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「ヨズア戦記 置きロル部屋」の過去ログ

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2021年02月21日 23時04分 ~ 2021年03月04日 22時01分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

清瀬/糸依「私は移ろわないものが嫌いでして。不変は安泰かもしれないけれど、どうにも退屈で。……賄い、ありがとうございました。私はこし餡の方が好きなんですけどね」(軽く頭を下げると爽やかなせせら笑いを見せる。何を馬鹿にしているのか、それは貴方の言葉に対してであった。時の流れは角の鋭い石を削って丸く絆し、微量の柔らかさを晒す。その片鱗を出すのに、まだ素直にはなれそうにないが。)「“また”、お伺いします。その時には……どら焼きでもあったら嬉しいですね」(こんな生意気なことが言えるようになったのなら、少なくとも関係性というのは変わったのではないだろうか。……なんて、勝手な戯言は次の時にでも。)〆【華の色は】   (2021/2/21 23:04:38)

おしらせ清瀬/糸依さんが退室しました。  (2021/2/21 23:04:42)

おしらせマリア/ニーナさんが入室しました♪  (2021/2/22 01:24:18)

マリア/ニーナ((禍善さんへ!   (2021/2/22 01:24:29)

マリア/ニーナ「へ……?」(声を掛けてきた少し背の高い女性に、この少女はさしてうろたえる事もせず、こてんと首を傾けてシャム猫のようなオッドアイを向けた。肩にかけてもらった羽織をしばらく眺めてあなたの言葉を聞いていたかと思えば、次の瞬間にはにこっと笑ってあなたの手を取った。)「あなた、だあれ?私はニーナ!ありがと、これくれるの?」(ニーナの名乗った少女の視線は、次にあなたのつま先から頭のてっぺんと動く。きれいな服に豊かな胸、長く赤い髪─────赤い髪……赤い髪…。一瞬だけ、目が泳いだ。ニーナの髪は薄い桃色をしていたけれど、自分と似た遺伝子を探している彼女にとっては、暖色であるというだけで興味の対象だった。けれど、きっとあなたは”おにいちゃん”ではないだろう。男性であればあるいは、と。ニーナはあなたの女装にすっかり騙されていたのだった。)   (2021/2/22 01:24:31)

おしらせマリア/ニーナさんが退室しました。  (2021/2/22 01:24:34)

おしらせ蕨/誌洲さんが入室しました♪  (2021/2/22 04:19:38)

蕨/誌洲(身を傾げて読もうとした文字は存在しなかった。篠が丁寧な御辞儀を披露している束の間、視認することが叶ったのは大衆的な石灯籠だった。何の変哲もないと言えば聞こえが悪いが、実際にこれといった特徴は見て取れず、その墓標からは情報の断片すら得られそうにない。元より詮索するつもりなどなかったものの、棒立ちに戻った自分が推察するまでもなく篠自身の口から語られた内容によれば、それは同僚のものであるらしかった。なるほど、妥当な所だ。)「……まぁな。散策で墓場に来るほど悪趣味に見えるか?……ハッ、見えるかもな。でもちげえよ、もう終わらせたから手ぶらだけど。……俺は……そうだな、数人……知り合いに詣でただけだ」   (2021/2/22 04:19:56)

蕨/誌洲(手ぶらと言ったのは言葉の綾で、実際には荷厄介な長物を携えているが……それは兎も角、気不味さと配慮が入り混じったその殊勝な態度に便乗して、少々多弁に陥った。目線を篠同様宙に漂わせながら、言外に尋ねられたも同然の問いに濁った答えを搾り出してみる。返事を強制されなかったから、また彼女の相手を知らされたからこその試みではあったが、結局治すことが出来ずにただ看取るだけとなった対象を患者と呼称することも堪え難く、随分漠然とした回答になってしまった。歯切れの悪さのままに唇を噤む。彼女が蹲み込み、自身の柳髪を結わえる縮緬と同じ色の纏められた菊を供えている間、沈黙を守ると共にわざとらしく転換された話題に思考を巡らせていた。)「あぁ……みかんな、氷原……少尉から受け取ったよ。俺でも食える丁度良い水準だったわ……包丁持つのはだりーからな」   (2021/2/22 04:20:04)

蕨/誌洲(刀よりずっと軽い筈の包丁を握る方が七面倒に思えるのは、性質だの習慣だのといった普遍的な結論に落ち着くのが関の山だろう。医務室を蛻の殻にしておくのが宜しくないのは重々承知しているが、そうも言ってられない事態はまま起こり得る。篠の言うこないだも急患で駆り出され、俺を含む巫覡は出払ってしまっていた。しかし、氷原が訪ねて来ており、取り次いでくれたのは好都合だったと言える。率直に助かった。もし篠をずっと待たせていれば、多少の罪悪感を抱く羽目になっていたかも知れない。……いや、別に坊っちゃんなら待たせてもいいと思っている訳じゃないが。それに、あいつだってみかんの相伴に与れたんだし。)「……ところで、付いてるぞ。鼻。花粉じゃね」(ずっと気に掛かっていたが、どうやら本人が認識する兆しが感じられないので指摘する。流石に人の顔面、それも女となれば鼻先に指を突き付けるのは憚られて、代わりに自分のそれを使って示した。次いでごそごそと衣嚢を弄ると折り畳まれた白い手巾を取り出し、形を真四角に整え直してから差し出す。)「……使うか?持ってるならいいけど」   (2021/2/22 04:20:12)

蕨/誌洲((篠さんへ~   (2021/2/22 04:20:19)

おしらせ蕨/誌洲さんが退室しました。  (2021/2/22 04:20:21)

おしらせ大和守/禍善さんが入室しました♪  (2021/2/22 13:08:35)

大和守/禍善「くふふ、お前様がえらい愛らしいさかい。醜い男が寄り付かへん為の魔除けとして持っとって──『八百万よ傾聴せよ。愛き無垢なる子らにその御力を示せ。悪を滅し灰とし塵と為す炎の加護を』」(手を取られれば、イモータルであれ女性に触れられるのには嬉しいのか思わず笑みを溢した。その笑みはフェイスベールに隠されているお陰で見えないが、恐らくにやけている事だろう。女の装束に身を包んだとしても、その性格が変化する訳ではない。言い回しを変えただけで、つまりは『君みたいな可愛い子はすぐ騙されちゃいそうだから』という事だろう。何度も失敗してはいるが無駄に経験は積んでいる故か、女性に対して行う様に貴女の肩へ指を這わせた。つまりは羽織へと触れ、詠唱を行う。ふわりと、仄かに赤い光が羽織を覆っては直ぐに消えた。今この瞬間から、これは貴女にとってはほんのりと暖かいだけの羽織。だが、貴女へ害意を持っている者が触れればその手を灰にしてしまいそうな程の熱を秘めた羽織となる。つまりは、男避け──というよりかは敵避けの方が正しいだろうか。)   (2021/2/22 13:09:03)

大和守/禍善「……嗚呼、名乗りが遅れもうて堪忍な。わちきは禍善。宜しゅうたのんまっせ、……ニーナ」(思わず『ニーナちゃん』と呼びそうになってしまうのを何とか堪えた。この姿でなければそう呼んでいただろうが、この姿だと何分その呼び方は非常に合わなくて。可愛らしい少女を呼び捨てる事に強い抵抗を覚えつつも、禍善は優雅に字を名乗ってみせた。)「……なぁに、愛らしいお嬢はん。わちきの髪に興味あるん? 一本持っていくかえ?」(己の赤い髪を見て、一瞬目が泳いだのを禍善は見逃さなかった。もしかして、と思い己の髪を一房掴み貴女に向けてそれを見せつけるようにすれば、冗談半分のつもりでそれを口にした。髪は女の命だとも言うが、禍善は男である。故にそれは適用されないと断じ、どうするのかなとその口元に笑みを浮かべながら返答を待っていた。)   (2021/2/22 13:09:23)

大和守/禍善(( ニーナちゃんへです!   (2021/2/22 13:09:44)

おしらせ大和守/禍善さんが退室しました。  (2021/2/22 13:09:48)

おしらせマリア/篠さんが入室しました♪  (2021/2/22 19:36:45)

マリア/篠((誌洲先生へ!   (2021/2/22 19:36:50)

マリア/篠(話題を逸らそうという篠のもくろみは、半分成功といったところに着地しただろうか。少し棘のある気がしないでもない口調で語られた墓の主についての話を受け、しかし何の化学変化も起きる事はなく、ただ困ったように眉を下げていた。彼女は勝手に悪意を見出して傷つく程繊細な人間でもない。困った顔の訳はただ、『どう返せばいいのだろう』という由無き口不調法だった。自虐にしては隙がなく、皮肉にしては華がない──と言っては失礼だろうけれど、とにかく、誌洲の言葉にそういった意図を感じなかったから。どことなくまだあなたとの距離感を掴みかねて、”一兵士かつ一患者”というペルソナに似つかわしい正解をついぞ見つける事はできなかった。)「……あ!まこちですか。そこまで考えた訳じゃらせんかったんじゃけど、兎に角良かったです。迷惑じゃなくて。」   (2021/2/22 19:37:00)

マリア/篠(そのまま流れるように世間話へと切り替われば、先程の取り留めない逡巡はきれいさっぱりと忘れられる。不思議なもので、いかなるよもやま話でも交わせば交わしただけ人の印象をかたどるのに役だつようだった。『誌洲先生は、なんか、こういう人なんじゃなあ。』と決めつける事が出来さえすれば、少なくとも自分の中ではいちいち正解に迷わずに済む。それを人は、”距離が縮まる”と言うのだろう。寒菊を墓前に供えて立ち上がり一瞬逸らした顔を誌洲へ向け直すと、俄に指摘された粗相に目を丸くして、ぱっと両手で鼻を隠した。)「えっ!?」(手巾を差し出されて、あちゃ~と目をきゅっと瞑った。)「わぁ、あいがとごわす。も、持っちょっ……」(思わず飛び出た父譲りの強い訛り。”ごわす”だなんて、使わなくなってから何年立つか解らないまるで女らしくない響きに内心慌てながらも、袂から手ぬぐいを取り出して鼻をさささ、と拭く事で焦燥も取り払おうとした。)   (2021/2/22 19:37:09)

マリア/篠「……へへへ…げんなかぁ。……と、ところで、字を呼び捨てにすっなんて、誌洲先生はずいぶん少尉と仲がよろしかんやなあ。それとも巫子の先生には、階級なんて関係なかとですかね。」(気さくなのは果たして、誌洲巫子のほうであるのか、氷原少尉のほうであるのか。……この間はじめてまともに言葉を交わしただけの間柄であるが、少尉が気さくなのだと言われればそれはそれですんなりと納得できる。落ちたみかんを食べて喜んで、表情はちっとも変わらないくせに感情を隠せない、なんだか可愛い人だったから。)   (2021/2/22 19:37:15)

おしらせマリア/篠さんが退室しました。  (2021/2/22 19:37:17)

おしらせマリア/ニーナさんが入室しました♪  (2021/2/22 23:39:16)

マリア/ニーナ((禍善さんへ!   (2021/2/22 23:39:21)

マリア/ニーナ(ひとりごとみたいにして終わらせた言葉だったのに、あなたに見透かされていた事をしって、ニーナは驚いた。イモータル……つまりは、ニーナがばけものになってしまった事を、カゼンさんは知っていたというのだ。それに、おにいちゃんを見つけてくれるのを手伝ってくれるのだと言う。ニーナはうれしくて、目に涙をいっぱいためてあなたを見上げた。)「……ありがと……カゼンさん。……ニーナにやさしくしてくれて。こんな、ばけものになっちゃったニーナに。」(次の瞬間にはぱあっと輝くような笑顔を咲かせて、ニーナはカゼンに小指を差し出した。)「ニーナ、やくそくする。カゼンさんには”ちから”を使わないって。…ニーナ、たいせつなひとを傷つけたくないから。」(儚い指切りをかわし、あなたとニーナは顔見知りになった。カゼンさんがニーナにとってたいせつなひとかどうかは、まだわからないけれど。でも思ったの。あなたが”おにいちゃん”なら良かったなぁって。)〆【ものくろーむ】   (2021/2/22 23:39:29)

マリア/ニーナ((〆ちゃいました!!お相手ありがとうございましたぁぁぁ!   (2021/2/22 23:39:38)

おしらせマリア/ニーナさんが退室しました。  (2021/2/22 23:39:40)

おしらせ蕨/誌洲さんが入室しました♪  (2021/2/23 08:23:17)

蕨/誌洲((篠さんへ!   (2021/2/23 08:23:26)

蕨/誌洲(概ね普段は白手袋に納められてばかりの節の浮いた指が、襟首を離れて毛織物から引き抜かれる。体温が堰き止められた内部に置くことで僅かばかり戻ってきた皮膚感覚は、境界線を跨いで凍みるような外気に触れた途端、忽ち霧散した。篠が入軍してどれだけ経つのかを知る謂れなどないが、こいつも遺され続けてきた側の人間であろうことは推察するに及ばない。総じてこの世の生命は、ただの一度も死んだことがないから生きているのだ。自身は此岸に押し止められたまま同胞を見送り続け、生き永らえ死に遅れて、今こうして慰霊するに至っている筈じゃないか。篠からの評価なぞどうだって良くても、自分から他者に対する鑑別は誌洲にとって必要だった。)   (2021/2/23 08:23:33)

蕨/誌洲「……あ?」(前置きからして、嗅覚ではなく第六感が漂うきな臭さを告げる。そのせいか碌に相槌とも呼べないような険のある声が漏れた。篠が琥珀色の双眸を伏せるようにして落とした視線を追うと、やはりその先には何の飾り気も見受けられない石灯籠が鎮座している。がらんどうの霊園では遮る音もなく、淡々と放たれた問い掛けはちりと誌洲の胸を炙った。火が灯ることのない篝を俯瞰していた眼差しは、徐に自身の患者を睥睨し、一文字に結ばれていた唇が解かれる。)「…………。お前はどうよ?軍人やってりゃ、二、三人どころじゃ済まないだろ。その菊も買い慣れたもんじゃないのか?……その辺の民間人と比べて、どうだ、人の死に鈍感になったと思うか?寧ろ、なってないと言い切れるか?いつまでも新鮮な悲しみを味わえてるなら、そりゃ感受性が豊かで結構なことだ。……向いてねぇよ、兵士」   (2021/2/23 08:23:39)

蕨/誌洲(話し始めは篠同様に恬然としていた語調が、段々と上擦って熱を帯びてくるようだった。終いには吐き捨てるように囁いた一言を含め、己の口から迸った言葉の数々がすっかり乾涸びた自分に微かながら残っているらしい軟質に沁みる。腹が立つよりも、安堵の方が優った。)「……俺は、磨耗を自覚する為にここに来てる。……枕が長くなったな。個人的な経験から言えば、答えはこうだ。嫌でも慣れる」(自分の墓の目の前で鬱陶しいこと甚だしい立ち話をされて、果たして篠の同僚とやらはどう思っているだろうか。幸いなことに幽霊を見たことはないが、少なくとも鼠色の風景を健気に彩る献げられた霜見草は不憫に感じられた。)   (2021/2/23 08:23:46)

おしらせ蕨/誌洲さんが退室しました。  (2021/2/23 08:23:49)

おしらせシロー/ステラさんが入室しました♪  (2021/2/23 18:38:35)

シロー/ステラ(穏やかな表情のままアレイスの言葉を聞き終えて。そっとステラは立ち上がった。じっと桃色の瞳でアレイスを見詰めると務めて穏やかに微笑むのだった。)「素敵な騎士様なのは分かっています。努力も鍛錬も怠らず、誇りと大義を掲げて戦う騎士様を⋯⋯わたしは支えたいと思ってますっ。」(アレイスの手にそっと掌を重ねると、ふわりと一度軽い抱擁をした。それ以上行動を起こさない他意の無いものであるし、人目を気にして誰かが来る前に、とすぐに離れて。去り際に首を軽く曲げてまたくすりと笑った。)「わたしは司祭ですから。アレイスさん、騎士の手本になってください、必ず物語の騎士様のようになってください!わたし応援してますから!そうしたらわたし、どこへだってなんだってついていきますからっ!」 【フェアリーテイル】   (2021/2/23 18:38:37)

シロー/ステラ((アレイスくん宛、〆です!   (2021/2/23 18:38:50)

おしらせシロー/ステラさんが退室しました。  (2021/2/23 18:38:52)

おしらせマリア/篠さんが入室しました♪  (2021/2/23 20:38:55)

マリア/篠((誌洲先生へ!   (2021/2/23 20:39:01)

マリア/篠(誌洲の返答を耳の奥に染み渡らせて、我ながら何故こんな事を聞こうと思ったのだろうと篠は思った。言葉が先んじては後から『ああ、そうだったのか』と自らの心を省みる羽目になるのはとりわけ右脳に傾きやすい直情的な人種にとって珍しい事でもないのかもしれない。その場の空気で手近なものを掴んでは、偶然の恩恵を受けて生きていく。そうして流れは産まれて消えるのだ。)「……」   (2021/2/23 20:39:34)

マリア/篠(────『どうだ』────『言い切れるか?』─────『向いてねぇよ』……誌洲の言葉は、決して篠の化けの皮を剥がそうと躍起になって放たれたものではないだろう。向いてないと暗に言われて傷つくようでは、とっくに軍人など辞めているのも事実で。一生懸命に考えてみせてもきっとあなたを納得させたり興味を惹くような回答はできないだろうからと、墓石を見つめながら曖昧に微笑む。自論を引き合いに出してもっともらしい事を言う事すらも、篠にとっては慣れたものではなかった。言葉に忍ばせた棘に気づけば、人の心に土足で踏み込むように距離感を図り間違えた己の失態に気づくだろう。だけれども、まだ話は終わっていない。終わっていないから、誌洲問いに対して自分なりに浮かぶ答えを感覚的に捉えた。)「磨耗ですかぁ……。そりゃあどういう……?ちょっと、むずかしかです……。誌洲先生は慣るって事に、罪悪感を感じてらっしゃんとね?」(決めつけたいという意図がある訳ではなく、彼女にとっての静かな答え合わせのようなものだった。偶然にはじき出された解に、あなたはまるをつけてもばつをつけても、どちらでも構わない。)   (2021/2/23 20:39:43)

マリア/篠「私も慣れたいっとは思うちょらんです。慣る事を恥じてよかとおっしゃっとなら、むしろ安心出来っじゃ。……どげん泣いても故人には届かんで、自分の為ん涙になってしまうんじゃっで。そげん、拙か感傷を抱えゆだけの人間臭さを、私達まだ持っちょってもよかですかねぇ……。いや、そげな事、人に聞くもんじゃらせんか。忘れてくれてよかです。」(風に晒されて冷たくなった石造りの外柵にそっと手を触れ、『買い慣れたもんじゃないのか』と言う問いに、遅ればせながらまたひとつ、答えをはじき出す。)「……この菊はですねぇ。」   (2021/2/23 20:39:52)

マリア/篠「買うたんじゃなくて、摘んだんです。────明松くんってゆんですよ、こん人。」(風に煽られて眼前をちらつく横髪を、ふるふると首を振って払う。視線は墓から、黄色い寒菊へとうつる。)「戦争中じゃからなんですかね。知り合いん訃報を聞いても、気ん毒やったなて思うだけで、死ん際を見らん限りずっと現実味はありもはん。じゃっどん明松くんは…………私が助けてあげられたかもしれん人じゃったで、償わなんな私がやってられんとですよ。知り合い以上やったかと言わるっと、微妙なところじゃけど。……────嫁に欲しかと言われとったんです。」(話しながら、あまりにも押し付けがましく自分語りを繰り広げている事には気づいていた。だけどここが明松その人の墓前であるという意識が、話しを中途半端な所で切り上げる事を拒む。このままじゃ、まるで明松が望まない形で誌洲の中に彼を印象付けてしまいそうだったから。)「本心かどうか、酒に酔って言ったのか、今となっては解りもはん。じゃっど、まんざらでもなかったですよ。私は好きな人が居っでちゅうて、ことわりましたけど。そのうちに───明松くん、もう会えん人になりもした。」   (2021/2/23 20:40:06)

マリア/篠(ようやく立ち上がり墓から目を逸らしたけれど、まだ誌洲の目を見る事は出来なかった。砂利も空も、一面の墓すらもねずみ色のこの景色の中で、目を引く柿渋色の傘の閉じられている姿をじっと見つめていた。)「色恋とか結婚とかは、もうどうでもよかですよ。あっちがだめならこっち、なんて思ゆ程図々しくもなかですし。じゃっどん、明松くんが死んでから、好いちょったはずの人ん事なんてこれっぽっちも思い出さんで。きっと、子供んごつ片思いしてたかったんじゃなあって。……ぐずぐずしちょった自分が情けなって、どげん思いを向ければよかかも解らんじゃ。いっそ恋しちょったら、私が死ぬまで墓ん中のこん人に片思いできたじゃろうに。」   (2021/2/23 20:40:13)

おしらせマリア/篠さんが退室しました。  (2021/2/23 20:40:16)

おしらせ大和守/禍善さんが入室しました♪  (2021/2/23 21:34:05)

大和守/禍善(こくり。小さく喉を鳴らして、【水】を嚥下した。目を覚ましたら先ずは寝起きの頭を働かせる為に水を一杯飲む。それが禍善の日課で、習慣で、当たり前の動作。何も疑問を抱く事の無い自然な事。ーーその、筈だったのに。)「あ……ぁ、……あ? な、何……ッ、なんだ、これ……ッ……!!」(ーー悪寒が走る。得も言われぬ気味悪さが全身を支配し、今にも悲鳴をあげてしまいそうになる。足に力が入らず、その場に崩れ落ちそうになる。何か、何かに今すぐすがらなければ自分そのものが溢れ落ちてしまいそうな。がたがたと禍善は身を震わせ、呼吸を荒くしながらも何とか堪えていた。どうしようもない程に精神を蝕む、強烈な【不安】が禍善を支配していた。普通、水を飲んだだけでこうなる事など有り得ない。それこそ恐怖症やらそういった類のモノでも無い限り、通常はこうならないのに。明らかな異常の音に、【普通】が壊れていく声がした。)   (2021/2/23 21:44:30)

大和守/禍善「……ッ、……あ、ぁ、はっ…………ーーぁは、ッ?」(今度こそ、体から力が抜けた。側にあった椅子を派手に巻き込んで、禍善はその場に崩れ落ちる。思い切り椅子にぶつかったせいで強烈な痛みをーー感じる事は無かった。否、完全に痛みが無かった訳でも無い。ーーそう、感覚が、痛覚が鈍っているというのが正しいだろうか。そんな異常に気付いても尚。それでもただ、笑いがこぼれた。先程までの不安は一体どこに行ったのか、禍善はただ笑っていた。気が、狂っている。異常。そう表現するに相応しい自分のこの様子を、禍善も何処かで分かっている。)「……あは、あ、は、はははッ……ッ!」(だけど笑いが収まらない。狂ったように、わらいがこぼれる。笑みが、狂気が。音を立ててーー溢れた。)   (2021/2/23 21:49:37)

大和守/禍善「…………ひ、ひ、ふへ、……へ、……あッ、はははははーーッははははははははははァッ!!!」(えみがこぼれておさまらなくて、とめられなくてずっとずっとかぜんはわらいつづけているずっとずっとずっとずっとわらってわらってわらいつづけてつかれるまでつかれてもずっとわらってわらってげらげらけたけたくすくすくすくす)「あ、あーーぁ、う、うあ、ッ、あー……ひぐ、ッ、う、……ふへ、へ……うあ、あ……ぁ、はは、ッ……」(今度は涙を溢して只泣いた。情緒が不安定となってしまっているが故かそのせいかときどきわらいながら狂気を示した。わらいも涙もいっさい収まらない。)「ひ、っあ、あい、あいされた、や、だ、ひとり、やだ……あい、され、ぁは、ひ、ひっう、う、え……」(ーー愛されたい。あいされたくって愛を欲して只ーー嗚呼、愛されたい好かれたい。ぐるぐるぐる、ぐるぐると、三つの主張がぐるぐる回る。)   (2021/2/23 21:58:40)

大和守/禍善(ずっとずっと、ぐるぐると、わらいと悲と求愛の主張は続いた。終わらなかった。何処までもくるって、狂ってーー愛されたくって。ずっと抑えていたものが溢れて、壊れて。止まる事は無かった。)   (2021/2/23 22:00:17)

おしらせ大和守/禍善さんが退室しました。  (2021/2/23 22:00:19)

おしらせ蕨/誌洲さんが入室しました♪  (2021/2/24 01:51:15)

蕨/誌洲((篠さんへ~   (2021/2/24 01:51:23)

蕨/誌洲(『罪悪感を感じてらっしゃんとね?』――違うとがなりそうになるのを辛うじて踏み堪えさせたのは、寂寞とした墓地を取り巻く雰囲気か、訛り言葉に付き纏う彼女の純朴さか、それとも自身の頭蓋に響く内なる声か。密かに食い縛られた奥歯は軋みの一つすら発しない代わりに耳鳴りが谺する。不快極まりないモスキート音の中で、従容と語る篠の声色は穏やかにさえ聞こえた。誰が見たって感傷の浅瀬に爪先を浸している、憂いの水と戯れる彼女の佇まいと息遣いは、不思議と誌洲の憤懣を煽ることなくただ戦がせた。――明松。墓碑がなければ刻まれてもいないその字が、石灯籠に祀られたその人なのか。風聞の類に疎い自分でも、噂好きの巫女が嬉々としてささめき合っていたのが記憶に新しかった。イモータルと心中した兵がいる、と。篠に惚れていたのか。なのに、どうしてよりによって人ならざる存在と情死するなんて幕切れに行き着くんだ。)   (2021/2/24 01:51:57)

蕨/誌洲(恐らく正答など既に失われてしまった謎解きに思いを馳せたのは、辟易したからじゃない。ただ、似ても似つかない筈の深緋の長髪と、目の前の束ねられた翡翠の髪状がどうしようもなく重複して見えた。敵国の巫子や元将官に胸襟を開けという方が無理筋だったのは分かっている。王国に送還された今、真意を披瀝できる相手があいつにもいるだろうか。)「…………。……それで、終わりか?」(篠はともかく、俺が物思いに耽るのはいい加減にしたかった。幾許かの沈黙が場を支配した所へぽつりと落とされた一言は、決して慈悲深くはなくともそれ以外の響きを含んではいない。何度か瞼を瞬かせ、現実の視界に、眼前に立ち尽くす女へと焦点を合わせ直す。今度ばかりは錯覚でもなく明確にぶつからない目線を一方的に差し向ける頃には、ささくれ立っていた誌洲の神経は殆ど凪いでいた。)「……俺は、精神までは診てやれねーぞ。……けどまぁ、痛み分けっつーかな……共有すれば、人ってのは楽になるように出来てるらしい」   (2021/2/24 01:52:04)

蕨/誌洲(一連の物語は当て所無く流れ出たのであって、自分に上澄みだけの助言や慰めを求めている訳じゃない筈だ。まあ元より、この歳で独り身の男に色恋沙汰や乙女の繊細な情緒に配慮した適切な訓戒など期待されたって出来ないだろう。それに、能否に拘らずする気もない。……こんな所まで来て、仕事をする羽目になるとは思わなかった。不意に俯きながら、独白染みた呟きを唇だけが微かに象る。『まぁ……いい。これで最後だ』。次の瞬間には頭を擡げると、口から出たのは医学用語だった。)「……構音障害なし、運動麻痺も認められない。顔色も……まあ、平常の範囲だな。……てことで、あー、篠。お前は快癒。もう来なくていいぞ」(通告すると共にとうに冷え切った指先を擦り合わせるが、乾燥した微音を立てるばかりで碌に温まりもしない。仕方なく羽織の袖で覆うようにしてから、眦を細めて視線をはぐらかした。――点と点が線で繋がっても、清々とするどころか、後味が良くないこともあるものだ。)「……酒、飲み過ぎるくらい余ってるなら、墓前に供えてやれよ。向こうじゃ二日酔いもないだろうしな」   (2021/2/24 01:52:10)

おしらせ蕨/誌洲さんが退室しました。  (2021/2/24 01:52:17)

おしらせ清瀬/糸依さんが入室しました♪  (2021/2/24 13:08:04)

清瀬/糸依(民衆や兵士や、騒ぎ声と混乱に包まれた外から隔絶した部屋は酷く寂しく、孤独であった。籠った力の全てが無くなって、重量に従うままに部屋の雑貨に埋もれていた。恐怖のままにしは水を根絶し続けて、今は涙すら出ない程に体が枯れている。静かに水底に息を潜めるように眠っていたからか夢は見なくて、足掻いても苦しい喉元を静めるようにして意識を落としていた。静寂に微かにノックをする足音は段々と痺れを切らして、蹴破るようにその音量を増す。騒々しい音に意識を引き戻されてみれば、愛しい匂いと逞しい身体に包まれていた。)「………おたあ、さ…あ、れ。りんど、う………?」(濁ってぼんやりとした視界と頭は、此所が何処であるかを忘れさせる。思わず脱力してしまいそうな安堵をもたらす彼を、馴染んだ母親に重ねてしまった。項に手を伸ばすと襟足の髪が甲を擽って、そこで初めて竜灯に抱擁されていることに気が付いた。かけられる言葉の一つ一つは子守唄の如く私をあやす。塞がった視界に自ら踞っては羽織を両手で握り締め、救いの手の差し伸べられるままに従った。)   (2021/2/24 13:08:08)

清瀬/糸依「竜灯、竜灯……ごめん。ごめ…っ、水が…あ、あぁ…怖く、て」(『傍に居る』『大丈夫』。何度もかけられた言葉は安心と共に、何を畏れていたかを思い出させる。終始纏まりのない妄言を吐露する中で、御世辞にも自虐と呼ぶには稚拙な弱音がその大半を占めていた。肩のあたりに己の額を押し付けると、手に込める力を強めてより激しく、頼りなく身体を預ける。悴む寒さは不平等に襲いかかり、凍える身で寄り添うようになった二人の片方に無理やり乗るように、押し付けがましく寄り掛かる。盲目の背後には何者かがその双眸で私を責めたてている。そう疑わずにはいられなくて、いつまでも見えない脅威に脅されていた。)   (2021/2/24 13:08:21)

清瀬/糸依「嫌、いや…っ!う゛、ぅえ……あ゛……ひ、ぐ…っ……」(伏せていた顔が僅かに湿りを感じて、誰も見てはいないところで目の色を焦燥に変えた。弾けるように竜灯から離れようと肩を手で押し返し、そのまま距離をとることが叶えば不安定な床に全身を引き摺るように後退するだろう。貴方から発生したとばかり思い込んで退こうとして、伝うものが涙であることに絶望する。頭ではいくらこの“異様”に気付いていたところで、“水”という怪物が脳の中を這いずり廻るのだ。毒針の恣意的な病に侵された瞳からは、患者にとっての“毒”を垂れ流し続ける。拭うことも叶わずに流動体の狂気に怯え、吐き出すものもなく昇った悪寒は胃をぎりぎりと締め付ける。艱苦に歪んだ眼で貴方を見つめると、掠れた声で祈った。)「助け、て…お願い……」   (2021/2/24 13:08:32)

清瀬/糸依((竜灯へーっ、ですっ   (2021/2/24 13:08:52)

おしらせ清瀬/糸依さんが退室しました。  (2021/2/24 13:08:54)

おしらせマリア/篠さんが入室しました♪  (2021/2/24 20:11:31)

マリア/篠((誌洲先生へ!〆となります!   (2021/2/24 20:11:37)

マリア/篠(最後の一言は蛇足だっただろうか。まるで鍵付き日記のキイを勢いで渡してしまったようなどこか後ろめたい面映ゆさに、頬はほろ苦い恥じらいの色を差して応える。)「……すみもはん。」(誌洲の言葉は依然静的であり、不思議と篠を非難するような声色は見受けられなかったが、それでも自己弁護混じりの私情の吐露に付き合わせた事に対して、曲がりなりにようやく”一般兵兼患者”の辨えるべきペルソナを取り戻した。目の前の誌洲という巫子は突っ慳貪に見えても、毛ほどの人情味すら持ち合わせていないという訳でもないらしい。続くシンプルなアドバイスを、篠は黙許と捉えた。)   (2021/2/24 20:11:46)

マリア/篠「へ?」(最後だ、の言葉にようやく、朱の混じり入った顔をぱっと上げる。先程は反射して見る事が能わなかった眼鏡の奥の梅色の瞳に、思わずぎくりとする。そう言えばこの人は、こんな目の色をしていたのか。冷たい風に靡く髪越しにちらつくグラスコードは軽く揺れるだけで、びたりと煽られやしないまま誌洲の瞳に梢のような色を添えている。北国の出身が似合うなんていう上辺の評価に入った更新は、本日のヘッドライン。『誌洲先生は、なんか────砥石のような人かもしれん。』平らで起伏のない、真四角の硬い質感。だけど摩擦を悪しとはせず、触ればざらついた表面は決して野箆坊ではない。自分は角があるくせに、彼が日々取り組んでいる職務は、間違いなく患者達の痛みを丸くしているに違いないのだ。巫子をやっているという事が、何よりもの証左だろう。)   (2021/2/24 20:11:53)

マリア/篠「……”快癒”とですか。先生に言われたや、『はい』ちゅうしかなかねぇ。先生、魔術師ですね……へへ。」(心の痛みまでは治さない。その言葉が却って有り難かった。明松の事や、これから覚えるであろう数々の遣る方無い理不尽。それらを抱えたまま、消化も昇華もせずに篠はのうのうと生きるのだ。)「しばらくは禁酒ですよ。─────飲みしろも馬鹿になりもはんで。」(軍人らしい敬礼を披露してみせ、篠は頬をぷっくりと持ち上げて、にっと笑った。) (『お天道様、まだ私達を照らしつけんでいてくれて、あいがともしゃげもした。』)〆【曇天】   (2021/2/24 20:11:59)

おしらせマリア/篠さんが退室しました。  (2021/2/24 20:13:51)

おしらせ清瀬/糸依さんが入室しました♪  (2021/2/25 00:36:08)

清瀬/糸依「う、う゛……水、が。毒が………」(目の裏から旋毛にかけて畝った道を描いたような軌道で、激痛の牙に喰われた頭は朦朧とする。喚き乱れる声の多い拒絶の狂乱の中他の患い人と同じ様に声を張り上げる様を見せなかったのは、蓋をしていた感情が静かなものであったからか。煮えたぎるような激昂ではなく、失望を煮詰めたような温い負。怯えた悲鳴すらも無意味と捉えた中の世界は無色であった。その中に唯一、暗くくらく色をもったものは毒。辺りを漂う奇っ怪な何かはぐにゃりと歪んだ手で、禍々しく私に触れようとする。それは濡れそぼった全ての場所に隠れていて、肌を刺し私を段々と蝕んでいくのだ。そんな狂ったまやかしを見ては、食道が虚を追い出そうと、潰れた直後の虫の殻を集めたような不快さをかきたてる。無彩の視界が定まらなくなるとただの下手くそな墨絵のようで、まともに身動きもできずなされるがままに頭を優しく撫でられていた。)   (2021/2/25 00:36:23)

清瀬/糸依(抑揚と緩急の独特な、馴染みのない中で親しみの故郷を彷彿とさせる唄が一つ、奏でられた。カサカサと擦れたり誰かの嗤う幻聴に支配された耳に、疚しさを祓う唄は確かに届いていく。まだ髪の素直であった幼子の時の記憶を指の腹でちょいと撫でる感覚はあったが、その正体まで突き止めることはできなかった。次第にそれは神への祈祷に変わっていき、頭を往復するだけだったものは身体を引き寄せる。急な感触に服の上から貴方に爪を食い込ませようと指に溢れんばかりの力を込めたが、我にかえってはそれを必死に咎めようと自分の腕を強く痛め付けるのを繰り返していた。救済を乞う痴れ言を何度も細く繰り返して、何処にも重心が留まらずに頼りなく身体を揺らして収まっている。とん、と叩かれた背中と『大丈夫』の言葉。──瞳を開けると、竜灯の後ろで淡い猩々の小竜が仄かな火の粉を散らして舞っていた。)   (2021/2/25 00:36:35)

清瀬/糸依「…………竜灯」(焦点がどこにも定まらなくて、それが幻覚であったのか貴方の魔術であったのかもとうとうわからなかった。ただ、それ以降もう正体のはっきりしない奇形も居なくなって、半端に乾いて痒くなった頬を擦ることができるようになって。字を呼ばれたことに同じ様に呼んで返すと、困ったような、けれど屈託の薄い笑顔でいつものように言ってみせた。)「おなごの部屋に、ぬけぬけと。猶なめげなる人よ」(恐怖はなくなっても、身体のあげる悲鳴はまだ消えない。喉は痛く、手先は痺れて、とても五体満足とは言えなかったが、気持ちだけは晴れやかになった。羽織の襟を引き寄せて「疲れた」という名目で体を近づけると、からっぽの腹の中に謝罪をぐっと飲み込ませた。)「……ありがとう」   (2021/2/25 00:36:44)

おしらせ清瀬/糸依さんが退室しました。  (2021/2/25 00:36:45)

おしらせグレー/雷鏡 ◆SD0cSrI9e6さんが入室しました♪  (2021/2/28 07:07:59)

グレー/雷鏡…………!!!(司祭の方だろうか。その人が、「また1人、騎士が亡くなった」という一報を知らせに来た時に、何かを、感じた。虫の知らせというが、まさにこのことなのだろうか…?不安とも、怒りとも分からないその感情を抱えつつも……誰が亡くなったのかはまだ分かっていない。だからこそ、その「事実」を確かめるために……それが、自分の兄であって欲しくないという少しの願望を持ちながらも……)少し、どいてくれ!!(と、素早く走り出す……頼む。兄のことではないという俺の願いを!と、道中では考えていたものの、それでも、現実は非常なものだ。そばに居るのは、現万騎長の、ヘスティア。その横にいるのは、見間違えるまでもない、俺の兄のアレイス。そして、彼のその体の状態……何も言われずとも……察知することが出来た。そして、俺は兄のその遺体に近づき……今は天とも、地ともどちらにいるかも分からぬアレイスの魂に、こう言い放つ……)   (2021/2/28 07:08:19)

グレー/雷鏡そうか……兄貴は逝っちまったのか。……せめて、何か一言だけでも……(視界が、ぼやけてきた。)……言ってくれよ……(と、そう言うと……俺はそこで……力が抜けたのか……膝から崩れ落ちた……そして…)う……うぁ……あああ……ああああああああぁぁぁ!!!!(と、絶望に浸ったからなのかは分からない……ただ、魔術師としてでは無く、唯一の肉親を失った弟……否、男として……ん?どっちなのだろうか…もはや、ぐちゃぐちゃになった頭ではまともに考えることなど難しい。俺はただ……泣いた。ボロボロと大粒の涙を流した。)(1つだけ、分かったことがある。日常ってのは、当たり前ってのは)(自分の、兄が生きているという当たり前は…………)        (________こうも、簡単に崩れ去ってしまうのか……) 【当たり前だった事 これからの当たり前】   (2021/2/28 07:08:27)

おしらせグレー/雷鏡 ◆SD0cSrI9e6さんが退室しました。  (2021/2/28 07:09:08)

おしらせ清瀬/糸依さんが入室しました♪  (2021/3/1 22:25:51)

清瀬/糸依((待って入った癖にタイトル考えて!無!!無計画   (2021/3/1 22:26:17)

清瀬/糸依「そんな立派なものじゃないよ……別にどうしようが構わないけど」(くるくる、手首を返したり光に透かしたりしながら骨董品でも眺めるような竜灯の仕草に妙に恥ずかしくなる。嬉しさ半分、見栄が半分といった具合に肩を竦めて視線を横流す。口元を隠すような軌道で、涙に赤く擦った頬を掻いた。大層なもののように扱われているのはもどかしかったが、己の贈った赤色が手首に咲いているのが誇らしかった。家を出る前に自分で編んだそれは数少ない親孝行。だからこそ余計に、そんな柔らかい瞳で見つめられてしまうと変に浮わついてしまいそうになる。提げた鉢巻きを胸の前で蝶々の形に結んだりほどいたりしながら、伸びた腕の本体を遡るようにして貴方と目を合わせた。)   (2021/3/1 22:27:46)

清瀬/糸依(大願の叶う紐、と言って結んだそれに貴方がどんな願いをしたかは、聞いてはならない吟醸の宝物のような気がしていた。切りたくないと言っていたのだから、いくら魔術師であれ容易く口にすることはできないものだと頭のどこかで落ち着けていたのだろう。実際は何とも絵に描いたような筋書き。彼が愛において冗談をわざわざ選ぶようなひねくれた人でないことは私がよく知っている。だからこそ、何というか。)「強欲」(ミサンガをつけた手首に指を添えて、そう笑ってやった。ある人を我が物にしたいだなんてどこまでも傲慢、きっと私が思うような意味合いでないことはなんとなくわかるが、そう言われて素直に淑やかな顔をしてやるつもりもなかった。収まってなんてやらない、それぐらいならばいっそ、彼をいつまでも追いかけさせてやるぐらいに素敵になってみせるのだ。)   (2021/3/1 22:27:48)

清瀬/糸依「……喉、乾いたな」(これ以上こんな陳腐な場所にいてもどうにもならないだろう。未だ全快とはいかない体を立ち上がらせると手を差し出して、「行こうか」という言葉の代わりにした。朱に交われば赤くなる、と人はよく言う。それではないけれど、貴方の身代りを今すぐ額に巻かなかったのは擬似的な独立。何もかも在れば良、とはならないもの。特別というものが必要だろう。そのいつか、情熱の赤い糸は小指でなく額に巻き付け、魔除けの命綱の決して切れることのないように。たった一人が水を拒み、また欲するまでの短い物語。ふたりぼっちで交わしたことには鍵をして、残り香の部屋を後にした。)〆【唄は心に甘し】   (2021/3/1 22:27:57)

清瀬/糸依((りんしい反応返させて頂きました!お相手ありがとうですー!!   (2021/3/1 22:28:19)

おしらせ清瀬/糸依さんが退室しました。  (2021/3/1 22:28:23)

おしらせめりー/ダリアさんが入室しました♪  (2021/3/2 11:56:01)

めりー/ダリア(食えない女、底の見えない女、嗚呼、本当にやりにくい。)(心の奥底で苦虫を噛み潰しながら、態とらしく目を細めては紙より薄い言葉を吐く。人間は様々な観点で二分する事が出来る。生物学的な分類、一定の年齢、主義的なものや持ち物の有無、確定的な何かの要素。彼女と君を分ける線引きは幾らでもあるが、彼女が特にひしひしと感じているのは『人間らしいか』という観点だった。底なし沼のように覗けないその瞳は人間らしさなど映さない。『扱いにくく予想のできない、本当に人らしくない女』であると心の中で銘打って、一先ず助かった命に礼をひとつ。)「そりゃぁ光栄なこったね。どーぉも?」(態度こそ舐め腐ってはいるが心の奥にある例も安堵も本当のもの。誰よりも人間らしい​──動物らしいと言った方が彼女には適しているのかもしれないから、そう言ってしまえばきっと人間らしくは無いのかもしれないが──彼女は、狡賢ささえ持ち合わせていたとて、狡猾さは持ち合わせていない。体面上焦りや安堵を隠そうとはしているけれど、髪に隠れる汗が、かちりと固まった後脚が理性の言う事を聞くことは無かった。)   (2021/3/2 11:56:09)

めりー/ダリア(どろり、ぼたり。否。きっとそれに正しい擬音を当て嵌めることは出来ないし、どちらかと言えばはらりさらりと言う音が正しいのだろうが、それは確かにどろりぼたりと重たく粘着質で気持ちの悪い様相で、君の空気を、周囲を彩っていく。墨の色程に、君の瞳の色程に気持ちの悪い色をきっと彼女は知らない。突如として始まった自分の持たない魔術のそれにそっと息を飲んで、文字に飲まれていく君に警戒して奥歯を噛む。文字に、墨に飲まれて行くのは君だと言うのに、飲まれているのは彼女の方だ。無意識に細くなる喉に気付いてもそれを和らげる方法を知り得ない。動き方を忘れた彼女は動けない。魅せられたか、囚われたか、それとも​───────)「っ、な、」(掌に横たわっていたするりとした硬質のそれが、手の体温で溶けていくように、輪郭の糸をパチリと切られたように堕ちていく。溶けゆく雫は掌をべしゃりと汚して透かさない。その色が赤だろうが黒だろうが、なんであれ、彼女にはそれが自身の心臓を貫かれた衝撃による吐血の跡に見えた。声が上手く出せないままに目を奪われて動けない彼女は、嗚呼、何と小さく馬鹿らしく滑稽な蛙だろうか。)   (2021/3/2 11:56:18)

めりー/ダリア『んふ、ふふ。』(そろり、そわり。)『ああ、』(するりと這いより頬を撫でてきそうな、その滑らかすぎる存在が気持ち悪いと心底思う。)『口惜しい。』(その言葉は彼女の心を逆撫でするものか、はたまた『玩具』が直ぐに転がってしまった君自身の感情か。真意は知らないが、彼女に出来る小さな反抗はきっと大して残されちゃあいない。)「………、あーー、あ。」(大きく、大きく肺を膨らませるように息をしてから、右足に預けていた体重をするりと左足に掛け変えた。ばっちいなぁなんて言うように手をひらひらと降り、不透明な液体をぴっぴと飛ばして考える。さて、どうしようか。砂でも掛けて逃げてやろうか。魔術だうわぁすごい!なんてはしゃいでやろうか。子供のように癇癪でも起こしてやろうか。開き直って平然とでもしてやろうか。嗚呼、でも。)「あんた、イイ性格してるってよく云われるっしょ。云われない?」(汚れた手を拭くこともしないまま、スキニーの後ろポケットに手を突っ込む。煙草の空き箱を手に取って、慣れた手つきでそれを開けては顔を顰めて、無いと思っていた煙草を1本見つけて小さくお、ラッキーなんて呟いて。)   (2021/3/2 11:56:30)

めりー/ダリア (あんたが強い人間であろう事はもう重々承知の上だ。あんたを恐れて平伏する人間は五万といるだろうし、それなりに良い立場に居を据えていることも何となく想像出来る。それが善き人格者であれば媚びを売って幾らでも諂ってやる物だけれど、きっとあんたは違うから。)「やらし〜ね、あんた。あたしは好きだよ、ムカつくけどね。」(煙草を汚れた手で一本取りだして、咥えて臀にまた手を当てて。)(快楽主義的で自己愛の強いその脳は、快楽と自分以外に興味が無い。反抗した所で適わなかった。ならその次はどうする?また反抗する?ここで負けたままは悔しくないのか?)(あぁしまった、マッチを忘れてきてしまったみたいだ。)「…ね。火、持ってない?」(ほんの少しだけ解けた笑みを浮かべながら、汚れた手を君に差し出した。)(興味がなくなった。面倒臭かった。要らない意地で反抗する程体裁にも自分のプライドにも誇りがなかった。ただ、それだけで。その深淵がそこにあることを認めるだけで、向き合うことも無視をすることも寄り添うこともしないまま、力を抜いて彼女は息を吐いた。)   (2021/3/2 12:00:38)

めりー/ダリア(急に反抗しなくなったらつまらないと感じるだろうか。面白くないと興味を無くすか、癪に触って殺すだろうか。そうだっていい、何だっていい。世を捨て人を捨て自分を愛して自分を捨てた彼女に、その行先がどうなろうと大したことじゃあないのだ。いまはただ、そうだな。)「煙草、吸わせてよ。」   (2021/3/2 12:00:39)

めりー/ダリア((めちゃくちゃ期間あきあきで申し訳ない失礼しま…)   (2021/3/2 12:00:56)

おしらせめりー/ダリアさんが退室しました。  (2021/3/2 12:00:58)

おしらせ大和守/袋の男さんが入室しました♪  (2021/3/2 20:25:38)

大和守/袋の男(──煙の様な男と別れ、それでも尚ソイツは歩んでいた。どうにも怒りは収まらず、良さげな子供は──否、この際ぶっ殺せるなら何でも良い。油断しきった、そんな輩は居ないかと望んだ所で。その願いを聞き届けた様に、角を曲がった先には一人の少女が何やら独り言を呟きながら歩いていたのだった。──なんて好都合なのだろうか! きっと自分の素晴らしき悪事に免じて望みを叶えてくれたに違いない、と。気配を、足音を消しながらゆったりと近付き距離を詰め。すぐ後ろで、ソイツはにやりと不気味に笑みを浮かべた。)「良さげな餓鬼が一匹彷徨いてんじゃァん……こーんな所でなァにしてやがんだァ?」(『ガキ? あたしの事ガキって言ったのかしら? せめて、悪餓鬼って言って欲しいよね。だってオレらは人にとって悪い事しかやらないもんなーっ!』。落ち着いた様子で、けれどまるで幾つもの人格があるかの様にころころと口調を変えて。ぴこぴことその手に填めたパペット人形を揺らしながら、少女──ユピテルも嗤った。)   (2021/3/2 20:25:51)

大和守/袋の男(その笑みの意味は、【悪】であるソイツにはよく分かった。嗚呼彼女も──【同類】だ。見目は平凡な子供だでも、その中身は化物と変わりない。そう、ソイツは確信して。)「──ゲラゲラゲラゲラッ!! テメー、悪餓鬼なんて次元に収まんねぇな。寧ろ、化物っつった方が適切じゃあないかしらッ!! あ~、おッもしろいなァ!」(『今ので分かった。君も同類、なんだね。お姉さんも同じ……悪い奴なんだなっ!』。同じ様な思考を持つ者に会えたのがユピテルには喜ばしいのだろう。)「──けどなァ」(だが途端に、ソイツは殺意を露にした。今までの上機嫌は何処へやら……否、そもそもあれは上機嫌だったのだろうか。)「そういう【悪】はアタシ一人だけで良いんだよ……だから他の【悪】は、此処でぶっ潰してやるよッ!!」(『それはとっても……強欲、だな!』。それは即ち、【戦闘】の合図だ。ユピテルはソイツの豹変に驚かず、不気味に笑みを見せた。会話も良いが──戦うのも最高に楽しくて、"イイ"のだから!)   (2021/3/2 20:27:20)

大和守/袋の男「ゲラゲラゲラッ!! お前みたいな餓鬼一人簡単に捻り潰してやらァ!!」(『子供だからって舐められてるのかしら! 僕達を侮ってると、後悔するよ。だってオレらはただのガキじゃねーもんなっ!』。ユピテルの言葉なんて聞いても居ないのだろう。遮るようにしてソイツは少女に向かって飛び、瞬時に変化させ短剣を頭目掛けて斜めに振り下ろした。相手が子供だからといって容赦など一切しない。化物だと、不死であるイモータルだと分かっているなら尚更だ。『あっぶないじゃない! そうだよ、ユピテルが怪我する所だった……サン』。それを寸での所で身を翻し避けられる。近付いてきた事を攻撃のチャンスと思ったのかパペット人形の代わりに握られた小刀が迫る。小さく舌打ちを溢しつつ、一度軽く地に足を触れさせ再び別方向へ力を込めれば、髪の一房の代わりに刃によって身体を侵害される事は無かった。ソイツは数度地を蹴り、体勢を立て直す間も無く腕を構え。)   (2021/3/2 20:27:35)

大和守/袋の男「──消えて無くなりやがれッ!! ゲラゲラゲラッ!!」(決めた。嗚呼、決めた。こいつは絶対に塵も残らないくらいまで許してやらないと。腕そのものが銃であるかの様に構えたソイツの腕は──文字通り、銃へと変わる。何時かの忌々しい彼女が持っていた平射砲と同じもので、数度放たれたそれらは一切の慈悲もなくユピテルの腹や手足へと吸い込まれていった。『ッあ、……いったッ……ぁいっ……! もぉおぉッ! 折角だからって遊んであげてたけど!! もう許さないんだからぁっ! フィリウス!!』。その叫びと共に、小刀と、もう片方にはソイツと同じ様な──見様見真似で作られた銃を手に。確実に子供には持てないであろう大きさであろうと、化物である自分達には関係ない。軽々と持ち上げればユピテルは意趣返しの様に、ソイツは心臓目掛けて撃ち抜いた。普段ならば……と思う事はあるが、今はソイツも手負い。流石に銃の反応速度には反応しきれず、綺麗に風穴が空いたのだった。)   (2021/3/2 20:28:02)

大和守/袋の男「……ひ、ひひッ、──ゲラゲラゲラゲラゲラッ!!」(『何が可笑しいのよ! 変な人なんだから!! ぜんっぜん楽しくないんだけど!!』。黒い靄がソイツの体の周りを漂う。人間でいう心臓がある部分を貫かれたからといって、化物は死ぬ訳ではない。変化があるとすれば、血とも呼べるソイツの一部分──それが靄で、ただそれらが溢れ落ちるくらいだ。ばちばちと視界が点滅を繰り返すこの感覚は、心地良くもあるがけれど厄介なものだ。上手く前が見えないのだから。けれども溢れる笑いに異常を覚えたユピテルの声を頼りに、そちらを向いて。)「あ~……なる程そゆ事ねッ! 嗚呼やっぱりあんた、アタシの足元にも及ばない【悪】だわ!」(そう叫んでは、最早捕らえる際の定番ともなった、先に刃物のついた縄へと腕を変えて──ユピテル目掛けて投げた。だが、矢張朦朧とした意識では検討違いの方向へと向かう事しか出来ず、ソイツには大きな隙が現れる。それを勿論、ユピテルは見逃さなかった。)   (2021/3/2 20:28:21)

大和守/袋の男(──次の瞬間、天と地は引っくり返る。腹に、巨大な槍が容赦なく突き刺さり、それを即座にユピテルが引き抜こうとしたせいで、押される勢いはそのままだが、支えであった槍が無くなってしまったのだからその勢いのままに吹っ飛んで当たり前で。塀に背を打ち付け、腹に新たな風穴が加わりながらも。満身創痍であろうと、ソイツは嗤った。)「ぁ、はッ!! ────たッまんねぇなァ!?」(嗚呼、【ぶっ潰す】と宣言したにも関わらず、こうして逆に倒されてしまっているのだ。ただの子供だと侮っていたのが、仇となったのだろうか。いや、それでも──構わない。)「あー、たのしい」(『終わった? ……うん、大きな槍刺したから多分動けないんじゃないかな。ふふんっ、あたし達の勝ちだわ! どうよ!』。勝ち誇る様なユピテルの言葉を他所に、心底愉快そうな笑みがソイツの顔には浮かんでいた。塀に体重を預け、目前に立つユピテルを見上げ。)   (2021/3/2 20:28:48)

大和守/袋の男「……なぁ、お前。餓鬼。……あ、餓鬼よりも悪餓鬼って言った方がいいのかしらァ?」(『何よ、お姉さん。僕達に負けた癖にまだ何か言うつもり? 内容次第じゃあこのまま殺す!』。くつくつ、くつくつ。笑みが、溢れた。その台詞は余りにも自分に似ていて、けれど何処か幼くて。それは最早【悪】ではない。それはこれから【悪】に育つ種、【悪意】だ。そもそもが見誤り、期待していたモノとの差に油断していたのが敗因だとも言えようか。否、もうこの際勝敗は関係ないだろう。)「ふふ、ふふっ、ゲラゲラッ、あんたってとっても──"イイ"じゃない。けど、けどッ! 傷付いただとか、そんな事だけであんなに怒るなんてだァめッ! 自分に降り掛かる災すら楽しんでこその──【悪】なんだからッ!!」(『…………』。歴とした【悪】の言葉に、ユピテルは口を閉ざした。絶え間無く動かしていたそのパペット人形すらも、動きを止めていて。)   (2021/3/2 20:29:03)

大和守/袋の男「んでさァ……一つ良い? あんた、アタシの子分とかになる気はないかしら? 【悪】として未熟な【悪意】を育てるのも重要だと思うのよッ!」(──【悪】に育てた後はどうするか? ……それはまぁ察して欲しい。【悪】に対してのソイツの態度を思い出せば、きっと分かるだろうから。突然の事に決めかねているユピテルの様子を見てか、ソイツは判断を後押しする為に言葉を続ける。)「アタシは人を拐うのを生き甲斐としてるの。だから、拐ってきてあんた達はその人間で自由に遊ぶ。あんた一人でいるよりも沢山楽しめると思うけど?」(『なら、良いわよ! お姉さんって意外に使えるんだ。すごーい!』。意外に、という言葉に怒りが浮かびそうになったが、ユピテルの返答にさぁっと熱が冷めていく感覚がした。嗚呼、やはり、【悪】程価値観が育っている訳でもない。与えられた物を貪るだけのモノだ。ただの子供とは言い難く、【悪】と呼ぶには幼すぎる──ちっぽけな、【悪意】だ。)   (2021/3/2 20:29:39)

大和守/袋の男「……良い判断だわァ! ……あ、名前は? ……分かんないと後々面倒だし?」(……今更ユピテルが無垢な子供に戻るのも難しいだろう。さっさと育って【悪】に為って──早くぶっ殺させてくれ。そんな感情を隠しながら、彼女の呼び名を問うた。何時かぶっ殺そうと企んでいるにせよ、それを悟られてはいけない。己を味方だと信じきった所で裏切る方が──【絶望的】、でしょう? 『あたしはユピテル! 僕フィリウス。オレはサンクトゥスだ!』。ぴこぴこ、ぴこぴこ。再びパペット人形を動かし、名を口にするユピテル。その表情はまるで純粋無垢な子供の様ではあるが、それに騙されたらお仕舞いだ。)「ユピテル、フィリウス、サンクトゥス……ね。へぇ。ま、使えそうな子分が出来るのはアタシにとっても最高なのよね~、情報も色々必要だし?」   (2021/3/2 20:30:00)

大和守/袋の男(『あたし達三人に任せて! 遊べるなら何でもするよ。楽しい事なら大歓迎だからな!!』。なんて、ソイツの思惑すら知らず笑うユピテル。果たしてその結末はどうなるのか。【悪意】は【悪】へと為るのか。その結果、一体どうなるのか。……目下、【悪】の子分となった【悪意】の最初の仕事は、親分である【悪】を運ぶ事だった。【悪意】のせいで動けないのだから、ちゃんと働いて貰わなきゃ。……なんてね。)【「悪」と「悪意」が出会う時】〆   (2021/3/2 20:30:18)

おしらせ大和守/袋の男さんが退室しました。  (2021/3/2 20:31:05)

おしらせマリア/篠さんが入室しました♪  (2021/3/3 02:28:58)

マリア/篠(しんと静まり返った深夜二時の事だった。こんな夜に孤独や不安を感じるのは初めての事ではない。身体の不調やバイオリズムが精神に影響し、理由もなく眠れない夜なんて誰にでもある事だ。月が狂わすなんて人もいる。だけど、静寂を『痛い』と感じたのは、篠の人生において初めての事だった。疎ましげに寝返りを打つと、耳を劈くような無音が、キーン…と共鳴する金属のような幻聴に変わる。そのうちに、かちかちと響く時計の音が早巻きで不安感を煽り、耳鳴りは心の臓のどく、どく、とした音と共に気味の悪いずれたリズムを打ち鳴らしていた。)   (2021/3/3 02:29:07)

マリア/篠「……やだ、やだ……怖じかよ……」(自分の声を頼りに色のある現実を取り戻そうと呟くも、生温い息が喉を撫でくり回しながらずるりと這い出る感覚がいっそう不安だった。”怖い”だなんて言うんじゃなかった。自ら発したその魔術に、手足を絡め取られたような気がして両手を組むと、指先の感覚が鈍く、服や寝具と一体化しているかのような錯覚を覚える。これは自分の手だろうか?足だろうか?自分自身の身体だろうか?……毛や爪に感じる血の通わない無神経が、先端から徐々に身体の奥へと侵食してくるかのような麻痺。篠ははっと飛び起きて、自らの身体を抱きしめた。私は居る、ここに居る。爪を背中に立てるも、痛みをあまり感じなかった。)   (2021/3/3 02:29:14)

マリア/篠「寝らんな(寝なきゃ)、眠らんな……寝ろごたっど、寝らんな、寝らんな……」(強烈な不安は、まだ夜のせいだと思っていた。寝てしまえさえすれば、朝になればきっと何事もなく……眠らなきゃ、眠らなきゃと壊れたレコードのように口にして、眠るにはどうすればよいか、死ねば眠れるのではないかと徐々に発想がおかしくなっていっている事にも気づかなかった。)   (2021/3/3 02:29:20)

マリア/篠【〽ねんねころいち 竹馬よいち……】(寝台の上に蹲り、さめざめと涙を流していた。)【竹をたばねて 船に積むゥー 船に積んだら どこまで行くや】(頭を支配し始めた短調の子守唄の旋律は、よくそれを歌ってくれた父親の声ではなかった。)【賽の河原の橋の下 橋の下には怖い蛇がござる 怖い蛇やげな うそじゃげな……】(震えた女の声で、「怖い」「怖い」と繰り返される。この歌が、今はひどく恐ろしかった。)【来ては泣き来ては泣き わしの身やかてどこで立つ どこで立つ……】(歌に嗚咽が混じり、それでも篠は─────)【   (2021/3/3 02:29:35)

マリア/篠【ねんねしてくれ 寝た子はかわい 起きて泣く子は 面憎い 面憎い……】(その旋律を口ずさむ事を、やめられなかった。)「……っげほ……っ、う」(喉がはりついたように乾き、痰のひとつも出ない。震えた声は徐々に枯れてゆく。)「【……竹にもたれて ねんねしゃれ ねんねしゃれ エー】……」(父に会いたくてたまらなくて、今すぐ守山に帰りたくて、えぐ、えぐ、としゃくりあげながら、篠はゆっくりと身体を起こした。涙が布団に染みを作っているのを目にした瞬間、何かとても恐ろしいものを見たかのように、瞳孔が開いて細かく揺れた。)「………や……あぁ……」(両手で頭を抱え、寝台から転がり落ちるようにしてあとじさる。冷たい空気を、大きく吸い込んだ。)「……いやああああああああああああああッッッ!!!!」(水が─────おそろしい水が、自分を見ていたような気がした。篠は逃げ惑うように扉を破り、夜のじしまに向かって駆け出した。)   (2021/3/3 02:29:51)

マリア/篠((死の水発症ロルです!   (2021/3/3 02:30:00)

おしらせマリア/篠さんが退室しました。  (2021/3/3 02:30:02)

おしらせマリア/火津彌さんが入室しました♪  (2021/3/3 03:23:00)

マリア/火津彌((おつうさんへ!治療ロルの出だし勝手にやらせていただいちゃいました!この後治療して良かったらすぐにでもダイスふりまする~~   (2021/3/3 03:23:25)

マリア/火津彌(『若様、奥様が────』董の異変についての報を聞きつけて、火津彌は手に持っていた柄杓を取り落した。ばしゃ、と音を立てて、手水が玉砂利と紫色の袴を濡らす。)「……わかった、今行く。」(三年前の狂水の災害を彷彿とさせる、何か恐ろしい悪意がこの帝国を渦巻いている。こびりついてやまない最悪の想定を振り払うように廊下を駆け抜け、勢い良く障子を開け放す。)「……響希っ!どないした、大丈夫……か……」(そこで彼が目にしたものは、虚空に向かって泣き叫ぶ愛妻の姿だった。)「……響希、響希ッ、僕や、落ち着け。おい…おい!」   (2021/3/3 03:23:32)

マリア/火津彌(肩を掴んで揺さぶるも、妻の目はどこか虚ろだった。正気に戻そうと、ぴしゃりと頬を打ってから、力いっぱいその震える身体を抱きしめる。)「……くそ……誰がこんな事ッ……ヨズアか、ヨズアの民の仕業かあぁァッ……!」(退役してから随分と丸くなった────というよりは、このような感情を持つ事を避けていた。再び自分の中についた種火を、変わり果てた妻の姿を前にして火津彌は消すことが出来なかった。)「……響希……」(ついさっき頬を引っ叩いたその手で、柄にもなく優しげに、落ち着かせるように髪を撫でた。もういつまでも日和見を気取ってはいられない。抑え込んでいた性分というものに訪れた限界を感じていた。きっと自分は戦火に身を投じる事になるだろう。……そうなれば、今くらいは力の限り、妻を労ってやりたかった。)   (2021/3/3 03:23:39)

マリア/火津彌「……大丈夫や、何も怖い事はない。僕がついとる。な、響希。言うたやろ、お前の事は、離してやらんと。」(暦の上では春といえど、二人はまだ冬を越してはいない。火津彌は妻を抱きすくめる腕をきつく強めて、腹をくくるかのように身体の中の息をすべて吐いた。)   (2021/3/3 03:23:44)

おしらせマリア/火津彌さんが退室しました。  (2021/3/3 03:23:47)

おしらせ大和守/アデルグントさんが入室しました♪  (2021/3/3 23:11:28)

大和守/アデルグント「……おおっ、そりゃあ凄いじゃないか! 団長として、とっても誇らしいよ」(スザンの前哨基地防衛に成功した、との貴女の言葉を聞いて。アデルグントは嬉しそうに、けれど控えめな笑みを浮かべた。勿論貴女が防衛に成功したというのは非常に喜ばしく、告げた言葉も全て本物だ。けれど今の【水】の厄災や疲労、アデルグント自身の心境故か手放しに万歳と喜べる状態では無い事も事実。両極端な状況に、内心溜め息を溢した。)「へぇ、副団長を……ん? それってもしかしなくても、【恋】とか……そういう奴だったりするのか?」(貴女の話を聞けばある一つの単語に思い至った様で、にやりとまるで悪戯っ子の様な笑みを浮かべながらそう問うてみた。此処に真面目な者が居たのならば騎士団長たる人物がして良い事じゃないと怒られてしまっただろうか。けれど束の間の休憩なのだから、こうして部下と他愛ない話をしたって良いだろう。どんな反応をするのかな、なんて貴女の返答をアデルグントは楽しみにしていた。)   (2021/3/3 23:18:46)

おしらせ大和守/アデルグントさんが退室しました。  (2021/3/3 23:18:50)

おしらせ蕨/誌洲さんが入室しました♪  (2021/3/4 00:48:51)

蕨/誌洲((篠さんへ、治療許可ありがとうございました~   (2021/3/4 00:49:29)

蕨/誌洲(磨りたての墨を一面にぶち撒けたかのようなのっぺりとした黒い空に、すっかり昇り切った更待月が煌々と輝いている。疾うに立春を過ぎたとは言え、帝都榮郷の夜半はまだ冷える。屋外であればより言を俟たないだろう。誌洲は徐々に体温を奪っていく春寒の中、僅かに闇と眼鏡とを曇らせる吐息と共に、決して軽快ではないどころか草臥れた足取りで軍運営の茅屋である自身の棲家へと向かっていた。──まるで三年前の再来だ。軍人でさえそう言い交わしているのだから、衆庶であれば尚の事だろう。誌洲もまた、紛れもなく実感としてそういった印象を抱いていた。自身を始め、発症していない巫覡は至る所へ駆り出されるまさに東奔西走を体現した日々。当時もてんてこ舞いだったが、今もまた息つく暇もないといった現状で、寝台で数時間の睡眠を取る為だけに塒へ帰ることすらままならない。それでも一度お休みになられた方がいいですよなどという周囲の強い勧めを受けては、すっかり皺の寄った羽織を着替えがてら、有難い助言に聞き従う他ないように思えた。結局こんな刻限になってしまった上、どうせ払暁の頃には、暖まった褥との別れを一入辛く感じる羽目になるとしても。)   (2021/3/4 00:49:35)

蕨/誌洲「…………」(ふと視界の端に朧気な影が過った気がして、疲労の色が濃く滲む瞳だけでそれを追う。次第に輪郭が浮き彫りになっていく形象は、それが人であること、風采からして女であること、恐らくはそこに実在するという事実を物語っていた。腰辺りまで伸ばされた長髪を夜陰に溶け込ませながら蹌踉と彷徨うその姿は如何にも幽霊を彷彿とさせるが、生憎その類と遭遇した前例がないという経験則上その可能性は考慮出来ない。よしんば本物だったとして、然るべき反応を示すような気力も、言われる文句に付き合う程の余裕も残されていなかった。)   (2021/3/4 00:49:40)

蕨/誌洲「……おい、アンタ……」(生きた人間であるならば、不審者か酔っ払いか、はたまた夢遊病患者か──時節柄、もっと現実的な線があることには既に食傷気味だ。やや掠れた呼び声はその耳に届いたのか、その判断すら下せない程ささやかに覗かせたその横顔と、つい先日墓場で妙な邂逅を果たしたついでに快癒を宣告したばかりの女兵とを紐付けるまでに、幾許かの時間を要した。最早その字を口に出すことに躊躇いはなかったが、それに先んじて酒気が漂ってこないかが気に掛かる。時間帯にしろ格好にしろ、詮ずるまでもなくその全てが散策を楽しむに相応しいとは思えなかった。一呼吸置いて嗅ぎ取るものがなさそうだと結論付けると、ようやく確かめるように呟かれた彼女の名が晩冬の夜気を震わせる。)「……篠。篠だよな、……何してんだ」   (2021/3/4 00:49:45)

おしらせ蕨/誌洲さんが退室しました。  (2021/3/4 00:49:50)

おしらせマリア/篠さんが入室しました♪  (2021/3/4 16:25:16)

マリア/篠((誌洲先生へ!治療許可ありがとうございまする~~   (2021/3/4 16:25:29)

マリア/篠(瞳は何度も擦りあげたせいで、赤く充血し腫れ上がっている。濡れた布団から逃れても、涙を流す己から逃れる事は出来なかったのだ。篠は走り疲れ、それでもまだ、早巻きの音の反響と遠近感の狂った景色から逃げようと、足をとぼとぼと動かした。小さな足音すらも焦燥感を煽って、もう嫌じゃ、もう嫌じゃと泣きじゃくるのにも疲れた。どこか声のするところに行きたかった。落ち着いた声のするところに。自分を現実に引き戻すような、『大丈夫』の魔術はもう自分じゃかけられそうにないから。乳を求めて顔を左右に彷徨わせる赤子のように、ふるふる、ふるふると血眼で景色を追った。視界の端に人影が見えた気がしたが、判断力の鈍った頭でそれを見逃す。視界外から声をかけられた時、改めてそちらを向いた。)「せん、せ……」   (2021/3/4 16:25:43)

マリア/篠(草臥れた表情に、いつもと違う服装に気づく余裕もなく、篠はただ目の前に立つ巫子に、その存在に縋り付きたかった。この世界に自分ひとりしか居なくなってしまったのではないかと錯覚する程の強烈な不安感の中、ただ他人が立っているというだけで依存心が掻き立てられて、その場に力なくへたり込んだ。ほっとしたようにと言うにはあまりにも甘えた、単なる駄々にも成り下がれないものであったろうが、それでも、自分自身を律する事はもはや考えにすらない。)「……うう、ううぅっ、せんせ、しじませんせい」(しゃくりあげるようにして喉を震わせた。枯れきった声が縋り付いた。)「『快癒』ち言うてください、もう大丈夫じゃち言うてください、私を解放したもんせ。寝れなって、どげんかなってしまいそうなんじゃ!酒も嫌なんじゃ!寝れるなら首を締めてくれてんよかど、気を失わせてください、私をどうにかしてください、先生巫子じゃろ、なあっ……」   (2021/3/4 16:25:52)

マリア/篠(いつもは小綺麗に束ねた髪をかき乱して、浴衣の裾が乱れるのもいとわずに蹲った。掌にひやりとした夜露の感覚を覚えると、ひいっと声を上げて飛び起き、手を伸ばして誌洲の羽織の袂を引っ張った。)「うわああああああああああっ!!!!どけゆてん水があっ!おじかど、助けて、助けて助けて助けて、ひいいいい、いやああああああ!!!!」(人の着物で手を何度も拭いて、夜露に濡れた地面から逃れようと力を委ねて立ち上がる。涙が顎からぽたりと垂れると、誌洲の懐のあたりに、錯乱したようにぐりぐり顔を押し付けて拭おうとした。『いや、いや、いや!』と反射的に飛び出る喘ぎは、布の中でくぐもった。)   (2021/3/4 16:25:59)

おしらせマリア/篠さんが退室しました。  (2021/3/4 16:26:05)

おしらせゑゐりあん/氷原さんが入室しました♪  (2021/3/4 21:41:31)

ゑゐりあん/氷原((竜灯さんへ!   (2021/3/4 21:41:43)

ゑゐりあん/氷原(王都ウェントに隣接するカイナント攻め。王国にとっても特に重要であろうカイナントへの侵攻は予想の通り激戦であったた、氷原率いる部隊は敵の前哨基地を落とす武功を立てた。しかし、あまり体の強くない氷原にとって魔術を使った戦闘を長く行うことはできず、基地を落とした後は野営地にて養生をしていた。そんな彼は、篠の差し入れのみかんが余程気に入ったのかこの野営地にまで持ち込んで、野営地の隅に座って食べて英気を養っていた)…この調子じゃぁ…みんなの役に立つのはまだむつかしいな…。…自分の体なのにままならないなんて…もどかしいな…ゴホッ(と独り言を漏らしていると、背後に気配を感じる。誰だろうかと振り向いてみると、そこにいたのは友人である竜灯だった)あ、竜灯さん…。こんばんは   (2021/3/4 21:41:54)

ゑゐりあん/氷原(彼も彼で別の前哨基地を攻めたと聞いていたが、無事なようであった。結果はまだ聞いてはいないが、ともかく生きていてくれただけでも十分である。笑いながらこちらを見る竜灯に安堵する氷原。すると、竜灯が酒を勧めてきた)あー…気持ちは…嬉しいんだけど…。俺、酒飲めないんだよね…。肝臓もあんまりよくないし…さ(と、申し訳なさげに断る氷原。これが赤の他人であれば全くの遠慮なしに「いらない」と言っていただろう。これが、友人には配慮できる男、氷原である。そういえば自分にお猪口を差し出したのだ。見たところ一つしかお猪口はないようだが自分はどうやって飲むのだ?なんて思っていると、男らしく酒瓶ごとらっぱ飲みをした)おぉ…(そのカッコよさに、思わず感嘆の声を上げていると竜灯が話題を持ち出した)   (2021/3/4 21:42:02)

ゑゐりあん/氷原…気にしている…というよりも、不安だよね。…症状を聞いたところ、極度の脱水症状が出たり幻覚とかが見えたりするって話だけど…。…でも発症する基準がよくわからない。…俺なんか発症したら簡単に死にそうなものだけど、そんな気配はないし…(普段から情緒不安定な氷原は、今回の件をそう評する。彼の中で、最初はヨズアか王国かが怪しいと思った。それは当然の考えだろう。今は戦時中なのだ。敵国が一番やりかねないのだから。…が、どうやら同じ病気が王国にも流行っているという。…となれば、怪しいのはヨズアだろうか。第一、ヨズアは前にも似たような事件を起こしているのだ。ならば、その線が一番妥当かもしれない。…と、氷原は竜灯を無視して黙りこくって考え込んでしまった)   (2021/3/4 21:42:11)

おしらせゑゐりあん/氷原さんが退室しました。  (2021/3/4 21:42:14)

おしらせグレー/シャルロッテ ◆SD0cSrI9e6さんが入室しました♪  (2021/3/4 21:59:01)

グレー/シャルロッテありがとうございます!ただ、最近色んな国が攻めてきてるから、油断はできないし休むことはキツイかもしれないけども……(と、アタイは正直にそういう。確かに、自分はやれることをやった。そして、相手が恋をしているの?と聞いてきたので……)……その通りです///(と、顔を赤くしながら背ける。やはりバレてしまったということと、やはり恥ずかしいということがある。)バレンタインデーの時に手作りマカロンを贈ったんだけども……その意味に気づいてくれたかな……なんて考えてます……(と、あたしはそう正直に言う。どーもアタイは嘘をつくのが苦手なようなので、下手に誤魔化すよりかはいいと思う。)   (2021/3/4 21:59:13)

グレー/シャルロッテ((これは大和さんに、   (2021/3/4 21:59:39)

おしらせグレー/シャルロッテ ◆SD0cSrI9e6さんが退室しました。  (2021/3/4 21:59:40)

おしらせグレー/雷鏡 ◆SD0cSrI9e6さんが入室しました♪  (2021/3/4 21:59:55)

グレー/雷鏡いいってことよ。俺も、少しだけだが、元気でたよ。……俺は俺なりに頑張る予定さ。少なくとも、金欠で誰かに借りに行くなんてことはしないしな!(と、快活な微笑みを浮かべた後に、俺は立ち去ろう。俺は俺なりに。義姉が言っているように、自分のやりたいこと、やるべきことをしっかりとするだけ。ただそれだけの事だ。)さて……色々やることは詰まっている。やる事やって、好きなことやるか……(と、俺はそう独り言をこぼした。最期のその時まで……せめて、嫁と添い遂げようと。そう決心したのだから。)【店長の想い 店長の決意】   (2021/3/4 22:01:22)

おしらせグレー/雷鏡 ◆SD0cSrI9e6さんが退室しました。  (2021/3/4 22:01:25)

2021年02月21日 23時04分 ~ 2021年03月04日 22時01分 の過去ログ
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