつり少女は、ロビンの後ろにあるベッドの方に進む。   (2019/8/8 19:56:39)

親馬鹿まつりそして立ち止まり、ロビンの方に振り向き、大きな青い目でそっちを見た。   (2019/8/8 19:57:06)

親馬鹿まつり「……12。」   (2019/8/8 19:57:38)

親馬鹿まつり「は?」   (2019/8/8 19:58:17)

親馬鹿まつり突然の少女の言葉に、ロビンは頭の上に「?」を浮かべている。   (2019/8/8 19:59:00)

親馬鹿まつり少女は、無表情のまままた口を開ける。   (2019/8/8 20:00:02)

親馬鹿まつり「……僕が12歳だってことだよ。君と同い年。」   (2019/8/8 20:00:50)

親馬鹿まつりロビンは困惑した。だって、まだ自分の年齢も話していないんだから。   (2019/8/8 20:02:13)

親馬鹿まつり「……君の写真とか、姿とか。全部見ていて12歳だって推測した。違ったかな。」   (2019/8/8 20:02:52)

親馬鹿まつり「…は?お前、それでわかったの?」   (2019/8/8 20:03:50)

親馬鹿まつりこいつ、相当頭がキレるやつだ。ロビンはそう悟った。   (2019/8/8 20:04:16)

親馬鹿まつり「…じゃあ、俺とお前は…」   (2019/8/8 20:04:51)

親馬鹿まつり「クロエでいい。」   (2019/8/8 20:05:01)

親馬鹿まつり「え、あー…………じゃあクロエ。お前とは双子みたいな関係になるってことか?」   (2019/8/8 20:06:23)

親馬鹿まつり「……別にどっちでも良い。ただ君に頭を撫でられるのが嫌だった。」   (2019/8/8 20:06:55)

親馬鹿まつり「…あぁ…?(汗)」   (2019/8/8 20:09:00)

親馬鹿まつりロビンは、クロエの発言に中々ついていけなくて、混乱していた。   (2019/8/8 20:09:26)

親馬鹿まつりロビンは、本当のことを言うと、悪く言えばいわゆる脳筋ゴリラ」みたいなやつだった。   (2019/8/8 20:10:36)

親馬鹿まつり父と母に似てとても強かったのは確かだが、あまり考えるのは好きな方ではない。つまり、考えるより先に行動する子だった。   (2019/8/8 20:11:15)

親馬鹿まつり「…ああ、一応言うけど。」   (2019/8/8 20:12:53)

親馬鹿まつりクロエは、自分の横髪をいじりながら言葉を続ける。   (2019/8/8 20:13:28)

親馬鹿まつり「私、今の家族を''家族''って認識できる日は、最悪の場合来ないと思う。」   (2019/8/8 20:14:16)

親馬鹿まつり「はあ?…もしかしてお前、あまり慣れてない?」   (2019/8/8 20:16:19)

親馬鹿まつりクロエはロビンの質問を聞くと、横を向いて溜息をついた。   (2019/8/8 20:16:39)

親馬鹿まつりそして、横を向いたまま、口を開けた。   (2019/8/8 20:16:59)

親馬鹿まつり「……悪いけど、僕、普通の人間じゃないから。」   (2019/8/8 20:18:00)

親馬鹿まつり母のミルの声が聞こえたので、ロビンはとりあえず下に降りようとした。   (2019/8/8 20:19:23)

親馬鹿まつり「…おい、お前も来るんだよ。」   (2019/8/8 20:19:37)

親馬鹿まつりロビンがクロエの手を掴んで連れて行こうとする。   (2019/8/8 20:20:05)

親馬鹿まつり「…ッ」   (2019/8/8 20:20:49)

親馬鹿まつりロビンがクロエの方を見ると、クロエが少し焦った表情をしたと思えば、握った手が少し震えていた。   (2019/8/8 20:21:23)

親馬鹿まつり「(………ああ、こいつ…)」   (2019/8/8 20:22:35)

親馬鹿まつりすると、ロビンは少し手を握る力を弱くした。   (2019/8/8 20:24:07)

親馬鹿まつり「そんな怖がらなくても平気だ。」   (2019/8/8 20:24:40)

親馬鹿まつりクロエはその言葉を聞くと、きょとんとした顔をした。   (2019/8/8 20:25:00)

親馬鹿まつりすると、またさっきの表情に戻った。   (2019/8/8 20:26:06)

親馬鹿まつり「……君、12の男の割には、大人びすぎているよ。」   (2019/8/8 20:26:39)

親馬鹿まつりロビンは、クロエの言葉の意味がわからなかった。   (2019/8/8 20:27:06)

親馬鹿まつり「はあ?お前の方がどっちかっていうと大人だろ。」   (2019/8/8 20:27:47)

親馬鹿まつりロビンは、言葉を発した後に、クロエの顔を少し良く見てみた。   (2019/8/8 20:28:41)

親馬鹿まつり「(………なんかこいつ…靄がかった感じがすんだよなぁ。…そういうタイプのやつが一番合わないんだよなぁ……。)」   (2019/8/8 20:29:29)

親馬鹿まつりクロエがロビンが自分の顔を見ているのに気づく いた。   (2019/8/8 20:29:53)

親馬鹿まつり(気づいた!!!!(()   (2019/8/8 20:29:57)

親馬鹿まつり「…………身長は小さいみたいだけど?」   (2019/8/8 20:31:45)

親馬鹿まつり「!?なっお前ッ」   (2019/8/8 20:32:02)

親馬鹿まつり「ロビン、早く寝巻き持って行っちゃいなさい。」   (2019/8/8 20:32:41)

親馬鹿まつり母が一階から呼ぶ声に、ロビンは自分の反論を遮られてしまった。   (2019/8/8 20:33:13)

親馬鹿まつり「ほら、早く行こ。」   (2019/8/8 20:33:37)

親馬鹿まつりその時、クロエは少し微笑みを浮かべた。   (2019/8/8 20:34:53)

親馬鹿まつりロビンはそれに少し焦った。クロエに対しての第一印象は、「生意気だけど不思議な''妹''」というものになった。   (2019/8/8 20:36:09)

親馬鹿まつりまだクロエは、その時は「分からない男」としか思っていなかったが。   (2019/8/8 20:37:23)

親馬鹿まつり   (2019/8/8 20:37:49)

親馬鹿まつり   (2019/8/8 20:37:53)

親馬鹿まつりそれから、七ヶ月くらいの月日が経った。   (2019/8/8 20:38:17)

親馬鹿まつり「クロエ手前ッまた腕に手前の名前書いただろ!!!!」   (2019/8/8 20:39:48)

親馬鹿まつり「水性なんだからいいでしょーちょっとした嫌がらせ。」   (2019/8/8 20:40:16)

親馬鹿まつりあれからの二人の関係は、よく喧嘩をする仲に発展していた。   (2019/8/8 20:41:06)

親馬鹿まつり周りからは「喧嘩するほど仲が良い」と思われていたので、仲が良い兄妹のように思われていた。   (2019/8/8 20:41:40)

親馬鹿まつり「……本当手前は、頭キれるやつだしよ……本当に同い年なのかっつ不安になるくらいイラつく…」   (2019/8/8 20:43:55)

親馬鹿まつりロビンが、頭を書きながら何気なくいつものように言った一言。   (2019/8/8 20:44:27)

親馬鹿まつりその言葉にクロエが、いきなり立ち止まった。   (2019/8/8 20:45:14)

親馬鹿まつり「…?おいクロエ。どうした?」   (2019/8/8 20:45:34)

親馬鹿まつりロビンが異変に気付き、クロエにそう聞く。   (2019/8/8 20:45:50)

親馬鹿まつり「………うん、僕は本当に12歳だよ。   (2019/8/8 20:46:19)

親馬鹿まつり僕は、生まれる前から記憶があるから。''胎内記憶''ってやつ。」   (2019/8/8 20:46:45)

親馬鹿まつりロビンは、その言葉に対し何も喋られなかった。   (2019/8/8 20:50:55)

親馬鹿まつりその時のクロエの顔が、あまりにも暗く感じたのだ。   (2019/8/8 20:51:08)

親馬鹿まつりクロエは微笑みを浮かべながらも、目は下を向いていて、またロビンが思う''靄''がかった顔になっていた。   (2019/8/8 20:52:33)

親馬鹿まつりそれも…その靄はいつもより多いように感じられた。   (2019/8/8 20:53:47)

親馬鹿まつり「…今のパパとママは、本当に良い人だよ。いつも僕に優しい言葉をかけてくれる。   (2019/8/8 20:55:05)

親馬鹿まつりそれは君だって一緒だよ。いつも僕とこうやって話してくれるから…まあその性格はあまり好きじゃないけれど。」   (2019/8/8 20:55:53)

親馬鹿まつりクロエは少し笑おうとしたが、それはうまくいかなかった。   (2019/8/8 20:56:32)

親馬鹿まつりクロエはそのまま言葉を続ける。   (2019/8/8 20:57:23)

親馬鹿まつり「…でもね…元々の母親のお腹にいる時からの記憶なんて、全く良いもんじゃなかったんだよ。   (2019/8/8 21:00:19)

親馬鹿まつり『子供なんていらなかった。』『あなたのせいで』『消えてしまえ』…一語一句全て覚えているよ。   (2019/8/8 21:01:47)

親馬鹿まつりだからなんだろうね………こんなに僕が人を信じられなくなったのは。」   (2019/8/8 21:03:48)

親馬鹿まつりそれからまたクロエが口を開こうとした時。   (2019/8/8 21:06:07)

親馬鹿まつりコツッ   (2019/8/8 21:08:05)

親馬鹿まつり「あだっ…ちょ、ちょっと君何すんの…」   (2019/8/8 21:10:07)

親馬鹿まつり「手前が完全に''そっち''に取り込まれちゃあ困るんだよ。頭いい癖に、そういうこと考えちまうから手前は駄目なんだ。」   (2019/8/8 21:11:29)

親馬鹿まつりクロエはデコピンされた所を押さえたまま、きょとんとした顔をする。   (2019/8/8 21:12:01)

親馬鹿まつり「手前が兄って思えねえなら、別に無理しろとは言わねえよ。だから、その代わり、俺は手前をそっちから完全に連れ戻す役になる。   (2019/8/8 21:15:02)

親馬鹿まつりそれでも良いだろ?クロエ。」   (2019/8/8 21:15:23)

親馬鹿まつりロビンはいたずらっぽくニヤッとしてみせた。   (2019/8/8 21:16:26)

親馬鹿まつりすると、クロエは暫くきょとんとしたままだったが、突然吹き出して大きな声で笑った。   (2019/8/8 21:16:45)

親馬鹿まつりロビンは大笑いするクロエの姿を見たことがなかったので、とても驚いた。   (2019/8/8 21:18:20)

親馬鹿まつりそして、自分の言ったことを恥ずかしく感じた。   (2019/8/8 21:18:34)

親馬鹿まつり「何笑ってんだよッッ!!俺だって恥ずかしいわ!!!!」   (2019/8/8 21:18:58)

親馬鹿まつり顔を赤らめて大きな声で言う。   (2019/8/8 21:20:24)

親馬鹿まつり「いやー、ふふっ……君本当面白いね。はー…その役もいいかもしれない。」   (2019/8/8 21:20:55)

親馬鹿まつりクロエの笑いが落ち着かせると、ロビンの方に再び目を向けた。   (2019/8/8 21:23:01)

親馬鹿まつりロビンは、その時ちゃんと気がついた。   (2019/8/8 21:24:19)

親馬鹿まつりクロエのその笑顔は、心からの微笑みだと。   (2019/8/8 21:24:38)

親馬鹿まつりその時の彼女には、靄などかかっていなかった。   (2019/8/8 21:24:58)

親馬鹿まつり(クロエが笑いを落ち着かせるとですね…(()   (2019/8/8 21:25:34)

親馬鹿まつり「じゃあ、これからの君との関係は…僕には『相棒』って認識させてもらおうかな!」   (2019/8/8 21:26:10)

親馬鹿まつり   (2019/8/8 21:26:23)

親馬鹿まつり   (2019/8/8 21:26:28)

親馬鹿まつり「…ってこともあったねえ。」   (2019/8/8 21:26:42)

親馬鹿まつり白い豪華なウェディングドレスを着た21歳のクロエが、ニコニコしながら言う。   (2019/8/8 21:28:00)

親馬鹿まつり「うるせえな…そんなガキの頃の話してんじゃねえよ。」   (2019/8/8 21:29:28)

親馬鹿まつり顔を赤らめながらやれやれと溜息をついて、正装のスーツを着た同年齢のロビンが言った。   (2019/8/8 21:30:47)

親馬鹿まつり「すっかり髪もパパみたいになっちゃって。本当の脳筋ゴリラになってしまうんじゃない?」   (2019/8/8 21:32:22)

親馬鹿まつり「誰が脳筋ゴリラだ💢俺のことはいいだろーがよ」   (2019/8/8 21:33:46)

親馬鹿まつりロビンが言い返すと、クロエは「ふふふっ」と笑った。   (2019/8/8 21:34:07)

親馬鹿まつりクロエの夫となる、優しい男の姿が向こうに見えた。   (2019/8/8 21:35:15)

親馬鹿まつりクロエはそれに気づき、男の方へ行こうとした。   (2019/8/8 21:36:22)

親馬鹿まつりロビンが笑顔で見送ろうとしたその時、クロエがいきなりロビンの方へ再び振り返った。   (2019/8/8 21:36:45)

親馬鹿まつりそして…   (2019/8/8 21:37:03)

親馬鹿まつりコツッ   (2019/8/8 21:37:27)

親馬鹿まつり「!?」   (2019/8/8 21:37:33)

親馬鹿まつり「あの時の仕返しだよ。   (2019/8/8 21:39:18)

親馬鹿まつり今までありがとう。『お兄ちゃん。』」   (2019/8/8 21:40:13)

親馬鹿まつり   (2019/8/8 21:40:20)

2019年07月28日 19時03分 ~ 2019年08月08日 21時40分 の過去ログ
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