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2020年11月14日 22時15分 ~ 2020年11月22日 04時07分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

坂口(、)   (2020/11/14 22:15:36)

石川…。( 一体何をする気なのだ、と様々な思考が巡る最中にも彼は己の体重をものともしない風に歩み出したかと思えば、冷蔵庫から麦酒缶を手に取ると何事も無かった様に元の位置へと腰掛け直す。何処迄も突飛で思考が追い付かずに、結局何だったのか、と茫然気味、) (、)   (2020/11/14 22:19:03)

坂口…。( きちんと二人分持って来たのはほぼ無意識の内に。ぷしゅ、と一本の栓を開けるともう片方を卓袱台へ置き、己はまるで水でも飲むかの様な風に酒精を煽る。喉が渇いたから水を飲む。然し水より酒が美味いのだから酒を飲む、なんて落伍した思考は彼の驚嘆も知らない、) (、)   (2020/11/14 22:25:13)

石川…。( 暫くもすると動揺も落ち着くもので、彼の何時もの気紛れとして無理矢理己を納得させると断りも入れずに一本の缶を手に取る。小気味の好い音と共にプルタブを開けてはほろ苦い金色を喉へと流し込む、) (、)   (2020/11/14 22:28:18)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2020/11/14 22:45:36)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2020/11/14 22:53:52)

坂口…。( 生命維持に関わる行動故に無意識に、且つ感情が抜け落ちた様な顔付きで酒を飲み続ける。彼の行動に目も呉れず唯々呆然と液体を胃へと、)   (2020/11/14 22:55:43)

石川…。( 隣に居る彼が無表情なのは横目に一瞥した故に知りつつも、特段指摘する言葉も見付からずに冷たい毒を飲み下す。苦味が喉を撫で行く心地好さから細く息を吹きつつ、)   (2020/11/14 23:04:12)

坂口……。美味い。( 喉を通り抜けて胃へと溜まり続ける有害な極楽の味を、最後の一飲み迄きっちり飲み干すと飲み口から垂れる雫を何と無しに見つつに、ぽつ、と呟き落とす、)   (2020/11/14 23:08:59)

石川ん。…。だな。( 鼻腔を満たす酒精の香りさえも快く揺蕩い、休みも無く己も飲み干すと短く同意を口遊む。酔い切る程では無いにしても微かな頬の火照りは自覚出来る程度、)   (2020/11/14 23:11:59)

坂口はぁ、…。( 恍惚にも微睡にも似た気心地乍らも意識は案外確りしていて、落ちる雫が喉を滑ると溜息を一つ溢し、彼から腕を離してから其の場に寝転び床に缶を無造作に放る落伍者っぷりを、)   (2020/11/14 23:15:06)

石川…。( 彼が零す気息にも酒精が混じっているのをぼんやりと認めつつ、亦彼へと寄り掛かろうかと思考するも先に体躯が寝そべる。自堕落を絵に描いた様相を見下ろし、缶を適当な位置に転がした後は一度彼の上から退くと己は直ぐ傍らで丸まる、)   (2020/11/14 23:18:22)

坂口…。なあ、啄木さん。( さけをのみほし、寝転がり、天井からぶら下がる無機質な光の母胎を眺める。唯其だけの行動にも堕落性は沸々と心を蝕み、穢して行く心地に最早歓喜も限界を超えたらしい。依然表情は人形の如く、彼の名前を口遊む、) … 心地、好いな。   (2020/11/14 23:23:52)

石川…。ん。( 変わらず表情を失った蒼玉に一抹の不安さえも過るも、名を呼ぶ声と小さな声が静かに撫でて呉れる様。彼の体躯へと身を寄せて床の冷たさを材料に彼の体温に輪郭を与え、緩な瞬きを繰り返すも酷く重い、)   (2020/11/14 23:26:01)

坂口…。桜の森の満開の下の秘密は誰にも今も分かりません。あるいは孤独というものであったかも知れません、…。( 彼の体温が雰囲気に加えられ、夜に光る機械的な太陽が眩く光る。暖かく寒い、酔う様な気持ちに真っ先に動いたのは口で、殆ど意識せずに自らの著書の文をゆっくりと読み上げる、)   (2020/11/14 23:35:48)

石川…。( ふと静寂の中で一滴を垂らす彼の声が響く。顔を上げるも相も変わらず顔に貼り付くのは強固な無で、低い声が機械的に淡々と準える断章を唯、呼吸音が微かに空間を叩く以上は静寂を保った儘に聞く、)   (2020/11/14 23:38:56)

坂口__ その下にひっそりと無限の虚空がみちていました。ひそひそと花が降ります。それだけのことです、__ ( 酔ってはいないが今は気分云々の話では無い。唯自分でも気付かずに一つの花弁を目前に感じた   (2020/11/14 23:42:20)

坂口( だけの事。酒精に揺れ乍らも酷く無機質で生気の抜け落ちた声音が宵に転がり落ちる。其だけの事、)   (2020/11/14 23:43:23)

石川…。( 彼が吟い終わった後は亦、耳を劈く静けさが訪れる。感じるのは此の部屋に充ちていく輪郭の無い寂寞と、隅の方に巣食う小さな暖かさの欠片のみ。己も同様に表情を落とし瞬きをする以上は人形と殆ど変わりの無い有り様。重たく転がる肉の器に宿る思考も自らの鼓動と彼の鼓動を聞くのみ、)   (2020/11/14 23:48:27)

坂口…。( 極地の華麗さには妙な悲しみが付き纏う、とは良く言ったものだと心の何処かで思考しつつに寄り添って呉れる彼の方へと寝返りを打ち向き合う形になる。己も彼も無表情だが気味悪さも空間の落ち込みも感じない儘、唯何と無しに片腕を持ち上げ繋がった隻手で彼の首筋を撫でると再び吟う、) 彼のしめ殺したのはさっきと変らず矢張り女で、同じ女の屍体がそこに在るばかりだからでありました。   (2020/11/14 23:54:50)

石川…。( しん、と冷たさが耳を撫でて行く。動かない躯はまるで別の誰かのものにも感じられるのを、向き合った彼の体躯と首筋を撫でるこそばゆさで戻る様。漸く表情筋が動くも微かに眉根を寄せる程度で、ぴく、と小さく指が動いた後は身動ぎでの反発、)   (2020/11/15 00:00:18)

坂口…。( 心が死んだ訳では無いが如何せん感情と言えるものが湧き上がらない。彼が身動ぎすると同時に己も亦目を細め、彼の体躯を抱き寄せると其の旋毛に鼻先を埋め息を吸い込む。呆然とした倦怠感も彼の体温で融かし、其処でふと突拍子も無い一言で思考を取り戻す、) …。…。今日、一回も有碍書潜って無えや。   (2020/11/15 00:03:37)

石川ん。…。ん?( 彼が動き抱き寄せて来た事でやっと情緒が戻って来る。とは言えども微々たるもの故に変わらず肢体は重く、彼の言葉への返しも音のみ。聞き取った言の葉を理解し咀嚼するだけの余地は在るのにも関わらず感情を伴わないが為、)   (2020/11/15 00:06:33)

坂口どうしよっかな ~ …。( ぼんやりとだが浮かび上がるのは確か、己に課せられた任務だったかなんて何となく思い出す辺り未だ朧げな意識に埋もれている様だ。彼を見詰め乍らに左記を呟くと、ふむ、と鼻を鳴らし、)   (2020/11/15 00:13:41)

石川…?( 見詰めて来る彼の視線は未だ何処と無く虚無を帯びている。棚引く口調は普段のに似るも未だ無機質で、因って己も茫然自失に埋もれつつに意志薄弱な黄水晶で蒼玉を眺める、)   (2020/11/15 00:15:38)

坂口…。なあ、啄木さん。( 今日中に終わらせなければならなかった任務も、彼と共に居れば実質如何でも良くなって来るもので。然し侵蝕速度の増加なんて厄介な事象が絡んでいるだけあって見過ごしは出来ないかと内心悶々と思考する中、ようやっと人間らしく緩く笑むと彼の頬へ手を添え、) 一寸の間だけ、御留守番出来るか?   (2020/11/15 00:20:42)

石川ん。…。… おう。待ってる。( ふと彼の表情が変わる。柔な微笑は普段からよく見るもので、頬を包む温かな手の平へと頬擦りをする反射行動の最中、まるで犬猫や小さな子供へとする様な語り口に小さく頷いてでの上記。未だに凝り固まり気味の心象は依然と覚束無い迄も応えられる程度には戻った様子、)   (2020/11/15 00:24:15)

坂口…。ん。有難な。( 折角の暖かく穏やかな環境から彼を灰色の世界へ突き落とす訳には行かない。自らの大切な存在をむざむざ死の危険に晒す訳には行くまいと、彼の頬を撫で頭を撫で、次いで頬へ口付けすると唇を寸時の間重ねる。敢えて意図は事細かく伝えない。だが死ぬ気はさらさら無いと彼を暫し見詰めた後、起き上がると腰布に付いた埃を払い立ち上がっては彼に毛布を掛けて遣る。そして其の儘後ろは振り向かずに、ぱたん、と退出、)   (2020/11/15 00:28:10)

坂口(( 悪い、十分位放置。落ちても戻るぜ。   (2020/11/15 00:28:37)

石川…。( 次々にと頭を愛でた彼が二ヶ所へと唇を落とす。重なる唇で麻痺が解けた心地で、毛布の中で身動ぎをすると床に伏せて去り行く背を見送る。何処と無く心がざわつく様な心境は感情が戻ったから、なんて変な思考を回しつつに、先刻彼が居た場所へと躯を引き摺ると丸まり直す様は主人を愛する愛玩動物に似る、)   (2020/11/15 00:31:37)

石川(( 把握。待ってるからな。   (2020/11/15 00:31:47)

坂口… は …、…。( __酷く怠い。影に纏わり付く倦怠感と過大な負の感情を背負って再び入室すると目前に広がった霞んだ世界に思わず眉を顰める。勝利したは良いがしくじった、なんて腹が立つにも似た心情の儘に張り付いた具合は【喪失】で。ばたんっ、と乱雑に戸を閉めると濃紺を掻き毟る。何処も彼処も返り血と出血、傷口と傷跡だらけ、)   (2020/11/15 00:49:48)

石川…。!安吾、( 穏な空気の中に謎の焦燥感が駆り立てて行き、言い様の無い不安感が心臓を打っている中ふと、扉が開き冷気が流れ込む。帰ってきたのかと躯を持ち上げるも見えた様に大きく目は丸まる。至る所に傷を受けている彼の名を思わず叫び、考える前から駆け寄って行く、)   (2020/11/15 00:56:27)

坂口… 啄、木さん、… ははっ …。( 刃の侵蝕者に骨の折れた右腕を深く斬られ、後もう一回同じ斬撃を喰らえば腕が千切れるといったところ。先刻から頭が揺れるのは酷い出血の所為か、銃の侵蝕者に抉られた左目の所為か。厭に冷静に思考を回す中でぼろぼろの赤茶の向こうに見えた啄木鳥色に、へらり、と笑い掛けると傷だらけの左手で持った苦無二本を床に落とし其の場に力無く両膝を付く、)   (2020/11/15 01:04:55)

石川馬鹿、何で補修室行かなかったんだよ!( 傷だらけの顔で歪に笑んだ彼が其の場に膝を付き、一気に躯の奥が冷える錯覚がした。嫌な予感の正体は之か、と一周して変に冷静になりつつも勢いの儘に彼を叱咤する。潜書中の傷は補修をしなければ癒えない、致命傷を負えば死ぬ事も在る。何時しかの言葉を思い返しては拳を固く握り込み、右腕よりは幾分かマシに見える左腕を掴むと足は引き摺るも背負う形になる、 )   (2020/11/15 01:10:27)

坂口…。だっ、て。… 啄木さん、待たせちゃ …、悪いと思って …。( 幾ら丈夫と言えども侵蝕の傷には到底敵いもしない。彼の叱咤を受け亦掠れ声で笑うと彼の負担を減らそうと背を叩き、自分で歩こうと両足を踏ん張る、)   (2020/11/15 01:14:24)

石川…。調速機使うとか有っただろ。( 先刻から鳴り響いて止まない拍動の警鐘が脳裏を刺す。其を呼び水にして掠める前世の記憶達が更に頭を蝕んで行く。早く向かえと補修室へと急かす足も一歩毎に奈落へと落ち行く気さえする。故に彼の左腕を確りと掴んではせめて支えになろうとし深く俯き乍ら、ぽつ、と落とした言霊は情け無く震えている、) 斯うさせてて呉れ。…。其の方が、俺様が安心する。   (2020/11/15 01:19:47)

坂口…。( 侵蝕の所為か過去の感情やら記憶やらが今になって此処ぞとばかりに顔を出す。前世の苦い記憶や前々世の孤独の日々。憤怒に悲哀、嫉妬や憎悪が揺らめく炎の様に思考を蝕む中での彼の存在は一本の光明の様で唯、情け無い乍らも一つ頷くと、) … げほ、ッ … こんな、怪我 … 何て事、… ん''ン、…。   (2020/11/15 01:24:37)

石川… 良いから。…。頼むから。( こつ、こつ、と拙い足音が反響する中で彼の言葉へと食い気味に返す。鼻を突く鉄錆の臭いが、彼の咳嗽が厭に脳味噌を揺すぶる様で気分が悪くなる気さえする。補修室迄の道が酷く遠くに感じ眩暈すら起き乍ら、滲む視界を気にする余裕も無く唯、自己満足に彼を導く足取り、)   (2020/11/15 01:28:53)

坂口…、…。( 今は無理に肩に力を入れても彼の不安を煽る事にしかならなさそうだ。ならばと大人しく口を結び、彼の衣服を血やら洋墨やらで汚したり彼への負荷を増させぬ様にと躯には力を入れ、足を出来る限り床から浮かす、)   (2020/11/15 01:33:41)

石川…。( 互いに静寂を纏いつつに長い長い廊下を進み軈て、よく世話になっている補修室の扉を開く。清潔感の溢れる白と薄青緑が犇めく中を遠慮無しに進むと空いているベッドの一つに彼の躯を寝かせる。一度先刻よりは落ち着いた心象で改めて見た彼の躯は想像以上に酷いもので、表情も躯も強張った儘に踵を返しカーテンを閉める。之以上は見ていられないが為にさっさと済ませて仕舞えと思考し、先程の部屋に置き去りにしてきた苦無は空間を繋いで回収。専用の台に設置し強制的に本へと還すと、始まる補修を眺めては調速機の釦を押した、)   (2020/11/15 01:42:20)

坂口…。ゔ、ぐッ ( 此処迄運んで呉れた彼には感謝してもし切れない。補修が終わったら礼を言って持て成そうなんて軽口を言っていると、ゆっくりと歯車は回り出す。瞬時に押された調速機の付加に躯が着いて行けなかったのか一度大きく跳ね、歯を食い縛り片方しか無い瞳を歪めるも次第に痛苦も融けて行く様で体躯の強張りはほどけて行く、)   (2020/11/15 01:49:36)

石川…。( ガチガチ、と勢い好く回る歯車の音に刹那の彼の喘鳴が混じる。だが補修が済んだのは修復が終わった綺麗な青と白の本から解る事で、手に取った上でカーテンを開ける。顔もすっかり元通りになっているのに安堵は出来ても未だに強烈な感覚が残るのか、瞳は未だ冷たく凍て付いている、) …。調子は如何だ?   (2020/11/15 01:53:23)

坂口…。( 暫くと言える程の時間も経たぬ内に躯中の痛苦が跡形も無く消え去ったのを感じ、両目で見る世界を見ては愛しい彼の顔に瞳を向け対照的に柔く綻ぶ、) ん、… いつも、通りだ。   (2020/11/15 02:03:43)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2020/11/15 02:05:58)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2020/11/15 02:06:34)

石川…。……。( 彼が己へと向けてきたのは柔く温かな何時もの、よく見慣れた愛しい表情で。如何にかなったのだと確信すると途端に躯の強張りの全てが抜け、勢い余って脱力して仕舞うとへたり込む。床に座り込み上半身を寝台へ預けた姿勢で、未だに爆速の心臓の苦しさから胸元を握り締めるも顔に浮かぶのは存外柔らかなもの、)   (2020/11/15 02:08:37)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2020/11/15 02:24:04)

石川…!( ふと彼からの応答の一切が無くなった事に気付く。倦怠感がへばり付く躯を起こし見た彼の顔は目を閉じており、瞬間的に取り乱し掛けるも一度深呼吸で間を置いてから頬へと手を置いてから顔を寄せて呼吸を確認する。きちんと伝わる温もりと鼓動に、微かに鼓膜に届く正常な呼吸音。此の躯はちゃんと生きていると確認し、やっと完全に安心し切れた、と緊張を解けると同時に涙腺が綻ぶ。だが必死に嗚咽を噛み殺し、再度寝台に上半身を伏せる形になると自らの腕を必死に握り込み堪える。何時から斯うも涙脆くなったか、と沈着する箇所が疑問符を投げるのを、ぼう、と聞き乍らに声も無く涙は落ちる。安心感と恐怖心が支配する儘に落涙は続き軈て、気付かない内に眠りの底へと滑落していた、)   (2020/11/15 02:33:32)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2020/11/15 02:49:44)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2020/11/15 02:53:47)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2020/11/15 03:11:00)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2020/11/16 19:50:11)

石川浄化成功 …。( ふら、) ( ばたっ、) (、)   (2020/11/16 19:51:04)

石川ドグラ・マグラは刃のみか。…。けど暫く駆り出されんだろうな。( はふ、)   (2020/11/16 19:54:21)

石川死なねえだけマシ。( 自己暗示、) (、)   (2020/11/16 19:57:49)

石川…。( 飴玉ころろ、) ( 虚無、)   (2020/11/16 20:07:45)

石川…。動きたくねえ。( ぺたー、)   (2020/11/16 20:16:46)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2020/11/16 20:27:52)

坂口よう、邪魔するぜ ~ 。( てて、)   (2020/11/16 20:28:58)

石川ん。嗚呼。よう安吾。( ひらん、)   (2020/11/16 20:30:00)

坂口昨日は随分血生臭い日だったな。( けらり、)   (2020/11/16 20:30:49)

石川本当にな。お陰様で此方の潜書する時の体制変わったし。( はー、)   (2020/11/16 20:31:32)

坂口ふうん。どんなのになったんだ? ( こて、)   (2020/11/16 20:32:08)

石川前迄は有碍書潜書中に、空いてる二人が帰ってきた連中の回収や補助、有碍書の再封印係として潜書室に置く決まりだったんだよ。其があの一件以降、加えて一会派が警戒の為に置かれる事になった。( ぬ、)   (2020/11/16 20:36:40)

坂口へえ、そりゃ随分と厳重体制だな。… ま、昨日みてえな事頻発しちゃ流石に辛いか。( 苦笑、) そういや昨日の件、アルケミスト界に広く知れ渡ったりとかしたのか? ( おず、)   (2020/11/16 20:39:22)

石川元々二つ主力会派が常設されてっから、華が回収出来る辺りは何方かが警備に就くのは確定だな。ま、俺様の所じゃ50超え結構居やがるから歯車程度ならそう過敏にならなくて良いとは思ってるけど。( ふぬー、) 否。其方のが不問にしたってんで隠匿されてるぜ。広めるなら広めるで恨んだりはしねえだとよ。( ひらん、)   (2020/11/16 20:44:32)

坂口成程 …。( ふぬぬ、) ( 刻々、) ん、何だそうだったのか。… まあ … ウチの司書は何というか、細かい事は気にしねえ質だからな。広める事は厭うだろうから、広められる事は無いだろうなあ。此方も教訓にはさせて貰う、とは言ってたけどよ。( ふはっ、)   (2020/11/16 20:49:00)

石川何時の間にか破戒程度ならハイキング気分だもんな …。( 遠い目、) んじゃ、此の件は此方と其方の機密事項って事になりそうか。…。( んん、)   (2020/11/16 20:51:07)

坂口俺んとこも早く進捗を見せて欲しいモンだぜ。司書の奴、のびのび進めるとか言っておいて未だ『あらくれ』突破したばっかだし。( はー、) そうだな。こういう事件が起こらない様に互いに忘れないでいると良い。( けらけら、) ( 包帯触りつつ、)   (2020/11/16 20:55:40)

石川俺様からすりゃのんびり出来る其方のが羨ましいぜ?こちとら来週にはドグラ・マグラ以降へ潜書だって宣言されちまった。( ゔ、) …。唯妙なのが、今迄にこんな事が一度たりとも無かったっつう事なんだよ。況してや変な所几帳面な此方の司書が再封印忘れなんて考えられねえ。( むむ、)   (2020/11/16 20:58:16)

坂口相変わらず高みを目指してるっつうか …。俺としちゃ、週三で闇西瓜割り大会する方が何かアレだけどな。(?) …。侵蝕者が侵蝕された本に干渉し、封印を力づくで解いたとか。若しくは図書館内に侵蝕者が、…。なんてな。( はふり、)   (2020/11/16 21:01:48)

石川イベントがほぼ無いにも等しいからかもな。お前の所みたいな頓痴気な催し物の方が断然良い。( うが、) …。或はひょっとしたら …。悪い鼠でも出たかもな。( ふむ、)   (2020/11/16 21:04:20)

坂口そうか。… 今回の件で何だかんだ何方も面識出来た訳だし、其方の面子も偶に遊びに来いよ。ウチは大体朝から晩迄どんちゃん騒ぎなんて事も在るからさ。( くふ、) 悪い鼠?鼠が封印解いたのかよ。( こて、)   (2020/11/16 21:06:33)

石川あ ~…。其方に居ない奴教えて呉れ。万が一同じ奴が出会すと都合が悪い。( んん、) そうそ。鼠が忍び込んで封印の紐噛み千切りやがったんだ。( けら、)   (2020/11/16 21:09:07)

坂口此方に居ない奴?そうだな …。草野とか泉先生、檀だとかは居ねえな。嗚呼後、海外文豪は軒並み居ねえ。( ふむむ、) ははっ、其なら良いんだがな。もし内密者だとかが居たらと考えるより其方が楽か。( ふはは、)   (2020/11/16 21:13:44)

石川草野、泉先生、壇 … に海外のか。だったら寄越せる奴割りと多そうだな。( ふぅむ、) だろ?其に。鼠なら容赦無く消せって言われてるしな。( に、)   (2020/11/16 21:15:53)

坂口嗚呼。居ない奴は割と多いが其の分レベル上げに集中出来んだとよ。因みに派閥ごとに会派作んのが今の趣味で、一番高いのが明星。平均20。( 低い、) (、) 恐ろしいこって。其が鼠であろうが無かろうが、怪しい奴は業務の妨害に成り得るしな。( にしし、)   (2020/11/16 21:19:41)

石川此方は結構居るがレベリングらしい事してんのは割りと少数なんだよな。第一会派もレベル順。平均は50超えてるし指環もカンスト済み。( へふー、) (、) ほら、相手が人間だと消したら問題になっちまうだろ。迷子なら丁寧に帰さねえとな。( しれ、)   (2020/11/16 21:22:40)

坂口はへ ~ …。指輪ねえ。俺と谷崎先生と吉井先生と、後徳田先生しか居ねえわ。( うぬ、) (、) 人間じゃ無かったら消すんだな。( ふ、)   (2020/11/16 21:26:39)

石川此方は …。芥川、太宰、萩原、中原、泉、島崎、北原、室生、梶井、坂口、中島、高村、俺様、幸田、直木、夢野、徳田。結構在んな。( ほへ、) (、) 人間じゃなけりゃ消えた所で誰も何も言わねえだろ。( にひ、)   (2020/11/16 21:31:27)

坂口ウワ ~ ……。( ひぇ、) ( 司書が膝から崩れ落ちる音、) (、) ん、確かにな。誰も何も言わねえだろうよ。( ふひ、)   (2020/11/16 21:34:51)

石川其ん中でカンストしてんのが、芥川のと、白秋のと … 徳田のか。太宰と坂口と島崎のはカンスト目前。( こくん、) (、) ま、流石に処理が雑だと五月蝿えからこっそりな。( にま、)   (2020/11/16 21:37:37)

坂口……。格上、か …。( 遠い目、) (、) 害獣駆除なんて大体そんなモンだろ。人目に付かない生き物は人目に付かない所で、な。( くふ、)   (2020/11/16 21:41:33)

石川司書がレベリング厨なんだよ。( すん、) (、) まあな。晒し首にすんなら其奴等の出入口付近で良い。( くは、)   (2020/11/16 21:44:06)

坂口俺ん所が如何にダラダラ落伍してるか解るな。( ん、) (、) はは、そうだな。まあ有碍書の封印装置を破る鼠なんざ御目に掛かった事は無えけどな。其処が不思議だ。( 何処からともなく取り出した林檎もぐもぐ、) ( !? )   (2020/11/16 21:47:49)

石川俺様の所のが可笑しいとも言えるけどな。だって司書として一年も経ってねえし。( ぬ、) (、) 出会さねえなら其が一番だろ。駆除の手間掛けなくて良いんだぜ?( 床に頬杖をつく、)   (2020/11/16 21:50:34)

坂口…。俺ん所の方が先輩かもしんねえ …。( うぐ、) (、) まあな。でも害獣だからこそ、大切な奴に手出されちゃ困るから一目見ておきたいのさ。( ふ、)   (2020/11/16 21:52:14)

石川…。此方のは就任日は四月頃だ。其方は?(、) 何なら今度取っ捕まえたら見せてやろうか。( けたけた、)   (2020/11/16 21:53:49)

坂口…。去年の八月一日。(、) 鼠の目星は付いてんのか?ま、取っ捕まえた時には見せて貰おうか。何せ俺の左目を能無しにされたからな。( けらけらっ、)   (2020/11/16 21:58:09)

石川其方のが先輩だな …。(、) 偶に反対派の連中がご丁寧に入って来るから其の辺りとは考えてるぜ。…。其の目、治んねえのか。( じ、)   (2020/11/16 21:59:34)

坂口畜生 …。(?) 反政府派、か。若しくは俺達の事をホムンクルスだとか、死者への冒涜だとか言ってる奴も居たっけか。…。否。何時になるかは解らねえが治る。此の包帯は唯醜い傷を見せたかねえだけさ。( けらり、)   (2020/11/16 22:04:18)

石川…。( どや、) (?) 何方にしたって反対派は反対派だ。態々分類する迄もねーよ。兎に角次は生きて引っ捕らえねえと。( ふぬ、) …。そか。そんなら良いけど。( ん、)   (2020/11/16 22:06:07)

坂口まあな。…。侵蝕者は俺の左目が相当好きらしいな。毎回同じ場所抉ってきやがる。然も目玉なんて更に視力が落ちそうじゃねえか。( はふー、)   (2020/11/16 22:10:23)

石川何か解る気がする。他の奴は顔だの肩だの脚だの胴だの一貫性無いのに、俺様は結構な確率で腹狙われる。( さす、と服越しに腹部を擦る、)   (2020/11/16 22:13:13)

坂口はは、そういや昨日も肩から腹にかけてこう、大きい傷が出来てたよな。銃弾も腹にめり込んでたっけか。…。( 彼の腹部に手を遣り、) ま、此処に赤ん坊が居なくて良かったぜ。怪我してんのは良かねえけど。   (2020/11/16 22:15:59)

石川今日の潜書で何度か上書きされたからか未だ塞がり切ってねんだよな。… って。孕めねえっつってんだろ。( じわ、と赤面、)   (2020/11/16 22:17:34)

坂口俺もそんな感じだ。…ん?そうだったか? ( にや、)   (2020/11/16 22:18:04)

石川態々女にして孕ませに掛かってきた次の日言っただろ。( ふい、)   (2020/11/16 22:19:21)

坂口あの日は楽しかったな、本当に子供出来たらどんな名前付けるか迄考えてたもん。( ぎゅ、) … ま、俺は啄木さんが居りゃ良いけど。( すり、)   (2020/11/16 22:24:33)

石川…。まあ、な。良い夢は見れた。( んぎゅ、)   (2020/11/16 22:26:19)

坂口俺も。凄え幸せだったぜ。本当に俺とずっと一緒に居て呉れんだなって思ったよ。( にへら、) ( ぎゅ、)   (2020/11/16 22:32:15)

石川其の気だって話もしただろ。( ふは、) ( ぎゅみ、)   (2020/11/16 22:33:52)

坂口おう。昨日の事もそうだけど、何時も有難な。( に、) ( ぎゅっ、)   (2020/11/16 22:37:40)

石川ん。此方こそ。…。って何改まってんだか。( けらけら、) ( ぎゅぅ、)   (2020/11/16 22:38:43)

坂口はは、時々こうなるよな。( くすくす、) ( ぎゅみー、)   (2020/11/16 22:39:53)

石川何なんだかな。ッ、痛い痛い、( ゔぐ、) ( ふるふる、)   (2020/11/16 22:42:12)

坂口っと、悪い悪い。傷口圧迫しちまったか。( ぱ、と腕解き、)   (2020/11/16 22:43:22)

石川矢っ張完全に塞がないとだよな …。けど今日潜書の予定も無えのに調速機勿体無い。( はふー、)   (2020/11/16 22:45:22)

坂口嗚呼 …。ずっとハラワタ裂けたまんまじゃな。… かといって潜書で傷増やす訳にも行かねえし。( んぬ、)   (2020/11/16 22:47:41)

石川補修真っ最中だから、大丈夫っちゃ大丈夫なんだけどな。( んに、)   (2020/11/16 22:49:21)

坂口もう一寸で治るのか? …。昨日の今日だけど、太宰が風邪引いてて一軍一つ空席なんだよな。行って来て良いか? ( ん、ん、)   (2020/11/16 22:51:54)

石川否。後数時間は掛かるから一寸って言えんのか解んねえ。…。おう。行ってこい。( ひら、)   (2020/11/16 22:54:00)

坂口結構深い傷だったんだな。… 昨日の惨状を見りゃ、妥当かもだけど。… おう。行って来る。直ぐ戻るぜ。( ひら、)   (2020/11/16 22:57:16)

石川ん。待ってるからな。無事を祈ってるぜ。( ひらひら、)   (2020/11/16 22:58:39)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2020/11/16 23:18:12)

石川…。( 救急箱を傍らに置き、上半身の衣服を脱ぐと洋墨や血のこびり付いた包帯を取り換える、)   (2020/11/16 23:20:12)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2020/11/16 23:23:27)

坂口…。( ぱた、とドアを開けては鮮血滴る右腕を雑に手で押さえ、相も変わらず攻撃を受けた左目からは血が垂れ流れる、)   (2020/11/16 23:24:46)

石川ん。…。……。調速機無えのかよ。( ふと開いた扉と共に香る血生臭さに、今度は心配よりも別の不服が混ざると顔を顰める、)   (2020/11/16 23:26:27)

坂口……。有るさ。でも、一寸 … 充電させて呉れ。( 「 其処迄フラフラもしねえから、 」と身勝手に言い放てば彼へ洋墨が付かぬ様に抱き着き、すう、と金色の旋毛に鼻先を埋め息を大きく吸い込む、)   (2020/11/16 23:31:26)

石川……。約束。覚えてないんだな。( 己が是非を言わぬ内に抱き着き頭に顔を埋める彼に、ぽつ、と独り言染みた言の葉を落とす、)   (2020/11/16 23:33:43)

坂口覚えてるよ …。…。( 彼の言の葉にやんわりと返事を放り、がしがし、と濃紺を掻くと抱擁を解き離れては補修室へ歩いて行く、)   (2020/11/16 23:39:53)

石川…。( だったら何故、と問う間も無く再び部屋を出て行くのを横目に見届けた後、服を着直し救急箱を元の位置に戻すとソファの隅で膝を抱える、)   (2020/11/16 23:41:48)

坂口…、…。( 軈て五分もせぬ内に戻って来ると、ソファの隅で縮こまる彼の姿を見て行き場の無い気不味さを覚える。然し逃げては、と軽く自らを叱咤しては彼に近付き、隣へ座る、)   (2020/11/16 23:44:32)

石川…。大した怪我無えなら良かった。けど。…。( 寄ってきた彼に一瞥を呉れて遣った後、膝へと顔が埋まると歯切れの悪い調子で、)   (2020/11/16 23:46:02)

坂口…。敵が。繰り出して来た攻撃が、攻撃の当たった奴に悪夢を見せるって特殊な能力を持ってたらしいんだ。( 先刻迄の穏やかな空気が陰鬱になる雰囲気を感じては薄く口を開き、ぽつ、と垂れる雨水の如く語り出す、) … 俺も其の攻撃に当たって。… 昨日の夢を見たんだ。けど結末は違って、作戦は失敗してた。… 俺は生きて、啄木さんは …。   (2020/11/16 23:51:22)

石川……。だったら、良いのかよ。悪夢に魘されたら約束破って良いのかよ。( 彼が語っているのは文字通りな夢物語で、言い訳でしか無い。腹部に痛み以外の別のものが溜まり行く感覚に眉根を寄せた上での低く唸る様な上記、)   (2020/11/16 23:53:47)

坂口……。良かねえよ。( 目線を合わせてみれば明らかに機嫌を悪くさせて仕舞った彼の、怒気混じる小麦色に眉を顰めるも逃げてはならないという自責から目線を飛ばす、)   (2020/11/17 00:00:00)

石川…。( 彼の言葉に何を言えば良いのか解らなくなった。何故と詰った所で何も解決しないと悟り唯、傷口が疼く感触から隻腕で押さえ付けては唇を固く引き結び顔ごと背く視線、)   (2020/11/17 00:02:44)

坂口…。…。( 軈て空間に沈黙が加わると己も口を噤み、ぐ、と痛苦に耐え乍らに彼へ視線を送り続ける。情け無さと自責に負けて頼り無い男にはならないと決めたのだ。声帯を確りと作動させ、平時に近付けた声音で発する言葉は、) … 俺の身勝手で、約束破って。済まなかった。   (2020/11/17 00:09:44)

石川…。謝んのが遅えよ。( 己へと注ぎ続ける視線と共に放って来た謝罪を、素っ気無い言葉で返すも受け取りはする。だが依然として響き止まない胸中の苦痛を、躯の物理的な痛みで誤魔化しては漸く横目に乍らも目線を寄越す、)   (2020/11/17 00:14:49)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2020/11/17 00:30:24)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2020/11/17 00:49:54)

坂口…。ん。( 未だ苦しみ続けている彼へ唯々申し訳無さそうに小さく首を折り、彼を刺激せず苛立てもさせず罪を償う方法を頭の中で模索する。も、足りない脳で生み出せるのは精々沈黙の金、)   (2020/11/17 00:52:39)

石川…。( 無言の儘に視線を交わす時間が刻々と過ぎ行く中で、拍動と共に熱を放つ傷を厭う余地も無い。其の中で唯、ぽろ、と八つ当たり其の物な問いが転がり落ちる、) …。俺様は後、何回失意を繰り返せば良いんだ。   (2020/11/17 00:56:12)

坂口…。……。( 言葉を掛けるなり行動で示すなりすれば最悪泣き出して仕舞うかも知れないと可能性を危惧する中で不意に、鼓膜の奥迄も揺らす様な痛切な言の葉が脳を穿つ。更に自虐と自責が心を包むも表面化させまいと下唇を食い縛り、尚も沈黙、)   (2020/11/17 00:58:58)

石川なあ。…。如何したら、お前を責めずに居られんだよ。( 只管に黙り込む彼へと尚も言霊を放つ。終いには深く項垂れ、ぱた、ぽた、と雫が落ちると一層縮こまる姿は怯える様、)   (2020/11/17 01:02:24)

坂口…。( 遂には落涙し更に身を窄める彼へ依然視線を向けるのは脊髄を刺す様な罪悪感から。過去に繰り返して仕舞った過ちを背負う様に、逃げない様にと彼へ与えて仕舞った痛苦を和らげて差し上げるが為に視線を向け続ける。けれども今は背を摩っても頭を撫でても接吻をしても逆効果、なんて縮こまった思考で、)   (2020/11/17 01:07:14)

石川… ッ" …ぅ"、…、( ぎゅぅ、と最大限躯を小さくし防御姿勢になり乍ら、到頭嗚咽が溢れ始める。必死に噛み殺し外へ出さない努力をしても勝手に鳴る音が忌々しく、力を込めた所為で傷口から鮮血が滲んでも感情一つで有耶無耶にして仕舞う。彼からの視線が向いているのを知りつつも己は返せない儘に、)   (2020/11/17 01:11:57)

坂口… っ。( 彼の赤の衣服が亦、僅かに新たな赤に滲むのが見える。途端にフラッシュバックするつい昨晩の記憶に悪寒が走り、弾かれた様に彼の背を摩る為に手は動く。腹の傷が開いているのだろう。彼の背を暫く撫でた後に急ぎ足で救急箱を手に取り元通りに腰を下ろすと万が一の為に箱を傍へ置いておく。__弱音は吐かない。自分を責めない。落ち込まない。頼り無く、情け無くはならない。そう自らにきつく暗示しては亦彼の背を撫で、)   (2020/11/17 01:16:06)

石川ぅ" … ぁ、ッ …、( 唯如何しようも無く溢れる涙は腕や膝迄も濡らし、時折せぐり上げる息遣いで肩が跳ねる。其の度に傷口が痛んでも其以上に痛む心は変わらずで、彼の背を撫でる手を受けて無理矢理にでも思考を切り換えるべく瞼は強く閉じる、)   (2020/11/17 01:20:56)

坂口ッ …。…。啄木さん。( あの日から情け無い男になるのは止めた。こういう時だからこそ彼を介抱出来ずに如何すると最早洗脳にも似た思考が止め処無く周り軈て、淡々且つ飄々とした声で彼を呼ぶと背を軽く叩いて遣る。顔は全くの無表情、声音はまるで機械の様。勘違いされても良い、唯泣きたく無かった。其の一心で、)   (2020/11/17 01:24:10)

石川… っ。( 情け無い雫が少しずつでも収まってきた頃に不意に、彼が己の名を呼ぶ。だが其は酷く冷たく無機質なもので、反射的に顔を上げ見えた表情に瞠目する。全ての感情を落とした様な顔に一番に覚えたのは恐怖で、びく、と躯が戦慄するのを感じても視線は彼を向く、)   (2020/11/17 01:27:29)

坂口…。傷口が裂けてるから、早く止血しような。( 余りにも無機質で冷徹な顔付きはまるで彼の事等欠片程も心配していなさそうな冷血漢其の物で、声も冷え切ったのは心の内に蔓延る陰鬱の産物で有るが故で。心中で渦巻く暗示と過大な負の感情の儘、ぽつ、と呟けば、)   (2020/11/17 01:30:55)

石川…。( 彼の態度、表情から感じ取れるのは、取り返しの付かない事をして仕舞ったという自覚のみ。けれど、だが、と自己保身が頭の中を飛び交うも、今は彼に従え、と叫ぶ理性の皮を被った本能に肯く。恐々とした緩慢な動作で上半身から衣服を払い、すっかり血みどろな包帯姿を晒す。昨日は袈裟懸けに、今日は其の痕を辿る様に逆袈裟に斬られたが為に特に左脇付近の傷が深い。其でも現状では何処が痛んでいるかも解らず、止血処置を施すべく震える指で救急箱に指を掛ける、)   (2020/11/17 01:39:11)

坂口…。ん。( 己の貌に、言霊に、すっかり怖気付いて仕舞った彼が服を脱ぐ動作は非常にぎこちない。怒っているとでも思われているのだろうか、と此方も震えようとする両手を必死に伸ばして彼の包帯を解いて遣る。自虐と自責に殴られる精神の儘に到頭噛み締めた下唇から鉄錆が滲み、必死に涙腺を締め乍ら古い包帯を取り除く手も一作業を行う様に感情が抜け落ちている様で、)   (2020/11/17 01:44:55)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2020/11/17 01:50:37)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2020/11/17 01:51:08)

石川……。( 彼の動作一つ一つに恐怖するにも似た心地の根本に在る情動が何かも見極めもせず、伸びてくる手に逃げそうになるのを躯を硬直させて防ぐ。亦性懲りも無く涙が溢れそうになるのを必死に抑え込み、己も黙々と処置を進める。溢れた血を拭い、消毒し、左脇にガーゼを宛がった上で包帯を巻く。自分の身に施す故に多少は手を抜きつつ兎に角早く済ませようと手は急ぐ、)   (2020/11/17 01:51:32)

坂口…。( 流石補修室の手伝いをしているだけは有る的確且つ迅速な処置に己は唯散らばった器具やら古い包帯やらを片して行くのみとなる。血みどろの包帯は其の儘塵箱へ、器具は救急箱の中へ。彼の処置が終わったのを見届けると最後に包帯を仕舞い込み、蓋を閉じる。厭に早く終わった様な気心地の中で何と無く思うのは唯、之が本当に追い求めていた頼り有る男の人物像なのか?と、)   (2020/11/17 01:56:26)

石川…。( 包帯の端同士を肩結びにした上で留め具で固定した頃には彼は救急箱を片していた。余所余所しい態度を取っても尚も斯うして動いて呉れるのは、愛なのか呆れなのか。いっそ逃げて仕舞いたい気分にはなれども其はならないと思考を固定し、服を着直す前にと洗面所へ向かうと手を濡らす血を洗い流す。冷たい流水に両手を浸すと頭も冷え行く様で、排水溝へと流れる赤を眺める小麦色、)   (2020/11/17 02:02:01)

坂口…。( 機械の様に振る舞い冷静に愛する者を救うのが頼り甲斐の有る優しさか?と悶々と思考する中で彼は立ち上がり洗面台へ向かう。血を洗い流すのだろう。ならば此の赤に濡れたパーカーでは拙いと己の革製の外套を脱ぐ。元の服を拾い上げては代わりにと黒革の外套を置き、依然人形の様に表情は固定した儘虚空を泳ぐ目の行き場、)   (2020/11/17 02:06:33)

石川…。( ざぶ、ばしゃ、と時間稼ぎは此処迄。血の代わりに冷えから赤くなった指先を見た後、タオルで水気を拭ってから元の部屋へ戻る。相も変わらず無表情無言を保つ彼から視線を逸らしがちになるもふと、己が元居た場所に普段彼が纏う外套が在るのに気付く。己の服はと見回した時に彼が持っているのを発見し、暫し迷った末に肩に羽織る。微かに残る体温と彼特有の匂いが包むのが酷く痛々しく、だが亦怪我を広げては、と代わりに拳を固く握り込む、)   (2020/11/17 02:12:17)

坂口…。( さっきから双方一言も喋らず動作も大して見せず、己の仕出かした行動の御陰で彼が衰弱しているのが酷く心に痛い。之だけだ、と区切りを付けようとしても弱っちい内面はとことん弱く、唯下唇を噛み締めて眉根を寄せては涙腺を締め、彼の様子を見守る。然し視界の隅で彼が拳を握っているのを見ると反射的に、そ、と伸ばす隻手、)   (2020/11/17 02:17:39)

石川…。!( 己へと突き刺さる視線が最早痛い。無の中で彼がどんな様相をしていたか見て仕舞ったが為に何も言えず、出来ず、之以上余計な事はしたくないと瞼を落とす。だが不意に隻手を何か温かなものが包むのに、そ、と視認したのは彼の手で。其でも下手に頼っては繰り返す、と即座に己を戒めては姿勢も変わらず、)   (2020/11/17 02:21:42)

坂口…。( 流水を当てたからだろうが其にしても随分冷たい手を握るのも亦冷たい手で。彼を安心させるどころか怖がらせて仕舞った、何処迄行っても不甲斐無い精神に紺碧は陰るも此の状況で己が泣いて堪るかと、彼の手をそっと引くと割れ物でも扱うかの様に酷く柔い懐抱を贈る、)   (2020/11/17 02:30:56)

石川……。…。( 唯只管に自制を続け堪え続けようとする最中、突如として彼が緩い抱擁で体躯を包む。殆ど包む様でも体温は伝播しつつも未だ、先刻の冷たい声や表情が脳裏を掠める度に精神は雁字搦めになって行く。故に己は彼の背へと腕は置くも縋りはしない様に、)   (2020/11/17 02:34:41)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2020/11/17 02:53:58)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2020/11/17 02:55:36)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2020/11/18 20:16:28)

石川思ったより落ちないもんだな。( さす、と紋様をなぞる、)   (2020/11/18 20:17:57)

石川足痺れた …。(、)   (2020/11/18 20:20:42)

石川…。お。動くのか之。( 小さく内側を削る様な痛みは在りつつ、皮膚を這う模様、)   (2020/11/18 20:28:05)

石川…。( 若干眠い、)   (2020/11/18 20:33:41)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2020/11/18 20:54:09)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2020/11/21 20:42:38)

石川(( 昼間暖かいのに矢っ張夜は冷えるな。( ぶる、)   (2020/11/21 20:43:43)

石川(( …。( 何がとは言わないが二日目で死ぬ借金苦、)   (2020/11/21 20:52:55)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2020/11/21 21:04:19)

坂口(( 邪魔するぜ啄木さん、… 大丈夫か? ( ん、)   (2020/11/21 21:04:49)

石川(( ん。嗚呼。よう安吾。何とか大丈夫だ。( ひら、)   (2020/11/21 21:06:31)

坂口(( そうか。良かった。( に、)   (2020/11/21 21:08:18)

石川(( 続きは如何する?( こて、)   (2020/11/21 21:08:37)

坂口(( ん、するか? ( ん、)   (2020/11/21 21:09:34)

石川(( やらないのか?( んに、)   (2020/11/21 21:10:18)

坂口(( 否、するよ。中途半端なのもアレだしな。( にか、) ( ぽすぽす、)   (2020/11/21 21:11:10)

石川(( んじゃ、返信頼むぜ。( すりすり、)   (2020/11/21 21:11:44)

坂口(( おう、任せな。( なでりなでり、)   (2020/11/21 21:13:03)

石川(( ん。( すりりすりり、)   (2020/11/21 21:13:31)

坂口…。( 酷く苦しそうで、幾ら物語の完結や侵蝕の浄化に繋がるとはいえ時々手が出掛かる。何せ前々世からの恋仲同士、何よりも大切な彼が目前で吐血し悶え苦しんでいるのは流石に堪えるものが有る。然し其でも、此の世から消えて良い文学等有りはしない。何処かで聞いた台詞を脳内に反芻し、そ、と背を摩って遣り乍らに生温かな紅色を自らの腰布を解き拭く、) →   (2020/11/21 21:17:27)

坂口「 …。( 外の騒々しく禍々しい空間とは亦違う、物静かな人の気配の無い古風な空間。薄ら寒い下宿の二階、赤髪の彼と手を繋ぎ木製の柵へ手を掛ける。ぼんやりと眺める光景は暗けども雰囲気は決して暗くならないと信じ、先刻慌てては後悔していた彼へ笑う、) 大丈夫やで、太宰クン。屹度安吾も石川センセも覚悟は出来とるわ。 」   (2020/11/21 21:22:09)

石川…。……。( 彼の手が背を擦り宥めて呉れるのを微かな縋りとし、直向きに文字に向き合う最中でも思考は如何しても過去へ傾く。病に苦しみ貧困に喘ぎ乍らも書く最中に何を考えていたか。無意識の内でも言霊にはするまいとしてか、死にたくない、と唇が動いては原稿用紙に水滴が垂れる。其でも尚も矜持が為か筆を動かす手は止まらずに、) →   (2020/11/21 21:24:59)

石川「 …。うん。( 己より少しばかり高い箇所から降る声に、こくん、と小さく頷くのみ。落伍者が語っていた、精神に干渉して起こる侵蝕者化も気にはなれど、今は語った本人の心持ちが心配になる。思わずと溜め息が落ちた時、背筋に寒気が走る。敵が直ぐ其処迄来ている本能的感覚に顔は上がると警戒から著書へと掛かる手、) 」   (2020/11/21 21:29:22)

坂口……。( 不意に彼の、今にも消えて仕舞いそうな細々しい声で恐怖の言霊が降る。赤に濡れた唇は弱く動き、唯、「 死にたくない 」 と。思わず僅に瞠目するも此の歌集は其の痛苦の果てに生み出されたものなのだ。断腸の思いで百三十首辺り迄差し掛かったのを見ると、そっと立ち上がり押入から布団を引っ張り出す。短歌を綴り終えた彼の死の床を自ら準備するのは悲しけれども、) →   (2020/11/21 21:35:49)

坂口「 …。( 届けた言霊に童顔が緩く頷くと己は柵に頬杖を突き微笑んで見せる。背後の部屋に居る二人、其の内一人は浄化と共に死んで仕舞う。其が物語上の死で有ろうが転生文豪としての絶筆で有ろうが悲しいものだろうと確信出来て仕舞うのだ。己と同じ病で死んだのだったか、と思考していると不意に己も反射的に二刀を構える。今明らかに敵が迫ったという危機が本能を殴った、と感知すると小声で彼に話し掛ける、) … 之、さっきの不死身親玉やろか? 」   (2020/11/21 21:41:37)

石川…。( 熱の所為で頭が酷く重くぼんやりとする。熱くて寒い感覚が全身を嬲り、歌を書く手が何度も止まりそうになる。ぜ、は、と荒く拙い呼吸を繰り返しては眩暈で視界が揺れ、背後で彼が何をしているか見向きもせずに、) →   (2020/11/21 21:44:53)

石川「 かもね ~。…。( 何れだけ凹めども幾度も死線を潜り抜けた性か、思考が簡単に切り替わると声質も緊張したものに変わる。背後の部屋に居る二人は戦えない。ならば、と覚悟を決めると隣に居る三つ編みの彼へと鋭い声掛けと共に階段を駆け降りる、) 時間稼ぎするぞオダサク!玄関前で足止めだ!」   (2020/11/21 21:48:27)

坂口…。啄木さん、大丈夫か? ( 布団を丁寧に敷き終わると振り向き、其処でふと恋人が一層苦しそうにしている様子が視界に飛び込んできた。恐る恐る彼の隣へ傅くと背中を摩って遣り乍ら顔色を伺う。熱で赤らんでいるものの何処か青白い何とも心配になる表情で、自然と声音も揺れる、) →   (2020/11/21 21:53:52)

坂口「 よっしゃ!合点承知やでェ! ( あの侵蝕者が迫っているとなれば相当拙い。然も此方は現在進行形で浄化作業をしているのだ。もしや勘付いて阻害しに来たのか、と目まぐるしい思考と共に彼へ元気の良い返事を投げ、同じく階段を駆け降りる。閉まった洋風の扉の横へ忍び足で寄り、一層寒気が強まるも壁へ張り付き待ち伏せの体勢を取る、」   (2020/11/21 21:58:27)

石川…。… っ、…。( 全て記し終える迄残り二重を切った。だが其処で如何しようも無い程の倦怠感が圧し掛かり、手を離れた万年筆が床を転がると同時に机の上に伏せて仕舞う。書けば書く程に衰弱する中で、此処迄休み無く書き続けた所為か、と漠然とした認識の中で瞼だけは持ち上げ続ける。額の冷や汗が頬を滑り乍ら、ぼう、と彼の紺碧色を見上げる琥珀色、) →   (2020/11/21 22:02:50)

石川「 …。通すかよ !!( 彼も亦待機に付いたのを見ては敵側が扉を開ける迄武器を構え、息を潜めて時を待つ。二呼吸を終えた頃丁度、乱暴に扉が開いたのを合図に扉ごと横へ一閃。雑魚を数体倒した先に見える親玉の姿を視認しては、凛、と吠え乍ら刃と真正面から打ち合う、) 」   (2020/11/21 22:07:08)

坂口嗚呼 …。( 到頭机に突っ伏して完全に衰弱状態に陥った彼に思わずと驚嘆の喘鳴が落ちる。堪らずと彼の体躯を持ち上げると抱擁し、血に濡れた文机も紙の数々も万年筆も其の儘に肩口へ顔を埋める。願わくば此の儘離したく等無い。一刻も早く笑って欲しい。死なないで欲しい。身勝手な欲望は心を渦巻き、浄化に対する躊躇が芽生え始める有様、) →   (2020/11/21 22:13:11)

坂口「 通さへんで!! ( 彼の言葉と重ね言霊を叫んでは一刀を投げる。数体の雑魚を葬ると真正面に迫る親玉が見え、彼の援護もしつつに走り駆けては急接近。一閃切り裂いてはカウンターが飛び、跳躍しつつに後退するも右足に僅に刃が掠める、) 」   (2020/11/21 22:19:02)

石川…。( 躯の奥で必死に拍動する心臓の音が五月蝿い。一刻も早く横になって仕舞いたい。高熱の所為で何もかもが間々ならずに脱力した肉の器を、彼が抱き上げ抱擁する。密着する体温の熱さを感じては弱い咳をし乍ら緩慢と瞬きをし、小さく裾を握る動作は縋る様、) →   (2020/11/21 22:23:16)

石川「 オダサクは雑魚片付けてて!攻撃は俺が受け止めるから!( 二人して親玉相手して雑魚も片してでは連携が上手く図れない。故に頭を振り絞り、一番の最適解を弾くと同時に凶刃を弾く。雑魚なら彼でも倒せるが此の敵とやり合うのは己しか出来ない。そんな確信と共に台詞を放った後は少しでも親玉を玄関から遠ざけるべく、大振りに鎌を振るい敵の体躯を吹っ飛ばす、) 」   (2020/11/21 22:27:18)

坂口… っ。( 酷く冷たく且つ、煮え滾る程熱い彼の躯は何時にも増して細く弱く小さく感じられる。感じられて仕舞う。躊躇は茎を成し、花を咲かせ、悪魔の囁きにも似た実を落とす。醜く萎れた其は心へ亀裂を作る。然し、何としても侵蝕を止めなければならないという理性は本能の蜜を喰らい、震えながらも開く口、) … 啄木さん。残りの歌を、詠んで呉れ。ゆっくりで良いから、詠んで呉れないか。… 俺が書く。覚えてる箇所なら宙でも書けるから。 →   (2020/11/21 22:29:58)

坂口「 了解!気を付けえや! ( 喧騒の中彼の凛と張った声音が鼓膜を揺さぶると力強い返事と共に彼の背へ迫る雑魚を浄化し背中を合わせる。一息吐いた後に 「 いてまうぞコラァ! 」 と叫び雑魚を切り裂いて行く。戦闘歴の長い彼へ親玉は任せ、無駄に数の多い雑魚共を虱潰しにして行く、) 」   (2020/11/21 22:38:12)

石川…。… ん。( 書かねばならないのに躯が動かない。無理矢理にでも動かさなければならないのに重力が重過ぎる。息苦しさの中を踠く最中ふと、彼が唇を開く。己の代わりに書くと告げる彼に迷いが浮かぶも一瞬で、こくん、と微かな頷きを以て応える。爛れ枯れた喉は動かす度に痛みを放つも詠うのは歌人の本能。書くよりは幾分か楽ならしく、途切れ途切れでも涼ろかに響く、) … 解けがたき、不和のあひだに、身を処して …。…。ひとりかなしく、今日も怒れり。   (2020/11/21 22:41:09)

石川「 誰に物言ってる訳 !? ( 数多の敵と対峙する中で味方が居る心強さと言ったらない。可也危険な状況下でも思わず口角が上がり、“ 弱っちい奴等だな !! ”と弾み気味に放つと同時に親玉を袈裟懸けにする。だが向こうも一筋縄では行かず、見る見る内に回復して行く様を睨んでは彼へ攻撃が行かない様注意を引き続ける、) 」   (2020/11/21 22:44:41)

坂口…。…。( 彼の了承が下りると己も亦頷きを以て応え、文机に向き直ると彼を片腕で抱擁した上で万年筆に手を掛ける。次第に春の匂いが、桜の匂いが鉄錆に混じって鼻腔に近付いて来る。其でも確りと万年筆を握り、尚且つ彼の放った言葉を原稿用紙に移して行く。彼の角張った字とは異なる、丸っこく強い字ではありつつも、) →   (2020/11/21 22:50:12)

坂口(( 間違えた、( ん''ぬ、) (、)   (2020/11/21 22:50:35)

石川(( はいはいどうどう。( よしよし、) (、)   (2020/11/21 22:51:58)

坂口「 ケケッ、泣く子も黙る無頼派やで ~ !! ( 最早一、二撃で倒せる程弱体化しているのは目前の親玉の所為で有る事は見るからに理解出来る。其がもし間違いで有ろうとも決して下宿の中へ侵蝕者を入れてはならない。駆け抜ける視界の隅に映った空の端で春霞が浮かび始めている。浄化の時は近い。嬉しさ半分、友に対する悲しみ半分で雑魚に刃を振るい乍らに其の時を待つ、) 」   (2020/11/21 22:56:23)

石川__… っ、げほ、げほッ、ぅ" …、( 彼の腕の中で、ぽつ、ぽつ、と音を紡いで行く。其の間にも何度も咳をしては赤を吐き、彼の服や畳を濡らし亦一歩死に近付く。そして遂には最後の一首を詠い切り、盛んに咳嗽を吐き捨てては背は丸まる。息が上手く吸えず、ひゅ、と笛が鳴りつつも躯は最期迄生き抗おうとする様で、) →   (2020/11/21 23:03:09)

石川「 いッて !( 冬が解け花霞が空間を包み始める。敵側も焦りが生じているのか苛烈になり行く攻撃に左肩をやられ、痛打に声を上げるも引く訳には行かないと体勢を立て直す。後もう少し、後もう少しだけ耐えたら全てが終わる。選択の正しさは武器を振るうと同時に霧散させては亦肺は膨らむ、) 」   (2020/11/21 23:07:42)

坂口…、…。… 嗚呼、啄木さん。良く頑張った。偉いぞ、啄木さん。… 啄木、さん … ッ ( __到頭歌集の全てを彼は言霊にし、己は書き写し、終わった。何もかもが終わったと溜息を吐く暇も無く激しい咳を繰り返す彼の躯を両腕で抱擁し直す。放り投げた万年筆は畳の上を跳ねて部屋の隅を転がる。其すら見ずに彼の体躯を支え、大粒の涙が溢れ乍ら背を撫でて遣るのは最期の事だとしても、) →   (2020/11/21 23:12:42)

坂口「 … ッ、あ ( 段々と暖かみが増えて行く中で飛び掛かる敵を一掃して行く傍ら、背後では親玉の攻撃が一層激しくなって行くのを感知するとふと赤髪の彼の方を見る。すると途端に、禍々しかった空は一瞬にして眩い程の青空に切り替わる。思わず目が白黒し乍らに立ち止まり、迫り来る雑魚共を最早目視せずに切り裂いて行くとプルプルと震える手で空を指差す、) … 太宰クン … 空が …。」   (2020/11/21 23:17:56)

石川かふ、ッ、ひゅ ー…、( 彼の腕を支えにし、咳の発作が収まった後は強い気怠さと睡魔が襲ってくる。途方も無い疲労感は彼の手の中で重量を増し、嗚咽は聞けども意識が何時迄保つか。ぐらん、と歪み行く視界を手繰り寄せてはか細い音で言の葉を掛ける、) あん、ご …。…。ねて、いいか …?   (2020/11/21 23:19:22)

石川「 …!( 不意に親玉の攻撃の手が格段に揺るむ。異常を感知し半身に引いた時、彼が空を指差し茫然と呟く。釣られて見上げ認めたのは、突き抜ける様な晴天と何処からともなく舞い散る薄紅色の花弁。反射的に二人が居る部屋の方を振り向くと、開いている窓から原稿用紙が鳥の様に飛び立っている。散らばった文字達は崩れた街に降り注ぎ、穴を埋め、世界を修復して行く。全てが終わろうとしている。察知するや否や停止した親玉を蹴り飛ばし、急ぎ足で宿の中に入る、) 」   (2020/11/21 23:23:47)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2020/11/21 23:38:19)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2020/11/21 23:45:02)

坂口嗚呼、… 嗚呼 …。( 悲しくとも何処か綻ぶ様な、複雑で単純な気心地は身体を包み春の暖かみと成して行く。其の中でふと喘鳴混じりに上がったか細い声に頷き、優しく彼の体躯を敷いた布団の上に寝かせて上から掛け布団を掛ける。熱の募る顔は唯、歩み寄る死を予告している様。握り締めた拳を其の儘に彼の傍らへ正座し、余りにも細い手を柔らかく握る。__開いた窓から差し込む朝日と、薫る卯月の風が濃紺を照らし揺さぶり乍ら、) →   (2020/11/21 23:55:49)

坂口「 あ、太宰クン待ってや! ( 侵蝕者に因り穢された街が浄化されて行く。目まぐるしく変化する街々を眺めているも不意に、朱のマントを揺らし彼が下宿へ踵を返し駆けて行く。慌てて付いて行くと階段を駆け上がり、言霊が舞い散る部屋の襖を勢い良く開けるも其処に見えた光景に思わず肩の力を抜く。驚いた儘に畳の上へ上がり、部屋の端へ脱力する様に膝を折って座り込む、) 」   (2020/11/22 00:01:04)

石川ん …。…。( 彼の手に因って布団へと寝そべった体躯は加速的に麻痺して行く。傍らに座る彼の温かな手を指の先だけで、きゅ、と握る。死ぬという感覚よりも眠気だけが埋め尽くすのが心地好い程で、花弁が一枚踊ったのを視界の隅に小さく淡く微笑。“ お休み。” と唇の動きだけで告げ、瞼は落ちる。唯々眠る様に静かに穏に、吐いた息を最期に呼吸は完全に停止する。丁度九時半、かち、と響いた置時計の音と共に、) →   (2020/11/22 00:06:44)

石川「 …。( 己等が辿り着いた頃には啄木鳥は既に瞼を固く閉ざしていた。一先ず己が最も懸念していた事態は回避したらしい、嗚呼息絶えたのか、と確信しては目は伏せるも感傷に浸る間も無く辺り一面が眩く輝き始める。浄化が完了した街は唯、懐かしくも暖かさが点在しているのを見るも数多の光と桜が視界を埋め尽くし、余りの光量に堪らず目を閉じる。 次に目を開いた其処は潜書の際に居た部屋だった。勿論四人全員居る。帰ってこれた、と安堵すると床に倒れ込み其の場に大の字になり、精神的にもどっと疲れたと身を投げる儘、) あーもー疲れた~!一歩も歩けな ~ い!」   (2020/11/22 00:13:41)

坂口……。( 秒針が刻を進めて行くのに連れて涙は溢れそうになる。然し最期位は笑って見送って遣りたい。故に彼の微笑に合わせ己も亦笑み、次には事切れていた彼の前髪を優しく撫でて遣った。悲しみより今は、酷く暖かい。そして唐突に空間を包む眩い光に瞼を落とし、次いで見えたのは己の図書館の有碍書保管室、及び有碍書潜書室。辺りを見渡すと其処には浪速の男も、天才小説家も、愛しい啄木鳥も居る。飛び上がる声音に安堵一杯の一笑を浮かべては赤髪の友の傍に近寄り倒れ込む、) そーだな、俺も疲れた ~ 。 →   (2020/11/22 00:34:42)

坂口「 あっ狡い狡いワシも疲れた ~ ! ( 眩い言霊の光に次いで視界へ広がったのは落ち着いた色調に言霊の舞う潜書室。どへー、と深く長い溜息を吐くとよたよたし乍らに友二人の傍へ寝転び、猫の様に背伸びする、) 石川センセもどーぞー!   (2020/11/22 00:37:41)

石川…。おう。( 死の海の中で漂っていた意識は光が呼び戻す。温かな一縷へと手を伸ばした時、視界に映ったのは潜書室で。正しく終わり、死んだのか。夢見の最中を彷徨う心地の中ふと、三つ編みの彼が己を呼ぶ。三人して仲良く寝転がる様に、ふ、と頬が緩むと己は恋人の隣に寝そべる。二人もそうだが特に彼には、相当辛い想いをさせたに違いないとし、濃紺を緩く撫でて遣る、) お疲れ様。有難な。→   (2020/11/22 00:43:23)

石川「 て言うか俺衣裳ボロボロなんだけど!誰か補修室連れてって ~!( 四人して床に寝転がるのはいっそ面白可笑しい迄も痛む傷を思い返し、自らは動きたくない故に、わあわあ、と喚き出す。只管に疲れた上に何なら空腹だ。気力だけは有り余っていても体力が遠に無い様なもので、) 」   (2020/11/22 00:45:45)

坂口ん、… ん。啄木さんも、御疲れ様。( 友の声に寝転ぶ彼は己の隣へとやって来る。嗚呼、生きている。嬉しさと安堵が蔓延る中なら何時もは泣き喚くのだが今回は何処か一つ強くなれた気がして、嬉しさから笑みを浮かべるのみ。撫でて呉れる彼は己を労ってくれる様で、   (2020/11/22 00:49:48)

坂口( 感謝の気持ちを込めて今度は唇へと軽い接吻を。くす、と笑っては顔を離し啄木鳥色を撫で返す、) →   (2020/11/22 00:50:38)

坂口「 ワシもめっちゃ腹減ったわ ~ !てゆーかワシも疲れて運べん御免な ~ ! ( ぐぎゅ、と鳴る腹は円やかな辛味を求めている。空腹と倦怠と僅かな痛みが差す中では遠に体力等無く、赤髪の言葉に対し同様にやいやいと言い放つ、) 」   (2020/11/22 00:53:24)

石川ん。…。おう。( 普段ならばあの様な事が起こった後は身が世も無く泣き出して仕舞うにも関わらず、今は柔らかな微笑と共に口付けを贈る始末。今回の潜書を経て何か成長したのだろうか、なんて視点が恋人の其とはズレつつに撫でる手の平へと頭を寄せる反射行動、) →   (2020/11/22 00:58:19)

石川「 じゃあ如何すんの ~ ?此の儘雑魚寝 ~ ?( 三つ編みの彼も体力が枯渇しているものの気力は十二分に在るらしく、元気の好い言葉の応酬を繰り広げる。傍らで仲睦まじくしている二人を敢えて視界から外し乍ら、) 」   (2020/11/22 01:00:42)

坂口…。( 柔らかい雛鳥の様な感触の啄木鳥色を撫でているとらしくも無く破顔するもので、だらしない顔付きで暫く撫でているも唐突に天井へ目線を向け、近付く足音に首を折ると開いた扉の向こうに居る人物へ気怠く笑う、) →   (2020/11/22 01:09:23)

坂口「 どないしよっかな ~ 。( 叫びはしゃげる気力は有れども立ち上がり飛び跳ねる程の気力は惜しくも無い。すっからかんだ。元気に言の葉を応酬していると軈て、聞こえる足音と見えた茶色のフード姿に笑顔で手を振る、) あ、小林センセ ~ ! →   (2020/11/22 01:11:43)

坂口「 帰還の知らせが有ったから来てみたけど、… 随分と重傷、だな。( 司書からの指示で帰還した四人を補修室へ運べと言われ、いざ行ってみると其処には傷だらけでも元気そうな四人の姿が見えた。衣裳はボロボロ、体は傷だらけで果たして平気なのかと歩み寄りつつに考えては確りと本を装置から外し、釦を押しては装置展開を解除する。振り向くと大の男四人を運ぶ為に黙々と思案、) 」   (2020/11/22 01:20:06)

石川ん …。ん?( 撫でる手が疲れを拭って呉れるのを、ころころ、と喉を鳴らし受ける最中にふと、鼓膜は近付く足音を捉える。潜書室に誰かが来たらしいのを寝そべった状態で見上げると、見えたのは此方の図書館にも居る小林多喜二の姿。逃亡仲間として親近感が湧いた事も有ったか、なんて追想しては緩く隻手を振るのみ、)   (2020/11/22 01:22:35)

石川「 お、小林じゃん。そうなんだよ頑張ったからさ ~ !( 有碍書を仕舞い込んだ彼へと、ぺったり、と床に伏せては頑として動かない姿勢を見せる。態々回収しに来て呉れるとは良い奴だ、なんて単調極まりない思考も少なからずの疲弊が故、) 」   (2020/11/22 01:25:05)

坂口「 そうだったらしいな、… ん、じゃあ運ぶよ。( 緩く手を振って呉れるのは何時しか逃亡仲間として会話を交わした憧憬の啄木鳥色。然し今は隣の落伍者の恋人、同時に別の石川啄木で有ると認識しては此方も手を振り返し微笑するのみ。却説、と息を吐いては一旦席を外し、持って来た滑車付きの台に先ず赤髪と三つ編みを転がすと軽々補修室へと運び、二つの寝台へ転がすと調速機を嵌め足早に潜書室へと戻る、) 」   (2020/11/22 01:29:56)

石川…。( 呑気に、宜しくお願いします、なんて間延びの声と共に出荷の様に運ばれていった二人と運んで行く背を見送る。細い身でも随分な力持ちだ、とぼんやり眺めていると直ぐに戻って来るのが見える。少しばかり休息したお陰か上半身を起こせる程度には回復した。座り込む姿勢になると、ぐん、と大きく伸びをしては改めてと、) んじゃ、俺様達も頼むぜ。   (2020/11/22 01:39:20)

坂口「 ん、解った。落っこちないで呉れよ。( 帰って来て見ると啄木鳥は上体を起こし其の場に座っていた。未だしんどいだろうに、と考えつつも次には啄木鳥の体躯を担ぎ落伍者の体躯を小脇に抱えて、てってこ、と補修室へ向かう。空いたもう二台の寝台に夫々を転がしては同様に調速機を嵌め込み装置を起動させ、) 」→   (2020/11/22 01:44:20)

坂口… お ~ …。( 自分より幾分か身長が低い、然もずっと細い男に軽々持ち上げられ加えて軽々走られると驚嘆を飛び越えて最早呆然の声が出る。之が新感覚か、なんて思考すると共に気が付けば補修は終わっていて、然し抜けない倦怠感から白いシーツの上で酷く脱力した儘に、)   (2020/11/22 01:47:48)

石川ん …。( 担がれる儘に脱力しては脇に抱えられる大男の様に微かに瞠目するも其の程度。ぼう、とする間も無く気付いた頃には補修は完了していても、未だ蔓延る怠さで唸れば柔らかな寝台に身を預ける。だがふと思い立ち、重さを振り切る様に無理矢理に躯を起こし、隣の寝台に居る彼の元へと歩み寄るなり傍らに寝転がる、)   (2020/11/22 01:52:04)

坂口ん、( 嗚呼疲れた、と空腹の体は食物を求めるも今は残念乍ら腱一本動かせない。誰か持って来ないものか、なんて考えていればフードを被った彼は部屋の外へと出て行って仕舞った。どうしたのだろう、と推測の暇も無く之亦不意に恋人の体躯が傍へ寝転ぶ。微かに瞠目するも其迄で唯、重く躯を転がして擦り寄る程度に甘えてみては、)   (2020/11/22 02:05:05)

石川…。( 身を寄せてみると癖毛頭が微々と寄せて来る。慣れた動作に頬が綻び、自らも擦り返しては甘やかす。未だに喉にこびり付く血の痕が残る感覚は在れども感覚でしか無く、精神的不調が後を引く故に大した事も出来ないが、と見届けて呉れた恋人をぼやけた思考で愛でる、)   (2020/11/22 02:10:52)

坂口… ん、啄木さん …。愛してるぜ。( 彼も疲弊しているだろうに甘やかして呉れる優しさに周囲も気にせず愛情の言葉を放つ。暫くは立ても出来なければ無論歩けもしない。ならば状況を利用し回復に努めようと落伍者としては珍しい判断を、) →   (2020/11/22 02:17:25)

坂口「 …。( 向こうの寝台では恋仲が何とも仲睦まじく戯れ合っている。努力の甲斐があったと微笑しつつに赤髪の友の方を向くと、にか、と笑い重い腕を伸ばし服の裾を引っ張ってみる、) なあなあ太宰クン、ごっつ腹減っとるんとちゃう? 」   (2020/11/22 02:20:22)

石川…。ん。俺様も。( 敢えて明確に如何とは言わずに同調のみを伝えるのは相も変わらず。唯聞こえた台詞が漠然と嬉しかったが為に言の葉を啄み返し、情動に従い鴇色へと唇を重ねる。疲労困憊の所為で単調化した思考故に周りを気にしない様子、) →   (2020/11/22 02:21:18)

石川「 ……。え?うん。すっごく空いてる。( 突然直ぐ近くの寝台でいちゃいちゃとし始めた様に、頑張っていたとは言え流石に物申したい気持ち半分から、きゅっ、と唇を結ぶ最中。不意に服を引っ張ってきた方へと目を向け、突然の問い掛けに思考に因る間が空き、素直に頷くと空腹を訴える、)」   (2020/11/22 02:23:29)

坂口「 せやろ ~ ? そんな腹ペコ天才小説家クンに朗報や。此処に釦が有るやろ? ( 接吻を交わし戯れ合い愛情を確かめ合うのは恋仲としては通常。人目も気にせず戯れ合うのも何とまあ彼らしい。なんて螺子の外れた思考の中でも元気に笑い、補修釦の横にある緑色の釦を目線で伝えると嬉々として、) 之は通称 “ 志賀釦 ” 言うてな、重傷の文豪サンに御飯届けて呉れる有難いサービスやねんで! 」   (2020/11/22 02:32:19)

坂口(( 矢印付け忘れた、(、)   (2020/11/22 02:32:44)

石川(( ゆっくりで良いからな。(、)   (2020/11/22 02:33:26)

坂口… ん、ん。( 彼の方から口付けが贈られると微かに驚きを見せ紺碧は窄まり、けれども純な嬉しさから唇を寄せ返しては甘々とした接吻を繰り返すと共にやっとこさ腕を動かして彼を抱き寄せる。暖かな空間と目前の愛しい存在に訳も無く絶えず微笑し乍ら、)   (2020/11/22 02:34:33)

石川「 え"っ。…。……。( ふんふん、と説明を聞いているも、志賀、の単語を聞くなり硬直する。補修を行う為の釦の隣に在るもう一つの釦。之一つであの忌まわしい人が現れるのだろうと思うと虫酸が走るが、実際空腹なのは確からしい故に葛藤から硬直時間も間延びする、) 」→   (2020/11/22 02:36:17)

石川ん。…。( 普段通りに交わす唇の甘さと柔らかさの変わらさの安寧が身を包む様で、抱き寄せて来る腕の体温が物理的にも包んで来ると一層の居心地好さが訪れる。落ち着く空間に落ち着く存在が重なり、小麦色も緩むと更に寄せる躯、)   (2020/11/22 02:38:29)

坂口ん ~ …。( 真正面の寝台で友が葛藤している等露知らず、唯目前の愛しい彼へ接吻を贈る。愛情を供給しては愛情を貰い、良循環に身を任せ舌で小さく舐めると紺碧は細まる、) →   (2020/11/22 02:42:28)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2020/11/22 02:42:40)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2020/11/22 02:43:18)

坂口「 否でも、作るんが志賀センセってだけで志賀センセが態々届けに来るかと言ったらンな事は無いんやで? ( 矢張り何処の太宰でも熟志賀直哉が嫌いらしい。思わず噴き出しそうになるも震えつつに抑え、敢えて可能性を提示してから其の滑稽な様子を見詰める。偶に武者小路実篤や有島武郎なだけ、と追撃をかました上でにやけると、) さー太宰クン、空腹か矜持を取るか、何方にするんや? 」   (2020/11/22 02:46:58)

石川んぅ、…。( 疲労困憊から真面に回って呉れない頭は深い思慮も不可能にする。認識出来る空間が狭まると二人の存在のみを認識し、唇に触れる舌の感触から薄く口を開くのも反射行動の一つ、) →   (2020/11/22 02:47:42)

石川「 ゔ、ゔ ~~…。( 完全に面白がっている様子なのは解った上で尚も思考する。こういったパターンで来ない試しが無い。だが空腹という生存欲は抗い難い。… という建前で、悲しい道化の本能は笑いが起こる方を、より滑稽な方を本能的に選ぶ。ぐ、と顔が持ち上がると勢い良く釦を押してでの意思表示、) 」   (2020/11/22 02:50:01)

坂口ん、… ン、( 唇が開くとゆっくり舌を入り込ませ、先ずは優しく歯列を撫で咥内を舌で埋める。疲労故に緩慢乍らも手順は変わらず、友等に丸見えなのは知った上で行為を続ける有様、) →   (2020/11/22 02:53:19)

坂口「 ぶッ …。…。ッ、や、矢っ張りそうやな ~ ! ( 永い永い二択の混迷の末に彼は勢い良く緑の釦を押し込む。耐え切れず少しばかり吹き出すもギリギリの所で耐え凌ぎ、口角が吊り上がった満面の笑みでどうにか爆笑は防ぎ切ると其の無意識に起こったらしい道化の精神を何処かで褒め称えつつに軽々しいウインク、) 補修名簿が食堂に送られる装置なんよな、之。つまりは夫々の好物を作って持って来て呉れるんやで!十五分もしたら来るわ良かったな太宰クン!   (2020/11/22 02:58:04)

石川ンく、… ふ、ぁ、( 緩々とした舌遣いでも撫でる箇所は神経が多い場所で、思わず上擦った声が上がるも抑える気概がまるで失せる。びく、と躯が震えては疲弊から緩い迄も自らも抱擁を返すと絡まる舌、) →   (2020/11/22 02:59:52)

石川「 背に腹は代えられないし何より志賀じゃないなら … !( 思惑通り吹き出し掛けた彼の様に安堵する己が居る反面、間違い無く本音で有るが為に天にも祈る心地になる。良いか悪いかは誰が来るかに大いに影響する。故に万が一にでも其の人が持って来れば手を付けないのも考えねばならない。… と大真面目に思考している最中に真正面の二人が何やら深く愛し合い始め、わなわな、と肩が震えると思わず怒鳴る、) 一寸其処の二人!!好きし合ってるのは良いけど此処で始めんな!!」   (2020/11/22 03:03:46)

坂口「 ん、… ん? ( 久方振りに感じる此の背筋の撫で上げられる様な感覚の何と愛おしい事か。疲弊した精神でも元気なものだと思考しているも不意に真正面の寝台から怒鳴り声が飛ぶ。如何やら例の釦を押したらしく、赤の背後で緑の小さなランプが点灯しているのを見ると微かな瞠目。転生文豪一志賀直哉という存在を嫌う彼が真逆あの釦を …。と思考しているも一先ずは名残り惜しけれど唇を離し、のっそりと起き上がっては欠伸を掻きつつに、) んで、何だ?飯か?   (2020/11/22 03:13:40)

坂口(( 鉤括弧付けちまった … ( んん、) (、)   (2020/11/22 03:14:05)

石川(( 落ち着け。( わしわし、) (、)   (2020/11/22 03:14:59)

石川っ、は …、( 肚の奥を甘く撫でて来る感覚に瞳が溶けて行く最中、耳を劈く元気の良い声が空間を割く。そう言えば他に人が居るのだったか、と今になって思い出し羞恥から黄水晶が丸まると起き上がった彼とは対照的に布団の中に頭迄埋まる、) →   (2020/11/22 03:20:42)

石川「 飯か?じゃない!も ~ 見せびらかしたかった訳?( 見るからに動揺し隠れて仕舞った啄木鳥に対し落伍者は非常に気儘なもので、きゃんきゃん、と五月蝿く吠えては不平不満を訴える。恋人同士が仲好くしているだけならば未だしもおっ始めるとは、と顔を出す常識人的思考は許容出来なかった様子、) 」   (2020/11/22 03:23:06)

坂口ははっ、済まん済まん。久し振りだったから一寸夢中にな? ( 布団の中へ羞恥の儘に入り込む彼も可愛らしいが今は目前の友、否、煩く吠える赤い仔犬を世話せねばならない。犬嫌いにこう言って仕舞えば明らかに拗ねるので内密にしておくが、と心中呟いた後に聞こえて来る足音を聞き口角を吊り上げては、) お、来たぞ太宰。 →   (2020/11/22 03:29:28)

坂口「 御邪魔します、( 今の所補修室に居るのは他図書館の文豪二名、自図書館の文豪二名。合わせて四名の重傷者。軍服の医師も居ないので遥々己がやって来たのだ、と実感しては扉をゆっくりと開ける。左肩に垂らした桃色の髪を揺らし乍ら、己が入って来た途端に腹を抱えて大爆笑する三つ編みの後輩に首を傾げつつも苦笑。明星の装飾が揺れる、) 御免ね、志賀くんは武者くんにスイーツを作ってあげているんだ。だから僕が来たよ。」   (2020/11/22 03:34:08)

石川「 そーいうのは誰も居ない所でやれよな ~。( 言い訳にもならない返しは彼らしいと言えばらしいが、直ぐ近くで男の嬌声等聞きたくもない。む、と頬が膨らむも露骨な話題逸らしでも事実故に扉の方へ目が行くと、現れたのは憎き奴では無く明星派の先輩で。心底安堵しては大きく息を吐き出し、盛大に笑い出す友人を其方退けに “ 待ってました!”なんて愛想良く元気良く、) 」   (2020/11/22 03:37:10)

坂口「 今日和太宰くん。君には之ね、志賀くんの手作りだよ。どうぞ。( 目視出来るのは何やら喧嘩しているらしい濃紺と真紅。そして何故だか爆笑している紅玉の彼。そして恋仲の寝台に潜り込む啄木鳥の同士。明らかに布団が押し上がっているのと布団の端から余りにも特徴的な短髪が覗いている。見慣れたものだ、と思考しつつに元気の良い赤髪の後輩へは蟹味噌雑炊、其に味の素一瓶を盆に載せて寝台に小さな机を設置し置いて遣る。飲み物は林檎ジュースなのには全くの悪意ゼロ、) 」   (2020/11/22 03:45:06)

石川「 ぅ"。…。あ、アリガトウゴザイマス。( 先輩の口から飛び出した例の単語に笑みが引き攣り掛けた。折角回避したと思ったのに、と内心は叫び出しているものの、己の所属する図書館ではがっつり胃袋を掴まれて仕舞っているのは事実。顔が見えないだけマシと繰り返し自らに言い聞かせては確りと感謝は伝える。御丁寧に例の調味料迄も用意して有る事、飲料が林檎を使われているのがいっそ憎く感じつつも悪意が無いと知る故に堪える、) 」   (2020/11/22 03:51:10)

坂口「 如何致しまして。次は織田くんかな、ハイ之。( ぎこちない返事にも確りと常套句を返す辺り彼の酷い思考回路にもまるで気付いていない。同様の動作で漸く爆笑が収まったらしい三つ編みの後輩へ卵の乗ったライスカレーを置いて遣る。飲み物は麦茶。嬉々として食べる様に頬が綻びつつ、次はと落伍者の寝台へ移動しては、) で、石川くん。   (2020/11/22 03:59:22)

坂口「 何時迄其処で包まっているの?出ておいでよ。」→   (2020/11/22 03:59:59)

坂口「 ひー、ひー … ん?嗚呼、おおきにな! ( 扉を開けてみれば其処にいたのは桃色の髪を持つ爽やかな明星派の先輩。   (2020/11/22 04:01:00)

坂口「 ( 予想だにしない登場に腹筋は完全に攣り暫く引き笑いを繰り返していたが到頭己の番が来ると差し出される大好物に目を輝かせて弾む声で返事を。矢張りライスカレーは之では無くては、とスプーンを手に取ると上体を起こし早速食べ始める、) 」   (2020/11/22 04:02:55)

坂口(( 切れてばっか。( ゔー、) (、)   (2020/11/22 04:03:20)

石川「 …。( 過呼吸気味になっても尚も笑い続ける友人の所為で呑み込み難く感じる自体を可也乱暴に沈着させ、蟹の良い匂いが食欲を唆る雑炊へと調味料をたっぷりと振り掛けて混ぜてから食べ始める。悔しい事に美味い。なんて不貞腐れ気味の思考でも食べ進める素直さ、) 」→   (2020/11/22 04:04:53)

石川べ、別に出て来るも来ないも俺様の勝手だろ。( 其の儘スルーして呉れるかと思いきやはっきりと認識した上で出て来いと言う友人に、動揺から震えた声で返すと尚の事縮こまり毛先迄も完全に隠れる。先刻の事で未だ頬が熱い自覚が有る故に出るに出られず、)   (2020/11/22 04:07:17)

2020年11月14日 22時15分 ~ 2020年11月22日 04時07分 の過去ログ
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