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「【第二部屋】幽鬼連舞【創作】」の過去ログ

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2025年03月24日 02時32分 ~ 2025年03月30日 11時00分 の過去ログ
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高橋 / 花袋 桃(( 鮎もちさん宅、誠くんへ~~~!   (3/24 02:32:01)

おしらせ高橋 / 花袋 桃さんが退室しました。  (3/24 02:32:02)

おしらせ夕月/逢崎聡咲さんが入室しました♪  (3/25 04:02:29)

夕月/逢崎聡咲「問題あらへんよ。こうでもちょいとはひょい覚めたさかいなあ」咄嗟に出たらしい心配する声に反応して、そちらを向いた。くるりと振り返るだけの動作だったが、妙に危うい。店を出た時よりその足取りは不安定だったが、反転する際は三半規管への影響が顕著に現れてしまうようで、これでは酩酊というよりも流行病に罹患してしまったような覚束なさである。いいや、一歩間違えてしまえば、そうなりかねないだろう。何せ外の空気は十分に冷えている。酒による火照りでそこら辺の感覚に無視できないエラーが起きてしまっているのだ。深刻なズレに気づけぬままというにも十分にあり得る可能性だ。残念ながら、そこに気付ける余裕はもうなかったか。   (3/25 04:02:45)

夕月/逢崎聡咲「……? なんか間違えたことでも言うた? ……ああ、そうゆう。面倒くさ…ああ、嫌や嫌や」怪訝な顔をして貴女の方を見る。別に特に間違ったようなことを言ったつもりはない。実際、彼女は古くから伝わる名家の出だ。事情はともかく、本当にこの後の見送りをするとなると向こうの人間に何を言われたものか分かったものではない。と、ここで一つ見落としがあった。逢崎聡咲という人間は、その程度の誤解を招いたとしてもくだらんと一蹴する程度には素っ気ない人間である。今はこの通り崩れてしまっているが、軽くこづかれた程度では揺るがないものがあった。そのことを貴女の言葉から思い出し、同時にあの店を出る時に少なからずとも配慮があったことに思い至ったのなら、不機嫌そうに目を細めて軽く喚いた。「まあ、せやねえ……って、答えたらあかんひゃろ……はあ、あっったま重た…それにそないなこと別に気にしとらんし…って、話聞けや。ああ、もうええわ。それでえへよ」   (3/25 04:03:01)

夕月/逢崎聡咲家の方角について問われたなら、教える気などなかったが普通に首肯してしまう。やはり覚めたとは言いつつも、それも何かの強がりのようだ。責任の話に移れば、乗った方も乗った方だと言いたげに断ろうとするが、言葉を捻り出しているうちに先に進んでしまうので、結局折れる形となった。別に無視をすればいいものの、今はその考えが出るほど彼の心は閉じ切っていなかった。   (3/25 04:03:08)

夕月/逢崎聡咲「あん? きみい…んんっ! 君、そっちは……ああ、ちゃうか。なんでもない。はよ行くか」一つ、納得のいかない点があった。それは貴女の進む方向である。己の家に行くのであれば、さきに言った通り先日会ってしまった橋の方へ向かうのが近いだろう。だが、どうにもそちらん方向が違うように思えたのだ。そのため、わざわざ蕩けた口調を改め呼び止めて確認を取ろうとする。呼び止めておきながら、それ以降の言葉が出なかった。そもそも今の己はこの通りだいぶ限界に近い状態だ。思考も重く、なんなら普段の体裁などとうに崩れてしまっているだろう。対して目の前の貴女は、その振る舞いから余裕があるように思えた。らしくないと言えばそれまでだろう。だが、限界の頭では貴女の判断が正しいように思えたのだ。ゆえに、特に訂正することもなく貴女の後ろをその千鳥足とも呼べぬ足取りで追って行く。   (3/25 04:03:11)

夕月/逢崎聡咲((高橋さん宅はらいちゃん宛てです〜   (3/25 04:03:41)

おしらせ夕月/逢崎聡咲さんが退室しました。  (3/25 04:03:43)

おしらせ旭 / 愛之助さんが入室しました♪  (3/25 22:09:21)

旭 / 愛之助(対する彼は身動ぎなど一切せず。彼女が振り上げた手の予備動作にすら気付いていながら、甘んじてそれを受け入れるような身構えであった。このようにして他者に詰め寄り問うたとして、その実自ら漕いできてくれる者なぞ、体感では五分五分くらいというもの。こうやって頬やら腕やらに平手を貰った事も1度や2度のことでは無い。)(ただ、)(寸前でソレを止めたのは、彼女が初めての事だった。)(『紅葉狩りはまだ先だ』等と宣っているが、その本意は彼には見えない。いっそ派手にぶっ叩いてくれれば分かり易いというのに。)(瞬き1つせずその平手を受け入れようとしていた彼だが、その寸前で止まった手に対しては少し驚きの表情を見せる。)(___答えは前者か後者か。彼にとってはどちらとも取れるが、ま、恐らく前者であろうな。耳馴染みの良い『最低』という言葉が語っている。然し、叩かれないと言うことは_____その曖昧な彼女の線引きが、とても焦れったくて、うざったい。)   (3/25 22:09:38)

旭 / 愛之助(甘ったるい香りが鼻腔を埋めた。瞬間___彼女がこちら側へ伸ばした手の手首の方を同じ方の手で掴んだ。彼女の方からこちらへ手を伸ばしているのだ、掴むのはきっと容易だろう。)(咄嗟に手を掴んでしまったが、この行動に何らかの意味を孕んでいる訳では無い。ただなんとなく、手が伸びてしまったのだ。 肌が直接触れ合うのは、これが最初だったかな。仔猫のように柔い薄肌の下に、詰まった肉と強い芯を感じる。拍動すら手を伝って聞こえてくるみたいだ。)(彼女はどんな顔をしているだろうか。驚きか、恐怖か、はたまた勝手に触れた事への怒りだろうか。)(彼女の命を手のひらの中に感じれば、それが切っ掛けになったのか不思議と頭の中の熱が引いていく感じがした。彼女に触れることで、求めていた“女”の輪郭にリアリティが入り込んできたような。形容し難い違和感が胸を埋めた。)   (3/25 22:09:52)

旭 / 愛之助「・・・叩いときゃ良かったな。お嬢・・・」(せっかく掴んだ手をここで離すのも勿体無い。ここはお返しといこうか。彼女が無理に手を引き離すような素振りを見せない限り、彼は彼女の小さい手の、更に先の指元へ唇を寄せ_)(先程の彼女がした様に、指先を軽く食むだろう。ただし、軽くと言ってもその口元には明確に跡を付けてやろうという魂胆があり、痛いか痛くないかは彼女次第だ。)(もっとも、口を寄せた時点で彼女が手を引き戻したりすれば、彼は残念そうに笑って『やり返しもさせてくんねェのかよ』と文句を垂れる事だろう。)   (3/25 22:10:06)

旭 / 愛之助((高橋様/羽良ヰさんへ   (3/25 22:10:45)

おしらせ旭 / 愛之助さんが退室しました。  (3/25 22:10:47)

おしらせ旭 / 愛之助さんが入室しました♪  (3/26 18:25:42)

旭 / 愛之助(少し、意外だな。)(沖凪の想像していた姿と、今の彼女の様子は、思っていたよりも違うものだった。言葉にしただけでもあの動揺っぷりなら、押し倒して噛み付いてやれば、固まって動けなくなるんじゃないかとすら思っていたのに。)(照れて固まるどころか、涙を滲ませていても俺の方を気にする余裕まであるのか。これは、面白くない。)(最後にもう一度だけ、触れるだけの口付けをして、上半身を起こしてしまう。彼女の体には跨ったまま、汗ばむ肌に張り付いた髪を後ろに流し落とすように撫でる。)(体中を埋めつくしていた熱が全て口から零れて行ったかのように、男は不思議と気分が穏やかなのを感じていた。押し縮められていた視界が開けて、鮮明に色々なものが見えてくる。俺の体がぶつかったのか、机の上のコップが倒れて薄く水が広がっている。他は___無事みたいだ。おそらく食器だって上等なもんだろう、壊れるような事にならなくて助かった。腰の下で彼女が何か言っている事に耳を立てつつ、男はふいに視界に移った机の上が気になってしまっていた。)   (3/26 18:26:01)

旭 / 愛之助「・・・ま、そんだけ減らず口叩けンなら、もう大丈夫そうだな。」(彼女の腕にほんのりと浮き出る赤さをみつけ、ほんのりと満足そうに笑った。体重を乗せて押さえつけていたのだから、多少なりとも赤くはなっているはずだろう。)(己の頬に手の甲を当て、熱が顔に篭っているのを自覚する。手の冷たさが際立って厳しく感じた。柄にもないことをして、こんな風に赤ら顔を浮かべている自分がとても恥ずかしくてしょうがない。)(先程彼女に制止されたが、もう一度髪紐を拾うために、ここでようやく彼女の体からようやく自分の体を剥離する。)   (3/26 18:26:11)

旭 / 愛之助((高橋様 /羽良ヰさんへ   (3/26 18:26:23)

おしらせ旭 / 愛之助さんが退室しました。  (3/26 18:26:25)

おしらせ高橋 / 偶 羽良ヰさんが入室しました♪  (3/26 21:56:31)

高橋 / 偶 羽良ヰ「ん、⋯⋯まあ、うん。もう平気、だと思う。」「ごめん。」(離れていく男の肉体を追い、ゆるりと身を起こしながら頷いた。たしかに、直前まで体内を好き勝手荒らし回っていた感情の波は過ぎ去り、代わりに混ざりあって溶けあった、他人の体温に染まった自分がいる。)(──⋯⋯⋯⋯。)(髪紐を拾いに行く背を目でなぞるのをやめ、逆再生するようにテーブルの上へ視線を投げ、ああ、と言った。目の前の現実を受け止めるための合言葉。特に意味もない感嘆符。)(畳に擦れて乱れた結び目を左の指先で解きながら、右手はテーブル端に置かれていたおしぼりを引き寄せる。グラスを縦に直す。溢れた水膜が畳に染みを落とす前に布で堰き止め、拭きあげて、許容以上の水分を帯びたタオル地の重さを感じて、ようやく片方の紐が髪から抜けたから、次は右の結びを、)(──────、)(しゅる、ぱさり。)(すっかり解けかけていた白いリボンは、わずかにつついてやるだけで膝元へ逃げていく。)(ぽたり。)(奮戦虚しく、拭いきれなかった透明が机の端を滑っていく。)   (3/26 21:56:49)

高橋 / 偶 羽良ヰ「──────うわあ。」   (3/26 21:56:59)

高橋 / 偶 羽良ヰ(にわかに調子っぱずれな呻き声を発したかと思えば、落ちていったリボンや水滴みたいに、その額を食卓の上へくっつけるように突っ伏した。板面はまだ湿り気を帯びていて、冷えた感触がよりいっそう現実を感じさせてきて、気分が悪い。)「~~~っああぁ、全っ然平気じゃないかも、嘘、さいあくだ、」「あんな、っ、⋯⋯あんな、」「くそ、」(〝あんな〟は、いったい何を指していたのだろう。)(たった一瞬のフラッシュバックに動揺し、無様に揺らいだ自分の醜態か。)(登るつもりなく緩慢に立ち止まっていた階段を二、三は悠に飛び越える、ふしだらな粘膜接触の有り様か。)(分け与えられた体温に気持ち悪さを覚えながら、心のどこかで鈍麻した安堵を抱いたことか。)(その、すべてにか。)(あなたが平然と──少女からすれば。焼けた肌色も関係しているかもしれないが──していることも、一因であろう。)(礼儀も立ち居振る舞いも、演技も、緩衝材も、だいたいを忘れ去るほどの後悔と羞恥。死んでしまいたいと願う一歩手前でどうにか踏みとどまってはいたものの、顔を上げるにはまだ至らない。)   (3/26 21:57:11)

高橋 / 偶 羽良ヰ「⋯⋯印象、はじめと違う、でしょ。」「み、⋯⋯みっともない、と、⋯⋯⋯⋯思う?」(しばらくの間うだうだと慙愧の念を唸らせていた彼女は、ついと矛先を男へ向ける。正反対に降ろした髪の隙間から見える耳朶が隠しきれないくらいに赤々としているのを、ばれてくれるなと祈り、痕と残滓の残る手首を握りしめた。)(みっともない。)(わざわざ確認せずにはいられない様が、もっともみっともないこと、はらいが一番分かっている。)   (3/26 21:59:44)

高橋 / 偶 羽良ヰ(( 旭さん宅、愛之助くんへ!   (3/26 22:00:01)

おしらせ高橋 / 偶 羽良ヰさんが退室しました。  (3/26 22:00:02)

おしらせ旭 / 愛之助さんが入室しました♪  (3/27 14:20:38)

旭 / 愛之助(紙紐を拾い直せば、彼女に背を向けたまま紙紐を咥えて、そのまま適当に髪に触れる。男が髪を結わえ直すその後ろで、女の上擦った声が響く。自分の髪が擦れ合う音に紛れて、衣擦れや机に触れる音がしていたから何かをしているという事には気がついていたのだが、その様子まで伺う事はしていなかった沖凪は、その女の声でようやく後ろへ目線を流した。)(それと同時に、滝のような質量の髪を、頭の上の方で固く縛り終える。)(何やら机の端に頭を据えて、悶えるように唸っている様子が見られた。)(__彼女はまたも過去からの亡霊に足を引かれているのか。__その様から、沖凪にはとてもじゃないが、今の行為への恥辱を憂いているようには見えなかった。もしそうだったとすれば、男としては中々な屈辱ではあるので、そう思わないようにしたという一面が無いかと言われれば無いとは言えない。)   (3/27 14:21:04)

旭 / 愛之助(その唸る声の矛先が、まさか自分に向いてくるとは思わなかった。)(彼女はきっと、唸りながらも自分の中を自分で整頓して、その内『情けないところを見せましたね』みたいなことを言って早々と帰り支度をしてしまうのだろうと、そういうことを想像していた。)(だからまさか、この俺にそんな是非を問うようにまで弱っているだなんて思いもしなかったのだ。)(弱々しく項垂れたままの顔や体には、水面に食紅を落としたような柔らかな赤が所々に浮かんでいる。)(俺のせいでこうも乱されてしまったのだと思えば_____まぁ、悪くない気分だ。)   (3/27 14:21:09)

旭 / 愛之助「・・・何がァ?」(彼女が唸ったり、喋ったり、色々な音を空間に落とすのに相反するように、沖凪はその一言だけを投げかけた。)(気を使ったような一言ではなく、この場で沖凪はその一言しか思い浮かばなかったのだ。)(この俺が同じであるように、大半の人間は人格形成の上で様々な経験と体験を積む。それが幸でも不幸でも、人には平等に日々彩に塗れた出来事が降りかかる。)(彼は傲慢で、賢くはないし、機知に富んでいる訳でもないが、己が感じてきた数々のことから人間が一色では無いことを知っている。)(彼女から体ひとつ分ほど離れた場所に胡座をかいて座り込み、またも自分勝手に煙草に火をつけた。)   (3/27 14:21:53)

旭 / 愛之助((高橋さん / 羽良ヰちゃんへ   (3/27 14:22:27)

旭 / 愛之助   (3/27 14:22:31)

旭 / 愛之助   (3/27 14:22:40)

旭 / 愛之助   (3/27 14:22:46)

旭 / 愛之助(彼の眉間の皺は深くなるばかりだ。嫌悪感に塗れた顔を隠そうともせず、口内に溜め込んだ紫煙を溜息混じりに力強く吐き出す。風光明媚な桃源郷の香を埋め尽くし、苦味のある人工的な空気が辺りに広がった。)(彼の心持ちを煙草が肩代わりをするように、みるみるうちに灰に変わっていった。)(沖凪は、自分の言葉がまるで見えない空気の壁がそこにあって、阻害されて届いていないんじゃないかとすら思えた。人の話の意をまるで聞かないきかん坊ったって、限度がある。言葉が万が一届いていたとして、ここまで人の意を知らん顔に出来るものか。)   (3/27 14:23:09)

旭 / 愛之助(紙屑に成り果てたものを、腰巾着から新たに取り出した金属製の小物入れにぶち込み、すかさずに2本目を手に取った。)(煙草でも吸わねぇとやってらんねェ。)(先程、沖凪はかなり強めの忠告を行ったつもりであった。体の中の血が沸騰するがままに言葉にして、相手が勘づいて去ってくれるように示したつもりだった。謝罪でも聞ければ尚良と。)(結果、目の前の男から謝罪は聞けたものの、言動は油を注いだように尚のこと勢いを増している。『ちょっとおかしい奴なんだな。』そう思い込まざるを得なかった。)(沖凪は傲慢な悪党だが、悪逆非道な男では無い。ここに悪意があれば別だが、悪意もない言葉に暴力で返すほど人の道を外れている訳では無いのだ。)(そう思い込まないと、自分のポリシーを自ら折り曲げるような行動を犯してしまいそうだった。)   (3/27 14:23:17)

旭 / 愛之助(『おかしい奴』なら。仕方ないか。そう捉えた結果に矛先を納めた沖凪は、意識的に心に膜を張って一戦を退いた。)(相手の言う通りの年の功というやつだ、無駄に歳を食っている訳では無い。)(常人とズレた人間というのは、思い通りにいかない天災のようなものだ。この調子ならきっと、俺が無視して踵を返しても、付き纏って言葉の雨を振らせてくる事だろう。それだけは避けたい。)(大きく深呼吸をして、声を出そうとして、やっぱりもう一度深呼吸をした。)「・・・沖凪、愛之助だ。 俺の名前だよ、2度は言わねェからな。」   (3/27 14:23:20)

旭 / 愛之助((夕月さん / 宇津瀬くんへ   (3/27 14:24:01)

おしらせ旭 / 愛之助さんが退室しました。  (3/27 14:24:10)

おしらせ高橋 / 京極 舞姫さんが入室しました♪  (3/27 16:47:18)

高橋 / 京極 舞姫『……。大したことは考えてねーですよ。ほら、京極様って楽師連盟所属じゃないですか。恩でも売っとけば後々役に立つかなぁと。』「⋯⋯⋯⋯。」『もちろん、理解した上で………、っつーか、話を聞いた時点で片足は既に踏み込んでると思ってんですが。』「⋯⋯、凛花。」『だからって、死ぬまで我慢し続けることができる保証は────』「──────やめて。」「それ以上、言うなよ。」(強い語気で止めた言葉の行先を、容易に推測できてしまう自分が憎たらしい。ぎり、と奥歯を噛み締めても、ただ歯茎が痛むだけで思考がまっさらにリセットされることはない。)(頭では、きちんと分かっている。凛花は正しい。圧倒的に、正しい。ここまで開示してしまったら後戻りはできないことも、あなたがそれを許してはくれないことも。────だけれども、はいそうですかと易々頷くには、あまりにも。)(予想した通りに、あなたは決して唯々諾々と従ってはくれないのだ。ほうら、今に口を開く。そうして京極を追い詰める。)   (3/27 16:47:37)

高橋 / 京極 舞姫『お前って、優しいんですね。』(「は?」と、呆気に取られた一音が落ちた。どこがだよ、続けようと吸った息はすぐさま、跳ねた肩によって消費されるだろう。)「や、⋯⋯っ、やめろって、言ってるでしょ。」(顔を上げられないのが惨めったらしくて、吐き気がする。いや、込み上げる嘔吐感は自らの状況を受け入れられないが故の拒否反応によるものだ、決して京極が、自身を憐れんだからじゃない。)(下げた視界に映るのは代わり映えしないスラックス、絨毯に着いてしまったドレスの裾、そこから覗くあなたの足と、そういうものだけで。四角く切り取られた世界は狭い。だから、〝他〟を感じ取る。)「⋯⋯⋯⋯ぅ、」(指の間を滑るようになぞる女の手が、せっかく収めようとした鼓動に燃料を送ってしまう。)(恋人繋ぎ、なんて慣れたのがいつかも覚えていない、ちゃちな子供騙しだ。だけれども、手の主が、あなたとなれば話は変わってくる。一挙手に感覚が集中するもどかしさに、高く舌を打った。)   (3/27 16:47:46)

高橋 / 京極 舞姫『あたしは何も聞いてない……で、いーんですよね?』(ああ、そうだよ。さっきから言ってんだろ。)『だったらあたしは会場に戻ります。うい様には、京極様がここにいることをお伝えしとくんで。』(さっさと戻ってくれ、ういはどうせ、もう気付いている。凛花が呼ぶまでもなく入れ替わりにやってくるだろうさ。)(早く手を離して、早く消えて、そうしたら二度と、)   (3/27 16:47:54)

高橋 / 京極 舞姫(       )   (3/27 16:48:10)

高橋 / 京極 舞姫    (3/27 16:48:25)

高橋 / 京極 舞姫「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯えっ。」   (3/27 16:48:29)

高橋 / 京極 舞姫(間違えることのない感触に、弾かれたように顔を上げる。)(何かを言っていたんだろうけど、生憎、まったくといっていいほど男の耳には入っていなかった。頬に触れてきた手の甲がいやに冷たくて、意識が覚醒するなんてもんじゃない──────感覚が遮断される。)(ばく、ばく、ばく。)(ばくん。)(巡る、めぐる。血液が体内を循環するのを微細に受け取るほど、まっさらになった頭。)(⋯⋯凛花。あなたは、傲慢だ。使用人を気取っていながら、あなたが取った行動はその枠に収まるべきものではない。歪な執着心も、異端たる劣等感も、きっとこの女はすべてを肯定し てしまうんだろうと思わせる。)(しかし、勘違いしてはならない!)(肯定は必ずしも、聖人だけが得意とする技ではないことを。そして、葵凛花という女は、京極にとって────────)   (3/27 16:48:40)

高橋 / 京極 舞姫「──────残酷だね、あんたって。」   (3/27 16:48:48)

高橋 / 京極 舞姫「まるで、悪魔だ。」   (3/27 16:48:55)

高橋 / 京極 舞姫(おもむろに手を伸ばして凛花の掌を捕まえる。離れていこうとしたその動きを許さぬように、強い力だった。)(はっきりとした声は、正気を取り戻したようにも、取り返しがつかなくなってしまったようにも聞こえる。)「⋯⋯手は不味いだろ。あんた、水仕事するんだから、支障が出る。」(握ったまま、親指が甲をゆるやかに撫であげて、ほんの僅かな擦り跡を敏感に感じ取っては喉奥に笑みを押し込める。くつり、自暴自棄に似た情に名前をつけるなら、それは、果たして。)「手とか、指とかはだめだな。当然、顔も。あんたか俺が女面だったら、もう少しやりようがあったんだろうけど、」(家事仕事をしている女特有の、強さとしなやかさを同居させた指の側面を掠めながら、男の五指が移っていく。あなたがやった〝恋人繋ぎ〟をやり返しているだけだ。)(────⋯⋯焚き付けたのは、そちらだろう?)   (3/27 16:50:04)

高橋 / 京極 舞姫(恋人だった時間は少しだけだけれど、自分からは平気な顔で近付いてくるくせに、こちらから仕掛けると妙に初心な一面を見せるのが愉快で仕方がなかったのを覚えている。幻想の数十分は、薄れずにいつまでも居残り続ける。)(滑らかな手の甲を指先でなぞり上げながら「ないものねだりは惨めだからね。」と告げ、)「だから。」「たとえば、」「⋯⋯こうかな。」(一際強く、握った腕を斜め下へ引いた。)(自らの体を前へ倒し、空いた手は女の後頭部を掴むように回す。)(いわゆるオフショルダーと言われる形のドレスは、両肩が晒されているのが特徴的だ。だから、こうする。)(崩させた体勢の、引いた腕と同じほうの首筋へ、──────歯を、立てた。)   (3/27 16:50:16)

高橋 / 京極 舞姫(このワンシーンだけを切り取れば、まるで抱き合っているようにも見えるロマンチックなものだった。)(結った髪をわざと乱してやろうという魂胆が透けて見える指先が、うなじのあたりをすいと滑り。はあ、と熱の籠った吐息が肌に触れる。)(悪いけれど、加減できるほどの理性は残されていなかったから、)   (3/27 16:51:11)

高橋 / 京極 舞姫     (3/27 16:51:26)

高橋 / 京極 舞姫「⋯⋯⋯⋯⋯⋯ああ、ごめん。」   (3/27 16:51:36)

高橋 / 京極 舞姫「もう、戻れないね。あんたも。」   (3/27 16:51:43)

高橋 / 京極 舞姫(唇に移った血の色をより赤々しい舌で拭って、あなたに惑わされた哀れな男はそう、嗤った。)   (3/27 16:51:51)

高橋 / 京極 舞姫(( 五月雨さん宅、凛花ちゃん宛~~~~!!!!お待たせしました!!!!!   (3/27 16:52:29)

おしらせ高橋 / 京極 舞姫さんが退室しました。  (3/27 16:52:31)

おしらせ高橋 / 偶 羽良ヰさんが入室しました♪  (3/27 17:42:48)

高橋 / 偶 羽良ヰ「何がって、」(冷めた声音が思わぬほうから聞こえてきて、俯せていた顔をそちらへ向けた。無論、机に伏したまま。)「(⋯⋯⋯⋯そういや、この間の逢崎さんもこんなんだったな。)」(あなたと同じ無所属の楽師でありながら、あなたとはずいぶん方向性の違う男の姿を脳裏に浮かべる。気まぐれに吹っ掛けた飲み比べの果て、さんざ酔っ払った挙句にカウンターへ突っ伏していた彼の曲がった背は、言っちゃあなんだが見苦しくはなかっただろうか。少なくとも、不格好ではあった。)「⋯⋯みっともないって、自分で思ってるだけ。こんなにだめになったの、初めてで、どうしたらいいのか。」「でも、聞くようなもんじゃなかったね。」(蛇がその鎌首をもたげるような、どんよりとした動きで背を起こし、手の甲で荒っぽく頬を拭う。恥じらいの赤はそんなことでは引いていきやしない。頬より先にひとしきり嬲られた口を擦ったほうが、幾分か建設的だったろうに。)   (3/27 17:43:34)

高橋 / 偶 羽良ヰ(いつのまにか端に寄せられた座椅子を引き摺ってくる気にもならず、その場で、ちいさく膝を抱えた。膝の上に顎を置き、これみよがしな溜息を吐く。)(胡乱げな瞳をあなたへ向け、あらためて様相を観察してみると、飽きもせずに煙草をふかしている真っ最中だった。)(────何を考えているのか、てんで分からない。)(何を思ったがためにあのような行動に及んだのか。ころころと変わる表面はふしぎと、真実を掴み損ねる。無性に心臓の締め付けられるような心地がして、次に目が合ったのなら、すぐさま正面へ戻した。)   (3/27 17:44:23)

高橋 / 偶 羽良ヰ(情けないところを見せましたね。そんなふうに開き直って元に戻れるなら、はじめから動揺なんてあらわにしていない。砕けた仮面を直すには、致命的な障害がひとつ、解決も受け流しもできずにそこに鎮座しているのだから。)(自分の中に抱え上げ、整理できる容量はとうに過ぎていた。)(男に話を聞いてもらうには、恐らくはまだるっこしい経由地を極端に減らしたほうが良いと思った。今みたいに、緩衝材のような確認を挟むべきでないのは確かだ。)(言葉を口にする前の準備運動と称し、もう一度、息をする。右手をしとどに濡れた布巾へ伸ばしてやって、ぐ、と押せば、やおら水が溢れてくる。)   (3/27 17:45:17)

高橋 / 偶 羽良ヰ(手首に残った痕跡は、一抹の鬱血をみせていた。しばらくは我が物顔で居座るんだろうか、いつまで、残るんだろうか。)   (3/27 17:45:26)

高橋 / 偶 羽良ヰ「⋯⋯、⋯⋯⋯⋯。」   (3/27 17:45:35)

高橋 / 偶 羽良ヰ「⋯⋯⋯⋯ねえ。」   (3/27 17:45:46)

高橋 / 偶 羽良ヰ「デザート、まだでしょ。頼んだのどっちも食べていいし、⋯⋯確かお土産で肉とか、色々詰めてもらえるの、そっちも頼んどくから、」   (3/27 17:45:57)

高橋 / 偶 羽良ヰ「いっこ、お願い、聞いてくれませんか。」   (3/27 17:46:15)

高橋 / 偶 羽良ヰ(この期に及んでもなお、彼女はお願いごとが不得意だ。)(当然、奢ってやるんだから────なんて高圧的な口振りを真似られるはずもなく、虚栄と戸惑いの滲む丁寧語で、問わざるを得なかった。)   (3/27 17:46:32)

高橋 / 偶 羽良ヰ(( 旭さん宅、愛之助くん宛の返信です~~~!🙏🏻   (3/27 17:47:13)

おしらせ高橋 / 偶 羽良ヰさんが退室しました。  (3/27 17:47:14)

おしらせ夕月/宇津瀬 浩耀さんが入室しました♪  (3/27 22:25:26)

夕月/宇津瀬 浩耀『・・・沖凪、愛之助だ。 』「……?」一拍ほど反応が遅れる。貴方の紡いだ言葉が聞き取れなかったわけではない。むしろ、彼の耳は貴方からの声を一文字たりとも聞き逃すまいと向けられていた。だからこそ、初めに困惑が湧いた。問いかけに対する答えに妙なズレがある。そのズレを飲み込めず、こてんと顔を傾けた。   (3/27 22:25:37)

夕月/宇津瀬 浩耀『俺の名前だよ、2度は言わねェからな。』「……!!」続く言葉で生じた認知のズレを修正する。彼は自身の名を名乗ったのだ。名乗ってくれたのだ。人との関わりは段階を得てより深いものになっていく。貴方の言葉を相互理解への確かな歩みであると解釈すればたちまち顔を輝かせる。まるで朝日に照らされた蕾がその花弁を大きく開かせるかのようにである。やや大袈裟に写りかねないが、確かな歓喜があった。「ああ、ありがとうございます! まさか名乗ってくれるとは思っていなかったから、すごく嬉しいよ! うん、大丈夫。二度は聞かないさ。お兄さんの名前はしっかりと覚えたとも!」少しはしゃぐような調子で感謝を示す。名前を教えてくれた程度にしてはいちいち大袈裟すぎるって? 確かにそれはそうかもしれない。しかし、互いの名を知ることはやはり彼の中では重要な要素であった。だからこそ、過ぎたる誠実さを存分に発揮するのだ。無論、そこになんらかの思惑めいた打算などない。いずれの言葉も紛れもない本心から紡がれるもので、貴方を捉える夕日はさらに煌めいている。   (3/27 22:25:55)

夕月/宇津瀬 浩耀「ええっと。沖凪、愛之助……年上だからな…そうだ、愛之助先輩。これからはお兄さんではなくそう呼ばせていただきますね?」相手の名を知った。であるならば、彼の呼び方を変えねばなるまい。もう己にとって貴方は不審者でも、背伸びをしようとしている変わり者でもなかった。そう、沖凪愛之助という名を持った、風貌に伴った年の功を持つ人生という道を歩む先輩の一人である。人の他者への印象は簡単に変わる。貴方と邂逅し、そういって見せた彼のそれは常人よりもいささか回転が早くあった。まるで実践してみせるような調子である。   (3/27 22:26:07)

夕月/宇津瀬 浩耀「ところで愛之助先輩、ああ、構えなくて大丈夫です。先輩があまり自分のことを明かしたがらない方だということはおおよそ把握しましたから。オレが聞きたいのはここのことです。愛之助先輩はオレがここに辿り着く前より居たように見えます。そこから考えるに、愛之助先輩はここら周辺に詳しかったりしますか?」先の己への態度からして、あまり関わり合いが得意でないことはおおよそ理解した。おそらく探られるのが嫌なのだろう。しかし、こうして場は整ってあるのだ。なのにどうして話さずしていられようか。そんな心持ちで再び会話の火蓋を切る。もちろん、ある程度貴方が不快にならないように配慮した言い回しで、新たな話題を切り込んだ。   (3/27 22:26:09)

夕月/宇津瀬 浩耀((旭さん宅、愛之助くん宛てです〜   (3/27 22:26:34)

おしらせ夕月/宇津瀬 浩耀さんが退室しました。  (3/27 22:26:35)

おしらせ鮎もち/漣誠さんが入室しました♪  (3/28 10:28:44)

鮎もち/漣誠「…………うっせー、…初めてだったら何だってんでさァ。」(見え透いた強がりだ。こんな物に、もちろん意味はないのだけれど。虚勢でも何でもいいから言い返さないと、貴方という存在に呑まれてしまいそうだったから。)(まつ毛の長さも、まあるい紅玉も、僅かに残る燻らせた煙草の香りも、いやと言うほど印象的で。初めて受け取るそれを味わおうと、五感たちが我先にと情報を送る。)(初めてと言う初めてを一斉に叩き込まれた脳は、今にもオーバーヒートを起こしそうだ。)(かく言う貴方は、どうとも思っていないみたい。同い年くらいだと言うのに、人間とはこうも差がある物なのか。貴方が余りにもなんにもなかったみたいに振る舞うものだから、きつねに摘まれたような、たぬきに化かされたような、ふわふわとして形容し難い気分になる。)   (3/28 10:29:14)

鮎もち/漣誠(この景色を、美しいと呼ばずに何と表すのか、彼は知らない。落ちる夕陽に照らされて、白鴎のような髪がきらりと反射し、プリズムを描く。本当に綺麗で、綺麗で、……恐ろしい。)『いま。わたしから目を逸らしたら〝大切な人〟があぶない目にあうと言ったら。』(虹が嫌いだ。自分の全てを奪って行ったあの虹が大っ嫌いで、憎くて憎くて仕方がない。青空に大きな弧を描く美しい七色が、恐ろしくて堪らない。)(…貴方の行動理念なんて、分かるはずもない。理解しようとする方が無謀という物だろう。だからこんなこと言ったって、なんの意味もない。貴方は気まぐれだから。…しかし、)「…………俺の家族やダチなんざ、アンタはカンケーねぇでしょ?」(もし、本当なら?これでもし本当に、危害が及ぶとしたら?それだけが、頭の中で蛆虫のように蠢いている。家族はともかく、健は鷺流の人間だ。貴方とはもちろん敵対関係にある。)   (3/28 10:29:28)

鮎もち/漣誠「─────…なら、」   (3/28 10:29:54)

鮎もち/漣誠「ならアンタも、目ぇ逸らすな。」   (3/28 10:29:59)

鮎もち/漣誠(貴方相手に『対等』なんて言葉を使うのは、変な話なのかもしれない。しかし自分は、貴方とずっと対等に接してきたつもりだ。道案内をするのも、駄菓子を奢るのも、ドラム缶へ登れない貴方の手を引くのも、杏飴の封を代わりに切るのも。貴方の我儘を聞き入れて、勝手に付けたあだ名を名乗ったのも命令だから…なんて理由じゃあなくて、単に自分がしたかったから。再三言うように、彼はしたくないことをしない。誠が本当に嫌がっているのなら、貴方がお嬢様だろうが何だろうが、道端に放置してさっさと帰っているだろう。)「アンタがそう言うなら、俺ァ目玉くり抜こうがアンタだけを見てやりまさァ。」(底の見えない墨色が、じぃ…と貴方を覗き込む。)「…………だからアンタも、俺(あまね)だけ見ててくだせィ。」(この後どうするか…なんて、考えちゃいない。貴方が嫌だと言って断ってしまえばおしまいだし、自分に従う義理はない。)(ただ…あまねは初めて、貴方の申し出を断った。『やられっぱなしは嫌だ』『アンタも道連れになれ』と、初めて貴方に物申した。握った手を離すつもりはさらさらない。)   (3/28 10:30:17)

鮎もち/漣誠(ここから降りる時だって、見え透いた罠に掛かる時だって、絶えず貴方の手を引いてあげましょうか。)   (3/28 10:30:31)

鮎もち/漣誠((高橋さん宅花袋ちゃん宛ですー!   (3/28 10:30:46)

おしらせ鮎もち/漣誠さんが退室しました。  (3/28 10:30:49)

おしらせ旭 / 愛之助さんが入室しました♪  (3/28 13:42:31)

旭 / 愛之助(まるで駄々をこねる幼子のようだな。)(まあ、俺からしてみれば幼子ではあるのだが。)(己の内に篭った熱をひとしきり彼女に移し終えた沖凪は、煙草での仕切り直しも相成って、脳みそがかなり冷却されている。この切り替えの良さは経験や場数の違いが顕著に出ているのだろう。)(沖凪は今何も考えていない。彼女に対して特になんの様相も浮かべていない顔を向けてみてはいるが、そのまんまだ。心の水面は凪いだ沖のように、1つの何も立っていない。例えるならそう、賢者のような心持ち。)   (3/28 13:42:45)

旭 / 愛之助(彼女の焦れったい光景を、静かに眺めていた。会った時の爛漫な彼女はどこへ行ったのだろう。いや、こちらが素に近いのか。)(彼女が絞り出したように発した言葉を聞いた後、僅かばかり残っていたものを灰にして、鉄製の小物入れに潰し入れる。数分にも満たないこの行為が、静かな空間を儀式の如く満たした。)(ふぅ。溜息にもならない小さな息を吐き出して、ゆっくりと沖凪が喋り始める。)   (3/28 13:42:53)

旭 / 愛之助「・・・肉は、貰う。氷菓子は1つずつだ、お前も食べろ。・・・ただし、聞くか聞かないかは内容次第だ。」(あからさまに飯で釣ろうとしてきている。内容も言わずに、今対価として出せるものをおしなべて。)(元はと言えば、この食事は彼女の提案、1つの願いを飲み賛同した形で始まったものだ。新たな願いの対価にはならないと感じている。それに、『あいわかった』と承認して難しいものを引っ掛けられても困る。男として二言は出せないのだ。)(煙草用具を1式、腰巾着にしまい終えれば、彼女の方に顔を向けて『まずは話してみろ』と言いたげに構えた。)   (3/28 13:42:59)

旭 / 愛之助((高橋さん / 羽良ヰちゃんへ   (3/28 13:43:12)

旭 / 愛之助((なんだかロルの調子が悪い旭であります・・・   (3/28 13:43:28)

おしらせ旭 / 愛之助さんが退室しました。  (3/28 13:43:30)

おしらせ高橋 / 偶 羽良ヰさんが入室しました♪  (3/28 19:32:41)

高橋 / 偶 羽良ヰ「⋯⋯ちぇ、さすがに流せないか。」(こんなときばっかり慎重なんだから。)(眉をしかめ、拗ねた調子で呟くさまは、何ともあからさまな〝演技〟である。ただ、なんのための台本かと言われれば謎が残った。当初のように振る舞えているわけではないので、辛うじて掻き集めた欠片で何かを、⋯⋯そう、例えば、ここまでボロを出した上で見られたくないもの。今から頼むことにまつわる不安感。そういったものを隠しているんだろうか。)(『こんなときばっかり』と言ったとて、何を知っていることもない。いつも、だいたい、こうだ。肝心な部分へ踏み込むことも踏み込ませることもないから、いつだって知っているふりをするだけ。)「そこまで畏まるようなことでも、警戒するようなことでもないよ。」「たぶん。」(様子を窺うための一瞥で彼がこちらへ目を向けているのを悟り、そのまま前へ目を動かした。折り畳んだ膝頭を安息地に任命すれば、ひたすら考える。)   (3/28 19:32:58)

高橋 / 偶 羽良ヰ「(⋯⋯⋯⋯⋯⋯こんな構えられたら、ちょっと、言いにくいな。)」(願い事の内容は、少女にとっては大事なことだったけれど、彼にとっては突拍子もないものだ。挙句、終わらせた話を蒸し返すことに成りかねない。)(せめて、男に直前の上機嫌のひとつやふたつでも残ってくれたら良かったのに! 「デザート、食べ終わってからでも、」───否、そうしたらもう、言わずに帰る未来しか見えない。やっぱりあのとき身投げしてしまうべきだったのかも。)(「   」)(一言目は小さくて聞こえなかった。)「さ、っきの、」(言い直して、ようやく声になった。)「⋯⋯⋯⋯⋯⋯おいでってやつ、⋯⋯⋯⋯もう、いっかい、⋯⋯、⋯⋯やってほしくて。」「別に、無防備にさせて刺してやろうとかそんなことじゃないから、」「今度は、⋯⋯重ねないよう、気をつけるから。」「──────おねがい。」   (3/28 19:34:02)

高橋 / 偶 羽良ヰ(ちろりとそちらを琥珀石は、強い気まずさによって顔色をすっかり悪くしながらきちんとあなたを見て、あなたと向き合って、あなたが誰だか認識したうえで言っているから、どうかゆるしてはくれないだろうか。)(本当に、想像しうる限りの深い意味はなくて、⋯⋯あなたには何にも関係のない、まったくの私情ではあるけれど。)(返答まで時間が経てば経つほどいっそ面白いくらい血の気が引けていって、こめかみを冷や汗さえ伝い始めるだろう。「やっぱなんでもない」と息せき切らして言い始めるのも想像がつくから、それで溜飲を下げてくれたっていい。)   (3/28 19:34:04)

高橋 / 偶 羽良ヰ(( 旭さん宅、愛之助くん宛です! / 返信はほんとにどれだけ時間かけても、いつでも大丈夫なのでご自愛してくれ~~!という気持ちがあります⋯⋯👉👈   (3/28 19:35:07)

高橋 / 偶 羽良ヰ    (3/28 19:35:15)

高橋 / 偶 羽良ヰ    (3/28 19:35:16)

高橋 / 偶 羽良ヰ(偶家が彼女ひとりを残して誰もいなくなってしまっていることなど、詳しく調べずともひょんなことから耳に届いておかしくない情報だ。情報と言うにもおこがましい、単なる事実、文字の並び。)(逢崎の危惧はその大元から覆ってしまうわけだけれど、そんな簡単なことさえ彼は知らない。はらいだってあなたの家どころか、交友関係も、好む食べ物ですら存じてはいない。それなのに、こうして共に酒を酌み交わしてした⋯⋯どころか、秘した内情の一端さえも零してしまった今この現状は、様々な偶然により生まれたといったって、ずいぶんとおかしい話だろう。)(仕事かプライベートかにより顔を合わせる次の機会がいつかは分からないが、さて、彼は普段通りの素っ気なさをしてくれるものか────悪化なんてされたらどうしよう! まだ〝話〟は終わってないってのに。)   (3/28 19:35:43)

高橋 / 偶 羽良ヰ(ところで、もし本当に、描いたとおりの状況になったとして。はらいは何の気兼ねもなく「吹っ掛けたのはそちらでしょう?」なんてふうに笑いかけたはず。だのに気がかりを懸念して、そんな振る舞いができない程度にはネタを握っとこうなどと思考する始末。)(つまりは、彼女もまた完全に冷静なわけではないのだった。まさしく大同小異、どんぐりの背比べ、五十歩百歩のどっこいどっこいである。)「⋯⋯てか、本当に貴方の家の場所とか知らないんで。あたしを前に置いとくと、そのうち当てずっぽうで曲がるから。」(嫌ならさっさと指示するか、先導してくれる?)(無知であることを平然と、普段通りに仮面を被っていたら胸を張っていたっておかしくない調子で言う。ちょうど逢崎が少女の背を追い出して、十歩ほど歩いた時点だった。)(咳払いの様子が何だかさっきの自分と似ていると思ったが最後、いやに面白い感じがして、くつくつ肩を揺らしつつ、夜を歩く。)   (3/28 19:36:07)

高橋 / 偶 羽良ヰ(──────しばらくの間、あなたが相変わらず何も話さないのであれば、静寂が続いただろう。かろかろと下駄が道にぶつかる音が、唯一。)(別に、それだって良かった。男の家が近付くまで口を閉ざしたままでいたって、互いに困ることはなかった。ぶっちゃけ話題も思いつかなかったし。)(だが、硬く閉ざされた口はもぞりと動く。)(何故? さあ、すっかり壊された外面を無理やり繋ぎ合わせているようなものだから、〝困ることはない〟と思わなかったんじゃないのかな。あれはあくまで、互いに一線を引いている状態でのことだから。)「つかぬことを聞くんだけど、逢崎さん。雑談⋯⋯じゃない、討論、でもなくて、⋯⋯⋯⋯例え話だと思って。」   (3/28 19:36:27)

高橋 / 偶 羽良ヰ「──────恋ってしたことあります?」   (3/28 19:37:03)

高橋 / 偶 羽良ヰ(態度に出さないくせに、話題の選択にこれでもかと酔いを残している!!)(素面じゃ絶対に一蹴されるから、じゃあこの道中に聞いてみればいいか、と言わんばかりの唐突な転換に、あなたが何を思ったのか定かではない。定かではないが、はっとしたのか「いわゆる恋バナがしたいってんじゃないからね。」と、さすがに弁解を挟んだ。)「もっと、こう、深い話っていうか、どういうのを恋って言うのかなとか。考え方? そういう感じの。」「あたしより長く生きてるんだから、考えたことくらいあるでしょ。」(一度、誰かに事細かく聞いてみたいと思っていたんだ。都合がいいことに『見られんのもあれやろ?』とか、男の中に該当する配慮が存在することも知れたわけだし。)(⋯⋯似ていると言ったからには、こういう話題に対する考え方も〝似ている〟のか、とか。)   (3/28 19:37:11)

高橋 / 偶 羽良ヰ(( 夕月さん宅、逢崎くん宛~~~!! 展開を180度曲げました 懺悔   (3/28 19:37:41)

おしらせ高橋 / 偶 羽良ヰさんが退室しました。  (3/28 19:37:45)

おしらせ高橋 / 花袋 桃さんが入室しました♪  (3/28 19:38:17)

高橋 / 花袋 桃(さあ、さあ─────さあ。)(〝空(自由)〟へ抜けていくでもない蝶が、いくらか無為なはばたきを繰り返したのを受けてか。女の視線は一度、そちらに向いた。ちらりと見て、不満げに唇の端を下げた。それはまるで〝分かってる〟と言いたげな、ただの子供がするような表情である。)『…………俺の家族やダチなんざ、アンタはカンケーねぇでしょ?』「世界は案外、とても狭いものよ。」(肯定も否定もしないせりふを嘯く頃にはあなたのほうへ舞い戻り、不機嫌の残滓すら残さずに眦をとろかす。)(実際はなんにも知らない。友達の素性も、家族の居所も。物言わぬ純粋な子供はアリを潰して遊ぶような残酷さを兼ね備えているものだけれど、それが人間に及ぶかと言われたら、どうなんだろう?)(しかし、彼女は何にも言わないから、自身の性質についてまったくと言っていいほど開示してやらないから、そうできるように見えるのかもしれない。腹が立っただけで他人を害してしまうようにも、露見しないように手を回してしまえる力も、手弱女の両手に乗っているように錯覚してしまうのかも。⋯⋯想像力とは、制御出来ない怪物だ。)   (3/28 19:38:48)

高橋 / 花袋 桃(花袋桃は気の長いほうじゃない。あんまり待たせると焦れて微笑みさえ失うだろう、あなたにとってはそっちのほうが都合が良いはずだが。『なら』残念。飽きてしまう前に答えが来た。)『ならアンタも、目ぇ逸らすな。』「────⋯⋯⋯⋯。」(初めて、彼女の顔から笑みが掻き消えた。)(驚きとも、困惑とも形容しがたい無表情。)(片耳から提げた十字のピアスが銀光を反射して、その瞬間を境に、何かが変わった。)   (3/28 19:39:07)

高橋 / 花袋 桃「えっ、いやだけど⋯⋯⋯⋯。」   (3/28 19:39:15)

高橋 / 花袋 桃(──────悪びれもしない薄ら笑みで、躊躇もなく切り捨てるな!)   (3/28 19:39:22)

高橋 / 花袋 桃(「わたし、見たい時に見たいものを見るの。ずっとおまえの凡庸な顔を見てたら飽きちゃうわ。」 袈裟斬りの傷に塩の塊を放り込む傍ら、留まったままの蝶々が不意に飛び立っていった。)(ふらふらと頭上に去って、また降りて。くるりとふたりの周囲を一回りした後、どこかへ消えた。桜のはなびらを一枚、女の髪に遺して。)(初めから、あなたを展翅してディスプレイにしまう気はなかった。花袋邸には蝶や虫を放った温室があるけれど、あなたをそこにほうって、まともに生きていけるような気もしなかった。いつもの気まぐれ、はたまた興味、関心、いたずら、遊び心、いじめ、いじわる、試し行為⋯⋯なんと呼び表したって良いその悪性は、男の語った芯の強さをお気に召したらしい。)(僥倖とするか、悪縁ととるかは男次第だろう。)(だが、しかし、生憎。気に入ってしまったのなら、往々にして〝次〟があることを、忘れてはならない。)   (3/28 19:40:55)

高橋 / 花袋 桃「うぶな〝坊ちゃん〟のくせに、言うことだけは一丁前なのね、おまえ。」(人の気持ちに鈍感な彼にも分かりやすい揶揄いを含めて言いながら、消える直前の式神が誠には分からぬ声で言い残していったことを思う。────辺りに人の姿はないし、駄菓子屋は無人だ。そりゃあ、子供はもうすっかり帰ってしまった時間だもの。)(頬を捉えていた掌が輪郭線をなぞり、親指の先で唇の下をすいっと攫った。)「わたしは目移りしちゃうけれど、してほしくないのなら留めてみせて。」「できる? それとも、⋯⋯おしえてあげましょうか?」(〝遊んでいるだけだ〟って、わざとらしく笑んだ瞳に映してやったのは。同い年の子を子供扱いするみたく言葉を作ったのは。さっき強い啖呵を切ったあなたが、すべてを放り出して罵倒するのか、一抹の不安か勝負心を捨てきれずに遊びに足をかけるのか。気になって仕方がないからだ。実際のところ、八割がた前者だろうと予想している。)(予想を、裏切ってくれるのかしら。)(それとも、箱庭の中でおしまいかしら。)(⋯⋯やっぱり、こんなものは悪縁に違いない。)   (3/28 19:42:47)

高橋 / 花袋 桃(( あゆもちさん宅、誠くん宛です 弁解はしない主義です   (3/28 19:43:22)

おしらせ高橋 / 花袋 桃さんが退室しました。  (3/28 19:43:32)

おしらせ旭 / 愛之助さんが入室しました♪  (3/28 22:51:18)

旭 / 愛之助(こんな短時間で言葉の雨に曝されちまったら、耳に出来物ができそうだ。)(1話せば200で返ってくる彼の言葉を聴きながら、諦めながらも半ばうんざりとしていた。ただ名乗っただけなのによくもこう言葉が出てくるものだ。1周回ってもう感心してしまう。)(一応は黙って彼の言葉をちゃんと聞いていてやれば、これ光明と聞き逃せない単語が出てきた。)   (3/28 22:51:30)

旭 / 愛之助「・・・詳しく、はねェけど・・・。まァ、戻ってきた道を辿るくれェなら出来るわな。なんだ、行きたいところでもあンのか。」(『この辺の地理を知っていますか』なんて遠回しに。言ってしまえば、<行きたいところがあった> のか、<帰り道が分からなくなってしまった> くらいのものだろう。生憎沖凪も街全体を把握している訳では無いが、なんとなく何処をどう通ればここに出られるか、くらいの事は流石に分かる。)(中々に現金な男なもので、途端に口数が増えたのは言うまでもない。)   (3/28 22:51:45)

旭 / 愛之助「まァ、俺も昼寝場所を探してただけだし? 行きてェッてなら、道案内くらいはやってやらん事も無いぜ。」(そして、沖凪はそう口をついた事をすぐに後悔することだろう。我ながらどこまでも考え無しな野郎だ、と。)(ここは道くらいは教えてやる、とでも言って適当に行かせておけばよかったものを、自分から『道案内くらいは』と言ってしまっているのだから。)(訂正するにもそんな時間は無いだろう。目の前の彼が、この言葉に飛びついて来ないわけがないのだから。)   (3/28 22:51:47)

旭 / 愛之助((夕月さん / 宇津瀬くんへ! 遅くなってごめんなさい・・・🙏🙏🙏   (3/28 22:52:25)

旭 / 愛之助   (3/28 22:52:31)

旭 / 愛之助   (3/28 22:52:33)

旭 / 愛之助   (3/28 22:52:34)

旭 / 愛之助   (3/28 22:52:37)

旭 / 愛之助(彼女からすれば、お願い事を聞いたあとの彼の顔はなんとも笑える顔だったろう。呆れるように口元を歪めて、素っ頓狂な表情を浮かべている。)(本当に、この娘というやつは。)(あれだけ溜めに溜めてこんなことを______いや、彼女からすれば大層なことなのかもしれない。)(過去の誰かと重ねて平静を乱してしまうような、そんな大層な儀式と呼べる様なものに成りうるのかもしれない。)(緩んでいた口元が糸を縫い合わせたように元に戻る。)(黙り込み、少し考えるような素振りを見せていれば、彼女の方から『なんでもない』と言葉が飛んできた。)   (3/28 22:53:23)

旭 / 愛之助(___本当に、この娘というやつは。)   (3/28 22:53:30)

旭 / 愛之助(またも沖凪の口から小さく溜め息が漏れ出す。今日だけで何日分の溜息を前借りしてしまった事か。)(最近の若い子の考えはよく分からないな。責任感だの、家の恥だの、1丁前に矜恃がどうだのと。俺の幼い頃は、もっと奔放に___ああ、この考えはやめよう。嫌な気になる。)(しかし、こう面前からお願いされれば、この俺でも流石に小っ恥ずかしいものだ。 結ったばかりの頭をがしがしと乱雑に掻いて、おもむろに手を広げてみせる。)   (3/28 22:53:46)

旭 / 愛之助「嫌でもなんでも、俺からすりゃお前は尻の青いガキなんだよ。・・・ガキは黙って大人に甘えとけばいーの。」   (3/28 22:54:14)

旭 / 愛之助「・・・そーいうのに対価はいらねェんだよ。おら、黙ってこっちに来い。」   (3/28 22:54:17)

旭 / 愛之助((高橋さん / 羽良ヰちゃんへ お気遣いありがとうございます😭   (3/28 22:55:10)

旭 / 愛之助((夜になって意欲が高まってきたので頑張って書けました💪   (3/28 22:55:49)

おしらせ旭 / 愛之助さんが退室しました。  (3/28 22:55:52)

おしらせ夕月/逢崎聡咲さんが入室しました♪  (3/29 00:25:10)

夕月/逢崎聡咲「は? …ああ、まあへへわ。それで。どおせ、調べようおもたらすぐわかることやしね」貴女の背を追い越すなり、背後から飛んできた言葉は彼の歩みを止めるには十分な効果を持つものだった。途端に振り向いて眉を顰める。不機嫌、といえばそれまでだが、これまでこの男の顔を見てきた貴女なら、幾許かの困惑が混じっていることが察せられるだろう。逆になぜ困惑せずにいられるだろうか。何せ、己の先をゆく足取りはしっかりとしたもので、それはそれは自信に満ちていたようなものに映っていたのだから。付き合うと言った手前、己の行動で家の場所を明かすとなれば軽い逡巡が現れたが、こうしている時間が無駄なことに思い至ると、自ずから先導し始めた。   (3/29 00:25:32)

夕月/逢崎聡咲『つかぬことを聞くんだけど、』   (3/29 00:25:59)

夕月/逢崎聡咲清涼というにはやや過ぎた冷たさを肌で感じながら、だがちょうど良い程度に引いた酩酊と夜の静謐な空気感も相まって、どこか心地よさを感じていた頃。彼は貴女から精神的にも物理的にも距離をおいていた。ただ離れすぎず、しかし近づきすぎずといった具合にだ。特にこちらから話す話題なんてなかったので、それが自然な距離なのだろう。そんなときに再び背後から声が聞こえてきた。特に振り返るまでもなく、足を動かしながら耳を傾けていた。   (3/29 00:26:21)

夕月/逢崎聡咲『──────恋ってしたことあります?』   (3/29 00:26:34)

夕月/逢崎聡咲「なんて?」その言葉は唐突で、そして全くの想定外の文言だった。下手すれば、いいや確実に今日一番彼を困惑させていた。言うまでもなく逢崎は、感情が顔にはもちろんのこと態度にもあまり出ない方だ。にも関わらず、すぐに反応して怪訝な表情を浮かべながら振り向いてしまうのはやはり酒のせいだろう。弁解にも聞こえるような、なぜそのような言葉を口走ったかの理由を聞かずとも話してみせる様子を見れば、それが何かの気の迷いではないと言うことを飲み込んだ。それでも、払拭できない思いはあり、貴女を見る視線はじろりと吟味するようなものだった。 「恋、ねえ。……そうゆうのは君の方が詳しいやろ。ええっと、……なんやったかな……ああ、そうや。《誰にも許したないとこ開かれ、入られ、好き勝手にされて、人生っちゅうもんが自分だけのもんやなくなること》やったか?」   (3/29 00:27:04)

夕月/逢崎聡咲一つため息を吐き、思考を回す。止めた足を再び動かして、あくまでも興味がないと言った様子で貴女の問いを考える。程よい酩酊は、己が答えを捻り出す前に過去の追憶を巡らせた。はてさて、先日忘れたと言った彼はどこへ行ったのやら。貴女の言った言葉が思い浮かび、そのままとは言わないが、それをなぞった言葉を紡いだ。 「残念ながら、僕の道筋はいまだに僕だけのもんひゃからねえ。きみいのを恋っちゅうんやったら、僕は恋をしたことなんざない。まあ、そん考え抜きにしたとてぼかあ恋なんざした覚えもないさかい語れるもんもないか」 貴女が『恋』と称したそれは、言葉にはしなかったもののその日のうちに完全に否定したものだった。事実、彼は彼のままである。新たな年が明けた今もそれは変わらない。今までの道筋で己の歩みを誰かに歪められたことはない。酒を飲みながら告白した過去の選択も起こってしまったどうしようもない歪みも、そうせざるを得なかっただけで、結局のところ己のせいだ。他者の関与があったわけではない。たとえ、それに何者かの手があったと解釈したのなら、それはいわゆる世間一般の『恋』には当てはまらないだろう?   (3/29 00:27:23)

夕月/逢崎聡咲「『恋』なんてもんは納得のいかん男女の関係を、角の立たんように壊さず、せやけどうまく飲み込めるよう互いを騙すための詭弁っちゅうのが僕の認識やからね。」「…ほんま、くだらんよなあ。後継がどうのとかゆう建前立ててそれするよう迫ってくるもんも、恋を滅多に味わえんええもんやと勘違いしとるもんも」では、彼の認める『恋』というものは何か。貴女の質問を待たずして、夢も理想もない解釈を饒舌に語ってみせる。今の彼は抑える気はあるのだろうが、やはりどこか高揚している。酩酊が転じ、その調子を上げている。そのせいだろうか。また誰かへと向けられた愚痴がこぼれていた。   (3/29 00:28:50)

夕月/逢崎聡咲 《人は他人のことなど理解できない》    (3/29 00:28:57)

夕月/逢崎聡咲察するに、彼のその思想はここにも現れているのだろう。恋もまた彼にとってはどうしようもなく欺瞞に紛れた偽物にすぎないようだ。   (3/29 00:29:01)

夕月/逢崎聡咲((高橋さん宅、はらいちゃん宛てです〜! 展開なんて変えてなんぼですよ!!((   (3/29 00:29:51)

おしらせ夕月/逢崎聡咲さんが退室しました。  (3/29 00:29:53)

おしらせ高橋 / 偶 羽良ヰさんが入室しました♪  (3/29 12:49:30)

高橋 / 偶 羽良ヰ「対価がないと、本当に、あの、⋯⋯ねだってるように聞こえるでしょ、嫌なんだよ。」「⋯⋯⋯⋯それに、あたし、そんなふうに甘えるような、」(斜め下へ落ちていった表情は苦々しくしかめられていた。苦しいと苦いを混ぜた心持ちが吐き気を催した。訥々続けていた言葉を「⋯⋯んなの、どうでもいいか。」と不自然に区切って、ゆっくり、男の方向へ移動する。)(人間ひとりが座れる程度に空けられた隙間へ両手でぐいと身体を滑らせ、一拍だけ躊躇いをみせたあと、居住まいを正す。)(表情は硬い。瞬きの極端に減ったさまから、何かを堪えている、もしくは強く緊張しているということは分かっても、理由は不明だった。あれだけ輝いていた双眸に伺うような不安と、恐れがあるわけも。)(すうっ。息が、長く浅く吸われていった。はあっ。吐き出す量は明らかに見合っていない。酸欠の気配を小指の先ほど感じさせる呼気は、不意に、止まる。)(細いと言われた腕を伸ばし、恐る恐る、あなたの背に腕を回して、胸元へ擦り寄るように収まった。収まりはした。居心地悪そうに崩した脚の置き場とか、身体的な距離とか、そういうものすべてが⋯⋯とってもぎこちないったら。)   (3/29 12:50:43)

高橋 / 偶 羽良ヰ(────甘えるような、の後に続く言葉は、)(〝相手もいたことなかった〟だと、彼女の手付きが証明していた。)(自分から甘えたことも、甘やかされたこともない。どれだけ可愛がられて育った女の子を演じても、本質は変わらない。子供らしく両親の手を取ったことがない。頭を撫でられたことがない。一緒の布団に入ったことも、果ては食卓を囲んだことさえありはしない。)(甘え方も愛され方も教わらずに一人で立ち、そうして今でさえ〝欲しい〟と思えぬ、明白ないびつさ。)   (3/29 12:51:23)

高橋 / 偶 羽良ヰ(もう、今更だ。強ばった身体を時折揺らす震えや心臓を打つ速さを、わざわざ隠すつもりもなかった。下手に繕ったところでまた笑われるだけでしょう。)(後ろ髪を引くフラッシュバックも今はないから、やはり偶然にも酷似した口調が原因だったのだろう。しかし、手が届きそうだった何かが遠ざかってしまった気もするし、釈然としないものがある。)「⋯⋯⋯⋯ん゙ん、⋯⋯、ん~~~⋯⋯?」「なんか、⋯⋯なんだろ。」「変な、感じ。」(だからこそ漏れる呻き。疑問符。どれほどまで近寄ったらいいのか、力を込めたらいいのか分からないが故の遠慮。慣れたあなたがまだるっこしく焦れてしまうようなたどたどしさ。あなたが何かしら、問いなり声なりかけなければ、ずうっと頭の中をぐるぐると回している。)(⋯⋯考察と自己解決でいっぱいいっぱいなのが幸いして、この状況に羞恥を覚えずにいられるのだが。)   (3/29 12:52:08)

高橋 / 偶 羽良ヰ(( 旭さん宅、愛之助くんへ!   (3/29 12:52:44)

高橋 / 偶 羽良ヰ    (3/29 12:52:51)

高橋 / 偶 羽良ヰ    (3/29 12:52:53)

高橋 / 偶 羽良ヰ(それっぽい方角へ狙い定めて歩いているだけの様子を〝自信に満ちた〟と称されているとも知らず、眉を寄せたあなたへ振り返りざまにくいと顎をしゃくって、早くとばかりに意思表示を。なんて不遜で不躾なんだろう────そう思ったところで、もちろん、言ったって無駄であることをようく理解してくれているはず。)(彼女の臆面も無ければ躊躇のない物言いは酒気を帯びているからではなく、初めに会った瞬間からだった。あの時は確かに今よりはマイルドな、演技の抜けきらない振る舞いではあったものの、あまり噂に恵まれない逢崎聡咲という男に対して〝普段通り〟に接しているだけで異様である。)(あなたは〝優秀で、他者を見下していて、細かいことに突っかかってはねちねちと優劣を突きつけてくる人〟なんだろう? ⋯⋯⋯⋯はらいにしてみれば〝優秀〟以外に大した意味はないと思うけれど。)(────どれだけ口汚く罵倒されようが微動だにしない精神性を、まさか、こんなふうに使うなどとは思いもしなかったが!)   (3/29 12:53:33)

高橋 / 偶 羽良ヰ「⋯⋯うわ、」(かつて言ったせりふを諳んじられれば、途端にげんなりと顔をしかめた。なんというか、よくもまあ片手指に入る相手が話した些細な言葉を、一語一句覚えておこうという気になるものだ。そう、純粋に尊敬した。話せば話すほどに、あの日の『忘れた』がどれだけ馬鹿げた言い逃れだったのか理解してしまうことは、玉に瑕か。)「なぁんでそんなんまで覚えてるわけえ⋯⋯⋯⋯? 忘れてくださいよ、びっくりした。」(『誰にも許したことのない場所を開かれ、誰かが勝手に中に入り込み、めちゃくちゃにしていく、そうして自分の人生を自分のものじゃあなくしてしまうのが〝そう〟だと言いますから。』)「あれは~~~⋯⋯、⋯⋯あれは、引用。建前。」「恋とか愛とか、知ってるふりをしたほうがあたしの振る舞い方は自然に見えるもんなの。」「だから、知らないよ。理解できてたらとっくの昔に答えとか見つけちゃって、平穏に暮らしていたかもしれないけど、そうじゃないし。」(自身が適当に騙った言葉を覚えていられたことに対する困惑と、知らないと言うことへのやるせなさから子供っぽく唇を尖らせてみて。その状態で偏屈な男の考えに耳を傾けた。)   (3/29 12:53:55)

高橋 / 偶 羽良ヰ(ひとしきり黙って聞いたのち、確かにそうだと同調する。同調、してしまう。)(いつ何時でも、どんなテーマであっても捻くれた思考だ。言うに事欠いて他人を思う情動を〝互いを騙すための詭弁〟だなんて。だが、特に面食らうこともなく頷けてしまったはらい自身も、そう思っているってことなんだろうか。)「とは言っても後継は必要でしょ。どんだけ腐ったって名家なんだから。」(とっぷりと思索の海に落ち込んでいきそうなのを無理矢理引きずりあげて、一度緩くかぶりを振った。)「⋯⋯あたしは、必要無いと思ってるんですよね。恋とか、愛とか。無くても人間関係────ひいては家族関係も、さした問題なく成り立つ。」「だったら。無くてもいいんじゃないかって。」(「でも」そこで言葉を区切り、足元の小石を軽く蹴っ飛ばして行く末を見守る。心地の良い静寂だ。「じゃあ」 音が変わった。)   (3/29 12:54:56)

高橋 / 偶 羽良ヰ「一旦、貴方を構成する物の中には恋も愛も存在していないとして、空いた隙間は、何が取って変わったんだろう。」(世間一般には備わっているものが無いなら、じゃあ、代わりになるものがあるんじゃないか。例え話と前置いたのを良いことに、内容はどこまでも要領を得ない。)   (3/29 12:55:06)

高橋 / 偶 羽良ヰ「〝誰にも許したことのない場所を開かれ、誰かが勝手に中に入り込み、めちゃくちゃにしていって、そうして〟」   (3/29 12:55:15)

高橋 / 偶 羽良ヰ「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯、」   (3/29 12:55:22)

高橋 / 偶 羽良ヰ「〝自分の人生を使って、相手の手を取ってやりたくなってしまった時〟」   (3/29 12:55:36)

高橋 / 偶 羽良ヰ「貴方は、何を思うんだろう。何が一番、大きい衝動として生まれるんだろうか。」   (3/29 12:55:44)

高橋 / 偶 羽良ヰ(それは、哲学なんて高尚な響きをしてはいなかった。)(もっと貪欲で、もっと昏迷とした⋯⋯先人たるあなたを鏡と定め、その破片で血を流そうが構わないとする、欲動だ。)(知りたいでしょう、自分自身に足りないものがあるんだとしたら。)(月明かりが、不意に薄曇りに覆われ、途絶える。光が戻ってきた時にはどうせ「むずかしいことはよく分かりませんけどねえ」とか言って、空々しくわらうんだろうな。一種の諦念であることに気付かぬまま。)   (3/29 12:55:55)

高橋 / 偶 羽良ヰ(( 夕月さん宅、逢崎くんへ!!   (3/29 12:56:23)

おしらせ高橋 / 偶 羽良ヰさんが退室しました。  (3/29 12:56:25)

おしらせ夕月/宇津瀬 浩耀さんが入室しました♪  (3/29 16:47:58)

夕月/宇津瀬 浩耀「なるほど……ああ、さすがの年の功、ですね! オレも見習わないと」はてさて、貴方は饒舌に語らう彼の存在を煩わしく思い、呆れてしまっていることだろう。しかしその心模様を知ることなく、調子を落とさぬまま彼はその口を閉じずに言葉を紡ぐ。一応この場に貴方と自分以外の人の姿はない。開けているとはいえ、山中のど真ん中だ。それでもなお、戻る道を辿れると豪語する貴方のどっしりとした余裕のある様子に目を輝かせて称賛を贈る。やはりこれも貴方に付け入るような下心はなく、どれも本心から出ているようだ。   (3/29 16:48:13)

夕月/宇津瀬 浩耀「昼寝場所探し…ははは、確かに。ここは昼寝にはちょうどいい場所ですね! 吹いてくる風が心地よくて、見上げれば良い桜の香りが香ってくる。木の上に登りたくなるのもわかります」何がきっかけか、自ずから言葉をかけてくれるところを見てさらに笑顔を輝かせる。先ほどまで一方的に話していたこともあり、貴方の紡ぐ言葉の一言一句が新鮮で貴重に思えた。だからこそ、貴方の話を聞くときはそれはとても嬉しそうな表情を浮かべている。貴方の言葉を掻い摘めば、どうやらこの立派な桜の木の上から急に姿を現したのは、ここを昼寝場所として利用していたらしい。とても良い判断で、素晴らしい感性を持つ人だと思った。ああ、本当に羨ましいな。ありのままの自分で日々を生きている。貴方の一節からそんな感想を抱いていた。   (3/29 16:48:23)

夕月/宇津瀬 浩耀「道案内くらいは、だなんて…そんな、いいんですか!? ああ、本当に嬉しいな…そこまでしてくれるだなんて。優しい方なんですね、愛之助先輩は! では、あの、街の桜並木までお願いします! そこまでいけば独りでも大丈夫なので」と、驚愕が混じりつつも、やはり歓喜に満ち溢れた表情を咲かせ貴方を見る。どこか距離を置こうとしていた人。そんな風に思っていた貴方が己と関わる役を買って出てくれたのだ。大袈裟のように思えるかもしれないが、彼も彼のありのままの姿を晒して、貴方が訂正するよりも前にその提案に乗るそぶりを見せた。   (3/29 16:48:25)

夕月/宇津瀬 浩耀((旭さん宅、愛之助くん宛です〜   (3/29 16:48:48)

おしらせ夕月/宇津瀬 浩耀さんが退室しました。  (3/29 16:48:49)

おしらせ夕月/逢崎聡咲さんが入室しました♪  (3/29 18:00:12)

夕月/逢崎聡咲「君んことはこん世ん中で三番目に嫌いやさかい、初めて会った時のことなんざ忘れてたはずなんやけどなあ? なんか覚えとったわ、不思議やねえ」貴女が過去に残したセリフを今再び聞いた反応を耳にすれば、にいっと口角を上げる。嫌いな人間が微妙な反応をするのは実に胸のすく体験である。加えて、先ほどまでそこまで強くもない酒に付き合わされ、不運にも先に酔い潰れてしまったことを今も引きずっていたのもあろう。いい気味だ、と言わんばかりに皮肉な笑みを浮かべていた。それも相まって気分がやや良くなったようで、おもむろに肩を竦めながら、わざとらしい物言いをする。いつもの人を寄せ付けぬ硬い雰囲気はどこへいったのやら。   (3/29 18:00:25)

夕月/逢崎聡咲「へえ、そうなんや。えらいわけ知り顔やったさかい、勘違いしとたわ」「……ふん、難儀やね、ほんまに」面倒くさいな。そんな感想を浮かべるのは今日で一体何度目だろうか。しかし、これ以上に的確な表現が他にないのだから仕方あるまい、とどこの誰が思っているのやら、鏡というものを知らないらしい彼は何気なく呟いた。実際、その言葉を言われた当初はらしくもなく腑の煮え繰り返るような激情を抱いた記憶がある。だから、あの言葉を建前やら引用やらと揶揄する背後からの言葉を聞けば、どこか肩透かしを食らったような気分になっていた。   (3/29 18:00:54)

夕月/逢崎聡咲『とは言っても後継は必要でしょ。』「うるさい。たとえそうでも、君がとやかくゆうようなことやないよ」無遠慮な言葉を投げかけられれば、糸のように細い目を釣り上げるなり不機嫌な表情を浮かべて、貴女の方を振り向いた。身内にも散々言われているのだろう、今までで一番煩わしそうに突き放そうとしている声色だ。確かに名家を存続させるには後継の存在が不可欠だろう。しかし、この男、後継のことを全く考えていないのである。必要とあらば、分家から引き抜けばいいなんて考えがこびりついているのだ。まあ、質が落ちるのことが気がかりか。ともかく、それ以上の追求を避けるべくこの話は終わり、といった風に梯子を外し先を行く。   (3/29 18:01:08)

夕月/逢崎聡咲「なんや、それ。まるで恋やら愛やらが人を構成する上で当然のもんみたいな言い方やね」足を進めた矢先また立ち止まり、音の質が変わった声を聞くなり不服そうな顔を向ける。少なくとも、貴女も己の意見に首肯するならそのような例えをあげる必要などないだろうと言わんばかりに。しかし、それ以上の野暮な指摘を入れず、続く言の葉を耳にする。「……さあね。えらい難しいこと考えるようで、関心やわ。あいにく、僕の人生は僕のもんや。誰かんために使ってやるつもりなんざさらさらない」貴女の方から転がってきた小石が己の靴に当たり、その動きが止まる。いわばそれが、自分の話す番が回ってきたという合図にも思えた。とはいえ、貴女の問いはいつも唐突で、その真意はいくつもの思惑に満ちていて複雑だ。酔いの回りが収まりつつあるとはいえ、今の己に聞くには過ぎたる問いだろう。だからこそ、軽く振り払おうと言葉を紡ぐ。   (3/29 18:01:38)

夕月/逢崎聡咲「せやけど」   (3/29 18:01:47)

夕月/逢崎聡咲が。そこで、逆説の詞を添えた。彼という人間の性質について、貴方は散々身に染みるほど見てきただろう。言い訳を幾つ並べても、このまま何も言わなければ負けてしまった気がする。酩酊が支配する思考の中で、ただ一つ彼の彼たる部分が起き上がり、反骨の意を示したのだ。   (3/29 18:01:57)

夕月/逢崎聡咲「せやけど、もし。仮に、万が一にもないけど、もしも僕が誰かのためにそん在り方を歪めたんやったら、僕あ___」   (3/29 18:02:05)

夕月/逢崎聡咲仮例に仮例を重ねながら考える。再び貴女の問うた言葉を頭の中で巡らせて、言葉を組み上げていく。自分の人生は自分のものだ。それは変わらない。だから、その仮定は想像し得ない。いわば、彼には到底解答することのできないような問いだった。   (3/29 18:02:31)

夕月/逢崎聡咲『〝自分の人生を使って、相手の手を取ってやりたくなってしまった時〟』   (3/29 18:02:49)

夕月/逢崎聡咲永遠にも思える思考の中で、しかし実際は刹那にも満たない時の中。貴女が添えた言葉が響いたとき、一つの情景が浮かび上がった。 __冬の寒空の下、誰もいない場所で桃色の花弁に包まれ翡翠の目を輝かせる女性の姿を。   (3/29 18:03:19)

夕月/逢崎聡咲「___その誰かんことを “理解したい” って思うんやないかな」彼の掲げる思想と相反する意見を応える彼は誤魔化すような素振りもなく、問うた貴女の方を真っ直ぐと見ていた。   (3/29 18:03:24)

夕月/逢崎聡咲((高橋さん宅、はらいちゃん宛てです〜   (3/29 18:03:47)

おしらせ夕月/逢崎聡咲さんが退室しました。  (3/29 18:03:50)

おしらせ高橋 / 偶 羽良ヰさんが入室しました♪  (3/30 10:59:54)

高橋 / 偶 羽良ヰ(何をそうまで得意になっているのか、あまり広いほうではない心がにわかに波打ったのをまぁまぁどうどうと抑えながら、溜飲を下げるために──とっとっと、隣へ並び立って。得意げな男の顔を一瞥のうちで目に焼き付けてやった。)(視界に入れたところで笑いの源ははらいの嫌がりようだ、当たり前に気持ちが晴れるわけもない。苦々しい溜息を落っことし、「三番目、ねえ。あたしも出世したもんだ。」と冗談めかして二歩ばかし後ろへ下がった。)「勘違いしてもらわなきゃ意味ないから。バレる嘘をつくような趣味の悪いことするつもりないし。」(忘れたって言ってたどっかの誰かさんと違って⋯⋯⋯⋯とは、さすがに付け加えずに、もう一度飲み下すものの、)「でも、まるきり、嘘ってわけじゃないよ。」(ふと、何かを言葉にしたくなった。)   (3/30 11:00:45)

高橋 / 偶 羽良ヰ「自分の人生を台無しにされたのか、そもそも生まれた時から脱線してたのか知らないけど。あたしも経験ないし、貴方みたく道筋を自分だけの物だと自信持って言えないし。」「⋯⋯羨ましかったから、覚えてたんだ。」(誰にも許したことのない場所を開かれ、誰かが勝手に中に入り込み、めちゃくちゃにしていってしまうのが。そうして自分の人生を自分のものじゃあなくしてしまわれるのが。)(人生の一端すら、未だに自分のものに出来てもいない彼女にしてみれば、ずっとずっと遠くにある星みたいな感じで。)(後継にまつわる話が一番嫌がられると察し、分かった分かった、という風体に鼻を鳴らす。)(しかし、まあ、散々に急かされているんだろうな。男の嫌気からそれだけ抜き取っては〝そこの意識は違うんだなぁ〟なんて、自分とあなたで間違い探しをするような心持ちである。)(はらいは跡継ぎを作らなければ家が潰えてしまう身の上にあるため、嫌がるほどの自由意志が無い。ここらへんの意識はいつまで経っても山の上で暮らしていた頃と変わっていない様子だった。当たり前だと受け入れて、疑問視すらしやしない。)   (3/30 11:00:58)

2025年03月24日 02時32分 ~ 2025年03月30日 11時00分 の過去ログ
【第二部屋】幽鬼連舞【創作】
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