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「【創作】【一対一】NATSUMELO」の過去ログ

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2022年08月20日 22時37分 ~ 2023年04月05日 10時10分 の過去ログ
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あいス回想———本土から港ヶ島へ向かうフェリーでのこと。『なつきぃ。今日空いてるか?遊ぼーぜ!』「嗚呼?オレだけど。両親の提案で、母型の実家の港ヶ島へ帰ることになったんだよ。」スマホのバイブレーションに気づいて電話を取ると、誰かと思えば大学の友人からだった。『えっ!夏休み初日から里帰りかよ。オマエそんな律儀だったっけ?どうせ早めに帰ってくるんだろ。』「うん、離島だからすることなんて何もないだろうし。ある程度いたら早々に切り上げてそっちに帰ろうと思ってる。」そんなに律儀だっけ?と言う言葉が夏樹の心を傷つける。けれど、生まれ故郷の離島への愛着が湧かずに早いとこ本土へ帰たがっている奴は不義理という烙印を押されても仕方ないのかもしれない。   (2022/8/20 22:37:16)

あいス『ある程度って4日後、サークルのみんなで花火大会いこうって話になってなの忘れたのかよ。………そんで、戻ってこれそうか?』「うん、また遊ぼう。」嗚呼、確かに。昨日の夜の別れ際にテキトーな口約束をしたのを思い出した。この島にいれるのは、4日間か。港ヶ島なんて1日あれば歩いてでも観光できてしまうから。特に問題もないだろう。『別に無理強いとかはしないから、これそうなら来いよ。』『………にしてもオマエもいい加減、彼女つくれよ?このままじゃ一生、』「わかってるって。じゃーね。」痛いところを突かれてしまう。更には太陽光の一切遮断されることない甲板が暑くてイライラしていたので伝える事を手短に伝えて、大学の友人との電話を終わらせた。   (2022/8/20 22:37:18)

あいス灯台から朝日が照らし出す港ヶ島を見渡すと、小さい頃見た風景と全く変わらない当時のままの港ヶ島がそこにはあった。今、夏樹が立っている白い灯台。”港ヶ島へようこそ”という錆びた看板と、閑散としたシャッター街。本土と島を行き来するフェリーと小型の魚船を5,6台ほど止めておくのがやっとな大きな漁港。イオリが柵から身を乗り出して、いかにも興味津々といった表情で砂浜の奥の洞窟を指差している。夏樹も遠くに見える洞窟を見つめて、彼方にはどんな不思議な光景が広がっているんだろうと、期待に胸を膨らませた。否、それは夏樹が小さい頃に見た風景を思い出していただけだった。ちびっ子イオリの姿が掻き消えて、ワンピースを来た大人びた貴方が眼前に現れる。   (2022/8/20 22:37:43)

あいス改めて、港ヶ島の街並みを見やると小さい頃見た風景とは、大きく変わって見えた。少年期には無人島のような魅力があったかに思えた港ヶ島も、大人になってみれば大切な思い出の詰まった故郷となっていて。友人だった存在に、気づけば恋心を抱いていて。『いっぱい遊んで、いっぱい思い出作って。私の夏を、 夏樹で埋めて。』貴方の優しい言葉を聞くと、なお一層、港ヶ島を愛しく思うことができた。——————嗚呼、本土での予定なんかドタキャンしてしまおう。怒られるかもしれないけど、ちゃんと正直に事情を話して頭を下げよう。「なぁ、イオリ。明日の夜、本土の沖合で花火大会やるんだって。ちょっと距離は離れてるけど、この島からも全然見えるだろうし。良かったら、オレん家で一緒に花火見ない?」「ほら、ウチは縁側が海の方向いてるから。ちょうどいいかなって思ったんだけど。」   (2022/8/20 22:38:01)

あいス((兎角、色々心情変化して元々の予定をドタキャンした夏樹はいおりちゃんを遊びに誘いましたと。長ったらしいですが、そういう文章でございます。   (2022/8/20 22:40:30)

あいス((嘘つきは泥棒の始まりとはよく言ったものだ。実際彼は私の心を盗んでいったようだし…っていい回し、鳥肌不可避なレベルで好きでした。/それではー!   (2022/8/20 22:49:11)

おしらせあいスさんが退室しました。  (2022/8/20 22:49:16)

おしらせ狹野さんが入室しました♪  (2022/8/20 23:28:02)

狹野(( まだロル出来上がってないです!!!(サボり)   (2022/8/20 23:28:11)

狹野(( ふふふ、言い回しには気を使っております(にふにふ)主様の夏樹君の名前の伏線回収めちゃんこ好きでした、ドキッとさせられましたね!!   (2022/8/20 23:28:56)

狹野(( 多分次のロル少し短くなると思われ…る…ので…長くしようと思うんですけど、何時間かかるか…(ふむ)   (2022/8/20 23:29:23)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/20 23:45:07)

狹野(( こんばんはー!!まだロル出来上がっていません!!(自白)   (2022/8/20 23:46:47)

あいス((ちら、と見たらいらっしゃったので入室しました〜!もう、背後の方の事情や私情が優先的ですので……私もめちゃくちゃ返信呑気すぎるし、ごゆるりとで大丈夫ですから!!   (2022/8/20 23:46:54)

狹野(( 一応今全角500文字ぐらいは出来上がってるので、何とか全角700文字程度にして仕上げたいところです;;   (2022/8/20 23:48:51)

あいス((最近、背後はドライブしてて海辺を通りまして……この部屋のことを思ったりなんかしながらサマーソングをかけるとこれがエモくって。() / 700文字とか中文の詳細定義は致しませんので、自分の中では300くらいあればもう中文ですので、返信困っちゃったらロル短くても大丈夫ですよ〜!   (2022/8/20 23:51:22)

あいス((それに灯台の風景描写をこれ以上かきよう無いくらいお互いに凝りすぎちゃいましたからね汗   (2022/8/20 23:52:29)

狹野(( え、え、それはエモい…ひたすらにエモい…きっと庵と夏樹くんがどっかにいます(どっかに)ひえ〜〜お優しくて気が楽になりました;; 多分あと30分もあれば完成するのでもうしばしお待ちを…!!(長い)   (2022/8/20 23:55:40)

狹野(( そうなんですよ、もう映画に出来そうなぐらい拘ったのでアレです、アレなんですよ(アレ)   (2022/8/20 23:56:03)

あいス((ウンウン、一分一秒、1ロルが濃すぎて。濃すぎて。アレですな。/ 気長にお待ちしております!   (2022/8/20 23:57:58)

狹野(( 楽しいですな、成りは、(オタク)わ〜ありがとうございます ;;   (2022/8/20 23:58:46)

狹野〝私の夏を貴方で埋めて欲しい〟なんてくさい台詞をよく言えたなと私自身ですら夢見心地、今なら若気の至りという言葉で何パーセントかカバーできないだろうか。いいや、別に後悔はしていないのだからそのまま思い出のひとつとしていつまでも女々しく記憶の端においておこう。そうしよう、忘れてしまうのは勿体ないから。何かに悩んでいるのか、貴方は黙り込んでしまった。先程の言葉が気に入らなかったか、それとも気が変わって本土に戻りたくなってしまった、───とか。最悪のケースを想像して騒めく胸の鼓動を抑えるようにして深呼吸、やっぱりこの島の潮の香りが好き。少し人気が少なくて活気が弱いのも、観光客なんて来ないと踏んで錆びたままの看板も。何もかも私を私たらしめるうちのひとつ、どれか一つでも欠けてしまったら〝イオリ〟は成り立たなかった。変に擦れずに、純粋なままの私で居たかった。都会の女の子と差をつけないと貴方に忘れられてしまうと焦っていたけれど、存外そんなこともないのかもしれないな。貴方の言ったように一歩ずつ、ゆっくり、蹣跚けて転けないように手を取り合って。夏を楽しむ準備は出来た、あとは全力を尽くすだけ。   (2022/8/21 00:03:10)

狹野何とも言い表せない感情に見舞われた中で、何とはなしにストンと腑に落ちるものがあった。もう日が昇りきった見晴台は少し暑くて、じんわりと汗ばむその不快感さえ今はどうでも良くて。「 …花火、上がるんだ。」花火なんて最後に見たのはいつだったかな、記憶の蓋を開けてみてもきっとすぐに答えは出ない。それこそ小さい頃に同じように本土付近で上がる花火を眺めたような気がしないでもないけど、あの頃の私たちとはもう違う。「 うん、行く。夏樹のとこのおじさんにも挨拶したかったしね。」なにか手土産でも持って行こうかとも思ったけど、この島のものなんて飽きるほど嗜んできただろうし。鈍っていた頭をフル回転させてみたがどうにも良い案が浮かばない、まあ両親に頼れば何とかなるか。思考を放棄しては「〝夏樹と見る〟花火は楽しそう、いい思い出になるといいね。」なんて。   (2022/8/21 00:03:25)

狹野(( 遅くなりました;; 〆るかどうかはお任せしようと思、、、思います!!!(?)   (2022/8/21 00:03:48)

あいス((返信お早い!ありがとうございます!一緒に夏を楽しみませう!!/うん、せっかくですので。軽く締めようかな〜と思います。短いロルにはなると思いますが…少々お待ちを   (2022/8/21 00:11:24)

狹野(( 迷走しそうになったんで途中で切り上げました!!!(などと供述しており)/ わ〜〜〆ありがとうございます!!!;; 待ちます!!!   (2022/8/21 00:13:37)

あいス家の布団に大の字に寝っ転がって、天井を見上げた。天井板の木目ばりの紋様を観察していると、歪んだ木の年輪が小魚のように見える部分があることに気がついた。これ以上難しいことを考えるのも億劫だったので、壁の模様を何かの物に解釈する遊びを続けてみる。アレは鳥。アレは虫。アレはハート。アレは………何だろう?あの2つの丸いのが目で、ちょこんと小さいのが鼻、細長いのが口。縦にたくさん年輪が入ったところは髪で。全部のパーツを合わせると可愛い女の子の顔のようなものが出来上がるのでは無いだろうか。「………イオリ。」シン、と静まり返った部屋で貴方の名前を読んでみる。ふいに、模様が動き出して先ほどのワンシーンを再現する。『〝夏樹と見る〟花火は楽しそう、いい思い出になるといいね。』彼女の言葉に自分はどんな言葉を返してやれたのだろう。想像するのは容易い。結局、肯定とも否定とも取れない中途半端なセリフを返しているはずだ。その後に世間話やお互いの話などを語り合っていたのは覚えている。そして来た道を一緒に帰って、貴方を家まで送り届けて。気づいたら家で寝っ転がっていた。きっと相当に気疲れしていたに違いない。   (2022/8/21 00:47:35)

あいス貴方の肩に触れた感触が、右の手のひらにはじんわりと残っている。その手を胸の方へ持っていき、まだ忙しなく拍動を繰り返す自分の心臓を確かめた。10年前はイオリが駄々をこねても手を引っ張って首根っこを捕まえて、一緒に遊ぶぞ!と外に引き摺り出していたのに。髪をくしゃくしゃにしたり、身体をくすぐったりして、ちょっかいをかけていたのに。今は肩に軽く触れるだけでこの有様だ。本当はあのまま、肩を抱いてイオリの全てをこの胸に抱きしめて受け止めてやりたかった。干渉に浸って夏樹は大きな嘆息を一つ。そして、ハッと何かを思いついたように彼は身体を起こすと、2階の自室から祖母のいる下の階へと階段を駆け降りていった。後からかすかに聞こえてきたのは、こんな会話。「そういえば、御古の浴衣とか、ウチにあったっけ〜。明日の花火イオリと見るって約束したから、せっかくだし着てみたくって。」「ありそう?マジか、ありがとう!!」「………えっ。いや。別に、イオリとは、そんなカンケーじゃねえし。もーわかったから。白状するから。邪魔だけはしないでくれよ。」   (2022/8/21 00:48:02)

あいス((2回目の灯台編〆させて頂きました!ぐだぐだな夏樹のリードを本当に、ありがとうございました!   (2022/8/21 00:49:10)

狹野(( ぐたぐたなところが返って青春って感じがして幸せでした ;; これは尚更別れが辛くなる予感 ;; 読ませていただきます、拝見します!!!!   (2022/8/21 00:49:50)

狹野(( あっ誤字!()   (2022/8/21 00:50:02)

狹野(( ぐだぐだです、ぐたぐたってなんだ… 🤦‍♀️ 甘酸っぱい恋って感じで好きすぎますね……これは忘れられない夏になりそう!です!   (2022/8/21 00:51:57)

あいス((さて、次のシチュエーションに写ろうと思いつつ、完全に次の遊びを私の独断で決めてしまったのですが……大丈夫そうでしたかね?()   (2022/8/21 00:54:37)

狹野(( 大丈夫そう、というか理想的ですむしろ!!花火とか最高の思い出になりますね!!(ぐう)   (2022/8/21 00:55:33)

あいス((あんま考えなしで花火大会とか夏樹にいわせちゃったから。其れならば良かったです!!   (2022/8/21 00:56:31)

あいス((始まりのシーンは夏樹がおうちで待ってて、そこにイオリちゃんが現れるって感じでよろしいですかね?   (2022/8/21 00:58:39)

狹野(( 考えなかったんですか!!名案すぎますよほんと!!その時はまだお酒はナシの方向ですかね?(確認)大丈夫ですです!!イオリちゃんも浴衣着せた方がよろし…い…??   (2022/8/21 00:59:14)

あいス((いや、晩酌しながら花火っていうのも凄いアリで。いおりちゃんの浴衣もアリで。もうなんでもアリアリにしてみたいところです!!(?)   (2022/8/21 01:02:11)

あいス((いや、冷静に考えさせて下さい。私も優柔不断で特に考え無しだから、お言葉を返すようで申し訳ないのですが其方はどのようにお考えでしょうか……?此処まで付き合って頂いたし其方様のご意見を尊重したいです😌   (2022/8/21 01:05:49)

狹野(( アリよりのアリすぎますね……いい夏……きゅうりとか食べたい(背後の願望)じゃあ浴衣着せていこうかな!!   (2022/8/21 01:07:30)

狹野(( お、オア………どうしよう、お酒はいるなら此処かな、とも思うし、お酒入らないんだったらまた次かな〜〜って考えてたくらいのゆるゆる頭なので(おどおど)   (2022/8/21 01:08:02)

あいス((サノさんの率直なご意見ありがとうございます。ならば此処で入れちゃいましょう。此処でいきましょう。(2度目)   (2022/8/21 01:10:27)

狹野(( よし、此処で、、ここで、、(緊張)   (2022/8/21 01:11:07)

あいス((さて先行のロルですが、私が頂いちゃってもよろしいでしょうか。あと注文が多いのですが、文才の無い私ですが…ロルの文章ちゃんと練りたくて。でも結構眠気も来ていて……仮眠とりつつ朝方くらいまでゆっくり、お時間を頂きたいかな〜と。()   (2022/8/21 01:14:42)

狹野(( もちろんもちろん!!なんなら自分明日夜まで戻れないと思うのでじっくりコトコト煮込んじゃってください!!!!あと文才あります(あります)   (2022/8/21 01:15:13)

あいス((了解です。せっかくの花火大会ですから、マイペースにゆっくりロル描いて楽しむことが出来ればなーと思っている次第です!サノさんも急がなくて結構ですから☺️ / ほんでは取り敢えず退出させていただきますね!   (2022/8/21 01:19:02)

狹野(( わ〜〜お疲れ様です!ゆっくり休んでくださいな ☺️ 自分ものんびりロル書かせていただいてるのでそこら辺は気にせずのんびりやりましょう!!(亀さん)   (2022/8/21 01:20:01)

あいス((此れからも、此れからこそよろしくお願い致します!!それでは〜、おやすみない。   (2022/8/21 01:20:05)

おしらせあいスさんが退室しました。  (2022/8/21 01:20:18)

狹野(( こちらこそよろしくです〜!!おやすみなさい!!自分も程々に寝ようかな 😪   (2022/8/21 01:20:55)

狹野(( それではまた!!   (2022/8/21 01:21:01)

おしらせ狹野さんが退室しました。  (2022/8/21 01:21:04)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/21 09:37:32)

あいス((おはようございます〜!   (2022/8/21 09:37:44)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、あいスさんが自動退室しました。  (2022/8/21 10:37:48)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/21 13:57:18)

あいス((すません…ロル考えるとの、あとちょっと他のことで夜更かししており。気づいたらお昼寝タイムになってました。此度の件は誠に遺憾な行為であり謹んでお詫び申し上げます……。   (2022/8/21 13:58:48)

あいス港ヶ島西北の海岸沿いに接する古い木造建築の住宅。そのうちの石板の表札に朝風と書いてあるが、夏樹の家であった。港ヶ島の景色は変わらないと思っていたのに、夏樹の住んでいた家の変貌ぶりには息を飲んだ。祖父祖母共に庭園つくりに力を入れ始めたらしい。最初は庭いじりという感覚で始めた園芸だったが、潮風に晒される難しい育成環境の中で庭に大きな盆栽を作ったり色々な植物を植えてみたりと試行錯誤を凝らすのが楽しくて、今ではどっぷりハマってしまったという。結果として、この10年で古き良き日本家屋の集大成とも言える芸術作品が完成していた。入口にはぬれぬれとした石畳が続いており、庭には桃の木が植えられている。桃の実が完熟して地面に落ち、腐り始めて放つ甘ったるい香りが庭にも家の中にも充満していた。そんな居心地の良い環境で、夏樹は1日中寝っ転がって優雅に映画を見たりスマホをいじってり漫画を読んだりなんかして遊んでいた。キリの良いところで漫画を終えて、床下に置いてある沓脱石に素足を置いてみる。滑らかでひんやり冷たい石の感触が何とも気持ちいい。   (2022/8/21 14:06:43)

あいス今日は朝から、柄にもなく最近流行りの恋愛映画を見ることにした。映画が終わると次はスマホで恋愛に関する検索をかけて、世間で一般とされるモテ方や告白方法を調べ上げる。おまけに小学生の時に貴方が家で読んでいた少女漫画が奇跡的に残っていたので、先程まではそれを読み込んで。女の子が喜ぶ”ロマンチック”さ、とは何かを研究しつくした。そうして夏樹が得た様々な情報を合算して纏め上げたところ、以下のようになった。”友人として距離を縮めて良いタイミング告白で、その後に自然な仕草で女の子を強く抱き寄せて唇を奪える男子が理想である。”と。嗚呼、確かに。それが完璧に出来たら、どんなにカッコいいだろうか。ふと、天井を見つめると昨日の女の子の顔に似た模様の木目がこちらに笑いかけてきて、貴方の言葉を思い出した。『 いいよ、待っててあげる。いっぱい遊んで、いっぱい思い出作って。私の夏を、 夏樹で埋めて。』嗚呼、なんて甘美な台詞だろう。庭に落ちている桃の香りよりも甘いそのセリフを回想するだけで脳細胞が蕩けてしまいそうになる。   (2022/8/21 14:08:13)

あいス待っている。貴方は確かにそう言ってくれた。でも、待たせすぎるのは失礼かもしれない。今日、告白してしまおう。夏樹は決意する。そして、この気持ちを正直に打ち明けた暁にはイオリに………イオリに???。何処か、道を踏み外してはないだろうか。冷静に考え直してみよう。イオリは小さい頃からの大切な幼馴染。友人だろうと、恋人だろうと、イオリを大切に思っている事実はかわらない。それに自分は断じて、恋愛関係になったからといって、すぐ手を出すような軽い男ではないのだ。がつがつとした態度で迫るのは、自分の気持ちを押し付けて相手のことを考えていないのと同義ではないだろうか。そういった事はちゃんと相手に確認をとってやらなければ。——————カーッ、カーッ、カーッ。夕暮れの空に向かって、カラスが大声で鳴きながら飛び立っていくのが見えた。   (2022/8/21 14:11:24)

あいス「嗚呼、なっさけな。………何考えてんだ、オレは。告白すらまともに出来ないじゃないか。」膨れ上がった妄想をかき消し、大きな嘆息を一つ。嗚呼、世間ではこういった男が意気地なしとか恋愛観が重いだとか言われて、女の子に嫌われるのではないだろうか。セットした髪を何度も書き上げてくしゃくしゃにして、子供が駄々を捏ねるみたいに床をぐるぐる転げ回る。唐突、家の呼び鈴を鳴らす音が室内に響き、それは縁側にまで届いた。「イっ、イオリっ!?」夏樹は跳ね起きて、縁側からサンダルを履いて玄関へ回ろうとする。けれど沓脱石に置いてあるサンダルに爪先を突っ掛けようとして、転んで前のめりに倒れてしまった。———「よくきたね!縁側は向こうだから。あっちから家に上がりなよ。」そんなこんなで貴方を出迎えたのは、髪を乱して浴衣に砂をつけたなんともだらしない格好をした、いつもの意気の無い朝風夏樹だった。   (2022/8/21 14:13:10)

あいス((うーん。なんだ、このちんちくりん。かっこよくてクールなシティボーイの筈だったのに……物語が進行するにつれて段々カッコ悪い部分が露呈してる気もします()   (2022/8/21 14:16:11)

あいス((そろそろ本気出してもらいたいもんですね…私が言うのもなんですが(?) それではこれにて〜!   (2022/8/21 14:17:01)

おしらせあいスさんが退室しました。  (2022/8/21 14:17:05)

おしらせ狹野さんが入室しました♪  (2022/8/22 13:43:03)

狹野(( ひい、帰宅後死んだように眠って今に至ります……お返事なるはやで頑張ります!!!!🫡   (2022/8/22 13:43:23)

おしらせ狹野さんが退室しました。  (2022/8/22 13:43:26)

おしらせ狹野さんが入室しました♪  (2022/8/22 15:02:48)

狹野あの後他愛もない話をして、昔の思い出を復習して。まるで手に取るように空を仰いで、爽やかな笑顔で帰路についた。家まで送り届けてくれたのは正直驚かされた、だって、灯台の麓でさようならだと思っていたから。いつの間にかそんなに頼り甲斐のある男の子になっていたなんて、私が知らない事はまだまだありそうで心が落ち着かない。全てを知りたい、全てをこの夏に閉じ込めてしまいたい。無理難題な願望ばかり浮かんで、家に帰ってからも頭の中は貴方ばかりで。その日は珍しく食欲も抑えられていたからご飯も少なめにして、明日の服装に悩んだりなんて。いつからこんなに乙女チックに成長したのかは分からないが、貴方が理由であることは明らかである。母親も、父親も要らぬ事は言わぬようと食卓の会話はどこかぎこちない雰囲気が漂っていたのを就寝前に思い出した。いつものようにお風呂上がりのルーティーンを済ませて布団に潜り込んだはいいが、心臓の鼓動が頭の仲に響いて寝られない。夜更かしはお肌に悪いとしっているけれど、どうにも気持ちを落ち着かせることが出来なくて。何度もスマートフォンの通知を確認したり、意味もなく窓の外の月をぼんやり眺めてみたり。   (2022/8/22 15:03:04)

狹野いつの間に眠っていたのであろうか、カーテンを閉め忘れた窓から差し込む陽の光で目覚めた頃には時刻は正午前。約束の時間は夕方だから余裕はある、のそりと起き上がるその瞬間からもう今日の事を考え始めていた。少し遅い起床に母親は驚いているようだが、寝たのが日が昇り始める直前だったと伝えればお咎めはないだろうか。また昨日の夜と同じように家族総出で囲んだ食卓は、天気の話や今日の本土沖で開催される花火大会の話で持ち切りになっていた。いつも通り食事を終えて、再び今日の服装等を考える時間に入る。浴衣を着るべきか、それとも大人っぽい服装にするべきか。悩んだ挙句、母親に相談するのは言うまでもない。「 お母さん、今日の花火の事なんだけどさ。私服と浴衣どっちが────浴衣とか、うちあったっけ。」母親の回答は浴衣一択、食い気味の返答に笑ってしまったのはお母さんに内緒。かれこれもう十年は浴衣を着ていないから昔のものは入らないだろうし、かと言って成人サイズの浴衣があるかどうかも分からない。「 お母さんのお下がり?全然いいけど。」どうやらお古の物があるらしい、これで貴方に浴衣姿を見せることができそうな予感。   (2022/8/22 15:03:20)

狹野見せられた浴衣は黒地に紫の花弁が散りばめられた大人っぽい雰囲気の物と、淡い橙色に染められた上に可愛らしい手毬柄がポイントの幼い雰囲気のもの。どちらが私に似合うだろうかとちょっと間眺めていたけれど。冒険するのは嫌いではない、貴方はきっと〝似合ってない〟なんて言う野暮な人でもないだろうし。「 ────これにする。」何だか其れに魅せられてしまって、どうにも他のものを着たいとも思えなくて。母親は納得したのか頷くだけで、早く支度を済ませてきなさいと背中を押された。化粧はいつもより念入りに、派手ではないが、きちんと化粧をしているとわかる程度に。髪はいつも下ろしているのに、結い上げて項を覗かせるようにお団子結び。なんとか母親に浴衣を着付けてもらって家を出たのがもう夕刻、カラスが連れ立って飛んでいくのが見えたその少し後、懐かしい呼び鈴に手をかけていた。押すのは少し怖くて躊躇われたけれど、ちゃんと貴方の両親に向けた手土産の焼酎もあるし、歓迎されないなんてことは無いはず。これまた懐かしい音が鳴り響いた矢先のこと、庭の方から何やらすごい物音が聞こえてきて。不審に思っていたその音の正体はどうやら────   (2022/8/22 15:03:36)

狹野「 そんなに慌てなくたって私は逃げないよ。なに、それともそんなに早く私に会いたかった? 」息を乱して、無造作な髪に浴衣についた砂。私より先に夏樹がこけてどうするの、なんて皮肉を零しながら浴衣についた砂をはたいて落としてあげるのが私の役目。「 あ、そうこれ。私の両親から、夏樹の両親宛に。」紙袋に入れて持ってきた一升瓶を差し出して、渡して欲しいとお願いを。お上品な黒い浴衣に包まれた彼女のことを彼はなんと形容するだろうか、もうあの頃みたいに揶揄わないであげてくださいね。「 夏樹も浴衣なんだね、…お揃いみたい。似合ってるよ。」私は貴方と違って素直だから、ちんちくりんだなんて言わないの。少し照れくさそうに視線を逸らして、抱くことになるとは思わなかった恋慕を握りしめて。   (2022/8/22 15:03:54)

狹野(( 急いで書き上げたので日本語おかしい部分も多々あるとは思いますが…!!!!こけちゃう夏樹くんに不覚にも笑わせられました()   (2022/8/22 15:04:36)

おしらせ狹野さんが退室しました。  (2022/8/22 15:04:59)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/22 15:31:27)

あいス((はぁ……いおりちゃん好き…好きすぎて病みそう。(!?) / さぁーて、せかせかロル描いてきます!   (2022/8/22 15:35:57)

おしらせあいスさんが退室しました。  (2022/8/22 15:36:08)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/22 20:58:27)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、あいスさんが自動退室しました。  (2022/8/22 21:26:36)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/22 21:26:39)

あいス「別にそんなに焦ってたわけじゃ………。」貴方が浴衣についた砂を丁寧に払ってくれたから、焦っていたわけじゃない!と嘘を吐きかけた口が不意に止まってしまった。貴方から受けた温かい優しさをみっともない嘘で返すなんてことは、もうしたくない。夏樹は観念したように、コクリと頷いてみせた。「ごめん。砂払うくらいできるのに。……ありがとう。」砂を払ってもらうと、浴衣の青色の生地より少し藍色をしたシオカラ蜻蛉が1匹現れる。1匹が現れると、次から次へと布地を満遍なく埋め尽くすように同種の蜻蛉がいっぱい浴衣に止まっていった。夏樹が青一色だと思っていた浴衣は、どうやら蜻蛉柄のデザインだったらしい。「あぁ、別にそんな気を遣ってくれなくていいのに。子供の頃にいっぱい迷惑かけたのはオレの方だし。ウチが調月家になんか送らないといけないくらいだよ。」「へ〜。日本酒?焼酎?なのかな。」縦長の袋の中身を除くと立派な一升瓶が顔を覗かせる。夏樹にはお酒のブランドどころか日本酒と焼酎の違いすらわからなかったが、親から親への贈り物だ。きっと値打ちのあるお酒なんだろう。   (2022/8/22 21:26:42)

あいス「出会ってすぐに、そんな顔すんのやめてくれよ。……なんか最初っから調子狂うなぁ。」港で再開した時に、素直に可愛いと誉めれずに貴方のことをちんちくりんと称してしまったことを思い出した。きっとあの時の夏樹も、貴方の前でこんな仕草をしていたんだろう。「オレも、せっかくだから浴衣を着てみようかなって思ってさ。浴衣とか、着るの何年ぶりだろ……七五三以来かもしれないな。」黒い地面に紫の花びらが咲き誇っている大人びた浴衣に見惚れていると、何か重要な言葉を先程のセリフに付け忘れてしまったような気がして。嗚呼、そうだ。まだ自分はイオリに【あの言葉】を口にした事が1回もなかったんだ。きっと貴方はそれを待っている筈だ。港では誤魔化してしまったものの、もう大丈夫。お世辞ですら女の子に向かって【あの言葉】を言えない夏樹だったけれど、貴方が待ち侘びていると思うと自然とその言葉が出てきた。「浴衣姿も【かわいい】と思うよ。それに、大人びたんじゃない?………イオリも女の子らしくなったな。」浴衣姿”も”。スウェット姿の貴方もワンピース姿の貴方も本当は可愛かったよ、という解釈が出来るように然りげ無く褒め言葉を工夫した。   (2022/8/22 21:28:25)

あいス玄関の扉を開けて祖父祖母が顔を出す。立ち話もそこそこに、貴方を縁側まで案内すれば既に水平線の向こうに日は落ちていて。西の空が濃紺に染まりトワイライトタイムが到来していた。あと10数分もすれば花火大会も始まる頃だろう。「なぁ。せっかくだし、イオリの父さん母さんがくれたお酒、ちょっとだけ飲んでみない?イオリん家の皆んなは優しいから許してくれそうだし。多分ウチの両親もそれくらい気にしないって!」にぃ、と悪戯な笑みを浮かべると丁寧に梱包された袋から一升瓶を取り出してみせる。「それに高そうなやつだったし、絶対美味しいと思うんだよね。」   (2022/8/22 21:28:42)

あいス台所から栓抜きと大・小形の不揃いなお猪口を2つもってくると小さい方を貴方の方へ、大きい方は自分に寄せて。焼酎どころかビールの美味しさすらわからないけど、好意を抱いた女の子の前では酒の味がわかる男でありたくて。お酒好きな人なら気付くかもしれないが、そもそも焼酎や日本酒などは栓抜きが無くても簡単に開いてしまう仕組みの物が多い。勿論、夏樹がそんなこと知っている訳もない。きっと貴方も、夏樹が少し背伸びをしていることがわかるだろう。「オレらも飲める年齢になったしさ、それにこうゆうのイオリと一回やって見たくって。……流石イオリの父さん母さんだな!」   (2022/8/22 21:30:35)

あいス((はぁ…やっとクライマックスに…   (2022/8/22 21:30:53)

あいス((それでは!   (2022/8/22 21:30:59)

おしらせあいスさんが退室しました。  (2022/8/22 21:31:00)

おしらせ狹野さんが入室しました♪  (2022/8/23 06:32:34)

狹野(( わ〜〜〜だんだん近づいてきましたね(わくわく)   (2022/8/23 06:32:49)

狹野(( 今し方バイト終わって帰ってきたのでお返事の方少しお時間頂きます 🙏   (2022/8/23 06:33:07)

おしらせ狹野さんが退室しました。  (2022/8/23 06:33:11)

おしらせ狹野さんが入室しました♪  (2022/8/23 15:14:04)

狹野「 港で会った時はさ、あ〜夏樹変わっちゃったな〜って思ってたのに。なんかまたあの頃に戻ったみたい。素直な夏樹、悪くないね。」きっとまた隠そうとしているつもりであろう貴方は意外にも頷いてみせた、何だか拍子抜け。嘘をつかれるのは別に構わないんだけど、そう素直になられても調子が狂いそうで。無邪気で無垢なままの彼を見れるのは私だけ、そう思うとちょっぴり頬が緩んでしまうもので。〝ありがとう〟その言葉が貰えればそれで大満足、貴方に近付く良いチャンスだと利用したのは許してね。夏らしい蜻蛉柄の落ち着いた浴衣、貴方の魅力を更に引き立てるシンプルな色味。似合ってる、以外にもう少し捻りのある褒め言葉を知っていれば良かったのだけれど。「 多分焼酎?かな。」ちゃんと返答はするのに何処か上の空、慣れない服を着るとどうにも気が散ってしまって仕方がない。いや、もう少しきっちり返事をするつもりだったんだ。でも貴方が不意にそんなことを言うから。今まで聞きたかった、言わせようとしてきた他意のない純粋な言葉。聞きたかったのに、改めて言われると鼓動が早くって胸の中でうるさく響くから。やめてよ急に、なんて躱そうと思ったのに。   (2022/8/23 15:14:18)

狹野「 ………あり、がと。」何も器用な事は言えずにどうしようもなく頬を朱に染めてまた視線を逸らすだけ、こういう所が自分でも嫌になる。気の利いた事のひとつやふたつ言えたらまた違ったかな、沈みゆく太陽に想いを乗せてこの恥ずかしさも連れていって欲しい。────もう少し近づいて、そのままふたり夏の暑さに溶かされて。この火照った身体も〝夏〟のせいにして、全てをこの肌で感じていたい。一分一秒、何も逃すことなく絆されてこのまま二人だけの夏にしてしまおうか。貴方の名前を呼ぼうとしたところで丁度良く開く扉、懐かしい顔立ちに先程のことなんか忘れたようにニッコリ笑顔。久方振りの再会を喜ぶように、世間話を少しして。古き良き縁側、昔はここで日向ぼっこをして遊んだっけ。腰を下ろしながらもうすっかり陰りを見せた空をぼんやりと眺めて、貴方の提案に口角をあげた。「 いいね、ちょっとぐらいなら怒られないよ多分。」私の両親はきっとそれも込みでお酒をお土産にしたんだろうなとふと思案、さすが私の父母。どこか浮ついた雰囲気を纏う貴方に子供っぽさすら感じて、お酒を飲める歳になったというのに変わらないままで一安心。   (2022/8/23 15:14:34)

狹野「 ねえ、これ栓抜き要らないかも。」己も今まで知らなかったが、どうやら全ての瓶の蓋に栓抜きが必要なわけではなかったらしい。ひとつ勉強になった、瓶を眺めながら小さなお猪口を受け取って、貴方の方へ向き直して。やはりこの辺りは若干二十歳。まだまだ大人の世界に足を踏み込むには子供すぎるし、子供の世界にいるには現実を知りすぎていて。焦らなくていいよ、等身大で構わないの。ふたりで歩いていくって決めたから、亀も驚くようなスローペースでいいからさ。   (2022/8/23 15:14:48)

狹野(( ひん、ようやく完成しました ;; お待たせしました ;;   (2022/8/23 15:15:05)

狹野(( 誤字等は(以下略)告白楽しみにしております(そわそわ)それではまた!!!!   (2022/8/23 15:15:32)

おしらせ狹野さんが退室しました。  (2022/8/23 15:15:34)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/23 20:16:18)

あいス((2人は夏休み謳歌しているのに…私の夏季休業は昨日で終わってしまった…泣 / ちょっとこれから外食なので…日付変わるまでには頑張って文章まとめます!!   (2022/8/23 20:20:30)

おしらせあいスさんが退室しました。  (2022/8/23 20:20:31)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/23 23:57:03)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、あいスさんが自動退室しました。  (2022/8/24 00:23:08)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/24 00:23:11)

あいス((日を跨いでもいろっいろ不備があり訂正しておりました〜!   (2022/8/24 00:23:45)

あいス「えっ?………そうなんだ。」「調子乗って開けようとかいっちゃったけどさ。実はオレ、お酒のこと全然知らなくって。美味しさもあんまり…というか全くわかんないし。」先ずは貴方からどうぞ。焼酎の蓋を開けて、 不器用な手つきで一升瓶を傾け酒をお猪口に注ぐ。瓶を傾けすぎてしまったのか、みるみるうちにお猪口の中は一杯になり、しまいには溢れ出してしまった。今度は自分のお猪口にも、と再び一升瓶を傾けてみるが不慣れなせいか全く同じ失敗を繰り返してしまった。「そもそも焼酎ってお酒自体飲むのもはじめてかもしれない。」えへへ、と自嘲気味に苦笑いを浮かべてみせる。   (2022/8/24 00:26:21)

あいス「さっきの話だけど。………お礼を言いたいのはオレの方だよ。イオリと話してるとあの頃に戻ったような気分になるんだ。気を使わないし、ワガママいえるし、素直になれるし。」もう少しで花火に彩られるはずの晴れきった夜空を眺める。そういえば、都会では背比べをするように乱立する高層マンションから少しばかり覗く真っ黒な夜空にだれもめをむけるものはいなかった。都会の暗い小さな夜空は真夜中でも灯り続ける街の明かりに照らされていて、一等星すら人工の光に霞んで見ることができなかった。「きっと港ヶ島から出て行ったあの日から、オレの時は止まっちゃったんだと思う。10年都会で暮らして気づいたら、嘘で全部自分を塗り固めちゃってた。やさぐれて透かした感じのオトコになってた。」でも、この島は違う。広大な夜空をいっぱいに星々が埋め尽くし、夏の大三角形や天の河が爛々と光り輝いている。「………でも、またこの島に帰ってきて。イオリと話して。本当の自分を取り戻せた気がするんだ。大袈裟かもしれないけどね。だから、ありがとう。」   (2022/8/24 00:28:18)

あいス何かが高速で空に飛び出て行く口笛じみた音と、破裂する短い音、火花が散るような音が、連続して大空に響く。音のする方を見ると、澄み渡った夏の夜空に大きな紅い花火が上がっていた。飛び散った光の玉が一瞬のうちに夜空いっぱいにまで広がり、夜空は昼間のように明るくなった。手元に視線を落とすと焼酎を入れたお猪口にも小さな紅い花が咲いている。再び上空で幾つかの炸裂音がして、今度はお猪口の水面を青赤黄の3色の花弁が彩った。「じゃあ、幼馴染にかんぱい。」自分のお猪口と貴方のお猪口を軽く打ち付けて、くぃっと焼酎を一飲みする。未体験の風味に口の中がびっくりして舌が痙攣しているのが分かった。消毒液のような香りに、ほんのりフルーティーな甘みと麦独特の深い苦味をつけたような味。遅れて、アルコールの強い酒にみられる爽やかな清涼感が口から鼻腔へと突き抜ける。「美味しい。とは言えない味だけど、飲みやすいかも。大人が好きこぞって飲む理由も何となくわかる気がする。」古い家屋の縁側で夏の夜空を彩る花火を見ながら幼馴染とお酒を飲み交わす。なんて趣深くて、素敵な時間なんなわ。せっかくだから、花火を見ながらもう一杯いってみよう。   (2022/8/24 00:32:29)

あいス((2000字くらいで頑張って表現してるけど結局何が良いたいかって………イオリちゃんとお酒飲みながら見る花火はエモくて最高ってことですよ☺️   (2022/8/24 00:35:51)

あいス((なんて趣深くて、素敵な時間なんなわ……なんて趣深くて、素敵な時間なんだろう。ですね。つまりはエモいってことですね!   (2022/8/24 00:37:53)

あいス((うん、ちゃくちゃくとその時が近づいておりますね…それでは!   (2022/8/24 00:40:20)

おしらせあいスさんが退室しました。  (2022/8/24 00:40:30)

おしらせ狹野さんが入室しました♪  (2022/8/24 21:51:13)

狹野(( 本日もバイトのため少しお時間いただきます ;; 就活とバイトで疲れてお返事返せないのほんと・・・申し訳ない ;;   (2022/8/24 21:51:37)

狹野(( また時間みつけてちまちまロル書いて早めにお出し出来ればなと思ってます ;;   (2022/8/24 21:51:57)

おしらせ狹野さんが退室しました。  (2022/8/24 21:51:59)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/24 22:28:21)

あいス((就活…大変ですね。現実世界優先、マイペースでいいので、ごゆっくりどうぞー   (2022/8/24 22:29:17)

おしらせあいスさんが退室しました。  (2022/8/24 22:29:22)

おしらせ狹野さんが入室しました♪  (2022/8/25 00:05:40)

狹野(( バイト中にちょくちょくお返事書いてるので少々お待ちください ;;   (2022/8/25 00:06:12)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、狹野さんが自動退室しました。  (2022/8/25 01:10:07)

おしらせ狹野さんが入室しました♪  (2022/8/25 04:03:04)

狹野「 私も一緒だよ、缶酎ハイとかしか飲んだことなかったから、こんなに高そうなお酒飲むの初めてだもん。」不器用にも焼酎を注いでくれる様子を興味津々に眺めて、危なっかしい手つきに一緒にわたわたと慌ててみたりして。そんな時間すら楽しくて、変に気取ったシティーボーイなんかよりよっぽど魅力的で。「 ……別にお礼なんか良いのに。」港ヶ島の夜は今日も晴れていて、まるで深海のような限りがない濃紺に満天の星空が綺麗に映える。都会ではこんなにうつくしい星空を見る余裕さえないと言うから勿体ない、毎日に終わりを告げる為にお星様は輝いているというのに。「 私もね、毎日同じことの繰り返しでさ。何処かにふらっと行きたくなったりもするんだよ。でも夏樹がここにいて、……此処に居たって事実は変わらなくて。私ね、そんな港ヶ島のことを愛してるの。」───だからね、お礼なんて要らないの。感謝してもしきれないのは私の方で、貴方は私にこの島の良さを思い出させてくれた大切な人だから。言い終わった後に響く静寂を切り裂く鋭い高音、そして連続するように続く胸を揺らす爆音。自然と目は奪われて、少しだけ鼻腔を擽る火薬の匂いに心踊らされて。   (2022/8/25 04:03:22)

狹野上空で起こった炎色反応が赤や青、黄色へと姿を変えていく様子はまるで、まるで。───私と貴方の恋模様みたいで。なんてクサい台詞は言えないから、小さ湖の中、揺らめく波の上でいっぱいに広がる夜の花を眺めるばかり。「 かんぱい。」少し緊張した手つきで貴方の其れに合わせて食器同士を打ち鳴らす、母と父が晩酌をする際にしている行為だと気づいてちょっぴし恥ずかしくなってしまったのは内緒。夏樹と夫婦になればこんな感じなのか、だなんて。ベガとアルタイルみたいにさ。考えたって叶うはずもないのに、夜空に打ち上がる花火を眺めて今日の日を胸に刻む。独特な香り、独特な風味。全てが私を〝大人〟に近づけてくれているような気がして、喉の焼けるような感覚も気にせずにグイと煽るように飲み干した。「 嫌な味ではないね…お父さん飲みやすい焼酎選んでくれたのかな。」未だに鳴り止まない閃光と、風流な口笛の音に感化されてどうしてもセンチメンタルに苛まれるから。貴方の瞳に反射する花弁を覗き込むように距離を縮めて、もっと、もっと────もっと近くで。いつの間にこんなに近づいてしまったのか、触れる指先に慌てて手を離したけれど。   (2022/8/25 04:03:38)

狹野(( よし!!バイト終わる前に書き上げられました!!!   (2022/8/25 04:03:58)

狹野(( そうですエモいですね!!!   (2022/8/25 04:04:16)

狹野(( それではまた!!!   (2022/8/25 04:04:26)

おしらせ狹野さんが退室しました。  (2022/8/25 04:04:28)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2022/8/26 03:10:29)

あいス((夏樹と夫婦になればこんな感じなのかって…えっ、えっ、ぶっ飛びすぎじゃないですかなにそれ幸せすぎます()   (2022/8/26 03:11:46)

おしらせ無言時間が25分を超えたため、あいスさんが自動退室しました。  (2022/8/26 03:37:00)

おしらせ狹野さんが入室しました♪  (2022/8/26 12:17:50)

狹野(( ちょっとイオリちゃんぶっ飛ばしすぎましたね()多分舞い上がっちゃって思考回路もバグってんてすきっと!!   (2022/8/26 12:18:48)

おしらせ狹野さんが退室しました。  (2022/8/26 12:18:50)

おしらせあいスさんが入室しました♪  (2023/4/5 10:05:23)

あいス((すっごいお久しぶりです…先ずはお部屋立てたのにお返事返せなくて申し訳ありません。考えてるうちに中の人が抜けてるからお部屋のことすっかり忘れ去ってしまって。   (2023/4/5 10:07:30)

あいス((ミナコイ自体が久々で… 狹野さんがまだやっておられるのかはわかりませんが。良ければまたお相手して頂けないでしょうか?   (2023/4/5 10:09:06)

あいス((お返事、いつまでもお待ちしております😌   (2023/4/5 10:09:41)

おしらせあいスさんが退室しました。  (2023/4/5 10:10:05)

2022年08月20日 22時37分 ~ 2023年04月05日 10時10分 の過去ログ
【創作】【一対一】NATSUMELO
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