”名喰横丁”それは妖物の住処なる場所。
その場の約束事は2つ、
1つは顔を知られぬ事。1つは名を知られぬ事。
顔を知られれば帰るべき場所を知られてしまうから、
名を知られれば帰るべき場所を奪われてしまうから。

人が鈴に導かれ迷い込む時、
【貴方】の顔は【仮面】となる。
名前もそのままに狐の面ならば狐、鴉の面ならば鴉
悟られぬよう奪われぬ様、その顔はお前の命綱となる

どうか、帰る場所を失わぬように
一夜だけでもどうぞ、楽しんでいって下さいな。
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こちらの世界では、
人間はなりきりが始まると同時に
横丁に隠されます。
帰るすべなどを知るわけもない面の子らは
家に帰るべく、帰る方法を探していくという感じです。