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「芍薬の花束」の過去ログ

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2020年05月20日 00時16分 ~ 2023年04月01日 22時11分 の過去ログ
過去ログでは上から下の方向に発言を表示しています

冨岡義勇 _ " … 今日は此処に泊まる( 羽織を脱ぐと隣に寝かせた人形に被せて掛け布団代わりにした 。己は身体が丈夫だから今の季節くらい掛けるものがなくても何て事もない 。此の儘寝てしまおうと畳にごろんと寝転がると 寝返りを打って人形の方へと向き直る 。今迄留守にしてしまっていたから 、今日は此処に泊まっていこうと思った 。)   (2020/5/20 00:16:06)

冨岡義勇 _ " 任務先でお前と同じ髪色の子供に会った( 今回の任務先は小さな村だった 。何処なく故郷を彷彿とさせるような村で 、其処で宿の一室を借りて滞在していたのだが 其処で出会った七歳程の子供が白灰色の髪をしていたのだった 。男児で髪は彼の色だったが瞳は青色で 、恥ずかしい事に己と彼に子供が出来るとしたらこんな子なのだろうかと思ってしまった 。他人様の子供にそんな事を思うなんて不躾だし 、そもそも子供が出来る筈もないのだが 。報告しても人形は答えてはくれない 。分かっては居たが 、寂しい 。其の寂しさを紛らわす為に置き手紙をしておこうと 、墨を摺る暇がなかったので万年筆と紙を用意し " 会える事を願って待っている 。義勇 " と 簡潔に書くと机の上に置き 、再び寝転がると人形の方に身体を向け 腕を枕代わりにして目を閉じた 。)   (2020/5/20 00:34:27)

おしらせ冨岡義勇 _ "さんが退室しました。  (2020/5/20 00:36:58)

おしらせ冨岡義勇 _ "さんが入室しました♪  (2020/5/26 13:26:38)

冨岡義勇 _ " 時間が出来たから久しぶりに来たが … ( 久しぶりと言っても 、最後に来た時からぎりぎり一週間経たないくらいだが 。未だ彼には会えそうにもないが 、まぁ居座るのは己の勝手だろう 。午前中は鍛錬をして汗を流し 、湯浴みをして昼餉を取って此処に赴いた 。特にすることもなく 、窓の外を見つめる 。また会えないものかと物思いに耽りながら 。)   (2020/5/26 13:29:40)

冨岡義勇 _ " 窓見が増えたな … 面白くも何ともないと思うが( ちらりと窓の外に目線を向けると肩を竦める 。難儀な男の恋煩いだ 、見ても面白くないだろうに 。)   (2020/5/26 13:33:10)

冨岡義勇 _ " … 少し冷えるな( 人肌恋しいと思ってしまうのはきっと気温のせいではないだろう 。まだ梅雨入りもしていないので庭の紫陽花も咲かない 。新緑の葉が茂り 、がらんとした部屋に一人 。一人には慣れているつもりだったが 、いつから寂しく感じるようになったのだろうな 。目を伏せて自嘲の笑みを浮かべると 壁に背を預けた 。)   (2020/5/26 13:48:29)

冨岡義勇 _ " ……… 話すことがない( 他の人達のようにお喋りではないから独り言を溢すにも限界が早い 。そして段々と増えていく窓見の者達 。俺は人待ちをしているだけだ 、見ていても面白くはないと思うぞ 。言外に語りかけるような目で窓の外を見ると " 少し期待してしまうから " と 呟いた 。何に期待するのかとは訊かないでほしい 。)   (2020/5/26 14:06:21)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡義勇 _ "さんが自動退室しました。  (2020/5/26 14:30:11)

おしらせ不死川さんが入室しました♪  (2021/1/17 22:58:13)

不死川…義勇(そう唇が象る彼の名は、味気の無い静寂な室内に低く響いて、軈て消え失せる。消灯何てする由も無いから、埃の被った小振りの石油ランプの側面を傷だらけの手で一撫でした。常人よりも幾分か小さな黒目を蝋燭の炎の様に微か揺らし、霜の香りが鼻腔を擽る感覚に眉を顰める。一筋も見えない希望は、此の寒気と共に遥か天空へと果てて仕舞うのだろうか。両手で溢れない様必死に掬う期待は、指の狭間から零れて意味を成さない。また逢いたい、何て言葉は強欲で、無意味で、自己中で、自分勝手で…そんな自分に嫌気が差した。)   (2021/1/17 22:58:18)

おしらせ不死川さんが退室しました。  (2021/1/17 22:58:31)

おしらせ冨岡義勇 _ "さんが入室しました♪  (2021/1/18 19:27:25)

冨岡義勇 _ " ………お前は、非道いな。( 火鉢も何も用意していなかった部屋は外気と等しい、凍えるような寒さが蔓延している。短い言葉と共に吐き出された白い息が凍てつくような部屋を物語った。もう何ヶ月も前だ、会えなくなったのは。連絡が途絶え、然し鴉から命の灯火が消えたという報告もなかった。いよいよ、愛想を尽かされたのだと思った。そもそも、彼は俺と違って面倒見の良い、人に好かれる要素のある男である。そのような男が俺みたいな甲斐性もない男の側に居るということは可笑しいのだということは、自明だった。だから、彼の為にも未練がましく縋ったりなどはしなかった。文も送らなかった(元々筆まめな方ではないのだが)。ただ何かに付けて、想起して、一人勝手に慕い続けて、そうして季節が巡った。段々と空の色が薄くなるにつれて傷が癒えていくのを順調に感じていたのに。どうにもお前は、忘れることを許してはくれないらしい。眉を下げ、呟いた。非道い男だ。そんな風にお前が痕を残すから、俺はお前を諦められないじゃないか。ぐっと拳を握り締めると、室内に歩みを進める。   (2021/1/18 19:43:57)

冨岡義勇 _ "( 一先ず、もし彼奴がまた顔を出した時に恥ずかしくない程度には、この埃を被ってしまった部屋を片付けようか。 )   (2021/1/18 19:44:09)

冨岡義勇 _ " ( 彼が当時、贈ってくれた物を一つ一つ手に取りながら、その埃を丁寧に払っていく。懐かしい。手に取るだけであの時の幸福過ぎる時間が蘇ってくる。そうして、未熟な胸はギュッと締め付けられる。くっと思わず光のない青い瞳を細めてしまうのは致し方のないことだった。あの懐かしい人形も、随分と放っておいてしまった。すまない、と謝罪すると愛らしい其れを腕の中に抱き留めた。それから箒を取り出すと埃を掃いていく。換気も兼ねて窓を開けているが、矢張り寒い。一通り掃き掃除が終わると押し入れから火鉢を取り出し、温まるのを待つ。 )   (2021/1/18 20:27:24)

冨岡義勇 _ " ( 火鉢によって徐々に温まる室内に緊張しきっていた身体を少し緩めると、ぼんやりと天井を眺める。懐かしいな、あの時もこのようにして彼を待つことが多かった。会えるかどうかの保証もないのに。 )   (2021/1/18 20:48:33)

冨岡義勇 _ " …会いたいと言ってしまっては、我儘だろうか。( パチパチ、と火鉢からの音のみが響いていた部屋に己の小さな声が矢鱈と大きく響いたような気がした。冬は人恋しくなるとはよく言ったものだ。いや、彼に関してはこの何ヶ月ずっと恋しかったのだが。もうすっかり紺色の夜空を瞳に映すとキュッと口を真一文字に結んだ。)   (2021/1/18 21:16:07)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡義勇 _ "さんが自動退室しました。  (2021/1/18 22:56:23)

おしらせ不死川さんが入室しました♪  (2021/1/23 01:56:04)

不死川(真逆、返書が来るなんて思っていなかったのだ。半年以上も前の思い出話を今更持ち掛けて、彼の視線や気配なんて知らずに一人語りで幕を閉じる予定だった。そう事が滑らかに進む予感が有った。なのにそんな都合の良い終わり方は直ぐに却下された、彼の手によって。薄ら薫る懐かしい羽織の匂いに、幾分か綺麗に掃除された室内。出しっ放しにされている火鉢を見た瞬間、片付けもろくに出来ない否片付ける事を直ぐに忘れて仕舞う粗忽者は彼奴しかいないと内心に確信付けた。彼と話したい話題は山程ある。喩え一年時間を貰っても語り切れない位に、沢山彼と談話がしたいと心底思うもすれ違ってばかりの日々。大昔もこんな風に書置しては互いの存在を噛み締め合っていた様な気がする。そう追憶しながら窓辺に金平糖の入った小瓶を置けば、未練がましいが手書きの短文を添える。“ 来てくれてありがとうな。”)   (2021/1/23 02:05:35)

おしらせ不死川さんが退室しました。  (2021/1/23 02:07:01)

おしらせ冨岡義勇 _ "さんが入室しました♪  (2021/3/13 22:56:32)

冨岡義勇 _ " …… あまり期待はしていないが。( 約二月前、久しぶりに音沙汰があった彼は今頃如何して居るだろうか。流石にあの頃のように逢えないからと言って泣き言を溢したりはしないが、矢張り切ないものは切ない。そういえば火鉢を出しっ放しにしていたな、とぼんやり思う。まず視線が行ったのは火鉢であった。だがその次に視線が行ったのは机上。其処には金平糖の入った小瓶と、何処か拙い字が綴られた紙。二月も前のものだが、確かに彼が其処に居たのだということを痛感して思わず僅かに眉を下げた。今更会える等とは思っていない。これはただの自己満足だ。分かっている。ただ、少しだけ、あの男を一目見たいと思ってしまうことも我儘だろうか。会えばきっとぎこちない応対になってしまうだろうが、もしもお前がそれでも良いと思ってくれるのなら。___ そこまで考えて、思考を止めた。望みが薄いのに、期待するなんて自分の首を自分で締めているようなもの。お前に会いたいよ、その言葉は秘めておくことにした。短い文の書かれた紙を親指でそろりと一撫ですると、声は出さず、彼の名前を紡ぐように口を動かした。 )   (2021/3/13 23:10:52)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡義勇 _ "さんが自動退室しました。  (2021/3/13 23:32:48)

おしらせ不死川実弥.さんが入室しました♪  (2021/4/13 22:42:55)

不死川実弥.…悪ぃ、多忙であんま来れなかった。( “…っつったら、お前は其の不気味で固い笑顔で許して呉れるかよ” 何て心の中で。互いが此処に足を運ぶ度に大きくすれ違ってゆく刻。己はまた、斯うして手紙を置く事だけを目的に此の地に立っている。片腕に巻かれている純白の包帯には既に赤黒い血液が滲んでいて、此れじゃあまた彼に心配を掛けて仕舞う。己の決して振れない戦法である為 今更変える気何てしないが、其れは己の想いも一緒。彼を一直線に見詰めた儘、絶対に逸れない。)今日なァ、街んとこの坊主に貰ったんだよ、金平糖。…半分、お前にくれてやらァ(そう言って小瓶に入った金平糖を窓辺に置いて、白銀色の短髪を窓の隙間から漏れる夜風に靡かせれば静かに去った。)   (2021/4/13 22:42:59)

おしらせ不死川実弥.さんが退室しました。  (2021/4/13 22:43:13)

おしらせ冨岡 _ "さんが入室しました♪  (2021/6/29 22:59:06)

冨岡 _ " ( お前が此処に来てくれたのは、もう二月も前になってしまうのか。あの頃は近所の桜並木が薄紅色一色だったが、今はもう夏本番を目前とした太陽を浴びて輝く緑になってしまった。あれは見るたびにお前を思い出すから、あまり好きではない。浅草に出ると"流行り"だと言って若草色の着物を着ている女性が多いから、あまりあそこにも出たくはない。千年竹林は年中緑だから、あれも嫌だな。お前のことが嫌いで先のものを"嫌だ"と言っているのではないぞ。お前のことを思い出して勝手に期待するから嫌なんだ。 俺はお前が息災ならば他には何も求めはしない。求めないから、ただ、慕うことくらいは許してほしい。いつまでも執着してしまっているからお前は良い気持ちはしたいかもしれないが、俺は今までお前とずっと仲良くしたかったんだ。仲良くなれて、それ以上にもなれたのに、そう簡単に忘れられるわけがない。再度言うが、俺はお前が息災であれば何も望まない。他の願望は強いて言うなら、お前の顔をもう一度見たいということだけだろうか。)   (2021/6/29 23:22:23)

冨岡 _ " ( そう、心の中で呟く言葉は多いのに置き手紙として若緑色の和紙にしたためたのは「 息災か 」の一言だけであった。断じて無愛想な訳ではない。一言に留めておかないといけなかった。伝えたいことがあまりにも多すぎたのだ。伝えたいことは山程あるが、この一言でさえ、あの紫掛かった色の瞳に映る可能性は低いのかもしれないなと思う。青の双眸に鮮やかな若緑色を映すと、季節とは対に涼やかな目を、何かに思いを馳せるように僅かに細めた。)   (2021/6/29 23:22:33)

おしらせ冨岡 _ "さんが退室しました。  (2021/6/29 23:22:38)

おしらせ不死川 .さんが入室しました♪  (2021/9/19 22:24:51)

不死川 .ったく、相変わらず舌足らずな文章だなァ… (若緑色の和紙に綴られた言の葉は、浪漫チックな詩夢でも、情熱の篭った愛の具現化の様なものでも無く、唯一言。“息災か”の文字。空いた隻手でそうっと其の墨で書かれた短文を撫でれば何処か愛おしむ様に僅かに口角を上げた。最後に彼が此処を訪れてからひと月半、と行った具合だろうか。相互擦れ違いの日々を辿ってゆけば、不思議と其の期間が未だ短く感じる。世間体に考えて、ひと月半という間は長くも短くも無い、微妙な重みなのだろう。そろそろ会えるだろうと中途半端な考えで居ると、彼奴は絶対に来ない。彼の言動は何時も己の想像の斜め上をゆくからだ。だから俺は、せめて。今夜に奇跡が起こると信じて、暫く居座ってみようと思う。)   (2021/9/19 22:34:32)

不死川 .(忙しいとは、単なる言い訳に過ぎない。多忙だと彼に告げ、此処の存在はずうっと頭の片隅に残っていたのにも関わらず足を運ばなかった昔の己の横っ面を全力で殴りたい程だ。忙しいとは言っても、一日中何かしらの動きをしている訳では無い。多忙とは言っても、ひと月全ての日に用事が詰め込まれている訳では無い。時間が無ければ、せめて己が居たという痕跡を残す為に数分だけでも訪れれば良い。此処に再び訪れたのはひと月半後だったが、彼と直接対面してからは既に一年以上経過している。普通ならば、途中で諦め、記憶を遮断して失踪するだろう。唯、幾度も此の部屋に跡を遺しているのなら、己が彼に対する想いは計り知れない程であろう。俺は彼との再会を求めている。喩え彼奴が此処を忘れようが、俺の記憶にはずっと残っている。窓越しに映る、水溜まりの水面に波紋が拡がる様子を。淡々と見据えていた。)   (2021/9/19 22:51:35)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、不死川 .さんが自動退室しました。  (2021/9/20 00:35:04)

おしらせ冨岡さんが入室しました♪  (2021/9/30 21:28:49)

冨岡 ( 最後に会って一年以上の月日が経過している。俺が一方的に文を置き、彼はそれを読んでいくだけの関係は恋仲と呼んで良いのだろうかとすら考えるようになった。識字は出来るが、書くことは出来ないと前にそれらしいことを言っていたから彼が文を残していけないのは自明なのかもしれないが。お前が居ない間に俺は変わったよ。髪を切ったんだ。お前が愛でてくれていた髪を切るのは惜しいと思ったが、背に腹はかえられないだろう。俺はもう既に断髪してかなり月日が経過したから短い姿も見慣れたが、お前が見たらきっと驚くに違いない。猫みたいな目を更に大きくして、短い俺の髪を見るんだ。お前の真似をして切ったのだと伝えたら、どんな反応をするのかは見当がつかない。だが、何だかんだ言っても最後には褒めてくれるのだろうなと漠然と思う。自他共に厳しいようで、その実、彼奴はひどく優しいから。嗚呼、不死川。お前のことを考えていたらお前に会いたくなった。→   (2021/9/30 21:43:10)

冨岡今の季節は御萩の季節だろう。いつもの店の御萩が食べたいのなら、俺が幾らでも買ってやる。だから、俺に会いに来てはくれないだろうか。光を浴びるときらきらと輝くその白銀を風に揺らして、一目姿を見せてはくれないだろうか。ずっと一緒になんて我儘を言うつもりはない。お前が日々を充足かつ幸せに生きていることが知れたら、俺は幸福だから。 _____「欲のない人ですねえ」、と胡蝶に言われたのはいつの日だっただろうか。珍しく此方の事情に踏み込んできて藪から棒に質問してきたと思えば、こう言われてしまった。「ここに一緒に行ってみたいとか、例えば、あの方と死ぬまで一緒に行きたいとか、そういう欲ってないんですか?」と、底の見えない菫色の瞳を向けられた。ない、と俺は答えた。俺のような未熟者が彼の側に居られることが贅沢なのに、これ以上のことが言えるだろうか。それを察した胡蝶は「冨岡さんって無頓着なように見えて、意外と執念深いですよね」と言った。執念深い。確かにそうだと今になって思う。一年以上会えていない男のことを、待ち続けているのだから。執念深いついでに、秋宵に白銀が見えるまで暫く夜風に当たっていよう。)   (2021/9/30 21:56:07)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡さんが自動退室しました。  (2021/9/30 23:51:13)

おしらせ不死川 .さんが入室しました♪  (2021/10/9 11:56:51)

不死川 .( “ 風邪を引いてしまいました。” 何て改まって丁寧に和紙に綴ると、申し訳程度にそうっと傍に万年筆を置いて。先日から続く微熱の所為か、惘と瞼を降ろし気味に其の紙を見詰めれば 溜息をひとつ。別の隊員と風邪気味だと冗談交じりに話していた下級の隊員からだろうか、任務の時ちょろっと話しただけで此の有様。“ ったく、彼奴マジで風邪引いてんじゃねぇかァ… ” と内心毒づき乍、完治したらまた顔を出す事、来るのは基本的に深夜帯になる事を共に綴り、安静にするべく直ぐに部屋を出た。)   (2021/10/9 11:56:58)

おしらせ不死川 .さんが退室しました。  (2021/10/9 11:57:09)

おしらせ冨岡さんが入室しました♪  (2021/10/16 00:28:13)

冨岡( 和紙に綴られた文字を一瞥すると、ひとまず生きていたことに安堵する。そして次には、そういえば以前も季節の変わり目にはよく風邪を引いていたなと思い出した。不死川は頑丈そうに見えるが、案外俺の方が身体が頑丈なのかもしれない。俺はここ何年かは風邪を引いた記憶がないから。 窓を開けると庭に植えてある木に咲いた金木犀の甘い匂いが鼻を擽る。いつのまにか夜風も冷えるようになったし、もう秋だなと実感した。月が綺麗だ、とは少し前に流行った作家が欧米の告白を和訳したもの…という説があるが、あれは俗説であり、そんな事実は何処にもないのだと教えてくれたのは姉の婚約者であった義兄だった。義兄は好いていることを伝える時は日本男児たるもの、実直に言うべきだと恥じらうように笑って言っていたが、口下手な俺は俗説の方だって良いじゃないかと思う。月が美しければ、好いている人の隣でそれを見上げたいと思うのは不思議なことではないだろう。青白い下弦の月を眺める今の俺も、例に漏れず思う。隣にあの白銀が、紫の瞳が、温もりがあればどれほど良いかと。そんなこと言えるはずもないし、文にしたためることなんて尚のこと出来そうにないが。)   (2021/10/16 00:42:55)

冨岡 ( きっと、会いたいと希う割には本当に会えたら何も話せなくなってしまうのだろうなと思う。饒舌な方ではないことくらいは自覚しているし、何より久々すぎて距離感が分からない。柄にもなく緊張してしまうかもしれない。あの紫の瞳で真っ直ぐに見つめられると心の中でさえも言葉が出てこない。然し、それでも一目会いたいのだ。恋仲と呼んでも良いのか分からない程に姿を見ていない。俺達は終わっただろと言われても何ら反論の言葉が出てこないくらいには、時間が経っている。だが俺は、顔だって、声だって、ふとした時の仕草だって、あの広く逞しいようで脆い背中だって、一度たりとも忘れたことはないぞ。こんな時にお前が居てくれたらと思ったことも数知れない。俺達、いつまでこうしてすれ違い続けるんだろうな。眠れない夜に、黙って、答えが返ってくることのない問いかけを繰り返してはきゅっと唇を強く真一文字に結ぶのだ。)   (2021/10/16 00:58:40)

おしらせ無言時間が20分を超えたため、冨岡さんが自動退室しました。  (2021/10/16 01:47:06)

おしらせ不死川さんが入室しました♪  (2022/2/8 18:49:53)

不死川(鼻腔を擽る埃の香り。ひっそり閑とした一室は空き家の一部のようで、人の居た痕跡だけが遠い昔の遺物の様に、そこにこびり付いていた。木製の扉を押して開ければ、久々に動いたであろう木の軋む音が上がる。爪先を床に押し当てると、足の動きに比例して叉もや木が軋む。人が居れば暖かいし趣があって良いと思っていたが、人の気配が消えた此処はただのボロい小屋に過ぎなかった。)…ただいま。(そうっと唇の微かな狭間から溢れた声は異様に小さくて、外の風の音に掻き消されそうな程。ただ、無意識に音が言葉を象った。当然返って来ない返事に、幾らか長い睫毛を伏せれば再び唇を結ぶ。)   (2022/2/8 18:50:05)

不死川ごめんなァ…、全然来てやれなくて。…俺ァ、今日くらいはどうしても来たかったんだ。テメェの、…義勇が、生まれた日。だからなァ、(何も無い空間に紡ぐ言葉。その宛先は決まっていて、脳裏に浮かび上がる顔と一致する。もう何か月も見ていない。それはただ、自分が此処に足を運ぶ時間を取ってやれないから。鬼を殺戮するだけの無色な日々に、差し色を与えてくれた彼の存在は忘れた事がない。そんな愛しい彼が、二十一という年を遡った本日この世に生まれたのだ。)テメェのお袋に感謝しねェとな。義勇を産んでくれて、ありがとう…って。俺が他人に与える愛の存在を知ったのは、テメェのお陰だ。義勇。…誕生日、おめでとうなァ(そんな言葉を綴った手紙の隣に、そろそろ契れる頃合だからと若緑色の紙紐が入った小さな巾着を置く。「直接渡せなくてごめん、」その言葉も宙に浮いて、軈て、消えた。)   (2022/2/8 18:50:21)

おしらせ不死川さんが退室しました。  (2022/2/8 18:50:26)

おしらせ小野寺さんが入室しました♪  (2023/4/1 22:10:53)

小野寺小野寺   (2023/4/1 22:10:57)

おしらせ小野寺さんが退室しました。  (2023/4/1 22:11:06)

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