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「ヨズア戦記 置きロル部屋」の過去ログ

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2020年04月13日 20時49分 ~ 2020年05月23日 18時13分 の過去ログ
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おしらせ〆鯖/火津彌 ◆Jk99FF.A3oさんが退室しました。  (2020/4/13 20:49:59)

おしらせ骨牌/咲夜さんが入室しました♪  (2020/4/13 21:57:14)

骨牌/咲夜 雨、か……終戦だな。(船の揺れが鎮まったかと思うと車軸を押し流すような大雨が降り注ぎ始めた。それはヨズアが流す悔し涙にも似て、天をも焦がす紅蓮の炎が徐々に鎮まり、黒煙が名残惜しげに棚引くのを見て、咲夜はぽつりと呟いた。水を擦った髪が重い。手足に纏わりつく服が鬱陶しい。ごほりと喉から溢れ出した咳を掌で受け止めると指の間に血が滲んだ。言葉による戦いか。咲夜は瞼を伏せると、再び呪文を唱え始めた。それは海に残った僅か2千の兵に伝わり、彼らは一列に並ぶとその身をもって海と陸とをつなぐ橋を架けた。部下の制止に従うことなく、軍服の裾をはためかせ、咲夜は欄干をひらりと飛びこえた。香々夜の秘術は生命を操る。なればこそ、丘の上で消えかかる朝焼けに滲む星の煌めきのようなゼペタルの魂の色を見ることができたのだ。丘を照らした閃光とその輝きとではいったいどちらがより眩しかっただろう)   (2020/4/13 21:57:32)

骨牌/咲夜……ただでは殺すなよ、その首はわたしが取る。(その躰は暴風にも傾ぐことなく小さな白い影となって海上を渡りきると、遺骨の散らばる丘を残りの兵士たちを引き連れて登頂し、その場所へと辿り着いた。屍兵たちが主の到着を知り、頭を垂れる。初めて見合うその男は、地面に倒れ伏して息も絶え絶えかと思いきや、目に闘志を燃やし、満身創痍でありながらもしっかりと己の二本の足で立っていた。足元に広がる黒い影はすべて男の躰より流れ落ちた血潮、この地で血を流すことが出来るのは彼ひとりだけなのだから言うまでもない。常人ならば疾うに気をやって当然だというのに、明日をも知れぬ老人の身で、まだこの咲夜の前に立つか。思わずそう吐き捨てたくなったが、己の激情を押し殺して、優雅に唇を綻ばせると、腰に差した剣を鞘ごとはずし、両手でトンっと地面についた)   (2020/4/13 21:57:44)

骨牌/咲夜……勝負あったな、黄昏のゼペタルよ。シュクロズアがこの世に現れてから30年あまり、お前様との因縁も随分と長くなってしまいました。しかし、この手でヨズアを滅ぼせたことは幸運です。こうして互いが相見えるのは、これが最初であり、最後になるでしょう。なにか言い残すことはありますかな、わたしは尊華帝國の中将官、香々夜家の咲夜。挨拶など不要の仲ではございますが、冥途の土産に覚えてゆきなさい。(カチャリと音を立てて鞘より刃が引き抜かれた。魔術による豪雨は留まる気配を見せないが、まるで天がその時を待っていたかのように雲間から月が姿を現した。背中に名を背負い、高く掲げた刃が、月光にキラリと輝いた。)   (2020/4/13 21:58:05)

おしらせ骨牌/咲夜さんが退室しました。  (2020/4/13 21:58:10)

おしらせずまし@オウガさんが入室しました♪  (2020/4/14 15:20:04)

ずまし@オウガ「ガッハッハ、そうでなきゃ鬼なんて呼ばれてねぇよ。(謙遜こそしないが、そこに油断という心は全くない。力を持ち、そしてそれを用いて警戒し、慎重な行動を取ってこその千騎長だ。一鬼当千だ。弾き返す力は、魔法のみの力ではない。本人の観察眼、力の流し方、筋力、そして「自信」。それが整ってこそ、この人間離れした行動ができる。オウガは自信こそ持てど、慢心はしない。それが、生き残ってきた理由だ。)さ、もう「詰み」かい?それとも、もっと奥の手があるか…(吹っ飛んで翻った「ギャラルホルン」のコックピットへ剣先を振り上げて、向ける。その腕には鬼気が宿った筋肉が走り、タンクトップがそれを強調している。その顔には笑みがあり、筋肉がそれを狂気にしている。鳴り響く警告音を聞けば、これ以上は危険か、と判断し、これ以上の追撃はせず、距離をとる。)   (2020/4/14 15:20:38)

ずまし@オウガしっかし、俺の炎が「打ち消し」程度になるたぁな。…お前、根性出せば、魔力出るんじゃねぇか。(木の剣を地面に突き刺して、あなたに称賛の声を与えた。その声は他人事であるはずなのにあまりにも嬉しそうだった。人の事を喜ぶことができるというのは、それこそオウガの「特技」と言えるのかもしれない。努力で駆け上がってきたオウガに言わせてみれば、他人が「頑張っている」姿を見ると、若きし頃の自分を見ているような気がして、愛らしいような、手伝ってやりたいような、そんな心が沸き上がってくるのだ。魔術よりも魔術を用いた剣技を得意とするオウガではあるが、自身の持つ魔力量には自身がある。その中でもかなりの火力を誇るそれを、距離の関係があったとしても打ち消されたのだから、誉めてやらねばならないだろう。喜んでやらねばならないだろう。それが、オウガの考え方なのだ。)   (2020/4/14 15:21:08)

ずまし@オウガこいつも…(と、バチバチと撒き散らす火花と共に、警告音の鳴り響く「戦友」に指を指す。)使いようによっちゃ、もっと言やぁ、(指した指をコックピットへ向け直し、)お前の努力次第じゃ、変わってくると思うぜ。(なんて、喜びをまだ見せたまま、オウガは未来を見る。あなたの行く先がどうなるのか、この目で見届けたいという希望を、抱きながら。)お前の魔力、育ててみたい。…ゼダス、お前が望むなら…(突き刺した剣の柄頭に、まず右手を重ねた。)修行でもするか?(その一言と共に、左手を重ねた。望むもよし、望まぬもよし。オウガはそれさえあなたに委ねてみた。ここからが試練だ。「理解を深める意思を持つ」…そこからが。)」   (2020/4/14 15:21:16)

ずまし@オウガ((ゼダスさんへの置きですー   (2020/4/14 15:21:43)

おしらせずまし@オウガさんが退室しました。  (2020/4/14 15:22:19)

おしらせ骨牌/咲夜さんが入室しました♪  (2020/4/14 19:38:55)

骨牌/咲夜確かにその通り。ですが、これから戦は激化する一方でしょう。なにせ我々が王国を裏切ってしまったのですから。わたしは王国を千年を共に生きた友だと考えておりますがね、血を分けた親子供とて自らが切られれば反撃もする。我が軍の名将さま方が仕出かしたのはそういうことです。(癒者の視点から視れば貴女の言葉は尤もである。穏健派である咲夜が王国と大陸を二分した状態を続けようとしたのも健康な状態が続けばいいという考えからであった、それ故に貴方の言葉は心の臓へと深く染み込み、ため息交じりに本音の一部を吐露してしまう。それだけ先の戦での疲労が溜まっていたということなのだろうか、貴女は自分より遥か年下であるにも関わらず、その穏やかな調子にピンと張り詰めた糸が緩んでしまうのだ。診療室へと案内するため貴方が背中を向けたのをいいことに、どうもいかんと首を横に振る。そうして貴女に続いて部屋にはいれば、膝の上に脱いだ上着をおいて椅子へと腰かけた)   (2020/4/14 19:39:13)

骨牌/咲夜あぁ、それでは失礼して。怪我という怪我はこちらの腕のみですが、実は喉を傷めてしまってね。魔術師の戦いというのはどうもいかん。季節の変わり目というのも祟ったのかもしれません。(シャツの袖を捲り上げると包帯の巻かれた左腕を台の上へと置いた。包帯の一部は染み出した浸出液の色だろうか、僅かに黄色く染まっていて、今朝にはなかったその変化に、なるほどこの巫女の真贋を見分ける目に間違いはないと双眸を僅かに見開けば、その唇は自身でも思ってもみなかったことを口にする。喉については話す予定はなかたのだが、どうしてだろうと自分に対して苦笑した)>静香   (2020/4/14 19:39:28)

おしらせ骨牌/咲夜さんが退室しました。  (2020/4/14 19:39:34)

おしらせガエリオ@ゼダスさんが入室しました♪  (2020/4/14 19:57:46)

ガエリオ@ゼダス 『…ッッ一撃…で…。…ギャラルホルンがっ……。奥の手_____…自爆でも、しろって…言うんですか…。』(最高傑作が一撃でシステムに異常を来すほどのダメージを叩き込まれるなんて。ギャラルホルンに使われている装甲は僕の知る装甲素材の中でも硬度はトップクラスに位置し、それでいて軽量と弱点の少ない最高の品。貴方に殴られた所は確かに凹みはしたが…大きく損傷したような形跡は無い。…しかし、内部に響き…それでいて繊細な部分まで逃す事なく強力なダメージを叩き出す。魔力だけじゃない。…達人の業持ってしての力。…確実に、物に対して力の流し方を理解している。…じゃなきゃこんな事にはなっていない。…コックピット内にて、衝撃と衝突により、左眉付近に切傷が生まれ…一滴の鮮血が涙のように顔を汚す。…摘み……ね。あと使えるのは、脱出装置くらいかな。……攻撃に転じれるわけないじゃないか。…警告音の元となるスイッチを押せば…うるさい音を断ち切った。____)   (2020/4/14 19:57:57)

ガエリオ@ゼダス『……どう、でしょうね…。____はァっ……魔力の事は……諦めて居ましたから…。…』(…ギャラルホルンのモノアイは光を失っていく。…スパークもやがて無くなり、機械の騒音も風の音より静かになるだろう。…コックピットから出口を解放すれば…外へと出るなり、ふらふらと地へ…。過激な事は本当、久々…。それ故に少し疲れてしまった。…息を切らしながら、地面に右膝を着ければ。ポタ…と、一滴の血液が地面を色付けた。確かに貴方の攻撃をかき消すなんて他の並の兵士には出来ないはず。あれだけの魔力…どう操ったのか。終わった今思えば…わからない。機械の事なら何でも分かるのに…魔力ってなるとこうも分からないんだから…。人間、完璧は存在しない…そう思い続けていたよ。)『……努力…。…ふふっ…。』(機械技術に対してならまだしも…。魔力強化のために、努力…。…僕はパパが居たから、機械技術に長けれた。でも、魔力強化は誰の肩を借りて行えばいいんだか…。情けないけど、僕1人じゃ…。つい、己の無力さに笑ってしまった。…けれど。)   (2020/4/14 19:58:11)

ガエリオ@ゼダス『……。……突然、ですね…。』(『育ててみたい。』…貴方のような大物が魔術素人の僕に直々に?…。…何の偶然か。そもそも、そんな事をして…貴方に何の得があるのか。…時間だけ、喰われてしまうんだよ。僕の返事に委ねるなんておかしい人…。地を見つめながらも、目を細め、沈黙が流れる。……それは…十数秒。ではあるけど、感覚で言うなら…とっても長く感じるだろう。…少しは僕だって考える。…こんなチャンスは滅多に無いからね。本当なら食い付くように貴方の教えを頂くべき場面…。でも、僕って変人だから…。疑問が生まれたら、聞かずには…いられないの。)『_______何故、そう思ったんですか…。貴方程の実力者に育てて貰いたいと願うウェンディアの騎士は数え切れない程存在しますが…、そう簡単に、叶う話では無いはず…。…そんな騎士を差し置いて、機械技師の僕に…なぜ、手を差し伸べるんですか…。』   (2020/4/14 19:58:25)

ガエリオ@ゼダス((しずまさんへの置きです!   (2020/4/14 19:58:53)

おしらせガエリオ@ゼダスさんが退室しました。  (2020/4/14 19:58:56)

おしらせ蕨/シャロムさんが入室しました♪  (2020/4/16 01:18:07)

蕨/シャロム(巻き上がる焔が街全体を熾と成さしめ、狼狽え遁走する民衆の悲鳴と、崩落する建物の轟音とが入り混じる。その狂騒は聴覚を麻痺させるに十分で、夢見心地でさえあった。悪夢甚だしいその光景を眺めるだけの猶予がないことを、霰に代わって降り頻る豪雨が物語っていた。人波に逆らうようにして、火種の源、台風の目である峰へと駆ける。登り行くにつれ、次第に濃度を増す煙が喉を蝕み、意識をも朦朧とさせた。逸る思いとは裏腹に、その頂の何と遼遠なことか。咳く度に微かな鉄の味が口内に広がっては鼻腔へと抜けていくが、すぐに煙塵の臭いで溢れ、塗り替えられていく。それでも足を止めることだけはしなかった。走り、灰褐色の風を切り続けた。篠突く雨によって殆どの音が届かない中、稲光が瞬き、小さな山嶺が鳴動する。――嗚呼、間に合ってくれと願った。彼の子がいれば一飛びだろうに、と幾度脳裏に過ぎったことだろう。シャロムが漸く踏破し、丘陵へと辿り着いたその刹那、差し込む月明りに鋒が煌めいた。   (2020/4/16 01:19:39)

蕨/シャロム何かを拝むように倒れ伏す人影がゼペタルであると、今にその刀剣に止めを刺されようとしている情況を理解するが早いか、咄嗟に身に着けた腕輪と指輪とを掻き撫でる。“ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア。王にして畏友なる君よ、開闢の刻の神と縢りて。罪咎阻み吾人護りし、灼熱の郭を築き上げん。”立ち所に熱気による無形の檻が編まれ、勝者と敗者とを隔てた。腕が振り下ろされれば旧友の命は間違いなく奪われていた、その寸前、間一髪で。詠唱なく突如放たれた魔術に、その剣の主は反射的に怯んだことだろう。その間隙を縫って駆け寄れば、その壮絶な有様を確と認めた。)――ゼペタルっ!(振り絞られた嗄れ声でその名を叫ぶ。それは、自身の信念から外れた行動に出たことによる躊躇いよりも、未だ嘗て見たことのない、襤褸と化した老友の惨状への衝撃が勝ったことの証左だった。血と砂利に塗れ、濡れそぼったゼペタルを素早く抱え込む。凶夢に魘されるが如く呻く彼の濁った鮮血は、自身が作り出した熱の障壁によって忽ち乾きつつあった。   (2020/4/16 01:20:17)

蕨/シャロム振り乱された髪が血腥く頬に張り付くのにも構わず、肩を貸して立ち上がらせようと試みる。辛うじてそれを遂げると、熱波の向こうに佇む仇を睥睨した。)……降伏だ。(そう一言、今までになく低く掠れた響きが伝わるや否や、もう一度腕輪をなぞろうと指を伸ばす。しかし、ゼペタルを支えながらでは思うように触れることが敵わない。小さく舌打ちを漏らすと、凡そその体を成さない声で呪文を唱え始めた。)ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア……王にして盟兄たる君よ、旧き神との絆となりて……彼と此の境に、焦がるる凍てるる庵を結ばん。(――苦痛に喘いでいるのみとしか捉えられずとも無理のない、ただ吐き出されただけの息の音は、ヨズアの神に、シュクロズアに聴き入れられたのだろうか。一つの塊となった影は漂い出し、徐々にその揺らめきが増していく。……残された熱が霧散する頃には、二人は陽炎の彼方へと姿を晦ませていった後だった。)〆   (2020/4/16 01:20:26)

おしらせ蕨/シャロムさんが退室しました。  (2020/4/16 01:20:51)

おしらせ極夜@雅螺さんが入室しました♪  (2020/4/20 15:44:03)

極夜@雅螺((と、置きロル気付かずに申し訳ない。枡さんに返信です。返す返さないはお任せ致します   (2020/4/20 15:44:47)

極夜@雅螺「僕が心配性ねぇ……改めて言われると妙な気持ちだ。まぁ、そうだね。確信的保証に僕の言葉がなるかは兎も角、是非とも頑張って生き抜けば良い」(──ま、出来るなら身一つで生き抜くっていうより、精神も生きていては欲しいけどね。僕がすべき心配じゃないし俺はもう軍部からは身を引いてる。生き抜く力があっても、純粋過ぎる優しさに相殺される可能性もあるけど、……いや、言わなくて良いか──見下ろした茶器の中にぴょこんと立つ茶柱。幸運の先駆けと云うが、一歩戦場に踏み出せば死神がけたけた嗤い、生死が背中合わせで綱渡りの舞踏を踊るような此のご時世、一体何の幸運を示すのやら。三日月の形に切り取った笑みを崩さないまま一息に茶柱ごと飲み干し)「転じて、の意味だけどね。過去の出来事で良心が苛まれるって意味だ。あれこれ後悔して自責の念に駆られたくないって事だよ。ほら、俺は結構保身的だから」(愛らしい仕草。幼子のような小さな挙動を久し振りに目にした気がして、何処か、澄んだ色を見た。ぱち、と態とらしく瞬き、取り敢えず簡素に説明を添えてみて)   (2020/4/20 15:44:52)

極夜@雅螺「そうだね、そうか。そうかも知れない。が、何が本当かなんて結局の所誰も知らないし自分も判らない。幼子が自分の食べる肉の素が生き物だと理解しないのと同じ事」(言葉が力を持つ此の世界、嘘を吐いて口で人を狂わせ、もう真っ暗になった真実を捨ててしまった自分は確かに可笑しいのかも知れない。そんな人間を案ずる彼女が何だか酷く滑稽で、いいや、奇妙で、ついつい何時ものように理解不能で回答不要の大言壮語で誤魔化し)「いや、うーん……世間一般では俺の年齢は若いとは言わないからさ……ほら……うん」(やめよう。此の話題予想以上に直球で心を抉ってくる。何時もの奇々怪怪な例え話で主軸をすり替えてしまえば良いのだが、如何にも舌が上手く回らずに「まぁ汝には未だ早い話題だよ」で片付けてしまった。其れでも崩れないニヤニヤ嗤い、揶揄うようで達観していて、真意を消した笑みで)「攫わないさ。こんなでも身内がいてね。迷惑を掛けるのも楽しいが今は大変な時期のようだから」(言わずもがな妹の事だが、ほんの一瞬柔和な笑みを浮かべ、ふい、と視線を逸らし)   (2020/4/20 15:45:18)

極夜@雅螺「言わないさ。不安なら我が字に誓って確約しても良い。第一、俺に発言力なんてあると思うかい?無いに決まってる!僕は善良で平凡な一般市民だよ」(舌の根も乾かない内に大嘘を平然と吐いたが、流石に今此処で素性を明かす訳にも行くまい。だが、彼女が話してくれたと晒すつもりなど無いという事は事実だ。僕はそこまで恩知らずで阿呆じゃない。第一利益もないのだから)「──そうか……ふぅん……それじゃあ大変だろうね、君も、軍部のお偉方も。……ま、此れ以上訊くつもりはないさ。ありがとう」(逸れた目線をゆっくりと伏せてゆく。嗚呼、大変だ。大変に決まっている。我が愛しの妹も。教えてくれた恩もある、「ま、君が巻き込まれないように祈っておくさ」と無理な願いを言霊に乗せ)   (2020/4/20 15:45:31)

極夜@雅螺((以上になります。では   (2020/4/20 15:45:40)

おしらせ極夜@雅螺さんが退室しました。  (2020/4/20 15:45:43)

おしらせ〆鯖/部屋主さんが入室しました♪  (2020/4/22 23:00:30)

〆鯖/部屋主((祝満員!こちらで作業しております~   (2020/4/22 23:00:39)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、〆鯖/部屋主さんが自動退室しました。  (2020/4/22 23:34:06)

おしらせガエリオ@ゼダスさんが入室しました♪  (2020/4/23 01:57:40)

ガエリオ@ゼダス((しずまさんへの置きロルです!   (2020/4/23 01:58:06)

ガエリオ@ゼダス『…ぅ…疑われたら嫌だなぁ…。…僕は別に楽しようと思った訳じゃないですからッ。……ただ…今のオウガさんの回答とこういった場面。…、……前にも経験した事、あるから…。』(突き刺さる視線。分かってるよ。勘違いされるような事言ってしまったのは。…今のは僕が悪い…うん。…窓際へと移動はしたものの、少し気まずそうに伝えてみせる。楽しようなんて思ってない。魔術の会得は茨道だって知ってるから。…物事を教わる立場として、厳しく何かを向けてくれる人に物を教えて貰うのは寧ろ有難い話。…昔、機械技術を教わってた頃も、…時には厳しく、父は僕に繊細な技術を叩き込んでくれた。甘い飴を抑え込んで。…少し、その映像が復活しただけ…のこと。さて…そんな懐かしみも今は余計かも。…一つ、壁を乗り越えるときだから。…簡単ではない、僕にとって強大な壁を。)   (2020/4/23 01:58:22)

ガエリオ@ゼダス『……貴方も迷うんですね。意外…____。…生命の…炎?……心を、揺さぶってくれるもの…の、現われ…。』(壁をただ見つめ、行き詰まる僕へ、貴方は意味深な言葉を投げかけてくれた。…貴方でも、迷う。『俺は簡単に突破した。』なんて言われるよりも心が軽いや…、とっても有難い気持ちになっちゃう。…そして、そんな重々しさの抜けた心へ転がり込んだヒント。…貴方の炎の魔術、燃え盛る火炎からだけ得た信仰と理解だけではないと言うこと?…炎は炎でも、もっともっと深くまで追求して、答えを得た…ということか。…でも、どうやって。…炎に親しみのない僕からすれば…分からない事。真似して今から炎を学ぶなんて、非効率的。…真似なんて、そもそも僕も貴方も許さない。…はず。___________その時だ。)   (2020/4/23 01:58:37)

ガエリオ@ゼダス 『ッッ……。………、…ッ!』(空に奔る一閃の稲光。…落雷。…先程まで見ていても、ただの落雷と考えは固くなっていた故…何も分からなかった。けど、一つ…貴方のヒントへのヒントから得たものがある。【炎は炎でも、より深く理解する。】…ということ。ならば…雷は雷でも、更に理解…いや、全て理解。もっと知る必要がある。…根まで全て。…何か思い付いたかのように、その場で作業着の上着を脱げばタンクトップに。…貴方へと振り返れば)『…外、行ってきます…。…今なら…何か感じ取れる気がします…ッ!』(今動かなきゃ…じゃなきゃ、また振り出しに戻ってしまう気がする。自然への理解…これが分かりそうなんだ。…一刻を争う。言葉だけ残して小走りで部屋の出入口へ。豪雨の外へと飛び出せば。広い地まで駆けて行く。雨を全身に浴びながらも…風に髪を揺らし、地の中心で脚を止める。雨など気にするものか。視線は…天雲一点を…見つめ続けた。)   (2020/4/23 01:58:53)

ガエリオ@ゼダス((以上になります!お願い致しますー!失礼しました!   (2020/4/23 01:59:27)

おしらせガエリオ@ゼダスさんが退室しました。  (2020/4/23 01:59:31)

おしらせぽぺ/糸依さんが入室しました♪  (2020/4/24 11:26:20)

ぽぺ/糸依((いつちゃんと返せるかも不明瞭なので、身勝手ながら此方でクロさんとフラッペさんに返信しちゃおうかなぁ!と思った次第!!   (2020/4/24 11:27:45)

ぽぺ/糸依「……は、こっ、これは失礼」(先程まで何もかもが沈黙し口を閉ざし、驚くほど静かであったであろう通路で。クスクスと響いたのは僅かに忍ぶような、しかし確かに愉快さと滑稽さにより生み出された笑い声であった。理由は明瞭だ、私のお腹の鳴き声であろう。……止めて欲しい、泣きたいのは此方だ。元帥相手に__そうでなくとも人間相手に__どう接すれば良しとなるかなど分かっていないのに、見せ物にされているようで落ち着かない。ぶつけどころのない羞恥心はみるみると己を侵食し、頬や耳が熱を持つ。帽子のつばをクイ、と下げ誤魔化してみるものの、効果は薄いだろう。もしや見苦しいものを見せてしまったかという不安もあったが……恐れ多くも一番に思ったのは、何笑ってんだよムカつくな、という文句だった。)「希望にございますか……。私、先程の失態もそうであるようにかなり空腹でして。待ち時間の少なき店であれば、何処でも構いませぬ。」(最初は余裕がなかった為に素が顔を出してしまったが、辱しめをうけたことで一度冷静になれたようだ。軍服の上から羽織った群青のマントを翻しながら貴方に着いて行く。二対の靴がコツコツと床を鳴らす。   (2020/4/24 11:48:22)

ぽぺ/糸依料理の内容に対して何も言わなかったのは、空腹に焦っていたのも勿論だが。食物アレルギーの何もない健康体である私にとって、食事というものの価値が低いものであることも、少なからず事実であった。)»クロさん。   (2020/4/24 11:50:46)

ぽぺ/糸依「……は、はぁ。お褒めに預かり光栄です」(…………んな訳ねーだろこのイカレ男!!! 何が勇気を認めるだ、何が神だ、勝手に頭撫でて子供扱いすんなこの変人! 私もう21なんだよあぁはいそんなに童顔ですかそうですか! あとついでにセクハラで訴えるぞ、その背負った袋魔術で塵にしてやろうかア"ァ"!? ……と叫びたい程、内心フリーズを通り越して最早怒りに震えていた。自分のコミュニケーション能力が乏しいせいか、相手の対応が異様なのか、はたまた両方か……。まともに会話を交わせる状況下を作ることなど困難を極めていた。乱雑に撫でられたその腕の下……貴方からは視界の影になったそこで、視線で殺人を犯すかの如く、睨むように見上げてはいたものの。声だけは取り繕えていたのは、貴方が本当に何かしらにおいて偉い人だというのを、まだ信じていたから。保身という安全策、つまり私はチキンだ。そしてこいつは頭のネジが粉々になっている変人だ。__そして、まだまだ狂気の行進は私を巻き添えにして止まらない。)   (2020/4/24 12:11:26)

ぽぺ/糸依「神名……私の字は糸依にございます。ところでフィヨルドさん、此処に店がありしはもう三ヶ月も前のことです。昨日は市も開かれておりませぬし……記憶違いではないのですか??」(彼が名乗るその光景にやはり違和感を覚えるものの、名乗られれば名乗り返すのが礼儀……と私は習っている。彼のように周囲の目線を釘付けにするような勇気はないので、若干声を抑えつつ、胸に手を置いたまま軽く膝を曲げて会釈の代わりとする。……私の記憶が正しければ、現代において名乗ることのできるのは字と真名の二つであった筈。過去の歴史を遡ったとしても、少なくともウェンディアと尊華でそのような文化は今までに存在していない。英名ということはヨズアの民である可能性もあるが、ヨズアに関しても記憶の限りはなかった……筈。記憶が曖昧にならないうちにまた文献でも読み漁ろう。……神名が歴史上で存在しないとあれば、やはり今までの一連は彼の戯言?? と、難しい顔で考えを巡らせていたが、それよりまず先に対処すべき事態が発生する。   (2020/4/24 12:26:24)

ぽぺ/糸依フィヨルドさんの言うには、昨日ここには店があったとのこと。しかしその言葉は可笑しいのだ。ここに店が構えられていたのはもう随分前のことだし、移動市場が開かれるのはここではない、ついでに昨日でもない。話が噛み合っていない以上は連れていきようがない。目を開いてはわかりやすく驚いて、一度彼に確認をとる。……もうそろそろ良いだろう、と彼の腕を頭から払おうか。……髪が乱れてしまった、正体の割れぬ男から視線は外さずに、結っていた髪を一度ほどいて。)»フラッペさん。   (2020/4/24 12:31:35)

ぽぺ/糸依((では失礼!!   (2020/4/24 12:31:52)

おしらせぽぺ/糸依さんが退室しました。  (2020/4/24 12:31:56)

おしらせフラッペ@フィヨルドさんが入室しました♪  (2020/4/25 00:20:14)

フラッペ@フィヨルドフ…ふむ?その筈は無かろう、我は確かに昨日の10月12日にこの街に来訪している。貴様の勘違いではないのか?だが確かに、昨夜とは様子が違って見えるな。覚えのない民衆も増えている(神は全ての民に目を向けている。国、人種問わず、世界に生きる者達全てが親愛なる人の子であるからだ。勿論、その全てを救える訳ではない。人も神も、その命を以て救えるのは世において極少数、である。さて、男とて神の一端_______と思っている_______なのだから、街に訪れる度に出会う人全てを記憶していた。神が持ち合わせている心眼などあろう筈もない。極寒の、利便など一つも無い極限地帯で死の危機と隣り合わせになりながら生き抜いた。生きる為に必要な知識を、方法を、無我夢中で磨き上げた。鍛え上げられた動体視力、突飛した記憶能力が、まさに『神』と表現してもおかしくない目を宿したのだ。そんな、自らを神と名乗る男は、再び辺りを見回した。この街にはつい1週間前から四度訪れているのだが、いつ来ても違った様相を見せてくる。飽きさせぬ街だと思っていたのだが、果たしてその認識が異なっていたのだろうか?そんな筈はない、我が記憶に偽りなし。)   (2020/4/25 00:20:18)

フラッペ@フィヨルドだが…そんな事はどうでも良い。仮に我の記憶違いだとして、糸衣、お前の目的はただ一つ、変わる事はない。神たる我が身をその店まで連れて行くのだ。礼金は出そう。そうだな、この肉と皮を売った額の5割やろう。ここでは貴重とされている獣の物だ、それなりに値は張るだろうな。元より我は金にあまり興味がない。財や金は人が世を回す為に用いるものだ。あれっぽっちが無ければ助け合えぬ世とは、人は腐るばかりよ…(そう言って、糸衣の頭で遊んでいた手を戻すと、男は袋を持ち上げ直し、ここぞとばかりにその大きさを揺らしている。男の住む氷山には、人の味を覚えた獰猛で頑強な生き物しか生息していない。そこにしかない木、花も多く生育している。それ故、彼が山を降りて都に持ってくるものはあまり見かけない珍しいものばかり。その量も相まって、かなりの値段で売れる事は間違いなし。最も、その店まで辿り着けたなら、の話であるが。)   (2020/4/25 00:20:34)

フラッペ@フィヨルド((拙くなってしまったああ、申し訳ない…後時間かけてごめんなさい…!   (2020/4/25 00:20:49)

おしらせフラッペ@フィヨルドさんが退室しました。  (2020/4/25 00:20:51)

おしらせぽぺ/糸依さんが入室しました♪  (2020/4/27 01:15:11)

ぽぺ/糸依「神無月!?またご冗談を、今の暦は卯月の十七……貴方の仰る日はもう半年も前のことにございます。半年も前となると店がありしも不思議ではありませぬが…………」(とここで、帽子を口に加え髪を結いつつ辺りを見渡す。奇妙な見世物を見物する観客達は群衆で、人の輪の中に取り囲まれたステージには大柄な男と私。ふと自分が居た場所に視線をやればそこには席を外していた同僚が居た、いや助けろよ。声を出さずに助けを求めれば首を横に振られた、薄情な奴め。……まぁ自分ならばこんな場に割って入っていくなど絶対にお断りだが。さて、神だのなんだのと頭がおかしいのはわかっていたが、またつくづくおかしなことを言うものだ。何せ今は花が色めき聖歌をさえずる春。山々が頬を紅に染める秋はもうとうに過ぎている。彼が訪れたという店がここにあったかなんてさらさら興味がないので記憶にも留めていない。あちこちにうねりまるで揃っていない茶色のカーテンを漸く束ねれば、再び頭に帽子を鎮座させマントの襟を上げる。さて、この男は正気か?今一度、僅かに傲慢の欠けた彼の顔を見上げる。)   (2020/4/27 01:34:54)

ぽぺ/糸依「!!…………ふむ、私を買収する算段で? ……五割、中々に魅力的ではありますが、兵の役目は治安と秩序の保持に候。それが賄賂で動いたとなれば帝國の威厳にヒビを入れかねませぬ。……です故、それは受けられぬご相談。となれば私に利益は無し……但、悩める市民を据え置くなどとは帝國軍の名が泣きます。獣の肉や皮の販売所にございましょう?それならば、同じものかはわかりませぬが近場に商を構えし者を知っております。ここより南に下りし場、着いていらっしゃいまし」(暫くは不機嫌さを面に出し話を聞いていたが、報酬と聞いて気持ちがぐっと揺れ動く。ただ面倒なだけの案内なら御免だが、金となれば話は別。聞けばかなりの高額、連れていけば本が買えるとは何とも美味しい相談だ。心が弾み、連日の任務で積み重なった倦怠感も吹き飛んだ……のは良いのだが。今は市民の手前、互いにそんな気はなくともここで私欲私利に走れば帝國の名を汚すのは明らか。肯定を寸前で飲み込み、一旦格闘。どうする、どうする糸依よ。)   (2020/4/27 01:49:09)

ぽぺ/糸依(悩んだ末に選んだのは否。彼が金銭価値についてどう思うかは勝手だが、金はこの世の回りもの、地獄の沙汰も金次第と言うではないか。喉から手が出るほど欲しいのは確かだが、そもそも考えて得体の知れぬ他人に弱味を握られれのもたまったものではない。今の私はさぞ複雑な表情をしているだろう。忙しなく指を絡ませ気を紛らわせるものの、やはり受けとるべきだったかと煩悩は止まらず。それを振り払うように彼に背を向け、彼の望む場所へと先導するように足を進める。気が変わらない内に案内してしまおう。装飾をかざしながらちらりと振り向き、貴方を横目にに手招く。)   (2020/4/27 01:55:30)

おしらせぽぺ/糸依さんが退室しました。  (2020/4/27 01:56:48)

おしらせフラッペ/フィヨルドさんが入室しました♪  (2020/4/28 01:05:53)

フラッペ/フィヨルド(こちらの言を聞き、にわかに驚く糸衣が自分に告げた現刻…演じている訳ではないらしい、6ヶ月さえも瞬きの様に感じるとは、神たる我が身がそうさせているのだろうか。どこか物寂しさを感じさせてくれるな、だがそれも心地良い。人間の成長とは正しく日進月歩。この街が以前よりも格段に良き顔を覗かせているように、人の世界とは常に成長を続けるもの。人間よ、六月あまりの時間をくれてやったのだ。我を失望させるなよ。…神無月……あぁ、この国ではそう呼ぶのだったか。煩わしいことだ、いずれ、全能の神である我が均さねばなるまいな。)   (2020/4/28 01:06:25)

フラッペ/フィヨルド己が國に忠義を尽くすか、軍人…いや、兵、か。財に媚び諂うことなくあくまで國の腹心であろうとする志、賞賛に値しよう。だが我は気に入らない。お前は今逃げようとしているのだ。自らの欲を国のお顔を汚さぬ為などという下らぬ理由で律し、善き人であろうと振る舞っている。隠す必要はない、あの時、我の話を聞いているお前の目は実に輝いていたぞ。本能で生きる人間の、汚れなき美しい瞳だ。お前は手の届く場所に宝を捨てている。勿体無いと思わんか。それを拾わんとするのは人として当然、極自然の事だと思わないのか?なお断ると言うのなら________ッ、なんだ……貴様等ッ……!よくもその薄汚れた眼で許可もなく、この我を凝視したなッ……!!!!万死に値するぞ、魂の囚人が………!!!   (2020/4/28 01:06:27)

フラッペ/フィヨルド(不意に、身体中に電流が流れたような気がした。頭が痛い。歪むようだ。感覚が麻痺しているのか、何をした訳でもなく、舌がヒリヒリとする。思わぬ事態に、持っていた袋をどすんと落とす。バランスが崩れ、その場にぐらりと倒れ、あろうことか片膝を地に付けてしまう。それだけでも神にとっては最高級の屈辱なのだが、最も怒りを煮えたぎらせたのは、自然の病ではない、不自然な程の急激な症状ということだ。明らかに通常の病と異なる。毒物か何か仕込まれたか、この女に。…否、瞳は逸らしていない。おそらく別の要因か。だとしても、おのれ、神たる我にこのような細工をしようとは、そして民衆にこのような醜態を晒してしまうとは。宴の参加費すらも払わぬ野次馬どもが、今すぐに消え去れ、さもなくば…………地に伏し天に召すが良い………ッ!!!!)   (2020/4/28 01:06:38)

フラッペ/フィヨルド((あかんなんか変になるぅ…申し訳ないのです   (2020/4/28 01:06:52)

おしらせフラッペ/フィヨルドさんが退室しました。  (2020/4/28 01:06:54)

おしらせレモネ/ビナさんが入室しました♪  (2020/4/29 21:53:43)

レモネ/ビナ「うぅーー……これじゃあ結局なんもかわんないじゃーん……。」(周囲一帯に調合具をぶち撒けたような乱雑さが目立った。この立ち込める独特の青臭さは、さまざまな薬草によるものと、煮詰めた緑色の液体から放つものである。何やらレシピや調合式のような字がビッシリと埋め尽くす羊皮紙が所狭しと散らばっており、その上に空の小瓶がゴロゴロとランダムに転がっている。そのエントロピーの高い荒涼とした光景は、この部屋の中心にて頭を抱える少女の心象風景を模写し、具現化したもののようだった。三国を襲った悲劇の雨。ビナが【命の水】と呼んでいる人を壊す悪意の水。それに侵された人々を救うべく、戦う少女の一人。それがビナである。この悪魔の所業を実行に移したヨズア人、シュクロズアリ旅団の尻拭いとして、同じヨズア人である自分が戦わねばなるまい。その揺るがない決意一心で、この巨大な悪意と闘っていたが、見ての通り難航を極めた茨の道は、ビナを充分に苦しめていた。)「がぁぁふぅぅぅ……ねー、わからんー…お腹空いたー集中力きれたぁーーっ!」   (2020/4/29 21:54:15)

レモネ/ビナ(ばさぁっ!と両手で持っている先ほどまでずっと睨めっこしていた羊皮紙の束を、投げ出すように思いっきり上にぶち撒けてた。難解の雨に打たれたビナは隣にずっと微睡む相棒の羊、『ガフ』に甘えるように救助を求める。ふわふわの綿飴のようなその毛並みにぼふっと、体のほとんどを埋めて、温もりを体全体で感じた。)「あー…むりっ、しわあせすぎ……わたしもうなんもかんがえたくない……」(重力を忘れさせるような感覚を独り占めだ。だって、もう考え過ぎた。考えて考えて、徹夜でなんとか答えの糸を手繰り寄せようとするも、その糸はまるで逃げるように探せば探すほど遠ざかる。耐え難きを耐える今でこそ、こんなことをしていられないのだが、ビナは少し今、ダメになっていた。自暴自棄、という捉え方でも正しい。少し、自分の力だけでは限界を感じ始めた頃合いだ。【命の水】の特効薬。その道を歩くには、ビナの小さな一歩一歩は、あまりにも小さ過ぎる。これでは、間に合わない。)「出かけよ……薬草の買い足ししなきゃ。鞄持ちしてー、いこーよー、がふぅぅ……。」   (2020/4/29 21:54:32)

レモネ/ビナ(なんて言っている本人がぐでーんとしているのを、哀れむような目をやる取りつく島一号、ガフ。ビナの言葉を理解したのか、自分に埋もれるビナを荷物のように引き摺り、気分転換にワンポールテントから外に出るビナと羊であった。————ウェンディア王国、王都ウェントの某日某所。寄生するように、そのデカい羊にひっつく黒衣の旅人、ビナはその寂れ具合に一層心を痛ませた。人々の顔から笑顔が剥がれ落ち、明日の我が身も知れぬ恐怖に翳る顔ばかりが目立つ。まるで、戦争に負けたかのような、民衆の落ち込みぶりだ。それもそのはず。彼らの大切な人たちは皆、水に狂わされている。何に狂わされているにも分からず、いつ自分も狂うのか暗い雲を心に封じ込め、死体のように冷たく生きていた。今通り過ぎた駆け足の団体は、王国聖騎士たちだろうか。どうやら、各地で水に狂わされた人間が暴徒と貸しているらしい。敵国の兵ではなく、護るべき自国の大切な民に、兵が使われる。彼らの心情を推し量れたものではない。すぐそこでは、両親が狂ってしまったのだろうか、助けを乞い涙を流す子どもがいた。ごめん、ごめんっっ、ごめんなさい……!!   (2020/4/29 21:54:53)

レモネ/ビナ自分が悪いわけでもないのに、胸が苦し過ぎて、逃げるようにそこから逃げ出した。ごめんなさい、わたしがもっと凄かったら、薬を完成させれていれば。 駆ける小さな背中に背負いきれない荷物に、ビナは自嘲する。何も、わたしが背負う物ではないでしょうに。でも、一度決意をした胸に手を当てて、小さく呟いた。)「助けると身勝手に自己決意して、それで声も届かぬ所からわたしが涙を流し、かける言葉が″ごめん″では、情けなさ過ぎる……っっ!!」(噂を聞いた。風の噂という物だ。薬草屋で新しい薬草を調達した帰りに、聞いた。路地裏では、水を求める狂人がますます増えている噂。ヨズア人の猛攻が泣きっ面に蜂のように刺すという噂。そして、ウェンディア聖騎士に中に、『毒』と『薬』に適性する魔術の司祭がいるという噂。どうやら、アロマにも詳しいという、その司祭の字は……『ガデューカ』。藁にもすがりたいビナにとって、これ程までに有益な情報を手に入れたのは幸福であった。まるで蜘蛛の糸だ。一縷の希望。雨雲の隙間から、一筋の光が、ビナに道を示す。)   (2020/4/29 21:55:15)

レモネ/ビナ「ガデューカ司祭……訊ねる場所が増えたね。」(目標が定まったビナは、もう羊にひっつく小さな少女ではない。人を苦しめる雨に立ち向かう、勇者の一人だった。世界に虹をかけよう。雨垂れの音を、涙の音である必要がないことを、世界に気づかせるのだ。そのためならば、わたしはどうなってもいい。薬を、特効薬を、治療薬を、わたしたちは、必ず完成させて見せるのだ。それが、あの決別の夕陽に、誓ったビナの決意の一つだから。もう、病気で苦しませる人間の顔は『見たくない』。)「———行こう、ガフ。 わたしちちの戦いは、まだまだこれからだよ。」(雨が止むのは、近い)   (2020/4/29 21:58:09)

おしらせレモネ/ビナさんが退室しました。  (2020/4/29 21:58:14)

おしらせぽぺ/糸依さんが入室しました♪  (2020/5/1 20:37:58)

ぽぺ/糸依「……成る程、一律有り。煩悩や欲を捨てられず旁で抱えてしまうのも、また人が生み出し織り成す生き様…………。それに金は幾ら貯蓄したところで損も少なし、筋は通っておりますね…………なんて、言うとでも思ったんでしょう?? 今回ばかりは何がなんでも受け取ってやらねえよーーーーだ!!! そもそも皆が皆欲に逆らわなかったら秩序なんて成り立たない治安クソの無法地帯が完成するだろ! そこでどうやって暮らしてけっつーんだバーーーーカ!!!! というかまずアンタ! 字が和名じゃない時点で既に尊華の人間かも怪しくて、しかも神だのなんだのと自信満々に発言しちゃうようなおかしな人から貰うものが何故安全だと言い切れる? いや絶対言い切れないね!!! 他の人はそれを良しとするかも知れないけど少なくとも私はそんな危険な真似なんて御免だね! 金は確かにたっっっくさん欲しいけどアンタから貰うぐらいなら理由こじつけて軍の犬でも何でも____は、????」(はやる気持ちを抱えてはさっさと別れてしまいたいその人に背を向けたのだが、背後から放たれたのはまさに図星をついた言葉。   (2020/5/1 20:47:31)

ぽぺ/糸依煉瓦調の地面から前へ踏み出さんとしていた編み上げのブーツは、宙へと旅立つことはなくて。……何さ、野蛮人みたいな格好した奴が偉そうに私に何を説こうっていうの? 群青のマントの下で握り拳をわなわなと震わせ、視線は進路ではなく地面に陳列した長方形の模様一つ一つを映していた。沸々と込み上げるのは稚拙な怒り、プライドに下手くそな落書きをされたような悔しさ。……それらが産み出したのは、かくも理不尽な言葉達。尊華の至宝はどこへやら、古風で奥ゆかしさを孕んだ鍍金すら剥がれた、只の小生意気で面倒な女がそこには居た。顔を向けられないのは内心敗北を覚悟しているから、自分の放つこの『力』達が滑稽なほどに論点が擦れ、且つ矛盾していることなど自分でもわかっている。ただずっと相手から視線を背けていては失礼だし私が納得できない。『軍の犬でもなんでもやってやるし尻尾も振ってやるわ、ケッ!!』と下品にも舌を出して振り向こうとしたそこで。誰もかもが、それこそ全知全能であると称えられし神でさえ、期待も予想もしなかった展開が待ち受けていた。   (2020/5/1 21:02:47)

ぽぺ/糸依__地に屈した髪は怒りに呑まれ、その鋭い瞳は今にも命を射抜かんとしている。番狂わせの宴はいよいよ酣、やんややんやと騒ぎ立てるは無粋な参加者、主役は誰かって? 水に侵され心が浸水し、潤いを求め心酔しきった貴方しか居ないじゃないか! ……さて、こんな主役の乱心ぶりを見て脇役は……私は、どうする?)「……ッッ、誰かある! 此人を本部基地へ搬送する、人手を呼んで参れ……!! …………何ボーッとしてんだ、動けったら!!!」(憤怒にオーバーヒートを起こした思考は凍った背筋で瞬時に冷めた。病は無作為に、そして無慈悲に対象を定め襲う。何故いつも、怠惰を働き徳を積んでいない私ではなくて周りの人間が不幸を被らなければいけないのか、疫病神の如くたちが悪い。覚めた頭が辿り着いたのは、不自然な体調不良という驚異。彼の命を狙った第三者が彼の容態を急変させたという可能性もあったが、それより考えられるのは例の病への感染だろう。急な体調の悪化に感情の起伏。私を見捨てていた同僚を弾き出すように俄に大声で指示すれば、やっと自分の体も言うことを聞くようになった。さて、今やるべきことを考えろ、市民の避難よりまず患者の安否の確認だろう。   (2020/5/1 21:15:42)

ぽぺ/糸依すぐさま駆け寄って手当てを施したいのは山々なのだが、何かあった時に此方が手負いにならぬとは言い切れない。何せ自称神様だ、無礼だの何だのと危害を加えられてはたまらない。どこぞのうつけは酒よ酒よと喚いていたし、饒舌になる人や感情の豊かになる人、殺戮衝動を抱く色眼鏡マンすら居たのだからおかしな話ではないだろう。必要最低限の警戒を念頭に、恐る恐る貴方の近くへと足を運ぶ。何と声をかけるのが正解だ? どうすれば彼を怒らせることなく治療に及べる?)「……もし、フィヨルド殿。私の声が聞こえあそばしておられるのなら是非御答え下さいまし。……今、何が欲しゅうございますか?」(これが最悪の事態でないという僅かな可能性にかけて、とある回答が返ってこないことを望んで。此処は命の華が散る戦場にあらず。いくら私が貴方を嫌おうと、救える筈の尊き命を見捨てるなど言語道断。……いつもなら他人なんてどうでもいい癖に、こういうときだけ目覚めが悪いからって。身勝手なのは自分が一番わかっているから、だからどうか。今はこの手を、絢爛たる命を護ることに使わせてくれ)   (2020/5/1 21:37:23)

ぽぺ/糸依>フラッペさん   (2020/5/1 21:37:33)

おしらせぽぺ/糸依さんが退室しました。  (2020/5/1 21:37:36)

おしらせクノ/アッシュさんが入室しました♪  (2020/5/2 17:33:58)

おしらせクノ/アッシュさんが退室しました。  (2020/5/2 17:34:12)

おしらせクノ/竜灯さんが入室しました♪  (2020/5/2 17:34:17)

クノ/竜灯「⋯⋯まあそう言わんで欲しいのう。」((竜灯は貴方の言葉を聞きながら、机を挟んで向かい合うように座布団へと腰を降ろす。胡座に足を崩して何とも言えない困ったような表情を浮かべると、彼にしては歯切れ悪く息混じりの声を漏らすのだった。それは自分の軽口を蹴り飛ばした貴方への返答のように見せかけてはいたが、本当は違う。⋯竜灯ははっきり言って火津彌さんや糸依さんには落ち目を感じていた。薄らだがはっきりと記憶にこびり付く光景を思い出すと、早く酒が運ばれて来ないかなと言わんばかりに、あからさまに視線を一度部屋を区切る襖に向けてから、煙草を取り出した貴方を瞳を細めて見つめ。両膝に手のひらを乗せ、背中を丸めるように僅かに上体を曲げて乗り出すように、覗き込むように。)   (2020/5/2 17:34:35)

クノ/竜灯「それも悪くは無いがのう⋯⋯俺も似た所が無いといえば嘘になる、博打で負けた日だって酒を呑む、じゃっけど大勝ちした時やて呑むぜ。⋯⋯⋯⋯俺はのう梟さん。」((ぽん、と一度両手で膝を叩いて鳴らすと、背筋を伸ばして腕を広げ、晴れやかな笑顔で笑いかけるのだった。)「悲しい時は忘れる為、楽しい時は楽しさを何倍にもする為に呑むもんじゃと思うちょる!⋯⋯なんでも一緒ぜよ、嫌な事から逃れる為にしてる事は大抵、楽しい時にやればもっと楽しくなれるちや!!笑って生きていこうぜよ、の。梟さん!」((「俺は今まっこと、最高に楽しい気分じゃ。」と腕を組んで笑う竜灯は、嘘偽り無く晴れやかなものだった。   (2020/5/2 17:34:37)

クノ/竜灯((梟さん宛てのロルです!   (2020/5/2 17:34:47)

おしらせクノ/竜灯さんが退室しました。  (2020/5/2 17:34:49)

おしらせ〆鯖/レフィーネさんが入室しました♪  (2020/5/2 19:11:07)

おしらせ〆鯖/レフィーネさんが退室しました。  (2020/5/2 19:11:53)

おしらせ〆鯖/ゼペタルさんが入室しました♪  (2020/5/2 19:11:55)

〆鯖/ゼペタル(ウェンディア王国の王都・ウェントから最も近い帝国領土であるこのスザンは、同名の火山を霊峰として信仰を集める大陸の臍である。麓の街は火山灰に覆われ、この砦も例外ではなかった。ゼペタルの呼び寄せた黒雲と火山の噴煙と灰とで一面が仄暗く、モノクロームの世界のように現実離れしたここは――まるで、盲目の世界。ゼペタルはシントを奪った因縁の尊華帝国に向けて、今一度神儀に則った宣戦布告と同時に攻撃を開始した。)聞け、帝国よ!我らがシント、ヨズアの神の島を剥奪した冒涜へ制裁の雷槌をくれてやる…。花も散り荒れ果てたシントの怒り。その代弁者となることを、我望む!……狂い雨の黒幕はこの俺、黄昏のゼペタルだ。かかってくるがよい!(思うように動かぬ満身創痍の老体。それでもこの口さえ動かす事ができれば、シュクロズアへの祈りは聞きとどけられるはずだ。それだけが今、ゼペタルを突き動かしている核だった。杖をなぞり、回し、なぞり、大きい魔術――豪雨と雷を帝国兵達に向けて放つ。『ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア』。)   (2020/5/2 19:11:58)

〆鯖/ゼペタル((命の水エピローグ帝国サイドの出だしです!   (2020/5/2 19:12:09)

おしらせ〆鯖/ゼペタルさんが退室しました。  (2020/5/2 19:12:12)

おしらせ山葵:獅子唐さんが入室しました♪  (2020/5/3 00:53:17)

山葵:獅子唐(火山灰に沈む町。暗雲立ち込め世界が白黒へと染まりゆく。砦の上で高らかに、しかし敵ながら讃賞を贈りたくなるような勇ましい声で尊華へと宣戦布告をする老人を見据えた。右手をゼペタルへ向け詠唱を開始する)… 光煌く所に闇蔓延り、咲かすは逢魔時、散らすは黎明。雲は低迷、空は曇天。今こそ影が……ッ!!(一瞬。耳を張り裂くような雷鳴が、己の付近へと落ちたのが分かった。それへの僅かな動揺からか、詠唱が詰まる。瞬間、雷鳴にも負けぬ凄まじい音が響いた。)ッ……くっ……(しゅうしゅうと音を立てて黒煙が上がり、辺りには肉が焼け焦げたような臭いが立ち込める。獅子唐の右手は魔術の暴発により真っ黒く焼け爛れてしまっていた。)   (2020/5/3 00:53:38)

山葵:獅子唐……はっ……。… 光煌く所に闇蔓延り、咲かすは逢魔時、散らすは黎明。雲は低迷、空は曇天。今こそ影が地を覆い尽くす時。歯向かう敵に向かい矢を放て…!!(じわじわと痛む右手を庇いながら改めて詠唱し直す。何とか詠唱に成功し、己の影から放たれた無数の矢は。己の精神の揺らぎにより情け無いことに格段に威力が低下してしまっていた。)……はっ………。……情けない……。(はぁ、はぁと息を切らしながらも、尚も痛む右手に脂汗を流しながら、よろよろと前線からの離脱を試みるのだった。)   (2020/5/3 00:53:40)

山葵:獅子唐((イベントのロルです…!   (2020/5/3 00:53:48)

おしらせ山葵:獅子唐さんが退室しました。  (2020/5/3 00:53:51)

おしらせクノ/竜灯さんが入室しました♪  (2020/5/5 14:55:24)

クノ/竜灯「どいたどいたぁ!!おまんらここは守山ぞ!俺が出ずして誰が出るぜよ!!」((帝國領守山(スザン)。王国王都と大部分を接する要地。天を衝く霊峰が聳え立ち、幾度と無く起きた噴火により火山灰に覆われているこの地域は、古来より王国の攻勢を塞ぎ止める最前線の要害として機能していた。⋯そして今日。攻め込んできたのは一人のヨズア人。一人この要衝に挑まんとするその姿は、かつて神島をたった一晩で落としたとされるヨズアの英雄、尊華の仇敵、シュクロズアを彷彿とさせる。空には黒雲が垂れ篭め、太陽は今や亡き。尊華守山の不倶戴天は隠れたが、決して侮れない大敵が唸り輝いた。⋯今、狂い水より息を吹き返した帝國。言葉を識る者達が砦に集結し、戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。)   (2020/5/5 14:55:43)

クノ/竜灯「⋯聞きとうせ!!!!!」((魔術砦の一角、城壁へと駆け登り立つ兵が一人。羽織姿に赤ハチマキが雨に紛れて吹く豪風にたなびき、砦へと降った閃光に照らされた。続く轟音に負けないよう男は声を張り上げる。)「俺はおんしに恨みは無いが、じゃっけどこの地は尊華守山!!故郷(ふるさと)守るんはこの俺竜灯じゃ!⋯なあご老人、老いて死ぬのを望まんのなら、刮目せよ!!気高き霊峰の護り手にいざ臨め!!!」((穿つ轟雷にも臆せず、竜灯はゼペタルの持つ杖に応え、腰に提げた刀の鞘部分を片手で握ると同じ様に横向きに。)   (2020/5/5 14:55:45)

クノ/竜灯「眠れる業火の帝王よ 目覚めよ真紅を待たずして 我は賛歌を詠う者 汝惨禍を謳う者 霊峰の護り手 我が礼砲に応えん 起きよ主(あるじ)灼灼たれ 熾せ炎延々たれ いざここに 再び統べよ!!」((早口に唱えられた呪文、刀を高く掲げれば、上空に生まれた小さな灯火。炎を巻きながら肥大化していく球状の炎塊は、何れ爆音と共に炎を撒き散らし翼を広げた。翼の映えた蜥蜴の様な姿のそれは、正しく「竜」であった。持ちうる魔力を殆ど使い切ってしまった竜灯は、頭上で刀を鞘より抜き放ち。ぜペタルに向けて切っ先を向け声高に叫ぶのだった。)「⋯⋯行け!直々に火葬してやるぜよ!!」((あの雷が落ちればそこで炎竜を形成し操る魔力は霧散してしまう筈。せめてそれ迄に近付いて相手を焼いてしまおうと決して早くは無いが巨体にしては緩慢ではない速度で炎竜がゼペタルの方へと急降下していった。   (2020/5/5 14:56:04)

クノ/竜灯((守山防衛イベントですわ!   (2020/5/5 14:56:20)

おしらせクノ/竜灯さんが退室しました。  (2020/5/5 14:56:22)

おしらせミカ@梟さんが入室しました♪  (2020/5/6 01:32:09)

ミカ@梟((守山防衛イベ、参加させていただきます〜   (2020/5/6 01:32:29)

ミカ@梟「吠えろ老いぼれ──ババを引いちまった事、後悔させてやる。(ぽつりと、煙草の煙とともに台詞を吐いた。彼が居ざすは薄暗く、色味を持たない無彩色の大地。岩場に腰掛け、朧朧と瞳に怒りを宿した彼は、じり、と音を立てて、足の裏で味わうようにその灰を踏み込み立ち上がった。腹の傷は、痛みは、まだ癒えてはいない。だがそんなものは、自分や尊華の皆を最悪の渦中へと放り込んだ首魁に対する怒りと、民に対する憐憫に比べるとどうだ、すっかりと消えた訳では無いが、ずっと遠くまで後退したようだ。苛立ちに震える拳は矢先に立つ老人へ向けられ、陰惨な呼吸を数え始める。ひし、ひしとこみ上がる怒りはとめどなく、熱く沸き立つそれは、全身を血流に乗って巡るようだ。)」   (2020/5/6 01:32:49)

ミカ@梟「──『傲岸の亡者 嘲謔の譫妄 謳うは悲心 踊る巫女 凜は禍時 汝凍る蒼よ 三千世界の鴉を堕とし 傲る悪鬼に死の息を』(ぽつり、ぽつりと紡がれる詠唱。気づけば、めきめきと氷が足元を覆う。鉄のように無骨な冷たさ、容赦のない冷徹と無慈悲が形をもって現れたように、巨大な氷塊が、煙草の半分も燃え尽きない内に出来上がっていた。肌を裂くような冷たさに身を包んだ彼は、内に秘めたる『紅翼の蒼』に狂気と殺気を孕ませて、次第にその正体を晒し始めていた。)テメェのツケは、ここで全部払っていってもらうぜ──(バチン、と鳴らされた指。それを皮切りに、巨大な氷塊はゼペタルを目掛けて弾けゆく。彼の怒りや憎しみをその身に宿して。)」   (2020/5/6 01:32:51)

ミカ@梟((失礼しました〜   (2020/5/6 01:33:05)

おしらせミカ@梟さんが退室しました。  (2020/5/6 01:33:07)

おしらせ〆鯖/ゼペタルさんが入室しました♪  (2020/5/6 14:15:28)

おしらせ〆鯖/ゼペタルさんが退室しました。  (2020/5/6 14:15:38)

おしらせ〆鯖/ゼペタルさんが入室しました♪  (2020/5/7 02:11:28)

〆鯖/ゼペタル((カヤさんへのロルです、〆とさせていただきました…!   (2020/5/7 02:11:42)

〆鯖/ゼペタル(産まれて初めて顔を突き合わせて見たその顔は、あなたらしくもなく涙に濡れていた。頭を撫でてやりたくて、肘から先がなくなった二の腕を動かしてみるも、距離感も何もかもつかめずに、赤い血があなたの額を汚した。)あ…ああ、イ…シュア……すまない……。もっと撫でてやればよかった。…もっと…抱きしめてやればよかった。(黒い瞳からぼたぼたと涙がこぼれ落ちる。『行かないで』と言われても、返す言葉もなくて。)……何を、遺してやれるだろうなぁ。……なあイシュアよ…儂以外に、真名を……教えるなというあの言いつけを。……ちゃんと守っているか?……済まない事をしたな。すまない…すま…な…(話しながら、ゼペタルの世界はひとつずつ色を失っていく。この幻も、長くはみせてもらえなさそうだ。)   (2020/5/7 02:11:48)

〆鯖/ゼペタル……ほんとうは、戦ってなど……ほしく、なかった。……だが、おまえの師で居ることでしか、い、……られなかった。……俺も、親を、知らない……から……。(このまま死ねば、あなたはもう魔術師として戦う事はできないだろう。それが一番良いのかもしれないと思いながら、だけど、『お前から、空まで奪いたくはない』という相反する気持ちを、この期に及んで持て余していた。ゼペタルの髪は白く、瞳は灰色になってゆく。)………お前に、刺青を入れた男。覚えているか。……もし、お前が………お前次第、だが。……最後まで、俺の、弟子で居ることを選ぶのなら。……奴を尋ねろ。そして、「”アシェド”の名を貰った」と、……そう言えば。……わか……る……。(最期の言葉は、やはり酷く身勝手だった。押し付けがましい愛だった。しかし、他に贈ってやれそうな”言葉”をゼペタルは持って居なかったのだ。愛しているの言葉は、ついぞ伝えられないまま――――。)   (2020/5/7 02:11:53)

〆鯖/ゼペタル( その日から、守山の森には約一ヶ月間雨が降り続いたという。大きな川が形成されるまで止まず、ようやく止んだそれは火山の溶岩流によりせき止められ、堰き止め湖とその出口として、滝となった。神秘の森に作られた滝は不思議なことに、晴れた昼間と月のある夜には虹が出続けた。後にその滝は、守山の名所として主にヨズアの民の間で語り継がれる事となる。『アシェドの滝』――いや、『イシュアの滝』だったかな? 噂と伝言は形を変えて大陸を遍いた。人づての噂なんて、そんなものなのだ。……やがて、誰ともなく定着したその名は、華瀬戸(ケシェト)の滝と言った。)   (2020/5/7 02:11:57)

〆鯖/ゼペタル((ええっと、ええっと!   (2020/5/7 02:13:17)

〆鯖/ゼペタル((名前をどうするかは本当に骨牌さん次第です。ゼペタル以外にも教えてたぜ~でもOKですし、イシュアの名を新しい誰かに教えるのもよいですし   (2020/5/7 02:13:56)

〆鯖/ゼペタル((めっちゃ押し付けがましい展開にしてしまい、申し訳ありません!   (2020/5/7 02:14:44)

〆鯖/ゼペタル((イシュアの意味もついぞ教えられませんでしたね…でも知ってるのかな、調べることはできそうだし。   (2020/5/7 02:15:14)

〆鯖/ゼペタル((失礼致します…!あっ、〆と言いましたがもしお返しがあれば、骨牌さんでしめてくださってももちろんかまいまんせん!では!   (2020/5/7 02:15:43)

おしらせ〆鯖/ゼペタルさんが退室しました。  (2020/5/7 02:15:46)

おしらせ〆鯖/ライラさんが入室しました♪  (2020/5/8 03:51:23)

〆鯖/ライラ……はいはい、先生。(肩を竦めてからローブの下で提げた鞄の中身を漁り、手拭いに包まれた数枚の紙幣の束を手に取るとすたすたと歩み寄ってそれをあなたの胸に押し付ける。手拭いは藍染で、花の紋が入っていた。時にはウェンディア語の男性名の刺繍が入った白いハンカチであったり、ヨズアの伝統模様のターバンであったりするそれはライラの月謝袋で、返してもらう気などないもの。どんな人物を相手に商売をしたのか一目瞭然な、いわば戦利品である。)さて、支払いには相応の対価を頂きたいものね。こんな夜は〝授業〟に相応しいんじゃない?(そう口にしながらも、空を仰げば舌の根も乾かぬうちに前言を撤回したくなる。発展した首都の中心部ともなれば、さすがにシントに比べれば星の輝きは弱い。郷愁に駆られそうになるのを唇を噛んで誤魔化しながら、あなたの顔を見上げて遅まきながら見つめ返した。)……ま、ここで騒ぎを起こされると困るからいつもの荒っぽいやつじゃなくてもいいわ。そうね、今日はあなたの星詠みを見せて貰える?件の長老様について何かわかる事はあるかどうか。   (2020/5/8 03:51:58)

〆鯖/ライラ(腕を組み、弟子という身分でありながら生意気にも試すような口調で囁く。ライラも今まで教わった知識を総動員させ、あなたの答え合わせに間に合うように考えを巡らせてみた。 毎年この時期にはみずがめ座の流星群が見えたはずなのだけれど。今年はこの辺りで不思議な雨雲が続いていたから去年との違いを確認することはできない。さて、……いや、待て。それこそが〝違い〟なのではないのか。水瓶、単純に考えればそれは水を溜めておく為の瓶。それがひっくり返されたかのような不自然な雨雲。 みずがめ座……対応する古代の言葉は〝ツァダイ〟。意味は、そう。眼…稲妻…呪詛。 ウェンディア式の占いとの関係は…『皇帝』のカードだ。ヨズアには皇も帝も居ない。一番上が居るとするならば、シュクロズアリの最古株か、あるいは偉大なる王、シュクロズアその人だ。しかし、これは蛇足だっただろうか?)…どう?アスラン。(『自分の要望に対し星詠みをする気はあるか』あるいは『星詠みの結果はどうか』。どちらともとれる問いを投げかけ、ライラは組んでいた腕を解いた。)   (2020/5/8 03:52:24)

〆鯖/ライラ((くのさんへのおきろるをおかせていただきましたー!   (2020/5/8 03:52:40)

おしらせ〆鯖/ライラさんが退室しました。  (2020/5/8 03:52:42)

おしらせガエリオ@ゼダスさんが入室しました♪  (2020/5/15 16:38:31)

ガエリオ@ゼダス『…良くないっっ!……ほんと、頼みますよ…。』(いいんじゃないかって。軽い人だ。金貨の詰まった袋だって貴方から強奪する桃太郎はそう居ないだろう。…心配しなくて良いと言うんだから。貴方には信頼も置いているし素直におすわりはする。…ツンっと態度にはトゲが見えるけど。…セロリだけを残して前菜を避ければ。…じゃがいもの冷製スープにでも。手をつけようと手を伸ばしつつも…)『ぁ〜…!!うるさいッッ!!…今日のために少しはセットしたのにっっ、髪ボサボサになっちゃうじゃないですかぁ…!…も〜……。…そう、味方を…弟子を増やす気ですかぁ…。』(歳相応の想像が安易な笑い声。もうセットした髪もぐちゃぐちゃだよ。霧雨を受けたら寝癖の出来上がり。…やっと離してくれれば自分の世界へ、貴方は何も気にせず肉を食らってるし。…しゅんとしつつカトラリーから手を離して自身の頭を撫でながら。…悪人と言えど道が違えば味方に。なんて…優しさを含んだ貴方の言葉に若干の嫉妬を覚えた。)   (2020/5/15 16:38:44)

ガエリオ@ゼダス(何人も何人もこれから貴方に弟子ができたら。僕はあまり見てもらえないじゃないか。…教える事はもう無いとか決まり文句で突き放されたら怒ってしまう。ボソッと…不機嫌さ増し増しで呟くのだ。)『んんッッ…。_____……貴方は優しいですよ、オウガさん。…新たな団長にそこまで眼を向け、探り、…背を押そうとしてあげる。……けど、優しさだけで“孤独”と言う運命からあの人は抜け出せますか…。』(不機嫌なままではいけない。それに、…冗談にはびくともしないし。咳払いと共に、貴方が彼女へ向ける優しさには理解を見せる。…しかし、大衆の前でのあの冷酷な宣言。余程でない限りは…あの恐怖を優しさになど転換出来やしない。現実とは非情だよ。…優しさだけで彼女がこれから辿るかもしれぬ孤独という道から抜け出せるだろうか。貴方という絶大な人が背を押しても…運命が変わるかどうか…ね。)   (2020/5/15 16:38:58)

ガエリオ@ゼダス((しずまさんへの置きです!失礼しました!   (2020/5/15 16:39:26)

おしらせガエリオ@ゼダスさんが退室しました。  (2020/5/15 16:39:30)

おしらせクノ/竜灯さんが入室しました♪  (2020/5/16 06:19:26)

クノ/竜灯(かなり強引に連れ出してしまったのに、糸依さんからは特に目立った反応を見せることは無かった。糸依さんの事だから暴言の一つや二つ、若しくは暴力の三つや四つ覚悟していた。『暴飲暴食で返してやろうかの』と半分冗談で思ってはいたのに意外にも素直に付いてきてくれる。珍しい、この人がこの人じゃないみたいだ。たわいも無い思考を泳がせていると既にもうそこは料亭の前。気付かぬままに早足になっていたのかすぐだった。振り返って声を掛けると漸くまともな反応が返ってくる。⋯返っては来たけど、やはり拍子抜けするような返答で内心困惑気味なのは隠しておこう。)「おお、げに!まっことその通りちや。優しいじゃやいか糸依さん、今日はとことん飲もうぜよ!」   (2020/5/16 06:19:37)

クノ/竜灯((竜灯は貴女の放った言葉に反応し、同音の言葉を繰り返したが、恐らくは意味が違うのだろう。しかしそれに気付くことも無く、貴女が着いてきているのを確認して、青い暖簾を潜って戸を引いた。ガラガラと子気味良い音と共に、封じ込められていた熱気と料亭特有の良い匂い、そして談笑の声が解き放たれる。やはりこれだ、この空気が一番だ。先に一歩中へと踏み入れるとまあまあ顔立ちの良いいつもの中居が現れた。竜灯を目にしては口に手を当てて深いお辞儀、いつもありがとうこざいますといった簡単な口上に、ぼさついた髪を掻きながらニヒルな笑みを浮かべる竜灯だった。)   (2020/5/16 06:20:09)

クノ/竜灯「こんばんちゃ、いや、今日は火津彌さんじゃなくての。此方、糸依さんと言ってな、俺の大事な友人で客人やき、今日は宜しく、楽しませとうせ。」((一歩横にずれて貴女に手を向け、多分互いに初めましてだろうからと貴女を中居に紹介した。先程までの軽々しい口振りは少しだけなりを潜め、見栄を張ってかどうやらカッコ良くエスコートしたつもりらしい。一拍置いていつもの流れで先に酒とつまみを注文してしまおう、といった所で「あっ。」と声を上げ。ちらりと視線を向けると貴女に問いかけた。)「糸依さん何飲むがか?ウェンディアの麦酒っちゅうのもさっぱりして美味いけんど、やっぱり清酒かの?よう分からんかったら俺と一緒にしちょくきに。」   (2020/5/16 06:20:32)

クノ/竜灯((しいさんあてのロルですわ!   (2020/5/16 06:20:39)

おしらせクノ/竜灯さんが退室しました。  (2020/5/16 06:20:42)

おしらせぽぺ/糸依さんが入室しました♪  (2020/5/18 09:47:08)

ぽぺ/糸依「……優しい、と。ははっ、やはり貴殿は誠、脳天ばかりが極楽の阿呆だ」(ふと目を丸めいぶかしそうにする私を置いて、青に隠れたのは先を行く竜胆車。カラカラと鳴る引き戸と桟、ふわっと漂う匂いが腹を啼かせ鼻を擽る。熱を孕んだ風に衣と髪を靡かせながら、そのまま全て後ろへと流すように小さくケタケタと嗤った。私が優しいだなんてとんだ冗談だ、当人を嗤わせるには十分だがそれでは客は笑わないぞ青二才。エゴと気遣いを一緒くたにしてもらっては困るのだ。今日貴方の後を大人しく着いていったその理由が、荒んでも濁ってもいない清流だとでも思ったのだろうか。誰として顔も知らぬ輩の談笑すら野次、寝起きの頭はようやく嬉しくもない通常運転を取り戻したようだ。肩を竦めて頭を下げては薄い暖簾に腕を通し、肥溜めから投げるように揶揄を吐く。)   (2020/5/18 09:47:31)

ぽぺ/糸依「御初御目に掛かる、糸依と申します。……今宵はどうぞ、良しなに」(横へ捌けた貴方の向こうに見えたのは、既に散って青葉を芽吹かせた桜の色を彷彿とさせる源氏香小紋だった。春を纏う可憐な仲居は、清潔な純白の腰巻きが相まって清楚な出で立ちに見える。会釈と共に脱帽を試みた手が空気を掴んで、それを誤魔化すように横髪へ手櫛を通す。癖の落ちぬ毛はリボンに縛られていないせいかやけに毛先が広がっていて、すっきりと手を滑らせずに突っかかるのが逆に安堵をもたらす。隠蔽に必死だったからか、貴方の告げた『友人』という言葉を汲み取れなかった。仮に聞こえていたとしても、今の冷えきった心と頭ではきっと、見栄を繕うだけのただのでたらめだと判断するのだろう。伝説を作る、だのとわざとらしく他人に豪語するような人だ、良く見られたいと思うのは当然の心理なのだろう……私としてはあまり好ましくない行動だが。……言葉の力とは偉大だが、力を押し付けたり、又は与えたりする相手が……聞き手が居なければ成立しない強さだ。挨拶や返事、意見は他人に聞こえてこそ意味があるのだと母に口を酸っぱくして言われたのを思い出す。   (2020/5/18 09:48:04)

ぽぺ/糸依恭と笑む仲居を横目に問いを聞き、はて、と暫し沈黙した。)「お恥ずかしながら私、酒やその類いはつやつや知らず……いえ、私とて兵ですので、貴殿の連れ様である佐官のように数多の賄いはできませぬし。とばかりの摘まみで十分ですので、お気になさらず」(ひら、と手を振り選択したのは断り。太陽の沈み冷えた外とは打って変わって蒸すような店内にブラウスの襟のボタンを一つ外す。湿気て暑いとはいえ、通る風もないよりは余程マシだ。……経験は浅いとはいえ杯酌が苦手な訳でも、特別酒に弱い訳でもないのだが。佐官を連れてきている程だ、やはり勘定の敷居は低くないのだろう。どうせ酌み交わすならのならもっと肥えた金蔓とやるんだな、と遠回しに訴えてみるものの、それこそ暖簾に腕通しという奴だろう。さて、次に手荒く迎えるのは『そんなことは気にするな!』という酔いへの誘いだろうか、さてはてどうして躱してみせようか? …なんてのも杞憂かもしれない。次にうつけが下す判断が、此方に選択肢を提示せぬ程強引とも限らぬのだから。)>クノさん。   (2020/5/18 09:48:18)

ぽぺ/糸依((ぜよさん宛のロルですことよ!!   (2020/5/18 09:48:34)

おしらせぽぺ/糸依さんが退室しました。  (2020/5/18 09:48:36)

おしらせクノ/竜灯さんが入室しました♪  (2020/5/19 07:06:04)

クノ/竜灯(それでこそ糸依さんじゃ。いつも通りのつっけんどんな〝らしさ〟を取り戻し始めた糸依、言葉にこそしなかったが竜灯は心の中で唇をほころばす。さっきまでの優しい⋯というよりはらしくない糸依も嫌いではない。寧ろ好きではあるが、ありのままの糸依という人間が何より竜灯は好きであったし、「糸依」だからこうして誘った訳で。罵倒されて嬉しいとは被虐的だが、どうしようもなく心の空は晴れ模様だった。暖簾を潜り抜けてもそれは変わらず、要望を問う声に手を振って断りを入れるのも想像の範疇の内。今日は呑むと決めたのだ、堅苦しい言葉遣いも遠慮も何もかもとっぱらって話すつもりで来た。さあ、ちゃんと胸の留め具を外しとうせ。黙って自分よりも幾分か小さな肩の上に手を乗せると、真っ直ぐ視線を合わせて口角を吊り上げた。)   (2020/5/19 07:06:34)

クノ/竜灯「あいわかった。麦酒は辞めようぞ、今日はちゃっちゃと酔いを回して笑う事に決めたちや!!⋯⋯の、ちゅう訳で、適当に清酒を二合⋯いや四合じゃ!肴は白身の刺身を適当に、遅うなりそうなら茹で豆でも突き出しとうせ。」((肩に手を乗せたまま首を回し有無を言わさず中居に注文を通してしまうと、軍靴を乱雑に脱ぎ捨てて靴箱へと放り込み、一足早く床へと上がれば羽織の衿を両手で掴んで、ぴしっと皺を無くして気合を入れた。続いて糸依が靴を脱ぐのを見届けるが早いか手首を掴み、丁度斜め後ろになる糸依の方ばかり見ながら長い廊下をずるずると引っ張っていった。)   (2020/5/19 07:06:36)

クノ/竜灯「それにしてもすまんの、もっと早う糸依さんを誘いたかったが、やる事がこじゃんとありよって、中々時間が取れいでこがな遅くなってしもうた。積もる話も糸依さんは知らんが俺はあるき、今日は腹割って話そう!酒は口を回す油⋯⋯⋯そう、〝おいる〟ぜよ。」((貴女の返事も待たずして空いた手を広げるようにジェスチャーをしたり。ろくに前も見ずにべらべらと捲し立てていく竜灯の口車は酒要らずして良く回るらしい。待つタダ酒に想いを馳せながら、更には綺麗な人と呑める幸せに表情を緩ませる。⋯⋯またとない機会だった。俺の為に治療をしてくれた糸依さんともっと仲良くなる機会。今まで理由が無かっただけで、何故だか糸依さんとはまこと気が合いそうな気がしてならん。〝気の置けない友人になれる気がする〟互いに軽口を言い合って感じた気持ちを遊ばせる。⋯歩き始めて数十秒としない内に先程中居が言っていた部屋まで辿り着き襖を引き開けて。互いに机を挟んで座布団に落ち着くのだろう。)   (2020/5/19 07:06:48)

おしらせクノ/竜灯さんが退室しました。  (2020/5/19 07:06:55)

おしらせ瑠璃/神楽さんが入室しました♪  (2020/5/23 18:12:17)

瑠璃/神楽(透き通る様な青味を帯びた淡い空に、燦然と太陽が一つ、煌めいている。辺りを静かに照らすのは木漏れ日の緑光の筋。小春日和の如き長閑な日差しの中で、ふと、少女は目を覚ました。__眠い目を擦りながら欠伸を一つ、彼女は不思議そうな表情で辺りを見回した。あれ……今って春だったかな__。ふわりとそよ風が通り過ぎると、緩やかに樹々を揺らめかせてみせる。息を呑む様な自然の絶景の中、彼女が寄り掛かっているのは立派な大樹の幹。そして少女を取り囲み咲く花達は、目が覚めるほどに鮮やかで、可憐な色で彩られている。何処なのだろう此処は……とても静かで美しい場所____。目の前に広がる景色に見惚れていると、また眠気の波が緩やかに押し寄せて来る。そして再び瞳を閉じようとした、其の時。   (2020/5/23 18:12:39)

瑠璃/神楽突如聞こえた、耳を劈くような消魂しい悲鳴。 断末魔、と言う風な叫び声が静寂の中に響き渡った途端、少女はばちりと目を覚まし起き上がった。…夢か?____其の叫声すらあの美しい夢の一部なのかと思ったが、目が醒めても未だ聞こえ続ける 音を聞けば理解は追いついた。何かに怯えている、と言うよりは襲われている恐怖を物語る様な悍しい悲鳴。その声色には少し聞き覚えが感じられる…帝國の部下であろうか。少女は溜息を一つ、漏らした。…あぁ、もう。折角良い夢を見られていたのに。ゆっくりと眼を閉じ、耳を澄ませる。距離は然程遠くはない様子。恐らく走れば直ぐに辿り着ける距離だろう。彼女は声のする方へと静かに足を踏み出した。)   (2020/5/23 18:12:55)

瑠璃/神楽………あ。(聞こえ続ける断末魔を頼りに声の主を探していると。少女は吐息に紛れた小さな声を漏らした。___あぁ、消えたな。探していた声がやがて擦れた声となって行き、まさに今ぷつりとその音が途切れた___。彼女は直ぐに状況を察する。だが、一貫して其の表情は焦燥も警戒も映し出してはいなかった。まさに、不変。まるで人形のように何も感じず、何事もなかったように、彼女は声がした方向をその赤黒い左の瞳で見つめるだけ。__部下の安否などどうでも良い。敵を淘汰する事だけを考えろ。__彼女の中で其の考え方は当たり前のことになっていた。勝利に犠牲はつきものであり、其の犠牲すらも大した損失ではないと考える彼女には最初から部下を守る理由も価値もない。目的はただ敵を倒すことだけ。まるで思考が其の事に取り憑かれているかの如く、其れ以外の事には興味すら示すことはなかった。)   (2020/5/23 18:13:21)

2020年04月13日 20時49分 ~ 2020年05月23日 18時13分 の過去ログ
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