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2021年07月25日 01時45分 ~ 2021年08月07日 02時06分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

0525(幼い子供が親の気を惹くべく、わざと嘘泣きをするのを可愛らしいと思えぬ時期があった。俺はむしろ放っておいてくれればいいのにとすら思っていたくらいだから。それなのに、わざわざ他人からの貰い物と偽ってまで見せ付けるように身に付け、あからさまに部屋の前で座り込むなどという幼稚な真似をしたのは紛れもない俺自身で。何の感情が乗せられているのか分からない曖昧な一言、次いで紡がれた言葉は相変わらず、俺を逃げられなくする。吐き出す細い息が興奮で震える。もっと素直に正直に、此方の気持ちにも応えてほしいと思うのが平常ならば、俺も彰人もだいぶ歪んでしまっているのかもしれない。お前のせいでどうにもならなくなる感覚が心の底から好ましい、お前のその生意気な態度が死ぬほど愛おしい。)……俺にそんな余裕があったら、とうに此処にはいないだろうな(微笑が漏れ出た。残念ながら、いいや嬉しいことにずっとお前だけでいっぱいなんだ。余地だとかまた意地悪を言うが、それを作らせてくれないのはお前だろうと目を細めるも、全て誤魔化されるように繰り返されるそれに思考は溶け切って、どこまでも欲深い喉を鳴らした。)   (2021/7/25 01:45:01)

Lemon.だろうな(薄っぺらな笑い声。知ってたって言いたげな笑顔を浮かべて、たった数音の肯定を述べる。そりゃそうだよ、お前がそういうヤツなんだって気付いてから、そうあっていいって認めるみたいにしてきてオレしかないって思わせたようなもんだし。歪んでるのかもしれないけど、でもこれこそ紛れもない愛ってやつだろ?なんて、聞いたらどんな顔すんのかな。恥ずかしいし言わないけど。息を継ぐために唇を離す。迫り上がる色んな感情を敢えてゆっくり飲み下して、数度瞬いては彼から手を離した。これ以上って期待させたかな、流石にさせたかもな。でも今日は、ちょっと自分にも甘くなりすぎちゃって、これ以上流石にまずい気がする。何時もは吐かないような言葉も安易に喉を通って吐き出せてしまいそうで、そんな事したら多分めちゃくちゃ後悔するから、って保身的な理由。ま、どろどろに堕ちてってもそれはそれでって思えるから、それはまたいつか、って事で許して欲しい。その頬に口付けて、思い出したみたいに首に掛けられたそれの飾りに触れて。冬弥がくれるっていうなら、貰ってしまったっていいか。ゆるりと視線を上げればやっぱり瞳の色は落ち着きを取り戻していた。)   (2021/7/25 02:12:39)

0525彰人、(分かりきった顔で笑う彼は最早俺のことを俺よりも知っているみたいで。名残惜しいけれど、今日はいつもよりもずっと多く触れてくれてこれ以上貰ってしまったら、次が減ったりもっともっと遠くなってしまいそうだから、今この一瞬の喜びよりも次の不安が大きくなれば、手の甲で口元を抑えて無駄なことを口走るのを防ぐ。俺に困らせられる彰人を望めば望むほど、気付けば逆の結果にばかり終わっているのはきっと何もかもが俺に足りていないからで、少しは愛おしく思えなくなれたら俺にも余裕というものができるのだろうかなんて思いもするけれど、頬に落とされる優しい口付けにですら耳が熱くなってしまうからきっとこれからも変わらないままなのだろう。)……好きだ( お前はこれでよかったのか、言いかけてやめた。答えを聞くのが怖いからではないと思いたい。伝えるだけ伝えて、返ってこないなら返ってこないでそれでいい。冷めた目を隠すように、手のひらで目元を覆っては触れるだけの口付けを贈り、どうもぎこちないありふれた言葉を溢して、でもやっぱり似合わなくて困ったように笑ってみせた。)   (2021/7/25 02:45:43)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、Lemon.さんが自動退室しました。  (2021/7/25 03:01:36)

0525((おやすみ彰人、遅くまでありがとう。そろそろ新しくするのも考えていいかもしれないな、返事は無理にしなくても大丈夫だ。今日は俺もこのまま寝てしまおう……また明日来る   (2021/7/25 03:06:16)

おしらせ0525さんが退室しました。  (2021/7/25 03:06:43)

おしらせLemon.さんが入室しました♪  (2021/7/25 22:05:20)

Lemon.((わ、るい。まさかオレが先に落ちるとは思わなかった。……それと、今日は時間取れるかわかんねえ。とは言ったけど多分取れないと思うから、正直待たないでくれると嬉しい。とりあえず返しだけは用意してきたから置いて行くけど……この感じ、そろそろどっかで切り上げた方がいいだろうしあれだったらここで切ってもいい、ってのは言っておく。   (2021/7/25 22:12:05)

Lemon.(哀の色が浮かんだ声で名前を呼ばれると、どうにも内側がめちゃくちゃにされていく感覚がするんだ。なんて、言ったらお前は信じてくれんのかな。余裕なんて実は無いものをある風に装ってるだけで、頑張って隠してみているだけで実は隙だらけだとかそんなのも、お前はまだ全然気付いてないんだろうな。口元を抑えるその仕草だって隅から隅まで愛おしいって思ってて、ぼうっと見てるフリして案外目が離せなくて。不意に目元が覆われ触れるだけの口付けが落とされる。たったそれだけなのに胸の内がぎゅっとして、続いてぎこちなく告げられた言葉にバカみたいにドキドキした。困ったみたいに笑うその顔も、めちゃくちゃ──なんて。)……それも、知ってる。(そんな風に言ってみせるけど、表情も声も酷く穏やかな色を纏って柔らかく綻ぶ。本当は知ってた訳じゃなくてずっとバカ正直に信じてただけなんだけど、合ってたなら知ってたって事でいいと思うんだ。今日はもう充分甘くしたからって同意は示さないままふいと視線を逸らした。今日はもう言わないってそういうのはきっとわかってくれるはずって甘えて、視線を逸らしたまんま背を向けた。)   (2021/7/25 22:16:08)

Lemon.((……じゃあ、そういう事で。寝落ちた翌日にこれなのほんっと申し訳ねえけど……お前は気にすんな、って言ってくれると信じてる、から。じゃあ。明日はちゃんと来れるようにする。   (2021/7/25 22:22:50)

おしらせLemon.さんが退室しました。  (2021/7/25 22:22:54)

おしらせ0525さんが入室しました♪  (2021/7/25 23:03:20)

0525((たしかに、いつも俺が先に寝てしまうから……珍しかったな、俺は大丈夫だから無理せずしっかり休むようにな、それだけが気がかりだ。……そして連絡ありがとう、こちらも了解だ。返事も後回しにするなりでよかったのに、すまない。そういうことなら俺もまた明日来ることにしよう   (2021/7/25 23:14:24)

0525((返事も書いてもらったから返したいところなんだが、せっかく綺麗にまとめてくれているし、俺も好き勝手にやりたいことやらせてもらったから、彰人さえよければここで一区切りとさせてもらってもいいだろうか?自分から提案しておいてだいぶ迷走してしまったが今回も本当に楽しかった、ありがとう。次回の案も考えてこよう。……そして俺の言いたいことを相変わらず、よくわかってくれているみたいでよかった。俺は気にしていないから、お前も気にしないでくれ。謝罪はいらないから、自分のことをしっかり済ませてくるんだぞ……なんて偉そうに言ってしまった、それじゃあ会えそうならまた明日、な   (2021/7/25 23:23:25)

0525((悪い、長くなって読みづらくなってしまった……恥ずかしいな、それじゃあ今度こそまた明日だ   (2021/7/25 23:26:05)

おしらせ0525さんが退室しました。  (2021/7/25 23:26:08)

おしらせ0525さんが入室しました♪  (2021/7/26 23:05:03)

0525((今日は早めに時間が取れた。そのかわりあまり長くは起きていられないかもしれないんだが……ゆっくり待機してみようと思う、特に話しておくべきことはなかった、よな……?   (2021/7/26 23:07:45)

0525((……いいや、あったな。新しく始めるなら案を考えるんだった、改めて練ってみる。   (2021/7/26 23:09:17)

おしらせLemon.さんが入室しました♪  (2021/7/26 23:43:11)

Lemon.((今日早かったんだな……悪い冬弥。待たせた。もしもう眠いなら今日は寝ても大丈夫だが……あー、そうだな。新しく始める分のことはあんまり考えられてなかった。何か案考えとけば良かったな   (2021/7/26 23:52:43)

0525((いいんだ、俺が勝手に早く来ただけだから彰人が謝ることじゃない。今日も来てくれて嬉しい、お前が大丈夫ならまだ話していたいんだがどうだろう。今日は早く寝たりしなくて平気なのか?ちゃんと休んでいるか?……昨日の今日だからな、お前が喉を壊す話だとかは以前も話していたが…今はどんな気分なのか、それによってはいくつかこちらからも出そう   (2021/7/27 00:07:41)

Lemon.((……そうかよ。ん、オレも大丈夫だ。そう心配しなくてもちゃんと寝てるっての、心配症だなほんと……あー、そういやそんな話もあったか。特には無いっつーか……お前とやるんだったら何でも楽しいだろうからあんま拘るような事もねえかな。折角だから話はある程度聞いときてえけど。   (2021/7/27 00:16:14)

0525((お前の大丈夫は信じるしかない……、だが決して無理のないように、な。……悪い、かなり待たせた。案というにはだいぶざっくりとしているんだが、喉でも体調不良でもなんでもいいが彰人側が不調になる話、は先に言ったな。俺側があらゆるものの判断を全て彰人に委ねてしまうとか、あとは個人的に、喧嘩をさせてみたいと思っている…くらいだ。他にも具体的なところは無しとはいえここでするにはふさわしくないかもしれないが、体の関係から始まってしまってギスギスしたりするのも嫌いでなければといった感じで、さらに重めでもよければ心中を企てるとか、だろうか。 ……何かしら気になるものがあればでいい、あればそれをもう少し掘り下げよう、他のものがよければ考え直すから気軽に言ってほしい。   (2021/7/27 00:51:16)

Lemon.((ああ、そうしてくれ。本当に大丈夫だしな。そんくらい大丈夫。……そうだな…あー……どれもいい、って思うのがな、しぼんなきゃいけねえってのはわかってんだけど……正直めちゃくちゃ素直に好みの話したら心中、って感じか。それ以外でってなると不調…だな。喧嘩すんのもギスギスすんのも全然嫌いじゃないし寧ろ好みだけど、特にってとこを上げるならここ2つ……悪い、1つに絞った方がいいのはわかってっけど絞り切れなかった   (2021/7/27 01:12:57)

0525((ありがとう、……気に入ってもらえたならよかった、十分絞ってくれたから助かる。それなら今回は心中ベースでいこう。いっそ不調も合わせてしまって、それも要因の一つにしてしまうのもいいかもしれないな。 どちらかから誘うパターンか、初めから互いに乗り気か、決めかねる……心中を選択するほどのストレスのある状況下だろうから、その重荷をどちらに振るか、どちらにもあってもいいが…お前の意見もしっかり聞きたいところだ。俺側が父親とかなり揉めていた時期でストリート音楽をやめるくらいなら相棒でいられなくなるくらいなら…の空回りで巻き込んだり、逆に彰人側が見かねて提案する形だったり……彰人側の不調も同じように、自ら志願したり俺側から誘ったりすることも可能だろうか。   (2021/7/27 01:36:19)

Lemon.((よかった。……成程な、そういう風に纏めて絡めるのもありか。ただやっぱそこだよな……まぁ少なくともその考えをどちらかが提案して飲める状況ならやっぱどっちにもある程度の精神的負荷がかかってる状況、なんじゃねえかとは思うが……やっぱ1番やりやすそうなのはそれこそオレ側が喉壊したとかで諦めが来て、とかか……?   (2021/7/27 01:48:41)

0525((そうだな、彰人側が駄目になってしまう方がやはり、やりやすい気がするな。……そうなると、彰人側が徐々に弱っていくのは想像できるが、俺側はそれでも前向きに諦めずにいようとするのか、それとも最初から覚悟を決めていて彰人側から言ってもらうのを隣で待ち続けるのか、などの大体の方向性も決めておきたい。……それから、どちらをするかの希望もあれば積極的に言ってもらえると助かるな   (2021/7/27 02:06:36)

Lemon.((……あ、どっちがどっちをやるのかで結構話変わんのか。もし今と逆になるとしたら………言われるのを待つより、もうどうにもならないならって手を引くような動きの方がやりやすそうっていうかやりたい動きになるだろうが……このままで行くならそれはまたお前次第で変わるっていうか、それはこっちの解釈だから求めるのはちげえなって思うし。どんな感じでどう翳ってくのかも変わるって思うと……正直どっちやっても面白そうだから悩むな、これ……   (2021/7/27 02:17:59)

0525((俺側が誘導する側、いいな、想像できる。……どんな風にやるかのイメージができているならせっかくだ、逆にするか?だがそうすると前回は束縛されたい、今回は喉を壊す、のオプション?を俺ばかりがもらってしまうことになるのが少し気になっているところだ……弱るお前も見たいし手を引いてくれる俺も見てみたいところ、お前には希望を教えて欲しいと言っておきながらも、例によって俺もどちらでも構わないからどうしたものか。どうしても決まらなければ運任せにするしかないだろうか ………すまない。こんな微妙なタイミングで申し訳ないんだがだいぶ眠くなってきてしまって、寝落ちてしまう前に挨拶だけでも。また明日、必ず来る   (2021/7/27 02:41:49)

Lemon.((…よかった。お前ならそういうのもアリだって言ってくれると思ってた。……あー、確かに言われてみりゃそうかもしれねえけどオレは別に気にしてねえっつーか……なんかたまたまそうなっただけって思ってるから全然。折角だし交代してもいいんじゃねえの?このままだとこの話長引きそうだしな。……ん、大丈夫だよ、無理されるよりそっちの方が余っ程いい。また明日な、冬弥。おやすみ   (2021/7/27 02:51:46)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、0525さんが自動退室しました。  (2021/7/27 03:02:46)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、Lemon.さんが自動退室しました。  (2021/7/27 03:11:50)

おしらせ0525さんが入室しました♪  (2021/7/28 00:00:46)

おしらせ0525さんが退室しました。  (2021/7/28 00:02:09)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/7/28 00:02:37)

1112((悪い、もたついた。昨夜も長時間ありがとな、今更勝手に変わったけど大丈夫か……?なんか一人でこの感じ、上手く言えねえけど落ち着かねえな……んなことより、結局オレは喉を壊す、ってことでよかったんだっけか?他にも先に確認することがあれば話しておきたい   (2021/7/28 00:16:55)

おしらせRanunculus.さんが入室しました♪  (2021/7/28 00:23:26)

Ranunculus.((大丈夫だ、何の問題もない。こちらも少し遅れてしまったし、何よりその部分をどうするかの判断をそちらに任せてしまったから……俺はそうだと思っていたが、もし何かこう……付加しておきたい事柄があればしてもらって大丈夫だ。それこそ書いている最中に思いつく可能性だってあるだろうし、前持って知らない方が面白かったりもするだろうから……確認したいことは特にこれ以上は無い、と思う。   (2021/7/28 00:28:13)

1112((全然待ってねえよ、そもそもオレが遅かったんだからな。……おう。オレも付け加えたいこと、先に説明が必要そうなことは特にねえな、途中で何かしら相談が必要そうになったらその時でも大丈夫だろ。そんじゃ先はどっちがやるか、気軽に任せてくれてもいいからな   (2021/7/28 00:41:21)

Ranunculus.((お前は何時もそう言ってくれるな。…ありがとう。そうだな、もし必要があれば途中で相談するのでもいいだろう。先は……悪い、今回も頼んでしまっていいだろうか?書きたくないという訳では無いんだが、上手い書き出しが出来る自信が無くて……   (2021/7/28 00:48:04)

1112((いいんだよ大袈裟だな、礼を言われるようなことじゃない。………了解、大丈夫だ分かってる。この設定ならオレからの方がやりやすいだろうとは思いながらも一応聞いておきたかった、悪いな、少し待たせるぞ。   (2021/7/28 00:56:34)

Ranunculus.((感謝は多く言っても損がある訳では無いんだ。そう思った時にそう言わせて欲しいし、気持ちは受け取ってくれ。…本当に悪いな、ありがとう、彰人。そこは大丈夫だ、俺もゆっくり待っているから時間をかけてくれて構わない。   (2021/7/28 01:02:06)

1112(桜が散り始めた頃から、僅かながらも違和感を感じ始めていた体の一部。たまたま調子が悪いだけなのだという確信は、いつからか不安に姿を変え始めた。それでもオレはいまだに誰よりもこの現状を受け入れられていない。風邪をひいただけだから心配するなと、同じ夢を掲げた仲間たちに強く言ったあの日は一体何日前だったか。数日か、数週間か、はたして。教室の壁にひっそり居座っているのはひと月で切り替わるカレンダー、これが何枚か千切られたのは確かであるのを記憶しているけれど、数ヶ月も引きずる風邪などオレはまず聞いたことがない。日に日に確実におかしくなっていく自分の身がどうにもこうにも腹立たしくて、掠れる声を揶揄うクラスメイトの茶化しにもそろそろ笑っていられない。)……冬弥、帰るぞ。(用がなければなかなか立ち寄ることのないはずの他クラス、当然用があるので、鞄を掴んだ手首を肩に引っ掛けながら、慣れたように後ろ側のドアから目当ての人物に声をかけた。練習に行く約束だろう、今日もまだお前の隣で歌えることを証明しなければ、と強い意志を持って発した声は少し鋭くなったが、彼の耳にしっかり届いてくれればなんだっていい。)   (2021/7/28 01:26:27)

Ranunculus.(おかしいと感じたのは確か春の終わっていく頃だった筈。じとりと暑さを増して尚枯れたままのその声に、薄々と確信めいた諦観が膨れ上がっていた。そんな声も悪くはないなんて思う甘さは纏わりついているけどそれとこれとは別で、もう多分お前は、って。それでも諦めないのならと傍に立つけど、日に日に焦りを増していくその顔をもう見ていられない。当たり障りない日常のように教室の後ろから聞こえる呼び声は、やっぱりまだ聞き慣れない鋭さを伴って俺を刺した。用意はとうに出来ていて、共に目的地へ向かうべく傍へと近寄るけれどその重い足取りを誤魔化すのももう難しくて、お前みたいに器用じゃないから笑えもしなくて、それでも声を絞り出して。)ああ。……行くか、彰人(本当はもう、無理をしないで欲しい。それ以上喉を使ったら、本当にダメになってしまうかもしれないだろう。以前はもっと楽しみだったような気がする練習に向かうことも、その隣に在ることも痛い。早く話さなければと息を飲む。その前で止められなかったのなら、せめて今、今度こそ止めてやらないといけない。それはわかっているけれど。言い出せないまま、彼の隣ではなく少し後ろを着いて歩いた。)   (2021/7/28 01:49:24)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/7/28 01:59:57)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、Ranunculus.さんが自動退室しました。  (2021/7/28 02:09:44)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/7/28 23:12:40)

1112((悪い……また寝落ちてたな。一旦返事を置きに来た、また来るけど日付変わる頃になりそうだ、先に寝ててくれてももちろんいい、とりあえず出直す   (2021/7/28 23:14:20)

1112(言葉よりも遥かにわかりやすい声色は、あらゆる音の入り混じったゲームセンターでもないのにオレの耳に痛く刺さる。お前も出会ったばかりの頃に比べたら少しは笑うようになったな、なんて話したのは遠い過去でもないはずなのに、すっかり抜け落ちてしまった表情には思わず、ひでえ面だなんて胸の内で溢して溜息を吐き出す。前ならばそれを指摘して、息抜きでもさせてやろうと気を回すのも無意識のうちであったのに、その原因がきっとオレにあることを思えばそれについてわざわざ自ら口にするのは億劫だ。かつては物事を諦めたオレにできた夢、あの夜を超える為に、オレはオレであり続ける為に、歌い続けなければならない。思うようにならない焦りも、仲間を足止めさせている不安も、相棒を振り回す悔しさも口を閉ざしたままの咳払いと共に腹の底に沈める。)あっちでいいだろ?(ポケットにしまいこんでいたスマホを取り出し画面を見つめ、慣れた手つきで音楽アプリをタップしてから、数歩後ろにいる彼を振り返らずに有無を言わさぬ調子で告げた。謙さんのところへ行くなら、必然的にチームの二人にも会いかねない。だからといって公の場で歌うにはもう自信が、ない。)   (2021/7/28 23:14:39)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/7/28 23:46:17)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/7/28 23:57:03)

1112((ん、間に合わなかったな。さっきはなんか急いだがもう平気だ、とりあえず暫く待機してく。けど妙だな、昨日だか一昨日だかもそうだったけど、それっぽい単語は外したのに意外と見られるもんなのか……?まあいいや、こういうのあんまり言うのもなんかだせえしな   (2021/7/29 00:04:48)

おしらせRanunculus.さんが入室しました♪  (2021/7/29 00:07:20)

Ranunculus.((悪い彰人、恐らくその……全てがそうだとは言いきれないが接続の問題でROM数がかさんでしまうことがあるのは確認しているから、変なROMの7割位は俺かもしれない。すまない。それ以外で言うとbl、の部分がもしかしたら引っ掛かる要素だろうか………?それと、返しはまだ出来ていないんだ、彰人が居たから先に顔を出さなければと思って優先してしまったから……少し待っていてくれ   (2021/7/29 00:14:39)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/7/29 00:41:34)

Ranunculus.いや……待ってくれ、彰人(有無を言わさないようなその声が痛い。そういえば、お前にこうして明確に否定の意を伝えようとするのはもしかしたらあの時、以来かもしれない。あの時は歌いたいから歌う、やりたいからやる、そんな話でまとまったんだったか。慣れた手つきで曲を再生しようとする方の手首を掴んで、揺れる視線を真っ直ぐにその瞳に突き立てて。それだったら今回はどんな言葉でこの感情に終点が来るんだろう。俺に笑顔をくれたお前に笑顔すら贈ってやれないような今に、そんなものなんてあるだろうか。)話したい事があるんだ。……聞いてくれるだろうか(ここで拒否をされたらそれまでになってしまう。言わなくてはと思っているのに何処かで全部突っぱねて聞かないで欲しいとさえ思ってしまうけど、それでも伝えないといけない。だってお前は。ぐっと手首を掴む手に何時になく力を込める。紡ぐべき言葉の最適解を必死に探していた。きっとこれは今の今までお前を止められなかったからこその痛みだろうな、であれば他の誰でもない俺が背負うべきだろう。言葉を続けるためにゆっくり息を吸った。そこにあるはずの喧騒が、やけに遠く感じられる。)   (2021/7/29 00:42:15)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/7/29 00:44:02)

1112((クソ、更新し忘れだ………待てよ、お前が悪いわけじゃない。接続云々はオレもよく分かってるつもりだしな、それを踏まえても数とかタイミングとか……とは思ったが、荒らされない限りは特に騒ぎ立てることもねえな、悪い、オレが気にしすぎた。……マジかよ、注意書きのつもりだったがたしかにもういらないな。一応その辺消してみるか、ありがとな。……ほんと、嬉しいこと言ってくれるよな。返しについては幾らでも待つから……って言いたかったんだけどな、オレも今から返させてもらう   (2021/7/29 00:45:52)

Ranunculus.((そういう事もあるだろう。……だが、なんとなく少し待ってみて正解だったな。どうにも眠ってしまった訳では無いような気がしたんだ。そうだな……もしどうしても気にかかるようであれば念には念を入れて入室時のパスワードの設定をした方がいいのかもしれないな。まぁこれは関しては憶測、といった感じだが。どうしようにも覗かれるのが常ではあるから防ぎきれないところはあるだろうしある程度の割り切りは必要かもしれないな……ああ、俺も幾らでも待つからゆっくりやってくれ。それと、こっちは蹴ってしまって大丈夫だ。   (2021/7/29 00:52:37)

1112(予想だにしていなかった返事に左胸がいやに跳ねた。お前はいつだってオレの隣にいてくれるだろうと、思えば今も自分の横にその姿はない。肯定されることに慣れてしまって、今更引き止められることに大袈裟に驚いてしまう自身でさえも憎い。力強く掴まれた手から危うく端末を取り落としそうになるも、画面を一度暗くさせ、強く何かを訴えかけてくる視線を苦い顔で一瞥してから、そして宙へ逸らして下唇の端を噛んだ。待たない、聞きたくない。此処に居たくない、でもお前を置いてはどこへも行けない。どこにそんなものを隠していたのか、じわじわと強められていく力に喉も一緒に絞められたみたいに一音も声にならず、素早く空気を取り込む。経験もあるからか運動は人並み以上に出来るオレがその手を振り払えないことはまずないのだけれど、前みたいに仲違いのようなことになるのはごめんだ。ぎこちなく唇の端を吊り上げつつも瞳孔は開いて、感情的にならぬよう極めて優しく返したつもりだが思ったよりも大きく発せられ。)場所を考えろよ、……だいたいそれ、今じゃないと駄目か?   (2021/7/29 01:17:14)

Ranunculus.っ、それは………(彼が努めて感情を抑えて吐き出した声はぐさりと突き刺さって、また躊躇いが生まれる。お前だって薄々気付いているんだろう、だから、なんだろう。逸らされた視線からも下唇を噛む様子からも、痛いくらいにその思いが伝わってくる。今だって、言いたくはない。けれどもうどうにもならない、今の世の中ではどうしたってもう癒せないだろう。震える息を吐き出した。)悪い……だが、もうこれ以上、先送りには出来ない。(真っ直ぐにその顔を捉えて、頭の中を巡って離れないその酷な言葉を喉奥に用意する。お前にその言葉を向けることがどういう事を指すのかわかっているけれど、それでも用意したんだ。振り払おうと思えば振り払えるだろうに振り払われない手から僅かに力を抜いて、ゆっくり瞬いて。なんと言われたって構わない。お前の隣にはもう二度と立てないだろうけど、そもその隣にもう俺は必要ないだろうから。最後の大役を果たすべく、もう一度息を吸った。声が、唇が、手が、何もかもが震えている。声にすることを拒んでいるみたいなのに、不思議と声は掠れることなく、その鼓膜を刺し穿つみたいに零れていく。)……彰人。もう、歌うのはやめるべきだ   (2021/7/29 01:33:17)

1112おい……冗談でも、笑えねえな(力の抜けた指先から鞄が転がった。ちゃんと分かってる、お前はそんなに器用じゃないってことはかつての夜に身をもって知ったから。ひりついた拳がずっと熱くて、お前のその頬もそうだったのだろうかと今になって思い返してみても良い気分にはならない話だ。今のそれも、もしも冗談だったならどれだけ良かったか。迷いが生まれた俺が嫌な予感がして言葉を遮るよりも早く、可哀想に声を振るわせながらも残酷な現実を突きつけてくる姿は痛々しい。ああ、こんなことに時間を割くのがもったいない。本来ならば数曲歌えたはずの時間がとうに過ぎている。まだ喋れる、お前にもちゃんと届いてる。まだ歌える、歌えなければならない。他でもないお前に否定されるのが苦しくて、呼吸の音がやけに大きく聞こえてくる。オレを見放すように離れていく手を追って、落ちた鞄を蹴るようにしながらふらふらと距離を詰めては肘の上あたりを両手でしっかりと掴んだ。)こんなオレは、そんなに見苦しいのかよ、なあ冬弥……なあ、   (2021/7/29 02:12:48)

1112((……悪い、今日も先に寝る、おやすみ冬弥、返事は後回しでも構わないからお前も早く休めよ   (2021/7/29 02:29:24)

Ranunculus.……悪いな、彰人。俺は、そんな冗談を言えるほど器用じゃない(ただただ悲しくて、眉を下げて不格好に笑った。もっと早く不調に気づけていたらよかっただとか、もっと早く言ってやれたらよかっただとか、そんな後悔ばかりが胸の内に浮かんで酷く痛い。落ちていった鞄、引き止めるというよりは最早縋るように掴んでくるその手があまりにも辛くて、そんな顔をさせるしかない自分には酷く嫌気が差した。)違う。そうなって尚諦めないお前が見苦しいわけないだろう…!だが、それでも……っ、これ以上歌っても……きっと、お前は納得出来ないだろう(それを見苦しいと思っていると言うのかもしれないけれど。でもそんな風には思っていないと思いたい。お前を思いやっての言葉な筈なのに鋭利に突き刺さってその心に深々と傷を残すしかできないのが苦しくてたまらない。ぐっと手に力を込めた。もうこれ以上何もしてやれない。……ああ、そうか、そうだったか。そんな気付きを得て目を伏せた。いつかの言葉を思い出す。)……俺は、やっぱりお前の夢には何もしてやれなかったんだ。だからせめて、この事実は他の誰でもない俺が伝えるべきだと……そう、思ったんだ。   (2021/7/29 02:29:56)

Ranunculus.((ああ、わかった。おやすみ、彰人。言われなくても大丈夫だ、きちんと休息は取っているからな。彰人こそ、しっかり休んでくれ   (2021/7/29 02:30:48)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、Ranunculus.さんが自動退室しました。  (2021/7/29 03:16:31)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/7/29 03:16:31)

おしらせRanunculus.さんが入室しました♪  (2021/7/29 23:47:57)

Ranunculus.((ここ数日、僅かに遅れて来る形だったから少し気にしていたんだが……今日は先に来れたみたいだ。ともかくゆっくり待機しているからあまり気にしないでくれ。もしかしたら眠ってしまっているかもしれないし。   (2021/7/29 23:51:23)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、Ranunculus.さんが自動退室しました。  (2021/7/30 01:35:52)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/7/30 03:06:34)

1112((こういう日に限って、悪かった……ついさっき目が覚めたんだが、やっぱり変な時間に寝るもんじゃねえ、待たせて悪い。とりあえず返事は書いて置いてくけど、明日はちゃんと来る。……あと、遅れて、とかそういうの、あんまり気にしなくていいからな。何遍でも言うけど、来てくれるだけで感謝してんだ   (2021/7/30 03:17:22)

1112(分かってる、全部分かってるつもりだったのに嫌な聞き方をした。見苦しいに決まってるけどお前は絶対否定してくれるだろうな、なんて心のどこかで思ってたらしい。実際、もうずっと下の方で渦巻いていたばかりの気持ちは少しだけ救われたような気もしてしまうから、そんな自分にも嫌気が差す。オレがこんな状態にならなければ、オレのためを思ってそんなに心を擦り減らす必要もなかっただろうに。お前の隣に立ち続けたいと思うことはいけないことだったのだろうか。確かな力のあるお前に置いてかれねえように、必死に食らい付いて頑張ってきてたってのに。何が、どこが間違っていたのかずっと分からないままでいる。)何も、ってお前、なに、言ってんだよ……今はオレ達の夢、だろ。お前がいないと意味がねえんだよ……なかったんだ、(歌うことを否定されるのはやっぱり、オレ自身をお前に否定されるみたいでどうやったって気持ちが追いついてこない。紛れもない事実であることも、頭では理解してる、けど。それでもその言葉には頷いてやるものかと首を横に振って。)……冬弥。お前さ、ここで諦めんのはもったいねえよ……だから探したらいい、新しい相棒を   (2021/7/30 04:00:35)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/7/30 04:21:09)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/7/30 23:47:17)

1112((今日もいつもとあんまり変わらねえ時間で悪いけど、とりあえずしばらく待機していくな   (2021/7/30 23:48:49)

おしらせRanunculus.さんが入室しました♪  (2021/7/30 23:51:44)

Ranunculus.((昨日あんな風に言っておいてなんだが……俺もあまり時間の事は気にしていないから早い遅いは触れないようにするべき、なんだろうな。今日は顔を合わせられた、という事だけで充分だ。それと……返しはまだ出来ていないから少し待たせてしまうが許してくれ。   (2021/7/30 23:56:20)

1112((……お前が、そう言ってくれんなら。だがそれはそれとして、昨日は悪いことしたな……おう、いくらでも待つ。急かしたりしないからゆっくりでいい   (2021/7/31 00:00:35)

Ranunculus.(そんな風に言ってくれるけど結局それはお前の夢だっただろう、なんて言えばきっとまた傷付けるのだろう。けれどその熱量に勝るものを結局俺はひとつとして持ち合わせていない。きっとそれぐらいの熱量を持っていれば、お前みたいに器用で周りに目が向けられる人間であれば、その不調だって気付けただろうに、とか。後悔ばかりが浮かんで情けないにも程がある。不意に息が詰まった。彼の提案はとてもではないけど信じられなくて、ぐっと眉を寄せてしまう。彰人が今こんな言葉を言われたくなかったと思っているのなら、俺だって心の底からそう思っているんだ。)彰人が隣に居ないのなら歌う意味は無い。お前がどうしても俺に背負って欲しいと願うなら、そうであるなら考えたが……もったいない、なんて理由での提案なら断ろう。俺も、歌うのを辞める。(嫌なくらいにはっきりと言い切れてしまって、自分でも不思議になるくらいするりと喉を抜けたその言葉が何を指すのかなんて流石にわかっている。それでも譲れないし譲りたくはない。死なば諸共、なんてところだろうか。ところで、歌を失った彰人は今後どうするのだろう。俺はどうなるんだろう、だなんて不安が頭を過ぎった。)   (2021/7/31 00:16:58)

1112バカだな、冬弥……(あれだけお前の隣はオレしかいないと思っていたはずなのに、そんなお前のこの先までをもオレが縛っていいわけがないと思えば尚更それが正しい提案のように感じた。相変わらず心の穴は塞がらないどころか、ますます大きくなっていく一方だけれど。親の敷いた望まないレールを外れて、冬弥自ら選択したこの道を諦める必要なんかないだろ。少なからずオレが引き込んだ自覚はあるものの、紛れもないお前の意思であることも確かだ。だというのにお前は、苦しそうに顔を顰めるものだから、オレと一緒になろうとするから、それに一々安心してしまう。)お前まで、ならオレは…………それに、親父のことだってどうすんだ……お前の覚悟が無駄になる(冬弥だけでも頑張ると決めたのなら、それはオレも応援してやる必要があるわけで、けれどお前さえも断念するとなるとオレは一体何を目指したらいいのか分からない。それにあの頭の固い父親の話を思い返せば、その考えは彼にとって確実に都合が悪いはずで、またあの頃のように浮かない顔をさせる羽目になるのは非常に望ましくない。考え直せよ、と視線で訴えかける。)   (2021/7/31 00:50:17)

Ranunculus.それは……わからない。だが彰人が居ないのに歌う理由は……見つけられそうにない(彼の心配もわかる。けれどそれでも、その後どうするとかどうとかより先にこの思いを吐き出せたからそれでいいやなんて思えてしまっていて。けれどその点に何かしら、彰人を納得させる言葉を落とさなければいけないような気はしていた。お前はそういうやつだ、こんな状況で尚俺の父親との関係を気にするような根っからのお人好しで。だったら、そんな最低な提案も受け入れてくれるんじゃないだろうかと期待が浮かんだ。息を飲む。実はちょっと前から浮かんでいたなんて言えないけど、歌を失ってしまえば後に何も残らないのは俺もお前も同じだろう、とか。)彰人。こんな提案は受け入れないで欲しい……それでも聞いてくれ。(そんな前置きを零した。さっきの考え直せって視線を思い出しては考え直した結果ではないにせよ、そういう風に受け取られる可能性を考えてみる。まぁどっちにしろ絶望しきった頭ではそれ以外がわからないのだけど。そうして、酷く直接的で端的で、内側の諦めを全て映し出した言葉を吐き出す。)俺と、死んでくれないか   (2021/7/31 01:26:50)

1112(はたして喜んでしまっていいものなのか。つい先まで応援してやるなんて思っていたのに、仮に彼が自分ではない新たな相棒と共にあの夜を越えようと努める姿を見ていられる気はしないことに気付いて言葉を失う。オレがそうであるように、お前だってオレ以外とは考えられないだろ、なんて言うわけにはいかない。いくらなんでも傲慢すぎる本心は、彼の言葉で宥められて凪いでいく。そして丁寧すぎる前置きに警戒をして、次は何を言われるのか、いよいよお前の言葉でオレは殺されてしまうんじゃないかと、口を強く引き結んだ。__それも無意味だったが。何を、言うのかと思えば。)悪い、冬弥……(あてもなく間違いばかりを探し続けていたオレにさらりと正解を突きつけてくる彼に謝罪を口にした。お前はそうするなと言うけれど、怖いくらい魅力的な誘いでしか、なくて。下を見ると落ちた鞄から、参加する予定はなかったけどつい癖でもらってしまった一枚のフライヤーが覗いていて、最初から全てのことがこの為にできていたんじゃないかと錯覚する。)……断る理由が、見つからねえ   (2021/7/31 02:00:37)

Ranunculus.(悪い、その声色にまさかと目を見開いた。嫌だって思いたいのにそうであってくれと願ってしまったのも事実で、期待通りの言葉になんだかもう訳がわからなくなってしまって。全部こんな終わりのためだったのだろうか、だとしたら最悪のシナリオで、最高に気分がいい。他の誰でもないお前と一蓮托生、本当にその夢に命を燃したお前と死ねるのならそれは本望だろう。今、悲しい顔をしているのかも嬉しい顔をしているのかもわからない。口元が歪んでいるのだけは自覚している。お前だったら、俺の表情の変化をぱっと見ただけでわかってくれるだろうか。)そうか……(たったそれだけの返事に嫌なくらい重たい感情が乗る。それを了承と受け取っていいんだろうな、そうか、終わりに行くんだ。そう思うとなんだか不思議と笑えてくるかもしれない。彰人の手をそっと掬いあげてみる。何処で、どんな形で終わろうか。くるくる巡らせた思考の中、またひとつ提案をする。)それなら彰人、海に行かないか?(行ってみたいと思っていたんだ、なんて脈絡無さげな言葉を添えた。嫌だったら嫌でもっと端的な方法を提案するだけ。けど、どうせならちょっとだけ欲張ってみたいと思っていて。)   (2021/7/31 02:31:37)

1112……いいとこ知ってるんだよ、多分お前も気にいるんじゃねえかな(この校舎はやたら高く作られているからそういうのもいいかなんて一瞬、思いもしたけれど。そんなすぐに誰かに見つかってしまうようなのは嫌だし、何より最後に怖い思いをさせるなんてあんまりだろう。やたら真っ青な紙切れを見つめたオレの思考を読み取ってくれたのか、ただの偶然か。どちらにせよ、オレもそう思ってたところなんだ、肯定の意を表すように頷いた。すっからかんだった心が満たされていくようで、可笑しいことなんか一つもないのに、面白いような楽しいような久々に思い出したこの感覚に、やっぱりお前の隣は誰にも譲れないと改めて思った。そんなお前を連れて行けるなんて、罪深いと思う反面、これしかないと確かに信じてしまう。行くぞ、はっきり言えば、落ちた鞄を拾い上げ重ねた手を引いて歩き出した。すると疑問が浮かび上がる。海なんてしばらく行っていないし、ましてやつい最近まであの親父にあらゆるものを制限されていた彼はただの一度だって訪れたことがないのではないか、浮いた調子のまま冗談めかして問いかけた。)そういやお前、泳げないんじゃなかったか   (2021/7/31 02:57:56)

Ranunculus.……本当か?(ふわり、僅かに表情が明るくなる。心が軽くなるのを感じた。おしまいにしてしまおうというその割り切りはこんなにも身を楽にするものだったのか、とか。示された肯定にただ純粋に喜びが浮かぶ。ずっと痛そうだったその顔に漸く少しだけ明るい色が刺したのを見てはこの提案は何も間違いじゃなかったのだと自己を肯定するように頭の中で繰り返した。歩き出す彼に着いていくのではなく並んで歩く。だってもう、気が引けることもないんだ。色んなものを取り落として取り零して、空っぽに近くなっているのだろうけど、隣に彰人が居るならなんだっていい。もし彼が屋上から飛ぼうなんて提案をしてきていたとしても今なら飲めそうだったくたいにはいいやって思えてしまって。冗談めかした問い掛けにちょっとだけ声が詰まった。確かに水泳の授業には参加させて貰えなかったがそれでも見てはいたのだ、多分、それなりには出来るはずだ。けれどどっちでも構わないような気がしているのは何故だろう。……そうか、もし何かあれば、そうだな。目元を綻ばせる。)泳げると思っているが……もし万一泳げなくても、彰人が何とかしてくれるだろう?   (2021/7/31 03:15:59)

1112(歪んだ口元を拵えていた目元が和らいだのを見て、胸の内が暖かくなる気がした。ずっと、ずっと浮かない顔させてばかりで、いつ振りだかも分からないその表情はまだぎこちなさが残るものの、さっきの比にならないほどよくできている。)まあな。言われなくても、何とかしてやる。(そういう言い方はずるいだろう。ちょっぴり生意気にも聞こえる分かりきったような口ぶりに、ふっと鼻で笑って返す。お前にはオレの気持ちも全部筒抜けなんじゃないだろうか。まず他人とは一線を置いて接したいオレがそれでもいい、と思えるからやっぱり特別な存在なのだと思う。置いて行きたくなければ置いて行かれたくもない。器用なお前のことだから案外平気な顔してるのも想像できるのだけど、最後になるんだから理屈とかは全部ほったらかしにしてオレに任せてくれたらいい。履き替えたローファーもいつの間にかくたびれているけれど、どうせ今日で最後だから気にすることもない。隣を見れば居てくれる彼を一瞥してから前に視線を戻してまた問いかけた。)冬弥、一応聞いておく。……ないのか、他にやり残したこと   (2021/7/31 03:57:18)

Ranunculus.(彼の返答にやっぱり、なんて思う。知った風を装っていただけかもしれないけど、でもある程度はわかっているんだろう、だからそう言ってくれると信じられたんだ。鼻で笑うその仕草をちゃんと見るのは何時ぶりだったか、蟠りを解いてくれた薬はとんでもない毒薬だったけれど、酷く甘露なものだったのだから仕方が無い。喉奥を軽く鳴らした。)ああ。彰人は器用だからな、俺を抱えたままでもある程度泳げそうだ(まぁ泳げても泳げなくても、望むのは終わりなのだからどっちだっていいような気はするけど。けど、彼に手を引かれて最後の最後、初めての海で泳いでみるのはなんだか楽しそうだ。やり残したことがないのか、なんて問いはきっと一番この場に相応しくない。横顔を見遣って、それから正面に視線を戻してからちょっとだけ躊躇って声を吐く。)……何も。彰人が隣に居てくれるのなら、それでいいんだ(だから、こうして終わりに行くのだって何の躊躇いもないのだ。その選択をして欲しくないと思いつつ酷く嬉しく思ったんだ。繋いだ手に少しばかり力を込めれば彰人こそ、何かあったりしないか?と問い掛け返して。)   (2021/7/31 04:21:53)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/7/31 04:45:16)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、Ranunculus.さんが自動退室しました。  (2021/7/31 05:01:20)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/7/31 23:58:40)

1112((悪い……返してから寝るつもりだったのに、長い時間待たせたよな。返事もまだできてねえんだ、少し時間もらうぞ   (2021/8/1 00:00:35)

1112(器用なのは一体どっちだか、信頼してくれているのは嬉しいから満足気に一つ頷いた。僅かばかりの表情の機微に気付いて、楽しそうだなんて思う。本当にそう思っているのかどうかは定かではないけれど、終わりに向かっているというには穏やかなそれはオレをほっと安心させてくれる。お前となら何だって出来る気がする、不安も恐怖もどこにも見当たらない。しばらく見失っていた目的を示されて、久しぶりに内側から力がみなぎってくるみたいに体が軽い。互いの目の下に馴染み始めた薄い隈も忘れるくらい、呼吸がしやすい。)なんだよ、最後くらい、我儘聞いてやろうと思ったんだけどな。……あったら、聞いてねえよ。多分(こうしたい、ああしたい、きっとオレが先に言ってしまう気がする。そしてその後にお前はどうなんだ、と丁寧に意思を確認する。お前は優しいやつだから、遠慮をさせない為にオレが先を走っていたいのだ。けれどそんな必要もない。思い残すことなど何一つない。繋いだ手は心なしか冷たい気がするが、周囲の視線の温度は更にひどい。だがそれも、どうしてだろう、気にならなくて。)遠いところに行こう。オレ達のこと、知ってるヤツが誰もいねえようなとこ   (2021/8/1 00:23:56)

おしらせRanunculus.さんが入室しました♪  (2021/8/1 00:37:23)

Ranunculus.((すまない彰人、少し遅れた。今から返しは書くが、もし眠ければ寝てしまって構わない。それと、あんな時間まで一緒に居てくれたんだ、寝てしまったとか待たせたとかは気にしなくていい。   (2021/8/1 00:40:03)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/8/1 00:44:08)

Ranunculus.((……あ。来るのが遅かったのもあるだろうが……今日は早いところ休んでくれ。おやすみ、彰人   (2021/8/1 00:51:55)

Ranunculus.……それもそうか。もしあればこうしたいけど構わないかと聞いてくる形になるだろうな(彼の言葉に納得しては数度頷く。そうだ、お前はそういう奴なのをすっかり失念していた。手のひらの温度を確かめるように繋いだ手に力を込める。周囲の視線だって、別にどうでもいいんだ、だって白い目で見られるのなんてとうに慣れている。そう言ってしまえばまた彰人はそれに顔を顰めるだろうけど、今は彰人だって周りを気にしていないようだしいいだろう。彼に向けられた言葉にしっかりと頷いて。)ああ、そうしよう(これは所謂逃避行、とかそんなやつなんだろう。その終着点は最悪なものかもしれないけれど、2人きりで海に行くだとか、誰も知らないようなところだとか、なんだか物語の中の話みたいで変にわくわくしてしまう。口元を綻ばせればそれなら早く行こう、誰にも気付かれないうちにした方がいいだろう?なんて問い掛けた。どうしてこうも気持ちが逸ってしまうのだろう。きっと知る日は来ないけど、大した問題でもないから構わないか。駅へと向かう足取りが何時になく軽やかな気がして、呼吸でさえもなんだか楽しいようなそんな感覚があってより一層気持ちは逸るばかりだ。)   (2021/8/1 01:25:54)

Ranunculus.((今日は俺も早いところ休もう。…書くのにかなりの時間がかかってしまったからな。また明日顔を出す   (2021/8/1 01:26:35)

おしらせRanunculus.さんが退室しました。  (2021/8/1 01:26:42)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/8/2 01:14:53)

1112((……っ悪い、完全に油断してた、今日も遅くなって悪い。オレの方はおかげさまでしっかり休ませてもらった、逆にお前はちゃんと寝てんのか。分かってるだろうけど一応、無理すんなよ、日曜も終わっちまったしな……あと、返事は出来てる。返しておくな   (2021/8/2 01:19:06)

1112……!……よく、わかってんな、(思っていたことが口に出てしまっていたのかと。驚いて目を見開いては、手に込められた力に現実に連れ戻される。この繋いだ手と手から、どんどん一つになっていくような気がして背筋が興奮で粟立った。なんて、頭のおかしいヤツみたいだ。お前に言ったら笑われそうだから、今は言わないでおく。ホントはこれも全部伝わってしまったらいい、というのは内緒だ。にやけてしまいそうな口元を隠すように冬弥のいない方の道路を暫く眺めた。この歩き慣れた通学路も、もう二度と見ない景色になるんだろう。)そうだな……手離すなよ、冬弥(いくらバイトをしているとはいえ、いくら有名な音楽一家の子とはいえ、高校生の持つ小遣いなど高が知れている。都会の中心から綺麗な海のある駅まで2人分の切符、帰ってくる分の小銭はきっと残らない。その方がいい、やっぱりお前だけでも帰してやった方がいいんじゃないか、なんて迷ってしまうかもしれないから。一人であれこれ考えると無駄なことまで浮かんでしまってどうもいけない。向かうは最寄りの駅、誰にも見つからないうちに、その言葉に促されるままに口の端をあげては手を引いて走り出した。)   (2021/8/2 01:20:20)

おしらせRanunculus.さんが入室しました♪  (2021/8/2 01:28:53)

Ranunculus.((彰人、俺は大丈夫だ、気にしないで欲しい。休めているのなら何の問題も無いだろう。……何故そこまで気にしているのかわからないがそれも大丈夫だ。ただ今日は少し遅いからな、長いこと居られるかはわからないが……とにかく返したい。まだ居るかはわからないが、居るのなら待っていてくれると嬉しい。今日ももう眠ければ寝てしまって大丈夫だ   (2021/8/2 01:33:28)

1112((悪い……いつも、ありがとな。オレが気にしすぎか?お前こそ眠い中わざわざ返してくれてたのかと思った、眠い時は寝る、これはお互い様な。お前が返してくれるって言うなら、ありがたくいくらでも待たせてもらうけど、お前こそ眠かったらやっぱいいや、って後回しにしていいからな。そんで、こっちは蹴ってくれていい   (2021/8/2 01:45:15)

Ranunculus.(彰人の驚いた顔に目を細めて笑う。お前のことならなんだって知ってるんだ、とまでは言えないけど、それでもお前のことはよくよく知っているんだ。だから、思考を言い当てられたであろうことが嬉しくて、理解出来ているのだという優越感にも近いそれを味わった。ふっと外れた視線。けれどちらりと覗いたその口元は綻んでいたからきっと気に留める程じゃないんだろうな。手を離すな、なんて言葉が酷く心地良くて、こちらまでそんな歪な表情を浮かべてしまう。)あたりまえだ、離すわけが無い(今更もう、この手を離せもしない。離れないでくれとさえ願うんだ、むざむざそんな馬鹿な真似をするわけが無いだろう。この旅路は片道切符で充分なんだ、手っ取り早く海にと思えば案外近いことは知っているけどそれより欲張った先の綺麗な綺麗なところへ行こう。きっと2人で見る海は何よりも素晴らしいものだろうと安易に想像がつく。笑うお前に笑い返して、駆け出すその足に置いて行かれぬように自分も走り出す。不思議と彰人とだったら何処まででも行けるような気がして、そこで不意にもしかしたら、諦めなければあの高みにも行けたのかもなんて今更僅かに思ってしまった。)   (2021/8/2 01:50:31)

1112(今欲しいものばかりをくれる彼に、心の中で礼を言った。これは今伝えることじゃない気がする。海の次の目的地、想像もつかないずっと遠くで会えた時でもきっと遅くない。生温い風を切って進む見慣れた街。夢を追う者達が揃う細い路地、顔馴染みの揃うカフェ&バー、何度も通ったライブハウス、お前がお人好しを発揮した式場も、新しい挑戦をしたあの祭りの会場も全部脳裏に焼き付いている。だからこそ、今は少しでも早く離れたい。今のオレにはどれも、相応しくない場所になってしまったから。結局オレはどれも中途半端なままだった。オレがちゃんとしたヤツだったら、もっと違う何かを与えられたのかもしれない。だけど今のオレには、お前を連れていくことしか考えられないんだ。)あっちにも、いいカフェがあったらいいな。(天国や地獄だとか神様とやらを信じたことはないけれど、次は苦のないセカイに辿り着けたらいいと思う。意味のない呟きは、ちょうどホームに入ってきた電車の音にかき消されて。本格的に知り合いに見つかってしまう前に、やたら値の張るさ切符をさっさと購入しては、一つを繋いでいた手に握らせた。)   (2021/8/2 02:27:58)

Ranunculus.(握らされた切符。その感触を確かめて、それから。彰人が何かそ呟いていたような気がするけれど、きっと問うてしまうのは野暮なんだろう。風によって持ち上がる前髪、目の前のこれに乗ったらもうこの街とはお別れだ。窮屈で仕方なかったあの家も、ピアノもバイオリンも父親も、賑やかな通りもカフェもライブハウスも学校も、音楽も。思っていたよりずっとずっと愛着があったみたいで、僅かな悲しさを心の内に落としていた。けれど周囲も気にせず改めて握ったその手の温度が全部を溶かしていく。何処か冷えているような気もするけれど、もうなんだかどっちだっていい。本当は励ます言葉だって用意していた。脳裏を過ぎる黄と青に、もし何か繋げられたら違う形もあったけど。終わりへ向かう列車は出発してしまって、もう引き下がれない所まで来てしまった。それを後悔する心も、あのホームに捨て置いてしまって。隣にある横顔を見ては薄く笑う。辿り着くまでの間、話す話題はひとつとして浮かばない。……そうだった、俺達を繋いでいたのは音楽だけだったから、それを控えなければいけない今話題などあるわけが無くて。意味も無く、名前を口にした。)……彰人   (2021/8/2 02:48:04)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/8/2 03:03:35)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/8/2 03:04:59)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、Ranunculus.さんが自動退室しました。  (2021/8/2 03:08:35)

1112(きっとあちらに着く頃には日も暮れかけてしまっているだろう。その方が人がいなくていいかもしれない、誰にもオレ達の邪魔をさせたくなんかない。駅に着くたび入れ替わり、少しまた少しと人が減っていく。男子高校生が二人、平日に海へ行く姿など覚えている人などいないだろう。残念ながら、この奇妙な旅を止められる可能性があるのはお前ただ一人、緩やかに持ち上がった口角を呑気だなあなんて穏やかな気持ちで眺めた。けれどもたしかに迷いのあるその声を遮るように、此方も名前を呼んでみる。お前は、ほんとうに優しいやつだよ。)冬弥……駅、着いたら頼みがある。(そうだな、何がいいだろう。最初は名前のなかったあれも、バーチャル世界の歌い手達のそれでも、一度も人前で披露することの叶わなかったものでもいい。波は激しくないといいな、お前の声が聞こえにくかったら意味がない。海に着くまでのごく短い道、それをお前が彩ってくれたらいい。こんな風になってしまった己の喉では、綺麗なデュエットも心地の良いハモリですらも厳しいだろうから。)   (2021/8/2 03:19:18)

1112((よし、それじゃあオレも寝ることにする。今日も長い時間付き合ってくれてありがとな、おやすみ冬弥。ゆっくり休めよ、   (2021/8/2 03:20:43)

おしらせ1112さんが退室しました。  (2021/8/2 03:20:52)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/8/2 22:52:44)

1112((今日はいつもよりは若干だが早めに来れたか……?オレが勝手にこの時間に来ただけだから、遅くなった云々はナシな。昨夜もオレが更新し忘れたり結局長く付き合わせたりしたからな……とりあえず待ってみる。   (2021/8/2 23:01:51)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/8/3 01:35:22)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/8/3 23:41:11)

1112((途中で油断した、なんも言わないまま寝てたな……実は今日も少し眠い、こんな時間に来ておいてあんまり長くは居られねえかもしれないけど、   (2021/8/3 23:44:11)

おしらせRanunculus.さんが入室しました♪  (2021/8/3 23:52:41)

Ranunculus.((昨日は悪かった、折角彰人が早く顔を出していてくれたのに俺は顔すら出せなくて……それと、今日は眠いなら寝てくれ。無理はして欲しくないからな   (2021/8/3 23:56:14)

1112((バカ、そういうのはいい、オレも結局寝落ちてたしな……お前は気にしなくていいよ。当然リアルを優先するべきだろ、そんで時間ができた時にちらっと顔見せに来てくれたら十分だ。あんまり負担にさせたくねえから、お前こそ無理すんなよ……。で、本当に悪いけど、今日も先に寝させてもらう……悪いなせっかく会えたのに、返事の方は明日以降で構わないからな、冬弥も早めに休んでくれ   (2021/8/4 00:11:19)

Ranunculus.((お前ならそう言うだろうとは思っていたが、それと申し訳ないと思わないかは別だ。俺にとってはよくない。前にも言ったと思うが負担だとかそんな風には思っていない。お前とやり取りをする時間が楽しいから、出来る限り顔を出したいと思うだけで……ああ、大丈夫だ。彰人が無理をしないのが1番だし、何より俺も今日はもうかなり眠いからな。一応返しは出来ているし、それを置いてから寝ることにする。おやすみ、彰人。また明日。   (2021/8/4 00:17:49)

Ranunculus.(この様子ではきっと日暮れか夜の海を見ることになるのだろう。ああでも、彰人と一緒ならどっちだってさぞかし綺麗だろう。移り変わる窓の外、じわりじわりと減っていく人の数。きっとこの辺りではもう珍しいであろう制服を隠しもせずに乗っているのを、見掛けた誰かは奇妙だと思いはするけど記憶の隅にさえも留められずにここに居た事実は霧散するだろう。視線を向けたままだった彰人の唇が動くのを見ている。そして形になった言葉に首を傾げた。こんな流れで無茶苦茶な事を言い出すような奴ではないし、きっとどんなものであっても俺はわかったと言うだろう。だからその内容がなんであるかを聞く前に。)構わない。それで頼みとはなんだ?(こんな返答にお前はそうやって、と呆れた顔をするんだろうな。でもそんな顔も久々に見ることになるのだ、悪いものじゃない。最後に色々な彰人を見られるのだと思えば寧ろ好ましくもある。だから躊躇いもなくそう言ってはその顔を覗き込んだ。どんな頼みだって受け入れるけど。……今更、やっぱり帰りたいって言われたら、俺はどんな顔で何を言うんだろう。それに関してだけは見えなかった。必要の無い想定ではあるだろうけど。)   (2021/8/4 00:20:47)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/8/4 00:31:35)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、Ranunculus.さんが自動退室しました。  (2021/8/4 00:41:26)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/8/4 23:33:55)

1112((そうだな……言いたいことはマジでわかる、わかるからこれ以上は言わねえけど……本当にオレは気にしてないから、あんまり気に病むなよ。こうしてまた来てくれてる、それでオレは十分だ、いつもありがとな。……それと、律儀に返事までくれてたんだな、オレも今日はできてるから今返しておく   (2021/8/4 23:48:05)

1112(頼み、まだ何も言っていないのに。内容も聞かずにさっさと頷いてしまうところに彼らしさが滲み出ていて、そういうところに何度だって救われてきたなと思い返せば一度開いた口を閉じて困ったように笑みを浮かべた。お前はオレを信用しすぎだろ。やっぱりやめようか、なんて言ったらどう思うんだろう。わざわざ早死にせずに済んで安心するのか、はたまた半端な覚悟でここまで来てしまったオレに幻滅するのか。まあ今更、後戻りなんてするつもりは毛頭ないのだけれど、それでもお前を巻き込むことには今でも少しだけ引っかかるものがあるんだ。お前がそれを提案してくれた時、それしかないと確信したから今も電車に揺られているわけだが。窓の外の景色には、すっかり馴染んだそれの名残はなく、見知らぬ建物にはぽつぽつと光が灯り始めている。それを見ていたら、自然と重たかった口も再び開いて。)……お前と、歌いたい。(やっぱり、聞くだけなんてオレには出来そうにない。お前の歌を聴いてそんなの出来るわけがない。初めて二人きりで歌に加えてダンスまで練習したあれにしよう、ワンコーラスだけでもいいから。そして誰にも見つからない場所まで歩いて行こう。)   (2021/8/4 23:48:46)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、1112さんが自動退室しました。  (2021/8/5 00:25:46)

おしらせRanunculus.さんが入室しました♪  (2021/8/5 23:34:11)

Ranunculus.((あんなことを言っておきながら昨日も顔出し出来なくてもうどんな顔をしたらいいのかわからない……気にするなと言われるのは見えているんだが、やはり俺はどうしても……会えなくて残念だと思ってしまう、んだろうな。返しがまだ出来ていないからそれを纏めつつ待っていよう。……今日は長めに居られそうだからな   (2021/8/5 23:36:56)

Ranunculus.……?(困ったような笑顔を浮かべた彼を不思議そうな目で見詰めた。もっとこう、呆れられるものだと思っていた。……自分でその行動を取って尚且つ呆れられるだろうと思っているのも中々だが、それでもそんな表情は想定外で、ただただ不思議に思って。その表情の奥にあるのはどんな感情なんだろうと思考する。そんな沈黙の後に彰人が声にした想いに心底安心したそ、それと同時に心残りがあることも自覚した。……まだ俺は、お前と歌っていたかった。音楽を続けていきたかったんだ、なんてあまりにも今更だ。その可能性の芽を摘み取り踏み荒らしたのは自分なのに。それ故に本音を言えはしないから、ただ頷いて。)ああ。何を歌う?……喉に負担がかかってしまうだろうからいくつもとはいかないが……それでも、何曲だって付き合おう(それが、自分の中で蟠りを作るのだろうとぼんやり理解しながら答えた。やっぱり、何時だって覚悟が足らないのは俺の方なのだろう。そんな風に思う癖に死を提案したのは俺だなんて、馬鹿馬鹿しすぎていっそ笑い話になれるかもしれない。微笑を口の端に貼るのは慣れていないからか、どうもぎこちない笑みになってしまって顔を逸らした。)   (2021/8/5 23:56:56)

Ranunculus.((今日は少し気持ちが逸りすぎていたのかもしれない。……正直なところ、書いていて上手く言葉と、ふっと浮かんだものとが制御出来ず心情描写が思わぬ方向に向かってしまっていると感じる。明らかな矛盾が起きてしまっているが俺も何度も書き直そうと頑張ってこれだから許して欲しい。と……今はそれぐらいか。彰人に今日余裕があるのかはわからないがのんびり待っていよう、まだまだ時間はあるからな   (2021/8/6 00:02:11)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/8/6 00:31:23)

1112((悪い、遅くなった……まだいるか?恥ずかしい話、また結局オレもあの後すぐに寝てたからな……逆にそれでよかった、何をそんなに気にする必要があるんだか。何度だって言うがオレは本当に気にしてない、お前がちゃんと普段の生活をおくってくれるならそっちの方がいい。まあ、無理にここに顔を出してそっちが疎かになるようならその時は文句も言わせてもらうけどな。別にこれは仕事じゃねえんだから、息抜き程度に来てくれる方がオレは嬉しいよ。自分大事にしろ、これだけがオレからの頼みだ。……んで、偉そうに長々話しちまったけど、オレも今日は余裕がある。冬弥が本当に大丈夫そうなら返事、待っててくれるとありがたい   (2021/8/6 00:44:20)

Ranunculus.((大丈夫、まだきちんと起きている。……そうか、それなら……いや、やっぱり顔を出せなかったのは悔しいな。折角彰人が居たのに……。そこは大丈夫だ。無理なんてしていない。もし本当に無理をして顔を出しているようだったら昨日だってきっと顔を出していただろうしな。彰人は心配のし過ぎじゃないか?あとそれを言うのであればお前もそうだ。十二分に体調には気を使って欲しい。……ああ。本当にちゃんと大丈夫だから、ゆっくり待っているとしよう。こちらは蹴ってしまっても大丈夫だ   (2021/8/6 00:51:42)

1112よし、決まりだな。……今更いらねえ気なんか遣ってんなよ、どうせ最後だ。(こんな状態、こんな状況にもなって歌などと口にしたのはやはり良くなかったのかもしれない。お前のことだから、そんなオレを馬鹿らしいと笑うことはきっとないんだろうが。オレよりも冬弥は冷静に現実と向き合っている。だからこそ、言葉にはしてくれない何かを抱えているのを察してしまった。下手くそな笑顔、わかりやすすぎんだろ。悪いけど、オレはもう決めた。最後になる歌を歌うことも、終わりを選ぶことも、もう揺らがない。ただ一つだけ、変わるとするのならそれはお前のこと。)……ついて来い、降りるぞ。(人というのは、声を一番最初に忘れるものなんだとどこかで聞いたことがある。オレ自身も、かつてはどんな声でお前の名前を呼んでいたのか、歌っていたのかわからない。反省会のために何度だって録音した自分達の音声を聞いた記憶はあるのだけれど、どうしても思い出せない。変わり果てたのであろうこの声も、きっと前とは違う音をしているのだとは思うが、そういえばお前は昔のオレの声を覚えていてくれているのだろうか。今はどんな風に聞こえてる?__なんて絶対聞かないけど。)   (2021/8/6 01:12:49)

Ranunculus.それはそうだが……苦しい思いは、あまりさせたくなくて(本当に、それだけだろうか。けれどその答えはどれだけ思考しても見つけられそうにない。きっとこの下手くそな笑顔は当然見破られていて、もっと言えば歌など歌ったら絶対に抱えているこの迷いは彰人に伝わってしまうんだろう。それでも歌わない選択肢も歌わせない選択肢もなくて、もう歌うのを辞めるべきだなんて言った癖に歌いたいと言う彼を心の底から好ましく思っていて。……それら全てを諦めるためにあんな提案をして、ここまで来たはずなのだけど。手を引く彰人に誘われるままに人気の無い駅へと降り立った。一歩一歩に抱える感情の違いが浮かぶ。俺とは違って、お前は確かな意思を持って進んでいくんだ。躊躇いを隠せる程器用でもない己は伏し目がちになって、足取りもただ着いていくだけへとなっていく。今の俺は一人にされたらぴたりと歩を止めてしまうだろう。ふと頭に浮かんだこの声は何時のものなのか、少なくとも今のようになってしまう前のものなのはわかるけれど、存外簡単に上書きされていく記憶ではどうしたって正しく思い出せそうにない。それに気付いて、余計に苦しくなった、ような気がした。)   (2021/8/6 01:33:01)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、Ranunculus.さんが自動退室しました。  (2021/8/6 01:53:14)

1112とーや、(苦しくてもいい、お前が最後に聞いてくれるならそこで枯れ切ってしまっても構わない。都会の喧騒と正反対の静かな街、駅もどこか寂しさを感じさせるほど静まり返っていて、こんなところに一人でいたらおかしくなってしまいそうだ。だけど相変わらずお人好しな一面に口元を緩めた。帰りの切符なんか買えない筈だ、そう思っていたが案外、この軽い鞄の中の僅かな釣り銭と、お前の財布の中身を足したらなんとか一人分になってしまってくれないだろうか。そんな上手いこといかなくても、この改札を通り抜けさえしなければ、このまま逆方向の列車に乗りさえすれば、容易に何事もなかったかのように帰れてしまうんだから笑えてくる。日中のオレ達の覚悟なんか、簡単にひっくり返せる程度でしかないんだろうな。確認した時刻表には10分もしないうちに次の電車が来ることが記されているのには運が良いんだか、悪いんだかわからない。繋いでいた手を指先を撫でてから離すと、正直かなり名残惜しさを感じた。だけど今のお前とは行けない、これ以上は連れて行かない。可哀想な顔を見ていられない、でもオレは今更帰れない。)もう大丈夫だ。ありがとな、悪くない時間だった   (2021/8/6 02:08:42)

1112((おやすみ冬弥、やっぱり眠かったんだよな……?なんとなく、そんな気はしてたんだけど気が利かなくて悪かった、付き合ってくれてありがとな。しっかり休んでくれ、オレも今日は寝ることにする。……それから心情描写の件だが、オレが自由に突っ走ってるからだいぶやりづらくさせてる自覚はある……悪い、難しければいくらでも書き直すなりなんなりするから言ってほしい。それじゃあ、また明日な   (2021/8/6 02:13:09)

おしらせ1112さんが退室しました。  (2021/8/6 02:13:23)

おしらせ1112さんが入室しました♪  (2021/8/6 23:16:19)

1112((ん、気が早かったかもしれねえ……とりあえず待機していく。けど、冬弥がもしも眠かったり疲れてたりすんなら気にせず自分を優先してくれ。顔出す出さないも気にしなくていいからな、こんなこと言ってるけどオレもうっかり寝てたら悪い、極力気をつける。   (2021/8/6 23:23:22)

おしらせRanunculus.さんが入室しました♪  (2021/8/6 23:31:46)

Ranunculus.((彰人、昨日はすまない。……その、思った以上に眠かったみたいだ。今日は大丈夫だ、と思う。もしかしたらまた眠ってしまうかもしれないが……出来る限りここに居たいんだ。無理をしている訳では無いから心配はしないで欲しい。彰人こそ、眠いなら寝て欲しい。…なんて、俺が言えた話ではないな   (2021/8/6 23:37:35)

1112((待てよ、思うってお前……無茶すんな、だったらとりあえず寝とけ、横になったら寝れるやつだろそれ!居たいって思ってくれんのも、わざわざ来てくれたのも嬉しいから、それだけで十分だから。大丈夫とか言うお前にとってはお節介かもしれねえけどさ、しっかり睡眠取ってからまた明日以降に来いよ、いつでも待ってるから。   (2021/8/6 23:46:57)

Ranunculus.((いや、えっと……今はまだ眠くないがそのうち眠くなるかもしれない……?といった状態だから少なくとも昨日よりは確証を持って大丈夫だと言える。…昨日はこれぐらいの時間に既に眠かったしな……そういう風に言われるだろうというのもわかってはいたが、折角時間が合ったのにすぐ眠ってしまうのは惜しい。……無理はしないと約束する。だいたい無理をするつもりがあれば昨日だってもう少し長居していただろうしな、だから大丈夫だ。それに今日はもう返しも書いてきたんだ、少しでいいから相手をしてくれないだろうか   (2021/8/6 23:57:07)

1112((おー……いや、なあ、気持ちはマジでめちゃくちゃ嬉しいけど心配が勝るっつーか、いつも律儀に来てくれてんだからせめてたまにはちゃんと休んでほしい気はする……絶対に約束だからな、ちょっとでも眠くなったら何も言わなくていいからすぐ寝ろ。だいたい、昨日だって十分すぎるくらい長居してくれてたっての……お前がいいなら喜んで付き合わせてくれ、待たせて悪い、こっちは蹴ってくれて大丈夫だ   (2021/8/7 00:13:11)

Ranunculus.……あき、と?(手が離れていく。向けられた言葉が深々と胸の内に刺さった。何を言おうとしているのか、どんな言葉が続くのか、それを理解してしまって、目を見開いた。切り裂かれたみたいに胸が痛んでいる。まるで裏切られたみたいに思ってしまう。足に力が入らなくなっていくけれど、こんなところで崩れ落ちるのはあまりにも情けないってそんな意識だけで無理矢理に立ち続けて、震える唇を開いた。縋るように手を伸ばす。)嫌だ、嫌だ彰人。俺は、俺だけ生きていくなんて耐えられない。だって、俺は……(これ以上を、言葉にしていいのかがわからない。それは今の彼を強く強く否定するものだと理解があるからこそ、言葉を続けるのを僅かに躊躇ってしまった。でも言う以外の道は何処にも残っていない。ここで全部吐き出さなければ一生の後悔になる。言わずに見送ってしまったって最終的な答えは変わらないだろうけれど。気付けば視界は酷く滲んでいた。ゆっくり目を閉じたところで、生温い痛みは頬を伝って零れ落ちる。)……音楽を手放す彰人を、認められない。だから、ここでお前に生きろと言われても後を追うように命を絶ってしまうだろう。   (2021/8/7 00:18:31)

1112冬弥……?(見開かれたグレーの瞳が悲痛に歪んでいる。手も足も、唇も不自然に震えているみたいだが、いったいどうして、なんて当然オレに原因があるのはわかっているのだけれど、突然の様子の変わりように心配になるほどで、確かめるように名前を呼んでみる。けれど聞こえていないのか何なのか、極め付けに溢れた雫にはいよいよ口を閉ざすはめになった。女の嘘くさい涙なんかと比べたら彼に失礼な気がするけれど、とにかく目の前の相棒のそれにオレは酷く動揺してしまったらしく。)オレだって、そうしたくて諦める訳じゃねえ……けどお前、人がせっかく、(バカ、後追いなんかしたら逃してやる意味がなくなってしまうだろうが。歌も音楽も無くなったら、オレがお前の隣に居られる理由が一つもない、オレからお前さえも無くなってしまうのなら、もう何をしたって意味がない。そう思うのと同じように、もしかしたらずっと前からお前も同じでいてくれたのだろうか。ハンカチなんかすぐには出てきやしないから、固い指の先で頬を拭ってやりながら、よからぬ震えが背筋を這ったのを感じた。)命絶つ、とかさ……お前そういうこと一人でできるヤツじゃないだろ。   (2021/8/7 01:08:08)

Ranunculus.ああ。彰人の言う通り、きっと上手くは出来ないだろうな。それでも俺は何度だって繰り返す……そんな気がしてならないんだ。(何故かと問われてしまうと中々複雑で上手く言葉にしきれないけれど、それでもそうなるだろうと確信だけはしてしまって。だって、彰人の隣に居られないのに、彰人が隣に居てくれないのに、前を向いているなんて出来そうにないんだ。どろどろと腹の中から零れそうになるあれやこれを押し留め、涙を拭ってくれるその手の先、手首をぐっと掴んで、息を吐く。)……彰人。俺は、お前と共に居たい。今はもうそれだけなんだ。だから、連れて行ってくれ。(わかりやすく端的に表現するとそういうことになってしまうんだろう。酷いとしか言いようがない程に自分のことしか考えられていなくて、その癖お前を気遣おうとしてちぐはぐになっていく。真っ直ぐにその目を捉えて、縋るように、ダメ押しをするように彰人、と名前を呼んだ。これじゃあお前の善意を揺さぶって、殺して欲しいと願っているようなものだけど、音楽を手放したお前を正しく認識してしまうくらいなら、その方が余っ程いいのだとは思ってしまっている。今更な言葉はもう飲み下してしまったし。)   (2021/8/7 01:35:17)

1112(名前を呼ばれて、ただでさえぐちゃぐちゃになっていた思考回路が使い物にならなくなった。未来のあるお前を一緒に死なせるのも、一人きりで帰らせるのもどちらもオレのエゴならば、どうせ結末が一緒なら、タイミングなんて関係ない、よな。死ぬのに冬弥一人は可哀想だし、オレだって寂しい。お前は帰れ、と告げずに済んでよかった。きっと、泣いていたのはオレだったかもしれない。もう大丈夫と言いはしたけど、本当は全然何も大丈夫じゃなかった。お前が嫌だと涙してくれたから、またオレは救われてしまった。ここまできたら全部オレに都合のいい夢なんじゃないかとすら思う、いつからかお前が望むことは叶えてやりたいと思うようになっていた。オレも同じものを望んでいたからかもしれないし、実際のところはそれだけでなかったかもしれない。もうなんでもいい、御託は放っておいて全て終わらせに行こう。他でもないただ一人のお前が最後まで隣に居てくれるなんて、考えうる限りで一番幸福な終わり方だよ。頬にあった手を耳に滑らせ塞いでしまえば、)ずっと一緒だ、もう離してやらねえよ。お前はオレのことだけ考えてればいい、   (2021/8/7 02:06:45)

2021年07月25日 01時45分 ~ 2021年08月07日 02時06分 の過去ログ
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