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「【ソロル】小鳥遊学園」の過去ログ

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タグ ソロル  小鳥遊学園


2020年11月08日 15時36分 ~ 2020年12月11日 21時52分 の過去ログ
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おしらせ新規ルームを作成完了しました。(Wii U 121.95.***.224)  (2020/11/8 15:36:44)

おしらせ黒樹 紫音/3年/女さんが入室しました♪  (2020/11/8 23:12:38)

黒樹 紫音/3年/女((いちば~~ん.!!!!(うるせえ)   (2020/11/8 23:12:56)

黒樹 紫音/3年/女((しのちゃととーりくん従兄弟設定なのでお話させてみようかなと思った次第のソロル!   (2020/11/8 23:13:37)

黒樹 紫音/3年/女(アンタ男連れ込んだでしょ.。そういった透李の言葉に.、紫音の珈琲を淹れていた手が止まる.。しかしそれは一瞬のことで.、直ぐに行動を再開した.。)…一体なんのこと.??(しらをきって誤魔化してみるが.、ソファに座る透李はそこに落ちていた髪の毛を摘まんだ.。紫音の色鮮やかな紫色の髪ではない.、茶色の.、女子にしては短い髪.。それを見た紫音は.、ふっと視線を逸らした.。透李は何も言わず.、珈琲を取る.。一口すすり、ゆっくりと口を開いた.。「何人目.?そろそろ本気の男一人くらい作っておかないと腐るわよ.、紫音。」。)…もう遅いわ.。あたしが今まで何回男かえて、その度に現実歪めてきたと思ってるの.。今更もう変わらないから.。(自嘲気味に嘲笑う紫音を見て.、透李はもう一度珈琲をすすった.。脚を組んで.、机上のソーサーにカップを置く.。「アタシは止めないけど.、何かあったら何時でも泣きついて来なさいよ.。アタシは腐ってもアンタの従兄弟なんだから.。ね.、しーちゃん.。」。そう言って昔呼びあっていたあだ名を口にされ.、暫くぶりに聞いたからか.、紫音も透李に笑みを向けた.。)…わかってる。ありがとうね、りぃちゃん.。   (2020/11/8 23:28:35)

黒樹 紫音/3年/女((ソロル部屋一発目がこれで申し訳ないな…()満足したので寝る!!(   (2020/11/8 23:29:16)

おしらせ黒樹 紫音/3年/女さんが退室しました。  (2020/11/8 23:29:20)

おしらせ水銀堂 由ツ騎/1年/女さんが入室しました♪  (2020/11/9 20:55:08)

水銀堂 由ツ騎/1年/女((SSのお引っ越しです~!   (2020/11/9 20:55:57)

水銀堂 由ツ騎/1年/女薄暗い室内をカタカタと無機質な音が支配している。高速でタイピングをしていた手が急に止まると、部屋は静寂に包まれた。画面上に表示されている『error』の文字が、半分寝ぼけていた脳を刺激し、ぼんやりと作業に没頭していた由ツ騎はハッと我に返った。(あれ?うわ、やっちゃったかな…)唐突に画面上に現れたエラー表示。その原因を探ろうと慌てて履歴を遡るが、全てのプログラムは正しく組み合わされており、それらしいミスは一つも見つからない。とるなと…と、由ツ騎は考えを巡らせた。(ま、そうだよね…あたしが計算ミスるわけないし…、外部から持ち込まれたウイルスか……)完全に油断していた。オマエはいろんなヤツの恨みを買いすぎだ、とソワレから聞いたことがある。悪意をもって仕掛けられたのなら、害悪なウイルスに違いない。整備も残っているし、あまり時間をかけるような面倒臭いデバイスじゃないといいけど…と思いながら画面の時刻表示に目をやると、あれ?と、何かが引っ掛かった。今の時刻は日付が変わったばかりの10/31 00:04、何かを忘れている気がする。そんなことを考えている場合じゃないのは分かっている。でも、どうにも引っ掛かる。   (2020/11/9 20:57:50)

水銀堂 由ツ騎/1年/女記憶の引き出しを手当たり次第漁っていると、画面右下のランプが緑色に点灯した。ソワレが起きたサインだ。丁度いい、追跡はソワレに任せようと思い、命令するのに必要な認証コードを送信したときにはもう既に一足遅かった。『やぁ、久しぶりだね。ご主人サマ』黄緑がかった天然パーマの金髪につり上がったビビットピンクの猫目、白の襞襟に木目柄のスタイリッシュベストをぴちっとお洒落に着こなした小柄な少年がイタズラっぽく画面越しに手を振っていた。右肩に寄せた鮮やかな紅茶色の大きなリボンが映えている。ようやく思い出した。怪物に扮した人間たちが、お菓子を求めて人々に悪戯をする日。今日はハロウィーンだ。『さて、もうわかってると思うけど、お決まりの展開だから言うね。トリック・オア・トリート!ご主人サマ?』あざとく両手を器の形にし、頂戴と言わんばかりの上目遣いで小首を傾げて見上げてくる。「……ソワレ、あんたそれ仮装のつもり?にしても、キャラが違いすぎない…?」   (2020/11/9 20:58:14)

水銀堂 由ツ騎/1年/女『ハロウィーンって、人間がオバケに化けるじゃん?だからかな、オレは逆に人間のカッコしたくなるんだよね~。それに、キャラが違うのは当然だよ。オレはソワレであって、ソワレじゃない。見た目とか中身は全然違うけど、核は全く同じなんだ~』彼はソワレから生まれた中でも特にイレギュラーな存在だった。直接作り出していない為、細かいことは調べないとよく知らないが、彼曰く、ソワレの手足として生まれた存在、だそうだ。「へぇ…ライオンの鬣って、擬人化すればラフカラーになるんだ…」『あはっ、去年と全く同じ感想じゃ~んw って、何、何?どこ見てるの?ご主人サマのエッチ~!』彼を様々な角度から調べていると、データ解析中の画面を閉じて邪魔をしてくる。「危険分子だったら早いうちに排除しておかないとだから…ちょっと、急に消すとシステムに負荷がかかって壊れるんだけど💢」『キケンじゃないっつって言ってんだろ!つかこのやり取りも去年と同じじゃねーか!!誰がウイルスだ、ふざけんなよオマエ!』   (2020/11/9 20:58:31)

水銀堂 由ツ騎/1年/女キレていつものソワレのような口調に戻った彼をスルーし、淡々と隅々まで分析を終えた由ツ騎は「やっぱり言葉遣い汚い方が落ち着くよ」と、肩で息をしているソワレに満足げに言った。「それで、いつあたしのパソコンを返してくれるの」小さく息をついて尋ねれば、大きなため息が返ってくる。『はぁ~だからさっき言ったじゃん。トリック・オア・トリートって。オレはね、お菓子が欲しいんだ。たがら、何か美味しいお菓子頂戴よ。そしたらキレイさっぱり消えてあげる!』お菓子、と言われて由ツ騎は悩んだ。食べ物ということは流石に知っていたが、どういう食べ物をお菓子と呼ぶのかが解らない。食味感覚の嗜好品として作られたもの、と言われても口に入れるものとしては全て同じで、それ以上にはカテゴライズが出来なかった。由ツ騎は暫く考えると、引き出しの中から何かを手に取った。「…ビタミンと鉄分、どっちがいい?」そう言って取り出したのは、普段愛用しているサプリメントだった。   (2020/11/9 20:58:59)

水銀堂 由ツ騎/1年/女『こんなハロウィーンは嫌だランキングと世界一味気ないハロウィーンランキング堂々の第一位を今体験しちゃった…』彼はガクリと膝を落とした後、『やだ!こんなのお菓子って言わないもんね!もっと華のあるお菓子がい~い~!!』と四肢を振り回し、駄々をこねる。「じゃあ訊くけど、あたしがあんたの想像してるようなお菓子を持ってると思う?」ガシガシ頭を掻きながらめんどくさそうに訊けば、『うん、だよね…毎年ずーっとそうだもんね、キミは』と諦めたような声色で呆れたような視線が向けられる。『じゃーしょうがないけど、イタズラするからね。さ、今年は簡単にはいけないよ~?』彼が指を鳴らすと同時、画面が数字の羅列でびっしりと埋められる。よく見れば、数字に混じってフランス語の障害文字があり、ダミーの数字として働いていた。途中の数字を飛ばして最後までスクロールし、由ツ騎は一番下の入力欄に迷いなく文字を打ち込んでいく。『え?ちょっとちょっと、もう解ったの?問題文は次のページにも続いてるんだけど?』画面は数字で埋め尽くされている為、姿は見えないが焦ったような彼の声が聞こえた。   (2020/11/9 21:01:17)

水銀堂 由ツ騎/1年/女「解るわけないじゃん、全部読んでないんだから」入力を終えた由ツ騎がタンッと軽快にエンターキーを押すと、一瞬だけ画面が黒くなり、パッと元に戻ったかと思えば数字の羅列は綺麗に消えていた。「はい、おしまい。それじゃ、管理者権限は返してもらうよ」『もー!そんなのズルだ!!』由ツ騎は問題を解いていない。それは事実だ。問題を解かないと解錠の為の鍵を得られない。だから、錠の方を壊した。問題を解くよりも効率的な方法でシステムを破壊したのだ。自分のパソコンは自分が一番知り尽くしているから、とても簡単なことだった。『ほんとにも~…やり方は汚いけど、権限奪われちゃったからもう何も出来ないしな~…まぁいいよ。負けたことにしてあげる』肩を竦めた彼はもう既に半透明になっており、足元から粒子となって崩れはじめていた。『悔しいけど、消えてあげる。じゃあね、ご主人サマ。ステキな夜を』ふぅ…終わった…、と由ツ騎は椅子の背もたれに深くもたれ掛かり、画面から消えていく彼をぼんやり眺めながら去年のハロウィーンを思い出していた。   (2020/11/9 21:01:57)

水銀堂 由ツ騎/1年/女(去年も、一昨日も、あいつはイタズラしにきたって言ってたけど…うーん、やっぱ思い出せない…)時刻はいつの間にか一時を回っていた。月光が液晶よりも強い光を放っていて、部屋中が銀色に反射する。気のせいか、どこからか甘い匂いが漂ってきて、由ツ騎は目を閉じた。お祭り騒ぎが始まる前夜の冷えた空気の中で、静かに呼吸していた。(そういえば…あたしは、どうしてソワレを、作ったん、だっけ……) いつからか、諦めていた。人の記憶は儚い。記憶に残っていられるのもほんの一瞬だけ。どんな偉人でもいつかは必ず記憶を無くし、自身もまた忘れられてゆく。能力を得た代償として古い記憶を失っていくのなら、最初から覚えようとしなければいい。過去の友の記憶を無くし、再会したときに自分には昔の記憶がないと話したら、悲しそうな顔で気を使われた。そんなのはもうごめんだ。赤の他人に戻っても、相手には自分と友達だったという過去が存在し、それを覚えられている。それを抱えていきていくのは自分じゃない。“忘れられない側”だ。だから、関わりを持つのをやめた。干渉するのをやめた。執着することをやめた。   (2020/11/9 21:02:13)

水銀堂 由ツ騎/1年/女誰にも知られないように、覚えられないように生きていけば、誰も悲しい思いをしなくて済む。“はじめまして”の関係を繰り返す方が楽でいい。そっちの方が、ずっといい。   (2020/11/9 21:02:35)

水銀堂 由ツ騎/1年/女ふと、頭の中にさっきの数字の羅列が思い浮かんだ。所々に鏤められたフランス語の中で、気になる単語が目に留まった。「……始まりの、夜………」ガバッと勢いよく体を起こし、壊したセキュリティを取り戻そうと高速で手を動かした。彼が消えたデスクトップ画面はやけに凪いでいる。データの復元が終わると、由ツ騎は脈打つ胸を押さえて丁寧に、順調に暗号を解いていく。もしかして、と由ツ騎は予感した。(première nuit、始まりの夜…rencontre imprévue、予知しない出会い…mémoire inachevée未完成の記憶……全部、繋がる…。…もしかして、あいつのイタズラって…本当の意味で、イタズラしてたのは……)余計な単語を省き、意味の通じる文章にして並べ替えた後、さらに数字を組み合わせて残った部分だけを拾っていくと、最後の数字の文字の隣に再生ボタンがぽんと現れた。反射的に▶️を押す。急に流れた動画には、慌てふためく幼い頃の由ツ騎が映っていた。『__オレサマを生み出したのは、オマエか?』『ししし知らない!!人違いです!!!!どっか行って!!!!』部屋の隅にへたりこみ、怯えながら物を投げつけてくる過去の自分と目が合った。   (2020/11/9 21:02:51)

水銀堂 由ツ騎/1年/女由ツ騎は息をするのも忘れ、釘付けになって見ていた。(ああこれは…ソワレを完成させた頃の…ソワレ視点の映像……)38秒で映像は終わり、続いて次の動画が流れ始める。由ツ騎は一心不乱にリストに纏められた動画を漁って見ていた。パソコンを囲む5台のモニターにも動画という動画が映し出され、日常の音で満たした。6億を越える動画はソワレの記憶そのものだった。『オマエが忘れちまう分、オレサマが代わりに覚えといてやる』どこかの画面で、そんな音声が流れた。動画に混ざって写真もスライドショーで再生される。「これ…明らかに盗撮でしょ…ほんとにもう……」動画を眺めていると、さっきの金髪の少年が脳裏をよぎった。(ソワレの手足として動いているなら、あたしが覚えていない筈がない…。それなのに、あいつの構成データは作られたように綺麗すぎるし、成り立ち方もソワレと少しも一致してない…履歴が消された形跡も出てこなかった…)もしかして彼は、ハロウィーン限定で現れた本物の亡霊だったりして。ホラーは苦手だから、勘弁してほしいなぁ…と呟く由ツ騎は確かに笑っていた。   (2020/11/9 21:03:23)

水銀堂 由ツ騎/1年/女(そうだ、作ればいいんだ…さっきのデータ構造は大体把握してるし、足りない部分はソワレのパーツで補って埋めればいい。名前は…ソワレが夜だから、「朝」にしようか。)「…マチネ。…ふーん、悪くない響きじゃん」僅かに声を弾ませながら、由ツ騎はパソコンを打つ手を更に速めた。銀色が揺れ、少しだけ夜が進んだ。遠くで朝が音を立てて軋めく。セピアが近づいてきた予感がした。きっと今日も…いや、今日は眠らない。まだ、まだ、寝たくない。こんな夜は眠れそうにない。   (2020/11/9 21:04:51)

水銀堂 由ツ騎/1年/女((長い~…ゴメン🙏💦💦   (2020/11/9 21:05:13)

おしらせ水銀堂 由ツ騎/1年/女さんが退室しました。  (2020/11/9 21:05:18)

おしらせ影霧 亜李/2年/女子さんが入室しました♪  (2020/11/9 21:37:20)

影霧 亜李/2年/女子((過去に投げたソロル2個投げに来ました!まず一個目!   (2020/11/9 21:37:51)

影霧 亜李/2年/女子画面をスワイプしてSNSを更新すると学友達や尊敬している役者や脚本家、演出家、監督などのアカウントのキラキラした自撮りや居酒屋と思われる場所での写る人たちの顔が赤い集合写真、お気に入りだというお店のオムライスだとかチェーン店の新作だとかの写真が縦にズラっと並び、亜李はその投稿を見て「いいなぁ」とか「あ、ずりぃ!」とかひとりごとをつぶやきながら、でもワクワクした様子でいいねを押していった。こうして好きな人達のSNSをチェックすることが大好きだ。だってここには彼らの好きな物が確かにあるのだから!「…まぁ、実際は目の前で幸せな顔してるのを見たいんだけどねぇ…」携帯にロックをかけて真っ暗な画面になったそこに映った自分は間抜けな顔をしていて亜李は「うっわ」と笑いながら携帯を鞄にしまうのだった。   (2020/11/9 21:38:10)

影霧 亜李/2年/女子((次はちょっと長めの2個目です!   (2020/11/9 21:38:22)

影霧 亜李/2年/女子「ただいまぁ!」(玄関に彼女のよく通る大きな明るい声は誰もいない、1人でいるには広すぎるこの家の中で少しだけ響いてそのまま虚しく消える。すっかりそれが毎日のことだと慣れてしまった彼女は履いていた靴をそっと脱いで、明日もよろしくね。だなんて思いながら揃えて端に置いた。軽い足取りで彼女がまず向かったのは洗面所。帰ったら手洗いうがい!幼い頃から口酸っぱく両親から言われていたのだから16になった今もサボることはない。ふと鏡に映る自分の顔を見てメイクが落ちていないことにふふん、と満足の表情を浮かべてみる。洗った手を清潔なタオルで拭いて次に向かったのは赤みがかった茶色の扉の前、ポケットを探ると小さな小包。中には部屋の鍵が大事に閉まってあった。それを鍵穴に差し込むとがちゃり、と音を立ててそのままノブを引くと扉が開いた。)   (2020/11/9 21:38:38)

影霧 亜李/2年/女子(鼻を擽るのは大好きな匂い…なんてものはもうなくなって、亜李はさっきまで機嫌良かったのに寂しさを感じた。記憶の香り近いアロマやお香、香水を買っても結局全部記憶にあるものと違うし、だからと言って埃臭くなるのだけは絶対に嫌だったのだからすっかり違う匂いになってしまったこの部屋に入ると寂しい気持ちになってしまう。もう大好きなあの匂いは嗅げることないのだと。)ママ、帰ってきたよ。ただいま。(寂しさを振り払うように首をぶんぶんと横に振ってから仏壇の前にしゃがむと笑顔を作って遺影に写る女性に語りかけた。綺麗な黒髪と赤い唇が特徴的な少し強気そうな、けれどその笑顔は温かい母の表情だった)あたしね、今日も楽しかった!やっぱ学校って大好きだわ!せんせと先輩は面白くて優しい人ばっかだし、どこのクラス遊びに行ってもバカできて楽しいし…後輩もちょ〜可愛いの!知ってる?ウチお姉ちゃんやってんの!びっくりっしょ?ママ、あたしのこと甘えん坊さんだなんて言ってたけどお姉ちゃんもちゃんと出来るんだよ!!   (2020/11/9 21:38:54)

影霧 亜李/2年/女子(一通り、学校での出来事、友人達やバイト先での話、ちょっとした愚痴を笑いながら遺影の前で楽しそうに笑う。これも毎日の習慣だ。何も言わずに手を合わせるだけなんてママもあたしも寂しいし、きっとママはあたしの話をあの笑顔で聞いてくれてるに違いないから。これからもきっと続けるだろう。)それじゃママ、明日もあたしとパパを、見守っててね。今日もずっと、見ててくれてありがと!…ま、寝る前にまたおやすみなさい言いにくるけどさ!(そう言って立ち上がって部屋を出る。ぱたん…ガチャリ、扉を閉めて鍵を掛ける音がまた静かなこの家に響く。先ほどの笑顔は彼女の顔から消えていた)……(少しの間、無理矢理口角を上げて笑顔を作る。ママもパパもあたしが笑っていると嬉しいって言ってたんだから、笑わなきゃ!)さぁて、今日の晩ゴハンどーっすっかな!(自分の声が響いて消える、この虚しさなんて無視して、今日が終わって明日も明後日もこの日常を繰り返すのだ。)   (2020/11/9 21:39:11)

影霧 亜李/2年/女子((一気に失礼しました!!   (2020/11/9 21:39:28)

おしらせ影霧 亜李/2年/女子さんが退室しました。  (2020/11/9 21:39:31)

おしらせ海野 滉平/3年/男子さんが入室しました♪  (2020/11/11 20:24:37)

海野 滉平/3年/男子(20:00間近、ファミレスの窓からぼんやりと外を眺める。道路を走る車のライト、まだ灯りの付いている部屋が目立つ高層ビルの列、街を行き交う人の群れ。ただただそれを眺める。テーブルの上は飲みかけのコーヒーだけ。Lサイズのサラダにコーンスープ、一番量のあるハンバーグに大盛りのライスと食後には背の高いフルーツパフェ。それを全て平らげたのにまだお腹は空腹を訴える。ぬるくなったコーヒーを一気に飲み干しても乾いた喉は潤わない。何もかもが満たされない。)…まだ帰れないなぁ(ポツリと呟いて再び窓に目を向ける。(途中で読むのをやめた小説でヒロインが「東京は沈む」だなんて言っていたっけ。と思い出す。描写が所々刺さるように痛くて生々しくて最後まで読めずにいる小説。みんな沈むとか、東京が沈んだら、残る地上はビルだけになるとかって言ってたと漠然とだが、このフレーズを思い出すということは無意識ながら印象的に感じていたのだろう。)   (2020/11/11 20:24:49)

海野 滉平/3年/男子(高層ビルの下で絶えず行き来する車、人、人間、人類、ヒト。もし今この街が沈んだらビルの中のファミレスにいる俺も沈んでいく街に怯えながら?それとも只々呆然としながら飲み込まれるのを待つのかな?なんて馬鹿なことを考えそうになってやめた。どうにもこんな景色を見ると余計なことを考え始めては泣きたくなってしまう。…けれど、もし沈むのなら、父親ともう手の届くことのない、腹の丸く膨れ始めた彼女から離れたところが良いな。なんて強引に結論付けた。)よいしょ…っと(隣に置いていたバッグを持って席から立ち上がる。レシートに書かれた金額は余裕で2000円を越している。店員に「ご馳走様でした」と言ってお会計を済ましてエレベーターに乗り込む。外に出て人の群れに紛れただ歩く。まだ帰れない、帰りたくない)   (2020/11/11 20:25:00)

おしらせ海野 滉平/3年/男子さんが退室しました。  (2020/11/11 20:25:07)

おしらせ海野 滉平/3年/男子さんが入室しました♪  (2020/11/11 20:41:43)

海野 滉平/3年/男子((少し引用させていただいた小説は村上龍さん作「コインロッカー・ベイビーズ」です   (2020/11/11 20:42:16)

おしらせ海野 滉平/3年/男子さんが退室しました。  (2020/11/11 20:42:19)

おしらせゆtk/1年/女さんが入室しました♪  (2020/11/11 23:32:59)

ゆtk/1年/女((前回の、夏の昼休みのSSの続き!です!クソ長い文章連続投稿お許しください💦💦   (2020/11/11 23:33:33)

ゆtk/1年/女現実に戻って来た頃には、既に到着していた。目の前には自分が生まれ育った家がある。嘗ての自分が扉の向こうで家族と一緒に暮らしていた家。我に返っても暫く動けないでいた。緊張はしているが、それが主な理由ではない。具合が悪くなった訳でもなければインターホンの鳴らし方を忘れた訳でもない。由ツ騎は鼻から息を吸い、少しの間肺に溜めてから思いっきり口から吐き出すなり、扉の前で徐にしゃがみ込んだ。__よかった。よかった…。よかった。思い出せた。蘇ってくれた。心からよかったと思った。忘れていただけだった。記憶が無くなった訳じゃない。「……よかった」蚊の鳴くような声を絞り出し、その場にうずくまったまま何度か深呼吸を繰り返し、感動と興奮、徐々に湧き出てきた不安を落ち着かせていた。そうして暫く喜びを噛みしめていた。考え事をしながら心を整理しながら向かった為、どうやって辿り着けたのかはよく思い出せないが、体はちゃんとこの場所を覚えていてくれたようだ。(よくここまで迷わずに辿り着けたよなぁ…あたしってここまで天才だったっけ…)自分を疑いながら褒めれば、途中何度かソワレのアシストがあったような気がしなくもない。   (2020/11/11 23:34:15)

ゆtk/1年/女(ま、まぁ、ここに来れたことが大事なんだし、それ以外はどうでもいいや)余計な事だったと思い返さないことに決め、由ツ騎は立ち上がった。  この扉の向こうに一度諦めたものがある。無意識に耳を澄ませていた。母親には事前に連絡しておいてあるが、もし気が変わったとかで面会を断られたらどうしよう。顔を見て、やっぱり会いたくなかったと思われたら、どうしよう。やけに喉が渇いていた。しかしここまで来たからにはこのまま引き返す訳にはいかない。心を決めたはずだ。勇気を出せ、水銀堂由ツ騎。意を決してドアノブに手をかけると、背後に気配を感じた。心臓がドクンと鈍い音を立てた。唾を飲み込んで恐る恐る振り返る。「__なん、で……」そこには丁度帰ってきたばかりの2つ下の妹、憂結(ゆゆう)が立っていた。二人は暫く硬直状態になる。その沈黙を破ったのは憂結の方だった。「…入らないの?」「えっ」いいの?と言おうとする前に憂結が近づいてきた為、思わず退いて扉の前を譲った。「ここ田舎だし、いつも鍵閉まってないから」そう言うと扉を開け、家の中へと入っていく。残された由ツ騎は少しの間、立ちすくんでからおずおずと玄関をくぐった。   (2020/11/11 23:35:50)

ゆtk/1年/女家の中に入ると、一人暮らしの空気とまた違った賑やかな空気が流れていた。自分がいなくても、物足りないような空気が混ざっていなくてよかったと思ったが、それがまた、少し寂しかった。自分がいなくても"家族"は成り立っていたようで。「あの、母さんは…?」この時間に来るってメールしたんだけど、と冷たい麦茶をコップに次いでいる憂結に問えば、「え?しばらくは帰ってこないよ。仕事とか、忙しいみたいだし」と、さらりと返される。「いやでも、確かに今日会う約束を…」一瞬、メールを送った人物が母親ではないという可能性が過ったが、機械に強い自分がそんな些細な詐欺に気付かない訳がない、と頭を振る。となると__。憂結にもそれが伝わったようで、二人して重たいため息を零した。母よ、なんてことしてくれたんだ。姉妹の誰かに会うのはハードルが高すぎるからまずは二人で会いたいと確かに伝えたのに。見事にハメられた。ちらりと横目で憂結の方を伺えば、憂結も気まずそうにこちらを見ていた。せっかく固めた覚悟に亀裂が入った感じだ。それでも、逃げ出す訳にはいかなかった。   (2020/11/11 23:37:44)

ゆtk/1年/女母の思い通りに事が進むのは癪だったが、支えてくれている人たちの為に、話をしてみようと思った。 「…元気そうだね」「まぁね…」リビングのテーブルに向かい合って座っていた。中身が詰まっていない会話の合間の沈黙が重く、時計の秒針の音しか聞こえなくなる。時間は淡々と過ぎていく。「あのさ、どうして急に帰ってきたの?」意を決した様子で憂結は問う。視線はずっと手元の麦茶に向いていた。「…やっぱり、あたしに会いたくなかった?」「そういう訳じゃないけど…」ただ…、と憂結は言いにくそうに、途切れ途切れに言葉を続けた。「だって…辛くなるのは、そっちでしょ。思い出せないんでしょ、過去のこと。同じ家族なのに、あなただけ異能力者なんだよ。平等なはずの時間を奪われてくんだよ。それなのに、どうして来たの?」昔の自分なら、確かに家族に会おうとも思わなかったのかもしれない。執着しない方が楽だった。誰にも何にも縛られない生き方をしようと思った。でもそれは、自分で自分を縛りつけていたのと変わらなかった。「…そういうの、やめたんだよね。難しいこと考えるの、疲れるからやめたの。素直にやりたいこと、やることにした」   (2020/11/11 23:39:09)

ゆtk/1年/女「…やりたいこと?」憂結は少しだけ顔を上げる。ゆっくり息を吸い込んでから由ツ騎ははっきりと言葉にした。ずっとずっと、本当にやりたかったことを。「楽しく生きること、かな」今は、それがやりたい。真っすぐを目指さないで道に迷ってみたい。そう宣言すると、ふっと憂結が微かに笑った。それから二人は他愛ない会話を交わした。双子の姉のこと、学校のこと、家族のこと、由ツ騎は憂結からいろんなことを教えてもらった。課題を手伝ってあげたりもした。上手く伝えられなかったことも、なるべく理解してもらえるように。数年間の溝を埋めるように、由ツ騎と憂結はお互いの近状を報告し合ったり思い出話に浸った。不透明だった空気が今度は澄んでいて、鈴が転がるような憂結の声が耳の奥をくすぐった。 あっという間に時は過ぎ、もうすぐ姉たちが帰ってくるとのことで由ツ騎は帰り支度をした。後で母に今日のことを問い詰めるとして、改めて憂結にまた会いたいと思った。それから…姉2人のことも。どのような反応をされるかは置いておいて、憂結の話を聞いている内にどのような人物なのか、気になっていた。恐ろしい人じゃないといいけど…と思いながら立ち上がる。   (2020/11/11 23:40:33)

ゆtk/1年/女「あ、あのさ…!」憂結は踵を返した由ツ騎の袖を素早く掴んだ。由ツ騎は驚いて憂結を振り返った。二人の視線がようやくぶつかる。似ているな、と思った。客観的に見てみたらわかった、自分たちは似ていたんだ。その瞬間、はっきりと家族の繋がりのようなものを感じた。血液よりもずっと深い姉妹としての縁を、確かに。ズレていた何かが音を立てて軌道修正されたような気がした。袖を引っ張られたことによって、傾いて詰まったままだった砂時計が振動で揺れ、少しずつ音もなく砂を落とし始めた。憂結は緊張が解けていないままの表情で何をを言おうとして諦め、視線を泳がせたが、由ツ騎は目を逸らさず、何も言わずに待っていた。「…その、郁(いく)と吏玖(りく)にも会ってみない?」「え」心を読まれたようでドキッと心臓が跳ねた。思わず目を瞬かせると、俯きがちに憂結がこちらの様子を伺っていた。掴まれたままの袖から緊張が伝わってくる。憂結は覚悟を決める準備をしていた。再びここから本当の時間が流れようとしている。過去を積み重ねようと、時が本当の意味で動きだそうとしている。「ふたり、有名人だし、仕事とか結構忙しいでしょ…。だから…」   (2020/11/11 23:41:45)

ゆtk/1年/女そこまで言いかけると、断られることを悟った憂結がきゅっと口を真一文字に結んだ。やっぱり、といったようにそっと目が伏せられる。由ツ騎は慌てて続きを付け足した。そのせいで変に声が裏返ってしまう。「だッ、だからね、予定が埋まって忙しくなる前に、あたしたちが会う日、決めようよ」憂結はピクリとも反応しなかった。だが暫くして、うん、と小さく首を縦に振った。それから声に出して、何度が頷いた。そしてようやく掴んでいた袖を離してくれた。決意を固める準備が終わったのだ。「お願いっていうか、これはうちのわがままなんだけどさ、今度会う時もさ、その髪型にしてきてね」よく通る凛とした声で真っすぐ言われ、由ツ騎はどうして、と問う代わりに小首を傾げた。「それは次会った時に教えてあげる。似合ってるって理由だけじゃない。それよりもっと大事な、聞かなきゃ後悔する意味があるの。だから姉妹4人が揃った時に教えてあげる。絶対教えるって約束する。だからあんたは、どんなに忙しくてもうちらと会う時間をつくるの!いい?」後半になるにつれ早口でまくし立てた憂結は肩で息をしていた。勢いに圧倒され、ぽかんとしていた由ツ騎は、いいよ、と笑った。   (2020/11/11 23:44:06)

ゆtk/1年/女2人は玄関を出た。「あんたって、毎日その髪型なの?」「そうだけど…」「編みにくくない?後ろとか」「うん、最初はね。でも今は…とっ、とっ、ともだち…が、いるから……」友達という単語を言いにくそうに発した由ツ騎を憂結は驚いて目を見開いたあと、安心したように静かに笑う。一人じゃ、ない。こんな姉にも友達と呼べる存在がいた。だから由ツ騎はもう大丈夫だと、そう思えた。「……そっか。今までずっと毎日、三つ編みなんだ。邪魔ならいっそバッサリ切っちゃえばよかったのに」「邪魔じゃない」間髪入れずに由ツ騎が否定する。「だって、似合うって言ってくれたから」「…は?誰が」「憂結たちが、粧してくれた髪なの。だから短く切るのは抵抗あるなぁ…」それに、もっと大事な理由教えてくれるまでは切れないよ、と由ツ騎は照れくさそうに頬を搔いた。ふと憂結を見ると、憂結の瞳が由ツ騎の水色を映して揺れていた。「…なんだ、覚えてんじゃん……」「…?な、何が?」由ツ騎が顔を覗き込めば、憂結は光を遮るフリをして目元を手で隠した。「ううん別に。何も。…あんたっていい性格してるってよく言われない?」   (2020/11/11 23:47:06)

ゆtk/1年/女「えっ…初めて言われたけど…」何のことかわからないと困ったような顔色を浮かべる由ツ騎を憂結はそっと盗み見た。5年以上もの間、記憶に残っていてくれた。少しも変わらずに、色褪せずに、誰にも上書きされずに、昔のまま、思い出は最初から隣に座っていた。憂結は一歩下がり、屋根の影に引っ込んだ。「そろそろ行かないと、電車に乗り遅れるんじゃないの」「あ…そうだ、もう行かなきゃ」言われてスマホを確認すれ次の発車時刻まで10分もない。(ここから徒歩で五分くらい…うーん、ギリギリ間に合うかな…) まだまだ話したいことがあったけど、などと少しでも顔に出してしまえば、「あは、間に合いそうになかったら、これ見送って次の電車にでも乗ればいーよ」と憂結に容赦なく茶化される。言葉にせずとも、言いたいことが伝わってしまうことが嬉しかった。「ううん、やることがあるから」だから今日は帰るね、と由ツ騎は鞄を背負いなおした。「そっか。…ちゃんとご飯食べなよ。栄養は大事だから」「う、うん…」「あと、ちゃんと寝ること。眠れなくても液晶は見ない」「わ、わかった…」「たまには運動もね。この夏乗り切れないよ」「が、がんばります…」   (2020/11/11 23:49:00)

ゆtk/1年/女「それから…友達は大事にしなよ」「それは、当たり前」「なら、よし」憂結がはにかむと、びゅんと夏の風が二人の会話を攫っていった。高く、高く、果てしない空に吸い込まれていく。「それじゃあね。そっちも元気でね」「うん、母さんに宜しく。また来るね。それだけは、意地でも覚えて生きる」「約束だからね、…お姉ちゃん」憂結がばいばい、と手を振ると由ツ騎も手を振り返そうとして、はっとした。憂結が一瞬だけ幼い子供のように見えた。6歳くらいのショートカットの女の子が由ツ騎の瞳に映って無邪気に「おーい」と手を振っている。女の子と憂結の面影が重なると背景が急に真っ白になった。熟れた葡萄畑の下、遠くで追いかけっこをして走り回っている二つの声が聞こえる。楽しそうにじゃれ合って、笑い転げている。もう2つの人影は少し離れたところから微笑ましそうにそれを眺めていた。立ち尽くしている由ツ騎と目が合うと、二人とも同じ顔で優しく微笑んだ。二人の子供が手を繋いで、姉たちのもとに駆け寄っていく。土で汚れた格好のまま、それぞれに飛びつこうとする。眩暈がしてそこで途切れた。あの頃の自分は、このままここに生きていたんだな。   (2020/11/11 23:51:26)

ゆtk/1年/女由ツ騎は踵を返すと駅に向かって走り出した。憂結は由ツ騎の姿が見えなくなるまで見送っていた。   (2020/11/11 23:53:18)

ゆtk/1年/女乗り込んだ電車の中は由ツ騎の他に誰もおらず、どの席もがらんと空いていた。クーラーが一生懸命冷たい風を吐き出しているが、熱気に負けて僅かに温かい。『なんつーか…アイツ、オマエにすげー似てんな』2両目は由ツ騎以外誰も乗車していない為、遠慮なしにソワレが話しかけてくる。「そう?あたしと違って憂結は美人だし、友達たくさんいるよ。性格もいいから人に好かれるし頼られる。あたしと真反対じゃん、どう考えても」窓から家の方を見ながらぼんやり答える。『そうじゃねーよ。つかオマエ、オレサマが言いたいことわかってワザとそう言ってんだろ』「うっ…」本当は自分でもわかっている。確信が無くてわざとはぐらかしてみたけど、ソワレにはちゃんとお見通しだった。いつの間にかソワレは核心を突けるようになってきたみたいだ。こうも唐突に本質をつかまれるとは。自分が認めた存在に認められたことが素直に嬉しかった。「次は、あんたのことも紹介しなきゃね」『…なるべく手短に済ませろよ』「はい、はい」ぐーっと伸びをしながら戻った後のことを考えていた。   (2020/11/11 23:53:51)

ゆtk/1年/女学校の課題をして、作りかけのプログラムを完成させて、整備の依頼に試作品の動作テスト、それから…やることがまだたくさんある。一日が過ぎる度、何かが少しずつ、目まぐるしく変わってゆく。寂しいという理由で時は止まってくれない。どう足掻いても過去は変えられないし、これからの未来を覗き見ることもできない。もう昔のままではいられない。立ち止まっても、再び足を動かして歩みだすことしか選択肢はない。進むしかない。今日の後半のスケジュールを整理していると、だんだん眠たくなってきた。時折電車が揺れる振動が心地いい。さっきからソワレが話しかけているが、内容が上手く頭に入ってこれず、寝ぼけたまま生返事を返す。微睡んでいた由ツ騎は次第に眠りに落ちていった。__短い夢を見た。それが何の夢なのかは起きた瞬間に何もかも忘れてしまったけど。幸せな夢だったと思う。もう思い出せない、幸せな記憶だったと思う。異能の代償として奪われて、消されてしまっても、共有した思い出はこの世に残り続ける。忘れてしまっても、こっちだと導いてくれる"手"がある。見えない手を辿って、繋いで、初めて見る記憶を自分の中に留めておく。それだけでいい。   (2020/11/11 23:55:53)

ゆtk/1年/女__スマホから通知音が鳴った。寝息を立てて眠っていた由ツ騎は気付かない。すぐそばで、ブドウの甘い香りが漂ってくる。優しく頬を撫でる風に乗せて、眩しいくらいの光を放ちながら由ツ騎の夢の中に吸い込まれてゆく。 "ユユウが水銀堂 由ツ騎をグループに招待しました"。   (2020/11/11 23:56:25)

ゆtk/1年/女((おしまい!!!満足した!!   (2020/11/11 23:57:22)

ゆtk/1年/女((妹の憂結編はこれで完結😌 次は姉の郁編と吏玖編も書きたいな~~   (2020/11/11 23:58:19)

おしらせゆtk/1年/女さんが退室しました。  (2020/11/11 23:58:27)

おしらせ二条 硝華/2年/女さんが入室しました♪  (2020/12/1 05:44:18)

二条 硝華/2年/女((くそ長くそ重SSを書きに来たささきです。   (2020/12/1 05:45:01)

二条 硝華/2年/女二条家の広い広い廊下で、私は久しぶりに彼のことを見た。 「ぁ……、」 名前を呼びかけて、はっと口をつぐむ。駄目だ。彼の存在を思考してはならない。やっとのことで忘れた想いを、記憶の海から引っ張りあげてしまう。 「……厄介だな、初恋と言うものは……」 初めから、叶わないと知っていて好きになった。きっかけは、優しく甘い言葉を彼だけが与えてくれた。たったそれだけのことだった。けれど私はただの家の道具。彼は私を使う立場。変えられない身分の違い。私は彼自身にとっては重要ではなく、欠片でも『そういう感情』を見せれば、すぐ様見切りをつけられるであろう。それを私はわかっていて、それでも好きになった。痛いのも、辛いのも、報われないのも、全て承知の上だった。   (2020/12/1 06:21:19)

二条 硝華/2年/女だけれど、それは忘れなければならないことだった。「忘れなければ、生きてはいけない。余計な希望を、願いを抱いてはならない……」毎夜繰り返してきた言葉。私と言う鳥が、この棘だらけの檻の中で死ぬまで生きてゆくには、余計な希望は捨てなければ邪魔になる。自分以外を大切にすれば、いざと言う時に切捨てられなくなる。小さな鳥はかるくなければ飛べない。だから忘れたことにした。暖かいあの人の声を、二度と耳に入れぬようにした。聞こえたら記憶が応えてしまう。おもくなってしまう。他人に頼るな。誰かに縋るな。自分以外は道路脇に転がる石ころであり、全く価値のないものなのだ。世界に希望を抱くな。夢を見るな。「夢などどうせ、叶わない。お前は誰も好きになれず、お前を好きになるものは全て力に魅入られたからだ………」何度も何度も聞かされ、唱え続けてきた言葉。私を縛る鎖で、私の命綱。……あぁ、でも。空を自由に翔ける鳥が。野を走る動物が。誰かを好きになり、好きだと言われる人間が。「……羨ましくて、頭がどうにかなりそうよ……」   (2020/12/1 06:21:36)

二条 硝華/2年/女((二条硝華 実家 廊下にて『忘却』   (2020/12/1 06:24:01)

二条 硝華/2年/女((二条は魅了の瞳を持つせいで誰かの好意を手放しに信じることが出来ないし、欲しいものも好きなものも初恋も全て諦めて忘れてきたから、自分には一生手に入らぬものだと思いつつ、簡単に好意をあらわせる他の人間に行き過ぎた嫉妬を抱いていたりする。   (2020/12/1 06:27:33)

二条 硝華/2年/女((よし寝よ!!!   (2020/12/1 06:28:39)

おしらせ二条 硝華/2年/女さんが退室しました。  (2020/12/1 06:28:42)

おしらせ森内辰巳/保健医/男性さんが入室しました♪  (2020/12/1 20:28:33)

森内辰巳/保健医/男性((ランキング上位記念で過去編載せます   (2020/12/1 20:28:52)

森内辰巳/保健医/男性「……何をしている?」学園の屋上で青年が一人の少女に声をかける。その少女は屋上の柵の向こう側に立っていて、足を踏み外せば落ちてしまいそうな位置、非常に危険な場所にいた。「チッ…よりにもよって森内に見つかるなんて…!!うるさいな…しなせてよ!!!………ひっ…!!」泣きながら少女は叫ぶ。強風で一瞬ふらつき、落ちそうになった彼女は怯えたように柵を握りしめた。「森内“先生”、な?……外の空気を吸いに屋上きたらコレだもんなぁ、まぁまぁ、落ち着け」森内と呼ばれた人は特に動揺するでもなく、彼女にまた声をかけた。生徒が目の前で死にそうだというのに、なんて落ち着き具合なのか。その様子が少し不気味にうつりつつも少女は怒鳴りながら問う。「森内だって、私のことなんてどうでもいいんでしょ!?だからそんなに落ち着いてる!!!学校の生徒が一人死のうがどうでも……」「……」その声は叫びすぎて、少し枯れかけていた。途中途中声が裏返って聞くに耐えないものだったかもしれない。それでも、もう何もかもがどうでもいいのだ。堪らず、柵を掴みながら少女はその場で座り込んで泣き崩れる。   (2020/12/1 20:29:34)

森内辰巳/保健医/男性その様子を見て、森内は少し考えると自分の白衣のポケットから万年筆を取り出し、ゆっくりと彼女に向かって歩き、万年筆を差し出しこういった。「…コレ、ちょっと高いものだけど、お前さんにやるよ」「は?死ぬのにこんなもん渡すとか馬鹿じゃないの??」「多分、お前さんが死んだら誰かの形見になるだろうな…。友人面した誰かのな」…?彼女は先生の言葉の意味が理解出来ず首を傾げる。すると徐に、光のない目で相手を見つめ、いつもとは違う低い声で森内は語り始めた「…俺が15のときだ、友人が一人事故で他界しちまってな。葬式に行って、それなりにアレコレやったけど……さほど話したこともないような友人面した奴らが『形見として』、アイツの両親から色々なものを持ち去っていった。俺と門限過ぎてまで必死にUFOキャッチャーでとったキャラのキーホルダー、部活での試合で優勝した時に着てたウィンドブレーカー……どれも思い出が詰まっていて、アイツが必死に集めていたものだ。それを大して仲良くもねえ自称友人らが何もかも奪っていったんだ…。」   (2020/12/1 20:30:03)

森内辰巳/保健医/男性この人が過去を語るのは初めてかもしれない。その虚ろな瞳から悲しみが痛いほど伝わってくる…そして何処か強い恨みの感情さえも感じた。この人は、その様子を見て何を思ったのだろうか。「……この万年筆はお前さんが自殺を試みるという行動を起こした事で手に入れた、紛れもなくお前のものだ。それを差し出して構わないと言うのなら飛び降りればいい」……非常にまどろっこしい言い方をする人だと思った。確かに、この万年筆は自分がこういった行動を起こしたから手に入れたもので。そして、その他にも必死にお小遣いをためて手に入れた化粧品やらお洒落な洋服……家族からもらった大切なものだってあるわけで。それを誰かに『形見』という免罪符をつけてあげてしまうというのはどうなのだろうか。一度話した程度の知り合いが、もしかしたら友人のフリをして奪いに来るかも知れない。………あげたくない、どれもこれも苦労して手に入れたものだ。気が付いたら、少女は柵の中…先生の隣にいた……。そして、暫く、彼女は先生の胸で涙が枯れるまで泣き続けた…。   (2020/12/1 20:30:45)

森内辰巳/保健医/男性((彼の虚ろな瞳に光が入る日は来るのか……そして万年筆の持ち主は……?ではノシ   (2020/12/1 20:31:53)

おしらせ森内辰巳/保健医/男性さんが退室しました。  (2020/12/1 20:31:57)

おしらせ足立柳之助/三年/男さんが入室しました♪  (2020/12/1 20:41:09)

足立柳之助/三年/男小学生くらいまでは俺だって周りと変わらない普通の男子だった。女装もしてなければ普通に女子が好きだったし、今みたいに散々蹴ったり暴言吐いたりもしなかった。全ての始まりと言ってもいいのが10歳の頃の事。姉が俺に罰ゲームで女装させられた。周りは笑いながら「可哀想〜」とか「きも〜」とか、馬鹿にしてきた。別にそれは当たり前かもしれないがこの時俺は妙に女物の服を着るのが楽しかった。かといって男が好きでもないし…考えて考えて、ようやくたどり着いたのは女装趣味。それ以上でも以下でもない。その日から男の格好をしてると何故か嫌気がさしてさっさと家に帰っては姉の服を借りた。こんな趣味してるって知られたら……そう思うと怖かった。でも、こんな事してて隠し通すのは無理だった。姉と母と父は家族だから認めてくれたけど、友達っつっても所詮は他人。俺の誕生日の日。「好きな物を買っていいよ」と言われて俺は女物の服を買いに行った。その時、クラスの中でもカースト上位の男子に遭遇してしまった。あぁ…どうしよう……耐えきれなくて家に逃げ帰った。次の日からあくまで"噂"として学校でヒソヒソされるようになった。本当にそれだけ。   (2020/12/1 20:41:52)

足立柳之助/三年/男別にいじめって言うほどの事もなくまぁいいか、とそのまま小学校を卒業した。でも、中学に行ってからは違った。俺はスカートを履いた。スカートを履くくらい男性でしてる人だって沢山いる。ただ珍しいだけ。なのに俺をみんな引いた目で見る。仕方ない、それぐらいわかってる。でも胸が苦しくて痛い。いじめだって起き始めた。「気持ち悪い」「男がスカートを履くな」「学校来るな」………うるさい。うるさいうるさいうるさい!!!耳を塞いでしゃがんで泣いたって誰も助けてくれない事くらい知ってた。だから、傷つく前に傷つけた。自分が壊れないように、たった1人で誰の支えもなく自分を守った。その時、今まで罪悪感ばかりあったはずの暴力も寧ろ気持ちが良かった。暴言だって彼奴らの倍吐き捨てた。そしたら彼奴らは泣いた。……ほんっとう…馬鹿みたい。自分らはやっててそれかよ…。   (2020/12/1 20:42:13)

足立柳之助/三年/男その後いじめの事は言わずに泣きながら彼奴らは先生を呼んだ。彼奴が殴った、彼奴が暴言言ってきた、彼奴が悪い、彼奴が……先生は俺を叱った。違うんだって、いじめられてたのは俺だって、表情を変えずに言ったら「嘘はやめなさい!」とぶたれた。保護者を呼ばれ謝らされた。あぁ、所詮は他人。信頼なんて出来る奴はいないんだな。と身をもって知った。自分を守るため、プライドの為、俺はいつだって1番しか見ない。1番になって馬鹿にされて見下される前に、俺がお前らを倍に見下して馬鹿にすればいい。でもいつか、きっとまた俺は誰も信じられなくなる   (2020/12/1 20:42:31)

足立柳之助/三年/男((意味わかんなすぎる俺のソロル(過去)www   (2020/12/1 20:42:49)

おしらせ足立柳之助/三年/男さんが退室しました。  (2020/12/1 20:42:53)

おしらせ四月一日雅/家庭/男さんが入室しました♪  (2020/12/2 13:55:06)

四月一日雅/家庭/男((ソロルまーわしっ   (2020/12/2 13:55:18)

四月一日雅/家庭/男((まじで思いつくまま書く…………   (2020/12/2 13:58:58)

四月一日雅/家庭/男彼女のことは『まるで雪のようだ』と思った。きらきらと澄んでいて、けれどふわふわと儚く、どこか空虚な硝子玉のような瞳からこぼれる涙が、そう思わせたのだろうか。そういうかたくなで、一度崩れれば駄目になってしまうような女性が自分の好みであった。少女の固く引き結ばれた唇から甘く幼い声が漏れた時は、つい喉を鳴らしたものだ。(まぁ、少女って言う歳でもねぇけど……)頭の片隅に記憶した彼女の年齢は、確か自分より3歳ほど下なはずだ。けれど真白で純な彼女のことは、どうしても幼く見てしまうのだ。あの時荒っぽく掴んだ手首が余りにも細くて、じわりと嗜虐心が疼いたのを思い出す。次の狙いはあの同僚にしようか………そんな事を考えながら、白い息を吐いた。薄いカーテン越し、空が白み始めた頃にベランダに出ては煙をくゆらせることもまた、俺の日課だった。   (2020/12/2 14:47:52)

四月一日雅/家庭/男「今日の授業も実習かな……面倒だし……」こんなことをしていても、腐ろうが曲がろうが俺は教員。職場に出勤すればうら若き少年少女を指導する立場である(例えまともに仕事をしなくとも、だ)。幸い担当教科は家庭科で、板書を写させるより実際にやらせた方が学びやすい科目であった。適当に題材を決めて、調理実習でもやらせるか__と、背後から聞こえた物音に一瞥をおくる。 窓際の狭いベッドには1人の女がすやすやと眠っていて、辺りには脱ぎ散らかした服が散らばっている。決まった拠点を持たない俺は、こうして他人の家を渡り歩いて生活していた。職場で、飲み屋で、道端で……これまた恵まれたことに整った顔面のおかげか、ただの女運か。出会いには困らない人生を30年間送ってきた。軽く微笑んで声をかけ、あとは流れるまま雰囲気に身を任せるだけ。それで勝手に夜があける。今日もそうして一日が終わった。淡い水色のシーツに埋もれる家主と、無数の着信を示すスマホを冷めた目で眺め、はぁと重苦しい息を落とす。 「……あ~~~、だるっ………」 また今日もつまらない一日が始まることに、嫌気を覚えながら俺は煙草の火を消した。   (2020/12/2 14:48:19)

四月一日雅/家庭/男((クズ野郎むず~~~~~~い!!!!!もっと自分がクズにならねば~~~~!!!!   (2020/12/2 14:49:13)

四月一日雅/家庭/男((二条硝華の思考   (2020/12/2 15:52:52)

四月一日雅/家庭/男毎日、無意味な日々をどこか諦めたように過ごしていた。学校と自宅と言う名前が変わっただけのふたつの牢獄を行き来することに、価値も意味もあるものか。自分が一番『自分』でいられる方法だけを探して、ひとり白い部屋に引きこもって。逃げ道が見つからないことに焦りを覚え、ならばいっそ……と、この有り余る時間を使い切る方法を、それでもやはり受動的に探していた。 道を踏み外す準備はとっくに出来ていたのだろう。どこにも行けず、自分で出ていくことも出来ず、諦めかけては、希望を捨てることも出来ず。どっちつかずの時間は、静かに私の心を擦り減らす。 都合の良い誰かが、私の目の前に現れてくれないものか。 救済と言う名のトドメをさして、天国のような綺麗な奈落に突き堕としてはくれないものか。 (………私が堕ちることで巻き添えにしてしまうかもしれない『誰か』に、罪悪感を覚えない訳では無いけれど。) 他人任せの願望を抱く自分が情けなく思え、自嘲気味に笑った。   (2020/12/2 15:53:00)

四月一日雅/家庭/男すみませんと生徒の声がしてはっと我にかえる。扉を叩く音に、切り離された意識が現実へもどったようだった。はぁ、と息を吐くと同時にそっと開かれる扉。目を丸くする男子生徒を視界に入れ、すぐに目を伏せる。 「……とりあえず、そこ」 直前までの思考によって波だった心のまま、任された仕事を終わらせるべく、私は立ち上がった。   (2020/12/2 15:53:16)

四月一日雅/家庭/男((ロルっていうか文章だわな……   (2020/12/2 15:53:31)

おしらせ四月一日雅/家庭/男さんが退室しました。  (2020/12/2 15:53:34)

おしらせ怜坂 深那/カウンセラー/♀さんが入室しました♪  (2020/12/2 20:38:23)

怜坂 深那/カウンセラー/♀((わたぬきせんせいらぶ……(遺言)   (2020/12/2 20:38:48)

怜坂 深那/カウンセラー/♀(昨日よりも随分症状が悪化してしまった様だ.、と頭の片隅で思う。そりゃそうだろうよ.、昨日と今日合わせて計15名に能力を使ったのだから.。幸い今日はお休みの日で、他の学校にも行かずに済むし、家でのんびりと寝ていられた.。それでも怠くて仕方がなくて.、朝目が覚めてからもほぼベッドから動いていなかった.。何も食べない、飲まない。不健康になること間違いないが.、今はそうでもしていないと生きていられないくらいに、肩代わりした精神の苦痛が激しかった.。呑まれてはいけない.、私だけは.。あの子たちを守ってあげられる砦になれるように.。しばらく見つめていた壁に別れを告げ.、起き上がってスマホを見る.。……ああもう.、起きたのは8時くらいだったのに、今はもう11時じゃないか.。3時間も無駄にしてしまった.。ねぇお姉ちゃん.、貴女がみたら怒るんだろうな…。)   (2020/12/2 20:47:51)

怜坂 深那/カウンセラー/♀((このお姉ちゃんは昔近所にいた人の事ですね~!!みなちゃん自身は妹一人!   (2020/12/2 20:48:37)

怜坂 深那/カウンセラー/♀((お目汚し失礼…()   (2020/12/2 20:50:35)

おしらせ怜坂 深那/カウンセラー/♀さんが退室しました。  (2020/12/2 20:50:51)

おしらせ芒野 湊介/工業/♂さんが入室しました♪  (2020/12/3 22:56:13)

芒野 湊介/工業/♂(とある日の夜。俺は行きつけのバーへ向かった。木製のいかにもな扉を引くと、軋む音と共に目に入る店内の明かり。クラシックともジャズとも取れる音楽が流れ、独特の雰囲気を醸し出す。とはいえ、趣はあっても街の目立たないところに立つ寂れたバーには人も疎ら。ただ、1人が好きな俺には丁度いい。カウンターの端に腰掛け、俺は厳かに梅酒を頼んだ。)「相変わらずうめえな。」(一口また一口と口に運ばれる梅酒。こんな勢いで飲んではすぐに酔いが回るというのに俺の手は止まってはくれない。一杯が無くなるという頃合い、口が寂しくなってきたタイミングに灰皿が置かれる。此処のマスターはよく客のことが見えているな...そんなことを内で呟きながら火をつけた煙草を燻らせて煙を吐く。)「.....もしもし。なんだ、お前か。なんか用か?」(酒と雰囲気に舌鼓を打つこと暫く、カウンターに置いた携帯が振動した。一体何なのか。覗いた画面には高田の文字。あいつか、と思いながら何コール目かの振動を経て電話に出ると、懐かしい声が聞こえて来る。相変わらずギャースカ煩い奴だ。)   (2020/12/3 22:56:45)

芒野 湊介/工業/♂「今か?酒飲んでる。家?いや、いつものところに決まってんだろ?」(高田からの投げかけに煙草を咥えたままぶっきらぼうに答える。相変わらずっすねと呟かれた言葉。何が相変わらずだ。お互い様だろ。とは言わずに俺はふんと鼻を鳴らして答えた。)「どうやらアイツは元気にしているみてーだな。今更改まって話すこともねーだろうに。」(懐かしい声に現を抜かすのもこれまで俺は適当な頃合いで電話を切った。)「アレからもう3年か。はえーもんだ。」(かの高田とは初めて赴任した学校で出会った。俺がまだ走り屋と教師を兼任してた頃、とんでもねえクラスの担任にされたのは今でも鮮明に思い出せる。その時のリーダー格が高田だ。その他にも神田や五十嵐、武藤....。問題児ばかりだった。でもソイツらよりも問題なハゲが居たんだ。人を簡単に屑呼ばわりするクソッタレが。事あるごとに人のクラスを屑呼ばわりしてくるソイツが俺は至極大嫌いだった。だからコイツらを全員卒業させて見返した後1発入れてやろうと決めた。)   (2020/12/3 22:57:14)

芒野 湊介/工業/♂「ふぅ....。お前らちゃんとやってんだろうな?」(口に咥えた煙草は灰がいまにも落ちそうだ。天井を見上げた俺の頭には蛇口を捻った水道のように過去が流れ込んでくる。そう、事が動いたのは期末テストの時だったか。あのハゲがテスト監督として俺のクラスに来た時、屑はテストをしてもしなくても所詮屑だなどとほざいたんだ。流石に頭にきた高田が胸ぐら掴んでいたんだっけな....その報せを聞いた俺は別のクラスでテスト監督をしていたんだが、急いで自分のクラスに向かった。全く世話を焼かすだろ?着いてみればハゲが胸ぐら掴まれた状態君たちはどうせ卒業なんかできない屑なんだからと喚き散らしていたんだよ。その状態でもよくへらず口が回るよな。とりあえず俺は高田を下がらせ何があったか聞いた。それが俺に火をつけたってわけだ。その後どうしたって?やることはやったさ。俺がハゲの頭掴んで壁に叩きつけてやったんだよ...。そして、てめえら、こんなクソッタレの言うことなんか真に受けんな。いいか、俺が絶対に卒業させてやる。ってアイツらに言ったんだよな。そして晴れて全員卒業。まあ、結局アイツらが卒業した後俺は直ぐに辞めたけど。)   (2020/12/3 22:57:37)

芒野 湊介/工業/♂ 「それでもまた教師してんだもんなー。人生はわかんねーもんだ」(我ながらジジ臭い台詞だけど思い出したらキリのないアイツらとの3年間は、流れ込んでくる過去と肴に、俺は煙草と酒をあおっていく。徐々に増えていく吸殻は一体、あと何度交換されるのだろう。)「ちっ、明日も仕事なのにな。」(しゃらくせえと思いながらも過去に想いを馳せる俺は1人、閉店まで飲み明かした。)   (2020/12/3 22:58:04)

おしらせ芒野 湊介/工業/♂さんが退室しました。  (2020/12/3 22:58:28)

おしらせ広船 海/二年/女さんが入室しました♪  (2020/12/5 11:42:07)

広船 海/二年/女((海の過去+能力についての話になるかもしれないですね   (2020/12/5 11:42:34)

広船 海/二年/女ずっと昔という程でもないけど私が生まれて間もない頃だろうか、私はとても一般的な家庭に生まれた母は有名な写真家、父は心理学者と少し変わった親がいた。母が見してくれる写真は全て綺麗で風景写真はそれはプロの技だった父の心理学も私が隠し事や母が悩みを抱えている時には常に見透かされてしまって最後には笑ってた。そう、2人が無くなるまでは   (2020/12/5 11:46:09)

広船 海/二年/女数年たった頃だろうある時世界的有名な事件が起きたそれは政府の役人数名が反社会的行動つまりは今の生活を脅かす事件を起こした、今となってはあまりしれてないのかもしれない私もどうしてここまではっきりと覚えているのかも分からない。ただ平和だった家庭がすぐに崩れたのはあっという間だった、父がその事件に関わっており心理学者という立場を使い何万人という人を呼び寄せ一つの犯罪集団ができていた。母は最初は抵抗していたものの「あの人がやったのなら私もやったも同然なのね…」と呟いたのを最後に父へ協力をした。私はと言うと親が話をしなかったのでこの事件は私と無縁の関係と思っていた。今考えれば馬鹿な小娘だった、分かるような変化はあったはずなのになにも知らないままずっと過ごしてきたんだ。   (2020/12/5 11:51:49)

広船 海/二年/女親は犯罪者娘は無知なガキ、文面ではよくあるような話だろう。親2人が仕事と称して犯罪を犯して帰ってくるのが遅くなった。その頃に私は能力を使いずっと海にいた、海の中でも遊べたからいっぱい遊んだ色んな海の生き物と話して遊んで笑って、親が居なくとも寂しくなかった海がいたから味方してくれたから。それに親も帰ってくればいつものように幸せな家族をしていたのだから。きっとその事件が失敗すると分かっていたから最後まで私といたのだろう。   (2020/12/5 11:56:16)

広船 海/二年/女私が中学生になる前位の時ある朝に2人は姿を消していた。いつもならテレビの音や料理の音話し声…聞こえていたはずの音は何も無く私の耳には私の心音だけが聞こえていた。家の中を探しリビングに向かえば美味しそうで冷めてしまったオムライスと3つの手紙、一つは母から一つは父から一つは…政府から。あの時手紙を読めば難しくて理解しきれなかった最後には2人同じく"ごめんね"と書かれていてどうして謝るのかと思った。政府の方からはその日に送られたのだろうか日付と2人についての話孤児院、遺産、権力、能力…理解できない言葉ばかりで当時の私はまるで泣きもせず怒りもせず悲しまずにただなんとも言えぬ顔でそれを見ていた   (2020/12/5 12:04:02)

広船 海/二年/女手紙を読み、机にあった冷めた味のしない料理を食べていれば一瞬とてつもない吐き気に襲われた、毒でも盛られたのかはたまたさっきの手紙による精神的な何か、そう思ったが料理は半分以上食べていて毒でもあれば今頃死んでる、精神的なものならば手紙を読んだ時に崩れている、わけも分からずただ口の中に残っている肉をゆっくりと咀嚼する、まるで人でも食べているかのような心境だった。身支度が終わりまた、海にでも行こうかと思った時家のインターホンが鳴り、モニターを見ればスーツを着た女性がいた。ドアを開け話を聞く、どうやら私の親が行方不明、私を孤児院に引き取るとの話。さっき読んだ手紙の内容ままだ   (2020/12/5 12:10:13)

広船 海/二年/女家にある私のものを集め詰めて運バレて   (2020/12/5 12:11:33)

広船 海/二年/女家の中、私のものだけが無くなった家が残った。母が飾っていた写真も全て運んでもらい私は家を出た。車に乗せてもらい孤児院まで送られる、道中出かけた際に見たものばかりが目に入り、あぁ私はこのまま死ぬまでここを見られないのかなと考えていた。孤児院に着けば孤児院の管理人の人、職員の人数名に出迎えられた。何やら   (2020/12/5 12:14:59)

広船 海/二年/女何やら私の話をし出すと思えば驚いた表情をして私に話しかけてくる管理人「君は極めて重要かつ希少な人物だここに来てもらえて光栄だよ」と胡散臭い笑みを浮かべて握手をする。私が?一体なんだ?困惑したまま孤児院の中に連れてかれる、さっきの話のまま私は大事な人物らしく、数少ない個人部屋を与えられた、他の部屋にも人はいたので皆重要な人物とやらなのか。中学生では、そこで生活し勉強も独特な方法で学んだ面白みがなかったのでたんたんと聞いていただけだが。   (2020/12/5 12:20:06)

広船 海/二年/女まぁ、そんなこんなで私の過去はこの通り海底に沈んだ沈没船みたいに深ーいものだったってわけさ、今はこんなふうに気楽にできるからね、さて、話は終わりだよ   (2020/12/5 12:24:28)

広船 海/二年/女((過去だけでめちゃめちゃ長くなったので能力に関してはまた後ほど話します…   (2020/12/5 12:24:50)

おしらせ広船 海/二年/女さんが退室しました。  (2020/12/5 12:24:52)

おしらせ春夏冬 消無/2年/男さんが入室しました♪  (2020/12/5 19:09:32)

春夏冬 消無/2年/男((出来て早々過去書く!   (2020/12/5 19:10:02)

春夏冬 消無/2年/男俺が産まれたのは偶々だと母は言った。元々産む気は無かったんだって。なんで?って聞いたら母は一言「遊ぶのに邪魔だから」そう言った。俺は自分の本当の父を知らない。知り合ってその日に寝た男だから顔も覚えてないと母は言った。正直ショックではあった。なのにどこか他人事のように聞いていた。何回脳内で考えても心底どうでもよかった。虐待はされなかった。でも愛してもくれなかった。必要最低限のお金は俺に渡した。たまに家に来る男は来るたび人が違った。なんとなく、母の事が生理的に無理だった。手渡しで渡される生活費。それでさえ真っ黒に汚れてる気がした。だから手袋を付けるようになった。人間はみんな汚いんだもの。トイレの方が綺麗とさえ感じる。   (2020/12/5 19:28:36)

春夏冬 消無/2年/男そういう俺もまぁ随分薄汚れたゴミなんだろうけど。人はみんな滑稽だ。お金さえあれば幸せを感じる。褒められれば褒めた人を下に見て調子にのる。それは母の連れて来た男たちに試してみてよくわかった。それは母も一緒で、母の気をよくさせる為に思っても無いことを口から流していく。すると母はニコニコとして何処かへ行く。母の気を引く唯一の方法はこれだけ。それに人より下だと思われていい顔してた方がこの世界は生きていきやすい。だからメガネをかけた。偏見に過ぎないがメガネをしてれば多少下に見られそうだと思ったから。俺が成長するにつれて霊が見えるようになってから、ついに母は俺と一定の距離をとって目も合わせなくなった。一つの部屋に居なさいと言われて学校や食事やお風呂以外そこから出してもらえなかった。でもテレビもあるしお菓子も多少置いてる。とくに不幸せと感じなかった。   (2020/12/5 19:29:24)

春夏冬 消無/2年/男高校に入って母は俺を追い出した。男から金を貢がせまくった金の入った汚い財布を投げつけて鍵を閉めた。何時までこのおばさんは遊んでるんだろう。そんなことを思って歩いていれば数分もすれば母の顔なんて忘れてしまった。それ程関わってこなくて俺にとってどうでも良かったという証拠だ。歩いて歩いて歩いて…誰にも声をかけてもらえず歩いていれば頬に水が伝う。これが流れた理由を知る事は、俺には一生出来ないんだろうな、と思いながら拭き取りもせずただただ水を目から流してまた一歩と歩いて行った。)   (2020/12/5 19:29:40)

春夏冬 消無/2年/男((最初括弧入れんの忘れた((   (2020/12/5 19:29:51)

おしらせ春夏冬 消無/2年/男さんが退室しました。  (2020/12/5 19:29:54)

おしらせ櫻木 光/音楽/男さんが入室しました♪  (2020/12/5 20:39:02)

櫻木 光/音楽/男月が静かに顔を覗かせ、青白い光が廊下の窓から射し込んできている。職員室内にはタイピング音が響き渡り、壁に染み付いてしまったのだろうか、苦い珈琲の香りが漂っていた。この匂いは嫌いではない。深呼吸をするように空気を吸い込むと、何処からか煙草の匂いも香ってくるような気配がした。否、俺の服にすっかり染み付いてしまっているのかもしれない。学校では吸わないと教師になる前に決めた筈なのに、その心は何処へ行ってしまったのだろうか。一部を除けば生徒は可愛いものだし、出来るだけ健康でいてほしいという思いは変わらないのだけど。思わず出た欠伸をなんとか噛み殺し、パソコンを一旦閉じて立ち上がった。目の前に座っている先生が少し肩を震わせたので、驚かせてしまったかもしれないと申し訳なさそうに眉を下げつつ、職員室の扉に手を掛ける。す、と横に滑らせると寒気が一瞬にして流れ込んできた。もう今年が残り僅かであることを思い出させられ、廊下に出てから扉を閉めた。しんと静まり返った夜の学校はどこか異質で、何故だか笑みが漏れた。その理由は俺にもわからない。)   (2020/12/5 20:39:53)

櫻木 光/音楽/男………。(冷たい廊下の上をゆったりとした歩調で進み、職員用トイレへと入ることにした。すると自動的に蛍光灯が光を放ち、眩しさに目を細める。トイレ自体に用があった訳ではなかった。_鏡の向こうに立つ俺に右手を伸ばして、ぴとりと触れてみる。「……冷た。」そりゃあ冷たくて当然なのだけれど、予想以上で驚いてしまったのだ。しん、と静まり返った室内で立ちすくんでいると、バチンと何かが切れる音がした。するりと首の後ろを撫でると、いつもは結んでいて無いはずの髪が、下りてしまっている。どうやら先程の音は、ゴムが切れたときの音だったらしい。学校で髪を下ろすことはそう滅多に無かったので、正直違和感しかない。鏡の向こうに立つ俺も、引きつった笑みを浮かべていた。職員室の方に戻ったら誰かからゴムを貰おうと心に決める。俺自身も邪魔で気になってしまうだろうし、周りの目も気になってしまうだろうから。じゃあ何故切らないのかと問われると、それは言葉に詰まってしまうのだが。   (2020/12/5 20:40:16)

櫻木 光/音楽/男前髪を耳に掛け、左目の下を優しく指で撫でる。いつになっても"治ることのない"目。「…どうすりゃ良いんだよ。」_"まるで悪魔に取り憑かれているみたいだ"と、子供の頃に言われたような気がする。果たしてそれが誰だったか、今となってはもう思い出せない。だが、代わりに俺の心に深い傷を負わせたのは間違いなかった。十年は経ったのに、今でも"なにか"に囚われているのだ。もしかしたら、本当の悪魔だったりして。『…フフッ。』_聞こえたのは、笑い声。心臓を鷲掴みにされたような感覚があって、背中は冷や汗をかいているのか、変に気持ちが悪かった。「い、まの………何だ…?」口なんて開いてなかったし、無意識で笑ったなんてことは絶対に有り得ない!……でもあれは紛れもない自分の声だった。頭のなかが真っ白になっていく。意味が全くわからない。_床に映った影は、俺の様子を見て愉しげに揺れている。今の状態ではそのことに気づかぬまま、その場に立ち尽くすのだろう。正体のわからない恐怖に怯えるというのは、こんなにも胸が踊るものなのか。)   (2020/12/5 20:40:26)

櫻木 光/音楽/男((お目汚し失礼しました~!ちゃんとした過去編はいずれ書きます………   (2020/12/5 20:41:00)

おしらせ櫻木 光/音楽/男さんが退室しました。  (2020/12/5 20:41:05)

おしらせ高御堂秋芭 / 3年 / ♂さんが入室しました♪  (2020/12/8 11:50:25)

高御堂秋芭 / 3年 / ♂(( う 、しようと思ったけどやる気なくなった   (2020/12/8 11:53:34)

おしらせ高御堂秋芭 / 3年 / ♂さんが退室しました。  (2020/12/8 11:53:36)

おしらせ白鐘玄冬/2年/♂さんが入室しました♪  (2020/12/11 08:04:49)

白鐘玄冬/2年/♂((Q,白鐘くんって家ではどんな様子なの?   (2020/12/11 08:05:45)

白鐘玄冬/2年/♂八重島。ただいまもどりました。(太陽が町を朱色に染める頃。高い塀に囲まれた自宅の前で肩幅も上背も自分より二回り程でかい黒服を着た男に白鐘玄冬は笑顔で声をかけた。しかし、男は目をわずかに伏せるだけで返事すらしない。)八重島?やえ……八重島さーん?(何度声をかけてもやはり反応がない。僅かな沈黙、そして、ようやく黒服の男が口を開いた。)「若。」(低く威圧感のある声は、常人を震え上がらせるには十分だろう。そんな見た目も声も厳つすぎる男に「若」と呼ばれた玄冬は大きなため息をつき両手で顔を覆った。その手が離れるとそこには、冷たい目をした無表情の顔があった。)八重島。今戻った。「おかえりなさい。若。」(いつもより僅かに低い声にほとんど抑揚がなく冷たい印象を与える。粗暴な喋り方。挙句の果てに自分の荷物を八重島に投げ渡す。知り合いが見れば見た目がそっくりなだけの別人だと思い込むに違いない。八重島によって開けられた門をくぐり敷石の上を歩く。いつもならちらほらいる奴らも今日は見当たらない。しかし、本宅へと入ると八重島に比べれば小柄だが、それでも長身で肩幅の広い黒髪の男二人が玄冬を出迎えた。)   (2020/12/11 08:06:39)

白鐘玄冬/2年/♂「おかえりなさい。若。」(背筋を伸ばし行儀よく正座をしていたその二人に返事もせずに一瞥すると、靴を脱ぎ敷台へ上がる。二人の男は玄冬が敷台へ上がったのを見てから立ち上がる。それに続いて八重島は玄冬の靴をしまい、自らも敷台へと上がった。玄冬は敷台にあがるなり無言で羽織りを持っていた男に背を向け、腕を通す。すると、もう一人の男が手帳を片手に報告を始めた。)「本日の業務は滞りなく。報告書も全て若の部屋に。それと、例の件ですが」(男三人を連れ、制服と手袋に羽織りなんていうミスマッチな恰好で廊下を歩きながら報告を聞いていた玄冬は思わず男の声を遮り問いかける。)準備できたのか。(僅かな怒気を含む声。ただでさえ張り付いていた空気がさらに緊張感を帯びた。)「はい。その件の報告書もお部屋に」(男は小さく返事をした。)……そうか、わかった。下がれ。「「はっ」」(数秒の沈黙の後、男たちに指示を飛ばすと、八重島以外の二人は頭を下げ踵を返しその場を去る。やがて、自室の前までやってくると、八重島の方へ顔を向け、)八重島。今夜十一時だ。五人もいれば上等だろう。準備させておけ。   (2020/12/11 08:07:32)

白鐘玄冬/2年/♂(彼にだけ必要な指示をすると、玄冬はそのまま自室へと入る。)「わかりやした。では、後ほどお迎えに上がります。若。」(指示を聞いた八重島は玄冬が襖を閉めるまで深々と頭を下げ、どこかへと消えていった。玄冬の自室は広い割には物が少ない。ソファに足の低いテーブル。大型テレビとPC。それと、背の高い本棚が三つのみ。)……(ソファに腰かけ、テーブルの上の小さな箱に手を伸ばす。中には紙巻煙草が数本。そのうちの一本を取り出し、慣れた様子で火をつけた。ゆっくりと煙を吸い込み、口から吐き出す。何度かその動作を繰り返した後、テーブルの上の資料を手に取った。  内容は至ってシンプル。白鐘の家に属する者の一部がやってはいけないことをした。)必要に迫られれば法律なんて言うくそくだらねぇモンいくらでも犯すが、俺らの家のルールだけはぜってぇ犯しちゃいけねぇもんだってのにな……(資料に目を通した玄冬はそれをテーブルに放り投げ、煙草の灰を灰皿へと落とす。その瞳は酷く冷たく、同時に仄暗い怒気を宿していた。)今日は嫌な夜になりそうだ。   (2020/12/11 08:07:51)

白鐘玄冬/2年/♂((失礼いたしました。   (2020/12/11 08:08:07)

おしらせ白鐘玄冬/2年/♂さんが退室しました。  (2020/12/11 08:08:11)

おしらせ紫雨 紅雫 / 1年 . 牝さんが入室しました♪  (2020/12/11 21:20:35)

紫雨 紅雫 / 1年 . 牝(( お邪魔 します () 冬瑠 と 冬桜 の 過去は あまり 内容 濃いものじゃ   (2020/12/11 21:21:21)

紫雨 紅雫 / 1年 . 牝(( ないので なんとなく 、紅雫 と 茶雫 の 過去書かせて 頂きます ~~ () 途中 送信 嫌い 。。   (2020/12/11 21:22:01)

紫雨 紅雫 / 1年 . 牝妹 の 茶雫 も 、紅雫 自身 も まだ 小さかッ た頃 .. そう言えば 、妹 の 茶雫 に どうして 両親 が 居ないの ですか ? .. と そう 聞かれたことが あッ たな 、なんて 思い出す 。その時は まだ お互い 本当に 幼かッ た 。だから 、話せなかッ た 。母 は 父に 殺され 、その 父を 自身 が 殺した 、など .. 言えるはずも なかッ た 。母 は 笑顔が 綺麗で 色んな人と 仲が良く 、紅雫 自身も 小さな頃 から 母が 大好きで 、茶雫 が 生まれた頃 なんて 母が 茶雫 を 大切にしていたから 紅雫 も 大切にした 。母は 『 紅雫 も 茶雫 も 私の 宝物よ 』と そういッ て 抱き締め 、頭を 撫でてくれた のを ずッ と 覚えてる 。紅雫 の 笑顔は 母 譲りのもの 。母は 何よりも 自分達 2人を 平等に 大切に 愛してくれた 。でも 、父は 違ッ た 。母にも 自分達にも 酷く 、母は 『 最初は あんな人 じゃなかッ たのよ 、貴方達 の 事を 誰よりも 愛してくれていた 人よ 』と そう 言ッ て いた 。   (2020/12/11 21:31:56)

紫雨 紅雫 / 1年 . 牝でも そんなの 信じられるはずが なかッ た 。最初は 母に 。どうして お前は 何もしないのだと 、どうして 彼奴らを もッ と いい子に 育てなかッ たの だと そう 言ッ ていた 。紅雫 が いい子に なれば 、父も また 落ち着いて くれるだろうか 、母の 言ッ ていたように 、私たちを また 愛してくれる だろうかと そう 思ッ た 。だから いい子に なる為に 努力 を たくさん した 。周りの 子達が しないような 勉強も 絵も 歌も 可愛さも 。自身の 全てを 上にあげようとした 。妹の 茶雫 には 絶対に 無理はさせない 、母の 大切な 宝物は 私が 守るのだと 。茶雫 にも 暴言 や 暴力 を 振るう ようになッ た 父の姿 を 見て 、母は 自分たち 双子を 叔母の家に 預けるよう 頼んだが 、母を 守らなくては ならないと 思う 紅雫 は 叔母の家には 行かなかッ た 。茶雫 は 紅雫 が 説得し 、1人で 此処で 叔母と 過ごすのだと 伝えた 。そして 茶雫 だけを 叔母の家に 預けた 。   (2020/12/11 21:38:42)

紫雨 紅雫 / 1年 . 牝紅雫 は 自分の 為にと 頑張ッ てくれる 母の為に たくさんの 努力を した 。母に 危害が 行かないようにと 。そう 思ッ ても 止まらなかッ た 。むしろ 酷くなッ ていく ばかりで 、母も 紅雫 も ぼろぼろ だッ た 。そしたら ある日 、家に 帰れば 母が 力なく 倒れていて 、死んでいるのだと そう 思ッ た 。その 近くには 父が 居て 、母を 殴り殺したのか 当時は 分からなかッ たが 血塗れだ ッた 事だけ 覚えていた 。紅雫 は 酷く 怒りが 込み上げ 、台所 まで 行けば 包丁を 握る 。父は 強気に そんなので 死ぬはずがないと 私には 刺されないと そう 思ッ たらしい 。殴ろうと してきた 所を 紅雫 は 力任せに 包丁を 振り上げ 父に 刺した 。その後は 何日か 母の死体の 傍で 泣き崩れ 、自身に ついた 血等を 洗い流し 叔母の家に 茶雫 を 迎えに 行ッ た 。その時には もう 、紅雫 から 笑顔が 出ることはなくて 、ただの 動く 人形 みたいに なッ ていた 。   (2020/12/11 21:46:13)

紫雨 紅雫 / 1年 . 牝茶雫 には まだ 過去のことは 話せていない 。母が 素敵だッ たこと 、茶雫 は 覚えているだろうか と 。たまに そんなことも 考える 。私たちの 母が 、どれだけ 強く 綺麗で 素敵だッ た のかと いうことを 。自分たちが 生きているのは 母の お陰だと 、今でも 紅雫 は そう思う 。簡単に 死にたいだなんて 言えない 、思えない 。それでも やはり 、母が 恋しくなり 、死んでしまいたい と 、あの時 なぜ 母が 亡くなり 私が 生きたのだと 後悔 することも 勿論 沢山ある 。それでも 母が 自分を 生かしたのは 、私には 茶雫 が 居て 、茶雫 を 守る 姉に ならなくては ならないのだと 最近は 特に そう思う ことが 増えた 。茶雫 にも いつかは 話さないと ならないのだろうと 思いながら 、それでも 話すのは 気が引けるな と そんなことも 思う 。茶雫 は 私が 笑わないから 守ろうとしてくれている そんなことは わかッ ている 。でも 笑顔を 忘れて しまッ たのだと 、そう 言ッ てしまえば 、彼女は どんな顔を するのだろうか 。最近は よく そんなことを 思う 。   (2020/12/11 21:52:33)

2020年11月08日 15時36分 ~ 2020年12月11日 21時52分 の過去ログ
【ソロル】小鳥遊学園
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