今から400年前。世界に溢れかえっていた怪物…『怪異』の発生源…『病魔』が12人の英雄…『時計塔』により討伐された。英雄達は世界への強い意志を持つことによって手に入る『特異点』を怪異に使用し、戦っていた。『病魔』が消えたことによって『怪異』の数は瞬く間に減り、弱体化した。まさに“平和”と言える状況だった……一点を除いて。そう、12人の英雄の力は平和な世界では危険でしかなかった。その為、英雄が住んでいた国の国王は処刑や島流しを行った。
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ある日一人の英雄が名も無い王国に着いた。
ある日二人目の英雄が名も無い王国に着いた。
ある日三人目の……
名も無い王国に、9人の英雄が辿り着いた。
英雄達は知らなかった。
名も無い王国は宗教の国で大量の宗教があったこと。
名も無い王国は英雄を求めていたこと。
名も無い王国には巨悪の侵略が始まっていたこと。
名も無い王国を守る為にはもう、こちらだって巨悪になるしかないということ。
この日、この世界で大きな歯車が回ろうとしていた。
【創作】
【HP(仮)】
https://uranai.nosv.org/u.php/hp/nanashi1/
【注意】
HPをよく見てください。
部屋主/ナナシ