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2022年03月26日 23時34分 ~ 2022年04月01日 04時49分 の過去ログ
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石川ふは。違いねえな。( 然り気無く己が食べたいもの飲みたいものを籠へ差し込み、任せた、とばかりに彼へ押し付ける、)   (2022/3/26 23:34:58)

坂口だろ。( すっかり物でいっぱいになった籠を提げてレジへ進めば、司書から支給された身分証明書を手渡して酒類を購入。店員の女が己の風貌に見惚れでもしたか、有難う御座いました、なんて深夜にも拘らず頬を赤らめ元気一杯に御辞儀するのを見れば失笑しつつ彼と共に外へ出る、)   (2022/3/26 23:38:59)

石川…。( 如何やら店員は彼の容姿に上せたらしい、紅潮し弾んだ声があからさまで、少々面白くない気分になれば店を出るなり彼に引っ付く、)   (2022/3/26 23:40:30)

坂口…。ん。( 何やら不機嫌 … 否、拗ねた様子の彼。腕に引っ付く明るい啄木鳥色は夜闇に慣れた視界の中では最早眩しく、しぱしぱと瞬きをし乍らふと、ビニール袋を持った腕を伸ばせばガシッと肩を抱き寄せる、)   (2022/3/26 23:43:32)

石川!…。歩きにけーよ。( 嫉妬にしては冷静に己を俯瞰出来る状態が更に居心地悪くなるものの、不意に彼がやや強引に抱き寄せて来ればほぼ密着状態。軽口調子に上記を引っ叩きつつも離れず、)   (2022/3/26 23:46:42)

坂口ふはッ、そうか。けど安心しろ、倒れても俺が支えて遣るからよ。( 曙滲む藍色の空。早ければもう人が起き出していそうな時間、吐く息を白く染め乍ら確り彼の肩を抱き寄せた儘に図書館への帰路を辿る、)   (2022/3/26 23:54:08)

石川いっそ運んで貰った方が早いかもな。( 歩幅の合わなさからぎこちない足取りになりつつ、眼前に見慣れた図書館が映れば扉を開く、)   (2022/3/26 23:56:56)

坂口何だ、姫抱っこでもしてやろうか。( くすくす、と可笑しさに肩揺らし乍らも図書館へ帰還しては   (2022/3/26 23:59:07)

坂口( ふと目の前に広がっていた光景に瞠目。赤いカーペットの上、見慣れた焦茶色の外套を羽織った少年姿の文豪が苦しそうに呻き乍ら俯せに倒れていた、)   (2022/3/27 00:01:18)

石川止めろ。( ずば、と真顔で言い切り彼の私室へ戻ろうとするも、ふと見えた同郷の友の姿に瞠目。何やら苦しんでいる様子に駆け寄っていく、) おい賢治、如何した?   (2022/3/27 00:02:25)

坂口…。( 何やら苦しそうな様子の星の詩人。此の図書館に於いては相当の古株、そして相当の手練れ。一時期は潜書回数トップの一軍にも属していた筈の彼だが。腹を下すだとか頭痛がするだとかなら倒れ込み迄はしない筈だが、なんて眉を顰め乍らも近付けば更に瞳は小さく窄まった。其の少年文豪の腹、下腹部から流れる様にカーペットに血が染み込んでいた故にだった、)   (2022/3/27 00:10:33)

石川…。血?おい、何が遭った !? ( 呻くばかりで返答も無い。一体何が、と思った所で嗅ぎ慣れた鉄錆の異臭とカーペットを赤く染める液体に瞠目し、自らの腰布を解き応急手当を施しては横抱きにし補修室へ駆け出す、)   (2022/3/27 00:13:11)

坂口チッ …。啄木さん、急ぐぞ! ( 滲んだ赤色は唯でさえ赤いカーペットを更に深く鮮やかに染め上げる様。其の白い肌は青褪め、首から提げた望遠鏡のレンズは血飛沫を受け濁っている。咄嗟に応急措置をし星の詩人を抱きかかえ駆け出した彼の後を追い乍ら、指笛を鳴らしては伝達鳥を司書の元へ飛び立たせる、)   (2022/3/27 00:20:19)

石川もう急いでるっつうの!( 言われるより先に廊下を駆け抜け、一直線に補修室へ乗り込めば先ずは小さな体躯をベッドへ寝かせ、本は装置に嵌め込み補修を開始。正常に作動するかを見てから判断したいが為に調速機は片手に持った儘、)   (2022/3/27 00:22:58)

坂口…、… 啄木さん、之 …。( 先述したが、此の小さな少年は此の図書館で唯一のカンスト銃文豪。相当相手が強者で無ければ遅れを取る筈も無いのだが、と眉を顰める中、ふと補修の光に包み込まれた幼い体躯の違和感に気が付き指を指す。其の胸の中心_丁度心臓の部分に、光も何も一切通さない様な真っ黒な “ 孔 ” が空いているのを見て、)   (2022/3/27 00:29:01)

石川…。黒い、な。何だ之。( 補修は問題無く始まったのを確認してから装置へ調速機を嵌め込みはしたが、何やら彼が指摘した先を見れば心臓部辺りに黒いものが座しているのを視認出来る。何時しか此方の司書が暴走した時を彷彿とさせるものの解らずに傾ぐ首、)   (2022/3/27 00:32:16)

坂口…。補修で、治らない …? ( 調速機を使用した事で目まぐるしく歯車が回り、腹の傷はみるみる内に塞がる。けれども先程指摘したどす黒い孔は一向に塞がらず、調速機が動きを止めようと唯心臓を抉った孔を埋める様に黒が蔓延り続けていた。何故、と上記を呟き孔へ手を伸ばそうとした時ふと、凄まじく強大な振動が図書館を大きく横に揺らし思わず彼を抱き寄せる、)   (2022/3/27 00:37:27)

石川ッ、今度は何だ?( 外傷の修復は完了したものの黒が消えず、眉根を寄せ指鳴らしで己の狐を呼び寄せた直後、突如として空間全体が大きく揺れる。直後には彼の腕の中に居たものの狐も落ち着かない様子で、)   (2022/3/27 00:43:21)

坂口…。? ッおい、( 大きな揺れは次第に収まりを見せ、彼を腕の中にした儘ヘロヘロと其の場に座り込む。運が悪く地震が起こった_なんて偶然にしては余りにアンラッキー過ぎる、と行儀悪く舌打ちをかました時、補修室内の空間に鋭く銃声が響き渡る。わ、と声を上げては本能的に素早く回避するも、目の前の寝台に居た筈の詩人が居なくなっている事にも亦気付いた。怒濤の展開にも程がある。_あろう事か先刻迄藻掻き苦しんでいた少年は、窓を背にして立ち竦み、苦悶の表情に涙を浮かべ乍ら、此方へ銃口を向けていたのだ。逃げて、と弱々しく呟く其の顔の半分より右は何故だか心臓の孔の色と同じ黒色で塗り潰されているかの様、)   (2022/3/27 00:52:01)

石川…。( 彼が己を抱き込んだ儘に座り込まれ、かと思いきや殺気を感じた直後に彼が己ごと銃弾を回避したらしい。発生源を見やれば見るからにといった様子の友が見え、次から次へとの展開に眩暈がしそうになりつつも狐越しに向こう側へと音声を繋ぐ。後は司書が相応の判断を下すだろうと算段を立て、彼の腕から一度脱しては友が背にする窓の向こう側を瞬く間に氷で封鎖してみせる、)   (2022/3/27 00:55:57)

坂口…。( 襲撃、の類にしては首謀者が直接殴り込みをして来るタイプでは無いらしい。まるであの黒色に支配された風な様子の詩人を警戒して見乍ら、彼の動きに合わせ床から黒い靄の手を伸ばし相手の両手両足を掴む。動揺に身動ぎした瞬間を狙い靄の手で首に手刀を叩き込めば、へろへろ相手が蹲り込むのを静観、)   (2022/3/27 01:02:46)

石川…。前も思ったが安吾の何だ其。( 瞬く間に彼が拘束し気絶させを流れるように遂行したのを見、落ち着きはすれど次に湧くのは疑問。以前に抜いた際も見た黒い靄を指差しては顰め面、)   (2022/3/27 01:04:38)

坂口ん? 魔王の恩寵だよ。( 結局何だったのか、なんて小さく伸びをし乍ら靄を霧散した後不意に彼からの問いが飛ぶ。こんな状況下でも関係無しに小さく笑んでは指鳴らしで再び靄を発現させ、王冠の形にしては戯れに自分の頭へ乗せてみせて、)   (2022/3/27 01:09:26)

石川未だ残ってたのか。( 己からの問い掛けにあっけらかんと応えてみせた彼に、うげ、と眉根を寄せては緩く脱力。騒動の根元も解らないが為に短髪を掻き、狐を放しては館内を歩かせ索敵代わり、)   (2022/3/27 01:12:42)

坂口一生残るさ。魔王本人では無いにしろ、な。( 愛とは呪いと同義。そんな使い回された言葉で結論付けつつ倒れた少年文豪にそっと近付く。確り気絶させた所為か一切の異常は無く、然し依然心臓の孔から滲み出た黒で体が覆われていた。一体之は何なのだろう?と思考するのもほんの束の間。次第に閑静だった図書館は異変に因って騒がしくなって行く、) …。如何やら宮澤先生だけが被害者じゃねーみてーだな。   (2022/3/27 01:19:12)

石川…。ぽいな。翠江   (2022/3/27 01:21:16)

石川((誤爆。(、)   (2022/3/27 01:21:26)

坂口(( おう。(、)   (2022/3/27 01:21:44)

石川翠江も捉えてら。( 彼が言葉にする迄も無く遠くの方で騒ぐ声は聞こえるもので、瞼を閉じ狐越しに視界を拾えば宮沢と同じ症状の文豪を目視出来る。何やらされた以上には何も解らず、ぱち、と瞬きをしては思案顔、) 露風とか白秋とかの力で如何こう出来っかな、之。   (2022/3/27 01:25:06)

坂口さてな。だが之が呪いだとかの類なら首謀者を叩かなきゃあならないぜ。( 如何やら彼の狐が星の詩人と同じ状態にある者を捉えたらしく、彼の思案する呟きには緩く応え。折角買った酒が不味くなる前に終わらせたいのだが、なんてやや不機嫌な面の儘少年へ毛布を掛けて遣る中、ふと帰還した伝達鳥の足に巻き付く伝言を見れば瞠目、) …。転送装置が、ぶっ壊された? 規模のデカい結界だって?   (2022/3/27 01:30:50)

石川…。随分用意周到だな。援軍封じか?( 却説如何するか、と思考を回す最中、彼が受けたらしい伝言の反芻に益々表情が険しくなる。一番手っ取り早い手段が潰された程度の認識にしかならないにしろ、面倒事になっているのは確からしい、なんて少しばかり楽観視、)   (2022/3/27 01:33:45)

坂口だな。…。如何やら転送装置がブチ壊された挙句、図書館の敷地全域に既存の結界の上からもう一個の結界が張られてるらしい。電波や術式なんかを遮断する効果があるみたいだが …。御陰で今政府に通報も入れられないんだと。( 其処彼処で喧騒の声が上がる中で烏の背を撫でつつ、案外厄介な事になったな、なんて。相手は相当用意周到で前々から此の図書館を潰すつもりだったのだろうか、) …。援軍が望めないなら、今正気を保ててる文豪で戦うしかないが …。伝染する呪いだったら皆呪いに罹ってジエンドだな。   (2022/3/27 01:40:13)

石川…。ま、今ので狐越しにしろ俺様の所には情報は届いてんだ。大抵結界てのは内側か外側か何方かからは確実に脆いのが定石。外側から叩く部隊くらいは送られるだろうぜ。( ふー、と細く息を吐いては緩慢と瞬き。飽くまでも外界との遮断である以上己には何の制御も無いも同等。ゆるん、と首を降っては能力の制限を解除し、歯車の翼、光輪、手枷足枷を付けた天使状態へ移行、)   (2022/3/27 01:44:28)

坂口…。そうか。なら其迄は此の状況を何とかしとかなきゃなんないと。( 氷の様に薄く、決して華美とは言えない迄も何処か寂寞さを感じられる彼の天使状態。己の悪魔状態と似ている様で似ていない其の風貌に小さく目を伏せつつ、指鳴らしで此方も歯車で形成された蝙蝠の様な翼と禍々しい光輪、歪な勲章で飾られた軍帽を携えて悪魔状態へと移行。軽く咳払いをしては、)   (2022/3/27 01:50:53)

石川暴走した奴等を氷漬けにする位で良いだろ。腐っても図書館内なら死にやしねえだろうし。( ぐ、と伸びをしては緩く翼も揺れる。感染する可能性も示唆されたが感染経路も不明。以前の悪魔戦では攻撃を受け似た事は起こったか、と過去の記憶を掘り返しては一先ずはと補修室を出る、)   (2022/3/27 01:54:25)

坂口そうだな。( 今迄に無い侵攻の仕方だが、今迄の知識を振るい何とか踏破出来そうではある此の襲撃。首謀者も目的も何もかもが不明だが果たして、と彼と共に補修室を出た所で不意に、ゾッと背筋に冷たいものが奔り咄嗟に身を翻す。自分が避けた後、凄まじい勢いで近くの廊下の壁に突き刺さったのは一本の短刀だった。余りに見覚えのある其の短刀_持ち主は織田作之助。友だ。真逆?なんて首を傾げて近辺を見渡せば、血みどろになったオッドアイの童話作家が血走った瞳で此方へ襲い掛かって来た、)   (2022/3/27 02:01:46)

石川…。悪い。( ふと嫌な気配を感じた直後、飛来した短刀が廊下の壁に突き刺さるのを見る。其の持ち主たる織田作之助も気掛かりだが其よりも、血塗れのルイスの存在の方が一層の存在感を発している。理性を無くした化物の様、とぼんやり思考しては短く上記を一言。指鳴らしした直後には其の体躯を氷の棺へ閉じ込める、)   (2022/3/27 02:07:37)

坂口…、!? ( ルイス・キャロル。当図書館では練度が低く、潜書した回数も恐らく二十回に満たない程。大型改装後のイベントで一時期レベリング会派に組まれていた事もあったか、なんて緩く追想しつつ、敢え無く氷漬けになった様子を見ては彼が能力の浪費に因って疲弊する可能性も視野に入れ。いざとなれば先刻の様に、と思考の枝を広げている中ふと、目の前の氷はピキピキと音を立ててひび割れ出す。ぎょっ、と目を見張ったのも一瞬。人間離れした咆哮と共に “ 体躯を巨大化させた ” 童話作家が氷を砕き割る。廊下の天井に頭が突き刺さるのも御構い無く、凄まじい怪力で以て廊下の壁の洋燈が引き千切られ此方へ投げ付けられた、)   (2022/3/27 02:13:36)

石川…。成程な。( 呆気無く氷漬けになった、と思った直後、内側から圧が掛かるのを感じる。真逆と感じ力を緩めるや否や其の体躯は巨大化し、人のものとは思えぬ彷徨が耳を劈く。状況が飲み込み切れない迄も理解を求めては、と即座に思考を切り換えては投げ付けられた洋燈を氷で以て防ぎ、其の儘壁と化させ廊下を封鎖する、)   (2022/3/27 02:16:50)

坂口…。可笑しいぜ、ルイスはあんなに強くない。( 彼の能力、其は “ 生物の体躯の大きさを変える ” と云うもの。不思議の国宜しく自らの体躯を大きくしたり小さくしたり、逆に敵の体を大きくしたり小さくしたり出来る。敵に対する発動条件は自らの体の一部を摂取させる事、長時間発動していると軈て肺に異常をきたす_なんて能力の詳細は知る筈も無く。唯氷の壁の向こうで暴れ回る童話作家の咆哮で鼓膜を震わせ乍ら、)   (2022/3/27 02:26:08)

石川暴走で箍が外れでもしたか?…。( 飽くまでも近くに居た己等を狙っているのか、闇雲に暴れ回るのを見ては亦思考。死にはしない迄も封じなければ此処から動けない、だが封鎖を続ければ後々何かしらの形で悪く響くで有ろう事は明白。だが物は試しと氷壁を操り、巨大化した体躯を物理的に圧縮せんとする、)   (2022/3/27 02:29:37)

坂口…。ッ、と、( 彼の操る氷壁に圧迫され、更に大きく唸る童話作家。普段の穏やかな様子からは想像出来ない程の荒々しい叫び声に最早物理的に耳を痛める中、不意に己の頬へ銃弾が掠る。此の冷たい銃弾は、と軽く首を捻り後ろを振り返れば降り注ぐ銃弾の雨にやや慌てて。ボロボロの廊下の先、彼と背中合わせの状態で戦う己が捉えたのは先程の宮沢と同じく顔半分を黒色に侵食された萩原朔太郎の姿。厄介な相手ばかり引き当てるな、なんて呆れて苦笑も漏れ出つつ、)   (2022/3/27 02:38:57)

石川ッ …、!( 力を込めれば込める程に高々と吠えるルイスに鼓膜が絶えず揺れ耳鳴りさえ引き起こしてくる。思ったより抵抗が激しく下手に力加減をしては長引きそうで、いっそ一度殺して仕舞おうかと思考を切り換えようとした時、左脚に何か冷たいものが通った。刹那吹き荒れる痛みに顔を顰め、咄嗟の判断で彼側にも氷壁を築いては荒々しく息を吐く、)   (2022/3/27 02:43:18)

坂口ッ''、… わ'' !? ( 前方からは笑っている暇も与えない程の鉛の時雨、そして背後には魔法のクッキー要らずに巨大化した怪物。身を翻し動けば動く程体力は消耗されるもので、伸ばした靄の手で銃弾を防ぎつつ前へ前へと向かう。猛々しい方向も、絶えず響く銃声も、心臓の血管を撫でる様な緊張ばかり与えるので参ってしまった。何度も舌打ちをかまし乍ら前方へ苦無を投げ付けた其の時、彼の氷壁に押し潰されていた童話作家が瞬発的な怪力で腕を左右に向け大きく広げる。すると凄まじい音と共に氷壁は再び砕き割れ、人の頭程もある氷の礫が廊下に飛散した。其故の驚愕で声を張り上げれば、)   (2022/3/27 02:52:46)

石川ッち、後で俺様に文句言うなよ!( 少しばかり一息吐く時間が欲しい、なんて願いも虚しく氷壁は再び砕かれ、振るわれた腕が体躯を打つ。全身に響く鈍痛を如何にか衝撃を殺し乍ら受け流し、加減もしていられないと即時に判断しては飛散した氷達を操り浮かばせ、全てを吠え叫ぶ口から喉へ内臓へ滑り込ませては其の儘に無数の刺を何十何百と突き刺す、)   (2022/3/27 02:57:10)

坂口ッ … 嗚呼クソ、銃相手は戦い難いから嫌だぜ … !! ( 彼は童話作家を何とか鎮静にさせたらしい。多量の血を吐き出した体躯はみるみる内に元のサイズへ戻り、其の場にポテリと倒れ込んだ。死なないにしろ仮死状態ではあるが之で暴走はしない。ならば次は此方だ。我儘な悪態を吐き乍ら銃弾を避け壁を走れば、先刻投擲した苦無と手に持ったもう一本の苦無とを始点と終点とし、其の鋒と鋒の間を滑る様に暴風が吹き込む。強い風の衝撃で倒れた萩原の側へ降り立てば、最後は矢張り手刀で気絶させる。まあ随分手間を掛けさせて呉れた、なんて大きく深呼吸をしては、) … 大丈夫か、啄木さん。   (2022/3/27 03:07:34)

石川ん …。何とか、な。( 致命傷を与えれば暴走が収まったらしく元の大きさへ戻り倒れ伏した。彼の方も終わったらしく声が掛かれば、荒く息を吐き上記。両者から攻撃を受けてしまったが、と内心呟けば失血の酷い脚の患部周辺を氷漬けに、)   (2022/3/27 03:10:40)

坂口…。そうか。( 己も何発か銃弾を体に受けて仕舞い些か体が重い。冷たい空気が肌を撫でる度焼ける様な痛みに襲われつつも、自分よりずっと疲れた様子の彼を目の前にすると痛みも何処か気にならなくなって仕舞う。そしてふと徐ろに自分の腰布の端を破き、彼の腕に刻まれた傷へ布切れを巻き付け応急処置、) ん、之で一応は大丈夫だな。   (2022/3/27 03:17:43)

石川ん。サンキュ。( 状態維持でも微々と気力は使うもの。疲弊から呼気を吐き捨てるも彼が処置を施してくれれば素直に感謝を一つ。廊下一体は無惨な有り様になったものの静かになったもので、不意を突かれる前にと音のする方へ歩き出す、)   (2022/3/27 03:21:02)

坂口ん。…。( 其処彼処から血の匂いが滲み、所々に無力化された文豪も無造作に転がっている。矢張りこんなタイプの襲撃は初めてだ、と周りを見渡し乍ら彼について行く中、目の前から謎の轟音が響けば身構える、)   (2022/3/27 03:26:23)

石川!( 進んでいく事暫く、唐突に進行方向から凄まじい音が轟く。多かれ少なかれ疲労した躯に響く衝撃波染みた其に多少眩むも直ぐ様立ち直り、氷の礫を数個漂わせ臨戦態勢、)   (2022/3/27 03:28:53)

坂口…。エントランスの方か。( 援軍の気配は一向に無い。が、其でも之は鎮静化出来ている方なのではないか?と自分を奮い立たせ気力を保たんとする間、轟音の鳴る方へと足を運ぶ。如何やらエントランスで戦闘が起こっている様だが、なんて背中から何本か腕を生やし何時でも攻撃を受け流せる様にしつつ思考していると、不意に先刻の氷の礫より大きな瓦礫が体の横を凄まじいスピードで通過した。聞き慣れた轟音と共に背後の壁に激突するのを感じては思わず溜息を吐き散らす、)   (2022/3/27 03:35:00)

石川…。今度は何なんだか。( 音源が近付くに連れ騒ぎが輪郭を得ていくも、厭な予感から半身姿勢を取れば其の真横を瓦礫が掠っていく。頬が微かに切れただけで済んだのを己の中で確認してから乗り込む、)   (2022/3/27 03:38:18)

坂口さあ …。俺は之が終わった後の修理問題で頭が痛えよ。( だだっ、と瓦礫を他所に同じく駆ければおちゃらけた様な笑顔でそう云って見せる。勝利を信じて疑わない言葉は果たして彼の疲れを癒せるだろうか?そんな考えも無意識の領域の中で留まりつつ、目の前に現れた謎の怪物に目を見張る、)   (2022/3/27 03:41:24)

石川…。否何だ之。( 茶化し調子の彼に呆れ半分にはなれども何時も通りなのがいっそ落ち着く、と思ったは良いものの次に見えたのは明らかな人外。本日何度目になるか解らない疑問符が口を衝いて出たものの鎮圧すべく氷球を飛ばす、)   (2022/3/27 03:47:11)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2022/3/27 04:01:44)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2022/3/27 04:27:51)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2022/3/27 23:24:22)

坂口… さあ。こんな能力使う奴なんざ居たか … ? ( 硬く大きな岩を粘土の人形に貼り付け命を吹き込んだ様な、名付けるならばゴーレムと云った感じの敵。彼の放った氷球をごつごつとした腕で叩き落とし割った其の足元には、孔に侵食されていない低練度の海外文豪が力無く転がっていた、) …。啄木さん。俺が彼処のスコットを救けるから、其の間奴の気を引いていて呉れないか。   (2022/3/27 23:30:00)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2022/3/27 23:50:28)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2022/3/27 23:53:37)

坂口(( そろそろ寝るかな …。   (2022/3/28 01:17:54)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2022/3/28 02:13:14)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2022/3/28 07:10:59)

石川俺様が其方の事情知るわきゃねーだろ。…。気引くだけで良いのか?( 現代に在るアニメや漫画で見た様な土塊人形に由り氷塊は防がれはし、其なりの強度を体感すれば片眉を吊り上げる。其ならばと出力を上げ、び、と異形を指差せば転がる文豪達を巻き込まない様範囲調整はしつつ氷の刃で以て肢体と頭を断たんとする、)   (2022/3/28 07:15:02)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2022/3/28 08:07:31)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2022/3/28 23:26:11)

坂口嗚呼、気引いて呉れたら …、…。( 先程の童話作家の様に咆哮を上げる事も無く動く土人形に対し、彼の放った氷の刃は効果覿面だった様だ。防御しようとして腕を振り回していた刃を喰らった土人形は両腕を切断され、其の儘バッタリと倒れ込んで仕舞う。案外弱いのか、なんて目を瞬かせては、) …。俺の助力は必要無かったな。   (2022/3/28 23:40:11)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2022/3/28 23:48:48)

石川何だ。存外呆気無かったな。( 思ったより容易く切断して仕舞えば土塊はあっさりと地に伏した。いっそ手応えすら感じられずに己の踵を叩いては一応警戒しつつ近寄る、)   (2022/3/28 23:50:26)

坂口土人形だからかもな。オートマタに近いものかもしれん。( 唯瓦礫で作り上げた人形に何かしらの形で意志を組み込んだもの、と思えば雑兵なのも納得が行く。同じく警戒し乍ら近付くも既に敵から生体反応は感じられない、)   (2022/3/28 23:56:18)

石川あー、な。んじゃ之創ったの誰だ?( 最早ぴくりとも動かない人形に首を傾げ、動く素振りさえも無いのを見ては軽く突っつき乍の上記、)   (2022/3/28 23:58:39)

坂口…。俺の記憶の中じゃ、ものに命を吹き込める能力を持った奴なんざ居ねえな。となると …。( 近くに転がる文豪達を靄の腕で安全な部屋の隅迄運び乍ら、) … 襲撃の首謀者、か?   (2022/3/29 00:01:58)

石川…。ま、其の辺りの判断出来んのは此処のだけだ。俺様は破壊するだけ。( 触れても動かないのを確認し、立ち上がっては数度軽く膝を叩く、)   (2022/3/29 00:03:21)

坂口  (2022/3/29 00:07:41)

坂口(( 誤爆。(、)   (2022/3/29 00:07:50)

石川(( ドンマイ。(、)   (2022/3/29 00:08:02)

坂口…。そうだな。取り敢えず梟が飛んでるって事は司書は元気だし …。結界の方も其の内解かれるだろう。兎に角今は残兵共をどうにか無力化しないと。( 自分達の周囲に今の所敵は居ない。早く何処かの戦闘に加勢しなければ、と周囲を見渡せば、)   (2022/3/29 00:14:10)

石川司書が機能してんなら当面大丈夫そうだな。彼奴等も何時になったら来るやら。( 周辺は鎮静化したらしいのを見回し、遠くの方が未だ騒がしいのを聞き取れば音源に近付くべく駆け出す、)   (2022/3/29 00:25:41)

坂口さてな。首謀者も襲撃の理由も解らない今、急に事態が激化するかも知れない。忍びになったつもりで行動は慎重に … ( 彼の後に付いて走り出し、おちゃらけた口調で何時もの様に気楽な発言をしようとした其の時。不意に自分の顔の横、廊下の壁が隆起しては瞬きする暇も無く強烈な打撃と衝撃が脳を揺らす。突然隆起した壁が顔面へクリーンヒットをかましたのだ。其の儘吹っ飛んだ躯が横の壁に叩き付けられては、白く清楚な廊下の壁は赤い鮮血で汚される、)   (2022/3/29 00:33:16)

石川!安吾!( またもや茶化し口調をかまそうとする彼に呆れ調子を返そうとした時、目の前の壁が突如として隆起した。咄嗟に転がり込む形で後方へ跳んだものの彼は回避のしようが無かったらしく直撃し吹っ飛んだ体躯へ駆け寄る。今のは此方の芥川のに似た攻撃方法だったが、と頭を回しつつに、)   (2022/3/29 00:36:48)

坂口… ッ" … 達磨落としかっての … ! ( ぐわんぐわん、と脳が揺れる感覚に小さく頭を振り乍ら、出血の止まらない額を抑えそんな悪態を付く。次から次へと何なんだ、なんて亦性懲りも無く舌打ちをかましてはゆっくりと起き上がり、)   (2022/3/29 00:44:13)

石川…。一回挑発仕掛けるか。安吾、一瞬だけ悪魔の力制御しとけ。負担掛けんぞ。( 襲撃方法が方法なだけに立て続けにちょこまかとされるのは少々分が悪い。暴走しているのが悪魔の力なら、と思考を回しては彼が直ぐ傍に居る故に忠告を一つ。本来ならば他の者にも伝達すべきでは在れども距離が在って且つ正気で有れば刹那の違和感で済む筈、なんて思考。能力の制御を完全に解き、ほんの一秒にも満たない間のみ館内ほぼ全域へ相反する力での圧を掛ける、)   (2022/3/29 00:48:38)

坂口! ( 床に落ちた軍帽を拾いつつ敵の次の動向を探っていると、彼の声と共に躯へ重く寒気が走る。深海の中で死体に触られた様な、おぞましくて堪らない其の感覚。光に生きる人間や動物には心地の良い光なのだろうが、此方は悪魔を身に降ろしている。思わず吐きそうになるのを何とか抑えては再び軍帽が床に落ちたのと共に、一瞬だけ館内の喧騒が収まった様に感じた、)   (2022/3/29 00:57:40)

石川…。却説と。如何出る事やら。( 気分の悪そうな彼を横目に、ぐ、と伸びをしては後は待つ。静かなのは果たして天使の気にやられたのか其とも、と辺りを見回しつつ、)   (2022/3/29 01:01:30)

坂口…、! 啄木さん!( 何とか吐き気が収まったのは案外直ぐの事だった。何時も彼と一緒に居る故に天使に耐性がついたのか、其とも身に宿る悪魔の力が強い所為か、なんて。フラフラとし乍ら立ち上がって軍帽を拾い上げた時ふと、廊下の天井から染み出てくる様にどす黒い液体が雫となって落ちてくる。真逆。声を張り上げた時には彼の翼に其の液体が落ち、まるで硫酸かの様に煙と音を出して翼を溶かした、)   (2022/3/29 01:07:14)

石川?…、ッ" !? ( 向こうの出方を伺うべく周囲を警戒するもふと、己の翼に何やら雫が垂れたかと思えば態とらしい音や煙と共に溶解が始まる。思わず目を見張り一度翼を消し構築し直しては天井を見上げる、)   (2022/3/29 01:14:07)

坂口… 之は … ! ( 質の悪い頭痛で頭がガンガンと悲鳴を上げる中でも、此の異常な雫の正体は解る。粘っこい蜜の様な其は、確か暴走した夢野久作の悪魔の力。聖なるものを溶かす為だけの溶解液があの黒い雫なのだ。ずっと廊下に居ては危ない、と咄嗟に彼の手を取っては、次第に廊下へ落ちる雫の量が多くなる中で気持ち悪さと痛さに挟まれ乍ら走り出す、)   (2022/3/29 01:19:42)

石川何か解ったのか?( 何やら察したらしい彼が己の手を引っ掴み駆け出し、やや引っ張られる形で其の直ぐ後ろを走れば見上げて上記、)   (2022/3/29 01:27:31)

坂口ああ。之は夢野先生の宿してる悪魔だ。啄木さんの掛けた圧に充てられて出て来たんだろう。普段は余り顔を出さないんだが …。( 白い廊下が黒く染まって行くのを見乍ら、雫から逃げる様に図書館内を駆け巡る、) あの雫 … 俺らは “ 胎児の胃液 ” だなんて呼んでるが、あれは天使を溶かす為のモンだ。威力は絶大、並の天使なら近くに居ただけで気分を悪くする品物だ。近くに寄らない方が良い。   (2022/3/29 01:32:36)

石川要するに俺様特効って訳か。余計な事しちまったかな。( 後方が液体で黒くなっていくのを尻目に彼からの説明で思わずの苦笑い、)   (2022/3/29 01:39:09)

坂口気にすんな。あの悪魔はそう云う奴だ。( 此の状況で見る彼の笑顔は困り気味。けれどもそんな事は無いと首を左右に振る。そんな中でふと、黒く染まって行く背後を振り返ってみれば、後ろで雫が寄り集まって肉塊の様に成っていくのを見てしまい、突然彼を姫抱きにしては一目散に駆け出す、)   (2022/3/29 01:44:32)

石川どわッ、( 己の軽口を否定する彼に肩を竦めたものの、直後に行き成り姫抱きにされ瞠目。文句の一つでも言ってやろうかと思い口を開き掛けるも表情が真面目其の物故に沈黙、)   (2022/3/29 01:51:28)

坂口…、( 不味い。天使の気に充てられる事は想像していたにしろ “ 胎児 ” 迄生み出すとは聞いていない。此の儘では図書館其の物も危ういかもしれない。自分は悪魔故に幾分かは平気で居られるだろうが、今此の腕の中に収まる愛しい啄木鳥は天使だ。“ 胎児 ” の餌だ。何処か遠くへ逃げなければ、と青白い顔をして廊下を走る中、ふと頬へ滴り落ちて来るのは件の “ 胃液 ” だった、)   (2022/3/29 01:57:04)

石川…、ッ"、!? ( 一体何が起こっているか解らないが緊急事態なのは認識出来る、程度の状況認識の最中、ふと何かが頬を穿つ。雨?と思考が惚けたのも束の間、凄まじい痛みが吹き荒れれば躯は生理反応に因り痙攣、)   (2022/3/29 02:07:12)

坂口ッく …! … 啄木さん、悪い … !! ( 彼の頬へ落ちた雫は瞬く間に彼の頬を溶かす。まるで骨の髄迄溶かして “ 胃液 ” の一部にするかの様に。痛みで痙攣する彼の白い頬を汚す液体を指で拭って遣りつつ、靄で形成した薄いヴェール状のもので彼を覆えば、“ 胃液 ” の雨が降る中で必死に広い所を目指して逃げる、)   (2022/3/29 02:15:19)

石川ぐ、ッゔ … ! ( 焼け付く様な痛みが全身に響く様で、凄まじい痛苦で魘されるが如く呻いては荒く息を拭く。彼が何やら覆ってくれたらしく追撃は無かったものの液体を受けた箇所は醜く爛れる、)   (2022/3/29 02:19:55)

坂口御免な、も少し耐えろよ … ! ( “ 胃液 ” の弱点は二つある。“ 溶かし切れない程聖なるもの ” と、 “ 染み込む事が出来ない程強い結界 ” 。彼及び此の図書館が呑み込まれる前に、図書館がギリギリの状態に陥った時使う緊急転送装置を手に入れなければならない。前述した二つは今此の図書館に無い故に今は其の方法しか思い浮かばず、後ろで何かが蠢く気味の悪い音に知らない振りを決め込みつつに全力疾走。軈て司書室が目前に見えて来れば、)   (2022/3/29 02:27:52)

石川……。( 自己修復力が効かずにじわじわ焦がされるにも似た鈍痛ばかりが延々と続く。蝕まれる感覚に胸元を握り締め、生理的な涙でぼやける視界の中彼の言葉を受ければ小さく頷く。最早周囲に気を配る余力等残ってはいないが、せめて彼が進む助力になれば、と辛うじて思考が残れば氷塊を一粒廊下へ放る。着地したと同時に進行方向とは逆に膨張し突き出した氷は廊下を埋める、)   (2022/3/29 02:32:28)

坂口…! ( ふと彼の能力に因って廊下が氷で包まれる。闇に追い掛けられる事で心に生じる悪寒とは亦違った其の冷気に一息飲んだのも束の間。氷の間に染み入る様に亦 “ 胃液 ” が此方へ染み出して来る。氷で足止め出来ている今の内に急ぐべきだ、と亦走り出しては司書室へ滑り込む様に入室。乱暴に扉を閉めては靄で隙間を隈無く埋めた、)   (2022/3/29 02:41:30)

石川…。( ずき、ずき、と厭な痛みが続く現状に唯々眉根を寄せるも彼が転がり込んだのは司書室。痛覚を鳴らされ続け却って麻痺してきた事による余裕で頭を回せば、は、と息を吐き緩く脱力、)   (2022/3/29 02:45:25)

坂口… は ~ …、( 司書室。普段は自由に誰でも出入りが出来る場所だが、緊急時の時にはそうであるとは限らない。空間操作術を得意としない弊図書館の司書であれど、緊急時には外敵から司書室の存在を認知出来ない様にする事も出来る。今は普段より更に危機に陥っている為外界から遮断されているが、如何やら変わらず文豪でも入れはする様だ。司書室の中には司書、檀、直木、ラヴクラフトの姿が見えた。取り敢えず安心したとばかりに一息ついては、)   (2022/3/29 02:51:23)

石川…、…。( 如何にか自身でも落ち着けてきた頃に司書室内部を見渡せば、文豪数人と此処の司書の存在を視認。加えて他より幾らか平穏無事ならしいのを視覚に捉えては張り詰めていた気が一気に抜け、がくん、と糸が切れた様に気絶、)   (2022/3/29 02:54:39)

坂口…、あ、( ヘロヘロと司書室内に座り込めば檀から労いの言葉を受けつつ脱力。久しぶりにあんなに走った、と肩を揺らし乍ら扉から離れれば、ふと腕の中の彼が気絶している事に気が付き目を瞬かせる。此の頬の爛れをどうにかしたい所だが、今は図書館が “ 胎児の胃液 ” に因って埋め尽くされようとしている状況を何とかせねばならない。迂闊に管狐や烏を呼べない今は作戦を練る事しか出来ないか、と彼の頬を指でなぞりつつ、)   (2022/3/29 03:00:12)

石川ッゔ、…、( 気絶に因り天使状態も解ければ沈んだ思考は揺蕩うばかりとなる。頬を滑る指先の微かな刺激さえ痛覚へ響き唸るも無意識領域のものでしか無く、力の行使と精神力の消耗から来た意識の断絶は長引きそうで、)   (2022/3/29 03:02:42)

坂口…。本迄アレに浸かれば御終いだな …。( 先程司書の手に因って夢野は気絶させられたらしい。錬金術師の手に掛かれば自分達は唯の自律人形なのか、なんて今更過ぎる思考は置いておいて、夢野は気絶しても尚 “ 胃液 ” を吐き続けているらしいとの事。あの黒い孔がそうさせているのか、将又。時間も猶予も無い儘会話を繰り広げる中で、ふと小さく顔を上げては少し躊躇ったものの其の名を呼ぶ、) … 翠江、おいで。   (2022/3/29 03:11:20)

石川「 …。きゅ!( 創造主は疎か一応の主人とも連絡が取れない、なんて不安も半分に廊下を懸命に駆け謎の液体を避ける最中。ふと遠くの方で誰かが呼ぶのを大きな耳が捉える。ぴこん、と耳を揺らしては更に座標軸を捉え転移。ぽん、と出た先が此処の司書室で且つ、連絡取れずとなっていた主人も発見すれば盛んに呼び掛け起こそうとする、) 」   (2022/3/29 03:17:13)

坂口お、よーしよしよし翠江。御利口さんだな。( 名を呼べばやって来るのは彼と似た色の毛皮の小さな狐。彼が名乗っていた嘗ての雅号を名とした愛くるしい其の管狐の頭を撫でて遣っては主人を心配する様子に眉を曲げつつ、) 翠江。今啄木さんは少し疲れてるんだ、そっとしておいて遣って呉れ。   (2022/3/29 03:22:09)

石川「 …。くるる。( 何れだけ鳴けども頭を押し付けども目覚める様子の無い主人に一発叩いてやろうか、と逡巡したものの主人の恋仲がやんわりと諌めれば一度眠る顔と交互に見ては息を吹き己を律する。撫でて呉れる大きな手の心地好さに擦り寄るも、内心は状況の不可解さに尻尾垂れる心地で、)」   (2022/3/29 03:28:41)

坂口ん。…。翠江。呼んで直ぐで悪いが、少し頼み事を聞いて呉れないか? 御前にしか頼めないんだ。( 彼と良く似た短い毛が手の平を擽る。今自分の太腿の上で大人しくなっている恋仲と、此の図書館を守る為。唯落ち着く迄待っているだなんて云う柄でも無い自分だからこそ出来る事がある筈、なんてらしくもない思考をし乍らも柔く笑んでは、) … 此処で啄木さんを見ていて呉れないか?   (2022/3/29 03:36:09)

石川「?…。!( 不安を払拭して呉れる大きな手へ頭を押し付ける最中、彼が言の葉を紡ぐ。己にしか出来ない頼み事と前置きが置かれたのは主人の見守り。其の程度なら其こそ他の者でも出来そうだが、と思ったものの直後に思い出すのは過去のあれやこれや。彼が居なければ抑だ、なんて思い直せば、すとん、と彼の肩から降り引き留めるべく腰布に齧り付く、)」   (2022/3/29 03:40:49)

坂口ん、わ …。何だ何だ? 如何したってんだよ。( 彼さえ。彼さえ無事で居て呉れれば。自己犠牲 … と云う程美しくも無い捻じ曲がった其の思考で紺碧を細めた時、ふと狐は腰布を齧って否定する様に尾をピンと張る。え、なんて間抜けな声を出し頭を撫でて落ち着かせようとするも、軈て其の行動の真意に気が付いては撫でる手を止め、そうだよな、なんて苦笑。)   (2022/3/29 03:45:45)

石川「 ぐるる …、( ドアの在る方向とは逆向きへ、ぐい、と唯引っ張り続ける。確かに彼は己等の命の恩人で有る故に頼まれた事を拒める訳も無い。だが其でも亦彼を喪う事が在れば主人は今度こそ壊れるかもしれない。そんな最悪の想像をして仕舞えば、強く引っ張り続ける最中に、ぽろぽろ、と雫が垂れ落ちる、)」   (2022/3/29 03:50:03)

坂口! ご、御免って! 済まんかった! ( 彼を喪うのが怖い癖に彼の元から去る事は恐れないのか? なんて自問自答する間も無く。己を引っ張る狐が大粒の涙を零し出しては慌てて謝罪の言葉を並べ立て再び頭を撫でる、)   (2022/3/29 03:55:05)

石川「…。( すっかり耳を萎れさせて仕舞っている自覚は在れども此処で離しては、と必死になる中、聞こえた謝罪の言葉に視線を持ち上げる。撫でる手は暖かく心地好いが其よりも喪失が己にとっては恐ろしく、頑として腰布を確り咥えた儘、) 」   (2022/3/29 04:00:15)

坂口離れねえよ、絶対離れねえから。俺が馬鹿だった。( 感覚の隅であの黒く粘っこい液体が図書館を侵食して行っているのを認識しつつ、狐の頭を優しく撫でては申し訳無さそうに、) … じゃあこうしよう。俺は今から啄木さんを守りつつ行動するから、翠江は啄木さんの上に乗って此の図書館内の状況を記録して呉れ。映像でも写真でも良い。俺達は本を保護してから夢野先生を止め、其から脱出する。だから … “ 絶対離れないで俺達の傍に居て欲しい ”   (2022/3/29 04:06:04)

坂口… 頼めるか?   (2022/3/29 04:06:18)

石川「……。( 如何やらやっと解ってくれたらしい彼の返答は聞こえたものの、次いで聞こえた代替案に迷いから耳が揺れる。話に因れば己側の図書館から援軍が望める状況に有るらしい。ならば其を待てば安全に済むのではないか、と短絡思考。引っ張りはしない迄も依然として腰布を咥えた儘に、)」   (2022/3/29 04:09:46)

坂口…。夢野先生が止まる保証は今の所無い。何時アレが止まるかも正確には分からない。其と同じで、今此の図書館内に幾ら戦える奴が残っているかも分からなければ、何時アレが書庫に辿り着くかも分からないんだ。( 納得の境地には至らなかったらしい様子の狐に対して、子を寝かしつける為読み聞かせをする母親の様に佇めば、) … 俺は予定調和が嫌いだがな、之だけは例外なんだよ。… 俺達は守るべきものを守らなくちゃならない。解ってくれるか。   (2022/3/29 04:18:06)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2022/3/29 04:30:07)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2022/3/29 04:38:08)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2022/3/29 23:29:39)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2022/3/29 23:43:03)

石川「 …。きゅ!( 緩に紡がれ行く言の葉を聞き暫し迷うも軈て、一つ鳴いては口を離し彼の肩に乗る。守りたい気持ちが同じで有る以上、死ぬ気が無いなら咎める理由も無いが為に、ふるん、と数度尻尾を振れば己もやる気充分、)」   (2022/3/29 23:45:33)

坂口ん。有難うな、翠江。振り落とされるなよ。( 己の言葉に納得し意を決したのか、尻尾を振ってやる気満々と云った風に肩へ乗って来る狐に感謝の意を述べては笑顔。此の狐も、愛しい彼も、自分の居場所も。護らなければならないものは沢山有るのだ、) … 其じゃあ … 行くぞ!   (2022/3/29 23:51:40)

石川「 ?きゅ、きゅう!( 彼の声掛けで更に士気が上がるもの、とは思ったものの彼の腕に主人が居ないのを見ては瞠目。すとん、と主人の傍に舞い降りては今度は靴紐を引っ張る、)」   (2022/3/29 23:57:21)

坂口! 嗚呼そうだな、あんまり啄木さんが軽いから気が付かなかった。( 司書、ラヴクラフト、檀は夢野の暴走を止めに。直木と己、そして後々合流する予定である此方側の石川は本の保護。さて上手く行くだろうか、なんて考える中、ふと狐の声とか弱く引っ張る姿に目を瞬かせてはぐったりとした啄木鳥を横に抱きかかえ仕切り直す、)   (2022/3/30 00:01:13)

石川「 ぐるるっ。( 忘れていたのか気付かなかった、等とほざく彼に怒り半分に頬を軽くぶつ。勿論恩を忘れた事は無い故に本気では無いにしろ少々気は立つもので、)」   (2022/3/30 00:03:30)

坂口ご、御免って。ほら行こうぜ? 後で油揚幾らでも食わして遣るからよ。( 苦笑しつつ頬で尻尾の攻撃を受け、中々格好の付かない仕切り直しとなってはやれやれとばかりに。けれど之は之でらしいのかもしれない、と云う思考も脳の隅に、ぎし、とドアノブを捻って扉を開けては図書館本館の大書庫に出る、)   (2022/3/30 00:09:56)

石川「 きゅ!( ふん、と鼻を鳴らせば仕方無いとばかりの態度。噛み付かなかっただけ堪えた方だ、なんて主人に似た傲慢思考が回りつつ、気を失っている主人の代わりに応戦出来るよう臨戦態勢、)」   (2022/3/30 00:11:47)

坂口「 … ィよし、未だ書庫には “ 胃液 ” が届いてねーみてーだな …。おい坂口! 石川が合流する迄あのクソボケ共食い止めっぞ!( 今日も変わらず新思潮の面々と談笑していた所、突然の襲撃に因って菊池や谷崎が狂い戦闘を余儀無くされた己。優雅な夜の時間を邪魔されたのもそうだが、こうも気味の悪い現象続きだと愈々腹が立って来て仕舞う。ばりばり、と癖毛を掻き乍ら舌打ちをかますと、黒い廊下の先から歩み寄って来る暴走した真っ黒な文豪を目の前にして乱暴にそう言い放つ。ぴしゃん、と鞭を床で跳ねさせては、) 」   (2022/3/30 00:20:54)

石川「 …。ぐるるっ!( 己等と共に同行する此処側の直木は如何やら心象荒れ気味ならしい。と言うより此の状況で穏になれる道理も無いか、と考え直しては首を振り、主人がそうしたように己も能力制限を解除。ぴょい、と彼の肩から飛び降り着地した頃には、成人男性の丈程の大きさをした、両脚が氷に覆われた三尾狐の姿へ以降。一つ唸れば眼前の存在を見据え、咆哮を差し向ければ忽ち廊下は氷の海に、)」   (2022/3/30 00:28:48)

坂口う、おッ …、( 気性荒めな直木の指示に従い己も銃を構えては、同志達には申し訳無いが、とトリガーを引こうとする。すると己の肩へ乗っていた小さな狐が床に降り、みるみる巨大化したかと思えば咆哮ひとつで廊下を氷漬けにした。其の主人にも見劣りしない威力に目を瞬かせては、) す、凄え … 御前凄いじゃねーか翠江!   (2022/3/30 00:35:47)

石川「 !くるる。( 冷気に閉じ込めれば忽ち動きを止めた敵に、大した事も無い、なんて内心呟いた時、隣に居た彼が瞳を輝かせ褒めて来る。途端嬉々が心中を占めれば上機嫌となり、褒めて、とばかりに擦り寄る、)」   (2022/3/30 00:38:11)

坂口おお、よしよし。凄い奴だ御前は。( 人の身の丈程もある大きな狼なら自分でなった事はあるが、人の身の丈程大きな狐には会った事が無い。故に其の毛並みを両腕でわしわしと撫で遣っては盛大に褒めちぎる。そんな事をしている間に此方側の石川啄木と合流、書庫全域に他空間と隔絶する為の結界を張れば任務完了。後は司書からの報告を待つのみだが、と、)   (2022/3/30 00:44:41)

石川「 きゅぅ、くるるっ。( 両手で以て強めに撫でられる感覚に、歓喜から喉を鳴らし目を細める。強くなれば褒められる。強くなれば守れる。単純思考から浮き足立つ心地になれば、軈て合流した主人の同位体へ挨拶代わりの尻尾振り、)」   (2022/3/30 00:47:21)

坂口「 ッと … よお、無事か御前等。( 伝達鳥で以て大書庫に集えと招集を掛けられ、此の不気味な戦乱の中命からがら目的の場所へ辿り着けば疲弊から膝を着く。傍らには恋仲である高村光太郎、友人達の中で唯一真面でいた若山牧水の二人が居り、何とか他人と合流出来た喜びから胸を撫で下ろす様に溜息。此方を見る大きな狐にへにゃりと笑い乍ら手を振っては、) もうたっぷり疲れたぜ俺様は …。早くこんな事終わらせて酒が飲みてえ。」   (2022/3/30 00:53:29)

石川「 きゅ!( 言葉へ応える代わりに短く一鳴き。何やら疲労している様子が気掛かりになれば、亦鳴いては顔色伺いに近寄る、)」   (2022/3/30 00:57:10)

坂口「 … 御前 … あっち側の俺様のクダギツネって奴か? へーえ、こんなデカくなれんのな御前等 …。( 司書からの連絡も無ければ夢野の吐く “ 胃液 ” も止まる様子が無い。結界の外から見える光景は正に地獄より地獄的な、そんな雰囲気だった。司書達が無事であれば良いのだが、なんて思いつつ近寄って来た狐の額に手を置けば、) お、ふわふわ。良く手入れされてんだな。」   (2022/3/30 01:01:29)

石川「 きゅ。( 近寄ってみれば寧ろ撫でられてしまった。主人と同じ手では在るものの矢張り感覚が違う、なんて思考が回れば、するん、と擦り寄り身を寄せ労う、)」   (2022/3/30 01:03:34)

坂口「 ん …。… へへ。有難な。( 擦り寄って来た大きな狐に此方からも擦り寄っては、狐へ感謝の言葉を伝えつつふと天井を見上げる。今日も今日とて、遥か上の天井では巨大な金の歯車がガチガチと音を立てて回っていた、)」   (2022/3/30 01:11:58)

石川…、ん …?( 意識が途切れてから何れ程の時が経ったか。ふ、と意識が浮上する儘に瞼が持ち上がれば、ぼんやりとした意識と共に辺りを見回す。司書室では無い様だが、と何とか認識したのと巨大化した己の管狐が寄ってきたのはほぼ同時、)   (2022/3/30 01:14:57)

坂口! 啄木さん! ( 万が一にも結界が何者かに因って破られる事や、司書達の援護も視野に入れつつに結界の外を常に見張っているとふと、腕の中の愛しい啄木鳥が目を覚ます。其の琥珀色を見た瞬間にホッと安堵に息を吐いては、)   (2022/3/30 01:18:24)

石川…。安吾、か …。俺様、どんくらい寝てたんだ?( 未だに液体を受けた箇所が凄まじく痛むものの意識は保てる。冷や汗すら沁みる中、焦点を合わせ薄花色を見上げる、)   (2022/3/30 01:24:23)

坂口嗚呼 … そんなに長くは寝てない。けど事は大分進展した。後は司書達を此処で待つだけ …、! ( そうか、未だ頬の傷でさえ自分は治せて遣れていないのか。絆創膏でも貼っておくべきだったな、なんて内心苦笑する中、ふと彼の肌を撫でた時不意に目前の簡易結界が揺らぐ。真逆、と彼を護る形で身構え銃口を結界へ向けるも、結界の向こうから現れたのは司書と男二人を抱えた血みどろの同胞の姿だった、) →   (2022/3/30 01:28:18)

坂口「 …… ッ" … あ、安吾 … 早、く、避難し __ ( 生き残った文豪で作戦を決行し、己と司書とラヴクラフトで暴走した夢野久作の無力化を図った。戦況は正直言って悪かった。相手は既に意識も無いと云うのに押されて仕舞ったのだ。然し結局は勝利し、こうして戦いの中で軽傷を負った司書と気絶したラヴクラフトと夢野を抱え此処迄やって来た。己が一番手負いではあったのだが、そんな事はこんな緊急時の際は如何でも良い。今は “ 逃げなければ ” 。唯其一心で結界内へ入った其の瞬間、書庫の天井の歯車が急に動きを止めた、) 」   (2022/3/30 01:37:04)

石川!…。こっから、どーすりゃ良いんだ。( ラヴクラフトに司書、事の元凶で有る夢野をつれてきた檀は戦闘が激しかったのか可也の負傷状態。となれば己も呑気に寝転けている場合では無いとし、彼の腕から降り自力で立てば彼の方を見遣る。からから、と回り続けていた歯車は止まって仕舞った。己では此処の勝手が解らないが故に、)   (2022/3/30 01:44:20)

坂口… !! あの歯車が止まるって事は …、翠江!元の姿に戻って此方へ来い! ( ボロボロの状態で結界の中へ入って来た同胞は、高村や若山の手に因って介抱されるも既に呼吸が浅く死に掛けの様だ。手負い多数、脱出手段はあるにしても此の図書館が危うい。先ずは彼を抱き寄せ、次に大きな図体の狐を守らねばと手を差し伸べては小さくなって此方の腕の中に入る様にと、) 今から俺が臨時だが司書代理だ!司書は気絶してて動けねえ!全員不測の事態に備えて固まっておけ!   (2022/3/30 01:51:02)

石川「 !? ( 未だ足元が覚束無い様子の主人は簡単に抱き寄せられ、かと思いきや己に指示が飛ぶ。何だ何だと思えども勝手な状況判断が出来る程偉いとは思っていないが為、素直に小さな姿へ戻れば広げられた腕へ飛び込む、)」   (2022/3/30 01:53:37)

坂口ッ … 嗚呼何だ、面倒臭えなあ … !! ( 己の腕の中へ飛び込んで来た狐の頭をポンポンと軽く叩き褒め遣り乍ら、“ 金の歯車が動きを止めた ” と云う事態に酷く焦り舌打ち。あれは図書館が出来た頃から一度も止まった事が無い、図書館の動力の元だ。つまりあれが止まると云う事は即ち、図書館の機能が大方停止した事になる。愈々拙い。かと云って通報は入れる事が出来ない。混迷の渦中に突き落とされ焦燥に苛立つ中、ふと猛々しい音と共に天井の歯車にヒビが入った、) __ !! 伏せろ !!   (2022/3/30 02:02:30)

石川っ、( 何が起こるか知れたものでは無い、なんて思考が回る最中、不意に天井で回っていた歯車が突然罅入る。崩落するのか?と刹那の判断が惚けた声を上げるのを聞けば、咄嗟に隻手を上へ突き出し氷の屋根を構築する、)   (2022/3/30 02:06:40)

坂口…… !! ゔわ、っ ( 凄まじい振動。凄まじい轟音。図書館に文豪として転生してから随分長い事経つがこんな状態に陥ったのは勿論初めてだ。どうか、どうか彼と皆と本が無事であれば。そんな淡い願いを一瞬、ほんの一瞬胸に浮かべた時。_崩落した。罅の入った歯車は其の儘天井と共に落下して来た。外はもう日が昇っているらしい。外の世界の光が、唯々暗闇に慣れた目に眩しい程_。… 軈て落下した歯車は氷の屋根で受け止められるも、其の質量は中々抑えられず遂には氷の屋根にも罅が入った。気が付けば彼と狐を抱擁し、まるで庇う様にバッと床に伏せていた。_次に背中へ壮絶な鈍痛が走る迄、そう時間は掛からなかった、)   (2022/3/30 02:13:52)

石川っ、ぐ …!( 万全では無い状態では氷を維持する事すら難しい。管狐も状態を戻してしまったがばかりに満足に能力も使えず、少しもすれば勢いは殺せたものの敢えなく屋根は崩壊。過剰に込めた力からの離脱で反動が起これば一気に虚脱感が襲い、彼が庇うのを理解した瞬間には崩壊に巻き込まれる、)   (2022/3/30 02:17:09)

坂口「 __、( __どれ程、長い間気絶していただろう。やっと書庫へ辿り着けたと思えば書庫では何故か崩壊が始まり、張った結界も敢え無く消え去って仕舞ったのが解る。瓦礫、瓦礫、瓦礫。割れた屋根から差し込む春の陽射し。傷だらけの体と薄れ行く意識の中では碌に動けもせず、唯此の腕と引き替えに司書の身を護る事しか出来なかった。血沈黙の瓦礫の海の中、そっと起動した転送装置は既に此の場にいる九人と一匹の転送を始めている。) 」→   (2022/3/30 02:26:18)

坂口「 ( _軈て気が付けば其処は見慣れた景色。赤いカーペット、本棚、洋風の洋燈、そして転送装置。彼方側の図書館の転送装置部屋だった。未だ誰も異変には気が付いて居ないのか、其とも。周りを見渡す余裕も気力も既に無い。右腕を失い、顔半分が血に塗れ、体の骨と云う骨が折れている。が、今は此処に居る者を安全な場所へ連れて行かなければ、と、何とか生命力を振り絞り薄く開いた口で友を喚ぶ、) ……。… ア、サ。きて、くれ。」   (2022/3/30 02:30:59)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2022/3/30 02:37:14)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2022/3/30 02:37:54)

石川「!( 不意に誰かが己を呼ぶ声。懇意にしている図書館で異常事態が発生し文豪も司書も慌ただしく動く最中の其に、ぴん、と耳を立て駆け出す。創造主も亦気付いたのか駆け出したが行き先は何故か同じ。軈て駆け込んだ転送部屋の全容を見た創造主が瞠目し何時に無い張り上げた声で指示を飛ばしたのと己が檀へ駆け出したのは同時で、盛んに鳴いては心配がる、)」   (2022/3/30 02:41:37)

坂口「 … ああ … アサ …。( 半分闇に潰えた視界で見た濃紺の狐と、同じく濃紺の長髪を持った美しい少女。無事脱出出来たらしいと悟っては肩の力を抜きつつ、体を動かせない代わりにぎこちなく微笑んでみせては、) …… 御前、の、主と … 其の、友達と … みんな。皆、呼んで来て、呉れ。… 頼む。   (2022/3/30 02:52:30)

石川「きゅ …、( 応えられるだけの余力は在りそう乍も可也ギリギリ。他の面子も軒並み気絶している様子に狼狽えるも、次いで聞こえた声には弱く鳴き首を振る。創造主が下した命には何一つ逆らう事は出来ない。例えどんなに強い意志が有ろうとも其処迄に至る思考が遮断されて仕舞えば応えようもなく、少しばかり遅れてやってきた図書館の回復要員に因って治癒が施されて行くのを眺めるのみ、)」   (2022/3/30 02:58:51)

坂口「 ……、… アサ、( 尻尾を下げ、申し訳なさそうに弱く狐が鳴いたかと思えばゾロゾロと入って来た文豪達に次々手当を受ける。傷の軽かった高村や若山、司書、其に加え唯気絶していただけの直木や石川は直ぐに気が付き起き上がったらしい。重傷なのは己、坂口、石川。狐は何とか無事の様だが … と他人の事ばかりに頭を回しては、) … みんな、呼んできてほしいのは、…… はやく、あいつらを、補修室に …… ッ、はこんで、欲しいから … 」   (2022/3/30 03:05:24)

石川「!きゅ。( 彼が付け加えた理由に対し、其処に関しては創造主も既にそうしようとしていた事だったが故に、安心しろ、と込めて一鳴き。手当てを施した者、手の空いた者達が創造主の指示に従い補修室なり緊急補修室なり運ばれて行き、檀も亦此方側の山本に運ばれて行くのを、てこてこ、と付いて行く、)」   (2022/3/30 03:12:55)

坂口「 … 済みません …、( 一応の手当は終わったらしく、其でも動かない体を他所に己を運んで呉れる褐色肌の小説家に小さく礼を述べる。… 例え胸中を埋め尽くす負の感情に心が取り憑かれそうでも。そんな自分の後へついて来て呉れる狐に対しても笑みを投げ乍ら、) 」   (2022/3/30 03:16:45)

石川『 何謝ってるんだい。ワタシは何が遭ったかそう知らないけど、きっとアンタは立派に戦って、図書館の要の司書を守りきったんだろう?充分頑張ったよ。( 己より幾分か大きな体躯でも軽々と横抱きにし運ぶ最中、弱々しく謝辞が来れば緩慢と瞬きし微笑しつつの上記。辿り着いた一室に備え付けられたベッドへ寝かせ、補修室同様の装置へ本を置けば作動させる、) 済まないね。之は簡易版だから調速機が使えないんだ。暫く休めると思ってじっとしてて呉れるかい?』   (2022/3/30 03:21:59)

坂口「 … はい … 有難う、御座います …。( 真逆自分より幾分か小さめの先輩に横抱きにされて運ばれるとは、なんて思いつつ、素直にベッドへ寝かされては勿論とばかりに頷き。然し其の目はまるで生気を蓄えておらず、先刻の “ 胃液 ” の様な、そんなどろついた粘っこい黒の居座る瞳だった、) 」   (2022/3/30 03:27:47)

石川『 …。ゆっくり御休み。呉々も無理に動くんじゃないよ。( 横たえた後は他業務へ勤しむべく退室しようとし、一応と釘を刺してから出る。代わりに坂口の狐が見ている様だから、と安心しては己と入れ違う形で見守り役を与えられた中野と擦れ違う、)』   (2022/3/30 03:31:08)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2022/3/30 03:48:11)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2022/3/30 03:54:50)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2022/3/30 23:27:40)

坂口「 …、…。( ぼんやり、と佇む瞳が何故黒なのか。何故こうも自分の五感が弱り切っているのか。疑問に脳味噌を回し続ける本能を他所に、依然布団に横たわった儘天井を見上げる。かたかた、と回り続ける歯車の音は寧ろ心地が良いもので、) … アサ、いるか。」   (2022/3/30 23:34:10)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2022/3/31 01:27:56)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2022/3/31 01:28:11)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、坂口さんが自動退室しました。  (2022/3/31 02:00:09)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2022/3/31 02:32:25)

石川「 !きゅ。( 後は任せたよ、と山本に撫でられ椅子に座り今現在。時折遠くから聞こえる言の葉へ耳を傾ける最中ふと、己の名が間近で諳じられれば鳴いて応えた上で寝台へ飛び乗る、)」   (2022/3/31 02:34:29)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、石川さんが自動退室しました。  (2022/3/31 02:54:34)

おしらせ坂口さんが入室しました♪  (2022/3/31 23:23:28)

坂口「 … 済まんな。心配ばかりかけて。( 四方の隅が闇に覆われ乍らも、己の腹の上に飛び乗った濃紺の毛の狐の姿は何とか見える。主の様な煙草と酒の匂いが微かに漂っているのは、互いが長く共にいるからだろう。管狐は以前の襲撃の際に多く減ったと聞いていたが、友は大分長生きらしい。誰かに助けて貰いでもしたのか?なんて思いつつ、今回の騒動について騒がせてしまったと亦謝罪の言葉を、) 」   (2022/3/31 23:27:57)

おしらせ石川さんが入室しました♪  (2022/3/31 23:34:20)

石川「 …。んるる。( ふと受けた謝罪に、ぱち、と瞬きをしては喉を鳴らし擦り寄る。己としては特に負担とも思っていないが故の行動で、少しでも気が休まれば、なんて思考、)」   (2022/3/31 23:36:09)

坂口「 ん …。( ふかふかとした毛皮が己の肌を擽る様。気遣って呉れているのだろうか。片目を軽く瞑り特に動く事も無く受け身の儘擦り寄られつつ、ふともう一度口を開けば、) … なあ、アサ。聞いて呉れるか。」   (2022/3/31 23:42:05)

石川「?( すり、さり、と毛皮を寄せているも彼から言葉が掛かる。言伝か何かだろうか、と思考を回しつつに、ちょこん、と行儀良く座る、)」   (2022/3/31 23:44:25)

坂口「 … 俺が思うに … 今回の襲撃の首謀者は “ 俺が前居た図書館の司書 ” か … 其の関係者だと思っているんだ。( 目の前で行儀良く座り込んだ狐。主とは大違いだ、なんて思考も隅に、ふと己の推察が口を衝く、) 」   (2022/3/31 23:47:30)

石川「 …。( 彼が語り始めたのは推察や推論。己に聞かせて如何するのだろう、とは思いつつも堪えて聞き役に徹する、)」   (2022/3/31 23:48:40)

坂口「 … だが、… 俺は、こうも思っている。( 朧気な瞳は目の前の青い瞳の狐を見乍ら、自嘲気味に微笑しては言葉を繋げる、) … 此の襲撃は … 俺の所為で起こったんじゃあねえのか? … ってな。」   (2022/4/1 00:00:28)

石川「 …。( 彼が紡ぐ悲哀に、己は掛けられる言葉が無い。もどかしさから顔を顰め数度首を振れば、ぺろ、と目の端を舐めてやる、)」   (2022/4/1 00:09:12)

坂口「 ん、…、( “ 悪魔 ” 。其の存在が此の図書館や自分の図書館で広まって行ったのは、元はと言えば悪魔の治めていた図書館から自分がやって来たからだ。今の図書館に来る事無く大量虐殺の罪で処断されていれば、誰の心も傷付けず、誰の未来も傷付けずにいた筈だ。自分さえ居なければ、彼も、図書館も_。なんて瞳は黒に堕ち行くばかり。そんな中で友に目尻を舐められては、じわ、と熱いものが滲む、) …… 御免な、御免な …、」   (2022/4/1 00:14:17)

石川「…。( 確かな塩味が舌に乗れば己も悲しくなってしまうもの。しな、と尻尾と耳が萎れてしまうも懸命に励まし慰めようと今度は強めに頬擦り、)」   (2022/4/1 00:22:05)

坂口「 ぅ … ( 自分を卑下した挙句泣きべそをかいて相手を困らせている。其の上守るべき拠点すら碌に守れず、仕舞いにはこうして人の手助けの上でのうのうと …。なんて負の感情の連鎖が連なっては、心做しか補修のスピードも遅くなる様。友の思いに応えられる様泣かない様に顔に力を入れ乍らも、)」   (2022/4/1 00:27:38)

石川「 きゅ …、( 如何しても彼は笑顔になってくれやしない。力も弱い己では如何したら良いのかも解らず、ぽろ、と一滴が落ちればせめてものと幻覚で補修室を四季折々の花で満たす、)」   (2022/4/1 00:29:38)

坂口「 …、! ( 自分の所為で、自分の所為で。かち、かち、と歯車の回る音の間隔が段々広くなっている様な気さえする。友が慰めて呉れているのに、己は。負の感情に呑まれ乍ら唯ぽろぽろと涙を零す中でふと、目の前に色彩豊かな花々を見てはピタリと涙を止める、) 」   (2022/4/1 00:37:21)

石川「 …。( 完全に制限を解いた訳では無い故に出来る事はたかが知れている。主人の様に視覚以外も騙せる程強くは無いが、と目を伏せては泣き止んだ様子の彼へ亦頭を寄せる、)」   (2022/4/1 00:39:20)

坂口「 ……、( 目の前の花畑は恐らく友の_否。友の主と同じ能力だろう。主より高性能では無いにしろ、人間の体に於いて視覚とは思考の材料として大きな役割を担うものだ。故に唯茫然と目の前の花々を見ては、ふと微風が吹く様に微笑する、) … 御前、凄いな。アサ。」   (2022/4/1 00:44:42)

石川「 …。きゅ!( 己には之しか出来ないが、なんて萎れ掛けた時ふと、彼が緩に笑んで呉れた。やっと見えた表情に瞠目し軈て、誇らしげに目を細めては鳴き声一つ、)」   (2022/4/1 00:56:33)

坂口「 ん …、( 他の個体より自己肯定感が殊更低く、加えて自虐的な考えに至る事が非常に多い。自他共に其は良く理解している。其故に、今迄良く自分の感情を抑え込んで来た。其なのに抑えられなかった。誰かを傷付け、心配させてばかりだった。そんな自分に呆れ返る様に、然し肩を揺らして笑っては、) … 有難うな。」   (2022/4/1 01:03:19)

石川「 きゅ。( 漸く心象的に落ち着いて呉れたのか、笑う声も聞こえれば己も心が持ち上がる。はたはた、と尻尾を振れば応えとして亦鳴く、)」   (2022/4/1 01:12:03)

坂口「 …。( 無様に泣き腫らしていても仕方が無い。自分の勝手な思い上がりで図書館は建て直せない。と、何とか思考の行く先を修正してはふと、傷む腕を上げ呻き乍らも狐の頭へ手を置く、) 」   (2022/4/1 01:18:19)

石川「 …。( 彼が立ち直って呉れたなら己は後は見守るのみ。花は其の儘に彼の傍に座り直した時、ぽふ、と大きな手が頭に乗る。痛むのか呻く様に心配になりはすれど、負担にならないように静観する、)」   (2022/4/1 01:21:13)

坂口「 … ん …。( 相変わらず綺麗な毛並みだ、と感心しつつ頭に手を置いた儘狐を見ていれば、ふと窓から飛び込んで来たらしい烏が目の前に躍り出て呉れば軽く瞠目、) 」   (2022/4/1 01:27:30)

石川「!( 撫でるには痛いのか其の儘にされ、じわ、と伝わる体温を甘受する最中、突如として眼前に現れた時に驚けば狙い半分に観察、)」   (2022/4/1 01:29:51)

坂口「 … そうか。( 目の前に現れた烏は数度鳴き、寝台の端へ止まれば此方へ或るデータを展開し見せて来る。自分が体を動かせない事を知っている上での配慮だろう。目の前に浮かぶ画面の文字を追えば、こく、と頷き烏を解放する、) 」   (2022/4/1 01:39:02)

石川「 …。( 流石に襲うのは、とは思えども如何しても気になって仕舞う狐の性。何やら彼に見せているらしいのは視界の端に捉えられども、てしてし、と黒い羽へちょっかい、)」   (2022/4/1 01:42:29)

坂口「 …、はは。“ リツ ” 、アサが突っついてるぞ。( 自分の腰布と似た柄のスカーフを巻いた烏。性格は非常にサッパリとしており、余り細かい事を気にしない節がある。無頼派の烏の中では一番スタミナが有るとか無いとか。そんな烏は狐に羽を叩かれると数回羽をパタパタとして、) 」   (2022/4/1 01:50:13)

石川「 きゅ。きゅう。( 翼を動かされるとより一層本能が刺激されるもので、爛々と薄花色が輝けば体勢低く飛び付く構え、)」   (2022/4/1 01:52:05)

坂口「 ん。… ン"、ッく … ( 狐が飛び掛かる構えになれば烏は翼を広げ待ち構える様に。… そう云えば、視力含め五感も次第に回復して来た様な気がする。体の節々も先刻より痛くないのを感じてはふと、寝台に手をつき上体を起こそうと大きく呻く、)」   (2022/4/1 01:58:40)

石川「 くるる …。きゅうっ!( ゆるん、ふるん、と高揚から尻尾を揺らしては待ち構え姿勢の烏へと改めて狙いを定める。何時飛び掛かるか、と呼吸を整える間も無く好奇心半分に素早く飛び掛かる、)」   (2022/4/1 02:01:18)

坂口「 ぅ" …、… ッは ~ … 駄目だ。( 手をつき起き上がろうと背筋を曲げた辺りで四肢がズキリと痛み、は、と息を吐き捨ててはズルズルと新台へ寝そべり直す。調速機の存在が無いのは解っていてもこんなに寝台へ寝そべった儘なのは初めてだ、と、隣でドンパチやっている狐と烏を見る。烏は狐を避け窓枠へ飛び移った様だが、) 」   (2022/4/1 02:07:00)

石川「 きゅ!( 容易く躱されて仕舞うと更に闘争本能が沸き立つ。窓際へ向かったのを見れば己も降り立つも敢えて近くでは無く、前肢で窓を閉じる先回り、)」   (2022/4/1 02:12:16)

坂口「 … ふふ。( 目の前で和気藹々と鬼事に勤しむ獣達を見ては、幾らか気持ちも和らぐと云うもの。窓を閉じられては飛び立ち、狐の頭上を飛び回る烏を時々見乍ら、己は浮かぶ電子の操作板を軽く動く指で操作し、) 」   (2022/4/1 02:16:56)

石川「 きゅ …。( 逃場を封じたにも関わらず空へ逃場が在るとでも言うのか己の頭上を旋回する鳥に、ギり、と奥歯を鳴らしては闘争心を隠そうともせずに窓の縁から飛び掛かる、)」   (2022/4/1 02:23:42)

坂口「 … 安吾は目醒めたが … 石川先生は未だか。恐らく暴走した事で濃度の増した “ 胃液 ” が原因だろうな …。( 勢い良く飛び掛って来た狐に体勢を崩され、べちょ、と床へ落ちた烏。カアカアと鳴きじたばたするのを横目に、此の図書館の森鴎外と通信を繋いでは石川啄木の治療について助言、) 」   (2022/4/1 02:31:47)

石川「 きゅうっ!( 今度は上手く仕留められ、床へ落ちた烏の首根っこを咥える。彼が何やらしているのを他所に、ぴょい、と寝台へ乗り直しては、褒めて、と言わんばかりのどや顔、)」   (2022/4/1 02:35:01)

坂口「 あれは天使を融かす … 謂わば天使特攻の毒だ。悪魔の暴走で農奴も上がっている。峠を超えるには力の強い天使の血を輸血するべきだ、が …。( 先程に比べ思考も良く回る為、横たわり乍らも画面の向こうへ確り言葉を飛ばす中、寝台の上へ戻って来た狐が烏を咥えているのを見れば、苦笑しワシャワシャと撫で。烏が困った様に死んだフリをしているのが亦面白いが、放して遣っては呉れないか?なんて狐へ目で訴えかける、) 」   (2022/4/1 02:41:52)

石川「?( 何やら話し込んでいる様子だが撫でて呉れるのは矢張り嬉しく、褒められた、と純粋に勘違いしては尻尾を振る有り様。故に無言の訴え掛けは解らず首傾げ、)」   (2022/4/1 02:43:37)

坂口「 ああ。其で頼む。直に石川先生も目醒めるだろう。( 話が大方纏まり、礼を言われつつ電子板を閉じては視線を狐に戻す。体は未だ痛く軋んだ儘だが何とか腕だけは動かす事が出来る様で、ゆっくり手を伸ばせば狐を撫でつつ笑顔、) 狩りが上手いんだな。御手柄じゃあないか。」   (2022/4/1 02:49:00)

石川「 きゅう!( 如何やら話も終わったらしく、言葉で以ても褒められて仕舞えば嬉々は増すもの。そうだろう、と言わんばかりに胸を逸らしては得意気、)」   (2022/4/1 02:51:45)

坂口「 狐は司書が創造したものだと聞いていたが … 狐ならではの本能と云うものも有るんだな。兎も角凄いぜ、リツは素早いものには中々遅れを取らないのに。( 不服そうにする烏と得意げな狐を見比べ乍ら、然り気無く狐の口から烏を離しつつ、) 」   (2022/4/1 02:57:44)

石川「 …。( 元より彼へ差し出すものでも在ったが故に素直に譲渡し、すっかり得意になって仕舞えば絶えず揺れる大きな尻尾、)」   (2022/4/1 02:58:59)

坂口「 うんうん、偉いぞ。( 周りで誰かが元気にしていると此方も元気になる。己の場合は其が良く傷や疲労に効くもので、嬉しそうにする姿を見ては笑いつつ撫でる、) …。そう云えば、御前の主は元気か? 寒暖差で風邪でも引いてそうだが。」   (2022/4/1 03:02:55)

石川「 きゅ!…。きゅう。( 矢張り誰かが笑顔だと己も嬉しくなる。単純極まりない思考で素直に歓喜を表にし、撫でて来る手に頭を寄せる途中ふと、問い掛けが飛べば肯定代わりの平時の鳴き声、)」   (2022/4/1 03:04:28)

坂口「 そうか。其は良かった、安心した。( 秘めたる感情故か、単純な心配か。己にも良く解らぬ儘問いを投げ、返って来た答えに解り易く安堵の表情を見せては頷く、) 」   (2022/4/1 03:06:14)

石川「 んるる。( ちゃんと伝わった様子に己も安堵し、撫でられる儘に自然と耳が伏せては喉も鳴り続ける、)」   (2022/4/1 03:07:36)

坂口「 …。( 可愛らしく従順。益々守りたくなる存在だ、と笑むとふと思い立った事を口に、) … そう云えば、狐って化けられるのか? 狸と狐って良く化けると云うじゃないか。」   (2022/4/1 03:09:58)

石川「 …。( 大きな手が撫で付ける儘に享受していると重ねて問いが飛ぶ。変化が出来るか如何か、と突拍子も無い問いに思考が回れば、ぱたた、と連動し忙しなく動く耳。出来ない事も無さそうだがやった事も無かったが故、)」   (2022/4/1 03:11:54)

坂口「 … 嗚呼否、無理にしようとして呉れなくても良いんだ。柳田先生からそういう話を聞いただけだから。( くす、と苦笑しつつ撫でる狐の頭、) 」   (2022/4/1 03:21:21)

石川「 …。きゅ!( 如何しようか、と揺れる耳が彼の手を擦る最中ふと、先程咥えていた烏が目に付く。之なら、と思い至れば数歩後退りし、ぐ、と力を込めるとコミカルな煙が立つ。変化に成功すれば幾らか毛深い濃紺烏の出来上がり、)」   (2022/4/1 03:25:51)

坂口「 …。! おお、凄いじゃないか! 之こそ狐に摘まれたって奴だな。( 何やら数歩退がった狐を見遣るとふと、目の前の烏に化けたのか目の前には少しふっくらとした烏の姿が。飛べはするのだろうか、なんて疑問は置いておいて、) あはは、官兵衛にそっくりだな。」   (2022/4/1 03:29:03)

石川「 ~…。きゅっ、( 褒められたからこそ頑張りたくて姿を維持していたものの、不慣れ故に保っていられず、ぱたん、と倒れ込めば再び煙と共に元の姿に、)」   (2022/4/1 03:33:42)

坂口「」   (2022/4/1 03:38:04)

坂口(( 誤爆。(、)   (2022/4/1 03:38:19)

石川(( ドンマイ。(、)   (2022/4/1 03:39:50)

坂口「 嗚呼、御疲れ様。体調が万全なら肉でも焼いたんだが … 今は之で勘弁して呉れ。( 寝台の上へ倒れ込んだ狐を心配そうに撫でる己を他所に、憧れと共に賞賛する様な素振りを見せる烏、) 」   (2022/4/1 03:40:51)

石川「 きゅぅ …、( へちょん、と疲労困憊から寝台に伏せて仕舞えば、やる気無い、とばかりに耳や尻尾も伏せ切る、)」   (2022/4/1 03:42:40)

坂口「 ん。( すっかりバテて仕舞ったらしい狐に申し訳無い気持ちも浮かびつつ、依然余り動かない腕を動かし撫で遣る、) 」   (2022/4/1 03:43:52)

石川「 きゅ。( 思ったより疲れた、と茫然と思考する中、亦撫でて呉れた手へと力無く擦り寄る、)」   (2022/4/1 03:53:03)

坂口「 … そうか。狐の基礎能力に変化は含まれてるんだな …。… ふふ、此の出来栄えじゃ安吾も顔負けだよなあ。( 力無い狐を精一杯励ます中で、小さく独り言を呟けば独りでに笑う、) 」   (2022/4/1 03:56:09)

石川「 きゅ!( ふと聞こえた言の葉に、当然だ、とばかりに気持ち強めの一鳴き、)」   (2022/4/1 03:57:07)

坂口「 はは、安吾も吃驚するだろうよ。こんなに上手く化けれる奴が自分の他に居るとなると … な。( くすくす、と笑い乍ら頭に思い浮かべるのはあの享楽的な笑み。久しく会ってもいないが、其は当然か、と目を伏せ、) 」   (2022/4/1 04:01:39)

石川「 きゅ、きゅぅ。( 持ち上げられているにも等しい賛辞の羅列でも嬉しくなるもの。漸くと取れてきた疲労から、ぱたぱた、と尻尾を振り始める、)」   (2022/4/1 04:05:15)

坂口「 … 安吾、か …。( 痛みも絶望感も大分取れて来た頃。脳裏に浮かぶ濃紺色の男の姿は未だ非常に眩しく見えた。_憎らしい程に。ぱたぱたと可愛らしく尻尾を振る狐を撫でつつ、春の到来をぼんやりと感じては薄く微笑、)」   (2022/4/1 04:11:18)

石川「 きゅ …。( 彼の心象等いざ知らず、緩な暖かさが全身にのし掛かれば大きく欠伸を一つ、)」   (2022/4/1 04:13:09)

坂口「 … 俺達が図書館で戦っていた頃は明け方で暗かったのに、今はもう昼か …。… 桜が綺麗だな。( 窓際の寝台故か、春風が己の前髪を撫でては緩く瞬き。春眠暁を覚えず … なんて句があったか、なかったか、) … 生前を思い出す …。」   (2022/4/1 04:19:19)

石川「 …。( うつら、うつら、と朗な陽気に微睡む。守り人として宛がわれた中野が誰かとやり取りしているらしい穏な声も睡魔を助長するもので、亦一つ大欠伸、)」   (2022/4/1 04:23:16)

坂口「 ん、…。( 心身に余裕が出て来たゆえに此方も小さく欠伸を落としつつ、狐の毛を撫で遣ってはふと、きゅるる、と音を立てて腹の虫が鳴る。少しの恥ずかしさから頬を赤らめるも、) 」   (2022/4/1 04:27:57)

石川『 嗚呼。御腹空いたのかな。何か食べたいものは在る?( 己に与えられた役目は定期的な状態報告と外部からの報告受信。如何やら問題の図書館に於ける異常は鎮圧したらしい、と受け一息吐いた頃、余りにも間の抜けた腹の音に失笑。かたん、と椅子から立ち上がれば微笑してみせる、)』   (2022/4/1 04:31:51)

坂口「 え、嗚呼えっと …、…。( 腹の鳴った音を見守り番の中野重治に聞かれていたらしく、あたふたと慌てて起き上がろうとするも痛さから断念。恥ずかしいのと申し訳無いないのとで落ち着きの無い様子を見せては、) 」   (2022/4/1 04:36:18)

石川『 …。僕は此処の監視を任されてるけど、其は収容されてる君達の健康管理も含まれてるんだ。出来れば要望を言ってくれると嬉しいな。其の方が何かと楽なんだ。( 何やら誤魔化そうとしているのか何なのか。良く解らないが挙動不審な様に首を傾げては苦笑しつつの上記、)』   (2022/4/1 04:39:05)

坂口「 ……。えと、鰻重 … を一つ。後此奴の為に油揚げも数枚貰えますか。寝っ放しで済みません …。( 仮にも先輩の言葉に小さく頷いては、自分と狐とを指差しつつ上記。寝転がり乍ら人に物を頼む自分の姿を晒す申し訳無さも少量、) 」   (2022/4/1 04:48:09)

石川『 解ったよ。…。嗚呼、構わないよ。今の君達は寝るのが仕事みたいなものだからね。( 漸く受けたオーダーに緩に笑み、手持ちのタブレットから連絡を取り伝える。後は勝手に向こうが如何こうする、と次には他文豪の要望も聞くべく背を向ける、)』   (2022/4/1 04:49:56)

2022年03月26日 23時34分 ~ 2022年04月01日 04時49分 の過去ログ
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