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「ヨズア戦記 置きロル部屋」の過去ログ

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2020年05月23日 18時13分 ~ 2020年06月04日 23時57分 の過去ログ
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瑠璃/神楽さぁて、敵はどこかな…(敵のいる現場にはかなり近づいた様だ。大方あと数歩も歩けば対峙するのではないだろうか。先程の夢と同様に、草木が揺らめく音がする。今度は激しく、ぶつかり合う様に。そして、其れに混ざり苦しそうな呼吸の音も小さく響いていることに気付く。女性の…過呼吸…?声のする方を見ると、探していたものがやっと姿を見せた。長い睫毛に縁取られた真紅の瞳が、その女性の後姿をしっかりと捉える。__少女の様な体軀に、ふわりと波打つ鮮やかな緑色の髪。そして予想通り、周辺には先程まで"部下であったモノ"が散らばっていた。足音を立てずに少しずつ、ゆっくりと近付いて行く。女性は此方の存在にはまだ気付いていない様子。にこり、愛想の様な笑顔を作ると、静かな声色で背後から話しかけた。) …どんな大男が暴れてるのかと思ったら、可愛いお嬢さんじゃないか。…やぁ、今日は。   (2020/5/23 18:13:38)

おしらせ瑠璃/神楽さんが退室しました。  (2020/5/23 18:13:42)

おしらせ極夜@雅螺さんが入室しました♪  (2020/5/24 22:20:30)

極夜@雅螺「頭から否定するのは馬鹿のする事だよ。君の論には一理ある。で、残念ながら麗しき慣習に浸る尊華で君の思想は若干浮いてしまう。まぁ仕方がないんだけど」(元来、糸をゆっくりと紡ぎ合わせるように文化と習慣を寄り合わせ、歴史と名付けられた布を織り成して来たのが此の國だ。尊華人からすればウェンディアの技術を盗むなぞ、美麗な紋様を描きながら織り上げられた布にシミでも落とすような行為に見えてしまうのだろう。ゆるりと落ち着いて来た貴方の声に目を細め、手持ち無沙汰に刀の柄を弄りながら流石に声を潜めた。こんな事を大声で言ったら誰かさんに迷惑が掛かる。妹の胃を爆破するのは趣味じゃない)「へぇ?汝は否定しないんだね。良いね、うん、実に良い。欠けた部分があると受け入れられる人間は完璧を徹底し過ぎる人間より余程有用だよ。君は柔軟な思想の持ち主だね。案外そういう人の方が鮮やかな色を出せるものさ」(てっきり頭ごなしに否定して来るかと思ったが、成る程、月を獲るような突拍子もない事を言い出すだけあって、ある程度の否定的な色を受け入れられる度量はあるようだ)   (2020/5/24 22:20:40)

極夜@雅螺「うん、ちょっと判ったから離れてくれるかい?近い。其れと声が些か大きいな。僕の鼓膜が貧弱ならもう三回は爆発四散してるね。──さて確認だ。君はウェンディアに尊華の技術を盗られる前に、盗ったウェンディアの技術と尊華の技術を組み合わせて一気に叩いてしまえば良いと?」(──うん……先手必勝とは言うし、別に御伽話だと払い落とすべき意見ではない。けれど、足りないね。致命的に足りない。発想は面白いさ、其れは認める。ただ、死神と運命が交差して舞踊を舞ってるような戦場で大事なのは有用性だ。僕の主観ではない、事実だよ。例えどんなに目を奪う人間でも、使えなければ"捨てられる"──朧な月夜の光が瞳を跳ねる。淡い金色と真紅の混ざる瞳をすぅと細め、ぐいと近付いた貴方の顔をただ見詰めていた。心の抜け落ちたような、つめたく冴えた無表情で)「駄目だね。其れじゃあ駄目だ。例えば其の一策に賭けてみたとしよう。失敗したら如何する?何人死ぬ?おまけに尊華の作戦はまるごとバレる。国にも命にも大損害だ。其の作戦には実用性がない。戦に携わる者が夢物語を語るな。せめて第二第三の策くらいはないと勝てないよ」   (2020/5/24 22:20:51)

極夜@雅螺((クノさん宛です。返す返さないはご自由にどうぞ   (2020/5/24 22:21:08)

おしらせ極夜@雅螺さんが退室しました。  (2020/5/24 22:21:11)

おしらせぽぺ/糸依さんが入室しました♪  (2020/5/25 12:28:37)

ぽぺ/糸依「あはや、何も特別張っている訳では……」(相手方の手に取られた徳利から薫るのは、すっと鼻を通るような、体にも記憶にも覚えのない匂い。ひりひりと肌を荒く撫でるような、軽い鑢にも似た感覚。不安や嫌悪、そんな心の靄も全て晴らしてしまうような刺激に僅かに顔をしかめる。青い瞳のような模様が中に収まったお猪口を軽く摘まみ上げ、繁々と見つめる。青だなんて粋だ、まるで己の瞳だけが向こう側から私自身を見つめているようにも見えるなぁ、なんて少々物語や御伽噺に耽り過ぎたせいか、そんな浮世離れしたような夢見事を考えてしまう。これではまるで“時代おくれ”のヨズアの民のようではないか。くつくつと心の内だけで笑みを溢して、お猪口を貴方へと向ける。見ていれば、嘴のように細く作られた注ぎ口からではなく、嘴を上に向けて反対側から酒は注がれてゆく。何やら私の知らぬしたきりがあるのだろう。……自分の指先でとくとくと注がれてゆく透明なそれは、照明をゆらりと映しては刺激の香水を辺りに漂わせていく。   (2020/5/25 12:29:07)

ぽぺ/糸依……酒は百害在って一利在り、なんていう古来からの言葉がある。今よりも正確な医療技術の普及していなかった過去の尊華では、漢方の他にも酒の類いが身体に良いと言われていた…というのを文献で読んだことがある。神への御供え物として献上されることもあるのだから、人々にとって古くから特別なものとして浸透しているのは確かなのだろう。)「なめき穀潰しの貴殿よりは背負う苦労も多いのは確かですが、とかく悩みを明けるにはしどけなく……砕けて言うのであれば、そうですね。無作法なその態度を改めて行動でこれからしっかり示してくれるのなら、愚痴でもなんでも、よそよそしさなど張らずに吐いてあげますよ」   (2020/5/25 12:29:26)

ぽぺ/糸依(両の手を添えたお猪口を前へと差し出して、僅かに陶器同士の音を鳴らしては「乾杯」と軽く呟く。まるで旧友のように何もかも晒してしまえる筈がない、ましてやまだ信用も置けぬ相手には尚更。……冗談混じりに柄にもないことを言ってしまったが、怠けた精神は一夜そこらで改まるような代物ではないだろう。きっとできる筈もないのだから迂闊にそんな事を口走らないで欲しい、なんて皮肉を言の葉の裏に込めては意地の悪い笑みを浮かべる。謝罪の前に自らの首を締めてどうするのだ、なんて疑念を押し込むように清酒を一口流し込む。それが軽率だったのか、途端に脳髄にまで奇妙な衝撃が奔った。喉の奥が焼けたようにひりひりとして、以前に口にした度数の弱い物などとは比べ物にもならない。一瞬で身体は火照ってしまって、お猪口を一度机へと座らせては羽織の留め具をカチャリと外した。三つ折りにして脇に据えるその様は幾分冷静さを欠いており、頻りに喉を撫でてはけほ、と咳を一つ漏らした。)>クノさん。   (2020/5/25 12:29:42)

おしらせぽぺ/糸依さんが退室しました。  (2020/5/25 12:29:45)

おしらせしめ鯖/レフィーネさんが入室しました♪  (2020/5/25 22:26:44)

しめ鯖/レフィーネ((神楽さん宛です!遅くなって申し訳ありません   (2020/5/25 22:26:53)

しめ鯖/レフィーネ(自分の心臓の鼓動が疎ましく感じられる程に神経を研ぎ澄ませていたはずなのに、レフィーネは後ろから声をかけられるまであなたの存在に気づけずに居た。人の命を奪ったのはこれがはじめてではないけれど、どうしてこんなにも動揺を覚えるのか、情動に自分自身が追いつけずに居て、恐らくは集中できずにいたのだろう。)「……っ‥…!」(肩、首、視線をぐるりと回転させてあなたの姿を捉える。あなたの言葉をそっくりそのまま返したくなるような小柄で可憐な姿に一瞬だけ油断をしそうになるが、魔術師に性別は関係ない。歳は……自分と同じくらいだろうか。悠長に挨拶などしている余裕はない。ここは戦場で、そして自分は百騎長だ。やるかやられるか。目の前の相手をきっと睨みつけ、小さく短めの呪文を詠唱する。   (2020/5/25 22:27:07)

しめ鯖/レフィーネ――罠のように張り巡らされた蔓がぞぞ、と動き、あなたのを縛り上げようと四方八方から襲いかかるのと同時に、一本が木を伝ってからレフィーネの腕に絡みつく。そのままふわりと蔓は木の上に彼女を運び、よろめきながらもなんとか梢に足を下ろしてあなたから距離をとった。)「……軍人さん。う、運がありませんでしたね。ウェンディア王国の百騎長がお相手致します。」   (2020/5/25 22:27:11)

おしらせしめ鯖/レフィーネさんが退室しました。  (2020/5/25 22:27:16)

おしらせ〆鯖/火津彌さんが入室しました♪  (2020/5/25 23:00:27)

〆鯖/火津彌((ほづオウ咲のロルを一旦〆させていただきます!   (2020/5/25 23:00:38)

〆鯖/火津彌(咲夜の静止が草原に響き渡った。火津彌の意志とは裏腹に支配せんとするかの如く心を埋め尽くす彼の存在に囚われすぎて、幻聴でも覚えたのかと、一瞬。聞こえないふりをしてオウガの首をぎりぎりと締めながらそれを燃やそうとしていた――しかし、静止の為もう一度こちらの腕を掴む姿をはっと捉えれば、否応にも呪文の詠唱は止まってしまった。)「……中将っ……!何故っ……!」(掠れた声で動揺の声を漏らす。どうして此処に来たのか、そして、何故止めるのかと。今にも爆ぜそうなくらいにばくばくと跳ねる心臓と情動。切なくて、もどかしくて、苦しくて、気が狂いそうな焦燥感を持て余して、火津彌は上司である咲夜をいつのまにか強い眼差しで睨みつけていた。よろよろと手を離し、まだ熱さの残る指先が震えるのをもう片方の手で静止しながら。――どうして自分はこの方に逆らえない?――……聞こえているかどうかもわからない相手に語りかける咲夜を目の当たりにし、横から震えた事で言葉を挟む。)   (2020/5/25 23:00:45)

〆鯖/火津彌「……裏切りたくは…なかった……?」(その声は小さく、誰にも聞こえないものであったかもしれない。咲夜のその本心を薄々とは感じていた火津彌であったが、今の今まで認めたくないと思っていた事をはじめてそこで、知るのだった。)「……中将……」(咲夜が火津彌から視線を外して歩みだすと、彼はもはやオウガの側を離れる事も、咲夜の後を追うこともできずに立ち尽くす事しかできなくなっていた。……何より、最後にかけられた一言は彼にとって、あまりに残酷で、強すぎる呪縛の魔術だったのだ。)「……中将……っ。……僕がっ、僕が殺したんですっ…!僕がっ…僕の手柄や、くそっ…くそぉおっ…!!」   (2020/5/25 23:01:01)

〆鯖/火津彌(咲夜に聞こえるように叫ぶわけにはいかない。その座を脅かそうと野心を秘めていると思われて、今以上に敵視されては、もう。……絞り出すような声で、掠れた喉を震わせてその情動を体の外に出そうといった、悶絶であった。葛藤であった。――お願いだ。『よくやった』だなどと、そんな声で、簡単に――……)「……畜生……畜生ッ……!!ぐうぅっ……!」(咲夜の姿が見えなくなった頃。両の手で激しく頭を掻き乱し、火津彌の長い髪をまとめていた白い紐が、ぱさりと地面に落ちた。)一旦〆   (2020/5/25 23:01:06)

おしらせ〆鯖/火津彌さんが退室しました。  (2020/5/25 23:01:09)

おしらせフルディア/セリヤーナさんが入室しました♪  (2020/5/27 22:24:28)

フルディア/セリヤーナ((ソロル投下です。お手柔らかにお願いします   (2020/5/27 22:24:55)

フルディア/セリヤーナ「それじゃ、行ってきます!…ハンカチ持ったかって?バカにしないでよね!」(今日はスーリのキャラバンを離れ、一人でホーリアの森に入り一泊する予定。朝早く、白みはじめた空を背に歩みを進める。背負った大きなバックパックには一通りの野営道具と保存食や飲料水。結構な重量だが慣れたものだ。幾度と通ったルートではあるが、早朝の静謐な空気の中を白銀の雪原の端っこに足跡を残すように歩く高揚感と緊張感は、何度味わっても良いものだ。) (朝の陽射しが眩しくなってきたころ、森の入り口に到着した。草原とは"空気"が変わるのを感じると、自然と言葉が漏れる。)「…お邪魔します。」(森には精霊が住むという。巷じゃそれはオランウータンだのなんだのと、しょうもない議論がなされているようだが、ボクには関係ない。物事を"理解"するしかしないんじゃ、そんな人生つまらない。"理解"と"信仰"は同居するはず…そんな考えに至りはじめていた。森で過ごす時間はかけがえのないものだ。自分なりに世界を感じ、諷喩に満ちた神話の示すところを感じる時間。)   (2020/5/27 22:25:12)

フルディア/セリヤーナ(森を進むと美しい湖のほとりにでた。今日はここで野営することにしよう。真上から降り注ぐ木漏れ日の中、持参したテントを組み立てていく。大して時間はかからない、さっさと組み上げて荷物を押し込む。弓矢とナイフを持ち、空の荷袋を肩に引っ掛けて散策に出かけよう。薪は絶対、新鮮な食糧を採ることができればさらにいい。) (夢中で森を散策した。木の実やハーブを摘み、薪を拾い蔓を収穫した。…と、近くで物音がする。気配を探ると野ウサギを見つけた。慎重に弓を構える。弦を絞る音が緊張感を掻き立て…一気に解き放つ。苦しげな鳴き声の下へ駆け寄ると、矢は野ウサギの後足を射ていた。)「………よし」(十字を切って祈りを捧げ…ナイフを構えてとどめを刺す。)「…っ」(この瞬間だけはまだ慣れない。"一は全、全は一"と古の教えは説いた。)「もし本当にそうなら、ボクの想いや信仰もいつか宇宙に届くのかな」(少し重たい気分で血抜きし腸を除く。せめても腸を埋葬し、もう一度短く祈りをささげてその場を後にする。)   (2020/5/27 22:25:29)

フルディア/セリヤーナ(薄い繊月が太陽を追って沈もうとするころ、散策に没頭していたことに気が付いた。背の篭には薪に果物・山菜が幾分か、それと野ウサギが1羽。薄暮の刻、まだ辺りを何とか見渡せる程度には明るいが、もたもたしていると真っ暗になってしまう。)「しまった、もっと余裕をもってテントに戻るべきだった…火を灯さなきゃ道に迷っちゃうよ…」(拾っていた薪や竹の棒で松明を拵えて…目を閉じ祈るように詠唱。)「踊れ 大地を駆ける炎のロアよ 姿を顕し夜を祓い 蹉跌の巡礼を照らせ ~ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア~ 《ジャック・オー》」(ぽぅ、といくつもの火の玉が浮かびあがる。1つは松明を灯し、残りは周囲を跳ねて、森の中へ散っていく。照らされた夜の森を走り抜け、火の玉に案内されるようになんとかテントまで戻ってこれた。)「危なかったぁ…遭難するところだったよ」(安堵のため息をつきながら薪を組んで松明の火を移し、焚火を熾す。切り株に腰を下ろして空を仰ぐと、満天の星空に火の粉が爆ぜた。)   (2020/5/27 22:25:43)

フルディア/セリヤーナ「お腹が減った…夜ごはんにしよう。」(昼間に狩った野ウサギ。手早く捌いて焼いていく。山菜を少々香りづけに振りかける。塩だけは持参した。塩分は森ではどうしようもない。海沿いの町へ行ったら、海水を煮詰めてみるのもいいかもしれないな、なんて考えながら、目の前の湖から水を汲んできて蒸溜する。これは一晩がかりの作業になりそうだ。一泊くらいの飲料水は水筒に持参してきているが、まぁ念のためだ。)「ふぅ…」(蒸留水の滴が器に軽やかな音を奏で、肉から滴る脂が焚火をパッと明るくする。そんな光景をただじっと見つめて…『無為に時を過ごす喜び』だとキャラバンの大人たちから教わった。それがどんなものか腹の底でわかったわけではないけれど、今がそれかもしれないな…)「あ!忘れてた!」(もう一つ持参した食糧があったのだった。とうもろこし粉を練った生地、これを薄く伸ばして焼くつもりだったのに、このままじゃ先に肉が焼き上がりそう。)「んぅ…まあ仕方ないか。先にお肉を頂こう。」(独り立ちするにはまだまだだな、と自省する。)「食糧もいろいろ持たせてもらったし…それを全部自分でって…道は長いなぁ…」(ため息が更ける夜に溶けていく。)   (2020/5/27 22:26:02)

フルディア/セリヤーナ(翌朝、小鳥の囀りと朝露の香りに目を覚ます。日の出も間近だ。テントから出て、燻った焚火の後始末をし、すっかり器に溜まった蒸溜水を水筒に移す。そうこうしているうちに太陽が顔を出しはじめた。瞳を閉じて手を胸に当て、陽の暖かさを全身で感じる。)「"スーリャ・ナマスカーラ"」("太陽礼拝" 長く続けてきた朝の祈りの言霊。朝に陽射しが柔らかな風に乗って頬を撫ぜるのを感じながら大きく深呼吸して、気を循環させる。)「よし、満たされた。朝ごはん食べよう。」(ぐっ…と大きく伸びをして、昨日採った果物と新鮮な水で喉を潤す。朝露を纏ったテントが乾くまで、野ウサギの毛皮をなめしたり木工細工を作ったりして過ごそう。そうしたら、名残惜しいが帰路に着こう。)「今日は暗くならないうちにキャラバンに合流しなきゃ…ね。」(自嘲気味に笑って朝の日課を終える。森が労わってくれたような晴れやかな気分だ。)   (2020/5/27 22:26:23)

フルディア/セリヤーナ((これでおしまいです。お目汚し失礼しました。   (2020/5/27 22:26:51)

おしらせフルディア/セリヤーナさんが退室しました。  (2020/5/27 22:26:55)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが入室しました♪  (2020/5/29 12:39:58)

大和守/ヴァンジャンス(( 婀娜さん宛ですわ!   (2020/5/29 12:40:43)

大和守/ヴァンジャンス「……私がそんな事を仕出かすように見えるのか、お前はっ……」(もう既に少し酔っているのだろう。貴方の気配に気付く事も出来ず、声を掛けられれば微かに肩を揺らす。しかし、その声の主が貴方だと──最愛の人物であると理解しては、何処か安心したような表情で貴方を見つめて。しかし、配分も決めそろそろ止めようかと思っていた酒を飲まれてしまえば何処か不服そうな表情を浮かべる。それに、そんなミスを犯すものかと、貴方の言葉に眉を寄せれば机を数度軽く叩いて不服を露にする。)   (2020/5/29 12:41:09)

大和守/ヴァンジャンス「……不安な事、か。……まぁ、明日の事だな……」(続いて放たれた貴方の言葉に、ヴァンジャンスは何処か不安げな表情をはっきりと浮かべ、言葉を紡ぐ。明日の攻城戦。それが不安で仕方ないのだ。もしも──『失敗』、したら。そんな思考が浮かぶばかりで、気持ちはどんどんと暗くなっていってしまう。それに。もしも、──死んだり……したら。……死ぬのならば、貴方の側で。貴方を見つめながら、逝きたい。それに、貴方を一人残すだなんて耐えられない。酷く耐え難い事だ。──『死にたくない』、と。以前ならば此処まで強くなかった思い。自分の『生死』には全く執着が無かったというのに。内心、その事に恐怖すら覚える。しかし、ヴァンジャンスがそれほどまでに変わったのは、氷を溶かした彼と、貴方のお陰なのだ。それは否定できない、ただ一つの真実。)   (2020/5/29 12:41:34)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが退室しました。  (2020/5/29 12:41:35)

おしらせしぃずま@オウガさんが入室しました♪  (2020/5/30 09:20:00)

しぃずま@オウガ((しいさんへ!   (2020/5/30 09:20:18)

しぃずま@オウガ「千騎長か。今はそんな肩書きも意味ねぇさ、俺は「客人」だ。鬼でも一騎当千でもねぇただの人間だ…そうお堅くなさんな。(帝国軍人のあなたから言われた「千騎長」という響き。違和感を覚える…違和感、というより、嫌な記憶を思い出す感触か。死を覚悟していたのに生かされた屈辱。あの密談での屈辱と相違無いほどの屈辱だ。…と、言ってもだ。ウェンディア、エルフの血が流れた者と同じように、鬼も人間。生きていたいという願いは断ち切れぬものだ。感謝と恨み、どちらも抱くことになるとは、また奇妙な話。)えーと、そりゃどういう意味だったかな…(あなたの固い口調は、どうやら王牙には少し難しいらしい。密談をしたり、ホヅミとの会話をしていたりと、尊華の言葉は人よりも分かるつもりだ。しかし、王牙を悩ませるには充分なほどあなたの言葉は熟達していた。)あぁ、そうだそうだ…(どうやら意味を思い出したようで、す、とその図体に似合わずおしとやかに座布団の上に座れば、あなたを見上げた。)」   (2020/5/30 09:20:23)

しぃずま@オウガ「謝ることじゃねぇよ。俺もこの屋敷にゃびっくりしたもんだ…俺がウェンディア人だからかもしれねぇけどな。あ、座布団使うか?(ここは屋敷の居間。真ん中にはちゃぶ台、その右側には壺と掛け軸、左側には海月を上から見たような模様で薄青地の座布団が3枚重ねられていた。元々は4枚だったのを、見張りの説明を聞いて王牙が1枚とって、その上に座っているのだ。またその重ねられた座布団の1枚を、立ち上がって取り、あなたに渡す。)あぁ、結構気に入ってる。サクラ…だったか。あれは今、もう花が閉じちまってるんだってな…薄桃色の花弁、見てみたいものだ。だが俺も早く帰らなきゃいけねぇ。尊華で1年もだらだらと過ごしてたら、誰に何て言われるのか分かったもんじゃねぇし。(1年も捕まっている俺ではない。そう、言っているような気がするだろう。鬼という、忌々しくも強い者だからこその威圧感なのだろうか。それとも、千騎長としての。…聞いて分かるように、今は仮にも客人としての存在なはずなのに。態度こそ毒はない。しかし、鬼たる力は近づくほどに明瞭になっていく。)」   (2020/5/30 09:20:55)

しぃずま@オウガ「ガハハ…憎まれ口は誰でも同じか。ま、俺は敗者だ。なんとでも言うがいいさ。(厳格さ?荒々しさ?一つ一つの言葉にそんなものは含まれていない。あるのは王牙という鬼と、その笑い声だけ。)…さて。(一気に部屋の空気が重くなる。その問い詰める態勢に、空気が萎縮したのだ。)尊華の軍人…シイ、よ。(言葉の一つ一つに、力が込められている。心なしか、元々鋭利な角と牙と目端がもっと鋭利に見える。それほどの鬼気。それほどの恐怖。)お前は、いや。お前らは。なぜ俺を客人とした。…何が狙いか、答えてもらおうか。(それはまるで、刃のように鋭い鬼気。何ができるでもないはずなのに、喉元に剣を当てられているような錯覚を覚えるだろう。しかし、そんなもので口を滑らせるほどあなたが臆病者とは思っていない。言葉がでないことは予想しながらも、石橋を叩いて渡れ、とにかくやってみるというのも間違った考えではないだろうと威圧した。)」   (2020/5/30 09:21:17)

おしらせしぃずま@オウガさんが退室しました。  (2020/5/30 09:21:25)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが入室しました♪  (2020/5/30 13:20:49)

大和守/ヴァンジャンス(( クロ様宛ですわ!   (2020/5/30 13:21:02)

大和守/ヴァンジャンス「…………下らん。……貴様が此処に来た理由など、私には興味もない。……私にとっては最悪だ」(──下らない。突如として、此処へ来た経緯を話し始めた貴方を、ヴァンジャンスは氷よりも冷たい瞳で見つめる。そんな思考しか思い浮かばない。経緯を話す? 不必要だ。何が目的で貴方はそんな話を持ち掛けたのか。気を逸らすのは彼女のこの態度から丸分かりだ。下らないと一蹴し、貴方との会話など楽しみたくないと表すかのように既に周囲への警戒も行っている。敵との会話だなんてしたくも無い──吐き気すら覚える程にだ。)   (2020/5/30 13:21:15)

大和守/ヴァンジャンス「────ッ、!」(嗚呼──考えたものだ。貴方が放ったのは無数の氷の粒。思わず息を呑む。──成る程、避けきる事は"不可能"に近い。的が大きいからこそ先程のものは無傷で居られたのだ。剣一つと魔術──否、この状況では長いものを読み上げる事は不可能だ。つまりは剣一つでこれを迎え撃つということになる──無理だ。いや、だがそれでも──この蒼のリボン。頭部右側に付けてあるこれだけは守らなければ、傷付けぬようにしなければならない。お守り代わりに持ってきたものだが、此処でそれが仇となるとは。一瞬、鋭く息を吐く。右側へと踏み込めば横に飛ぶ。次いで分厚くなり範囲も広くなった剣を素早く振るい、せめてリボンが傷付くことの無いようにと右側へ重点的に振るう。だがしかしそれでは左側が疎かになる。避けきれず掠ったものも多数ある。この中で一番酷いのは左腕だ。二の腕付近の服を裂かれており、皮膚が削れている。そこからは血が微かに流れているが──これしきの事で動揺するような人物ではない。怪我は負ってしまったものの、一先ず此方に向かってくる氷の粒が無くなれば、反撃をと言うように口を開き、貴方に向けて左手を翳す。)   (2020/5/30 13:21:29)

大和守/ヴァンジャンス「──我が意思を捧げし者よ。孤独を届けしもの達よ。名も無き蕾よ。主の示すまま、我らが主の望むまま全てを蹂躙せよ。咲かぬ蕾よ、今こそ永久に舞い凍り、全てを切り咲け──太陽の名の元に」(じわりじわりと、冷気が左手に向かって集まってくる。そこに出現したのは楕円の刃。内側から外側に向かっていくにつれて薄くなっていく、簡単に言えば殆どが凶器になっているのだ。それが五枚出現すれば素早く貴方の元へ舞っていく。文字通り、不規則な動きをしながら貴方の元へと向かう。それは、何かに当たらぬ限り貴方を狙い続ける刃──『Would you like to dance?』)   (2020/5/30 13:21:43)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが退室しました。  (2020/5/30 13:21:46)

おしらせクロ:白梅さんが入室しました♪  (2020/5/31 12:01:41)

クロ:白梅(( 大和サン宛のやつです ~ !!   (2020/5/31 12:01:53)

クロ:白梅やッと、崩れたその表情、哀れで滑稽であるなァ…?( 口角を上げ、ケタケタと嗤う。嗚呼、目は笑っていないけれども。 降り注ぐ氷の針を見届けている中、白梅は右腕を真横に伸ばす。すれば、右手元に1つの氷の針が舞い降りる_否、白梅すら突き刺す勢いで降ってきた。地面に突き刺さり、透明な氷の美しさが現れる。それを素手で掴み、口を開く。)   (2020/5/31 12:02:07)

クロ:白梅氷槍我が手に根を張りたまえ。 蝕む呪詛すら羽に変えよう。 生まれし産声天高く、 炎に呑まれば終の鳴き声。 変化の呪い・閻魔の一撃。 散りし花弁は氷のやうに。 冥土の土産に待雪草。   (2020/5/31 12:02:19)

クロ:白梅( 詠唱を言い終えると白梅の右手、右手首に薄い氷の膜が張られる。まるで、植物の根のように、纏わりつく。そう、氷が手放せない様になったのだ。そして、氷雨が降り注ぎ終わったの見届ける。_酷い惨状だった。氷の針が砕けた氷が、地面に突き刺さりばら撒かれている。1人の少女がその中に。 地獄の囚人とも思える彼女は、やはり何故か右側を守る。どうにもそれが、気に食わなかった。__どうして囚人が抗うのだろうか_ )   (2020/5/31 12:02:33)

クロ:白梅何だその目は、なァ、何故右を守るのだ貴様は何を隠しておる。妾は兄様から貰い受けし衣服を斬られたのだ、等価交換、貴様のその右半身を砕いてやろう( べらべらと喋ったかと思えば、草が敷き詰める美しき草原の地面を蹴り上げ一気に騎士団長との距離を詰める。それと同時に氷が固定された右腕を振りかぶる。地面に剣を突き立て、殺意と敵意の篭った目を向ける彼女から目を離さないようにして彼女の右上半身…主に胸元を狙って振りかぶった右手を強く、強く突き刺すようにして前に差し出す。_その目はなんだと言うのだ、貴様が氷だと、巫山戯るな貴様は高貴で気高い氷ではない。貴様は何故右側を守るのだ何かがあるのか分かっておるのだ、早うその憎たらしい無の表情を、苦痛に歪ませてやりたい歪ませてやろうとも。忌まわしき卑しき地獄の囚人が、この尊華帝國軍の元帥である妾に逆らう等有り得るだろうか。否である!妾は尊華の為尊華を天下一にする為に、兄様に近付く為に、兄様見てきた世界を見る為に、妾の大切な子達の為に勝たねばならぬのだ。そう、勝たねば!__ まるで何かに取り憑かれたようだ。滑稽なのは、果たして何方なのだろうか_)   (2020/5/31 12:03:23)

おしらせクロ:白梅さんが退室しました。  (2020/5/31 12:03:31)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが入室しました♪  (2020/5/31 13:35:17)

大和守/ヴァンジャンス(( 白梅さん宛ですわ!   (2020/5/31 13:35:28)

大和守/ヴァンジャンス「……誰が教えるか……、ッ……!」(疲労で直ぐには動けない。更に左半身は出血もしている。早く動けと体に命じようと、体がそれを受け付けてくれない。その命令に着いていく事が出来ない。兎に角、疲労で動けない体を少しでも動かせるようにと深呼吸を繰り返し──そんな事をしている間に、貴方は距離を詰めてくる。──その手に、針を持って。否、持っているとは言えないだろうか。同化しているとでも言うべきか? それは貴方の手に固定されているのだから。……何故右を守るのか、何を隠しているのか。そんな言葉を投げ掛けられてはそう言葉を紡ぐが……"右半身を砕いてやろう"との言葉に思わず息を呑む。思考にまず過るのは蒼のリボンの事。あれも。あれもその中に入っているのならば。──嗚呼、守らなくては。あれだけは。亡き友の形見は、あれだけしか無いのだから。その衝動に突き動かされ、やや動きは遅いが貴方の腕を左手で上から思いきり押す。何としても上は。リボンだけは、それだけは守らなくてはいけない──)   (2020/5/31 13:35:46)

大和守/ヴァンジャンス「ぎ、ッ"…………ツ"……」(呻く。上から押したのは良い。しかしそのせいで、脇腹へと針は突き刺さる。痛みで微かにではあるが顔が歪む。──構わない。痛みはあるが、それが無事であるのならば、何れだけ傷を負おうと大丈夫だ。脇腹へと突き刺さったお陰できっと貴方は直ぐには動けないだろう。その隙を狙い、右手で突き刺さっている剣を強く握り締め剣に体重を掛ける。そのお陰で痛みに倒れる事はない。右足を上げれば、そこに全力をかけて貴方の腹を思いきり蹴ろうとする。そうすればきっと、多少の時間は稼げる。どうかこれが当たりますようにと強く強く、願いを込めた。)   (2020/5/31 13:35:58)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが退室しました。  (2020/5/31 13:36:01)

おしらせクロ:白梅さんが入室しました♪  (2020/5/31 20:42:58)

クロ:白梅(( 大和サン宛の返しです ~ !!   (2020/5/31 20:43:23)

クロ:白梅嗚呼、教えてくれぬのだな。ならば_地獄に落ちろ( なんて酷い理不尽な世界だろうか。白梅の呪詛とも言える発言は草原に響いた_が、やはりそう思い通りに行かせないようにするのが目の前にいる彼女である。 「 ッ、!? 」驚き、小さく息を飲む。彼女の行動は、右腕基氷の槍を上から強く押す、と云う物であった。右胸を狙っていたが軌道がズレて先端が下へと向く_好都合だ、腹でも刺し開いてやろう。腸を抜き出して掻き混ぜて苦痛を与えてやろう。その美しい声色が断末魔の如く汚く汚れる瞬間を見届けてやろうではないか_なんて、考える。あまりにも残虐、残酷な思考。しかし調子に乗ると痛い目を見る、というのは世界の理である。)   (2020/5/31 20:43:38)

クロ:白梅( _ぐしゅッと、肉を突き破る生々しい音色が小さく響く。流石に軌道をズラされただけあり、貫く事は出来ず、ただ刺しただけであった。上から呻き声が聞こえる。_心地良い。_そんな事を呑気に思っているから反撃をマトモに食らってしまうのだ、このマイペースの尊華人め。 ヒュッと空を切る音が鳴り_直後ドっと低く鈍い音が重なる。「 がはッッ 」と声と息を漏らす。彼女の蹴りは上手く鳩尾に入ったようだ。少量の胃液を吐く。身体が宙に浮く。目を見開く。驚きと苦しげな感情が混ざった表情をする。   (2020/5/31 20:44:15)

クロ:白梅右手は槍に固定されたまま。よって右手は彼女の腹の傷を少し上に押し広げる形になってしまう…が、上手く刺せていなかった故に白梅の身体が浮いた事により抜けてしまった。ぶしゅッと鮮血が舞い上がり、槍の先端が薔薇の如く真っ赤に染まる。白梅は、体制を立て直そうとしたが、どうにも先程の蹴りの当たり所が悪く、ふっと意識を失ってしまった。長く伸びていた槍が白梅の身体よりも先に地面に当たり、砕け散る。その衝撃で再び軽く身体が跳ね揺れ地面に叩きつけられる。「 かひュッッ 」と小さく息を吐き出し、ゴロゴロを地面を転がっていく。先程白梅が降り注がせた氷の針が散らばっていたが、氷の針はそこまで分厚くない為に、転がった勢いで針が砕け散る。何度か身体を氷にぶつけるが、少しずつ速度を落とし、最後に思いっきり背中を氷に打ち付けてしまった。   (2020/5/31 20:45:16)

クロ:白梅割れた氷の欠片は頬や腕を切り裂き、血を氷が侵食した草原に彩られる。 切り傷のある背中を打ち付けたお陰で、その痛みで意識を取り戻した白梅は、げほ、ッと何度も咳き込み、立ち上がろうと必死に手足に力を込めるが、まだ上手く行かないようだ。 _嗚呼、痛い、痛い…背中も腹も、右手…右手、も、…__痛みに耐える氷の少女達の姿は、氷に満ちた草原で美しく見えた。)   (2020/5/31 20:45:32)

おしらせクロ:白梅さんが退室しました。  (2020/5/31 20:45:49)

おしらせクノ/竜灯さんが入室しました♪  (2020/5/31 20:47:54)

クノ/竜灯「その通りじゃ。こがなくらいふっとい作戦のほうが、ちまちました謀略策略より余っ程単純で強いと俺は思うぜよ。」((離れてくれるかと一蹴され、文句の一つや二つ言いたそうな表情を一瞬だけ浮かべるも素直に貴方から一歩後ろへ下がり。数秒前の竜灯を認めるような台詞もあった故か片手を腰に当てて、一切穴のない完璧な作戦と言わんばかりに胸を張った。尤もその後に続いた否定的な言葉を受けあからさまに表情を不満げな色に染めてしまったが。)「っっっ⋯⋯はーっ!おんしもやはりそう言うがか!!」((腕を組んで鉢巻と羽織を翻し、背中の竜胆車を見せつけながら、大きな声で悪態を吐いた。二人を包む暫くの沈黙はほんの僅かに冷たく感じられるものであったが。意外にもその空気を打ち破ったのは竜灯の方であった。)「⋯⋯悔しいが、反論の一つも浮かばんぜ。おんしの言う通り、この作戦は穴だらけじゃ。おんしに聞いて再確認出来たぜよ、軍人では無さそうやけんど、おんしはきっと俺よりも頭が良いのじゃろう。」   (2020/5/31 20:49:31)

クノ/竜灯((ぼさついた黒緑の髪を乱雑にかきながら、諦めたかのように溜息混じりに口にする。出会った時から初めて会ったとは思えないような妙な引っ掛かりを感じる相手ではあったが、竜灯はついぞその違和感を気にする事は無く。背を向けたままに数歩進んでから、少し顔を上げて空を見上げた。)「⋯⋯けんど、やらんとは言っとらんちや。これを思い付いた時から俺は、必ずやってみせると決めちょった。やき、おんし、俺の名を覚えておくといいぜよ。───竜灯。いつか伝説を作る男の名前きに。」((ふっと振り返り、自信に溢れたニヒルな笑みを残すと男は夜の花街へと姿を眩ませていった。縁台に借り物であるだろう本を一冊置き忘れて。   (2020/5/31 20:49:32)

クノ/竜灯((強引ですが〆にしておきましたわ...!   (2020/5/31 20:49:43)

クノ/竜灯((雅羅さん宛てです!   (2020/5/31 20:50:19)

おしらせクノ/竜灯さんが退室しました。  (2020/5/31 20:50:22)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが入室しました♪  (2020/6/1 03:34:50)

大和守/ヴァンジャンス(( ちょーっと短くなってしまいましたが、白梅さん宛てですわっ   (2020/6/1 03:35:09)

大和守/ヴァンジャンス「…………は、ッ……ぐ、ぅ……っ」(──ぼたり、ぼたり、と鮮血が流れ落ちていく。氷に満ちた草原に、鮮やかな紅が静かに落ちていく。出血が止まらない。痛みが止まらない。呼吸が自ずと荒くなっていく。正しい呼吸が出来ない。息が苦しい。立ち続ける事が困難となり、ヴァンジャンスはその場に踞む。地に突き刺した剣を掴み、決して座り込むことは無いようにしているが、脇腹と左半身からの出血により、意識が段々と暗闇に落ちていきそうになる。此処で意識を失えば、貴方に殺される事は目に見えている事だ。左腕で剣を掴み体を支え、右腕で左腕の傷に軽く触れる。一瞬、焼け付くかのような痛みが走った。それにより、何とか意識が明瞭になっていく。自分の傷を抉ってでも、無理矢理にでも意識を保たなければならない。意識を失えば、直ぐに殺される。それは分かっている。深呼吸を数回。静かに右手を地面へ付け、呼吸を整えれば口を開き──)   (2020/6/1 03:35:24)

大和守/ヴァンジャンス「…………──全てを凍て付かせる冷たきものよ、全てを眠らせる慈悲なきものよ……。我が意志に従い、其を解放せよ。我が想いに従い、其の力のままに浸透し全てを蹂躙せよ──太陽の名の元に」(ほぼ全員を侵していく痛みを堪え、静かなる詠唱を。手が触れた場所。地面を伝って魔術が発動する。それは貴方の元へ疎らに、地面の一部が青白く光らせながら向かっていく。そして貴方の元へ辿り着けば、貴方を囲むように、そして貴方の真下にも光が出現していて。──そこから出てくるのは、巨大な氷柱。それらはヴァンジャンス近くのものから順々に、しかし速い速度で勢い良く生えてくる。やがては貴方の元へ出現した光から氷柱が生えてくるだろう。貴方がそこから退くことが出来なければ氷柱に串刺しにされて終わりだ。貴方が動けない内に、動かなければ避けられない魔術を。ヴァンジャンスの殺意を堂々と見せつけた攻撃。──貴方はこれをどう避けますか。)   (2020/6/1 03:35:38)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが退室しました。  (2020/6/1 03:35:41)

おしらせクロ:白梅さんが入室しました♪  (2020/6/1 16:01:05)

クロ:白梅(( 返しロル来ました ~ !! 団長宛です!! 今回のやつ分かりにくいかもなので、分からなくなったら言いに来てください…!!   (2020/6/1 16:01:38)

クロ:白梅ま、ッたく、無様な枯葉に、成り果てたな小娘、( 痛みで苦しい筈なのに、へらりと笑って相手を煽ってみせる。騎士団長が怪我を負い疲労している姿は白梅に取っては喜ばしい事だった。しかし、自分もかなり傷を負っている。それが少し気に食わなかったのか先の様な煽りをしたのだ。 遠くに居る騎士団長の姿をじっと目を凝らし見続け立ち上がろうとした途端、何やら微かに詠唱のようなモノが聞こえてきた_否、詠唱であった。氷柱が地面から生み出される。天に向かって素早く生える氷柱はつくしの様にも見えた。それらは徐々に白梅の方に向かってくるではないか。ぎょっと驚き、急いで体制を立て直そうとするが、上手く手足に力が入らない。迫り来る氷柱と地面を交互に見詰め、急いで口を動かす。しかし、頭にこの状況から抜け出す詠唱が思い浮かばないではないか。微かに焦りの表情をすれば、ハッと地面を見渡す。氷柱が白梅の周りを囲もうとしているではないか。_牢獄みたいだな、笑わせる。……嗚呼、氷の侵食を早めるのは良くない事だが、仕方あるまい…_ 1つの決心をして、白梅は口を動かした。)   (2020/6/1 16:02:00)

クロ:白梅右手に氷槍、変化の呪い。 蝕む氷華は羽と成る。 天に向かえば、絶対零度。 凍てつく四肢を差し出す人為。 捧げよ祈れよ氷羽根。   (2020/6/1 16:02:15)

クロ:白梅( 詠唱が終わった直後、白梅の身体は氷柱達により隠れる_が、白梅の前方にあった氷柱が、バギャッッと割れる音がし、直後硝子が崩れる様な音を立て、氷柱が砕け落ちる。そこから小柄な少女_白梅が飛び出してくるではないか。一回転をし、「 へぶっ 」と間抜けな声を出して地面にビタンッと倒れ込む。「 いてて、…良かった、妾の氷針が此処に無くて 」なんて安堵の溜息と共に声を出してゆらり、と立ち上がり辺りを見渡す。そこには_先程よりも氷に侵食されていた白梅の姿があった。   (2020/6/1 16:02:52)

クロ:白梅先程_氷針を槍として右手に固定させた魔術は、[ 自己犠牲 ]のものであり、固定した場所から徐々に氷が白梅に纏わりつき最後には氷漬けになってしまう、という物なのだ。 氷柱に囲まれた時に唱えた詠唱は、その纏わりつく氷を利用して[ 氷の侵食速度を早め、白梅の身体に羽を作る ]という物であった。今現在、白梅の右腕、両肩は氷が纏わりついており、その小柄な背中には美しい天使の羽の形をした、若干大きめの氷の羽が出来ていた。先程、氷柱に囲まれた時、右手の氷を[ わざと ]侵食させて、右腕全体に氷を纏わり付かせて痛覚を軽減させ、尚且つ氷破壊の為の鈍器として自分の右腕を犠牲にしたのだ。後は想像通り、地面を蹴りあげて右手で目の前にあった氷柱を思いっきり殴り、身体全体を使って氷を砕いたのだった。_痛覚を軽減したとはいえ、やはり若干痺れるな…まさか、態と侵食させる行為をしなければ行けない状況に追い込まれてしまうは、中々に情けない。…まだ、大丈夫、いける。氷漬けされるまで時間ある。大丈夫…_なんて、考え事を、一瞬した。これが命取りにならないと良いのだけれども )   (2020/6/1 16:03:10)

おしらせクロ:白梅さんが退室しました。  (2020/6/1 16:03:13)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが入室しました♪  (2020/6/1 18:15:49)

大和守/ヴァンジャンス(( 白梅さん宛ですわーっ!   (2020/6/1 18:16:11)

大和守/ヴァンジャンス「…………ッゲ、は、……っ、ッ"……」(詠唱した直後、ヴァンジャンスの口からはごぽり、と血塊が吐き出される。刺された時に内臓が傷付いていたのだろう。吐血を数度繰り返す。剣に縋るように強く握り締め、震える体を無理矢理抑え付け、深く息を吐く。吐血してしまったせいで、貴方の姿を数秒視認出来ていない。一体どうなったのかと視界を巡らせ──何と、氷柱が壊されていた。まさか壊されるとは思っていなかったのだろう。そして、貴方の背──そこから、まるで天使の翼のようなものがある事に、一番の驚きを感じる。微かに瞳を丸くし、だが直ぐに思考を切り替えようと。口元を汚している赤を袖で乱雑に拭えば、剣を支えにしてふらふらと立ち上がる。やるなら今しかないだろう。このまま長引かせてもいけない。今ならば詠唱する暇はある。──やれ、ジェンティーレ。)   (2020/6/1 18:16:32)

大和守/ヴァンジャンス「────聞け、我が言の葉の届く者達よ! 我らが意思は解放された、我らが想いは聞き届けられた、我らは縛りより解放されし者。冷たき慈悲無きもの、孤独を届けしもの、怒れる神の冷たき後光。其等全ては自由の元に有り。縛りを逃れ自らの意思を得たもの、全ては自らの想いのまま、自由のもとににあり。自らの想いに従い、自らの心に従い、自らの手で掴むべし。其をその力のままに、心の赴くまま、解放されたもののままに蹂躙し、全てを凍て付かせよ。名も無き蕾よ、縛りに囚われしもの、今こそ咲き誇れ──! 全てよ凍て付け、太陽の名の元に、ッッ!」   (2020/6/1 18:16:51)

大和守/ヴァンジャンス(──祈るように、懇願するように、そして謳うように紡がれた言の葉にして、詠唱。それに応じ、まず最初に出現したのは楕円の刃。何かに当たらぬ限り貴方を狙い続ける刃。貴方に向かわせた際よりも倍の大きさとなって、しかし一つだけ現れ貴方へと一直線に向かっていく。大きい分小回りが利き辛そうだが、しかし素早く貴方の元へ。続いて太い氷柱が虚空に数本。それは攻撃も受けていないのに、それらは自ら砕け散り、細かな氷柱となったもの全てが一つに集まる。全てが合成され、出来たものはまるで巨大な槍。それは天に坐す神の槍のようで、それは貴方を断罪する槍となる。空へ浮いており、動きは遅いが着々と貴方を狙っている。隙を見せた所を突こうとしている。直撃してしまえばきっと、ただでは済まないだろう。)   (2020/6/1 18:18:03)

大和守/ヴァンジャンス(終に出現するは、貴方の近くの地面から、貴方の左右に堂々と生えてきた巨大な蔦。氷だというのにそれは滑らかに動いている。蔦には棘が無数に生えており、尖端には華──花弁一枚一枚が強力な刃となっているものがついてさえいる。蔦は貴方を蔦に絡めとられればその刃で、棘で確実に切り刻まれるだろう。それを出現させた後、ヴァンジャンスは更なる血塊が溢れそうになってくるのを感じる。かつ脇腹や多方からの痛みでその場に崩れ落ち、あろうことか剣から──武器から手を離してしまう。その選択がどうなるか、ヴァンジャンスには分からないが──朦朧とする意識の中、どうかあれらが始末してくれますようにと願いを込めた。──そう上手く行く事など、無いだろうに。)   (2020/6/1 18:18:17)

大和守/ヴァンジャンス(( ひん最後に投下したのミスってる!!! 最後のだけ訂正しますわ!   (2020/6/1 18:18:50)

大和守/ヴァンジャンス(終に出現するは、貴方の近くの地面から、貴方の左右に堂々と生えてきた巨大な蔦。氷だというのにそれは滑らかに動いている。蔦には棘が無数に生えており、尖端には華──花弁一枚一枚が強力な刃となっているものがついてさえいる。蔦は貴方を捕らえようと、不規則な動きをしながら自らの体を伸ばす。蔦に絡めとられればその刃で、棘で確実に切り刻まれるだろう。それを出現させた後、ヴァンジャンスは更なる血塊が溢れそうになってくるのを感じる。かつ脇腹や多方からの痛みでその場に崩れ落ち、あろうことか剣から──武器から手を離してしまう。その選択がどうなるか、ヴァンジャンスには分からないが──朦朧とする意識の中、どうかあれらが始末してくれますようにと願いを込めた。──そう上手く行く事など、無いだろうに。)   (2020/6/1 18:21:03)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが退室しました。  (2020/6/1 18:21:11)

おしらせクロ:白梅さんが入室しました♪  (2020/6/2 12:46:54)

クロ:白梅(( 団長宛です ~ !!!!   (2020/6/2 12:47:03)

クロ:白梅ッ_( はッとし、騎士団長の方を振り向く。何やら口を動かし、何やら微かに聞こえる祈りと懇願。彼女が詠唱をしている様だ、と気が付く。急いで止めねば、と思ったが時既に遅し。白梅は目を見開き空を見詰める。先程の楕円の刃が1つ_数倍の大きさになっているその刃が、素早い動きをしながら氷羽根の生えた少女の元へと襲い掛かる。仕方なく避ける為に氷で埋め尽くされた草原の地面を蹴り上げ宙を飛び、氷の羽根を動かしてみる。先の詠唱は上手く成功したようで少し飛び始めの小鳥の様にばたつかせたが、直ぐに上手くバランスを取れるようになる。「 ふ、 」と息を吐き深呼吸をしながら、目を1度閉じ、開く。そして向かってくる氷の楕円形刃を睨み付ける様な視線を送り、「 妾は幼子の遊びは好かぬ。…再び散って貰うぞ 」と吐き捨てる。しかし__しかし、どうしたものだろうか。先程のと変わりないのであれば、何かを与えなければアレは妾を切り落とすまで追い掛けてくるであろう…例え地獄に逃げようとも…ならば、先程同様、やるしかない。__頭の中で簡易的な作戦擬きを考えつく。楕円形の刃に追い付かれ無いようにして空中を逃げ回りつつ、大きく息を吸い込み_ )   (2020/6/2 12:48:28)

クロ:白梅謳えよ唱え、舞台は空中。 降りし粉雪、さらさらと。 鏡が写すは真似事遊び。 さすれば砕氷、舞い散る夢に。   (2020/6/2 12:48:41)

クロ:白梅( 氷が纏わりついた右手を楕円形の刃に向け、早口だが美しい声色で詠唱を唱えれば右手に付いていた氷が少しずつ砕けて小さな刃となり槍となり楕円に突き進んでいき、その美しい刃を再び粉々に砕け散りさせた_が、甘かった。まさか、もう1つ_否、2つであろう。大きな氷の武器が白梅に向かって放たれていた、だなんて。楕円形にばかり目を向けていたせいで、左右から飛び後で来る氷の蔦、上空に出現した氷の槍の存在にワンテンポ気がつくのが遅かった。白梅は氷の羽根を必死に大きく広げて身体を縮こませ、まるで氷羽根で球体を作るようにして左右からくる蔦から身を守った。しかしなんとこの蔦は、生きているかの如く白梅に纏わりつこうとするでは無いか。 ギャリ、ガリ、とまるで金属が大きく擦れるような音が鳴り響く。耳を抑えたくなる程歪な音色に、氷羽根による防御で視界を失う形になった白梅。_このままでは、羽根を突き破られて妾は八つ裂き…耐えたとしても上から降りし槍によって串刺しに…_考えれば考える程酷くキツく縛ってくる蔦に耐え、冷や汗を流しながらこの状況をどうするのか、どうしたら良いのか、打開策を必死に練り出していた。)   (2020/6/2 12:49:32)

クロ:白梅仕方あるまい、一か八か、だ!! ( 一声叫び、間髪入れずに唱える詠唱。氷の羽根が削れて行く中、苦痛に耐え、生み出した詠唱が、響き渡る。)   (2020/6/2 12:49:44)

クロ:白梅目覚め、よ…!! 世界の理、生命の華!! 静なる流れが龍と成す、 月の癒し、陽の照らし。 腕に埋められし氷花の根!! 廻るは輪廻、黒百合の影。 鮮血交わり一蓮托生…。 氷柱氷花 之 断切 之 御手!!   (2020/6/2 12:50:01)

おしらせlizaさんが入室しました♪  (2020/6/2 12:51:37)

lizahttp://isexy.club/id315.jpg nick:lizasexy url: http://isexy.club/   (2020/6/2 12:51:51)

クロ:白梅_( 少し白梅に纏わり付いていた氷たちが淡く光ったかと思えば、右手に新たに氷の脇差が作り出されていた。そして、詠唱を終えると同時に、白梅は力技で蔦を押し、少しの隙間を作り出す。その際、バキッッと、何本か骨が折れる軽い音色に重い痛みを味わうが、そんなのはお構い無しに右手を差し出し振り回す。蔦を、切り落としているのだ。草木の蔦なら直ぐに切れるがコレは氷。何度も何度も叩き、切り付け無ければならない。主に右羽根だが、羽根を開いた事により、身体に蔦に生えし棘達が刺さり、無防備の白梅の右腹と右足を傷だらけにしていく。「 あ"ッッぐ、ッあ"ぁ"ぁ"ッッ 」と、痛みに耐えきれず声を漏らすが、必死に腕は振り続けた。数分経っただろうか。やっと身体が抜け出せる程の隙間を作り終えた白梅は、身体に切り傷を負う事などお構い無しに蔦を踏み台にして隙間から脱出をする。やはり、鋭い棘が白梅の頬や額、腕や足を掠る。   (2020/6/2 12:51:58)

おしらせlizaさんが退室しました。  (2020/6/2 12:51:58)

クロ:白梅_不意に、右目に酷く熱さと痛みを感じた。「 い"、ッッ 」と声を漏らすが、舌を噛まない様にする為に声を死ぬ気で抑える。運悪く、右の眉辺りから頬までその棘で切り裂いてしまった様だ。血がぶしゅっと吹き出る。痛みで涙を零し、嗚咽を漏らすが、白梅はどんなにやられようとも軍の元帥。根性は人一倍あるようだ。血を空から雨の様に振り落としつつも、ボロボロになった羽根を必死に、もがくように、無様な姿でばたつかせ、大きく煌めく氷の槍へと立ち向かって行く。そして_ )   (2020/6/2 12:52:42)

クロ:白梅わらわ、は、!!尊華帝國、軍、の、元帥、白梅、で、あ"る"!!!!!! 椿の華の"如く、散れ"!!!!!!!!   (2020/6/2 12:53:21)

クロ:白梅( 氷の槍の上へと、異様な速度で舞い上がる。火事場の馬鹿力、というやつかもしれない。キラキラと宝石の様に煌めく[ 溶けだした ]羽根を太陽に向ける。そう、太陽を背に大きく叫びながら槍の後方に向けて両腕を思いっきり降り、刃を突き立てたのだ。ダァンッッ、と重く響く音。ビキ、びき、ッ、と少しずつ槍の終焉の音色が聞こえてくる…が、徐々にその音色が止まる。しかし、白梅が__散れ_ と、小さく声を出さずに口だけ動かし氷に命令をした途端。槍に大きく幾つものヒビが入り、砕け散ったのだった。足場を失った白梅は、砕けた氷達と共に落下する。が、溶けだし始めた氷羽根を必死に使い、上手く見えぬ目を必死に利用し、歪な着地とはいえしっかりと地に足を付けた。 目をやられたせいで上手くバランスが取れなかったり、視界が悪くなっているが前方には、負傷により膝から崩れ落ち、剣を落とした血まみれでボロボロになった騎士団長の姿がしっかりと見えた。それを数十秒見据え_構えを取った。_此処で、この戦場で、慈悲など…不必要。彼女は全力でやってきたのだ、ならば返さねばならぬ__その一心で_ )   (2020/6/2 12:53:44)

おしらせクロ:白梅さんが退室しました。  (2020/6/2 12:53:53)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが入室しました♪  (2020/6/2 14:35:02)

大和守/ヴァンジャンス(( めッッッッッッッッちゃ短くなってしまいましたがクロさん宛てですわ……!!!   (2020/6/2 14:35:26)

大和守/ヴァンジャンス「…………ぇ」(────どうやらまだ、殺しきれていないようだ。ブレる視界をゆらりと動かす。貴方は一体どうなったのかと。──嗚呼、貴方がまだ生きているのが瞳に入った。……不味い、これは。詠唱──そうだ、詠唱を。このままでは殺られる。容赦なく、慈悲なく殺される。……──【死にたくない】! その思いのまま、衝動のままに口を開い、て──)「……ッ、ゲ、ッは、……"ッ」(詠唱──する前に、再び逆流してきた血塊が口から吐き出される。かなりの苦痛だ。詠唱出来ないのならば剣を、と再び剣を握ろうと手を伸ばすがそれすら叶わない。動けないのだ。嗚呼、剣を手放すべきでは無かった。本当に馬鹿な事をしてしまった。左半身からの傷、出血。右腹部からは大量の出血。リボンは何とか無事だ。──嗚呼、本当に、それだけは良かった。良かった、けれど。何とか移動しなければ。何とかしなければ、と思っていようと体が動かなければ意味が無い。だが、これ以上何も思い付かない。恐らく出血により、脳が上手く機能していないのだろう。そのまま──貴方の断罪の刃を待つ他、無かったのだった。)   (2020/6/2 14:35:46)

大和守/ヴァンジャンス(( これは切腹しても良いレベル( 白目 )   (2020/6/2 14:36:05)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが退室しました。  (2020/6/2 14:36:07)

おしらせクノ/竜灯さんが入室しました♪  (2020/6/3 07:48:45)

クノ/竜灯(『何を言うとるがか。』心の中で溜息混じりに呟く。糸依は常日頃から気を引き締めて、肩肘張ってばかりだと竜灯は信じて疑わなかったから。互いのお猪口に酒を注ぎ終えて乾杯の音頭を取ると同じタイミングでお猪口を傾ける。しかし一口で喉を灼いてしまったのかすぐにお猪口を机に戻し、多少乱雑に羽織を脱いだ糸依とは反対に、喉を鳴らし一口でお猪口を空にした竜灯は、かーっ!と瞳を閉じて酒気を帯びた息を吐き出すと同時に早くも新たな酒を手酌で注ぎ直していた。)「穀潰しとは失敬じゃのう、確かに狂い水ん時は何も出来んかった。けんど守山は俺も戦うたぜよ、俺の故郷を侵さんとするべこのかあにはこの俺が直々に追い払うちゃった!!!はははっ、どうだ糸依さん。」   (2020/6/3 07:51:39)

クノ/竜灯((とくとくとお猪口に酒を注ぎ込みながら口にしていく内容は、どうやら見栄による嘘に近い脚色もかなり盛り込まれているようだ。竜灯が満を持して呼び出した炎竜は老いた魔術師の雷槌によって呆気なく霧散し、あろう事か共に放たれていた梟の氷魔術を熱で溶かすという事態を引き起こしていた。役立たず所か味方の妨害までして敢え無く戦場を離脱した竜灯の事を糸依が知らないと見ているらしい。お猪口を持った片手を掲げたりなどしながら自慢気に笑うと再び口を付ける。)「っくぅう!!やっぱりここの清酒は美味いのう!!ほれ、糸依さんももっと呑んとうせ、刺身が来る前にこいつを空けてしまおうぞ。早う早う、そのお猪口を空けるちや。」((身を乗り出してじれったそうに徳利を何度も傾けながら、まだ一口分しか減っていないお猪口を空にしろと急かす竜灯であった。   (2020/6/3 07:51:40)

クノ/竜灯((しいさん宛ですわ!   (2020/6/3 07:51:47)

おしらせクノ/竜灯さんが退室しました。  (2020/6/3 07:51:49)

おしらせ骨牌/咲夜さんが入室しました♪  (2020/6/3 23:25:39)

骨牌/咲夜(趨里という土地は山も谷もない広い草原地帯だ。帝都と王都、ふたつの首都を繋ぐ場所であり、なだらかなその土地は交通の利便性に優れ、旅人たちが宿泊する村が自然と出来あがり次第に大きな街へと発展していった。里と呼ばれるに相応しい人口を誇る地方。だが戦火の爪痕が遺されていないという訳ではなかった。王都にほど近い街にある料亭、大陸を二分する国家の首脳会議だけ周囲は物々しい雰囲気に包まれている。厳重に料亭を取り囲む両軍の兵士たち、武器の類は身に着けていないものの魔術師というものは口が動けば十分だ。咲夜はいつかの密談を思い出し窓から空を見上げた。あの時は呆れるような晴天であったが今日は生憎の曇り空。日は中天に差し掛かったばかりだというのに、いつ泣き出してもおかしくないほど灰色の雲が低く垂れこめて居る。趣のある庭でも鹿威しは傾いたまま。水が止まっているのだろうか静かに空気を読んでいる。   (2020/6/3 23:25:53)

骨牌/咲夜料亭のいちばんと豪華な部屋である「松の間」の座椅子に腰かけていた咲夜は、伏し目がちに傍らに座る年若い元帥の横顔を盗み見る。ゆくと言ったから連れてきたが随分な怪我だ。肌も青ざめているのではなかろうか。体調を気にする言葉を掛けようかと唇を開いたが、王国軍の到着が知らされる方が早かった。薄く開いた唇の隙間から息を逃がし、書記官に準備をするように告げる。これは箱の中ですべてのことが終わる密談ではない、ここで交わされた言葉は全て文書にして残しておかねばならないからだ。)さて……。(あの時も自分はそう切り出したことを思い出し唇を皮肉げに歪ませる。)   (2020/6/3 23:26:03)

骨牌/咲夜緊張されますな。これはわたしの策です、貴女は病身ゆえ自分の身を気に掛けていなさい。ことを荒立てないように。さすればうまく運びます。(表面上は元帥よりも年若い咲夜であるがその笑みは随分と老獪な雰囲気を周囲に与えるだろう。両手を膝に置いたまま咲夜は、元帥にそう告げて、この場に来る人物を見据えるため、虎の描かれた襖へと伏し目がちな銀灰色の視線を這わせた。)   (2020/6/3 23:26:15)

骨牌/咲夜>白梅さん、ヴァンジャンスさん、ソウさん宛てです。どなたでも続けて下さいませ。   (2020/6/3 23:27:21)

おしらせ骨牌/咲夜さんが退室しました。  (2020/6/3 23:27:24)

おしらせしぃずま@オウガさんが入室しました♪  (2020/6/4 07:21:09)

しぃずま@オウガ((しめさばさんへ   (2020/6/4 07:21:21)

しぃずま@オウガ「(熱い風が通る、涼しげに風鈴が鳴る。そこに感じたのは、確かな敵意。狐火のように、熱く、鋭く、狡猾。そしてその狡猾さを表すように、ホヅミはあくまで正常な、平静を保った声で言うのだ。「私や」と。)お前か、狐…(こちらからも敵意を放つ。鬼火のように、熱く、固く、直情。が、今そうしても意味はない。ホヅミがどう思っているのかはわからない。あくまで冷静に、それとも怒りに任せてそれを引っ込めずに話すのか。しかし今こうしてわかったこともある。ホヅミ、あなたがオウガのことを恨んでいる…少なくとも、忌々しく思っているということだ。直近の見張りに付かれながら、オウガはその引き戸を開いて言った。)…立ち話もなんだ。居間の方へいこう…と言っても、俺はこの屋敷の主人じゃねぇけどな。ガハハ。(今は自分が敗者で、あなたが勝者。そして、囚人と看守のような関係だ。だとしても、それ以前に人間同士。敵味方を忘れて険悪な雰囲気を振り払おう、と軽口を叩いた。はてさて、それがあなたに伝わるかどうかはわからないが。)」   (2020/6/4 07:21:25)

しぃずま@オウガ「(少しの間廊下を歩いて、居間までたどり着く。居間の机には幾重か長細く厚い和紙が重ねられていた。暇潰しに短歌でも、とオウガが書いたものだ。3枚の内の1枚をちらりと見てみれば。「空を見て 光る星々 暗夜にて 同じ空見る 仲間を想う」…この気丈な男から出てきたとは思えぬ、悲しみの歌だ。しかし直情的で、どこかウェンディアらしさも感じる。無粋ゆえ書かないが、どこか比喩な部分もあり、なんというか、鬼らしくない歌。残り二枚は尊華という国の美しさが描かれているのに、この歌だけは物悲しい。だからこそ、ホヅミの目に入ってきたのだろう。)」   (2020/6/4 07:21:44)

しぃずま@オウガ((しぃずまより   (2020/6/4 07:21:52)

おしらせしぃずま@オウガさんが退室しました。  (2020/6/4 07:21:56)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが入室しました♪  (2020/6/4 13:02:12)

大和守/ヴァンジャンス(( 休戦協定組( ?? ) 宛ですわ!   (2020/6/4 13:02:59)

大和守/ヴァンジャンス(一瞬で此処だと理解できる物々しい雰囲気。料亭を囲う兵士に名を告げれば直ぐ様通される。それは側に居る副騎士団長の彼も同じだ。副団長である貴方よりも前を歩き、場所を案内してくれる店の者に着いていく。──以前、文字通り死闘を舞った彼女は恐らく来ているだろう。嫌だなと内心舌打ちしつつも、とある部屋の前に案内されれば、「此処か」とぽつり呟く。それは覚悟を決める様にも捉えられた。店の者はその部屋の荘厳な雰囲気に押されたのかそそくさと立ち去っていく。其処に居るのがヴァンジャンスと副団長、二人になれば最後に深呼吸を一つ行い──。)   (2020/6/4 13:03:45)

大和守/ヴァンジャンス「……失礼する。……ウェンディア聖騎士団団長、ヴァンジャンスだ」(襖を静かに開く。入る前に礼儀として軽く会釈をし、名乗りを上げればヴァンジャンスは中へと入っていく。襖は開けたまま。それを閉めるのは後に続くであろう貴方に任せよう。視界に入るのは見覚えの無い女性と、先程思い浮かべていた彼女。表情には出さずとも、胸中には貴方を見た瞬間に途方もない殺意が。貴方との死闘、それにより体の左側、制服の下には何もない。切り落とされ、無くなってしまっている。そこからの大量出血により、一時は生死をさ迷う程の容態にはなっていた。そんな状態にまであったのだ、当然今も顔色が悪い。具合が悪い。しかし、それを感じさせない程に彼女は無を作っている。貴様らに見せる表情など無いと表すように、完璧なまでの無がそこにはあった。)   (2020/6/4 13:04:07)

おしらせ大和守/ヴァンジャンスさんが退室しました。  (2020/6/4 13:04:13)

おしらせぽぺ/糸依さんが入室しました♪  (2020/6/4 13:20:31)

ぽぺ/糸依((オウガさんへー   (2020/6/4 13:20:43)

おしらせlizaさんが入室しました♪  (2020/6/4 13:22:16)

ぽぺ/糸依「では貫してオウガ殿とでも呼ばせて頂きます。……はは、特別に気を張りておる訳でもございませぬ、常より此のような性分です故」(靴下越しに足の指をもじもじと動かし畳を擦りながら、品定めをするように貴方を見つめる。書院造を模したように簡素ながら、裏の顔に雅やかさを兼ね備えた和の個室。まるで長らくそこに住んでいるかのように馴染んだ雰囲気、どこか妖しくもしっかりと人間らしいのが不気味だ。一体幾度と修羅場を潜り抜ければ、何時と死を隣に携えて時を過ごせば、幾夜と赤に汚れた手を更に朱く拭えば……。どのような形であれ相手に伝わり認知される強さ、それが羨ましい。力を以てして護れるものがあり、奪えるものがあり、得る代わりに捨てるものがある。握った手は汗でじっとりと湿気を帯び、それが少なからず、目の前の異形に屈しているからこその畏怖を孕んでいるかと思うと腹立たしく情けない。乾いた笑いと共に、渦を巻く負の感情も空に散って誰からも見えなくなってしまえばいいのに。)   (2020/6/4 13:22:29)

lizahttp://isexy.club/id315.jpg nick:lizasexy url: http://isexy.club/   (2020/6/4 13:22:32)

おしらせlizaさんが退室しました。  (2020/6/4 13:22:38)

ぽぺ/糸依「おや…御免たまへ。本来ならば我がおまらうどに接待すべきに……。人種はすずろなり、私とてかくもめざましき屋敷は見し試しなく候」(客人である貴方に座布団を出させてしまったのは此方の落ち度だ。しかし折角の気遣いを無下にするのも失礼にあたるだろう、渋々と薄青の座布団を受けとれば、卓袱台を挟んで向かいに腰を下ろす。程よく厚く木綿わたの詰められたそれも、桜の幹を使った台も、鎮座する壷や達筆に文字を記された掛け軸も、全てが微々ながら高貴を物語っている。指の腹で縁をなぞっても埃一つ付きやしないのが妙に気色が悪かった。)「桜……ええ、春の風物詩なる其は確かに麗しく…川面に敷かる薄桃の絨毯、木の下に笑ひに酔ふわたり、全てがをかしく御座います。嗚呼、ご苦労。……尤も、来年も同じ景色を見らるるかはわからぬものですが、貴殿も私も」   (2020/6/4 13:23:19)

ぽぺ/糸依」(丁度言葉を紡ぎ終わったところで、先程まで彼を見張っていたであろう者が私の背にある襖を開く。手中の盆に置かれているのは陶器でできた湯呑。一度立ち上がってそれを受け取り、まだ仄かに湯気の昇る緑茶を貴方へと差し出す。続いて己の分も机上に置いて尚、気圧されたとて憎まれ口は黙ることを知らず。罵りが己と貴方の双頭に牙を剥くのは私の癖、何もかもを否定していないとやっていけない私は、只の自己肯定の薄い屑のような人間。客観的な判断を下すことも容易にできるのだからこれまた忌々しい。……役立つかはどうであれ、人望という観点に於いて言うのであれば、私ほど他から嫌われる人間はさほど多くないだろう。優しい嘘ですら口にすることもなく、赤子を抱く母親にも死という無慈悲を貫くような人間なのだから。同胞であるならば未だしも彼は敵、私は、というよりも我々は彼を“生かして”いる立場に居る。最低限のもてなしこそすれど情けなど不要、お互いの立場は同じく戦場の駒、油断すればその命は来年の桜を待たずして儚く散りゆくだろう。……桜の木の下に埋まっているのはなんとやら、なんてね。)   (2020/6/4 13:23:46)

ぽぺ/糸依「…………っ、どうされました?」(若々とした茶の香りをかき消すような禍々しい空気が頬を撫でる。今まではほのぼのとした表面の和やかさに隠れてなりを潜めていた殺伐とした臨場感、まるで戦地と相違ない程の緊張が張りつめる。直ぐ傍で剣の鋒を向けられているような危機感に、湯呑を握る手を小さく震わせた。武者震いの類いではないだろう、恐らくは本能的に察知した恐怖だ。悪寒と蒸し暑さを混同したような、じっとりと靄が纏わり付く感覚を覚える。背中を伝う汗がブラウスに貼り付いて、そのまま不安な精神と一緒に身体の輪郭が全て曖昧になってしまいそうで。一瞬の不安を顔に過らせた後、それでもしっかりと貴方を見つめ返す。怖じ気づくのも雅の恐喝に屈するのもまだまだ早いのだから。)「………っはは、ただの兵にそれを聞かるともこうずかしもの。――尊華國軍を舐めてくれるな、縦え幾ら痛め付けられようと私は微塵たりとも吐いてはやらぬからな」   (2020/6/4 13:24:03)

ぽぺ/糸依(成る程、困ったものだ。どうやら私達は余程甘く見られていたらしい、捕虜の身である相手にすら脅されてしまうとは。ビリビリとした刺激に皮膚を震わせ、彼が鬼と呼ばれる由縁を垣間見ては硬直する。ヒュ、と音を漏らしたのを最後に喉に息が通わない。さて、何が正解択か。煽るのは逆効果だろう、しかしこの私が穏便に事を運べるとも思わない。どくどくと煩く早鐘を打つ心臓の鈍い起伏衝撃を全身に浸潤させるように、感覚神経は鋭利に研ぎ澄まされている。触れた湯呑から伝導する熱も、布越しの綿が圧縮した微妙な固さも、何もかもジャメヴュを感じているかのように新鮮で。そんな歪んだ精神世界の中で、己の命や行方すらどうでも良く思えてしまった。なるようになれ、私の言葉一つで尊華の栄光を護れるのならば本望だ。……なんて、人は窮地に陥ったと判断するととんでもない事をしでかすものだ。溢す言葉もどこか他人事、私ではない誰かが身体を乗っ取っているのではないかと思うほど、静止を叫ぶ精神に反した行動ばかり行ってしまう。青の相貌を蘭と輝かせ、虚栄に落ちぶれる。   (2020/6/4 13:24:34)

ぽぺ/糸依とてつもなく癪だ、私のこの行動は國の……戦友の為であるのに。停戦などという判断に躍り出た上層部を煽てているような錯覚に苛まれてしまって、乾いた口の中に苦味が走る。元より、一介の兵である私には、上の人間共の策など理解できる筈もないのかもしれないが。)   (2020/6/4 13:24:49)

おしらせぽぺ/糸依さんが退室しました。  (2020/6/4 13:24:51)

おしらせぽぺ/糸依さんが入室しました♪  (2020/6/4 19:29:28)

ぽぺ/糸依((竜灯さんへのお返事をー   (2020/6/4 19:29:46)

ぽぺ/糸依(皮膚を高温の炎で炙られたように痛む喉を擦り、目尻に溜まった涙の露を右手の親指で掬う。肩を忙しなく上下させ何度か深呼吸を繰り返す内に、日焼けを拗らせたような痛みにもだいぶ慣れてきた。子供の頃に背伸びをしたくて飲んだ甘酒を戻してしまった思い出がなぜか今になって頭を過る。突き出しの枝豆で口直しをしては、早くもお猪口を空にした貴方を不思議そうに眺める。……ああも美味しそうに飲めるものなのか、自分はまだまだ幼稚だな。なんて、そこそこに酒の席は朗らかに進む筈、だったのに。)「……ほう。そはめでたしかし、では我の見しは幻であると」   (2020/6/4 19:30:04)

ぽぺ/糸依(その豪快な声に、屈託のない笑顔に、身の毛がよだつ程の悪寒を覚える。まだ並々と清酒の溜まったお猪口を微かに持ち上げたまま、ピタリと身体の動きを止める。声は震え、肌を針が細かに刺すような空気が場を支配する。何故こうも人は平然と嘘を述べられるだろうか、とその醜い精神をこれまでもう何時蔑んできただろうか。今の話に礼儀はあったか?その嘘で他人は得をするのか? ……私利私欲の為に人を欺き己を殺す外道め。私が何も視ていないと踏んで好き放題に歯の浮く台詞ばかり紡ぐ貴方に吐き気すら覚える。手元の水面からやっと上げた面には、最早慈愛や優しさなどというものはなかった。貴方の言葉は禁忌肢、訂正するにはもう遅い。――ガン、と陶器の硬い音が響いて、訪れたのは雅。)「私が守山に居なかったとでも思ってた?爪どころかどこまでも甘い奴だよね、滑稽を通り越して笑い声すら出てこないわ。……お前がやったことなんて精々只皆の足枷になったことでしょ?役にすら立てずにすごすごと戦場から帰った奴が!…つくづくめでたい頭だよ、寒気がするぐらいに意味わかんない。なんでそんな平気で嘘つけるの…?――ホント意味わかんないよ、このクソが……!!」   (2020/6/4 19:30:21)

ぽぺ/糸依(早すぎる酔いのせいか、ここのところの急激な気温の上昇のせいか、カァッと身体が熱い。向けられた徳利を叩いて清酒をダメにしなかっただけまだマシ、劇号に身を任せて本能のままに相手へと怒号をぶつける。周りのことなんて気にせずに、自身の苛立ちを吐き捨てるだけ。身勝手なのは頭のどこかでわかっているけれど、そんなものでは沸き上がる感情の波を止めることはできない。そそくさとマントを腕にかけ、乱雑に鞄を掴んでは「もう帰るから」と踵を返さず襖へと向かう。何もかも知らんぷり、今日貴方に着いてきたのも、貴方を置いてもう帰るのも“気分”。友達になれるかも、なんて淡い期待するんじゃなかった。後味が悪い、口内の熱がぶり返すようで気色悪い。襖の取っ手に手をかけたところで、何も謝れていないことに…それから竜灯が今一文無しであることに気付く。……それがどうした、こんなクソ野郎放っておけばいい。自業自得、勝手に困っていればいいじゃないか。そう思っているのに……この部屋から出ることができなかった。あれだけ怒鳴っておいて、あれだけ好き放題言って、ここで去ることもできない。…最低だ。)   (2020/6/4 19:30:55)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、ぽぺ/糸依さんが自動退室しました。  (2020/6/4 19:51:32)

おしらせぽぺ/糸依さんが入室しました♪  (2020/6/4 23:54:44)

ぽぺ/糸依((ソロル…(こそ)   (2020/6/4 23:54:55)

ぽぺ/糸依(午後から下り坂の空模様を見せる、なんだかぱっとしない夏の日。タッセルをほどいたカーテンのようにはらはらとほどけた黒髪は軽い渦を巻き、やけに湿気た向かい風に煽られて騒がしく靡いている。雑木林を両脇に抱えた砂利道を背景に、喪服の如く沈むような墨色の軍服に身を包んだ私の様は、母国の愛する華々しさとは全くかけ離れているだろう。空のドームの頂点から左にずれた太陽が雲の隙間を縫い、帽子の下の顔に色濃く影を落とす。影の下の表情もまた暗がりに染め、口の端をきつく締めて進路を見据えた。黒く塗りつぶされた人影の中、はらりと一枚の花弁を落としたのは黄色。手に納められた菊の花束だけが、パッキリとやけに浮いていた。)   (2020/6/4 23:55:26)

ぽぺ/糸依「……久しぶりだね」(彼岸花の畦道、枯れ葉の頭巾を被った墓石。此処は兵士が永遠に眠る揺り籠。何者かに導かれるように迷うことなく辿り着いたのは、墓地の外れにある幾らか新しい設備の墓。哀愁を孕んだ声は、私が奏でたにしては柔らかな音だった。枯れ葉に混じった小枝や砂を手で払い、道を戻っては近くの井戸で水をゆっくりと汲む。中途半端に茹だるような暑さの日でも、地下の水達はさらさらと心地よい冷たさを保っていた。人の姿はなくて余計に不気味だったけれど、その方が都合が良い。木でできた杓子を伝って、滑かに磨かれた灰色の石に水が滴った。)「ごめんね、今回はもう早めに来れる筈だったんだけど」   (2020/6/4 23:55:58)

ぽぺ/糸依(独り言は続く。懐から線香とマッチを取り出して、慣れた手付きで火を起こす。深緑の線香から煙が昇るのを確認して、桶にマッチの残骸を投げ入れた。ジュ、と音を立てて火が消える。もう少し早く、そんなスケジュールを狂わせたのはかの狂い水、それから守山での攻防。あれがなければ一月は早く来られた筈だ、微妙な暑さを引き連れた初夏の訪れが今ばかりは憎い。傍らに置いていた花束を手に取って、脱いだ帽子を胸元へあてては立て膝で跪いた。小石が肌に食い込むのも、膝が砂で汚れるのも気にも止めず。瞼を閉ざして、暫しの追悼に浸った。)「……私さ、また失敗しそうなんだ」(風にかき消されるかどうかの囁き。兵として國に忠誠を誓ってからの三年間、決して怠ることなく毎日を過ごしてきた。此処は別れの多い場所だ、たちの悪いことにそれは永遠のものが大半。瞼の裏、幾度となく夢にまで出てきた、泣き崩れる戦友や朱の湖に伏した人だったものを映す。私は貧乏くじを引かなかっただけ、悪運強く生き残っただけ。これが実力だというのならば、神様の目は節穴だ。)   (2020/6/4 23:56:28)

ぽぺ/糸依「また、貴方の元にも行けずに置いていかれるのかな」(独りは寂しいから好きではない、この大きな隙間は本でも埋まることはないだろう。元々あまり話は得意でないし、口を開けば批判ばかり出てしまうこの性格では好かれる方が難しいだろう。実際友好関係を築けた例など稀だった。……もう前のように話せない。近づけば何もかも離れてしまいそうで、踏み込んではいけない場所への境界が見えなくなってしまった。思いを寄せることこそあれど寄せられることもなくて、私は旅立ちを苦い顔で見送ってばかり。…見栄と本音を区別できぬ人間程鬱陶しいものも中々ないだろう、私は面倒な奴だ。)「……ねぇ、麻耶。私、ちゃんと麻耶の目指してた通りにできてるかな」(頼りない問いかけ、返事は届くことはない。それでも私は浅ましく望むのだ。瞳を閉じた向こうで、もしかしたら貴方が微笑んで私の前に現れてくれるのではないかと。あの秋の惨劇は幻であったと慰めてくれるものが現れるのではないかと。   (2020/6/4 23:57:02)

2020年05月23日 18時13分 ~ 2020年06月04日 23時57分 の過去ログ
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