ルーム紹介
一度は見てみたかったでしょう?幸せな世界を。
『前世』の記憶を持ったまま、僕らはまたここで出会った_______

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ここはWe're losers.の学パロ部屋です!普通の学園成り部屋かと思った方はごめんなさい!敗者限定っていうわけです。参加するしないは任せます!あとキャラクター全員出さなきゃいけない事はありません!
細かい事は気にしないでね、パロディだもの((((
学園名決まってないの!!みなさん案を下さい!!

☆設定の諸注意
追加するもの→【先生or生徒】【部活&委員会】を書いてね!先生は教科担当も!部活と委員会は無所属でも構いません!年齢は学年に合わせて詐称()してね!中高一貫校なので生徒は12~18歳。先生の場合はそのままでもOK!
なくすもの→武器とか、戦闘ものの設定はなくしてね!あと容姿は生徒の場合制服です!種族は申し訳ないけどみんな人間ですよ(((
募集してるもの→生徒会役員、風紀委員、食堂の先生(?)(もう役決まってるも同然ですねこれ?)
自分で必要だと思った事を本部屋の設定部屋に書いてって下さい!!順番は指定しません!質問は随時受け付け中!

それでは楽しい学園ライフを!
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おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 126.75.***.123)が退室しました。  (2023/11/22 21:15:10)

よもぎ@保健医過去に囚われるのはやめろと言ってもすぐに解放されるわけではないことはさすがにわかっている。彼女の無意識の甘えを一度突き放し、はっきりとそんな言葉を言い放った)「……あなたは、今の私の言葉だけ聞いていてください。過去のわたしはあなたのことを突き放したのかもしれませんが、それは今のわたしではない。今のわたしはあなたを突き放しませんから。過去の私に寂しくなったら、今の私に会いにきてください。空っぽなら二人でそれを新しく埋めていきましょうよ。生きる意味だって探しましょうよ。……ずっと、わたしはここで待ってるんですよ。」(——それでも、今の彼女はどこまでも不安定な者であるので。あれだけの言葉で逆に深く傷をつかれても本末転倒だ。声色を一度落ち着けて、今の自分を見てもらおうと言葉を強調する。そして決してふたたび塞ぎ込むことのないように、己を覆い隠そうとした彼女の涙をハンカチで拭った)   (2023/11/22 21:15:07)

よもぎ@保健医「———責任が自分になかったとしても、そこから私は逃れたくないから、あなたをひとりにしたくないから、やり直したいから!……こうやって私は今、あなたと話しているんでしょう。確かに今の私はあなたが望んでいるあなたとは違うかもしれませんが、そんな私はもう取り返せないからこそ、終わってしまったからこそ、私はあなたともう一度歩んでいきたいと言っているんです。私は過去の私に戻れない。戻ろうとも思いません。……だから、過去に囚われるのはもうやめてください。やめなさい」(先ほどまではあれほど彼女に優しく声をかけていたというのに、いきなり酷い言いようだと心の中で自虐する。しかしこの言葉の数々は決して自分が彼女の態度に耐えられなくなったゆえなどではなく、むしろ彼女と結論をつけるためであった。感情が乗り思わず声色が強くなってしまったことに一度落ち着いて、目線をよそに向けかけていた彼女と目を合わせる。彼女はずっと自分の前で弱々しい態度をしているにしては意外と強かで、それは彼女の本性なのか単に自分に慣れてきただけなのかはわからないが——少々強気に訴えかけた方が、彼女に届いてくれるのではないかという考えだった。   (2023/11/22 21:14:57)

おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 126.75.***.123)が入室しました♪  (2023/11/22 21:14:51)

おしらせさくらばさん(iPhone 60.120.***.36)が退室しました。  (2023/8/15 01:05:23)

さくらば――あのときのように決して運命に逆らわず、喜びもなければ悲しみもない機械として生きることができたなら。贖罪だけにその身を捧げることができたなら。それに彼は、人間ではなく機巧人形の自分を愛してくれたから。それでも自分は何度生まれ変わったとしても、祝福に満ちた〝ハッピーバースデイ〟を迎えることは、ずっとないのだろう)   (2023/8/15 01:05:18)

さくらば(無駄だとはわかっていてもなすがままに心のうちを吐き出してしまったのは、彼がわずかに微笑んでくれたから。彼が自分の杞憂を受け入れてくれるような様相を呈してくれたときには、もういつものように平静を装う余裕など残っておらず、にわかに涙に咽んでしまっていた。大人に甘えた経験のない自分にはじめて誰かに甘えさせてくれた、そんな彼が自分の親のような気がして、余計に。そんなふうに感情に流されている自分は、彼の前では結局どうあがいても子供だったのだ。さっさとここを出ていこうにも、どうにも腰が上がらなくなってしまった。傍白のような吐露を終えれば、涙でぐちゃぐちゃの顔を懸命に拭いながら、私は大丈夫と繕うように首を振ってごめんなさい、と小さく口にする。生きる理由として冷静に受け止めたはずのこの運命が、どうしようもなく悲嘆を誘うのは何故か。顔が灼けた鉄のように熱いのはきっと体調のせいだと信じたいものだ。   (2023/8/15 01:05:01)

さくらば「……もう、だめなの、…思い出せないの、……さよなら、なの? そっか…終わっちゃったんだ。それじゃあわたしは、もう、……。わかんないですよ、甘えるなんて、どうしたらいいか……。でも、わたしほんとは先生に、……そばにいても、生きててもいいんだって、認めてほしかった、…やさしくしてほしかった、……見捨てないで、嫌わないでいてほしかった、……先生、わたし頭も良くないし体も丈夫じゃないけど、あなたのためにもっとがんばりますから、だから、だから……拒絶しないで……あの時みたいに、なでてほしかっただけ……それだけなの……おねがい先生、変な子だなんて思わないで、だって私にはなんにもないから、空っぽだから、誰かのために生きて死ぬことくらいしかできないんです、わかってください―――でも… 失敗作はいらない、でしょうから。だから…そのときはどうか、あなたの手で壊しにきて、ね」   (2023/8/15 01:04:03)

さくらば(自分はただ、優しい過去に縋りたくて、いつしか脱ぎ捨てたはずの蛹のぬけがらに自ら潜りこんでいた。そこは不安も畏れも無く、ただこの棺の中でおとなしく窒息する未来だけがあるから、安心だった。それでも今の彼のような第三者からすれば言う通りに〝終わったこと〟であり、関係のないことなのだ。それに彼の記憶の呼び水のありかさえわからないこの状況がいかに残酷で絶望的なことか。そうなれば、導き出された解釈はひとつしかなく。じわじわと脅迫されるような感覚から口を衝いて出たそれは、同時に自分が肉親に捨てられた理不尽を納得するための理由を作るのに必死だった。運命、それは反発の許される余地はなく、人を縛りつけるもの。それを人は呪いと呼ぶのだろう。これもきっと自分に課された罰なのだと、受け入れるように眉を下げて苦笑を零すと扉の方に視線を向ける。無論、もうじきここを去っていくつもりで)   (2023/8/15 01:03:20)

さくらば「でも…ちょっとだけ、わかった、かも。……先生はきっと、どうやったって私を思い出せないように、最初からそうなってる……そういう運命なんですね。だから私も、誰も傷つけないように、ひとりで生きていく運命なんです。理不尽でもなんでもないんですよ。…だから、可哀想だなんて思わないで。なるべくしてなったことだと思いますから、…たぶん。だって従っていれば、知らないことは知らなくていいまま、幸せなままで、全部うまくいくんです。…だからね、逆らって生きるのは、もうやめなきゃ。………あ、…その、ごめんなさい、…えっと、つまり、……もうやり直せないんです、きっと……」   (2023/8/15 01:02:46)

さくらば「………先生が、先生が思い出してくれないからですよ。あなたが〝忘れもの〟を取りに来ない限り――それを持ってなくちゃいけないのは、私なんですから。それなのに…あなたは、まるで…ひとごとみたいに。責任逃れ、しないでくださいよ――ほんとうに、残酷なひと」(本当はもっと早くこれを言うべきだったのだろう。それなのに自分は、いつまで経ってもこちらの意思を汲んでくれない彼に業を煮やして、理不尽だと分かっていながらもそんな彼に吠えかかってしまった。そして同時に肩がヒヤリと青ざめて、またやってしまったと猛省の意に脅かされる。全ては自分のせいだと今まで散々言いつつも、彼にも背負うべき責任があるといった物言いでは、まるっきり矛盾点だらけの詭弁だ。それでも心のどこかでは、彼はもう少し自分の状況に危機感を持つべきだ、薄情さを裏返した優しさなどいらないなどとぶつくさ言い繕っている自分がいた。そうして段々とこの苦衷の中に生まれた新たな別の解釈に、戸惑いを隠せないまま、自分は拗ねた子供のように頑なに彼と顔を合わせようとしなかった)   (2023/8/15 00:59:10)

おしらせさくらばさん(iPhone 60.120.***.36)が入室しました♪  (2023/8/15 00:58:39)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が退室しました。  (2023/4/9 10:20:32)

小野寺小野寺   (2023/4/9 10:20:25)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が入室しました♪  (2023/4/9 10:20:20)

おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 126.75.***.118)が退室しました。  (2023/3/29 20:48:29)

よもぎ@保健医こんなことを言ったとて彼女は素直に納得するわけがない、けれどこれを言わなければ自分の意思は伝わらない。何も知らない者の、しかし彼女にとって唯一無二の者からのことば。さきほども穏やかに同じようなことを言ったのだがあまり伝わっていなかったので、今度は少しだけ力強いことばで)「あなただけが知ってること、たくさんあると思うんですけど。それが私は知らないことだと前提したうえでも、今みたいに甘えてくれた方が助かりますよ。……まあ、それが少し恥ずかしいってことはわかってますけど」(ようやく、と言うべきか。初めて彼女自身の望みを吐いてくれたと、少しでも気を許してくれたのかもしれないと、思わず笑みが漏れる。それでもやはりそのことばは過去形で、またそれが自分の知らないことなのだと。しかし今の自分はそんな、「自分の知らないこと」を徐々に知っている最中なのだ、と———無知の知は「知ること」に対しての第一歩だと、これもまた自論の一つである)   (2023/3/29 20:48:25)

よもぎ@保健医「……あ、ええと。とにかく……あなたのなかの自分が、相当やらかしてしまったということは理解できました。こんなにちいさなあなたに対して……ええ。そしてあなたが取り返しのつかない、今のあなたにまで影響を及ぼすようなことをしてしまったこともわかりました。多分……というか絶対。絶対、罪とか、罰とかをひとりで背負う必要はないです。もし本当にあなたが全て悪かったとしても、今の私はなんら関係のない話、終わったことなので……あさましく責任のないことばに聞こえると思いますが、そこはすみません。でも本当に今、なんもあなたは私の弊害になっていません。……あなたは私になにかことばを望んでいるのだろうと思ったので、これだけは言わせていただきます」(結局、彼女にとっての自分がどんな存在であろうとも、自分が意識している己はどこまでも保健医という存在だけだった。ならば自分が言うべきことばは、それに則って並べるだけだろうと。彼女が伝えたかったことを自分なりに解釈して伝え、そして自分が思っていることの共有。ほぼ一方的な彼女からの言葉を、自分は素早くコミュニュケーションに発展させるべきなのだ。   (2023/3/29 20:48:13)

よもぎ@保健医「……そう、ですねぇ…………」(栖雲静は思考していた。目の前の彼女がなにやら言っているのを横目に(最初こそじっとしっかり聞いていたのだが、この短時間でそんな様子も慣れてしまったのだ)、このあと飛んでくるであろう返答への期待に頭を悩ましていた。生きている意味だとか罪だとか、正直栖雲静本人にはよくわからない話ではあるので——多分元凶は彼女のなかの自分であることは理解しているが——どうにか難しいことばで固められた彼女の本心を、自分はいかに簡単に解釈することが役目なのだ、と。このあいだはよくわからずに都合のいい言葉を吐いて彼女を追い返してしまったが、今はそうはいかない。流石に一人で追い詰められている彼女も可哀想だ。そして自分も、そろそろすっきりした頭で日々を過ごしたいものなので)   (2023/3/29 20:47:54)

おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 126.75.***.118)が入室しました♪  (2023/3/29 20:47:47)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が退室しました。  (2023/3/28 12:07:02)

小野寺小野寺   (2023/3/28 12:06:53)

おしらせ小野寺さん(118.7.***.12)が入室しました♪  (2023/3/28 12:06:49)

おしらせ桜庭さん(iPhone 60.120.***.36)が退室しました。  (2022/9/5 07:18:27)

桜庭(___記憶、言わば過程こそが自己を自己たらしめるもの、だとするのなら。その記憶とは、自己の意識とはどこから由来するものなのか。そもそも彼のようなアナログの生物と違って自分はデジタルの物質だった。どう足掻いても、決して手の届かない存在。だからこそ自分は彼を、苦悩と色彩、2という数字__知恵の実を与えてくれた神様なのだと、そう認識するのだ。だから自分は彼を___自分は『それ』の代償を恐れていた。それは祝福のかたちをした呪い。ヒトの精神を深く、優しく縛りつけ、静かに蝕み、そして全て奪い攫う死神になる。自分はそれを恐ろしく思う反面__遠くあたたかな過去へ憧憬を抱くように、何度も届かぬ手を伸ばした)「…………ずっと、一緒がよかったのに」【もう一度、私を愛して】   (2022/9/5 07:18:23)

桜庭(しかし自分の存在が彼の幸福に繋がるかどうかと問われれば閉口してしまうだろう。何しろ生徒である自分は彼にとって必要ではないのだ。嫌悪にも好意にも属さない、無関心は何よりも残酷だった。今の彼には理解者が沢山いて、自分の他にも彼を好きになる人はいるだろう。彼は自分がいなくても平気だろうけど、自分には__そんなことを考えるのは病的だと、首を振って巡りすぎた思考を一蹴した。それでもひとつ言えるのは、あの時のような、彼にただひとり寄り添って肯定してあげるだけの幸せはもうどこにも無いということ。彼と目が合ったところで我に返り、喋りすぎた、と決まりが悪そうに目線を逸らして肩をすくめた。陶酔に思考を奪われたような目と、誰に対してなのかもわからない言葉。彼は大人だから、自分がいくら取り繕ったところで言葉の矛盾や彼への感情もとっくに気付かれているのだろう。こんなに甘美でおぞましい感情を、まさか生徒の自分に対して教諭の立場である彼に対してだなんて、異常だと思われるに決まっている。ましてやこの世界で出会うずっと前からだなんて、尚更。__そんなことを延々と考える度に、あったはずの希望は静かに凋落していった)   (2022/9/5 07:17:09)

桜庭それでも自分の存在が消えることに対する印象は『救済』であり、それが恐怖や畏怖嫌厭へと変わらぬように、孤独である必要があった。だから保健室に来る必要なんてなかった。自分が存在したこと自体が原罪なのであれば、この贖罪は私だけのもの__これもひとつの運命だとするのならば、冴えたやり方はきっとそれだけなのだろう。自分はただ、この世界のあらゆる受難から彼を守りたかった。もちろんその中には自分も含まれるだろう。だから気にせず、前だけを向いていて、と。それでも__彼に「放っておいて」と言うことはできなかった。そうして淡々と言葉を紡ぎ、冷静を装いながらも、声は不自然に上擦ってしまっていた)「……だからね、心配しないで。先生が幸せでいてくれれば、私はそれでいいの。私、先生のためなら何だってできますから。でも___変ですよね…私は、あなたのことを何も知らない。あのときだって、ずっとそう……なのに、…なのに、こんな気持ち、は……どうせ苦しいだけってわかってるのに。気持ち悪い…ですよね、こんなの……ずっと、何かに期待してるみたいな……私はもう、あなたの作品じゃないのに」   (2022/9/5 07:16:09)

桜庭「どうして、……全部私のせい、なのに。…私が言われた通りにしていれば、あなたは輝かしいままでいられたのに___ううん、間違いだったんです、何もかも、最初から…私が存在したこと自体が……。これはきっと、罰、ですから。私は生きていてもきっと、誰かを苦しめることしか出来ない。…だから罪も罰も、ひとりで背負わなくちゃいけないんです。………そうでないと、私が生きている意味なんて、ありませんから」(ここまでの彼の言葉を、口を噤んで聞いていたが__一緒に、という言葉が耳に入れば反射的に首を横に振ってしまう。他人の罪を背負わんとする彼の姿が自分の目には聖人のように、愚者のように映った。彼がほんの少しの優しい言葉と温もりをくれれば、全て救われるような気がした。しかし、人は簡単に変わってしまうもの。それを知っている自分には、そう簡単には彼の言葉を信じることはできなかった。__終着点は既に見えていたのだ。自分の中で、精神が再起不能へと向かっていくのを確かに感じていた。自分はたぶん大人にはなれない。今の体調が全て証明しているだろう。それは緩やかに訪れる死を待つ感覚に似ていた。   (2022/9/5 07:15:22)

おしらせ桜庭さん(iPhone 60.120.***.36)が入室しました♪  (2022/9/5 07:09:08)

おしらせ保健医さん(iPhone 126.103.***.35)が退室しました。  (2022/5/10 00:17:16)

保健医だから、そのことを知って恨んでしまうかもしれないっていうよりかは…ふふ、教えてくれなくて恨んでしまうかも、なんて」(再び目があった彼女に対して、そんなふうに自分の想いも言葉に出して。冗談めかしく恨んでしまうかも、なんて言葉を彼女にかけては、いたずらっぽく笑ってみせる)「体、体…。うーん。私、そういうことを言われること、それなりにあるんですけど。見かけによらず、結構強い方なんですよ。体とメンタル共々。だからそういうのは、あなたは気にするべきじゃないと思います。…私は、一人で抱え込んでしまうあなたの方が心配です」(そして彼女は、少々自分のことをか弱い人間だと思っているのではないかと思ってしまう。ここまで彼女を追い詰めた出来事だということはわかっているけれど、それにしても。しかしまあ、昔からなにかとそういう風に思われる経験はあるので、そんな気持ちを抱くのはわからなくはない。とん、と胸に手を軽く当ててひとつ頷いてみせては、やはり取り繕った言葉を無理に引き出そうとせず、率直にそんなことを言ってみて)「わたしとあなたの行ったことが罪だというのなら。わたしにもその罪を背負わせてください。…一緒にね」   (2022/5/10 00:17:12)

保健医「……そうですねえ。でも、……」(彼女は自分から逃げるような仕草、また自分を否定するような態度を取り続けていながらも、その本心は『気遣い』のそれであった。自分のことを想ったゆえの言動。起因はきっと子供ゆえの不器用さだとか、そんな簡単なものではないだろう。ここまで会話を交わしてきた中、彼女の瞳の強い拒否の色が時々不安に揺れていたのだから。彼女の言葉が続く。やはり彼女が並べる言葉の数々は、どれも自分に対する想いやりで溢れている)「うん、……うん。……それはよかった」(だから自分も、彼女がこぼした希望のかけらをひとつひとつすくうように。丁寧に、彼女の気持ちの邪魔をしないように、ゆっくり相槌を打った。そのまま『嬉しかった』と素直な感情を呟いた彼女に、思わず緩い声色が漏れてしまう。目を伏せていた彼女がそれに気づいてちらりとこちらを見、少しだけ驚いたようにぴくりと眉が上がる)「……でも。私は多分、……なんて言えばいいんでしょう。……結構、あんまり人とか恨めないタイプなので。しかも自分の生徒に対してだなんて尚更。   (2022/5/10 00:16:19)

おしらせ保健医さん(iPhone 126.103.***.35)が入室しました♪  (2022/5/10 00:16:13)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、桜庭さんが自動退室しました。  (2022/3/24 00:29:37)

桜庭「……このあいだは、ごめんなさい。きっと見損なったと思う。…でも、私に大丈夫って、優しくしてくれて…うれしかった。だから、もう、がっかりさせたくないんです。私とは関わらない方がいいんです。だけど___信じてよかったって、そう思える日が来るといいなって」(これ以上同じようなやり取りを続けていても仕方がない。ひと呼吸置いて、そう諦めたように、或いは背中を押されたように__本当の気持ちを打ち明けた。少しだけもの恥ずかしさを感じる。今まで、幼い頃から一緒に生活していた子供たちにも、施設の先生にも、特別な繋がりというものを感じたことは無かった。しかし彼とは、立場は違えど他人ではないと、そう感じた。ここまで自分に真剣に向き合ってくれる大人は初めてだった。緊張が解けたせいか、口元が少し緩んでしまう。この想いが少しでも彼のためになればいい。そう祈るように、視線を落とした)   (2022/3/23 23:55:06)

桜庭「そう、ですけど。…きっと、たくさん苦しむことになります。顔も見たくなくなるくらいに、嫌いで、憎くて… ……先生は、なんにも分かってない。知らない方がいいことだってあります。もしかしたら、体を壊してしまうかもしれないんですよ。……そうなったら、私は」(彼に絆される度に否定を続けてしまう自分。彼を想う故であっても、それは不本意であった。最初は、自分の感情を一方的に押し付けているだけだったが__今、目の前の彼は自分に強く語りかけてくる。もう後戻り出来ないところまで来てしまっているのだと、そういうことなのだろう。ならば、前に進むしか自分に選択肢は残されていない。__今度は自分が、現れた像に焦点を合わせ向き合わなければならないから。だからもう少しだけ、自分は彼に心を開いてもいいのかもしれない)   (2022/3/23 23:53:58)

桜庭「…今、なんて」(彼の誤魔化すような仕草からするにその言葉について深く追及してはいけないのだろう。そう解っていても、視線は離れず彼をまじまじと見つめてしまっていた。__輪郭のない半透明な2つのシルエット。それらが重なり合った時、それは鮮明に姿かたちを現す。それは懐疑が、確信へと変わる瞬間__そうしていると体温計が鳴り、はっとして慌てて逸らした瞳が揺れる。腰掛けているベッドの縁が静かに歪む。胸の奥が灼けるように熱くなるのは体調のせいではないことには気付いていた。測った熱を彼に見せないように確認し偽の値を言おうとするも、少し遅かったようだ。隣には、眉を下げて苦笑するあなた。その中に、微かな希望の光を見た)   (2022/3/23 23:53:06)

おしらせ桜庭さん(iPhone 60.120.***.36)が入室しました♪  (2022/3/23 23:52:18)

おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 221.105.***.249)が退室しました。  (2022/2/24 00:07:11)

よもぎ@保健医「……本当は、そうした方が良いんでしょうけれど。実はあれから、貴女の言ったことが忘れられないんです。自分のことを一番知っているのは自分のはずなのに、貴女は私が知らない自分を知っていて。そんなこと聞かされてしまっては、忘れられるはずがない。……そう思いませんか」(未だ暗い声色で自分にそう頼む彼女に、自分は素直に今の胸の内を明かした。彼女はきっと自分が思うより沢山の秘密を隠しているだろうから、せめて自分だけは彼女に全て曝け出してあげたいという思いゆえだった。責めるような言い方になってしまったのかもしれない。それでも今は自分の今の思いを彼女に届けたいという気持ちの方が強かった。体温計を彼女から受け取り再びベッドへ戻るように促しては、せめて声色だけは優しくあろうとできるだけ落ち着いた声でそっと語りかける)   (2022/2/24 00:07:08)

よもぎ@保健医「はい、偉いですね」(むすりと不満が隠しきれていないような表情をして、それでも体温計を受け取った彼女に、自然と小さな子供にかけるような言葉が漏れた。普段他の生徒に対してこのような言葉をかけることはないのに、特に何の違和感もなくこぼれ落ちたそれに疑問を抱えながらも、誤魔化すようにそっと笑いかけて。まるで彼女にだけこのような言葉を普段から言っていたような——彼女と深く話したのは、この前の一件が初めてなのに。だからといってまあ、それを特別気にするわけではない。ぴぴ、と軽い音が鳴って体温計の役目を終えたことを確認し、彼女の服の下から取り出したそれを一緒に覗き込むと、案の定その値は微熱を示していて。瞬間それを隠そうとする彼女に「もう確認しちゃいましたよ」と苦笑いを浮かべた)   (2022/2/24 00:07:00)

おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 221.105.***.249)が入室しました♪  (2022/2/24 00:06:54)

おしらせ桜庭未蕾さん(iPad 60.120.***.36)が退室しました。  (2022/1/30 11:16:10)

桜庭未蕾「…あの。この間のこと…忘れてください。______全部、終わったんですから」(少しでも余裕を生み出すために、あの時の彼の言葉を思い出す____そう、全部終わったのだ、と。陰鬱な空気にさせないように笑みを含んだ口ぶりをするが、拒絶するように声が震える。自分でも未練がましい言い方になってしまったと肩を縮めた。彼にはこれから、自分のいない未来に沢山の栄光と祝福が待っている。記憶を取り戻すというのは無論のこと、過去に囚われることなど決して無いだろう。それを〝二度も〟壊すようなことがあっては絶対にならないのである。誰よりも彼の幸福を願っているからこそ、自分は彼の傍に居てはいけないと思う。その覚悟を持っているはずなのに、未だ彼に視線を向けることが出来ないままでいる。正確に言えば、後ろめたさを感じていた。彼が幸せであれば、何でもいい。本当に___本当に、自分は、それでいいのだ。)   (2022/1/30 11:16:05)

桜庭未蕾「…わかりました」(憫然でならなかった。必死に言葉を探していたところを簡単に言いくるめられてしまった。____自分がこんなに神経質になっている理由だって知らないくせに!そんな不満を抱えながら、渋々と体温計を受け取り、仕方無しにふらふらともう一度ベッドに腰を下ろす。服の下に体温計を忍ばせているとき、扉の閉まる音が耳に入れば、ここに留まること以外に選択肢は無いのだと確信した。しかし自分も我が身が可愛いもので、この病身に宿り木を与えられたことに少しばかり安心感を得ていた。彼は、彼の言う通りこれが仕事なのだから、きっと自分にはなんの特別な感情も抱いていないのだろう。大人はみんな孤独で、隠し事が上手で、完全な生き物だから。それなのに自分は、彼のそれを他意のない、純粋なやさしさとして受け止めてしまっていた。一縷の希望を持っていた。何かと重ねてしまっているのだろうか。それは、まだ白い四角な空しか知らなかった〝作品〟の話である。)   (2022/1/30 11:15:29)

おしらせ桜庭未蕾さん(iPad 60.120.***.36)が入室しました♪  (2022/1/30 11:14:37)

おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 126.11.***.195)が退室しました。  (2022/1/2 16:41:16)

よもぎ@保健医彼女がそのまま沈黙を続けている様子を見続けるのも圧をかけてしまうと思って一旦身を引き、背後のドアを閉めに行く。彼女に選択権を与えているような言葉をかけているが、実際は、あからさまに体調不良な彼女を見送るわけにもいかないのだ。手を煩わせる煩わせないという問題ではなく、養護教諭の立場として。既にここで休んでいるのなら彼女の両親に連絡をする必要があるのかもしれない。幸いこの後計画していた仕事は急ぎのものではないから、彼女に時間を割く余裕はある。慌てて彼女に対応する必要もないのだ。彼女は、他の生徒と違って状況が少し違うのだから。自分の知らない何かを知っている上、いつ倒れてしまうかもわからない不安定さを持っている子。色々な意味で、注意して扱わなければならない)   (2022/1/2 16:41:13)

よもぎ@保健医「いや、先程ベッドで休んでたでしょう?念のため測っておきましょう」(距離を縮める自分に一歩引く彼女を見て、進めていた足を止めた。 自分は対生徒としてしか彼女を見ていないが、彼女からしたら自分は立派な男性なのだから、もう少し距離感を保たなければならないと心の中で自省する。しかし男という性の前に保険医という立場として、動揺で揺れる彼女の声を穏やかに制すようにもう一度体温計を差し出した)「……そんなに気を使わなくても大丈夫ですよ。私はこれが仕事なんですから……むしろ、そうやって否定される方が困ります」(自分を思ってなのか、いつまでも否定の言葉を繰り返す彼女を静かに眺め、苦しそうに口を閉じたあとに語りかけた。今の彼女は動揺しきってしまっているようだから、こちらも焦って言葉を被せるのではなく落ち着いて彼女を宥める必要がある。彼女の気遣いゆえの行為を困る、と評してしまうのは気が引けるが、あくまで穏やかな声色で、眉を下げて苦笑いを浮かべながらそっと強気な言葉をかけた。   (2022/1/2 16:40:45)

おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 126.11.***.195)が入室しました♪  (2022/1/2 16:40:39)

おしらせ桜庭未蕾さん(iPad 210.198.***.199)が退室しました。  (2021/12/26 11:01:03)

桜庭未蕾((寝落ちしてしまった……スマソ   (2021/12/26 11:00:59)

桜庭未蕾「いりません、そんなもの、…………あ、いえ、」(迫ってくる彼から一歩退く。そして差し伸べられた厚意に対して、俯き加減に愛想笑いのような顔をしては子供が嫌々をするように首を振ってしまっていた。そうしてから、彼が折角渡してくれた体温計を〝そんなもの〟と誤解を生む表現で言い表してしまった己の失言に気付いて、また弱く首を振った。____自分は昔から、嘘が上手な子供だった。不埒な行為だとは分かっていても、それが自分なりの処世術であったから。しかし、何故か。彼の前だけでは嘘をつけない。鞄の持ち手を握り締める手が汗をかく。)「違うんです…なんでもないんです、…っ全然、大丈夫ですから…先生が手を煩わせる必要はないんです、………だから、」(先程の発言の真意を説明するように、慌ててそう言葉を紡いだ。視界が四方八方に泳ぐ。これではただ取って付けたような言葉をただ繋げているだけである。そこで言葉が詰まって、自らの不器用さに下唇を噛んだ。息が熱い。こうして立っているだけでもやっとである。______拒絶している訳ではない、自分はただ、本当に彼に迷惑をかけたくないだけなのに。)   (2021/12/26 11:00:35)

桜庭未蕾(〝怯え〟______自分が最初に彼に向けてしまった表情は、それであっただろう。運が悪くも部屋に入ってきた彼と、すれ違うように目が合ってしまった。自分はその顔色を伺う____彼は少し動揺した素振りを見せるも、冷静にかつ合理的に、目の前の物に対して然るべき対処をする。その淡々とした言葉に全身が硬直していくのがはっきりと分かった。それと同時に、現在の体調から成る悪寒と目眩が背筋を這う。今はただ、体調が悪いことを隠さなければならない。目の前の彼は、あのときの彼とは違う。彼がああなってしまった原因は、彼が自分と関わってしまったから____そんな事は解っている。それなのに、彼を目前にこれほどまで〝怖い〟という感情が膨れ上がってしまうのは、その後に起きる何か悪いことを想像してしまうからなのだろう。事を円滑に済ませるための手段に、重たい思考を巡らせた)   (2021/12/26 10:58:51)

おしらせ桜庭未蕾さん(iPad 210.198.***.199)が入室しました♪  (2021/12/26 10:58:06)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、桜庭未蕾さんが自動退室しました。  (2021/12/26 02:31:16)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、よもぎ@保健医さんが自動退室しました。  (2021/12/26 02:03:26)

桜庭未蕾((罪………………長らくお待たせいたしました 書きます   (2021/12/26 01:31:35)

よもぎ@保健医((ありがとうございます……それなら嬉しいです……   (2021/12/26 01:26:42)

桜庭未蕾((謙遜はいりません自信を持って下さいあなたの文章は人を殺します   (2021/12/26 01:26:07)

よもぎ@保健医((文全然まともにかけてなくて雑魚なので期待しないでください……   (2021/12/26 01:24:21)

桜庭未蕾((今ちょっと文章を直視しようと頑張ってるから待って   (2021/12/26 01:23:02)

よもぎ@保健医((最近二次創作しか書いてないからクソ文がなげえ   (2021/12/26 01:20:31)

よもぎ@保健医「おや、あなたは……」(怪しげに、不安げに瞳を揺らす彼女。よっぽど気まずいのだろう、俯いてぎゅ、と荷物を握る様子に、思わずこぼれた言葉が止まる。正直なところ、自分も少し動揺してしまったところはある。前にこの場所であれだけ彼女に惑わされてしまっては、そしてそのあと彼女に思いきり拒否反応を取られてしまっては__少しばかりの居心地の悪さを、感じてしまう)「ああ、すみません。……先ほどまで、職員室の方にいて。体調不良ですか。熱、測った方が良さそうですね」(そんな自分勝手な感情を誤魔化すように彼女から距離を置いて、背後のテーブルに置いてあった体温計を手に取った。早口になりながらも必死に言葉を紡げば、それを彼女に差し出そうと近づいた)   (2021/12/26 01:20:18)

よもぎ@保健医閑話休題。保健医という仕事は、元々学校生活で予想外な出来事が起こった時の対処場であるために、だいぶ行動が制限される。いつ怪我人や病人が運び込まれるかわからないため、勤務時間はおとなしく保健室で事務仕事などを行なっているのだが、それでも例外があり。職員室の方に用事があり、珍しく長時間保健室を開けてしまっていた。別にここはひとえに学校と言っても自分で物事の判断ができないような幼い子が集まる場ではないため、本当に何かあれば職員室まで来ることができるだろうと、あまり気にはしていなかった。特に足を早めるわけでもなく、いつも通りの速度で保健室に戻る。からりと軽い音を立ててドアを開けると、ベッドの近くのカーテンが揺れているような気がして)「……あれ」(部屋の空調による風にしてはやけに不自然な揺れに、思わず声を漏らしてそこへ近寄れば、ひとつの人影が見えた。体調不良の者が一人で休んでいたらしい、タイミングが悪く申し訳ないことをしてしまった。謝罪と心配の言葉をかけようと口を開くと、その人影がびくりと跳ねる)   (2021/12/26 01:19:59)

よもぎ@保健医(問題提起。世の諺として「知らぬが仏」「何も知らぬことは最も幸福である」というものがあるが、一体それは正しいことなのだろうか。考察。これは自論だが__物事の解を知り、その物事の真実の残酷さを目の当たりにしてしまったとしても__そこからもがいて進むことをやめずにいれば、なにか突破口を見つけることができるのではないか。知識量を比較した世界の見え方を表す風刺画のように、知識を増やすこと__物事をまっすぐ見続けることを諦めなければ、きっと新しい景色が見えるのではないか。__最近は、そんなことばかりを考えている。原因は言わずともがな、自分が知らない自分を知るような口振りをして、自分を問い詰めてきた彼女。彼女をあそこまで錯乱させる自分とは一体誰なのか。単純な疑問と、そんな自分の存在を知ってしまったことの少しの恐ろしさを抱えて過ごしている。しかしその恐怖心はまだ、その存在の輪郭しか__輪郭すら、まともに思い出せていないからであり。   (2021/12/26 01:19:39)

おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 126.11.***.195)が入室しました♪  (2021/12/26 01:10:51)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、よもぎ@保健医さんが自動退室しました。  (2021/12/26 01:10:45)

よもぎ@保健医((必死に書いています   (2021/12/26 00:37:26)

おしらせよもぎ@保健医さん(iPhone 126.11.***.195)が入室しました♪  (2021/12/26 00:37:19)

桜庭未蕾((色が安定しないねえ   (2021/12/26 00:34:41)

おしらせ桜庭未蕾さん(iPad 210.198.***.199)が入室しました♪  (2021/12/26 00:32:25)

おしらせ桜庭未蕾さん(iPad 60.120.***.36)が退室しました。  (2021/12/23 09:26:39)

桜庭未蕾(気付けば季節は木枯らしが肌を刺す時期に移り変わっていた。相変わらず寒い日が続いている。自分はといえば、彼との間に小さな蟠りを感じていて、校内ですれ違っても顔を逸らしてばかりいた。決して彼に嫌悪を抱いている訳ではない。自分は、自分が嫌い。でも思い出して欲しい。あなたをまた傷つけるのは嫌。でもこのまま終わるのは、もっと嫌。そんな矛盾と葛藤を感じては、また心の中に障壁を作ってばかりいたからだ。でも、彼を離れたくないというこの気持ちだけは唯一変わらなかった。彼にとっての本当の幸せとは、何なのか。記憶を、自分のことを思い出すということは、彼の幸せに繋がるのだろうか?______ここは心地のいいところ。でも、私がいていい場所ではない。ベッドから下りて、荷物を手に足音を立てないようにそっとこの空間から去ろうとした)   (2021/12/23 09:26:32)

桜庭未蕾(午後からずっと頭がぼんやりしていて、それが明らかに眠気ではないことには気付いていた。それは先生に指名されて、慌てて席を立った時。突然に膝が言うことをきかなくなって、歪む視界、騒めく声______そしてゆっくり目が覚めると、いやに清潔な白の天井。時計を見ると、既に長針は短針のまわりを一周していた。どうやら最後の授業からずっと眠っていたらしい。こんなに深い眠りに就けたのはいつぶりだろうか。ベッドの傍らにはいつの間にか自分の荷物が置かれていた。ああ、みんな、ごめんなさい____そう長く息を吐いては毛布に潜って体を縮める。再び目を閉じると、寝台の底が抜けてゆっくりと落ちていってしまうような、そんな感覚に陥った。_____あの雨降りの日からだった。不調が続いていた。テストの成績は奮わない。進路希望書は白紙のまま。友人たちとの小さなすれ違い。食事が喉を通らない。夜は眠れなかった。毎晩悪い夢で目を覚ました。そしてどういうわけか、涙が止まらなかった。たった17年の孤独を食んでは嗚咽まじりに睡眠薬を嚥下する_____そんな日々が、些事が重なって、ついに形として現れてしまったのだろうか。ああ、ヒトの体は、こんなにも弱い)   (2021/12/23 09:26:06)

おしらせ桜庭未蕾さん(iPad 60.120.***.36)が入室しました♪  (2021/12/23 09:21:48)

おしらせぬし@桜庭未蕾さん(iPad 60.120.***.36)が退室しました。  (2021/8/10 00:59:17)

ぬし@桜庭未蕾しかしあなたが、自分をただの一人の生徒としか認識していないのであれば_____私はその優しい表情を見たくない、温かな声を聞きたくない。欲しいのは優しさではない。〝特別〟だった。嫌われていてもいい、それもひとつの〝特別〟なのだから。矛盾と葛藤。その優しさが痛いことなど、あなたは知らないのだろう) 「ごめんなさい」(雨は一向に降り止む気配を見せない。でも、涙を誤魔化すのには丁度いい。輪郭を伝った一滴が落ちる前に、荷物を持って逃げるように部屋から駆け出した。また明日、と振り返って彼に笑顔を返したかった。_____帰り際に鞄からなにか落としてしまったかもしれない、そんなことも気に留めず。早く、早く家に帰ろう。また何ら変わらない日常の繰り返しが、桜庭未蕾が、私が、続くんだ。______私は孤独じゃない。今までも、これからも。私には、あなたがいるから。色褪せることない偶像、私だけの神さまがずっと、そこにあるから)   (2021/8/10 00:59:13)

ぬし@桜庭未蕾「………帰る、から」(視界が縦に霞む。彼の言葉を最後まで聞いたところで、震える声を絞って腰を上げた。彼に従ったのではなく、自分の意思で。もう自分に成せることなどない。ここはもう、私の居るべき場所ではないと。自分など覚えておく価値もなかった、きっとそれだけのこと。前世とか物語とか、気持ち悪い、馬鹿みたい。最初から期待なんてしなければ…そうしてふと自分を省みたその時、自らの愚かさに恥辱を受けたように顔を赤くした。傷つけることは、自分が最も恐れていたことだったはずなのに。思えば自分は己を客観視することから逃げてきたのかもしれない。ただ彼との邂逅に気が走って、彼の記憶の在り処を必死に探って______ああ、彼の言う通りだ。余裕が、無かったのだ。恋は盲目という言葉にも似た感情、情動。それでもあなたは優しかった。子供の出鱈目さえも受け入れてくれた。それが大人の余裕というものなのだろうか、彼の存在が更に遠くにあるように思えた。例えそれが職業柄の理由で本心は違っていたとしても、向けられた優しい光はどこか遠いもうひとつの記憶を思い起こさせる。   (2021/8/10 00:58:54)

おしらせぬし@桜庭未蕾さん(iPad 60.120.***.36)が入室しました♪  (2021/8/10 00:57:23)


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