「【ldentityV】__Prisoner's Dilemma.」の過去ログ

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タグ無固定第五人格

2020年09月20日 12時48分～ 2023年04月02日 22時14分の過去ログ

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おしらせ

新規ルームを作成完了しました。(iPhone SoftBank) (2020/9/20 12:48:52)

おしらせ

Hell Emberさんが入室しました♪ (2020/9/20 21:57:04)

Hell Ember

( ＿＿あれはガーベラ、あれはコスモス、あっちはチューリップよ。もうっ、何回言っても間違えるんだから！＿＿娘は昔から、庭いじりが好きな子だった。土まみれの顔で色とりどりの花を背に笑っていたのは、もう何年前のことだろうか。あの鮮やかな花壇は今や枯れ腐り、彼女の笑顔も見られなくなっている。わたしは今、遍くすべての物事に怒っていた。妻を拐った忌々しいあの男にも、娘のことを鑑みず消えていった妻にも、そしてその現状を招いたわたし自身にも。アルコールに溶かされた脳髄では、娘の幸せすらも見ることが出来なかった。娘よ、ああ、愛しのリサ。怒って、恨んで、手向けてくれ。オダマキ、ラベンダー、トリカブト。せめて君が、正しく怒りを吐き出せるように。焦げた洋服と爛れた皮膚に、後悔よりも安心が勝ってしまう弱い父親で本当にすまなかった。いたいけなクローバーが焦げて散っていく。＿＿復讐者の後悔 ) (2020/9/20 21:57:09)

おしらせ

Hell Emberさんが退室しました。 (2020/9/20 21:57:13)

おしらせ

Joseph .さんが入室しました♪ (2020/9/21 12:06:03)

Joseph .

（絵画は虚構を写すが、写真は真実しか写さない。虚構は真実に足り得る認識をもたらすが、しかしそれがどう転ぼうと真実そのものにはなり得ない。まやかしの幸福に浸っていては、永遠に真実を知ることは出来ない。無知は死と同じだ。ときに人々は、真実を確かに記憶しているだろうか？真実を忘れてはいないだろうか？お前を奪い去ったあの日には冷ややかな雨が降ったこと、お前と迎えられなかった春の日が私にだけ訪れたこと。それらが紛れもない真実であると知っているのは、今となっては私一人だけだ。みな時間と共に忘れてしまったのだろう、お前という存在が確かに私と共に在ったのを。そんなことを自覚するとき、私はどうしようもなく焦燥に駆られる。私は私の知るすべての人々の輪郭を、忘れてしまうのではないか？ ──忘却。その最も避けるべき事態がいつか訪れてしまう運命が、私には怖くてたまらない。日に日にお前の面影さえ朧になっていくことが、怖くてたまらない。その恐怖さえもいつしか感じなくなっていくことが、怖くてたまらない。 (2020/9/21 12:06:13)

Joseph .

しかしそれでも、私の中から薄れていく記憶があることを、憶えていなければならないのだ。私だけは、忘れることを看過してはならなかった──真実が永遠で在り続けるために。真実が確かなものであるために。生命の灯火が、けっして消えないために。記憶という太陽が、霧という雨雲で覆われることがないために──ゆえに私はレンズに映すのだ、恒久なる魂の、あるがままの姿を。だから今日も訪れる春の日に、永久の世界で一人、私は視界に映るすべての真実を、またその目に刻みつけた。その人は笑っている。その人は焦っている。その人は怒っている。そしてそれこそが、生きた証なのだろう。ならば私が残すべきは、その喜怒哀楽、一挙手一投足に他ならない。＿＿だが案ずることはない。君が永遠になるのに困難は伴わないからだ。荘園中に散りばめた無数のカメラの前に聳え、私がこうしてシャッターを押すだけで、ほら。君のすべてが、私の手中だ。さて、これから荘園に訪れる数多の人々へ、私から歓迎の言葉として、これを贈ろう。──カルぺ・ディエム。） (2020/9/21 12:06:46)

Joseph .

──きっと忘れることはないだろう。何せ忘れることを、写真が許させてはくれないからね。だから安心して訪れるといい。私の映す写真の世界では、魂は久しく魂で在り続けられるのだから。 (2020/9/21 12:07:00)

おしらせ

Joseph .さんが退室しました。 (2020/9/21 12:07:04)

おしらせ

Prisonerさんが入室しました♪ (2020/9/21 20:35:38)

Prisoner

( 助けてくれ。誰か、誰か、誰か、誰か、誰か。もう誰でも良い。誰でも良いから、新しい風をくれ。頭の中で叫ぶのはいつだって私の声でしかない。私の声は全知だ。だが全能ではない。何もかもを知って、何もかもを繋げられるだけの閃きを持っていて、然し何もかもを掴み損ねたのも私なのだ。私は、私のみで存在するだけでは、恐らく───恐らく、等という不確かな言葉を使うのは誠に不本意なのだが───完成出来ない。ああ、頭痛だ。頭痛がする！どうしてくれるんだ、どうして身に覚えのない負債を私が払う羽目になって、どうして私に負債のある者が高笑いをしている！頭が割れそうだ。もう割れた。潰れてひしゃげて台無しになった。信号たる電流が通るはずの回路は、私の脳は、少し馬鹿になってしまったのだ───天才である私の思考を置いてけぼりにして───。だから、そう。そうなんだ。思い出した。どうか助けて欲しいのだ。私がこうも鈍るだなんて、あなたにとっても損失だろう。私は立ち止まるべきではない。挫折する暇は無く、全てはより良い───より───善い───…………ああ、一体、何のためだったのだろう？ ) (2020/9/21 20:36:23)

おしらせ

Prisonerさんが退室しました。 (2020/9/21 20:36:26)

おしらせ

小野寺さんが入室しました♪ (2023/4/2 22:14:28)

小野寺

小野寺 (2023/4/2 22:14:32)

おしらせ

小野寺さんが退室しました。 (2023/4/2 22:14:39)

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