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2021年01月09日 19時20分 ~ 2021年01月11日 03時26分 の過去ログ
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石川…。( 己の答に軽やかな笑声が転がったのを聞いた後、絡めて来る指へは自らも絡め返し繋ぐも頭皮を擦る鼻先にはこそばゆさから小さく首を振る、)   (2021/1/9 19:20:03)

坂口…。( 彼が首を振っても離れず、再度そっと瞼を落としては鼻先の代わりに頬を短髪へ柔く載せ、)   (2021/1/9 19:21:24)

石川ん。( ふと頭を擦っていたものが離れ緩く乗る重みに、仄かに伝わる体温の心地好さから拒まずに受け止める、)   (2021/1/9 19:23:16)

坂口ん、… ん。( 短髪に頬を数回擦り付け、感触を嗜んでは亦擦り付けるの繰り返し。之が唯々心地好く、甘味を食している様な感覚に似ていたり、)   (2021/1/9 19:26:52)

石川ん、ん。( 彼の頬に由る愛撫も悪くはないもので、己も時折数度擦り寄せては亦好きにさせるを繋げる、)   (2021/1/9 19:28:40)

坂口ん ~ …。( 仄かに甘く柔らかで穏で心地好い。幸福を詰め込んだ感情では機嫌も良くなり、   (2021/1/9 19:33:15)

石川…。( 不相応な程の安寧が空間に立ち込めると自然と思考の動きが止まり、癖で喉奥で音が鳴っては瞼も緩く落ちる、)   (2021/1/9 19:38:17)

坂口…。( 柔な暗黒の中、獣の様に喉を鳴らす彼の様子が窺えた。矢張り小動物だと北叟笑んでは彼の体重を受け止めつつ甘やかし甘える、)   (2021/1/9 19:41:51)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2021/1/9 19:58:52)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2021/1/9 20:08:48)

石川んん …。( 温暖の中での微睡みは心地好い乍らも気を抜けば眠って仕舞えそうで、反抗から唸るも殆ど夢現、)   (2021/1/9 20:10:56)

坂口ん …。( 瞼を閉じていても彼が寝そうな事、其に反して眠りたくない心情等は声で読み取れる。誰にも知れず微笑んでは、)   (2021/1/9 20:13:15)

石川…、…。( 段々と躯が沈み行く感覚が強まる。抵抗すれども矢張り安寧には勝てず、遂には彼の肩へと頭を預ける、)   (2021/1/9 20:15:32)

坂口…。( かくん、と肩へ乗る重みに遂々かと苦笑する。だが彼の寝顔を拝むのも亦オツだと薄く瞼を開き、)   (2021/1/9 20:17:54)

石川…。( 咎めるものも無く柔らかな黒へと意識は落ち、規則正しい呼吸音を刻み始める、)   (2021/1/9 20:19:32)

坂口…。( 穏一色の幼い顔立ちは夢へ落ち、可愛らしくも凛としても有る。綺麗だ、なんて茫然の儘に思考し乍ら見守る、)   (2021/1/9 20:21:17)

石川…。( 安心出来る体温の傍での眠りは深く、視線を受けても尚身動ぎ一つ無く、冬眠する小動物の様に惰眠を貪る、)   (2021/1/9 20:22:46)

坂口…。( 呼吸音は柔らかで聴き心地が快く、眉毛一つ動かさない其の深い惰眠と共に美術品の様な美しささえ感じる。見ていて飽きない恋人の顔は唯々端麗で、)   (2021/1/9 20:25:04)

石川…。ん。( ふと微かな意識の揺れから無意識に身を捩り、頭が彼の肩からずれると腿の上に落ちる。衝撃で微かに覚醒はすれども未だ半ばで、)   (2021/1/9 20:27:51)

坂口… ッと、( 不意に彼の頭が己の太腿の上に落ちると更に落ちて仕舞わない様咄嗟に両手を構える。然し杞憂だったらしく、は、と安堵の息と共に微笑しては短髪を梳かす様に撫でる、)   (2021/1/9 20:30:44)

石川…。……。( 彼の心配などいざ知らず、先刻やや覚醒した意識も容易く揺蕩えば再び小麦色は隠れる。彼の脚を枕に横たわれば今度こそ深い眠りへ堕ちようと、)   (2021/1/9 20:33:57)

坂口…。ふふ。( 太腿に乗った頭は僅かに重い程度で、此処迄深く眠っているのを目前にするのは久し振りだ。不意に優越から微かに笑い、)   (2021/1/9 20:36:07)

石川…。( 撫でて呉れる手に因って精神はあっと言う間に夢路を辿り、温もりも相俟って深く沈み込む。只管に心地好さばかりを甘受しては眠りこける、)   (2021/1/9 20:38:07)

坂口…。( 小動物の様に眠り、己の手の内に有る彼。ずっと見ているのも良いが何かするべきかと何故だかそんな思考に陥り、ふむ、と思考しては暫くの後に小さく独り言を漏らす、) …。アンタの事好きになったのは、前世の記憶も有るが …。純粋に一目惚れだったっけな。   (2021/1/9 20:41:47)

石川…。( ふと静寂に響く彼の声。だが穏な音では覚醒迄は至らず唯、鼓膜が震えては脳が感知したのみ。返事もせずに夢も無い微温湯を漂う様、)   (2021/1/9 20:43:40)

坂口其処からはずっと …。付き合い出してからは幸せな日々が続いてた。今もそうだけどな。( 未だ眠りこけている彼を起こさない様、小さく呟きつつに頭を撫でて遣る。其の暖かさに目は細まりつつ、)   (2021/1/9 20:47:19)

石川ん …。( 優しい静けさの中に低音が響き、言霊を感じ取った頭が微かに思考を取り戻すも未だ覚めない。思考領域に人の輪郭を捉えた程度で未だ眠りの最中、)   (2021/1/9 20:50:03)

坂口…。其で、もう半年になるよな。半年が経つのを随分早く感じたよ。( 彼が僅かに唸るのにも気付かない儘、暫く断続的に追憶しては言霊を吐き出すを繰り返しているも上記で締め括る。はふ、と息を吐いては、) 凄え、楽しい。幸せだ。   (2021/1/9 20:53:42)

石川…。( 夢の中の己は声を頼りに輪郭へと色を与える。ぼやけ気味乍らも恋仲の姿を得た人影と抱擁を交わしては歩き立ち、何処とも知れない街を気にする事も無く進む。唯々穏で苦痛の無い夢世界を踏み締める、)   (2021/1/9 20:58:28)

坂口そりゃ迷惑掛けたり傷付けちまったりする事も有る。けど、今も昔も確かに幸せな事には変わりないんだ。( 紺碧は過去も未来も受け止めて穏に細まる。飴玉の様に軽く甘く転がり落ちる言霊は依然低く落ち着いて、)   (2021/1/9 21:01:36)

石川… あんご …。( 彼が何を語っているかを認識出来る程の思考力は無い迄も、声を彼と認識し夢で顕現させた儘に口遊んだ名は現実世界での呟きとなり溢れる、)   (2021/1/9 21:03:54)

坂口! … ははっ、俺の夢でも見てるのか? ( 穏な静寂に自らの声を混ぜて居ると、不意に彼の呟き声が鼓膜を揺らす。確かに口遊まれた己の名に、ふ、と笑んでは、) … 愛してるぜ、啄木さん。俺の花嫁。( そんな言葉を掛けると其の半開きの唇へ触れるだけの接吻を、)   (2021/1/9 21:08:42)

石川ん。…。( 現実に置いてきた器が何をしたのかも認識出来ない儘、不意に受けた口付けに小さく喉が鳴ったのみ。後は呟きも唸りも無く静かに寝息を立てては、)   (2021/1/9 21:11:48)

坂口…。( 本当に己の夢を見ていたならば。寝息混じりに名を呼ばれた事自体が嬉しい事此の上無く、頬が緩み放しになりつつもそっと唇を離しては自らの胸部に手を触れる。ぱ、と指に止まる赤い小鳥を見詰めつつに軽口、) …。俺と啄木さんの子供、だな。   (2021/1/9 21:14:42)

石川…。( 目が覚めれば瞬く間に霧散する程の脆い夢の中、彼が現させた小鳥の音を聞く。細やかで愛らしい囀りに夢に亦一つの色彩が乗る、)   (2021/1/9 21:17:31)

坂口髪は紺に金混じり … 否、金に紺混じりでも良いな。目は金か青色、声は小鳥みたいに可愛くて …。そうだな、六歳位が良い。母親似の女の子だ。( 小さく羽を動かす鳥を見つつに妄想を捗らせ、此の小鳥を擬似的な文豪にして呉れないだろうか、とメモ用紙に司書宛の文書を書く迄に成る、)   (2021/1/9 21:22:09)

石川…。ん …。( 眠り続ける事暫く、自然と意識が浮かび上がれば瞼が持ち上がれば小麦色は呆然とする、)   (2021/1/9 21:28:21)

坂口元気で明るくて、少し我儘だけど凄え優しい。( 己特有の丸っこい字で司書への要望を書き綴りつつ、妄想を絶えず口にする。其の間に目覚めた彼の方へは小鳥が向かい、肘の上で囀れば小麦色に軽やかな旋律を、)   (2021/1/9 21:32:43)

坂口(( 肘じゃねえ膝。( 訂正、) (、)   (2021/1/9 21:33:08)

石川ん …。ん?( ぼんやりとした意識の中でふと、視界の中で赤が見える。彼の心臓に宿る小鳥だと時間差で気付けば手を伸ばし、頭を軽く掻いて遣りつつも未だ半覚醒、)   (2021/1/9 21:39:18)

坂口…。ん、嗚呼啄木さん。起きてたのか。( 一通り要望を書き終えると何処からともなく現れた梟に其を託し、くあ、と欠伸を漏らしたと同時に太腿へ目は行く。彼は何時の間にか起きており、ぱち、と瞬きしては笑いつつに、)   (2021/1/9 21:41:10)

石川ん。…。起きた。( 小鳥を構う事少し、彼から言葉が掛かれば仰向けに寝そべり直し応える。勿論覚めたばかり故に、ぼう、と虚空で揺れ気味の視線、)   (2021/1/9 21:47:10)

坂口そうか。( 未だ覚醒したての様で、ぼやけた其の瞳に一笑を落とす。あの要望が通れば嘸かし可愛らしい子が来るだろう、なんて独りでに笑っている部分も有り乍ら、)   (2021/1/9 21:50:07)

石川…。( 何が楽しいのか笑みを浮かべている彼に、こと、と首が傾くも言葉にはならずに疑問符が浮かんだのみ。軽く羽ばたき額に留まった小鳥が前髪を弄り出すのを受けつつ、)   (2021/1/9 21:54:58)

坂口…。( 彼の短な前髪を弄り出す其の様子を見れば、ふとした発想に小鳥の頭を撫でつつに問う、) なあ、啄木さん。前、子供が居たら良いなって話をしたよな。   (2021/1/9 21:57:58)

石川ん …?…。した、な。( ふと彼から言葉が飛ぶと寝起きの頭で思い返し、思い当たる節が浮かべば重く頷く、)   (2021/1/9 22:03:21)

坂口だろ。其でさ、ずっと考えてたんだ。名前はどんなのが良いかって。( ぼんやりとした小麦色に依然笑い掛けつつ、)   (2021/1/9 22:08:09)

石川名前 …。居もしねえのにか。( 言葉を交わす中で段々と思考の靄が晴れて行き、彼の思惑を知らずで更なる疑問符を、)   (2021/1/9 22:10:41)

坂口ああ。どんなのが良い? ( 敢えて理由は有耶無耶にして、囀る小鳥を其の儘に重ねて問う、)   (2021/1/9 22:13:37)

石川どんなのって …。性別解んねえ所か影も形も無いだろ。( ふるん、と首を振ったのを最後に粗方覚醒しては先刻よりは地に足が付いた調子、)   (2021/1/9 22:15:58)

坂口…。じゃあ、そうだな。性別は女で、金に紺の混じった髪色の赤ん坊だとしよう。( 先刻並べた妄想を元に、)   (2021/1/9 22:17:53)

石川は?…。( まるで要領を得ない言の葉達に微かに顔を顰めるも、こうなれば聞かないのも知っている故に逡巡。軈て一つ浮かべば言の葉として弾く、) …。沙彩。とか。   (2021/1/9 22:25:33)

坂口…。沙彩。( 暫時の後に彼の口から滑り出してきたのは、二文字の命の名。彼の著書を連想させる字に、其を彩ると言わんばかりに続けられた其の名前は耳に心地良かった。同時に己に新たな発想を植え付けて呉れたもので、思わずと笑んでは、) 良いな、其。   (2021/1/9 22:29:23)

石川んで。結局何なんだよ。( 如何やら気に入りはしたらしいのは解れども会話の本質が一切解らず、今度は直球で問いを投げ掛ける、)   (2021/1/9 22:33:42)

坂口ん?だから、俺の唯単なる想像の一環だよ。( 彼の付けた名が脳内を緩やかに廻る。嗚呼楽しみだ、なんて思考し乍ら彼の問いには隻手を振って軽やかに、)   (2021/1/9 22:36:51)

石川…。そか。( 明らかに上機嫌な態度に怪訝が過るも、大した事でも無いか、と早々に思考で終止符を打てば欠伸と共に躯を起こす、)   (2021/1/9 22:38:39)

坂口おう。( 彼が上体を起こすと同時に小鳥は羽搏き、彼の肩に乗っては其の白肌へ頬擦りをする。何時もとは違って微笑ましいなんて思えて仕舞うのは内密、)   (2021/1/9 22:43:29)

石川ん。( ソファへと座り直し伸びをした腕が落ちるや否や赤い小鳥が肩に留まる。やけに懐こい小さな命からの頬擦りを受け、小ささ故に返さずに翼を指の背で撫でて遣る、)   (2021/1/9 22:46:06)

坂口…。随分啄木さんの事が好きみたいだな。( 矢鱈に頬へ頭を擦り付け、撫でられると囀って歓喜の声を上げる小鳥に笑いつつ彼へ軽口染みた言の葉を、)   (2021/1/9 22:56:52)

石川安吾の心臓だろが。( 今日は何故か執拗な程に寄って来る、なんて内心呟きつつに己も亦思考の薄い返答、)   (2021/1/9 22:58:33)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/1/9 23:17:56)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/1/9 23:25:47)

坂口なら啄木さんが好きなのも窺えるか。( 軈て小鳥は彼の頭の上に止まり、其の短髪の中で眠り出す。巣だと思ったのか、と推測にも似た思考、)   (2021/1/9 23:27:39)

石川御前な …。( 心臓迄も己を好くのか、なんて思いはせども敢えて口には出さず飲み込む。今度は頭の上で蹲ったらしいのを感覚として知れば下手に動けず、)   (2021/1/9 23:38:24)

坂口どうした? ( 己の心臓ならば彼を好くのにも疑問は無いか、と自分の中で勝手に沈着しては訝しげな目線に首を傾ぐ、)   (2021/1/9 23:39:39)

石川何でもねーよ。つか此奴退けろ。動けねえ。( 言葉で以て否を返した後は己の頭の上に在る温かみを指差した上での上記、)   (2021/1/9 23:43:23)

坂口ん、嗚呼。… 寝ちまってら。( 彼の頭の上から小鳥を掬い上げると、笛の鳴る様な寝息を立てて寝こける其を彼に見せて遣る。後は先刻の彼にした様に小鳥の頭を撫でて遣りつつ、) そう云や、此奴には俺と啄木さんの魂が混ざってるみたいなモンなのかな。   (2021/1/9 23:48:27)

石川何つー傍迷惑な場所で。…。まあな。混ざってたとしても俺様のはほんの少しだろうけど。( 頭の小さな重さが退けば軽く首を振り、改めて眠りこける小鳥を見遣るも不意の問いに、ぱち、と瞬きをしては回答、)   (2021/1/9 23:51:23)

坂口…。ふうん。魂を混ぜれるとしたら、どんなのが必要なんだ? ( すぴ、すぴ、と規則的な寝息が響く。手の平の上の暖かさに目を細めつつ彼へ身を寄せれば、)   (2021/1/9 23:54:19)

石川混ぜんなら …。…。此奴じゃなくて新しいのを媒介にして鳥創った方が早い。( 彼の手の平の上で眠る小鳥を注視しつつ、方法を脳内で探せば最も単純な方法を口にする、)   (2021/1/9 23:57:23)

坂口ほう?どういう事だ。( 寝こける小鳥が起きる気配は無い。心臓だからか矢鱈に暖かい毛玉の体温を甘受しつつ、)   (2021/1/10 00:01:03)

石川前に島崎先生が式神作ったっつったろ。其の応用だ。媒介として用意した物に、必要なだけの血だとかを分けてやれば良い。( 少しばかり朧な記憶を手繰り寄せつつに、)   (2021/1/10 00:06:20)

坂口そうか、成程。…。じゃ、血を呉れ。司書の許可を得た上で、何時か試しに作ってみたい。( 己の真の意図は秘めた儘、適当な理由を付けて彼へ目線を向ける。可也踏み込んだ問いだとは自覚している、)   (2021/1/10 00:09:40)

石川え"。…。其方のが許可しても此方のが許可すっかな。( 興味を焚き付けて仕舞ったのか行動に出ようとする彼に、応えようとは思うものの脳裏に過る存在に唸る、)   (2021/1/10 00:12:23)

坂口… あ ~ …。…。ま、悪意は無いって言ったらいけるんじゃね? ( 彼の魂を得るとなっては矢張り背後に特務司書がいる。あ、なんて素っ頓狂な声を出しては同様に唸り思案、)   (2021/1/10 00:13:59)

石川否。抑んな無闇矢鱈創るなって言われてんだよ。事故るかも解んねー上に許可してたら百鬼夜行みたくなりかねねんだと。…。ま、でも其方のが良いっつってんなら何も言われねえかな …。( 首を捻り思案に更けては軈て、考えても埒が明かないとし指笛で管狐を呼ぶ。肩に乗る狐へと万年筆で一筆認めたメモ用紙を咥えさせ司書へと届けさせる、)   (2021/1/10 00:17:43)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/1/10 00:37:31)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/1/10 01:16:44)

坂口へえ …。命を創るには危険が伴うんだな。司書が言ってた通りだ。( 彼の図書館の管狐がメモ用紙を咥えて消えて行ったのと同時に、窓の外から梟が飛んで来る。伝書には「 別に良いけど悪用するんじゃないぞ☆ 司書との約束だお☆ 」と、真逆の流暢な筆ペンの字でそう書かれていた。然し慣れた事故に鼻で笑っては彼へ其を手渡す、) ほら、之が此方の司書の許可書だ。   (2021/1/10 01:22:00)

石川おう。…。緩いな。( 彼が手渡してきたのは承諾の証明書だが、何ともまあ砕けた調子に思わず眉根が寄る。初めて対面した時は矢張り引き締めていたのか、なんて何時しかを回想していると再び管狐が現れる。咥えているファイルから一枚の紙を抜き取り目を通す。所謂パソコン文字で「一、創造法の外部への流出が判明した時点で即刻交流を断絶する 一、創造した際に貴殿の図書館にて発生した損失、損壊に我が図書館は一切関与せず、亦、其の責任も被らないとする」と箇条書きに並ぶ下に、二つの署名欄の片方に筆文字で「rei」の字が踊っていた。亦名前を変えたのか、と顰め面にはなれども之さえ通れば問題無いとしファイルに仕舞い直してから彼へと手渡す、) 之、其方の司書に届けて呉れ。直筆の署名が必要だ。   (2021/1/10 01:32:36)

坂口何時もの喋り方もこんな感じだぜ。( 軈て彼の手から渡されるのは向こうの司書の文書。然し明らかに此方とは丁寧さ加減が違う様で、ファイルを手渡されては小さく頷く。手紙を届けて窓の縁で佇んでいる梟にファイルを託して待つ事数分、再び部屋の中に舞い込んで来た梟の咥えるファイルを改めて彼に手渡す。二つの署名欄の内、片方の空いた欄には先刻とは打って変わって丁寧な字体で「乱舞」と記されていた、) 之で良いか?   (2021/1/10 01:38:54)

石川覚えとく。…。ん。( 向こうからの返事を待つ間、意味も無く狐の頬を弄っているとほんの寸刻で返事が来る。ファイルから紙を引き抜き署名欄に踊る新たな文字を見、頷けばファイルに入れ直し管狐に預ける。何処へと消えた獣を視認してから彼へと視線を向け直す、) あの分なら通る筈だぜ。ま、何か有れば向こうから来るだろ。   (2021/1/10 01:47:31)

坂口そうか。… 興味本位で命創るってなっても矢っ張り司書の許可は必要なんだな。( 狐が忽然と消えると改めて彼の言葉を受け取り、ふむ、と思考しては率直な感想を口にする。未だ鳥を創ろうと思っている彼に対し、己は我が子を拵えようとしている其の思考の擦れ違いに一種の面白ささえ湧く中で、長い時の末に叶おうとしている夢が目前に有る事に純粋な歓喜、)   (2021/1/10 01:55:24)

石川興味本位でも相手は生命だぜ?責任は伴うだろ。( 彼からの言葉に己はさらりと返す。勿論、此方に関してはあれやこれやが在るのだろうが、なんて遠く思考する。彼が何を考えているかも知る由も無く、) んで。血は何処に遣れば良いんだ。   (2021/1/10 01:58:53)

坂口そりゃそうだな、確かに。… ん?… 嗚呼、…。( 次ぐ彼の問いには思わずと思案顔になって仕舞う。此の生命の製造法だと魂の依代、つまりは媒介を用意しなければならない。今回の場合は六歳程の娘、だ。___ 最悪人を殺めねばならないのでは。と、僅かに眉根が寄る中で思い掛け無い追憶が脳を過れば独り言、) … 三ヶ月前 …。襲撃、… 被害者の子供 …。   (2021/1/10 02:04:04)

石川…。安吾?( 己が問うや否や何やら口の中で言葉を弄ぶ彼も不審乍ら、時折聞こえる単語に思わず眉間に皺が寄る。真逆とは思いつつも断定は出来ない故に一先ず名を呼ぶ、)   (2021/1/10 02:06:02)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2021/1/10 02:08:58)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2021/1/10 02:09:34)

坂口…。ん?嗚呼、如何した啄木さん。( 確か三ヶ月前の襲撃で、人質として政府の役人の子供が犠牲になって仕舞ったと云うのを耳に挟んだ覚えが有る。小学校に入学して間も無い筈だった、と思考を回すも其は理性で止まった。其こそ襲撃した者共が高らかに謳う死者への冒涜だと息を吐いて頭を冷やし始めると共に、彼の呼び声には明るく笑って反応、)   (2021/1/10 02:12:05)

石川否。…。何か善からぬ事企んでそうに見えたから。( 真剣味を帯びていた彼の表情は己の呼び掛け一つで人懐こい大型犬の其に戻る。だが何でもないと言うにはな台詞だったが為に、率直に感じた儘を口にしては色硝子越しの蒼玉を唯、じ、と見詰める、)   (2021/1/10 02:16:09)

坂口…。はは、唯考え事してただけだよ。( 此方を捉えて離さない小麦色の目線に、依然微笑んではそろそろ潮時かと目を細めつつに思考する。どうせ隠したとて彼には直ぐにバレて仕舞いそうな予感がする上に、彼に内緒で子を拵えたとして其が本当に子と言えるのか危うい。故に再度息を吐いては暫時のなだらかな沈黙の後に口を開く、) …。啄木さん。俺は、鳥が創りたいんじゃ無いんだ。   (2021/1/10 02:21:59)

石川…。なら、そういう事か。( 紺碧を見据え続ける事暫く、沈黙の末に息を吹いた彼が発した言葉に、ならば何を、と問おうとした所で早々に察した。穏な眠りから覚めた後の突拍子も無い子の名前、具体的な容姿や性別を思い返し、予想と言うよりもほぼ断定に近い物言いをしては深く溜め息を吐く、) もし。真逆だとは思うが。屍体を使って創造しようってなら俺様は安吾を殺す気で止めなきゃなんねんだが。   (2021/1/10 02:25:56)

坂口…。最初は俺も其を考えてたよ。だが屍体を使った創造なんざ其こそ死者への冒涜だ。しやしねえさ。( 彼は早々に意図を察して呉れたらしく、紺碧を伏せた儘に苦笑しては其の推測に緩く首を振る。となると残されたのは唯一つ、高度な技術に見出した砂粒程の可能性、) … 人体練成。魂を元から作り、擬似的な文豪とする。… 俺の夢が叶うとしたら多分其しか無い。   (2021/1/10 02:31:07)

石川正気なら良い。…。其処迄して欲しかったのか?( 半分肯定といった内容乍らも辛うじて理性が食い止めた様で、安堵はすれども続いた言葉には己も語調が沈む。己を女にし生産性の有る媾いをしても為せず、其処で終わったと思っていたが為に執着の度合いが解らず、)   (2021/1/10 02:35:04)

坂口……。言ったろ。興味本位だって。( 欲しいと云えば其はもう欲しくて堪らない。然し結局はこんな躯、性交渉で手に入る物では無かった。今から及ぼうとして居る事が行き過ぎた執着だと捉えられているのに対しては肯定と言いたいが、敢えて曖昧にしつつ、) … 唯、欲しいっちゃ欲しいよ。   (2021/1/10 02:40:10)

石川…。( 彼は可也暈した言い方をしているものの、漂う雰囲気や空気感、不自然な沈黙から察するには容易い。だが己としては予想外だった上に創造するのが人、其も混ざり物となれば愈々唸り考え込む。深淵に至ったが故に思考は其の儘口を衝いて出る、) 文豪同士の掛け合わせで創造なんざ、司書ですら成功してねえってのに …。   (2021/1/10 02:45:20)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/1/10 03:00:45)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2021/1/10 03:05:40)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/1/10 11:27:15)

坂口終わった ( ころんびあ )   (2021/1/10 11:27:29)

坂口存分にイチャコラしてやる … もう勉強なんてしない …   (2021/1/10 11:27:54)

坂口昨日の深夜から頑張ってやって気付いたら机に突っ伏して寝てたよな ( 寒い )   (2021/1/10 11:29:24)

坂口朝飯食ってないから死ぬ程腹減ってるし …。( 食え )   (2021/1/10 11:30:14)

坂口頑張ったよな … 俺 …。   (2021/1/10 11:32:32)

坂口( しみじみ )   (2021/1/10 11:32:46)

坂口バチコリ肩痛い   (2021/1/10 11:38:35)

坂口( 若者言葉が似合わない坂口 )   (2021/1/10 11:39:03)

坂口眠気も覚める位足先冷えてやがる …。( ぶる、)   (2021/1/10 11:44:39)

坂口キンキンに冷えてやがるってか 喧しいわ (?)   (2021/1/10 11:44:56)

坂口寒いって言う癖にコーラ飲んでる俺は ( 阿呆 )   (2021/1/10 11:45:39)

坂口ゲームってこんな楽しかったっけ …。(?)   (2021/1/10 11:54:26)

坂口全く使ってない右の太腿が何か筋肉痛みたいになってるんだが (、)   (2021/1/10 12:00:31)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2021/1/10 12:06:20)

石川よう安吾。邪魔するぜ。( ひら、)   (2021/1/10 12:07:44)

坂口ん、啄木さん。( ひら、) なあなあ聞いて呉れ、課題全部やり切ったぜ!凄いだろ!( きらきらっ、)   (2021/1/10 12:08:55)

石川お、きっかり正午前だな。よくやった。( ふは、)   (2021/1/10 12:10:21)

坂口だろ、アンタの為に頑張ったんだぜ俺!( にぱにぱ、)   (2021/1/10 12:12:52)

石川おう。頑張ったな。( わしわし、)   (2021/1/10 12:13:52)

坂口ん、ん。( もっと褒めて、と云う顔、)   (2021/1/10 12:16:51)

石川…。大型犬。( わしゃしゃ、) ( ぽつ、) (、)   (2021/1/10 12:18:15)

坂口? ( こて、) ( ぐりりぐりり、) (、)   (2021/1/10 12:23:10)

石川…。ん。ま、今日はもうゆっくりしような。( ふる、) ( よしゃしゃ、) (、)   (2021/1/10 12:24:59)

坂口…。ん。ああ。( にへ、) ( ぐりりん、) (、)   (2021/1/10 12:30:28)

石川ん。( こく、) ( よしよしよし、) (、)   (2021/1/10 12:33:02)

坂口ん、( ぐりぐりぐり、) (、)   (2021/1/10 12:36:31)

石川本当にお疲れさん。( わしゃわしゃ、) ( ぎゅ、)   (2021/1/10 12:38:23)

坂口ん、… ん。( ぎゅみゅ、) ( すりすり、すりすりっ、)   (2021/1/10 12:43:30)

石川ん。( むぎゅみ、) ( なでわしゃしゃ、)   (2021/1/10 12:44:24)

坂口ん ~ …。… あ、そうだ啄木さん。昨日の子供の話如何しようか。( ふと、) ( むぎゅみゅ、)   (2021/1/10 12:47:13)

石川嗚呼 …。司書と真正面から其の話してみたが、良い顔はされなかったな。けど誓約が守られるならとも言ってたし俺様達は止めねーよ。( こく、) ( ぎゅぅ、)   (2021/1/10 12:49:22)

坂口…。実は此方でも話をしてな。実現は難しいだろうがやれない事は無いだろって言われた。… やれんのかな。( んぬ、) ( ぎゅみ、)   (2021/1/10 12:51:07)

石川さーな。少なくとも此方じゃ成功例は一つも無い。抑の歴とした魂の性質が有る以上、融合して調和するなんざ夢物語だとさ。( はふ、) ( んぎゅ、)   (2021/1/10 12:54:37)

坂口夢物語、かあ …。…。じゃあ実際にやってみるか? ( 腕捲り、)   (2021/1/10 12:56:24)

石川ま、やるだけな。んでも器は如何すんだよ。( こて、)   (2021/1/10 12:58:44)

坂口…。嗚呼、忘れてた。人体練成から始めなくちゃな。司書呼ぶか。( ふむ、)   (2021/1/10 13:03:42)

石川関与出来ねーし其の辺りは其方に任せる。( ひら、)   (2021/1/10 13:11:10)

坂口おう。人体練成さに何が居るかは知らねーけど司書なら出来んだろ。…。兎も角司書室行こうぜ。此の部屋で創造するとなったら掃除しなくちゃならねえ。( 眉を顰めつつ苦笑しては彼の手を引く、)   (2021/1/10 13:12:33)

石川ん。おう。( 軽く肩が竦めば彼の手を握り返し後を付いて歩く、)   (2021/1/10 13:14:01)

坂口ん。( 彼と共に部屋を出、暫く歩くと重厚感の有る扉を開く。初期状態と余り変わりない司書室の執務机には、白銀の髪の少女が座っていた、) 司書、人体練成の件なんだが。 →   (2021/1/10 13:19:21)

坂口「 …。嗚呼、安吾じゃん。用意は出来てるけど先ずはノック位しような。( 特にする事も無く日課も終え、ぼう、と真昼のひと時を嗜む。然し其のなだらかな静寂は低い声音に因って揉み消されて仕舞った。自図書館の坂口安吾と、つい最近交流を持った図書館の石川啄木の姿が有った。無論恋仲と云うのは知り得ている。子を拵えるのだったか、と追憶すれば気怠げに椅子から立ち上がり近寄る、) 人体練成は有魂書から文豪の魂引っ張り上げて来るのとは訳が違う。材料が色々必要になるから今朝苦労して集めたんだから何か後で奢れよ。 」   (2021/1/10 13:27:18)

石川…。( 他の扉より幾分か豪奢な板一枚の向こう側は、此方のに比べ酷く殺風景で狭苦しく感じた。故に見回そうとしていた視線も刹那の内に部屋の主へと定まり、挨拶代わりに軽く一礼。あの時と変わり無い姿を見詰めるでは無く眺めては二人の会話に耳は傾く、)   (2021/1/10 13:31:04)

坂口「 人体練成に必要な材料はまあ色々有るんだけど …。人体には皮膚だとか筋肉だとか、内臓とかが有る訳。でも文豪は魂だけの存在なんだよ。此処が難しい。( ずるずる、と引っ張って来た大きな袋の中身は其の儘に、チョークで司書室の無駄にだだっ広い床に結界を描いて行く。半径三米程の中規模な結界、) 人間の躯だと、文豪とは違って其也に成長して行く。唯安吾は六歳位の女の子の儘でいて欲しいと云う。… こう云う場合、人体練成じゃなくて錬金術を混ぜた器が要る。成長しない器が。… だったらホムンクルス創るしか俺には思い付かない。」   (2021/1/10 13:39:15)

石川…。( 此の図書館での司書が何やら口にし乍ら床に紋様を描く様を黙って見詰める。此方のと大凡は同じか、なんて思考はすれども口には出さぬ様に唇を引き結んだ儘。唯、己を転生させた司書が用いるものと若干の式の違いを一つ一つ見付け乍ら己の知識と結び付ける、)   (2021/1/10 13:44:28)

坂口「 ホムンクルスは元々欧州の技術でね。十五世紀の錬金術師が生み出した人体練成法なんだけど … 其の方法が真面目に面倒臭い!下手すると産まれた愛娘がずっとフラスコの中で生きる迄有るから、今回は我流ホムンクルスで行こうと思う。( 結界を書き終えると出来映えを確認し、一つ頷くと袋の中から二つ瓶を取り出し、石川啄木に差し出す、) じゃ、先ずは採血。遺伝子を創る。 」   (2021/1/10 13:52:32)

石川…。( 堂々と錬成を面倒だと宣った目の前の少女に内心苦笑はするも、我流ならば技術を或程度記憶し持ち帰るのも手か、なんて思考の最中に差し出された瓶を受ける。だが控目に言っても小さな容器を軽く揺らしては漸く唇を開く、) 採血の方法は問わねーのか?   (2021/1/10 13:55:38)

坂口「 方法は問わん。兎に角此の瓶に軽く一杯呉れたら其で良い。首斬るなり頭撃つなり手首刺すなり何でもどうぞ。( ようやっと口を開いた啄木鳥色の問いには矢継ぎ早に応える。兎も角血が欲しいのだと目線で訴えつつ、他要素の準備をしつつに追伸、) 遺伝子が無けりゃ顔も似ないし抑生きるのにしんどいからね、頼んだよ。」   (2021/1/10 14:01:38)

石川そりゃ亦随分気楽な事で。( 可也雑な言い方に己も軽口で返しては右手小指に指環を遠し、其の上で著書を武器へと変換する。本の隙間から溢れた黄金色の文字は軈て、本其の物迄をも喰らい畝り、一本のサックナイフとなった物を掴む。形状的に楽で良かった、なんて内心呟いては瓶の蓋を空け、刃で鋭く左手首を一閃する。冷たい痛みで躯は反射的に痙攣するも余裕で耐えられる程度で、は、と息を吐いては右手に持つ瓶へと赤い水を注いで行く、)   (2021/1/10 14:08:56)

坂口…。( 相も変わらず雑っぽい物言いにも鼻でしか笑えず、彼の手からもう一つの瓶を取ると蓋を開ける。遺伝子が如何とか錬金術が如何とかはいまいち良く解らないが、兎も角血を手にすれば子が創れる。著書を二本の苦無に変え、彼と同様に左手首の皮膚と血管を刃で裂いては透明色へ血を貯める、)   (2021/1/10 14:16:14)

石川…。ん。( 粗方溜まった頃に瓶から腕を離し患部を咥える。流石に己の血は飲めたものではない、とズレ気味の思考が回りつつ、未だ止まらない出血が咥内を満たす度に飲み下しては其の儘器用に蓋を閉め、鮮血滴るサックナイフを嵌めた儘の右手で持った瓶を彼女へと差し出す、)   (2021/1/10 14:20:55)

坂口…。( 軈て透明の瓶は腥い鮮血色に染まり、生命の水面はどんよりと揺蕩う。出血が止まる事は無いが次第に治るだろうと踏んで、碌な止血もせず瓶を閉めると彼と同様に司書へ瓶を差し出す、) →   (2021/1/10 14:27:53)

坂口「 ん、ありがと。( 暫くも経たずに二人分の血が差し出される。こくん、と頷いては受け取り、当然未だ随分と生暖かい其等を机に置くと次いで袋から巨大な深皿を取り出し結界の中心に置く、) 却説、混ぜてくか。 」   (2021/1/10 14:34:18)

石川…。( 彼も同様に血を流したが為に空間は鉄錆にも似た臭いで満ちる。だが彼が腕から垂れ流しにする赤がついと気になり、他の誰かが居る手前自制しては亦溜まった血を喉へと流し込み、まるで黒魔術か何かの様な有り様を視界に収める、)   (2021/1/10 14:39:34)

坂口「 此の血と錬金術を混ぜると所謂文豪の部分が出来て、後は人間の部分を創るだけ。混じり物の器が出来れば混じり物の魂を足して、夫々を半分から壱にするんだ。簡単でしょ? ( 瓶を二本取ると傍に置き、棚から救急箱を取り出しては二人へと差し出す。袋からは水で満ちた大きな瓶と、手の平程の袋に入った砂金、鉄粉、謎の液体諸々。先ずは皿に水を注ぎ込もうと、) 」   (2021/1/10 14:53:07)

石川…。( 差し出してきた救急箱を受け取り、漸く思い出した様に武器を著書へと戻しては丸め直し衣嚢へ突っ込む。相変わらず治りの遅い傷口から、じゅる、と音を立て血を吸い込みつつに救急箱から必要な道具を取り出しては手早く応急手当を始める。消毒液で傷口周りを拭き、ガーゼを宛がい包帯を巻きつつ、) 其の混ぜる段階が一番上手く行かねんだ。如何しても反発が起こる。   (2021/1/10 14:58:13)

坂口「 …。其は魂を混ぜる段階?其とも此の躯を作る段階? ( 深皿へ水を注ぎ、白金色の液体と浅葱色の固体を数粒放り込めば混ぜる。テキパキと処置を施す啄木鳥色へ一応の問いを、)   (2021/1/10 15:08:26)

石川躯に関しては難しい事はねーよ。魂を混ぜる段階だ。( 自らへの応急処置を終えては彼へも傷を見せろと指で合図しつつ、返る問い掛けへと端的な返し。細かい方法迄は己の司書が見せないが故に細部は言えない乍らも、)   (2021/1/10 15:11:19)

坂口 「 嗚呼 …。… 確かに、私もやった事すら無いんですけど。やってみるだけみませんか? ( 砂金と鉄粉を別の皿に入れた上で磨り潰すと皿に放り、或る程度混ぜては液体は見慣れた優しい金色に染まる。啄木鳥の彼に応じて落伍者は右腕を差し出す、) 」   (2021/1/10 15:23:04)

石川別に咎めてる訳じゃねんだ。好きにやれ。( 彼が傷口を差し出せば手で以て支え、患部周辺の血を拭いガーゼを宛がった上から包帯を巻く。留め具で固定し早々に処置が済めば指に付着した赤を無意識下で舐め取る、)   (2021/1/10 15:33:03)

坂口「 は ~ い。( 二人分の処置を終えたらしいのを横目に見つつ、其の金色の液体に夫々の血液を一滴ずつ入れ込む。直後更に輝き出す液体を認識するより先に予め用意しておいた大きな布を被せ、段々と液体が固体、幼児の躯の形へとなって行くのを見乍らに炭や石灰水を少しずつ混ぜる。軈て更に眩しく光り出すと最後に洋墨の瓶を一本其の儘に結界へ投げ付け、司書室全体が白い光で埋まった刹那の後に言霊が降る。文豪転生の際の様に皿へ言霊が吸い込まれ、最後に光が発散すると其の皿の中には、六歳前後の女児の躯が横たわっていた。上出来だと目を細め微笑む、) はい、躯の完成。 」→   (2021/1/10 15:42:31)

坂口… っ、( 軈て彼と司書の掛け合いが終わると材料を混ぜる調理の様な作業が大詰めに掛かる。其の作業の早さに何かを問い掛ける暇も無く、目の前を一面白金が包むと堪らず目を瞑る。軈て眩しさが収まるとゆっくり瞼を開き、正常に作動しない視界を懸命に元へ戻すと皿の中で縮こまる体躯を見る。金に紺が混じった髪と、啄木鳥の彼に似た其の短な太眉と端整で凛々しい顔付き。六歳児にしては少し大きめなのと垂れた瞳は己の遺伝だろうか、なんて考えるのは冷静な部分だけで、他は驚愕で其の運動を停止させている状態、)   (2021/1/10 15:47:50)

石川!( 彼女の手元を唯、じ、と見詰めるだけの時間が過ぎる事暫く、瓶が結界へと落ちた瞬間眩い光が視界を埋め尽くす。思わず目を閉じれば光の収束と共に瞼を持ち上げると、皿の上には女児が横たわっていた。己と彼の要素を持った体躯をしげしげと眺めるも内心、警戒心から神経が張り詰める、)   (2021/1/10 15:53:14)

坂口「 …。無から有を創る。之が錬金術の基本中の基本。何だかんだ研修では上々の評価を頂いた事も有ったかな、っと。( 練成した体躯には勿論命、魂が無い。屍体と同様だ。流石に男二人の前で裸体を見せるのは魂の練成が成功した時に彼女が可哀想なので、彼等二人に見えない様テキパキと服を着せる。子供用の橙のパーカーワンピースを応急処置に着せれば腰まで伸びた癖有りの髪を適当に手櫛で梳き、魂が無いからか厭に軽い体躯を持ち上げて啄木鳥の彼へと差し出す、) ほら、娘さんですよ。今は人形みたいなモンですけど。」   (2021/1/10 16:01:17)

石川…。( 彼女は小さな体躯に服を着せた上で差し出して来る。思わず恐る恐ると受け取り、抱き直しては妙に軽い体躯を支える。唯々屍体を垂らし無の表情を何処へも向けないのを眺めては、腕に抱く生命の温もりを覚えてから傍らの彼へと、)   (2021/1/10 16:10:40)

坂口…。( 軈て己の腕へと体躯は乗る。余りにも軽く余りにも生気を感じられないが、其でも何か暖かい気がする。思わず涙が溢れそうになり乍らも緩く抱き締め、其の上で司書へと再び渡そうとする、) →   (2021/1/10 16:15:51)

坂口「 あ、未だ持ってて下さい。諸々の準備が有るんで。( 一通り見てから己へと返そうとする手に緩く首を振り、父親ならば大事に抱きかかえておけと亦目線で訴え掛ける。魂を錬成するには其也の予備知識と高度の技術、そして失敗した時の為に或る程度の用意をしなければならない。加えて結界と術式を書き直す作業もだ。普段ならば絶対にして遣らないが今日ばかりは良いか、と、) 適当な場所に座ってでもして待っといて下さいね ~ 。」   (2021/1/10 16:22:41)

石川…。( 未だ準備が有るのか受け取りを拒んだ彼女が促す儘、一先ず座る場所は彼に任せるとして其の腕が抱く幼い躯を見詰める。己が死んだ時の長女の年齢と同じ位か、なんて思い返しては小麦色は細まる。成功すれば大団円だが失敗すれば。予想図を脳裏で組み立てつつ、)   (2021/1/10 16:28:23)

坂口「 …。( 理科は散々嫌いだと言い回っていた司書だが、フラスコやら試験管やらの物揃えは良い様で。科学と錬金術は似て非なるのだろうか、とそんな様子を見詰めつつ、座る所も特に無いので壁に凭れ掛かる。瞼を閉じた己の娘が現在の時点で無論喋る事が無いのは解っていても、) …。可愛いな。沙彩。   (2021/1/10 16:34:45)

坂口(( 鉤括弧要らねえ。(、)   (2021/1/10 16:34:59)

石川安吾。今の時点で此奴に話し掛けない方が良い。余り言霊を与えても不安定になるだけだぜ。( ふと彼が器へと語り掛けるのを見ては、咄嗟に思い出した事を言葉にする。今は言霊を受け止める為の器官が備わっていないとは言え、器其の物に宿る以上変に刺激するのは良くないと、何時しかの己の司書との会話を思い返したが為、)   (2021/1/10 16:39:22)

坂口ん、… そうなのか。なら今は止めとく。( 彼が昨日考えて呉れた愛娘の名前。矢張りぴったりだと安寧に微笑むも直後に其の彼からの注意の声が飛ぶ。文豪を司るのは魂と、其を織り成す言霊。霊魂と云う言葉が有る様に其等は文豪と云う存在を支えるのに不可欠、なんて過去の長々しい説明を掘り返しては確と頷く。ぎゅ、と体躯を緩く抱き締めては準備を終えた司書が立ち上がるのを見る、) →   (2021/1/10 16:46:58)

坂口「 却説 … と。( 魂の練成には兎も角失敗した時の仮の器と、魂を込める為に人一人が入れそうな巨大なフラスコ、そして其の魂の元々の持ち主が必要だ。どの本にも載っていないがどの本にも其の欠片が載っている、所謂情報を掻き集めて繋ぎ合わせた着想の我流。後は複雑な術式と結界を掛けて完成。今回は実験用の器としてビー玉を数粒用意、) じゃ、初っ端から失敗したらアレなんで実験しますね。良く見といて下さい。 」   (2021/1/10 16:51:57)

石川おう。…。ん。( 己の忠告を聞き入れ頷いた彼へと向いていた視線は彼女の動きに因り其方へと移る。己の図書館でも見た光景に程近い器具達を見詰め、壁へと背を預け直しては視線は向く、)   (2021/1/10 16:55:06)

坂口「 魂の練成は錬金術師にとって高難易度、成功例も此の何十年かで指折り数えられる位だけども …。( 術式はフラスコの硬度強化と結界内部の物体に爆発耐性を付与するもの。実験用の術式等使うのは久し振りかと、集中力を要する作業の為に糖分摂取として棒付き飴を咥えると共に、   (2021/1/10 17:03:45)

坂口( 先刻採取した双方の血液を先ずは一、二滴程フラスコに落とし入れる。手を翳して錬金術式を発動する __ も。一向に魂は混じり合わず其どころか小さな爆発が起こる。小さいと云っても司書室が微かに揺れる程の、銃火器の弾丸が部屋の中へ飛び込んで来た様な衝撃に眉を顰めつつ、) …。とまあ、こうなる訳ですよ。大体は。 」   (2021/1/10 17:06:43)

石川…。だろうな。( フラスコ内に垂れた血液は軈て、術式に因り無理矢理な融合を図られたが為に同極の磁石が如く反発。大きな爆発を生じはしたものの未だ可愛らしい程度の反応結果に、咄嗟に塞いでいた耳を解放すれば短く応える。抑司書すらも違う文豪同士が混ざる筈も無い、なんて諦観思考、)   (2021/1/10 17:11:30)

坂口「 何でだろうな ~ 、混ぜるだけなのに。( 魂を創る事はそう簡単では無いのは何処か察していた。然しこうも上手く混ざらないものかと最早面白く思えて来て、はは、と乾いた笑いが落ちるも其迄。管轄する司書も違い、況してや同じ個体でも無く、抑魂の練成成功事例等極々稀な上に夢の亦夢。巨大な壁が目の前に立ちはだかって居る現状に思わず現実逃避したくなるも緩く首を振り、ぱ、と啄木鳥色の彼を見る、) 何か其方の知識とか有りません? 」   (2021/1/10 17:20:53)

石川在るには在るぜ。けど相応のリスクが有る上に、大前提として必要なもんが具体的にどんななのかは知らねんだ。( 矢張りと言うべきか此処で詰まる、なんて心中に思考するも彼女からの問いで追憶から回答を引っ張り出す。だが其も可也不確かなものな上に、融合させた上での成功は目にした事も無い。上記と共に首は傾き、其でも良いか、とばかりに、)   (2021/1/10 17:27:35)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/1/10 17:27:35)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/1/10 17:32:18)

坂口「 まあ本当に解らんって場合は其方の司書様に伝書梟で御聞きしますので …。… えと、じゃあ教えて頂けます? ( 実際の彼等は仲睦まじいと云うのに魂は混ざろうとはしない。皮肉なものだと内心、啄木鳥の提案に小さく数回頷く。数を重ねるには時間が足りないから、と苦しい時の神頼みの様なもので、) 」   (2021/1/10 17:36:20)

石川司書がやってんのは、血液だとか抽出したものを一旦 …。既に洋墨で満ちた半球の水晶か何かに移してたな。んで洋墨と馴染ませた上で球体同士を合わせてた。( 勿論本当にそうやっているのかは解らず、殆ど主観的に見たものを其の儘言の葉として放る。洋墨と混ぜる作業を経ていたのは確かにしても不確定要素が多い上に、手伝う際にも正式名らしいものを聞いた事が無かったが故、) 他でもやってるかも知らねえが、文豪の一部を洋墨と混ぜてからってのは此方の十八番だ。   (2021/1/10 17:45:06)

坂口「 …。はあ。魂の反発要素を薄める為かな? ( 彼の口から出て来た方法は、一度洋墨に文豪の一部を混ぜ、其等を融合させて魂の練成を図ると云うもの。彼に因っては之が不確かだと云うが   (2021/1/10 17:53:37)

坂口( ヒントは十分で、ならばと指を鳴らしては硝子の球体を錬成する。中が空洞で壁は薄いが強化硝子並の強度を   (2021/1/10 17:54:52)

坂口( 誇るが為に安心は出来る。取り敢えずきっかり半分に割ると其の中に彼が言った通りの手順で洋墨を混ぜる、) 」   (2021/1/10 17:55:26)

坂口(( めっちゃ切れる。(、)   (2021/1/10 17:55:35)

石川多分な。要素は多少薄まるが、完全に同化する前に二つを混合させれば …。だとよ。一人の文豪の魂の複製は其で成功してる。( 己が言葉を放るなり閃いたらしい彼女は透明な球体を現させる。だが半分に割れた中身は空洞で有り、司書が使っていたものとは随分違うような、と思考はしても口には出さずに見守る様、)   (2021/1/10 17:59:39)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2021/1/10 18:06:30)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2021/1/10 18:06:45)

坂口「 精密機械位の技術が必要になるかな ~ …。ま、頑張るか。研究は実験の繰り返しと一粒の成功と失敗で成り立った塵の山って習ったもんね ~ …。( 空洞の半球をそっと床に置いては洋墨瓶を一瓶ずつ夫々に注ぎ込む。金属の練成は錬金術師にとって初歩的な、所謂基本で有るが為に其の形状変化も可能で有ると踏んだが故の亦々我流だが、何処か成功する予感さえ感じる。気力の促す儘右の半球には落伍者の血を、左の半球には啄木鳥の血を混ぜ、其等をフラスコの中へゆっくりと入れると融合の術式とは亦別の術式を発動する。金属、非金属専門の形状変化術式。硝子の半球は洋墨を受け止めた儘に逆円錐の形に成り、夫々の空気に面する面の硝子を繋ぎ合わせる。文豪の一部と洋墨が同化する直前を狙い、手首を捻れば其等は再び球体へと成る。今度は空気を含む全ての空洞を抜き、真空状態の完全な球体とし様子を見守る、) 」   (2021/1/10 18:11:42)

石川…。否。駄目だ。( 己も亦補助役の気分で事の成り行きを眺める。洋墨と血が混じり合い、愈々融合すると思われたが明らかに様子が可笑しい。特に己側の洋墨混じりの血が蠢く細かな変化を見定め、ぽつ、と呟けば著書を再び文字、そして武器へと変換する。今度は指環を外した故に一丁の拳銃となり握れば弾を変え、球体へと焦点を定め撃ち込む。着弾した箇所から広がりあっと言う間に氷塊の中に封じられた球体に深く息を吐く、)   (2021/1/10 18:20:12)

坂口「 うお、…。はは、駄目かあ。( 彼が球体に向けて銃口を手向けたのを認識する前に、球体は厚い氷の中に閉じ込められていた。凍れば全ての機能は停止すると云うが本当だった様で、液体らしい動きも見えなくなれば実験の失敗に軽く笑う。個人的には確りと狙ったつもりだったのだが、と首を捻るも一先ずは何故失敗したかを突き止める必要が有る。其が研究者としての定めだ。一息を吐いて背筋を伸ばしつつに球体の中身をまじまじと見詰める、) 」   (2021/1/10 18:25:10)

石川俺様の血に、洋墨か術式かが合わなかったんだろうぜ。多分。其か何か足らなかったか、血の量が多過ぎたか。( 銃弾を放った瞬間、強い眩みに額に手を付くも早々に持ち直す。先刻の失血に加え、特殊な弾丸の発現で洋墨を消費し過ぎた、なんて呟いたのは内心のみ。失敗に終わった原因は幾らでも考えられるもので、予想出来る事象をあやふやに紡いでは今度は深く息が落ちる、)   (2021/1/10 18:30:33)

坂口「 未だ未だ未知って事ですね。… 道程は長そうだな。暫くはビー玉で試そ。( 余りにも無謀だったと見返してみて思う。精々自分の周りしか見えない様な闇の中で藻掻いて一つの魂を見付ける、等、高難易度の隠れ鬼にも近い。簡単そうに見えて簡単では無いと改めて思い知らされては三粒程ビー玉を取り出し、洋墨と双方の血の分量を調節したり術式を変えたりして実験に臨む、) 」   (2021/1/10 18:38:25)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2021/1/10 18:54:01)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2021/1/10 19:11:10)

石川数撃たねえ事には解りもしねーよ。精々頑張れ。( 己等を放置し実験に勤しむ様へと実な声援を送った後は、壁へと凭れ掛かり直し其の儘座り込む。貧血にも似た症状で鈍い頭痛が響きつつも本の武器化は解かず唯、視界の中に先刻の氷の塊が映れば彼女へと、) 其の氷塊。さっさと何処かに処分しとけ。凍らせたっつってもそんな保たねーから。   (2021/1/10 19:15:14)

坂口「 ん?嗚呼、解りました。( 先ずは彼の血を多くしてみて、と実験しようとした時に其の彼から忠告が降る。巨大フラスコ内の氷塊は確かに其処迄長く保ちそうな気もせず、そ、と手を添えては中の洋墨の塊諸共凝縮して更に術式で二重に凍結する。其こそビー玉の様な大きさになった其を暖炉の中に放り込めば、落伍者の彼が器を抱えて転寝しようとしている様を見て近付き毛布を掛け遣る。呑気なものだと内心、結界内に戻れば其の場に椅子を引っ張って来て研究を再開する、) 」   (2021/1/10 19:21:39)

石川…。ん。( 了承を示した彼女が氷諸共処分したのを見てから、後は任せれば良いだろうと床に座り込む形になれば瞼は下りる。少しずつ戻る体調を自覚しつつに宥めるべく緩慢とした呼吸で生命活動を繋ぎ、彼の肩へと頭を預けては小さく唸る、)   (2021/1/10 19:29:02)

坂口「 …。( 未だ魂こそ出来てはいないが家族で仲良く座る姿に一種の微笑ましさを覚え、ふ、と笑みつつに其を癒しとして研究を続ける。啄木鳥の血を増やしても落伍者の血を増やしても、微妙な配分の違いで爆発四散する。洋墨に混ぜて薄める、と云うやり方で正しい筈だが如何も配分の黄金比が解らず、爆風と爆音を絶えず聞き乍ら灰塗れになっても調合を完成させようと、) 」   (2021/1/10 19:36:18)

石川…。( 其から更に暫くし、彼の体温を安寧に体調が戻れば爆風の余波を受けつつに遠めの位置から見守る。だが幾度無く爆ぜる音を撒き散らしては煤塗れになる姿に、忠告として言の葉を投げ掛ける。少しばかり呆れ混じりの軽々しい語調で、) あんま繰り返してっと集中力切れるし雑になるぜ。其の辺りで止めとけ。   (2021/1/10 19:41:32)

坂口「 …。…。え?あ、… 嗚呼。そうですね。( 調合と術式操作、結界の書き換え等を行っては失敗し亦繰り返す。白銀と躑躅が灰や埃、煤に塗れ爆風で目が痛くなって来た所でふと、失敗したかに思われた爆風の隙間に柔い金色の光を見る。何か、と目を見張ると同時に彼から労いの言葉が掛かり、咄嗟に反応すると其の火花を見失って仕舞う、) 」   (2021/1/10 19:50:18)

石川…。( 如何にも諦めが悪いのか体調管理が下手なのか。幾度も繰り返しては爆発させる姿からの返答に、小さく頷いた後は野次を飛ばすのも止める。然しそろそろ血も無くなって来る頃だが、なんて思考しつつに無反応の恋仲へと緩く頬擦り、)   (2021/1/10 19:56:29)

坂口「 …。( 採取した血の残量も半分を切った。先刻見えた火花の正体も不明だ。兎も角焼け焦げた洋墨の塊をピンセットで取る中でふと、其の残留物に光る何かを見出す。彼等を気にせず其を取るとまるで砂金の様な小さい小さい粒が数十個有り、もしや、と可能性を感じてはフラスコ内に何時も通り血と洋墨を研究結果から推測した黄金比に其の砂金らしき何かを混ぜ込んでみる、) 」   (2021/1/10 20:12:38)

石川…。( 彼女が何かを発見した頃には無為な愛撫行動も飽きて来る。くあり、と欠伸が落ちては眠るべく脱力し、彼へと体重を委ね切り呼吸を抑えて行く。眠気よりは単なる気怠さに似た心地が胸へと圧し掛かるのを感じつつに、)   (2021/1/10 20:16:02)

坂口「 …。んわッ、( 適正するで有ろう術式を掛けるも結果は爆発に終わった。然し血と洋墨の量に対して爆発が小さく、之は成功が近いのではと思わず笑みが零れる。然し問題は血と洋墨の配合量で、多過ぎても少な過ぎてもいけないのはそうだが、そもそも血同士が上手く混じり合わない。洋墨に同化する前に血同士で拒否反応を起こして魂が反発する現象に頭を抱えたくなり、盛大な溜息を吐き散らかすと床に大の字に寝転がって思案、) 」   (2021/1/10 20:26:39)

石川…。ん、んん …。( 遂には爆発音等々も物ともせず意識は夢路へ滑落した。寝る体勢の悪さに加え外部からの刺激が強い故に眠りは浅く、時折夢見から小さく唸れば身動ぎを繰り返す、)   (2021/1/10 20:31:01)

坂口「 …。あっ、( 掛け時計はもうすっかり夜の来訪を示す。集中力も血も殆ど無い上に血を混ぜ合う事すら儘成らないとなるともう投げ出して仕舞いそうなものだが、矢張り錬金術師としての興味心と沸々とした罪悪感が心を叩くのでやらざるを得なくなる。然し如何すれば、と思案した所で壁に取り付けた通知の鈴が鳴る。有碍書から帰還したと云う報せだ。有碍書、侵蝕者、__ 穢れた洋墨。大きく声を上げて一か八かの発想を手にすると起き上がり、司書室の扉を開けては大声で第二会派筆頭の名を呼ぶ、) 」   (2021/1/10 20:43:01)

石川…。( 悪夢でも吉夢でも無いが唯、夢彩色な風景を貼っ付けただけの空間で爆発音を聞く。其は彼女が大声を上げたとて同じ事で、すう、すう、と寝息を立てては冷たい床で眠りこける。彼の体温で辛うじて温かくは有るものの、)   (2021/1/10 20:47:43)

坂口「 ぼっさん返り血すご … 助かった …。( 第二会派筆頭、若山牧水。軽傷状態で帰って来た彼の顔や服に付着した穢れた洋墨を採取し、推測の黄金比で夫々の血を混ぜる。穢れた洋墨は清い洋墨を喰らい、清い洋墨に清い洋墨を混ぜるより危険的だが混じり易い。後は完全に同化する前に簡易的な浄化装置に掛ける。寸時の後に浄化が成功すると其が同化しない内にフラスコに放り込み、適応するで有ろう術式を発動する、) 」   (2021/1/10 21:01:06)

石川ん" …。( 新たに入ってきた誰かが運んできた血と洋墨の臭いはあの日を呼び起こす。暗く冷たい空間、頼り所を失っても尚宿る残酷な温かさ、そして悪意の数々。灰色を揺蕩っていた夢は黒へと染まり、喉奥で唸れば眠り乍ら顔を顰める、)   (2021/1/10 21:13:27)

坂口「 …。… ! ( ビー玉に垂らした数滴の血と穢れた洋墨。そして洋墨に融けて行くのは、失敗の後に生まれた研究の証拠と成る謎の金色。赤と黒に言霊の羅列が混じり合い、一層強く光っては亦爆発するかと身構える。大きな爆発が起こる様に見えた閃光だったが、___ 直後、フラスコ内は先刻の人体練成成功の際の様に白い光を発し始めた。其は己の知らない所で悪夢に堕ちる啄木鳥の彼の手を掴み引き上げ、もう安心しろ、なんて微笑む愛しい存在が発する様な暖かく柔な包み込む様な光で。寸時の後、広範囲に広がる恵光が言霊と共にフラスコ内へ吸い込まれると ___ 赤と青が中心に混じり合うビー玉が、コロン、と底を転がった、) 」   (2021/1/10 21:21:12)

石川ぅ"…、…、( 感情の濁流が心の底を埋めて行く。酷く沈み黒い音達は汚泥が如く躯の制御を奪い、窒息感から亦大きく呻く。苦痛。孤独。絶望。寒気。冷たい路地裏で延々と引き摺り続けてきたもの達が足に纏わり付くも、直後には空間に充ちた光が眼窩の奥を刺した事で意識が持ち上がる。柔らかな眩さで自然と小麦色が伏せては、悪夢の残滓で垂れる冷や汗も其の儘に光源の方をぼんやり眺める、)   (2021/1/10 21:29:54)

坂口……。( 一体どれ程の間寝ていたのだろうか。司書が魂魄の練成をすると言った辺りから其の直後は穏やかな暗黒に塗り潰されて居て、上手く思い出せない。眩い光が為に目を開けるも既に其は晴れて居て、目の前には変わらず巨大なフラスコと司書、そして彼と娘の体躯が存在するばかり。彼も亦眠りから覚めたらしく、悪い夢でも見たのか冷や汗を垂らす姿に柔く落ち着いた低音で問い掛けつつ汗を拭う、) 大丈夫か?啄木さん。 →   (2021/1/10 21:36:02)

坂口「 … ! … ! ( 転がったビー玉に手を翳す。混ぜた洋墨の抑の量が少ないが為に魂魄の気配は限り無く低いが確かに、其処に練成した魂が転がっていた。刀剣男士の様な付喪神にも近いかも知れない。研究者の血は先刻から騒ぐどころか沸騰気味だ。密かにメモ帳に研究の全てを記し切ると、ぽて、と尻餅を付く。成功したのか、と達成感より先に驚愕と唖然がすっぽり心を包んでいるが為、) 」   (2021/1/10 21:40:01)

石川…。ん。大丈夫 …。( 一体何が起こったかは解らないが何と無く成功したらしいというのは察し、其でも上手く情動が動かずに茫然自失を漂っていると低く落ち着いた声が降る。視線を向ければ己同様に目を覚ました紺碧が見下ろしており、短く上記では応えつつも頬を這う手の平へと頬擦り。光が幸いしてか何を見たかは思い出せずに唯、悪夢の欠片で小さく身震いしたのみ、)   (2021/1/10 21:44:55)

坂口「 …… マジか ……。( 暫時の後、茫然自失から抜け出すと達成感と余りの嬉しさに年甲斐も無く飛び跳ねて仕舞う。其の場で数回飛び跳ねた後に気を取り直してフラスコからビー玉を取り出す。如何やらあの砂金らしきものは謂わば魂の安定剤か何かだったらしく、酷く安定した魂だとビー玉を見つつに思う。兎も角明日本丸で調査してみようと心に決めると其をそっと机に置き、漸く目覚めたらしい二人に近寄っては落伍者の方に、) …。兎も角、四時間五時間位やって成功した。後は其の子に新しい魂を創って遣りたいんだけど …。血が足りない。亦採って呉れる? 」→   (2021/1/10 21:53:14)

坂口そうか。… ん、司書。…。え、成功したのか?凄えな。( 矢張り夢見が悪かった彼の背中を優しく撫で労う中で、灰や煤塗れの司書の声を久方振りに聞く。次いで練成の成功を聞くと流石に目を見張り、啄木鳥の彼の司書でさえ成功しなかったと云うのに、としみじみとした驚愕に紺碧は瞬く。然し本題は我が娘の魂を創る事。其の為には血が足りないから採って呉れと言う彼女に一つ頷くと、) 啄木さん、行けるか?   (2021/1/10 21:57:14)

石川…。成功 !? 如何やったんだ。( 不安定に揺れる意識の中、二人の会話を聞くも二つ文字の単語で一気に覚醒する。あれだけ時間と労力を掛けてでも成功しなかったものを、と急速に思考回路が繋がれば彼の問いも度外視し彼女へと疑問符を放る、)   (2021/1/10 21:58:49)

坂口「 あ。たっくん …。じゃないや、石川先生。御早う御座います。其については説明すると長いんで此方をどうぞ。( 目覚めているのは知っていたが余りの反応の良さに普段の呼び名で呼んで仕舞う。が然し直ぐに正しては改めて挨拶を述べ、彼へ説明するのは気力と語彙力が心配になる為に研究の全てを書き記したメモ帳を手渡す、) 」   (2021/1/10 22:07:18)

石川……。( 真逆の呼び名だとは思えども、随分前に友人が話していたのを思い返せば即座に感情を飲み込む。次いで説明代わりにと渡してきたメモ帳を手に取り、一枚一枚捲り文章を読み取る。所々高揚か煩雑な字は有れども読める程度で、失敗したが為に消した痕も眺めるも、成功したらしい記述を見た瞬間瞠目。侵蝕者の血を使った、という文言に軈て表情は険しくなる。一応と全てを読みはしメモ帳も返却はすれども小麦色は真正面から彼女を睨む。そして唯一言、) 正気か?   (2021/1/10 22:11:57)

坂口「 …。え? ( 之は世紀の大発見では無かろうかと愉楽に浸る気分の中、不意に真正面から啄木鳥の彼が睨み付けてきたと思えば一言を投げて来る。正気か。そりゃ常人と比べれば随分ぶっ飛んだ考え方を軸に思考しているとは自覚していれども、己のやった事が何か悪かったのだろうかと疑問に思えて仕舞う。こて、と首を傾げては、) 如何云う事ですか? 」   (2021/1/10 22:19:38)

石川…。正気なだけ質悪い。( 己が睨めども罪悪感なぞ微塵も存在せず唯、在った物を使ったが為とばかりの態度に上記を吐き捨てては啄木鳥色を掻く。せめて手段は選ぶものだと思っていたが検討違いだ、なんて内心愚痴れば暫く逡巡に視線は迷い、意思表示も兼ねて立ち上がる、) 侵蝕者の血混じった子ってんなら悪いが協力出来ねえ。もし其で完成したとしてもうっかり殺しそうだ。   (2021/1/10 22:24:50)

坂口……。( 侵蝕者の血を使って創造した、と確かにちらっと見たメモ帳に記載されて居た。浄化はした様だが其で穢れた洋墨が真に清らかな洋墨になるとは思えず、己も亦顔を顰めては司書の方を向く。彼とは違って気の毒だと気遣う目線乍らも、次いで司書は立ち上がりフラスコの方へと戻って行った。そして執務机の上に置いたビー玉を床に強く叩き付ける音が鼓膜を劈いた。其の後は唯血と洋墨を混ぜ合い、砂金の様なものを融かし、そして亦爆発するのを眺めていた。其の表情は決意を新たにした様な、悔しがっている様な顔で。思わず口を噤む、)   (2021/1/10 22:34:37)

石川…。( 己が拒絶を告げてからの彼女の行動は、癇癪を起こしたと考えても当たり障り無い様なもの。ビー玉を叩き壊し、血との反応で爆発を起こしては眺める様子を冷静に見詰める。己からは表情が窺えないが故に感情の細微な部分は読み取れない乍らも暴れ終わるのを待とう、と傍観者思考は回る。意見は変わらない迄も当然、情報は図書館へと持ち帰る気では居れども、)   (2021/1/10 22:41:29)

坂口「 …。( 錬金術師にとって失敗とは何か。時に取り返しの付かないものに成り、時に未来への糧と成り、然し其のどれもが全て成功への土台と成る。そう思っている。然し今は如何だ。成功したには変わり無いが己は錬金術師として邪道に走って仕舞った。錬金術師として、特務司書としては恥ずかしい。悔しい。苛立ちも大方は自分宛だ。__ だが良く良く考えてみると、そうもまんまと成功した気で居た数分前の自分に笑いが止まらない。まるでお笑い番組の再現でもした様だ。遂々瓶の血が尽きると息を噴き出し、其の場に膝をついては仰向けに倒れ込み転げ回って笑い出す、) 」   (2021/1/10 22:48:26)

石川…。計画は頓挫した。で、良いか?( まるで気が触れた様な彼女の様子の不可解さに顔を顰め、一応の確認に一言問う。余計な事を言って事を荒立てるのは不本意な上に、終わったものとして済むならばさっさと諦めて仕舞いたい気持ちが強い。唯、ちら、と娘となる予定だった空の器の方へ視線は向く、)   (2021/1/10 22:52:12)

坂口「 … あ'' ~ … 頓挫、は、しました …。… でも、未だ楽しいんで、個人でやって良いですか? ( 一頻り笑うと、確かに辛くも悲しくも悔しくも有る。だが其以上に、此の挫折と失敗の連鎖、微かな発見が矢張り楽しくて堪らない。仰向けの状態で啄木鳥色を見ると、ひら、と隻手を振って、) 別の人の血液で … 一回やってみます。侵蝕で負った傷から洋墨が止め処無く溢れるの、勿体無いって思ってたんで …。邪魔じゃ無い程度に、一人で …。」   (2021/1/10 22:59:16)

石川其は其方が如何するかの問題だ。安吾なら未だしも俺様が関わる事じゃねえ。( 床に寝転がった儘の彼女が隻手を振り乍らに矢鱈緩慢とした口調で言の葉を放つのを、訝しさから眉根が寄りつつも上記を返す。探究心や好奇心が旺盛なのは見て取れるものの暴走しては彼も危険とし、暗に肯定を口にした後、) 唯、其ん時は助手兼見張りとして何人か連れてった方が良いぜ。   (2021/1/10 23:06:39)

坂口「 … は ~ … ぃ …。…。( 状態は既に疲労困憊。腱一本さえ十分に作動しない様な錯覚に陥り乍ら、彼の忠告と言の葉に笑いつつ頷くと遂々体力切れで糸が切れた様に意識は夢幻へ堕ちる。がく、と大の字の儘に瞼を落とすと其の内穏な寝息を、) 」→   (2021/1/10 23:10:40)

坂口…。司書? ( 彼の言葉を皮切りに、司書の幼い体躯は力を失った。声を掛けてみるも返答は無く、覗き込んでみると寝息を立てて豪快にも寝落ちていた。ふ、と笑いが溢れると其の体躯の上に娘と己の体躯を暖めていた毛布を掛けて遣り、確りと娘となる器を抱き上げ司書を見る。義務教育真只中の十四歳の其の躯は創造していたより小さく、目を細めつつに彼へ近付くと声を掛ける、) じゃ、司書も寝ちまったし部屋に帰ろうぜ。啄木さん。   (2021/1/10 23:14:38)

石川…。ま、あれだけやりゃ疲れもするか。( 不意に四肢を弛緩させる彼女の様子を確認しようとするも直後には寝息が転がり、己が動く間も無く彼が其の体躯へと布団を被せると自らも一歩離れる。何故か妙に疲れた、なんて淡い思考の最中に掛かる声へ反射で賛同しようとするも、腕が抱く少女へと視線が動く、) 如何すんだ其。   (2021/1/10 23:18:03)

坂口ん?嗚呼、… 半分文豪だから腐る事は無いと思うが …。折角だから此方で預かっとこうぜ。( 命も何も無い、腐らない屍体と言っても過言では無い【娘になる筈】の少女の体躯を抱え直すと彼へと一つ笑みを。何か愛しさから手放したく無いのと、馬鹿らしく感じられるも文豪なりの考え方を持っている故に、) ほら、ずっと置いてるモノには命が宿るって良く言うだろう?   (2021/1/10 23:25:29)

石川九十九迄生きてられっかな。( 矢張り執着が残るのか離したくなさそうにする彼に肩は竦み、己も亦軽口を返しては彼の隣迄歩み寄る。取られたら如何するか、なんてらしくない思考の自覚に内心笑いつつ、)   (2021/1/10 23:29:12)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/1/10 23:32:29)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/1/10 23:56:49)

坂口ははっ、案外早く宿るかも解らんぜ。( 神が居るか如何かは解らないが、居るとすれば未だ魂を与えるべきでは無いと踏んだのだろうか、なんて己らしく無い想像をしては三人一緒に司書室を出る。此方を見る人の目が驚愕や生暖かかったりするのを見て見ぬ振りし続け、軈て自室に辿り着いては寝台に少女の体躯を寝かせる、)   (2021/1/11 00:00:45)

石川そーかよ。( 変わらない調子に己も重量の無い言の葉を返しては共に司書室を出、時折刺さる視線は気にはなれども彼同様に無視を決め込めば部屋に辿り着くなりソファへと腰を下ろす。彼の腕で寝台へ寝そべる器を眺めては、今迄に自覚した事も無かった感情の違和感に微かな居心地悪さを覚えつつ、)   (2021/1/11 00:04:46)

坂口ん。( 己の寝台では彼女が寝そべるには些か大きいか、と内心苦笑しては改めて其の容貌を見てみる。顔は全体的に母親似で、所々己の要素が混じっている。己の想像通り六歳、小学校に入学したての子供の様な体躯と其に繋がる四肢は細く白く、軽く折れて仕舞えそうな程。一通り見てから彼の方へ向き直すと、) やっぱアンタ似だよ、此の娘。   (2021/1/11 00:11:38)

石川…。( 一体何だろうか、此の蟠りに似た感情は。抱いた事の無い情動故に持て余し、発散する方法は疎か表面化する術も解らずに胸の底につっかえる痼となる。子を望んだのは己も同じで、二人で育めたらと願ったのも事実で、今こうして横たわるのは脱け殻とは言え夢の種だ。だのに何だろうか。なんて思考していたが為に反応が遅れ、は、と我に返る、) そうみたいだな。安吾の要素もちゃんと持ってっけど。   (2021/1/11 00:16:03)

坂口… ? … 嗚呼。凄え可愛いよ。綺麗だし。( 己の言葉に同調して呉れると思ったが寸時の間其の返事が来ず、こて、と首を傾げるも其の直後に望んでいたものが返って来る。刹那の直前に見たのは彼が思案から脱する表情で、益々疑問が深まれば踏み入った質問と共に苦笑、) …。若しかして、子供欲しく無かったか、?   (2021/1/11 00:21:25)

石川んな訳ねえだろ。でなきゃ協力なんざするか。( 己の態度から何を感じ取ってか掛けてくる問いへと否定を返す。己が抱く感情に間違いが無いのは先刻確認した通りで、嘘偽りも無い故に視線が揺れる事も無く、)   (2021/1/11 00:24:12)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2021/1/11 00:42:56)

おしらせ滞在時間が360分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2021/1/11 01:12:00)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2021/1/11 01:15:33)

坂口なら良いんだが。( 如何やら己の感じていた最悪の事態とは彼は当て嵌らなかったらしく、内心安堵に息を吐き乍ら娘の体躯に黒の掛け布団を掛け遣り、そ、と頭を撫でると彼の隣へ腰を下ろす、) 何か困ってる事とか有ったら言えよ。   (2021/1/11 01:18:00)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2021/1/11 01:22:06)

石川…。おう。有難な。( 特に思考は無いと己に言い聞かせては思考を閉じ、隣へやって来た彼へと平時の表情で応える。解らないものは無かった事にし、消化不良乍らでも誤魔化せはするもので背凭れに体重を預ける、)   (2021/1/11 01:27:48)

坂口ん。夫としては当然の義務だ。気にすんな。( 軽口混じりに何時も通りの調子でそんな事を言っては彼の短髪を撫でて遣る。柔らかで、手の平を擽る感触が心地好くて。散々、雛鳥の様だ、と評価する彼の髪質だが、如何やら娘にも遺伝しているらしい。其の事実に微笑ましさから北叟笑みつつ、)   (2021/1/11 01:31:21)

石川…。ん。( 彼が撫でて呉れる大きな手の平に擦り寄るも、先刻別の人を撫でた手だと思うと心に暗がりが落ちる。無頼派だとかなら当たり前としても矢張り妙な心地で、何時も通り頭を押し付けては緩慢と瞬きする、)   (2021/1/11 01:38:58)

坂口… ん。( 何時も通り金色の頭が目前に来ると当然愛でる様に撫で、ふと思い立っては彼の肩を隻手で軽く引き寄せ其の鴇色に接吻を落とす。今日の己はは寝てばかりで、代わりに彼が司書を見て呉れていた筈。其の労いと感謝の意として、)   (2021/1/11 01:42:41)

石川ん、…。( 不意に彼が力の方向を変える。其の儘重なる唇に微かに瞠目し、自らも顔を寄せては擦り寄る。温かで仄かに甘い心地好さに縋り抱擁で以て密着する躯、)   (2021/1/11 01:47:57)

坂口ん、ん …。( 軽く唇を重ねただけなのに何時もより積極的に、まるで離れて欲しく無いと強請る様に自ら抱擁で以て甘える様を見ては、数回唇を食んで遣った後に唇をそっと離して、) …。啄木さん、甘えたがり屋だな。寂しかったのか?   (2021/1/11 01:52:30)

石川ん。…。別に。( 数度の接吻で離れた唇を無意識に追おうとするも、問い掛けが留めれば自然と離れる。だが寂しさと言われても正しいものでは無く、首を振り否定をすれば小麦色は伏せる、)   (2021/1/11 02:01:39)

坂口…。そうか。( 唇が離れると後は頭を愛でる愛撫に行動を戻す。寂しいので無ければ何だろうか、と思考しては次に、) じゃ、嫉妬か?   (2021/1/11 02:05:54)

石川嫉妬 …?( 彼が寄越した感情の名は己には予想が付かないもので、微かに目が丸まれば譫言の様に単語を反芻する。憎み、妬む事。誰に対して、と内心に呟けば沈黙して仕舞う、)   (2021/1/11 02:12:22)

坂口…。嗚呼、… 若しかして、沙彩に嫉妬したんじゃ無えの? ( 一つの単語を話題に出すと忽ち沈黙する彼に、思い当たる節を見付けては言及。之では娘が魂を得た時大変そうだ、と内心嬉々と笑いつつ、) 沙彩を撫でた手と同じ様な調子で撫でられたく無かった、とか。   (2021/1/11 02:15:41)

石川…。!( 感情を紐解くべく頭の中で考えが巡るも其よりも先に彼が言葉として放る。反射で、違う、と言い出し掛けるも言葉は喉でつっかえる。小さな命に対して感じた、愛情や期待とは別、焦燥感や目障りに思う部分が有ったのは否定出来ず、其が嫉妬と名の付くものだと定義されて仕舞えば図星故に深く俯く、)   (2021/1/11 02:19:42)

坂口…。当たり、か。( 己が推測を並べると彼は撃たれたかの様に何かに気付き、次には深く俯いていた。未だ魂を込めていない実質屍体の様な、そんな状態の愛娘に嫉妬をした。仕方無いと苦笑しては彼の体躯を改めて抱き寄せ、落ち着けるべく言霊を、) 沙彩を撫でた手と、アンタを撫でた手が似通ってんのは仕方無い。何方も大切な家族だ。… だけど、アンタを撫でた手は恋情で動いてる。之は確かだぜ?   (2021/1/11 02:25:20)

石川其は解ってんだよ。…。( 羞恥と言うよりは劣等感だとかに近い心境の儘に、抱擁を受け体躯が彼の腕に埋まる。降る言の葉はとっくに理解しているもの故に上記は返せたが、言うか言うまいか迷い悩み亦沈黙した末に蚊の鳴く様な声での右記、) …。取られたみたいで、嫌だった。   (2021/1/11 02:30:03)

坂口… そうか。俺も一寸はしゃいでたな、御免。( 暫時の後に詰まった物が吐き出される様な語調で本音が語られた。取られた様で嫌だった、等、在り来たりだが矢張り可愛らしく考えられ、更に体躯を寄せて抱擁しては、) じゃあ、沙彩が沙彩として目覚める迄は、出来るだけ二人だけでくっ付いてようか。   (2021/1/11 02:36:35)

石川…。彼奴が目覚めたら、こうやってくっ付けねーのかよ。( 一度仕えが取れて仕舞えば後続するものを吐くのが楽になり、ぽつ、と亦一つ落ちては彼の服の裾を握る。矢張り思考して仕舞うと素直に受け入れられない気さえし、身勝手なものだと自虐が降りつつ、)   (2021/1/11 02:43:01)

坂口否、相手は六歳位の子供だ。良く寝るから二人でくっ付ける時間は多いだろ。抑アンタと二人でくっ付けなきゃ楽しくない。( 服の裾を握り不安気に呟きを落とし転がす彼へ、依然微笑みつつに応えると宥める様に頭を撫で掻き回す、) アンタと俺は夫婦なんだから、当然だろ?   (2021/1/11 02:50:05)

石川……。けど、矢っ張り。此の時間が減るのは …。( 彼の言い分は尤もな上に共同で生活するには輪の中に入れるのは承知の上。理解した上でも奥底に秘めた本音は首を縦に振って呉れないらしく、一周して自己嫌悪すら湧き始める。未だあの路地裏に怯えるのか、なんて己を叱咤した所で動き出せない儘、)   (2021/1/11 02:54:53)

坂口…。じゃあ。今迄よりもっと深く、沢山愛情を注ぐよ。( 彼の躯は心なしか冷たく、微かに震えている様な気さえする。彼の本音は未だ冷たい路地裏に囚われているのだ、と再び過去を噛み締めては彼の肩口に顎を乗せた上で、) 今迄よりもっと甘やかすし甘えるし、今迄以上に愛してると言おう。何よりも深い愛情でアンタに触れよう。…。約束だ。   (2021/1/11 03:06:18)

石川…。ん。( 己自身の傲慢さや気儘さは自覚した上で、自虐するばかりで直そうともしないのだから、なんて亦落ちようとした溜め息は飲み込む。明日すら保証されない身で時間を削るのを痛苦とし、其でも尚も望んだ事を捨てられずに密かに抱え込んでは直ぐ近くに在る頬へ擦り寄る、)   (2021/1/11 03:10:38)

坂口…。勿論、沙彩にも似た様な感情を向けるだろう。心底愛しいと思うだろう。… けど、俺はアンタが好きだ。大好きなんだ。( 頬擦りを受けつつに上記を断続的に伸び行く。娘が生を受けたとして、愛してるだの、大好きだのは言って仕舞うかも知れない。だが己の花嫁は彼だ。彼が愛おしい存在と云う事は変わらないのだと、)   (2021/1/11 03:21:05)

石川……。( 彼が落として呉れる言の葉は相も変わらずで安心出来るもの。変わらないものとして認識出来ているにも関わらず、胸の底で湧く嫉妬とやらが湧いて仕方が無い。彼は言葉通り己を愛するだろうと言う確信と、其の熱量が他へ向く未来への拒絶が同居しては、昼間に耐えていた喉の乾きが再燃する。裾から離れた手は彼の背中へと回り、肩口へと頭を寄せた直後には情動に従い首筋へと噛み付く、)   (2021/1/11 03:26:33)

2021年01月09日 19時20分 ~ 2021年01月11日 03時26分 の過去ログ
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