ミナコイチャット

「この街には『異常者』のみが◆ソロル部屋」の過去ログ

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2019年01月13日 20時12分 ~ 2019年03月03日 21時14分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

太水/「フラーテル。蕎麦をちゃんと口に運ぶんだよ」「あたいはやってるっすけどさっきから顔避けてるっすよね?次目に当てていいっすか?」と言いながらも熱々の麺を掬った箸を今にも目に刺そうとしているのはフラーテル。女子会ってこんなに危なげなものだったろうか。「痛く…無い、か?」「……特に」ゲシッゲシッと効果音でも聞こえてきそうなハートの箸はさっきからゲルトの口元を少し外して突いている。ハートは若干面白がっているし、下のゲルトは気付いていないので入る位置に来ないかと待っているのだ。[実は忠犬ハチ公か何か?][多分気付いていないだけ…。ほら、変に純粋だから♪]ヒソヒソと司会が囁いているが聞こえていないらしい。   (2019/1/13 20:12:25)

太水/「…次、顔に当てたらその足壊しておくわ」「流石にそれはやめて欲しいです!壊れたら簡単に直せないです」ひぃぃ、と怯えるような声を出したのはバルカロール。腕を切り離したものの多少顔に当たっていたのだ。それがインセインを怒らせたらしい。凄い目をされている。[人一人くらい殺せそうな…あれ殺してるか]「あっあのうシェルさん…痛いです…」「ちょっと待ってちょうだい!あと少しで終わるわ!」しどろもどろに、勇気をだして言った朔の言葉はシェルに消された。可哀想に、シェルは凄く楽しそうなので諦めてあげよう。「大丈夫かい?レスト」「シシッ、相変わラズ手先のキヨウなことデ」ミスリードの方は、と言うと上手く口に放り込んでいた。なのでレストが咀嚼すれば…ちょっと早すぎて飲み込む前に口に入れているのは故意かどうか。「アクト大丈夫ー?」「えぇ、大丈夫…じゃないですかね…」[弟に言うなんて珍しいね☆痛そう]   (2019/1/13 20:12:51)

太水/ブラッズは下のアクトを少し気にしなすぎなのだ。偶然であろうが彼の怪我のある左ばかりが箸が当たっている。軽く返しているが下が涙目だ。『てっめ…後で覚悟してくれない?』「なんの事だ」ロキが日頃の恨みとばかりにわざと顔面にビシビシと麺を当てている。…溶けるような焼ける音がするのだが。[よく見たら麺が緑色なんだけど、もしかしなくてもあれなんか改造されてるんじゃ][麺って頬に当たってもジュウジュウ音しないよね☆とりあえずルール狂ってるしそれっ!]ポチッとアファムがボタンを押した途端。大きな獅子落としがロキの頭を直撃して行った。カコーン、良い音がしてロキの頭が下になって…ついでにスィクルは下敷きになった。痛そうだ。[ではでは!!桜雅、シアンペアが食べ終わったみたい!尺も撮ったしもういいよね〜]   (2019/1/13 20:13:17)

太水/[それじゃあ最後に全員に獅子落としとお米で作った日本酒をお年玉としてプレゼントして終わりま〜す。まったね〜☆]「すみませぇん。ぼくぅ未成年で飲めないで〜す」「シェルと朔が飲めないのにはりんごジュースを用意してるけど、幻燈はこの中で二番目に歳上なのはサーチ済みなのでくっっだらない嘘はいらないからとっととおうちに帰ってね☆」「!ちょっと待なさ」カコーン。有無を言わさぬ一撃が全員の頭を直撃した。そして目を回している隙に、全員の姿は無くなって行った。[これ以上ダレルのも良くないもんね!楽しんでもらえたらいいね]   (2019/1/13 20:15:32)

太水/[というか、前半の紹介長いんだよね。なんでこんなにやったんだろ。馬鹿かな馬鹿だね!]ニコニコと笑うエチュードの毒を最後に、少しずつあかりが消えていく。それではさようなら、良いお年を   (2019/1/13 20:16:35)

太水/((ネタ【大喜利】よりでした。長くて死んだ   (2019/1/13 20:17:17)

太水/【大喜利】~舞台裏~   (2019/1/13 20:17:43)

太水/「かんぱーい!」「乾杯☆」 秘密の場所。というか布で飾り付けしただけの廃墟にアファムとエチュードの二人はいた。ちゃぶ台の上に酒が乗っている。どれもこれも安物で、缶に入ったものが多い。お互いそれを自分のコップに移しているようだ。 「ぷはぁ〜だいせーこーだね!」 「みぃんな反応面白かったねぇ♪」 ぎゃはははは。お世辞にも綺麗とは言えない笑い声が響く。ガチリと鳴らした角の音、叩き付けるようにぶつかってくる歯車。喉を流れるアルコール。二人は明らかに楽しく興奮しているのだ。 「えちゅーど、君はお酒良いのぉ〜?子供でしょ〜」   (2019/1/13 20:17:47)

太水/「わたくしぃ、しゅっごい歳上なんだよぉ。きみのダブルスコア…いや、トリプル行けるね!」 「トリプル〜?アイスクリーム今はいらなぁい。えぇ、実年齢きになるねー☆」 どこか舌っ足らず。酔いが回ってきている証拠だろう。暴れる程でもないが気分の良くなった二人は、どこか深い話を始めていた。 「わたくしもわかんなぁい。えっとねえっとね、ひゃくねん位ぎゃくたい?されてて〜外に出てからにひゃくねん?位!きみらぁ?」 「……本当はバルトもエンプティも死んだんだけどね☆気付いたらぐっちゃぐちゃの頭で起きてて、研究所にいて、あぶなそうで逃げたのがいくつだったかな〜忘れちゃったよ♪暦を見てなくてねぇ☆」 エチュードのちょっとした昔話に、アファムは目を見開いた。完全にでは無い。しかし、どこか酔いの覚めてしまったような。しかし、まだまだ用意された酒はある。果実酒をコップに入れると口に転がして、もう一度酔いに飲まれていく。角を動かせば、ほら愉快。   (2019/1/13 20:18:13)

太水/「そーいえばあふぁむ!わたくし、ひとーつ気になることがありゅの!」 小柄だからか、酔いが回りすぎてきたのはエチュードの方の様だ。目元もどこかぼうっと空を見ている時がある。 「ろーして、特殊加工、もうひとつあるのいわなかったにょ?…あふぁむ。きみとロキ、かけてあるまほー」 カタンとコップがちゃぶ台に置かれた。中に残っていた果実酒…さくらんぼだったかな、が揺れた。 「めんどーで。言わなくていいかなって。…怖いのかも?」 「前に会ったって言ったにょに?」 「実は、スィクルにだけ聞いたんだ。聞きに行ったら石鹸が飛んできてねぇ〜!目をまぁるくしてたらロキが拾いに来てぇ。スィクルに投げつけた後ロキが逃げた。多分ぼくは見えてなかったね〜☆」 「せっけん投げるの恋人みたい〜おふろ二人で入ってるのかなぁ、けっさくーー!!」 あはははは、ぎゃはははは。曲がりなりにも男女のいる空間とは思えない下卑た笑い声。飾らぬそれは酒が導き出したものだ。話はあっちへフラフラこっちへフラフラ。動きながら進んでいく。 「しょれにしても怖いのぉ?あふぁむより若いのに〜」   (2019/1/13 20:18:55)

太水/「若さじゃない感じ〜♪目だねぇ、ひとをくいものにして殺して何も思わないあの目ぇ。それに僕をぶったたいて起こしたんだよォ?怖いでしょ〜☆」身振り手振りを混じえて話すアファムに、余計に愉快になったエチュードが拍手を始めた。ぱちぱち、まるで劇を見ているみたいな。 「でもぉでもーしょろしょろお開きの時間だねぇ」 しばらくして。エチュードが空を見た。空は白けてきている。綺麗なあかりがこの廃墟にも入り込んでいた。人は来ないような場所だが。それでも朝はやってくるのだ。 「きれぇだねぇ☆」 最後の酒を開けて、二人の酔っ払いはまたコップを合わせた。コツンといい音がしてそれを飲み干す。継ぎだらけの死体と痛覚の狂った玉虫にも、綺麗で恐ろしい朝がやってくる。大喜利なんてしなくとも、明日もきっと笑っている。けれど二人はそれぞれに、朝の怖さを、生の恐怖を知っていた。それでも生きる事は楽しいこと。二人はそれぞれに、今日を、明日を。味わいながら進むのだ。   (2019/1/13 20:19:20)

太水/((以上、舞台裏からの中継でした。こっちの方が楽しかった。それでは!   (2019/1/13 20:19:41)

おしらせ太水/さんが退室しました。  (2019/1/13 20:19:44)

おしらせれーのる/クアルさんが入室しました♪  (2019/1/19 23:00:05)

れーのる/クアル((そうです私が部屋に二人以上居ると入りにくすぎて爆発して宇宙行くおじさんです   (2019/1/19 23:00:50)

れーのる/クアル「えぇと、その……作ってあげたので、食べます、よね…?」キッチンに行った彼女を見送って30分程。「ギャーッ!」だの「黒っダークマターですかぁ!?」なんて声を耳に挟んで不安に苦笑いしつつ待っていると、一皿の料理と共に彼女が戻ってきた。白い皿の上には真っ黒の物体が二つと白い何かがくにゅにゅんと乗っかっていた。【これは?】なんて聞くと、彼女は尻尾を盛んに動かしながら「ホ、ホットケーキです…っいいから食べてください!ほら!ボナペティ!」そう言うとフォークとナイフと共に無理矢理持たされる。何も言わなくても食べるのになぁ、なんて思いながら受け取り、その謎の物体にナイフを入れた。   (2019/1/19 23:13:24)

れーのる/クアル思ったよりサクッと入ったナイフに驚きながら、一口大に切り口の中に放り込む。       【うん】それだけ言うとすぐに次の一口に移る。味は…うん。彼女が作ったと思えば顔を^^にできる味だ。近くの白いくにゅにゅんは生クリームだったみたいだ、少しだけ甘い。そのまま肺内に運送する作業を続け、終わるとナイフとフォークを置く。尻尾だけでなく耳までもがピッコピッコと動いていた。「まずく、無かったですか?」クアルにこう返す。【 】   (2019/1/19 23:22:39)

れーのる/クアル((クアルちゃん一度惚れた相手にはデレデレというかデレの隠せないツンデレになります 【】の人はいつか心を射止める誰かさんです誰かなってくれると良いなぁ   (2019/1/19 23:24:12)

れーのる/クアル((とりあえずここで落ちるかぁ   (2019/1/19 23:29:28)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、れーのる/クアルさんが自動退室しました。  (2019/1/20 02:22:48)

おしらせチャイ/東堂吉彦さんが入室しました♪  (2019/1/24 23:14:28)

チャイ/東堂吉彦((「東堂字幕」『社長字幕』   (2019/1/24 23:14:59)

チャイ/東堂吉彦「社長。先日の暴動事件についてですが…どうやら残党が残っているようで。」『分かっている。俺も自分の網で探してはいるが…全員纏めて、は厳しいだろうな。何より規模が違う。』(社内の会議室。幹部役員全員掃けた後、2人だけが残っている。カップのコーヒーは既に湯気を出さない。)「取っ捕まえた連中も仕掛け毒薬で自害。収穫無し…って所か。」『東堂、今回の件は俺らでなんとかしなければならない。この街は狂った連中しかいねぇが、何も悪い奴じゃねぇ。この街の常識ではただの一般人だ。被害が出る前に悪人を捕まえる。良いな。』(社長と東堂の会話は何かの紙を机に置いて終わる。その紙を握りしめる東堂の表情は読めない。)   (2019/1/24 23:19:57)

チャイ/東堂吉彦「…だが、連中はなぜ市街地でテロを…?狙うならこの街の中枢機関を…。待てよ…?市街地…。」(破壊された街を思い返す。思い出せ、あの瓦礫の残骸を。連中は何故市街地でテロを起こしたか。何故、大打撃となる中枢機関を襲撃しなかったのか。)「…まさか、いや…だが、これはリスクが高すぎる。辻褄が合っても利益が…まず、そんな事をすれば…」(思い出せ、彼らの特徴。割と軽装だった自分でも前線を凌ぎきった、連中の武装は貧弱だった。何故?その日は本来何が…)「…成る程、そういう事か。こっちの真実ならば、利益は出る上に推論の辻褄も合う。…伊達や酔狂でやってた訳ではないと分かったよ。」(東堂は急いで社内ガレージへ向かう。)   (2019/1/24 23:26:29)

チャイ/東堂吉彦「この街のマスコミの対応力の弱さに嫌気がさす…」(急いで車に乗り込む。同時に社長も降りてきた。)『東堂!事件当日の被害者リストを洗い直したらな、行方不明者が1人いた!たった1人の行方不明者だが、その存在は大きくこの街を揺るがす!』「えぇ、あの日、市街地ではこの街のインフラに関する重役幹部が居ましたね。行方不明者は彼でしょう?」『その通りだ。死亡者リストには彼のガード全員記入されている。』「証言者を全員黙らせる事で、暴動の中行われた静かなる誘拐。警察も動けない訳だ。誘拐の前にデカイカムフラージュがあるんだからな。」『幸い幹部様はマイクロチップを埋め込んでいた。探知できた。埠頭だ!埠頭に迎え!』(東堂の車は暮れ行く日差しの中猛スピードで走っている)   (2019/1/24 23:38:13)

チャイ/東堂吉彦「それにしても、インフラを支配するとは、大きくでたな。」『だが、この街では有効な手段だ。この街は外の世界と比べてインフラの設備は遅れている。止められでもしたら2日もしないうちに恐慌が起こるのは間違いない』(社長は武器に弾を込めている。彼は社長ながら前線に立つ事を好む。実はテロ当日、東堂と一緒に前線で戦ってた)「残り全員そこにいるって事だろうか…。」『可能性は高い。本来の目的がこれなら、力を注ぐはず。』(そして、日が落ちきった時彼らは埠頭に到着する。辺りにはピリピリした空気が流れる。)「確か、今日は…」『半年に一回だけ、外の世界との密輸、だ。』   (2019/1/24 23:42:57)

チャイ/東堂吉彦「幸い周囲が暗いので隠密に行きましょう。社長は右から。私は左から行きます。」『いや、それでは遅い。いいか、密輸船はあと2時間わずかで到着する。ちまちま行動していたら、連中の目的が果たされる。…2時間以内に片をつけなければならない!』(社長は広範囲スモークグレネードを拡散型ランチャーから射出した。半径5kmに渡って白煙が敷かれる)「了解。荒事は嫌いだが、この街の為だ。たまには戦おう。」『争い嫌い直してくんねぇかなぁ!?社長としても社員のモチベが下がってるのはなんとかしたいのよ!』(ガスマスクを装着した2人が慌てふためくテロリストを制圧するのは、片足で立つことのように簡単だった。)「死亡確認、42。クリア。」『東棟、死亡者43、クリア。そして、オールクリア、だ。。お疲れ。』(硝煙の匂いの中、任務は終了する。救出した幹部様には悪いが軽いショック状態になって記憶を失ってもらう。と言ってもテロ当日と今日までの出来事だけだが。)   (2019/1/24 23:50:39)

チャイ/東堂吉彦(そして帰り際)「社長。一つ質問があるのですが。」『何だ?珍しい。』「なんで社長はセキュリティ会社から傭兵派遣会社へ移行したんですか?」『…まぁ、俺がこの街を愛しているからかな。…あぁそうさ。俺は愛している。この街の愛すべきクソ野郎共を何とかしてやりたいって気持ちが今も溢れている。』「やはり、この街いる以上は社長も異常ですね。」『お前に言われたくは無いな。』(手を愛する平和主義者と、なんでも愛する守護者。噛み合わない2人が何とかやっているのは、何かを守ろうとするからだろう。そうであると信じたい。)   (2019/1/24 23:54:51)

おしらせチャイ/東堂吉彦さんが退室しました。  (2019/1/24 23:54:55)

おしらせれーのる/ラルゴさんが入室しました♪  (2019/1/26 08:41:24)

れーのる/ラルゴ((たまたま起きたから朝っぱらから書くマン   (2019/1/26 08:41:50)

れーのる/ラルゴ「……では、男の話をしよう。男は生きたい、と思った。知りたい、と願った。触りたい、と念じた。その男が生まれたのは白き海、願と想がたゆたう世の上の上。そうして男は世に飲み込まれ呑み込んだ、という訳だ。一つ目は珊瑚。地を飛び海を這いずる獣と化した男はみるみると世を飲み込んでいく。そうして男は思う、自身が世になってみればいい、と。二つ目は絡繰。生物は全てその新しき世に飲み込まれた。例えるなら、木の呼吸、魚の尾びれ。世を飲み込む男は、しかして世にはなれなかった。世は移りゆくもの、変化する事の無い男にはなることは出来なかったのだろう。   (2019/1/26 08:55:28)

れーのる/ラルゴ男は願った。変化出来ないのであれば、変化出来るようになると。そのために、人間を使おうと。男はまだ感情というのをよく知らなかった。絶頂も絶望も知らなかった。知りたかった。そのために……人間に堕ちてしまおうと。男は研究を始めた。血管の隅々をまさぐり、脳を刺激し、足を潰してみる。人間の中身を知った。潰したりすると涙が出ると分かった。そうして男は、誰も訪れぬ白の海で人間を作り始めた。材料はいつだって一つ、作ろうとする力だけだ。   (2019/1/26 09:12:18)

れーのる/ラルゴ2秒か、2万年か、はたまた一瞬か?人間の身体が出来た。金色の毛に白の肌、瞳は緑を映していた。その時男は知った、喜びという感情を。それから、男は人間と共に旅を始めた。哀しみを知ったし、怒りを知った。そうだ、その時一番面白かった…これも知ったな。面白かったのは会話かな。二つ、三つの人間が通じているんだもの。あぁ、そういえば旅をしている間に随分解体するのにも慣れたよ。数を増やせば慣れるね。…っと、続きを話そう。その間に、本も沢山見た。その時すっかり人間は少なくなってしまったが、嬉しい事に本は残っていた。男は沢山の事を本から学んだ。長い時を生きている人間は、男より多くの事を経験していてそれを本に残していた。本を読み終わるのに、また読みに行くのに男は3年は掛かっただろう。そんな旅の途中、男はとある男に会った。自らを管理人と呼ぶ男と共に歩き、着いた先が…ここ、この街さ。さて、この続きは僕だけが知っているとしよう。男は一体今どこで何をしているのだろうね?」   (2019/1/26 09:32:01)

れーのる/ラルゴ((むっっず 最後らへんクソ崩れた  ラルゴくんが生涯を物語風に語ってみた!です。言い方とか最初の所に既視感がある方は握手しようぜ!   (2019/1/26 09:35:25)

おしらせれーのる/ラルゴさんが退室しました。  (2019/1/26 09:36:01)

おしらせ太水/さんが入室しました♪  (2019/2/3 20:47:26)

太水/((恒例に近い過去ソロルですです。一周年記念(ということにさせてくれ)   (2019/2/3 20:47:59)

太水/【改造、合体、二度目の命】 「あんた、まだ死んじゃいけないよ!希望を持てば元気になるんだから!」 妻が手を掴み、そう言ってくれた。私のことを無理に起こすつもりかもしれない。けれど、自分の体が悪いのは自分でもわかる。この体はもう病魔に晒されて動けないから。残念だけれど、ここで別れるしかないんだ。どうか、泣かないで。 「今、冷や水を変えるね。…また、治ったら皆で出かけるでしょ?それに、まだ修理の依頼もあるし、作る機械の設計図、貴方しか再現できないよ」 別の妻が頭に乗せていた布を変えてくれた。ひんやりしている。そうだね、確かに僕はまだ歯車をいっぱい触りたいな。それから、家族皆で写真を撮ろう。僕の作ったカメラ、まだ現役だよね。新しく、少し遠くに橋ができたらしいね。立派らしいから、見に行きたかったんだけど。けれど、体の病魔は弱まってくれそうにない。涙の溜まった瞳に映る、自分のために必死になってくれる家族の顔。それが最後だった。   (2019/2/3 20:48:18)

太水/「せっかく能力の摘出ができそうだったのに!…このままでは崩落に巻き込まれるだけか…」 「神の怒りだ。我らが禁句に触れたから…」 「研究とは得てしてグレーゾーン。皆わかっていたこと。知ることは、ある意味神に歩み寄る愚かな行為でしょ。けれど、僕は楽しかったよ。僕が時間は稼いでおく。全員、逃げろ」 「けれど副所長!所長は既に逃げたのに」 「まぁまぁ☆僕の言う事聞かないとまた蹴っちゃうから。僕の蹴りは痛いでしょ?」 能力の研究の大詰め。とも言えるのは能力の摘出である。着火の能力者が、着火するタイミングでエネルギーを固定する能力の持ち主によって着火のためのエネルギーを摘出…する場面だった。着火の能力が暴走を起こしたのは。既にエネルギー固定の能力者は死んでいる。しかし、着火の能力がまだ暴れ狂っていたのだ。自らの体を着火させて、施設の全てを壊していく。既に手遅れ。仮に暴走した能力者を殺しても時間稼ぎでしかないが。火さえ止まれば消火が早くなる。彼は走っていった。足には自信があるのだ。 「僕の妻には君からよろしく言っといてね〜」 「副所長!!」 多分それが最後。   (2019/2/3 20:48:35)

太水/『成功だ!死人が生き返ったぞ』 『ということは、魂には体が必要なものの、動ける体であればいいのか』 薄らぼんやり目を覚ます。研究所みたいですごく眩しい。あれ、僕の歯車はどこだっけ。 『二人分の死体を繋ぎ合わせたわけだ。とすれば記憶はどうなる。魂はどちらのものなんだ?』 『それはわかりませんな。少なくとも、二人分入ったみたいではありましたから、二人分やも知れませんぞ』 『半々に記憶を持つか。体の感覚は?魂を戻す条件は?もしかしたら科学は魂を作り出せるかもしれない。そうすれば人を作れる。研究が捗るな』 研究…そうだ研究! 「能力研究はどうなっ…君達は誰?」 「体を起こせる。つまり完全に蘇生が成功したわけか!名前は言えるか。年齢は、種族は、性別は、家族構成は」 「何を馬鹿な事を聞くのかな♪僕は人間で、男だね。名前……バルト。違う僕はエンプティ。おかしい僕はバルト・エンプティ?違うな。あれ、あれ。僕は何歳?34。53。これもおかしいな。家族、そうだ妻がいて子供も待って僕には妻しかいない。いやその人は僕の妻じゃない…僕の妻は一人だけだ。いやおかしいな僕には二人の妻と子供が」   (2019/2/3 20:49:05)

太水/視界はハッキリしてる。起きたら周りの声も音もちゃんと聞こえる。それなのに、ぐるぐる。おかしいな。まるで記憶が二つあるみたい。僕はバルト・***。***・エンプティ。どっち、どっちだ。……どっちも? ふと、鏡が目の前にかざされた。継ぎ接ぎがいっぱい。青い髪、紺の瞳。これはどちらも同じことを言った。けれど、顔の形が違う。それよりも食い入る様に鏡と自分の体を見た。継ぎ接ぎ、でも血色は良い。生きてる、嘘だ。僕は死んだ。あの日病気で(あの日実験に失敗して)どっちが僕の死因? 「二人分の死体を繋いだからか、やはり記憶の混濁が起きているようですな」 「二人分の記憶も、全てはなくとも半々にすれば理論上は覚えられるな」 「…ここ、は?君達は、僕に何をしたんだい…?」 震える声でそう聞いた。二人分の目が同時にこちらを向いた。…あれ、あの目に傷のある科学者の風体の少年の瞳を僕は知っている。   (2019/2/3 20:51:02)

太水/「ここは組織『壊』の研究所の一つ。俺は、この能力の国と隣国の職人の国の共同墓地から埋められた死体を暴き、足りない分を繋ぎ合わせて一つにする事で生存可能な一人の人間を作りあげた」 「某は呪術師。死霊を操り、魂の無いものに死霊を入れる能力を使い、その体に適合する魂を入れた。その結果がお前という訳だ」 繋ぎ合わされたのだ、バルトとエンプティが。僕はそこでようやく自分の置かれた立場を知った。どちらも僕で。でもどちらも僕ではない。嘘だと思いたいが、頭が酷く痛くて。僕の意識はそこで一旦途切れた。 僕は少年の目を知っている。たまに見ることのある目だ。……自分の目的のためなら、良心を持たないこともできてしまう目。   (2019/2/3 20:51:25)

太水/次に目を覚ましたのは数日後。とはいえ外には出ていないし、そもそも暦を見ていないからよくわからない。いつの間に頭には角が付けられていた。動かせるけれど動かすと頭がおかしくなる。頭がバチバチ音を立てるようで、けれどそれを僕の中の誰か…バルト、かな。が気に入っていた。 「後は魂さえ改名すれば人造人間が作り出せるかも…」 科学者はいつもそればかり。同じ研究職だけど、僕は彼とは相容れない気がした。 「この能力はここで終わりなのか…?それは困る」 呪術師は何かを恐れてる。呪術師、と名乗るのは死に関係する能力の持ち主。だから何ということは無いのは研究で知っている。能力は能力なのだから。 「…どうしようか」 僕の周りを漂う歯車はくるくる回る。それを僕は撫でた。歯車は愛おしい。僕の執念、執着の形。しかし、僕はこのままでは駄目だということは気付いていた。今はこの角がついただけ。だけどそれで済むとは思えない。科学者は、便利な僕を、そしてあの呪術師も利用するはずだ。彼にはそれができるだろうから。僕は誰だろう。結局僕はなんとすればいいだろう。   (2019/2/3 20:52:03)

太水/「ぎゃああああ!!!」 真夜中、悲鳴が轟く。それに僕は目を覚ました。そっと忍び寄って見れば、科学者が鋭利な氷で呪術師を刺した所だった。 「お前はもう用済み。後は居ても邪魔なだけだ。それよりも研究を漏らされたら困る。もちろん殺しはしない。研究のためになってもらおう」 その目は氷よりも冷たく、全てを見下ろしているのが明かり越しにわかった。 僕は死にたくなかった。死ぬのが怖かった。僕はこのままだと殺される。バラバラにされるよりも酷く、一度目の生よりも惨く、死から叩き起されたことを後悔するほどの何かで殺される!今はきっと好機だ。逃げろ逃げろ。 ふと、机の上に資料があった。僕(僕)の顔写真があって、思わず足を止めた。どちらも紺色の髪に青い瞳。けれど確かに違う顔。   (2019/2/3 20:52:31)

太水/【バルト】被検体番号115、男。能力の国出身。能力研究家であり妻帯者。苗字は覚えていないので記載無し。能力は下半身の強化。また敵意を持って攻撃した場合、少しでも物に当たると強化にブーストがかかる。死因:焼死 【エンプティ】被検体番号114、男。技術者の国出身。機械技術者であり二人の妻子持ち。名前は覚えていないので記載無し。能力は執着のある物を操る。=歯車。死因:病死。 それを見た後、僕は能力を最大限に使った。脚を強くするこの能力は、僕に尋常ではない脚の速さを与えた。フル回転した歯車は、研究所の扉の鍵を巻き込んで壊すのに充分だった。すぐに科学者が気付くだろう。僕はそれまでに逃げないといけない。急いで逃げた。   (2019/2/3 20:52:58)

太水/そして、研究所が見えなくなって、しばらくしてから立ち止まった。もう見えなくなった方角を向きつつ、はたと思う。 僕は何者なのか、どうするべきか。「帰りたい」「それはできない」(帰る場所、死んだ人間が帰ってきて誰が迎えるだろう。そもそも、どれくらい経ったかもわからないのに)「バルトとして生きる」「僕はエンプティだ」「エンプティとして生きる」「僕はバルトだ」「関係ない人間として生きよう」「それしかない」「じゃあ僕は何になろうか」僕はバルト。だけど、僕はエンプティ。けれど本当はどちらでもない。どちらでも無い、新しい名前を「……ファントム。アファム」そうだ。そうしよう   (2019/2/3 20:54:08)

太水/「僕はファントム(亡霊)、アファム。アファム・バルト・エンプティ」僕は僕らしく、もう一度この生を受け入れよう。もう僕はどちらにもなれないんだから   (2019/2/3 20:55:33)

おしらせ太水/さんが退室しました。  (2019/2/3 20:55:35)

おしらせ太水/さんが入室しました♪  (2019/2/3 21:07:04)

太水/((待って〜締めたけど誤表記見つけた。バルトの死因!!焼死じゃない   (2019/2/3 21:07:34)

太水/((死因:一酸化炭素中毒、が正解でした。お恥ずかしい。焼けたのどうやって繋ぎ合わせるんだ馬鹿…   (2019/2/3 21:08:27)

太水/((それじゃあ今度こそ。ついでに彼が煙草嫌いなのは死因が火に関わっているからだったり   (2019/2/3 21:08:58)

おしらせ太水/さんが退室しました。  (2019/2/3 21:09:00)

おしらせ夜空/天音さんが入室しました♪  (2019/2/8 03:35:39)

夜空/天音風になびく黒髪が好きだった。 時折、ふと空を仰ぎ手を伸ばす君が消えてしまいそうで僕の前からいなくなってしまいそうでその儚さが愛おしかった。小さく折れそうな手なのに僕を抱きしめる時の強さが好きだった。透明感のある優しい声で僕の名前を呼ぶ君が好きだった。頭を撫でるとくすぐったそうに恥ずかしそうに笑う君が愛おしかった。君の声が、髪が、香りが、仕草が、手が、口が、腕が、君が好きで好きで好きで好きで好きで愛おしくて好きで愛おしくて好きで好きで好きで好きで好きで好きで愛おしくて好きで好きで愛おしくて好きで好きだった。なのに。。。「うぐっ…あ"ぁ……やめ…………し……しんじゃ………あまね………助けて…………ごめ………」どうしてそんな君に僕は馬乗りで首を絞めているんだ………?どうしてこんなに必死に殺そうとしているんだ…………?   (2019/2/8 03:36:56)

夜空/天音天音「っ………あー……痛ってぇ(嫌な夢を見た気がする。)」実験室のソファで寝てしまっていたのだろう。節々が痛む。余程嫌なものを見たのか汗をかいて張り付いた髪が気持ち悪い。荒れた息を整えて、夢を思い出す。 天音「アレは………なんだったっけか(やけに鮮明な夢、細い首の感触も折れた感覚もまだ残っている。)………いつの娘だろう」覚えていないフリをした。いや、実際忘れているのかもしれない。僕はもう最初の恋も最初の殺人も覚えていないようだ。これは僕が忘れた過去の話。当時の僕は高校生でこのイカれた街の中でも普通であろうとしていた。危険な人間には近寄らず、学校へ行き勉強をして。この時の僕は気づいていなかったんだ。こんなところに送られた3歳の時点で既に異常であると。   (2019/2/8 03:37:24)

おしらせ夜空/天音さんが退室しました。  (2019/2/8 03:37:29)

おしらせ有楽/龍楽 双葉 ◆OmasqLza0Mさんが入室しました♪  (2019/2/11 04:49:31)

有楽/龍楽 双葉(雪の降る季節、本格的に寒くなってくる夜にある古びた神社にて体を震わせながら一途に親の迎えを待つ少女の姿があり。その少女は親に「ここで待ってて」と言われずっと待っていたのだがなかなか戻って来ない。…捨てられてしまったのだ。その事を受け入れ始めていた少女の目には涙が浮かんでいて。)『…大丈夫?もしかして一人?』(ふと心配するような声をかけられ、声のした方を見ると自分より少し大きいくらいの赤い髪をした少女がおり。)『こんな夜にこんな小さい子を一人でいさせるなんて…親は何をしてるんだまったく。』(赤髪の少女は続けて腰に手を当てては神社の鳥居の方を見てそんな事を呟き)「パパも、ママも、もう私のこといらないんだ…捨てられちゃったんだ…」(捨てられた少女…灰色の髪をした少女はそう溢す。服の袖で涙を拭きながら。そしてそんな様子を見た赤髪の少女は)   (2019/2/11 04:49:50)

有楽/龍楽 双葉『それに、君を一人にするわけにもいかないなぁってさ。ね?』「……友達…うん!」(赤髪の少女は立ち上がると灰髪の少女の方を見て笑い、それにつられて徐々に笑顔になっていった灰髪の少女は満面の笑みでそれを受け入れ。)『よし、じゃあこれから私と君は友達だね!……あ、君の名前は何?私はメルって言うの。』「有牙(ユウガ)双葉…だよ」(赤髪の少女…メルが嬉しそうに言うと、ふと思い出したように名前を聞いてきて。それに灰髪の少女…双葉は素直に答えて。)『双葉ちゃん…だね、今日はもう遅いし、此処の中で寝ちゃおっか。』「で、でも…」『大丈夫大丈夫、確かにボロっちいけど二人入った所で変わらないでしょ。…それに状況が状況だから神様も怒りゃあしないって。』「なら…大丈夫…なのかな…?」(メルは双葉の名前を聞くと、夜も遅いからと後ろの神社を指して寝てしまおうかと言い、それを聞いた双葉は大丈夫なのかと心配になるが大丈夫だといってのけるメルを見ると、大丈夫そうだなと思い始めて。)   (2019/2/11 04:50:11)

有楽/龍楽 双葉『そんなに心配しなくても大丈夫だって。ほら、入った入った。』(メルは未だに心配している様子の双葉を見ると、その手を取って神社の中へと案内し。神社の中には大きな竜の像があったりといわゆる竜神を祀っているようだ。)『……流石に布団とかは無いよねぇ…寒いだろうけど、床に直接寝ちゃっても大丈夫?』「え、あ、うん。大丈夫…だよ。」(双葉が竜の像に見とれている内にメルは布団や毛布の有無を確認したようで、無いと分かるとメルは申し訳無さそうに言い、双葉は大丈夫だと言って。)『良かった…。ごめんね……じゃあ、そこで私と一緒に寝よっか。暖め合えば多少は良くなるでしょ。』「大丈夫、気にしないで!……うん。そうしよう…!」(本当に申し訳無さそうにしてくるメルを見て双葉は思わず大丈夫だと強く言って、端で身を寄せあって寝ようという提案にも大丈夫だとばかりに言って。)   (2019/2/11 04:50:30)

有楽/龍楽 双葉(そして二人並んで横になると双葉はメルに抱き付き、メルが『…大丈夫?もう我慢しなくてもいいんだよ?』と声をかけると双葉は泣き出し始め、メルは何も言わずに抱き付いてきた双葉の背中を優しく撫でていき。そして徐々に眠くなってきたのか双葉の泣く声が止んで寝息をたて始めるとメルは自分も静かに目を閉じ、双葉の為にと体に触れている手を光らせて力を送っていて。そしてメルの姿は双葉が寝てる内に徐々に光へと変わっていってしまっていて) (そして次の朝、側にいたはずのメルがおらず、代わりにいたノアと名乗る赤髪の少女とディアナと名乗る黒髪の少女が困惑する双葉にメルからもたらされた全ての説明を、メルの名前を一切出さずに『竜神』としてすると、なら二人も他の異世界の子も自分の友達だと言い、二人に今日は何をしよっかと笑顔で聞いてくる双葉に二人の少女も笑顔になり、取り合えず目一杯遊ぼうと神社を飛び出して。その三人の背を見つめる竜神像の目はそれは優しいものであった。)   (2019/2/11 04:51:54)

有楽/龍楽 双葉((双葉の過去くソロルぅ()一周年記念です(適当)   (2019/2/11 04:52:30)

おしらせ有楽/龍楽 双葉 ◆OmasqLza0Mさんが退室しました。  (2019/2/11 04:52:32)

おしらせチャイ/東堂吉彦さんが入室しました♪  (2019/2/13 00:09:58)

チャイ/東堂吉彦((スケール控えめで書きにきました   (2019/2/13 00:10:41)

チャイ/東堂吉彦 (この街がいわば箱庭のようなものであるというのは周知の事実。すべからく住民は特殊な何かを持っている。彼だって例外ではない。)「…(参ったね。帰りがけに襲われるのは慣れていたが、特売日の帰りに襲われるのは少し財布が悲鳴を上げてしまう…)」(銃撃戦の真っ只中とはいえ冷静な思考力、異常といえば異常だし、こんな時間帯に男性1人を寄ってたかって襲いかかってくる謎の人物も異常だ。)「…(車に乗ってこなかったのが幸いだな。奴の武器は散弾銃。ガソリンタンクに穴でも開けられたら、死んでいたな。)」(冷静に、軽量化SMGに弾を装填する。相手が誰であれ、現代兵器を持って戦うのが彼のやり方。敵は物陰に隠れながら撃ってきている。恐らく能力者。着弾地点がやけに赤熱している。熱操作と言ったところか。被弾すれば最後全身の血液を沸騰させられてしまうだろう。その前に脳天を撃ち抜く。)「…(場所が悪い。明かりもない上に砂利道…照準が定まらないかつ、このフィールドは敵にアドバンテージがある。…確か300m先に河川敷があったはず。あの場所ならこちらが優位に立てる。)」(SMGを無闇矢鱈に撃つ。牽制射撃は当てる必要がないのでわざわざ狙わなくてもいい)   (2019/2/13 00:19:12)

チャイ/東堂吉彦(場所は変わって河川敷へ続く小道、遮蔽物が一切無く非常に平坦な小道である。街灯が二本だけ点滅している。)「…(分かったことがある。奴の能力の秘密は弾丸だ。弾丸が溶けている。即ち弾丸には高温度になるように振動が伝わっているということ、即ち距離を取れば振動は弱くなる。)」(35歳という若くはない体に鞭を打って敵との距離を一定に保つ。散弾銃の射程+振動が弱くなる距離を保ちながらの疾走はなかなかの苦痛。だが、それは相手も同じこと。相手はこちらより何倍も重量がある銃を抱えながら同じ速度で走っている。能力が物質を介しての熱操作である以上、これ以上の対策を講ずる必要がない)   (2019/2/13 00:25:13)

チャイ/東堂吉彦(しかし東堂は忘れていた現在河川敷は工事中だった事を。道路の舗装の為重機類が鎮座している。爆発物のオンパレード。これはこの小道で決着をつけなくてはいけない事を意味していた。)「…(ここで止まり振り返りざまに撃ち抜くことだってできる。だが相手の方が前を向いている以上、相手の方が先にトリガーを引いてしまう。それでは私の安全が問題だ…。ならば!)」(何を思ったか僅かな光を自ら撃ち抜く。これでは銃の照準が合うわけがない…そんな訳は無かった。明るい場所からいきなり暗い場所へ移動すると何も見えなくなることがある。その状況を一瞬作り出し、敵に自分の姿を見失わさせる。次に、空薬莢をばら撒き、敵の意識を撹乱。東堂は走っている際に片目を閉じていた。片目は闇に慣れているのですぐに相手を捕捉、背後に立ち、後頭部へ銃を当てる)「チェックメイトだ。貴様は誰に雇われている?」   (2019/2/13 00:30:47)

チャイ/東堂吉彦(敵は大人しく銃を捨てた。観念したのだろうか。しかし見覚えのある服だ。)『私はお前たちによって栄光を奪われた元自警団のメンバーだ。』「自警団…?そのようなものと関わったつもりは…」『覚えているか、少女の誘拐事件。犯人を少女もろとも爆破した事件だ。』「覚えているとも、私が担当した仕事だからな。」(数日前、この敵が管轄する地区内で少女の誘拐が起きた。当然この男も事件に対処しようとしていた。駆けつけてみれば焼け焦げた死体が六つあるだけ、全ての責任が管轄していた自警団へ降り注いだ)『自警団を潰された事は問題じゃない。何故少女も殺したのか、それを聞きたかった。』「…分かれとは言わないが…事件は市街地で起きていた。知っての通りこの街は箱庭だ。犯罪が起きれば不安が爆発的に広まる…気にしない奴もいるかも知れんが…中には感覚だけが一般的なやつがいる。そんな奴らの平穏のためにやむを得なかった」(急に止まったエレベーターを想像してほしい、誰だって焦る。不安になる。それは箱庭でも同様、外の世界を知らない人間は大きな問題に対して逃げる術を持たない。)   (2019/2/13 00:39:13)

チャイ/東堂吉彦(少女の存在は不穏分子とも言えた。大きな平穏のために小さな命を屠った。爆発は少し騒がれはしたが、迅速な処理によって自然現象ということになった)『…ならばお前は名も知らぬ大勢の為に小さな命を屠ったと言うのか?』「…私がこれまで後輩にかけてきた言葉があってな。【正義で人は救えない】だ。倫理、道徳、理念は敵意ある第三者の前では無力と化す。いいか、個人が唱えられる正義には限度があり、挙句それは他者の正義ではない。分かるか。正義を唱えたが故に死んだ同胞を何人か見ている。お前のように正義に燃える人物もいいと思う。だが、それをあたかも一般常識のように語るな。私は多く救える方を選ぶ。それが私なりの道理だ。」(正義は確かに強く美しい。だがその正義は誰が唱えた?理念理想で解決できない問題があるとき人間は否が応でも論理的にならなければならない。これも35年生きてきた彼の、彼なりの教訓。)「正義なんて後からついてくる。まずは自分がすべきことを考えろ。」『…お前とは分かり合えそうにない。が、お前のいうことももっともだ。』(男は暗闇に消えていった。これだけのために襲われたのだとしたら少しモヤモヤする。   (2019/2/13 00:55:08)

チャイ/東堂吉彦(だが、自分の時間で、彼の将来の手助けができたとしたらそれはそれで悪くない。)「私は私の正しいと信じたことをやると決めている。独善的だが、論理や道理にかなっていれば、私は私のやり方を曲げない。」(次の日、件の青年(襲ってきた敵)は東堂の勤める派遣会社の面接に現れた)   (2019/2/13 00:57:37)

チャイ/東堂吉彦((そこかしこに「何を言っているんだお前は」って部分もありますが…テーマは正義とはなんぞや、です   (2019/2/13 00:58:26)

おしらせチャイ/東堂吉彦さんが退室しました。  (2019/2/13 00:58:33)

おしらせ太水/バレンタイン的?さんが入室しました♪  (2019/2/15 22:17:47)

太水/バレンタイン的?((よっこいしょっと。バレンタイン一日過ぎてるけど一応書いてきたんだ   (2019/2/15 22:18:24)

太水/バレンタイン的?【バレンタイン性癖利用禁止条約】「エチュード姐さん! これをあげるです」  元気な声の主はバルカロール。少年サイズのロボット。彼は手にピンクの紙と赤のリボンで包装されたチョコレートを手に持ち、師匠である玉虫の虫人、エチュードに手渡した。 「今日は『バレンタインデー』という日だと聞いたです! バレンタインデーにはチョコレートをあげるみたいです。だからあげるです!」  彼はバレンタインデーをしっかりとは理解していないのだろうが、とりあえず知り得たので好奇心が湧いたのだろう。 「いいの? ありがとう~。いくつか同じのが入ってるタイプか。一個貰うね!」  本当はバレンタインデーは女の人が男の人にチョコレートをあげるんだよ、なんてバルカロールに口を出しつつ(最も、彼は見た目が男性の様なのであって、実際に男性と言うには怪しい)箱を開けると、丸いピーナッツの入ったチョコを一つ口にした。 「良いのを選んでくれ……うん? ねぇバルカロール。これ、もしかして誰かから貰った?」   (2019/2/15 22:19:57)

太水/バレンタイン的? 「どうしてわかったです?! 流石エチュード姐さんです」 「ちょっと食べたことのある味な気がしたから、その人に色々教えて貰いたくてね」  ふと、エチュードが顔を上げた。そしてバルカロールに尋ねれば、バルカロールは驚いた様…と言うよりは、疑問を持ったようだった。適当にそれに含みのある返しをすれば、バルカロールは素直にそのチョコレートを渡した人物を口にした。 「本当はぼくが買ったものじゃないです。リスの獣人がくれたです」   (2019/2/15 22:20:25)

太水/バレンタイン的?「と、言うわけなんだけれど。フラーテル、君でしょ? このチョコレート」   それから少し後。付近をくまなく探していれば、彼女の探していた人はいた。リスの大きな尻尾を持つ、リスの獣人。 「よくわかったっすね! 何で判断したっすか?」  彼女は心底驚いていた。そして、興味本位で聞いていることが明らかだった。 「チョコレート、とっても甘かったから。凄く食べた覚えのある味なんだ。わたくしの弱み、見ようとしたんでしょ? そんなことなら嬲ってくれれば良かったのに!」 「それじゃああたいの欲しいエチュードの弱みじゃないっす! …そのチョコ、何が入っていたかわかったっす?」  嬲る、そう自ら言った時のエチュードの嬉しそうな顔と言ったら! やって欲しかったのだろう。あいにくフラーテルにそんな趣味は無いが。そしてフラーテルは欲しいものの手に入らなかった子供のように不機嫌な顔で尋ねた。 「もちろん! だけどね…早く去ってくれなかったら、それからバルカロールから回収してくれなかったら、わたくしさすがに怒るからね」  ニコッと笑うその顔。しかし、黒々とした瞳がいつにも増して光が無いように見えた。   (2019/2/15 22:21:03)

太水/バレンタイン的?「仕方ないから回収してくるっすよ…」  そう言って、肩を落として残念そうなフラーテルの後ろ姿に、エチュードは聞こえるように追い討ちをかけた。 「わたくし、そもそも媚薬なんて慣れてるから効きが悪いんだけどね」   (2019/2/15 22:21:06)

太水/バレンタイン的?((具体的に危ないことをした訳では無いからこれはRの問題ではないのです、と豪語して落ちます   (2019/2/15 22:21:49)

太水/バレンタイン的?((おまけだけれど、今回あんなものを混ぜた理由には、フラーテルがエチュードの過去を掴んだからというのはあったりする。何があったかは昔昔のソロルで(クソ野郎)   (2019/2/15 22:22:27)

おしらせ太水/バレンタイン的?さんが退室しました。  (2019/2/15 22:22:29)

おしらせチャイ/水澤さんが入室しました♪  (2019/2/17 23:28:21)

おしらせチャイ/水澤さんが退室しました。  (2019/2/17 23:29:18)

おしらせ太水/さんが入室しました♪  (2019/2/20 00:43:22)

太水/【人探しの一幕】 「のう、そこの人。警察、と言うやつの服装であろう?尋ねたいことがあるでの、少し良いかの?」『あぁ?…俺ぁ警察じゃねぇよ。昔はそういうことやってたけどよ。なんか用か?』長く白いツインテールに、その純白の髪とは対象的な黒の和服の特徴的な日傘をさした少女が尋ねたのは、警官帽子を被り、警官のような服に身を包んだ頭に一つ、角のある鬼。「何だ、警察では無いのか。まぁ良い、このような者を探しておるのだが、知らなんだか」少女は、探している人物の特徴を口にする。自分のように日傘をしている、眠り姫のような少女の話。『不服か?こんな所で警察なんてする意味ねぇよ。……見かけたことはあるかもしれねぇ。けど、今どこにいるのかは知らねぇな』鬼は、少し考え込むような動作をした後、そう返す。口は悪いが、答えないわけでもなかった。「いや何。噂をここで聞いてな。わしと似たような者では無いのかと思ったのじゃ。あるいは探しておるひ孫やも知れぬしの。しかし、知らぬなら良い」『そうかい。…あんたの事情は知らねぇが、家族ってもんは大事にすべきじゃあねぇのか』「もちろん、そのつもりじゃ。今は離れておるだけよ」   (2019/2/20 00:45:57)

太水/鬼の言葉は、少女からすれば意外で、何よりも癇に障る事だったのだろう。明らかに顔が怒りの色を浮かべていた。言われなくても、そんなことくらいわかっているからだ。そして、更に癇に障るったのは、鬼の顔が微かに哀愁を帯びたからだ。自分は何か辛いのだと、微かに漏らすそれは、快活な彼女の気分を害するのには十分だった。   (2019/2/20 00:46:15)

太水/「…して、お主。変わった石灯籠というのか…を持っておるのう。ちと見せてはくれぬか」ふと、少女が話題を変えた。鬼が手にしている石燈籠を指をさし、そう聞いたのだ。確かに、その石燈籠は先程から火が揺らぐことも無く、明かりは灯っている。一風変わっていることは否定出来まい。鬼の方もそれはわかっているのか、何も言わずにひょいと石燈籠を手渡した。手で持つためにできているそれは、鬼が軽々と持っていたのに対し、少女が持てば酷く重い。「お主、軽々と持つからてっきりあまり重くないのかと思えば重いではないか。お主、案外力があるのかの」『元から持ちやすいんだよ。俺だけだけどな』「ふぅむ。変わった物だの…」   (2019/2/20 00:46:24)

太水/マジマジと、揺らしても、逆さまにしても何事も無かったかのように明かりの消えない石燈籠を、物珍しそうに見ていた少女は、おもむろに自分の人差し指を軽く犬歯…牙で割いた。つぅ…と流れ出る血で、石燈籠に何か、どこか怪しげな模様を描いていく   (2019/2/20 00:48:38)

太水/『おい、てめぇ、何してんだぁ?』鬼の声は不審げで、何よりも不機嫌だった。しかし、彼女の機嫌も悪いのだ。非難のような声を無視すると、ぱっと手を離した。自由落下に任せ、石燈籠は落ちる……と思いきや、ふわふわと浮き始めた。そして、何に支えられるでもなく、自由自在に動いていく。「先程までの言い分を聞くに、お主の大切なものであろう?やはり人の大事なものを支配する事の楽しさは格別じゃの。所でお主。わしは先程から妙に体が重くての。血が吸いたくてかなわぬ。お主、なにかしたのかの?素直に吐けばこれの支配を解いて返してやろうではないかの」鬼が何か言う間にも、くるくるり、石燈籠は自由意志でも持つかのように、自由に舞っていく。それは、先程持つので一苦労だった少女が操っているとは思えないほどだ。『チッ。めんどくせぇな。血ぃ吸いたきゃ勝手にしろ。ただ、その原因が俺なのは間違いねぇよ。俺はそういう奴だ。嘘じゃねぇよ』   (2019/2/20 00:56:42)

太水/舌打ちと共に正直に鬼は白状した。それほどにその石燈籠は大切なのだろう。『俺は言ったぞ。とっとと石燈籠を返せ』「ふむ。…真偽は確かめられぬが、嘘とも思えぬ。嘘を言っても得はないのじゃし。…これは返してやろう。模様を消せばわしの操りは解けるからの。お主の話が本当なら、お主の血なんぞ不味そうで吸えぬ。別の場所へゆくとするかの」うげぇ。いかにも嫌そうな顔をすると、スっと指を動かした。石燈籠が、鬼の手元に戻っていく。そして、彼女は踵を返した。『好き勝手しやがって。……おい、最後に一つ、お前に聞きてぇことがある。…名は?』不機嫌そうな鬼の声。少女の背に向けて、そんな疑問が一つ漏れた。少しして、距離が相手から、少女は振り返った。「わしの名は愛染朱歌じゃ。覚えておくとよかろ」   (2019/2/20 01:01:22)

太水/有楽宅、愛染朱歌さんお借りしました〜。もう一人居たのはうちの子です。汝鬼参籠とかいうやつです。それでは   (2019/2/20 01:01:56)

おしらせ太水/さんが退室しました。  (2019/2/20 01:02:00)

おしらせチャイ/東堂&水澤さんが入室しました♪  (2019/3/2 00:25:12)

チャイ/東堂&水澤((「」←東堂吹き出し 『』←水澤吹き出し   (2019/3/2 00:25:33)

チャイ/東堂&水澤(春はこの街にも例外なく訪れる。そこに情緒や趣向などなくとも、季節は移り変わる。この街は人が過ごしやすい気候でもあった。)「…一人暮らしだと独り言が多くなってしまうな…。相手が居ないのに、全く、寂しい奴だ。(キッチンカウンター、食器棚の奥に手を伸ばし何やら奥の壁をゴソゴソしている。指先にボタンが触れ、それを押し込むと食器棚がほんの僅かながら浮き上がり移動させることが出来るようになる。この家に作った隠し部屋だ。)」『道に迷っちゃったよぅ。携帯置いてきちゃったし地図もわからないし…春だからって慣れない散歩をするんじゃなかった!(一方水澤は麗らかな日差しに誘われて外に出てみたはいいが、方向音痴が災いして派手に彷徨うことになっている。…因縁の相手は引きつられる運命にあるのか…奇しくも彼女が迷っている街は東堂の住む住宅街だ)」   (2019/3/2 00:31:55)

チャイ/東堂&水澤((水澤の最後の吹き出しミスりました   (2019/3/2 00:32:23)

チャイ/東堂&水澤「暫く使っていなかったが…まだ機能はしているか。(彼の住む住宅街一帯に張り巡らされた隠しカメラの映像が40を超えるディスプレイに映し出されていた。)移動速度時速4km以下の生体反応が映っている映像だけを映せ。(彼が ディスプレイ群に向かって命令すると点灯していたディスプレイの殆どが暗転するが、一つだけ、未だ点灯するものがあった。)…あの女…まだ生きていたのか…ではあの時【収集】した手は偽物…(彼の几帳面な性格は全てにおいて反映される。テーブルと向かいのテレビは必ず平行の位置に、椅子にかけてあるカバーは一ミリのズレもなく、本棚は作者別にソートした上で年代別にソートする徹底ぶり。だからこそ、彼は許せないものがある。それは【ズレ】である。認識のズレ、配置のズレ、etc…全てのズレにおいて彼は許せない。今回の自分の認識のズレが引き起こした問題を彼がそのままにするはずがない)」   (2019/3/2 00:40:41)

チャイ/東堂&水澤『…んー、なんだか見られてるような…(殺意の篭った視線を感じ振り返る水澤。彼女は東堂とは違い直感で動くタイプでもあった。特に第二人格の反映されている時の直感は凄まじく、乱雑にシャッフルされたトランプの上から5枚を取ってロイヤルストレートフラッシュを連続で5回引くことが出来るだけの直感がある。故に彼女は自分の直感を疑わない。視線を感じたということは、どこかに視線を感じさせるものがあるということ。)文系の私に機械類はダメだからね。戦いやすいところに引き摺り出そうねぇ?(電柱、張り紙の裏、小さな出っ張り。不自然な穴。隠しカメラだ。恐らく全域にわたって配置されているはず。ならば、敢えて映り込み敵を引きつける。戦闘の舞台は屋根上だ)屋根上なら、私のアウトレイジも問題なく使える、遮蔽物が一番少ないのは屋根上だからね。(アウトレイジ、思考、肉体を一時的に近接戦闘特化型にするパッシブスキル。発動中は理性的な思考ができなくなるので遮蔽物の少ないフラットな地帯でないと戦いづらくなってしまったりする。)』   (2019/3/2 00:48:02)

チャイ/東堂&水澤「あの女…私を騙そうなど…無駄だということを分からせてやる。(この住宅街の屋根は基本的にフラットな物が多い。アパート、マンションが多数ある所為もある。故に狙撃には向かない。下からの狙撃はどうしてもアパート群の影や反射光が邪魔で成功率が低い。となれば、SMGとナイフだけの軽装備がいい。)絶対に殺してみせる。絶対にだ。(女に勘付かれ無いように家の影を利用しながら屋根へ移動する。辛いのはあの女がこの建物より高い場所にいること。高低差のあるフィールドで低い場所にいる者は不利的状況に陥りやすいのだ」   (2019/3/2 00:52:27)

チャイ/東堂&水澤『さて、ここからは第三人格にバトンタッチだね。(目を閉じてうな垂れるように脱力…刹那顔が起き上がりその双眸が開かれる。どす黒く変色し野生の雰囲気を醸し出す。)Gluuuuuuuuuuuuuu…(第六感を研ぎ澄ませ探知。見つけた。ここから距離800、室外機の裏。)Gluaaaaaaaaaaaaa!!!!(アパートの壁を陥没させるほどの脚力で跳躍。狙いは一点集中、奴の脳天!蒸気上がるその姿はまさに暴走状態。)』   (2019/3/2 00:57:12)

チャイ/東堂&水澤 「…何の音…だっ!?(突如として響く轟音。車の音じゃ無い、飛行機でも無い。ならば何だと考えつつ移動しようとした時、先程まで遮蔽物にしていた室外機が轟音と共に彼方へ飛んでいく。コンクリと鉄パイプで固定されていた室外機がだ。)貴様…生きていたか!(先程まで自分が居た位置にいる敵に向かって機銃掃射を行う。この至近距離だ。この弾幕は避けられまい。勝ちを確信した瞬間だった。が、その甘い考えが彼を窮地に陥らせる。)『Ahhhhhhhhhhhhhh!,!!!』(   (2019/3/2 01:00:48)

チャイ/東堂&水澤(大気が震えて息苦しくなる咆哮。その咆哮は弾丸の威力を抑えた挙句、足元のコンクリを破壊して巻き上げ、簡易的な防壁に変えた。いや、音圧の持つ力は知っている。聞いた話だが、1000デシベルを超えた音量になるとある程度硬いものも壊し出すとか…だが!この咆哮は明らかに100000デシベルはある。即座に耳を塞ぎ何とか鼓膜の破壊は免れたが、三半規管を揺すられ、まともに立てなくなってしまう)」   (2019/3/2 01:04:39)

チャイ/東堂&水澤『Fushhhhhhhhhhhhhhh………(コンクリの欠片と弾丸が音を立てる。その音が鳴った刹那に彼女の拳はふらついている東堂のボディを捉えた。)Ahhhhhhhhhhhhhh!!!!(けたたましい叫びと同時に突き出された拳が東堂の体を壁に叩きつける。東堂が激突した壁はヒビが入った。)』「(…さ、幸い、だった。強化対ショックベストを着ていなかったら骨が肺に刺さっていた…。だが…右腕が使えなくなってしまった。軽いショックだろうが…右手の感覚がない…。終わりか…。私の人生も…。)」『Gluuuuuuuu…(派手に飛ばしたせいで位置を見失って戸惑っているようだ』   (2019/3/2 01:10:26)

チャイ/東堂&水澤「(攻撃を…してこない…?まさか見失っているのか!私の事を!…今のうちに態勢を立て直す…、この針の穴ほどの勝利への道を逃してはならない!)」(東堂は見つからぬように這い蹲りながらビルの隙間へ移動し、壁と壁を利用して下に降りていく。)『Ahhhhhhh!!!!!(しかしバレたのか、狂乱化した彼女の足音が近づいて来る。万事休すか…と思えたが何処かへ消える、というよりはまた室外機を吹き飛ばしていった。)』「(……まさか、奴はアレを利用して私の位置を…?なら利用できる!)」   (2019/3/2 01:15:06)

チャイ/東堂&水澤『Gaaaaaaaaaaa!!!(敵が見つからないので苛立って叫び出す。そしてまた室外機を殴り飛ばす。と、ここでまた気配を察知する。この近くだ!殺せ!殺せ!という本能に従い、気配のする所まで異常な速度で駆け抜けていく)』「(私の推測が正しければ、奴はこれに釣られて隙が生まれる。その瞬間を撃ち抜いてみせる。私は大事な時ほど失敗をしないのだっ!)」『Ahhh…Gu!?(気配のする場所に来たが人の姿が無い。あるのは燃えている木の棒切れ。何故だ?ここに気配が…不思議に思ってしまったのが運の尽き。』「やはり、モンキーはモンキーだったなぁ!!!(背後から現れた銃口が四肢の関節を撃ち抜く。電光石火のその技は猛獣をひと暴れもさせる事なく地に伏させる事に成功した。)二酸化炭素を気配察知に使っていたな。まるで蚊の様に。(蚊は二酸化炭素に釣られて人に辿り着くという。それと同じ事を彼女はしていた。)終わりだ。(引き金に指をかけた瞬間、亀裂の走る音がした。自分の背後の売り出し中のアパート。どうやら彼女の脚で何本か大事な柱が壊されてしまったらしい。)逃げなくてはっ!(急いで被害範囲から逃げ出す」   (2019/3/2 01:28:25)

チャイ/東堂&水澤「(死亡確認を取りたいが…これだけ派手にやってしまったが故に野次馬が出てきた…。仕方がない。まぁ潰されただろう。そう思い込むしか私の平穏を守ることはできない。【後日その周辺土地を一括で買い上げる彼の姿があった】」『…うぅ…体の節々が痛い…よぅ。回復力と運に感謝ね。(倒壊したアパートは運良く彼女を外れて散乱していた。彼女には撃たれた以外の傷が無いのだ。いやはや、運が良いというか何というか…ともあれ彼女は無事だった。とどめを刺されることもなく、やがてやってきた救助隊員によって救助された。)』【数日後………】「…あの女殺し損ねたのが気になるが…あれから住宅街では見かけない…まぁ、見かけないだけ良しとしよう。(気になって夜しか眠れないが…仕方がない、これだけはどうにも出来ないと諦めの態勢を取っていた)」『慣れない散歩のせいで私は今入院している。もう2度と散歩はやらん。(個室で不貞腐れた顔で小説を読んでいる。あの住宅街にはめんどくさい奴が住んでいる。近寄るだけ嫌な気分になるだけだと自分を戒める彼女だった)』   (2019/3/2 01:34:41)

おしらせチャイ/東堂&水澤さんが退室しました。  (2019/3/2 01:35:58)

おしらせ太水/さんが入室しました♪  (2019/3/2 18:55:47)

太水/((約束は(基本)守る人でしてよ、私   (2019/3/2 18:56:04)

太水/【少女と狼】 この世界は理不尽だ。誰かの幸せがそこにあるならば。そこには誰かの不幸が前提として成り立つのだ。そして、証明問題では、左辺=右辺だ。逆に言えば右辺=左辺になる。つまりだ、誰かの幸せを消せば、不幸だって無くなるはずだ。今まで、そう信じてきた。不幸のために幸せを消すことに躊躇いはなかった。これが名も知らぬ誰かのためなのだから。「Confessor white」懺悔しろ、懺悔しろ。己が幸せである事に。そのために誰かを不幸に陥れた事に。悲鳴なんて意味は無いぞ。お前が居るから_____   (2019/3/2 18:57:17)

太水/『ヌクテ。お腹空いた…』ぐらぐら、世界は揺れた。容赦なく揺らされて、瞼を開けてそこでようやく、自分は夢を見ていたのだと知った。小さな女の子の声がした。ぼんやりとした視界はやがて光を結んでいく。「フィオレロ。わかった、今から調達してくるから、お前は待っていてくれ」自分を揺らしてくる幼子の頭を撫でて、ゆっくりと体を起こした。「ねぇヌクテ。何か夢を見ていたの?」ふと、きょとんとした目がヌクテを見つめた。それに拍子抜けしたヌクテだったが、少ししてカラカラと笑う。「ちょっと昔の事を思い出してただけだ。なんてこたない」ポンポン。フィオレロの頭を大きな手が軽く叩いて撫でていく。それはそう、昔の話。狼が月に、幸せというものに吠えて噛み付いた。噛みちぎっていた。それだけの話。そして、それは少女の、幼子の力によって終焉を迎えるのだ。___…あぁ、一つ勘違いしないでおくれよ、これは絶対的な救いの結果であるである、という訳では無いんだ   (2019/3/2 18:58:08)

太水/狼は悲しみに、復讐に囚われていた訳でもないんだ。ただ、狼は変わっただけの事さ。だからこの狼は哀れまれるべき存在ではない。……そもそも、彼の奪った命は罪のないものだって居たのだから。絶対的な正義が無いように、絶対的な悪だってありはしない。ただ、今の狼をどう思うか、どうなのか、判断できるのは狼だけさ。   (2019/3/2 18:58:19)

太水/((好風宅、フィオレロさんとヌクテさんお借りしました   (2019/3/2 18:58:55)

おしらせ太水/さんが退室しました。  (2019/3/2 18:58:56)

おしらせ太水/ゲルトさんが入室しました♪  (2019/3/3 01:07:53)

太水/ゲルト人は正義をぶつけ合っていて、悪もある意味で正義だ。そんな綺麗事を語る鬼がいた。鬼節という彼。それなりに長い付き合いで、少なくともこの街に来てから今までの半分の付き合いはある。彼の人生にとって、一番かつ唯一大事な人より長いかもしれない付き合いだ。それは鬼からすればほんの少しであり、長く行き過ぎてしまった、この悪魔にとっても特段長い時間ではないが。それでも彼の人生には長い付き合いがそもそも無いのだ。誰も近寄らせない、殺すか殺されるかを要求する彼に近寄る人などほぼ居ない。そもそも鬼節桜雅という男も、打算で近寄ってきた存在だ。ただし、彼はこの関係が嫌いではない。腕はくれてやるから、同じ鍛錬相手のいる関係   (2019/3/3 01:12:45)

太水/ゲルトもう一人、よく会う相手がいる。珍しく、気の合うような相手だった。ハートという彼。底抜けに良い人で、だから自壊してしまった人間だ。彼のことも嫌いではない。打算がわからないが、それでも彼を貶す気には何となくなれなかった。この気持ちを表す言葉はとうの昔に失ってしまった。この二人と居ることはとても驚きが多い。故郷が違うのか、はたまた彼が無視してきた景色を知っているのか。初めて知った美味しい食べ物を食べさせてくれたり、ゲームはとても面白かった。自分で無い誰かが自分の操作で戦うこと、電気という謎の力。スイッチ一つでコロコロ動く。武器も色々なものを知っている。刀は鬼が見せてくれるまで知らなかった。それらは初めて知ったこと。二人は彼にとって酷く刺激的だった   (2019/3/3 01:17:57)

太水/ゲルトしかし、何故彼がそれに満足していて、恨む気持ちも起きないのか。話していて不快でないのか。彼にはどうもわからなかった。それも武器を持って誰かに対面すればすぐに吹き飛んで、無かったことになる。戦闘という波は彼にとって唯一の救済。その為だけに生きる…はずなのに。満足はそれに反している。それが酷く疑問。考えること放棄したいようなきもち。彼は世界が嫌いだ。喚き散らしてまででは無いが、ある意味彼は世界が好きになれていないのに。不思議な感覚。それを微かに腕に抱えて。木の根元で一人で眠る。いつもの事、孤独な夜へ   (2019/3/3 01:21:45)

太水/ゲルトけれど、その日は何かいつもと違った。それは夢か現か。ぼんやりした曖昧な景色が見せた夢かもしれない。『フラーゲ。君が戦うと言わないのは珍しい』『フラー、ゲ…早く、待っ、てる』彼の知り合いが、彼の名前を呼んでいたのだ。それも、捨てた名前の方だ。教えたわけがない。本人も普段は忘れてしまっている事なのだから。……けれどけれど、そう呼ばれることは彼にとって不快でしかない。それは!その名前は俺のものじゃない。僕のもの。人間の名前、捨てた名前だ。悪魔の名前なんかじゃあない   (2019/3/3 01:25:27)

太水/ゲルト「その名前で呼ぶな!!」無意識に顔を上げた。それが誰かの名前だなんて、普段は覚えていないのだから、きっと記憶がぐちゃぐちゃに混ざっているだけだけれども。「・□◎〇は死んだ、ふらーげは死んだ!」大声で、言葉にもならない何かを喚き散らして、髪を掻きむしる。頬を少し掻き毟ってから、傍にあったナイフを手に奪い取るように持った。近くにピアノ線が置いてあって、指が切れたのだが、それは視界にすら入らない。そして、ただでさえ傷だらけの体に新しい傷を刻み込んでいく。体を壊す、壊す。けれど、彼はこれで死ぬことはできない。手が止まる。そして、懐に大切に仕舞われていた黒い刃のナイフを手に取った。それを愛おしそうに見る。流す涙は無い。なぜなら既に流した涙がある。枯れることも許されずに、右の瞼が落としていく赤い涙。傷ついて再起不可能の心が、死ぬ前にあげた悲鳴、奇声。「俺はゲルト。フラーゲなんて知らない!」   (2019/3/3 01:27:32)

太水/ゲルト絶叫悲鳴慟哭の中で、彼は思い出す。…俺は救われてはいけない。俺の選択は、祖父を殺した。せかいのすべてをこわした。何よりも大切な人を殺した。救われてはいけない。悪はやっぱり悪。正義なんかじゃないから。救いなんて求めない。求めるものは破滅。せめて破滅の方法を選ぶだけ。だから望みは破滅のみ。……鏡が傍に転がり落ちていた。100何十年も昔の、過ちを犯した自分から、何一つ変わらない顔、体、中身。憎い、俺は「お前が憎い。憎い、憎い」体にまとわりつくこの呪いが。体を壊す呪いが、あぁ憎い。「…殺す、殺せ」もう寝る気になんてなれない。彼は武器を手にして、それまで居た場所を去っていく。誰か戦え。そして強い誰かが俺を殺せ(救済を。破滅を)   (2019/3/3 01:31:57)

おしらせ太水/ゲルトさんが退室しました。  (2019/3/3 01:32:13)

おしらせ好風/さんが入室しました♪  (2019/3/3 21:01:11)

好風/((ソロル投下しやすので注意事項貼っときます→語彙力クソ/なんでそうなるの?ってなっても暖かく見守ってくれ/レウセンカさんの黒歴史晒す   (2019/3/3 21:02:12)

好風/((あ、あとメモで書いてたため読みにくいかもしれませんご了承ください   (2019/3/3 21:02:45)

好風/全てが紅の世界にいた 〝私は其処が何処だか知っている〟 息が吸えなくて苦しくて 〝それを受け入れれば楽になれる〟 動きたくても動けなくて 〝そのままでいい〟 お願いだから出してくれと踠き始めた 〝やめろ、出るんじゃない〟 早く出ないと…早く出ないと… 〝お願いだからそこに居るんだ〟 出たい出たい出たい出たい出たい 〝嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ〟 「旦那様、可愛らしい女の子です」 「おい、奥様の様子が…」 「奥様?奥様?奥様!?」 「息をしていないぞ!……!」 「……!!……!!」 「………!!!!」 〝なんで〟   (2019/3/3 21:02:49)

好風/荒い息を吐きながら綺麗な青眼を開く。まず最初に目に入るのはベッドの天蓋だった。ゆっくりと顔を横を向けばレースの向こうにカーテンの閉じられた窓がある。白いネグリジェ姿のままベッドから降りてゆっくりとカーテンを開けた。青色の月明かりが広い部屋に零れ落ちる。未だに五月蝿い心臓を落ち着かせる為に窓を開けて風を浴びる事にした。ひんやりとした風が金色のウェーブがかった長髪を揺らしていく。汗でじっとりとした身体には少し冷たい風だが…それでも心地良かった。窓の外には自分とお揃いの青い月が見える。程よく夜空を彩る星の光とそれを隠そうとする千切れ千切れの薄い雲。綺麗な顔立ちの少女と美しい夜空…共に引き立てるためにあるかのようなものだ。ふわりと風に揺れるカーテンがそれを更に想わせる。桃色に彩られた柔らかそうな唇がゆっくりと動き小さな息を漏らした。   (2019/3/3 21:03:37)

好風/〝またこの夢か〟 次第に落ち着いてきた心臓を撫でるように胸に手を当てる。小さい体にしては膨らんでいる胸の柔らかな感触と心臓の鼓動が同時に手に伝わった。そしてふと何かを思いついたかのように机に歩み寄り椅子を引きそこに座る。ペンと紙を取り出して…少女は取り憑かれたように筆を進めた。   (2019/3/3 21:03:52)

好風/朝日が昇る午前6時、少女の部屋の扉を1人の人間がノックした。そして数秒したあと扉が開かれる。 「お嬢様、朝で……す……」 扉から現れたのは1人の女性だ。その女性が見たものは«1人の少女の部屋»とはかけ離れている光景だった。椅子に座る少女と部屋に響く筆音、そして机の上に何十枚…いやもしかしたら百を越しているのではないかと思われる紙の山…それだけじゃない。床にまで紙は散らばっている。床に散らばる紙を女性は一枚手に取って見た。そこには大量の文字や数式の羅列とそれを否定するかのように大きな✖が書かれていた。よく見ると床に散らばる紙には全てに大きな✖が書かれている。 「お嬢様、レウカンサお嬢様」 女性はゆっくりと少女に近づく。レウカンサと呼ばれた少女は一枚の紙を字で埋め尽くしたのか机の引き出しを開ける。だが紙が無くなってしまったらしく手は引き出しの底に触れた。我に返ったかのように目を引き出しに向けては全ての引き出しを開けて確認しだす。だがそこに少女の探すものは無い。ため息をついて椅子から立ち上がる…そこでやっと少女の青い瞳は女性の姿を捉えた。   (2019/3/3 21:04:07)

好風/「おはよう、メリー」 「おはようございます、お嬢様。今日も夜更かしを?」 「ははっ少しは寝たさ」 上から目線の喋り方を使うレウカンサは資料とも呼べる紙を纏め始める。内容を確認しては分けてを慣れた手つきで繰り返してはだいぶ乱雑に引き出しに突っ込んだ。 「月を見ていた時に良い薬を思いついたのさ」 「そうなんですか…あまり夜更かしは良くないですよ?」 メリーと呼ばれた女性は衣装棚を開けてはレースやフリルがたっぷりついた服を取り出す。レウカンサがそれを見た瞬間これでもかと言うくらいのため息をついた。   (2019/3/3 21:04:38)

好風/「もっとシンプルなデザインのものをいつになったら渡してくれるのだろうね」 子供らしい桃色のドレスを見ては嫌味が口をついて出る。レウカンサはもっと動きやすくて…いや…とりあえず動きやすい服を着たいのだ。 「シンプルなデザインもお似合いですが旦那様からはこういうデザインのものをと言われておりますので…」 申し訳なさそうにメリーが言う。レウカンサは毎朝この会話を行っていた。相手がメリーで無くてもだ。メリーはいつも申し訳なさそうにするが他の人はもう慣れてしまったのか「またこの会話だ…」とでも言うようなため息をついてくる。すぐ終わったこの会話の後にメリーはレウカンサの手を握り共に部屋から出た。朝のシャワーを浴びに行く為だ。   (2019/3/3 21:07:01)

好風/「手を握らなくても別に逃げないのだが」 「ぁ…申し訳ございません」 レウカンサの言葉にメリーは手を離す。自由になった右手を眺めた。白くて小さな手だ。指先には綺麗に手入れされたその手相応の桜色の爪が見える。 「そこまで怒っていないさ。私はまだ15、メリー…いや周りの奴らから見ればガキも同然だ」 「そ、そんなことはありません」 レウカンサが意地悪をするかのように自虐を始めれば案の定メリーは困り顔で否定を始める。明るい茶色の髪を丁寧に纏めていて一般としては綺麗な顔をしている彼女に意地悪な笑みを浮かべながらレウカンサは更に続けた。 「例え有名な大学を半年で出たとしても年齢は変わらない。存分に子供扱いしてくれたまえよ」 「も、申し訳ございません」 深々と頭を下げるメリーに対してクスクスと笑い声が響く。ここまで可愛い反応をされると嫌でも意地悪したくなるのだ。   (2019/3/3 21:07:40)

好風/だがそれを裂くように男性の声が聞こえた。 「メリー、ソイツの言葉なんて受け流しとけ」 後ろを見れば雪のように白い髪色をした青眼で高身長の美青年が立っていた。相手の顔を見れば明らかに敵対心…いや嫌悪感を持っていることが分かる。 「はっそんな顔で目を合わせないでくれよ。お前の性格の悪さが見えて吐き気がする」 「ふふっ私だって朝早くからお前の顔を見るという運の悪さに吐き気がするよ」 明らかに険悪なムードを発し始める2人にメリーは困ったようにオロオロとする。とはいえこんなのは毎回の事だが…。   (2019/3/3 21:08:28)

好風/「おっと、すまない。お前が私に悪絡みしないと気が済まない質なのはわかっていたのだが…生憎私はまだまだ幼いのでな、そこまで気が回らなかったよ」 「悪絡み?メリーに悪絡みをしていたお前には言われたくないな。それに俺はお前に構ってやれるほど暇じゃない。メリーを哀れに思っただけだ」 「そうだな、私が半年で出たあのレベルの低い大学のお勉強があるなら忙しくて仕方がないな」 「っ…」 「お、お嬢様!お風呂の時間です!」 メリーは必死に絞り出したであろう声で2人の会話を強制的に終わらせてはレウカンサの手を握り浴場へと引き摺って行く。 「お前はそうやって子供扱いしてもらえればいいさ。存分に甘えてろ」 「ははっお前こそそんな子供に小馬鹿にされないように頑張ってくれたまえ」   (2019/3/3 21:09:04)

好風/廊下の曲がり角を曲がった後に青年の怒気を含んだ声が聞こえた気がしたがレウカンサは鼻歌を歌いながら無視した。そんな中メリーは恐る恐るレウカンサに物申そうと言葉を探しては口を開いた。 「お嬢様?お兄様も色々大変なのです。なのであまり酷いお言葉は…」 「何を言う、全て事実だ」 「…しかし…」 「事実を突きつけられて腹をたてることは子供だと私は思ってる。〝メイレー〟の言葉も事実…だから私が怒ることは無かっただろう?それに何よりメイレーをおちょくるのが楽しいんだよ」 メイレーは兄である彼の名前であった。お兄様なんて呼んだことはまずない。物心ついた時からメイレー呼び…呼び捨てだ。別に敬意を払う相手でも無いと判断しているが故の言動かもしれない。   (2019/3/3 21:09:36)

好風/「そう不安そうな顔をするな。綺麗な顔が台無しだろ?」 「そ、そんなことはありません!」 そんな言葉を交わしているうちに浴場へ着く。広すぎると言っていいくらい広い脱衣所で自らの服を脱ぎ始めた。 「お嬢様…また大きくなられましたね」 「残念だが私は三年前から1mmも成長していないんだ」 「そ、そうなんですか…申し訳ございません」 メリーの優しげな言葉をレウカンサは切り裂くように否定する。だがレウカンサの言葉は事実だ。自分の身長は145cmから一向に伸びない。12の頃から何一つ変わらない。〝あの薬〟を服用してからずっと…。   (2019/3/3 21:10:26)

好風/「…成功か…」 「?…どうしたんですか?」 「いや、何でもない」 広い脱衣所の数倍はある浴場で小さく呟いた言葉をハッキリと聞けた人は居ないだろう。ヘラヘラと笑って誤魔化せば誰も分からない。そしてゆっくりと金色の綺麗な髪が丁寧に洗われていく。鏡に映る自分の顔…幼いながらにも何処か大人びた雰囲気のあるその顔をなぞるように鏡をなぞる。 「お嬢様は本当に奥様に似てきましたね。それに青い瞳が旦那様に似てとても綺麗です」 「ふふっ遺伝に忠実なんだよ」 自分の青い瞳は確かに父にそっくりだ。目の形や顔の形、髪の色、髪質は今は亡き母にそっくりらしい。この瞳だけが唯一父に似た部分だ。似ていると言われると素直に喜んでしまう…そんな自分はまだまだ幼い子供なのだと思い知らされるがそれでもいいと感じてしまうのも事実だ。   (2019/3/3 21:11:12)

好風/「そういえばお嬢様、今日は旦那様がお仕事から帰られますが…またお薬のことを?」 「ふふっもちろんだ。早く研究所を自由に行き来できるように話をしないとな」 「三年前に無断で研究所に入られたと聞いた時は驚きましたよ?」 「知的欲求に理性が負けてしまってな。我慢出来なかったんだよ」 三年前…12歳の嵐の日。屋敷には人が少なかった。使いの人に駄々をこねて動きやすい服を手に入れたあと研究所に無断で侵入し自分の考えていた薬を存分に作ったことがある。その日に試しに服用した薬…それが〝あの薬〟だ。   (2019/3/3 21:11:38)

好風/「ふふふっ大人らしいお嬢様ですが子供らしいところもあるんですね」 「出入り禁止になるのは困るからな、あの日以来勝手な真似は控えてるさ」 「お嬢様は本当に頭の良いお子さんです。きっと旦那様のように立派なお医者様になれますよ」 夜中の嫌な汗を流しさっぱりとすれば浴場から脱衣所に戻る。ふわふわでいい香りのタオルに身体を包まれた。 「医者か…私は科学者を目指したいんだが…まぁ医者もいいな」 「もしお医者様になるとなったら旦那様も喜ぶと思いますよ?」 「ははっならそれもそれでありだな」   (2019/3/3 21:12:20)

好風/自分には才能があると自他共に認めている。医者になり人を救う道を歩むこともいいが出来れば科学者になり新しい道を自らの手で切り開き歩んでいきたい…自分の作る薬を存分に愛でていきたい…。フリフリの桃色のドレスに身を包んではリボンのついた靴を履く。 「…メリー、いつも思うが靴のサイズが少しばかり小さいと思うんだが…」 「ぁ…いえいえ、これくらいが丁度いいんですよ?」 「纏足でもされてるような気分だ…」 きっとワンサイズ小さいであろう靴を履かせられ浴場から出る。いつから靴を小さいと思い始めたんだろうか…足のサイズは変わってはいない。それに靴がキツいと感じ始めたのは三年前のあの日以降な気がする。なら…。   (2019/3/3 21:12:48)

好風/「こういうのをやめるようにも父に言わないとな」 「だ、旦那様はお嬢様が研究所だけじゃない何処かに行ってしまうことが心配なんですよ!可愛い愛娘なんですから!」 レウカンサの言葉を聞いては父親のフォローを入れるメリー。だがそれが証拠の無いメリーの予想というのはすぐさま分かった。本当にわかりやすい奴だ。 「さ、朝食に行きましょう」 「…」 メリーは話を誤魔化すように終わらせてはレウカンサをズルズルと引き摺るように連れていく。何をどんな理由であれ私が研究所以外に行こうと思う場所があるわけ無い…父上なら話せばわかるだろう。   (2019/3/3 21:13:29)

好風/時間は既に昼過ぎ…窓から見える外の景色を眺めながら暇だと心情を顕にするように窓の縁を使い指先でとんとんと音を鳴らし続けていた。今日は帰ると聞いた父がなかなか現れないのだ。 「セインシア、まだ父上は来ないのか?」 「申し訳ございません。今度はお客様と話すと……」 父のスケジュールは変動が多く大半が埋まってることをレウカンサは分かっていた。レウカンサもスケジュールが埋まっていたがヴァイオリンといいピアノといい勉強といいもう教えられることがないと教師の人達が手をあげ埋まっていたスケジュールがスカスカになったのだ。毎回こうなってるためもう慣れている。   (2019/3/3 21:14:04)

2019年01月13日 20時12分 ~ 2019年03月03日 21時14分 の過去ログ
この街には『異常者』のみが◆ソロル部屋
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