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「この街には『異常者』のみが◆ソロル部屋」の過去ログ

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2019年03月17日 01時07分 ~ 2019年06月21日 23時53分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

チャイ/宗方&水澤(彼と彼女の距離は約12メートル。その距離から右手のタコを見つけるのは至難の技な上に、匂いまで嗅ぎ分けるとは。)「さて、私への質問がないようなら、今度は私から質問したいのだがね?」『質問っすか?まぁ、いいっすけどプライベートなのはダメっす。スリーサイズとか、下着の色とか…、まぁ自分履いてないっすけど。』「ではまず1問目、君は仕事で敵を作ったことがあるか?」『ないと思うっす。』「ふむ…2問目、最近どんな仕事をした?」『ちょっと有名どころのレストランをレビューしたっす。』「うーん、決め手に欠けるな。3問目、そこで見られてる気配はあったか?」『ん〜…ちょっとだけ…あったかもっす。』「では、最後に。ここに来るまでにどこを通った?」『え〜っと。新聞社を出て…広場であなたを見つけて…それからあなたの後をずっと追っかけてました。』「わかった。ありがとう。」(彼女に背を向けて宗方は思考する)   (2019/3/17 01:07:50)

チャイ/宗方&水澤(敵を作った自覚なし、よくあること。レビュー、彼女の性格を参照…監視の目、そしてこの歩いたルート。)「君、私は今からここから離れるから、十秒したら後ろを振り向きなさい?良いね?」『え?まぁ、そんくらい良いっすけど。』「じゃあよろしく、君の命がかかってるかもだからね。」(宗方は走って廃墟の奥に消えてった。しかし後ろ?しかし気になる。後ろに誰かいるのか?なんだったらもう振り向いてしまおうか。そう思い後ろを振り向いた瞬間、発砲音が聞こえた。蜃気楼のように揺れる影を背景に…)『え…?』(躱せるわけがない。眉間に刺さると思った時だった。)「振り向くのちょっと早いかな。全く見せたくなかったのにさ。」(先程の男性の声が急に耳に流れてくる。そして、当たるはずだった弾丸は目前でその男性の指によって止められていた。)「逆恨みは良くないねぇ?女性を背後から打つのは良くない。せめて前から撃ってあげなさい。相手の姿が見えないと女性は怖がってしまうよ?これはおじさんから貴様への最後の教訓だよ」(止まっていた弾丸は、向きを変えて、蜃気楼に揺れる影へと飛んで行った。)『……は?』(水澤はただ立ち尽くす事しかできなかった)   (2019/3/17 01:18:08)

チャイ/宗方&水澤「もう彼は死んでしまったから今回の経緯を私から話そう。」(瓦礫に腰掛ける。水澤は少し腰が抜けたらしく、地面にだらしなく座っている。)「まず、事の発端は間違いなくレビューだ。君の性格からして、相当酷いの書いたのではないかな?で、ここに来るまでの道でレストランがあった。酷いレビューをされたと噂のね。ここで思いつくのは君がレビューした店と通りがけに見たレストランが一緒という事。但しまだ判断材料が足りない。そこで重要なのが監視の目。レストランで客が監視されるのは大抵危険な人物と認定された場合。君が記者ということに気づいた客がいたんじゃないかな。そして、今日、そこで死んでる彼は何時ものようにそのレストランでご飯を食べていたら、偶然君を見かけた。彼の服からはレストランの匂いが染み付いてる。好きだったから許せなかった、と考えるのが妥当だが、どうかね?」『…確かに…そうっすね。最近物凄く辛い料理を出してくる店をボロクソに批判したっす。それが原因で…。』「これに懲りるような人間じゃなさそうだから一応伝えよう。」(水澤の前に小石を落とす)   (2019/3/17 01:27:09)

チャイ/宗方&水澤「この街はご存知の通り、様々な異常が転がってる。かくいう私も人間性が異常、まぁ崩壊していてね。他人がどんな異常性を抱えているかわからない以上、必要以上に何かをする事は控えたほうがいい。何かを知りたいからと行って誰かをつけてみたら殺される場合だってあったんだ。今だって私が君を邪魔だと思えば見殺しにできたことを忘れないでほしいかな。おじいさんとしては」『…はいっす。』「ならよし、どれ、大通りまでは見送ってやろう。疲れただろう。今日は早く帰りなさい。」(弱々しい手を握る。血が引いてしまったのかどうも冷たい。フラフラしているようだしこれは最悪家まで送り届けることが必要になるかもしれない。)「よくそんなフラフラで出歩く気になったな。」『まぁ、今日はいいネタが拾えると思ったんすよ。』「ふむ、今日は私の感覚が正しければ月の中頃だったと思うが?」『そうっすよ。』「そういうときぐらいは休みを取りなさい。誰も起こらないだろう?」『まぁ、別に耐え難い痛みって訳じゃないっすから。』「…君は羞恥心に異常があるとみた。」『私の職じゃなくって異常性まで見分けるとは!さっすが探偵、頭が違いますな〜?』   (2019/3/17 01:35:11)

チャイ/宗方&水澤((起こらない→怒らない   (2019/3/17 01:35:31)

チャイ/宗方&水澤(結局貧血でぶっ倒れた水澤を宗方は抱えて家まで送ることになる。今回の事件はのちに雑誌に載ることになる。が、そこに宗方の権に関することは一切なかった。これが水澤なりの恩返しなのか、宗方の工作なのかは市民は知る術を持たない。ただ一つ言えるのは、水澤は今日も壊れながら生きて、宗方も壊れた平穏を味わっているということだけだろう。)「この街も平穏じゃない場所もあるんだな…。次からは散歩コースを吟味することにしよう。先日のゴタゴタはもうごめんですからね。」(そう行った彼は雑誌をコンビニの棚に戻す。徐に飲料コーナーの棚からお茶を取り出し購入。今日は早く帰ろう、そう思い、小石を投げる。固定された石は見えない道を作り、宗方はそれを渡って家へ帰っていくのだった)   (2019/3/17 01:41:15)

おしらせチャイ/宗方&水澤さんが退室しました。  (2019/3/17 01:41:38)

おしらせチャイ/宗方&水澤さんが入室しました♪  (2019/3/17 01:41:43)

チャイ/宗方&水澤((今回ちょっと紳士ジョーク混じってるので気をつけてください   (2019/3/17 01:42:43)

おしらせチャイ/宗方&水澤さんが退室しました。  (2019/3/17 01:42:46)

おしらせれーのるさんが入室しました♪  (2019/3/23 23:48:11)

れーのる((間違えた   (2019/3/23 23:48:26)

おしらせれーのるさんが退室しました。  (2019/3/23 23:48:27)

おしらせ太水/さんが入室しました♪  (2019/3/30 00:01:27)

太水/ガヤガヤとした喧騒とパッパッとまたたく明かり。ピコピコガチャガチャとする音は金をつぎ込む音、ボタンを押す音、物の落ちる音。多少店内のスピーカーから流れている音楽を全てすり潰すBGMの鳴るこの場所はゲームセンター。それなりの規模のあるこのゲームセンターには、まだ朝の方だがちょっとした人だかりのあるスペースができていた。目覚ましなのか知らないが音楽ゲームの方だろう。しかし、コートを羽織ったその男は、人気の音楽ゲームコーナーを外れ、少し奥の方…子供用ゲームのコーナーへと進んでいく。少年向けのカードゲーム、アクション…でもなく。隣の少女向けのピンクの目立つゲーム機に腰を下ろした。ガシャンとコインの入る音と共に、ゲームの画面はスタート画面へと移行する。子供が来るからか、それなりに明るい場所だが、人が居ないこともあってそこだけ付いたゲームの明かり、しかも座るのが大の大人とあって目立っていた。   (2019/3/30 00:01:30)

太水/「なんだ。子供向けの割には意外と面白いものだな」「あっ、君もこのゲームをやるのかい?私もよくやっていてね。子供達が沢山見られるから楽しくてねぇ。それに…ってあれ?どうかしたのかい?まるでお化けでも見た様な目をして。否定はしないけど」コートの男、クヴァアルがポロッとゲームへの評価を零した時だった。いつの間にか真横に覗き込むようにのっぺらぼうが…いや、クヴァアルは彼を知っている、彼はスマート。一言で言うなら趣味友達だ。もっとも、この綺麗な言葉で片付く趣味か?ということを聞いてはいけない。「あ、ほらゲームが終わっているよ」また遊んでね!なんて明るい声を出すゲーム機と、次に座りたそうな大男には似合わない…いや、大男も似合う訳では無いが…魂の抜かれたような顔をして、クヴァアルは呆然とした顔で立ち上がると振り向きも返事もせずにゲームセンターを後にした。「ありぇ?何だかりゃ落ち込んでりゅの?」「……放っておいてくれ。好奇心で猫が死んだだけだ」「猫?わかったにょ」「恥ずかしい……」同居している少年によればその後数日、ため息と落ち込んだ様子のクヴァアルが確認されたそうです。   (2019/3/30 00:02:14)

太水/((渇望先生宅のクヴァアルさん、スマートさん、タベルさんお借りしました!!なにか違ってたりしたら許して…   (2019/3/30 00:03:39)

おしらせ太水/さんが退室しました。  (2019/3/30 00:03:41)

おしらせ太水/さんが入室しました♪  (2019/3/30 01:22:36)

太水/龍楽双葉。彼女はとある神社で巫女をしている。……実質、そこに住む神様達の世話係と化してしまっているのだけど。これはそんな彼女の話。「あらあらあらぁ?双葉ちゃんじゃないの。こんな所で何をしているの?」「あ、ゆかさん。お夕飯の材料が足りなかったから買い出しに!」昼。さんさんと街を照らす太陽の下。双葉は一人、商店街を歩いていた。そこにひょっこりと物陰から声をかけてきたのは龍帝寺幽架。神社に住む神様の一人。彼女は影に関する力を持っている。そのためか度々物陰から今のようにひょっこり飛び出してきたりするのだ。それに慣れている双葉は大して驚くことも無く、買い物袋と買い物メモを取り出した。「あら、そうなの…いつも偉いわぁ。手伝ってあげたい所だけれど、今そっちに可愛らしい女の子が歩いていたの。早く追いかけなくちゃ…」優しい柔らかな雰囲気。しかしそれも最後の一言でぶち壊しだ。なんせ彼女は、同性愛者でセクハラ魔だからである。さすがに今日は双葉の邪魔にならないためかあるいは目標が別に居るからか。すうっと物陰の方に戻って行った。双葉にはこれから買い物の予定がある。手を振るだけで追いかけることはしなかった。   (2019/3/30 01:23:18)

太水/「よう、双葉」「ゆうさん。どうかしたの?」あと少しで双葉の大きな目的地である八百屋に着く頃のことだった。キョロキョロ、辺りを見回しながらやってきたのは龍帝寺優綺。やはり神社に住む神様の一人だ。彼女は人目でわかるほど男勝りである。「紅姉さんにちょっと聞きたいことがあって探してたんだ。けどその途中で変態黒トカゲが…」「あー、ゆかさんなら私も少し前に見たよ」彼女は幽架によく標的にされている。…体にちょっとコンプレックスがあって、反応が良くて面白いからからかいがいがあるから、というのも理由なのだろうが「やっぱりか!会わなくて良かったってもんだ。で、紅姉さんは見たか?」「今日は見てないよ」「わーった。んじゃ買い物頑張れよ」パチパチ、体に微かに電気を帯びさせながら優綺は紅を探しに戻って行った。   (2019/3/30 01:23:37)

太水/八百屋を出てしばらく。他にも何軒かの店を回り、最後に魚屋に寄った時だった。「…海ちゃん。凍った人を背負うのは寒くない?」「……生きてますから、放置できなくて」人を背負って歩いている人物。彼女は龍帝寺海。例に漏れず神社に住む神様の一人。氷に関する力を持っている。「でも、その方既に息をしていないような。それと、冷たくないの?」「気のせい。……眠りが深いだけです。特に冷たくは…ないです」死とは深い眠りだという人もいる。息をしておらず凍らされている人を果たして寝ているだけ、と言うのだろうか?「ならいいんだけど…。そのまま帰るの?」「もちろん。…この方の為にも」そう言うと、海は一人で凍った人間を背負って神社…家へと帰って行った。   (2019/3/30 01:23:56)

太水/「あ、紅さん。ゆうさんには会えた?」「なんの事だ?確かに少し前に会ったのが」買い物も無事に終えて、陽も傾き出した頃。神社付近の森で刀を振るう人物を見かけた。龍帝寺紅。やはり神社に住む神様の一人で、神様の中で一番年上。優綺の探していた人物でもある。「そうか、もう暗くなる頃合いか。帰るか?」すい、と紅の手が指をさしたのは神社への帰り道。「もちろん!」__「ただいま!」少し歩いて帰る。さぁこれで紹介は終わり…ではないね。「お疲れ様だな」「おっかえりー!」「おかえりなさい」何人もの声が彼女の中に響いていく。彼女の中からの声、彼女の別の人格達の声「ただいま!」もう一度挨拶をする。もう一人なんかじゃない   (2019/3/30 01:26:25)

太水/((有楽宅龍楽双葉さん、龍帝寺幽架さん、龍帝寺優綺さん、龍帝寺海さん、龍帝寺紅さんをお借りしました〜ではでは   (2019/3/30 01:27:37)

おしらせ太水/さんが退室しました。  (2019/3/30 01:27:41)

おしらせチャイ/宗方さんが入室しました♪  (2019/4/1 22:05:03)

チャイ/宗方((最近またすっぽかしてたのでここで自己満足させていただきます   (2019/4/1 22:05:24)

チャイ/宗方((今回は宗方のみ   (2019/4/1 22:07:00)

チャイ/宗方(今日も時間は過ぎていく。変わらない街並みに1人歩く宗方。時間は既に街灯が冷え切った道を照らす頃。)「…すいません、7番を1箱。それです。」(葉巻店に赴きいつもの番号を頼む。この7番は彼が始めて嗜んだ味に似ているらしい。マスターの葉巻の扱いは脱帽ものであることは周知の事実、そんな彼から渡されるからだろうか、味わいはまた深くなる。)「…ふぅぅぅ。お疲れ様でした。」(一回のプロセスを経て、ポツリと呟く。仕事帰りということが伺える。葉巻店に入る前に硝煙臭い外套は捨てたらしい。)「……………………」(先端の赤い光をぼんやりと眺める。こうしている間は、自分と向き合える。)   (2019/4/1 22:12:17)

チャイ/宗方(例えば、自分は中立的立場をとることに拘るが、もし離れざるを得ない場合はどうするか、とか、世の中には復讐という行為があるが、それは許容できるか、だ。沈思黙考とは今彼の状態を指すのだろう。例えば、前者、中立的立場を離れざるを得なくなった場合、どうするかについてだが、やはり自分は、冷静にどちらが天秤を大きく傾けず済むかを考えるだろう。例え私が、板挟みになって救援を求められた場合、私はどう考えても劣勢の方に力を貸して、均衡が保たれてきたらすっと消えていくのだろう。)「……………いや、違うな」(忘れていた、私は常に板挟みの状態を避けるようにしているのだった。この事象だけは天地が逆転しようと覆ることはない。私はいたって完璧なのだから。さて、では後者だ。)   (2019/4/1 22:17:58)

チャイ/宗方(復讐と聞くと、大抵の俗物は嫌悪を示す。無意味、過ぎたことは戻らないと。…否である。何者かの行為によって傾いた己の天秤を元の位置に戻す事の何が悪なのか。元に戻すことは悪であるか?私は毅然として否を貫く。)「………」(誰も望まない、何をいうか、自分が望むのだ。忘れろ、天秤を傾いたままにするなど言語道断。…いや、自分の悪い癖だ。何事においても中立を取ると決めたのに、少し過去が関わると激情的になってしまう。抑えねば。)「……ふぅ。」(私は復讐を良い行為と捉える、が自分の中の最適解だろうか。くだらない事に時間を使ってしまった。)   (2019/4/1 22:25:57)

チャイ/宗方「………」(しかし、こうも1人で葉巻を吸っているといらない事まで考えてしまう。若干ワーカホリックの気がある私は仕事に赴いていた方がまだ気が楽だ。)「帰ろう。」(葉巻は半分程度しか吸っていないが…どうも今日はダメだ。己のデトックスになっていなかった。寒空に頭を冷やしながら帰るとしよう。)   (2019/4/1 22:28:37)

チャイ/宗方((これが1本目です   (2019/4/1 22:28:45)

おしらせチャイ/宗方さんが退室しました。  (2019/4/1 22:28:48)

おしらせチャイ/水澤さんが入室しました♪  (2019/4/1 22:28:53)

チャイ/水澤((今日はこの2人が大いに語ってくれる形式です   (2019/4/1 22:29:09)

チャイ/水澤(私は考える。情欲に溺れる事の何が悪なのか。それが本能であるなら、本能は悪となり、即ち本能によって紡がれてきた人類史は、皮肉にも人間の手によって否定されてしまう。)「………」(あぁしまったこのだんまりモードの私ではダメだ。私が出よう。)「ねぇ、おじさん、私といい事しない?おじさんがいつもやってる【クスリ】よりもっといい事だよ?」……………(断られた。ヤク中に人生のなんたるかを説教されてしまった。しかし、ヤク中でも【情欲に溺れる】事を否定するとは。【情欲に溺れる】事を否定したら人間は人間で居られなくなるのに、悲しい事だ。この事に気づいているのは私だけだろうか。)   (2019/4/1 22:33:49)

チャイ/水澤(何も人間の尊厳を捨てろというわけではないのだ。尊厳を失い、情欲に溺れればそれはただの獣だ。人間には人間の溺れかたがある。欲を否定することは進化を否定する事に等しい。私はそこまで頭は腐ってない。)「ねぇ、おにーさん?私と………………」(また断られた。挙句私の服装を指摘してきた。裸にセーターだけの姿のどこが悪いというのだ。いたって平然だ。セーターは長めだから大事なところは隠れているというのに。おっと、私としたことが。いやしかし、なんだ先程の青年は。情欲どころか欲を否定しやがった。進化を忘れた人間はああなるという事を知った。)   (2019/4/1 22:38:40)

チャイ/水澤(私はこの情欲、言い方を変えよう。快楽を享受する事は悪ではないと分かるのだ。欲が本当にない人間なんか居ないと知っているから。例えば…あなたが男性だとして、私が扇情的に誘っていたとしたら何かしら思うところはあるだろう。それの何が悪い。再度いうが、私は退廃しろと言っているのではない。)「……………」(しかし…こうして考えていると薄々思ってしまう事がある。)   (2019/4/1 22:42:22)

チャイ/水澤(本当に快楽を享受したいのは他ならぬ私自身で、誰も与えてくれないから、私はこうして理屈立てて私の欲求を満たそうとしているのではないかと。だとすると…その行為は…)「…ふふっ」(とても興奮する。やがて誰しもが快楽を享受する事が悪ではないと分かった時、私は至上の幸福に包まれるのではと思ってしまう。誰しもが快楽を貪る世界、嗚呼やはり悪ではない。だって)「誰も悲しんでなんかないでしょう?」   (2019/4/1 22:45:05)

おしらせチャイ/水澤さんが退室しました。  (2019/4/1 22:45:17)

おしらせ太水/写真家さんが入室しました♪  (2019/4/1 22:50:14)

太水/写真家((この時点で誰の話かわかったなら賞賛ものですねぇ!   (2019/4/1 22:50:33)

太水/写真家「エチュード姐さん!エイプリルフールってなんです?」4月1日、エイプリルフールのその日。ふわふわと少しだけ地面から浮いた機械がわたくしにそんな事を聞いてきた。「エイプリルフールは嘘をついてもいい日なんだよ。どうしてなのかは皆知らないけど、嘘をついても良いなんて面白いでしょ?」あまり物事を知らない弟子に、バルカロールにそう返す。すると、バルカロールは首を傾げた。バルカロールは、人はよく疑問があるときには首を傾げるということは知っている。「じゃあ、エイプリルフールにはどんな嘘をつくです?」それは多分とってもとっても純粋な疑問なのだろう。そしてそれは「気持ち」と形容すべきではない。「そうだね…例えば」とは言ったものの、どうだろう。何かいい嘘はあるかな…そうだ「わたくしはバルカロールが大大大嫌い!とかかな」   (2019/4/1 22:55:35)

太水/写真家「大大大嫌いです?!でも、それは嘘だから真逆です。そうなると何になるです?ちょこっとだけ好きです?好きなら嬉しいです」まるで嬉しそうにしている。もちろそれは『好きと言われたら喜ぶべきだ』と知っているからなこともわかってる。だってバルカロールに感情が無いこと位とっくに知ってるもの。でもね、バルカロール。「どうなるのかは秘密だよ!とりあえずこれは嘘だけどね」好きの反対は嫌いじゃないんだよ。嫌いの反対も好きじゃない。少なくともそうとは言いきれなくて、嘘はそもそも反対にすることでもないんだよ。だからね、わたくしは何も答えないよ。正解はね、秘密   (2019/4/1 22:58:39)

太水/写真家((以上。タイトルは【四月の愚者の秘密】でした!ではでは   (2019/4/1 22:59:30)

おしらせ太水/写真家さんが退室しました。  (2019/4/1 22:59:33)

おしらせチャイ/黒崎さんが入室しました♪  (2019/4/6 01:22:34)

チャイ/黒崎((「」黒崎 のみとなります   (2019/4/6 01:22:48)

チャイ/黒崎「突然だけど、君たちは「黒色」の事をどう思ってる?なーんて聞いたらほとんどの人は素っ頓狂な顔をして俺を訝しむだろうさ。何たって全身黒ずくめの怪しい男が語りかけてくるんだぜ?訝しまないのが可笑しいくらいだね。」(真っ昼間の広場の街灯に座ってどこかへ語りかけている。見るからに怪しすぎる。)「正直、俺もわかっちゃぁいないんだが。まぁ、そんなのはどうでも良い。俺が今ふと思っただけの疑問だからな。」(そういえばこの街灯、若干揺れている気がする)「じゃあ本題に入ろうか?と言っても本題も無いってのが本当なんだけどねぇ。」(やはり。街灯には切れ込みが入っていた。彼が飛び降りると同時にべキリと折れてしまう。)「っととぉ…?あー!ごっめーん!折っちゃったぁ!まぁしょうがないよねー!」(どこからともなく取り出した剣を取り出した彼は数秒のうちに広場から離脱した)   (2019/4/6 01:28:08)

おしらせチャイ/黒崎さんが退室しました。  (2019/4/6 01:28:11)

おしらせさんが入室しました♪  (2019/4/7 02:56:29)

あるスラム街の、それはいつもに比べて闇の密度が濃い夜。死霊たちが好みそうな雰囲気が漂う墓地。 そんな場所で急ぐように小刻みに足を運ぶ髪の長い顔の幼い紫の瞳の女がいた。 その場に似つかわしくない白い魔女帽子に、白いフード付きのマントをなびかせ、高貴な金の刺繍が施されている白いカソック、白いレースアップブーツを履き、手に持つは火をつけてしばらくたったのだろう消えかかっている蝋燭。幸いにも強く風が吹くことは無く火の灯りは保たれており、弱々しくも彼女をハッキリと照らしていた。 「私だけじゃあこの街を救えない。本当はしちゃダメなのだけれど…これはみんなのため…私利私欲ではない…私のためじゃないわ。」 ある廃墟にようやくたどり着いた彼女は腰を下ろし懐から持参したある本とチョークを取り出し、これからすることに罪悪感を覚える彼女は自身を落ち着かせるように言い聞かせ地面にチョークで魔法陣を描き始めた。 彼女の手つきからみて慣れているという訳ではないようだが、天才なのか才能なのか、正確にその陣を描いていた。   (2019/4/7 02:57:22)

「よし…これでいいのだわ…。頭が5つ、足が10本の生贄がある…契約はみんなを助けるためにお薬を作るのを手伝って欲しいのと、お薬で治せないものを治してもらう…大丈夫よ私!私ならできるわ…!」 彼女はそう決意し、魔法陣に向き直る。 自身の親指を歯で血が出るくらいまで齧る。この行為に彼女は痛そうに顔を歪ませる。その親指から滴る血を魔法陣に垂らし、こう唱えた。 「BAZUBI BAZAB LAC LEKH CALLIOUS OSEBED NA CHAK ON AEMO EHOW EHOW EEHOOWWW CHOT TEMA JANA SAPARYOUS……!来たれ…!地獄を抜け出しし者 十字路を支配するものよ 汝 夜を旅する者 昼の敵 闇の朋友にして同伴者よ! 犬の遠吠え、流された血を喜ぶ者 影の中墓場をさまよう者よ あまたの人間に恐怖を抱かしめる者よ ゴルゴ モルモ 千の形を持つ月の庇護のもとに 我と契約を結ばん…!」   (2019/4/7 02:57:40)

そう彼女が呪文を言った途端、顔を向けられないほどの風が彼女を襲い、廃墟の壁がピシピシと嫌な音を立てながら何とか形を保っていた。 ふと突然、恐怖が不安が彼女の心にどっと押し寄せてきた。足がガクガクと震えた。 怖くあるものか。これはただの風だ…風だから!と、これが悪魔なのかと肌で感じた。 彼女にとってとても長いように思えたが、それは時にとっては一瞬の出来事で。 「…。私をこんな所に呼び出したのはお前か…。…ふふふ…はははは!!運が良かったな。私はなんでも叶えられる。さぁ望みを言ってみろ。」 雲が空け、月の光が廃墟の穴から差し込み、彼彼女らを照らした。 魔法陣から呼び出された彼は、銀髪で、体型は脚のすらりとした颯爽とした長身。赤のウェストコートに、赤のスラック。靴はビジネスブーツを履いた美青年。 彼の真紅に染った瞳が彼女を鏡のように瞳に映した途端一瞬嫌そうに顔を歪ませたが、すぐにご機嫌になったようで彼女に問うた。   (2019/4/7 02:58:14)

一方彼女の方はと言うと、目の前に現れた美青年に心を奪われていた。悪魔は相手の望む姿に化けると言われていると聞いたのだが、ただでさえ面食いだった彼女の好みドンピシャだったのである。彼女は呆気にとられその場にへたりこんだ。 「…?どうした?…ふふ…悪魔は初めてか?……ふむ。初めてにしてはこの私を呼び出すとは…そこは褒めてやらんことも無いぞ。さあ早く望みを言え。」 と悪魔は自慢げにくつくつと笑った。それもいけなかった彼女は、にやけそうな口をはにかみながら苦しそうに自身の心臓を抑え、蹲った。(そんな…!素直じゃないなんて…!尊い。尊すぎる)と。彼女はのたうち回りたい気持ちを押さえつけた。その様子はまるで心臓発作が起きて苦しんでいるようにも見える。 そんな彼女の様子をみて悪魔はぎょっと目を丸くした。せっかく召喚されたというのにいきなり相手に死なれてしまうと思ったのであろう悪魔は、   (2019/4/7 02:58:33)

「えっ…ちょっ……お前まさか俺を呼んでおきながらいきなり死ぬってことないよな…!?お、おおい…初めはサービスしてやらんでもないから望め…望めって」 と困惑しながらも彼女の元に駆け寄り肩を軽く揺らす。彼女はもう我慢出来なかった。 「の、望ん…でもい……いいですか…?」 彼女は苦しそうにも体を起こし縋った。 「の、望めよ…?」 ガッと先程苦しんでいた人のように思えない力で悪魔の肩から腕にかけて手で逃がさないと言うように掴んで『お願い』をした。 「私の旦那さんになって欲しい…ぐぅ…」 「わかった!……。…………は???????」   (2019/4/7 02:59:00)

((後半になるほど雑になるシステム))   (2019/4/7 02:59:11)

おしらせさんが退室しました。  (2019/4/7 02:59:14)

おしらせチャイ/男性陣さんが入室しました♪  (2019/4/10 00:34:09)

チャイ/男性陣((フルでやってみたいと思った。「」東堂『』宗方【】黒崎   (2019/4/10 00:34:47)

チャイ/男性陣(予想外は常にすべての人へ均等に割り振られる。自前のトレーニングルームが壊れる、トレーニングするための公園が改修中、廃墟で珍しく行われているイベント。そんな予想外が積み重なり、3人の男たちは街で一番大きいジムに集まることとなる。)「ふっ…ふっ…。やはり…個々の機材は頑丈だな…過酷な…使用にも十分…耐えている…」『ジジイにはこのランニングマシーンが丁度いい…』【え!?ここ実戦コースあんの!?そっち行こう!!】(3人ぽっちでは互いの存在に気づかないほど大きなジムである。)   (2019/4/10 00:38:26)

チャイ/男性陣「今日のメニューを終わらせたらここの大浴場を久々に借りてみよう…」『ふむ、ここは露店もあるとな。ホテルかと思ったぞ…』【黒剣乱舞!!!】(耐衝撃性ルームで暴れている一名を除き、2人はこのジムに設置されている巨大浴場施設に食いついた。いくつになっても大きい風呂は心が躍る。)「300…よし。大分動けるようになった。」(2mのマトを目掛けてハイキック)『よし、この程度でいいか。』(3千km。大体日本列島90%)【ふぅー!おぉー!壊れてない!楽しかった!汗を流そう。】(ルームの壁という壁に巨大な刀傷を残す。)「『【お?】』」(大浴場の扉の前で3人は合流した。)   (2019/4/10 00:44:04)

チャイ/男性陣「こんにちは(軽く挨拶を済ませ、更衣室へ入る。この大浴場は全裸禁止ですので水着とかを履いて入る必要がある。)」『どうも。(東堂の後を追って更衣室へ。先ほど迄着ていたウェアを脱いでロッカーにしまう。均整のとれた美しい肉体だ。)』【おー、やっぱ人はいるんやなー。俺も行こっと。(全裸が駄目らしいので今着ている服のまま飛び込むつもり。ルール上はオッケー)】   (2019/4/10 00:48:04)

チャイ/男性陣「…さて、まぁまずは…」『【シャワーかな】』(ここでまた3人が合流。仲良く3人並んで体を洗うことに。)『貴方方はやはりここ目当てで?』「いえ、うちのルームが壊れたのでここに。」【気分!喰らえシャンプーロケット(宗方が目を開けた瞬間にシャンプーを発射。所が反射神経が飛び抜けている宗方は目に入る前に瞼を閉じた)】『ここ、この街が一望できる露天があるそうですよ。かつて故郷にあったものを見るのは懐かしい。』「もしかして、お爺さん。[ジャパン]の生まれですか?」『わざわざ英語にしなくてもいいよ。』「へぇ、奇遇ですね」【…ジャパン…行ったことない国だな。】   (2019/4/10 00:52:36)

チャイ/男性陣(3人が仲良く頭にタオルを乗せて露天に入浴している)「そこの黒い人。上も着ていて暑くないか?我々は上だけは脱いでいるが。」【感覚が狂っててな。暑くないだなこれが。】『ふふ、良い大和魂だ。長時間入浴、勝負しよう。』(ここだけ見ると仲のいい連中が風呂場で遊んでいるようにしか見えない)「ここの効能とかあったりするんですかね。源泉引っ張ってるとは聞いてますが。」『うーむ(ゴクっ)アルカリ性だね。硫黄は少ない。普通に肩こりだけかな。ここは』【うっへー飲みやがった!えんがちょ!】(…バカを見ている気分だ)   (2019/4/10 00:56:21)

チャイ/男性陣「皆さんやっぱり能力とかあったりするんですか?」『あぁ、まぁ。教えられないがね。』【俺ねー!黒い剣がポンと出てくるんだ!ここだと制約(ギアス)が働いてて能力が出ないんだけどね。】「そうですか、私は普段から無能力、いえ、あるにはあるのですが普段は全く働かないのでこの身を鍛えなくていけなくてね。」『あぁ、さっきまでずっとハイキックやってたの、お兄さんだったんだねぇ。凄いよ、サンドバッグを破壊するなんてね。』「破壊…はしてないと思いますけど。」『時間差だよ。君が離れた数分後に鎖が砕けた。』「まぁ、そのくらいはできないと…」   (2019/4/10 01:00:35)

チャイ/男性陣「お爺さんは普段何を」『爺さんは、傭兵をやってるよ。あれ?言わなかったか…あぁ、そうだ転職したことを伝え忘れていたね』「そうでしたね、おめでとうございます。」【え?なによ、君らマブダチ?俺邪魔だよ的な?】「いえ、貴方がいなくなったらここのお湯が蒸発するレベルで戦争が始まります。」『犬猿の仲ではないが、暇さえあれば殴り合いに発展するよな…」(中身の気力がつきそうなのです終わりに近づけるのだ。3人はしばらく露天に浸かることになる。ちなみに、最後まで露天風呂に浸かっていたのは、女湯を貸し切り状態にしていた水澤でした!)   (2019/4/10 01:04:34)

チャイ/男性陣((お疲れ様でした   (2019/4/10 01:04:56)

おしらせチャイ/男性陣さんが退室しました。  (2019/4/10 01:04:58)

おしらせ有楽/エリクトニオス ◆OmasqLza0Mさんが入室しました♪  (2019/4/15 01:07:23)

有楽/エリクトニオス「……」(とある春の昼下がり、桜の木がある公園にて、その木を眺めながら何かを考えている様子の機械…鋼鉄機士団を率いる王、エリクトニオスが一人だけでおり。)プ「やっぱり。こんな所でどうしたのですか?ニオス。」(ふとそこへ、何もかもが白く、何処か異質な雰囲気の女性…エリクトニオスの相棒にして女王、プラクシテアが現れ、エリクトニオスは声がした方を向くと、その声の主を見て何処か安心したようで)エ「…なんだ、シテアか。……よく此処にいると…あぁ、そうだな。お前は我輩の居場所なんぞお見通しだったか。ご主人はどうした?」プ「えぇ。あなたの行動はお見通しですから。ご主人様ならまだあなたを探しています。それで、どうしたのですか?」エ「…そうか。一緒に来たわけではないんだな。……なに、桜を見て考え事を…な。」プ「あら、貴方にしては珍しい。一体どんな事を?」エ「…ご主人の事だ。」(プラクシテアがエリクトニオスの隣に立って一緒に桜を眺めながら聞くと、エリクトニオスは少し考えた後に喋り始め。)   (2019/4/15 01:07:54)

有楽/エリクトニオスプ「…ご主人様の事…ですか?」エ「あぁ。……正確には、我ら鋼鉄機士団とご主人の関係…だな。」プ「…はぁ…」(随分と考え込んでいるエリクトニオスの言葉に、プラクシテアは曖昧な返事を返し。)エ「……時にシテアよ、我らが何故ご主人を守り、共に暮らしているかは覚えているか?」プ「もちろん。我らが何者かによって動けるようになる前、ご主人様の前身であるお二方を救うことができなかった為、そのお二方が生まれ変わった存在であるご主人様に対して忠誠を誓い、共に暮らす事によって償いとするため…でしたよね?」エ「その通りだ。…しかし…」(突然質問をしてくるエリクトニオス。それに対しプラクシテアは即座に返し。エリクトニオスが聞いてきた事は鋼鉄機士団にとっては全員が持っている認識であり、今更確認をする必要が無いものである。そして、エリクトニオスは何かを言い淀んでいて)   (2019/4/15 01:08:03)

有楽/エリクトニオスプ「……本当にそれで償いになっているのか…もしくは、そんな理由でご主人様本人に失礼ではないのか…ですか?」エ「………両方だ。……我輩は…あやつらをまとめる王として、我らが生まれた理由を無理にでも作り出したかっただけなのかもしれん。…今更ご主人との関係を変えようと言う気も無いが、しかしそれでも、ふと思ってしまうのだ。果たして本当に償いができているのか…ご主人そのものとしかと向き合えて居るのか…とな。」(しかし相棒だからなのかエリクトニオスの考えていることを当てるプラクシテア。それに観念したようにエリクトニオスは悩みを打ち明けて。そしてプラクシテアは何を思ったのかエリクトニオスに近寄ってよりかかってしまい。)   (2019/4/15 01:08:13)

有楽/エリクトニオスエ「な…シ、シテア!?急にどうした!?」プ「フフッ…やっぱり、あなたには悩んでいる姿は似合いませんね。そうやって慌てていたりしている姿が一番です。」エ「いや待ってくれシテア!我輩は真面目に考えていてだな…!」(急に寄りかかってきたプラクシテアに何事かと慌てるエリクトニオス。するとプラクシテアはその様子を見たあとに離れ、笑顔になるとそんな事を言い。しかしエリクトニオスは真面目な話を急にはぐらかされてしまって困惑していて。)プ「……償いになっているのかなんて分かりませんし、償いと言う理由ってだけでご主人様と向き合えてないだなんで有り得ません。それに、あの優しいご主人様の事です。そんな些細な事は気になされないのでは無いでしょうか?」エ「しかしだな…」(いや、どうやらはぐらかす気はなかったらしい。エリクトニオスを一回いじって満足したのか、真面目に答えて。しかしそれでもエリクトニオスは納得ができないようで)   (2019/4/15 01:08:23)

有楽/エリクトニオスプ「なら、理由を変えてしまいましょうか。」エ「理由を…変える…?」プ「ええ。これからはお二方への償いではなく、ご主人様と共にこの世界を生きるのです。」エ「それではあの二人への償いは…」プ「今までを償いとするならもう充分したはずです。…それに、ご主人様が生み出した機空士達にも償いをさせる気ですか?その子達は別だなんて酷い事は言いませんよね?」エ「……」プ「…まったく…あなたは本当に悩む時はとことん悩みますね…。……そんな償いしか考えていない後ろ向きな王に誰がついていきますか?アテナイアー様とゼノビオス君の事を思い出してみてくださいよ。あの二人は多分もう償いよりご主人様を大切にすることばかり考えてますよ?…わたしは、後ろ向きな考えよりあの二人のような前向きな考えの方が好きです。」(償いを終わらせ、新たに得た生を主と共に謳歌する。その提案は確かに良いものであった。しかしそれでも納得がいっていない様子のエリクトニオスにプラクシテアは説得を試みて)   (2019/4/15 01:08:35)

有楽/エリクトニオスエ「そういう…ものか…?」プ「えぇ」エ「償いは…良いのか?」プ「…私たちは充分にやりました。それに、いくら償った所で私たちがあの時空を駆ける事ができなかったのは事実です。撤回できる物ではありません。」エ「…………そうだな。……感謝するぞシテア。おかげで答えが見つけられたようだ。」プ「いえ。あなたをサポートするのが私の役目なので。」(どうやらエリクトニオスも考えがまとまったらしい。しばらくの沈黙の後、エリクトニオスがプラクシテアに感謝をすれば、プラクシテアは当然とばかりに返し)エ「では、これより我ら鋼鉄機士団は償いを終えたものとし、我らの主…アティニァとその生を共にすることとする!」プ「えぇ。承知しました。後で、他の子にも伝えてあげましょうね。」エ「あぁ。そうだな。」(エリクトニオスはプラクシテアの方を見て、高らかと宣言する。そしてそれを見たプラクシテアは自分が愛する王の姿が戻ってきたと心の中で安堵し笑う)   (2019/4/15 01:08:50)

有楽/エリクトニオスエ「その為にもあれだな。ご主人を探さねばな。」プ「そうですね。……いや、どうやら探す必要は無いようですよ。」(そしてエリクトニオスの悩みを解決したために主の元へ帰還しようと、エリクトニオスが歩き出すとプラクシテアはそれを止め、もう見える位置まで来ていたらしい主を呼んで。そして三人は桜の木の下で軽く談笑した後、拠点へと変えるのであった。……その日の夜に王が主の中で機士達に決定した事を話し、騎神に「今更か。」と言われたのは別の話…)   (2019/4/15 01:08:59)

有楽/エリクトニオス((エリクトニオスって誰だよ!?って人はあれだ、キャラ名簿にあるアティニァって奴の設定を全部呼んで。どうぞ()   (2019/4/15 01:09:33)

おしらせ有楽/エリクトニオス ◆OmasqLza0Mさんが退室しました。  (2019/4/15 01:09:43)

おしらせチャイ/黒崎さんが入室しました♪  (2019/4/21 18:32:04)

チャイ/黒崎((たまには真面目なのをな、と思ったんだ。   (2019/4/21 18:32:31)

チャイ/黒崎((「」黒崎『』敵役の方   (2019/4/21 18:32:58)

チャイ/黒崎「しつこいねぇ?いつまで追いかけてくるのさ?俺が何をしたっていうんだ?」『貴様の精神異常はあまりにも反社会的過ぎる。故に断罪する。』(市街地、インフラも大規模に整備された、都心と言えるような舞台で、曇天の中2人の剣士が空中戦を繰り広げていた。かたや黒剣を射出すれば、かたや白剣を振りかざす。実力が互角の勝負は常に先が見えないものだ)「んなこと言ったら!この街の生命は根絶させるっきゃねぇだろが!頭沸いてんのか!?」『貴様だけは異常が過ぎる。他は構わん、精神はいずれ統制される。貴様のそのはた迷惑な精神だけは統制が効かないようでな』(黒剣と白剣がぶつかり火花散る。瞬間、転移した黒崎は片手に携えた剣を振りかざすも、白剣の持ち主は盾を生成しガードしてしまう。お互い「武器を無から生成する」者同士なのがさらに勝負を長引かせる。)   (2019/4/21 18:39:02)

チャイ/黒崎『白影斬、消え去れっ!』(白剣の持ち主は手に持った剣を虚空へ振りかざす、するとその軌跡から無数の矢が放たれる。)「この!多すぎんだろ!?」(対する黒崎も小剣を何層にも重ね盾を作るも何本かは貫通し、数センチほどの穴を開けられる。)「てめぇ、もうこっちも本気でいいってこったな?いいか?先にやったのはお前だからな?」(生成していた剣が消え、新たにその両手に生成される。擬似聖剣、である。そして、小刀を生成し、射出。刹那、転移、斬撃。)『防ぐ!』(対する白剣の持ち主も強固な盾を生成する。大英雄の投擲すら防ぎきった盾の名を冠する盾だ。)「相性が悪すぎんだろ…てめぇ、メインは剣じゃねぇな?」『あぁ、私の主な生成武器は盾だ。盾ならば我が右に出るものはいないと自負している。』(擬似聖剣を防ぎきった盾はすぐに入れ替えられ、長めの槍がすでに其の者の手に。)「さしずめ、ブリューナクといったところか?槍にしては長過ぎる!」(聖剣で弾き返す。その隙にもう一本を突き刺す)『ならば貴様はエクスカリバーとアロンダイトか。全く、聖剣の名を汚す真似はよしたまえよ。』「大きなお世話だ!」(お互いに武器をはじき返しながら距離を取る)   (2019/4/21 18:51:18)

チャイ/黒崎(先程から消耗戦が続く。体力もお互い限界である。最終打となればいいが、もし、万が一にも防がれたら不味い。それを分かっているから、未だにちまちまとした消耗戦が続く)「久々にこんなに試合ったうよ。お前強いな」『それはどうも、だがだからと言って私は楽しかったなどとは思わない。』(黒崎は一本の大剣を。白剣の持ち主は一本の大槍を。そしてまたぶつかる。まずは大剣を振り下ろした黒崎だったが、避けられる、が分割した大剣を片手で振り回して、槍の射程範囲から敵を追い出す。しかし、追い出された敵は槍を投擲。盾を生成できない彼は左肩に深々と槍を突き刺すことになる。)「痛ってぇなぁ!?」(槍を握りしめて、肩から引き抜く。神々しい槍はすでに禍々しい槍となる。それを投擲する。微弱な呪いがかかったそれは、盾の制止を振り切り、白剣の持ち主の太ももに刺さる。)「狙ってところに必ず当てる槍だ。かといって確実に殺すわけじゃない。」『知っている…その呪いはコピーするには力がいるからな。』(右足が思うように動かない敵は勝負に出る。神話の盾の名を模した盾を携えて、黒崎の攻撃を待つ。)   (2019/4/21 19:01:03)

チャイ/黒崎『この盾に全てを注いだ。防ぎきったが最後、貴様をその場に固定する。石にはできない。それは原初の呪いだ…』「あぁ、分かったよ、俺も俺だしな…ラストアタックだ。」(両手で構え、一振りの剣を生成する。擬似神剣。)「炎の禍を冠する剣だぜ?たまにしか見せねぇ本気モードだ。」(もし防がれれば、確実に殺される。いや、考えるのは無粋だな。)   (2019/4/21 19:04:40)

チャイ/黒崎……………(そして、戦いは終わった。最後に立っていたのは黒崎だった。彼の振った剣は確かに防がれた、だが、折れた刃先が、偶然にも白い剣の持ち主の眉間に突き刺さった。)「お前、運が無かったな。同情するぜ?」(物言わぬ死体。その顔を覆っていたベールを剥ぐ。綺麗な顔だ。どうやら女性だったらしい。)「ったく、アキレスとペンテシレアかよってんだ…。疲れた。」(疲れ果てた彼はそこへ眠るように倒れこむ。一雨きそうだった雲は晴れ、2人の体を、暖かな日差しが包んでいた。黒崎は、暫く活動を休止することになったらしい。理由?さて、恋でもしたんじゃないんですかね。)   (2019/4/21 19:09:21)

おしらせチャイ/黒崎さんが退室しました。  (2019/4/21 19:09:34)

おしらせ太水/深淵と明かりさんが入室しました♪  (2019/4/22 01:08:52)

太水/深淵と明かり【1.狂い惑え怪物よ】 「お前さん、そんなもの見てて楽しい?」[殺生石にはその日記もただの娯楽か]とある昼下がり。未だ煙の上がるに顔を合わせていたのは、黄土色の瞳の人物…肉叢・ウィデーレ=ティーフェと赤紫色の瞳の人物…幻燈・フロル・インプロンチュ。どちらも巷では狂人だの考えが読めないだのナチュラルに頭がおかしい、と言われる人物である。今、声を上げたのはウィデーレ。正確に言えば、その顔にある口と、手の甲にある口の言葉だった。「まぁまぁ?筆舌に値するよ」それに対する素っ頓狂な答え。最も、幻燈という男はいつもこうで、彼の言葉は信用に値しない。ウィデーレも驚いた様子を見せなかった。コトリ、ウィデーレが自分の前にティーカップ入りの紅茶を置いた。台座は落下していた瓦礫達だ。一部骨組みの見え隠れしているものもあるが、彼らにとってなんてことは無いのだろう。まだ湯気の立った紅茶。パラパラと日記を前から読む音。金文字のdiaryが湯気の向こうで、仄白く、陽炎のように微かに揺らいでいる。その中で日記はかつて綴られた物を、言葉を、出来事を、今も遺している。ウィデーレ=ティーフェの遺品とも言えるそれを。   (2019/4/22 01:09:41)

太水/深淵と明かり【肉塊の産声そして我は】 4月4日。今日から日記をつけようと思う。最近の流行りのようだからと妻から貰った。変わっているものだと思うが、こうして記録しておくことは後で何かを思い返すのにも便利だし、良いことだ。短くならないように気を付けたい。4月8日。今日は二人の人から話を聞けた。日記には書いてなかったが、私の仕事は心理学の研究。今は人の正気や狂気と非合理性の研究をしている。最も、今日の仕事はただの犯罪者のカウンセリングだ。犯罪者の心理は興味深い…とはいえ、ああはなりたくないものだ。4月15日。人類が発展するためには、合理的であるべきだと思うのだが、どうも人間は合理的ではない。何故だろう。今日はそんな話を同僚としてきた。仕事は何も無かった。家族を養う為にも仕事は欲しいのだが。この町では、こんな学者仕事だけでは食べていけないのだから。…最も、町の外なんて荒廃した世界しかないが。4月23日。よくここまで日記が続いている、と自分でも賞賛したい程だ。三日坊主になると思っていたが、書いてみると意外と楽しいものだ。たまに忘れる日や短い日もあるが、それは許して欲しい。忙しい日だってある。   (2019/4/22 01:11:27)

太水/深淵と明かり5月3日。明日は私の誕生日。子供達がいそいそとしている。何かあるのだろうか。今からとても楽しみだ。今日は早く寝よう。5月4日。今日は良い日だった。家族皆が私の誕生日を祝ってくれたし、同僚にも祝いの言葉をかけられた。そして、子供達から誕生日プレゼントとしてチェーンを貰った。金色のチェーン。メッキだってあまり物が無いのに、こんなものを用意してくれた!とても嬉しい。この日記に良く似合いそうだから、この日記に付けておこうと思う。私の生涯の宝だ。5月10日。家族で記念写真を撮った。長男の15の誕生日。16になったら青年とは時間は早いものだ。来年もまた写真をみんなで撮ろう。写真を刷ったものの一枚は、この日記の表紙の裏に貼っておこう。いつでも見られるように。5月13日。今日から暫く出張だ。数日かけて少し遠くの刑務所へ行く。日記は持っていくつもりだが、忙しくなるから多分書けはしないだろう。しかし、これが終わったら纏まった金になる。帰ったら皆で美味しいものでも食べよう。それまでは日記を心の慰めにしようと思う。やはり家族とのことを書いていて正解だった。幸せだ。   (2019/4/22 01:12:18)

太水/深淵と明かり5月20日。ちくしょう!!私が居ない間に妻が詐欺にあっていた。私が現地で大怪我を負ったのでその治療費の支払いだそうだ。一部は出るが、それ以外は自費だと説明されたらしい。しかし私は元気だ、ピンピンしている。現地だからすぐに会えないとは上手い嘘だが…家の貯金は全て無くなった。借金まで負ってしまった。詐欺に会う心理学者、カウンセラーと噂されている。暫く仕事は来ないだろう。   (2019/4/22 01:13:35)

太水/深淵と明かり5月29日。隣の家が放火された。間違いない。警察がやって来て火元が家の外に捨てられた松明だと調べていた。我が家にも燃え移った。石造りのある家とはいえ、木の部分が多い。その部分は全焼だった。…人はよく燃える、と初めて知った。私は生きているが、妻は私のすぐ側で火の中で踊るように燃えていった。私はどうして、妻の手を取り助けなかったのだろうか。すぐに妻の助かる可能性を切り捨ててしまった。…私はもしかしたら、あの時詐欺にあった妻を恨んだのかもしれなかった。私のためにした事だったのに。けれど結果的に転落したのは妻のせいだとどこかで思っていたのかもしれない。…せめてもの幸いは、子供達は生きていることだけ、か。せめてこの子達は、守らなくては。……今、私には仕事もない。それでも、それでも…!……貯金も無いのに、どうやって?6月18日。子供を売らなくてはいけなくなった。一番下の子供。まだ幼い子供。愛しい我が子、まだ10にも満たないのに。『お父さん、わたし何処に行かないといけないの?寂しいよ。待って待ってお父さん!』私はあの声を一生忘れない。   (2019/4/22 01:13:53)

太水/深淵と明かり6月19日。家族の目が冷たい。妹が一人売られたことを皆理解している。私を責めるのは構わない。しかし死んでしまった妻を責めることだけはやめて欲しい。…私にそんなことを言う権利はない。ろくに稼ぐことも出来ない、不甲斐ない父でしかないのだから。どうしてこんな事になったんだろうか。上手くできすぎた転落だ。けれど真相を知ることはきっと私にはできない。運が無かった、それだけなのだろうか。   (2019/4/22 01:14:19)

太水/深淵と明かり6月20日。私は今日死のうと思う。もう私に売るものは無い。後は子供達しかいないが、私は子供達を売ることは耐えられない。ならばせめて孤児としてでもいいから、あの子達を誰かが保護して欲しいのだ。こんな日記は二束三文にも満たない。ペンはボロを無理に使っている。もうすぐインクが切れそうだ。文字も掠れてきた。きちんと書けるうちに書き残そうと思う。私は、心理を研究してきた。狂った人間、殺人鬼、自殺願望者。色々な人の話を聞いた。私はわかった気がするのだ。人の思考回路の一部を。私はわかった気がするのだ。かつて多くの人は同じ神を信じていたという。その神を信じぬ者も、何かしら信じていたのだ。例えば聖母から産まれし神を、あるいは清められた体から産まれた神を。あるいは何も無い場所や混沌から産まれた神を。人は信じ、その心に救われてきた。   (2019/4/22 01:14:54)

太水/深淵と明かりしかし、今のこの荒れ果てた世界に救いの神なぞあろうものか。いや、居ないのだ。神なぞ既に無いのだ。人は、神を捨てて生きねばならない。私は理解した気がするのだ。…死を望み、自ら狂う人間の考えを。私は死のうと思う。それは筆舌にしがたく、このペンでは書けそうにもない。ただ、私が地獄で売ってしまった子供に謝罪ができれば、妻に慰めの一つでもかけて謝ることができたなら、今いる子達を守れれば幸いだ。   (2019/4/22 01:15:07)

太水/深淵と明かり日記はそこで終わった。少し捲れば、別の誰かの日記があった。「裏側からはあーしの日記。もう見るものは無いだろうに」言われてみれば、裏から数えた一ページ目には肉叢、の表記がある。しかし、表側には、真っ黒に染まった写真があるのみ、だ。黒々と染まる写真は、かつてそこに何があったのかさえも伝えない。   (2019/4/22 01:15:26)

太水/深淵と明かり__バタン、重い物が落ちる音。そこには布団と首を吊った男の遺体がある。死んだ後で、紐が重さに耐えられなくなったのだろう。天井から紐の残骸が垂れている。金が無く、紐は安物だった。やがて、遺体から、肉塊から、肉叢から。ムクリと何か、真っ黒な塊が顔を出した。やがてそれは一つの形を為す。…ウィデーレ=ティーフェにそっくりな姿形。しかし、その体は真っ黒で、多くの瞳を持っている。異形は、じぃと周りを見渡すと、ウィデーレの遺体をま探った。そして、日記とチェーンを取り上げた。確認するように、日記が開かれる。手の甲に口を持った人達の写真が見て取れる。しかし、その口は全て閉じていて、話しかけそうなものではなかった。笑う家族。彼らは確かに幸せだった。何も写せぬ瞳は、そっと日記を閉じる。そして、ふらりふらりその場を去っていった。ウィデーレの遺体を家族が見つけるまで、あと少し。しかし、死んだ彼の生前の日記と宝物のチェーンだけは、なぜか見つからなかった。   (2019/4/22 01:16:17)

太水/深淵と明かり【2.狂い惑え怪物よ】 「それで、この前見た人間達は面白かった。一人は死霊の入った死体。けれどそれには血が巡っていて体は多分生きている。二人目は黒い大きな蜥蜴が見えた。小柄な男の表情が少しでも良くなると首を絞めるんだ。しかも取り憑かれた男の体はほとんど死んでいる。三人目はこれまた面白い。人から命を奪わなくては生きられない体。きっと奪えなくなったら死ぬんだろうね。…さて、どれは生きている?」深淵は疑問を呈する。自分の見た者達の『真相』を口にしながら。相手が聞いていない事を彼はわかっていたとしても口にする。それに理由があるのだろうか。それは誰にも理解しえない事だった。   (2019/4/22 01:17:39)

太水/深淵と明かりピクリ、それまで話を聞いているのかわからなかった幻燈はふと眉を震わせた。三人目の話が出た時だった。「お知り合い?」薄らと尋問でもするかのように笑って、ウィデーレは幻燈に尋ねる。幻燈は歪に笑う口ではあるものの、口に出しそうではない。[そうかい、お前さんには口に出せんかい]「いやぁ〜それほどでも♪」照れた様に頭をかく。それはそれまでの会話から考えればおかしいのだが。文脈なんて彼に関係無いのだ。しかし、ゆらゆらり、陽炎の様な灯りがどこからか灯る。ウィデーレは気付かない。しかし怪物としての彼は確かに『それ』を見ていた。…幻の燈を。   (2019/4/22 01:18:03)

太水/深淵と明かり【即興の狂気の前に幻の燈は意味も無く】 殺生石と呼ばれた石からそれは産まれた。神代とも言える頃からこの世界にあって、人々に祀られ恐れられた石。その石が、突然一部を人として形どった。人を生かしも殺しもする、と恐れられた石から出てきたのは、ただの人間の様なもの。彼が人でないとは、見ただけでは誰も疑いやしないだろう。「…でも、拙は」最も、本人の心境は少し違う。彼は好青年だ。法に則り、正しい事を判断して行える。だからこそ、生まれついてから起きる狂気への衝動に、彼は常に苛まれていた。正気を失いたい衝動が、正気を奪いたい衝動が彼には常に纏わりついていた。それでも彼は正気だった。しかし、老いを知らない彼を、あるいは彼の正体を人々は恐れた。石を投げられながら彼は、ただただ共に生まれた石燈籠を片手に自分の居場所を探していた。   (2019/4/22 01:18:59)

太水/深淵と明かり「初めまして、旅人さん。お名前はなんて言うの?」山道の途中のことだった。この先には神社があるというので参詣に行く所だった。…こんな自分がお祈りなんて馬鹿馬鹿しい話だとは思う。しかし、自分はなんにでもいいから縋りたかった。人間にして欲しかった。ただの人間になりたかった。「拙は幻燈、と申します。お嬢さん、お名前は?」「あはお玉。やっぱりこの先に居る神様にご挨拶に来たの?」お玉、という平民の名前の明らかに似合わない高貴な服装だった。壷装束を着ていて、顔は隠れて見えないけれど間違いなく高貴なお家柄の女性…いや、声はとても高かった。少女だろうか?   (2019/4/22 01:20:27)

太水/深淵と明かり「姫様!!私めを先において行かないでくださ…姫様!その者は何者ですか!」「婆や、待って。この人は悪い人じゃないの。あが勝手に呼び止めてしまっただけなの」少し離れた場所から声がする。老婆の声。あぁやっぱり名前は違うのだなぁなんて事をぼんやりと思いつつ、自分を挟んで起きる騒動を見ていた。「姫様!そもそもあれほど先にゆかぬ様にと言ったでしょう。この道は一本道ですが崖もあります。転がり落ちたらどうするのです!」「けれど、そもそもあは神の贄。神も贄くらい助けてくれるはずだわ!」「…贄」言い争いの中でふと耳に残った単語を復唱してしまった。贄、捧げ物の事だ。…本来、そんな儀式があるならば、入山を禁止するべきじゃ無かったのだろうか。   (2019/4/22 01:21:39)

太水/深淵と明かり「そうです、この先の神社の祭神天治日出璃之神様に選ばれたのがこの姫様なのです!」「…てんおさむひいずりのかみ。…この世界を納めると言われる神様ですよね。そう言えば、神社の祭神様なのだと近くの村で教えていただきました。贄を求める神様だとは知りませんでしたが」「贄は姫様の一族からお一人だけが選ばれるので、あまり知られていないのです。お社自体も大きくありませんから。さぁ姫様行きましょう。今はまだ日が高いですが、日が落ちる前に着かなくてはいけませんからね」「わかっています、婆や」合点はいった。もしかしたら、密やかに行われるのかもしれない。密やかすぎて、人払いさえもされない程に。元からそこまで多くの人は訪れない秘境に近い神社だと言うし。婆やという人は、拙と話したくなさそうだった。単に急いでいるからではあるだろうが。姫、の方はまだ話し足りなそうにこちらを見ていた。けれど、高貴な姫君をここで止める訳にはいかない。…振り向いた時一瞬だけ顔が見えた。可憐な少女だった。少しばかり、この石の体の胸は熱くなった気がした。   (2019/4/22 01:21:57)

太水/深淵と明かり暫く歩けば、神社は見えた。彼女達とどれだけ離れただろう?二人は随分と急いでいたからゆっくり歩いた拙からはかなり離れたはずだ。…祝詞というのか、滔々と聞こえてくるのは少女の声。お玉と拙に名乗った子だろうか?元々下山しろとは言われていないとはいえ、なんとはなしに入りにくくて、こっそりと物陰から様子を眺めていた。   (2019/4/22 01:22:17)

太水/深淵と明かり綺麗な真っ白な服を着た少女が歩いている。境内に入っていくのが見えた。なるほど鳥居が一つとあまり大きくない社があるだけ。険しい山の上だから仕方ないとはいえ小さいものだ。しゃらんしゃらんと鈴の音がなる。とても涼やかな音色だった。それを見届けた婆やは拙のすぐ側を通って元の場所へ引き返して行った。あれが儀式かなにかなのだろうか?とりあえず、婆やは拙には気が付かずにそのまま去ってしまった。とても疲れて思い詰めた人の顔をしていた。婆やが去った後、お玉は社の扉を開けて中に入った。しゃらんという鈴の音もそこで止んだ。   (2019/4/22 01:22:31)

太水/深淵と明かりもう少し時間を置いてからそっと物陰から姿を出した。本来の目的通り参拝を…と思った所でふと、お玉の事が気になった。どうしてこんなに気になるのかは分からないけれど、彼女が死ぬのだと思うともう一目位見たい気がした。ガタガタと古びて腐り気味の扉を開ける。かび臭い臭いと共に彼女はそこに居た。背後から射す陽の光は、彼女を鮮明に映し出していた。唇に差した紅は、サラサラとして真っ白な服の中で目立っている。黒く長い艶々とした髪はとても映えている。そして陽の光をよく浴びたものだ。「貴方は、さっきの」「まだ、参拝を終えていなくて。その前に一目見ようと思いまして」「…一目?あを?」少女は愛らしくコテン、と首を傾げて尋ねてきた。そうだ、普通おかしいと思うべきなんだ、これは。……けれど、愛らしい彼女を、自分のものにしたくなった。彼女は神様のものなのに。神様に捧げられた人なのに。 「初対面なのに失礼は承知です。しかし、どうか…拙と一緒に、ここを逃げてはくださいませんか」__神様、拙は初めてあなたに逆らいます__   (2019/4/22 01:23:01)

太水/深淵と明かり「どうして」彼女はそう聞いてきた。当然だと思った。そんな風に聞いてくることはおかしくない。神への供物に手を出す愚か者は居ない。「貴女に一目惚れしてしまったのです。貴女は神様の贄だと言うけれど、けれど…あまりにも、可愛らしかったから」跪いて懇願した。それさえも何も思わぬほどに、彼女は太陽の様だった。神様さえも眩むほどの太陽に見えた。「ねぇ、あなたは、あの事、守ってくれる?」ぽつり、と彼女が話し始めた。家での寂しい境遇、母と二人だけの日々、病気で母親が居なくなったこと。…一人になって、行くあてのないうちに贄として体良く追い出されてしまったこと。人間はとても残酷だ。それはわかっていたけれど、話が終わった時、彼女を抱きしめずに居られなくなった。小さな体だった。肩も元から小さいのだろうか、体もあまり太くなく、どちらかと言うと痩せていて。とてもとても小さな体が、大きな苦労を孕んでいるように見えた。   (2019/4/22 01:23:23)

太水/深淵と明かり逃げた、逃げた。何も言わなかったけれど手を繋いで、二人だけでどこまでも。誰にも悟られない場所まで、遠くの国まで。玉響姫の、拙の妻の手を取ってどこまでも。今までにないくらいの力がその時の拙にはあって、どこにでも行けるような気がした。これを狂気というのならば、それも悪くないと思ってしまう程度に。けれどこれは身の内側を焦がす狂気ではなくて…とても温かい。そして幸せなもの。二人で場所を見つけて市場を開いた。「ここをね、色々な人の交流の場所にしたいんだ。最初は人が来ないかもしれないけど近くの村の人達に相談したらきっと沢山の物が並んで売り買いされるよ!沢山の人のお話も聞けるかも」   (2019/4/22 01:24:49)

太水/深淵と明かり彼女は色々な人達の話を聞くことが好きだった。色々な物を見るのが好きだった。色々なことを知ることは楽しいんだとよく笑っていた。拙は、そんな彼女のそばに居るのが好きだった。「ねぇ見て。石細工屋さんがくれたんだ。勾玉、とっても綺麗な空色だよ」勾玉。祈りにも使われると彼女が教えてくれた。特別な形。祈りの形。「玉響って勾玉同士のぶつかり合う静かな音のことなんだよ。だからこの勾玉はあ達」そう言って渡してくれた勾玉は三つついていた。「じゃあこのあと一つは?」「…いつかね、あは子供が欲しいんだ。だからあ達と子供の分だよ」妻の純粋な笑顔は、とても素敵で、何だかこの身のうちは焦がされてしまったような気がするのだ。何度でも焦がされてしまうような。   (2019/4/22 01:25:06)

太水/深淵と明かり妻は、少しずつ大きくなった。年齢に沿って。けれど拙はこれ以上大きくなりもしない、老いもしない。周りは疑いの目を向けた。けれど妻は何も聞かないでくれた。いつか話してくれればいいから、って。…やがて、彼女が完全に大人になった日に、話した事がある。拙がどんな身の上の何者なのか。すると彼女は、驚いた顔をした後にこう言ったのだ。「本当にそんな石があるなんて!…でも、あが知っているのは、そんなこわーい石じゃなくて、とても優しくて暖かくて、一緒に居ると安心する幻燈って人だけだよ」寿命の差も、老いも何もかも、彼女は受け止めてくれた。初めて彼女にあったその時のように、今度は拙が抱きしめられた。あの時の小さな子供が大きくなったんだと、その腕の中で思った。   (2019/4/22 01:25:22)

太水/深淵と明かり妻は、拙との子を産んで亡くなった。理由はわかっていた。……拙との子なんて、こんな呪いの石の子なんて、産まなくて良かったのに。彼女は笑って「貴方との子供だから」と確かに言ったのだ。…最後まで彼女は笑っていた。生と死を司る石の子供。しかし子供は血に呪われていた。短命の息子。見た時にわかってしまった。この子の生が短く、そしてこの子にもしも子供ができれば、またその子にこの血筋は呪いをかけるのだ、と。首に下げた三つの勾玉に手をかける。そう言えば勾玉の形は動物の牙なのだという。…拙も、獣の様に鋭い牙で何かに逆らえたなら。拙も動物であったなら、人であったなら、妖であったなら。…限りある何かであれたなら、もう少しだけ彼らのように、限りある命を精一杯に生きる存在になれただろうか?   (2019/4/22 01:25:38)

太水/深淵と明かりせめてせめてと、生まれた子供を一人で育てた。何度も村八分に合っても、その度に住む場所を変えた。幼いこの子が苦労しなくて済むように、せめて独り立ちするまで守りたかった。けれど、成人を迎える頃まで育てた頃には、すっかりと疲れていた。もう休みたかった、逃げたくなった。……もう、衝動に勝てなくなった。   (2019/4/22 01:26:18)

太水/深淵と明かり[不甲斐ない父ですまない。けれど、これ以上はお前にも迷惑をかけてしまうから。許してくれとは言わない。ただ、母さんと一緒にお前の幸せを祈っているよ] せめて最後に、息子に遺書の様な手紙を残した。あの子が一人で迫害に合うことは無い。もう心配要らない、あの子は強いから。石燈籠を手紙に添えた。手提げの石燈籠。殺生石の片割れで、殺生石でできたそれは、片割れの殺生石の類しか持つことの叶わない燈籠。決して消えぬ、幻の燈のみを灯して。   (2019/4/22 01:27:15)

太水/深淵と明かり「…あ、あぁ…せつたちのこどもは、いつまでもげんきでいるのだろうか。あのこは、せつたちのきぼうのひかり。せつはいまからにげてしまう。けれどどうか、あのこにはつよくいきてほしい。たまゆらひめよ、あのこをみまもっていてくれ、せつにはできないことだから。いとしいたまゆらのひめぎみよ、どうか、そらからじひのこころであのこをつつんであげて。せつはきっと、これからあのこをくるしめてしまうから」泣きそうな顔でそう呟くと、両手で顔を覆った。そして名もない自身の持つ力に全てを委ねた。雷がいくつもいくつも、自分を中心に落ちていく。ビシャアァァという大きな音でそれは分かる。けれどそれがどんな色なのかまでは分からない。今まで、ずっと閉じ込めてきたもの、目を背けてきたもの、嫌だったもの。箱を開けてみれば、それは色の洪水のごとく彼に襲いかかってきた。頭の中をぐちゃぐちゃに掻き乱して、記憶も感情も性格も、何もかもが一瞬にして赤に青に緑に紫に白に。代わる代わる変えられていく。   (2019/4/22 01:27:31)

太水/深淵と明かりそして彼は手を退けた。幻の燈の如く掻き消えた『誰か』を忘れて。即興で作られてしまった狂気はくるくるり、感情も思考も、その全てがまるでカラフルなパレットのように。そして口を開く。「私は狂気僕は狂ってる。汝はなにをしようかな。拙者はそうだな狂気が見たい。我は力を使えばよかった」それは、彼が久しく浮かべていなかった楽しそうな顔。しかし、そこに狂気を孕んでいて、今まで一度も浮かべたことの無い表情とも言えるのだ。「そういやぁこの首の石はなんだい。…まぁいいでしょう、邪魔にはなりゃあせぬて」そして、そのまま彼はその場を去った。何処へともなく、宛もなく。狂気、彼は殺生石。人の生と死を、そして精神を。彼は司りそして弄る、そういうものだ。   (2019/4/22 01:27:51)

太水/深淵と明かり【3.狂い惑え怪物よ】 「生きるってなんだろうねぇ」それは殺生石の唐突な問いだった。「あーしは知らんね」その問いもバッサリ切り落とされる。無言が続く。ティーカップに最初注がれていた紅茶はとうに消え去り、硝子のグラスに入っていた米の酒はとうの昔に飲み干されていた。無駄に過ぎていく時間が続く。[お前さんもあーしも、結局見ちゃいけない物見た似た者同士って事だねぇ]手の甲の口の言葉に冷たい冷たい一瞥を向けると、ウィデーレは立ち上がった。合わせるように幻燈が素早い動作で立ち上がる。「さようなら老婆」…ウィデーレは誰がどう見ても老婆では無いのだが。お金はしっかりテーブルに置くと歩いて店を出ていった。ウィデーレもそれに倣う。…お釣りは要らないのかなんなのか、明らかに食べた金額よりもチップだとしても多すぎる金額を二人とも乗せて、またどこかの誰かを見るように、あるいは狂気を振りまくために去っていく。怪物達は今日も己の籠の中、頭のネジを撒き散らし、壊れた心と共に、あるいは真相と共に。それらを枕にして眠る様に彼らは躍る。終わる日まで。   (2019/4/22 01:28:14)

太水/深淵と明かり((あっこれ3だけ違うわ。別案だわ   (2019/4/22 01:28:57)

太水/深淵と明かり【3.狂い惑え怪物よ】 「生きるってなんだろうねぇ」それは殺生石の唐突な問いだった。「あーしは知らんね」その問いもバッサリ切り落とされる。無言が続く。ティーカップに最初注がれていた紅茶はとうに消え去り、硝子のグラスに入っていた米の酒はとうの昔に飲み干されていた。無駄に過ぎていく時間が続く。[お前さんもあーしも、結局見ちゃいけない物見た似た者同士って事だねぇ]手の甲の口の言葉に冷たい冷たい一瞥を向けると、ウィデーレは立ち上がった。合わせるように幻燈が素早い動作で立ち上がる。「さようなら老婆」…ウィデーレは誰がどう見ても老婆では無いのだが。何事も無かったかのように、ついでに片付けさえもしないで別の出口からその廃墟を後にした。またどこかの誰かを見るように、あるいは狂気を振りまくために去っていく。怪物達は今日も己の籠の中、頭のネジを撒き散らし、壊れた心と共に、あるいは真相と共に。それらを枕にして眠る様に彼らは躍る。終わる日まで。   (2019/4/22 01:30:03)

太水/深淵と明かり【補足】「ちょっとちょっと、これじゃあ内容がおかしい所があるわ!どうなっているのかしらぁ?」[あれ?あーし達の話は終わりだろって?]「ふふん、我らからすればモノローグに出ることすら容易い!」[お前さん達がちょっと疑問に思うことを答えてやろうと思ってね?…しかし眠いんだ、早くしよう。まずはあーしの種族について。あーしは元は手の甲に口を持つ種族。でも、開いて喋ったりはほとんどできない口。もちろん本人の知らぬことを喋るなんてできない。ただし、家族写真の手の甲の口はそういうわけで異常事態ではない。でもあーしの存在や目は異常事態] 「次は汝が。おいらには死が見える?って言うのね。これは一応ある。けど今の彼にも見えているのかはわかりませんね。見えても誰にも伝えないし伝える術もあるわけないっつーか言わねっつーか。あとこれ台本さんが言ってる。『ただ理由のわからないことを口ずさむのが幻燈だから』」   (2019/4/22 01:30:17)

太水/深淵と明かり((ではこれで。登場人物の性格が一切掴めないアナタは二人分の設定を見てあげてね!げんとう君とししむら君だよ((   (2019/4/22 01:31:20)

おしらせ太水/深淵と明かりさんが退室しました。  (2019/4/22 01:31:24)

おしらせれーのる/シアさんが入室しました♪  (2019/6/21 21:48:17)

れーのる/シア【バッドバースデートゥーミー in夢の中】本来こんな身体に睡眠なんて必要無いけれど、少しでも現実から目を背けたくて目を閉じた。…今では背けるような現実なんて地獄に置いてきたが、まだ眠るという動作の癖は抜けない。過去と現在と未来に目を瞑りたくて。死んでしまえるなら死んでしまいたいが道連れにすべき人がいるから、死ねない。目を閉じる。途端に頭は柔らかく、やわらかく、むになって… 暗転する。   (2019/6/21 21:51:08)

れーのる/シア…はっときがつくと、夜だった。きょうはうん悪く気絶してたみたい。折れたひだりうでをかかえてふらふら家にかえる。はやくかえらないともっと酷いめにあうからいそがなきゃ。もっと痛くなるくらいならただ痛いままでいい。みえてきた。ぼくがすんでた家。ぼくのねかせてもらえる家。きょうの夜はあのおじさんこないといいな、つぎのあさはあしががくがくしていつもいじょう怒られる。死ねば何もこないのかな。死んでみたいな。着いた。死なせてほしいな。死んだらもう痛くなくなるんだよね、たのしみだなあ。いつか死にますように。おやすみなさい。……     (2019/6/21 21:52:26)

れーのる/シア…あいつらが居なくなって暫くしてふと気がつくと、あんなに苦しかったのにすっかり立ち上がれるようになっていた。胸のところを刺されて血がいっぱい出てたはずなのに、今はかわいた血らしきもんしか付いてないし穴があいているだけで痛くもない。何かあったのだろうか。折れていた腕もぱきぱき音はなるもののの動かせる。それになにより…目が見えなかった。明るいところと暗いところの差しか分からない。歩くにも前に何かないか警戒しなくてはいけなくなった、これで上手く逃げられるのだろうか…。とりあえず血の付いたはだけた服を着なおすと見つからないように家から、村から逃げだした。必死に村から反対のほうに走る。歩いていた。這いずった。月が何個か落ちていって、白い布の片端を見て、目を閉じた。……     (2019/6/21 21:53:19)

れーのる/シア…あいつらが居なくなって暫くしてふと気がつくと、あんなに苦しかったのにすっかり立ち上がれるようになっていた。胸のところを刺されて血がいっぱい出てたはずなのに、今はかわいた血らしきもんしか付いてないし穴があいているだけで痛くもない。何かあったのだろうか。折れていた腕もぱきぱき音はなるもののの動かせる。それになにより…目が見えなかった。明るいところと暗いところの差しか分からない。歩くにも前に何かないか警戒しなくてはいけなくなった、これで上手く逃げられるのだろうか…。とりあえず血の付いたはだけた服を着なおすと見つからないように家から、村から逃げだした。必死に村から反対のほうに走る。歩いていた。這いずった。月が何個か落ちていって、白い布の片端を見て、目を閉じた。……     (2019/6/21 21:53:53)

れーのる/シア…部屋に電気が付き身体を揺らされ気が付くと、目の前ではっきり見える程近くに白衣の女が居た。暖かかったシーツを剥がされいつもの…そいつ曰くキョンシーの格好を着させられる。見慣れた自身を観察する熱の籠もった冷ややかな瞳。聞き慣れた暇を潰す笑い方。憎い。耳を少し遠くに傾けると、ズリズリ固いものを引きずる音がした。血の匂いがした。よかった、まだ彼女は死んで居ないみたいだ。これが終わればきっと今日はもう酷いことはないだろうと安心し諦めて引きずられた。血の香り、辺りに散らばる粉と肉、液体、「つぎは内側からばくはつさせてみよっか!」、痛み。いつか死にますように。彼女を連れて。目を閉じる。途端に頭は柔らかく、やわらかく、むになって… 暗転した。……   ふと気がつくと、朝だった。ベンチの上で身を縮めて寝た筈なのに、気付けばベッドのようにして横になっている。硬い身体を起こして呟く。「…嫌な夢だった、」   (2019/6/21 21:54:20)

おしらせれーのる/シアさんが退室しました。  (2019/6/21 21:54:28)

おしらせ有楽/エリクトニオス ◆OmasqLza0Mさんが入室しました♪  (2019/6/21 23:50:50)

有楽/エリクトニオス【機械の子供】 (ある晴れた日のこと、人が少ない公園にて機械でできた人形が2人で話していて) プ「…で、話ってなんですか?ニオス。」 エ「……シテアよ、子供が欲しくは無いか?」 プ「………こっ…子供!?」 (地面に寝そべって話している機械の1人、エリクトニオスが傍で座っているもう1人の機械、プラクシテアに突然真面目な口調で変な事を聞き、プラクシテアは案の定慌ててしまい) エ「あぁ。お前と我輩の子供だ。」 プ「それは…欲しいですけど……でも私達は機械だから生殖機能はありませんよね?」 (そして出てきて当たり前の疑問をぶつけられればエリクトニオスは待ってましたとばかりに続けて)   (2019/6/21 23:51:38)

有楽/エリクトニオスエ「その疑問は当然来ると思っていた。……なに、ご主人が作るとか言っていてな。」 プ「ご主人様が?」 エ「あぁ。なんでも、今までの機空士とは違う作り方で1度完全にまっさらな機士を作ってみるから我輩とシテアで育ててみない?とな。なぜ突然そんな事を言い出したのかは分からんが……どうだ?」 プ「あー…なるほど。……ニオスはどうなのですか?」 (プラクシテアはエリクトニオスから詳しい話を聞くと主がそんな事を言い始めた理由に見当が付き、自分よりもニオスはどうなのだろうかと思い。) エ「我輩は子供など持ったことが無いからな。ただの好奇心だが欲しいと思っている。それに…その…お前との子だからな。……まぁ、シテアが嫌と言うのなら断るつもりではあるが」 プ「……なるほど。…断る理由がありませんね。最高の贈り物です。」 エ「おぉ、そうか、そうだよな!」   (2019/6/21 23:52:04)

有楽/エリクトニオス(ニオスの気持ちを確認したシテアは自分も同じ気持ちだと言い、嬉しさからかニオスは起き上がって聞き返して) プ「えぇ。むしろ待ち遠しいまであります。」 エ「よし、ではご主人に話に行くか。」 プ「えぇ、そうですね。………あ、ニオス」 エ「どうした?」 (いつもより慈愛に満ちた顔を見せるシテアを見て安心し、主の元へ行こうと立ち上がるニオスを見て立ち上がったシテアはふと思い出したようにニオスを呼び、その声が聞こえたニオスは足を止めてシテアの方を見ると、シテアはとてもいい笑顔をしていて) プ「おめでとうございます」 エ「…?あ、あぁ、ありがとう。そしておめでとう。」 (おめでとう、何処か合っているようで違うような言葉を述べるシテアにどうしたのかと疑問を浮かべながらもニオスはシテアを連れて主の元へといくのであった。) プ「……」 (そして、やはり王は気付いてはいないかと思うシテアであったが、驚かせる為に教えないようにしようと決めて。主が我らの子供を作ってくださる理由を知るのは少し先……我らが鋼鉄の騎士となった記念の日になりそうだ。)   (2019/6/21 23:53:13)

有楽/エリクトニオス((お久しぶりの爆弾投下ぁ()   (2019/6/21 23:53:36)

おしらせ有楽/エリクトニオス ◆OmasqLza0Mさんが退室しました。  (2019/6/21 23:53:46)

2019年03月17日 01時07分 ~ 2019年06月21日 23時53分 の過去ログ
この街には『異常者』のみが◆ソロル部屋
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