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| おしらせ | > | 多糖類/パトレシアさん(Android 一時ID TWwCu)が退室しました。 (9/14 23:33:14) |
| 多糖類/パトレシア | > | ((いじょ!!!紅芋さんあて! (9/14 23:33:13) |
| 多糖類/パトレシア | > | (貴方が己に興味を持ってくれたのが嬉しかったのか。少女はくすくすと小さく笑い、快く名を名乗る。貴方とは相反した容姿にチグハグな口調。 少女は言葉を続けた。)「ねえ、知っていて?ここってね、女の子が1人で歩いていては危ないんですってね。 アタクシは男の子にまけないくらい足が早いから、…………特段問題はないのだけれど、……姉様は大丈夫?」「 アタクシ、貴方と一緒にいてあげましょうか。 」(ずい、とまた顔を近づけようとする姿は、まさに貴方が危惧する〝警戒〟の対象となり得ないが、少女はそれには気付けない。 寂しいなら一緒にいてあげる、危ないならついていってあげる。だって貴方は女の子で、少女は可愛い女の子が好き。 お人形さんみたいな、暖かな朱色の花飾りのある貴方が。きっと〝いい所〟からきたんだわ、馬鹿にでも分かるそんな推測を他所に、少女は問う。)「 ね、どこに行かれるの? 」 (9/14 23:33:02) |
| 多糖類/パトレシア | > | (…………少女は貴方の目の前にやってきて、幾分か高い位置にある貴方の顔を覗き込んでいた。例え貴方が一歩一歩と後退りをしたとて、その分距離を縮めていたのは言うまでもない。)「……嬉しい。〝リリー姉様〟、アタクシのお名前聞いてくださるのね。」「アタクシは〝パトレシア〟。パトレシア・オーベル・ヴェルヴィーヌ。 」 (9/14 23:33:00) |
| 多糖類/パトレシア | > | 「 ────〝素敵な名前〟。 」 (9/14 23:32:51) |
| 多糖類/パトレシア | > | 「 【綺麗な髪。】」 (少女は口元に笑みを浮かべたまま、見開かれた双眸で貴方を捉えてひとつ、零す。)「お人形さんみたいね。」(貴方の質問には答えない。)「 宝石みたいに青い目。」(ただ目につく貴方の情報を。)「お姫様のよう。 」(丁寧に、丁寧に。)「白い肌。」(その目に焼き付けるみたく。一歩、また一歩と歩み寄り羨望の眼差しを向ける。)「素敵なお花の髪飾り。」(そうして気付いた時にはもう。)「可愛らしいお顔。」 (9/14 23:32:44) |
| おしらせ | > | 多糖類/パトレシアさん(Android 一時ID TWwCu)が入室しました♪ (9/14 23:32:36) |
| おしらせ | > | 紅芋/リリーさん(iPhone 一時ID aOFlV)が退室しました。 (9/14 12:15:46) |
| 紅芋/リリー | > | ((ヨシ👉 (9/14 12:15:43) |
| 紅芋/リリー | > | (ふと、声をかけられる。一瞬びっくりして声がした方向を見る。お化けにでも声をかけられたみたいな反応だ。しかし人だと知って逆に安心したのだろう。ホッとしたような顔をして貴方に話しかける。)「人がいたのね……良かったわ。誰もいない裏道に来てしまったからちょっと心細かったのよ。私はリリー・ド・ウォルデン……貴方は?」(そう呑気に目の前の少女に話しかける。しかしこの少女は……すごくインパクトのある見た目だ。燃えているようにも見える。……もしかして本当に燃えている?いや、ならもうちょっと熱がってもいいはずだ。だからこれはそう見えるものなんだと考えておく。) (9/14 12:15:37) |
| 紅芋/リリー | > | (…………うん、たしかに地図は間違えていない。ルート通りに道を歩けば家に帰れるだろう。ただしそれは、地図の向きを間違えなかった場合に限る。久々にペルガドの奥地まで来たのでマップも持ってきたのだが、まさか上下を間違えてフェルナーレに向かうつもりが見事にムルティプラに来たわけである。)「どうしたものかしら……案内係を雇おうにもここの人たちは中々話しかけにくいわね……」(皆からの視線が痛い。そりゃそうだ。周りからすればお高くとまってるいけ好かない奴がわざわざこんなところに来ているのだ。正直襲われていない今が奇跡みたいなもんである。そそくさとさらに裏路地に移動する。……あれ、これもしかして戻れない?なんて不安に思い始める。)「……………………」(一応、杖だけはしっかり握っておく。唯一武器になりそうなものだ。これを失っては、もはや生きていられるかすら怪しい。懐かしい。幼い頃こうやってつっかえ棒を持って夜の廊下を歩いた。……まぁ危険度は天と地ほど差があるのだが。) (9/14 12:15:32) |
| 紅芋/リリー | > | ((置きに来ました!! (9/14 12:15:18) |
| おしらせ | > | 紅芋/リリーさん(iPhone 一時ID aOFlV)が入室しました♪ (9/14 12:15:13) |
| おしらせ | > | 包み紙/ロードさん(iPhone 一時ID LDqVA)が退室しました。 (9/13 18:09:17) |
| 包み紙/ロード | > | ――いつか、パトレシアを一番に考えて、パトレシアだけの唯一無二になれる〝誰か〟が現れればそれでいい。既に大切な人が居る俺は、そこに立てない。ただ、今はその〝誰か〟が見つかっていないのなら、その〝誰か〟が見つかるまで傍にいたい。できることなら、その後も俺と親しく〝お喋り〟をしてくれたら嬉しいことだが。――それと勿論、その前にパトレシアの【オトモダチ】の価値観が変わる出来事があって、【友達】になれるなら、そのときは【友達】になりたい。――全部、この考えも、言っていることも、全部俺の我儘だ。酷いことも言っている。でも、有耶無耶にして次に逢えるか分からないまま帰るのは嫌だった。 (9/13 18:09:03) |
| 包み紙/ロード | > | 線引きはしたままのくせに、それでもパトレシアのことを見守りたいし、宝箱の中身をまだまだ増やしてやりたい、パトレシアが淋しくないようにやれることはやりたい。そんな身勝手で、無神経な酷い頼み事をしている自覚はある。それでも、また逢いたい。ただただ、逢いたい。逢うことを許してほしいと思ってしまった。逢う約束をしたいと思っていた。ただ純粋に、パトレシアとまた〝お喋り〟したいとも思うから。「俺は、パトレシアに逢うためなら、海の傍にも来たいと思うから」「――パトレシアがくれた、これをお守りにして」大切そうにポケットから取り出したのは、ロードにとっての宝箱だ。ブリキ缶の宝箱の蓋を丁寧に開けると、その中にあったのは、きらきらと繊細に輝く星屑の糧。パトレシアが ロードに渡した、始まりの結晶。 (9/13 18:08:39) |
| 包み紙/ロード | > | 「――【オトモダチ】じゃなくても、また逢うことだけは、どうか許してくれないか」 (9/13 18:08:35) |
| 包み紙/ロード | > | 「〝世界の終わりを三人で過ごそう〟……とまで言うと、突然な上に、俺の我儘が過ぎる話だ」そんな願いは、パトレシアに辛い思いをさせる事になる。きっと、ロードが思い付くような言葉では、妬ましく思う気持ちを払拭させることはできない。パトレシアにとって敵と言っていい、妬ましい人と世界の終わりを過ごさせるなんて酷な話だ。ロード自身も、自身が好きな人のことを妬んでいるパトレシアを見たくなかった。「だから……」「だから、一つだけ許してほしいことがあるんだ」ロードは一つ息を深く吸ってから、言葉を続ける。 (9/13 18:08:25) |
| 包み紙/ロード | > | 【オトモダチ】という肩書き。妬ましいという感情。いつか終わる世界のこと……。パトレシアが話したこと、それと、自身のことが頭の中を巡る。それらを組み立てて、話を続ける。「……肩書きってのは、正直、俺は、どうでもいいと思ってる」自身を殺そうとした血の繋がった〝家族〟である実姉と、彼なりに大事に自身のことを育ててくれた血の繋がりがない〝赤の他人〟である親代わりの男。その二人のことを考えれば、ロードにとって肩書きなんて所詮は記号でしかなかった。「だけど、ここで、【オトモダチ】の肩書きは掲げることはできないって俺がはっきり断じるか、それとも言及せずに有耶無耶にしたまま、そのまま帰ったら、世界の終わりの時どころか、これから先二度と逢えなくなるような気がして」「――怖い」 (9/13 18:08:06) |
| 包み紙/ロード | > | 「……パトレシアの話の通りなら、俺の傍に居る人のことを妬ましいと思ってしまうなら。そうなら、【オトモダチ】になることはできない」「――でも、どうしたら世界の終わりを三人で過ごすことができるのかって、今、考えてる」「だから、帰るのが、惜しいと思う……」ようやく、パトレシアからの『帰らなくて平気なの?』という問いの答えを返して、今度はロードも、パトレシアに問い掛けるために――否、許しを得るために、話を続ける。ここで終わらせたくない。 (9/13 18:07:57) |
| 包み紙/ロード | > | パトレシアの傍に〝も〟居たい。正直な気持ちだ。きっと、これは、パトレシアという少女にとっては〝唯一無二の存在にはなれない〟と示す残酷な答えだとわかっていながらも、でも、少女が完全に孤独ではないということを示したいとも思ったから、伝えることを選んだ。「パトレシアも傍に居てくれないと、俺は淋しい」ロードは友達付き合いというものがよく分かっていない。だから、パトレシアの【オトモダチ】の価値観についてをとやかく言うつもりはない。それになにより、そう思考するにあたっての事情があるように見えたから。 (9/13 18:07:47) |
| 包み紙/ロード | > | 「今は、パトレシアの傍にも居たいと思うよ」 (9/13 18:07:39) |
| 包み紙/ロード | > | 「思えば、可笑しくて、笑っちまいそうになるよ。あんたら二人のことを、今はこんなにも気にしてることが、可笑しくて、不思議で。始まりはろくでもなかったんだから」泣き出しそうな、笑い出してしまいそうな、そして、愛おしいという思いが籠った声は少し上ずっていた。――今は親代わりとして慕う男のことは、始めは、頭のおかしい大人だと思っていた。今は幸せになってほしいという願いを向ける少女――パトレシアのことは、始めは、得体の知れない恐ろしい異端者だと思っていた。二人とも、出会った頃と今では真逆の情を抱いている。「俺は、さっき言った、既にいる一人の傍に居る。それだけで満足だったよ。今までの俺ならな」「でも、今は――」 (9/13 18:07:25) |
| 包み紙/ロード | > | 「……これから、無神経な、酷いことを言う」迷いながら、言葉を続ける。話す話さないを迷っている訳ではない。パトレシアもきっと勇気を振り絞って【オトモダチ】の話を、選択を、話してくれたのだ。ロードの口から正直に話したかった。もう見破られた話で、隠す必然性も無いのだから。ただ、パトレシアをなるべく傷付けないためには、どう話したらいいのかを迷っていたのだ。でも、まずは事実を話さないと一番に伝えたいところまで辿り着けない。パトレシアが呑み込めるように、普段よりも迂遠に、ゆっくりと喋り進める。「確かに、言う通りだ。合ってるよ。俺は、世界が海に沈む時に隣にいたい人は、既に一人いる」パトレシアのためにゆっくり話しているつもりだったが、この事実を自身の口から伝えるのは想定以上に胸が痛むことだった。孤独を恐れる少女に、自身は孤独ではないことを伝えるなんて、酷いことだとしか言いようがない。だから、話す速度を緩やかにしたことは、ロードも落ち着いて話すのに適した選択だった。少し間を置いてからロードは話を続ける。 (9/13 18:07:08) |
| 包み紙/ロード | > | そうして、ロードはパトレシアの話を黙って聴いていた。【オトモダチ】になりたいと思っていてくれたこと。パトレシアにとっての【オトモダチ】の重み。だからこそ、ロードに【オトモダチ】になってほしいと言い切れないのだろう様子。そしてその理由。それらを黙って聴いていた。『 ……ねえ、ブリキさんは帰らなくて平気なの?』最後に、そう問い掛けられたことはもちろん聴こえていた。しかし、その問いに答えるよりも、ロードも自身の考えていること――気持ちをパトレシアに話したいと思った。だから、その答えはあえて後回しにして、口を開く。 (9/13 18:06:58) |
| 包み紙/ロード | > | そうやって共感に浸っていたら、握っていたパトレシアの手がゆっくりと離れていった。そういえば、と、幼い頃のことを思い出す。親代わりの男に手を繋いでもらっていたときのこと。手を離す瞬間がなんとも寂しくて苦手だったことを。ただ、今は、幼い頃のように悲しい顔をしなくて済んだ。パトレシアの一番の思い出ができたことの喜びが大きかったおかげで、そのまま離れていく手を穏やかに見送ることができた。そのまま風に攫われてしまわないかという心配は、半ば本気で脳裏を過ぎるが、そんな訳はないのだから。だから、今はパトレシアが紡ごうとしている言葉に集中することにした。パトレシアの言葉の後ろで響くイルカルラの波音も怖くない――とは言えないが、それでも、パトレシアという少女の存在が、パトレシアとの出逢いと再会の場がイルカルラの波打ち際であった事実が、波音もイルカルラ自体も怖いだけのもので終わらせないでいてくれた。 (9/13 18:06:49) |
| 包み紙/ロード | > | 思い返せば祭りを巡ったのは短い時間だったが、パトレシアを気に掛けていた日々の想いや、パトレシアに寂しい表情をさせてしまったときの胸中渦巻いていた不甲斐なさと不安、その後パトレシアのおかげで祭りを心底穏やかに楽しめていたこと、そしてなにより、パトレシアの笑顔。時間では測れないものが多くあった。それらの締め括りとして、『生まれた中で 1番の思い出になる』だなんてことをパトレシアが言ってくれたのだ。〝夢ではないか〟と思ってしまう。――パトレシアが言っていたことと同じような感想を抱いてしまう。今日、ロードがパトレシアを見付けて、『逢えて良かった』と伝えたら、パトレシアはその状況を〝夢〟だと疑っていた。そのときのパトレシアの気持ちが、よくわかるようだった。 (9/13 18:06:40) |
| 包み紙/ロード | > | そこから祭りの会場を抜け出した二人は、約束通りイルカルラの波打ち際に辿り着いていた。『アタクシが生まれた中で1番の思い出になるんでしょうね』パトレシアのその言葉は、ロードの心に沁み入るものだった。心の深く深くにゆっくりと溶けだすようにしていくにつれて、安堵して全身の力が抜けるような、喜びで胸にあたたかいものが満ちていくような言葉だった。ロードは緩やかな動きでパトレシアを見た。パトレシアの髪やドレスが風で微かに揺れている。そんな訳ないと分かっていながら、風に攫われてしまいそうな気がして、もう一度、繋いでいる手に、静かながらも力が籠る。 (9/13 18:06:30) |
| 包み紙/ロード | > | 「たぶん、俺も初めて見るよ」パトレシアが林檎飴を受け取ってくれることを確認してから、ロードはパトレシアの『林檎飴ってはじめてみるの』という言葉に同じくと言ったように頷く。林檎飴に喜ぶ少女の姿を見て、ロードも心底喜び、少女に笑顔を向けていた。繋いでいる少女の手に力が籠ったのを感知して、ロードも自然とそれに応えるように柔らかく握り返す。 (9/13 18:06:20) |
| 包み紙/ロード | > | ((多糖類さん宅パトレシアちゃん宛です!大変長らくお待たせしました!!ロル長くなっちゃって分かりにくいところもあるかもです!解説が必要な場合はどしどし聞いてくださるとありがたいです〜! (9/13 18:05:55) |
| おしらせ | > | 包み紙/ロードさん(iPhone 一時ID LDqVA)が入室しました♪ (9/13 18:04:53) |
| おしらせ | > | 多糖類/パトレシアさん(Android 一時ID zVjvl)が退室しました。 (9/9 00:08:18) |
| 多糖類/パトレシア | > | ((がいらないです、貴方とオトモダチになりたいって思ったの、だけです。 (9/9 00:08:16) |
| 多糖類/パトレシア | > | ((誤字!もしかしたら (9/9 00:07:34) |
| おしらせ | > | 多糖類/パトレシアさん(Android 一時ID zVjvl)が入室しました♪ (9/9 00:07:17) |
| おしらせ | > | 多糖類/パトレシアさん(Android 一時ID zVhj1)が退室しました。 (9/8 23:50:35) |
| 多糖類/パトレシア | > | ((いじょ!つつみがみさん宛 (9/8 23:50:33) |
| 多糖類/パトレシア | > | (貴方には親代わりの〝あの人〟が既に居る。限られた席はもうそれで埋まっているのだ。……前提に、少女はそもそも【オトモダチ】の意味をはき違えているが、それでも────………)「でもいいの。アタクシの知ってる優しい ブリキさんには〝そうあって欲しい〟から。 」(…………己の知っている貴方は優しくて、実直だった。嘘を嫌う己に対し、〝嘘はつかない〟という至極簡単な嘘さえも付かなかった。誠実な人だと思った。誠実だからこそ、貴方の小さな背中の向こうに居る大事な人を守る為に慎重に行動しているように見えた。 ……その全てを捨てて己と【オトモダチ】になって欲しいとは言えないし、その全てを蔑ろにする貴方なんて、己が知っている優しくて分かりやすくて不器用で、不器用なりに誠実であろうとする〝ブリキ〟さんではなくなってしまうから。だから、これで良かったのだ。)(貴方につけいりはい寄って取り付いて、【オトモダチ】と称して貶める魔女が現れる前に。思惑を打ち明けて、貴方の前では普通であろうとしたかった、ただそれだけだから。)「 ……ねえ、ブリキさんは帰らなくて平気なの?」(だからこの話は、此処でお終い。) (9/8 23:50:22) |
| 多糖類/パトレシア | > | 「………………世界最期の日。…………もう沈むとなった時。 ………貴方〝も〟アタクシの隣にはきっと居ないわ。」 (9/8 23:50:13) |
| 多糖類/パトレシア | > | 「………心の底から、そう思ってしまうの。」(―貴方には、もう既に大切な人がいる。だからどうしたというのか。【オトモダチ】なんて何人いたって構わないはずだ。恋人同士というわけでもあるまいし。)…────嗚呼、否。違うのだ。少女にとって〝幸せ〟や〝愛〟とは、限りある資源なのだ。人が人を愛するための席数(枠)は決まっていて、そこに座れた者だけが満たされる。少女はその椅子取りゲームに、かつて負けたことがあるのだ。目の前で。……誰よりも愛されていたはずの自分が、ある日突然、その人たちの視界の隅にすら映らなくなったあの絶望の瞬間を、少女は知っているから。)(貴方はそんな事ないと【否定】しきれるだろうか?)(いいや、きっと貴方でなくとも、誰一人として少女の発言に【否】と応えることは出来ないはずだ。)(だって。)「…………この世界はいつか海に、沈むでしょう?」 (9/8 23:50:07) |
| 多糖類/パトレシア | > | 「【妬ましい】。」 (9/8 23:49:59) |
| 多糖類/パトレシア | > | 少女はゆっくり手を離す。貴方はイルカルラを嫌うが、少女は海が好きだった。ただそれだけのわがままで、貴方がここまでついてきてくれたのなら、少女は言葉を紡ぐだろう。)「……………………───あのね、………ブリキさん。」「…………アタクシね。貴方に逢いたいって、……思ったのはね。…………もしかしたら、………………」「………………貴方と、【オトモダチ】になりたいって、………思ったからなの。」(ガラクタの山から拾い集めた時間は、まるで星屑を集めているかのようだった。その星屑を宝物のように大切にしまい込む姿を見ていると……もしかしたら自分のことも、ただの「モノ」ではなく対等な【オトモダチ】として、隣に置いてくれるのではないかとさえ思えた。)「でもね。アタクシ、【オトモダチ】のことになると、なんでも知りたくなってしまうの。知らないことがあるなんて、こわくて、とてもじゃないけれど耐えられないじゃない。 ………だから、アタクシの知らないあの人を、他の誰かが知っていると────………」 (9/8 23:49:50) |
| 多糖類/パトレシア | > | 「わぁっ。アタクシね、林檎飴ってはじめてみるの。 とってもかわいらしいのね。 」(……きっとそのりんご飴はホンモノとは似ても似つかないだろう。だが、少女は心の底から楽しそうに笑って、貴方にそう言った。)『俺が二人分持つと手を離さないといけなくなる。自分の分は自分で持てるか?』(……ふ、と。貴方の言葉に少女は少し驚いたように目を見開く。勿論貴方1人に持たせるつもりはなかったけれど。……それでも、〝気を使って〟口に出してくれる貴方がどうにもこう、……堪らなく優しくて、嬉しくて。 少女は〝ええ〟と短い返事しか出来なかったけれど、繋いだ手に力が籠ってしまった理由は、此処に綴るまでもない。) (……────程なくして。) 「…こんなに楽しい気分になったのは、いつぶりかしら。」 「ええ、ほんとうよ。とっても楽しくって、…………嗚呼きっと、アタクシが生まれた中で1番の思い出になるんでしょうね、今日の夜って。」(貴方とりんご飴を買って、一緒に歩いて。たどり着いたのはムルティプラの最果て、ガラクタの終わり。小さな世界の終着点。……イルカルラの波打ち際だった。) (9/8 23:49:12) |
| おしらせ | > | 多糖類/パトレシアさん(Android 一時ID zVhj1)が入室しました♪ (9/8 23:48:57) |
| おしらせ | > | ずまを/テセウスさん(Android 一時ID yX1JZ)が退室しました。 (9/7 10:24:49) |
| ずまを/テセウス | > | ((では さらば (9/7 10:24:47) |
| ずまを/テセウス | > | ((ぐぇーっ最後のるだろうかからはいらないです (9/7 10:24:21) |
| ずまを/テセウス | > | ほどなくして、瞳孔の代わりにレンズを開閉する目が、少女が見つけたのと同じ屋台を捉える。一歩、二歩、三歩。迷いない足取りで、右の太ももの装甲、その隙間から、必要なだけ引換券を抜く。「店主へオーダー。識別名:紫芋を一点。」そして、必要なだけの言葉と共に、差し出した。るだろうか。今日はずる賢い誰かにも。 (9/7 10:24:05) |
| ずまを/テセウス | > | 「受理した。」賑わう声の中にあっても、彼の感覚は、鋭いはずが濁っている。けれど、肩に乗る少女を覚えて、目を、指差す先を見た。何より、権限を語らず命令を受けて、今はその、元は人だったとは信じられないほど大きい肉体の高い視点から、辺りを見回している。誰の目からも確かに感じられるほどに、変化は起きている。むくれる誰かにも感じられるだろうか。今日はずる賢い誰かにも。 (9/7 10:24:03) |
| ずまを/テセウス | > | 幼気な怒りを見る瞳(カメラ)が、指先の向かうところへと駆動音を伴い移っていく。「識別名:紫芋。名称以上のデータは登録されていません。」いつも仄かに赤い視界。祭りの景色がどれだけ明るく照らして来ても、人の心がどれだけ分かりやすく照らし出されても、その内側は、ただ駆動音を鳴らす。「識別名:ふゆ……特記タグ:タスク005対象者によるオーダーを確認しました。」可愛く言ってみればおねだり。それも彼のスピーカーから言わせてみれば、"オーダー"だ。機械は、何が求められているか、言葉通りにしか受け取らなかった。無機質に、ご主人様からの命令を受け付けているだけ。小さな心臓の高鳴りを感じ取ることができても、チューブで繋いだ心臓もどきは安定したリズムを刻んで、無辜の民を傷つけまいと丁寧に歩むだけ。 (9/7 10:23:00) |
| ずまを/テセウス | > | ((遅くなりました🙇♂️ なつさんにお返し~~~ (9/7 10:22:29) |
| おしらせ | > | ずまを/テセウスさん(Android 一時ID yX1JZ)が入室しました♪ (9/7 10:22:12) |
| おしらせ | > | 包み紙/ロードさん(iPhone 一時ID LDEsc)が退室しました。 (9/7 00:06:23) |
| 包み紙/ロード | > | 『ね、食べましょうよ。あれ。』林檎もどきが見付かった感動のために少し間が空いてから「ああ、食べよう」とロードは頷く。前を歩いていた少女に代わって、今度は自身が少女を連れるようにして屋台へ向かって歩く。型抜き屋で獲得した飲食屋台用の引換券を自分の懐から二枚取り出して、林檎の屋台の店主へ手渡した代わりに二人分の林檎がロードに渡されようとして、ロードは少女を振り返った。振り返ったロードの様子に、パトレシアという少女に対する恐怖は一切見当たらない。あったのは、和やかに緩んだ頬――パトレシアと祭りを楽しんでいる様子と、少女の幸せを望む様子。「俺が二人分持つと手を離さないといけなくなる。自分の分は自分で持てるか?」林檎を受け取る一瞬でも手を離さないために、ロードは少女に尋ねる。 (9/7 00:06:14) |
| 包み紙/ロード | > | 『元々こういうおててなの?それとも貴方は——……』次に続く言葉は何か、と耳を傾けていたが、言葉は中断された。しかし、残念だとは思わない。なにせ、『林檎』という言葉を少女が口にしたから。少女の視線の先を辿ると、林檎風味の糧食を取り扱っているらしい屋台が目に入る。「林檎……!」「ああ、そうか、こんなものがあるのか」林檎もどきと言えど、少女が好物だと言っていたものに似せられた食品が祭りに存在していたことが喜ばしかった。先程の喜びに乗じて、またもや声が弾む。僅かに口を丸く開けて顔を輝かせる姿は、どこか幼い子供のようだ。 (9/7 00:06:11) |
| 包み紙/ロード | > | 『ブリキさんの手って、なんだか安心するわ。ずいぶん大きいんだものね。色々な物を運べるでしょう?』安心するという言葉に、ロードは嬉しく思った。親代わりの男から与えられた、気に入っている手だ。それを好意的に受け取ってもらえるなら、これ以上なく嬉しい。「そうだな。物を多く掴めるし、引っ掛けてケガをする心配も要らなくてな。重宝してるよ」思わずロードの声が弾む。少女にとっては、表情以外で感情が伝わる様子は好ましいものでは無かったかもしれないが、それを知らないロードは、珍しく、喜びの感情が声に乗っていた。 (9/7 00:05:56) |
| 包み紙/ロード | > | そうして、少女をただ真っ直ぐ見詰めていたら、やはりじゃれていたのだと思える一言が少女から発せられきた。『〝うーそ〟。』と。そのままくすくすと笑って少女は歩き出す。ロードも手を引っ張られる形で、少女に着いて行く。誰かと手を繋ぐなんて何時ぶりだろうか。幼い頃に親代わりの男に手を繋いで貰っていた鮮明な記憶と、実姉と思しき人物に手を繋がれていた朧気な記憶。それのどれとも違った感情を抱え、少女の後ろ姿を見ながら歩く。ロードのその眼差しは、年の離れた弟妹を見守るような慈しみを湛えているものだった。 (9/7 00:05:44) |
| 包み紙/ロード | > | ――と、そこまで考えても、出会いの海辺で反問されたときと違って、恐怖心は無かった。きっと、少女の口調が幼子を脅すようなもので、ロードの手を握る力も柔いものだからだろう。じゃれているのだと思える行いだったから、怖くなかった。それに、ロードは、自身は少女にとっての〝悪ぅいオオカミさん〟ではないと思えていた。もしそのように定義される存在なら、とっくに〝ブリキさん〟なんて呼び方は止めているだろうから。――少女は言っていた。『〝怖くないから〟ブリキさん』なのだと。当時は不服の一言に尽きる理由で付けられた呼び名だったが、今は安心材料の一つとして心に据えられているようだった。 (9/7 00:05:34) |
| 包み紙/ロード | > | そこから少女が続ける言葉――パトレシアは魔女で、悪いオオカミを燃やしてしまうことができるという話を聞いて、初めて会ったときもパトレシアが同じようなことを言っていたことをロードは思い出した。ロードの言葉に反問した際に少女が『アタクシが、わる~い魔女だとしたら』と言っていたことを。――〝魔女〟や〝呪い〟といった度々少女が口にする言葉。それらは、出まかせとしては結び付きを感じる言葉だ。あながち、パトレシアという少女はそういった存在や事象からは大きく外れていない存在なのかもしれない。だから、実際に少女が〝悪ぅいオオカミさん〟を燃やしてしまえることも有り得る話だと思った。自身と同じように少女も第六感を宿しているのなら、可笑しくない話だ。 (9/7 00:05:25) |
| 包み紙/ロード | > | 『〝こわい〟?』今更だった。焼け爛れた体は痛々しい事情を思わせて、哀憐の気持ちが湧き上がることはあれど、それを怖いとは思わない。とはいえパトレシアという少女に対して――特に、あの全てを呑み込みそうな見開かれた目に恐怖を覚えたことはある。きっと今も怖くないとは言えない。だが、それとこれとは話が別のこと。〝怖くない〟と伝えようとして、ロードが口を開いたところで、両の手を少女に奪われ、声は引っ込んでしまった。高度な触覚再現技術が施された鋼の手を伝わって、少女のザラついた手の様子が電気信号として脳へと渡る。ロードは目を丸くして、少女の目を見た。少女の手を怖がったのではなくて、少女の突然の行動に驚いて、少女の目を見ていた。 (9/7 00:05:15) |
| 包み紙/ロード | > | ((多糖類さんのパトレシアちゃん宛です! (9/7 00:03:11) |
| おしらせ | > | 包み紙/ロードさん(iPhone 一時ID LDEsc)が入室しました♪ (9/7 00:02:28) |
| おしらせ | > | 猫太郎/エーテルさん(Android 一時ID kW0uz)が退室しました。 (9/5 22:25:57) |
| 猫太郎/エーテル | > | ((チルカさん宅ジェレマイアさん宛です!長い! (9/5 22:25:54) |
| 猫太郎/エーテル | > | 「………………ふふ、それはよかった。神父様はもう一人じゃないのね。これを機に多くの人脈を作って欲しいものだわ。」(からかい一匙、角砂糖3つ。甘めの紅茶のように、かき混ぜられた終末の中の、穏やかで、何処か温かい空間を、ジャンヌは。きっと好きだと思う。けど、自分は仕事柄もあり、いつ死ぬか分からない。私はあくまで貴方の一欠片。そうでなくては、貴方が可哀想だ。この平穏な間にできる限りを尽くしたい。貴方が残されてもいいようにという準備期間。)(貴方についていき、部屋に入るだろう。教会とは違い、蝋燭の光も届かぬ其処は、貴方の私室だ。一度入ったことがあるらしいが、あの夜は意識がどこか朦朧としていて、話の内容は覚えていれど、景色までは……………………貴方の顔と、嫌なものしか思い出せないようだ。) (9/5 22:25:38) |
| 猫太郎/エーテル | > | 『こう見えて、夜には強くてね。むしろ、俺は君のことを心配しているよ。うたた寝して、貴重なワインを零してしまわないか。』「……………あら。ジェレ。私はまだ最後に寝てから夜明けを2つしか見ていませんよ。うたたねするほど眠くはありませんわ。」(からかいに、ニコリと返してみせる。この女は二徹程度であれば平気だとそう言っているのだ!流石カノンである。ただし、内臓も脳味噌の作りも人間のソレに近しいのであまり性能に大差はないが。違いと言えば、精々、細胞の寿命が長いことと血液が青いことだけだろう。)『……昔は、帰る場所も、待つ相手も、数えるだけ無駄だと思っていた。壊れかけた聖堂に独りでいることが、それが当たり前だと。……今は、考えを改めたがね。』 (9/5 22:25:04) |
| 猫太郎/エーテル | > | 『……… これは……大切にしたいと、そう思えたから。そう思える心が、まだ俺にあると、これが教えてくれた。』)(以前ならば、ここは貴方の居場所だった。追いやられた鼠のように、ひっそりと祈りを捧げてたのでしょう。貴方はそれしか知らないふりをして。………………エーテルはそこへ訪ねてくる客人に過ぎなかった。祈りを捧げるどころか、初対面の貴方にズケズケと懐に入り込む、勝手な女だ。)(けれど─────そう言い切るには、少しばかり互いの距離が近くなりすぎてしまった気がする。)『……… これは……大切にしたいと、そう思えたから。そう思える心が、まだ俺にあると、これが教えてくれた。』「うふふ、そう言ってもらえると嬉しいですねえ。………けれど、少しお間違いでは?貴方はそのロザリオも、ずいぶん大切になさってるようなので。初めてでは、無いのでしょう。それを知るのは。」「どなたからかの貰い物ですか?それとも初めて手にしたもの?継ぎ直した跡がありますね。」(蝋燭の灯り越しに見るロザリオは、鈍くも確かに炎を映して輝いていた。貴方は貰い物を大切にする質なのではないでしょうか。) (9/5 22:24:49) |
| 猫太郎/エーテル | > | (教会の中へ視線を向ける。長い年月を経た石壁。使い込まれた長椅子に、祭壇の傍で静かに揺れる蝋燭。そのどれもが華美ではなく、けれど、この場所に積み重ねられてきた時間だけは確かに感じられる。彼が独りで過ごしてきた時間も、きっとこの壁のどこかに染み込んでいるのだろう。)(外にいたから、靴の汚れと、服のほこりを落とすようにして、ゆっくりと一歩、教会の中へ踏み込んだ。白い靴音が静かな床へ落ちる。その音を追うように、背後から扉が軋みながら閉じていく。外の夜気が遮られれば、代わりに蝋燭の微かな熱と、古い木材の匂いが鼻先を掠めた。) (9/5 22:24:42) |
| 猫太郎/エーテル | > | 「それは逆でもそうよ。互いのどちらかが息絶えても、この世界を生きていかなきゃいけないのですから。」 (9/5 22:23:32) |
| 猫太郎/エーテル | > | 「うふふ。冗談よ。私が死んでも、貴方には長生きをしてもらいたいから駄目ですよ。」 (9/5 22:23:25) |
| 猫太郎/エーテル | > | (足を止める。既に教会の中へ半ば踏み入れていた身体が、ほんの一瞬だけ静止する。開け放たれた扉の向こうから夜の冷気が流れ込み、青緑の髪を柔らかく揺らしていく。けれど、彼女はそれを気に留める様子もなく、隣に立つ神父を見つめていた。白い瞳には、穏やかな光が宿っている。口角は薄く弧を描くように、花のように。穏やかで気品があって、美しい。非の打ち所の無い笑顔で。)(人の数なんて数えても無駄だ。なぜならみんな等しく〝利己的〟で〝強欲〟で一つの願いが叶ってしまえば、では、もう一つ、もう一つ……………と。祈りに終わりなどなかった。延々と祈りの声を聞かされる毎日。時には寝ずに聞かなければならない。どんなに眠くても、具合ご悪くても、気が狂いそうでも、24時間、365日。私は託宣者で、天使であり続けなければならなかった。……………そんな故郷は海の底。そこにあった森も、花も、大地も、ちゃんと見たことも、戯れたこともないのに、もう二度とこの目で見ることはできない。だからこそ、〝帰る〟という言葉を口にすることには、今でもほんの少しだけ躊躇いがある。今でも本質が、この感情で正解なのか自信が持てないから。) (9/5 22:23:08) |
| 猫太郎/エーテル | > | 『……こんな物言いをするようになったのも、きっと君のお陰だろう。』『……どうしようもなくなった時、か。……君の選択なら、それも受け入れよう。君の手で沈むのも、案外魅力的だ。……だが、君が俺に幸福になる権利があるというのなら──、俺も、君を諦めない。』(悪戯なあなたはすごく珍しく見えた。………………嬉しかった。窶れた貴方でも、こんな顔を見せてくれるのが、とても。だからこそ、じくり、と不釣合な自分に毒が回った。それはとても〝ひとらしい〟。閉じ込めてた白薔薇が、芽吹き、花を咲かせるけど、月のようなあなたには到底届かない。少なくとも、ジャンヌの、私は。裁かれるべき犯罪者、というのはどんなに絆されたって変わらずに、そこに座り込んでいるように事実として残っている。依然として、手は血に染まっている。油断すると闇のなかに引きずり込まれて、仕舞う気がする。激情を持ってしまえば、また、あの時みたいに……………、…………………。)「…………ふふ、ありがとう。私に足を崩されない程度にしてね。……諦めも、時に大切よ。」 (9/5 22:22:41) |
| おしらせ | > | 猫太郎/エーテルさん(Android 一時ID kW0uz)が入室しました♪ (9/5 22:22:20) |
| おしらせ | > | 包み紙/ロードさん(iPhone 一時ID LD07w)が退室しました。 (9/4 22:28:59) |
| 包み紙/ロード | > | ロードとパトレシア二人の型抜きの出来栄えを見たクマの着ぐるみの店主はいくらかの褒め言葉と共に〝上手にできたで賞〟の景品を手渡してくれた。ガラクタで作った金メダルもどきと、飲食屋台での引換券の二枚だ。それを受け取りながらロードは少女に言う。「腹、減ってないか?折角だから食い物を探そう。お前が好きだって言ってた林檎は――祭りとはいえ易々と手に入らないだろう代物なのは残念だけどな」飲食屋台での引換券を右手で持ち上げながら肩を竦めて残念そうに小さく笑う。屋台の食べ物は何があったかは記憶していない。ロードは食べ物に拘りを持たないようにしているから当然だ。だから、もしかしたら林檎の一欠片くらいは、年に一度の情けとしてありつかせてもらえる可能性も無きにしも非ずだが、むやみに期待をさせてしまってもいけない。ただ、林檎は無かったとしても、パトレシアが気に入る食べ物が見付かればいいとは思っていた。「まだ腹が減ってないなら他の屋台を巡るのもいいかもな」ロードは変わらず微笑みを浮かべながら柔らかく少女に提案して、返答を待っているようだった。 (9/4 22:28:51) |
| 包み紙/ロード | > | 『………ねえ、 じょうず?』ああ、よかった。パトレシアがここまで引っ張ってくれたおかげで。型抜き屋を選んでくれたおかげで。褒めてくれたおかげで。迷いなくパトレシアに笑顔を向けられる。「上手だよ。俺よりも上手いくらいだ。驚いた」ロードは、少女が覗き込むまでもなく、少女に躊躇いなく笑顔を向けた。ロードが普段人に見せたがらない、幼さの残る柔らかな笑顔を。 (9/4 22:28:20) |
| 包み紙/ロード | > | 祭りの喧騒に紛れるはずだ。一瞬そっぽを向いて鼻をすすった。そして、髪を触る振りをしながら滲みかけた涙をパーカーの裾口で拭う。このまま自身が安堵しただけで終わるようではパトレシアが報われない。ちゃんと祭りを楽しもう。息をゆっくりと吸って、吐いてからパトレシアを見る。パトレシアは、真剣に、慎重に、丁寧すぎる程の手つきでもって、型抜き用の菓子を針で削っているところだった。その姿を見てますます思う。祭りを楽しもう、と。肩の力を抜いて、等身大に。 そう思ったら、今度は下手な笑顔ではなくて、静かながらも自然な、童心を宿した微笑みが溢れていた。 (9/4 22:28:11) |
| 包み紙/ロード | > | そうして壁の内側に籠ったまま、自身の平静を取り戻すためにロードは一人先に手元で型抜きを終えてしまった。始めは僅かに震えていた手元も、細かい作業を行うとやはり落ち着く心地がして、気が付けばいつも通りの正確さを取り戻していた。手元に生み出されたのは綺麗にくり抜かれた菓子。それをぼうっと見ていると、小さく可愛らしい拍手の音と共に、隣からパトレシアの声がした。『まあ、ブリキさんじょうず!』と。思わずパトレシアを見そうになるが、踏み止まる。――涙が出てしまいそうだった。褒められて、それが妙に心に染みて、気を抜けば涙が出てしまいそうだった。――情けない。楽しませるつもりで祭りに誘ったのに淋しい顔をさせて、会場ではずっと引っ張ってもらって、終いには褒められて泣きそうになるなんて。 (9/4 22:28:02) |
| 包み紙/ロード | > | 「ああ……。よかったな」クマの着ぐるみ姿の店主にはしゃぐ少女に、下手な相槌を打つ。他人事のような返答が、今のロードにとっては精一杯だった。悲観的思考が回り切ってしまったせいで、少女の様子を含めた楽しげな外界と、脂汗を滲ませる自身の間には壁が一枚隔てられている感覚があった。人々の賑わいの様子も、少女の声も、どこか遠くから聞こえるようで。そんな調子だから、少女が型抜きの遊び方を知らない様子であることにも気が付けない。昔はロードも教えてもらって遊び方を知ったというのに。 (9/4 22:27:54) |
| 包み紙/ロード | > | ((多糖類さんのパトレシアちゃん宛です! (9/4 22:27:45) |