ミナコイチャット

「【 イベント部屋 】学パロ!!!」の過去ログ

現在のルーム
過去ログ一覧
タグ *loser


2020年08月04日 01時19分 ~ 2023年08月15日 01時05分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

イヴェール@紫蘭 麗夜「…え?なんのこと…です?」嘘がバレた?一瞬そう思ったが、とりあえずとぼけてみる「(前世の記憶ない人に前世の話をするのは良くない気がする…)」   (2020/8/4 01:19:30)

東雲そな@ゆいち...はぁ....何、馬鹿にしてんの..?(とぼける相手に対してため息をついてはさっきよりも少しきつめの口調で淡々と言う。)そんな分かりやすい嘘ついて...騙せてると思ってた?......それで?本当は何で話しかけて来た.....(手に持っていた煙草を道にぽい、と投げ捨てると相手の顔を覗きこむ。長めの前髪から赤い目を覗かせ。)   (2020/8/4 01:27:10)

イヴェール@紫蘭 麗夜「(バレてる…!)」顔を引きつらせて相手をみる「(そう言えば前世では相手の心を読めていたんだっけ…忘れてた…)」観念したように肩を落とす「…えっと…似た人ってのは…実は…前世の貴方…なんです……俺…自分が生まれるより前の記憶を持っていて…それで…その時同じ組織に貴方がいたので……」   (2020/8/4 01:32:53)

東雲そな@ゆいち(相手に嘘を認めさせる瞬間はいつだって楽しい。特にこの麗夜という男子生徒の嘘は分かりやすい。)...前世..?...と言うか前世の自分と今の自分を比べたんじゃあ似たひとっていうかもう、同一人物なんじゃねーの?(時々、微かに笑いつつも頭の中で聞いた話を整理する。つまりは麗夜が前世に所属していた組織に前世の自分が居たと....ハッキリとではないがさっき思い浮かんだ"警察"という単語がきれいに頭の中で当てはまる。)...その組織ってはどんなの?例えば.....警察..みたいな感じだったりする?(自分でも不思議だが、意識するまでもなくさっき思い浮かんだ"警察"という単語を当てはめて問う。)   (2020/8/4 01:41:37)

イヴェール@紫蘭 麗夜「同一人物…うん…そうだと思う…貴方は覚えてないだろうけど」うなづき俯く「…う、うん…メイアードグレイ武装警察って名前だった…」相手から警察の単語が出てきて驚く。かすかだが残っているのでは、そう思えたからだ   (2020/8/4 01:45:27)

東雲そな@ゆいち(なんとなく、嘘をついてるようには思えない相手の話を聞いてなんとなくだが、前世では警察だったんだな、と心のどこかで思う。)...え、あー...そのめいあーどなんちゃらはよくわかんねーけど...なんとなく、懐かしいというか....(この違和感は懐かしいという感情だったのか、と少し納得する。)....組織ってことは..他にもお前みたいに、前世の記憶?みたいなの持ってる奴がいたりすんの?..(興味本意で問う。今まで違和感を感じていた一定の人物が少しでも当てはまれば、と思い。)   (2020/8/4 01:55:47)

イヴェール@紫蘭 麗夜「…俺が確認できたのは一人だけ……局長だけなんだ…他は…まだわからない…」   (2020/8/4 01:57:07)

東雲そな@ゆいち...局長..?...それって今の名前だと誰...?..(局長と聞くと何となく姿を思い浮かべる。顔はよく思い出せないがその他、雰囲気などは何となくわかった。この学校で雰囲気が重なる人は一人しか、思い付かなかった。まだ他にもいたような気がするが、よく思い出せない。とても、大切な人が居たような....。)   (2020/8/4 02:03:37)

イヴェール@紫蘭 麗夜「…或花先生だっけ…今の名前……いつも局長って呼んでたから…」   (2020/8/4 02:07:56)

イヴェール@紫蘭 麗夜うろ覚えのようでごもりながらそういう「…偽名だったら前世の名前に戻してるかもな…前世は雪花だったと思うんだけど…」   (2020/8/4 02:09:05)

イヴェール@紫蘭 麗夜((すみません、きれました…   (2020/8/4 02:09:19)

東雲そな@ゆいちあぁやっぱり、そんな気がした..(なにかわかったかのような表情で頷く。雰囲気がやっぱり似ていた、わかる人がいたらほぼほぼ分かるほどに。)....偽名..何のために..まぁ何でもいいか..(前世での仲間の名前はほぼほぼ思い出せず、首をかしげる。そういえば回りの人が少なくなったな、と思い近くにあった時計を見ると、針は思ってきたより進んでいて。)...あ、時間大丈夫なの?...結構たってるけど....(自分も今日は遅刻するわけにはいかないので少し足を早める。)((眠気が出てきたので勝手で申し訳ないんですが、そろそろ〆の方向に持ってってもいいですかね..?   (2020/8/4 02:15:48)

イヴェール@紫蘭 麗夜((はい   (2020/8/4 02:16:11)

東雲そな@ゆいち((ごめんなさい、ありがとうございます、!   (2020/8/4 02:17:23)

イヴェール@紫蘭 麗夜「あ…時間……ま、間に合うかな…走れば間に合うか…」相手に言われ、時間をみる「お付き合いありがとうございました。遅刻しないようになるべく早く行ってくださいね、そな先輩っ!」相手には記憶ない、あるいは薄い。でも、前世の仲間と話ができた。それだけでもとても嬉しいことだ。一度相手の方を見てにっと笑うと、教室を目指して走っていく   (2020/8/4 02:20:35)

イヴェール@紫蘭 麗夜((〆大丈夫ですかね…?   (2020/8/4 02:20:56)

東雲そな@ゆいち((大丈夫だと思います!!   (2020/8/4 02:21:24)

イヴェール@紫蘭 麗夜((じゃあ解散ですね。遅くまでお付き合いありがとうございました。おやすみなさい   (2020/8/4 02:22:09)

東雲そな@ゆいち((此方こそお相手感謝です、おやすみなさい。ノシ   (2020/8/4 02:22:57)

おしらせ東雲そな@ゆいちさんが退室しました。  (2020/8/4 02:23:01)

おしらせイヴェール@紫蘭 麗夜さんが退室しました。  (2020/8/4 02:23:06)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2020/10/29 00:42:53)

ぬし@桜庭未蕾((あいこんばんは   (2020/10/29 00:43:28)

ぬし@桜庭未蕾((色も違うし誰だてめえと思った方 社長ちゃんだからね 今世で名前違うパターンなので   (2020/10/29 00:44:14)

ぬし@桜庭未蕾((暇な時にロル返す感じで感じで進めていきますぜ 公式からの生きる糧ウレシ〜〜〜〜〜(さっさと書け)   (2020/10/29 00:45:28)

ぬし@桜庭未蕾(鈍色の雲が黒いベールのように太陽を覆う。降り始めた大粒の雨がコンクリートを染めていく。補習を終えて校舎を出た途端、頭頂に落ちた冷たい水滴。ああ、雨だ、と確認しては鞄の中を探るが、こんな日に限って雨具を持ってきていない事に気付き息を吐いて落胆した。もう友達は皆帰ってしまったのだろうか、校舎内はいつもより静かだった。携帯で確認すると、今日の降水確率はそんなに高くはなかったらしい。電源を落とすと暗くなる携帯の液晶画面に映った自分の瞳の色を見ては、画面から目を逸らすように携帯を鞄にしまった。__なんとなく、青空は嫌いだった。深い理由は無いのだが、前世での青空は誰かを傷つけ地下へと閉じ込めてしまっているようで、残酷な存在だったから。だから自分の瞳の色だって気に入らなかった。そんな今、自分の頭上に広がるのは灰色の曇り空。何故だろう、灰色の低い空はとても見慣れていたものだった気がする。そんな事をぼんやりと考えながらしばらく空を眺めていた。)   (2020/10/29 00:45:36)

ぬし@桜庭未蕾(濡れながら帰るのも嫌だし今日は幸い予定が何も入っていないので、雨が止むまでどこかで雨宿りでもしようと考え向かった先は保健室。小さく静かに戸を開けて、開いた隙間からこそこそと顔を覗かせては何も言わずに白い室内を見渡した。そして、彼__自分が〝先生〟と呼んでいる人物が目に入っては、「…ふふ、先生みっけ」なんて笑みを零す。実際、彼に対して気がないと言えば嘘になってしまうだろう。だって、雨宿りできる場所は他にもあるにも関わらず保健室に来たりするのは、意味もなく彼に会いたいと思ってしまうのは、つまりそういう事なのだから。)   (2020/10/29 00:47:59)

ぬし@桜庭未蕾「ちょっと雨宿りしに来ただけ。だからそんなに長居するつもりはないよ」(そう言って彼の正面にある椅子に腰を下ろす。背もたれのない椅子で背を丸くしては、少し疲れた様子で眉を下げて横髪を弄った。前々から思っていたのだが、彼が微笑んだ時に感じる、ぞわぞわと何かが迫り来るようなこの感覚は何なのだろう。その度にいつも一瞬の強い不快感に襲われていた。そして、思い出したくないような、記憶にあるはずのない何かが見えてしまうのだ。彼にとって自分は邪魔な存在になってはいないだろうか、本当は我慢しているだけなのではないかと、そう考えてしまう。しかしそれは一種の機体でもあった。いずれにせよ、彼と自分の関係はもう先生と生徒、そして〝他人〟である事は確かだった。)   (2020/10/29 00:51:07)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが退室しました。  (2020/10/29 00:51:19)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2020/10/30 19:52:33)

よもぎ@保健医(「過去を思い出す」ということは、必ずしも幸せに繋がるのだろうか。過去に向き合い、己を改めること。まるでトラウマを抱えた子供のようだと、大人であり特筆する過去がない自分にとっては、そんな正反対の比喩に無意味な息を吐くのだった。窓の向こうでは、雨が降っていた。雨は好きだった。それはどちらかといえば一人が好きな自分にとって、この閉鎖的な空間を飾るのにはちょうど良いもので_ひとつ、ここで問おう。【一人は孤独なのだろうか】)「おや。……まあ、良いでしょう。外も暗いですから、本当に少しの時間だけですよ」(ふと現れた一人を破る存在にそっと眉を顰めながらも、そんな微かな邪の気持ちを隠すように薄らに笑みを浮かべる。「長居するつもりはない」と言いながら、しかし自分の目の前に座ってそわそわとしている彼女を見てしまっては、そんな言葉もあまり信じられないのが本音だった。机に重心をかけて窓の外を見つめていた視線を彼女にやり、そのままそこの椅子にそっと座る。保健医たるもの、ここへ来た生徒を無視するわけにもいかないのだ、というように)   (2020/10/30 19:53:21)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2020/10/30 19:53:30)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2020/11/1 11:47:03)

ぬし@桜庭未蕾「薬物はだめですよ、先生」(彼が正面に座ると、薬品の匂いがつんと鼻腔を擽る。何か話題を探そうと真っ白な壁を見ると、"薬物乱用防止週間"と大きく書かれたポスターが目に入った。該当者だったはずの彼がこんなポスターを貼っているなんてと考えると、それがどこかおかしく思えて、くすりと小さく笑ってそう言った。だけど、衣服から覗く白く健康そうな肌色をした包帯のない首を見ると、どこか寂しい気もして。唐突な言葉に不思議そうな顔をする彼を見れば、「いいえ、何でもありませんよ」なんて首を振った)「……栖雲、先生」(話題が尽きてしまっては、そしてふと思い出しては、椅子に座り直す。彼を名前で呼ぶ者は少なかった。皆は彼の事を、保健の先生、だとか呼んでいるから。一方で自分は他の先生に対しては親しく接しているつもりでも、彼にだけは他人行儀のようにいつも敬語を使っていた。距離を縮めたいと思っても、何かの大きな壁が邪魔をしていて、いつまでも出来ないでいたからだ。   (2020/11/1 11:48:24)

ぬし@桜庭未蕾「…この前話した物語、覚えていますか?」(自分はいつもそれを、まるで頭にインプットされていた本を朗読するかのように、彼だけに語っていた。そして彼はいつも、何も言わずにただ耳を傾けてくれていた。___それは不運で、皮肉で、不器用な、ロボットと博士のお話___。)   (2020/11/1 11:48:52)

ぬし@桜庭未蕾____とある地下の研究所に、ひとりの女の子が生まれました。青い瞳を持つその女の子は、人間ではありません。それは人間そっくりのロボットでした。ロボットはいつもボロボロでした。モノのように扱われては、傷を作ってばかりいました。それもそのはず、彼女はロボットなのですから。そんな彼女に物知りな博士は、色々な事を教えました。大空を飛ぶ鳥のこと。青く広がる海のこと。夜空に瞬く星のこと…。博士の話に目を輝かせていたロボットは、地上の世界にいつも夢を見ていました。他の人間たちとは違って、心優しい博士は決してロボットを傷付けません。博士はロボットを愛していたからです。そんな博士のことが、ロボットは大好きでした。そして博士の心を、感情を、愛を知っていきました。   (2020/11/1 11:49:10)

ぬし@桜庭未蕾___ある日、ロボットは博士に言いました。〝本物の外の世界を見てみたい〟と。…しかし博士は、悲しい顔で首を振ります。自由に陸を歩けない人魚姫のように、ロボットである彼女はこの地下から出る事なんてできないのです。そして人間の王子に叶わぬ恋をしてしまった人魚姫は、いつか海の泡となって消えてしまうのでしょう。ロボットもそんな運命でした。役目を終えたら捨てられるロボット。使い捨てるには愛しすぎてしまった博士。そんなふたりの間を隔てる大きな壁は、とても冷たく悲しいものでした。…機械仕掛けの人魚姫は、諦めたように静かに笑いました。それでも彼女には、博士がそばに居てくれるだけで幸せだったのです。   (2020/11/1 11:49:29)

ぬし@桜庭未蕾____永遠なんてものはない。全てのものにいつか終わりはやってくる。…やっと形を手に入れたその愛が失われる日は、そう遠くありませんでした。ロボットのシステムがついにエラーを起こして、制御装置が利かなくなって、それから、それから___。…私はどこで間違えた?私は彼女に何を教えた?博士は何度も自分に問いかけます。それでも、一向に答えは見つかりません。ナイフを握った人魚姫は、王子の命を喰ってしまう化け物だったのです。愛するものに裏切られ壊れてしまった博士の心は、もう元どおりになることはありませんでした。   (2020/11/1 11:49:51)

ぬし@桜庭未蕾___ロボットは自由を手に入れました。そして、地上の世界で色々な仲間と出会いました。しかし、人魚姫が手に入れたのは、罪に汚れた足。地下を抜け出してもなお、彼女はいつも何かに囚われたままでいました。__大切なものを失った博士は、ロボットを憎み嫌うようになっていました。いつしかロボットに教えたはずの愛なんて、もうとっくに失せていました。…ああ、魔法が使える世界だったら、どんなに良かったでしょう。ここには魔法が使える不思議な杖も、願いを叶えてくれる妖精もいません。ロボットは人間のように自由で、博士は機械のように壊れたまま。光の差さないこの地下では、そんな現実がすべてでした。__こんな結末を招いたのは?博士の愛を無情にも引き裂いたのは?それはロボットでもあり、博士でもある。…彼女は願いました。〝またやり直せるなら、わたしは___。〟   (2020/11/1 11:50:11)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが退室しました。  (2020/11/1 11:50:14)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2020/11/8 20:56:59)

よもぎ@保健医「ああ……貴女が何回も話すものですから、流石に覚えていますよ」(またそれか、と正直思った。彼女はここへ来るたびにその話をする。彼女の作り話にしては詳細であるためどこかの物語を語っているのかとは思っているが、これほどしつこく自分に語りかけてくるのは___ただ、自分の好きな話というわけでもないのだろうか。しかしながらいくら考えても彼女の伝えたいことなどわかるはずもなく、自分はただ耳を傾けて頷くばかりであるのだった)「はい。……悲しい話、ですよね。誰も救われない、報われない。博士の愛情がこんな結末になるなんて……ね。彼女たちは、二人で過ごしすぎていたのかもしれません」(そして彼女が話終わった後に自分が語れることとは、そんな普通の感想であった。この前語られた話を思い浮かべながらそれを言い終わった後、彼女の先、真白い天井をただ眺めている。___博士とロボットはきっと、長い間を過ごしすぎたのだ。お互い孤独に怯えていたのだろうか、愛に飢えていたのだろうか。そんなことを薄らに考えながら、彼はそっと彼女に目線を戻した。表情は、変わらぬままに)   (2020/11/8 20:57:03)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2020/11/8 20:57:18)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2020/11/14 16:33:24)

ぬし@桜庭未蕾「…うん」(彼の意見は正しかった。たしかに、自分が生まれた時から彼はずっとそばに居続けていた。だからこそ介入してくる者など居らず、二人だけが招いた結果なのだと。だから、どっちが悪いのかなんて考えたところで誰のせいにする事も出来なかったのだ。しばらく考え込んでは、彼に深く同意するように相槌を打った)「……だって先生、なんにも思い出してくれないんだもの」(彼が早く思い出してくれたのなら、こんなにしつこく何度も語る必要は無かったのだ。それなのに彼はただ率直な感想を述べるだけで、心当たりがあるだとか、懐かしいなんて言葉のひとつも出てこないから。あの時とは違う、刻一刻と流れる限られた時間の中で自分はそんな彼に小さな焦りを感じていた)   (2020/11/14 16:33:52)

ぬし@桜庭未蕾(__耐えられなかった。彼が何も覚えていないという事実に対して、自分の精神はもう限界だった。自分が何のためにここに居るのか、それが分からなくなってしまうから。悔しさに口を噤んで膝の上に乗せた拳にぎゅっと力を入れる。とにかく今日こそ、彼に何か思い出して欲しかった。そして、「…ね、先生。」なんて少しの間を置いて口を開いた後、静かに身を乗り出した。)「___本当の事、話して」(きっと彼は、本当は自分の事を覚えているのだろう。そしてその事を隠しているのだろうと。そう考えていた、というよりもそう自分に言い聞かせていた。彼の瞳を、奥の奥まで透き通すようにじっと見つめる。その淡い瑠璃に映し出されている像は、一体誰の姿なのだろうか。問いただしたくなる口調を抑えて、視線は真っ直ぐ、声は穏やかに。ただ、彼の記憶だけを信じて)   (2020/11/14 16:34:13)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが退室しました。  (2020/11/14 16:34:17)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2020/11/23 11:52:15)

よもぎ@保健医「____思い、出す?」(雨音が強くなる。時計の音が聞こえなくなり、まるで雨に閉じ込められているようだ。しかしそんな雨を割くように、ひとつ、言葉が生まれる。外を確認するために立ち上がり、窓へと向かう足は止められ、窓へ向かった目線は彼女に変わる。悪い予感を、一瞬。)「……何の、ことですか。私、なにか忘れていることでも?……あなたの勘違いでは」(ぞわ、と悪い予感を感じながらも、不審がるようにそう問うた。記憶、きおくとは__全く思い出せないのに、それが彼女の勘違いとはっきりと断言できないのはこの予感のせいだろうか?自分が知らない自分のことを言われたように動揺をしてしまっては、それを隠すように、ゆっくりと椅子に座り直す)「……思い出せません。ええ、わかりません。本当の事、とは?」(自分の知らない、自分のこと。ただの一生徒のはずなのに自分のことを自分より知っているような言い草に、思わず合わせた目線を切った。一度深く彼女と自分の中でなにかあったか、そんな出来事を思い出すが__なにを忘れているのかわからない。自分に言い聞かすように「わからない」ことを二度口に出しては、慣れない空気に息を吐いた)   (2020/11/23 11:53:03)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2020/11/23 11:53:06)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2020/11/27 21:23:07)

ぬし@桜庭未蕾「何を惚けているの、先生?……まさか、忘れてしまった、とか___そんなの、いくらなんでも酷すぎる」(ああ、やっぱり、と彼の表情の変化に眉を顰める。やはり彼はどこか心当たりがあるのだろう、いいや、あって当然だ。自分の勘違いなんかじゃなかった。だって、あの子だって、自分を覚えていてくれたのだから。それが自分の記憶は正しかったという証明になったと言うのに。どうしてあなたは何も憶えていてくれないのだろう?)「…あなたは私を裏切るんですか。期待を裏切られる痛みを一番知っているのは、……先生、あなただったはずなのに。」(私の話を疑おうとも信じようともせず、面白い冗談だと言ってただ静かに笑うあなた。言ってしまえば自分は、今までのそんな彼に内心腹を立てていた。だって彼は何も分からない、憶えてなんていてくれやしなかったのだから。もちろん、そんなの自分の一方的な理不尽だという事は十分承知だ。ああ、今度裏切られるのは私なのだろうか?__でも、それもきっと、何かの罰なのだろうと。___ああ、誰も知らない"真実"を誰かに語るのは、こんなにも難しい)   (2020/11/27 21:23:56)

ぬし@桜庭未蕾「…………答えて」(知らないふりをするような素振りを見せた彼を逃したくなかったのか、そこには問い詰めるように彼に迫ってしまう自分がいた。逸らされた彼の目線を半ば無理矢理こちらに戻すように、彼の片方の手首を引く。そして先程の自分の発言で動揺を隠しきれない彼を少しばかり気遣うように、「ゆっくりで良いから」と付け加えた。懇願するように、悲しげに眉を下げながら。でも、あれだけ忘れまいと約束したのに、それなのになにも覚えていないだなんて__。…分かってる、生まれ変わっても依存する事になるなんて、きっと間違ってる___それでも自分はこの状況に進展を求めて、ただ一途に、傲慢とも言えるやり方で彼の記憶を取り戻そうとしていて。それが彼にとっての不幸だという事も知らずに)   (2020/11/27 21:24:21)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが退室しました。  (2020/11/27 21:24:25)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2021/1/2 22:39:44)

よもぎ@保健医「……はあ?」(声、否__音が溢れる。様々な色が混ざり合うパレットの上にたったひとつ「白」を垂らしたように、無意味で無価値な「意味不明」という意が溢れる。勝手に自分を加害者扱いする彼女を、異質者扱いをする目で眺めた__眺めてしまった。いくら記憶を探っても、それ以前にもはや「彼女」という存在について記憶を巡らせても、全く思い出せる情報はない)「そんな……私は、あなたを裏切っているわけではありませんよ。私はあなたの味方です。誰に何をされたのかは分かりませんが、私はその「誰かではない」のですから」(もしかして、彼女は気を病んでいるのだろうか。目の前の自分に言っているはずなのに、その瞳はどこか遠い先を見つめているようであった。そんな彼女を宥めるように、困惑する自分自身を落ち着かせるように、それをゆっくりと彼女に語りかけた)   (2021/1/2 22:39:52)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2021/1/2 22:39:56)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2021/1/3 17:31:57)

ぬし@桜庭未蕾「……はは、はははっ……あなたは、本当に___、本当に、〝保健の先生〟なんだね。……なのに、どうして私は………」(目の前の彼は、自分が知る彼ではない。自分の創造者でも何でもない、ただの保健医、ただの他人なのだと。優しく語りかけられた、先生と呼ぶに相応しいその言葉に、悲嘆を湛えた苦笑と共に力なく彼の手を離した。__そして自分に向けられた、まるで異端者を見るような目。自分はそれを決して看過する事など出来なかった。自分は何も間違っていない___そんな風に彼に主張するように、また自分自身に言い聞かせるように、椅子から立ち上がった自分は彼の胸倉を掴んだのだ。)   (2021/1/3 17:32:32)

ぬし@桜庭未蕾「いい加減にしてよ…………ッ」(ようやく喉から捻り出したのは、掠れかかった声。その手に込められた力は、簡単に振り切れてしまえるほどに弱かったため、掴み上げると言うよりは相手の胸元に自分が引き寄せられるような形だった。散々彼を傷付けてきた自分は、これ以上彼を傷付ける事を恐れていたのかもしれない。俯くその目には涙が浮かんでいて、彼に悟られぬようにと顔を背けては袖で目頭を拭った。)「お願い、思い出して………あなたのいない世界は、ひどく寂しい」(先ほどの自分の理不尽な言動とは一変、彼に懇願するようにそう言った。何でもいい、何かが彼の記憶を取り戻す引き金となってくれないだろうか。記憶を取り戻すことで、また疎まれ忌み嫌われる存在になっても構わない。それでも自分は彼と繋がりを持っていたい__記憶のない彼など、自分の想う『彼』ではないのだから)   (2021/1/3 17:33:00)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが退室しました。  (2021/1/3 17:33:03)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2021/3/4 20:21:50)

よもぎ@保健医「な、っ……」(突然、視界が揺れた。その衝撃に思わず声が漏れ、しかしながらその状況を理解してしまえば、そのまま声などが続くわけもなかった。先ほどから彼女の発言には理解できないものばかりだったが、今度はそれを行動で示されてしまっては__本当に、自分に非があるのかと思い始めてしまう。しかしどれだけ頭を働かせても、幼い頃からの記憶を思い返しても、彼女に関しての記憶など皆無であった。この学校に勤務して、彼女と会って___ああ、彼女は最初から自分を見て、不思議な表情をしていた気がする。自分の記憶の中には彼女は見つからなかったけれど、彼女が今言っている、「自分が過去なにか彼女と関係がある」ことは間違いがないのだろう。その正直に言ってしまえばあまり自分にとって良くないものが、脳内で証明されてしまっていた)   (2021/3/4 20:21:54)

よもぎ@保健医「私がなにか……あなたに関しての記憶を忘れてしまっているんですね。すみませんが……本当に、思い出せないんです。本当に、すみません」(必死に自分に思い出させようと懇願する、怒りにも悲しみにもみえるその姿が今は痛々しかった。先ほどとは違って優しい声色で、紡ぐ言葉を探しながらそう謝罪をした。謝罪しか、できることはなかった)「……私も記憶を思い起こしてみます。何か思い出せるかもしれませんから。だから……なので、今日はもう帰ってください。……ほら、外がもう暗いので」(他に手段はなかった。今この場でできる手段はなく、実際他人の干渉によって記憶が思い出せたのなら___その干渉は、とうに今、彼女がしていただろう。これ以上ここで彼女と交わらないままいても無駄だというように、現在の時刻と自分の立場を利用して、そのまま帰るようにと指示をした)   (2021/3/4 20:22:06)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2021/3/4 20:22:08)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2021/3/20 22:06:35)

ぬし@桜庭未蕾「ああ、…違う、そんな意味じゃ、……私、」(理性的な思考ができるようになった時には、もうすでに涙は流れ落ちていた。そして彼の困惑したような表情が目に入った時_____弾かれたように、咄嗟に彼から手を離した。訳もわからず謝り続ける彼を否定するように首を小さく横に振る。とにかく、もう彼に何かに対して謝って欲しくなかったのだ。感情に支配される事は、自分が最も恐れていた事なのに____それなのに、自分は一体何を?そんな自分の愚かさに自らの手首を握り締める。)「帰れだなんて…どうして?雨はまだ止んでないのに。それに…家に帰っても、どうせ誰も居ませんから。だから、心配する必要はありませんよ」(そう言ったのは、都合のいい事に、先程よりも雨は激しさを増していたから。どれだけ時間が遅かろうと、自分の身を案じる人などどこにも居ないから。   (2021/3/20 22:07:17)

ぬし@桜庭未蕾しかし自分のこの境遇を、不幸だとは思っていなかった。生きる中で自分に与えられた時間を彼のために使えるのなら、それだけで幸せなのだから。記憶のない彼には到底理解できないであろう本心、本当の理由。居場所がほしい、もう少し一緒にいたい。そんな稚拙なエゴイズム)「……そう…そうですよね。だって先生は、私のことが嫌いなんだから。……思い出さない方が、幸せなのかもしれませんね」(先程から彼は、自分を遠ざけようとしているのだろうか。その理由を考えてしまっては思い出したようにひとつ、独り言のようにそう呟いて悄然とした表情で目を伏せた。降り続く雨は、外界から遮断されたふたりきりの世界を作り出しているようで、日常の喧騒から離れたそれは、自分にとって居心地が良いものだった。そして作り出されたこの閉塞感は、かつて自分が生まれ育った施設のような_____またもっと遠い記憶の中にある、冷たい地下の世界にもよく似ていた。)   (2021/3/20 22:07:35)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが退室しました。  (2021/3/20 22:07:39)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2021/5/6 01:39:52)

よもぎ@保健医 「……ああもう……そんなに泣かないでください。大丈夫、大丈夫ですから」(再びぐずぐずと泣き出した彼女にティッシュを与え、椅子に座らせる。大丈夫、と落ち着かせるように声をかけた。適当だと思われてもおかしくない。実際には自分のせいで彼女は泣いているというのに、それを大丈夫だなんてひどく無責任な言葉だ。どんな言葉を彼女に伝えても、彼女の心に傷がついてしまうことに自分は罪悪感を負い続けていた。そんな現実にすみません、と発してしまったことは、彼女にとってはまるで自分が被害者のように聞こえてしまうだろうのだろうか)「……私は、あなたのことを好きとでも、嫌いとでも言えません。だってあなたのことをまだよく知らないのですから。……お互いをもっと知りましょう」   (2021/5/6 01:40:01)

よもぎ@保健医「【あなたは孤独じゃない。私たちは、やり直せます】」(目を伏せてしまったあなたをそっと見守りながら、ゆっくりと、力強く言葉を紡ぐ。___貴女はずっと、今まで一人だったのだろう。貴女の中にいる「私」に縋り続けて、孤独の底に居続けたのだろう。私は貴女を今、好きではない。しかし好きになれるかもしれない。私は貴女を今、思い出せない。しかし思い出せるかもしれない。だからそんなに焦らないで、とそう長い言葉を伝えても、貴女には届かないかもしれない。だけど私たちには時間がある。私たちは一人と一人。貴女には私がいて、私には貴女がいる。一人は孤独ではない。貴女の中にいる私ではなくて、目の前の本当の私を見てくれますように。そんな再び無責任な願いを込めて、自分は目を伏せ続ける彼女を見つめていた)   (2021/5/6 01:40:30)

よもぎ@保健医((いやほんと毎回遅くて本当に申し訳ない。この成りの私の最初のロルの伏線やら、本部屋の成りのキーワードをなんとなく拾った形。つまりは良い方向に向かえるんじゃないかなというあれです。そろそろ終わりが見えてきた。今度の更新は早くします。多分。   (2021/5/6 01:43:09)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2021/5/6 01:43:25)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2021/5/18 00:59:16)

ぬし@桜庭未蕾「………どうして、……どうしてそんなに、優しくするんですか」(_____ああ、そんな言葉をかけられてしまったら、そんな施しを受けてしまったら、余計に涙が出てしまうじゃないか。そんな事を考えては、鼻をすすりながらティッシュで涙を拭った。あなたのような人が、生まれた時からずっとそばにいてくれたら、親という存在になってくれていたら、少しは良かったのだろうか。何も知らない、わからないのにでたらめを聞かされて、感情を一方的にぶつけられて、それでもこんなふうに自分を優しく宥めてくれる、目の前の彼。____その時、ふたつの影が重なった気がした。その姿の中に、ほんとうの彼の姿を見出せたのかもしれない。無責任であれどうあれ、その言葉は永く凍っていた自分の心を溶かしていった。でも、いいえ、と首を小さく振る。きっと自分は償いのために生まれた命、そしてこれは罰。こんな感情も、自己完結で終わらせなければいけない。見返りなんて求めてはいけない。それなのに、甘えたいと思うのは、愛されたいと願うのは?ふと、頭の中でひとつの答えが浮かんだ。…ああ、そうだ______私はずっと、寂しかったんだ)   (2021/5/18 00:59:36)

ぬし@桜庭未蕾「…私ね、知ってるよ。ロボットは、ずっと寂しかったんだ」(それが自分の導き出した答え。ひとつの結論。___自分は決して、孤独ではなかった。他人の存在を知って初めて、孤独というものは存在するのだから。そして自分は、誰よりも喪失を恐れていた。だったら、最初から何も持たない方がいい。愛さないように、固執しないようにすればいい。なのに、あなたに出会って、心を知ってしまって。そうだ、あの時も______まるで内側から破壊されていくようだった。やっと築き上げた自己の世界が、崩壊していくようだった。とても温かくて、恐ろしかった。あなたが私をまるで壊れ物のように扱うから、自分なんかにも価値があるのだと勘違いしてしまっていた。自分に救いなんて、要らなかった)   (2021/5/18 01:00:00)

ぬし@桜庭未蕾「____________。」(その声は、雨音に霞んで消えてしまいそうだった。独り言をするように、寂しいよ、と渇いた声で小さく呟いた。口にしたのは____〝先生〟ではない、自分が呼んでいた、彼の名前。今はまだ存在しないけれど、たしかに目の前にある、何も変わらない栖雲静という人物。自分が大好きだった人。その名前をずっと背中に呼び続けて、あなたの足跡を辿って、私はいま、ここにいる。この目に映る彼に、今なら向き合うことができるかもしれない。いまここで私を思い出したら、あなたはきっと私を嫌いになる。けれど、それでも構わない。ほんとうの栖雲静に会えたのなら、それだけで充分なのだから。____だから、もう一度だけ、あなたしか知らないほんとうの名前で、私を呼んではくれないだろうか。そんな身勝手な願いを込めて、伏せていた青い両の目をゆっくりと前に向けた。【またその名を呼ぶ日が来る事を】)   (2021/5/18 01:00:22)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが退室しました。  (2021/5/18 01:00:27)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2021/6/23 22:08:32)

よもぎ@保健医「……私は、保健医ですから」(あなたの口から発せられたものは意外にも自分を褒めるような言葉。先ほどまで自分を突き放すような言葉を投げかけられていたものだから、反応が少し遅れてしまう。しかし、きっとここであなたを特別な存在にしてしまってはいけないのだろう。あなたは自分が特別だとしても、自分はまだ、あなたを特別な存在と認識できないのだから。あなたを特別な存在にするには、きっともう少し時間がかかるだろうから。それでもあなたを傷つけたいわけではないから、あたたかでやわらかい日差しをゆっくりと向けるように、言葉をのせた)「………私の名前、知ってるんですか?……ああ、そうか____」(名前を教えていないはずの彼女から聞こえた自分の名前に思わず反応してしまい、結局自問自答の形になってしまった。彼女は自分の前世を知っているのだから、名前も知っているに決まってる。そんなに鮮明に思い出せるのなら、前世と今世の齟齬に悩まされるのに無理はない。ここまできても一切思い出せない自分に申し訳なさを感じつつも、今はどうしようもないと考えを落ち着かせる。自分は決して諦めたのではなく、未来に期待をしているから)   (2021/6/23 22:08:38)

よもぎ@保健医「あなたの前世の名前をあなたから____いえ、私から、呼べるように」(楽しみにしていてください、と笑った。本当は謝りそうになったけれど、きっと謝ってしまったら、彼女はまた自責の念に駆られてしまうだろう。そんなことがないように、彼女が苦しまなくて済むように、わがままのような言葉を選んでいた)「……また会いましょう。明日もあるんですから、どうか焦らないで」(突然鳴り響くチャイムの音の方向に視線がいき、すぐにそれが最終下校を知らせるものだとわかる。そのまま彼女の方へ向くと、念を押すように、ゆっくりと想いを伝えた。探していた人物に出会えたのだから、焦る気持ちはわかる。それでも焦る必要はないと伝えたかった。____あなたが前世で愛していた私が、今世の私と同じとは限らないから。もう少し、彼女は今世の私を知ってほしい)   (2021/6/23 22:08:49)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2021/6/23 22:08:51)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2021/8/10 00:57:23)

ぬし@桜庭未蕾「………帰る、から」(視界が縦に霞む。彼の言葉を最後まで聞いたところで、震える声を絞って腰を上げた。彼に従ったのではなく、自分の意思で。もう自分に成せることなどない。ここはもう、私の居るべき場所ではないと。自分など覚えておく価値もなかった、きっとそれだけのこと。前世とか物語とか、気持ち悪い、馬鹿みたい。最初から期待なんてしなければ…そうしてふと自分を省みたその時、自らの愚かさに恥辱を受けたように顔を赤くした。傷つけることは、自分が最も恐れていたことだったはずなのに。思えば自分は己を客観視することから逃げてきたのかもしれない。ただ彼との邂逅に気が走って、彼の記憶の在り処を必死に探って______ああ、彼の言う通りだ。余裕が、無かったのだ。恋は盲目という言葉にも似た感情、情動。それでもあなたは優しかった。子供の出鱈目さえも受け入れてくれた。それが大人の余裕というものなのだろうか、彼の存在が更に遠くにあるように思えた。例えそれが職業柄の理由で本心は違っていたとしても、向けられた優しい光はどこか遠いもうひとつの記憶を思い起こさせる。   (2021/8/10 00:58:54)

ぬし@桜庭未蕾しかしあなたが、自分をただの一人の生徒としか認識していないのであれば_____私はその優しい表情を見たくない、温かな声を聞きたくない。欲しいのは優しさではない。〝特別〟だった。嫌われていてもいい、それもひとつの〝特別〟なのだから。矛盾と葛藤。その優しさが痛いことなど、あなたは知らないのだろう) 「ごめんなさい」(雨は一向に降り止む気配を見せない。でも、涙を誤魔化すのには丁度いい。輪郭を伝った一滴が落ちる前に、荷物を持って逃げるように部屋から駆け出した。また明日、と振り返って彼に笑顔を返したかった。_____帰り際に鞄からなにか落としてしまったかもしれない、そんなことも気に留めず。早く、早く家に帰ろう。また何ら変わらない日常の繰り返しが、桜庭未蕾が、私が、続くんだ。______私は孤独じゃない。今までも、これからも。私には、あなたがいるから。色褪せることない偶像、私だけの神さまがずっと、そこにあるから)   (2021/8/10 00:59:13)

おしらせぬし@桜庭未蕾さんが退室しました。  (2021/8/10 00:59:17)

おしらせ桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2021/12/23 09:21:48)

桜庭未蕾(午後からずっと頭がぼんやりしていて、それが明らかに眠気ではないことには気付いていた。それは先生に指名されて、慌てて席を立った時。突然に膝が言うことをきかなくなって、歪む視界、騒めく声______そしてゆっくり目が覚めると、いやに清潔な白の天井。時計を見ると、既に長針は短針のまわりを一周していた。どうやら最後の授業からずっと眠っていたらしい。こんなに深い眠りに就けたのはいつぶりだろうか。ベッドの傍らにはいつの間にか自分の荷物が置かれていた。ああ、みんな、ごめんなさい____そう長く息を吐いては毛布に潜って体を縮める。再び目を閉じると、寝台の底が抜けてゆっくりと落ちていってしまうような、そんな感覚に陥った。_____あの雨降りの日からだった。不調が続いていた。テストの成績は奮わない。進路希望書は白紙のまま。友人たちとの小さなすれ違い。食事が喉を通らない。夜は眠れなかった。毎晩悪い夢で目を覚ました。そしてどういうわけか、涙が止まらなかった。たった17年の孤独を食んでは嗚咽まじりに睡眠薬を嚥下する_____そんな日々が、些事が重なって、ついに形として現れてしまったのだろうか。ああ、ヒトの体は、こんなにも弱い)   (2021/12/23 09:26:06)

桜庭未蕾(気付けば季節は木枯らしが肌を刺す時期に移り変わっていた。相変わらず寒い日が続いている。自分はといえば、彼との間に小さな蟠りを感じていて、校内ですれ違っても顔を逸らしてばかりいた。決して彼に嫌悪を抱いている訳ではない。自分は、自分が嫌い。でも思い出して欲しい。あなたをまた傷つけるのは嫌。でもこのまま終わるのは、もっと嫌。そんな矛盾と葛藤を感じては、また心の中に障壁を作ってばかりいたからだ。でも、彼を離れたくないというこの気持ちだけは唯一変わらなかった。彼にとっての本当の幸せとは、何なのか。記憶を、自分のことを思い出すということは、彼の幸せに繋がるのだろうか?______ここは心地のいいところ。でも、私がいていい場所ではない。ベッドから下りて、荷物を手に足音を立てないようにそっとこの空間から去ろうとした)   (2021/12/23 09:26:32)

おしらせ桜庭未蕾さんが退室しました。  (2021/12/23 09:26:39)

おしらせ桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2021/12/26 00:32:25)

桜庭未蕾((色が安定しないねえ   (2021/12/26 00:34:41)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2021/12/26 00:37:19)

よもぎ@保健医((必死に書いています   (2021/12/26 00:37:26)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、よもぎ@保健医さんが自動退室しました。  (2021/12/26 01:10:45)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2021/12/26 01:10:51)

よもぎ@保健医(問題提起。世の諺として「知らぬが仏」「何も知らぬことは最も幸福である」というものがあるが、一体それは正しいことなのだろうか。考察。これは自論だが__物事の解を知り、その物事の真実の残酷さを目の当たりにしてしまったとしても__そこからもがいて進むことをやめずにいれば、なにか突破口を見つけることができるのではないか。知識量を比較した世界の見え方を表す風刺画のように、知識を増やすこと__物事をまっすぐ見続けることを諦めなければ、きっと新しい景色が見えるのではないか。__最近は、そんなことばかりを考えている。原因は言わずともがな、自分が知らない自分を知るような口振りをして、自分を問い詰めてきた彼女。彼女をあそこまで錯乱させる自分とは一体誰なのか。単純な疑問と、そんな自分の存在を知ってしまったことの少しの恐ろしさを抱えて過ごしている。しかしその恐怖心はまだ、その存在の輪郭しか__輪郭すら、まともに思い出せていないからであり。   (2021/12/26 01:19:39)

よもぎ@保健医閑話休題。保健医という仕事は、元々学校生活で予想外な出来事が起こった時の対処場であるために、だいぶ行動が制限される。いつ怪我人や病人が運び込まれるかわからないため、勤務時間はおとなしく保健室で事務仕事などを行なっているのだが、それでも例外があり。職員室の方に用事があり、珍しく長時間保健室を開けてしまっていた。別にここはひとえに学校と言っても自分で物事の判断ができないような幼い子が集まる場ではないため、本当に何かあれば職員室まで来ることができるだろうと、あまり気にはしていなかった。特に足を早めるわけでもなく、いつも通りの速度で保健室に戻る。からりと軽い音を立ててドアを開けると、ベッドの近くのカーテンが揺れているような気がして)「……あれ」(部屋の空調による風にしてはやけに不自然な揺れに、思わず声を漏らしてそこへ近寄れば、ひとつの人影が見えた。体調不良の者が一人で休んでいたらしい、タイミングが悪く申し訳ないことをしてしまった。謝罪と心配の言葉をかけようと口を開くと、その人影がびくりと跳ねる)   (2021/12/26 01:19:59)

よもぎ@保健医「おや、あなたは……」(怪しげに、不安げに瞳を揺らす彼女。よっぽど気まずいのだろう、俯いてぎゅ、と荷物を握る様子に、思わずこぼれた言葉が止まる。正直なところ、自分も少し動揺してしまったところはある。前にこの場所であれだけ彼女に惑わされてしまっては、そしてそのあと彼女に思いきり拒否反応を取られてしまっては__少しばかりの居心地の悪さを、感じてしまう)「ああ、すみません。……先ほどまで、職員室の方にいて。体調不良ですか。熱、測った方が良さそうですね」(そんな自分勝手な感情を誤魔化すように彼女から距離を置いて、背後のテーブルに置いてあった体温計を手に取った。早口になりながらも必死に言葉を紡げば、それを彼女に差し出そうと近づいた)   (2021/12/26 01:20:19)

よもぎ@保健医((最近二次創作しか書いてないからクソ文がなげえ   (2021/12/26 01:20:31)

桜庭未蕾((今ちょっと文章を直視しようと頑張ってるから待って   (2021/12/26 01:23:02)

よもぎ@保健医((文全然まともにかけてなくて雑魚なので期待しないでください……   (2021/12/26 01:24:21)

桜庭未蕾((謙遜はいりません自信を持って下さいあなたの文章は人を殺します   (2021/12/26 01:26:07)

よもぎ@保健医((ありがとうございます……それなら嬉しいです……   (2021/12/26 01:26:42)

桜庭未蕾((罪………………長らくお待たせいたしました 書きます   (2021/12/26 01:31:35)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、よもぎ@保健医さんが自動退室しました。  (2021/12/26 02:03:26)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、桜庭未蕾さんが自動退室しました。  (2021/12/26 02:31:16)

おしらせ桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2021/12/26 10:58:06)

桜庭未蕾(〝怯え〟______自分が最初に彼に向けてしまった表情は、それであっただろう。運が悪くも部屋に入ってきた彼と、すれ違うように目が合ってしまった。自分はその顔色を伺う____彼は少し動揺した素振りを見せるも、冷静にかつ合理的に、目の前の物に対して然るべき対処をする。その淡々とした言葉に全身が硬直していくのがはっきりと分かった。それと同時に、現在の体調から成る悪寒と目眩が背筋を這う。今はただ、体調が悪いことを隠さなければならない。目の前の彼は、あのときの彼とは違う。彼がああなってしまった原因は、彼が自分と関わってしまったから____そんな事は解っている。それなのに、彼を目前にこれほどまで〝怖い〟という感情が膨れ上がってしまうのは、その後に起きる何か悪いことを想像してしまうからなのだろう。事を円滑に済ませるための手段に、重たい思考を巡らせた)   (2021/12/26 10:58:51)

桜庭未蕾「いりません、そんなもの、…………あ、いえ、」(迫ってくる彼から一歩退く。そして差し伸べられた厚意に対して、俯き加減に愛想笑いのような顔をしては子供が嫌々をするように首を振ってしまっていた。そうしてから、彼が折角渡してくれた体温計を〝そんなもの〟と誤解を生む表現で言い表してしまった己の失言に気付いて、また弱く首を振った。____自分は昔から、嘘が上手な子供だった。不埒な行為だとは分かっていても、それが自分なりの処世術であったから。しかし、何故か。彼の前だけでは嘘をつけない。鞄の持ち手を握り締める手が汗をかく。)「違うんです…なんでもないんです、…っ全然、大丈夫ですから…先生が手を煩わせる必要はないんです、………だから、」(先程の発言の真意を説明するように、慌ててそう言葉を紡いだ。視界が四方八方に泳ぐ。これではただ取って付けたような言葉をただ繋げているだけである。そこで言葉が詰まって、自らの不器用さに下唇を噛んだ。息が熱い。こうして立っているだけでもやっとである。______拒絶している訳ではない、自分はただ、本当に彼に迷惑をかけたくないだけなのに。)   (2021/12/26 11:00:35)

桜庭未蕾((寝落ちしてしまった……スマソ   (2021/12/26 11:00:59)

おしらせ桜庭未蕾さんが退室しました。  (2021/12/26 11:01:03)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2022/1/2 16:40:39)

よもぎ@保健医「いや、先程ベッドで休んでたでしょう?念のため測っておきましょう」(距離を縮める自分に一歩引く彼女を見て、進めていた足を止めた。 自分は対生徒としてしか彼女を見ていないが、彼女からしたら自分は立派な男性なのだから、もう少し距離感を保たなければならないと心の中で自省する。しかし男という性の前に保険医という立場として、動揺で揺れる彼女の声を穏やかに制すようにもう一度体温計を差し出した)「……そんなに気を使わなくても大丈夫ですよ。私はこれが仕事なんですから……むしろ、そうやって否定される方が困ります」(自分を思ってなのか、いつまでも否定の言葉を繰り返す彼女を静かに眺め、苦しそうに口を閉じたあとに語りかけた。今の彼女は動揺しきってしまっているようだから、こちらも焦って言葉を被せるのではなく落ち着いて彼女を宥める必要がある。彼女の気遣いゆえの行為を困る、と評してしまうのは気が引けるが、あくまで穏やかな声色で、眉を下げて苦笑いを浮かべながらそっと強気な言葉をかけた。   (2022/1/2 16:40:45)

よもぎ@保健医彼女がそのまま沈黙を続けている様子を見続けるのも圧をかけてしまうと思って一旦身を引き、背後のドアを閉めに行く。彼女に選択権を与えているような言葉をかけているが、実際は、あからさまに体調不良な彼女を見送るわけにもいかないのだ。手を煩わせる煩わせないという問題ではなく、養護教諭の立場として。既にここで休んでいるのなら彼女の両親に連絡をする必要があるのかもしれない。幸いこの後計画していた仕事は急ぎのものではないから、彼女に時間を割く余裕はある。慌てて彼女に対応する必要もないのだ。彼女は、他の生徒と違って状況が少し違うのだから。自分の知らない何かを知っている上、いつ倒れてしまうかもわからない不安定さを持っている子。色々な意味で、注意して扱わなければならない)   (2022/1/2 16:41:13)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2022/1/2 16:41:16)

おしらせ桜庭未蕾さんが入室しました♪  (2022/1/30 11:14:37)

桜庭未蕾「…わかりました」(憫然でならなかった。必死に言葉を探していたところを簡単に言いくるめられてしまった。____自分がこんなに神経質になっている理由だって知らないくせに!そんな不満を抱えながら、渋々と体温計を受け取り、仕方無しにふらふらともう一度ベッドに腰を下ろす。服の下に体温計を忍ばせているとき、扉の閉まる音が耳に入れば、ここに留まること以外に選択肢は無いのだと確信した。しかし自分も我が身が可愛いもので、この病身に宿り木を与えられたことに少しばかり安心感を得ていた。彼は、彼の言う通りこれが仕事なのだから、きっと自分にはなんの特別な感情も抱いていないのだろう。大人はみんな孤独で、隠し事が上手で、完全な生き物だから。それなのに自分は、彼のそれを他意のない、純粋なやさしさとして受け止めてしまっていた。一縷の希望を持っていた。何かと重ねてしまっているのだろうか。それは、まだ白い四角な空しか知らなかった〝作品〟の話である。)   (2022/1/30 11:15:29)

桜庭未蕾「…あの。この間のこと…忘れてください。______全部、終わったんですから」(少しでも余裕を生み出すために、あの時の彼の言葉を思い出す____そう、全部終わったのだ、と。陰鬱な空気にさせないように笑みを含んだ口ぶりをするが、拒絶するように声が震える。自分でも未練がましい言い方になってしまったと肩を縮めた。彼にはこれから、自分のいない未来に沢山の栄光と祝福が待っている。記憶を取り戻すというのは無論のこと、過去に囚われることなど決して無いだろう。それを〝二度も〟壊すようなことがあっては絶対にならないのである。誰よりも彼の幸福を願っているからこそ、自分は彼の傍に居てはいけないと思う。その覚悟を持っているはずなのに、未だ彼に視線を向けることが出来ないままでいる。正確に言えば、後ろめたさを感じていた。彼が幸せであれば、何でもいい。本当に___本当に、自分は、それでいいのだ。)   (2022/1/30 11:16:05)

おしらせ桜庭未蕾さんが退室しました。  (2022/1/30 11:16:10)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2022/2/24 00:06:54)

よもぎ@保健医「はい、偉いですね」(むすりと不満が隠しきれていないような表情をして、それでも体温計を受け取った彼女に、自然と小さな子供にかけるような言葉が漏れた。普段他の生徒に対してこのような言葉をかけることはないのに、特に何の違和感もなくこぼれ落ちたそれに疑問を抱えながらも、誤魔化すようにそっと笑いかけて。まるで彼女にだけこのような言葉を普段から言っていたような——彼女と深く話したのは、この前の一件が初めてなのに。だからといってまあ、それを特別気にするわけではない。ぴぴ、と軽い音が鳴って体温計の役目を終えたことを確認し、彼女の服の下から取り出したそれを一緒に覗き込むと、案の定その値は微熱を示していて。瞬間それを隠そうとする彼女に「もう確認しちゃいましたよ」と苦笑いを浮かべた)   (2022/2/24 00:07:00)

よもぎ@保健医「……本当は、そうした方が良いんでしょうけれど。実はあれから、貴女の言ったことが忘れられないんです。自分のことを一番知っているのは自分のはずなのに、貴女は私が知らない自分を知っていて。そんなこと聞かされてしまっては、忘れられるはずがない。……そう思いませんか」(未だ暗い声色で自分にそう頼む彼女に、自分は素直に今の胸の内を明かした。彼女はきっと自分が思うより沢山の秘密を隠しているだろうから、せめて自分だけは彼女に全て曝け出してあげたいという思いゆえだった。責めるような言い方になってしまったのかもしれない。それでも今は自分の今の思いを彼女に届けたいという気持ちの方が強かった。体温計を彼女から受け取り再びベッドへ戻るように促しては、せめて声色だけは優しくあろうとできるだけ落ち着いた声でそっと語りかける)   (2022/2/24 00:07:08)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2022/2/24 00:07:11)

おしらせ桜庭さんが入室しました♪  (2022/3/23 23:52:18)

桜庭「…今、なんて」(彼の誤魔化すような仕草からするにその言葉について深く追及してはいけないのだろう。そう解っていても、視線は離れず彼をまじまじと見つめてしまっていた。__輪郭のない半透明な2つのシルエット。それらが重なり合った時、それは鮮明に姿かたちを現す。それは懐疑が、確信へと変わる瞬間__そうしていると体温計が鳴り、はっとして慌てて逸らした瞳が揺れる。腰掛けているベッドの縁が静かに歪む。胸の奥が灼けるように熱くなるのは体調のせいではないことには気付いていた。測った熱を彼に見せないように確認し偽の値を言おうとするも、少し遅かったようだ。隣には、眉を下げて苦笑するあなた。その中に、微かな希望の光を見た)   (2022/3/23 23:53:06)

桜庭「そう、ですけど。…きっと、たくさん苦しむことになります。顔も見たくなくなるくらいに、嫌いで、憎くて… ……先生は、なんにも分かってない。知らない方がいいことだってあります。もしかしたら、体を壊してしまうかもしれないんですよ。……そうなったら、私は」(彼に絆される度に否定を続けてしまう自分。彼を想う故であっても、それは不本意であった。最初は、自分の感情を一方的に押し付けているだけだったが__今、目の前の彼は自分に強く語りかけてくる。もう後戻り出来ないところまで来てしまっているのだと、そういうことなのだろう。ならば、前に進むしか自分に選択肢は残されていない。__今度は自分が、現れた像に焦点を合わせ向き合わなければならないから。だからもう少しだけ、自分は彼に心を開いてもいいのかもしれない)   (2022/3/23 23:53:58)

桜庭「……このあいだは、ごめんなさい。きっと見損なったと思う。…でも、私に大丈夫って、優しくしてくれて…うれしかった。だから、もう、がっかりさせたくないんです。私とは関わらない方がいいんです。だけど___信じてよかったって、そう思える日が来るといいなって」(これ以上同じようなやり取りを続けていても仕方がない。ひと呼吸置いて、そう諦めたように、或いは背中を押されたように__本当の気持ちを打ち明けた。少しだけもの恥ずかしさを感じる。今まで、幼い頃から一緒に生活していた子供たちにも、施設の先生にも、特別な繋がりというものを感じたことは無かった。しかし彼とは、立場は違えど他人ではないと、そう感じた。ここまで自分に真剣に向き合ってくれる大人は初めてだった。緊張が解けたせいか、口元が少し緩んでしまう。この想いが少しでも彼のためになればいい。そう祈るように、視線を落とした)   (2022/3/23 23:55:06)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、桜庭さんが自動退室しました。  (2022/3/24 00:29:37)

おしらせ保健医さんが入室しました♪  (2022/5/10 00:16:13)

保健医「……そうですねえ。でも、……」(彼女は自分から逃げるような仕草、また自分を否定するような態度を取り続けていながらも、その本心は『気遣い』のそれであった。自分のことを想ったゆえの言動。起因はきっと子供ゆえの不器用さだとか、そんな簡単なものではないだろう。ここまで会話を交わしてきた中、彼女の瞳の強い拒否の色が時々不安に揺れていたのだから。彼女の言葉が続く。やはり彼女が並べる言葉の数々は、どれも自分に対する想いやりで溢れている)「うん、……うん。……それはよかった」(だから自分も、彼女がこぼした希望のかけらをひとつひとつすくうように。丁寧に、彼女の気持ちの邪魔をしないように、ゆっくり相槌を打った。そのまま『嬉しかった』と素直な感情を呟いた彼女に、思わず緩い声色が漏れてしまう。目を伏せていた彼女がそれに気づいてちらりとこちらを見、少しだけ驚いたようにぴくりと眉が上がる)「……でも。私は多分、……なんて言えばいいんでしょう。……結構、あんまり人とか恨めないタイプなので。しかも自分の生徒に対してだなんて尚更。   (2022/5/10 00:16:19)

保健医だから、そのことを知って恨んでしまうかもしれないっていうよりかは…ふふ、教えてくれなくて恨んでしまうかも、なんて」(再び目があった彼女に対して、そんなふうに自分の想いも言葉に出して。冗談めかしく恨んでしまうかも、なんて言葉を彼女にかけては、いたずらっぽく笑ってみせる)「体、体…。うーん。私、そういうことを言われること、それなりにあるんですけど。見かけによらず、結構強い方なんですよ。体とメンタル共々。だからそういうのは、あなたは気にするべきじゃないと思います。…私は、一人で抱え込んでしまうあなたの方が心配です」(そして彼女は、少々自分のことをか弱い人間だと思っているのではないかと思ってしまう。ここまで彼女を追い詰めた出来事だということはわかっているけれど、それにしても。しかしまあ、昔からなにかとそういう風に思われる経験はあるので、そんな気持ちを抱くのはわからなくはない。とん、と胸に手を軽く当ててひとつ頷いてみせては、やはり取り繕った言葉を無理に引き出そうとせず、率直にそんなことを言ってみて)「わたしとあなたの行ったことが罪だというのなら。わたしにもその罪を背負わせてください。…一緒にね」   (2022/5/10 00:17:12)

おしらせ保健医さんが退室しました。  (2022/5/10 00:17:16)

おしらせ桜庭さんが入室しました♪  (2022/9/5 07:09:08)

桜庭「どうして、……全部私のせい、なのに。…私が言われた通りにしていれば、あなたは輝かしいままでいられたのに___ううん、間違いだったんです、何もかも、最初から…私が存在したこと自体が……。これはきっと、罰、ですから。私は生きていてもきっと、誰かを苦しめることしか出来ない。…だから罪も罰も、ひとりで背負わなくちゃいけないんです。………そうでないと、私が生きている意味なんて、ありませんから」(ここまでの彼の言葉を、口を噤んで聞いていたが__一緒に、という言葉が耳に入れば反射的に首を横に振ってしまう。他人の罪を背負わんとする彼の姿が自分の目には聖人のように、愚者のように映った。彼がほんの少しの優しい言葉と温もりをくれれば、全て救われるような気がした。しかし、人は簡単に変わってしまうもの。それを知っている自分には、そう簡単には彼の言葉を信じることはできなかった。__終着点は既に見えていたのだ。自分の中で、精神が再起不能へと向かっていくのを確かに感じていた。自分はたぶん大人にはなれない。今の体調が全て証明しているだろう。それは緩やかに訪れる死を待つ感覚に似ていた。   (2022/9/5 07:15:22)

桜庭それでも自分の存在が消えることに対する印象は『救済』であり、それが恐怖や畏怖嫌厭へと変わらぬように、孤独である必要があった。だから保健室に来る必要なんてなかった。自分が存在したこと自体が原罪なのであれば、この贖罪は私だけのもの__これもひとつの運命だとするのならば、冴えたやり方はきっとそれだけなのだろう。自分はただ、この世界のあらゆる受難から彼を守りたかった。もちろんその中には自分も含まれるだろう。だから気にせず、前だけを向いていて、と。それでも__彼に「放っておいて」と言うことはできなかった。そうして淡々と言葉を紡ぎ、冷静を装いながらも、声は不自然に上擦ってしまっていた)「……だからね、心配しないで。先生が幸せでいてくれれば、私はそれでいいの。私、先生のためなら何だってできますから。でも___変ですよね…私は、あなたのことを何も知らない。あのときだって、ずっとそう……なのに、…なのに、こんな気持ち、は……どうせ苦しいだけってわかってるのに。気持ち悪い…ですよね、こんなの……ずっと、何かに期待してるみたいな……私はもう、あなたの作品じゃないのに」   (2022/9/5 07:16:09)

桜庭(しかし自分の存在が彼の幸福に繋がるかどうかと問われれば閉口してしまうだろう。何しろ生徒である自分は彼にとって必要ではないのだ。嫌悪にも好意にも属さない、無関心は何よりも残酷だった。今の彼には理解者が沢山いて、自分の他にも彼を好きになる人はいるだろう。彼は自分がいなくても平気だろうけど、自分には__そんなことを考えるのは病的だと、首を振って巡りすぎた思考を一蹴した。それでもひとつ言えるのは、あの時のような、彼にただひとり寄り添って肯定してあげるだけの幸せはもうどこにも無いということ。彼と目が合ったところで我に返り、喋りすぎた、と決まりが悪そうに目線を逸らして肩をすくめた。陶酔に思考を奪われたような目と、誰に対してなのかもわからない言葉。彼は大人だから、自分がいくら取り繕ったところで言葉の矛盾や彼への感情もとっくに気付かれているのだろう。こんなに甘美でおぞましい感情を、まさか生徒の自分に対して教諭の立場である彼に対してだなんて、異常だと思われるに決まっている。ましてやこの世界で出会うずっと前からだなんて、尚更。__そんなことを延々と考える度に、あったはずの希望は静かに凋落していった)   (2022/9/5 07:17:09)

桜庭(___記憶、言わば過程こそが自己を自己たらしめるもの、だとするのなら。その記憶とは、自己の意識とはどこから由来するものなのか。そもそも彼のようなアナログの生物と違って自分はデジタルの物質だった。どう足掻いても、決して手の届かない存在。だからこそ自分は彼を、苦悩と色彩、2という数字__知恵の実を与えてくれた神様なのだと、そう認識するのだ。だから自分は彼を___自分は『それ』の代償を恐れていた。それは祝福のかたちをした呪い。ヒトの精神を深く、優しく縛りつけ、静かに蝕み、そして全て奪い攫う死神になる。自分はそれを恐ろしく思う反面__遠くあたたかな過去へ憧憬を抱くように、何度も届かぬ手を伸ばした)「…………ずっと、一緒がよかったのに」【もう一度、私を愛して】   (2022/9/5 07:18:23)

おしらせ桜庭さんが退室しました。  (2022/9/5 07:18:27)

おしらせ小野寺さんが入室しました♪  (2023/3/28 12:06:49)

小野寺小野寺   (2023/3/28 12:06:53)

おしらせ小野寺さんが退室しました。  (2023/3/28 12:07:02)

おしらせよもぎ@保健医さんが入室しました♪  (2023/3/29 20:47:47)

よもぎ@保健医「……そう、ですねぇ…………」(栖雲静は思考していた。目の前の彼女がなにやら言っているのを横目に(最初こそじっとしっかり聞いていたのだが、この短時間でそんな様子も慣れてしまったのだ)、このあと飛んでくるであろう返答への期待に頭を悩ましていた。生きている意味だとか罪だとか、正直栖雲静本人にはよくわからない話ではあるので——多分元凶は彼女のなかの自分であることは理解しているが——どうにか難しいことばで固められた彼女の本心を、自分はいかに簡単に解釈することが役目なのだ、と。このあいだはよくわからずに都合のいい言葉を吐いて彼女を追い返してしまったが、今はそうはいかない。流石に一人で追い詰められている彼女も可哀想だ。そして自分も、そろそろすっきりした頭で日々を過ごしたいものなので)   (2023/3/29 20:47:54)

よもぎ@保健医「……あ、ええと。とにかく……あなたのなかの自分が、相当やらかしてしまったということは理解できました。こんなにちいさなあなたに対して……ええ。そしてあなたが取り返しのつかない、今のあなたにまで影響を及ぼすようなことをしてしまったこともわかりました。多分……というか絶対。絶対、罪とか、罰とかをひとりで背負う必要はないです。もし本当にあなたが全て悪かったとしても、今の私はなんら関係のない話、終わったことなので……あさましく責任のないことばに聞こえると思いますが、そこはすみません。でも本当に今、なんもあなたは私の弊害になっていません。……あなたは私になにかことばを望んでいるのだろうと思ったので、これだけは言わせていただきます」(結局、彼女にとっての自分がどんな存在であろうとも、自分が意識している己はどこまでも保健医という存在だけだった。ならば自分が言うべきことばは、それに則って並べるだけだろうと。彼女が伝えたかったことを自分なりに解釈して伝え、そして自分が思っていることの共有。ほぼ一方的な彼女からの言葉を、自分は素早くコミュニュケーションに発展させるべきなのだ。   (2023/3/29 20:48:13)

よもぎ@保健医こんなことを言ったとて彼女は素直に納得するわけがない、けれどこれを言わなければ自分の意思は伝わらない。何も知らない者の、しかし彼女にとって唯一無二の者からのことば。さきほども穏やかに同じようなことを言ったのだがあまり伝わっていなかったので、今度は少しだけ力強いことばで)「あなただけが知ってること、たくさんあると思うんですけど。それが私は知らないことだと前提したうえでも、今みたいに甘えてくれた方が助かりますよ。……まあ、それが少し恥ずかしいってことはわかってますけど」(ようやく、と言うべきか。初めて彼女自身の望みを吐いてくれたと、少しでも気を許してくれたのかもしれないと、思わず笑みが漏れる。それでもやはりそのことばは過去形で、またそれが自分の知らないことなのだと。しかし今の自分はそんな、「自分の知らないこと」を徐々に知っている最中なのだ、と———無知の知は「知ること」に対しての第一歩だと、これもまた自論の一つである)   (2023/3/29 20:48:25)

おしらせよもぎ@保健医さんが退室しました。  (2023/3/29 20:48:29)

おしらせ小野寺さんが入室しました♪  (2023/4/9 10:20:20)

小野寺小野寺   (2023/4/9 10:20:25)

おしらせ小野寺さんが退室しました。  (2023/4/9 10:20:32)

おしらせさくらばさんが入室しました♪  (2023/8/15 00:58:39)

さくらば「………先生が、先生が思い出してくれないからですよ。あなたが〝忘れもの〟を取りに来ない限り――それを持ってなくちゃいけないのは、私なんですから。それなのに…あなたは、まるで…ひとごとみたいに。責任逃れ、しないでくださいよ――ほんとうに、残酷なひと」(本当はもっと早くこれを言うべきだったのだろう。それなのに自分は、いつまで経ってもこちらの意思を汲んでくれない彼に業を煮やして、理不尽だと分かっていながらもそんな彼に吠えかかってしまった。そして同時に肩がヒヤリと青ざめて、またやってしまったと猛省の意に脅かされる。全ては自分のせいだと今まで散々言いつつも、彼にも背負うべき責任があるといった物言いでは、まるっきり矛盾点だらけの詭弁だ。それでも心のどこかでは、彼はもう少し自分の状況に危機感を持つべきだ、薄情さを裏返した優しさなどいらないなどとぶつくさ言い繕っている自分がいた。そうして段々とこの苦衷の中に生まれた新たな別の解釈に、戸惑いを隠せないまま、自分は拗ねた子供のように頑なに彼と顔を合わせようとしなかった)   (2023/8/15 00:59:10)

さくらば「でも…ちょっとだけ、わかった、かも。……先生はきっと、どうやったって私を思い出せないように、最初からそうなってる……そういう運命なんですね。だから私も、誰も傷つけないように、ひとりで生きていく運命なんです。理不尽でもなんでもないんですよ。…だから、可哀想だなんて思わないで。なるべくしてなったことだと思いますから、…たぶん。だって従っていれば、知らないことは知らなくていいまま、幸せなままで、全部うまくいくんです。…だからね、逆らって生きるのは、もうやめなきゃ。………あ、…その、ごめんなさい、…えっと、つまり、……もうやり直せないんです、きっと……」   (2023/8/15 01:02:46)

さくらば(自分はただ、優しい過去に縋りたくて、いつしか脱ぎ捨てたはずの蛹のぬけがらに自ら潜りこんでいた。そこは不安も畏れも無く、ただこの棺の中でおとなしく窒息する未来だけがあるから、安心だった。それでも今の彼のような第三者からすれば言う通りに〝終わったこと〟であり、関係のないことなのだ。それに彼の記憶の呼び水のありかさえわからないこの状況がいかに残酷で絶望的なことか。そうなれば、導き出された解釈はひとつしかなく。じわじわと脅迫されるような感覚から口を衝いて出たそれは、同時に自分が肉親に捨てられた理不尽を納得するための理由を作るのに必死だった。運命、それは反発の許される余地はなく、人を縛りつけるもの。それを人は呪いと呼ぶのだろう。これもきっと自分に課された罰なのだと、受け入れるように眉を下げて苦笑を零すと扉の方に視線を向ける。無論、もうじきここを去っていくつもりで)   (2023/8/15 01:03:20)

さくらば「……もう、だめなの、…思い出せないの、……さよなら、なの? そっか…終わっちゃったんだ。それじゃあわたしは、もう、……。わかんないですよ、甘えるなんて、どうしたらいいか……。でも、わたしほんとは先生に、……そばにいても、生きててもいいんだって、認めてほしかった、…やさしくしてほしかった、……見捨てないで、嫌わないでいてほしかった、……先生、わたし頭も良くないし体も丈夫じゃないけど、あなたのためにもっとがんばりますから、だから、だから……拒絶しないで……あの時みたいに、なでてほしかっただけ……それだけなの……おねがい先生、変な子だなんて思わないで、だって私にはなんにもないから、空っぽだから、誰かのために生きて死ぬことくらいしかできないんです、わかってください―――でも… 失敗作はいらない、でしょうから。だから…そのときはどうか、あなたの手で壊しにきて、ね」   (2023/8/15 01:04:03)

さくらば(無駄だとはわかっていてもなすがままに心のうちを吐き出してしまったのは、彼がわずかに微笑んでくれたから。彼が自分の杞憂を受け入れてくれるような様相を呈してくれたときには、もういつものように平静を装う余裕など残っておらず、にわかに涙に咽んでしまっていた。大人に甘えた経験のない自分にはじめて誰かに甘えさせてくれた、そんな彼が自分の親のような気がして、余計に。そんなふうに感情に流されている自分は、彼の前では結局どうあがいても子供だったのだ。さっさとここを出ていこうにも、どうにも腰が上がらなくなってしまった。傍白のような吐露を終えれば、涙でぐちゃぐちゃの顔を懸命に拭いながら、私は大丈夫と繕うように首を振ってごめんなさい、と小さく口にする。生きる理由として冷静に受け止めたはずのこの運命が、どうしようもなく悲嘆を誘うのは何故か。顔が灼けた鉄のように熱いのはきっと体調のせいだと信じたいものだ。   (2023/8/15 01:05:01)

2020年08月04日 01時19分 ~ 2023年08月15日 01時05分 の過去ログ
【 イベント部屋 】学パロ!!!
現在のルーム
過去ログ一覧
▲このページの先頭に戻る


[保護された通信(SSL https)を利用する]

クッキーの使用について

(C)2009-2024 ミナコイチャット <info@3751chat.com>